JPH0418795B2 - - Google Patents
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- JPH0418795B2 JPH0418795B2 JP17705084A JP17705084A JPH0418795B2 JP H0418795 B2 JPH0418795 B2 JP H0418795B2 JP 17705084 A JP17705084 A JP 17705084A JP 17705084 A JP17705084 A JP 17705084A JP H0418795 B2 JPH0418795 B2 JP H0418795B2
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- circuit
- quadrant
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S13/00—Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
- G01S13/02—Systems using reflection of radio waves, e.g. primary radar systems; Analogous systems
- G01S13/50—Systems of measurement based on relative movement of target
- G01S13/52—Discriminating between fixed and moving objects or between objects moving at different speeds
- G01S13/56—Discriminating between fixed and moving objects or between objects moving at different speeds for presence detection
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
[技術分野]
本発明はドツプラー効果型防犯装置、さらに詳
しくは、所定周波数の超音波やマイクロ波等の検
知波を発射して被検知物体の移動により生じる反
射波の周波数偏移を検出することにより、物体の
移動を検知するドツプラー効果型防犯装置に関す
るものである。 [背景技術] 一般にこの種のドツプラー効果型防犯装置は、
所定周波数の超音波やマイクロ波を検知波として
発射しておき、検知エリア内で侵入者が移動した
ときに反射波がドツプラー効果である周波数偏移
を生じたことを検知するものであつて、この装置
では侵入者が装置から所定距離内に近付いたとき
に反射波の強さの変動によつて侵入者を検知する
距離限定型の防犯装置とは異なり、検知エリア内
であつても移動しないものは検知しないから、検
知エリアの形状とは無関係であり、自動車内のよ
うに設備品が多く複雑な形状の室内であつても。
その略全域を検知エリアとすることが可能となる
利点があるが、以下のように誤動作する欠点があ
る。 以下の説明では従来例として特開昭55−63774
号公報に開示された発明を示す。第9図に示すよ
うに、送波器1に発振回路10の出力が印加され
て送波器1から空中に超音波が放射され、その反
射波が受波器2により受信されては電気信号に変
換される。電気信号に変換された受信信号Einは
移相回路22、一対のミキサ回路21a,21
b、一対の増幅回路23a,23bから成るコン
バータ回路20により互いに位相が異なる一対の
中間信号E,E′に変換され、さらに両中間信号
E,E′を単位軸とするベクトル平面内において受
信信号Einがどの象限に存在するかが2進数変換
回路26a,26bと象限信号発生回路27とな
どから構成された象限検出回路25によつて求め
られ、この象限検出回路25の出力が象限転移方
向検出回路31に印加される。象限転移方向検出
回路31では上記ベクトル平面において受信信号
Einが他の象限に移動するときに移動の向きが原
点の回りで右回りであるか左回りであるかに対応
してHレベルまたはLレベルのデジタル信号を出
力する。ここで、象限の転移する向きは侵入者の
移動向きに対応しており、侵入者が近付くときに
は左回り、遠ざかるときには右回りとなる。象限
転移方向検出回路31の出力は積分回路38に印
加されて象限の転移回数と向きとが積分され、こ
の積分回路38の出力はしきい値回路32に印加
される。しきい値回路32では電源電圧Vccの2
分の1の電圧を中心としてそれより小さい第1の
設定電圧と、それより大きい第2の設定電圧とが
設定され、入力信号が第1の設定電圧以下である
か第2の設定電圧以上であるときに警報信号を送
出する。すなわち、象限の転移が複数回生じ、そ
の転移の向きが同じ向きについて所定回以上生じ
たときに積分回路38の出力が上記第1の設定電
圧以下または第2の設定電圧以上となつてしきい
値回路32から警報信号が送出されるようにして
いる。しきい値回路32から送出される警報信号
は警報を報知する表示器を駆動する表示器駆動回
路36に入力される。したがつて、侵入者の移動
向きが同じ向きであれば、しきい値回路32から
警報信号が出力されて、表示器駆動回路36が駆
動され侵入者の存在が報知されるのである。 ところで、受波器2では移動物体により反射さ
れた受信信号Ein以外にもベル音などのノイズが
受信されるものであるから、被検知物体からの反
射であるか、ノイズであるかを判別する必要があ
る。一般にノイズは反射波とは位相が全く異なる
ものであり、上記ベクトル平面において象限の転
移が不規則に生じるものであり、右回りの転移と
左回りの転移とが略同確率で発生し、かつ所望の
受信信号Einよりも単位時間当たりの転移の発生
回数が多いと考えられる。したがつて、従来例に
おいては積分回路38の時定数としきい値回路3
2の第1および第2の設定電圧とを適宜選択する
ことにより、右回りの転移と左回りの転移とを相
殺してノイズを除去しているものである。 しかしながら、ノイズではない反射波であつて
も、装置に対する移動方向の相異、移動速度の相
異、反射面の形状の相異などにより、単位時間内
で発生する象限の転移回数が一定しないから、積
分回路38の時定数やしきい値回路32の第1お
よび第2の設定電圧を適当な値に設定することに
より、反射波とノイズとを選別する必要がある。
この設定値によつては警報信号が必要なときに警
報が出力されなかつたり、不要なときに警報が出
力されたりすることがある。例えば自動車内に装
置を配置した場合に、ドアを閉じるときと、車内
に手が侵入したときとでは象限の転移の形態が異
なるものであり、それぞれ第10図と第11図と
に示すように積分回路38の出力信号の変化率が
異なるものである。このため、積分回路38の時
定数としきい値回路32の設定電圧とをノイズが
相殺され、かつ侵入者があるときに確実に警報信
号が出力されるように設定する必要があるが、従
来の回路構成では上述したように受信信号のベク
トル平面内での象限の転移回数を積分回路38と
しきい値回路32とを組み合わせたアナログ処理
によつて判定していたものであるから、最適と思
われる設定値を求めても部品特性のばらつきや、
部品の温度特性などにより期待どおりの動作をし
ないことがあつた。 [発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであつ
て、その主な目的とするところは、部品特性のば
らつきや、部品の温度特性などによつて誤動作を
生じることがないドツプラー効果型防犯装置を提
供することにある。 [発明の開示] 本発明の構成を第1図に基づいて概説する。以
下の説明では超音波を被検知物体の検出用波動に
使用した例を示すが、検出用波動は波長が1cm程
度かそれより小さいものであれば、例えばマイク
ロ波などでもよい。 送波器1は一定の周波数で発振する発振回路1
0の出力によつて駆動され、送波器1からは超音
波が空中に放射される。送波器1から放射された
超音波は周囲に配置された物体により反射されそ
の反射波が受波器2に受信され、これが電気信号
に変換される。送波器1と受波器2とはともにピ
エゾ素子などで構成され、送波器1からは付与さ
れた電気振動の振動数に一致した超音波が放射さ
れ、受波器2は受信した超音波の振動数に一致し
た電気振動を受信信号Einとして出力する。受波
器2で受信された受信信号Einはコンバータ回路
20を通つて周波数変換がなされる。コンバータ
回路20は一対のミキサ回路21a,21bと、
移相回路22と、一対の増幅回路23a,23b
とから構成される。第1のミキサ回路21aには
発振回路10の出力を移相回路22を通して位相
を90度進ませた基準信号Etと受波器2により受
信された受信信号Einとが印加されてその周波数
差の中間信号Eが出力され、第2のミキサ回路2
1bには上記発振回路10の出力である基準信号
Et′と受波器2からの受信信号Einとが印加されて
その周波数差の中間信号E′が出力される。したが
つて、コンバータ回路20の出力としては互いに
位相が異なつた一対の中間信号E,E′が得られ
る。ここで、超音波を反射する物体が受波器2に
接近するときには反射波の周波数が発振周波数よ
りも高くなるから中間信号Eの位相は中間信号
E′の位相よりも進むことになり、逆に物体が受波
器2から遠ざかるときには反射波の周波数が発振
周波数よりも低くなるから中間信号Eの位相が中
間信号E′に対して遅れるものである。したがつ
て、各中間信号E,E′を基本軸とするベクトル平
面において、物体が接近するときには受信信号
Einの表わす回転ベクトルは原点の回りに左回り
に回転し、物体が遠ざかるときには右回りに回転
する。 各中間信号E,E′はそれぞれ象限検出回路25
に入力される。象限検出回路25は各中間信号
E,E′が印加される一対の2進数変換回路26
a、2進数変換回路26bと、象限信号発生回路
27と、一対のレベル検出回路28a,28b
と、オア回路29とから構成される両2進数変換
回路26a,26bでは中間信号E,E′の正負に
応じてHレベルまたはLレベルのデジタル信号を
出力する(ここでは正をHレベル、負をLレベル
としている。)。ここで両2進数変換回路26a,
26bの出力がそれぞれ上記両中間信号E,E′を
基本軸とするベククトル平面におけるE軸方向の
極性XとE′軸方向における極性Yとに対応する。
象限信号発生回路27では両中間信号E,E′を基
本軸とするベクトル平面において受信信号Einの
回転ベクトルがどの象限に存在するかが求めら
れ、各象限に対応した第1ないし第4の出力端子
〜から象限信号が送出される。両レベル検出
回路28a,28bはそれぞれ中間信号E,E′が
存在するとき、すなわち超音波を反射している物
体が移動しているときに、その中間信号E,E′が
所定レベル以上であることを検出するものであ
り、オア回路29はいずれか一方でも中間信号
E,E′が存在すれば出力を送出するものである。
このオア回路29の出力は次の象限信号発生回路
27に入力され中間信号E,E′が発生していると
きにのみ象限信号が送出されるようにしている。 象限信号は象限転移検出回路30に印加され、
受信信号Einの回転ベクトルの存在する象限が1
つの象限から他の象限に移動したかどうかが検出
される。すなわち、象限転移検出回路30は象限
転移方向検出回路31としきい値回路32とから
構成されており、象限転移方向検出回路31では
上記ベクトル平面において受信信号Einの回転ベ
クトルが他の象限に移動しときに、その移動が原
点の回りで左回りであるか右回りであるかに応じ
てHレベルまたはLレベルのデジタル信号を送出
する。ここではHレベルが電源電圧に対応し、L
レベルがOVに対応するものとして左回りをHレ
ベル、右回りをLレベルとしている。象限転移方
向検出回路31の出力は上記回転ベクトルが他の
象限に移動するか、あるいは回転ベクトルが0ベ
クトルとなるまで元の値を維持する。しきい値回
路32では電源電圧の2分の1の電圧を基準とし
て、それより若干小さい第1の設定値とそれより
若干大きい第2の設定値とが設定されており、象
限転移方向検出回路31の出力が第1の設定値以
下であるか、または第2の設定値以上である場合
に出力をLレベルとし、それ以外のときには出力
をHレベルとするデジタル信号を送出する。した
がつて、象限転移方向検出回路31の出力がHレ
ベルであるかLレベルであるかにかかわらず、象
限が変わるとしきい値回路32の出力がLレベル
となるのである。すなわち、象限の移動がある
と、象限転移検出回路30から短いパルス状の象
限転移信号が発生して象限の転移が発生したこと
が検出されるものである。しきい値回路32の出
力はクロツク発生回路33、比較回路34、判定
回路35に印加され、しきい値回路32の出力が
Lレベルとなると、クロツク発生回路33が始動
するとともに比較回路34と判定回路35とがリ
セツトされ、クロツク発生回路33から出力され
るクロツク信号が比較回路34で計数される。ク
ロツク信号の計数を開始してから象限の移動が生
じると象限転移検出回路30から象限転移信号が
発生するから、クロツク発生回路33がこの時点
からまたクロツク信号を発生させるとともに、比
較回路34も新たに1からクロツク信号の計数を
開始する。比較回路34には所定の値が設定され
ており、この設定値とクロツク信号の計数値とが
比較されるのである。比較回路34での計数値が
設定値に達すると判定回路35からは警報信号が
送出され、これによつて表示器駆動回路36が駆
動され警報の報知がなされるものである。 以上のようにして、本発明においては象限の転
位があつたときにデジタル信号を処理するにより
その転移回数を計数し、部品特性のばらつきや部
品の温度特性とは無関係に受信信号のベクトル平
面内での転移が同方向に所定回数生じたときに確
実に警報を報知するようにしているものであつ
て、以下、第2図に具体回路を開示して実施例を
詳細に説明する。 (実施例) 発振回路10は水晶振動子11を備えたもので
あつて、周波数の安定した電気振動を出力する。
発振回路10の出力はピエゾ素子などで構成され
た送波器1に印加され、発振回路10の発振周波
数と周波数が等しい超音波が放射される。超音波
は周囲の物体により反射され受波器2によつて受
信される。受波器2で受信された受信信号Einは
コンバータ回路20を構成する第1のミキサ回路
21aによつて発振回路10の出力を移相回路2
2を通して位相を90度進めた基準信号Etと混合
され、また第2のミキサ回路21bによつて発振
回路10の出力である基準信号Et′と混され、検
波、増幅されて両信号の周波数差に等しい一対の
中間信号E,E′が得られる。 ここで中間信号E,E′についてさらに検討す
る。発振回路10から第1のミキサ回路21aに
入力される基準信号をEtとし、第2のミキサ回
路21bに入力される基準信号をEt′として、基
準信号Et,Et′を基本軸とするベクトル平面にお
いて受信信号Einを表示すると、第3図に示すよ
うに、中間信号E,E′は次のように表現される。
ただし、単純化のため受信信号Ein、基準信号
Et,Et′はそれぞれ正弦波としている。 E=|Ein|・cosθ E′=|Ein|・sinθ ここでθは受信信号Einと基準信号Etとの間の
位相角度である。この中間信号E,E′の位相関係
については、超音波を反射する物体が接近すると
きには、中間信号Eは中間信号E′に対して90度の
進み(第3図中破線部)を生じ、物体が遠ざかる
ときには、90度の遅れ(第3図中実線部)を生じ
ることが分かる。なお、この点に関しては米国特
許第3432855号等においても説明されている。実
際に超音波を反射する物体は表面が平坦ではな
く、人のからだなどでは各部分が異なる速度で接
近したり遠ざかつたりするものであるから、受信
信号Einは反射波の合成ベクトルとして表現さ
れ、特別な場合を除いては中間信号E,E′の波形
は正弦波とはならず、第4図に示すよに、歪んだ
波形となるものである。しかし、どのように歪ん
でも受信信号Einは基準信号Etを表わすベクトル
の先端を原点とする直交座標平面上の1点として
表現できることに変わりはなく、このベクトル平
面において中間信号E,E′は互いに直交するもの
であるかな、第4図に示すよに、中間信号E,
E′を基本軸とするベクトル平面上に受信信号Ein
を回転ベクトルとして表現することができるので
ある。中間信号E,E′を基本軸とするベクトル平
面において受信信号Einを表わす回転ベクトルが
原点の回りに左回りに回転するときには中間信号
E′に対して中間信号Eの位相が進むことを意味
し、右回りに回転するときには中間信号E′に対し
て中間信号Eの位相が遅れることを意味してい
る。したがつて、回転ベクトルの存在する象限が
変化したときにその象限の移動した順序を検出す
れば、物体の移動の向きが検出できるのである。 しかして、回転ベクトルの位置する象限を求め
るためには、中間信号E,E′の振幅は考慮する必
要がないから、中間信号E,E′の極性にのみ着目
し、シユミツトトリガー回路により構成された2
進数変換回路26a,26bによつて各中間信号
E,E′の極性が正であればHレベル、負であれば
Lレベルとなるデジタル信号X,Yに変換するの
である。このデジタル信号X,Yを象限信号発生
回路27において組み合わせれば、第1表に示す
ように、回転ベクトルの存在している象限に対応
する象限信号を作成できる。
しくは、所定周波数の超音波やマイクロ波等の検
知波を発射して被検知物体の移動により生じる反
射波の周波数偏移を検出することにより、物体の
移動を検知するドツプラー効果型防犯装置に関す
るものである。 [背景技術] 一般にこの種のドツプラー効果型防犯装置は、
所定周波数の超音波やマイクロ波を検知波として
発射しておき、検知エリア内で侵入者が移動した
ときに反射波がドツプラー効果である周波数偏移
を生じたことを検知するものであつて、この装置
では侵入者が装置から所定距離内に近付いたとき
に反射波の強さの変動によつて侵入者を検知する
距離限定型の防犯装置とは異なり、検知エリア内
であつても移動しないものは検知しないから、検
知エリアの形状とは無関係であり、自動車内のよ
うに設備品が多く複雑な形状の室内であつても。
その略全域を検知エリアとすることが可能となる
利点があるが、以下のように誤動作する欠点があ
る。 以下の説明では従来例として特開昭55−63774
号公報に開示された発明を示す。第9図に示すよ
うに、送波器1に発振回路10の出力が印加され
て送波器1から空中に超音波が放射され、その反
射波が受波器2により受信されては電気信号に変
換される。電気信号に変換された受信信号Einは
移相回路22、一対のミキサ回路21a,21
b、一対の増幅回路23a,23bから成るコン
バータ回路20により互いに位相が異なる一対の
中間信号E,E′に変換され、さらに両中間信号
E,E′を単位軸とするベクトル平面内において受
信信号Einがどの象限に存在するかが2進数変換
回路26a,26bと象限信号発生回路27とな
どから構成された象限検出回路25によつて求め
られ、この象限検出回路25の出力が象限転移方
向検出回路31に印加される。象限転移方向検出
回路31では上記ベクトル平面において受信信号
Einが他の象限に移動するときに移動の向きが原
点の回りで右回りであるか左回りであるかに対応
してHレベルまたはLレベルのデジタル信号を出
力する。ここで、象限の転移する向きは侵入者の
移動向きに対応しており、侵入者が近付くときに
は左回り、遠ざかるときには右回りとなる。象限
転移方向検出回路31の出力は積分回路38に印
加されて象限の転移回数と向きとが積分され、こ
の積分回路38の出力はしきい値回路32に印加
される。しきい値回路32では電源電圧Vccの2
分の1の電圧を中心としてそれより小さい第1の
設定電圧と、それより大きい第2の設定電圧とが
設定され、入力信号が第1の設定電圧以下である
か第2の設定電圧以上であるときに警報信号を送
出する。すなわち、象限の転移が複数回生じ、そ
の転移の向きが同じ向きについて所定回以上生じ
たときに積分回路38の出力が上記第1の設定電
圧以下または第2の設定電圧以上となつてしきい
値回路32から警報信号が送出されるようにして
いる。しきい値回路32から送出される警報信号
は警報を報知する表示器を駆動する表示器駆動回
路36に入力される。したがつて、侵入者の移動
向きが同じ向きであれば、しきい値回路32から
警報信号が出力されて、表示器駆動回路36が駆
動され侵入者の存在が報知されるのである。 ところで、受波器2では移動物体により反射さ
れた受信信号Ein以外にもベル音などのノイズが
受信されるものであるから、被検知物体からの反
射であるか、ノイズであるかを判別する必要があ
る。一般にノイズは反射波とは位相が全く異なる
ものであり、上記ベクトル平面において象限の転
移が不規則に生じるものであり、右回りの転移と
左回りの転移とが略同確率で発生し、かつ所望の
受信信号Einよりも単位時間当たりの転移の発生
回数が多いと考えられる。したがつて、従来例に
おいては積分回路38の時定数としきい値回路3
2の第1および第2の設定電圧とを適宜選択する
ことにより、右回りの転移と左回りの転移とを相
殺してノイズを除去しているものである。 しかしながら、ノイズではない反射波であつて
も、装置に対する移動方向の相異、移動速度の相
異、反射面の形状の相異などにより、単位時間内
で発生する象限の転移回数が一定しないから、積
分回路38の時定数やしきい値回路32の第1お
よび第2の設定電圧を適当な値に設定することに
より、反射波とノイズとを選別する必要がある。
この設定値によつては警報信号が必要なときに警
報が出力されなかつたり、不要なときに警報が出
力されたりすることがある。例えば自動車内に装
置を配置した場合に、ドアを閉じるときと、車内
に手が侵入したときとでは象限の転移の形態が異
なるものであり、それぞれ第10図と第11図と
に示すように積分回路38の出力信号の変化率が
異なるものである。このため、積分回路38の時
定数としきい値回路32の設定電圧とをノイズが
相殺され、かつ侵入者があるときに確実に警報信
号が出力されるように設定する必要があるが、従
来の回路構成では上述したように受信信号のベク
トル平面内での象限の転移回数を積分回路38と
しきい値回路32とを組み合わせたアナログ処理
によつて判定していたものであるから、最適と思
われる設定値を求めても部品特性のばらつきや、
部品の温度特性などにより期待どおりの動作をし
ないことがあつた。 [発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであつ
て、その主な目的とするところは、部品特性のば
らつきや、部品の温度特性などによつて誤動作を
生じることがないドツプラー効果型防犯装置を提
供することにある。 [発明の開示] 本発明の構成を第1図に基づいて概説する。以
下の説明では超音波を被検知物体の検出用波動に
使用した例を示すが、検出用波動は波長が1cm程
度かそれより小さいものであれば、例えばマイク
ロ波などでもよい。 送波器1は一定の周波数で発振する発振回路1
0の出力によつて駆動され、送波器1からは超音
波が空中に放射される。送波器1から放射された
超音波は周囲に配置された物体により反射されそ
の反射波が受波器2に受信され、これが電気信号
に変換される。送波器1と受波器2とはともにピ
エゾ素子などで構成され、送波器1からは付与さ
れた電気振動の振動数に一致した超音波が放射さ
れ、受波器2は受信した超音波の振動数に一致し
た電気振動を受信信号Einとして出力する。受波
器2で受信された受信信号Einはコンバータ回路
20を通つて周波数変換がなされる。コンバータ
回路20は一対のミキサ回路21a,21bと、
移相回路22と、一対の増幅回路23a,23b
とから構成される。第1のミキサ回路21aには
発振回路10の出力を移相回路22を通して位相
を90度進ませた基準信号Etと受波器2により受
信された受信信号Einとが印加されてその周波数
差の中間信号Eが出力され、第2のミキサ回路2
1bには上記発振回路10の出力である基準信号
Et′と受波器2からの受信信号Einとが印加されて
その周波数差の中間信号E′が出力される。したが
つて、コンバータ回路20の出力としては互いに
位相が異なつた一対の中間信号E,E′が得られ
る。ここで、超音波を反射する物体が受波器2に
接近するときには反射波の周波数が発振周波数よ
りも高くなるから中間信号Eの位相は中間信号
E′の位相よりも進むことになり、逆に物体が受波
器2から遠ざかるときには反射波の周波数が発振
周波数よりも低くなるから中間信号Eの位相が中
間信号E′に対して遅れるものである。したがつ
て、各中間信号E,E′を基本軸とするベクトル平
面において、物体が接近するときには受信信号
Einの表わす回転ベクトルは原点の回りに左回り
に回転し、物体が遠ざかるときには右回りに回転
する。 各中間信号E,E′はそれぞれ象限検出回路25
に入力される。象限検出回路25は各中間信号
E,E′が印加される一対の2進数変換回路26
a、2進数変換回路26bと、象限信号発生回路
27と、一対のレベル検出回路28a,28b
と、オア回路29とから構成される両2進数変換
回路26a,26bでは中間信号E,E′の正負に
応じてHレベルまたはLレベルのデジタル信号を
出力する(ここでは正をHレベル、負をLレベル
としている。)。ここで両2進数変換回路26a,
26bの出力がそれぞれ上記両中間信号E,E′を
基本軸とするベククトル平面におけるE軸方向の
極性XとE′軸方向における極性Yとに対応する。
象限信号発生回路27では両中間信号E,E′を基
本軸とするベクトル平面において受信信号Einの
回転ベクトルがどの象限に存在するかが求めら
れ、各象限に対応した第1ないし第4の出力端子
〜から象限信号が送出される。両レベル検出
回路28a,28bはそれぞれ中間信号E,E′が
存在するとき、すなわち超音波を反射している物
体が移動しているときに、その中間信号E,E′が
所定レベル以上であることを検出するものであ
り、オア回路29はいずれか一方でも中間信号
E,E′が存在すれば出力を送出するものである。
このオア回路29の出力は次の象限信号発生回路
27に入力され中間信号E,E′が発生していると
きにのみ象限信号が送出されるようにしている。 象限信号は象限転移検出回路30に印加され、
受信信号Einの回転ベクトルの存在する象限が1
つの象限から他の象限に移動したかどうかが検出
される。すなわち、象限転移検出回路30は象限
転移方向検出回路31としきい値回路32とから
構成されており、象限転移方向検出回路31では
上記ベクトル平面において受信信号Einの回転ベ
クトルが他の象限に移動しときに、その移動が原
点の回りで左回りであるか右回りであるかに応じ
てHレベルまたはLレベルのデジタル信号を送出
する。ここではHレベルが電源電圧に対応し、L
レベルがOVに対応するものとして左回りをHレ
ベル、右回りをLレベルとしている。象限転移方
向検出回路31の出力は上記回転ベクトルが他の
象限に移動するか、あるいは回転ベクトルが0ベ
クトルとなるまで元の値を維持する。しきい値回
路32では電源電圧の2分の1の電圧を基準とし
て、それより若干小さい第1の設定値とそれより
若干大きい第2の設定値とが設定されており、象
限転移方向検出回路31の出力が第1の設定値以
下であるか、または第2の設定値以上である場合
に出力をLレベルとし、それ以外のときには出力
をHレベルとするデジタル信号を送出する。した
がつて、象限転移方向検出回路31の出力がHレ
ベルであるかLレベルであるかにかかわらず、象
限が変わるとしきい値回路32の出力がLレベル
となるのである。すなわち、象限の移動がある
と、象限転移検出回路30から短いパルス状の象
限転移信号が発生して象限の転移が発生したこと
が検出されるものである。しきい値回路32の出
力はクロツク発生回路33、比較回路34、判定
回路35に印加され、しきい値回路32の出力が
Lレベルとなると、クロツク発生回路33が始動
するとともに比較回路34と判定回路35とがリ
セツトされ、クロツク発生回路33から出力され
るクロツク信号が比較回路34で計数される。ク
ロツク信号の計数を開始してから象限の移動が生
じると象限転移検出回路30から象限転移信号が
発生するから、クロツク発生回路33がこの時点
からまたクロツク信号を発生させるとともに、比
較回路34も新たに1からクロツク信号の計数を
開始する。比較回路34には所定の値が設定され
ており、この設定値とクロツク信号の計数値とが
比較されるのである。比較回路34での計数値が
設定値に達すると判定回路35からは警報信号が
送出され、これによつて表示器駆動回路36が駆
動され警報の報知がなされるものである。 以上のようにして、本発明においては象限の転
位があつたときにデジタル信号を処理するにより
その転移回数を計数し、部品特性のばらつきや部
品の温度特性とは無関係に受信信号のベクトル平
面内での転移が同方向に所定回数生じたときに確
実に警報を報知するようにしているものであつ
て、以下、第2図に具体回路を開示して実施例を
詳細に説明する。 (実施例) 発振回路10は水晶振動子11を備えたもので
あつて、周波数の安定した電気振動を出力する。
発振回路10の出力はピエゾ素子などで構成され
た送波器1に印加され、発振回路10の発振周波
数と周波数が等しい超音波が放射される。超音波
は周囲の物体により反射され受波器2によつて受
信される。受波器2で受信された受信信号Einは
コンバータ回路20を構成する第1のミキサ回路
21aによつて発振回路10の出力を移相回路2
2を通して位相を90度進めた基準信号Etと混合
され、また第2のミキサ回路21bによつて発振
回路10の出力である基準信号Et′と混され、検
波、増幅されて両信号の周波数差に等しい一対の
中間信号E,E′が得られる。 ここで中間信号E,E′についてさらに検討す
る。発振回路10から第1のミキサ回路21aに
入力される基準信号をEtとし、第2のミキサ回
路21bに入力される基準信号をEt′として、基
準信号Et,Et′を基本軸とするベクトル平面にお
いて受信信号Einを表示すると、第3図に示すよ
うに、中間信号E,E′は次のように表現される。
ただし、単純化のため受信信号Ein、基準信号
Et,Et′はそれぞれ正弦波としている。 E=|Ein|・cosθ E′=|Ein|・sinθ ここでθは受信信号Einと基準信号Etとの間の
位相角度である。この中間信号E,E′の位相関係
については、超音波を反射する物体が接近すると
きには、中間信号Eは中間信号E′に対して90度の
進み(第3図中破線部)を生じ、物体が遠ざかる
ときには、90度の遅れ(第3図中実線部)を生じ
ることが分かる。なお、この点に関しては米国特
許第3432855号等においても説明されている。実
際に超音波を反射する物体は表面が平坦ではな
く、人のからだなどでは各部分が異なる速度で接
近したり遠ざかつたりするものであるから、受信
信号Einは反射波の合成ベクトルとして表現さ
れ、特別な場合を除いては中間信号E,E′の波形
は正弦波とはならず、第4図に示すよに、歪んだ
波形となるものである。しかし、どのように歪ん
でも受信信号Einは基準信号Etを表わすベクトル
の先端を原点とする直交座標平面上の1点として
表現できることに変わりはなく、このベクトル平
面において中間信号E,E′は互いに直交するもの
であるかな、第4図に示すよに、中間信号E,
E′を基本軸とするベクトル平面上に受信信号Ein
を回転ベクトルとして表現することができるので
ある。中間信号E,E′を基本軸とするベクトル平
面において受信信号Einを表わす回転ベクトルが
原点の回りに左回りに回転するときには中間信号
E′に対して中間信号Eの位相が進むことを意味
し、右回りに回転するときには中間信号E′に対し
て中間信号Eの位相が遅れることを意味してい
る。したがつて、回転ベクトルの存在する象限が
変化したときにその象限の移動した順序を検出す
れば、物体の移動の向きが検出できるのである。 しかして、回転ベクトルの位置する象限を求め
るためには、中間信号E,E′の振幅は考慮する必
要がないから、中間信号E,E′の極性にのみ着目
し、シユミツトトリガー回路により構成された2
進数変換回路26a,26bによつて各中間信号
E,E′の極性が正であればHレベル、負であれば
Lレベルとなるデジタル信号X,Yに変換するの
である。このデジタル信号X,Yを象限信号発生
回路27において組み合わせれば、第1表に示す
ように、回転ベクトルの存在している象限に対応
する象限信号を作成できる。
【表】
表中1はHレベル、0はLレベルを示し、*印
は両中間信号E,E′がともに所定レベル以下であ
ることを示しており、これは受信信号Einが所定
レベル以下であつて、超音波を反射する物体が装
置の検知エリアの外に位置している状態に対応す
る。中間信号E,E′のレベル検出はコンパレータ
回路であるレベル検出回路28a,28bによつ
て行つており、レベル検出回路28a,28bは
共に、オープンコレクタの2つのコンパレータか
らウインドウコンパレータを構成してその出力を
共通接続することにより負論理のオア回路29を
構成し、いずれか一方のレベル検出回路28a又
28bの力が“L”となると、共通接続点を
“L”とするようになつている。 ここで上記レベル検出回路28a又28bの動
作に付いて説明すると、例えば28aの場合、第8
図aに示す中間信号Eがしきい値L1,L2の間に
おいて出力は“L”となり、この“L”となる間
は必ず、両レベル検出回路28a,28bの接続
点のレベルが第8図bに示すように“L”とな
る。 さて中間Einのレベル判定は上述のようなレベ
ル検出回路28a,28bのように中間信号E,
E′の両方が所定レベル以上となれば出力をHレベ
ルとするものの他、両中間信号E,E′の合成ベク
トルの絶対値(すなわち受信信号Einの絶対値)
を検出し、その絶対値が所定レベル以上であると
出力をHレベルとするようにしてもよい。 以上のようにして2進数変換回路26a,26
bの出力として得られたデジタル信号X,Yとオ
ア回路29の出力とは象限信号発生回路27に入
力される。象限信号発生回路27は上記第1表に
示した信号の組み合わせを行なうよに4個の3入
力ナンド回路と2個のインバータ回路とにより構
成されたデコーダ回路であつて、4個のナンド回
路の各出力端〜のうち上記ベクトル平面にお
ける各象限に対応する端子をLレベルとする象限
信号が出力されるようにしている。ここでオア回
路29の出力はすべてのナンド回路の1つの入力
端にそれぞれ接続されているから、オア回路29
の出力がLレベルとなると2進数変換回路26
a,26bの出力に関係なく、上述のようにすべ
ての象限信号がHレベルとなるものであり、反射
物体が検知エリアの外にあるときには特定の象限
を指定しない。号 以上のようにして象限信号発生回路27により
中間信号E,E′を基本軸とするベクトル平面にお
いて受信信号Einを表わす回転ベクトルの存在す
る象限に対応した象限信号が作成されるものであ
り、次に回転ベクトルの存在する象限の移動を検
出するために象限信号は象限転移方向検出回路3
1に印加される。象限転移方向検出回路31は2
個のRSフリツプフロツプ回路により構成された
記憶回路40と、4個のアンド回路と、4個のナ
ンド回路と、8個のダイオードとから構成されて
いる。各ダイオードはそれぞれアンド回路または
ナンド回路の出力端に順方向に接続され、逆流の
阻止を行なつている。記憶回路40において第1
のRSフリツプフロツプ回路のリセツト端子とセ
ツト端子とはそれぞれ上記象限信号発生回路27
の第1象限と第3象限とに対応した出力端子,
に接続され、また第2のRSフリツプフロツプ
回路のリセツト端子とセツト端子とはそれぞれ第
2象限と第4象限とに対応した出力端子,に
接続される。したがつて、2進数変換回路26
a,26bの出力であるデジタル信信号X,Yと
受信信号Einの存在する象限と記憶回路40の出
力との関係は下記第2表のようになる。
は両中間信号E,E′がともに所定レベル以下であ
ることを示しており、これは受信信号Einが所定
レベル以下であつて、超音波を反射する物体が装
置の検知エリアの外に位置している状態に対応す
る。中間信号E,E′のレベル検出はコンパレータ
回路であるレベル検出回路28a,28bによつ
て行つており、レベル検出回路28a,28bは
共に、オープンコレクタの2つのコンパレータか
らウインドウコンパレータを構成してその出力を
共通接続することにより負論理のオア回路29を
構成し、いずれか一方のレベル検出回路28a又
28bの力が“L”となると、共通接続点を
“L”とするようになつている。 ここで上記レベル検出回路28a又28bの動
作に付いて説明すると、例えば28aの場合、第8
図aに示す中間信号Eがしきい値L1,L2の間に
おいて出力は“L”となり、この“L”となる間
は必ず、両レベル検出回路28a,28bの接続
点のレベルが第8図bに示すように“L”とな
る。 さて中間Einのレベル判定は上述のようなレベ
ル検出回路28a,28bのように中間信号E,
E′の両方が所定レベル以上となれば出力をHレベ
ルとするものの他、両中間信号E,E′の合成ベク
トルの絶対値(すなわち受信信号Einの絶対値)
を検出し、その絶対値が所定レベル以上であると
出力をHレベルとするようにしてもよい。 以上のようにして2進数変換回路26a,26
bの出力として得られたデジタル信号X,Yとオ
ア回路29の出力とは象限信号発生回路27に入
力される。象限信号発生回路27は上記第1表に
示した信号の組み合わせを行なうよに4個の3入
力ナンド回路と2個のインバータ回路とにより構
成されたデコーダ回路であつて、4個のナンド回
路の各出力端〜のうち上記ベクトル平面にお
ける各象限に対応する端子をLレベルとする象限
信号が出力されるようにしている。ここでオア回
路29の出力はすべてのナンド回路の1つの入力
端にそれぞれ接続されているから、オア回路29
の出力がLレベルとなると2進数変換回路26
a,26bの出力に関係なく、上述のようにすべ
ての象限信号がHレベルとなるものであり、反射
物体が検知エリアの外にあるときには特定の象限
を指定しない。号 以上のようにして象限信号発生回路27により
中間信号E,E′を基本軸とするベクトル平面にお
いて受信信号Einを表わす回転ベクトルの存在す
る象限に対応した象限信号が作成されるものであ
り、次に回転ベクトルの存在する象限の移動を検
出するために象限信号は象限転移方向検出回路3
1に印加される。象限転移方向検出回路31は2
個のRSフリツプフロツプ回路により構成された
記憶回路40と、4個のアンド回路と、4個のナ
ンド回路と、8個のダイオードとから構成されて
いる。各ダイオードはそれぞれアンド回路または
ナンド回路の出力端に順方向に接続され、逆流の
阻止を行なつている。記憶回路40において第1
のRSフリツプフロツプ回路のリセツト端子とセ
ツト端子とはそれぞれ上記象限信号発生回路27
の第1象限と第3象限とに対応した出力端子,
に接続され、また第2のRSフリツプフロツプ
回路のリセツト端子とセツト端子とはそれぞれ第
2象限と第4象限とに対応した出力端子,に
接続される。したがつて、2進数変換回路26
a,26bの出力であるデジタル信信号X,Yと
受信信号Einの存在する象限と記憶回路40の出
力との関係は下記第2表のようになる。
【表】
したがつて、奇数象限から偶数象限に転移する
際には転移の向きが左右どちら向きであるかには
関係なく第1のRSフリツプフロツプ回路の出力
端p,qの状態は変化せずにその直前の状態を維
持し、また偶数象限から奇数象限に転移する際に
は第2のRSフリツプフロツプ回路の出力端r,
sの状態がその直前の状態を維持する。しかし
て、象限が転移する際には記憶回路40の出力端
p〜sに転移する前の象限信号が出力されている
から、これと象限信号発生回路27の出力である
象限信号とを組み合わせることにより、受信信号
Einに対応した回転ベククトルが左右どちら向き
に転移したかが検出できるものである。象限転移
方向検出回路31のアンド回路とナンド回路とに
は各象限信号とその象限に隣合う象限信号が印加
されたRSフリツプフロツプ回路の出力とが印加
されており、記憶回路40によつて記憶された直
前の象限信号が転移した後の象限信号に対して左
隣の象限を表わす場合にはナンド回路、右隣の象
限を表わす場合にはアンド回路に接続される。し
たがつて、アンド回路とナンド回路との出力端a
〜hに出力される信号およびダイオードを通して
最終的に象限転移方向検出回路31の出力端Zに
送出される信号と象限信号発生回路27の出力で
ある象限信号との関係を示すと、第3表のように
なる。
際には転移の向きが左右どちら向きであるかには
関係なく第1のRSフリツプフロツプ回路の出力
端p,qの状態は変化せずにその直前の状態を維
持し、また偶数象限から奇数象限に転移する際に
は第2のRSフリツプフロツプ回路の出力端r,
sの状態がその直前の状態を維持する。しかし
て、象限が転移する際には記憶回路40の出力端
p〜sに転移する前の象限信号が出力されている
から、これと象限信号発生回路27の出力である
象限信号とを組み合わせることにより、受信信号
Einに対応した回転ベククトルが左右どちら向き
に転移したかが検出できるものである。象限転移
方向検出回路31のアンド回路とナンド回路とに
は各象限信号とその象限に隣合う象限信号が印加
されたRSフリツプフロツプ回路の出力とが印加
されており、記憶回路40によつて記憶された直
前の象限信号が転移した後の象限信号に対して左
隣の象限を表わす場合にはナンド回路、右隣の象
限を表わす場合にはアンド回路に接続される。し
たがつて、アンド回路とナンド回路との出力端a
〜hに出力される信号およびダイオードを通して
最終的に象限転移方向検出回路31の出力端Zに
送出される信号と象限信号発生回路27の出力で
ある象限信号との関係を示すと、第3表のように
なる。
【表】
表中下線部はアンド回路あるいはナンド回路と
ダイオードとの接続関係により象限転移方向検出
回路31の出力とて実際に出力される信号を示し
ている。以上のようにして中間信号E,E′を基本
軸としたベクトル平面において受信信号Einを表
わす回転ベクトルの存在する象限が変化すると、
象限転移方向検出回路31の出力は象限の変化の
向きにより、右隣に移動すればHレベル、左隣に
移動すればLレベルとなるのである。また、象限
転移方向検出回路31の回路構成より明らかなよ
うに、象限が変わる瞬間(回転ベクトルがベクト
ル平面のX軸またはY軸を通過するとき)には、
象限転移方向検出回路31は無出力になる。 つまり上述したようにレベル検出回路28a,
28bの接続点のレベルが第8図bに示す如く
“L”レベルとなる期間が象限の転移で存在する
ためである。またこの動作に基づく象限転移方向
検出回路31の無出力により後述するしきい値回
路32に巾狭のパルスが出力端Uから出力される
ことになる。 ところで、象限転移方向検出回路31には上述
のようにナンド回路とアンド回路とダイオードと
による論理回路が設けられているが、この論理回
路は次に説明するスイツチ回路37によつて置き
換えることができる。すなわち、上記記憶回路4
0の動作について見方を変えれば、記憶回路40
は下記第4表のように動作するものである。ここ
で〜は各象限に受信信号Einに対応した回転
ベクトルが存在する状態を示す。また→印は象限
の転移する向きおよび区間を示す。
ダイオードとの接続関係により象限転移方向検出
回路31の出力とて実際に出力される信号を示し
ている。以上のようにして中間信号E,E′を基本
軸としたベクトル平面において受信信号Einを表
わす回転ベクトルの存在する象限が変化すると、
象限転移方向検出回路31の出力は象限の変化の
向きにより、右隣に移動すればHレベル、左隣に
移動すればLレベルとなるのである。また、象限
転移方向検出回路31の回路構成より明らかなよ
うに、象限が変わる瞬間(回転ベクトルがベクト
ル平面のX軸またはY軸を通過するとき)には、
象限転移方向検出回路31は無出力になる。 つまり上述したようにレベル検出回路28a,
28bの接続点のレベルが第8図bに示す如く
“L”レベルとなる期間が象限の転移で存在する
ためである。またこの動作に基づく象限転移方向
検出回路31の無出力により後述するしきい値回
路32に巾狭のパルスが出力端Uから出力される
ことになる。 ところで、象限転移方向検出回路31には上述
のようにナンド回路とアンド回路とダイオードと
による論理回路が設けられているが、この論理回
路は次に説明するスイツチ回路37によつて置き
換えることができる。すなわち、上記記憶回路4
0の動作について見方を変えれば、記憶回路40
は下記第4表のように動作するものである。ここ
で〜は各象限に受信信号Einに対応した回転
ベクトルが存在する状態を示す。また→印は象限
の転移する向きおよび区間を示す。
【表】
したがつて、第5図に示すようにスイツチ回路
37の入力端にそれぞれ記憶回路40の出力端p
〜sを接続し、スイツチ回路37のコントロール
端子Coに象限信号を印加するものとして、この
スイツチ回路37として第5表に示す動作をする
ものを用いれば、スイツチ回路37の出力端Zに
は上記論理回路と同様の出力が得られるものであ
る。
37の入力端にそれぞれ記憶回路40の出力端p
〜sを接続し、スイツチ回路37のコントロール
端子Coに象限信号を印加するものとして、この
スイツチ回路37として第5表に示す動作をする
ものを用いれば、スイツチ回路37の出力端Zに
は上記論理回路と同様の出力が得られるものであ
る。
【表】
したがつて、例えば回転ベクトルが第1象限に
存在するときには、スイツチ回路37の出力端Z
には記憶回路40の出力端sの信号が出力される
ものであり、第4表から明らかなように、回転ベ
クトルが第4象限から移動してきたときにはHレ
ベル、第2象限から移動してきたときにはHレベ
ルの信号を出力端Zに出力するのである。以下同
様にして第2象限に回転ベクトルが存在するとき
には記憶回路40の出力端pの信号がスイツチ回
路37から出力され、第3象限では出力端r、第
4象限では出力端qの信号が出力される。このよ
うにして、転移が右回りのときにはHレベル、左
回りのときにはLレベルとなる出力信号が得られ
るものである。したがつて、このススイツチ回路
37は上述の論理回路と置換可能となるものであ
る。なお、象限信号がないときには転移方向が定
義できないものであるから、スイツチ回路37は
入力信号のうちのどれも選択しないようにしてお
く。 象限転移方向検出回路31の出力はしきい値回
路32に印加される。しきい値回路32はウイン
ドウコンパレータ回路であつて、電源電圧Vccの
2分の1の電圧を中心としてそれより若干高い第
1の設定電圧V1と若干低い第2の設定電圧V2と
が設定されており、第1の設定電圧V1以上また
は第2の設定電圧V2以下の電圧が入力されると
出力をLレベルとするように構成されている。し
たがつて、象限転移方向検出回路31の出力がH
レベルであるときと、Lレベルであるときにはし
きい値回路32の出力はLレベルとなる。また、
しきい値回路32の入力端には電源電圧Vccの2
分の1の電圧を取り出す分圧回路41が設けられ
ており、しきい値回路32に信号入力がないとき
には入力電圧を電源電圧Vccの2分の1とて、し
きい値回路32の出力がHレベルに保たれるよう
にしてある。物体が移動して象限が転移すると、
しきい値回路32への信号入力はHレベルまたは
Lレベルになるから、しきい値回路32の出力は
Lレベルになる。ここでしき値回路32の第1の
設定電圧V1と第2の設定電圧V2とを設定する抵
抗R1〜R3および分圧回路41を構成する抵抗R4,
R5の抵抗値はさほど厳密に設定する必要はなく、
上述のようにしきい値回路32にHレベルまたは
Lレベルの入力があるときには出力がLレベル、
しきい値回路32の入力信号がHレベルとLレベ
ルとの中間値付近であれば出力がHレベルとなる
動作ができる程度に設定すればよいものである。
以上の構成によれば、物体が装置の検知エリア内
で連続して同じ向きに移動していれば回転ベクト
ルは同じ向きに回転することになるから、象限が
切り換わる時点で、しきい値回路32への入力は
HレベルまたはLレベルから一旦電源電圧Vccの
2分の1になり、その後、HレベルまたはLレベ
ルに戻ることになる。その結果、しきい値回路3
2の出力はHレベルからLレベルになつた後に再
びHレベルになり、しきい値回路32の出力は象
限が転移する間の短時間だけLレベルになるので
ある。すなわち、しきい値回路32の出力端Uか
ら巾の狭いパルスが出力されることになる。この
巾の狭いパルスの発生は、上述したように両レベ
ル検出回路28a,28bの接続点のレベルが第
8図bに示す如く“L”レベルとなる期間が象限
の転移で存在するためである。 また、物体の移動する向きが変化したときに
は、しきい値回路32への入力は、Hレベルまた
はLレベルから電源電圧Vccの2分の1になつた
後、LレベルまたはHレベルに変化するから、し
きい値回路32の出力は短時間だけLレベルにな
るのであ。すなわち、しきい値回路32の出力端
Uから巾の狭いパルスが出力されることになる。
しきい値回路32の出力の変化を第6図Uに示
す。こしきい値回路32の出力は象限の転移方向
に関係なく、象限が転移すれば象限転移信号とし
て巾狭パルスを送出するのである。 しきい値回路32の出力はクロツク発生回路3
3と、カウンタ回路42とに印加される。カウン
タ回路42は比較回路34と判定回路35との両
機能を備えるものであつて、しきい値回路32の
出力がLレベルであるときにクロツク発生回路3
3の出力であるクロツク信号CKの個数を計数す
る。そして、クロツク信号CKの個数が予め設定
された所定の個数に達するとカウンタ回路42の
出力端Qには警報信号が送出され、この警報信号
によつて、表示器駆動回路36に設けたリレー
Ryが駆動されリレーRyの接点に接続された適宜
警報手段が駆動され、警報が報知されるのであ
る。ところで、クロツク発生回路33とカウンタ
回路42とはともにしきい値回路32の出力がH
レベルとなつたときにリセツトされるものであつ
て、しきい値回路32の出力がLレベルである間
のみ動作可能となつている。ここで、超音波が移
動する物体によつて反射された受信信号Einと、
ベル音のようなノイズとを比較すると、後者の方
が単位時間当たりの転移回数が多いものであるか
ら、クロツク発生回路33およびカウンタ回路4
2がリセツトされる回数は、警報を出力すべき受
信信号Einを受信したときの方が、ノイズを受信
した場合に比べて格段に少なくなるものである。
したがつて、例えばカウンタ回路42においてク
ロツク信号CKが4個計数されると警報信号が出
力されるように設定したものとすれば、一定の方
向に移動する物体によつて反射された超音波を受
信した場合には、第6図に示すように、象限が転
移してから次の転移が生じるまでの間にクロツク
信号CKを4個計数することができ、警報信号を
送出するものであるが、ベル音のように転移方向
が短い時間に不規則に変化する場合には、第7図
に示すように、クロツク信号CKが4個計数され
る前にクロツク発生回路32とカウンタ回路42
とがリセツトされ、カウンタ回路42の出力端Q
から警報信号が出力されないものである。ここ
で、クロツク信号CKの周期によつて警報信号を
送出すべきかどうかが判定されるので、クロツク
発生回路33は周期変化のできるだけ少ないもの
が望ましく、例えば送波器1に電気振動を印加す
る発振回路10の出力をそのまま、または適宜分
周してクロツク信号CKとしてもよいものである。 以上のようにして、不規則に発生するノイズと
移動する物体により反射された目的とする受信信
号Einとを単位時間当たりの象限転移回数の差に
よつて判別するものであり、従来のように不規則
な象限転移を積分回路によつて相殺するアナログ
処理のものに対して、信号がデジタル処理される
ことになるから、回路中に設定された値が正確に
反映されるものである。 本発明は、室内への侵入者を検出したり、自動
車内に侵入する手や腕を検出するために用いるの
であつて、これらの物体は一定時間内では同じ向
きに移動すると考えられるものである。一方、本
発明において誤報を排除できるノイズ源は、風で
ゆれるカーテンや窓、鳥篭内の鳥の羽ばたきや移
動、自動車のドアの開閉時や自動車の車体にボー
ルなどが当たつたときなぢに発生する振動、目覚
し時計のベル音などである。これらのノイズ源
は、移動の向きが比較的短時間の間に変化する
か、もしくは、移動の向きが比較的短時間で変化
したときと同様の信号が本発明装置の内部で生じ
るようなものである。上記一定時間は、クロツク
信号CKの周期とカウンタ回路42から警報信号
が送出されるまでの計数値とにより決定される。
したがつて、検知すべき物体に応じて上記一定時
間を設定すれば、ノイズ源とは容易に識別できる
ものである。また、単一パルスを発生するノイズ
源による誤報を発生させないためには、上記一定
時間を単一パルスの時間巾よりも長く設定してお
けばよいのである。すなわち、警報信号が発生す
るまでに、単一発パルスが消滅すれば象限転移信
号も消滅し、しきい値回路32の出力がHレベル
になるから、クロツク信号発生回路33とカウン
タ回路34とがリセツトされ、警報信号は出力さ
れないのである。 [発明の効果] 本発明は上述のように、位相の異なる一対の中
間信号を基本軸とするベクトル平面において受信
信号を表わす回転ベクトルが存在する象限に対応
した象限検出回路と、その象限が転移するたびに
1つのパルスを送出する象限転移検出回路と、象
限転移検出回路から送出されたパルスにより始動
するクロツク発生回路と、象限転移検出回路から
送出されるパルスによつてリセツトされクロツク
発生回路から送出されたクロツク信号をリセツト
時から計数し計数値と設定値とを比較する比較回
路と、設定値と計数値とが一致すると警報信号を
送出する判定回路と、警報信号に応動して警報を
報知するための表示装置を駆動する表示器駆動回
路とを備えているので、単位時間当たりの象限の
転移回数によつて警報を報知すべき受信信号とノ
イズとを判別するものであつて、この転移回数が
デジタル処理によつてなされることになり、部品
特性のばらつきや部品の温度特性によつて設定値
が変化することがないものである。その結果、所
望の受信信号とノイズとを設定した通りに識別る
ものであり、誤動作を生じないという利点を有す
るものである。また、単位時間当たりの象限の転
移回数を精度よく計数するために、クロツク信号
の精度のみを管理すればよく、水晶振動子などを
用いれば、誤動作のない装置が簡単かつ安価に構
成できるという利点を有するものである。
存在するときには、スイツチ回路37の出力端Z
には記憶回路40の出力端sの信号が出力される
ものであり、第4表から明らかなように、回転ベ
クトルが第4象限から移動してきたときにはHレ
ベル、第2象限から移動してきたときにはHレベ
ルの信号を出力端Zに出力するのである。以下同
様にして第2象限に回転ベクトルが存在するとき
には記憶回路40の出力端pの信号がスイツチ回
路37から出力され、第3象限では出力端r、第
4象限では出力端qの信号が出力される。このよ
うにして、転移が右回りのときにはHレベル、左
回りのときにはLレベルとなる出力信号が得られ
るものである。したがつて、このススイツチ回路
37は上述の論理回路と置換可能となるものであ
る。なお、象限信号がないときには転移方向が定
義できないものであるから、スイツチ回路37は
入力信号のうちのどれも選択しないようにしてお
く。 象限転移方向検出回路31の出力はしきい値回
路32に印加される。しきい値回路32はウイン
ドウコンパレータ回路であつて、電源電圧Vccの
2分の1の電圧を中心としてそれより若干高い第
1の設定電圧V1と若干低い第2の設定電圧V2と
が設定されており、第1の設定電圧V1以上また
は第2の設定電圧V2以下の電圧が入力されると
出力をLレベルとするように構成されている。し
たがつて、象限転移方向検出回路31の出力がH
レベルであるときと、Lレベルであるときにはし
きい値回路32の出力はLレベルとなる。また、
しきい値回路32の入力端には電源電圧Vccの2
分の1の電圧を取り出す分圧回路41が設けられ
ており、しきい値回路32に信号入力がないとき
には入力電圧を電源電圧Vccの2分の1とて、し
きい値回路32の出力がHレベルに保たれるよう
にしてある。物体が移動して象限が転移すると、
しきい値回路32への信号入力はHレベルまたは
Lレベルになるから、しきい値回路32の出力は
Lレベルになる。ここでしき値回路32の第1の
設定電圧V1と第2の設定電圧V2とを設定する抵
抗R1〜R3および分圧回路41を構成する抵抗R4,
R5の抵抗値はさほど厳密に設定する必要はなく、
上述のようにしきい値回路32にHレベルまたは
Lレベルの入力があるときには出力がLレベル、
しきい値回路32の入力信号がHレベルとLレベ
ルとの中間値付近であれば出力がHレベルとなる
動作ができる程度に設定すればよいものである。
以上の構成によれば、物体が装置の検知エリア内
で連続して同じ向きに移動していれば回転ベクト
ルは同じ向きに回転することになるから、象限が
切り換わる時点で、しきい値回路32への入力は
HレベルまたはLレベルから一旦電源電圧Vccの
2分の1になり、その後、HレベルまたはLレベ
ルに戻ることになる。その結果、しきい値回路3
2の出力はHレベルからLレベルになつた後に再
びHレベルになり、しきい値回路32の出力は象
限が転移する間の短時間だけLレベルになるので
ある。すなわち、しきい値回路32の出力端Uか
ら巾の狭いパルスが出力されることになる。この
巾の狭いパルスの発生は、上述したように両レベ
ル検出回路28a,28bの接続点のレベルが第
8図bに示す如く“L”レベルとなる期間が象限
の転移で存在するためである。 また、物体の移動する向きが変化したときに
は、しきい値回路32への入力は、Hレベルまた
はLレベルから電源電圧Vccの2分の1になつた
後、LレベルまたはHレベルに変化するから、し
きい値回路32の出力は短時間だけLレベルにな
るのであ。すなわち、しきい値回路32の出力端
Uから巾の狭いパルスが出力されることになる。
しきい値回路32の出力の変化を第6図Uに示
す。こしきい値回路32の出力は象限の転移方向
に関係なく、象限が転移すれば象限転移信号とし
て巾狭パルスを送出するのである。 しきい値回路32の出力はクロツク発生回路3
3と、カウンタ回路42とに印加される。カウン
タ回路42は比較回路34と判定回路35との両
機能を備えるものであつて、しきい値回路32の
出力がLレベルであるときにクロツク発生回路3
3の出力であるクロツク信号CKの個数を計数す
る。そして、クロツク信号CKの個数が予め設定
された所定の個数に達するとカウンタ回路42の
出力端Qには警報信号が送出され、この警報信号
によつて、表示器駆動回路36に設けたリレー
Ryが駆動されリレーRyの接点に接続された適宜
警報手段が駆動され、警報が報知されるのであ
る。ところで、クロツク発生回路33とカウンタ
回路42とはともにしきい値回路32の出力がH
レベルとなつたときにリセツトされるものであつ
て、しきい値回路32の出力がLレベルである間
のみ動作可能となつている。ここで、超音波が移
動する物体によつて反射された受信信号Einと、
ベル音のようなノイズとを比較すると、後者の方
が単位時間当たりの転移回数が多いものであるか
ら、クロツク発生回路33およびカウンタ回路4
2がリセツトされる回数は、警報を出力すべき受
信信号Einを受信したときの方が、ノイズを受信
した場合に比べて格段に少なくなるものである。
したがつて、例えばカウンタ回路42においてク
ロツク信号CKが4個計数されると警報信号が出
力されるように設定したものとすれば、一定の方
向に移動する物体によつて反射された超音波を受
信した場合には、第6図に示すように、象限が転
移してから次の転移が生じるまでの間にクロツク
信号CKを4個計数することができ、警報信号を
送出するものであるが、ベル音のように転移方向
が短い時間に不規則に変化する場合には、第7図
に示すように、クロツク信号CKが4個計数され
る前にクロツク発生回路32とカウンタ回路42
とがリセツトされ、カウンタ回路42の出力端Q
から警報信号が出力されないものである。ここ
で、クロツク信号CKの周期によつて警報信号を
送出すべきかどうかが判定されるので、クロツク
発生回路33は周期変化のできるだけ少ないもの
が望ましく、例えば送波器1に電気振動を印加す
る発振回路10の出力をそのまま、または適宜分
周してクロツク信号CKとしてもよいものである。 以上のようにして、不規則に発生するノイズと
移動する物体により反射された目的とする受信信
号Einとを単位時間当たりの象限転移回数の差に
よつて判別するものであり、従来のように不規則
な象限転移を積分回路によつて相殺するアナログ
処理のものに対して、信号がデジタル処理される
ことになるから、回路中に設定された値が正確に
反映されるものである。 本発明は、室内への侵入者を検出したり、自動
車内に侵入する手や腕を検出するために用いるの
であつて、これらの物体は一定時間内では同じ向
きに移動すると考えられるものである。一方、本
発明において誤報を排除できるノイズ源は、風で
ゆれるカーテンや窓、鳥篭内の鳥の羽ばたきや移
動、自動車のドアの開閉時や自動車の車体にボー
ルなどが当たつたときなぢに発生する振動、目覚
し時計のベル音などである。これらのノイズ源
は、移動の向きが比較的短時間の間に変化する
か、もしくは、移動の向きが比較的短時間で変化
したときと同様の信号が本発明装置の内部で生じ
るようなものである。上記一定時間は、クロツク
信号CKの周期とカウンタ回路42から警報信号
が送出されるまでの計数値とにより決定される。
したがつて、検知すべき物体に応じて上記一定時
間を設定すれば、ノイズ源とは容易に識別できる
ものである。また、単一パルスを発生するノイズ
源による誤報を発生させないためには、上記一定
時間を単一パルスの時間巾よりも長く設定してお
けばよいのである。すなわち、警報信号が発生す
るまでに、単一発パルスが消滅すれば象限転移信
号も消滅し、しきい値回路32の出力がHレベル
になるから、クロツク信号発生回路33とカウン
タ回路34とがリセツトされ、警報信号は出力さ
れないのである。 [発明の効果] 本発明は上述のように、位相の異なる一対の中
間信号を基本軸とするベクトル平面において受信
信号を表わす回転ベクトルが存在する象限に対応
した象限検出回路と、その象限が転移するたびに
1つのパルスを送出する象限転移検出回路と、象
限転移検出回路から送出されたパルスにより始動
するクロツク発生回路と、象限転移検出回路から
送出されるパルスによつてリセツトされクロツク
発生回路から送出されたクロツク信号をリセツト
時から計数し計数値と設定値とを比較する比較回
路と、設定値と計数値とが一致すると警報信号を
送出する判定回路と、警報信号に応動して警報を
報知するための表示装置を駆動する表示器駆動回
路とを備えているので、単位時間当たりの象限の
転移回数によつて警報を報知すべき受信信号とノ
イズとを判別するものであつて、この転移回数が
デジタル処理によつてなされることになり、部品
特性のばらつきや部品の温度特性によつて設定値
が変化することがないものである。その結果、所
望の受信信号とノイズとを設定した通りに識別る
ものであり、誤動作を生じないという利点を有す
るものである。また、単位時間当たりの象限の転
移回数を精度よく計数するために、クロツク信号
の精度のみを管理すればよく、水晶振動子などを
用いれば、誤動作のない装置が簡単かつ安価に構
成できるという利点を有するものである。
第1図は本発明に係るドツプラー効果型防犯装
置を示すブロツク図、第2図は本発明の一実施例
を示す回路図、第3図および第4図は同上の動作
原理を示す動作説明図、第5図は同上に使用する
スイツチ回路を示す概略構成図、第6図および第
7図はそれぞれ警報を報知すべき信号を受信した
ときと、ノイズを受信したときとの装置各部の信
号を示す動作説明図、第8図は本発明の一実施例
のレベル検出回路の動作説明用波形図、第9図は
従来例を示すブロツク図、第10図および第11
図は従来の問題点を示す動作説明図である。 1は送波器、2は受波器、10は発振回路、2
0はコンバータ回路、25は象限信号検知回路、
30は象限転移検出回路、33はクロツク発生回
路、34は比較回路、35は判定回路、36は表
示器駆動回路、40は記憶回路である。
置を示すブロツク図、第2図は本発明の一実施例
を示す回路図、第3図および第4図は同上の動作
原理を示す動作説明図、第5図は同上に使用する
スイツチ回路を示す概略構成図、第6図および第
7図はそれぞれ警報を報知すべき信号を受信した
ときと、ノイズを受信したときとの装置各部の信
号を示す動作説明図、第8図は本発明の一実施例
のレベル検出回路の動作説明用波形図、第9図は
従来例を示すブロツク図、第10図および第11
図は従来の問題点を示す動作説明図である。 1は送波器、2は受波器、10は発振回路、2
0はコンバータ回路、25は象限信号検知回路、
30は象限転移検出回路、33はクロツク発生回
路、34は比較回路、35は判定回路、36は表
示器駆動回路、40は記憶回路である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一定周波数の電気振動を出力する発振回路
と、発振回路の出力が印加され空中に検知波を放
射する送波器と、物体からの反射波を受信しては
電気信号に変換する受波器と、受波器から出力さ
れた受信信号を互いに位相の異なる一対の中間信
号に変換するコンバータ回路と、両中間信号を基
本軸とするベクトル平面において受信信号が存在
する象限に対応した象限信号を送出する象限検出
回路と、象限信号が上記ベクトル平面の他の象限
に1回移動するごとに1つのパルスを送出する象
限転移検出回路と、象限転移検出回路から送出さ
れたパルスにより始動するクロツク発生回路と、
象限転移検出回路から送出される上記パルスによ
つてリセツトされクロツク発生回路から送出され
たクロツク信号をリセツト時から計数し計数値と
設定値とを比較する比較回路と、設定値と計数値
とが一致すると警報信号を送出する判定回路と、
警報信号に応動して警報を報知する表示装置を駆
動する表示器駆動回路とから構成されたことを特
徴とするドツプラー効果型防犯装置。 2 上記中間信号が所定レベル以上であることを
検出するレベル検出回路を備え、所定レベル以下
のときには象限信号と象限転移検出回路の出力信
号とのうち少なくともいずれか一方を禁止するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のドツ
プラー効果型防犯装置。 3 上記象限転移検出回路は象限転移前の象限を
記憶する一対のフリツプフロツプ回路により構成
された記憶回路を備えて成ることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のドツプラー効果型防犯
装置。 4 上記象限転移検出回路は象限信号と記憶回路
の出力信号とを組み合わせる論理回路を備えて成
ることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
ドツプラー効果型防犯装置。 5 上記象限転移検出回路は他入力、1出力のス
イツチ回路を備え、スイツチ回路の入力には記憶
回路の出力信号が印加され、上記象限信号または
象限信号情報を含む複数信号により指定される1
個の入力信号が出力として伝達されることを特徴
とする特許請求の範囲第3項記載のドツプラー効
果型防犯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17705084A JPS6154482A (ja) | 1984-08-25 | 1984-08-25 | ドップラ−効果型防犯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17705084A JPS6154482A (ja) | 1984-08-25 | 1984-08-25 | ドップラ−効果型防犯装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6154482A JPS6154482A (ja) | 1986-03-18 |
| JPH0418795B2 true JPH0418795B2 (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=16024257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17705084A Granted JPS6154482A (ja) | 1984-08-25 | 1984-08-25 | ドップラ−効果型防犯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6154482A (ja) |
-
1984
- 1984-08-25 JP JP17705084A patent/JPS6154482A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6154482A (ja) | 1986-03-18 |
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