JPH0420072B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0420072B2 JPH0420072B2 JP58191666A JP19166683A JPH0420072B2 JP H0420072 B2 JPH0420072 B2 JP H0420072B2 JP 58191666 A JP58191666 A JP 58191666A JP 19166683 A JP19166683 A JP 19166683A JP H0420072 B2 JPH0420072 B2 JP H0420072B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing body
- arm member
- guide shaft
- guide sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、開閉体側に固定されたアーム部材
と、開閉体が装着された本体側に取付けられたベ
ース部材とを互いに回動可能に枢着し、アーム部
材を含めた開閉体側の自重による閉方向のモーメ
ントに反発して開閉体を開く方向に付勢する圧縮
コイルばねを設けた開閉体用のヒンジに関する。
と、開閉体が装着された本体側に取付けられたベ
ース部材とを互いに回動可能に枢着し、アーム部
材を含めた開閉体側の自重による閉方向のモーメ
ントに反発して開閉体を開く方向に付勢する圧縮
コイルばねを設けた開閉体用のヒンジに関する。
従来の技術
たとえば複写機における原稿押え用の圧板、レ
コードプレーヤの開閉蓋等の開閉体を、複写機ま
たはプレーヤ等の本体に回動可能に枢着し、該開
閉体をその全開位置と全閉位置との中間位置で停
止させることのできる所謂フリーストツプ機能を
備えた上記形式の開閉体用のヒンジは既に公知で
ある(特開昭53−30324号公報参照)。
コードプレーヤの開閉蓋等の開閉体を、複写機ま
たはプレーヤ等の本体に回動可能に枢着し、該開
閉体をその全開位置と全閉位置との中間位置で停
止させることのできる所謂フリーストツプ機能を
備えた上記形式の開閉体用のヒンジは既に公知で
ある(特開昭53−30324号公報参照)。
第7図は従来のこの種のヒンジの一例を簡略化
して示した説明図であり、このヒンジ1aは、複
写機などの本体3aに取付けられたベース部材6
aと、開閉体2aに固定されたアーム部材4aを
有し、これらの部材4a,6aはピン11aを介
して互いに枢着されている。アーム部材4aには
ガイドスリーブ13aがピン13bを介して回動
可能に支持され、このガイドスリーブ13aにガ
イド軸13cの自由端側が摺動自在に嵌合し、ガ
イド軸13cの基端側はピン22aを介してベー
ス部材6aに枢支されている。またガイド軸13
cのまわりには圧縮コイルばね14aが巻回さ
れ、その一端がガイド軸13cのばね受け13d
に圧接し、他端はガイドスリーブ13aに圧接し
ている。
して示した説明図であり、このヒンジ1aは、複
写機などの本体3aに取付けられたベース部材6
aと、開閉体2aに固定されたアーム部材4aを
有し、これらの部材4a,6aはピン11aを介
して互いに枢着されている。アーム部材4aには
ガイドスリーブ13aがピン13bを介して回動
可能に支持され、このガイドスリーブ13aにガ
イド軸13cの自由端側が摺動自在に嵌合し、ガ
イド軸13cの基端側はピン22aを介してベー
ス部材6aに枢支されている。またガイド軸13
cのまわりには圧縮コイルばね14aが巻回さ
れ、その一端がガイド軸13cのばね受け13d
に圧接し、他端はガイドスリーブ13aに圧接し
ている。
今、開閉体2aを閉じるべく、これをピン11
aを中心として矢印P方向に回動し、その途中で
開閉体2aから手を離したとする。このとき、開
閉体2aには、アーム部材4aを含めた開閉体側
の自重による閉方向のモーメントがピン11aの
まわりに作用する。同時にばね14aの弾性によ
る矢印Q方向の加圧力によつて、開閉体2aに
は、これが開く向きのモーメントが作用する。こ
のとき両モーメントがバランスし、開閉体2aは
その位置で停止する。これが開閉体に対するヒン
ジのフリーストツプ機能である。
aを中心として矢印P方向に回動し、その途中で
開閉体2aから手を離したとする。このとき、開
閉体2aには、アーム部材4aを含めた開閉体側
の自重による閉方向のモーメントがピン11aの
まわりに作用する。同時にばね14aの弾性によ
る矢印Q方向の加圧力によつて、開閉体2aに
は、これが開く向きのモーメントが作用する。こ
のとき両モーメントがバランスし、開閉体2aは
その位置で停止する。これが開閉体に対するヒン
ジのフリーストツプ機能である。
発明が解決しようとする課題
上述のように、この種のヒンジ1aにおいて
は、主として圧縮コイルばね14aの付勢力と、
開閉体2aの側の自重によるモーメントをバラン
スさせることによつて開閉体2aをその中間位置
においてスリーストツプさせるように構成されて
いる。その際、圧縮コイルばね14aの力だけで
このフリーストツプ機能を得ようとすると、論理
上は、開閉体2aがその中間位置の或る特定の角
度位置を占めたときだけ、開閉体2aを停止させ
ることができるにすぎず、開閉体2aをスリース
トツプさせることのできる角度範囲が極く限られ
たものとなつてしまう。
は、主として圧縮コイルばね14aの付勢力と、
開閉体2aの側の自重によるモーメントをバラン
スさせることによつて開閉体2aをその中間位置
においてスリーストツプさせるように構成されて
いる。その際、圧縮コイルばね14aの力だけで
このフリーストツプ機能を得ようとすると、論理
上は、開閉体2aがその中間位置の或る特定の角
度位置を占めたときだけ、開閉体2aを停止させ
ることができるにすぎず、開閉体2aをスリース
トツプさせることのできる角度範囲が極く限られ
たものとなつてしまう。
そこで、開閉体2aが中間位置に存するとき、
この開閉体2aの側に対して摩擦による制動力を
及ぼすようにすると、開閉体を広い角度範囲にお
いてフリーストツプさせることができ、実用性を
高めることができる。
この開閉体2aの側に対して摩擦による制動力を
及ぼすようにすると、開閉体を広い角度範囲にお
いてフリーストツプさせることができ、実用性を
高めることができる。
ところが、開閉体2aに対して上述のような摩
擦力を及ぼすと、開閉体2aを閉じるときは、そ
の自重が作用するので問題はないが、開閉体2a
を開くときは、その自重のほかに、これに作用す
る摩擦力に打つ勝つ力で開閉体2aを持ち上げな
ければならないため、大きな操作力を必要とし、
操作性が低下する。この不具合を回避すべく、開
閉体2aの側に作用する摩擦力を極く小さくすれ
ば、これを中間位置にフリーストツプさせる範囲
が狭められる。
擦力を及ぼすと、開閉体2aを閉じるときは、そ
の自重が作用するので問題はないが、開閉体2a
を開くときは、その自重のほかに、これに作用す
る摩擦力に打つ勝つ力で開閉体2aを持ち上げな
ければならないため、大きな操作力を必要とし、
操作性が低下する。この不具合を回避すべく、開
閉体2aの側に作用する摩擦力を極く小さくすれ
ば、これを中間位置にフリーストツプさせる範囲
が狭められる。
本発明の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成
によつて除去し、しかもコンパクトに構成するこ
との可能な開閉体用のヒンジを提供することであ
る。
によつて除去し、しかもコンパクトに構成するこ
との可能な開閉体用のヒンジを提供することであ
る。
課題を解決するための手段
本発明は、上記目的を達成するため、開閉体が
装着される本体側に取付けられたベース部材と、 該ベース部材に枢着され、その枢着部から開閉
体自由端側へ延び、かつ開閉体全閉時に本体側を
向く側の開閉体面に固定されたアーム部材と、 前記枢着部よりも、開閉体全閉時の開閉体自由
端側に寄つたベース部材部分に一端側を枢着さ
れ、他端側が、前記アーム部材のほぼ長手方向に
形成されたスロツトに摺動自在に嵌合したスライ
ドピンを介して、該アーム部材に対してそのほぼ
長手方向に摺動自在に枢着されていて、前記一端
側を中心として前記開閉体と同じ向きに回動可能
な中間部材と、 前記アーム部材に収容され、かつ開閉体自由端
側の一方の端部がアーム部材に取付けられている
ガイド軸と、 アーム部材に収容され、かつ該アーム部材の前
記枢着部側の一方の端部が、前記スライドピンを
介して前記中間部材の他端側に枢着されているガ
イドスリーブと、 前記アーム部材に収容され、かつ前記中間部材
の他端側を加圧して、アーム部材を含めた開閉体
側の自重により開閉体に作用する閉方向のモーメ
ントに反発して開閉体を開く方向に付勢する圧縮
コイルばねとを具備し、 該圧縮コイルばねが、前記ガイド軸とガイドス
リーブのまわりに巻回され、該ばねの一端が前記
中間部材の他端側に圧接し、該ばねの他端は、開
閉体自由端側のアーム部材の端部に付設されたば
ね受け部材に圧接し、 前記ガイド軸の他方の端部が、前記ガイドスリ
ーブの他方の端部にテレスコープ状に嵌合し、該
ガイド軸の他方の端部には割りが形成されてガイ
ドスリーブの一方の端部の側へ向けてほぼハの字
状に開き、その最大外径の部分がガイドスリーブ
の内周面に弾性的に圧接している、 開閉体用のヒンジを提案する。
装着される本体側に取付けられたベース部材と、 該ベース部材に枢着され、その枢着部から開閉
体自由端側へ延び、かつ開閉体全閉時に本体側を
向く側の開閉体面に固定されたアーム部材と、 前記枢着部よりも、開閉体全閉時の開閉体自由
端側に寄つたベース部材部分に一端側を枢着さ
れ、他端側が、前記アーム部材のほぼ長手方向に
形成されたスロツトに摺動自在に嵌合したスライ
ドピンを介して、該アーム部材に対してそのほぼ
長手方向に摺動自在に枢着されていて、前記一端
側を中心として前記開閉体と同じ向きに回動可能
な中間部材と、 前記アーム部材に収容され、かつ開閉体自由端
側の一方の端部がアーム部材に取付けられている
ガイド軸と、 アーム部材に収容され、かつ該アーム部材の前
記枢着部側の一方の端部が、前記スライドピンを
介して前記中間部材の他端側に枢着されているガ
イドスリーブと、 前記アーム部材に収容され、かつ前記中間部材
の他端側を加圧して、アーム部材を含めた開閉体
側の自重により開閉体に作用する閉方向のモーメ
ントに反発して開閉体を開く方向に付勢する圧縮
コイルばねとを具備し、 該圧縮コイルばねが、前記ガイド軸とガイドス
リーブのまわりに巻回され、該ばねの一端が前記
中間部材の他端側に圧接し、該ばねの他端は、開
閉体自由端側のアーム部材の端部に付設されたば
ね受け部材に圧接し、 前記ガイド軸の他方の端部が、前記ガイドスリ
ーブの他方の端部にテレスコープ状に嵌合し、該
ガイド軸の他方の端部には割りが形成されてガイ
ドスリーブの一方の端部の側へ向けてほぼハの字
状に開き、その最大外径の部分がガイドスリーブ
の内周面に弾性的に圧接している、 開閉体用のヒンジを提案する。
実施例
以下、本発明を図示した実施例に基づいて説明
する。
する。
第1図乃至第4図に示す開閉体用のヒンジ1
は、たとえば複写機の原稿押え用の圧板、レコー
ドプレーヤの蓋等の開閉体2に、ねじ5によつて
固定されたアーム部材4と、複写機ないしはプレ
ーヤ等の本体3に、同様のねじ5aによつて一体
に取付けられたベース部材6とを有している。ア
ーム部材4は、ねじ5の螺着される2つの基部7
と、両基部7の中央に位置するトンネル状部8と
から成る。アーム部材4はベース部材6に対して
回動可能に枢着されており、本例ではベース部材
6の一端側に突設された軸受部9に、アーム部材
4に形成された一対の突出部10が、ピン11を
介して回動可能に連結されている。このため、開
閉体2はアーム部材4と共に第1図および第2図
に示す全開位置と第4図に示す全閉位置との間を
自由に回動できる。開閉体2は全開位置を占めた
とき、ベース部材6に突設されたストツパ12に
アーム部材4の突出部10が当たり、開閉体2が
全開位置よりも開方向に回動することが阻止され
る。
は、たとえば複写機の原稿押え用の圧板、レコー
ドプレーヤの蓋等の開閉体2に、ねじ5によつて
固定されたアーム部材4と、複写機ないしはプレ
ーヤ等の本体3に、同様のねじ5aによつて一体
に取付けられたベース部材6とを有している。ア
ーム部材4は、ねじ5の螺着される2つの基部7
と、両基部7の中央に位置するトンネル状部8と
から成る。アーム部材4はベース部材6に対して
回動可能に枢着されており、本例ではベース部材
6の一端側に突設された軸受部9に、アーム部材
4に形成された一対の突出部10が、ピン11を
介して回動可能に連結されている。このため、開
閉体2はアーム部材4と共に第1図および第2図
に示す全開位置と第4図に示す全閉位置との間を
自由に回動できる。開閉体2は全開位置を占めた
とき、ベース部材6に突設されたストツパ12に
アーム部材4の突出部10が当たり、開閉体2が
全開位置よりも開方向に回動することが阻止され
る。
上述のように、開閉体2が装着される本体側に
取付けられたベース部材6にアーム部材4が枢着
されているが、かかるアーム部材4は、その枢着
部であるピン11から開閉体2の自由端側へ延
び、第4図に示すように開閉体2が全閉状態にあ
るときに本体3を向く側の開閉体面に固定されて
いる。
取付けられたベース部材6にアーム部材4が枢着
されているが、かかるアーム部材4は、その枢着
部であるピン11から開閉体2の自由端側へ延
び、第4図に示すように開閉体2が全閉状態にあ
るときに本体3を向く側の開閉体面に固定されて
いる。
13は、後に詳しく説明する圧縮コイルばね1
4を保持ないしは案内するスプリングガイドであ
り、このガイド13は、ガイドスリーブ15と、
該スリーブ15に嵌入したガイド軸16とから成
り、これら部材15,16はアーム部材4のトン
ネル状部8の内部に収容されている。ガイド軸1
6の開閉体自由端側の一方の端部、即ち第1図に
おけるガイド軸上端部には、支持ピン17が突設
され、該ピン17の各端部はアーム部材4のトン
ネル状部8を構成する両側壁18に枢着されてい
る。ピン17をアーム部材4に対して固定するこ
とも可能である。このように、ガイド軸16の開
閉体自由端側の一方の端部が、アーム部材4に取
付けられているのである。
4を保持ないしは案内するスプリングガイドであ
り、このガイド13は、ガイドスリーブ15と、
該スリーブ15に嵌入したガイド軸16とから成
り、これら部材15,16はアーム部材4のトン
ネル状部8の内部に収容されている。ガイド軸1
6の開閉体自由端側の一方の端部、即ち第1図に
おけるガイド軸上端部には、支持ピン17が突設
され、該ピン17の各端部はアーム部材4のトン
ネル状部8を構成する両側壁18に枢着されてい
る。ピン17をアーム部材4に対して固定するこ
とも可能である。このように、ガイド軸16の開
閉体自由端側の一方の端部が、アーム部材4に取
付けられているのである。
符号19は中間部材を示し、この部材19の一
端側は、前述のアーム部材4とベース部材6の枢
着部、すなわちピン11よりも、第4図に示した
開閉体全閉時の開閉体自由端側に寄つたベース部
材部分である立上り側壁21に枢ピン20を介し
て枢着されている。また中間部材19の他端側
は、スライドピン22を介して、ガイドスリーブ
15の一方の端部、即ちアーム部材4の枢着部で
あるピン11の側のガイドスリーブ端部に枢着さ
れている。またアーム部材4には、そのトンネル
状部8の両側壁18に、アーム部材4のほぼ長手
方向に延びるスロツト23がそれぞれ形成され、
これらスロツト23にスライドピン22の各端部
が摺動自在に嵌合している。このようにして中間
部材19は、その他端側が、スライドピン22を
介して、アーム部材4に対してその長手方向に摺
動自在に枢着され、その一端側の枢ピン20を中
心として開閉体2と同じ向きに回動可能に支持さ
れている。
端側は、前述のアーム部材4とベース部材6の枢
着部、すなわちピン11よりも、第4図に示した
開閉体全閉時の開閉体自由端側に寄つたベース部
材部分である立上り側壁21に枢ピン20を介し
て枢着されている。また中間部材19の他端側
は、スライドピン22を介して、ガイドスリーブ
15の一方の端部、即ちアーム部材4の枢着部で
あるピン11の側のガイドスリーブ端部に枢着さ
れている。またアーム部材4には、そのトンネル
状部8の両側壁18に、アーム部材4のほぼ長手
方向に延びるスロツト23がそれぞれ形成され、
これらスロツト23にスライドピン22の各端部
が摺動自在に嵌合している。このようにして中間
部材19は、その他端側が、スライドピン22を
介して、アーム部材4に対してその長手方向に摺
動自在に枢着され、その一端側の枢ピン20を中
心として開閉体2と同じ向きに回動可能に支持さ
れている。
ガイド軸16は、その他方の端部(ピン11に
近い方の端部)が、ガイドスリーブ15の他方の
端部(ピン11から離れた方の端部)にテレスコ
ープ状に摺動自在に嵌合している。
近い方の端部)が、ガイドスリーブ15の他方の
端部(ピン11から離れた方の端部)にテレスコ
ープ状に摺動自在に嵌合している。
圧縮コイルばね14は、ガイドスリーブ15お
よびガイド軸16のまわりに巻回されてアーム部
材4のトンネル状部8に収容され、該ばねの一端
(第1図における下端)は、中間部材19の他端
側に圧接し、該ばね14の他端は、開閉体自由端
側のアーム部材4の端部に付設されたばね受け部
材24に圧接している。ばね受け部材24には一
対の係止溝25が形成され、これらの係止溝25
に支持ピン17が係入し、これによつてばね受け
部材24がアーム部材4に固定支持される。また
ばね受け部材24の中央に形成された中央溝26
にガイド軸16の一方の端部が入り込み、該端部
が溝26を区画する側壁面に当接している。この
ためガイド軸16が矢印A方向(第1図)にずれ
動く不都合が阻止される。
よびガイド軸16のまわりに巻回されてアーム部
材4のトンネル状部8に収容され、該ばねの一端
(第1図における下端)は、中間部材19の他端
側に圧接し、該ばね14の他端は、開閉体自由端
側のアーム部材4の端部に付設されたばね受け部
材24に圧接している。ばね受け部材24には一
対の係止溝25が形成され、これらの係止溝25
に支持ピン17が係入し、これによつてばね受け
部材24がアーム部材4に固定支持される。また
ばね受け部材24の中央に形成された中央溝26
にガイド軸16の一方の端部が入り込み、該端部
が溝26を区画する側壁面に当接している。この
ためガイド軸16が矢印A方向(第1図)にずれ
動く不都合が阻止される。
またスロツト23、ガイド軸16、ガイドスリ
ーブ15およびばね14は、第2図に示す側面で
みたとき、ピン11の中心軸線Gと支持ピン17
の中心軸線Eとを結ぶ線lと一致する方向に延在
し、枢ピン20の中心軸線Dがピン11の中心軸
線Gよりも上方に位置している。勿論、上記各要
素の配置状態を適宜変えることもできるが、この
配置状態によつては、後述する如く開閉体2が回
動したとき、ガイド軸16等を支持ピン17のま
わりに回動させなければならないこともあるの
で、本例ではガイド軸16をアーム部材4に対し
て不動に固定せずに、回動可能に支持している。
ーブ15およびばね14は、第2図に示す側面で
みたとき、ピン11の中心軸線Gと支持ピン17
の中心軸線Eとを結ぶ線lと一致する方向に延在
し、枢ピン20の中心軸線Dがピン11の中心軸
線Gよりも上方に位置している。勿論、上記各要
素の配置状態を適宜変えることもできるが、この
配置状態によつては、後述する如く開閉体2が回
動したとき、ガイド軸16等を支持ピン17のま
わりに回動させなければならないこともあるの
で、本例ではガイド軸16をアーム部材4に対し
て不動に固定せずに、回動可能に支持している。
図示したヒンジにおいては、開閉体2が全開位
置を占めているとき、この開閉体2は水平面(本
体の上面)に対して90゜の角度をなすように構成
され、このときアーム部材4等の自重を含めた開
閉体側の自重が開閉体2を閉じる方向には作用せ
ず、よつて開閉体2は第1図および第2図に示す
全開位置に保持される。
置を占めているとき、この開閉体2は水平面(本
体の上面)に対して90゜の角度をなすように構成
され、このときアーム部材4等の自重を含めた開
閉体側の自重が開閉体2を閉じる方向には作用せ
ず、よつて開閉体2は第1図および第2図に示す
全開位置に保持される。
開閉体2を手操作によつてその全開位置から全
閉位置へ向けて、ピン11のまわりに回動させる
と、アーム部材4およびスプリングガイド13も
開閉体2と共に回動する。このため、ガイドスリ
ーブ15を介して中間部材19に外力が加えら
れ、よつて中間部材19は枢ピン20のまわりを
第2図における時計方向に回動する。その際、中
間部材19の回動中心をなす枢ピン20は開閉体
2の回動中心をなすピン11から離れているの
で、中間部材19の先端に位置するスライドピン
22は、スロツト23にガイドされながらアーム
部材4に対してスライドする。このため、ばね受
け部材24とスライドピン22との間の距離が短
縮され、ガイドスリーブ15とガイド軸16は互
いにテレスコープ状に嵌合しながら両者の全長を
短縮し、ばね14はばね受け部材24と中間部材
19とによつて加圧され、圧縮される(第3図参
照)。このときばね14の弾性によつて、中間部
材19は、その他端側を加圧され、符号Fで示し
た外力を受ける。
閉位置へ向けて、ピン11のまわりに回動させる
と、アーム部材4およびスプリングガイド13も
開閉体2と共に回動する。このため、ガイドスリ
ーブ15を介して中間部材19に外力が加えら
れ、よつて中間部材19は枢ピン20のまわりを
第2図における時計方向に回動する。その際、中
間部材19の回動中心をなす枢ピン20は開閉体
2の回動中心をなすピン11から離れているの
で、中間部材19の先端に位置するスライドピン
22は、スロツト23にガイドされながらアーム
部材4に対してスライドする。このため、ばね受
け部材24とスライドピン22との間の距離が短
縮され、ガイドスリーブ15とガイド軸16は互
いにテレスコープ状に嵌合しながら両者の全長を
短縮し、ばね14はばね受け部材24と中間部材
19とによつて加圧され、圧縮される(第3図参
照)。このときばね14の弾性によつて、中間部
材19は、その他端側を加圧され、符号Fで示し
た外力を受ける。
開閉体2は上述の如く閉じられるが、この開閉
体2がその全開位置と全閉位置との中間位置、た
とえば第3図に示した位置に至つたとき、開閉体
2から手を離し、これに加えていた閉鎖力を解除
したとすると、このとき開閉体には、アーム部材
4を含めた開閉体側の自重によつて、これを閉じ
ようとする閉方向のモーメントがピン11の中心
軸線Gのまわりに作用する。このとき中間部材1
9はスライドピン22を介してアーム部材4に連
結されているので、上記モーメントにより中間部
材19にはこれを第3図における時計方向に回転
させようとする外力Pがスライドピン22の中心
軸線Cの位置に作用する。
体2がその全開位置と全閉位置との中間位置、た
とえば第3図に示した位置に至つたとき、開閉体
2から手を離し、これに加えていた閉鎖力を解除
したとすると、このとき開閉体には、アーム部材
4を含めた開閉体側の自重によつて、これを閉じ
ようとする閉方向のモーメントがピン11の中心
軸線Gのまわりに作用する。このとき中間部材1
9はスライドピン22を介してアーム部材4に連
結されているので、上記モーメントにより中間部
材19にはこれを第3図における時計方向に回転
させようとする外力Pがスライドピン22の中心
軸線Cの位置に作用する。
他方、ばね14が圧縮され、これによつても中
間部材19には中心軸線Cの位置に外力Fが及ぼ
されているので、中間部材19には、該中間部材
を反時計方向に回転させようとするモーメントが
作用する。スライドピン22の中心軸線Cが、枢
ピン20の中心軸線Dと支持ピン17の中心軸線
Eを結ぶ線分Lよりも開閉体2の側に位置し、こ
の軸線Cの位置に作用する力Fは第3図から明ら
かなように中間部材19を反時計方向に回動させ
るモーメントを生ぜしめるからである。このよう
に上記2つのモーメント、すなわち力PとFとに
より生ぜしめられるモーメントは互いに反対方向
に作用し、よつて、これら両モーメントが等しく
なるように、ばね14のばね力、および開閉体側
の自重を設定すれば、中間部材19はいずれの方
向にも回動せずに停止する。その際、開閉体2は
停止した中間部材19によつて支えられるので開
閉体2を手等で支えずとも、該開閉体2は第3図
に示す中間位置にて自ら停止する(実際には中間
部材19の自重によるモーメントも生ずるが、こ
こでは説明の便宜上、このモーメントを無視して
考えている)。これが開閉体に対するフリースト
ツプ機能である。
間部材19には中心軸線Cの位置に外力Fが及ぼ
されているので、中間部材19には、該中間部材
を反時計方向に回転させようとするモーメントが
作用する。スライドピン22の中心軸線Cが、枢
ピン20の中心軸線Dと支持ピン17の中心軸線
Eを結ぶ線分Lよりも開閉体2の側に位置し、こ
の軸線Cの位置に作用する力Fは第3図から明ら
かなように中間部材19を反時計方向に回動させ
るモーメントを生ぜしめるからである。このよう
に上記2つのモーメント、すなわち力PとFとに
より生ぜしめられるモーメントは互いに反対方向
に作用し、よつて、これら両モーメントが等しく
なるように、ばね14のばね力、および開閉体側
の自重を設定すれば、中間部材19はいずれの方
向にも回動せずに停止する。その際、開閉体2は
停止した中間部材19によつて支えられるので開
閉体2を手等で支えずとも、該開閉体2は第3図
に示す中間位置にて自ら停止する(実際には中間
部材19の自重によるモーメントも生ずるが、こ
こでは説明の便宜上、このモーメントを無視して
考えている)。これが開閉体に対するフリースト
ツプ機能である。
上述のように、圧縮コイルばね14は、中間部
材19の他端側を加圧して、アーム部材4を含め
た開閉体側の自重により開閉体に作用する閉方向
のモーメントに反発して開閉体2を開く方向に付
勢する用をなす。これによりスリーストツプ機能
が得られるが、その際、ばね14のばね力と開閉
体側の自重とによる両モーメントが完全にバラン
スするのは、開閉体2が或る特定の角度位置に傾
斜したときだけである。したがつて、フリースト
ツプ機能が得られる開閉体2の中間位置の範囲は
極く限られたものとなるようにも考えられるが、
開閉体2の各要素間には摩擦力が作用し、開閉体
に制動力が作用するので、実際には、この制動
力、開閉体側の自重、ばね14のばね力によるモ
ーメントをバランスさせることによつて、開閉体
のフリーストツプ機能が得られる。
材19の他端側を加圧して、アーム部材4を含め
た開閉体側の自重により開閉体に作用する閉方向
のモーメントに反発して開閉体2を開く方向に付
勢する用をなす。これによりスリーストツプ機能
が得られるが、その際、ばね14のばね力と開閉
体側の自重とによる両モーメントが完全にバラン
スするのは、開閉体2が或る特定の角度位置に傾
斜したときだけである。したがつて、フリースト
ツプ機能が得られる開閉体2の中間位置の範囲は
極く限られたものとなるようにも考えられるが、
開閉体2の各要素間には摩擦力が作用し、開閉体
に制動力が作用するので、実際には、この制動
力、開閉体側の自重、ばね14のばね力によるモ
ーメントをバランスさせることによつて、開閉体
のフリーストツプ機能が得られる。
しかも、この制動力を高めるため、ガイドスリ
ーブ15とこれに嵌入したガイド軸16との摩擦
接触によつて、所望する程度の摩擦力を生ぜしめ
ることができるように構成されている。即ち、ガ
イド軸16の他方の端部(ピン11に近い方の端
部)には、第2図乃至第4図に示す如くスリツト
状の割り27が形成され、ガイドスリーブ15の
一方の端部(ピン11の側の端部)の側へ向けて
ほぼハの字状に開き、その最大外径の部分がガイ
ドスリーブ15の内周面に弾性的に圧接してい
る。割り27の形成されたガイド軸の他方の端部
(以下、先端部と記す)は、第2図に矢印Bで示
した方向に弾性変形しつつ、ガイドスリーブ15
の内周面に圧接しているのである。このため、開
閉体2の開閉体動作時に、ガイド軸16の先端部
がガイドスリーブ15の内周面を摺接し、このと
きの摩擦力によつて開閉体に対して制動力が作用
する。このため、開閉体2を広い角度範囲におい
てフリーストツプさせることができ、しかも開閉
体2が全開位置に存するとき、これに多少の振動
が加えられても、ばね力に加えて上記制動力が開
閉体に作用するので開閉体2がふらつくことを防
止できる。
ーブ15とこれに嵌入したガイド軸16との摩擦
接触によつて、所望する程度の摩擦力を生ぜしめ
ることができるように構成されている。即ち、ガ
イド軸16の他方の端部(ピン11に近い方の端
部)には、第2図乃至第4図に示す如くスリツト
状の割り27が形成され、ガイドスリーブ15の
一方の端部(ピン11の側の端部)の側へ向けて
ほぼハの字状に開き、その最大外径の部分がガイ
ドスリーブ15の内周面に弾性的に圧接してい
る。割り27の形成されたガイド軸の他方の端部
(以下、先端部と記す)は、第2図に矢印Bで示
した方向に弾性変形しつつ、ガイドスリーブ15
の内周面に圧接しているのである。このため、開
閉体2の開閉体動作時に、ガイド軸16の先端部
がガイドスリーブ15の内周面を摺接し、このと
きの摩擦力によつて開閉体に対して制動力が作用
する。このため、開閉体2を広い角度範囲におい
てフリーストツプさせることができ、しかも開閉
体2が全開位置に存するとき、これに多少の振動
が加えられても、ばね力に加えて上記制動力が開
閉体に作用するので開閉体2がふらつくことを防
止できる。
開閉体2が水平面に対してなす角度をθ(第3
図)としたとき、図示した装置を用いて行つた実
験では、θ=30゜乃至90゜の範囲に亘つて、開閉体
のフリーストツプ機能を得ることができた。勿
論、ばね力、制動力、開閉体側の自重等を適宜変
えることによつて、フリーストツプ機能の得られ
る角度範囲を変化させることができる。
図)としたとき、図示した装置を用いて行つた実
験では、θ=30゜乃至90゜の範囲に亘つて、開閉体
のフリーストツプ機能を得ることができた。勿
論、ばね力、制動力、開閉体側の自重等を適宜変
えることによつて、フリーストツプ機能の得られ
る角度範囲を変化させることができる。
開閉体2が、フリーストツプ機能の得られる角
度範囲よりも全閉位置側に回動すれば、その自重
によるモーメントが他のモーメントに打ち勝つ
て、開閉体は自らその全閉位置に至る。この場合
本例では、開閉体2がその全閉位置、あるいはそ
の近傍の位置に達したとき、ばね14が中間部材
19、ひいては開閉体2に対してこれが閉じる方
向に付勢するように構成されている。
度範囲よりも全閉位置側に回動すれば、その自重
によるモーメントが他のモーメントに打ち勝つ
て、開閉体は自らその全閉位置に至る。この場合
本例では、開閉体2がその全閉位置、あるいはそ
の近傍の位置に達したとき、ばね14が中間部材
19、ひいては開閉体2に対してこれが閉じる方
向に付勢するように構成されている。
すなわち開閉体2が第2図および第3図に存す
るときは、先に説明したように、スライドピン2
2の中心軸線Cが、枢ピン20の中心軸線Dと支
持ピン17の中心軸線Eとを結ぶ線分Lよりも開
閉体2の側に位置しており、このためばね14に
よるFが中間部材19を反時計方向に回転させる
ように作用する。ところが開閉体2が第4図に示
す全閉位置またはその近傍の位置にまで回動する
と、上記中心軸線Cは、線分Lを乗り越えて、本
体3の側へ移行する。このため、ばね14により
中間部材19に作用する押圧力Fは、第4図から
判るように、中間部材19に対し、これを時計方
向に回転させるように作用する。このようにして
開閉体2はその自重だけでなくばね14によつて
もこれが閉じる方向に付勢され、よつて全閉位置
に達した開閉体2が多少振動したようなときも、
これが簡単には全閉位置から浮き上がることはな
い。このため、開閉体2が複写機における原稿押
え用の圧板であるときは、複写機本体側のコンタ
クトガラス(図示せず)上に載置された原稿を、
開閉体の原稿押え部が、該ガラスに密着させた状
態で押えることができる。原稿がコンタクトガラ
スに密着せず、該ガラスから浮き上がれば、コピ
ー品質の低下を招く恐れを免れない。
るときは、先に説明したように、スライドピン2
2の中心軸線Cが、枢ピン20の中心軸線Dと支
持ピン17の中心軸線Eとを結ぶ線分Lよりも開
閉体2の側に位置しており、このためばね14に
よるFが中間部材19を反時計方向に回転させる
ように作用する。ところが開閉体2が第4図に示
す全閉位置またはその近傍の位置にまで回動する
と、上記中心軸線Cは、線分Lを乗り越えて、本
体3の側へ移行する。このため、ばね14により
中間部材19に作用する押圧力Fは、第4図から
判るように、中間部材19に対し、これを時計方
向に回転させるように作用する。このようにして
開閉体2はその自重だけでなくばね14によつて
もこれが閉じる方向に付勢され、よつて全閉位置
に達した開閉体2が多少振動したようなときも、
これが簡単には全閉位置から浮き上がることはな
い。このため、開閉体2が複写機における原稿押
え用の圧板であるときは、複写機本体側のコンタ
クトガラス(図示せず)上に載置された原稿を、
開閉体の原稿押え部が、該ガラスに密着させた状
態で押えることができる。原稿がコンタクトガラ
スに密着せず、該ガラスから浮き上がれば、コピ
ー品質の低下を招く恐れを免れない。
ところで、前述のように開閉体2を閉じると
き、ガイド軸16のハの字状に形成された先端部
がガイドスリーブ15の内周面に摺接し、これに
より生ずる比較的大きな摩擦力によつて、開閉体
を広い範囲にてフリーストツプさせることができ
るのであるが、このような大きな摩擦制動力が開
閉体2に作用しても、これを閉じるときは、その
自重が閉方向のモーメントとして作用するので、
開閉体2を閉じるのに特に大きな力を必要とする
ことはない。これに対し、開閉体2を開くとき
に、これに対して大きな摩擦制動力が作用すれ
ば、開閉体2を開くのに大きな力を必要とし、そ
の操作性が著しく低下する。
き、ガイド軸16のハの字状に形成された先端部
がガイドスリーブ15の内周面に摺接し、これに
より生ずる比較的大きな摩擦力によつて、開閉体
を広い範囲にてフリーストツプさせることができ
るのであるが、このような大きな摩擦制動力が開
閉体2に作用しても、これを閉じるときは、その
自重が閉方向のモーメントとして作用するので、
開閉体2を閉じるのに特に大きな力を必要とする
ことはない。これに対し、開閉体2を開くとき
に、これに対して大きな摩擦制動力が作用すれ
ば、開閉体2を開くのに大きな力を必要とし、そ
の操作性が著しく低下する。
ところが、図示した構成によると、このような
不具合を確実に防止することができる。即ち、開
閉体2を中間の位置でフリーストツプさせている
とき、或いは開閉体2を閉じつつあるときは、第
6図aに示すようにガイド軸16には、これがガ
イドスリーブ15の内部へ入り込む方向の力P1
を受け、またこのガイド軸16の先端部は、ガイ
ドスリーブ15の内周面に圧接しているので、力
P1と逆向きの摩擦力F1を受ける。このとき、こ
の摩擦力F1の作用点は、ガイド軸16の軸線よ
りも、その半径方向にずれているので、摩擦力
F1によつて、ハの字状に開いたガイド軸16の
先端部を開こうとするモーメントないしは偶力が
発生する(矢印Q1)。このため、ガイドスリーブ
15の内周面に対するガイド軸16の先端部の圧
接力、従つて摩擦力F1が大きくなり、開閉体2
を広い角度範囲において確実にフリーストツプさ
せることができる。
不具合を確実に防止することができる。即ち、開
閉体2を中間の位置でフリーストツプさせている
とき、或いは開閉体2を閉じつつあるときは、第
6図aに示すようにガイド軸16には、これがガ
イドスリーブ15の内部へ入り込む方向の力P1
を受け、またこのガイド軸16の先端部は、ガイ
ドスリーブ15の内周面に圧接しているので、力
P1と逆向きの摩擦力F1を受ける。このとき、こ
の摩擦力F1の作用点は、ガイド軸16の軸線よ
りも、その半径方向にずれているので、摩擦力
F1によつて、ハの字状に開いたガイド軸16の
先端部を開こうとするモーメントないしは偶力が
発生する(矢印Q1)。このため、ガイドスリーブ
15の内周面に対するガイド軸16の先端部の圧
接力、従つて摩擦力F1が大きくなり、開閉体2
を広い角度範囲において確実にフリーストツプさ
せることができる。
これに対して開閉体2を開くとき、ガイド軸1
6には、第6図bに示すように、ガイド軸16が
ガイドスリーブ15から抜ける向きの力P2が加
えられ、これによつてこの力P2と逆向きの摩擦
力F2が、ガイドスリーブ15の内周面に当接し
たガイド軸16の先端部に作用する。この摩擦力
F2によつて、第6図aの場合とは逆に、ハの字
状に開いたガイド軸16の先端部を閉じる向きの
モーメントないしは偶力が発生する(矢印Q2)。
このため、ガイドスリーブ15の内周面に対する
ガイド軸先端部の圧接力が弱められ、摩擦力が小
さくなる。従つて、操作者は小さな力で開閉体2
を開くことができるのである。
6には、第6図bに示すように、ガイド軸16が
ガイドスリーブ15から抜ける向きの力P2が加
えられ、これによつてこの力P2と逆向きの摩擦
力F2が、ガイドスリーブ15の内周面に当接し
たガイド軸16の先端部に作用する。この摩擦力
F2によつて、第6図aの場合とは逆に、ハの字
状に開いたガイド軸16の先端部を閉じる向きの
モーメントないしは偶力が発生する(矢印Q2)。
このため、ガイドスリーブ15の内周面に対する
ガイド軸先端部の圧接力が弱められ、摩擦力が小
さくなる。従つて、操作者は小さな力で開閉体2
を開くことができるのである。
このように、開閉体2をその中間位置にて停止
させるべきときは、この開閉体2に対して大きな
摩擦制動力が得られるので、広い角度範囲におい
て開閉体2を停止させることができ、また開閉体
2を開くときは、摩擦力を小さくでき、小なる力
で開閉体を開くことができ、その操作性を高める
ことができる。
させるべきときは、この開閉体2に対して大きな
摩擦制動力が得られるので、広い角度範囲におい
て開閉体2を停止させることができ、また開閉体
2を開くときは、摩擦力を小さくでき、小なる力
で開閉体を開くことができ、その操作性を高める
ことができる。
以上、本発明の一実施例を説明したが、本発明
は上記構成を各種改変することができ、たとえ
ば、開閉体が全閉位置またはその近傍の位置に達
したとき、圧縮コイルばねがこれを閉方向に閉じ
る向きに付勢する構成を除去することもできる。
は上記構成を各種改変することができ、たとえ
ば、開閉体が全閉位置またはその近傍の位置に達
したとき、圧縮コイルばねがこれを閉方向に閉じ
る向きに付勢する構成を除去することもできる。
第5図は実質上第1図と変りのない開閉体用の
ヒンジを示し、第1図に対応する部分には第1図
と同一の符号を付しておく。
ヒンジを示し、第1図に対応する部分には第1図
と同一の符号を付しておく。
効 果
本発明に係るヒンジによれば、開閉体と本体と
の間に設けられたガイド軸とガイドスリーブが互
いにテレスコープ状に嵌合し、ガイド軸の先端部
が、割りによつてほぼハの字状に形成され、その
最大外径の部分がガイドスリーブの内周面に圧接
しているので、広い範囲において開閉体をフリー
ストツプさせることができ、しかも開閉体を小な
る力で開くことがでる。
の間に設けられたガイド軸とガイドスリーブが互
いにテレスコープ状に嵌合し、ガイド軸の先端部
が、割りによつてほぼハの字状に形成され、その
最大外径の部分がガイドスリーブの内周面に圧接
しているので、広い範囲において開閉体をフリー
ストツプさせることができ、しかも開閉体を小な
る力で開くことがでる。
また中間部材がベース部材とアーム部材との枢
着部よりも開閉体全閉時の自由端側に寄つたベー
ス部材部分に一端側を枢着され、他端側がアーム
部材に対してそのほぼ長手方向に摺動自在に枢着
されており、しかもこの中間部材の他端側が圧縮
コイルばねによつて加圧されることにより開閉体
のフリーストツプ機能が得られるように構成され
ているため、開閉体を開いた状態での圧縮コイル
ばねを、開閉体側に近づけた位置に配置でき、ヒ
ンジをコンパクトに構成することができる。
着部よりも開閉体全閉時の自由端側に寄つたベー
ス部材部分に一端側を枢着され、他端側がアーム
部材に対してそのほぼ長手方向に摺動自在に枢着
されており、しかもこの中間部材の他端側が圧縮
コイルばねによつて加圧されることにより開閉体
のフリーストツプ機能が得られるように構成され
ているため、開閉体を開いた状態での圧縮コイル
ばねを、開閉体側に近づけた位置に配置でき、ヒ
ンジをコンパクトに構成することができる。
しかも、圧縮コイルばねをガイド軸とガイドス
リーブのまわりに巻回し、かつこれらのばねとガ
イド軸とガイドスリーブをアーム部材に収容した
ため、これらの要素が占めるスペースを小さく留
めることができ、これによつてもヒンジのコンパ
クト化を達成できる。
リーブのまわりに巻回し、かつこれらのばねとガ
イド軸とガイドスリーブをアーム部材に収容した
ため、これらの要素が占めるスペースを小さく留
めることができ、これによつてもヒンジのコンパ
クト化を達成できる。
第1図は本発明に係るヒンジを装着した開閉体
と本体を示す部分破断斜視図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は開閉体が中間位置に達
したときの第2図と同様な断面図、第4図は開閉
体が全閉位置に達したときの第2図と同様な断面
図、第5図は実質上第1図と異なることのないヒ
ンジを示す斜視図、第6図a,bはガイド軸とガ
イドスリーブの作用を説明する図、第7図は従来
の開閉体のヒンジを簡略化して示した説明図であ
る。 1…ヒンジ、2…開閉体、3…本体、4…アー
ム部材、6…ベース部材、14…圧縮コイルば
ね、15…ガイドスリーブ、16…ガイド軸、1
9…中間部材、22…スライドピン、23…スロ
ツト、24…ばね受け部材、27…割り。
と本体を示す部分破断斜視図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は開閉体が中間位置に達
したときの第2図と同様な断面図、第4図は開閉
体が全閉位置に達したときの第2図と同様な断面
図、第5図は実質上第1図と異なることのないヒ
ンジを示す斜視図、第6図a,bはガイド軸とガ
イドスリーブの作用を説明する図、第7図は従来
の開閉体のヒンジを簡略化して示した説明図であ
る。 1…ヒンジ、2…開閉体、3…本体、4…アー
ム部材、6…ベース部材、14…圧縮コイルば
ね、15…ガイドスリーブ、16…ガイド軸、1
9…中間部材、22…スライドピン、23…スロ
ツト、24…ばね受け部材、27…割り。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 開閉体が装着される本体側に取付けられたベ
ース部材と、 該ベース部材に枢着され、その枢着部から開閉
体自由端側へ延び、かつ開閉体全閉時に本体側を
向く側の開閉体面に固定されたアーム部材と、 前記枢着部よりも、開閉体全閉時の開閉体自由
端側に寄つたベース部材部分に一端側を枢着さ
れ、他端側が、前記アーム部材のほぼ長手方向に
形成されたスロツトに摺動自在に嵌合したスライ
ドピンを介して、該アーム部材に対してそのほぼ
長手方向に摺動自在に枢着されていて、前記一端
側を中心として前記開閉体と同じ向きに回動可能
な中間部材と、 前記アーム部材に収容され、かつ開閉体自由端
側の一方の端部がアーム部材に取付けられている
ガイド軸と、 アーム部材に収容され、かつ該アーム部材の前
記枢着部側の一方の端部が、前記スライドピンを
介して前記中間部材の他端側に枢着されているガ
イドスリーブと、 前記アーム部材に収容され、かつ前記中間部材
の他端側を加圧して、アーム部材を含めた開閉体
側の自重により開閉体に作用する閉方向のモーメ
ントに反発して開閉体を開く方向に付勢する圧縮
コイルばねとを具備し、 該圧縮コイルばねが、前記ガイド軸とガイドス
リーブのまわりに巻回され、該ばねの一端が前記
中間部材の他端側に圧接し、、該ばねの他端は、
開閉体自由端側のアーム部材の端部に付設された
ばね受け部材に圧接し、 前記ガイド軸の他方の端部が、前記ガイドスリ
ーブの他方の端部にテレスコープ状に嵌合し、該
ガイド軸の他方の端部には割りが形成されてガイ
ドスリーブの一方の端部の側へ向けてほぼハの字
状に開き、その最大外径の部分がガイドスリーブ
の内周面に弾性的に圧接している、 開閉体用のヒンジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19166683A JPS6085176A (ja) | 1983-10-15 | 1983-10-15 | 開閉体用のヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19166683A JPS6085176A (ja) | 1983-10-15 | 1983-10-15 | 開閉体用のヒンジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6085176A JPS6085176A (ja) | 1985-05-14 |
| JPH0420072B2 true JPH0420072B2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=16278432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19166683A Granted JPS6085176A (ja) | 1983-10-15 | 1983-10-15 | 開閉体用のヒンジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6085176A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0453961Y2 (ja) * | 1987-03-25 | 1992-12-18 | ||
| JP5161031B2 (ja) * | 2008-10-27 | 2013-03-13 | 株式会社サトー知識財産研究所 | プリンターカバー用ダンパー装置 |
| JP6341567B2 (ja) * | 2014-07-24 | 2018-06-13 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | ヒンジ装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS566274A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-22 | Ricoh Co Ltd | Original press-contact device of copying machine |
| JPS58149738U (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-07 | 日本発条株式会社 | バランサ−部材の取付構造 |
| JPS59165786A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 開閉体の釣り合わせ装置 |
-
1983
- 1983-10-15 JP JP19166683A patent/JPS6085176A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6085176A (ja) | 1985-05-14 |
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