JPH0416336B2 - - Google Patents
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- JPH0416336B2 JPH0416336B2 JP993284A JP993284A JPH0416336B2 JP H0416336 B2 JPH0416336 B2 JP H0416336B2 JP 993284 A JP993284 A JP 993284A JP 993284 A JP993284 A JP 993284A JP H0416336 B2 JPH0416336 B2 JP H0416336B2
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
液晶表示又は印刷回路板のターミナルパツドの
ような小形のサイド・バイ・サイド式ターミナル
パツドのセツトに対して便利で確実な電気的接続
を行う手段が電子装置工業で要望されている。こ
のような接続を行う有望な技法が英国特許公開出
願2048582A号に教示されている。それに教示さ
れているのは、可撓性の絶縁シート、該シート上
に担持された複数個の平行に隔離された導電性の
縞目、及び導電性の縞目を覆う導電性の接着剤か
らなる接着性コネクターテープである。ターミナ
ルパツドのセツトに対してテープの末端を接着
し、テープの個々の縞目を個々のパツドに整合す
ることによつて電気的接続がなされる。 前記のシート物質を用いて良好な結果を得るた
めには、シート物質について期待される長期間の
安定性及び操作条件下での安定性を有する低抵抗
結合がシート物質中の導電性接着剤によつて達成
されるべきである。例えば金属箔バツキングを用
いる従来技術による導電性テープにおける導電性
接着剤の慣用被覆は、必ずしも必要程度の安定性
及び低抵抗性をもたらすものとはいえなかつた。
機械的なクランプじめをしばしば用いて接着剤の
結合を補わなくてはならない程度に初期抵抗が高
いか、及び(又は)使用の過程で抵抗が増加す
る。 発明の開示 安定性がすぐれ、そして低抵抗の接着剤で結合
された電気的接続を行うのに適したシート物質が
本発明によつて提供される。要約するに、この新
規なシート物質は、 高められた温度に加熱されると接着性の状態と
なり、その後で硬化して室温で堅固で実質的に非
流動性の状態となる接着剤層、及び 前記の接着剤層中に分散した不連続の隔離され
た導電要素のモノレイヤーを含み、そして 前記の接着剤層が、他の領域に較べて或る領域
において大容量の接着剤を有し、それによつて該
層の少なくとも片面の或る部分が該面の他の領域
よりも低く凹み、従つて基体に対して該層を加熱
して押しつけた際、その凹んだ部分に接着剤が押
しやられて導電要素と基体との間に緊密な電気的
連繋がもたらされることを特徴としている。 これらの導電要素の平均厚さは、接着剤層の平
均厚さに実質的に等しいか、又はそれよりも大で
あることが望ましい。しかしながら、結合操作の
時点まで導電要素を絶縁するために接着剤の薄層
で該要素を覆つておくのが望ましい。このような
薄層は、ブランケツトようにシート物質全体を覆
う薄い絶縁性の接着剤層の形態をなし、突起した
導電要素及び粒子間の接着剤層の形どおりになつ
ていることが望ましい。しかし、このような絶縁
材の付加的な層があつても、導電要素の上端は、
元の接着剤層とその上に塗布されて完全な接着剤
層の一部となる絶縁材層とを含む、粒子と粒子と
の間の接着剤層の外側表面の少なくとも一部より
も高い位置にある。 好ましさの点で劣る態様においては、接着剤層
はその或る領域において大容量の接着剤を有する
ことなく、例えば平な外側表面を有する。 典型的には、本発明のシート物質は長いテープ
の形をなし、貯蔵及び使用に便利なようにロール
の形に巻かれている。また、複数個の導電層は、
接着剤層の下のバツキング上に担持された細くて
平行な長い縞としておおむね含まれ、これらの縞
は側方では互に間を置きながらバツキングの長さ
方向にのびている。従つて、複数個の隔離された
サイド・バイ・サイド式のターミナルパツドから
なるターミナル基体間の接続が好都合になされ
る。しかし、特定の用途に対しては、平行な縞模
様以外の導電性の縞又は通路の形態が本発明のシ
ート物質の若干の態様において用いられる。 本発明のシート物質の有用性は、米国特許第
3475213号明細書に記載のタイプの市販の感圧性
接着剤コネクターテープ製品を用いた場合に経験
されるものとは対照的である。それらのテープで
は、典型的には金属箔からなる導電性のバツキン
グ上に感圧接着剤層を被覆し、その接着剤層中に
比較的大きな粒子を分散させたモノレイヤーを有
するものを用いている。これらのテープ中の粒子
は接着剤層と実質的に同じ厚さであり、そしてと
きには接着剤層よりも厚い場合もある。しかし、
クランプを用いてテープを基体に保持しないと、
これらのテープは必ずしも低抵抗の電気的接続を
保ち得ない。テープをその位置に接着した後、接
着剤の流れが原因となつて、基体に粒子を保持す
る力が漸次低下することは明白である。 詳細な記述 第1図に示す例示的なテープ10は、平らで可
撓性の絶縁シート又はバツキング11、導電性の
縞12、導電性の縞の上に被覆された接着剤層1
3、接着剤層中に分布された導電粒子14、及び
テープの上面全体に亘つて被覆された絶縁材の薄
層15からなる。 平らな絶縁性のシート又はバツキング11は、
ポリエチレンテレフタレートもしくはポリアミド
のフイルムのごときポリマーフイルム、又は樹脂
で含浸した繊維質ウエブでおおむね構成される。
バツキングは可撓性であるのが好ましく、それに
より、結合操作の間に導電要素の形どおりにな
り、バツキング上に担持される接着剤が結合を行
うべき基体に接触できる。好ましいバツキング
は、25又は50μの厚さのポリエチレンテレフタレ
ートのフイルムと同程度の可撓性を有する。しか
し、結合操作中に施される圧力を大にし、かつ、
若干厚目の接着剤層を用いるならば、接着剤層が
薄手のものほどには基体の形どおりにならなくて
もよいので、可撓性が低いバツキングを用いるこ
とができる。 導電性の縞12は、典型的には平らなバツキン
グの上に蒸着された銀、金、アルミニウム又は銅
のような金属の層からなる。基体に対してシート
物質を接着させる間に導電要素の周囲の形状どお
りにバツキングがたわむ限りは、他の導電層を代
りに用いることもできる。他の有用な導電層に
は、金属箔(バツキング全体を構成してもよい
し、又は接着剤でバツキングに接着させてもよ
い)、バツキング上にまぶした金属の層、又は典
型的には金属もしくはカーボン粒子のごとき導体
と被覆用ビヒクルとからなる導電性の塗料もしく
はインキから形成された層が包含される。 接着剤13は、熱で活性化される物質であつ
て、加熱操作の間に接着層を形成する。加熱操作
の間に、接着を行うべき基体が接着剤によつて湿
潤される。その後、冷却又は成分の反応のいずれ
かにより、接着剤は硬化し、その結果、本発明の
シート物質と導電性の粒子とが室温において被着
体に対して所定の位置に保持されるに到る。この
時点において、接着剤は非粘着性であるか、又は
粘着性に乏しいかのいずれかである。 「熱間粘着接着剤」(hot−tackifying
adhesive)として知られる、1種の有用な接着剤
は、20℃において非粘着性であるか、又は粘着性
に乏しいが、加熱されると感圧性となり、ものす
ごい粘着性を示す。架橋反応その他の化学反応を
必要とせずに良好な接着結合が即座に形成され
る。かかる接着剤は、アクリルポリマー、又は少
なくとも1種のアルキルアクリレート及び(もし
くは)メタクリレートエステルモノマー(以下
「アクリルエステルモノマー」という)のアクリ
ルポリマー混合物からなり、従来技術で用いられ
た接着剤とは下記の点で異なる: 1 アクリルエステルモノマーが接着剤層の1種
又はそれ以上のアクリルポリマーの少なくとも
50モル%を占めること、 2 前記の1種又はそれ以上のアクリルポリマー
が−10℃〜80℃のTg(ガラス転移温度)又は重
量平均Tgを有すること、 3 接着剤の層が、 a 20℃において75gの力(gf)未満のプロー
ブタツク値1(Probe Tack value)、 b 50℃以上の或る範囲に亘つて少なくとも
75gfのプローブタツク値(この値は、40℃に
おける30日後においても実質的に不変であ
る)、及び c 65℃において25分以上の剪断値2(Shear
Value) を有すること、そして 4 1種又はそれ以上のアクリルポリマーの最高
50モル%までを極性基を有する共重合性のモノ
マー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸又は無水マレイン酸、これ
らの酸のアミド、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル及びN−ビニル−2−ピロリドンで
まかなうことができること。 ―・―・―・―・―注
1:プローブタツク値は、次の点以外はASTM
D−2979に記載の方法によつて測定され
る: (イ) 種々の試験温度におけるプローブタツク値
を求めるのに、環状の錘を220℃をこえて加
熱することはないが、プローブと環状の錘と
を試験温度に加熱する。 (ロ) プローブの末端は、内径3.83mm、外径5.10
mmの環である。 (ハ) 19.8gの環状の錘を用いる。 (ニ) 滞留時間を10秒とする。 注2:剪断値は、接着剤ポリマーの重量平均Tg
よりも115℃高いオーブン中で光輝焼鈍し
たステンレス鋼板を加熱することによつて
測定する。鋼板を水平にし、米連邦標準規
格に定められた2.04Kgのハンドローラーを
各方向に2回通過させて巾1.27cmのテープ
の一部を鋼板に接着させた。鋼板に接着し
たテープを正確に長さ1.27cmに切取り、こ
のアツセンブリを15分間接着温度に放置す
る。鋼板の上部で後方へ2゜の傾斜を許容す
る剪断スタンドを有するオーブンに鋼板を
移す(剪断錘によつてテープは鋼板の方へ
強制的にわずかに押しつけられる)。65℃
で15分経過後、1Kgの錘をテープの自由末
端部から吊す。錘が落下するまでの時間が
65℃の剪断値である。 ―・―・―・―・―
前記の1種又はそれ以上のアクリルポリマーは、
メチルアクリレートのようなアクリルエステルモ
ノマーのホモポリマーであつて−10℃〜80℃の
Tgを示すものであつてもよいし、又はアクリル
エステルモノマーと共重合性の極性モノマーとの
コポリマーで前記の範囲内のTgを有するもので
あつてもよい。ホモポリマーが−10℃以上のTg
を有する有用なアクリルエステルモノマーの例は
メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、ボルニルアクリレート、
ボルニルメタクリレート、2−フエノキシエチル
アクリレート、2−フエノキシエチルメタクリレ
ート、イタコン酸のモノ−及びジ−メチル及びエ
チルエステル、ならびにマレイン酸のモノ−及び
ジ−メチル及びエチルエステルである。Tgを低
くするような有用なアクリルエステルモノマーに
は、エチル、ブチル及びオクチルアクリレート、
ならびにn−アミル、ヘキシル及びオクチルメタ
クリレートが包含される。43モル%のメチルメタ
クリレート、53モル%のメチルアクリレート及び
4モル%のアクリルアミドからなるコポリマーの
Tgは約50℃である。73モル%のメチルメタクリ
レート、19モル%のメチルアクリレート、4モル
%のエチルアクリレート及び4モル%のアクリル
アミドのコポリマーは約79℃のTgを有する。 これらの熱間粘着接着剤は、加熱……本発明に
おいてはおおむね約40℃以上、好ましくは75℃以
上に……されると感圧性となり、ものすごい粘着
性を示す。その後で結合温度(又はそれ以上の温
度)に冷却されると、適切な接着強さを取戻す。
導電性の粒子を接着剤の中に分散させて導電結合
を形成することができる。そして粒子及び被着体
は、高められた温度ならびに室温において、堅固
な接着剤物質によつてそれぞれの接着された位置
に保持される傾向を示す。 本発明にアクリルポリマーを用いる目的がそこ
なわれない範囲内において、少量の他の共重合性
モノマーを用いることができる。そのような共重
合性モノマーの主なものはスチレン、酢酸ビニル
及び塩化ビニルである。これらは全モノマーに対
して約5モル%までの量で用いるのが望ましい。 全モノマーの重量100部当り少なくとも0.2部の
量の、相互作用で生じた官能的に反応性のオルガ
ノシランカプリング剤を含む熱間粘着アクリル接
着剤を用いると、高められた温度(例えば80℃)
の下で高い湿度(例えば95%RH)に長時間さら
しても最善の耐久性を示す結合が得られる。該カ
ツプリング剤を約0.5〜4%用いた際に最善の結
果が得られる。 このオルガノシランは他の共重合性モノマーの
存否に関係なくアクリルエステルモノマーと共重
合する能力を有し、又はアクリルポリマーの主鎖
上の官能基と反応する能力を有する。いずれの方
法によるにせよ、以下「アクリル−シランインタ
ーポリマー」と称される生成物が得られる。 オルガノシランは一般式R(4-o)SiXoを有する。
式中のXは加水分解性の基、例えばエトキシ、メ
トキシ又は2−メトキシエトキシ基である。Rは
有機官能基を含む炭素数1〜12の一価の有機基、
例えばメルカプト、エポキシ、アクリリル、メタ
クリリル又はアミノ基である。nは1〜3の整数
である。 当技術分野で公知のとおり、オルガノシランは
ポリマー溶液をゲル化させるので、アルコールそ
の他の公知の安定剤を併用するのが望ましい。オ
ルガノシランを他のモノマーと共重合させたい場
合には、重合反応を阻害しないような安定剤を選
ぶべきである。メタノールは特に有用であり、オ
ルガノシランの量の約2〜約4倍の量で用いるの
が好ましい。 熱によつて活性化される他の接着剤物質は、エ
ポキシ樹脂を基剤とする接着剤のような反応性の
組成物及び流動性の状態に軟化した後、冷却する
と接着層を形成する、典型的には熱可塑性物質で
あるホツトメルト接着剤物質である。これらの物
質は加圧下において熱間粘着接着剤よりも流動性
に富み、従つてその点でいつそう好ましい。接着
剤が室温で感圧性であるシート材料も使用可能で
ある。 第1図に例示する本発明のシート物質中の導電
粒子14は、おおむね共通の厚さに平たくされ
る。例えば、本来球形の粒子からなる篩別された
1バツチをペイントミルのようなニツプロールに
通して平さくする(米国特許第3475213号明細書
参照)。平たくした粒子が特に好ましいのは、そ
れらが平らに横たわる傾向を有し、従つて接着層
内の接着剤を通つて導電するのに貢献する粒子の
%が高くなるるからである。同じ大きさの粒子の
%が高くなるように、狭い範囲内で篩別分類を行
つた場合には、球形の粒子も有用である。結合操
作中に絶縁材層15を貫通しうるだけの堅固さが
粒子になくてはならないが、例えば堅固な基体に
対する圧力により、粒子の変形が結合操作中に起
こることもある。粒子は通常金属、好ましくは銀
であるが、銅又はアルミニウムに変えること(そ
の場合、相容性を確保するために、米国特許第
3475213号明細書に記載の添加剤を用いるのが望
ましい)もできるし、あるいは他の金属、金属化
した粒子、例えばガラスビーズ、カーボン粒子等
であつてもよい。また、導電要素は導電性のバツ
キングから浮彫りされた形態のものであつてもよ
い。このような例には、米国特許第3497383号明
細書に教示されている、金属箔から浮彫りされた
突起体がある。あるいはまた、緊密に一体化され
た小形の粒子群も導電要素となりうる。 粒子の厚さは最低10μから500μまでであるが、
目下意図される製品について好ましい範囲は約20
〜100μであり、そして接着剤層の厚さは最低6μ
から450μまでである。(接着剤層の厚さは、層内
の接着剤物質の概略容積を測定し、該容積をシー
ト物質の面積で除して求める。)接着剤層の平均
厚さが導電要素の平均厚さの約60%以上のとき
に、基体に対する良好な接着層が得られる。また
導電要素よりも接着剤層を有意に薄くした場合、
すなち、接着剤層の平均厚さが導電要素の平均厚
さの約90%又はそれ以下の場合に最も永続性のあ
る低抵抗の電気的接続が得られる。接着剤層の平
均厚さが導電要素の平均厚さの約70〜80%である
ときに最善の結果が得られる。 実質的にすべての導電要素の上端が該粒子の周
辺の接着剤層よりも高いと、永続性の低抵抗電気
接続が得られる。すなわち、第1図における実質
的にすべての粒子14の大きさ16が、粒子周辺
の接着剤の外側表面の少なくとも或る地点におけ
る接着剤層の厚み17よりも大きいときに前記の
結果が得られる。実質的にすべての粒子が、導電
要素の上端よりも低い接着剤層の領域を周辺に有
するのが望ましい。また導電要素の実質的にすべ
てが、平均して少なくとも該要素の直径分だけ、
そしてさらに典型的には平均直径の4倍もしくは
5倍以上相互に隔離していて、結合操作中にバツ
キングがこれらの要素の周囲にぴつたりと整合で
きることが望ましい。一方、導電要素はシート物
質の面積の少なくとも2%、そしてより好ましく
は少なくとも4%を占めるべきである。 第1図に示すような構造においては、電気絶縁
物質からなる層15は有用な電気的絶縁を提供す
るが、導電粒子14の上の厚さが10μの程度に薄
くなくてはならない。所望の絶縁を達成するため
には、層15を通つて導電粒子に到る抵抗が少な
くとも1メグオームでなくてはならない。抵抗率
を測定するには、試験試料の絶縁層の外面が基体
と向き合うようにして試料を1cm平方の銅の基体
上に横たえ、500gの錘を検体上に載せて室温で
測定する。金属の導体と検体の導電層、例えば第
1図及び第2図の縞12との間に、加熱及び圧力
によつて電流が通じるようにしておく。銅の基体
を接地接続させたまま金属導体に5ボルトの電圧
をかけて回路内の抵抗を測定する。 絶縁層15は、導電粒子14を分散させた接着
剤物質と同一又は類似の材料からなつているのが
望ましい。さきに記載した熱間粘着接着剤が目下
のところ好ましい材料である。一つの利点は、該
接着剤が広い温度範囲に亘つて接着特性を示すの
で、結合領域が室温に冷却されなくとも接着接続
を維持しうることである。場合によつては、導体
粒子が分散している接着剤物質よりもガラス転移
温度(Tg)が低い別の種類の熱間粘着接着剤で
絶縁層を達成することもできる。Tgが高い接着
剤物質は室温での堅固性がまさり、一方Tgが低
い絶縁層は流動しやすく、所望の接着層を形成す
るのに役立つ。他の接着剤物質、例えばホツトメ
ルト接着剤又は反応性の組成物を用いることもで
きる。 第2図において、導電パツド19を具えた基体
18として示されているような基体に結合させた
後、本発明シート物質の接触面は一般に基体の表
面どおりになる。(接着剤層13と絶縁層15と
が合併して一つの接着剤層13−15になつてい
るのが図に示されている。)本発明のシート物質
と一緒に用いられる端末基体は平らであり、ター
ミナルパツドがその基体の中に埋めこまれて基体
の残部と同じ平面を形成する。そのような場合本
発明のシート物質は、基体との間に一般に平らな
全面接触を形成する。しかし、ターミナルパツド
がわずかに隆起している方が好ましい。 やはり第2図に示されるごとく、シート物質1
0の基体18の反応側は、結合操作の後で高低の
輪郭を形成し、バツキング又はシート11が一般
に導電粒子の輪郭どおりになり、この高低の輪郭
によつてバツキングはざらつきのある触感を呈す
る。バツキング又はシート11の背面に表面がな
めらかな結合用ヘツドを押当てても、このように
高低のある表面が得られることは興味深いことで
ある。結合操作の過程でシート11内において応
力が発生し、それによつて基体18に向けてシー
トが粒子14の間の空間に押上げられることは明
らかである。例えば冷却によつて接着剤物質13
−15が硬化すると、バツキング11は基体と向
かい合せに保持され、圧縮された状態の粒子が該
バツキングによつて基体に面して保持される(導
電要素は圧縮状態で基体に面して保持されるが、
基体と直接接触させる必要はなく、接着剤物質の
薄層で隔離されていてもよい)。 前記のごとく、本発明によるシート物質の接着
剤層は、該層の或る領域において他の領域よりも
大容量の接着剤を含み、それによつてシート物質
に高低のある輪郭が形成される。すなわち、接着
剤層の表面の少なくとも一部、例えば導電性の縞
目の間の空間上の部分は他の接着剤表面領域より
も凹んでいる。この高低輪郭が周囲の接着剤層よ
りも高く隆起した粒子によつて形成される高低輪
郭を上まわつていることに注目されたい。大低の
場合、この凹みはさほど大きくなくてよく、5%
又は1%で充分であるが、図面に示すとおり50%
又はそれ以上のことはあつても約75%をこえるこ
とはまずない。 この凹みがあるために、導電性の縞目の領域に
ある接着剤物質の若干が結合操作の過程で縞と縞
との間の凹んだ領域に追いやられ、導電性の要素
と基体ととの間に緊密な電気的連繋が保たれる。
熱間粘着接着剤は結合操作中さほど流動すること
なく、第2図に示すごとく、可撓性のバツキング
が接着剤層の厚さの変化どおりの形をとる。接着
剤層の凹んでいない領域の平均高さよりも、接着
剤層の凹み領域が少なくとも10%、好ましくは少
なくとも25%低く凹んでいるのが望ましい。第1
図の態様における絶縁層15は、その厚さが比較
的一定であつて、隆起した粒子及び接着剤物質1
3によつて形成された輪郭のままになつている。 本発明の或る態様においては、少なくとも接着
剤層の或る領域において、接着剤層の厚さが層内
の導電要素の厚みと同じか、又はそれ以上であ
る。従つて、第3図のシート物質21によつて示
されるとおり、領域22における接着剤層は導電
粒子23よりも厚いが、領域24においては接着
剤層の方が粒子よりも薄い。このような配列は、
低可撓性又は剛質の基体間に結合を形成する場合
に特に効果的である。結合操作の過程において、
接着剤物質が領域22から領域24に向かつて流
れ、それにより、領域22内の粒子23と結合を
形成すべき基体と間の接触又は緊密な電気的連繋
が達成され、バツキング26上の導電層25に基
体からの電流が流れ、あるいはトランスフアー接
着剤シート物質の場合には一つの基体から他の基
体へ電流が通じる。 第3図に示す例示的なシート物質においては、
導電層25がシート物質を横切つて連続層を構成
しているが、前記と同じようなパターン、例えば
導電性の縞(通常最大容量の接着剤が塗布された
線の形態のもの)、又は非平行縞目等の形式であ
つてもよい。接着剤の平均厚さが粒子の平均厚さ
よりも低くなるように、接着剤物質の容量、導電
粒子の厚さ及び数、ならびに凹んだ部分の面積の
間におおむね均衡がとれるようにする。しかし剛
質基体と一緒に用いるシート物質にあつては、充
分な接着剤物質を用いることにより、基体とバツ
キングとの間の空間、又はトランスフアー接着剤
の場合には二つの基体の間の空間が完全に接着剤
で満たされ、結合領域の少なくとも大部分、好ま
しくは結合領域の少なくとも90%に接着剤がゆき
わたるようにすべきである。 仕上りずみの結合においては、導電性の縞とシ
ート物質が接着される基体との間に電流をつなぐ
のに必要な絶縁破壊が、接着剤物質中に発生する
のに充分な割合で、導電要素が接着層内に含まれ
るべきである。結合部の平面の小割合の領域が導
電要素によつて占められる関係上、実質的な領域
が接着剤と被着体との直接接触域として残され
る。 接着剤物質と導電要素とが一緒になつて導電接
着剤層を形成するが、この層は貫層方向には導電
性であるが、層内における側方導電性を有してい
ない。本発明の或る態様においては、本発明のシ
ート物質の片面のべた一面に導電性の接着剤が塗
りひろげられる(もつとも、層の厚さには場所に
よつて多少の凹凸がある)。その場合には、導電
性の縞の上にだけ導電性の接着剤を限定的に塗布
しないですむ。導電性の接着剤は側方導電性でな
いため、隣接する縞どうしは互に電気的に隔離さ
れている。導電性接着剤中の導電粒子は、接着剤
層を通してのみ導電縞目から、縞目に整合したタ
ーミナルパツドへの接続を達成する。 本発明の別の形のシート物質においては、導電
層がシート物質の全面に施されている。このよう
な層を有するシート物質は、例えば金属シヤーシ
ーと該シヤーシー上の部品との間の接地接続を行
うのに有用である。 特にロールの形に巻き上げる長いテープにした
本発明のシート物質では、接着剤を塗布してない
側に低接着性の裏のりを塗るか、又は絶縁材層の
上に剥離ライナーを施すのが望ましい。またポリ
マーあるいは金属性のバツキングにプライマーを
塗布することにより、バツキング上の接着剤又は
絶縁材の層の接着を促進させることもできる。 一般に本発明のシート物質を適用するに当つて
は、接続させたい基体の上にテープの末端を整合
させ、シート物質を基体に押しつけると同時にシ
ート物質を加熱する。本発明のトランスフアーシ
ート物質は所望の被着体の間にさしこまれ、熱と
圧力とを施して結合電気接続が形成される。この
ようなトランスフアー接着剤シート物質において
は、導電要素を接着剤物質(該要素に対する支持
ウエブを構成する)に分散させ、この要素含有ウ
エブの片面又は両面に絶縁層を配設し、ウエブの
両面から要素を突出させ、そしてウエブの片面又
は両面が本明細書に教示されるごとき輪郭を有す
るようにすることができる。また、導電要素を分
散させる物質が非接着性のポリマーフイルムであ
つて、絶縁材層によつて接着させることもでき
る。同様に、第1図及び第2図に示されるような
生成物の層13が非接着性であるが、例えば反応
によつて耐久性のフイルム状態になるものであつ
てもよい。 以下例をあげて本発明をさらに詳しく説明す
る。 例 1 厚さ25μのポリエチレンテレフタレートのフイ
ルムの片面に、スロツテツドマスク(slotted
mask)を通して巾875μの銀の連続した縞を間隔
875μとなるように蒸着した。これらの縞の厚さ
は約400Å(40nm)であり、電気抵抗は長さ1cm
について4オームであつた。導電性の接着剤は、
5.1容量部の銀の粒子と94.9容量部のアクリル系
ターポリマーとを混合することによつて製造され
た。該ターポリマーは、10.4重量%のメチルメタ
クリレート、85.6重量%のメチルアクリレート及
び4重量%のアクリルアミドを酢酸エチルに溶解
したものであつた。粒子は前もつて140メツシユ
の篩(米国標準篩、105μメツシユ寸法)を通過
させ、170メツシユの篩(88μ)上に残つたもの
を用いた。この粒子をローラミルに通して平らに
し、厚さが48μとなるようにした。アパーチユア
ドマスク(apertured mask)を通して塗装する
ことにより、接着剤と粒子との混合物を導電性の
縞すじの上に合わせて塗布した。乾燥後の接着剤
ターポリマーの厚さは約20μであつた。 酢酸エチル中25重量%の固形分となるように溶
解させた40重量%のエチルアクリレート、56重量
%のメチルアクリレート及び4重量%のアクリル
アミドからなるアクリル系ターポリマーの絶縁層
を次にバー塗装法によつてシート物質の全面に塗
布することにより、接着剤で被覆された縞すじと
縞すじ間のフイルムバツキングとを被覆した。乾
燥後、第1図に示されるように厚さ約10μの比較
的一定の厚さを有する層が形成された。粒子の平
均厚さに対する接着剤層と絶縁材層とを組合わせ
た厚さ(30μ)の比率は62.5%であつた。 さきに記載した方法で測定したこの層の抵抗率
は約1000メグオームであつた。比較のため、絶縁
材層を省いた同じようなテープを作り、その抵抗
率を測定したところ10オームであつた。 150psi(10.5Kg/cm2)の力でテープを基体に押
しつけ、そしてテープの末端を170℃に5秒間加
熱することにより、本例のテープの一端を印刷回
路試験板の導電性ターミナルパツドに接着させ
た。接続部分が冷却した後、四端子抵抗法(four
terminal resistance method)によつて接続部
の抵抗率を測定したところ10ミリオームであつ
た。第2図に示すようにバツキングは平滑でなか
つた。ASTM D−1000に従つて結合部を基体か
ら剥離させる力を測定したところ巾1インチにつ
いて2.5〜5ポンド(0.45〜0.9Kg/cm)であつた。 例 2 約40μの平らな厚さを有する粒子、粒子と混ぜ
て厚さが約15μとなるのに充分な接着剤物質、及
び二つの厚さが異なる絶縁材層……一つ(例2A)
は厚さ約9μ、他の一つ(例2B)は厚さ約21μ……
を用い、例1に記載したタイプの2種類のテープ
を製造した。粒子の厚さに対しての接着剤層と絶
縁材層とを組合わせた厚さの比率は、例2Aでは
60%であり、そして例2Bでは90%であつた。テ
ープを所定の寸法に切り、150℃で5秒間200psi
の圧力を用い、印刷回路板の導電性パツドと、イ
ンジウム錫酸化物(ITO)を蒸着させたガラス試
験パネルとの間をテープで結合させた。四線オー
ムス法(four−wire ohms method)を用い、各
テープによつて作られたITO試験パネルに対する
多重接続部を監視し、個々の接触抵抗率を調べ
た。4時間ごとに試験パネルに対して−40℃及び
105℃のサイクル試験を施した。記載の試験期間
中に観察された最高接触抵抗率についての結果を
下記の表に示す。得られたデータは、一定の熱
サイクル期間を通じ、粒子の厚さに対して60%の
厚さの接着剤を用いたものは安定な電気的性能を
発揮するが、接着剤の厚さが粒子の厚さの90%で
ある場合には電気的性能が劣化することを示して
いる。温度サイクルを減らし、また時間を短くし
た別の試験においては、接着剤の厚さ:粒子の厚
さが90%のテープも適切な安定性を示した。 【表】
ような小形のサイド・バイ・サイド式ターミナル
パツドのセツトに対して便利で確実な電気的接続
を行う手段が電子装置工業で要望されている。こ
のような接続を行う有望な技法が英国特許公開出
願2048582A号に教示されている。それに教示さ
れているのは、可撓性の絶縁シート、該シート上
に担持された複数個の平行に隔離された導電性の
縞目、及び導電性の縞目を覆う導電性の接着剤か
らなる接着性コネクターテープである。ターミナ
ルパツドのセツトに対してテープの末端を接着
し、テープの個々の縞目を個々のパツドに整合す
ることによつて電気的接続がなされる。 前記のシート物質を用いて良好な結果を得るた
めには、シート物質について期待される長期間の
安定性及び操作条件下での安定性を有する低抵抗
結合がシート物質中の導電性接着剤によつて達成
されるべきである。例えば金属箔バツキングを用
いる従来技術による導電性テープにおける導電性
接着剤の慣用被覆は、必ずしも必要程度の安定性
及び低抵抗性をもたらすものとはいえなかつた。
機械的なクランプじめをしばしば用いて接着剤の
結合を補わなくてはならない程度に初期抵抗が高
いか、及び(又は)使用の過程で抵抗が増加す
る。 発明の開示 安定性がすぐれ、そして低抵抗の接着剤で結合
された電気的接続を行うのに適したシート物質が
本発明によつて提供される。要約するに、この新
規なシート物質は、 高められた温度に加熱されると接着性の状態と
なり、その後で硬化して室温で堅固で実質的に非
流動性の状態となる接着剤層、及び 前記の接着剤層中に分散した不連続の隔離され
た導電要素のモノレイヤーを含み、そして 前記の接着剤層が、他の領域に較べて或る領域
において大容量の接着剤を有し、それによつて該
層の少なくとも片面の或る部分が該面の他の領域
よりも低く凹み、従つて基体に対して該層を加熱
して押しつけた際、その凹んだ部分に接着剤が押
しやられて導電要素と基体との間に緊密な電気的
連繋がもたらされることを特徴としている。 これらの導電要素の平均厚さは、接着剤層の平
均厚さに実質的に等しいか、又はそれよりも大で
あることが望ましい。しかしながら、結合操作の
時点まで導電要素を絶縁するために接着剤の薄層
で該要素を覆つておくのが望ましい。このような
薄層は、ブランケツトようにシート物質全体を覆
う薄い絶縁性の接着剤層の形態をなし、突起した
導電要素及び粒子間の接着剤層の形どおりになつ
ていることが望ましい。しかし、このような絶縁
材の付加的な層があつても、導電要素の上端は、
元の接着剤層とその上に塗布されて完全な接着剤
層の一部となる絶縁材層とを含む、粒子と粒子と
の間の接着剤層の外側表面の少なくとも一部より
も高い位置にある。 好ましさの点で劣る態様においては、接着剤層
はその或る領域において大容量の接着剤を有する
ことなく、例えば平な外側表面を有する。 典型的には、本発明のシート物質は長いテープ
の形をなし、貯蔵及び使用に便利なようにロール
の形に巻かれている。また、複数個の導電層は、
接着剤層の下のバツキング上に担持された細くて
平行な長い縞としておおむね含まれ、これらの縞
は側方では互に間を置きながらバツキングの長さ
方向にのびている。従つて、複数個の隔離された
サイド・バイ・サイド式のターミナルパツドから
なるターミナル基体間の接続が好都合になされ
る。しかし、特定の用途に対しては、平行な縞模
様以外の導電性の縞又は通路の形態が本発明のシ
ート物質の若干の態様において用いられる。 本発明のシート物質の有用性は、米国特許第
3475213号明細書に記載のタイプの市販の感圧性
接着剤コネクターテープ製品を用いた場合に経験
されるものとは対照的である。それらのテープで
は、典型的には金属箔からなる導電性のバツキン
グ上に感圧接着剤層を被覆し、その接着剤層中に
比較的大きな粒子を分散させたモノレイヤーを有
するものを用いている。これらのテープ中の粒子
は接着剤層と実質的に同じ厚さであり、そしてと
きには接着剤層よりも厚い場合もある。しかし、
クランプを用いてテープを基体に保持しないと、
これらのテープは必ずしも低抵抗の電気的接続を
保ち得ない。テープをその位置に接着した後、接
着剤の流れが原因となつて、基体に粒子を保持す
る力が漸次低下することは明白である。 詳細な記述 第1図に示す例示的なテープ10は、平らで可
撓性の絶縁シート又はバツキング11、導電性の
縞12、導電性の縞の上に被覆された接着剤層1
3、接着剤層中に分布された導電粒子14、及び
テープの上面全体に亘つて被覆された絶縁材の薄
層15からなる。 平らな絶縁性のシート又はバツキング11は、
ポリエチレンテレフタレートもしくはポリアミド
のフイルムのごときポリマーフイルム、又は樹脂
で含浸した繊維質ウエブでおおむね構成される。
バツキングは可撓性であるのが好ましく、それに
より、結合操作の間に導電要素の形どおりにな
り、バツキング上に担持される接着剤が結合を行
うべき基体に接触できる。好ましいバツキング
は、25又は50μの厚さのポリエチレンテレフタレ
ートのフイルムと同程度の可撓性を有する。しか
し、結合操作中に施される圧力を大にし、かつ、
若干厚目の接着剤層を用いるならば、接着剤層が
薄手のものほどには基体の形どおりにならなくて
もよいので、可撓性が低いバツキングを用いるこ
とができる。 導電性の縞12は、典型的には平らなバツキン
グの上に蒸着された銀、金、アルミニウム又は銅
のような金属の層からなる。基体に対してシート
物質を接着させる間に導電要素の周囲の形状どお
りにバツキングがたわむ限りは、他の導電層を代
りに用いることもできる。他の有用な導電層に
は、金属箔(バツキング全体を構成してもよい
し、又は接着剤でバツキングに接着させてもよ
い)、バツキング上にまぶした金属の層、又は典
型的には金属もしくはカーボン粒子のごとき導体
と被覆用ビヒクルとからなる導電性の塗料もしく
はインキから形成された層が包含される。 接着剤13は、熱で活性化される物質であつ
て、加熱操作の間に接着層を形成する。加熱操作
の間に、接着を行うべき基体が接着剤によつて湿
潤される。その後、冷却又は成分の反応のいずれ
かにより、接着剤は硬化し、その結果、本発明の
シート物質と導電性の粒子とが室温において被着
体に対して所定の位置に保持されるに到る。この
時点において、接着剤は非粘着性であるか、又は
粘着性に乏しいかのいずれかである。 「熱間粘着接着剤」(hot−tackifying
adhesive)として知られる、1種の有用な接着剤
は、20℃において非粘着性であるか、又は粘着性
に乏しいが、加熱されると感圧性となり、ものす
ごい粘着性を示す。架橋反応その他の化学反応を
必要とせずに良好な接着結合が即座に形成され
る。かかる接着剤は、アクリルポリマー、又は少
なくとも1種のアルキルアクリレート及び(もし
くは)メタクリレートエステルモノマー(以下
「アクリルエステルモノマー」という)のアクリ
ルポリマー混合物からなり、従来技術で用いられ
た接着剤とは下記の点で異なる: 1 アクリルエステルモノマーが接着剤層の1種
又はそれ以上のアクリルポリマーの少なくとも
50モル%を占めること、 2 前記の1種又はそれ以上のアクリルポリマー
が−10℃〜80℃のTg(ガラス転移温度)又は重
量平均Tgを有すること、 3 接着剤の層が、 a 20℃において75gの力(gf)未満のプロー
ブタツク値1(Probe Tack value)、 b 50℃以上の或る範囲に亘つて少なくとも
75gfのプローブタツク値(この値は、40℃に
おける30日後においても実質的に不変であ
る)、及び c 65℃において25分以上の剪断値2(Shear
Value) を有すること、そして 4 1種又はそれ以上のアクリルポリマーの最高
50モル%までを極性基を有する共重合性のモノ
マー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸又は無水マレイン酸、これ
らの酸のアミド、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル及びN−ビニル−2−ピロリドンで
まかなうことができること。 ―・―・―・―・―注
1:プローブタツク値は、次の点以外はASTM
D−2979に記載の方法によつて測定され
る: (イ) 種々の試験温度におけるプローブタツク値
を求めるのに、環状の錘を220℃をこえて加
熱することはないが、プローブと環状の錘と
を試験温度に加熱する。 (ロ) プローブの末端は、内径3.83mm、外径5.10
mmの環である。 (ハ) 19.8gの環状の錘を用いる。 (ニ) 滞留時間を10秒とする。 注2:剪断値は、接着剤ポリマーの重量平均Tg
よりも115℃高いオーブン中で光輝焼鈍し
たステンレス鋼板を加熱することによつて
測定する。鋼板を水平にし、米連邦標準規
格に定められた2.04Kgのハンドローラーを
各方向に2回通過させて巾1.27cmのテープ
の一部を鋼板に接着させた。鋼板に接着し
たテープを正確に長さ1.27cmに切取り、こ
のアツセンブリを15分間接着温度に放置す
る。鋼板の上部で後方へ2゜の傾斜を許容す
る剪断スタンドを有するオーブンに鋼板を
移す(剪断錘によつてテープは鋼板の方へ
強制的にわずかに押しつけられる)。65℃
で15分経過後、1Kgの錘をテープの自由末
端部から吊す。錘が落下するまでの時間が
65℃の剪断値である。 ―・―・―・―・―
前記の1種又はそれ以上のアクリルポリマーは、
メチルアクリレートのようなアクリルエステルモ
ノマーのホモポリマーであつて−10℃〜80℃の
Tgを示すものであつてもよいし、又はアクリル
エステルモノマーと共重合性の極性モノマーとの
コポリマーで前記の範囲内のTgを有するもので
あつてもよい。ホモポリマーが−10℃以上のTg
を有する有用なアクリルエステルモノマーの例は
メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、ボルニルアクリレート、
ボルニルメタクリレート、2−フエノキシエチル
アクリレート、2−フエノキシエチルメタクリレ
ート、イタコン酸のモノ−及びジ−メチル及びエ
チルエステル、ならびにマレイン酸のモノ−及び
ジ−メチル及びエチルエステルである。Tgを低
くするような有用なアクリルエステルモノマーに
は、エチル、ブチル及びオクチルアクリレート、
ならびにn−アミル、ヘキシル及びオクチルメタ
クリレートが包含される。43モル%のメチルメタ
クリレート、53モル%のメチルアクリレート及び
4モル%のアクリルアミドからなるコポリマーの
Tgは約50℃である。73モル%のメチルメタクリ
レート、19モル%のメチルアクリレート、4モル
%のエチルアクリレート及び4モル%のアクリル
アミドのコポリマーは約79℃のTgを有する。 これらの熱間粘着接着剤は、加熱……本発明に
おいてはおおむね約40℃以上、好ましくは75℃以
上に……されると感圧性となり、ものすごい粘着
性を示す。その後で結合温度(又はそれ以上の温
度)に冷却されると、適切な接着強さを取戻す。
導電性の粒子を接着剤の中に分散させて導電結合
を形成することができる。そして粒子及び被着体
は、高められた温度ならびに室温において、堅固
な接着剤物質によつてそれぞれの接着された位置
に保持される傾向を示す。 本発明にアクリルポリマーを用いる目的がそこ
なわれない範囲内において、少量の他の共重合性
モノマーを用いることができる。そのような共重
合性モノマーの主なものはスチレン、酢酸ビニル
及び塩化ビニルである。これらは全モノマーに対
して約5モル%までの量で用いるのが望ましい。 全モノマーの重量100部当り少なくとも0.2部の
量の、相互作用で生じた官能的に反応性のオルガ
ノシランカプリング剤を含む熱間粘着アクリル接
着剤を用いると、高められた温度(例えば80℃)
の下で高い湿度(例えば95%RH)に長時間さら
しても最善の耐久性を示す結合が得られる。該カ
ツプリング剤を約0.5〜4%用いた際に最善の結
果が得られる。 このオルガノシランは他の共重合性モノマーの
存否に関係なくアクリルエステルモノマーと共重
合する能力を有し、又はアクリルポリマーの主鎖
上の官能基と反応する能力を有する。いずれの方
法によるにせよ、以下「アクリル−シランインタ
ーポリマー」と称される生成物が得られる。 オルガノシランは一般式R(4-o)SiXoを有する。
式中のXは加水分解性の基、例えばエトキシ、メ
トキシ又は2−メトキシエトキシ基である。Rは
有機官能基を含む炭素数1〜12の一価の有機基、
例えばメルカプト、エポキシ、アクリリル、メタ
クリリル又はアミノ基である。nは1〜3の整数
である。 当技術分野で公知のとおり、オルガノシランは
ポリマー溶液をゲル化させるので、アルコールそ
の他の公知の安定剤を併用するのが望ましい。オ
ルガノシランを他のモノマーと共重合させたい場
合には、重合反応を阻害しないような安定剤を選
ぶべきである。メタノールは特に有用であり、オ
ルガノシランの量の約2〜約4倍の量で用いるの
が好ましい。 熱によつて活性化される他の接着剤物質は、エ
ポキシ樹脂を基剤とする接着剤のような反応性の
組成物及び流動性の状態に軟化した後、冷却する
と接着層を形成する、典型的には熱可塑性物質で
あるホツトメルト接着剤物質である。これらの物
質は加圧下において熱間粘着接着剤よりも流動性
に富み、従つてその点でいつそう好ましい。接着
剤が室温で感圧性であるシート材料も使用可能で
ある。 第1図に例示する本発明のシート物質中の導電
粒子14は、おおむね共通の厚さに平たくされ
る。例えば、本来球形の粒子からなる篩別された
1バツチをペイントミルのようなニツプロールに
通して平さくする(米国特許第3475213号明細書
参照)。平たくした粒子が特に好ましいのは、そ
れらが平らに横たわる傾向を有し、従つて接着層
内の接着剤を通つて導電するのに貢献する粒子の
%が高くなるるからである。同じ大きさの粒子の
%が高くなるように、狭い範囲内で篩別分類を行
つた場合には、球形の粒子も有用である。結合操
作中に絶縁材層15を貫通しうるだけの堅固さが
粒子になくてはならないが、例えば堅固な基体に
対する圧力により、粒子の変形が結合操作中に起
こることもある。粒子は通常金属、好ましくは銀
であるが、銅又はアルミニウムに変えること(そ
の場合、相容性を確保するために、米国特許第
3475213号明細書に記載の添加剤を用いるのが望
ましい)もできるし、あるいは他の金属、金属化
した粒子、例えばガラスビーズ、カーボン粒子等
であつてもよい。また、導電要素は導電性のバツ
キングから浮彫りされた形態のものであつてもよ
い。このような例には、米国特許第3497383号明
細書に教示されている、金属箔から浮彫りされた
突起体がある。あるいはまた、緊密に一体化され
た小形の粒子群も導電要素となりうる。 粒子の厚さは最低10μから500μまでであるが、
目下意図される製品について好ましい範囲は約20
〜100μであり、そして接着剤層の厚さは最低6μ
から450μまでである。(接着剤層の厚さは、層内
の接着剤物質の概略容積を測定し、該容積をシー
ト物質の面積で除して求める。)接着剤層の平均
厚さが導電要素の平均厚さの約60%以上のとき
に、基体に対する良好な接着層が得られる。また
導電要素よりも接着剤層を有意に薄くした場合、
すなち、接着剤層の平均厚さが導電要素の平均厚
さの約90%又はそれ以下の場合に最も永続性のあ
る低抵抗の電気的接続が得られる。接着剤層の平
均厚さが導電要素の平均厚さの約70〜80%である
ときに最善の結果が得られる。 実質的にすべての導電要素の上端が該粒子の周
辺の接着剤層よりも高いと、永続性の低抵抗電気
接続が得られる。すなわち、第1図における実質
的にすべての粒子14の大きさ16が、粒子周辺
の接着剤の外側表面の少なくとも或る地点におけ
る接着剤層の厚み17よりも大きいときに前記の
結果が得られる。実質的にすべての粒子が、導電
要素の上端よりも低い接着剤層の領域を周辺に有
するのが望ましい。また導電要素の実質的にすべ
てが、平均して少なくとも該要素の直径分だけ、
そしてさらに典型的には平均直径の4倍もしくは
5倍以上相互に隔離していて、結合操作中にバツ
キングがこれらの要素の周囲にぴつたりと整合で
きることが望ましい。一方、導電要素はシート物
質の面積の少なくとも2%、そしてより好ましく
は少なくとも4%を占めるべきである。 第1図に示すような構造においては、電気絶縁
物質からなる層15は有用な電気的絶縁を提供す
るが、導電粒子14の上の厚さが10μの程度に薄
くなくてはならない。所望の絶縁を達成するため
には、層15を通つて導電粒子に到る抵抗が少な
くとも1メグオームでなくてはならない。抵抗率
を測定するには、試験試料の絶縁層の外面が基体
と向き合うようにして試料を1cm平方の銅の基体
上に横たえ、500gの錘を検体上に載せて室温で
測定する。金属の導体と検体の導電層、例えば第
1図及び第2図の縞12との間に、加熱及び圧力
によつて電流が通じるようにしておく。銅の基体
を接地接続させたまま金属導体に5ボルトの電圧
をかけて回路内の抵抗を測定する。 絶縁層15は、導電粒子14を分散させた接着
剤物質と同一又は類似の材料からなつているのが
望ましい。さきに記載した熱間粘着接着剤が目下
のところ好ましい材料である。一つの利点は、該
接着剤が広い温度範囲に亘つて接着特性を示すの
で、結合領域が室温に冷却されなくとも接着接続
を維持しうることである。場合によつては、導体
粒子が分散している接着剤物質よりもガラス転移
温度(Tg)が低い別の種類の熱間粘着接着剤で
絶縁層を達成することもできる。Tgが高い接着
剤物質は室温での堅固性がまさり、一方Tgが低
い絶縁層は流動しやすく、所望の接着層を形成す
るのに役立つ。他の接着剤物質、例えばホツトメ
ルト接着剤又は反応性の組成物を用いることもで
きる。 第2図において、導電パツド19を具えた基体
18として示されているような基体に結合させた
後、本発明シート物質の接触面は一般に基体の表
面どおりになる。(接着剤層13と絶縁層15と
が合併して一つの接着剤層13−15になつてい
るのが図に示されている。)本発明のシート物質
と一緒に用いられる端末基体は平らであり、ター
ミナルパツドがその基体の中に埋めこまれて基体
の残部と同じ平面を形成する。そのような場合本
発明のシート物質は、基体との間に一般に平らな
全面接触を形成する。しかし、ターミナルパツド
がわずかに隆起している方が好ましい。 やはり第2図に示されるごとく、シート物質1
0の基体18の反応側は、結合操作の後で高低の
輪郭を形成し、バツキング又はシート11が一般
に導電粒子の輪郭どおりになり、この高低の輪郭
によつてバツキングはざらつきのある触感を呈す
る。バツキング又はシート11の背面に表面がな
めらかな結合用ヘツドを押当てても、このように
高低のある表面が得られることは興味深いことで
ある。結合操作の過程でシート11内において応
力が発生し、それによつて基体18に向けてシー
トが粒子14の間の空間に押上げられることは明
らかである。例えば冷却によつて接着剤物質13
−15が硬化すると、バツキング11は基体と向
かい合せに保持され、圧縮された状態の粒子が該
バツキングによつて基体に面して保持される(導
電要素は圧縮状態で基体に面して保持されるが、
基体と直接接触させる必要はなく、接着剤物質の
薄層で隔離されていてもよい)。 前記のごとく、本発明によるシート物質の接着
剤層は、該層の或る領域において他の領域よりも
大容量の接着剤を含み、それによつてシート物質
に高低のある輪郭が形成される。すなわち、接着
剤層の表面の少なくとも一部、例えば導電性の縞
目の間の空間上の部分は他の接着剤表面領域より
も凹んでいる。この高低輪郭が周囲の接着剤層よ
りも高く隆起した粒子によつて形成される高低輪
郭を上まわつていることに注目されたい。大低の
場合、この凹みはさほど大きくなくてよく、5%
又は1%で充分であるが、図面に示すとおり50%
又はそれ以上のことはあつても約75%をこえるこ
とはまずない。 この凹みがあるために、導電性の縞目の領域に
ある接着剤物質の若干が結合操作の過程で縞と縞
との間の凹んだ領域に追いやられ、導電性の要素
と基体ととの間に緊密な電気的連繋が保たれる。
熱間粘着接着剤は結合操作中さほど流動すること
なく、第2図に示すごとく、可撓性のバツキング
が接着剤層の厚さの変化どおりの形をとる。接着
剤層の凹んでいない領域の平均高さよりも、接着
剤層の凹み領域が少なくとも10%、好ましくは少
なくとも25%低く凹んでいるのが望ましい。第1
図の態様における絶縁層15は、その厚さが比較
的一定であつて、隆起した粒子及び接着剤物質1
3によつて形成された輪郭のままになつている。 本発明の或る態様においては、少なくとも接着
剤層の或る領域において、接着剤層の厚さが層内
の導電要素の厚みと同じか、又はそれ以上であ
る。従つて、第3図のシート物質21によつて示
されるとおり、領域22における接着剤層は導電
粒子23よりも厚いが、領域24においては接着
剤層の方が粒子よりも薄い。このような配列は、
低可撓性又は剛質の基体間に結合を形成する場合
に特に効果的である。結合操作の過程において、
接着剤物質が領域22から領域24に向かつて流
れ、それにより、領域22内の粒子23と結合を
形成すべき基体と間の接触又は緊密な電気的連繋
が達成され、バツキング26上の導電層25に基
体からの電流が流れ、あるいはトランスフアー接
着剤シート物質の場合には一つの基体から他の基
体へ電流が通じる。 第3図に示す例示的なシート物質においては、
導電層25がシート物質を横切つて連続層を構成
しているが、前記と同じようなパターン、例えば
導電性の縞(通常最大容量の接着剤が塗布された
線の形態のもの)、又は非平行縞目等の形式であ
つてもよい。接着剤の平均厚さが粒子の平均厚さ
よりも低くなるように、接着剤物質の容量、導電
粒子の厚さ及び数、ならびに凹んだ部分の面積の
間におおむね均衡がとれるようにする。しかし剛
質基体と一緒に用いるシート物質にあつては、充
分な接着剤物質を用いることにより、基体とバツ
キングとの間の空間、又はトランスフアー接着剤
の場合には二つの基体の間の空間が完全に接着剤
で満たされ、結合領域の少なくとも大部分、好ま
しくは結合領域の少なくとも90%に接着剤がゆき
わたるようにすべきである。 仕上りずみの結合においては、導電性の縞とシ
ート物質が接着される基体との間に電流をつなぐ
のに必要な絶縁破壊が、接着剤物質中に発生する
のに充分な割合で、導電要素が接着層内に含まれ
るべきである。結合部の平面の小割合の領域が導
電要素によつて占められる関係上、実質的な領域
が接着剤と被着体との直接接触域として残され
る。 接着剤物質と導電要素とが一緒になつて導電接
着剤層を形成するが、この層は貫層方向には導電
性であるが、層内における側方導電性を有してい
ない。本発明の或る態様においては、本発明のシ
ート物質の片面のべた一面に導電性の接着剤が塗
りひろげられる(もつとも、層の厚さには場所に
よつて多少の凹凸がある)。その場合には、導電
性の縞の上にだけ導電性の接着剤を限定的に塗布
しないですむ。導電性の接着剤は側方導電性でな
いため、隣接する縞どうしは互に電気的に隔離さ
れている。導電性接着剤中の導電粒子は、接着剤
層を通してのみ導電縞目から、縞目に整合したタ
ーミナルパツドへの接続を達成する。 本発明の別の形のシート物質においては、導電
層がシート物質の全面に施されている。このよう
な層を有するシート物質は、例えば金属シヤーシ
ーと該シヤーシー上の部品との間の接地接続を行
うのに有用である。 特にロールの形に巻き上げる長いテープにした
本発明のシート物質では、接着剤を塗布してない
側に低接着性の裏のりを塗るか、又は絶縁材層の
上に剥離ライナーを施すのが望ましい。またポリ
マーあるいは金属性のバツキングにプライマーを
塗布することにより、バツキング上の接着剤又は
絶縁材の層の接着を促進させることもできる。 一般に本発明のシート物質を適用するに当つて
は、接続させたい基体の上にテープの末端を整合
させ、シート物質を基体に押しつけると同時にシ
ート物質を加熱する。本発明のトランスフアーシ
ート物質は所望の被着体の間にさしこまれ、熱と
圧力とを施して結合電気接続が形成される。この
ようなトランスフアー接着剤シート物質において
は、導電要素を接着剤物質(該要素に対する支持
ウエブを構成する)に分散させ、この要素含有ウ
エブの片面又は両面に絶縁層を配設し、ウエブの
両面から要素を突出させ、そしてウエブの片面又
は両面が本明細書に教示されるごとき輪郭を有す
るようにすることができる。また、導電要素を分
散させる物質が非接着性のポリマーフイルムであ
つて、絶縁材層によつて接着させることもでき
る。同様に、第1図及び第2図に示されるような
生成物の層13が非接着性であるが、例えば反応
によつて耐久性のフイルム状態になるものであつ
てもよい。 以下例をあげて本発明をさらに詳しく説明す
る。 例 1 厚さ25μのポリエチレンテレフタレートのフイ
ルムの片面に、スロツテツドマスク(slotted
mask)を通して巾875μの銀の連続した縞を間隔
875μとなるように蒸着した。これらの縞の厚さ
は約400Å(40nm)であり、電気抵抗は長さ1cm
について4オームであつた。導電性の接着剤は、
5.1容量部の銀の粒子と94.9容量部のアクリル系
ターポリマーとを混合することによつて製造され
た。該ターポリマーは、10.4重量%のメチルメタ
クリレート、85.6重量%のメチルアクリレート及
び4重量%のアクリルアミドを酢酸エチルに溶解
したものであつた。粒子は前もつて140メツシユ
の篩(米国標準篩、105μメツシユ寸法)を通過
させ、170メツシユの篩(88μ)上に残つたもの
を用いた。この粒子をローラミルに通して平らに
し、厚さが48μとなるようにした。アパーチユア
ドマスク(apertured mask)を通して塗装する
ことにより、接着剤と粒子との混合物を導電性の
縞すじの上に合わせて塗布した。乾燥後の接着剤
ターポリマーの厚さは約20μであつた。 酢酸エチル中25重量%の固形分となるように溶
解させた40重量%のエチルアクリレート、56重量
%のメチルアクリレート及び4重量%のアクリル
アミドからなるアクリル系ターポリマーの絶縁層
を次にバー塗装法によつてシート物質の全面に塗
布することにより、接着剤で被覆された縞すじと
縞すじ間のフイルムバツキングとを被覆した。乾
燥後、第1図に示されるように厚さ約10μの比較
的一定の厚さを有する層が形成された。粒子の平
均厚さに対する接着剤層と絶縁材層とを組合わせ
た厚さ(30μ)の比率は62.5%であつた。 さきに記載した方法で測定したこの層の抵抗率
は約1000メグオームであつた。比較のため、絶縁
材層を省いた同じようなテープを作り、その抵抗
率を測定したところ10オームであつた。 150psi(10.5Kg/cm2)の力でテープを基体に押
しつけ、そしてテープの末端を170℃に5秒間加
熱することにより、本例のテープの一端を印刷回
路試験板の導電性ターミナルパツドに接着させ
た。接続部分が冷却した後、四端子抵抗法(four
terminal resistance method)によつて接続部
の抵抗率を測定したところ10ミリオームであつ
た。第2図に示すようにバツキングは平滑でなか
つた。ASTM D−1000に従つて結合部を基体か
ら剥離させる力を測定したところ巾1インチにつ
いて2.5〜5ポンド(0.45〜0.9Kg/cm)であつた。 例 2 約40μの平らな厚さを有する粒子、粒子と混ぜ
て厚さが約15μとなるのに充分な接着剤物質、及
び二つの厚さが異なる絶縁材層……一つ(例2A)
は厚さ約9μ、他の一つ(例2B)は厚さ約21μ……
を用い、例1に記載したタイプの2種類のテープ
を製造した。粒子の厚さに対しての接着剤層と絶
縁材層とを組合わせた厚さの比率は、例2Aでは
60%であり、そして例2Bでは90%であつた。テ
ープを所定の寸法に切り、150℃で5秒間200psi
の圧力を用い、印刷回路板の導電性パツドと、イ
ンジウム錫酸化物(ITO)を蒸着させたガラス試
験パネルとの間をテープで結合させた。四線オー
ムス法(four−wire ohms method)を用い、各
テープによつて作られたITO試験パネルに対する
多重接続部を監視し、個々の接触抵抗率を調べ
た。4時間ごとに試験パネルに対して−40℃及び
105℃のサイクル試験を施した。記載の試験期間
中に観察された最高接触抵抗率についての結果を
下記の表に示す。得られたデータは、一定の熱
サイクル期間を通じ、粒子の厚さに対して60%の
厚さの接着剤を用いたものは安定な電気的性能を
発揮するが、接着剤の厚さが粒子の厚さの90%で
ある場合には電気的性能が劣化することを示して
いる。温度サイクルを減らし、また時間を短くし
た別の試験においては、接着剤の厚さ:粒子の厚
さが90%のテープも適切な安定性を示した。 【表】
第1図は本発明の例示的電気接続用テープの断
面図であり、第2図は基体に接着させた第1図の
例示的テープを示す図であり、そして第3図は本
発明の別の態様による例示的テープの断面図であ
る。 図中、10…テープ、11…バツキング、12
…導電性の縞すじ、13…接着剤層、14…導電
要素(粒子)、15…絶縁材層、18…基体、1
9…導電パツド、21…シート物質、23…導電
要素(粒子)、25…導電層、26…バツキング。
面図であり、第2図は基体に接着させた第1図の
例示的テープを示す図であり、そして第3図は本
発明の別の態様による例示的テープの断面図であ
る。 図中、10…テープ、11…バツキング、12
…導電性の縞すじ、13…接着剤層、14…導電
要素(粒子)、15…絶縁材層、18…基体、1
9…導電パツド、21…シート物質、23…導電
要素(粒子)、25…導電層、26…バツキング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基体に対し、結合された電気的接続を形成す
るのに適したシート物質であつて、 高められた温度に加熱されると接着性の状態と
なり、その後で硬化して室温で堅固で実質的に非
流動性の状態となる接着剤層、及び 該接着剤層中に分散した不連続の隔離された導
電要素のモノレイヤーを含み、そして 前記の接着剤層が、他の領域に較べて或る領域
において大容量の接着剤を有し、それによつて該
層の少なくとも片面の或る部分が該面の他の領域
よりも低く凹み、従つて前記の基体に対して該層
を加熱して押しつけた際、その凹んだ部分に接着
剤が押しやられて導電要素と基体との間に緊密な
電気的連繋がもたらされる、 ことを特徴とする前記のシート物質。 2 凹んでいない部分の少なくとも或る部分にお
ける接着剤層の平均厚さが、それらの部分におけ
る導電要素の平均厚さよりも大きい、特許請求の
範囲1のシート物質。 3 導電要素が完全接着剤層の平均厚さよりも大
きい平均厚さを有する、特許請求の範囲1又は2
のシート物質。 4 導電要素間の平均間隔が該要素の平均直径に
少なくとも等しい、特許請求の範囲1〜3のいず
れか1項のシート物質。 5 可撓性のバツキングを含み、その上に接着剤
層が担持されている、特許請求の範囲1〜4のい
ずれか1項のシート物質。 6 前記のバツキングが厚さ50μ又はそれ以下の
ポリエステルフイルムである、特許請求の範囲5
のシート物質。 7 可撓性のバツキングと接着剤層との間に導電
層が含まれている、特許請求の範囲5のシート物
質。 8 細くて平行な導電性の縞の状態で複数個の導
電層が含まれている、特許請求の範囲7のシート
物質。 9 導電性の縞の上でのみ導電要素が接着剤層中
に配列している、特許請求の範囲8のシート物
質。 10 導電性の縞に挾まれた空間を覆う外側表面
の少なくとも一部分が該表面の他の部分よりも凹
んでいる、特許請求の範囲8のシート物質。 11 トランスフアー接着剤として有用であり、
接着剤層の両側で結合を生じさせるのに適した、
特許請求の範囲1〜4のいずれか1項のシート物
質。 12 凹んだ部分がある前記の片側と反対側の接
着剤層の表面が剥離できるように剥離ライナーに
接着されている、特許請求の範囲11のシート物
質 13 接着剤層が40℃又はそれ以上の温度で少な
くとも75gの力のプローブタツク値を示す熱間粘
着接着剤である、特許請求の範囲1〜12のいず
れか1項のシート物質。 14 接着剤層が1種又はそれ以上のアクリルポ
リマーからなり、そして 1 アクリルエステルモノマーが前記の接着剤層
の1種又はそれ以上のアクリルポリマーの少な
くとも50モル%を占め、 2 前記の1種又はそれ以上のアクリルポリマー
が−10℃〜80℃のTg又は重量平均Tgを有し、
そして 3 前記の接着剤層が a 20℃において75gf未満のプローブタツク
値、 b 50℃以上の或る範囲に亘つて少なくとも
75gfのプローブタツク値(この値は、40℃に
おける30日後においても実質的に不変であ
る)、及び c 65℃において25分以上の剪断値を有し、そ
して 前記の接着剤層が前記の50℃以上の範囲内の任
意の温度下の接触によつて清浄な基体に良好に接
着する、 特許請求の範囲1〜12のいずれか1項のシート
物質。 15 接着剤層がモノマー類の1種又はそれ以上
のアクリルコポリマーからなり、モノマー類の最
高50モル%までがアクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、これら
の酸のアミド類、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル及びN−ビニル−2−ピロリドンから選
ばれた少なくとも1種の共重合性のモノマーであ
る、特許請求の範囲14のシート物質。 16 前記のアクリルエステルモノマーがアルキ
ル基の炭素数が1〜8のアルキルアクリレート、
アルキル基の炭素数が1〜8のアルキルメタクリ
レート、ボルニルアクリレート、ボルニルメタク
リレート、2−フエノキシエチルアクリレート、
2−フエノキシメチルアクリレート、イタコン酸
のモノ−及びジ−メチル及びエチルエステル、な
らびにマレイン酸のモノ−及びジ−メチル及びエ
チルエステルから選ばれたものである、特許請求
の範囲14又は15のシート物質。 17 全モノマー類の5モル%以下がスチレン、
酢酸ビニル及び塩化ビニルのうちの少なくとも1
種によつて構成されている、特許請求の範囲14
〜16のいずれか1項のシート物質。 18 接着剤層が、全モノマー100重量部に対し
て少なくとも0.2部の量のオルガノシランとの相
互作用によつて形成されたアクリルエステルモノ
マーを主成分とする、−10℃〜80℃のTgを有する
アクリル−シランインターポリマーからなる、特
許請求の範囲1〜17のいずれか1項のシート物
質。 19 オルガノシランの量が全モノマー100重量
部に対して0.5〜4部である、特許請求の範囲1
8のシート物質。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Publications (2)
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|---|---|
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Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP993284A Granted JPS59176037A (ja) | 1983-01-24 | 1984-01-23 | 電気的接続に用いるシ−ト物質 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59176037A (ja) |
| BR (1) | BR8400258A (ja) |
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| JP2002097424A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-04-02 | Three M Innovative Properties Co | 熱硬化型導電性接着シート、それを用いた接続構造及び接続方法 |
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-
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- 1984-01-20 ES ES1984276990U patent/ES276990Y/es not_active Expired
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- 1984-01-23 JP JP993284A patent/JPS59176037A/ja active Granted
- 1984-01-23 BR BR8400258A patent/BR8400258A/pt not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| MX154873A (es) | 1987-12-23 |
| JPS59176037A (ja) | 1984-10-05 |
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