JPH04181731A - 化合物半導体結晶の表面処理方法 - Google Patents
化合物半導体結晶の表面処理方法Info
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- JPH04181731A JPH04181731A JP30873590A JP30873590A JPH04181731A JP H04181731 A JPH04181731 A JP H04181731A JP 30873590 A JP30873590 A JP 30873590A JP 30873590 A JP30873590 A JP 30873590A JP H04181731 A JPH04181731 A JP H04181731A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、能動領域を有する化合物半導体の結晶表面に
発生するキャリアトラップ準位密度を低減するための表
面処理方法に関するものである。 [従来の技術] 化合物半導体は、結晶表面が酸化すると、高濃度の欠陥
準位(キャリアトラップ準位)が発生する傾向があり、
GaAs結晶の場合は、表面での欠陥準位の濃度が10
13/an’以上に達することが知られている。この種
の結晶欠陥は、回路素子としての特性を著しく劣化させ
る要因となる。このため、化合物半導体の場合は、シリ
コン半導体の場合のMOS (Metal 0xide
Sem1conductor)構造に対応するM I
S (Metal In5ulator Sem1c
on−ductor)構造の回路素子を実現するこトが
事実上不可能であった。 化合物半導体結晶表面に高濃度の欠陥準位が発生するの
は、結晶が空気中の酸素と反応し、その表面に酸化物を
主成分とする変性層が形成するからであると考えられる
。近年、このような変性層を改質させる一方策として、
過飽和の硫化アンモニウム水溶液中にG a A s結
晶の基板を浸漬する方法が提案されている(Jia−F
a Fan、 H,Oigawa+and Y、 Na
nn1chi: Japanese Journal
of AppliedPhysics Vol、27.
No、7. July、 1988. pp、L13
31〜L1333参照)。 この方法は、結晶表面の好ましくないガリウム酸化物を
化学的に除去すると同時に、同表面に硫黄を堆積させる
ことによって結晶表面の改質を行おうとするものである
が、硫黄は1表面改質効果の持続性が必ずしも良好でな
く、結晶基板を空気中に放置した場合は、僅か数時間で
再び欠陥準位が発生する。このため、従来は、硫黄の堆
積膜を一時的な保護膜としてのみ使用し、その表面に化
学蒸着法(Chemical V apor D ep
osition :以下rcVDJ と略記)を用いて
酸化珪素や窒化珪素からなる化学的に安定な膜を重ねて
堆積させ、当該堆積膜を永久保護膜として使用する方法
が採られていた。 しかし、本発明者等による実験の結果、硫黄保護膜の上
に酸化珪素等のような永久保護膜を重ねて形成したとし
ても1期待に反して欠陥準位の発生を充分に抑制するこ
とが出来ないばかりか、永久保護膜を堆積させる際に基
板に加える熱によって硫黄が飛散し、好ましくない汚染
源となることが判明した。
発生するキャリアトラップ準位密度を低減するための表
面処理方法に関するものである。 [従来の技術] 化合物半導体は、結晶表面が酸化すると、高濃度の欠陥
準位(キャリアトラップ準位)が発生する傾向があり、
GaAs結晶の場合は、表面での欠陥準位の濃度が10
13/an’以上に達することが知られている。この種
の結晶欠陥は、回路素子としての特性を著しく劣化させ
る要因となる。このため、化合物半導体の場合は、シリ
コン半導体の場合のMOS (Metal 0xide
Sem1conductor)構造に対応するM I
S (Metal In5ulator Sem1c
on−ductor)構造の回路素子を実現するこトが
事実上不可能であった。 化合物半導体結晶表面に高濃度の欠陥準位が発生するの
は、結晶が空気中の酸素と反応し、その表面に酸化物を
主成分とする変性層が形成するからであると考えられる
。近年、このような変性層を改質させる一方策として、
過飽和の硫化アンモニウム水溶液中にG a A s結
晶の基板を浸漬する方法が提案されている(Jia−F
a Fan、 H,Oigawa+and Y、 Na
nn1chi: Japanese Journal
of AppliedPhysics Vol、27.
No、7. July、 1988. pp、L13
31〜L1333参照)。 この方法は、結晶表面の好ましくないガリウム酸化物を
化学的に除去すると同時に、同表面に硫黄を堆積させる
ことによって結晶表面の改質を行おうとするものである
が、硫黄は1表面改質効果の持続性が必ずしも良好でな
く、結晶基板を空気中に放置した場合は、僅か数時間で
再び欠陥準位が発生する。このため、従来は、硫黄の堆
積膜を一時的な保護膜としてのみ使用し、その表面に化
学蒸着法(Chemical V apor D ep
osition :以下rcVDJ と略記)を用いて
酸化珪素や窒化珪素からなる化学的に安定な膜を重ねて
堆積させ、当該堆積膜を永久保護膜として使用する方法
が採られていた。 しかし、本発明者等による実験の結果、硫黄保護膜の上
に酸化珪素等のような永久保護膜を重ねて形成したとし
ても1期待に反して欠陥準位の発生を充分に抑制するこ
とが出来ないばかりか、永久保護膜を堆積させる際に基
板に加える熱によって硫黄が飛散し、好ましくない汚染
源となることが判明した。
【発明が解決しようとする課題]
本発明の目的は、化合物半導体の結晶表面における欠陥
準位を効果的に抑制することが出来る改良された表面処
理方法を提案することにあり、更に具体的には、硫黄保
護膜上に永久保護膜を形成する際の最適条件を提案する
ことにある。 【課題を解決するための手段] 硫黄原子の相互間に働く結合力は、ガリウム原子又は砒
素原子と硫黄原子との間に働く結合力に比較して可成り
弱い。このため、永久保護膜を蒸着させる目的で化合物
半導体の結晶基板を加熱すると、結晶表面に堆積させた
硫黄は、第2層目から上の原子が結晶基板から容易に離
脱し、好ましくない汚染源となって悪戯をする。しかも
、硫黄は熱的に不安定な材料であるから、結晶基板の温
度が400℃を超えると、同基板上に残った硫黄原子と
蒸着装置内に不純物として含まれている酸素分子とが反
応し、硫黄酸化物を主成分とする好ましくない変性層が
結晶表面に形成される。 上記の理由により、本発明の表面処理方法にあっては、
結晶表面改質のために堆積させる硫黄の膜厚を1原子層
以下に選定し、かつ、結晶基板を比較的低温に保持した
状態で永久保護膜の化学蒸着を行なうこととした。ここ
で「一原子層以下」とは、硫黄原子が下地結晶の最表面
原子と同じ面密度で堆積している場合か、或は、結晶表
面の硫黄原子が下地結晶のガリウム原子及び砒素原子に
対して飛び飛びに再配列しているような状態をいう(例
えばG a A s表面の4X2構造)。 硫黄膜の厚さは、結晶基板の表面に適当な方法で硫黄を
堆積させた後、当該基板を例えば水素雰囲気中において
熱処理(アニール)し、余分の硫黄原子を昇華させるこ
とによって比較的簡単に調整することが出来る。この種
の膜厚調整は、永久保護膜形成工程の前処理として、同
じ蒸着装置を利用して行うことが望ましい。昇華させた
余分の硫黄は、水素雰囲気とともに外部に排出すること
が可能である。 永久保護膜形成の際の基板温度は、結晶表面に形成され
た硫黄原子が再蒸発するのを防ぐために400℃以下に
保持することが必要であるが、実際問題としては200
℃〜350℃の範囲に保持することが望ましい。350
℃を超えると予想外の他の条件次第によって結晶表面に
変性層が発生する可能性があり、200℃未満では原料
ガスの分解反応が異常に低下するからである。 数多く試作を重ねた結果、通常のCVD装置を使用し、
結晶基板の温度を200℃〜350 ’Cの低温に保持
して酸化珪素や酸化窒素の被膜を堆積させた場合、形成
された被膜は、電極間や能動領域相互間の絶縁膜として
使用するには若干の問題があるものの、結晶基板上の硫
黄膜の変性を防止するための永久保護膜としては充分に
使い得ることが判明した。 このため、本発明者等は、永久保護膜を多層構造とし、
少なくとも基板表面(硫黄保護膜)に接する第1層目は
基板温度を200℃〜350℃に保持した状態で形成し
、その後、基板温度を400℃を超える通常の蒸着温度
まで上昇させ、その状態で別の永久保護膜の層を重ねて
形成することを考え付いた。そして、形成した多層構造
の永久保護膜について実測の結果、当該保護膜は、結晶
表面の変性層の発生を効果的に防止する機能を有するだ
けでなく、MIS型電界効果トランジスタのチャンネル
層・ゲート電極間の絶縁に必要な電気的特性及び物理的
特性を充分に保有することを確認した。 更に、実験と考察を加えた結果、最近の市販CVD装置
、特に光エネルギーを併用するCVD装置(光CVD装
置)は、極めて優れた性能を持っており、基板の温度を
200℃〜350℃の低温に保持した場合であっても、
光化学反応を併用することによって原料ガスの分解を促
進させることができ、電気的特性及び物理的特性に優れ
た被膜を1回の蒸着工程だけで形成することが出来るこ
とが判明した。 第6図は、このような光CVD装置を簡単に図解したも
のである。同図において、61は蒸着装置の本体、62
は装置本体内の雰囲気を排出するための排気装置、63
は排気量を制御するためのゲートバルブ、64及び65
は原料ガスを基板66に向けて噴射するためのノズル、
67及び68は原料ガスの供給を制御するためのバルブ
、69は基板66を支持するための試料台、70は当該
試料台の内部に配設したヒータ、71は装置本体61の
外部に配設した例えば水銀ランプのような光反応励起用
光源、72は当該光源から光エネルギーを透過させるた
めの窓を夫々示す。 本蒸着装置では、ヒータ70による熱エネルギー(ジュ
ール熱)は、基板66を加熱するために主として使用さ
れ、光源71による光エネルギー(紫外、Iりは、基板
66近傍の原料ガスの光化学反応を励起するために主と
して使用される。なお、詳細図示せざるも、基板の加熱
は1例えば赤外線等の光源による放射熱を使用すること
も可能である。但し、この場合は、光による硫黄の変性
を防止するため、例えば基板裏側から光を照射する等の
配慮が必要である。 いずれにしても、基板の温度は、ジュール熱及び放射熱
のいずれか一方又は双方を用いて広範囲に調節すること
が可能である。そして、光化学反応を利用しない場合、
戒は、光化学反応を併用しても必要ななエネルギーが充
分に得られない場合は、例えば、基板の加熱を弱めた状
態で永久保護膜の第1層目を形成し、その後、基板の加
熱を強めた状態で残りの永久保護膜を重ねて形成する。 以上、間車のために硫黄を用いた場合について説明した
が、一時保護膜は、同しカルコゲン元素である硫黄、テ
ルル及びセレンの1種又はこれらの2種以上の混合物を
もって形成することが可能であり、本発明の表面処理方
法は、これらの一時保護膜に対して共通に適用すること
が出来る。 また、永久保護膜を形成するための素材は、別設限定的
でなく、電極及び能動領域相互間の絶縁に一般に使用さ
れている各種の素材を適宜に選択して使用することがで
き、なかでも酸化珪素、窒化珪素、窒化ゲルマニウム、
弗化カルシウム及び弗化ストロンチウムのいずれか1種
又はこれらの2種以上の混合物は、永久保護膜を形成す
るための素材として望ましい材料である。 【実施例1 以下、本発明を実施例を参照しながら更に詳細に説明す
る。 〈実施例1〉 第1図を参照し、硫黄保護膜を使用し、てMIS型電界
効果型トランジスタを構成する場合について本発明方法
の一実施例を説明する。同図において、11は半絶縁性
GaAs結晶基板、12はn型チャンネル層、13a及
び13bは高濃度n型導電層、14は硫黄保護膜、15
は SiN保護膜(絶縁膜)、16は電界制御用ゲート
電極、17a及び17bはチャンネル層12へのオーミ
ック接合用ソース電極及びトレイン電極である。 結晶基板11としてはアンドープのn型高抵抗基板を使
用した。チャンネル層I2は、S1イオンをエネルギー
50keV、ドーズ量3 X 10 ”/all’をも
って基板1に注入した後、2000人の膜厚のSin、
を保護膜として、水素雰囲気中で800℃15分間活性
化アニールを行うことによって形成した。チャンネル層
12を形成した後、同じ<Siイオン注入法によってオ
ーミックを横形成用の高濃度n型導電層13a及び13
bを形成し、その上にAuGe/Niからなるソース電
極17a及びドレイン電極17bを形成した。 次に、硫黄保護膜14を形成するための前処理として、
結晶基板11をメタノール、アセトン及び弗化水素酸の
混合液を用いて洗浄した後、当該基板を、20℃の温度
で20分間、硫黄を溶質とする過飽和硫化アンモニウム
に浸漬し、基板11の表面に硫黄を堆積させて一時保護
膜とした。 この結晶基板11を第6図の光CVD装百に装填し、先
ず100%水素雰囲気中において300℃の温度で20
分間の熱処理を施すことにより、基板11の表面に堆積
した余分のアモルファス状硫黄を昇華させて硫黄保護層
14の厚さを1原子層以下にした。最後に、基板温度を
300℃のままに維持した状態で水銀ランプを点灯して
紫外線を照射し、かつ、アンモニア及びジクロルシラン
ガスを光CVD装置の内部に導入して1000人の厚さ
えを有するSiN保護膜15を形成した後、当該保護膜
を絶縁膜として、その上に電界制御用のAlゲート電極
16を形成した。 第5図は、このようにして作成したM、 I S型電界
効果型トランジスタについて、ゲート下絶縁膜と結晶と
の間の界面準位密度を測定した結果を示すものである。 横軸は、エネルギーバンドギャップ中心から測定したエ
ネルギー、縦軸は、当該エネルギーでの表面準位密度で
ある。同図から明らかなように、従来の方法では、界面
準位密度が精々1012/cm2・eV程度であったが
1本実施例の方法によれば、エネルギー位置によって変
動があるものの、大兄2桁低い極めて良好な値が得られ
た。 〈実施例2〉 次に、第2図を参照し、セレン保護膜を使用してMIS
型の電界効果型トランジスタを構成する場合について本
発明方法の別の一実施例を説明する。同図において、2
1は半絶縁性のGaAs結晶基板、22はnチャンネル
層、23a及び23bは高濃度n型導電層、24はセレ
ン保護膜、25はSiN保護膜(絶縁膜)、26は電界
制御用ゲート電極、27a及び27bはチャンネル層2
2へのオーミック接合用ソース電極及びドレイン電極を
夫々示す。 結晶基板21としては、アンドープのn型高抵抗基板を
使用した。最初に、分子線エピタキシー法(Molec
ular Beam Epitaxy: 以下rMB
EJと略記)を使用して、基板21上に約2μ腸の厚さ
でp型バッファ層を成長させた後、キャリア濃度101
7/cff13のSi ドープG a A s層を10
00人の厚さで連続して成長させ、nチャンネル層22
を形成した。その後、基板温度を30℃まで低下させて
nチャンネル層22の上にセレンを蒸着し、保護層24
を形成した。 この結晶基板21を第6図の光CVD装置に装填し、先
ず100%水素雰囲気中において300℃の温度で20
分間の熱処理を施すことにより、基板表面に堆積した余
分のアモルファス状セレンを昇華させてセレン保護層2
4の厚さを1原子層以下に調整した。その後、基板温度
を300℃に維持し、水銀ランプを点灯して紫外線を照
射し、その状態でアンモニア及びジクロルシランガスを
導入し、1000人の厚さでSiN保護膜25を形成し
た後、当該保護膜を絶縁膜として、その上に電界制御用
のゲート電極26を形成した。 この結晶基板21に対してオーミック電極形成用のパタ
ーニングを行ない、電極形成の予定領域を200人の厚
さで化学的にエツチングした後、結晶基板21を400
℃の温度に保持し、有機金属利用CVD法(Metal
Organic Chemical VaporD
eposition : 以下rMOcVDJと略記
)を用いてn型InAs層を選択的に成長させ、高濃度
n型導電層23a及び23bを形成した。最後に、ソー
ス電極27a及びドレイン電極27bを真空蒸着法を用
いて形成した。 〈実施例3〉 次に、本発明に係る結晶表面処理方法をHBT(Het
ero Bipolare Transistor)の
製造に適用した実施例を第3図を参照して説明する。 先ず、MBE法を使用し、半絶縁性のGaAs基板結晶
30上に、第1のn GaAs層31.n−GaAs層
32、p GaAs層33.n AlGaAs層34及
び第2のn”GaAs層35を順次成長させた。この基
板30に対してホトリソグラフィ技術により必要なマス
ク形成を行った後、化学エツチングを施し1図示のよう
な段差構造を形成した。 次に、実施例1の場合と同様の要領で硫黄保護膜36を
形成した後、第6図の光CVD装置を用いてSiN゛保
護膜37を形成した。最後に、ホトリソグラフィ技術を
用いて、硫黄保護膜36及びSiN保護膜37にエミッ
タ、ベース及びコレクタ形成用の孔を明け、夫々の電極
金属を蒸着することによってしてA u G eエミッ
タ電極38、AuZnベース電極39及びAuGeコレ
クタ電極40を形成した。 〈実施例4〉 次に、本発明に係る結晶表面処理方法をHIGFET
(Hetero Insulating Gate
FieldE ffect T ransistor)
の製造に適用した実施例を第4図を参照して説明する。 先ず、MBE法を使用して、半絶縁性のGaAs基板結
晶41上にn−GaAsチャンネル層42及び高低抗A
lGaAs層43を順次成長させた。その後、実施例1
の場合と同様の要領で硫黄保護膜44を形成し、第6図
の光CVD装置を用いてSiN保護膜45を形成した。 次に、ホトリソグラフィ技術によって硫黄保護膜44及
びSiN保護膜45にゲート形成用の孔を明け、WSi
を蒸着してゲート電極46を形成した。その後、ホトリ
ソグラフィ技術によって必要な孔を明けた後、MOCV
D法を用いてn”GaAs層47を選択成長させた。最
後に、同層上にA u G eオーミック電極48を形
成した。 【発明の効果】 本発明によれば、化合物半導体の結晶表面に硫黄、セレ
ン及びテルルのいずれか1種又はこれらの元素の混合物
を堆積させることによって形成した保護膜を劣化させる
ことなく、かつ、これらの元素の好ましくない離脱を伴
わないで当該保護膜の上に永久保護膜を形成することが
可能となるので、結晶表面における欠陥準位を効果的に
抑制することが出来る。
準位を効果的に抑制することが出来る改良された表面処
理方法を提案することにあり、更に具体的には、硫黄保
護膜上に永久保護膜を形成する際の最適条件を提案する
ことにある。 【課題を解決するための手段] 硫黄原子の相互間に働く結合力は、ガリウム原子又は砒
素原子と硫黄原子との間に働く結合力に比較して可成り
弱い。このため、永久保護膜を蒸着させる目的で化合物
半導体の結晶基板を加熱すると、結晶表面に堆積させた
硫黄は、第2層目から上の原子が結晶基板から容易に離
脱し、好ましくない汚染源となって悪戯をする。しかも
、硫黄は熱的に不安定な材料であるから、結晶基板の温
度が400℃を超えると、同基板上に残った硫黄原子と
蒸着装置内に不純物として含まれている酸素分子とが反
応し、硫黄酸化物を主成分とする好ましくない変性層が
結晶表面に形成される。 上記の理由により、本発明の表面処理方法にあっては、
結晶表面改質のために堆積させる硫黄の膜厚を1原子層
以下に選定し、かつ、結晶基板を比較的低温に保持した
状態で永久保護膜の化学蒸着を行なうこととした。ここ
で「一原子層以下」とは、硫黄原子が下地結晶の最表面
原子と同じ面密度で堆積している場合か、或は、結晶表
面の硫黄原子が下地結晶のガリウム原子及び砒素原子に
対して飛び飛びに再配列しているような状態をいう(例
えばG a A s表面の4X2構造)。 硫黄膜の厚さは、結晶基板の表面に適当な方法で硫黄を
堆積させた後、当該基板を例えば水素雰囲気中において
熱処理(アニール)し、余分の硫黄原子を昇華させるこ
とによって比較的簡単に調整することが出来る。この種
の膜厚調整は、永久保護膜形成工程の前処理として、同
じ蒸着装置を利用して行うことが望ましい。昇華させた
余分の硫黄は、水素雰囲気とともに外部に排出すること
が可能である。 永久保護膜形成の際の基板温度は、結晶表面に形成され
た硫黄原子が再蒸発するのを防ぐために400℃以下に
保持することが必要であるが、実際問題としては200
℃〜350℃の範囲に保持することが望ましい。350
℃を超えると予想外の他の条件次第によって結晶表面に
変性層が発生する可能性があり、200℃未満では原料
ガスの分解反応が異常に低下するからである。 数多く試作を重ねた結果、通常のCVD装置を使用し、
結晶基板の温度を200℃〜350 ’Cの低温に保持
して酸化珪素や酸化窒素の被膜を堆積させた場合、形成
された被膜は、電極間や能動領域相互間の絶縁膜として
使用するには若干の問題があるものの、結晶基板上の硫
黄膜の変性を防止するための永久保護膜としては充分に
使い得ることが判明した。 このため、本発明者等は、永久保護膜を多層構造とし、
少なくとも基板表面(硫黄保護膜)に接する第1層目は
基板温度を200℃〜350℃に保持した状態で形成し
、その後、基板温度を400℃を超える通常の蒸着温度
まで上昇させ、その状態で別の永久保護膜の層を重ねて
形成することを考え付いた。そして、形成した多層構造
の永久保護膜について実測の結果、当該保護膜は、結晶
表面の変性層の発生を効果的に防止する機能を有するだ
けでなく、MIS型電界効果トランジスタのチャンネル
層・ゲート電極間の絶縁に必要な電気的特性及び物理的
特性を充分に保有することを確認した。 更に、実験と考察を加えた結果、最近の市販CVD装置
、特に光エネルギーを併用するCVD装置(光CVD装
置)は、極めて優れた性能を持っており、基板の温度を
200℃〜350℃の低温に保持した場合であっても、
光化学反応を併用することによって原料ガスの分解を促
進させることができ、電気的特性及び物理的特性に優れ
た被膜を1回の蒸着工程だけで形成することが出来るこ
とが判明した。 第6図は、このような光CVD装置を簡単に図解したも
のである。同図において、61は蒸着装置の本体、62
は装置本体内の雰囲気を排出するための排気装置、63
は排気量を制御するためのゲートバルブ、64及び65
は原料ガスを基板66に向けて噴射するためのノズル、
67及び68は原料ガスの供給を制御するためのバルブ
、69は基板66を支持するための試料台、70は当該
試料台の内部に配設したヒータ、71は装置本体61の
外部に配設した例えば水銀ランプのような光反応励起用
光源、72は当該光源から光エネルギーを透過させるた
めの窓を夫々示す。 本蒸着装置では、ヒータ70による熱エネルギー(ジュ
ール熱)は、基板66を加熱するために主として使用さ
れ、光源71による光エネルギー(紫外、Iりは、基板
66近傍の原料ガスの光化学反応を励起するために主と
して使用される。なお、詳細図示せざるも、基板の加熱
は1例えば赤外線等の光源による放射熱を使用すること
も可能である。但し、この場合は、光による硫黄の変性
を防止するため、例えば基板裏側から光を照射する等の
配慮が必要である。 いずれにしても、基板の温度は、ジュール熱及び放射熱
のいずれか一方又は双方を用いて広範囲に調節すること
が可能である。そして、光化学反応を利用しない場合、
戒は、光化学反応を併用しても必要ななエネルギーが充
分に得られない場合は、例えば、基板の加熱を弱めた状
態で永久保護膜の第1層目を形成し、その後、基板の加
熱を強めた状態で残りの永久保護膜を重ねて形成する。 以上、間車のために硫黄を用いた場合について説明した
が、一時保護膜は、同しカルコゲン元素である硫黄、テ
ルル及びセレンの1種又はこれらの2種以上の混合物を
もって形成することが可能であり、本発明の表面処理方
法は、これらの一時保護膜に対して共通に適用すること
が出来る。 また、永久保護膜を形成するための素材は、別設限定的
でなく、電極及び能動領域相互間の絶縁に一般に使用さ
れている各種の素材を適宜に選択して使用することがで
き、なかでも酸化珪素、窒化珪素、窒化ゲルマニウム、
弗化カルシウム及び弗化ストロンチウムのいずれか1種
又はこれらの2種以上の混合物は、永久保護膜を形成す
るための素材として望ましい材料である。 【実施例1 以下、本発明を実施例を参照しながら更に詳細に説明す
る。 〈実施例1〉 第1図を参照し、硫黄保護膜を使用し、てMIS型電界
効果型トランジスタを構成する場合について本発明方法
の一実施例を説明する。同図において、11は半絶縁性
GaAs結晶基板、12はn型チャンネル層、13a及
び13bは高濃度n型導電層、14は硫黄保護膜、15
は SiN保護膜(絶縁膜)、16は電界制御用ゲート
電極、17a及び17bはチャンネル層12へのオーミ
ック接合用ソース電極及びトレイン電極である。 結晶基板11としてはアンドープのn型高抵抗基板を使
用した。チャンネル層I2は、S1イオンをエネルギー
50keV、ドーズ量3 X 10 ”/all’をも
って基板1に注入した後、2000人の膜厚のSin、
を保護膜として、水素雰囲気中で800℃15分間活性
化アニールを行うことによって形成した。チャンネル層
12を形成した後、同じ<Siイオン注入法によってオ
ーミックを横形成用の高濃度n型導電層13a及び13
bを形成し、その上にAuGe/Niからなるソース電
極17a及びドレイン電極17bを形成した。 次に、硫黄保護膜14を形成するための前処理として、
結晶基板11をメタノール、アセトン及び弗化水素酸の
混合液を用いて洗浄した後、当該基板を、20℃の温度
で20分間、硫黄を溶質とする過飽和硫化アンモニウム
に浸漬し、基板11の表面に硫黄を堆積させて一時保護
膜とした。 この結晶基板11を第6図の光CVD装百に装填し、先
ず100%水素雰囲気中において300℃の温度で20
分間の熱処理を施すことにより、基板11の表面に堆積
した余分のアモルファス状硫黄を昇華させて硫黄保護層
14の厚さを1原子層以下にした。最後に、基板温度を
300℃のままに維持した状態で水銀ランプを点灯して
紫外線を照射し、かつ、アンモニア及びジクロルシラン
ガスを光CVD装置の内部に導入して1000人の厚さ
えを有するSiN保護膜15を形成した後、当該保護膜
を絶縁膜として、その上に電界制御用のAlゲート電極
16を形成した。 第5図は、このようにして作成したM、 I S型電界
効果型トランジスタについて、ゲート下絶縁膜と結晶と
の間の界面準位密度を測定した結果を示すものである。 横軸は、エネルギーバンドギャップ中心から測定したエ
ネルギー、縦軸は、当該エネルギーでの表面準位密度で
ある。同図から明らかなように、従来の方法では、界面
準位密度が精々1012/cm2・eV程度であったが
1本実施例の方法によれば、エネルギー位置によって変
動があるものの、大兄2桁低い極めて良好な値が得られ
た。 〈実施例2〉 次に、第2図を参照し、セレン保護膜を使用してMIS
型の電界効果型トランジスタを構成する場合について本
発明方法の別の一実施例を説明する。同図において、2
1は半絶縁性のGaAs結晶基板、22はnチャンネル
層、23a及び23bは高濃度n型導電層、24はセレ
ン保護膜、25はSiN保護膜(絶縁膜)、26は電界
制御用ゲート電極、27a及び27bはチャンネル層2
2へのオーミック接合用ソース電極及びドレイン電極を
夫々示す。 結晶基板21としては、アンドープのn型高抵抗基板を
使用した。最初に、分子線エピタキシー法(Molec
ular Beam Epitaxy: 以下rMB
EJと略記)を使用して、基板21上に約2μ腸の厚さ
でp型バッファ層を成長させた後、キャリア濃度101
7/cff13のSi ドープG a A s層を10
00人の厚さで連続して成長させ、nチャンネル層22
を形成した。その後、基板温度を30℃まで低下させて
nチャンネル層22の上にセレンを蒸着し、保護層24
を形成した。 この結晶基板21を第6図の光CVD装置に装填し、先
ず100%水素雰囲気中において300℃の温度で20
分間の熱処理を施すことにより、基板表面に堆積した余
分のアモルファス状セレンを昇華させてセレン保護層2
4の厚さを1原子層以下に調整した。その後、基板温度
を300℃に維持し、水銀ランプを点灯して紫外線を照
射し、その状態でアンモニア及びジクロルシランガスを
導入し、1000人の厚さでSiN保護膜25を形成し
た後、当該保護膜を絶縁膜として、その上に電界制御用
のゲート電極26を形成した。 この結晶基板21に対してオーミック電極形成用のパタ
ーニングを行ない、電極形成の予定領域を200人の厚
さで化学的にエツチングした後、結晶基板21を400
℃の温度に保持し、有機金属利用CVD法(Metal
Organic Chemical VaporD
eposition : 以下rMOcVDJと略記
)を用いてn型InAs層を選択的に成長させ、高濃度
n型導電層23a及び23bを形成した。最後に、ソー
ス電極27a及びドレイン電極27bを真空蒸着法を用
いて形成した。 〈実施例3〉 次に、本発明に係る結晶表面処理方法をHBT(Het
ero Bipolare Transistor)の
製造に適用した実施例を第3図を参照して説明する。 先ず、MBE法を使用し、半絶縁性のGaAs基板結晶
30上に、第1のn GaAs層31.n−GaAs層
32、p GaAs層33.n AlGaAs層34及
び第2のn”GaAs層35を順次成長させた。この基
板30に対してホトリソグラフィ技術により必要なマス
ク形成を行った後、化学エツチングを施し1図示のよう
な段差構造を形成した。 次に、実施例1の場合と同様の要領で硫黄保護膜36を
形成した後、第6図の光CVD装置を用いてSiN゛保
護膜37を形成した。最後に、ホトリソグラフィ技術を
用いて、硫黄保護膜36及びSiN保護膜37にエミッ
タ、ベース及びコレクタ形成用の孔を明け、夫々の電極
金属を蒸着することによってしてA u G eエミッ
タ電極38、AuZnベース電極39及びAuGeコレ
クタ電極40を形成した。 〈実施例4〉 次に、本発明に係る結晶表面処理方法をHIGFET
(Hetero Insulating Gate
FieldE ffect T ransistor)
の製造に適用した実施例を第4図を参照して説明する。 先ず、MBE法を使用して、半絶縁性のGaAs基板結
晶41上にn−GaAsチャンネル層42及び高低抗A
lGaAs層43を順次成長させた。その後、実施例1
の場合と同様の要領で硫黄保護膜44を形成し、第6図
の光CVD装置を用いてSiN保護膜45を形成した。 次に、ホトリソグラフィ技術によって硫黄保護膜44及
びSiN保護膜45にゲート形成用の孔を明け、WSi
を蒸着してゲート電極46を形成した。その後、ホトリ
ソグラフィ技術によって必要な孔を明けた後、MOCV
D法を用いてn”GaAs層47を選択成長させた。最
後に、同層上にA u G eオーミック電極48を形
成した。 【発明の効果】 本発明によれば、化合物半導体の結晶表面に硫黄、セレ
ン及びテルルのいずれか1種又はこれらの元素の混合物
を堆積させることによって形成した保護膜を劣化させる
ことなく、かつ、これらの元素の好ましくない離脱を伴
わないで当該保護膜の上に永久保護膜を形成することが
可能となるので、結晶表面における欠陥準位を効果的に
抑制することが出来る。
第1図、第3図及び第4図は、硫黄保護膜を使用したM
IS型電界効果型トランジスタ、HBT(Hetero
Bipolare Transistor)及びHI
GFET(t(etero Insulating G
ate Field Effect Tran−sis
tor)の断面構造図、第2図は、セレン保護膜を使用
したMIS型電界効果型トランジスタの断面構造図であ
って、いずれも本発明の異なる実施例を説明するための
ものである。また、第5図は本発明による欠陥準位抑制
効果を説明するための特性曲線図、第6図は、市販の光
CVD装置の構造を説明するための概略図である。 く符号の説明〉 11・・・半絶縁性GaAs結晶基板、12・・n型チ
ャンネル層、13・・・高濃度n型導電層、14 硫
黄保護膜、15・・・SiN保護膜(絶縁膜)、16・
・電界制御用ゲート電極、17a・・・ソース電極、1
7b・・・ドレイン電極、21・・・半絶縁性G a
A、 s結晶基板、22・・nチャンネル層、23・・
・高濃度n型導電層、24・・・セレン保護膜、25・
・・SiN保護膜(絶縁膜)、26・・電界制御用ゲー
ト電極、27a・・・ソース電極、27b・トレイン電
極、3(1−・半絶縁性GaAs結晶基板、31−n
GaAs層、32・−・n−GaAs層、33−p”G
aAs層、3j−n AlGaAs層、35−n”Ga
As層、36・・硫黄保護膜、37SiN保護膜、38
・・エミッタ電極、39・・ベース電極、40・・・コ
レクタ電極、 41・半絶縁性GaAs基板結晶、42−n−GaAs
チャンネル層、43・・・高抵抗AlGaAs層、44
・・硫黄保護膜、45・・・SiN保護膜、46・・ゲ
ート電極、47−n”GaAs層、48=AuGeオー
ミツク電極、61・・・蒸着装置本体、62・・・排気
装置、63・・・ゲートバルブ、64.65・・・ノズ
ル、66・・基板、67、68・・・原料ガス制御バル
ブ、69・・・試料台、70・・・ヒータ、71・・・
光反応励起用光源、72・・・光エネルギー透過窓。 代理人 弁理士 薄 1)利 幸 1g1図 16】5 \、 ゛ 第2図 ブ2 24 第3図 第4図 第5図 E−E+(sV)
IS型電界効果型トランジスタ、HBT(Hetero
Bipolare Transistor)及びHI
GFET(t(etero Insulating G
ate Field Effect Tran−sis
tor)の断面構造図、第2図は、セレン保護膜を使用
したMIS型電界効果型トランジスタの断面構造図であ
って、いずれも本発明の異なる実施例を説明するための
ものである。また、第5図は本発明による欠陥準位抑制
効果を説明するための特性曲線図、第6図は、市販の光
CVD装置の構造を説明するための概略図である。 く符号の説明〉 11・・・半絶縁性GaAs結晶基板、12・・n型チ
ャンネル層、13・・・高濃度n型導電層、14 硫
黄保護膜、15・・・SiN保護膜(絶縁膜)、16・
・電界制御用ゲート電極、17a・・・ソース電極、1
7b・・・ドレイン電極、21・・・半絶縁性G a
A、 s結晶基板、22・・nチャンネル層、23・・
・高濃度n型導電層、24・・・セレン保護膜、25・
・・SiN保護膜(絶縁膜)、26・・電界制御用ゲー
ト電極、27a・・・ソース電極、27b・トレイン電
極、3(1−・半絶縁性GaAs結晶基板、31−n
GaAs層、32・−・n−GaAs層、33−p”G
aAs層、3j−n AlGaAs層、35−n”Ga
As層、36・・硫黄保護膜、37SiN保護膜、38
・・エミッタ電極、39・・ベース電極、40・・・コ
レクタ電極、 41・半絶縁性GaAs基板結晶、42−n−GaAs
チャンネル層、43・・・高抵抗AlGaAs層、44
・・硫黄保護膜、45・・・SiN保護膜、46・・ゲ
ート電極、47−n”GaAs層、48=AuGeオー
ミツク電極、61・・・蒸着装置本体、62・・・排気
装置、63・・・ゲートバルブ、64.65・・・ノズ
ル、66・・基板、67、68・・・原料ガス制御バル
ブ、69・・・試料台、70・・・ヒータ、71・・・
光反応励起用光源、72・・・光エネルギー透過窓。 代理人 弁理士 薄 1)利 幸 1g1図 16】5 \、 ゛ 第2図 ブ2 24 第3図 第4図 第5図 E−E+(sV)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、結晶基板表面に硫黄、テルル及びセレンのいずれか
1種又はこれらの元素の2種以上の混合物からなる一時
保護膜を1原子層以下の厚さで形成する工程と、結晶基
板の温度を200℃乃至350℃の範囲に保持し、化学
蒸着法により一時保護膜上に永久保護膜を形成する工程
からなることを特徴とする化合物半導体結晶の表面処理
方法。 2、結晶基板表面に硫黄、テルル及びセレンのいずれか
1種又はこれらの元素の2種以上の混合物からなる一時
保護膜を1原子層以下の厚さで形成する工程と、結晶基
板の温度を200℃乃至350℃の範囲に保持し、化学
蒸着法により一時保護膜上に永久保護膜を少なくとも1
層だけ形成した後、結晶基板の温度を400℃以上の温
度まで上昇させ、同じく化学蒸着法により永久保護膜の
層を重ねて形成する工程からなることを特徴とする化合
物半導体結晶の表面処理方法。 3、一時保護膜を形成するための前記工程は、硫黄、テ
ルル及びセレンのいずれか1種又はこれらの元素の2種
以上の混合物を溶質とする過飽和溶液に結晶基板を浸漬
し、これらの元素を基板表面に堆積させることによって
行なうものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
項又は第2項記載の表面処理方法。 4、一時保護膜を形成するための前記工程は、硫黄、テ
ルル及びセレンのいずれか1種又はこれらの元素の2種
以上の混合物を分子線エピタキシー法によって基板表面
に堆積させることによって行なうものであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の表面処理
方法。 5、一時保護膜を形成するための前記工程は、硫黄、テ
ルル及びセレンのいずれか1種又はこれらの元素の2種
以上の混合物を基板表面に堆積させた後、当該結晶基板
に熱処理を施して余分の元素を昇華させ、基板表面に1
原子層以下の厚さで被膜を形成するものであることを特
徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか一
に記載の表面処理方法。 6、一時保護膜の厚さを1原子層以下とするための熱処
理は、化学蒸着法によって永久保護膜を形成するための
前記工程の前処理として同一の蒸着装置を用いて行なう
ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の表面処理
方法。 7、永久保護膜を形成するための前記工程は、酸化珪素
、窒化珪素、窒化ゲルマニウム、弗化カルシウム及び弗
化ストロンチウムのいずれか1種又はこれらの2種以上
の混合物をもって永久保護膜を形成するものであること
を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の表
面処理方法。 8、永久保護膜を形成するための前記工程は、結晶基板
の加熱用熱源として、ジュール熱及び放射熱のいずれか
一方又は双方を使用するものであることを特徴とする特
許請求の範囲第1項又は第2項記載の表面処理方法。 9、永久保護膜を形成するための前記工程は、原料ガス
の分解を促進するための手段として光化学反応を併用す
るものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項又
は第2項記載の表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30873590A JPH04181731A (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 化合物半導体結晶の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30873590A JPH04181731A (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 化合物半導体結晶の表面処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04181731A true JPH04181731A (ja) | 1992-06-29 |
Family
ID=17984658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30873590A Pending JPH04181731A (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 化合物半導体結晶の表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04181731A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04370930A (ja) * | 1991-06-20 | 1992-12-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体装置の製造方法 |
| JP2007294949A (ja) * | 1999-01-08 | 2007-11-08 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
| JP2009224456A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 酸化物薄膜形成装置 |
-
1990
- 1990-11-16 JP JP30873590A patent/JPH04181731A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04370930A (ja) * | 1991-06-20 | 1992-12-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体装置の製造方法 |
| JP2007294949A (ja) * | 1999-01-08 | 2007-11-08 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
| JP2009224456A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 酸化物薄膜形成装置 |
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