JPH04208489A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH04208489A
JPH04208489A JP2339665A JP33966590A JPH04208489A JP H04208489 A JPH04208489 A JP H04208489A JP 2339665 A JP2339665 A JP 2339665A JP 33966590 A JP33966590 A JP 33966590A JP H04208489 A JPH04208489 A JP H04208489A
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JP
Japan
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polyvinyl alcohol
vinyl acetate
graft polymer
heat
recording material
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JP2339665A
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English (en)
Inventor
Hisao Maruyama
丸山 久男
Masahiko Kitajima
北嶋 正彦
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Kanebo NSC KK
Original Assignee
Kanebo NSC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感熱複写紙、感熱記録紙、POSシステム用
のラベル等に用いられる感熱記録材料に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
感熱記録材料は、単に、サーマルヘッドで加熱するだけ
で記録が印刷されるため、図書および文書等の複写はも
ちろん、電子計算機、ファクシミリ、各種計測器の出力
記録、ならびに乗車券等の書き込み、あるいはスーパー
マーケット等の商店における商品管理のPOSシステム
用のラベルとして汎用されている。この感熱記録材料は
、通常、普通紙9合成紙、プラスチックフィルムおよび
金属蒸着紙等の支持体上に、加熱によって発色画像を形
成しうる感熱発色層を形成することにより構成されてい
る。上記感熱発色層の形成用組成物としては、ラクトン
環等を有するロイコ染料と、このロイコ染料に対する顕
色性物質を含有するものが、得られる画像の色調が鮮明
であることから特に有用ものとして用いられている。そ
して、二の感熱記録材料を使用したものとして、例えば
、上記POSシステム用のラベルがあげられる。このP
OSシステムは、感熱記録材料に、商品に関する情報を
バーコードとして印字し、それをラベルとして商品に添
付し、商品の販売時にバーコードリーダーでバーコード
を読み取り、コンピューターでその商品に関する情報を
集中管理するシステムである。このPOSシステム用ラ
ベルとして用いられる上記感熱記録材料には、下記の2
つの特性が要求される。
■ 耐可塑剤性 店頭には、・塩化ビニル製ラップフィルムで包装された
商品の上にPOSラベルを添付したものが、順次積み重
ねられる。したがって、POSラベルと上記塩化ビニル
製ラップフィルムが接触することにより、ラップフィル
ム中の可塑剤の作用の結果、POSラベルの感熱発色層
が消色してはならない。
■ 耐水性 上記のようなPOSラベルが添付されたものを冷蔵庫等
に出し入れする場合、結露水等によりPOSラベルの感
熱発色層が消色してはならない。
また、感熱発色層が剥離してはならない。
従来から、上記感熱記録材料の感熱発色層形成用組成物
に含有される結着剤として、またその保護層を形成する
樹脂として、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子物
質があげられ、さらに上記ポリビニルアルコールと架橋
剤、例えばグリオキザール、ホルマリン、クロムミョウ
ンバン、メラミンーホルマリン樹脂等を組み合わせたも
のがあげられる。しかし、上記ポリビニルアルコール等
のような水溶性高分子は、耐水性が乏しいため、通常、
グリオキザール等の耐水化剤が併用される。
このように、耐水化剤を併用すると、耐水性は向上する
ものの、これを併用したものは、増粘2発泡により作業
性が低下するという問題が生じる。
一方、上記感熱発色層形成用組成物に含まれる結着剤と
して、アセトアセチル基を含有する水溶性高分子を用い
た感熱記録材料が開示されている(特開昭58−181
687号公報)、このように、結着剤としてアセトアセ
チル基を含有する水溶性高分子物質を用いたものは、結
着剤としてポリビニルアルコールを用いたものが有する
つぎの欠点、すわなち■感熱記録材料である感熱記録紙
とサーマルヘッドとの摩擦によりポリビニルアルコール
等のかすがサーマルヘッドに付着したり、■サーマルヘ
ッドと感熱記録紙が高温時に付着してしまうという、い
わゆるスティッキングの欠点。
等を解消することができるとされている。さらに、上記
配合物に、架橋剤あるいは耐水性化剤を加えた場合、作
業性等を低下させずに耐水性の向上効果が期待できると
されている。このようにすれば、ある程度の耐水性の向
上は期待できるものの、これを前記POSラベルとして
用いる場合には、未だ充分な性能を有しているとは云い
難い、また、耐可塑剤性に関しては、上記ポリビニルア
ルコール等の水溶性高分子物質を用いたものと同程度で
あり、POSラベルのバーコードが消色するという問題
は解決されていない。
他方、ポリビニルアルコール10〜60重量%(以下「
%」と略す)と、アクリルアミド、メタクリルアミド、
アクリロニトリル等のアクリル系単量体40〜90%と
のグラフト重合体を第1成分とし、架橋剤を第2成分と
する水溶液からなる塗被紙用バインダーも開示されてい
る(特開昭59−1796号公報)、この水溶液バイン
ダーは、耐水性の点では、前記の水溶性高分子物質と、
耐水化剤とを併用したものよりも改良されているが、こ
れをPOSラベルとして用いた場合、充分な耐水性を有
するとはいえない、特に、上記アクリル系単量体として
アクリルアミドを選択し、これとポリビニルアルコール
とを重合させた場合には、水溶性が強くなって耐水性が
低下するうえ、粘度が高くなるため塗工時の作業性が低
下する。したがって、作業性の向上を目的として粘度を
下げるためには、濃度を下げる必要があり、その結果、
塗工後の乾燥速度の低下を招くため、実用上問題がある
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、耐水
性、耐可塑剤性および作業性の全てに優れた感熱記録材
料の提供をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達するため、本発明は、支持体上に、ロイ
コ染料と、二〇ロイコ染料を熱時発色せしめる顕色剤と
、結着剤とを主成分とする感熱発色層形成用組成物を用
いて感熱発色層が形成された感熱記録材料であって、上
記結着剤に用いられる成分が下記の(A)成分を含有す
る感熱記録材料を第1の要旨とし、 (A)ポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合
体、ポリビニルアルコール−酢酸ビニル−アクリロニト
リルグラフト重合体、アセトアセチル化ポリビニルアル
゛コール−酢酸ビニルグラフト重合体、アセトアセチル
化ポリビニルアルコール−酢酸ビニル−アクリロニトリ
ルグラフト重合体の群から選ばれた少なくとも一つのグ
ラフト重合体のエマルジョン。
上記感熱記録材料の感熱発色層上に、さらに保護層形成
用組成物を用いて保護層が形成された感熱記録材料であ
って、上記保護層形成用組成物が下記の(A)成分を含
有する感熱記録材料を第2の要旨とする。
(A)ポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合
体、ポリビニルアルコール−酢酸ビニル−アクリロニト
リルグラフト重合体、アセトアセチル化ポリビニルアル
コール−酢酸ビニルグラフト重合体、アセトアセチル化
ポリビニルアルコール−酢酸ビニル−アクリロニトリル
グラフト重合体の群から選ばれた少なくとも一つのグラ
フト重合体のエマルジョン。
〔作用〕
すなわち、この発明者は、耐水性、耐可塑剤性および作
業性の全てに優れた感熱記録材料を得るために一連の研
究を重ねた。その研究の過程で、感熱発色層形成用成分
として用いられるポリビニルアルコール結着剤の優れた
耐可塑剤性を生かしたうえで、その欠点である耐水性お
よび塗工作業性を改良するために、先に述べた、ポリビ
ニルアルコールとアクリロアミド等のアクリル系単量体
とのグラフト重合体に着目した。この重合体を用いると
、塗工作業性は良好になるものの、先に述べたように、
耐水化剤を併用しても耐水性は劣る。
そこで、これを改良するため、さらに研究を重ねた結果
、ポリ酢酸ビニルが、ポリビニルアルコールと同等以上
の耐可塑剤性を有し、しかも耐水性に優れたポリマーで
あることを突き止めた。しかし、上記ポリ酢酸ビニルは
、感熱発色性および耐ステイツキング性が低い、そこで
、これらを改良しながら、ポリビニルアルコールの耐水
性および塗工作業性の向上を図ることを目的として、ポ
リビニルアルコールと酢酸ビニルとをグラフト重合し、
得られた重合体をエマルジョンの形で用いると、上記の
ような欠点のない優れた感熱発色層が得られることを見
出し本発明に到達した。さらに、上記感熱発色層の上に
、上記ポリビニルアルコールと酢酸ビニルのグラフト重
合体のエマルジョンを主体とする保護層を形成すること
により、−層耐水性、耐可塑剤性および塗工作業性の向
上を実現することができる。
つぎに、本発明の詳細な説明する。
本発明の感熱記録材料は、支持体と、この支持体上に形
成される感熱発色層を必須成分とする。
上記支持体としては、特に限定するものではなく、例え
ば、普通紙9合成紙、プラスチックフィルム、金属蒸着
紙等、層形成部材の各種材料があげられる。
上記支持体上に形成される感熱発色層は、ロイコ染料と
、このロイコ染料を熱時発色せしめる顕色剤と、結着剤
を主成分とする感熱発色層形成用組成物を用いて形成さ
れる。
上記ロイコ染料としては、トリフェニルメタン系ロイコ
染料、フルオラン系ロイコ染料等があげられる。具体的
には、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−
フタリド、3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル
)−6−シメチルアミノフタリド〔クリスタルバイオレ
ットラクトン)、3.3−ビス(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−6−ジブチルアミノフェニル、3.3−ビス
(p−ジメチルアミノフェニル)−6−チトラクロロフ
タリド、3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
−6−ニトロフタリド、3.3−ビス(p−ジブチルア
ミノフェニル)−フタリド、3−シクロヘキシルアミノ
−6−クロルフルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メ
チルフルオラン、3−ジメチルアミノ−5,7−シメチ
ルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
ブチルアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8−ベン
ズフルオラン、3−ビリジノー6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(0−クロル
アニリノ)フルオラン、3−N−メチル−N−アミルア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン等があげら
れ、単独でもしくは併せて用いられる。
上記ロイコ染料を熱時発色せしめる顕色剤としては、特
に限定するものではなく、従来公知のものがあげられる
が、例えば、ステアリン酸、サルチル酸、安息香酸、酒
石酸、クエン酸、コノ\り酸。
没食子酸、シュウ酸、ホウ酸、マレイン酸、0−ヒドロ
キシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステ
ル等の有機酸、4.4′−イソプロピリデンジフェノー
ル(ビスフェノールA)、2゜2′−メチレンビス(4
−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2.2’−メ
チレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)
、4.4’−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノ
ール。
)、4.4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジブロ
モフェノール)、4.4’−イソプロピリデンビス(2
−メチルフェノールL 4,4’ −イソプロピリデン
ビス(2−t−ブチルフェノール)、4−tert、−
ブチルフェノール、4−tert−オクチルフェノール
、4−tert−アミルフェノール、p−フェニルフェ
ノール、4゜4’−5ec−ブチリデンジフェノール、
4.4′−シクロヘキシリデンジフェノール等のフェノ
ール化合物等があげられ、単独でもしくは併せて用いら
れる。
上記顕色剤の配合量は、上記ロイコ染料100重量部(
以下1部」と略す)に対して200〜600部の範囲内
に設定するのが好ましい。
上記結着剤としては、ポリビニルアルコール−酢酸ビニ
ルグラフト重合体エマルジョン、ポリビニルアルコール
−酢酸ビニルーアクリロニ) IJルグラフト重合体エ
マルジョン、アセトアセチル化ポリビニルアルコール−
酢酸ビニルグラフト重合体エマルジョン、アセトアセチ
ル化ポリビニルアルコール−酢酸ビニル−アクリロニト
リルグラフト重合体エマルジョンがあげられ、単独でも
しくは併せて用いられる。上記ポリビニルアルコールと
しては、従来公知のものが用いられ、その重合度および
ケン化度は特に限定するものではない。
また、ポリビニルアルコールとしてアセトアセチル化ポ
リビニルアルコールを用いる場合、上記アセトアセチル
化ポリビニルアルコールとしては、従来公知のものが用
いられるが、平均重合度が300〜2000で、平均ケ
ン化度が70〜100モル%、アセトアセチル基含有量
が0.5〜10モル%のものを用いるのが好ましい。
上記結着剤が、ポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラ
フト重合体エマルジョンの場合、例えばつぎのようにし
て得られる。すなわち、ポリビニルアルコール水溶液中
に重合開始剤を添加し、60〜75℃に加温して撹拌し
ながら酢酸ビニルモノマーを2〜4時間かけて滴下し反
応させる。さらに、2〜4時間加熱を継続し、反応を充
分に行わさせた後、反応を完結させることにより濃度が
15〜50重量%(以下「%」と略す)のポリビニルア
ルコール−酢酸ビニルグラフト重合体エマルジョンが得
られる。
また、上記結着剤が、ポリビニルアルコール−酢酸ビニ
ル−アクリロニトリルグラフト重合体エマルジョンの場
合は、例えばつぎのようにして得られる。すなわち、上
記のようにして得られるポリビニルアルコール−酢酸ビ
ニルグラフト重合体エマルジョンを反応機に仕込み、シ
ード重合法により上記グラフト重合体エマルジョンをシ
ードとして、これに重合開始剤を添加し、60〜75℃
に加温して撹拌しながらアクリロニトリルモノマーを2
〜4時間かけて滴下し反応させる。この後は、上記と同
様にして濃度15〜50%のボ、リビニルアルコールー
酢酸ビニルーアクリロニトリルグラフト重合体エマルジ
ョンが得られる。
また、ポリビニルアルコールとして、アセトアセチル化
ポリビニルアルコールを用いる場合も上記2例と同様に
してグラフト重合体エマルジョンが得られる。
上記グラフト重合体における重合開始剤としては、過酸
化物があげられる。この過酸化物としては、特に限定す
るものではないが、通常、例えば過酸化水素、過硫酸ア
ンモニウム1.過硫酸カリウム等の水溶性のものが適し
ている。上記重合開始剤の使用量は、特に制限するもの
ではないが、反応モノマーに対して0.1〜0.3%の
範囲に設定するのが好ましい。
また、上記グラフト重合体において、ポリビニルアルコ
ール(X)と酢酸ビニル(Y)の配合割合は、重量比で
X/Y−40/60〜80/20の範囲に設定するのが
好ましい、すなわち、上記ポリビニルアルコールの配合
量が40%未満(酢酸ビニルが60%を超える)では、
ポリ酢酸ビニル樹脂の欠点である低感熱発色性および低
耐ステイツキング性が顕著になる傾向がみられる。逆に
、ポリビニルアルコールの配合量が80%を超える(酢
酸ビニルが20%未満)では、ポリビニルアルコールの
欠点である低耐水性および高粘度による作業性が低下す
るという傾向がみされるからである。また、上記ポリビ
ニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合体エマルジョ
ンとアクリロニトリルの配合割合は、ポリビニルアルコ
ール−酢酸ビニルグラフト重合体エマルジョンを60重
量%(以下「%」と略す)以上でアクリロニトリルを4
0%未満に設定するのが好ましく、特に好ましくはポリ
ビニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合体エマルジ
ョンが65%以上でアクリロニトリルが35%未満であ
る。すなわち、アクリロニトリルの配合量が40%を超
えると、ポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重
合体エマルジョンの有する耐可塑剤性および耐水性が低
下する傾向がみられるからである。
さらに、本発明に用いられる感熱発色層形成用組成物に
は、上記各成分以外に必要に応じて架橋剤、充填剤およ
びサーマルヘッド融着防止のためにワックス等が適宜配
合される。
上記架橋剤としては、水溶性で、上記重合体水溶液との
混和安定性がよく、支持体上に塗工して乾燥させる場合
感熱発色を起こさない比較的低温雰囲気下で架橋反応を
進めるものが用いられる。
例えば、グリオキザール、グルタルアルデヒド。
ジアルデヒド澱粉、尿素系樹脂、ホルマリン樹脂。
メラミン樹脂等があげられ、単独でもしくは併せて用い
られる。上記架橋剤(Q)とグラフト重合体エマルジョ
ン(R)との配合割合は、混合塗工液としての可使時間
と支持体上に塗工されて感熱発色層となった際の性能と
のバランスから有効成分比でQ/R−1/10〜?/1
0(重量比)に設定するのが好適である。また、充填剤
としては、炭酸カルシウム、タルク、酸化チタ、ン、ク
レー。
カオリン等の無機質充填剤、ポリスチレン等の合成樹脂
等があげられ、単独でもしくは併せて用いられる。
先に述べた感熱発色層形成用組成物は、前記ロイコ染料
、顕色剤、結着剤、および必要に応じてその他の添加剤
、例えば充填剤および架橋剤等を配合し混合することに
より得られる。上記ロイコ染料、顕色剤および充填剤(
E成分)と結着剤(F成分)の混合時の配合割合は、乾
燥重量比でE: F−1: 0.1−1 : 0.3の
範囲に設定するのが好ましい、すなわち、結着剤の配合
比が0.1を下回ると結着力が低下し結着剤本来の性能
を失い、逆に0.3を上回ると発色感度が低下する傾向
がみられるからである。
本発明の感熱記録材料は、上記原材料を用い、例えばつ
ぎのようにして製造される。すなわち、まず、結着剤を
上記製法にしたがい作製し、作製された結着剤を用いて
液状の感熱発色層形成組成物を作製する。つぎに、支持
体上に、上記感熱発色層形成用組成物を塗布し乾燥させ
て、感熱発色層を形成することにより製造される。
さらに、上記のようにして作製された感熱記録材料の感
熱発色層上に保護層を形成すると、−層耐可塑剤性およ
び耐水性に優れたものが得られる。
上記保護層を形成する組成物としては、上記結着剤と同
様のものがあげられる。そして、保護層を形成する場合
の保護層形成用組成物の固形分塗布量は、乾燥重量比で
7g/rrf以下に設定するのが好ましく、特に好まし
くは4g/nfである。すなわち、塗布量が7g/rr
rを超えると耐可り削性および耐水性は向上するが、逆
に発色感度が低下してしまう傾向がみられるからである
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の感熱記録材料は、ポリビニルア
ルコールと酢酸ビニルとのグラフト重合体エマルジョン
を含む結着剤が含有された特殊な組成物により支持体上
に感熱発色層が形成されているため、耐水性、耐可塑剤
性および作業性に優れている。さらに、上記感熱発色層
上に、上記結着剤と同様の成分からなる特殊な組成物を
用いて保護層を形成することにより、−層優れた耐水性
耐可塑剤性および作業性等の特性が付与される。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〕 (結着剤用樹脂の作製) 水750重量部(以下r部」と略す)に、ケン化度85
〜90%1重合度500のポリビニルアルコール250
部を溶解した水溶液を反応機に投入し、撹拌、加熱して
過硫酸カリウム0.2部を添加し65℃に保持した。こ
の溶液に、酢酸ビニルモノマー167部を2時間かけて
滴下し75℃で反応させた。つぎに、酢酸とニルモノマ
ーが全量滴下された後、過硫酸カリウムを0.2部加え
、70℃で4時間完結反応を行わせることによりポリビ
ニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合体エマルジョ
ンを得た。このポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラ
フト重合体エマルジョンの濃度は35%で、粘度は70
00cpsであった。このグラフト重合体エマルジョン
を水で希釈することによりグラフト重合体の濃度を10
%となるよう調整した。
(感熱発色層形成用組成物の作製) 下記に示す割合で下記に示す成分を配合し混合すること
によりA液およびB液を調整した。
〈A液〉 クリスタルバイオレットラクトン   3 部上記グラ
フト重合体エマルジョン水希釈溶液20部 水                     30 
部(B液) 4.4′−イソプロピリデンジフェノール12部 上記グラフト重合体エマルジョン水希釈溶液25部 炭酸カルシウム           2.5部水  
                   20 部上記
A液およびB液をそれぞれ別々にボールミルで16時間
かけて粉砕1分散して調整した。さらに、上記A液およ
びB液それぞれに、架橋剤として15%グリオキシザー
ル水溶液を10部を添加し混合、撹拌した。ついで、2
5%アンモニア水でpH7に調整することにより感熱発
色層形成用溶液を作製した。
上記感熱発色層形成用溶液を、目付50g/Trrの上
質紙表面にワイヤーバーを用いて塗布し、乾燥させて付
着量6g/nfの感熱発色層を形成することにより感熱
記録材料を得た。
〔実施例2〕 実施例1で得られた感熱記録材料の感熱発色層上に、上
記実施例1で作製したグラフト重合体エマルジョン水希
釈溶液100部に対して架橋剤7゜5部の割合で配合し
た保護層形成用溶液を塗布し乾燥して付着量3g/nf
の保護層を形成することにより感熱記録材料を得た。
〔実施例3〕 (結着剤用樹脂の作製) 水375部に、ケン化度85〜90%9重合度500の
ポリビニルアルコニル49部を溶解した水溶液を反応機
に投入し、撹拌、加熱して過硫酸カリウム0.1部を添
加し65℃に保持した。二の溶液に、酢酸ビニルモノマ
ー21部を2時間かけて滴下し70℃で反応させた。つ
ぎに、酢酸ビニル七ツマ−が全量滴下された後、過硫酸
カリウムを0.1部加え1.70℃で4時間反応を行わ
せることによりポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラ
フト重合体エマルジョンを得た。このポリビニルアルコ
ール−酢酸ビニルグラフト重合体エマルジョンを60℃
に冷却し、これに過硫酸カリウム0゜1部加え65℃に
する。そして、アクリロニトリルモノマー30部を2時
間かけて滴下し反応させた。このときの反応温度は70
℃とする。そして、上記アクリロニトリルモノマーを全
量滴下させた後、過硫酸カリウムを0.1部加え、70
℃で4時間完結反応させることによりポリビニルアルコ
ール−酢酸ビニル−アクリロニトリルグラフト重合体エ
マルジョンを得た。このポリビニルアルコール−酢酸ビ
ニル−アクリロニトリルグラフト重合体エマルジョンの
濃度は21%で、粘度は400cpsであった。このグ
ラフト重合体エマルジョンを水で希釈することによりグ
ラフト重合体の濃度を10%となるよう調整した。
そして、上記グラフト重合体エマルジョン水希釈溶液を
用い、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
〔実施例4〕 実施例3で得られた感熱記録材料の感熱発色層上に、上
記実施例3で作製したグラフト重合体エマルジョン水希
釈溶液100部に対して架橋剤7゜5部の割合で配合し
た保護層形成用溶液を塗布し乾燥して付着量3g/rd
の保護層を形成することにより感熱記録材料を得た。
〔実施例5〕 (結着剤用樹脂の作製) 水696部に、ケン化度98%9重合度1100、アセ
トアセチル基含有量6モル%のアセトアセチル化ポリビ
ニルアルコール104部を溶解した水溶液を反応機に投
入し、撹拌、加熱して過硫酸カリウム0.1部を添加し
65℃に保持した。この溶液に、酢酸ビニルモノマー6
9部を2時間かけて滴下し70℃で反応させた。つぎに
、酢酸ビニルモノマーが全量滴下された後、過硫酸カリ
ウムを0.1部加え、70℃で4時間完結反応を行わせ
ることによりアセトアセチル化ポリビニルアルコール−
酢酸ビニルグラフト重合体エマルジョンを得た。このポ
リビニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合体エマル
ジョンの組成は、アセトアセチル化ポリビニルアルコー
ル60%、酢酸ビニル40%であった。また、この濃度
は19%で、粘度は3300cpsであった。このグラ
フト重合体エマルジョンを水で希釈することによりグラ
フト重合体の濃度を10%となるよう調整した。
そして、上記グラフト重合体エマルジョン水希釈溶液を
用い、実施例4と同様にして感熱記録材料を得た。この
ときの保護層の付着量は3g10fであった。
〔実施例6〕 (結着剤用樹脂の作製) 水216部にケン化度85〜90%9重合度500のポ
リビニルアルコール72部を溶解した水溶液および水5
13部に、ケン化度98%9重合度1100.アセトア
セチル基含有量6モル%のアセトアセチル化ポリビニル
アルコール8部を溶解した水溶液を反応機に投入し、撹
拌、加熱して過硫酸カリウム0.1部を添加し65℃に
保持した。
この溶液に、酢酸ビニル七ツマー60部を2時間かけて
滴下し70℃で反応させた。つぎに、酢酸ビニルモノマ
ーが全量滴下された後、過硫酸カリウムを0.1部加え
、70℃で4時間完結反応を行わせることによりアセト
アセチル化ポリビニルアルコ−)l/−酢酸ビニルグラ
フト重合体エマルジョンを得た。このアセトアセチル化
ポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合体エマ
ルジョンを65℃に冷却し、この温度下において過硫酸
カリウム0.1部加える。そして、アクリロニトリルモ
ノマー60部を2時間かけて滴下し反応させた。
このときの反応温度は70℃とする。そして、上記アク
リロニトリルモノマーを全量滴下させた後、過硫酸カリ
ウムを0.1部加え、70℃で4時間完結反応させるこ
とによりアセトアセチル化ポリビニルアルコール−酢酸
ビニル−アクリロニトリルグラフト重合体エマルジョン
を得た。このアセトアセチル化ポリビニルアルコール−
酢酸ビニル−アクリロニトリルグラフト重合体エマルジ
ョンの濃度は20%で、粘度は300cpsであった。
このグラフト重合体エマルジョンを水で希釈することに
よりグラフト重合体の濃度を10%となるよう調整した
そして、上記グラフト重合体エマルジョン水希釈溶液を
用い、実施例5と同様にして感熱記録材料を得た。この
ときの保護層の付着量は3g/rrfであった。
(比較例1) ポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合体エマ
ルジョンをケン化度85〜90%1重合度500のポリ
ビニルアルコールに代えた。それ以外は実施例2と同様
にして保護層の形成された感熱記録材料を得た。
〔比較例2〕 下記に示す重量割合で各成分が含有されたバインダーを
作製した。    ′ ポリビニルアルコール       40 %アクリル
アミド           47.5%アクリロニト
リル          12.5%ポリビニルアルコ
ール−酢酸ビニル−アクリロニトリルグラフト重合体エ
マルジョンを上記バインダーに代えた。それ以外は実施
例4と同様にして保護層の形成された感熱記録材料を得
た。−〔比較例3〕 ポリビニルアルコール−酢酸ビニル−アクリロニトリル
グラフト重合体エマルジョンをポリビニルアルコール5
0部、アクリルアミド50部を混合してなるグラフト共
重合物に代えた。それ以外は実施例4と同様にして感熱
記録材料を得た。
〔比較例4〕 ポリビニルアルコール−酢酸ビニル−アクリロニトリル
グラフト重合体エマルジョンをポリビニルアルコール5
0部、アクリルアミド50部を混合し、てなるグラフト
重合体エマルジョンに代えた。それ以外は実5施例4と
同様にして感熱記録材料−を得た。
〔比較例5〕 ケン化度85〜90%1重合度500のポリビニルアル
コールを、ケン化度98%1重合度1100、アセトア
セチル基含有量6モル%のアセトアセチル化ポリビニル
アルコールに代え−た。それ以外は比較例1と同様にし
て感熱記録材料を得た。
このようにして得られた実施例品および比較例品を用い
、その発色性、耐可塑剤性および耐水性を下記の測定方
法により測定し評価した。その結果を後記の表に示した
(発色性) サーマルヘッドプリンターでバーコードパターンを発色
させ、その濃度をマクベス反射濃度針を用いて測定した
(耐可塑剤性) 上記発色性テストでバーコードパターンが形成されたサ
ンプルを、食品用塩化ビニルラップフィルムで被覆し、
40℃雰囲気下で150 g/cjの荷重をかけた。そ
して、24時間後の発色部の発色状態を目視し下記の基
準にしたがい評価した。
O・・・発色部の消色は皆無で、完全な形でバーコード
パターンが残存していた。
○・・・発色部の消色は僅かにあるが、バーコードパタ
ーンを判読するには問題は生じない。
△・・・発色部の消色は相当あるが、バーコードパター
ンの判読はかろうじて可能である。
×・・・発色部の消色がひどく、バーコードパターンの
判読が不可能である。
(耐水性) (a)湿潤摩擦・・・感熱記録材料表面に水を一滴滴下
し人指し指で50往復擦った。このと きの表面状態を目視し下記の基準に したがい評価した。
◎・・・50往復擦っても表面が剥がれたり、樹脂が溶
出してぬめり感が出たりしなかった。
○・・・30往復擦っても表面が剥がれたり、樹脂が溶
出してぬめり惑が出たりしなかった。
△・・・15〜30往復擦る間に樹脂が溶出してぬめり
惑はでるか、あるいは表面剥がれが生じた。
×・・・15往復擦るまでに樹脂が溶出してぬめり感が
出たり、あるいは表面剥がれが生じた。
伽)浸漬剥離・・・発色性テストで得たサンプルを20
℃の水に24時間浸漬した後の感熱 記録材料表面状態を目視し下記の基 準にしたがい評価した。
■・・・表面状態が全く変化なく、印字状態も良好であ
った。
O・・・表面状態が若干悪化しているが、印字自体は判
読可能である。
Δ・・・表面状態が悪く、印字は残存しているが判読が
し難い。
×・・・感熱発色層が剥離してしまい、判読が不可能で
ある。
(以下余白) 上記表の結果から、比較例品は発色性、耐可塑剤性およ
び耐水性のいずれがかが悪いものである。
これに対して実施例品は、全ての特性に優れた結果が得
られた。このことから、実施例品は優れた発色性、耐可
塑剤性および耐水性を備えていることがわかる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、ロイコ染料と、このロイコ染料を熱
    時発色せしめる顕色剤と、結着剤とを主成分とする感熱
    発色層形成用組成物を用いて感熱発色層が形成された感
    熱記録材料であつて、上記結着剤に用いられる成分が下
    記の(A)成分を含有することを特徴とする感熱記録材
    料。 (A)ポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合
    体、ポリビニルアルコール−酢 酸ビニル−アクリロニトリルグラフト重 合体、アセトアセチル化ポリビニルアル コール−酢酸ビニルグラフト重合体、ア セトアセチル化ポリビニルアルコール− 酢酸ビニル−アクリロニトリルグラフト 重合体の群から選ばれた少なくとも一つ のグラフト重合体のエマルジョン。
  2. (2)(A)成分のグラフト重合体のエマルジョンが、
    架橋剤を含有している請求項(1)記載の感熱記録材料
  3. (3)請求項(1)記載の感熱記録材料の感熱発色層上
    に、さらに保護層形成用組成物を用いて保護層が形成さ
    れた感熱記録材料であつて、上記保護層形成用組成物が
    下記の(A)成分を含有することを特徴とする感熱記録
    材料。 (A)ポリビニルアルコール−酢酸ビニルグラフト重合
    体、ポリビニルアルコール−酢 酸ビニル−アクリロニトリルグラフト重 合体、アセトアセチル化ポリビニルアル コール−酢酸ビニルグラフト重合体、ア セトアセチル化ポリビニルアルコール− 酢酸ビニル−アクリロニトリルグラフト 重合体の群から選ばれた少なくとも一つ のグラフト重合体のエマルジョン。
  4. (4)(A)成分のグラフト重合体のエマルジョンが、
    架橋剤を含有している請求項(3)記載の感熱記録材料
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015143005A (ja) * 2013-12-26 2015-08-06 日本合成化学工業株式会社 感熱記録媒体

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