JPH041477B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH041477B2 JPH041477B2 JP63240574A JP24057488A JPH041477B2 JP H041477 B2 JPH041477 B2 JP H041477B2 JP 63240574 A JP63240574 A JP 63240574A JP 24057488 A JP24057488 A JP 24057488A JP H041477 B2 JPH041477 B2 JP H041477B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- resin
- intrinsic viscosity
- pbt resin
- pbt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、例えば自動車用の電気・電子機器
回路を接続するためのポリブチレンテレフタレー
ト(以下「PBT」と称す)樹脂製のコネクター
に関する。 (従来の技術とその課題) 射出成形により得られるプラスチツクコネクタ
ーの中でPBT樹脂製のものは、耐熱変形性、耐
薬品性、寸法安定性に優れるため、今後の使用量
は著しく伸長するものと考えられている。特に自
動車ワイヤハーネス用コネクターの場合、その材
料として以前から使用されているポリアミド等の
他材料から、上記高性能のPBT樹脂への置換が
著しく進むものと思われる。一方、自動車用コネ
クターは、要求される機能の増加にともなう形状
の複雑化、コストダウンおよび軽量化を目的とし
た薄肉化、さらに生産性の向上等が強く要求され
ている。 ところで、これらの多数の要求を満足するに
は、コネクターを構成する樹脂の高流動化が必須
となる。つまり、高流動化を図ることにより、金
型内へ樹脂をスムーズに充填させて、形状の複雑
化、薄肉化、さらに一回の射出成形により得られ
るコネクター数の増加、いわゆる金型の多数個取
り化を図り生産性を向上させることができる。 しかしながら、従来のPBT樹脂製コネクター
では、高流動化を図ろうとすると、耐衝撃性に劣
るという問題があつた。すなわち、高流動化を実
現するためにはPBTの低分子量化を図るか、ま
たは射出成形時における射出成形温度を高め、
PBT樹脂の溶融粘度を低下させることが考えら
れる。しかし、低分子量PBTは本質的に靭性に
乏しく、また、射出成形温度を上げた場合は射出
成形機シリンダー内で樹脂の熱分解が生じて、い
ずれの場合にも得られるコネクターの機械的特
性、特に耐衝撃性が低下し、コネクターを最終製
品に組立て、取付け等を行う工程中において、あ
るいはコネクター使用時において、振動、衝撃、
応力、油、溶剤、薬品、寒熱等の環境要因により
クラツク、破壊等が生じ、コネクターの製品歩留
りおよび寿命の低下が生じる。 (発明の目的) この発明は、上記従来技術の問題を解消し、形
状の複雑化、薄肉化が図れ、しかも生産性、耐衝
撃性に優れたコネクターを提供することを目的と
する。 (目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、この発明のコネクタ
ーは、極限粘度数0.70〜0.92dl/gのポリブチレ
ンテレフタレート樹脂5〜95重量部と、極限粘度
数0.93〜1.40dl/gのポリブチレンテレフタレー
ト樹脂95〜5重量部とから得られる組成物により
構成されている。 (実施例) この発明の一実施例であるコネクターは、極限
粘度数0.70〜0.92dl/gのポリブチレンテレフタ
レート樹脂5〜95重量部と、極限粘度数0.93〜
1.40dl/gのポリブチレンテレフタレート(以下
「PBT」と称す)樹脂95〜5重量部とから得られ
る組成物により構成され、その組成物を射出成形
法により成形してコネクターとして製品化する。 上記組成物は、射出成形時における金型内での
溶融樹脂の段階で流動性が高いので、金型内にス
ムーズに充填されて不完全充填(シヨートシヨツ
ト)を生じず形状の複雑化、薄肉化が図れるとと
もに、金型の多数個取り化が実現できて十分な生
産性が確保される。また、低温で射出成形が行な
えて熱劣化が少なくなり、製品化されたコネクタ
ーの耐衝撃性が優れる。さらに、極限粘度数0.70
〜0.92dl/gおよび0.93〜1.40dl/gに示される
ように、このPBT樹脂は比較的に高分子量であ
るので、この意味でも耐衝撃性に優れている。な
お、上記組成物が比較的低温で射出成形が行なえ
る理由は必ずしも明確ではないが、極限粘度数の
異なる2種類のPBT樹脂から得られる組成物が、
1種類のPBT樹脂から得られる組成物より結晶
化開始温度が低いためであると考えられる。 次に、構成要素を例示的に説明する。 上記PBT樹脂は、例えば1,4−ブタンジオ
ールとジメチルテレフタレートから製造されるも
のが用いられるが、代りに製造の際に必要に応じ
てエチレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル等のジオールや、テレフタル酸以外のジカルボ
ン酸などの少量の第三成分を共縮合させたポリマ
ーを用いてもよい。この実施例では、テトラクロ
ルエタン/フエノールの40/60(重量%)混合溶
媒中、30℃での極限粘度数[η]の値が0.70〜
0.92dl/gのPBT樹脂5〜95重量部と、極限粘
度数[η]の値が0.93〜1.40dl/gのPBT樹脂95
〜5重量部とを用いており、特に両者の樹脂の重
量部がともに10〜90重量部の範囲内にあればより
好ましくなる。なお、前者のPBT樹脂が5重量
部以下では射出成形時の流動性が低く、95重量部
以上では成形されたコネクターの強度が低下す
る。 上記組成物においては、無機及び/又は有機の
充填剤は必須でないが、必要に応じて下記充填剤
を使用することによつて剛性等の向上をはかるこ
とができる。好適な充填剤としては、ガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、アラミド繊維、チタン
酸カリウム、アスベスト、炭化ケイ素、セラミツ
ク繊維、窒化ケイ素などの繊維状強化剤、硫酸バ
リウム、硫酸カルシウム、カオリン、クレー、バ
イロフイライト、ベントナイト、セリサイト、ゼ
オライト、マイカ、雲母、ネフエリンシナイト、
タルク、アタルパルジヤイト、ウオラストナイ
ト、PMF、フエライト、珪酸カルシウム、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、三
酸化アンモン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグ
ネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、黒鉛、石
こう、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ガラスバ
ルーン、石英、石英ガラスなどの強化充填剤を挙
げることができる。他に核剤、離型剤、カツプリ
ング剤、着色剤、滑剤、耐熱安定剤、耐候性安定
剤、発泡剤、難燃剤、三酸化アンチモン等の難燃
助剤、2エチルヘキシル−P−ヒドロキシベンゾ
エート、ベンゼンスルホン酸ブチルアミド等の可
塑剤等を添加してもよい。 さらに、必要に応じて、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアミド、ウレタン化PBT、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリア
クリレート、ABS、AS、ポリ塩化ビニル、ポリ
アセタール、ポリカーボネート、ポリサルホン、
ポリエーテルサルホン、ポリフエニレンオキシ
ド、ポリフエニレンサルフアイド等のプラスチツ
ク類やポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレ
タン系、アクリル系、オレフイン系、塩化ビニル
系、スチレン系、ABS系等の熱可塑性エラスト
マー類を添加することも可能である。 なお、組成物の調製は種々の公知の方法で可能
である。例えば、原料を予めタンブラー又はヘン
シエルミキサーのような混合機で均一に混合した
後、一軸又は二軸の押出機等に供給して溶融混練
した後、ベレツト状の組成物として調製する方法
等がある。 また、組成物の成形方法は、通常の射出成形機
により行なえ、好ましくは射出成形機の設定温度
として、シリンダー230〜290℃、金型10〜80℃の
範囲内がよい。 次に、この発明を実験例により具体的に説明す
る。ここでは、この発明に基づく実験例1〜3
と、この発明の構成要素を満足しない比較例1〜
3とを揚げ、両者を比較することによりこの発明
の効果を説明する。言うまでもないが、この発明
は、以下に示す実験例1〜3に限定されるもので
はない。 なお、例中の部は重量部を意味する。 実験例 1 実験例1では、テトラクロルエタン/フエノー
ルの40/60(重量%)の混合溶媒中で測定した極
限粘度数[η]が0.85dl/gのPBT樹脂50.0部
と、極限粘度数[η]が1.00のPBT樹脂49.4部
と、離型剤としてのモンタンワツクスナトリウム
塩0.3部と、イルガノツクス1010(イルガノツクス
はチバガイギー製耐熱安定剤の登録商標)0.3部
とを均一混合した後、40mmφ一軸押出機を用いて
240℃のシリンダー温度で溶融混練し、ペレツト
状の組成物に調製した。その後、得られたペレツ
ト状の組成物を使用して、10オンスのスクリユー
型射出成形機によりシリンダー温度260℃、金型
温度45℃、射出圧1400〜500Kg/cm2、射出速度中
速、成形サイクル射出/冷却=7/30秒の成形条
件で、図面に示されるような自動車ワイヤハーネ
ス用コネクター1を、そのコネクター1が一度に
8個型取りできるいわゆる8個取り金型にて成形
した。そして、得られたコネクターの外観美、つ
まり組成物の溶融樹脂の段階での金型への充填性
の良否について評価を行うとともに、そのコネク
ターに対しデユポン式落錘衝撃試験機により落錘
荷重500gでテストした際にクラツクの入る落錘
の最低落下距離(cm)を評価した。 実験例 2 実験例1において、極限粘度数[η]が0.85
dl/gのPBT樹脂を50.0部から70.0部に、極限粘
度数[η]が1.00dl/gのPBT樹脂を49.4部から
29.4部にそれぞれ代え、その他は実験例1と同様
に構成した組成物を同様に成形し、同様の評価を
行なつた。 実験例 3 実験例1において、極限粘度数[η]が0.85
dl/gのPBT樹脂を50.0部から80.0部に代えて、
さらに極限粘度数[η]が1.00dl/gのPBT樹
脂49.4部に代えて、極限粘度数[η]が1.15dl/
gのPBT樹脂19.4部を用い、その他は実験例1
と同様に構成した組成物を同様に成形し、同様の
評価を行なつた。 比較例 1 実験例1の極限粘度数[η]が0.85dl/gの
PBT樹脂および極限粘度数[η]が1.00dl/g
のPBT樹脂49.4部に代えて、極限粘度数[η]
が0.85dl/gのPBT樹脂99.4部を用い、その他は
実験例1と同様に成形し、同様の評価を行なつ
た。 比較例 2 比較例1の極限粘度数[η]が0.85dl/gの
PBT樹脂99.4部に代えて、極限粘度数[η]が
0.92dl/gのPBT樹脂99.4部を用いたことを除き
比較例1と同様に成形し、同様の評価を行なつ
た。 比較例 3 比較例1の極限粘度数[η]が0.85dl/gの
PBT樹脂99.4部に代えて、極限粘度数[η]が
1.15dl/gのPBT樹脂99.4部を用いたことを除
き、比較例1と同様に成形し、同様の評価を行な
つた。 それぞれの結果を表1に示す。
回路を接続するためのポリブチレンテレフタレー
ト(以下「PBT」と称す)樹脂製のコネクター
に関する。 (従来の技術とその課題) 射出成形により得られるプラスチツクコネクタ
ーの中でPBT樹脂製のものは、耐熱変形性、耐
薬品性、寸法安定性に優れるため、今後の使用量
は著しく伸長するものと考えられている。特に自
動車ワイヤハーネス用コネクターの場合、その材
料として以前から使用されているポリアミド等の
他材料から、上記高性能のPBT樹脂への置換が
著しく進むものと思われる。一方、自動車用コネ
クターは、要求される機能の増加にともなう形状
の複雑化、コストダウンおよび軽量化を目的とし
た薄肉化、さらに生産性の向上等が強く要求され
ている。 ところで、これらの多数の要求を満足するに
は、コネクターを構成する樹脂の高流動化が必須
となる。つまり、高流動化を図ることにより、金
型内へ樹脂をスムーズに充填させて、形状の複雑
化、薄肉化、さらに一回の射出成形により得られ
るコネクター数の増加、いわゆる金型の多数個取
り化を図り生産性を向上させることができる。 しかしながら、従来のPBT樹脂製コネクター
では、高流動化を図ろうとすると、耐衝撃性に劣
るという問題があつた。すなわち、高流動化を実
現するためにはPBTの低分子量化を図るか、ま
たは射出成形時における射出成形温度を高め、
PBT樹脂の溶融粘度を低下させることが考えら
れる。しかし、低分子量PBTは本質的に靭性に
乏しく、また、射出成形温度を上げた場合は射出
成形機シリンダー内で樹脂の熱分解が生じて、い
ずれの場合にも得られるコネクターの機械的特
性、特に耐衝撃性が低下し、コネクターを最終製
品に組立て、取付け等を行う工程中において、あ
るいはコネクター使用時において、振動、衝撃、
応力、油、溶剤、薬品、寒熱等の環境要因により
クラツク、破壊等が生じ、コネクターの製品歩留
りおよび寿命の低下が生じる。 (発明の目的) この発明は、上記従来技術の問題を解消し、形
状の複雑化、薄肉化が図れ、しかも生産性、耐衝
撃性に優れたコネクターを提供することを目的と
する。 (目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、この発明のコネクタ
ーは、極限粘度数0.70〜0.92dl/gのポリブチレ
ンテレフタレート樹脂5〜95重量部と、極限粘度
数0.93〜1.40dl/gのポリブチレンテレフタレー
ト樹脂95〜5重量部とから得られる組成物により
構成されている。 (実施例) この発明の一実施例であるコネクターは、極限
粘度数0.70〜0.92dl/gのポリブチレンテレフタ
レート樹脂5〜95重量部と、極限粘度数0.93〜
1.40dl/gのポリブチレンテレフタレート(以下
「PBT」と称す)樹脂95〜5重量部とから得られ
る組成物により構成され、その組成物を射出成形
法により成形してコネクターとして製品化する。 上記組成物は、射出成形時における金型内での
溶融樹脂の段階で流動性が高いので、金型内にス
ムーズに充填されて不完全充填(シヨートシヨツ
ト)を生じず形状の複雑化、薄肉化が図れるとと
もに、金型の多数個取り化が実現できて十分な生
産性が確保される。また、低温で射出成形が行な
えて熱劣化が少なくなり、製品化されたコネクタ
ーの耐衝撃性が優れる。さらに、極限粘度数0.70
〜0.92dl/gおよび0.93〜1.40dl/gに示される
ように、このPBT樹脂は比較的に高分子量であ
るので、この意味でも耐衝撃性に優れている。な
お、上記組成物が比較的低温で射出成形が行なえ
る理由は必ずしも明確ではないが、極限粘度数の
異なる2種類のPBT樹脂から得られる組成物が、
1種類のPBT樹脂から得られる組成物より結晶
化開始温度が低いためであると考えられる。 次に、構成要素を例示的に説明する。 上記PBT樹脂は、例えば1,4−ブタンジオ
ールとジメチルテレフタレートから製造されるも
のが用いられるが、代りに製造の際に必要に応じ
てエチレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル等のジオールや、テレフタル酸以外のジカルボ
ン酸などの少量の第三成分を共縮合させたポリマ
ーを用いてもよい。この実施例では、テトラクロ
ルエタン/フエノールの40/60(重量%)混合溶
媒中、30℃での極限粘度数[η]の値が0.70〜
0.92dl/gのPBT樹脂5〜95重量部と、極限粘
度数[η]の値が0.93〜1.40dl/gのPBT樹脂95
〜5重量部とを用いており、特に両者の樹脂の重
量部がともに10〜90重量部の範囲内にあればより
好ましくなる。なお、前者のPBT樹脂が5重量
部以下では射出成形時の流動性が低く、95重量部
以上では成形されたコネクターの強度が低下す
る。 上記組成物においては、無機及び/又は有機の
充填剤は必須でないが、必要に応じて下記充填剤
を使用することによつて剛性等の向上をはかるこ
とができる。好適な充填剤としては、ガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、アラミド繊維、チタン
酸カリウム、アスベスト、炭化ケイ素、セラミツ
ク繊維、窒化ケイ素などの繊維状強化剤、硫酸バ
リウム、硫酸カルシウム、カオリン、クレー、バ
イロフイライト、ベントナイト、セリサイト、ゼ
オライト、マイカ、雲母、ネフエリンシナイト、
タルク、アタルパルジヤイト、ウオラストナイ
ト、PMF、フエライト、珪酸カルシウム、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、三
酸化アンモン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグ
ネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、黒鉛、石
こう、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ガラスバ
ルーン、石英、石英ガラスなどの強化充填剤を挙
げることができる。他に核剤、離型剤、カツプリ
ング剤、着色剤、滑剤、耐熱安定剤、耐候性安定
剤、発泡剤、難燃剤、三酸化アンチモン等の難燃
助剤、2エチルヘキシル−P−ヒドロキシベンゾ
エート、ベンゼンスルホン酸ブチルアミド等の可
塑剤等を添加してもよい。 さらに、必要に応じて、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアミド、ウレタン化PBT、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリア
クリレート、ABS、AS、ポリ塩化ビニル、ポリ
アセタール、ポリカーボネート、ポリサルホン、
ポリエーテルサルホン、ポリフエニレンオキシ
ド、ポリフエニレンサルフアイド等のプラスチツ
ク類やポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレ
タン系、アクリル系、オレフイン系、塩化ビニル
系、スチレン系、ABS系等の熱可塑性エラスト
マー類を添加することも可能である。 なお、組成物の調製は種々の公知の方法で可能
である。例えば、原料を予めタンブラー又はヘン
シエルミキサーのような混合機で均一に混合した
後、一軸又は二軸の押出機等に供給して溶融混練
した後、ベレツト状の組成物として調製する方法
等がある。 また、組成物の成形方法は、通常の射出成形機
により行なえ、好ましくは射出成形機の設定温度
として、シリンダー230〜290℃、金型10〜80℃の
範囲内がよい。 次に、この発明を実験例により具体的に説明す
る。ここでは、この発明に基づく実験例1〜3
と、この発明の構成要素を満足しない比較例1〜
3とを揚げ、両者を比較することによりこの発明
の効果を説明する。言うまでもないが、この発明
は、以下に示す実験例1〜3に限定されるもので
はない。 なお、例中の部は重量部を意味する。 実験例 1 実験例1では、テトラクロルエタン/フエノー
ルの40/60(重量%)の混合溶媒中で測定した極
限粘度数[η]が0.85dl/gのPBT樹脂50.0部
と、極限粘度数[η]が1.00のPBT樹脂49.4部
と、離型剤としてのモンタンワツクスナトリウム
塩0.3部と、イルガノツクス1010(イルガノツクス
はチバガイギー製耐熱安定剤の登録商標)0.3部
とを均一混合した後、40mmφ一軸押出機を用いて
240℃のシリンダー温度で溶融混練し、ペレツト
状の組成物に調製した。その後、得られたペレツ
ト状の組成物を使用して、10オンスのスクリユー
型射出成形機によりシリンダー温度260℃、金型
温度45℃、射出圧1400〜500Kg/cm2、射出速度中
速、成形サイクル射出/冷却=7/30秒の成形条
件で、図面に示されるような自動車ワイヤハーネ
ス用コネクター1を、そのコネクター1が一度に
8個型取りできるいわゆる8個取り金型にて成形
した。そして、得られたコネクターの外観美、つ
まり組成物の溶融樹脂の段階での金型への充填性
の良否について評価を行うとともに、そのコネク
ターに対しデユポン式落錘衝撃試験機により落錘
荷重500gでテストした際にクラツクの入る落錘
の最低落下距離(cm)を評価した。 実験例 2 実験例1において、極限粘度数[η]が0.85
dl/gのPBT樹脂を50.0部から70.0部に、極限粘
度数[η]が1.00dl/gのPBT樹脂を49.4部から
29.4部にそれぞれ代え、その他は実験例1と同様
に構成した組成物を同様に成形し、同様の評価を
行なつた。 実験例 3 実験例1において、極限粘度数[η]が0.85
dl/gのPBT樹脂を50.0部から80.0部に代えて、
さらに極限粘度数[η]が1.00dl/gのPBT樹
脂49.4部に代えて、極限粘度数[η]が1.15dl/
gのPBT樹脂19.4部を用い、その他は実験例1
と同様に構成した組成物を同様に成形し、同様の
評価を行なつた。 比較例 1 実験例1の極限粘度数[η]が0.85dl/gの
PBT樹脂および極限粘度数[η]が1.00dl/g
のPBT樹脂49.4部に代えて、極限粘度数[η]
が0.85dl/gのPBT樹脂99.4部を用い、その他は
実験例1と同様に成形し、同様の評価を行なつ
た。 比較例 2 比較例1の極限粘度数[η]が0.85dl/gの
PBT樹脂99.4部に代えて、極限粘度数[η]が
0.92dl/gのPBT樹脂99.4部を用いたことを除き
比較例1と同様に成形し、同様の評価を行なつ
た。 比較例 3 比較例1の極限粘度数[η]が0.85dl/gの
PBT樹脂99.4部に代えて、極限粘度数[η]が
1.15dl/gのPBT樹脂99.4部を用いたことを除
き、比較例1と同様に成形し、同様の評価を行な
つた。 それぞれの結果を表1に示す。
【表】
表1に示されるように、実験例1〜3では、い
ずれも外観美が良好で、つまり射出成形時におけ
る溶融樹脂の段階での金型内への充填がスムーズ
に行なわれ、したがつて形状の複雑化、薄肉化に
充分に対処できるとともに、金型の多数個取り化
にも適用できて生産性に優れることが判明した。
さらに、デユポン式衝撃テスト結果がいずれも50
cm以上で優れた耐衝撃性を備えていることも判明
した。これに対し、比較例1、2は、それぞれ外
観美が良好で生産性等は具備しているものの、デ
ユポン式衝撃テスト結果が20cmおよび40cmとそれ
ぞれ小さく、耐衝撃性に問題があることが判明し
た。また、比較例3では、耐衝撃性には問題はな
いが、外観美が不良で、つまり金型への充填が不
完全であり、生産性等を備えていないことが判明
した。 (発明の効果) 以上のように、この発明のコネクターによれ
ば、射出成形時における金型内での溶融樹脂の段
階で流動性が高いので、不完全充填がなく金型内
への充填がスムーズに行なわれ、形状の複雑化、
薄肉化が図れるとともに、金型の多数個取り化が
実現できて生産性に優れ、しかも低温で射出成形
が行なえ熱劣化が防止されて耐衝撃性にも優れる
という効果が得られる。
ずれも外観美が良好で、つまり射出成形時におけ
る溶融樹脂の段階での金型内への充填がスムーズ
に行なわれ、したがつて形状の複雑化、薄肉化に
充分に対処できるとともに、金型の多数個取り化
にも適用できて生産性に優れることが判明した。
さらに、デユポン式衝撃テスト結果がいずれも50
cm以上で優れた耐衝撃性を備えていることも判明
した。これに対し、比較例1、2は、それぞれ外
観美が良好で生産性等は具備しているものの、デ
ユポン式衝撃テスト結果が20cmおよび40cmとそれ
ぞれ小さく、耐衝撃性に問題があることが判明し
た。また、比較例3では、耐衝撃性には問題はな
いが、外観美が不良で、つまり金型への充填が不
完全であり、生産性等を備えていないことが判明
した。 (発明の効果) 以上のように、この発明のコネクターによれ
ば、射出成形時における金型内での溶融樹脂の段
階で流動性が高いので、不完全充填がなく金型内
への充填がスムーズに行なわれ、形状の複雑化、
薄肉化が図れるとともに、金型の多数個取り化が
実現できて生産性に優れ、しかも低温で射出成形
が行なえ熱劣化が防止されて耐衝撃性にも優れる
という効果が得られる。
図面はこの発明に基づく実験例により得られた
自動車ワイヤハーネス用コネクターを示す斜視図
である。 1……コネクター。
自動車ワイヤハーネス用コネクターを示す斜視図
である。 1……コネクター。
Claims (1)
- 1 極限粘度数0.70〜0.92dl/gのポリブチレン
テレフタレート樹脂5〜95重量部と、極限粘度数
0.93〜1.40dl/gのポリブチレンテレフタレート
樹脂95〜5重量部とから得られる組成物により構
成されたことを特徴とするコネクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24057488A JPH0287487A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | コネクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24057488A JPH0287487A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | コネクター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0287487A JPH0287487A (ja) | 1990-03-28 |
| JPH041477B2 true JPH041477B2 (ja) | 1992-01-13 |
Family
ID=17061547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24057488A Granted JPH0287487A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | コネクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0287487A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3654051B2 (ja) * | 1999-06-01 | 2005-06-02 | モレックス インコーポレーテッド | リセプタクル型光コネクタ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58157827A (ja) * | 1982-03-16 | 1983-09-20 | Toray Ind Inc | 表面金属化ポリエステル成形品の製造方法 |
| JPS5911357A (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-20 | Asahi Glass Co Ltd | ポリフエニレンサルフアイド樹脂成形材料 |
| JPS63175059A (ja) * | 1987-01-14 | 1988-07-19 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ポリエステル樹脂組成物 |
| JPH0651829B2 (ja) * | 1987-10-14 | 1994-07-06 | 大日本インキ化学工業株式会社 | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP24057488A patent/JPH0287487A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0287487A (ja) | 1990-03-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0462378B1 (en) | Polyethylene terephthalate composition | |
| CN102020833B (zh) | 高成型速率、高流动的增强阻燃聚酯及其生产方法 | |
| JP5671477B2 (ja) | ポリフェニレンスルフィド及びポリエチレンテレフタラートを含む高強度樹脂組成物及び成形品 | |
| KR101767115B1 (ko) | 폴리부틸렌테레프탈레이트 수지 조성물 및 이를 포함하는 성형품 | |
| JP2007112858A (ja) | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造方法 | |
| JPH0598136A (ja) | ポリマーブレンド | |
| KR101257997B1 (ko) | 열가소성 수지 조성물 | |
| EP0440429B1 (en) | Polyphenylene sulfide resin composition | |
| US4397979A (en) | Polymer composition containing lithium, manganese or zirconium nucleating agent | |
| JPH041477B2 (ja) | ||
| KR20150067691A (ko) | 폐 폴리에스테르 수지를 포함하는 열가소성 수지 조성물 | |
| KR20140092471A (ko) | 폴리에스터 수지 조성물 | |
| KR20220161985A (ko) | 열가소성 수지 조성물 및 이로부터 제조된 성형품 | |
| JPH0651829B2 (ja) | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 | |
| JPH0350391B2 (ja) | ||
| JPH03247436A (ja) | ポリアリーレンサルファイド系樹脂中空成形品及びその製造法 | |
| JPH02286739A (ja) | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 | |
| JP4214780B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物の製造方法 | |
| JP2684730B2 (ja) | コネクター用ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 | |
| KR20120078584A (ko) | 열가소성 수지 조성물 및 이를 포함하는 성형품 | |
| JP3077290B2 (ja) | ポリフェニレンスルフィドの硬化方法 | |
| JP2503534B2 (ja) | コネクタ―用樹脂組成物 | |
| JPH02166127A (ja) | 離型性の改良された芳香族ポリスルフォン樹脂成形材料の製造方法 | |
| KR100364548B1 (ko) | 폴리아미드 수지 조성물 | |
| JP7652555B2 (ja) | 寸法安定性に優れた複合樹脂組成物 |