JPH0418640B2 - - Google Patents

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JPH0418640B2
JPH0418640B2 JP22323183A JP22323183A JPH0418640B2 JP H0418640 B2 JPH0418640 B2 JP H0418640B2 JP 22323183 A JP22323183 A JP 22323183A JP 22323183 A JP22323183 A JP 22323183A JP H0418640 B2 JPH0418640 B2 JP H0418640B2
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waste
powder
binder
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solidified
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Yoshibumi Noshi
Hiroyuki Naito
Kyoshi Takai
Masaaki Sugawara
Shigemi Sato
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Mizusawa Industrial Chemicals Ltd
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Mizusawa Industrial Chemicals Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、放射性廃棄物の固化方法、特に均質固
化方法に関するもので、より詳細には、無水ホウ
酸塩を含む放射性廃棄物の粉末を、高い減容比
で、しかも歪みがなく、機械的強度に優れた固化
体とするための処理法に関する。 従来、原子力発電所及び放射性物質取扱い設備
等の運転に伴い種々の放射性廃棄物が発生し、そ
の処理が問題となつている。即ち、これらの廃棄
物は、ドラム罐等の容器内に固化された状態で収
容され、一定の保管スペース内に保管されている
が、この貯蔵保管性の点で、この廃棄物を如何に
高い減容比で固化するか、即ち、単位容積比当り
の廃棄物重量を如何に高く固化するかが問題とな
つている。 従来、放射性廃棄物の固化方法としては、廃液
やスラリーを直接セメントにより固化する方法
や、この廃液の乾燥物やこの乾燥物の造粒物(ペ
レツト等)を、セメント、水ガラス、アスフアル
ト、樹脂等で固化する方法が知られている。しか
しながら、前者の方法では、減容比を大きくとる
ことが困難であり、また後者の方法でも、アスフ
アルトや樹脂を固化剤として用いる方法では、粘
度が高いため減容比が大きくなる条件での混和が
困難であると共に、生成した固化体は熱により軟
化したり、高熱下では燃焼するという問題があ
る。 近年、放射性廃棄物の発生量の比較的少ない原
子炉として、加圧水型原子炉(PWR)が広く使
用されているが、この原子炉から排出される低レ
ベル廃棄物は、ホウ酸塩を含む廃液であり、これ
を濃縮乾燥してから得られる固体廃棄物は、無水
ホウ酸塩を含む固体粉末であり、このものは固化
剤によつて高い減容比で、しかも歪みがなく、機
械的強度に優れた固化体とすることが著しく困難
であるという問題を有している。 即ち、無水ホウ酸塩を主体とする廃棄物粉末
は、本質的に嵩が大きく、減容比の大きい固化体
とすることが一般に困難である。また、本発明者
等は、先にケイ酸質結着剤と酸性硬化剤とを含む
水性分散液を用いて、固化廃棄物粉末を固化する
方法を提案したが、前述した無水ホウ酸塩を含む
廃棄物では、結着剤の早朝ゲル化や不均質ゲルを
生じ易く、緻密で機械的強度の大きい固化体を得
ることが困難であると共に、無水ホウ酸塩が媒質
である水分と水和反応を生じて、著しい発熱を生
じ、この発熱により固化体中に熱歪を発生し、そ
の結果として固化体に変形、亀裂発生、機械的強
度の著しい低下がもたらされるようになる。 従つて、本発明の目的は、上述した欠点が改善
された放射性廃棄物、特に無水ホウ酸塩系廃棄物
粉末の固化方法を提供するにある。 本発明の他の目的は、無水ホウ酸塩を含む固体
放射性廃棄物粉末を、高い減容比でしかも歪みが
なく、緻密性及び機械的強度に優れた固化体に固
化し得る処理方法を提供するにある。 本発明の更に他の目的は、水性で無機の固化剤
を用いて、上述した特性を有する固化体を調製し
得る固化法を提供するにある。 本発明によれば、無水ホウ酸塩を含む放射性廃
棄物粉末を、該粉末当り5乃至40重量%のケイ酸
アルカリ結着剤水性液と混合して、微小凝集体状
のプレミツクスを形成し、このプレミツクスと、
ケイ酸アルカリ結着剤、酸性硬化剤及び結晶性メ
タケイ酸バリウムを含む水性分散体とを混合し、
得られる混合ペーストを容器内に充填し、固化さ
せることを特徴とする放射性廃棄物の固化方法が
提供される。 本発明は、無水ホウ酸塩を含む放射性廃棄物粉
末を、ケイ酸質結着剤の水性液と予じめ混合し、
微小凝集体状のプレミツクス(予備混合物)を形
成させると、固化剤として水性系の無機結着剤を
使用する場合にも、減容比の向上、熱歪の発生防
止、固化体の緻密性及び機械的強度の向上が可能
となるという知見に基づくものである。 無水ホウ酸塩を含む固体放射性廃棄物粉末が著
しく嵩の大きいものであることは、既に述べた通
りであるが、本発明に従い、この粉末に前述した
量のケイ酸質結着剤水性液を混合し、微小凝集体
状のプレミツクスを形成させると、著しく嵩の減
少を生じ、該廃棄物を著しくデンス(濃密)な形
に変更し得るのである。一例として、廃棄物粉末
は、以下に述べるタタキ込み法で測定して、0.55
乃至0.83g/mlの嵩比重を有するのに対して、本
発明によるプレミツクス処理を行うと、この嵩比
重は1.0乃至1.43g/mlのオーダーに向上するの
である。かくして、本発明によれば、廃棄物粉末
の嵩を著しく減少させることの結果として、最終
固化体の減容比、即ち単位廃棄物当りの固化体容
積を著しく小さい値となし得ることが了解されよ
う。 また、本発明によれば、廃棄物粉末をケイ酸質
結着剤液と混合し、このものを微小凝集体の形と
したことにより、後に混合されるケイ酸質結着剤
の早朝ゲル化や部分ゲル化を防止することが可能
となり、これにより最終固化体の緻密さや機械的
強度をも顕著に向上させ得ることも了解されよ
う。 更に、本発明によれば、無水ホウ酸塩を主体と
する粉末を、ケイ酸質結着剤水性液と予備混合す
ることにより、微小凝集体の形で既に無水ホウ酸
塩の水和反応がかなり進行して発熱を生じ、この
結果として最終固化工程での発熱量が、プレミツ
クス処理を行わない場合に比してかなり低いレベ
ルに抑制され、これにより、最終固化体における
熱歪の程度をかなり低いレベルに抑制することが
可能となる。 本発明において対象する廃棄物は、無水ホウ酸
塩を主体とするものであり、このホウ酸塩は、
Na2OとB2O3とのモル比が種々の塩、例えば
NaBO2、Na2B4O7、NaB5O8,Na2B6O10、Na2
B8O13、Na4B2O5等の塩であることができる。 放射性廃液乾燥物は、上述した塩類を主体とす
るものであるが、これらの塩類以外に、廃棄処理
過程で生ずる種々のスラツジや使用済みのイオン
交換樹脂等の成分或いは布、紙等の焼却灰等を含
有していても何ら差支えない。 本発明において使用するケイ酸質結着剤は、水
溶性乃至は水分散性であり、後述する酸性硬化剤
との組合わせで硬化し得るそれ自体公知の任意の
ケイ酸アルカリが使用される。ケイ酸アルカリ
は、M2O:SiO2(式中、Mはアルカリ金属を表わ
す)のモル比で表わして、1:1.3乃至1:3.2の
モル比を有するものが好適である。アルカリのモ
ル比が上記範囲外では結着剤として使用したとき
の接着強度等が低下する傾向がある。ケイ酸ソー
ダが本発明の目的に好適であるが、ケイ酸カリを
用いることもできる。 プレミツクス処理に際しては、廃棄物粉末当り
5乃至40重量%、特に10乃至25重量%のケイ酸質
結着剤水性液と混合することも重要である。この
混合量が上記範囲よりも少ない場合には、デンス
な微小凝集体状の生成が困難であり、一方上記範
囲よりも多い場合には凝集体が大きくなり、嵩も
大きくなる傾向がある。 処理に用いるケイ酸質結着剤水性液の濃度は、
SiO2基準で表わして、2乃至30重量%、特に5
乃至20重量%の範囲にあるのがよく、この濃度が
上記範囲よりも低いときには、やはりデンスな凝
集体の形成が困難となる傾向があり、一方この濃
度が高いとプレミツクス処理の作業性が低下す
る。 プレミツクス処理は、廃棄物粉末に結着剤液を
滴下しつつ攪拌することにより容易に行われる。
勿論、この混合手段は上記手法に限定されず、粉
体に対して少量の液体を混和するのに従来採用さ
れているそれ自体公知の他の手段を採用すること
ができる。 本発明のこの工程で得られるプレミツクスは、
既に述べた通り、0.3乃至1.0ml/gのオーダーの
嵩を有することが顕著な特徴である。またこのプ
レミツクスの粒度は、一般的に言つて、50乃至
500ミクロンの平均粒径を有している。このプレ
ミツクスは、粉塵の発生が少なく、安息角が30乃
至40度の範囲にあることからも明らかな通り流動
性に優れており、粉体としての取扱いが容易であ
るという付加的な利点を有する。 次いで、このプレミツクスと、ケイ酸質結着
剤、酸性硬化剤及び硬化遅延剤を含む水性分散体
とを混合する。 ケイ酸質結着剤としては前述したものが使用さ
れる。プレミツクスに用いる結着剤と固化剤に用
いる結着剤とは、同種のものでも異種のものでも
よく、またその濃度が同一のものでも、異なつた
ものでもよい。 本発明において使用する酸性硬化剤としては、
ケイフツ化ナトリウム、ケイフツ化カリウム、ケ
イフツ化カルシウム、ケイフツ化アルミニウム等
のケイフツ化物;ポリリン酸ケイ素、ポリリン酸
ケイ素のアルカリ金属塩、リン酸チタン、リン酸
ジルコニウム、リン酸アルミニウム、リン酸亜鉛
等のリン酸塩;硫酸アルミニウム、硝酸アルミニ
ウム、塩化アルミニウム等の他の酸性塩を挙げる
ことができる。これらの酸性硬化剤は何れも水中
に添加したとき酸性側のPHを示すものであり、ケ
イ酸質結着剤に対して硬化剤として使用するもの
である。 これらの酸性硬化剤の内でも、本発明において
は、ポリリン酸ケイ素が望ましい。即ち、ポリリ
ン酸ケイ素は、ケイ酸質結着剤と共に水性分散体
とすると、流動性に優れ、しかも可使時間の長い
バインダーを与えると共に、耐水性、機械的強度
に優れた固化体を与えることを可能にする。 この水性分散体には硬化遅延剤を含有させる。
本発明において、水性分散体とプレミツクスから
成る混合ペースト中の水性分散体の硬化反応に併
なう粘性向上による流動性低下を延長させるため
に用いる硬化遅延剤は結晶性メタケイ酸バリウム
(BaSiO3)を主体とするものである。この結晶性
メタケイ酸バリウムは、一般に無水塩の形である
ことが好ましく、一般に1乃至30重量%のBaO
水可溶分を含有することが流動性改良の見地から
望ましい。無定形のケイ酸バリウムでは、流動性
改良の効果が小さい。 この結晶性メタケイ酸バリウムは、文献による
と、計算量の酸化バリウムと二酸化ケイ素とを融
解することにより得られるが、本発明者等の研究
によると、石英型結晶構造のケイ砂と炭酸バリウ
ム、酸化バリウム或いは水酸化バリウムとを900
乃至1200℃の温度で焼成することにより容易に得
られる。尚、本明細書において、結晶性メタケイ
酸バリウムを主体とするとは、この結晶性メタケ
イ酸バリウムが主成分であるこを意味しており、
例えば少量の二酸化ケイ素や酸化バリウム或いは
炭酸バリウムが含有されていても差支えないこと
を意味する。このメタケイ酸バリウムは、60メツ
シユよりも小さい粒度を有することが望ましい。 本発明において、水性分散体は固形分を基準と
して、ケイ酸質結着剤のバインダー主成分(A)100
重量部当り、酸性硬化剤(B)を10乃至60重量部、特
に20乃至40重量部、及び流動性改良剤乃至硬化遅
延剤(C)を5乃至40重量部、特に10乃至20重量部の
量で使用するのがよい。 即ち、酸性硬化剤の量が上記範囲よりも少い
と、この組成物が固化しにくく、また硬化物の強
度及び耐水性が低下する傾向があり、また上記範
囲よりも多いと流動性が低下し、ポツトライフも
短かくなり、更に硬化物の体積膨張による容器破
壊を引き起こし或いは緻密性が失われて、硬化物
の諸特性が低下する傾向がある。また、結晶性メ
タケイ酸バリウムの量が上記範囲よりも少ない場
合にも多い場合にも、組成物の流動性が所期のレ
ベルに到達せず、更にこの量が上記範囲よりも多
いと硬化物の諸特性が低下するようになる。 本発明においては、水性分散体にその水性分散
体の諸性質ならびに作業性を改善するために、各
種公知の充填剤、骨剤、改良剤を添加配合するこ
とができる。 水性分散体における混水量、即ち全固形分当り
の水分量は15乃至30重量%、特に20乃至25重量%
にあることが、混和作業性と最終固化体の諸物性
の上から好ましい。 また、この水性分散体とプレミツクスとを、混
合ペースト中の廃棄物の容積比が35乃至65%、特
に45乃至55%となる量でプレミツクスと混合する
ことも本発明の目的にとつて好ましい。 固化剤としての水性分散体とプレミツクスとの
混合は、任意の混合機、例えばミキサー、ニーダ
ー、ブレンダー等を用いて行なうことができ、混
合攪拌に際して格別の注意は特に必要でないが、
該混合物はチキソトロピー的流動特性を呈するこ
とからこの混合物を容器内に充填するにあたつて
のポツトライフを確保するためには、該混合物の
温度を25乃至45℃、特に30乃至40℃になるように
調整することによつて、混合物の粘度を下げしか
も絶えず攪拌をすることによつてチキソトロピー
的現象による内在応力を消去又は緩和させ流動性
を維持させることが必要である。 この混合物を、ドラム罐、コンクリート容器等
の任意の容器に充填し、この充填物を、室温にお
いて硬化させ均質な固化物とする。 本発明においては、前述した微小凝集体状のプ
レミツクスを用いることにより前述した利点が達
成される他、攪拌混合物を容器等に注入するに際
しても、器壁等への付着量が少なく、作業性も良
好であるという利点を有する。 本発明を次の例で説明する。 実施例 1 PWR型原子力発電所から発生する無水ホウ酸
ソーダを主成分とする放射性廃棄物の乾燥粉末を
本発明者等の特許(特願昭58−53726号、58−
81653号及び58−164143号公報)明細書記載の方
法に準拠して調整したケイ酸質結着剤、酸性硬化
剤及び硬化遅延剤等から成る水硬性無機質固化剤
を用いて固化処理するに際し、該乾燥粉末にケイ
酸質結着剤水溶液を混和して該乾燥粉末を微小凝
集体状(以後砂粒又は砂粒状と記す)にすること
によつて、高い減容比でしかも歪みがなく、機械
的強度に優れた固化体とするPWR放射性廃棄物
の均質固化法について詳細に説明する。 A−1 PWR型放射性模擬廃棄物種 本実施例で用いる廃棄物は、参考例1,2及び
3によつて、調整したそれぞれの模擬廃棄物を用
いて、第1表に表示した組成の3種のPWR型放
射性模擬廃棄物種を使用した。
【表】
【表】 参考例 1 PWR型原子力発電所から発生するホウ酸ソー
ダ廃液を濃縮し乾燥して得られる乾燥微粉末を模
擬調整するために市販工業薬品の無水ホウ酸ソー
ダ(Na2B4O7)及びNa2B4O7・10H2Oをポツト
ミルを用いて乾式粉砕を行ない、50μ以下の微粉
末に処理し、模擬廃棄物の乾燥粉末として使用し
た。 参考例 2 原子力発電所の定期検査等によつて発生するポ
リエチレンシート、布、紙、木材、塩化ビニー
ル、ゴム等の雑固体廃棄物を減容処理するため焼
却されて得られる焼却灰の模擬物として、第2表
に記載した組成からなる自家焼却炉の灰を模擬焼
却灰として使用した。
【表】 参考例 3 原子力発電所から発生する使用済みの廃イオン
交換樹脂を模擬調整するために、市販のアンバー
ライトイオン交換樹脂を150×1時間熱処理した
後、ポツトミルで乾式粉砕を行ない、60μ以下の
微粉末に処理し、模擬廃棄物の廃樹脂乾燥粉末と
して使用した。 A−2 ケイ酸質結着剤 本実施例におけるケイ酸質結着剤は、水溶液と
して第1表に表示した各組成の模擬廃棄物の乾燥
粉末を砂粒状に処理するバインダーとして用い
る。更らにこの砂粒状廃棄物を均質固化するため
に用いる固化剤の結着成分として粉末状で用い
る。両者とも下記第3表に表示する組成の市販工
業薬品のケイ酸ソーダから自由に選ぶことができ
る。
【表】 A−3 酸性硬化剤 ケイ酸質結着剤の酸性硬化剤として、それ自体
公知の硬化剤のうちから、本実施例においては下
記のポリリン酸ケイ素を主に用いた。 ポリリン酸ケイ素は本発明者等の2件の特許
(特公昭46−40866号および特公昭46−42711号公
報及び特開昭58−151356号公報)明細書記載の方
法に準拠して調整された第4表に表示した試料番
号PS−1のポリリン酸ケイ素を選んだ。 なお、ここに調整したポリリン酸ケイ素につい
て、下記に記載する測定方法によつて分散性なら
びにゲル化時間を測定し、その結果を第4表に併
せ表示する。
【表】 A−4 硬化遅延剤 本実施例に用いる水硬性固化剤の硬化遅延剤と
しての結晶性メタケイ酸バリウムは、一般市販の
ものでも良いが、本実施例においては代表的調整
方法として下記参考例4に記載された方法により
調整した結晶性メタケイ酸バリウム粉末(試料番
号BS−1)を選んだ。 なおここに調整したBS−1は、BaO成分とし
て26重量%の水可溶分を持つ。 参考例 4 ケイ酸源にフラタリ硅砂粉末とシルトンA(水
澤化学工業(株)製の易反応性ケイ酸ゲル粉末)との
等モル混合物、バリウム源としては市販試薬の炭
酸バリウムを選び、SiO2/BaOのモル比が1に
なるように両者を混合し、15乃至20%の水で調湿
造粒にて約10mm径の顆粒状とした後、回転式キル
ンを用いて1000乃至1100℃で0.5時間、焼成し、
乾式粉砕にて粒径60μ以下95%以上に分級した結
晶性メタケイ酸バリウム塩粉末(試料番号BS−
1)を選んだ。 A−5 助剤 助剤としては、本発明のセメント組成物として
の水性分散体(水性ペースト)の粘性を高めた
り、流動性を損なわない条件において、本発明の
放射性廃棄物を含む均質固化体の補助剤として、
下記に示す粉末を選んだ。 品 名 原料番号 フライアツシユ AG−FA ゼオライト AG− ケイ酸カルシウム AG−SC カイヤナイト AG−K 硅砂粉 AG−S 無定形ケイ酸バリウム AG−BS B 水性分散体の水硬性セメント組成物 以上のA−2,A−3,A−4及びA−5の配
合剤を用いて、第5表に本実施例及び比較例に用
いる水性分散体(固化剤)用セメント組成物を表
示した。
【表】 C 模擬廃棄物乾燥粉末の砂粒化 第1表に記載した模擬該粉末にケイ酸質結着剤
の水溶液をバインダーとして混合し、該粉末を砂
粒状となす処理方法を下記の参考例5にて詳細に
説明する。 参考例 5 第1表に記載の試料番号PWP−1の模擬該粉
末200g(容量500ml)を容量1の家庭用ミキサ
ーにとり、該粉末がミキサー容器内で激しく対流
攪拌されている状態に、第3表の試料番号SS−
2に相当するSiO2/Na2O比(モル比)で、バイ
ンダー濃度としてSiO2基準濃度20%の硅酸ソー
ダ水溶液35.3g(容量25.4ml)を除々に添加し、
攪拌処理をすることによつて、230g(容量330
ml)の試料番号RWG−3の砂粒状模擬放射性廃
棄物(以後、該砂粒状物と記す)を回収した。 その結果、第6表に該砂粒状物11種(試料番号
RWG−1乃至RWG−11)とその物性を併せて
表示した。
【表】 D 砂粒状模擬放射性廃棄物の均質固化処理 第5表に表示した固化剤(試料番号S−1乃至
S−9)を所定の混水量で所定温度(30乃至40
℃)の水性分散体となし、この水性分散体(水性
ペースト)中に第6表に表示した該砂粒状物(試
料番号RWG−1乃至RWG−11)をそれぞれ混
合させ、継続して攪拌させながらこの混合ペース
ト容器に充填させ、所定の温度で固化させ砂粒状
のPWR型模擬放射性廃棄物の均質固化体とした。 次いで該砂粒状物の固化処理及び得られた均質
固化体について、下記A乃至Iに記載する測定方
法によつてその効果ならびに固化体の特性につい
て第7表にまとめて表示した。 また比較のため
に、第7表に示す固化剤等を用いて、上記と同様
に廃棄物の均質固化処理を行なつた(比較例H−
1乃至H−4)。混合ペーストの特性及び得られ
た均質固化体の特性を第7表に示す。
【表】 以上の結果、第1,5,6及び第7表から明ら
かなようにPWR型原子力発電所から発生する無
水硼酸ソ−ダを主成分とする該廃棄物乾燥粉末を
従来の如く、そのまま水硬性固化剤と混合ペース
ト化し、固化処理することで、混合ペーストが容
器に付着する、高い発熱による歪みから固化体に
十分な強度が発現しない。さらに嵩だかな該粉末
であることから高減容固化体が得られないなどの
多くの問題が生じる。ところが本発明の如く、第
1表の嵩比重から明らかなように、この嵩だかな
該粉末を前もつて第6表の嵩比重、安息角及び粒
度特性の結果から明らかなようにデンスで流動性
の砂粒状に前処理することによつて、上記した如
く従来法の固化処理に併なう障害が著しく改善さ
れることが第7表の混合ペースト及び均質固化体
の特性からよく理解される。 特に前処理として該粉末を砂粒状にプレミツク
スを形成させるため用いるバインダーとしてのケ
イ酸質結着剤が、デンスな砂粒状体を形成するこ
とのみならず、この固化体系の固化時に発生する
高い発熱を効果的に抑制させ、その結果、歪の発
生を防止させ固化体の強度を著しく高めている。 又該廃棄物がデンスであることと砂粒化による
粒度特性から混合ペーストの流動体としてのフロ
ー値も著しく改善され、しかも廃棄物の充填率が
極めて高いにもかかわらず混合ペーストの容器へ
の付着率が低いことは砂粒化による粒度特性、嵩
比重、安息角の著しい改善による混合ペーストの
物性の向上であり、同時に従来の固化処理に比較
して該廃棄物の固化処理に関して一連の作業性を
著しく向上させると思われる。これらは本発明の
大きな特徴といえる。 A 分散性ならびにゲル化時間の測定 所定温度(測定温度、特記しない限り40℃標準
とする)に保たれたウオーターバス中に固定され
た容器(内容積約160ml)に粉試料30gを採り、
次いで水ガラス(JIS 3号品SiO228.9%、Na2
O9.63%)100gを加えステンレス製の備え付け
攪拌羽根を入れ、ユニバーサルモーター(定格:
入力100V、90W、4ポール、50Hz、1.0A、
3500rpm)を用いて、直結で攪拌羽根を回転させ
る。 この際、あらかじめ、攪拌羽根の付いた空回転
の状態で、電圧(直流)を13.00Vに調整し、モ
ーター上部にある回転調節用ツマミで、回転を調
節しつつ、空回転の状態で、備え付回転計を見て
下記式よりトルク(T(Kg・m))を計算する。 T(Kg・m)=0.9737×V×I/N N:回転数(rpm) V:電圧(V) I:電流(A) この結果約0.016〜0.020[Kg・m]の範囲とな
る。 測定装置容器内の粉末試料に水ガラスを加え、
攪拌羽根を回転させ、全体が均質なペーストと
し、時間の経過と共に該ペーストの粘性は向上
し、負荷電流は上昇し、回転数は下降し、従つて
トルクは上昇する。試料ペーストがゲル化に到達
した時のトルクは多くの予備実験の結果、T=
0.07[Kg・m]の時とし、このトルクに到達した
時の時間をチエツクし、その時間をゲル化時間と
した。 このゲル化時間は一般通常の無機質バインダー
としては20℃で100分以上、40℃で20分以上のゲ
ル化時間があることが必要であり、本発明セメン
ト組成物の硬化剤を求める物性値も同様である。 また分散性に関しては、粉末試料に水を加え、
攪拌を開始した時に試料全体が均質なペースト状
となることを分散性良好とし、攪拌開始時にママ
コが出来たり、不均質状態になる時は分散性不良
と判断した。 B 粒度 24,32,100,145,170及び200メツシユの標準
篩を装着した水平直線動篩振盪器に試料100gを
とり、20分間篩別し各篩残分を秤り、各篩の残分
の重量%から粒度分布曲線を作り、これより平均
径と最大径を得る。 C 嵩比重 目盛付試験管に一定重量(W)の試料を少量ず
つ入れながら試験管の底を軽く打ちつけ、その時
の容積(V1)を測定し、次いでこの試験管を20
分間300回転600回転落下衝撃を行ない、その後の
容積(V2)を測定し、下式より、嵩比重を算出
する。 静置値=W/V1 タタキコミ値=W/V2 D フロー値 セメントの物理試験JIS−R 5201に準拠して
フローコーンを用いて測定する。 E 付着率 1のテフロン製ビーカーに所定量の混合ペー
ストをとり、次いでビーカーを傾斜させ、ペース
トを払い出した後、ビーカーに付着したペースト
の重量%を付着率とする。 F 発熱評価 保温容器に混合ペーストを調製し、そのペース
トの温度上昇を経時ごとに測定し、その最高温度
(℃)を測定し発熱の評価を行なう。 G 均質固化体の膨張率 JIS,ASTM 規格による石膏硬化体の膨張率
測定器を用いて混合ペーストをこの測定器に流し
込み、水分の蒸発を防止するため、体の表面をビ
ニールシートで完全に覆つて、30℃で3日間の固
化 生した後、5℃の雰囲気中に保管し下記式よ
り固化体の膨張率を算出した。 膨張率=δ=l/l0100〔%〕 ただし供試体寸法は30×30×200 l2=200.0 lは測定値 H 均質固化体の圧縮強度 混合ペーストを25φ×50mm寸法の容器に流し込
み温度20℃、関係湿度75%で7日間の固化養生し
た後、JIS−A1114に準拠して、形状比2(L/
D)の円柱体の供試体について一軸圧縮強度
(Kg/cm2)を測定した。 I 充填率 均質固化体全重量に対する廃棄物の充填重量%
で表す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無水ホウ酸塩を含む放射性廃棄物粉末を、該
    粉末当り5乃至40重量%のケイ酸アルカリ結着剤
    水性液と混合して、微小凝集体状のプレミツクス
    を形成し、このプレミツクスと、ケイ酸アルカリ
    結着剤、酸性硬化剤及び結晶性メタケイ酸バリウ
    ムを含む水性分散体とを混合し、得られる混合ペ
    ーストを容器内に充填し、固化させることを特徴
    とする放射性廃棄物の固化方法。
JP22323183A 1983-11-29 1983-11-29 放射性廃棄物の固化方法 Granted JPS60115900A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014203498A1 (ja) 2013-06-18 2014-12-24 株式会社 東芝 ホウ酸含有廃液のセメント固化処理方法及びセメント固化処理装置

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