JPH0419992Y2 - - Google Patents

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JPH0419992Y2
JPH0419992Y2 JP5663586U JP5663586U JPH0419992Y2 JP H0419992 Y2 JPH0419992 Y2 JP H0419992Y2 JP 5663586 U JP5663586 U JP 5663586U JP 5663586 U JP5663586 U JP 5663586U JP H0419992 Y2 JPH0419992 Y2 JP H0419992Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、12相整流器用変圧器、ことに当該変
圧器を2台用いることにより24相整流装置に適用
できる移相巻線付整流器用変圧器の巻線構造に関
する。
〔従来技術とその問題点〕
12相整流器用変圧器としては、二重星形結線さ
れた2組の直流側巻線の各相端子間に電気角30°
の位相差を必要とし、2台の12相整流器用変圧器
を用いて24相の出力電圧を得るためには、2台の
変圧器の直流側巻線組相互間に電気角15°の位相
差を必要とする。
第3図は従来の12相整流器用変圧器巻線を示す
結線図であり、2重星形結線されるべくしてなる
星形結線された巻線3A,3Bからなる直流側巻
線3、ならびに三角結線された主巻線5Aと、そ
の各相ライン端U,V,W側に4U,4V,4W
からなる移相巻線4からなる交流側巻線5とを備
えた第1の巻線組1と、前記と同様に形成された
直流側巻線3、ならびに星形結線された主巻線7
Aおよびライン端側に6U,6V,6Wからなる
移相巻線6を備えた第2の巻線組2とを、中間継
鉄を有する2階建鉄心の脚部に巻装するよう構成
されるとともに、三角結線された巻線を持たない
第2の巻線組2には三角結線された安定巻線8を
設けて鉄心内に発生する零相磁束を安定巻線8に
流れる循環電流により打消すよう構成されてい
る。また、第1、第2の巻線組1,2の交流側巻
線5,7は誘起電圧ベクトルを時計方向、反時計
方向いずれか同方向に電気角7.5°回転させるよう
移相巻線4,6の移相角Θが設定されることによ
り、第1、第2の巻線組の直流側巻線相互の出力
電圧間には主巻線5A,5Bが三角結線と星形結
線であることによつて電気角30°の位相差が保持
されるとともに、2台の変圧器の移相角を互いに
逆向きに7.5°回転させるよう設定しておくことに
より2台の変圧器の直流巻線相互間に電気角15°
の位相差を得ることができる。
第4図は前述のように結線された変圧器の巻線
部分の概略側断面図であり、中間継鉄9Cを有す
る2階建鉄心9の上段側脚部9Aには第1の巻線
組1が、下段側脚部9Bには第2の巻線組2がそ
れぞれ巻装されており、両巻線組により鉄心内に
発生する磁束が中間継鉄9Cを互いに逆向きに通
ることにより鉄心が軽量化されるとともに、両巻
線組を2台の変圧器に分離形成する場合に比べて
タンク、ラジエター、コンサベータなどを簡素化
できる利点が得られる。ところで、第2の巻線組
2のみが安定巻線8を備えているために、ほぼ同
一寸法に形成された鉄心窓部10A,10B内に
おける巻線の占積率が第2の巻線組2側で高く、
第1の巻線組1側で低いアンバランスが生じ、例
えば主巻線と直流側巻線との間の必要な絶縁距離
d2に比べ第1の巻線組側ではd2に比べて遥かに
大きな絶縁空間d1が生じ、経済的に極めて不経
済な構成になるという欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は前述の状況に鑑みてなされたもので、
交流側巻線の改良により安定巻線が排除され、し
たがつて絶縁距離の無駄が排除されて軽量かつ小
形化された移相巻線付整流器用変圧器を提供する
ことを目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、従来技術における第2の巻線組の交
流側巻線を三角結線された巻回数の少い主巻線
と、巻回数の多い移相巻線とで形成し、その移相
角を第1の巻線組のそれとは逆回転方向に22.5°
と深い位相角に設定するよう構成したことによ
り、三角結線された主巻線が安定巻線の機能を兼
ねることにより安定巻線が不要になり、第2の巻
線組が第1の巻線組と同程度に縮小されることに
より変圧器を小形化、軽量化できるとともに、両
巻線組の直流側巻線組間に位相差30°を確保する
ことができ、かつ2台の変圧器間で移相角を相互
に逆回転方向に設定することにより24相整流に必
要な位相差15°を確保できるようにしたものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下本考案を一実施例に基づいて説明する。
第1図は本考案の実施例変圧器の巻線部分の概
略結線図であり、従来装置と同じ構成要素には同
一参照符号を付して詳細な説明は省略する。図に
おいて、第2の巻線組12の交流巻線17は三角
結線された主巻線17Aと、U,V,W各ライン
端側に設けられた各相移相巻線16U,16V,
16Wからなる移相巻線16とで構成されてい
る。ところで、第1、第2の巻線組それぞれの交
流側巻線5および17の主巻線5A,17Aが共
に三角結線されたことにより、12相整流に必要な
第1、第2の巻線組11,12相互間の位相差
30°を移相巻線4および16によつて行う必要が
生ずる。
第1図のように構成された交流側巻線5および
17の移相角Θは、各相位相巻線の巻回数をNh、
各相間(例えばU−V相間)の等価ターン数を
Ntとした場合、次式で表わすことができる。
Θ=sin-1(√3/2×Nh/Nt) したがつて、巻線組間の位相差30°を確保する
ために、交流側巻線5に対しては従来装置同様に
Θ=+7.5°とし、交流側巻線17に対しては等価
ターン数Ntに対する移相巻線のターン数Nhを大
きくしてΘ=22.5°とするとともに、主巻線5A,
17Aに対する各相移相巻線の接続位置を4U,
4V,4Wと16U,16V,16Wとで逆位置
とすることにより、交流側巻線17における移相
角Θを−22.5°とする。この状態を第1図の結線
図をベクトル図と等価なものと見なして説明する
と、第1図に鎖線で示す電源電圧のベクトル三角
形U,V,Wに対し、交流側巻線5においては主
巻線のベクトル三角形が反時計方向(正方向)に
7.5°回転し、交流側巻線17においては時計方向
(負方向)に22.5°回転することになり、その結
果、第1、第2の巻線組11,12の直流側巻線
相互間に12相整流に必要な位相差30°を得ること
ができる。また前述のように構成された変圧器2
台を用いて24相整流を行おうとする場合、他方の
変圧器の移相角Θを交流側巻線5側においてはΘ
=−7.5°、交流側巻線17側においてはΘ=+
22.5°と、第1図とは逆の移相角になるよう構成
することにより、2台の変圧器間に24相整流に必
要な位相差15°を得ることができる。
第2図は、前述の実施例変圧器における要部の
巻線側断面図であり、第2の巻線組2の安定巻線
が不要となつたことにより、第1、第2の巻線組
11,12は共に移相巻線4,16、主巻線5
A,17A、直流側巻線3からなる3巻線構成と
することができ、かつ第2の巻線組の移相巻線1
6のターン数が主巻線17Aのそれに比べて大き
くなるので、第1の巻線組とは逆に主巻線17A
を鉄心脚9B側に、移相巻線16をその外側に配
置することにより、等価ターン数がほぼ等しい両
巻線組をほぼ同じ大きさに形成することができ
る。したがつて、従来技術において安定巻線を設
けることによつて生じた鉄心窓部10A,10B
の寸法増加ならびに巻線、鉄心、絶縁材等の重量
増加をほとんど完全に排除することが可能とな
り、変圧器を小形化、軽量化することができる。
なお、移相巻線付整流器用変圧器における移相
角Θは従来電気角15°が最大であり、これ以上の
移相角が必要な場合には星形結線を三角結線に、
あるいは三角結線を星形結線に切換えることによ
り、両巻線のもつ30°の位相差を利用して移相角
Θをなるべく圧縮する方向の対策がとられてお
り、その結果安定巻線を設けることの可否に大き
な関心が持たれなかつた。本考案はこのような従
来の設計思想を打破することにより得られたもの
であり、発想の転換により大きな合理化成果が得
られたものである。
〔考案の効果〕
本考案は前述のように、第1、第2の巻線組を
有する12相整流器用変圧器の交流側巻線を共に三
角結線された主巻線と移相巻線とで構成し、かつ
第1の巻線組側における移相角を7.5°、第2の巻
線組側における移相角を第1の巻線組側とは逆方
向の22.5°とするよう構成した。その結果、三角
結線された主巻線が従来技術で必要とした安定巻
線の機能を兼ねることにより、安定巻線重量を軽
減でき、かつ一方の巻線組側に安定巻線を設ける
ことにより他方の巻線組側に生ずる無駄な絶縁ス
ペースを含め巻線、鉄心、絶縁が大幅に小形化、
軽量化された移相巻線付整流器用変圧器を経済的
に有利に提供することができる。また12相整流に
必要な両巻線組間の位相差30°は互いに逆向きの
移相角+7.5°と−22.5°とにより得ることができ、
かつ2台の変圧器の移相角を相互に逆向きとする
ことにより、24相整流に必要な2台の変圧器間の
位相差15°を小形化、軽量化された移相巻線付整
流器用変圧器によつて得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例変圧器を示す巻線の結
線図、第2図は実施例における要部の概略側断面
図、第3図は従来技術を示す結線図、第4図は従
来技術における要部の概略側断面図である。 1,11……第1の巻線組、2,12……第2
の巻線組、3……直流側巻線、4,6,16……
移相巻線、5,7……交流側巻線(移相角+
7.5°)、5A,17A……主巻線(三角結線)、7
A……主巻線(星形結線)、8……安定巻線、9
……2階建鉄心、9A,9B……脚部、9C……
中間継鉄、17……交流側巻線(移相角−
22.5°)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主巻線および移相巻線からなる交流側巻線と二
    重星形結線された直流巻線とからなる第1、第2
    の巻線組を備え、共通の中間継鉄を有する2階建
    鉄心の上段および下段の主脚部に前記第1、第2
    の巻線組がそれぞれ巻装されたものにおいて、三
    角結線された主巻線、ならびにこの主巻線に対し
    て電気角7.5度の移相角を保持するよう形成され
    た移相巻線からなる交流側巻線を有する前記第1
    の巻線組と、三角結線された主巻線、ならびにこ
    の主巻線に対して前記移相角とは逆方向に電気角
    22.5度の移相角を保持するよう形成された移相巻
    線からなる交流側巻線を備えた前記第2の巻線組
    とを備えたことを特徴とする移相巻線付整流器用
    変圧器。
JP5663586U 1986-04-15 1986-04-15 Expired JPH0419992Y2 (ja)

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JPS62168793U JPS62168793U (ja) 1987-10-26
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JPS62168793U (ja) 1987-10-26

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