JPH04180936A - 架橋グルコマンナン球状粒子、その製造方法およびイオン交換体 - Google Patents

架橋グルコマンナン球状粒子、その製造方法およびイオン交換体

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JPH04180936A
JPH04180936A JP2308118A JP30811890A JPH04180936A JP H04180936 A JPH04180936 A JP H04180936A JP 2308118 A JP2308118 A JP 2308118A JP 30811890 A JP30811890 A JP 30811890A JP H04180936 A JPH04180936 A JP H04180936A
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glucomannan
molecular weight
spherical particles
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low molecular
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JP2308118A
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Hiroshi Morita
博志 森田
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Kurita Water Industries Ltd
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Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は大きな細孔を有し、しかも耐圧強度も高い架橋
グルコマンナン球状粒子、その製造方法および前記架橋
グルコマンナン球状粒子しこイオン交換基を導入したイ
オン交換体に関する。
〔従来の技術〕
タンパク質、核酸等の生体高分子を分離する方法に、分
離剤として多孔性のゲル粒子を用いる液体クロマトグラ
フィーがある。クロマトグラフィーに用いるゲル粒子と
しては、分離したい試料の分子量に応じて最適のゲル粒
子が選択できるように様々な細孔径を有するゲル粒子が
製造され、市販されている。
しかし、市販品の多くは分子量数1万程度までのタンパ
ク質の分離を主目的としたものであり、分子量数100
万以上のDNA等の巨大な生体高分子に適したものは少
ない。それは、ゲル粒子の耐圧強度を損うことなく1分
子量100万以上の生体高分子の分離ができるように細
孔径を大きくすることが困難なことに起因している。特
に、生体親和性の豊かな天然高分子素材からなる市販の
ゲル粒子においては、細孔径を大きくした場合、耐圧強
度を保持することが難しいという問題点がある。
天然高分子素材からなるクロマトグラフィー用のゲル粒
子として、コンニャクイモ等に含まれるグルコマンナン
(コンニャクマンナン)から製造される多孔性の架橋グ
ルコマンナン球状粒子がある(特開昭62−23683
9号)。この架橋グルコマンナン球状粒子は、細孔径を
大きくしても比較的耐圧強度の低下は小さく、分子量1
00万以上の生体高分子の分離に適用することができる
また、このような従来の架橋グルコマンナン球状粒子に
イオン交換基を導入してイオン交換体を得ることもすで
に提案されている(特開平1−94949号)。
しかし、このような架橋グルコマンナン球状粒子やそれ
を用いたイオン交換体においても、さらに細孔径を大き
くすると粒子の耐圧強度の低下が進み、分離に際し実用
的流速、例えば内径5層m。
長さ30cmのカラムで流速LVが3 m/hr以上で
は通液できなくなる。
従来の架橋グルコマンナン球状粒子の製造方法では、グ
ルコマンナンをアルコールを用いて精製しただけの精製
グルコマンナンを出発原料とし、この出発原料を溶媒に
膨潤・溶解し、触媒としてピリジンを用い、酸を加えて
エステル化した後、このグルコマンナンのエステルを粒
子化し、けん化した後、架橋剤により架橋して架橋グル
コマンナン球状粒子を製造している。
しかし、このような従来の製造方法では、ミクロンオー
ダーの巨大な物質が浸透できる大きな細孔径を有し、し
かも実用上十分な耐圧強度を有する架橋グルコマンナン
球状粒子を製造することはできない、また従来の方法で
は、出発原料として用いたグルコマンナンの分子量が最
終産物の架橋グルコマンナン球状粒子に反映されるため
、低分子量のグルコマンナンからなる架橋グルコマンナ
ン球状粒子は得られない。すなわち、グルコマンナンと
して容易に入手可能なコンニャクマンナンの分子量は通
常100万〜200万であるため、従来の製造方法では
、この程度の分子量のグルコマンナンからなるものしか
製造することができない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記問題点を解決するため、ミクロン
オーダーの巨大な物質が浸透できる大きな細孔を有し、
しかも実用上十分な耐圧強度を有する架橋グルコマンナ
ン球状粒子を提供することである。
本発明の他の目的は、上記価れた特性を有する架橋グル
コマンナン球状粒子を容易に製造することができる製造
方法を提供することである。
本発明の別の目的は、前記架橋グルコマンナン球状粒子
を用いたイオン交換体を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は次の架橋グルコマンナン球状粒子、その製造方
法および架橋グルコマンナン球状粒子を用いたイオン交
換体である。
(1)低分子量グルコマンナンの架橋物からなり、かつ
平均細孔径が0.5〜10−の細孔を有することを特徴
とする架橋グルコマンナン球状粒子。
(2)低分子量化したグルコマンナンをエステル化する
か、またはグルコマンナンをエステル化しつつ低分子量
化して得られた低分子量グルコマンナンのエステルを多
孔化剤と共に、水性媒質より沸点が低く、水性媒質に溶
解しないか、または僅かしか溶解しない溶媒中に溶解さ
せた液を原液とし、この原液を水性媒質中に懸濁させて
液滴を形成させ、次いで液滴中の溶媒を蒸発させて得ら
れた低分子量グルコマンナンのエステルの球状粒子をけ
ん化し、架橋剤と反応させて架橋を行わせ、平均細孔径
を0.5〜10−とすることを特徴とする架橋グルコマ
ンナン球状粒子の製造方法。
(3) 0.3gのグルコマンナンのエステルを100
dのクロロホルムに溶解した溶液の30℃で測定した粘
度が0.5〜5cPどなるグルコマンナンのエステルを
多孔化剤と共に、水性媒質より沸点が低く、水性媒質に
溶解しないか、または僅かしか溶解しない溶媒中に溶解
させた液を原液とし、この原液を水性媒質中に懸濁させ
て液滴を形成させ1次いで液滴中の溶媒を蒸発させて得
られた低分子量グルコマンナンのエステルの球状粒子を
けん化し、架橋剤と反応させて架橋を行わせ、平均細孔
径を0.5〜10−とすることを特徴とする架橋グルコ
マンナン球状粒子の製造方法。
(4)上記(1)記載の架橋グルコマンナン球状粒子に
、さらにイオン交換基を導入したことを特徴とするイオ
ン交換体。
本発明の架橋グルコマンナン球状粒子は、D−グルコー
スとD−マンノースを主要構成成分とする低分子量グル
コマンナンが、架橋剤により架橋された親水性のゲル粒
子であり、0.5〜10/a、好ましくは1〜5III
Bの平均細孔径を有するものである。
低分子量グルコマンナンは、分子量が6X10’〜5X
10S、好ましくは8 X 10’ 〜3 X 10’
 のものである。グルコマンナンの分子量が6X10’
未満の場合は、エステル化したものが水中から回収困難
となり、球状粒子を形成するのが難しくなる。−方グル
コマンナンの分子量が5X10’を超えると耐圧強度が
大きく、かつ平均細孔径が0.5〜104のものが得ら
れなくなる。
次に本発明の架橋グルコマンナン球状粒子の製造方法に
ついて説明する。
出発原料となるグルコマンナンとしては、分子fi10
0万〜200万程度のコンニャクマンナンが好ましく、
例えばプロボール(清水化学(株)製、商品名)等の市
販の精製グルコマンナン;グルコマンナン分解酵素等の
内因性酵素を含有している粗グルコマンナンなど、任意
のものが使用できる。
本発明の製造方法の一例としては、まずこのようなグル
コマンナンを低分子化し、前記範囲の分子量とする。低
分子化の方法としては、例えば■グルコマンナンを水に
溶解し、この溶液にグルコマンナナーゼ、セルラーゼ、
マンナナーゼ等のグルコマンナン分解酵素を加え、pH
3〜10.温度O〜40℃、時間1〜30時間の条件で
分解酵素を作用させる方法、■粗グルコマンナンを水に
溶解し、前記■と同様の条件で、粗グルコマンナン中に
含まれている内因性のグルコマンナン分解酵素を作用さ
せる方法、または■これらを組合せた方法などをあげる
ことができ、使用する出発原料のグルコマンナンの種類
により、適宜選択することができる。
次に、このようにして得られた低分子量グルコマンナン
を含有する水溶液を、必要により煮沸等により分解酵素
を失活させ、濾過等により不溶物を除去し、得られだ液
相をアルコール等に注ぎ入れ、沈殿させて精製物を得る
このようにして得た低分子量グルコマンナンをホルムア
ミドまたはジメチルホルムアミドなどの溶媒に膨潤・溶
解し、触媒としてピリジンなどを用い、酢酸、無水酢酸
、プロピオン酸、酪酸、硝酸等の酸を加えてエステル化
し、低分子量グルコマンナンのエステルを得る。
低分子量グルマンナンのエステルを得るには、上記のよ
うなグルコマンナンを低分子化した後エステル化する方
法の他に、グルコマンナンのエステル化と低分子量化と
を同時に行う方法を採用することもできる。このような
方法としては、例えば塩化亜鉛を触媒とし、この存在下
に、低分子量化していないグルコマンナンと、無水酢酸
または無水酢酸と酢酸との混合物とを、10〜60℃、
好ましくは30〜50℃で、5〜200時間、好ましく
は10〜100時間反応させる方法などをあげることが
できる。この方法では、グルコマンナン分子鎖のエステ
ル化反応と加水分解反応とが並行して進行し。
低分子量グルコマンナンのエステルが単一操作で得られ
る。またこの方法では、低分子量化していないグルコマ
ンナンの代わりに前記■〜■の方法で低分子量化したグ
ルコマンナンを使用することもできる。
このようにして得られた低分子量グルコマンナンのエス
テルの分子量は、エステル化に用いられたグルコマンナ
ンの分子量が反映されるため、小さい。次の粒子化の工
程に用いる低分子量グルコマンナンのエステルとしては
、前記範囲の分子量を有するグルコマンナンからなるエ
ステルを用いることができるのはもちろんであるが、グ
ルコマンナンのエステルの分子量を反映する指標となる
溶液粘度が次の範囲にあるものを用いてもよい。
すなわち、0.3gのグルコマンナンのエステルを10
0+aQのクロロホルムに溶解し、30℃で測定した溶
液粘度(B型粘度計〔東京計器(株)製、商標〕、BL
アダプター使用、3(1−6Orpmの条件)が0.5
〜5cP、好ましくは1〜4cPのグルコマンナンのエ
ステルを使用することもできる。特にグルコマンナンの
エステル化と低分子量化とを単一操作で行った場合は、
溶液粘度が前記範囲の低分子量グルコマンナンのエステ
ルを使用するのが簡便である。
なお低分子量化されていないグルコマンナンのエステル
の前記条件で測定した溶液粘度は、通常5〜15cP程
度である。
次に、前記低分子量グルコマンナンのエステルを溶媒に
溶解する。溶媒としては、後記の水性媒質より沸点が低
く、かつ水性媒質に全く溶解しないか、または僅かしか
溶解しないものを使用する。
このような溶媒として具体的には、ジクロロメタン、ク
ロロホルム、四塩化炭素およびトリクロロエチレン等の
塩素化炭化水素系の有機溶媒が使用され、これらを単独
または混合して用いることができる。
低分子量グルコマンナンのエステルの溶解濃度としては
、前記有機溶媒が蒸発除去された後、粒子が球状を保ち
、クロマトグラフィー用の分離剤等としての強度を有し
ておればよいのであって、通常0.05〜20重量%、
好ましくは0.1〜10重量%である。
低分子量グルコマンナンのエステルを前記有機溶媒に溶
解する際、適当な多孔化剤をさらに添加する。
多孔化剤は球状粒子を作った後、除去されて球状粒子を
多孔化するために使用されるもので、具体的には、n−
カプリン酸メチル、テトラヒドロナフタレン、デカヒド
ロナフタレン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、ド
デカン酸メチル、トルエン、ヘキシルアルコール、ヘプ
チルアルコールおよびオクチルアルコール等の前記有機
溶媒より高沸点を有し、かつグルコマンナンのエステル
を溶解しないものなどが使用される。
また前記多孔化剤は球状粒子を多孔化する他に、細孔径
の大きさを調節するために使用される。すなわち、多孔
化剤を添加した場合は、添加しない場合または少量の多
孔化剤を添加した場合に比べて、より大きな細孔径を有
する球状粒子を得ることができる。また同量の多孔化剤
を添加した場合は、より低分子量のグルコマンナンを用
いているもの、またはグルコマンナンのエステルの溶液
粘度がより小さいものの方が、より大きな平均細孔径を
有する球状粒子を得ることができる。
多孔化剤の添加量は、低分子量グルコマンナンのエステ
ル1gに対して0.01〜20n+Q以下、好ましくは
1〜20++Q、さらに好ましくは2〜10mMの割合
とするのが望ましい。
次に、上記のようにして得た低分子量グルコマンナンの
エステルの溶液を水性媒質中に懸濁させ、液滴を形成す
る。
水性媒質としては水または水に親水性保護コロイド、例
えばポリビニルアルコール、部分けん化ポリビニルアル
コール、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロー
ス、メチルセルロース、可溶性澱粉またはゼラチン等を
加えたものなどが使用できる。
親水性保護コロイドは、0.1〜10重量%、好ましく
は0.2〜5重量%水溶液として使用するのがよい。ま
た、水性媒質の使用量は低分子量グルコマンナンのエス
テルの溶液の少なくとも173倍以上、好ましくは1〜
20倍容量とするのがよい。
水性媒質中に前記低分子量グルコマンナンのエステルの
溶液を懸濁させる方法としては、水性媒質中に低分子量
グルコマンナンのエステルの溶液を全量加え、攪拌して
分散、懸濁する方法や、水性媒質を攪拌状態とし、これ
に低分子量グルコマンナンのエステルの溶液を一度にま
たは滴下状に添加する方法などがあげられる。
低分子量グルコマンナンのエステルは水不溶性であるた
め、水性媒質中に微細に分散、懸濁する。
この時粒状化と同時に有機溶媒の蒸発が始まり、ついに
は溶媒が実質的に除去された低分子量グルコマンナンの
エステルの球状粒子が得られる。
液滴中の有機溶媒を蒸発除去する時の温度としては、水
性媒質の氷点以上で有機溶媒の沸点以下の温度が用いら
れるが、蒸発除去を促進させ、かつ粒子形状を良好に保
つためには有機溶媒の沸点より1〜5℃低い温度が好ま
しい。
球状粒子の形成は水性媒質を攪拌することによって行わ
れるが、攪拌速度やエステル濃度等を調節することによ
り任意の粒径のものが得られる。
本発明の場合には、クロマトグラフィー用の分離剤等と
して適当な粒径 1〜500μmの範囲のものが形成さ
れるように調節すればよい。
次に、低分子量グルコマンナンのエステルの球状粒子を
けん化する。この場合1球状粒子の形状を壊さずにその
形状を保ちつつ、けん化できるけん他塔を用いることが
必要である。けん他塔の例としては水酸化ナトリウムま
たは水酸化カリウム水溶液とメタノールとの混合溶液や
、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを硫酸ナトリ
ウム等の塩類水溶液に溶解させた溶液などがあげられる
前者の例でけん化の具体的方法の一例を述べると、低分
子量グルコマンナンのエステルの球状粒子に20倍量に
相当するメタノール(水酸化ナトリウム水溶液含有)を
添加し、室温で24時間攪拌することによりけん化を行
う。
後者の例でけん化の具体的方法の一例を述べると、低分
子量グルコマンナンのエステルの球状粒子を、アルカリ
として水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、無機塩
として硫酸ナトリウムを水に溶解した液に投入し、室温
下24時間攪拌を続けることにより行われる。
上記水溶液に対してアルカリ濃度は0.4〜20重量%
であり、アルカリの量は低分子量グルコマンナンのエス
テルに対して10重量%以上とするのが好ましい。硫酸
ナトリウムは上記水溶液に対して20〜30重量%とす
るのが好ましい。
次にけん化された低分子量グルコマンナンの球状粒子を
架橋する。架橋剤としては、例えばエビクロロヒドリン
、ジェポキシブタン、トリレンジイソシアナート、ヘキ
サメチレンジイソシアナートなどの2官能性化合物をあ
げることができる。
これらの架橋剤は有機性媒体液中に溶解させて架橋剤溶
液として使用される。
架橋剤の有機性媒体波としては、例えば灯油または流動
パラフィンまたはその混合物(例えば容量比7:3)に
界面活性剤(非イオン界面活性剤、例えばソルビタン脂
肪酸エステル)を1〜2重量%混合したもの、あるいは
アセトンとジメチルスルホキシドとの混合液(例えば容
量比2:3)、アセトンとジメチルホルムアミドとの混
合液(例えば容量比2:3)などが用いられる。架橋剤
の濃度は上記架橋剤の有機性媒体液に対して0.05〜
8 mailIQの範囲である。
架橋剤溶液100容量部に対して、けん化された低分子
量グルコマンナンの球状粒子を1〜50重量部加え、室
温〜90℃で1〜72時間攪拌を続けることにより低を
予電グルコマンナンの球状粒子は架橋される。架橋の程
度は架橋剤の濃度により調節することができる。架橋反
応粒子を濾別し、アセトンで洗浄し、次に水洗すること
によって架橋された架橋グルコマンナン球状粒子が得ら
れる。
こうして得られる架橋グルコマンナン球状粒子は、その
ままでも、例えばゲルクロマトグラフィー用充填剤とし
て使用することができるが、さらに、イオン交換基を導
入してイオン交換体とすることができる。導入すること
ができるイオン交換基としては、例えばジエチルアミノ
エチル(DEAE)基、カルボキシメチル基、スルホメ
チル基、第1〜4級アミノエチル基、スルホプロピル基
、リン酸基など、公知のイオン交換基をあげることがで
きる。
イオン交換基の導入は常法により行うことができる。す
なわち、架橋グルコマンナン球状粒子をアルカリ液に予
め浸漬させた後、ハロゲン末端基を有し、導入したいイ
オン交換基となり得る試薬を反応させる方法などが例示
できる。この場合の具体的な試薬としては、例えば2−
クロロトリエチルアミン塩酸塩、クロロ酢酸、クロロメ
タンスルホン酸塩、塩化ホスホリル等が、アルカリ液と
しては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等があげられ
る。
上記の方法により得られる架橋グルコマンナン球状粒子
は、平均細孔径が0.5〜10−と大きいので1ミクロ
ンオーダーの巨大な物質が浸透することができる。また
耐圧強度も高く、例えば平均30−の粒子を充填した内
径5脂m、長さ300m+aのカラムでLV = 3 
m/hrの通液が可能である。さらに排除限界分子量が
1×lOs以上で、細孔に起因する表面積が1〜5m/
g程度である。
通常、ゲル球状粒子の細孔径が大きくなると。
耐圧強度が低下し、このため通液可能な流速が低下する
。従来のグルコマンナン系ゲル球状粒子では、平均細孔
径を0.5g++以上にすると、耐圧強度が十分ではな
いため実用的な流速で通液できなくなる。しかし、本発
明の架橋グルコマンナン球状粒子は平均細孔径が非常に
大きいにもかかわらず、実用的な流速で通液できる。例
えば、同程度の粒径および膨潤度のもので比較すると、
平均細孔径的2−の本発明の架橋グルコマンナン球状粒
子は、低分子量化していないグルコマンナンから製造し
た平均細孔径的0.3−の架橋グルコマンナン球状粒子
(ポリエチレングリコールで測定した排除限界分子量約
1000万)と同等の高流速で通液できる。
このように本発明の架橋グルコマンナン球状粒子が大き
な平均細孔径を有しているにもかかわらず、高速で通液
できる理由は明らかではないが。
細孔が貫通状になっているためと推定される。
なお、架橋グルコマンナン球状粒子が低分子量のグルコ
マンナンからなるものであることを確認するには、次の
方法により容易に行うことができる。まず架橋グルコマ
ンナン球状粒子を水に加え、ソモジー・ネルソン法によ
り還元糖として定量する。次に架橋グルコマンナン球状
粒子中の架橋部分は無視し、すべて糖からなるものとみ
なし、定量に用いた架橋グルコマンナン球状粒子の重量
をソモジー・ネルソン法で定量した還元糖の重量で除し
て平均重合度を求め、この値に単糖の分子量162を乗
じてグルコマンナンの平均分子量を算出すればよい、な
おソモジー・ネルソン法とは、糖の還元力でCu”+を
Cu+に還元し、 Cu+によりモリブデン酸を還元さ
せ、生じたモリブデンブルーを比色定量する方法であり
、糖の還元力の源である還元末端部分のアルデヒド基を
定量するものである。
本発明の架橋グルコマンナン球状粒子またはそれを用い
たイオン交換体は、ゲルクロマトグラフィー用分離剤、
固定化酵素用の担体、イオン交換クロマトグラフィー用
分離剤などとして利用することができる。
本発明の架橋グルコマンナン球状粒子をゲルクロマトグ
ラフィー用分離剤として用いた際に分離できる対象とし
ては、ミクロンオーダーの物質があげられ、特にバクテ
リア、細胞1診断用ラテックス粒子、DNA等のミクロ
ンオーダーの物質の分離に好適に利用される。
また本発明のイオン交換体は、低分子量物質から、タン
パク質、多糖類、核酸および膜部分等の高分子物質まで
の分離に好適に利用される。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、ミクロンオーダーの巨大
な物質が浸透できる大きな細孔を有し、しかも実用上十
分な耐圧強度を有する架橋グルコマンナン球状粒子およ
びイオン交換体が得られる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1 a)グルコマンナンの低分子量化 分子fi 136万の天然グルコマンナンを10g/i
lの水溶液とし、これにグルコマンナナーゼを40Uと
なるように添加し、pH7,30℃で4時間反応させた
次にこの水溶液を2Qのエタノール中に注ぎ、低分子量
化した低分子量グルコマンナンを析出させた。こうして
得られたグルコマンナンの分子量は9万であった。
b)グルコマンナンのエステル化 上記低分子量グルコマンナン9gを300+aQのホル
ムアミドに膨潤させ、55℃の温浴中で7時間後に9(
haQのピリジンを加え、その2時間後に90mQの無
水酢酸を添加した。55℃を保ち、浴を攪拌し続け、無
水酢酸添加から96時間反応を続けた。その後、十分な
量の水中へ反応浴を注ぎ入れ、析出した生成物(グルコ
マンナン酢化物)を回収した9さらに水洗した後、この
グルコマンナン酢化物をアセトンに溶解させ、水中で再
沈、回収して精製した。
この精製したグルコマンナン酢化物0.3 gを100
鳳Qのクロロホルムに溶解した。この溶液をB型粘度計
(東京計器(株)!+2、WR標、BLアダプター使用
)を用いて30℃、30rp11で測定したところ、粘
度は1 、6cPであった。
C)架橋グルコマンナン球状粒子の調製乾燥させた上記
精製グルコマンナン酢化物3gを23In+!:!のク
ロロホルムと10.5n+uのデカヒドロナフタレンと
の混合液に溶解した。この溶液を部分けん化ポリビニル
アルコール30gを溶解した57℃の温水3Q中に注ぎ
入れ、600rpmで攪拌して液滴を形成した。−晩攪
拌と保温を続け、クロロボルムが完全に蒸発した後、グ
ルコマンナン酢化物球状粒子を回収した。
次に270mQのメタノール中に回収した球状粒子を分
散させ、IONの水酸化ナトリウム水溶液30wrQを
徐々にメタノール浴に注いだ。室温で2時間攪拌した後
、球状粒子を濾別、回収し、90tQのジメチルスルホ
キシド、 60+mRのアセトンおよび20+Rのエビ
クロロヒドリンからなる架橋反応浴に移し入れた。この
浴を60℃に加温し、緩やかな攪拌を続けながら15時
間反応させた。その後、球状粒子を濾別、回収し、続い
てアセトンで洗浄して架橋グルコマンナン球状粒子を得
た。
d)特性評価 排除限界分子量; 上記架橋グルコマンナン球状粒子を内径5■。
長さ300 IImのカラムに充填し、分子量既知のポ
リエチレングリコールをサンプルとして、また超純水を
展開溶媒として用い、1.0+++Q/分の流速で較正
曲線を作成した。得られた較正曲線を第1図に示す、第
1図から、排除限界分子量は外そう値で1億を優に超え
ていると推定される。
細孔の分析; 架橋グルコマンナン球状粒子を十分に乾燥させた後、水
銀圧入法によって細孔分布を測定した細孔分布の結果を
第2図に示す。第2図から、平均細孔径は約4IImで
あることがゎがる。
また窒素ガス吸着法により細孔表面積を測定したところ
2.4イ/gであった。
還元糖の定量、平均重合度、平均分子量5架橋グルコマ
ンナン球状粒子を乾燥した後、8゜■(乾燥重量)を1
mflの超純水に膨潤させ、この架橋グルコマンナン球
状粒子含有水を試料として。
ソモジー・ネルフン法により還元糖の定量を行った。そ
の結果、架橋グルコマンナン球状粒子80■は還元糖と
して114尾と定量された。
この値を基に、架橋グルコマンナン球状粒子中の架橋部
分は無視し、すべて糖からなるものとみなし1次式によ
り平均重合度を求めた。その結果、平均重合度は約70
0であった。
また上記平均重合度に単糖の分子量162を乗じて平均
分子量を算出したところ、約11万であった。
耐圧強度; 架橋グルコマンナン球状粒子を内径5+am、長さ30
0■のカラムに充填し1通液流速をLV −10m/h
rまで上昇させても、圧力損失の急な上昇が認められず
、この流速で十分に通液が可能であることがわかった。
実施例2 a)グルコマンナンの低分子量化およびエステル化 分子量136万の精製グルコマンナンを用い、塩化亜鉛
および酢酸/無水酢酸浴中でグルコマンナンのエステル
化と低分子量化を行った。
すなわち、精製グルコマンナン6gをIQの温水に溶解
させた後、エタノール中に再沈させ、脱水した沈殿物を
40mQの酢酸で2回置換し、0.6gの塩化亜鉛を含
む酢酸/無水酢酸(60mQ/ 60+aM)中で、4
5℃で24時間反応させた。これを水中に投入し、析呂
した生成物(低分子化したグルコマンナン酢化物)を回
収した。さらに水洗した後、このグルコマンナン酢化物
をアセトンに溶解させ、水中で再沈、回収して精製した
この精製したグルコマンナン酢化物のクロロホルム溶液
の粘度を実施例1と同様にして測定したところ、2 、
5cPであった。
b)架橋グルコマンナン球状粒子の調製上記a)で得た
精製グルコマンナン酢化物を使用した以外は実施例1と
同様にして行い、架橋グルコマンナン球状粒子を得た。
C)特性評価 排除限界分子量; 実施例1と同様にして較正曲線を作成した。得られた較
正曲線を第1図に示す。第1図力1ら、排除限界分子量
は外そう値で1億を優番こ超えてしすると推定される。
細孔の分析; 実施例1と同様にして細孔分布を測定した。細孔分布の
結果を第2図に示す。第2図力1ら、平均細孔径は約2
pであることがわかる。
また実施例1と同様にして測定した細孔表面積は3.1
ボ/gであった。
還元糖の定量、平均重合度、平均分子量;実施例1と同
様にして測定した架橋グルコマンナン球状粒子の還元糖
としての重量番±1106p/80謙g−乾燥粒子、平
均重合度は約770、平均分子量11約12万であった
耐圧強度; 実施例1と同様の試験を行ったところ、同等の結果が得
られた。
比較例1 低分子量化していないグルコマンナンの酢化物を粒子化
原料として用い、架橋グルコマンナン球状粒子を調製し
た。すなわち、実施例2で用いた分子量136万の精製
グルコマンナンを低分子量化しないでエステル化の原料
として用い、実施例1と同様にしてエステル化し、架橋
グルコマンナン球状粒子の調製を行った。
その結果、実施例1と同様にして測定したグルコマンナ
ン酢化物のクロロホルム溶液の粘度は9 、5cP、 
 架橋グルコマンナン球状粒子の排除限界分子量は14
万、平均細孔径は約0.2.、細孔表面積は14.5m
/g、還元糖としての重量は20IIg/80mg−乾
燥粒子未満、平均重合度は4000以上、平均分子量は
65万以上であった。耐圧強度は実施例1で得られた架
橋グルコマンナン球状粒子と同等であった。較正曲線を
第1図に、細孔分布の結果を第2図に示す。
以上の結果から、低分子量化されたグルコマンナンのエ
ステル化物であるグルコマンナン酢化物から調製された
実施例1および2の架橋グルコマンナン球状粒子は、低
分子量化されてblなり)グルコマンナンのエステル化
物であるグルコマンナン酢化物から調製された比較例1
のものに比べて大きな排除限界分子量および平均細孔径
を有してしすることがわかる。
また、還元糖の定量、平均重合度、平均分子量の結果か
ら、実施例の架橋グルコマンナン球状粒子を構成するグ
ルコマンナンと比較例のものとit、明らかに異種のも
のであることがわかる。
実施例3、比較例2〜4 a)イオン交換体の製造 実施例2および比較例1と同様にして得られた架橋グル
コマンナン球状粒子で、平均細孔径力へ220On@、
300nm、160nmまたは80nmの合計4種類を
20〜44.に分級し、次いで乾燥した後、各2gずつ
をフラスコに入れ、6■Qの5N水酸イヒナトiノウム
水溶液を加え、水浴中で1時間緩速攪拌した。
その後反応試薬の2−(ジエチルアミノ)エチルクロリ
ド塩酸塩12gを5mQの超純水で溶解した溶液を注ぎ
、80℃まで加温して1時間緩速攪拌した。次いでゲル
粒子を濾別、回収し、水洗した。さらにゲル粒子の20
容量倍の0.2N水酸化ナトリウム水溶液で遊離型とし
た後、大過剰の超純水でゲルを洗浄した。こうして得ら
れた遊離型DEAEゲルのうち、0.5gを20mMの
0.IN塩酸水溶液に浸漬し、12時間振とうした後上
澄液の残留塩酸を滴定で求め。
DEAEゲルに捕捉された塩素イオン量からイオン交換
容量を求めた。4種のゲルのイオン交換容量はすべて1
.2±0.1meq/g−ゲル(約0.2meq/m1
2−ゲル)の値を示した。
b)タンパク質の分離実験 上述の方法で得られたDEAEゲル4種を内径6■臘、
長さ50麿■のステンレス製カラムに充填し、α−ラク
トアルブミンとウシ血清アルブミン(BSA)を用いて
分離実験を行った。
試料は18mM トリス塩酸(pH8,0) 1 *Q
にα−ラクトアルブミンとBSAを1=1の割合(各1
.5mg/醜Ω)に加えたものを用いた。まずこの試料
10μQを前記カラムに注入し、次いで0.5M塩化ナ
トリウムを含む18mM トリス塩酸の含有率が10〜
100%に上昇するのに要する時間(グラジェント時間
)を5、】0.20分の3段階に変え、4種のカラムに
つき3回ずつ実験した。結果を第3図に示す。なお図中
分離度は次式により求められる値である。
分離度= (BSAのピークの溶出時間−α−ラクトア
ルブミンのピークの溶出時間)/((α−ラクトアルブ
ミンのピークの帽子BSAのピークの幅)/2)第3図
から明らかなように、いずれのグラジェント時間におい
ても細孔径の大きなりEAEゲルはど高い分離度を示す
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1.2および比較例1の架橋グルコマン
ナン球状粒子の較正曲線を示すグラフ。 第2図は実施例1.2および比較例1の架橋グルコマン
ナン球状粒子の細孔分布を示すグラフ、第3図は実施例
3および比較例2〜4の分離度を示すグラフである。 代理人 弁理士 柳 原   成 第1図 Ve/Vt  (’ム) 分離度(−) −〜     ω     ト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低分子量グルコマンナンの架橋物からなり、かつ
    平均細孔径が0.5〜10μmの細孔を有することを特
    徴とする架橋グルコマンナン球状粒子。
  2. (2)低分子量化したグルコマンナンをエステル化する
    か、またはグルコマンナンをエステル化しつつ低分子量
    化して得られた低分子量グルコマンナンのエステルを多
    孔化剤と共に、水性媒質より沸点が低く、水性媒質に溶
    解しないか、または僅かしか溶解しない溶媒中に溶解さ
    せた液を原液とし、この原液を水性媒質中に懸濁させて
    液滴を形成させ、次いで液滴中の溶媒を蒸発させて得ら
    れた低分子量グルコマンナンのエステルの球状粒子をけ
    ん化し、架橋剤と反応させて架橋を行わせ、平均細孔径
    を0.5〜10μmとすることを特徴とする架橋グルコ
    マンナン球状粒子の製造方法。
  3. (3)0.3gのグルコマンナンのエステルを100m
    lのクロロホルムに溶解した溶液の30℃で測定した粘
    度が0.5〜5cPとなるグルコマンナンのエステルを
    多孔化剤と共に、水性媒質より沸点が低く、水性媒質に
    溶解しないか、または僅かしか溶解しない溶媒中に溶解
    させた液を原液とし、この原液を水性媒質中に懸濁させ
    て液滴を形成させ、次いで液滴中の溶媒を蒸発させて得
    られた低分子量グルコマンナンのエステルの球状粒子を
    けん化し、架橋剤と反応させて架橋を行わせ、平均細孔
    径を0.5〜10μmとすることを特徴とする架橋グル
    コマンナン球状粒子の製造方法。
  4. (4)請求項(1)記載の架橋グルコマンナン球状粒子
    に、さらにイオン交換基を導入したことを特徴とするイ
    オン交換体。
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