JPH04209634A - フィルム塗被シート - Google Patents
フィルム塗被シートInfo
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- JPH04209634A JPH04209634A JP2400440A JP40044090A JPH04209634A JP H04209634 A JPH04209634 A JP H04209634A JP 2400440 A JP2400440 A JP 2400440A JP 40044090 A JP40044090 A JP 40044090A JP H04209634 A JPH04209634 A JP H04209634A
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- Japan
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- film
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明はフィルム塗被シートに関
し、特に半透明化したフィルム塗被シートとして、トレ
ーシング風に利用するものである。 [0002] 【従来の技術1近年、各種カタログのビジュアル化、カ
ラー化、高級化指向が進んでいる。とりわけ自動車、化
粧品、住宅等の絵柄のイメージアップを図る一環として
、従来の高級アート紙やマット調の塗被紙を使用したも
のから、さらに格調や上品さを意識したカタログとして
トレーシング風のシートが利用され始めた。 [0003]ところで、これらのカタログに使用される
トレーシング紙は湿度変化や周辺の環境条件によりボコ
ツキが発生したり、オフセット印刷時の湿し水によりボ
コツキや皺が発生する等の難点を抱えている。他方、合
成紙でトレーシング風に仕上げたシートもあるが、これ
らは印刷後のインキ乾燥性が劣ったり、高沸点石油系の
溶剤がインキ中に含まれる場合には、溶剤によりシート
が膨潤し、ボコツキ発生の原因となる等、種々欠点を抱
えているのが実情である。 [0004] 【発明が解決しようとする課題】上記の如き実情から、
本発明者等はカタログ等として利用されるトレーシング
風の樹脂性シート(フィルム)の改良に関して、鋭意検
討を重ねた。その結果、透明フィルムの両面に印刷適性
のある特定の顔料塗被層を設け、トレーシング風に半透
明化することによって、現状のトレーシング及びトレー
シング風フィルムが抱えている上記の如き難点をことご
とく改良できることがわかった。 [0005]
し、特に半透明化したフィルム塗被シートとして、トレ
ーシング風に利用するものである。 [0002] 【従来の技術1近年、各種カタログのビジュアル化、カ
ラー化、高級化指向が進んでいる。とりわけ自動車、化
粧品、住宅等の絵柄のイメージアップを図る一環として
、従来の高級アート紙やマット調の塗被紙を使用したも
のから、さらに格調や上品さを意識したカタログとして
トレーシング風のシートが利用され始めた。 [0003]ところで、これらのカタログに使用される
トレーシング紙は湿度変化や周辺の環境条件によりボコ
ツキが発生したり、オフセット印刷時の湿し水によりボ
コツキや皺が発生する等の難点を抱えている。他方、合
成紙でトレーシング風に仕上げたシートもあるが、これ
らは印刷後のインキ乾燥性が劣ったり、高沸点石油系の
溶剤がインキ中に含まれる場合には、溶剤によりシート
が膨潤し、ボコツキ発生の原因となる等、種々欠点を抱
えているのが実情である。 [0004] 【発明が解決しようとする課題】上記の如き実情から、
本発明者等はカタログ等として利用されるトレーシング
風の樹脂性シート(フィルム)の改良に関して、鋭意検
討を重ねた。その結果、透明フィルムの両面に印刷適性
のある特定の顔料塗被層を設け、トレーシング風に半透
明化することによって、現状のトレーシング及びトレー
シング風フィルムが抱えている上記の如き難点をことご
とく改良できることがわかった。 [0005]
【課題を解決するための手段】本発明は、透明フィルム
シートの両面に、顔料と接着剤を主成分とする塗被層を
設けてなるフィルム塗被シートにおいて、顔料として平
均粒子径が1.5〜10μmである炭酸カルシウムを5
0〜100重量%含有せしめ、更にフィルム塗被シート
の不透明度が20〜60%であり、且つ該フィルム塗被
シートに印刷した後の印刷画像の印刷面及びその裏面に
おけるインキ濃度差が36%以上であることを特徴とす
るフィルム塗被シートである。 [0006]
シートの両面に、顔料と接着剤を主成分とする塗被層を
設けてなるフィルム塗被シートにおいて、顔料として平
均粒子径が1.5〜10μmである炭酸カルシウムを5
0〜100重量%含有せしめ、更にフィルム塗被シート
の不透明度が20〜60%であり、且つ該フィルム塗被
シートに印刷した後の印刷画像の印刷面及びその裏面に
おけるインキ濃度差が36%以上であることを特徴とす
るフィルム塗被シートである。 [0006]
【作用】先ず、本発明において、透明フィルム上に設け
られる塗被層を構成する顔料について述べる。顔料の主
たる役割は印刷適性、即ちインキ吸収性の付与、透明フ
ィルムを不透明化し、印刷絵柄を鮮明にする。更に、フ
ィルムシート全体を嵩高くして艶消しの表面状態にして
品位及び高級感を付与する等の目的を有する。 [0007]印刷インキの吸収性を上げるために、塗工
用顔料に要求される物性としては、例えばアマニ油の吸
油量の大きな顔料であること、平均粒子径ができるだけ
小さいこと、又は顔料塗被液の塗被量を多くすること等
が挙げられる。 [0008]さらに、トレーシング風の半透明化−即ち
、完全不透明ではなく、半年透明化、具体的には透明フ
ィルムの両面に塗被層を設けて不透明度で20〜60%
程度に特定するものである。因みに、不透明度が20%
未満の場合は印刷絵柄や文字等が透けてしまい、鮮明さ
に欠ける嫌いがあり、他方60%を越えるとトレーシン
グ風の様相が無くなり、格調や上品さに欠けることにな
る。 (00091そして、このような半透明化フィルムを得
るには屈折率の小さい顔料を用いて、その平均粒子径を
大きくするか、又は極端に小さくするか、或いは塗被量
を少なくする等の対策が必要である。一方、シートに重
厚感を与えるためには粒子径の大きな顔料を使用するこ
とが必要である。また、フィルムに品位の高い高級感を
付与するためには片面印刷用にもかかわらず、敢えて両
面に塗被層を設けてマット調にする必要がある。 [00101上記の如き背景から、本発明者等は二律背
反的な要素を満足させるための顔料の条件について、鋭
意検討を加えた結果、透明フィルムの両面に設ける塗被
層の顔料組成として炭酸カルシウムを使用し、且つその
平均粒子径を1.5〜10μmに特定することにより、
本発明が所望する優れた効果の得られることが判った。 即ち、本発明において、塗被層の顔料組成として、例え
ば炭酸カルシウム以外の顔料を使用した場合、インキ吸
収性と嵩高いフィルム塗被シートを得ることができても
、フィルム塗被シートの不透明度が高くなり過ぎたり、
或いはインキ吸収性と不透明度が満足できても重厚感に
欠けたり、又はフィルム外観としてマット調の品質が得
られないといったように、本発明が所望する効果の一部
分は満足できても、重要な特性効果の全てを満足するこ
とができなかった。 [0011]Lかしながら、主顔料(全顔料のうち、5
0〜100重量%を占める)として炭酸カルシウムを使
用し、その平均粒子径を145〜10μmに特定するこ
とによって、インキ吸収性が良く、且つ適度に不透明化
して品位を高めて高級感を付与することができ、全く予
期しなかった優れた効果のあることが判り、遂に本発明
を完成するに至った。 [0012]炭酸カルシウムは、一般に重質炭酸カルシ
ウムと軽質炭酸カルシウムに分けられるが、本発明の場
合、重質炭酸カルシウムが特にこのましい。そして、そ
の平均粒子径については、因みに1.5μm未満の場合
には、フィルム塗被シートの重厚感が不足し、他力10
μmを越えると印刷絵柄のインキ濃度が低下してしまう
等の難点を有するので、平均粒子径を145〜10μm
に規定するものである。また、炭酸カルシウムの配合量
も重要であり、因みに全顔料の50重量%未満の場合に
は不透明度が高くなり過ぎる傾向があり、且つ塗被シー
トの重厚感(嵩高さ)が薄らいでしまう。 [0013]炭酸カルシウムの平均粒子径は以下の方法
により測定して定められる値である。即ち、分散剤とし
てポリアクリル酸ナトリウムを炭酸カルシウム(固形分
)に対し0.5重量%添加し、固形分濃度が2〜3重量
%の炭酸カルシウムの分散液を調製し、温度30〜35
℃の状態で超音波分散器により5分間分散させて、重力
沈降法(商品名:セディグラフ5000−01/島津製
作所製、炭酸カルシウムの比重を2.7とした)により
粒度重量分布を測定し、得られた粒度重量分布から50
重量%時の法相当直径を炭酸カルシウムの平均粒子径と
した。 [0014]また、本発明は片面印刷用にかかわらずフ
ィルム両面に塗被層を設けることが特徴であり、フィル
ム塗被シートの片面に印刷した印刷絵柄がその裏面に透
き通らないようにするためには、フィルム両面に塗被層
を設けることが必要である。具体的にはフィルム塗被シ
ートの片面に印刷した後の印刷面及びその裏面における
各インキ濃度を測定し、その差を36%以上に特定する
ことによって半透明印刷シートに高品位の艶消し調の高
級感を付与するものである。因みに、そのインキ濃度差
が36%未満の場合は印刷絵柄や印刷文字等が透けてし
まい、所望とする高級感が得られない。なお、透明フィ
ルムの片面だけに塗被した場合、36%以上のインキ濃
度差を得ることはできても、フィルム面の光沢が高すぎ
て艶消し調のフィルム塗被シートを得ることができない
。 [0015]なお、本発明において、塗被層を形成する
顔料としては、炭酸カルシウム(重質炭酸カルシウム、
及び軽質炭酸カルシウム)以外に他の無機顔料や有機顔
料を併用することも、勿論できる。そのような顔料とし
ては、例えばカオリン、焼成カオリン、タルク、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化
亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、
水酸化アルミニウム、珪藻土、珪酸マグネシウム、アル
ミナ、リトポン酸等の無機顔料やプラスチックピグメン
ト、マイクロカプセル等の有機微粒子等が挙げられる。 [0016]次ぎに、塗被層に使用される接着剤として
は、例えば水溶性高分子接着剤である、酸化澱粉、エー
テル化澱粉、エステル化澱粉、デキストリン等の澱粉類
、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大
豆蛋白、ポリビニルアルコール及びその誘導体、また、
熱可塑性樹脂である、例えば無水マレイン酸樹脂、スチ
レン・ブタジェン共重合体、メチルメタクリレート、ブ
タジェン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテックス、
(メタ)アクリル酸エステルの重合体や共重合体等の
アクリル系重合体ラテックス、エチレン酢酸ビニル共重
合体等のビニル系重合体ラテックス、これらの各種重合
体にカルボキシル基等の官能基を導入した官能基変性重
合体ラテックス、ポリメチルメタクリレート、ポリウレ
タン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル、酢酸
ビニル共重合体、ポリブチラール、アルキド樹脂等の合
成樹脂系接着剤が使用される。 [0017]これらの接着剤は顔料100部に対して2
〜50部、好ましくは5〜30部が用いられるが、特に
限定されるものではない。また、これらの接着剤の中で
も熱可塑性樹脂とエポキシ樹脂を併用することで塗被層
の耐水強度、接着強度をより効果的に改善することが可
能となり、屋外での使用にも耐えることのできる万能の
フィルム塗被シートを得ることができる。 [00181本発明において、熱可塑性樹脂と併用され
るエポキシ樹脂とは分子内に2個以上の反応性に富んだ
エポキシ基を有する化合物であるが、エピクロルヒドリ
ンのグリシジル化によって製造される水溶性のエポキシ
化合物が好ましく用いられる。 [0019]具体的にはグリコール、脂肪族多価アルコ
ールのジ又はポリグリシジルエーテル、ジカルボン酸の
ジグリシジルエステル、含窒素へテロ環を有するエポキ
シ化合物等が挙げられるが、これらの具体例としては、
例えばエチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエ
チレングリコールジグリシジルエーテル、トリエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル(n =5.9.13.23
等〕、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ジ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロ
ピレングリコールジグリシジルエーテル[n=3.7.
11等〕、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセ
ロールトリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパ
ントリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシ
ジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、
コハク酸ジグリシジルエステル、アジピン酸ジグリシジ
ルエステル、ジグリシジルジメチルヒダントレン、グリ
シジルトリメチルアンモニウムクロライド、フルフリル
グリシジルエーテル、トリメチロールエタントリグリシ
ジルエーテル、3−メチルペンタントリオールトリグリ
シジルエーテル、ポリグリセリントリグリシジルエーテ
ル、グリセリンエチレンオキサイドトリグリシジルエー
テル等が挙げられるが、勿論これらの2種以上を併用し
てもよい。 [00201なお、熱可塑性樹脂とエポキシ樹脂の合計
使用量が顔料100重量部に対し、50重量部を越える
と印刷インキの乾燥性が低下する恐れがあるため、両者
の使用量はこの点を考慮して決定するのが望ましい。塗
被層を構成する、エポキシ樹脂及び熱可塑性樹脂の相互
作用については明らかではないが、エポキシ樹脂のエポ
キシ基と熱可塑性樹脂の水酸基、カルボキシル基、カル
ボニル基等とが効率的に反応し、塗被層の加熱乾燥時に
架橋結合を生成して優れた耐水強度や接着強度を与える
ものと推測される。 [00211なお、塗被層を形成する顔料塗被液中には
、必要に応じて、例えば分散剤、増粘剤、流動変性剤、
帯電防止剤、耐水化剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、着色
剤、発泡剤等の各種助剤を適宜添加してもよい。 [0022]本発明のフィルム塗被シートを構成する支
持体としては、透明フィルムベースの支持体が使用され
る。具体的には、例えばポリエステル、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、酢酸セル
ロース、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート等の熱可塑性樹脂フィルム等が挙げられる。特に、
これらの樹脂フィルムの中でもポリエステル、ポリスチ
レン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート等
の熱可塑性樹脂フィルムは高沸点石油系の溶剤に対して
膨潤し難いために、一般オフセット印刷インキによるボ
コツキが起こりにくく好ましい材料である。 [0023]また、上記フィルムベースの支持体が透明
性を失しなわない限り、エンボスパターン化、紅色等の
薄い着色により装飾化処理の施されたフィルムを用いる
こともできる。また、フィルム自体がシュリンク可能な
ものであっても良い。なお、フィルムの厚みは、一般に
10〜500μm程度の範囲で調節されるが、勿論この
範囲に限定されるものではない。 [0024]このようなフィルムベースの支持体上に、
前述の顔料塗被層が塗工されるが、塗工機としては、例
えばブレードコーター、エアーナイフコーター、ロール
コータ−、ブレードコーター、カーテンコーター、ダイ
コーター、バーコーター、グラビアコーター、スプレー
コーター等の通常の塗工機が適宜使用される。顔料塗被
層の塗被量は、一般に片面当たり2〜60g/m2、好
ましくは3〜40g/m2程度の範囲で調節され、且つ
両面に塗被されるのが特徴である。塗被量が少な過ぎる
と、印刷インキの乾燥性が低下し、多過ぎるとインキ濃
度が低下してしまう。また、片面塗被シートは印刷絵柄
の鮮明さに欠ける。なお、必要に応じてフィルムベース
と顔料塗被層との接着強度を高めるために中間層を設け
ても良い。 [0025]顔料塗被層の乾燥方法としては、蒸気加熱
、熱風加熱、ガスヒーター加熱、電気ヒーター加熱、赤
外線ヒーター加熱、高周波加熱、レーザー加熱、電子線
加熱等が適宜使用されるが、フィルムベースの材質に応
じて表面温度を調節するのが望ましい。かくして、支持
体上に塗被層を形成して得られた塗被シートはそのまま
でも使用出来るが、例えばスーパーキャレンダー、グロ
スキャレンダー等で表面の光沢化及び平滑化処理を行っ
ても良い。 なお、塗被シートの印刷面又は非印刷面に
粘着剤加工を施し、所謂タック加工シートとして仕上げ
ることも可能である。 [0026]その他、当技術分野で実施されている各種
の仕上処理や加工処理を施すことも勿論可能であり1例
えばフィルム面に帯電防止処理や筆記適性付与処理等の
表面処理を行っても良く、シートの任意の位置に紫外線
吸収剤、酸化防止剤等の助剤類を含有させて印刷絵柄の
保存性を改良する等の工夫も可能である。 [0027]
られる塗被層を構成する顔料について述べる。顔料の主
たる役割は印刷適性、即ちインキ吸収性の付与、透明フ
ィルムを不透明化し、印刷絵柄を鮮明にする。更に、フ
ィルムシート全体を嵩高くして艶消しの表面状態にして
品位及び高級感を付与する等の目的を有する。 [0007]印刷インキの吸収性を上げるために、塗工
用顔料に要求される物性としては、例えばアマニ油の吸
油量の大きな顔料であること、平均粒子径ができるだけ
小さいこと、又は顔料塗被液の塗被量を多くすること等
が挙げられる。 [0008]さらに、トレーシング風の半透明化−即ち
、完全不透明ではなく、半年透明化、具体的には透明フ
ィルムの両面に塗被層を設けて不透明度で20〜60%
程度に特定するものである。因みに、不透明度が20%
未満の場合は印刷絵柄や文字等が透けてしまい、鮮明さ
に欠ける嫌いがあり、他方60%を越えるとトレーシン
グ風の様相が無くなり、格調や上品さに欠けることにな
る。 (00091そして、このような半透明化フィルムを得
るには屈折率の小さい顔料を用いて、その平均粒子径を
大きくするか、又は極端に小さくするか、或いは塗被量
を少なくする等の対策が必要である。一方、シートに重
厚感を与えるためには粒子径の大きな顔料を使用するこ
とが必要である。また、フィルムに品位の高い高級感を
付与するためには片面印刷用にもかかわらず、敢えて両
面に塗被層を設けてマット調にする必要がある。 [00101上記の如き背景から、本発明者等は二律背
反的な要素を満足させるための顔料の条件について、鋭
意検討を加えた結果、透明フィルムの両面に設ける塗被
層の顔料組成として炭酸カルシウムを使用し、且つその
平均粒子径を1.5〜10μmに特定することにより、
本発明が所望する優れた効果の得られることが判った。 即ち、本発明において、塗被層の顔料組成として、例え
ば炭酸カルシウム以外の顔料を使用した場合、インキ吸
収性と嵩高いフィルム塗被シートを得ることができても
、フィルム塗被シートの不透明度が高くなり過ぎたり、
或いはインキ吸収性と不透明度が満足できても重厚感に
欠けたり、又はフィルム外観としてマット調の品質が得
られないといったように、本発明が所望する効果の一部
分は満足できても、重要な特性効果の全てを満足するこ
とができなかった。 [0011]Lかしながら、主顔料(全顔料のうち、5
0〜100重量%を占める)として炭酸カルシウムを使
用し、その平均粒子径を145〜10μmに特定するこ
とによって、インキ吸収性が良く、且つ適度に不透明化
して品位を高めて高級感を付与することができ、全く予
期しなかった優れた効果のあることが判り、遂に本発明
を完成するに至った。 [0012]炭酸カルシウムは、一般に重質炭酸カルシ
ウムと軽質炭酸カルシウムに分けられるが、本発明の場
合、重質炭酸カルシウムが特にこのましい。そして、そ
の平均粒子径については、因みに1.5μm未満の場合
には、フィルム塗被シートの重厚感が不足し、他力10
μmを越えると印刷絵柄のインキ濃度が低下してしまう
等の難点を有するので、平均粒子径を145〜10μm
に規定するものである。また、炭酸カルシウムの配合量
も重要であり、因みに全顔料の50重量%未満の場合に
は不透明度が高くなり過ぎる傾向があり、且つ塗被シー
トの重厚感(嵩高さ)が薄らいでしまう。 [0013]炭酸カルシウムの平均粒子径は以下の方法
により測定して定められる値である。即ち、分散剤とし
てポリアクリル酸ナトリウムを炭酸カルシウム(固形分
)に対し0.5重量%添加し、固形分濃度が2〜3重量
%の炭酸カルシウムの分散液を調製し、温度30〜35
℃の状態で超音波分散器により5分間分散させて、重力
沈降法(商品名:セディグラフ5000−01/島津製
作所製、炭酸カルシウムの比重を2.7とした)により
粒度重量分布を測定し、得られた粒度重量分布から50
重量%時の法相当直径を炭酸カルシウムの平均粒子径と
した。 [0014]また、本発明は片面印刷用にかかわらずフ
ィルム両面に塗被層を設けることが特徴であり、フィル
ム塗被シートの片面に印刷した印刷絵柄がその裏面に透
き通らないようにするためには、フィルム両面に塗被層
を設けることが必要である。具体的にはフィルム塗被シ
ートの片面に印刷した後の印刷面及びその裏面における
各インキ濃度を測定し、その差を36%以上に特定する
ことによって半透明印刷シートに高品位の艶消し調の高
級感を付与するものである。因みに、そのインキ濃度差
が36%未満の場合は印刷絵柄や印刷文字等が透けてし
まい、所望とする高級感が得られない。なお、透明フィ
ルムの片面だけに塗被した場合、36%以上のインキ濃
度差を得ることはできても、フィルム面の光沢が高すぎ
て艶消し調のフィルム塗被シートを得ることができない
。 [0015]なお、本発明において、塗被層を形成する
顔料としては、炭酸カルシウム(重質炭酸カルシウム、
及び軽質炭酸カルシウム)以外に他の無機顔料や有機顔
料を併用することも、勿論できる。そのような顔料とし
ては、例えばカオリン、焼成カオリン、タルク、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化
亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、
水酸化アルミニウム、珪藻土、珪酸マグネシウム、アル
ミナ、リトポン酸等の無機顔料やプラスチックピグメン
ト、マイクロカプセル等の有機微粒子等が挙げられる。 [0016]次ぎに、塗被層に使用される接着剤として
は、例えば水溶性高分子接着剤である、酸化澱粉、エー
テル化澱粉、エステル化澱粉、デキストリン等の澱粉類
、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大
豆蛋白、ポリビニルアルコール及びその誘導体、また、
熱可塑性樹脂である、例えば無水マレイン酸樹脂、スチ
レン・ブタジェン共重合体、メチルメタクリレート、ブ
タジェン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテックス、
(メタ)アクリル酸エステルの重合体や共重合体等の
アクリル系重合体ラテックス、エチレン酢酸ビニル共重
合体等のビニル系重合体ラテックス、これらの各種重合
体にカルボキシル基等の官能基を導入した官能基変性重
合体ラテックス、ポリメチルメタクリレート、ポリウレ
タン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル、酢酸
ビニル共重合体、ポリブチラール、アルキド樹脂等の合
成樹脂系接着剤が使用される。 [0017]これらの接着剤は顔料100部に対して2
〜50部、好ましくは5〜30部が用いられるが、特に
限定されるものではない。また、これらの接着剤の中で
も熱可塑性樹脂とエポキシ樹脂を併用することで塗被層
の耐水強度、接着強度をより効果的に改善することが可
能となり、屋外での使用にも耐えることのできる万能の
フィルム塗被シートを得ることができる。 [00181本発明において、熱可塑性樹脂と併用され
るエポキシ樹脂とは分子内に2個以上の反応性に富んだ
エポキシ基を有する化合物であるが、エピクロルヒドリ
ンのグリシジル化によって製造される水溶性のエポキシ
化合物が好ましく用いられる。 [0019]具体的にはグリコール、脂肪族多価アルコ
ールのジ又はポリグリシジルエーテル、ジカルボン酸の
ジグリシジルエステル、含窒素へテロ環を有するエポキ
シ化合物等が挙げられるが、これらの具体例としては、
例えばエチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエ
チレングリコールジグリシジルエーテル、トリエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル(n =5.9.13.23
等〕、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ジ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロ
ピレングリコールジグリシジルエーテル[n=3.7.
11等〕、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセ
ロールトリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパ
ントリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシ
ジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、
コハク酸ジグリシジルエステル、アジピン酸ジグリシジ
ルエステル、ジグリシジルジメチルヒダントレン、グリ
シジルトリメチルアンモニウムクロライド、フルフリル
グリシジルエーテル、トリメチロールエタントリグリシ
ジルエーテル、3−メチルペンタントリオールトリグリ
シジルエーテル、ポリグリセリントリグリシジルエーテ
ル、グリセリンエチレンオキサイドトリグリシジルエー
テル等が挙げられるが、勿論これらの2種以上を併用し
てもよい。 [00201なお、熱可塑性樹脂とエポキシ樹脂の合計
使用量が顔料100重量部に対し、50重量部を越える
と印刷インキの乾燥性が低下する恐れがあるため、両者
の使用量はこの点を考慮して決定するのが望ましい。塗
被層を構成する、エポキシ樹脂及び熱可塑性樹脂の相互
作用については明らかではないが、エポキシ樹脂のエポ
キシ基と熱可塑性樹脂の水酸基、カルボキシル基、カル
ボニル基等とが効率的に反応し、塗被層の加熱乾燥時に
架橋結合を生成して優れた耐水強度や接着強度を与える
ものと推測される。 [00211なお、塗被層を形成する顔料塗被液中には
、必要に応じて、例えば分散剤、増粘剤、流動変性剤、
帯電防止剤、耐水化剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、着色
剤、発泡剤等の各種助剤を適宜添加してもよい。 [0022]本発明のフィルム塗被シートを構成する支
持体としては、透明フィルムベースの支持体が使用され
る。具体的には、例えばポリエステル、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、酢酸セル
ロース、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート等の熱可塑性樹脂フィルム等が挙げられる。特に、
これらの樹脂フィルムの中でもポリエステル、ポリスチ
レン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート等
の熱可塑性樹脂フィルムは高沸点石油系の溶剤に対して
膨潤し難いために、一般オフセット印刷インキによるボ
コツキが起こりにくく好ましい材料である。 [0023]また、上記フィルムベースの支持体が透明
性を失しなわない限り、エンボスパターン化、紅色等の
薄い着色により装飾化処理の施されたフィルムを用いる
こともできる。また、フィルム自体がシュリンク可能な
ものであっても良い。なお、フィルムの厚みは、一般に
10〜500μm程度の範囲で調節されるが、勿論この
範囲に限定されるものではない。 [0024]このようなフィルムベースの支持体上に、
前述の顔料塗被層が塗工されるが、塗工機としては、例
えばブレードコーター、エアーナイフコーター、ロール
コータ−、ブレードコーター、カーテンコーター、ダイ
コーター、バーコーター、グラビアコーター、スプレー
コーター等の通常の塗工機が適宜使用される。顔料塗被
層の塗被量は、一般に片面当たり2〜60g/m2、好
ましくは3〜40g/m2程度の範囲で調節され、且つ
両面に塗被されるのが特徴である。塗被量が少な過ぎる
と、印刷インキの乾燥性が低下し、多過ぎるとインキ濃
度が低下してしまう。また、片面塗被シートは印刷絵柄
の鮮明さに欠ける。なお、必要に応じてフィルムベース
と顔料塗被層との接着強度を高めるために中間層を設け
ても良い。 [0025]顔料塗被層の乾燥方法としては、蒸気加熱
、熱風加熱、ガスヒーター加熱、電気ヒーター加熱、赤
外線ヒーター加熱、高周波加熱、レーザー加熱、電子線
加熱等が適宜使用されるが、フィルムベースの材質に応
じて表面温度を調節するのが望ましい。かくして、支持
体上に塗被層を形成して得られた塗被シートはそのまま
でも使用出来るが、例えばスーパーキャレンダー、グロ
スキャレンダー等で表面の光沢化及び平滑化処理を行っ
ても良い。 なお、塗被シートの印刷面又は非印刷面に
粘着剤加工を施し、所謂タック加工シートとして仕上げ
ることも可能である。 [0026]その他、当技術分野で実施されている各種
の仕上処理や加工処理を施すことも勿論可能であり1例
えばフィルム面に帯電防止処理や筆記適性付与処理等の
表面処理を行っても良く、シートの任意の位置に紫外線
吸収剤、酸化防止剤等の助剤類を含有させて印刷絵柄の
保存性を改良する等の工夫も可能である。 [0027]
【実施例】実施例1
平均粒子径940μmの重質炭酸カルシウム(商品名二
BF−100/備北粉化工業社製)80部、カオリン(
商品名:UW−90/EMC社製)20部にポリアクリ
ル酸ナトリウム0.5部を添加し、攪拌機で混合、分散
して固形分濃度が70%の顔料スラリーを調製した。 [0028]このようにして得た顔料スラリーにそれぞ
れ固形分として、スチレン・ブタジェン共重合体ラテッ
クス18部、帯電防止剤3部、炭酸ジルコニウムアンモ
ニウム2部を加え、さらに水で固形分濃度が55%とな
るように調節して顔料塗被液を調製した。この塗被液を
厚さ50μmのポリエステルフィルム(商品名:東洋紡
エステルフィルムA −1300/東洋紡社製)に乾燥
重量で片面20g/m2 となるようにフィルムの両面
にバーコーターで塗被し60℃の熱風乾燥機で30秒間
乾燥してフィルム塗被シートを得た。 [0029]実施例2 実施例1において、平均粒子径9.0μmの重質炭酸カ
ルシウムの代わりに1.7μmの重質炭酸カルシウム(
商品名:ソフトンS S−1800/備北粉化工業社製
)を使用し、塗被量を乾燥重量で片面当たり7g/m2
とした以外は実施例1と同様にしてフィルム塗被シート
を得た。 [00301実施例3 実施例1において、顔料の配合量を重質炭酸カルシウム
60部、カオリン40部とした以外は実施例1と同様に
してフィルム塗被シートを得た。 [00311比較例1 実施例1において、顔料の配合量を重質炭酸カルシウム
40部、カオリン60部とした以外は実施例1と同様に
してフィルム塗被シートを得た。 [0032]比較例2 実施例1で用いた重質炭酸カルシウムの代わりに平均粒
子径0.8μmの重質炭酸カルシウム(商品名:ハイド
ロカーブ90/備北粉化工業社製)を用いた以外は実施
例1と同様にしてフィルム塗被シートを得た。 [0033]比較例3 実施例1において、塗被液を乾燥重量で片面5g/m2
となるように透明フィルムの両面に塗被した以外は実施
例1と同様にしてフィルム塗被シートを得た。この場合
、不透明度が著しく低下し、さらにインキ吸収性が低下
した。 [0034]比較例4 実施例1において、凰質炭酸カルシウムとして平均粒子
径が0.8μmの重質炭酸カルシウム(商品名:ハイド
ロカーブ90/備北粉化工業社製)を用い、塗被量が乾
燥重量で片面当たり3g/m2となるようにフィルムの
両面に塗被した以外は実施例1と同様にしてフィルム塗
被シートを得た。この場合、インキ吸収性が低下した。 [0035]実施例4 実施例1において、フィルムとじて厚さ60μmの透明
ボップロピレンフィルム(商品名:東洋紡パイレンフィ
ルム/東洋紡社製)を使用した以外は実施例1と同様に
してフィルム塗被シートを得た。 [0036]実施例5 実施例1において、フィルムとして厚さ50回mの透明
ポリスチレンフィルム(商品名:スタイロフィルムGM
50μ旭化成社製)を使用した以外は実施例1と同様
にしてフィルム塗被シートを得た。 [0037]実施例6 実施例1において、塗被液を調製する過程でエポキシ樹
脂(商品名:ブナコールEX−512/ナガセ化成社製
)4部を追加した以外は実施例1と同様にしてフィルム
塗被シートを得た。 [0038]比較例5 実施例3において、塗被量としてフィルムの片面のみに
20g/rn2となるように塗被した以外は実施例3と
同様にしてフィルム塗被(片面)シートを得た。この場
合、フィルム塗被シートの両面におけるインキ濃度差が
著しく低くなり、所望とする高級感が損なわれた。 [0039]かくして得られた11種類のフィルム塗被
シートの各種特性を下記の如き評価方法で評価し、その
結果を表1に示した。 [00401C評価項目と評価基準] (′#4水強度) フィルム塗被シートを24時間水に浸漬した後、指頭法
で塗被層表面を10回擦り、塗被層の脱落状態を下記の
評価基準で評価した。 ◎:塗被層が全く剥がれず、非常に強い。 O:塗被層がわずかに取れたが実用上は問題なし。 [00411(不透明度) JIS P−8138法に準じて不透明度(%)を測定
した。値が大きい程、不透明度が高い。 [0042] (印刷シートの印刷側のインキ濃度・
・・■)オフセット4色機(商品名:三菱ダイヤ4E−
4)を用いて4色のインキ(商品名: 5PACE C
0LORGRAF −F/大日本インキ化学工業社製)
、即ちスミ、アイ、ベニ、キの順序で印刷を行い、印刷
シートの印刷面のインキ濃度をGRETAG社製(スイ
ス)のD−142−3濃度計でイエローのインキ濃度を
測定した。数値の大きい程、濃度が高い。 [0043] (印刷シートの印刷面と非印刷面との
インキ濃度差・・・■) 上記オフセット4色機で印刷を行った同一印刷シートの
同じ画像部を非印刷面側から上記と同一方法でインキ濃
度を測定し次式によりインキ濃度差を求めた。 [0044]
BF−100/備北粉化工業社製)80部、カオリン(
商品名:UW−90/EMC社製)20部にポリアクリ
ル酸ナトリウム0.5部を添加し、攪拌機で混合、分散
して固形分濃度が70%の顔料スラリーを調製した。 [0028]このようにして得た顔料スラリーにそれぞ
れ固形分として、スチレン・ブタジェン共重合体ラテッ
クス18部、帯電防止剤3部、炭酸ジルコニウムアンモ
ニウム2部を加え、さらに水で固形分濃度が55%とな
るように調節して顔料塗被液を調製した。この塗被液を
厚さ50μmのポリエステルフィルム(商品名:東洋紡
エステルフィルムA −1300/東洋紡社製)に乾燥
重量で片面20g/m2 となるようにフィルムの両面
にバーコーターで塗被し60℃の熱風乾燥機で30秒間
乾燥してフィルム塗被シートを得た。 [0029]実施例2 実施例1において、平均粒子径9.0μmの重質炭酸カ
ルシウムの代わりに1.7μmの重質炭酸カルシウム(
商品名:ソフトンS S−1800/備北粉化工業社製
)を使用し、塗被量を乾燥重量で片面当たり7g/m2
とした以外は実施例1と同様にしてフィルム塗被シート
を得た。 [00301実施例3 実施例1において、顔料の配合量を重質炭酸カルシウム
60部、カオリン40部とした以外は実施例1と同様に
してフィルム塗被シートを得た。 [00311比較例1 実施例1において、顔料の配合量を重質炭酸カルシウム
40部、カオリン60部とした以外は実施例1と同様に
してフィルム塗被シートを得た。 [0032]比較例2 実施例1で用いた重質炭酸カルシウムの代わりに平均粒
子径0.8μmの重質炭酸カルシウム(商品名:ハイド
ロカーブ90/備北粉化工業社製)を用いた以外は実施
例1と同様にしてフィルム塗被シートを得た。 [0033]比較例3 実施例1において、塗被液を乾燥重量で片面5g/m2
となるように透明フィルムの両面に塗被した以外は実施
例1と同様にしてフィルム塗被シートを得た。この場合
、不透明度が著しく低下し、さらにインキ吸収性が低下
した。 [0034]比較例4 実施例1において、凰質炭酸カルシウムとして平均粒子
径が0.8μmの重質炭酸カルシウム(商品名:ハイド
ロカーブ90/備北粉化工業社製)を用い、塗被量が乾
燥重量で片面当たり3g/m2となるようにフィルムの
両面に塗被した以外は実施例1と同様にしてフィルム塗
被シートを得た。この場合、インキ吸収性が低下した。 [0035]実施例4 実施例1において、フィルムとじて厚さ60μmの透明
ボップロピレンフィルム(商品名:東洋紡パイレンフィ
ルム/東洋紡社製)を使用した以外は実施例1と同様に
してフィルム塗被シートを得た。 [0036]実施例5 実施例1において、フィルムとして厚さ50回mの透明
ポリスチレンフィルム(商品名:スタイロフィルムGM
50μ旭化成社製)を使用した以外は実施例1と同様
にしてフィルム塗被シートを得た。 [0037]実施例6 実施例1において、塗被液を調製する過程でエポキシ樹
脂(商品名:ブナコールEX−512/ナガセ化成社製
)4部を追加した以外は実施例1と同様にしてフィルム
塗被シートを得た。 [0038]比較例5 実施例3において、塗被量としてフィルムの片面のみに
20g/rn2となるように塗被した以外は実施例3と
同様にしてフィルム塗被(片面)シートを得た。この場
合、フィルム塗被シートの両面におけるインキ濃度差が
著しく低くなり、所望とする高級感が損なわれた。 [0039]かくして得られた11種類のフィルム塗被
シートの各種特性を下記の如き評価方法で評価し、その
結果を表1に示した。 [00401C評価項目と評価基準] (′#4水強度) フィルム塗被シートを24時間水に浸漬した後、指頭法
で塗被層表面を10回擦り、塗被層の脱落状態を下記の
評価基準で評価した。 ◎:塗被層が全く剥がれず、非常に強い。 O:塗被層がわずかに取れたが実用上は問題なし。 [00411(不透明度) JIS P−8138法に準じて不透明度(%)を測定
した。値が大きい程、不透明度が高い。 [0042] (印刷シートの印刷側のインキ濃度・
・・■)オフセット4色機(商品名:三菱ダイヤ4E−
4)を用いて4色のインキ(商品名: 5PACE C
0LORGRAF −F/大日本インキ化学工業社製)
、即ちスミ、アイ、ベニ、キの順序で印刷を行い、印刷
シートの印刷面のインキ濃度をGRETAG社製(スイ
ス)のD−142−3濃度計でイエローのインキ濃度を
測定した。数値の大きい程、濃度が高い。 [0043] (印刷シートの印刷面と非印刷面との
インキ濃度差・・・■) 上記オフセット4色機で印刷を行った同一印刷シートの
同じ画像部を非印刷面側から上記と同一方法でインキ濃
度を測定し次式によりインキ濃度差を求めた。 [0044]
【数1】
[00451DX=インキ濃度差(%)A;印刷シート
の印刷面における画像部分のインキ濃度。 B:上記画像部分の非印刷面のインキ濃度。 [0046] (インキ吸収性) RI印刷試験機により印刷インキにューチャンピオンF
−グロス/大日本インキ化学工業社製)を用いて各フィ
ルム塗被シートにオフセット印刷を行い、印刷10分後
に台紙を重ね合わせ、台紙に転移したインキ濃度で判定
した。 ◎:殆どインキの転移が認められない。 ○:若干のインキの転移が認められるが、実用上問題な
し。 ×:かなりのインキの転移が認められ、実用上問題であ
る。 (0047] (インキA−高沸点石油系溶剤が含ま
れているインキ−によるボコツキ) オフセット4色機(商品名:三菱ダイヤ4E−4)を用
いて、スミ、アイ、ベニ、キの4色のインキ(商品名:
5PACE C0LORGRAF −F/大日本インキ
化学工業社製)で印刷を行い、印刷シートの絵柄部のボ
コツキ度合を評価した。 ○:殆どボコツキが発生していない。 △:かなりボコツキが発生しており、実用上問題である
。 (00481(インキB−高沸点石油系溶剤が含まれて
いないか、又は極微1含まれているインキ−によるボコ
ツキ) オフセット4色機(商品名:三菱ダイヤ4E−4)を用
いて、スミ、アイ、ベニ、キの4色のインキ(商品名:
POP−にプロセス/大日本インキ化学工業社製)で印
刷を行い、印刷シートの絵柄部のボコツキ度合を評価し
た。 ○:殆どボコツキが発生していない。 [0049]
の印刷面における画像部分のインキ濃度。 B:上記画像部分の非印刷面のインキ濃度。 [0046] (インキ吸収性) RI印刷試験機により印刷インキにューチャンピオンF
−グロス/大日本インキ化学工業社製)を用いて各フィ
ルム塗被シートにオフセット印刷を行い、印刷10分後
に台紙を重ね合わせ、台紙に転移したインキ濃度で判定
した。 ◎:殆どインキの転移が認められない。 ○:若干のインキの転移が認められるが、実用上問題な
し。 ×:かなりのインキの転移が認められ、実用上問題であ
る。 (0047] (インキA−高沸点石油系溶剤が含ま
れているインキ−によるボコツキ) オフセット4色機(商品名:三菱ダイヤ4E−4)を用
いて、スミ、アイ、ベニ、キの4色のインキ(商品名:
5PACE C0LORGRAF −F/大日本インキ
化学工業社製)で印刷を行い、印刷シートの絵柄部のボ
コツキ度合を評価した。 ○:殆どボコツキが発生していない。 △:かなりボコツキが発生しており、実用上問題である
。 (00481(インキB−高沸点石油系溶剤が含まれて
いないか、又は極微1含まれているインキ−によるボコ
ツキ) オフセット4色機(商品名:三菱ダイヤ4E−4)を用
いて、スミ、アイ、ベニ、キの4色のインキ(商品名:
POP−にプロセス/大日本インキ化学工業社製)で印
刷を行い、印刷シートの絵柄部のボコツキ度合を評価し
た。 ○:殆どボコツキが発生していない。 [0049]
【表1】
[00501
【効果] 表1の結果から明らかなように、本発明のフ
ィルム塗被シートは不透明度、印刷シート両面のインキ
濃度差、インキ吸収性、インキによるボコツキ等全ての
評価において極めてバランスの取れた、優れた艶消し調
のフィルム塗被シートが得られた。また、フィルムとし
て透明ポリプロピレンを使用すると、インキによっては
ボコツキが見られたが、ポリスチレンやポリエステルの
フィルムを用いた場合は、インキによるボコツキ等全く
発生せず優れたフィルム塗被シートであった。
ィルム塗被シートは不透明度、印刷シート両面のインキ
濃度差、インキ吸収性、インキによるボコツキ等全ての
評価において極めてバランスの取れた、優れた艶消し調
のフィルム塗被シートが得られた。また、フィルムとし
て透明ポリプロピレンを使用すると、インキによっては
ボコツキが見られたが、ポリスチレンやポリエステルの
フィルムを用いた場合は、インキによるボコツキ等全く
発生せず優れたフィルム塗被シートであった。
Claims (3)
- 【請求項1】透明フィルムシートの両面に、顔料と接着
剤を主成分とする塗被層を設けてなるフィルム塗被シー
トにおいて、顔料として平均粒子径が1.5〜10μm
である炭酸カルシウムを50〜100重量%含有せしめ
、更にフィルム塗被シートの不透明度が20〜60%で
あり、且つ該フィルム塗被シートに印刷した後の印刷画
像の印刷面及びその裏面におけるインキ濃度差が36%
以上であることを特徴とするフィルム塗被シート。 - 【請求項2】透明フィルムシートがポリエステル、ポリ
スチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネー
トから選ばれる少なくとも1種又は2種以上の熱可塑性
樹脂からなる請求項1記載のフィルム塗被シート。 - 【請求項3】接着剤がエポキシ樹脂と熱可塑性樹脂から
なる請求項1又は請求項2記載のフィルム塗被シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2400440A JPH04209634A (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | フィルム塗被シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2400440A JPH04209634A (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | フィルム塗被シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04209634A true JPH04209634A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18510347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2400440A Pending JPH04209634A (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | フィルム塗被シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04209634A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004223882A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 高光沢でオフセット印刷性良好な耐水性シート |
| FR2883570A1 (fr) * | 2005-03-25 | 2006-09-29 | Arjowiggins Canson Soc Par Act | Feuille de papier transparent repositionnable pour decalquer |
| JP2013237270A (ja) * | 2007-05-08 | 2013-11-28 | Hunter Douglas Industries Switzerland Gmbh | テクスチャーを適用した多変量着色システム |
-
1990
- 1990-12-05 JP JP2400440A patent/JPH04209634A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004223882A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 高光沢でオフセット印刷性良好な耐水性シート |
| FR2883570A1 (fr) * | 2005-03-25 | 2006-09-29 | Arjowiggins Canson Soc Par Act | Feuille de papier transparent repositionnable pour decalquer |
| JP2013237270A (ja) * | 2007-05-08 | 2013-11-28 | Hunter Douglas Industries Switzerland Gmbh | テクスチャーを適用した多変量着色システム |
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