JPH0417089B2 - - Google Patents
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- JPH0417089B2 JPH0417089B2 JP61059343A JP5934386A JPH0417089B2 JP H0417089 B2 JPH0417089 B2 JP H0417089B2 JP 61059343 A JP61059343 A JP 61059343A JP 5934386 A JP5934386 A JP 5934386A JP H0417089 B2 JPH0417089 B2 JP H0417089B2
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、環境汚染の原因となる酸性ガス、臭
気成分、界面活性剤、重金属イオンなどの吸着除
去に有効な吸着剤に関する。 (従来の技術) 従来、ポリエチレンイミン等のポリアミン類
が、二酸化炭素、二酸化硫黄、硫化水素、アルデ
ヒド類、メルカプタン類等の酸性ガスや臭気成
分、非イオン性あるいはアニオン性の界面活性
剤、銅、水銀等の重金属イオンなどに対して強い
親和性を有するため、これらを吸着除去する能力
を有していることは一般に公知である。 したがつて、ポリエチレンイミンを用いた環境
浄化用の吸着剤を得るため、各種担体に担持させ
る方法について、各種の提案がなされている。例
えば、ポリエチレンイミンを活性炭に添着して得
た吸着剤でアルデヒド、シアン化合物、硫化水
素、メルカプタン類を除去する方法(特開昭59−
186641号)、クロルメチル化橋かけポリスチレン
粒子にポリエチレンイミンを結合担持して得た吸
着剤で水中より非イオン性あるいはアニオン性の
界面活性剤を除去する方法(特開昭60−241932
号)、活性炭をポリエチレンイミン及びジアルデ
ヒド/二硫化炭素で処理して得た吸着剤で重金属
イオンを除去する方法(特開昭60−48139号)な
どが提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記特開昭59−186641号の如き
ポリエチレンイミンを物理的吸着によつて担持し
た吸着剤は、簡便な操作で容易に吸着剤を調製す
ることはできるが、水や湿気の存在下では担持し
たポリエチレンイミンが脱離するため、環境汚染
物質を水中から除去するような使用には支障があ
つた。 一方、特開昭60−241932号や特開昭60−48139
号の如き化学結合や変性処理によつてポリエチレ
ンイミンを担体上に強固に担持した吸着剤は、空
気中や水中での使用条件による制限はないが、吸
着能力に重要な影響を与えるポリエチレンイミン
の担持量を制御することが困難であり、充分な吸
着能を有するものを安定に調製することの難しい
ものであつた。また、その調製方法がかなり煩雑
であるという問題点も有していた。 本発明は、前記した問題点を解消するものであ
り、任意の量のポリエチレンイミンを簡便な操作
で担体に担持でき、また、ポリエチレンイミンの
担持力にすぐれているために、水中での使用にも
耐え、環境汚染物質の吸着能にすぐれた吸着剤を
提供するものである。 (問題点を解決するための手段および作用) 本発明者らは、前記問題点を解決すべく鋭意研
究を行つた結果、特定の担体及び特定の分子量の
ポリエチレンイミンの組合せを選択したときにの
み、目的とする吸着剤が得られることを見出し、
本発明を完成させた。 すなわち、本発明は、(メタ)アクリル酸アル
キルエステルおよび/または芳香族ビニルを主成
分とする単量体を重合して得られる多孔性樹脂に
分子量5000以上のポリエチレンイミンを担持して
なる環境浄化用吸着剤に関するものである。 本発明に用いられる担体としての多孔性樹脂
は、ポリエチレンイミンと強い親和性を有するも
のであり、メチル(メタ)アクリレートに代表さ
れる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系やス
チレンに代表される芳香族ビニル系を主要な単量
体成分として重合して得られるもので、望ましく
は(メタ)アクリル酸、マレイン酸等の不飽和カ
ルボン酸系単量体;スチレンスルホン酸、スルホ
エチル(メタ)アクリレート、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸等の不飽和ス
ルホン酸系単量体などの酸性基含有不飽和単量体
を共重合したり、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
(トリ)メタアクリレート、N,N′−メチレンビ
ス(アクリルアミド)、ジビニルベンゼン等の架
橋性単量体を共重合したりして得られる。また、
前記主要な単量体成分以外にアクリロニトリルや
酢酸ビニル等の他の単量体が一部共重合されてい
てもよい。該多孔性樹脂は、ポリエチレンイミン
の担持力を高めるために、多孔性であることが必
須であり、一般に比表面積が50m2/g以上、より
好ましくは100m2/g以上のものが本発明に有効
である。比表面積が50m2/g未満であると、充分
なポリエチレンイミンを担持することができず、
環境汚染物質の吸着能にすぐれた吸着剤が得られ
ない。また、多孔性樹脂の形状は特に制限なく、
例えば粒状、粉末状、フレーク状のものなどが使
用できる。多孔性樹脂の具体例を挙げれば、合成
吸着剤として市販のアンバーライト XAD−7
やアンバーライト XAD−8(以上ロームアンド
ハース社製)、ダイヤイオン HP−1MGやダイ
ヤイオン HP−2MG(以上三菱化成工業(株)製)
等の(メタ)アクリル系樹脂;アンバーライト
XAD−2やアンバーライト XAD−4(以上ロ
ームアンドハース社製)、ダイヤイオン HP−
20やダイヤイオンHP−40(以上三菱化成工業(株)
製)、デユオライト S−862やデユオライト S
−865(以上住友化学工業(株)製)等のポリスチレン
系樹脂、デユオライト S−761(住友化学工業(株)
製)等のフエノール系樹脂などがある。 本発明に用いられるポリエチレンイミンは、そ
の分子量が5000以上の高分子量のものである。ポ
リエチレンイミンの分子量が5000未満の低分子量
では、多孔性樹脂に担持せしめて吸着剤とした場
合、ポリエチレンイミンの担持力にすぐれた吸着
剤が得られない。したがつて、このような低分子
量のポリエチレンイミンを使用すれば、得られる
吸着剤は、水や湿気の存在下ではポリエチレンイ
ミンが担体より脱離し易くなり、環境汚染物質の
吸着能に劣つたものとなる。もちろん、エチレン
ジアミンやトリエチレンテトラミン等の低級アミ
ン類を分子量5000以上のポリエチレンイミンの代
わりに使用しても、充分な吸着能を有する吸着剤
は得られない。 本発明において、分子量5000以上のポリエチレ
ンイミンを多孔性樹脂に担持するには、一般の担
体に触媒や活性物質を担持する際にとられるスプ
レー法、含浸法、含浸法などの公知の方法を採用
すればよい。 しかし、水中での使用に耐え、且つ環境汚染物
質の吸着力にすぐれた本発明の吸着剤を簡便な操
作で得るためには、次の方法により、ポリエチレ
ンイミンを多孔性樹脂に担持するのが好ましい。
すなわち、吸着剤の用途や目的とする吸着能に応
じた量のポリエチレンイミンを溶解した溶剤溶液
中に、多孔性樹脂を浸漬したのち、溶剤を留去す
る方法である。この際使用する溶剤としては、分
子量5000以上のポリエチレンイミンをよく溶解し
且つ多孔性樹脂の多孔性を損なわないものであれ
ば、特に制限なく、例えば水;メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、n−ブタノール等の
アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類;メチルセロソルブ等のセロソルブ類
などが挙げられ、中でも、留去しやすい低沸点の
メタノールが好ましい。また、担持するために使
用するポリエチレンイミンの量は、特に制限はな
いが、多孔性樹脂100重量部に対して100重量部以
下、より好ましくは50重量部以下の範囲が望まし
い。100重量部を越える多量のポリエチレンイミ
ンを用いても、それに比例してポリエチレンイミ
ンの担持量は増大せず、むしろ強固に担持されな
い遊離のポリエチレンイミンが多くなつて、得ら
れる吸着剤が水中での使用に耐えなくなつたり、
後述する熱水による遊離ポリエチレンイミンの抽
出除去操作での不経済の原因となることがある。 さらに、本発明の吸着剤を得る際、前記したよ
うな方法でポリエチレンイミンを多孔性樹脂に担
持したのち、担持されずに残つた遊離のポリエチ
レンイミンを熱水で抽出除去しておくのが好まし
い。本発明の吸着剤は、分子量5000以上のポリエ
チレンイミンと特定の担体とを組合せて得られる
ため、非常に担持力が強く、遊離のポリエチレン
イミンを生成することが極めて少ないものである
が、特に水中での使用に当つては、予め熱水によ
る遊離ポリエチレンイミンの抽出除去操作を行つ
たものの方が好ましい。前記の熱水による抽出除
去操作は、例えば分子量5000以上のポリエチレン
イミンを担持して得られた本発明の吸着剤を、50
〜100℃の熱水に浸漬・混合したのち、熱水から
分離・乾燥することによつて行うことができる。 (発明の効果) 以上のようにして得られた本発明の環境浄化用
吸着剤は、特定分子量ポリエチレンイミンと特定
の担体との組合せからなつているため、簡便な操
作でポリエチレンイミンを担体に強固に担持する
ことができ、また、ポリエチレンイミンの担持力
にすぐれているため、水中での使用にも耐え、環
境汚染物質の吸着能にもすぐれている。更に、本
発明においてポリエチレンイミンを担体に担持す
る際、簡便な操作によつても遊離ポリエチレンイ
ミンの生成を極めて少ないレベルに抑えることが
できるので、ポリエチレンイミンの担持量を吸着
剤の使用目的に応じて任意の量に制御することが
容易となる。また、本発明において、ポリエチレ
ンイミンの担持後に熱水での遊離ポリエチレンイ
ミンの抽出除去操作を行えば、温水中での苛酷な
使用にも耐えるすぐれた耐久性の吸着剤とするこ
とも可能である。 したがつて、本発明の吸着剤は、ポリエチレン
イミンの吸着性能を充分に発揮せしめることがで
き、例えば大気中よりの二酸化炭素、二酸化硫
黄、硫化水素、アルデヒド類、メルカプタン類等
の酸性ガスや臭気成分の吸着除去、あるいは水中
よりの非イオン性あるいはアニオン性の界面活性
剤や重金属イオンの吸着除去等幅広い用途に用い
ることができる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を記載するが、本発明は
これらにより限定されるものでない。 実施例 1 担体としての多孔性(メタ)アクリル系樹脂ア
ンバーライト XAD−7(ロームアンドハース社
製、比表面積450m2/g)を固形分として100重量
部とポリエチレンイミンのエポミン SP−200
(日本触媒化学工業(株)製、平均分子量10000)43重
量部とを、メタノール400重量部中で30℃にて混
合した。混合後、40℃で減圧下にメタノールを留
去し、ポリエチレンイミンを担体に担持して、本
発明の吸着剤1を得た。得られた吸着剤1のポリ
エチレンイミン担持量を窒素含有量分析によつて
測定した結果、担体100重量部に対し34.2重量部
の割合であつた。 比較例 1 エポミン SP−200の代わりにポリエチレンイ
ミンのエポミン SP−018(日本触媒化学工業(株)
製、平均分子量1800)を用いた以外は、実施例1
と同様にして、比較用の吸着剤1を得た。得られ
た比較用吸着剤1のポリエチレンイミン担持量を
測定した結果、担体100重量部に対し38.5重量部
の割合であつた。 実施例 2 アンバーライト XAD−7の代わりに多孔性
ポリスチレン系樹脂アンバーライト XAD−4
(ロームアンドハース社製、比表面積700m2/g)
を用いた以外は、実施例1と同様にして、本発明
の吸着剤2を得た。得られた吸着剤2のポリエチ
レンイミン担持量を測定した結果、担体100重量
部に対し30.2重量部の割合であつた。 比較例 2 エポミン SP−200の代わりにポリエチレンイ
ミンのエポミン SP−018(日本触媒化学工業(株)
製、平均分子量1800)を用いた以外は、実施例2
と同様にして、比較用の吸着剤2を得た。得られ
た比較用吸着剤2のポリエチレンイミン担持量を
測定した結果、担体100重量部に対し32.8重量部
の割合であつた。 実施例 3 実施例1〜2および比較例1〜2で得られた吸
着剤1〜2および比較用吸着剤1〜2のそれぞれ
1重量部を、100℃の熱水100重量部中に添加混合
し、担体に担持されているポリエチレンイミンの
熱水への抽出を行い、抽出液中のポリエチレンイ
ミン量をコロイド滴定により経時的に測定した。
また、5時間抽出後のそれぞれの吸着剤を熱水よ
り分離し、乾燥後、各吸着剤のポリエチレンイミ
ン担持量を窒素含有量分析によつて測定した。 5時間抽出後の吸着剤のポリエチレンイミン担
持量測定結果を第1表に示した。また、コロイド
滴定による経時的測定結果を抽出率に換算し、抽
出時間−抽出率のグラフとして第1図に示した。
なお、抽出率(%)は次式により求めた。 抽出率(%)=抽出液中のポリエチレンイ
ミン量/抽出前のポリエチレンイミン担持量×100
気成分、界面活性剤、重金属イオンなどの吸着除
去に有効な吸着剤に関する。 (従来の技術) 従来、ポリエチレンイミン等のポリアミン類
が、二酸化炭素、二酸化硫黄、硫化水素、アルデ
ヒド類、メルカプタン類等の酸性ガスや臭気成
分、非イオン性あるいはアニオン性の界面活性
剤、銅、水銀等の重金属イオンなどに対して強い
親和性を有するため、これらを吸着除去する能力
を有していることは一般に公知である。 したがつて、ポリエチレンイミンを用いた環境
浄化用の吸着剤を得るため、各種担体に担持させ
る方法について、各種の提案がなされている。例
えば、ポリエチレンイミンを活性炭に添着して得
た吸着剤でアルデヒド、シアン化合物、硫化水
素、メルカプタン類を除去する方法(特開昭59−
186641号)、クロルメチル化橋かけポリスチレン
粒子にポリエチレンイミンを結合担持して得た吸
着剤で水中より非イオン性あるいはアニオン性の
界面活性剤を除去する方法(特開昭60−241932
号)、活性炭をポリエチレンイミン及びジアルデ
ヒド/二硫化炭素で処理して得た吸着剤で重金属
イオンを除去する方法(特開昭60−48139号)な
どが提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記特開昭59−186641号の如き
ポリエチレンイミンを物理的吸着によつて担持し
た吸着剤は、簡便な操作で容易に吸着剤を調製す
ることはできるが、水や湿気の存在下では担持し
たポリエチレンイミンが脱離するため、環境汚染
物質を水中から除去するような使用には支障があ
つた。 一方、特開昭60−241932号や特開昭60−48139
号の如き化学結合や変性処理によつてポリエチレ
ンイミンを担体上に強固に担持した吸着剤は、空
気中や水中での使用条件による制限はないが、吸
着能力に重要な影響を与えるポリエチレンイミン
の担持量を制御することが困難であり、充分な吸
着能を有するものを安定に調製することの難しい
ものであつた。また、その調製方法がかなり煩雑
であるという問題点も有していた。 本発明は、前記した問題点を解消するものであ
り、任意の量のポリエチレンイミンを簡便な操作
で担体に担持でき、また、ポリエチレンイミンの
担持力にすぐれているために、水中での使用にも
耐え、環境汚染物質の吸着能にすぐれた吸着剤を
提供するものである。 (問題点を解決するための手段および作用) 本発明者らは、前記問題点を解決すべく鋭意研
究を行つた結果、特定の担体及び特定の分子量の
ポリエチレンイミンの組合せを選択したときにの
み、目的とする吸着剤が得られることを見出し、
本発明を完成させた。 すなわち、本発明は、(メタ)アクリル酸アル
キルエステルおよび/または芳香族ビニルを主成
分とする単量体を重合して得られる多孔性樹脂に
分子量5000以上のポリエチレンイミンを担持して
なる環境浄化用吸着剤に関するものである。 本発明に用いられる担体としての多孔性樹脂
は、ポリエチレンイミンと強い親和性を有するも
のであり、メチル(メタ)アクリレートに代表さ
れる(メタ)アクリル酸アルキルエステル系やス
チレンに代表される芳香族ビニル系を主要な単量
体成分として重合して得られるもので、望ましく
は(メタ)アクリル酸、マレイン酸等の不飽和カ
ルボン酸系単量体;スチレンスルホン酸、スルホ
エチル(メタ)アクリレート、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸等の不飽和ス
ルホン酸系単量体などの酸性基含有不飽和単量体
を共重合したり、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
(トリ)メタアクリレート、N,N′−メチレンビ
ス(アクリルアミド)、ジビニルベンゼン等の架
橋性単量体を共重合したりして得られる。また、
前記主要な単量体成分以外にアクリロニトリルや
酢酸ビニル等の他の単量体が一部共重合されてい
てもよい。該多孔性樹脂は、ポリエチレンイミン
の担持力を高めるために、多孔性であることが必
須であり、一般に比表面積が50m2/g以上、より
好ましくは100m2/g以上のものが本発明に有効
である。比表面積が50m2/g未満であると、充分
なポリエチレンイミンを担持することができず、
環境汚染物質の吸着能にすぐれた吸着剤が得られ
ない。また、多孔性樹脂の形状は特に制限なく、
例えば粒状、粉末状、フレーク状のものなどが使
用できる。多孔性樹脂の具体例を挙げれば、合成
吸着剤として市販のアンバーライト XAD−7
やアンバーライト XAD−8(以上ロームアンド
ハース社製)、ダイヤイオン HP−1MGやダイ
ヤイオン HP−2MG(以上三菱化成工業(株)製)
等の(メタ)アクリル系樹脂;アンバーライト
XAD−2やアンバーライト XAD−4(以上ロ
ームアンドハース社製)、ダイヤイオン HP−
20やダイヤイオンHP−40(以上三菱化成工業(株)
製)、デユオライト S−862やデユオライト S
−865(以上住友化学工業(株)製)等のポリスチレン
系樹脂、デユオライト S−761(住友化学工業(株)
製)等のフエノール系樹脂などがある。 本発明に用いられるポリエチレンイミンは、そ
の分子量が5000以上の高分子量のものである。ポ
リエチレンイミンの分子量が5000未満の低分子量
では、多孔性樹脂に担持せしめて吸着剤とした場
合、ポリエチレンイミンの担持力にすぐれた吸着
剤が得られない。したがつて、このような低分子
量のポリエチレンイミンを使用すれば、得られる
吸着剤は、水や湿気の存在下ではポリエチレンイ
ミンが担体より脱離し易くなり、環境汚染物質の
吸着能に劣つたものとなる。もちろん、エチレン
ジアミンやトリエチレンテトラミン等の低級アミ
ン類を分子量5000以上のポリエチレンイミンの代
わりに使用しても、充分な吸着能を有する吸着剤
は得られない。 本発明において、分子量5000以上のポリエチレ
ンイミンを多孔性樹脂に担持するには、一般の担
体に触媒や活性物質を担持する際にとられるスプ
レー法、含浸法、含浸法などの公知の方法を採用
すればよい。 しかし、水中での使用に耐え、且つ環境汚染物
質の吸着力にすぐれた本発明の吸着剤を簡便な操
作で得るためには、次の方法により、ポリエチレ
ンイミンを多孔性樹脂に担持するのが好ましい。
すなわち、吸着剤の用途や目的とする吸着能に応
じた量のポリエチレンイミンを溶解した溶剤溶液
中に、多孔性樹脂を浸漬したのち、溶剤を留去す
る方法である。この際使用する溶剤としては、分
子量5000以上のポリエチレンイミンをよく溶解し
且つ多孔性樹脂の多孔性を損なわないものであれ
ば、特に制限なく、例えば水;メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、n−ブタノール等の
アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類;メチルセロソルブ等のセロソルブ類
などが挙げられ、中でも、留去しやすい低沸点の
メタノールが好ましい。また、担持するために使
用するポリエチレンイミンの量は、特に制限はな
いが、多孔性樹脂100重量部に対して100重量部以
下、より好ましくは50重量部以下の範囲が望まし
い。100重量部を越える多量のポリエチレンイミ
ンを用いても、それに比例してポリエチレンイミ
ンの担持量は増大せず、むしろ強固に担持されな
い遊離のポリエチレンイミンが多くなつて、得ら
れる吸着剤が水中での使用に耐えなくなつたり、
後述する熱水による遊離ポリエチレンイミンの抽
出除去操作での不経済の原因となることがある。 さらに、本発明の吸着剤を得る際、前記したよ
うな方法でポリエチレンイミンを多孔性樹脂に担
持したのち、担持されずに残つた遊離のポリエチ
レンイミンを熱水で抽出除去しておくのが好まし
い。本発明の吸着剤は、分子量5000以上のポリエ
チレンイミンと特定の担体とを組合せて得られる
ため、非常に担持力が強く、遊離のポリエチレン
イミンを生成することが極めて少ないものである
が、特に水中での使用に当つては、予め熱水によ
る遊離ポリエチレンイミンの抽出除去操作を行つ
たものの方が好ましい。前記の熱水による抽出除
去操作は、例えば分子量5000以上のポリエチレン
イミンを担持して得られた本発明の吸着剤を、50
〜100℃の熱水に浸漬・混合したのち、熱水から
分離・乾燥することによつて行うことができる。 (発明の効果) 以上のようにして得られた本発明の環境浄化用
吸着剤は、特定分子量ポリエチレンイミンと特定
の担体との組合せからなつているため、簡便な操
作でポリエチレンイミンを担体に強固に担持する
ことができ、また、ポリエチレンイミンの担持力
にすぐれているため、水中での使用にも耐え、環
境汚染物質の吸着能にもすぐれている。更に、本
発明においてポリエチレンイミンを担体に担持す
る際、簡便な操作によつても遊離ポリエチレンイ
ミンの生成を極めて少ないレベルに抑えることが
できるので、ポリエチレンイミンの担持量を吸着
剤の使用目的に応じて任意の量に制御することが
容易となる。また、本発明において、ポリエチレ
ンイミンの担持後に熱水での遊離ポリエチレンイ
ミンの抽出除去操作を行えば、温水中での苛酷な
使用にも耐えるすぐれた耐久性の吸着剤とするこ
とも可能である。 したがつて、本発明の吸着剤は、ポリエチレン
イミンの吸着性能を充分に発揮せしめることがで
き、例えば大気中よりの二酸化炭素、二酸化硫
黄、硫化水素、アルデヒド類、メルカプタン類等
の酸性ガスや臭気成分の吸着除去、あるいは水中
よりの非イオン性あるいはアニオン性の界面活性
剤や重金属イオンの吸着除去等幅広い用途に用い
ることができる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を記載するが、本発明は
これらにより限定されるものでない。 実施例 1 担体としての多孔性(メタ)アクリル系樹脂ア
ンバーライト XAD−7(ロームアンドハース社
製、比表面積450m2/g)を固形分として100重量
部とポリエチレンイミンのエポミン SP−200
(日本触媒化学工業(株)製、平均分子量10000)43重
量部とを、メタノール400重量部中で30℃にて混
合した。混合後、40℃で減圧下にメタノールを留
去し、ポリエチレンイミンを担体に担持して、本
発明の吸着剤1を得た。得られた吸着剤1のポリ
エチレンイミン担持量を窒素含有量分析によつて
測定した結果、担体100重量部に対し34.2重量部
の割合であつた。 比較例 1 エポミン SP−200の代わりにポリエチレンイ
ミンのエポミン SP−018(日本触媒化学工業(株)
製、平均分子量1800)を用いた以外は、実施例1
と同様にして、比較用の吸着剤1を得た。得られ
た比較用吸着剤1のポリエチレンイミン担持量を
測定した結果、担体100重量部に対し38.5重量部
の割合であつた。 実施例 2 アンバーライト XAD−7の代わりに多孔性
ポリスチレン系樹脂アンバーライト XAD−4
(ロームアンドハース社製、比表面積700m2/g)
を用いた以外は、実施例1と同様にして、本発明
の吸着剤2を得た。得られた吸着剤2のポリエチ
レンイミン担持量を測定した結果、担体100重量
部に対し30.2重量部の割合であつた。 比較例 2 エポミン SP−200の代わりにポリエチレンイ
ミンのエポミン SP−018(日本触媒化学工業(株)
製、平均分子量1800)を用いた以外は、実施例2
と同様にして、比較用の吸着剤2を得た。得られ
た比較用吸着剤2のポリエチレンイミン担持量を
測定した結果、担体100重量部に対し32.8重量部
の割合であつた。 実施例 3 実施例1〜2および比較例1〜2で得られた吸
着剤1〜2および比較用吸着剤1〜2のそれぞれ
1重量部を、100℃の熱水100重量部中に添加混合
し、担体に担持されているポリエチレンイミンの
熱水への抽出を行い、抽出液中のポリエチレンイ
ミン量をコロイド滴定により経時的に測定した。
また、5時間抽出後のそれぞれの吸着剤を熱水よ
り分離し、乾燥後、各吸着剤のポリエチレンイミ
ン担持量を窒素含有量分析によつて測定した。 5時間抽出後の吸着剤のポリエチレンイミン担
持量測定結果を第1表に示した。また、コロイド
滴定による経時的測定結果を抽出率に換算し、抽
出時間−抽出率のグラフとして第1図に示した。
なお、抽出率(%)は次式により求めた。 抽出率(%)=抽出液中のポリエチレンイ
ミン量/抽出前のポリエチレンイミン担持量×100
【表】
第1表および第1図より明らかなように、本発
明の吸着剤は、ポリエチレンイミンのほとんどが
熱水中でも抽出されずに担体に強固に担持されて
おり、水中での使用においても信頼性良く充分な
吸着能を発揮し得るものであることがわかる。ま
た、担体に対するポリエチレンイミンの使用量を
適宜設定することにより、安定した任意の吸着能
を有する吸着剤を調製することが可能となる。 実施例 4 実施例1で得た吸着剤11.0gを詰めたガラス
製U字管カラム(内径8mm)に、100%亜硫酸ガ
スを100ml/分の流量で8分間通した。この時の
吸着剤1の亜硫酸ガス吸着量は385mg/gであつ
た。この結果より吸着剤1は、吸着剤1中のポリ
エチレンイミンのアミノ基1モルに対しほぼ1モ
ルの亜硫酸ガスを吸着したことがわかる。 実施例 5 実施例1で得た吸着剤11.0gを詰めた不織布
バツグを、底部にメチルメルカプタン標準液
(1μgメチルメルカプタン/1μlベンゼン)0.90ml
の置かれた内容積900mlの密閉ガラス容器内に吊
るし、室温にて70時間放置した。比較のため、吸
着剤の入つていない不織布バツグを吊るした以外
は、上と同様の状態の容器も同時間放置した。そ
の後、容器内のメチルメルカプタン濃度を北川式
ガス検知管により測定したところ、吸着剤なしの
場合140ppmであり、強いメルカプタン臭がした
のに対し、吸着剤を存在させた場合5ppmであり、
臭気はほとんど除去された。 実施例 6 実施例1で得た吸着剤1を実施例3で行つたと
同様にして、100℃の熱水で5時間抽出し、分離
乾燥して吸着試験用の吸着剤を得た。この吸着剤
0.50gを、アニオン性界面活性剤のドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム250ppmを含む水溶液
100g中に室温で静置した。24時間後の水溶液中
のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム濃度は
115ppmとなつた。これより、この吸着剤のドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム吸着量は、27
mg/gと求まつた。また、吸着試験中に、吸着剤
よりのポリエチレンイミンの脱離溶出は全く認め
られなかつた。
明の吸着剤は、ポリエチレンイミンのほとんどが
熱水中でも抽出されずに担体に強固に担持されて
おり、水中での使用においても信頼性良く充分な
吸着能を発揮し得るものであることがわかる。ま
た、担体に対するポリエチレンイミンの使用量を
適宜設定することにより、安定した任意の吸着能
を有する吸着剤を調製することが可能となる。 実施例 4 実施例1で得た吸着剤11.0gを詰めたガラス
製U字管カラム(内径8mm)に、100%亜硫酸ガ
スを100ml/分の流量で8分間通した。この時の
吸着剤1の亜硫酸ガス吸着量は385mg/gであつ
た。この結果より吸着剤1は、吸着剤1中のポリ
エチレンイミンのアミノ基1モルに対しほぼ1モ
ルの亜硫酸ガスを吸着したことがわかる。 実施例 5 実施例1で得た吸着剤11.0gを詰めた不織布
バツグを、底部にメチルメルカプタン標準液
(1μgメチルメルカプタン/1μlベンゼン)0.90ml
の置かれた内容積900mlの密閉ガラス容器内に吊
るし、室温にて70時間放置した。比較のため、吸
着剤の入つていない不織布バツグを吊るした以外
は、上と同様の状態の容器も同時間放置した。そ
の後、容器内のメチルメルカプタン濃度を北川式
ガス検知管により測定したところ、吸着剤なしの
場合140ppmであり、強いメルカプタン臭がした
のに対し、吸着剤を存在させた場合5ppmであり、
臭気はほとんど除去された。 実施例 6 実施例1で得た吸着剤1を実施例3で行つたと
同様にして、100℃の熱水で5時間抽出し、分離
乾燥して吸着試験用の吸着剤を得た。この吸着剤
0.50gを、アニオン性界面活性剤のドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム250ppmを含む水溶液
100g中に室温で静置した。24時間後の水溶液中
のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム濃度は
115ppmとなつた。これより、この吸着剤のドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム吸着量は、27
mg/gと求まつた。また、吸着試験中に、吸着剤
よりのポリエチレンイミンの脱離溶出は全く認め
られなかつた。
第1図は、実施例3において測定した、吸着剤
1〜2および比較用吸着剤1〜2の熱水によるポ
リエチレンイミン抽出率の経時的変化を示すグラ
フである。
1〜2および比較用吸着剤1〜2の熱水によるポ
リエチレンイミン抽出率の経時的変化を示すグラ
フである。
Claims (1)
- 1 (メタ)アクリル酸アルキルエステルおよ
び/または芳香族ビニルを主成分とする単量体を
重合して得られる多孔性樹脂に分子量5000以上の
ポリエチレンイミンを担持してなる環境浄化用吸
着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61059343A JPS62216641A (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | 環境浄化用吸着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61059343A JPS62216641A (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | 環境浄化用吸着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62216641A JPS62216641A (ja) | 1987-09-24 |
| JPH0417089B2 true JPH0417089B2 (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=13110564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61059343A Granted JPS62216641A (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | 環境浄化用吸着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62216641A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10143171A1 (de) | 2001-09-04 | 2003-03-20 | Solvay Fluor & Derivate | Verfahren zur Säureabtrennung |
| FR2855075B1 (fr) * | 2003-05-21 | 2007-04-20 | Centre Nat Rech Scient | Procede pour immobiliser des composes acides ou electrophiles presents dans une solution |
| EP1919610A4 (en) | 2005-08-09 | 2011-08-10 | Exxonmobil Res & Eng Co | POLYALKYLENIMINE AND POLYALKYLENEACRYLAMIDEALZ FOR A METHOD OF WASHING SAURER GASES |
| US7378561B2 (en) * | 2006-08-10 | 2008-05-27 | University Of Southern California | Method for producing methanol, dimethyl ether, derived synthetic hydrocarbons and their products from carbon dioxide and water (moisture) of the air as sole source material |
| WO2015178458A1 (ja) * | 2014-05-23 | 2015-11-26 | 株式会社クラレ | 膜ファウリング原因物質吸着材およびそれを用いた水処理方法ならびに吸着材の再生方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59186641A (ja) * | 1983-04-05 | 1984-10-23 | Toyobo Co Ltd | 大気浄化フイルタ−用吸着剤 |
| JPS60241932A (ja) * | 1984-05-16 | 1985-11-30 | Agency Of Ind Science & Technol | 非イオン性及びアニオン性界面活性剤用吸着剤 |
-
1986
- 1986-03-19 JP JP61059343A patent/JPS62216641A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62216641A (ja) | 1987-09-24 |
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