JPH04210457A - Fe −Ni 基析出硬化型超合金の製造方法 - Google Patents
Fe −Ni 基析出硬化型超合金の製造方法Info
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- JPH04210457A JPH04210457A JP40969690A JP40969690A JPH04210457A JP H04210457 A JPH04210457 A JP H04210457A JP 40969690 A JP40969690 A JP 40969690A JP 40969690 A JP40969690 A JP 40969690A JP H04210457 A JPH04210457 A JP H04210457A
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- superalloy
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
[00011
【産業上の利用分野]この発明は、大型部材への応用を
可能としたFe−Ni基析出硬化型超合金の製造方法に
関するものである。 [0002] 【従来の技術】従来、Fe−Ni基析出硬化型超合金は
、Fe−Niベースの超合金を、固溶化処理した後、油
冷または油冷よりも速い冷却速度で急冷し、その後、中
間時効処理を経て時効処理を行っている。上記熱処理で
は、十分な適冷状態と、過飽和固溶体を得るために、固
溶化処理後、極力、急速に冷却することが原則とされて
おり、冷却方法には、冷却速度が大きな油冷や水冷が採
用されている。また、冷却後、時効処理に先立って、中
間時効処理が行われており、この処理によって、比較的
粗大で安定した相(以下「安定相Jと称する)を適度に
析出させてクリープ特性の改善を図っている。その後、
時効処理を行って、微細な析出物を析出させ、強度を高
めている [0003]上記した従来の熱処理を具体的に説明すれ
ば、例えば、インコネル706(商標名)合金では、9
25〜980土15℃で固溶化処理を行った後、水冷し
、845℃で3時間保持する中間時効処理を行う。次い
で、720℃で8時間の時効処理を行い、さらに、これ
を50℃/時間の冷却速度で冷却し、引き続き620℃
で8時間時効させる2段時効を行っている。なお、イン
コネル706では、上記中間時効処理を安定化処理と称
する場合もある(例えばAMS規格)。上記した工程で
製造されるFe−Ni基析出硬化型超合金は、高温強度
、クリープ強度が極めて優れており、ジェットエンジン
のタービンブレードなどの超耐熱材に使用されている。 [0004]
可能としたFe−Ni基析出硬化型超合金の製造方法に
関するものである。 [0002] 【従来の技術】従来、Fe−Ni基析出硬化型超合金は
、Fe−Niベースの超合金を、固溶化処理した後、油
冷または油冷よりも速い冷却速度で急冷し、その後、中
間時効処理を経て時効処理を行っている。上記熱処理で
は、十分な適冷状態と、過飽和固溶体を得るために、固
溶化処理後、極力、急速に冷却することが原則とされて
おり、冷却方法には、冷却速度が大きな油冷や水冷が採
用されている。また、冷却後、時効処理に先立って、中
間時効処理が行われており、この処理によって、比較的
粗大で安定した相(以下「安定相Jと称する)を適度に
析出させてクリープ特性の改善を図っている。その後、
時効処理を行って、微細な析出物を析出させ、強度を高
めている [0003]上記した従来の熱処理を具体的に説明すれ
ば、例えば、インコネル706(商標名)合金では、9
25〜980土15℃で固溶化処理を行った後、水冷し
、845℃で3時間保持する中間時効処理を行う。次い
で、720℃で8時間の時効処理を行い、さらに、これ
を50℃/時間の冷却速度で冷却し、引き続き620℃
で8時間時効させる2段時効を行っている。なお、イン
コネル706では、上記中間時効処理を安定化処理と称
する場合もある(例えばAMS規格)。上記した工程で
製造されるFe−Ni基析出硬化型超合金は、高温強度
、クリープ強度が極めて優れており、ジェットエンジン
のタービンブレードなどの超耐熱材に使用されている。 [0004]
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した超
合金を、発電用ガスタービンディスクなどの大型部材に
使用すると、上記製造工程の急冷時に、材料の表層部と
内部とで、小型部材では見られないような極めて大きな
冷却速度差が生じてしまう。この冷却速度差によって、
合金には大きな熱応力が生じて、割れが発生しやすくな
る。また、熱処理効果も、冷却速度差によって著しく差
が生じてくるので、機械的性質が、位置によって異なり
非常に不均質になる問題点がある。したがって、従来の
製造方法では、大型の超合金を用いて、析出状態が良好
で、機械的性質が優れた大型製品を得ることは困難であ
った。 [0005]この発明は、前記課題を解決することを基
本的な目的とし、冷却速度差による不均質さをできるだ
け防止するとともに、析出硬化による十分な強度向上が
確保されるFe−Ni基析出硬化型超合金を得ることを
目的とするものである。 [0006]
合金を、発電用ガスタービンディスクなどの大型部材に
使用すると、上記製造工程の急冷時に、材料の表層部と
内部とで、小型部材では見られないような極めて大きな
冷却速度差が生じてしまう。この冷却速度差によって、
合金には大きな熱応力が生じて、割れが発生しやすくな
る。また、熱処理効果も、冷却速度差によって著しく差
が生じてくるので、機械的性質が、位置によって異なり
非常に不均質になる問題点がある。したがって、従来の
製造方法では、大型の超合金を用いて、析出状態が良好
で、機械的性質が優れた大型製品を得ることは困難であ
った。 [0005]この発明は、前記課題を解決することを基
本的な目的とし、冷却速度差による不均質さをできるだ
け防止するとともに、析出硬化による十分な強度向上が
確保されるFe−Ni基析出硬化型超合金を得ることを
目的とするものである。 [0006]
【課題を解決するための手段1上記課題を解決するため
、本願発明は、FeおよびNiをベース成分とする超合
金を、固溶化処理した後、中間時効処理し、その後、時
効処理を行うFe−Ni基析出硬化型超合金の製造方法
において、前記固溶化処理後の冷却を、空冷または空冷
よりも遅い冷却速度で行うとともに、前記中間時効処理
の処理時間を短縮し、または、中間時効処理を省略し、
その後、時効処理を行うことを特徴とする。 [0007]ここで、本願発明が応用される超合金は、
FeとNiをベース成分とし、その他必要な成分が添加
されたものであり、その後、本願発明の製造工程で析出
硬化によって、強度が高められるものである。ただし、
本願発明としては、上記超合金のFe 、Niの含有量
や、他の成分の種別、含有量が特に限定されるものでは
ない。他の成分の一例としてしては、Cr、AI、Ti
、Nbが適当量添加され、S、Pなどが不可避的に含ま
れるものが考えられる。その代表例としては、インコネ
ル706(商標名)合金を挙げることができる。 [0008]そして、超合金は、析出物などを固溶させ
るように、固溶化処理がなされるが、その温度や1時間
は、超合金の組成や、形状などによって定められる。固
溶化処理後の冷却は、冷却速度が小さな空冷や、徐冷に
よって行われる。徐冷としては、炉冷が代表的であるが
、炉内冷却に限定されるものではなく、要は、十分に遅
い冷却速度で冷却する方法であればよい。但し、その速
度は、少なくとも、冷却によって合金を適冷でき、後工
程の時効処理によって、析出物が得られるものでなけれ
ばならない。なお、上記空冷においても、そのガスの選
択や、静置、送風、撹拌などの冷却方法も限定されるも
のではなく、適宜選択することができる。 [0009]そして、中間時効処理は、固溶化処理を、
油冷または油冷よりも速い冷却速度で冷却した場合に必
要とされる中間時効処理時間よりも、短い時間で行うか
、あるいは、その処理を省略する。なお、中間時効処理
温度は、変更することを要しない。中間時効処理の有無
や、処理時間の短罐量は、超合金の組成や、固溶化処理
後の冷却速度などに従って、決定される。中間時効処理
後の時効処理は、従来と同様の温度、時間などに従って
行うことができる。また、所望により、処理時間を短縮
して行うことも可能であり、過時効を防ぐために、時効
処理時間の短縮が必須とされる場合もある。 [0010] 【作用】すなわち、本願発明によれば、固溶化処理後の
冷却を、空冷よりも遅い冷却速度で行うので、製品粗材
の位置の違いによる冷却速度差が小さくなり、焼き割れ
の発生や、熱処理効果が不均質になるのを回避できる。 しかもFe−Niベースの超合金は、焼入れ性が大きい
ので、上記した冷却によっても適冷状態が得られ、後述
する析出硬化作用が確保される。 [00113さらに、冷却速度を小さくしたことによっ
て、中間時効処理に達するまでの時間が長くなり、しか
も、この超合金では、析出相生成に対する活性化エネル
ギが小さいことが推測されるので、上記冷却中に、中間
時効で予定される安定相析出の潜伏期に入り、あるいは
、安定相の析出が開始していることが考えられる。なお
、中間時効処理を、従来と同程度の時間で処理した場合
には、安定相の析出が過度に行われることになり、過時
効になったり、時効硬化をもたらすNb 、 Ti 、
Alなどを消費して、最終的な時効処理時の析出を不
十分なものとして強度不足を招くのではないかと考えら
れる。 したがって、中間時効処理の処理時間を短縮または、省
略することによって、安定相が最適な状態で析出してい
るものと考えられる。適切な中間時効処理をおこなった
後に行う時効処理では、微細な析出物が析出する。また
、所望によって、過時効を防ぐように、時効時間を短縮
して行えば、良好な析出相が得らね、均質で、強度の優
れた超合金か得られる。 [0012]
、本願発明は、FeおよびNiをベース成分とする超合
金を、固溶化処理した後、中間時効処理し、その後、時
効処理を行うFe−Ni基析出硬化型超合金の製造方法
において、前記固溶化処理後の冷却を、空冷または空冷
よりも遅い冷却速度で行うとともに、前記中間時効処理
の処理時間を短縮し、または、中間時効処理を省略し、
その後、時効処理を行うことを特徴とする。 [0007]ここで、本願発明が応用される超合金は、
FeとNiをベース成分とし、その他必要な成分が添加
されたものであり、その後、本願発明の製造工程で析出
硬化によって、強度が高められるものである。ただし、
本願発明としては、上記超合金のFe 、Niの含有量
や、他の成分の種別、含有量が特に限定されるものでは
ない。他の成分の一例としてしては、Cr、AI、Ti
、Nbが適当量添加され、S、Pなどが不可避的に含ま
れるものが考えられる。その代表例としては、インコネ
ル706(商標名)合金を挙げることができる。 [0008]そして、超合金は、析出物などを固溶させ
るように、固溶化処理がなされるが、その温度や1時間
は、超合金の組成や、形状などによって定められる。固
溶化処理後の冷却は、冷却速度が小さな空冷や、徐冷に
よって行われる。徐冷としては、炉冷が代表的であるが
、炉内冷却に限定されるものではなく、要は、十分に遅
い冷却速度で冷却する方法であればよい。但し、その速
度は、少なくとも、冷却によって合金を適冷でき、後工
程の時効処理によって、析出物が得られるものでなけれ
ばならない。なお、上記空冷においても、そのガスの選
択や、静置、送風、撹拌などの冷却方法も限定されるも
のではなく、適宜選択することができる。 [0009]そして、中間時効処理は、固溶化処理を、
油冷または油冷よりも速い冷却速度で冷却した場合に必
要とされる中間時効処理時間よりも、短い時間で行うか
、あるいは、その処理を省略する。なお、中間時効処理
温度は、変更することを要しない。中間時効処理の有無
や、処理時間の短罐量は、超合金の組成や、固溶化処理
後の冷却速度などに従って、決定される。中間時効処理
後の時効処理は、従来と同様の温度、時間などに従って
行うことができる。また、所望により、処理時間を短縮
して行うことも可能であり、過時効を防ぐために、時効
処理時間の短縮が必須とされる場合もある。 [0010] 【作用】すなわち、本願発明によれば、固溶化処理後の
冷却を、空冷よりも遅い冷却速度で行うので、製品粗材
の位置の違いによる冷却速度差が小さくなり、焼き割れ
の発生や、熱処理効果が不均質になるのを回避できる。 しかもFe−Niベースの超合金は、焼入れ性が大きい
ので、上記した冷却によっても適冷状態が得られ、後述
する析出硬化作用が確保される。 [00113さらに、冷却速度を小さくしたことによっ
て、中間時効処理に達するまでの時間が長くなり、しか
も、この超合金では、析出相生成に対する活性化エネル
ギが小さいことが推測されるので、上記冷却中に、中間
時効で予定される安定相析出の潜伏期に入り、あるいは
、安定相の析出が開始していることが考えられる。なお
、中間時効処理を、従来と同程度の時間で処理した場合
には、安定相の析出が過度に行われることになり、過時
効になったり、時効硬化をもたらすNb 、 Ti 、
Alなどを消費して、最終的な時効処理時の析出を不
十分なものとして強度不足を招くのではないかと考えら
れる。 したがって、中間時効処理の処理時間を短縮または、省
略することによって、安定相が最適な状態で析出してい
るものと考えられる。適切な中間時効処理をおこなった
後に行う時効処理では、微細な析出物が析出する。また
、所望によって、過時効を防ぐように、時効時間を短縮
して行えば、良好な析出相が得らね、均質で、強度の優
れた超合金か得られる。 [0012]
【実施例】以下に、この発明の実施例を、本発明の範囲
外の比較例と比較しつつ、説明する。表1に示す合金組
成(含有量;重量%)からなるインコネル706合金を
溶製、鍛造して、第1図に示す径640mm、厚さ24
0羽のディスク材4を用意し、供試合金A、 Bとした
。なお、合金No、欄で、 「規格」と記載しである各
含有量の数値は、インコネル706合金の規格値を示す
ものである。 [0013]
外の比較例と比較しつつ、説明する。表1に示す合金組
成(含有量;重量%)からなるインコネル706合金を
溶製、鍛造して、第1図に示す径640mm、厚さ24
0羽のディスク材4を用意し、供試合金A、 Bとした
。なお、合金No、欄で、 「規格」と記載しである各
含有量の数値は、インコネル706合金の規格値を示す
ものである。 [0013]
【表1】
[0014]そして、供試合金A、 Bに対し、それぞ
れ、980℃で3時間の固溶化処理を行い、その後、供
試合金Aは水冷して、本願とは、冷却速度が異なる比較
例とした。また、供試合金Bは空冷した。なお、供試合
金の位置の違いによる冷却速度差を知るため、ディスク
材4の角部表層位置1.中心表層位置2.深部位置3の
各位置で冷却速度を測定した。その結果は表2に示すと
おりである。角部表層位置1は、表面および周面からそ
れぞれ40mntの距離の角部にあり、中心表層位置2
は、中心軸にあって、表面から40Mの深さにあり、深
部位置3は、同じく中心軸にあって、表面から120m
mの深さの最深部にある。 [00151表2の結果から、水冷した供試合金Aでは
、位置の違いによる冷却速度差が非常に大きくて、熱処
理効果にも差異が生ずることが予測された。また、大き
な熱応力が生じているものと考えられ、さらに大型材で
は、割れが発生するおそれが大きい。これに対し、供試
合金Bは、位置の違いによる冷却速度差は、極めて小さ
かった。 [0016]
れ、980℃で3時間の固溶化処理を行い、その後、供
試合金Aは水冷して、本願とは、冷却速度が異なる比較
例とした。また、供試合金Bは空冷した。なお、供試合
金の位置の違いによる冷却速度差を知るため、ディスク
材4の角部表層位置1.中心表層位置2.深部位置3の
各位置で冷却速度を測定した。その結果は表2に示すと
おりである。角部表層位置1は、表面および周面からそ
れぞれ40mntの距離の角部にあり、中心表層位置2
は、中心軸にあって、表面から40Mの深さにあり、深
部位置3は、同じく中心軸にあって、表面から120m
mの深さの最深部にある。 [00151表2の結果から、水冷した供試合金Aでは
、位置の違いによる冷却速度差が非常に大きくて、熱処
理効果にも差異が生ずることが予測された。また、大き
な熱応力が生じているものと考えられ、さらに大型材で
は、割れが発生するおそれが大きい。これに対し、供試
合金Bは、位置の違いによる冷却速度差は、極めて小さ
かった。 [0016]
【表2】
[0017]冷却した各供試合金は、引き続き、第3表
に示す中間時効処理を行った。すなわち、供試合金Aに
は、従来と同様の温度、時間でその処理を行った。また
、供試合金Bは、3個を用意し、その1つを従来と同様
の温度、時間で中間時効処理を行って、供試合金B1と
した。他の1つは、処理温度を従来と同様とし、処理時
間を従来の3時間から、12時間に変更して中間時効処
理を行った実施例であり、供試合金B2とした。また、
最後の1つは、中間時効処理を省略した実施例であり、
供試合金B3とした。 [0018]
に示す中間時効処理を行った。すなわち、供試合金Aに
は、従来と同様の温度、時間でその処理を行った。また
、供試合金Bは、3個を用意し、その1つを従来と同様
の温度、時間で中間時効処理を行って、供試合金B1と
した。他の1つは、処理温度を従来と同様とし、処理時
間を従来の3時間から、12時間に変更して中間時効処
理を行った実施例であり、供試合金B2とした。また、
最後の1つは、中間時効処理を省略した実施例であり、
供試合金B3とした。 [0018]
【表3】
[0019]さらに、各供試合金を、表3に示す条件で
時効処理を行った。時効処理は、従来と同様の方法(同
一温度、時間)で行った。得られた析出硬化型超合金の
機械的性質を評価するため、各供試合金の位置1および
位置3より試験材を採取し、それぞれ引張試験(室温右
よび650℃)と、高温でのクリープ破断試験とを行っ
た。その結果は表4に示すとおりである。 [00203表4から明らかなように、冷却を水冷で行
った比較例の供試合金Aは、位置1と位置3で、機械的
性質が大きく異なっていた。これを一つの用途例として
、AMS規格値5703Bと照合すると、位置1では、
高温強度は十分に規格値を満足しているものの、位置3
では、規格値を下回っており、機械的性質の不均質さが
際立っていた。 [00211一方、固溶化処理後の冷却を空冷に代え、
中間時効処理は、従来と同じ処理時間で行った比較例の
供試合金B1は、機械的性質の不均質さは除かれたが、
強度が不足しており、位置1.3ともに、高温強度は前
記AMS規格値を下回っていた。 [o o 22]次に、本願発明の実施例である供試合
金82、B3は、機械的性質の不均質さが除かれるとと
もに、高温強度も十分に向上しており、位置1,3とも
に、同程度の高温強度を有し、前記AMS規格値を満足
していた。なお、上記実施例では、中間時効処理時間を
短縮した供試合金B2と、中間時効処理を省略した供試
合金B3とは、はぼ同じ機械的性質が得られたが、合金
の組成や、形状寸法などによって、両者間に差異が生ず
ることも考えられるので、最適な機械的特性を得るため
には、組成および形状寸法に応じてその都度、中間時効
処理の有無と、処理時間の短縮量とを適宜決定する。 [0023]
時効処理を行った。時効処理は、従来と同様の方法(同
一温度、時間)で行った。得られた析出硬化型超合金の
機械的性質を評価するため、各供試合金の位置1および
位置3より試験材を採取し、それぞれ引張試験(室温右
よび650℃)と、高温でのクリープ破断試験とを行っ
た。その結果は表4に示すとおりである。 [00203表4から明らかなように、冷却を水冷で行
った比較例の供試合金Aは、位置1と位置3で、機械的
性質が大きく異なっていた。これを一つの用途例として
、AMS規格値5703Bと照合すると、位置1では、
高温強度は十分に規格値を満足しているものの、位置3
では、規格値を下回っており、機械的性質の不均質さが
際立っていた。 [00211一方、固溶化処理後の冷却を空冷に代え、
中間時効処理は、従来と同じ処理時間で行った比較例の
供試合金B1は、機械的性質の不均質さは除かれたが、
強度が不足しており、位置1.3ともに、高温強度は前
記AMS規格値を下回っていた。 [o o 22]次に、本願発明の実施例である供試合
金82、B3は、機械的性質の不均質さが除かれるとと
もに、高温強度も十分に向上しており、位置1,3とも
に、同程度の高温強度を有し、前記AMS規格値を満足
していた。なお、上記実施例では、中間時効処理時間を
短縮した供試合金B2と、中間時効処理を省略した供試
合金B3とは、はぼ同じ機械的性質が得られたが、合金
の組成や、形状寸法などによって、両者間に差異が生ず
ることも考えられるので、最適な機械的特性を得るため
には、組成および形状寸法に応じてその都度、中間時効
処理の有無と、処理時間の短縮量とを適宜決定する。 [0023]
【表4】
[0024]
【発明の効果】以上説明したように、本願発明のFeN
i基析出硬化型超合金の製造方法によれば、固溶化処理
後の冷却速度を遅くするとともに、中間時効処理を雑種
化、または省略することにより、熱処理効果の不均質さ
や、境き割れを回避することができる。また、本願発明
の製造方法によれば、小型部材はもとより、大型部材に
おいても、均質で、十分な析出硬化が達成され、従来の
製造方法によるよりも、高温強度およびクリープ特性の
優れたFe−Ni基析出硬化型超合金を得ることができ
る。
i基析出硬化型超合金の製造方法によれば、固溶化処理
後の冷却速度を遅くするとともに、中間時効処理を雑種
化、または省略することにより、熱処理効果の不均質さ
や、境き割れを回避することができる。また、本願発明
の製造方法によれば、小型部材はもとより、大型部材に
おいても、均質で、十分な析出硬化が達成され、従来の
製造方法によるよりも、高温強度およびクリープ特性の
優れたFe−Ni基析出硬化型超合金を得ることができ
る。
【図1】本発明実施例と、比較例に用いる供試合金のデ
ィスク材の平面図である。
ィスク材の平面図である。
【図2】同じくディスク材の縦断面図である。
1 角部表層位置
2 中心表層位置
3 深部位置
4 ディスク材
Claims (2)
- 【請求項1】FeおよびNiをベース成分とする超合金
を、固溶化処理した後、中間時効処理し、その後、時効
処理を行うFe−Ni基析出硬化型超合金の製造方法に
おいて、前記固溶化処理後の冷却を、空冷または空冷よ
りも遅い冷却速度で行うとともに、前記中間時効処理の
処理時間を短縮し、または、中間時効処理を省略し、そ
の後、時効処理を行うことを特徴とするFe−Ni基析
出硬化型超合金の製造方法 - 【請求項2】時効処理の処理時間を短縮することを特徴
とする請求項1記載のFe−Ni基析出硬化型超合金の
製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40969690A JPH04210457A (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | Fe −Ni 基析出硬化型超合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40969690A JPH04210457A (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | Fe −Ni 基析出硬化型超合金の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04210457A true JPH04210457A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18518998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40969690A Pending JPH04210457A (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | Fe −Ni 基析出硬化型超合金の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04210457A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0774530A1 (de) * | 1995-11-17 | 1997-05-21 | Asea Brown Boveri Ag | Verfahren zur Herstellung eines hochtemperaturbeständigen Werkstoffkörpers aus einer Eisen-Nickel-Superlegierung |
| FR2768156A1 (fr) * | 1997-09-05 | 1999-03-12 | Korea Atomic Energy Res | Procede de recuit d'un alliage a base de nickel pour l'amelioration de la resistance a la corrosion |
| JP2009299187A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Korea Inst Of Machinery & Materials | 波形粒界のためのニッケル基合金の熱処理方法およびそれによる合金 |
-
1990
- 1990-12-11 JP JP40969690A patent/JPH04210457A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0774530A1 (de) * | 1995-11-17 | 1997-05-21 | Asea Brown Boveri Ag | Verfahren zur Herstellung eines hochtemperaturbeständigen Werkstoffkörpers aus einer Eisen-Nickel-Superlegierung |
| FR2768156A1 (fr) * | 1997-09-05 | 1999-03-12 | Korea Atomic Energy Res | Procede de recuit d'un alliage a base de nickel pour l'amelioration de la resistance a la corrosion |
| JP2009299187A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Korea Inst Of Machinery & Materials | 波形粒界のためのニッケル基合金の熱処理方法およびそれによる合金 |
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