JPH0418017B2 - - Google Patents
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- JPH0418017B2 JPH0418017B2 JP60243044A JP24304485A JPH0418017B2 JP H0418017 B2 JPH0418017 B2 JP H0418017B2 JP 60243044 A JP60243044 A JP 60243044A JP 24304485 A JP24304485 A JP 24304485A JP H0418017 B2 JPH0418017 B2 JP H0418017B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cerium
- copper
- magnesium
- alloy
- nickel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C19/00—Alloys based on nickel or cobalt
- C22C19/002—Alloys based on nickel or cobalt with copper as the next major constituent
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Forging (AREA)
- Adornments (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
本発明は、ニツケル−銅合金に関し、更に詳細
には所望の硫化物形態(それによつて合金は爾後
の熱間加工および/または冷間加工時に有害な亀
裂に抵抗する)によつて特徴づけられ、かつ高め
られた展性によつても特徴づけられる新規のニツ
ケル−銅合金に関する。 発明の背景 技術上周知のように、ニツケル−銅合金は、数
十年前からいろいろの異なる応用において使用さ
れている。多数のこのような材料は、硫黄、即ち
所期応用に応じて危険であるとしばしば考えられ
る成分を含有する。しかしながら、すぐれた機械
加工特性が必要な場合においては、硫黄を使用す
ることが必要となることが知られている。その結
果、最小硫黄量、例えば0.025%の存在を必要と
する仕様書、例えばデイフエンス・プロキユアメ
ント・エージエンシーズ(Defense
Procurement Agencies)の仕様書、例えばQQ
−N−281(クラスB)がある。 前記のように、ニツケル−銅合金においては硫
黄は硫化ニツケル、即ち脆化相を形成する原因と
なるので、硫黄は性質を損じることがある。この
ことを相殺するために、マグネシウムが、硫黄を
脆化NiS粒界膜を有害さのより少ない球状硫化マ
グネシウム(MgS)沈殿に変態するのに使用さ
れる。しかしながら、MgSはマグネシウムと同
程度に有益ではあり得るものの、MgSは、たと
えば1800〜2200〓(約982〜1204℃)程度の通常
の熱間加工温度において合金を過度に塑性にする
という傾向を有している。明らかに、硫化マグネ
シウムは、技術上伸びた「すじ状組織」と称され
るものを形成する。換言すれば、熱間加工時にお
いて、ばらばらの(discrete)粒子とは反対に、
上述したすじ状組織が形成される。すなわち、熱
間圧延によつては、上記すじ状組織を粒子へと十
分に破壊することはできないのである。このた
め、熱間加工時および/または爾後の冷間加工時
に、望ましくない亀裂が「材料不合格品」をもた
らす。 問題点は、例えば締結具、例えば六角形ナツト
の製造においてそれ自体明示している。このよう
な最終製品の製造においては、合金材料は、アツ
プセツト鍛造され、短い長さのものに薄く切ら
れ、穿孔され、次いでネジ切りされる。六角形ナ
ツトを形成するに際して、やつかいな亀裂がナツ
トの外径上に生じて過度の不合格品をもたらす、
そして不必要に高い製造コストをもたらす。 硫黄除去は万能の方策であると立証されるかも
知れず、そしてこのことは、中でも、融剤製錬に
よつて多分達成できる。しかし、硫黄の存在は、
機械加工応用に必要である。従つて、問題は、合
金が過度の亀裂なしに熱間加工されるとともに冷
間加工され得るように「すじ上組織」の悪影響を
最小限にしながら、ニツケル−銅合金の機械加工
性に関して硫黄の利益を保持するという問題であ
つた。 発 明 前記問題は、後述のような硫黄含有銅−ニツケ
ル合金へのセリウムおよびマグネシウムの共添加
によつて、完全には解消されないとしても実質上
最小限にされ得ることが今や見出されている。大
幅に少ししか伸びない硫化物すじ状組織しか生じ
ず、加工時の亀裂の原因を顕著に減少するか回避
するらしい。 発明の具体例 一般に、本発明は、マグネシウムおよびセリウ
ムの共存によつて、ニツケル、銅および硫黄を含
有する合金における亀裂を最小限にすることを意
図する。本発明によれば、マグネシウムおよびセ
リウムは、合金が熱間加工されかつ冷間加工され
る時に耐亀裂性を高めるのに十分な、少量である
が有効な量で存在する。セリウム少なくとも0.01
%、有利には0.02%が、マグネシウム少なくとも
0.01%または0.015%、有利には0.025%と一緒に
存在することが好ましい。セリウムおよびマグネ
シウムの保持量は、それぞれ0.1%、最も好まし
くは0.05%を越えることは必要ではない。良好な
結果は、セリウム0.025%およびマグネシウム
0.05%を超えない%を使用して商業的大きさのヒ
ート(heats)で達成されている。換言すれば、
セリウム含有量についていえば、セリウムは、セ
リウムが存在しない場合に形成されるであろうか
なりの量のすじ状組織を、より多く球状組織へと
変換するのに十分な量だけ含有させるべきであ
る。 また、上記のことは別に、本発明においてセリ
ウムとマグネシウムとを共存させることは、セリ
ウムまたはマグネシウムをそれぞれ単独に添加す
る場合に比べて、格段にすぐれた展性を合金に与
える効果があるという点に留意されるべきであ
る。更に、これら2成分の併存によつて、脱酸に
際して、セリウムの合金への溶解をより一層容易
にコントロールすることが可能となる。これは、
マグネシウムに比べてセリウムの方が液相金属中
において良好な溶解度を有していることに起因す
る。すなわち、セリウムは強い脱酸剤であり、そ
のためこれ単独では、含有セリウムのほとんどが
脱酸作用によつて失われてしまう。しかし、マグ
ネシウムと共存させることによつて、この損失を
効果的に制御し、上述したセリウムがもたらす特
性を最大限に発揮させることができるのである。 他成分に関しては、硫黄は、0.01%以上、例え
ば0.02%および0.075%までであるべきである。
より多い硫黄量を利用する必要はない。本発明
は、主としてニツケル基銅含有合金(例えば、銅
20〜40%)に関するが、ニツケル10〜50%を含有
する合金(銅が残部である)も、セリウムおよび
マグネシウムの共存から利益を得るであろうと考
えられる。 ニツケル−銅(および銅−ニツケル)合金中に
しばしば見出される炭素、マンガン、ケイ素およ
び鉄元素は、それぞれ0.3%、2.0%、1%および
5%までの量で存在できる。 最も満足な合金は、銅25〜35%、硫黄0.02〜
0.06%、セリウム0.01〜0.03%、マグネシウム
0.015〜0.05%、炭素0.2%まで、マンガン2%ま
で、ケイ素0.5%まで、鉄2.5%まで、残部本質上
ニツケルを含有する。以下、上記成分のうち、炭
素、マンガン、ケイ素、鉄、銅およびニツケルに
ついてさらに詳細に説明する。 まず、炭素は溶融銅または溶融ニツケルの脱酸
剤として添加される成分である。したがつて、脱
酸剤が必要ではない場合においては、添加する必
要はない。この炭素の含有量が0.3%を超えると
合金中で炭化物の生成が生じるので好ましくな
い。 マンガンは不純物であり、またこれも脱酸剤と
して作用するものであるが、これは含有しない方
が望ましい。含有量が2%を超えると合金に悪影
響を与えるので注意すべきである。 ケイ素も不純物として通常含有されている成分
であり、これ自体は脱酸剤として作用するが、含
有しない方が合金特性としては望ましい。ケイ素
の含有量が1%を超えると合金の加工特性に悪影
響を与える。 鉄は、合金中に通常含まれる不純物である。鉄
自体は、本発明の合金にほとんど影響を与えるこ
とはないが、合金の耐食性に与える影響を最小限
におさえるためには、その含有量は5%以下に制
限することが望ましい。 銅ならびにニツケルは、本発明による耐食性に
すぐれた合金を製造する場合の主要成分であり、
ニツケル−銅の固溶体を得ることを目的として添
加される。そして、本発明においては、銅が20〜
40%添加される。銅の添加量が20%未満の場合に
は、引張強度や降伏強さのような物理的特性が劣
化して耐食性が低下するので好ましくない。一
方、40%を超えて銅を添加した場合においても、
引張強度や降伏強さのような物理的特性は低減し
耐食性に悪影響を及ぼす結果となるので好ましい
ものではない。たとえば、銅30%含有する合金と
40%を超えて銅を含有する合金を比較すると、40
%を超えるものは、耐食性能が不安定となり、あ
る環境下では良好な耐食性能を示したとしても、
別のある環境下では劣化した耐食性能を示すとい
う不安定な特性を有するものとなる。 残部はニツケルならびに不可避的不純物からな
る。 当業者に本発明のより良い理解を与えるため
に、以下の情報が与えられる。 例 30000ポンド(13608Kg)の商業的大きさのヒー
ト(約0.028Mg、0.01Ce、32.6Cu、0.12C、
1.04Mn、0.02Si、1.32Fe、残部Ni)を空気誘導
溶融(大気下において誘導加熱炉によつて溶融す
る方法)し、3個の20インチ×20インチ×90イン
チ(約51cm×51cm×229cm)のインゴツトに鋳造
し、次いでこれらのインゴツトを約2100〓(約
1149℃)に加熱し、そして圧延してビレツトと
し、これらのビレツトをインゴツト当たり6個の
6インチ×8インチ(約15cm×20cm)の片に切断
した。ビレツトを研削し、そして圧延して0.707
インチ(約1.796cm)の棒(コイル状)とした。
六角形ナツトを商業的ナツト製造機でそれから製
造した。このようにして製造された六角形ナツト
は、セリウムを欠いた同様の合金(例)と比較
して最も満足であることが見出された。 例 70000ポンド(約31752Kg)の商業的大きさのヒ
ートを電弧溶融し、そして例におけるように加
工した。再び、製造された六角形ナツトは、全く
満足であることが見出された。このようにして製
造された合金は、0.024%Mg、0.012%Ce、0.027
%S、30.75%Cu、0.14%C、0.93%Mn、0.13%
Si,1.39%Feおよび残部Niおよび不純物を含有
していた(レードル分析)。 例 合金組成物がセリウムを含有していない場合に
は、例およびにおけるように加工された2個
の70000ポンド(約31752Kg)の商業的大きさのヒ
ートは、六角形ナツトの製造において不当な不満
足な量の亀裂を示した。これらの合金の組成は、
次の通りであつた。
には所望の硫化物形態(それによつて合金は爾後
の熱間加工および/または冷間加工時に有害な亀
裂に抵抗する)によつて特徴づけられ、かつ高め
られた展性によつても特徴づけられる新規のニツ
ケル−銅合金に関する。 発明の背景 技術上周知のように、ニツケル−銅合金は、数
十年前からいろいろの異なる応用において使用さ
れている。多数のこのような材料は、硫黄、即ち
所期応用に応じて危険であるとしばしば考えられ
る成分を含有する。しかしながら、すぐれた機械
加工特性が必要な場合においては、硫黄を使用す
ることが必要となることが知られている。その結
果、最小硫黄量、例えば0.025%の存在を必要と
する仕様書、例えばデイフエンス・プロキユアメ
ント・エージエンシーズ(Defense
Procurement Agencies)の仕様書、例えばQQ
−N−281(クラスB)がある。 前記のように、ニツケル−銅合金においては硫
黄は硫化ニツケル、即ち脆化相を形成する原因と
なるので、硫黄は性質を損じることがある。この
ことを相殺するために、マグネシウムが、硫黄を
脆化NiS粒界膜を有害さのより少ない球状硫化マ
グネシウム(MgS)沈殿に変態するのに使用さ
れる。しかしながら、MgSはマグネシウムと同
程度に有益ではあり得るものの、MgSは、たと
えば1800〜2200〓(約982〜1204℃)程度の通常
の熱間加工温度において合金を過度に塑性にする
という傾向を有している。明らかに、硫化マグネ
シウムは、技術上伸びた「すじ状組織」と称され
るものを形成する。換言すれば、熱間加工時にお
いて、ばらばらの(discrete)粒子とは反対に、
上述したすじ状組織が形成される。すなわち、熱
間圧延によつては、上記すじ状組織を粒子へと十
分に破壊することはできないのである。このた
め、熱間加工時および/または爾後の冷間加工時
に、望ましくない亀裂が「材料不合格品」をもた
らす。 問題点は、例えば締結具、例えば六角形ナツト
の製造においてそれ自体明示している。このよう
な最終製品の製造においては、合金材料は、アツ
プセツト鍛造され、短い長さのものに薄く切ら
れ、穿孔され、次いでネジ切りされる。六角形ナ
ツトを形成するに際して、やつかいな亀裂がナツ
トの外径上に生じて過度の不合格品をもたらす、
そして不必要に高い製造コストをもたらす。 硫黄除去は万能の方策であると立証されるかも
知れず、そしてこのことは、中でも、融剤製錬に
よつて多分達成できる。しかし、硫黄の存在は、
機械加工応用に必要である。従つて、問題は、合
金が過度の亀裂なしに熱間加工されるとともに冷
間加工され得るように「すじ上組織」の悪影響を
最小限にしながら、ニツケル−銅合金の機械加工
性に関して硫黄の利益を保持するという問題であ
つた。 発 明 前記問題は、後述のような硫黄含有銅−ニツケ
ル合金へのセリウムおよびマグネシウムの共添加
によつて、完全には解消されないとしても実質上
最小限にされ得ることが今や見出されている。大
幅に少ししか伸びない硫化物すじ状組織しか生じ
ず、加工時の亀裂の原因を顕著に減少するか回避
するらしい。 発明の具体例 一般に、本発明は、マグネシウムおよびセリウ
ムの共存によつて、ニツケル、銅および硫黄を含
有する合金における亀裂を最小限にすることを意
図する。本発明によれば、マグネシウムおよびセ
リウムは、合金が熱間加工されかつ冷間加工され
る時に耐亀裂性を高めるのに十分な、少量である
が有効な量で存在する。セリウム少なくとも0.01
%、有利には0.02%が、マグネシウム少なくとも
0.01%または0.015%、有利には0.025%と一緒に
存在することが好ましい。セリウムおよびマグネ
シウムの保持量は、それぞれ0.1%、最も好まし
くは0.05%を越えることは必要ではない。良好な
結果は、セリウム0.025%およびマグネシウム
0.05%を超えない%を使用して商業的大きさのヒ
ート(heats)で達成されている。換言すれば、
セリウム含有量についていえば、セリウムは、セ
リウムが存在しない場合に形成されるであろうか
なりの量のすじ状組織を、より多く球状組織へと
変換するのに十分な量だけ含有させるべきであ
る。 また、上記のことは別に、本発明においてセリ
ウムとマグネシウムとを共存させることは、セリ
ウムまたはマグネシウムをそれぞれ単独に添加す
る場合に比べて、格段にすぐれた展性を合金に与
える効果があるという点に留意されるべきであ
る。更に、これら2成分の併存によつて、脱酸に
際して、セリウムの合金への溶解をより一層容易
にコントロールすることが可能となる。これは、
マグネシウムに比べてセリウムの方が液相金属中
において良好な溶解度を有していることに起因す
る。すなわち、セリウムは強い脱酸剤であり、そ
のためこれ単独では、含有セリウムのほとんどが
脱酸作用によつて失われてしまう。しかし、マグ
ネシウムと共存させることによつて、この損失を
効果的に制御し、上述したセリウムがもたらす特
性を最大限に発揮させることができるのである。 他成分に関しては、硫黄は、0.01%以上、例え
ば0.02%および0.075%までであるべきである。
より多い硫黄量を利用する必要はない。本発明
は、主としてニツケル基銅含有合金(例えば、銅
20〜40%)に関するが、ニツケル10〜50%を含有
する合金(銅が残部である)も、セリウムおよび
マグネシウムの共存から利益を得るであろうと考
えられる。 ニツケル−銅(および銅−ニツケル)合金中に
しばしば見出される炭素、マンガン、ケイ素およ
び鉄元素は、それぞれ0.3%、2.0%、1%および
5%までの量で存在できる。 最も満足な合金は、銅25〜35%、硫黄0.02〜
0.06%、セリウム0.01〜0.03%、マグネシウム
0.015〜0.05%、炭素0.2%まで、マンガン2%ま
で、ケイ素0.5%まで、鉄2.5%まで、残部本質上
ニツケルを含有する。以下、上記成分のうち、炭
素、マンガン、ケイ素、鉄、銅およびニツケルに
ついてさらに詳細に説明する。 まず、炭素は溶融銅または溶融ニツケルの脱酸
剤として添加される成分である。したがつて、脱
酸剤が必要ではない場合においては、添加する必
要はない。この炭素の含有量が0.3%を超えると
合金中で炭化物の生成が生じるので好ましくな
い。 マンガンは不純物であり、またこれも脱酸剤と
して作用するものであるが、これは含有しない方
が望ましい。含有量が2%を超えると合金に悪影
響を与えるので注意すべきである。 ケイ素も不純物として通常含有されている成分
であり、これ自体は脱酸剤として作用するが、含
有しない方が合金特性としては望ましい。ケイ素
の含有量が1%を超えると合金の加工特性に悪影
響を与える。 鉄は、合金中に通常含まれる不純物である。鉄
自体は、本発明の合金にほとんど影響を与えるこ
とはないが、合金の耐食性に与える影響を最小限
におさえるためには、その含有量は5%以下に制
限することが望ましい。 銅ならびにニツケルは、本発明による耐食性に
すぐれた合金を製造する場合の主要成分であり、
ニツケル−銅の固溶体を得ることを目的として添
加される。そして、本発明においては、銅が20〜
40%添加される。銅の添加量が20%未満の場合に
は、引張強度や降伏強さのような物理的特性が劣
化して耐食性が低下するので好ましくない。一
方、40%を超えて銅を添加した場合においても、
引張強度や降伏強さのような物理的特性は低減し
耐食性に悪影響を及ぼす結果となるので好ましい
ものではない。たとえば、銅30%含有する合金と
40%を超えて銅を含有する合金を比較すると、40
%を超えるものは、耐食性能が不安定となり、あ
る環境下では良好な耐食性能を示したとしても、
別のある環境下では劣化した耐食性能を示すとい
う不安定な特性を有するものとなる。 残部はニツケルならびに不可避的不純物からな
る。 当業者に本発明のより良い理解を与えるため
に、以下の情報が与えられる。 例 30000ポンド(13608Kg)の商業的大きさのヒー
ト(約0.028Mg、0.01Ce、32.6Cu、0.12C、
1.04Mn、0.02Si、1.32Fe、残部Ni)を空気誘導
溶融(大気下において誘導加熱炉によつて溶融す
る方法)し、3個の20インチ×20インチ×90イン
チ(約51cm×51cm×229cm)のインゴツトに鋳造
し、次いでこれらのインゴツトを約2100〓(約
1149℃)に加熱し、そして圧延してビレツトと
し、これらのビレツトをインゴツト当たり6個の
6インチ×8インチ(約15cm×20cm)の片に切断
した。ビレツトを研削し、そして圧延して0.707
インチ(約1.796cm)の棒(コイル状)とした。
六角形ナツトを商業的ナツト製造機でそれから製
造した。このようにして製造された六角形ナツト
は、セリウムを欠いた同様の合金(例)と比較
して最も満足であることが見出された。 例 70000ポンド(約31752Kg)の商業的大きさのヒ
ートを電弧溶融し、そして例におけるように加
工した。再び、製造された六角形ナツトは、全く
満足であることが見出された。このようにして製
造された合金は、0.024%Mg、0.012%Ce、0.027
%S、30.75%Cu、0.14%C、0.93%Mn、0.13%
Si,1.39%Feおよび残部Niおよび不純物を含有
していた(レードル分析)。 例 合金組成物がセリウムを含有していない場合に
は、例およびにおけるように加工された2個
の70000ポンド(約31752Kg)の商業的大きさのヒ
ートは、六角形ナツトの製造において不当な不満
足な量の亀裂を示した。これらの合金の組成は、
次の通りであつた。
【表】
例
一連(3)の50ポンド(約22.7Kg)の実験室の
大きさのヒートも製造して主として展性を評価し
た。一つの場合には、マグネシウムを省略した。
化学組成を以下に与える。
大きさのヒートも製造して主として展性を評価し
た。一つの場合には、マグネシウムを省略した。
化学組成を以下に与える。
【表】
合金A,BおよびCを2050〓(約1121℃)に加
熱し、そして熱間加工(鍛造)して2インチ×2
インチ(約5.1cm×約5.1cm)の棒とし、次いで棒
を鍛造し、そして1/2インチ×1インチ×6イン
チ(約1.27cm×約2.54cm×約15.2cm)の長物に切
断した。マグネシウムを添加していない合金
「A」は、鍛造時に激しく亀裂し、そして更には
試験されなかつた。1300〜2200〓(約704〜1204
℃)の試験範囲にわたつての各種の温度での180°
曲げ試験を使用して、合金「B」は、満足に鍛造
したが良好な展性に欠けており、一方合金「C」
は、非常に良く遂行した。「B」中のセリウム添
加量0.051%は、良好な展性には過剰であると考
えられる。前記のように、セリウムは、好ましく
は硫黄の含有量以下に保持されるべきである。曲
げ試験温度範囲は、「割れ」が誘起されるであろ
うことを目的として加工性を評価するために選択
されたことが加えられるかも知れない。合金Bお
よびCは、さもなければ予想されるであろうもの
よりもかなり大きい耐割れ度を明示した。 本発明の合金は、多数の応用、例えば水量計コ
ンポーネント、ねじ切り盤製品、弁座インサート
などで使用され得る。本発明の合金は、例えば冷
間加工が臨界的加工工程であるナツトを製造する
締結具分野において、特に有用であると考えられ
る。 本発明は、好ましい具体例と共に記載されてい
るが、当業者が理解するであろうように、本発明
の精神および範囲から逸脱せずに修正および変形
を施すことができることが理解されるべきであ
る。これに関連して、勿論、加工時の過度の塑性
および亀裂がさもなければ問題であろうと仮定し
て、一般にニツケル含量および銅含量に関係なく
セリウムおよびマグネシウムが合金に共添加され
得ると考えられる。セリウムは、当業者によつて
認識されるであろうように、セリウム約50%およ
び残部他の希土類を含有するミツシユメタルの形
態で添加され得る。ミツシユメタルのセリウム含
量が50%から大幅に変化するならば、他の希土類
の効果を補償する調整を施さなければならない。 法令の規定に従つて、本発明の特定の具体例が
ここに例示されかつ記載されているが、当業者
は、変形が特許請求の範囲によつてカバーされる
本発明の形態内で施され得ること、および本発明
の或る特徴が他の特徴の対応の使用なしに時々有
利に使用され得ることを理解するであろう。
熱し、そして熱間加工(鍛造)して2インチ×2
インチ(約5.1cm×約5.1cm)の棒とし、次いで棒
を鍛造し、そして1/2インチ×1インチ×6イン
チ(約1.27cm×約2.54cm×約15.2cm)の長物に切
断した。マグネシウムを添加していない合金
「A」は、鍛造時に激しく亀裂し、そして更には
試験されなかつた。1300〜2200〓(約704〜1204
℃)の試験範囲にわたつての各種の温度での180°
曲げ試験を使用して、合金「B」は、満足に鍛造
したが良好な展性に欠けており、一方合金「C」
は、非常に良く遂行した。「B」中のセリウム添
加量0.051%は、良好な展性には過剰であると考
えられる。前記のように、セリウムは、好ましく
は硫黄の含有量以下に保持されるべきである。曲
げ試験温度範囲は、「割れ」が誘起されるであろ
うことを目的として加工性を評価するために選択
されたことが加えられるかも知れない。合金Bお
よびCは、さもなければ予想されるであろうもの
よりもかなり大きい耐割れ度を明示した。 本発明の合金は、多数の応用、例えば水量計コ
ンポーネント、ねじ切り盤製品、弁座インサート
などで使用され得る。本発明の合金は、例えば冷
間加工が臨界的加工工程であるナツトを製造する
締結具分野において、特に有用であると考えられ
る。 本発明は、好ましい具体例と共に記載されてい
るが、当業者が理解するであろうように、本発明
の精神および範囲から逸脱せずに修正および変形
を施すことができることが理解されるべきであ
る。これに関連して、勿論、加工時の過度の塑性
および亀裂がさもなければ問題であろうと仮定し
て、一般にニツケル含量および銅含量に関係なく
セリウムおよびマグネシウムが合金に共添加され
得ると考えられる。セリウムは、当業者によつて
認識されるであろうように、セリウム約50%およ
び残部他の希土類を含有するミツシユメタルの形
態で添加され得る。ミツシユメタルのセリウム含
量が50%から大幅に変化するならば、他の希土類
の効果を補償する調整を施さなければならない。 法令の規定に従つて、本発明の特定の具体例が
ここに例示されかつ記載されているが、当業者
は、変形が特許請求の範囲によつてカバーされる
本発明の形態内で施され得ること、および本発明
の或る特徴が他の特徴の対応の使用なしに時々有
利に使用され得ることを理解するであろう。
Claims (1)
- 1 良好な機械加工性、展性および加工時の耐亀
裂性によつて特徴づけられる硫黄含有ニツケル−
銅合金であつて、重量比で、銅20〜40%、硫黄
0.01〜0.075%、少量であるが耐亀裂性を高める
に十分な有効量のセリウムおよびマグネシウム、
すなわちセリウムおよびマグネシウムを各々0.01
〜0.1%含有し、さらに不純物として炭素0〜0.3
%、マンガン0〜2%、ケイ素0〜1%および鉄
0〜5%含有し、残部が本質上ニツケルからなる
ことを特徴とする、硫黄含有ニツケル−銅合金。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/667,010 US4612164A (en) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | Nickel copper alloys with enhanced malleability and improved sulfide distribution |
| US667010 | 1984-11-01 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPS61110739A JPS61110739A (ja) | 1986-05-29 |
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| JP (1) | JPS61110739A (ja) |
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