JPH04212099A - 生化学的活性基を含有するレニウムジオキシムおよびテクネチウム−99mジオキシム錯体のボロン酸アダクト - Google Patents
生化学的活性基を含有するレニウムジオキシムおよびテクネチウム−99mジオキシム錯体のボロン酸アダクトInfo
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- JPH04212099A JPH04212099A JP3019465A JP1946591A JPH04212099A JP H04212099 A JPH04212099 A JP H04212099A JP 3019465 A JP3019465 A JP 3019465A JP 1946591 A JP1946591 A JP 1946591A JP H04212099 A JPH04212099 A JP H04212099A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生化学的活性基を有する
レニウムジオキシムおよびテクネチウム−99mジオキ
シム錯体のボロン酸アダクトに関する。
レニウムジオキシムおよびテクネチウム−99mジオキ
シム錯体のボロン酸アダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】放射線標識した生化学的活性基は、診断
映像分野での関心が高まりつつある。本質的に、生化学
的活性基は代謝基質もしくはインヒビター、または特定
レセプタに対し親和力を持つ分子である。各種の生化学
的活性基を必要とする、レセプタ結合または物質代謝な
どの一定特性の知識は、理論的には少なくとも、かかる
生化学的活性基の放射線標識変種が、特定器官への血流
のみよりはむしろ、特定器官の機能および/または状態
を映像するのに有用となることを示唆する。有効な錯体
は、放射性核種と生化学的活性基が互いに安定に結合し
、さらに遊離した生化学的活性基が作用するとき、それ
に応じて錯体が実質的に作用するか、あるいは“吸収さ
れる(taken up)”ものである。
映像分野での関心が高まりつつある。本質的に、生化学
的活性基は代謝基質もしくはインヒビター、または特定
レセプタに対し親和力を持つ分子である。各種の生化学
的活性基を必要とする、レセプタ結合または物質代謝な
どの一定特性の知識は、理論的には少なくとも、かかる
生化学的活性基の放射線標識変種が、特定器官への血流
のみよりはむしろ、特定器官の機能および/または状態
を映像するのに有用となることを示唆する。有効な錯体
は、放射性核種と生化学的活性基が互いに安定に結合し
、さらに遊離した生化学的活性基が作用するとき、それ
に応じて錯体が実質的に作用するか、あるいは“吸収さ
れる(taken up)”ものである。
【0003】このような性質を持った有効な錯体を製造
する試みが、多数報告されている。たとえば、ホウラー
らの「Int.J.Appl.Radiat.Isot
.」(1986年、27、663〜668頁),“代謝
研究用の2−デオキシ−2[18F]フルオロ−D−グ
ルコース:最新状況”において、脳の診断映像に用いる
18Fで、代謝基質のデオキシグルコースを放射線標識
することの研究がなされている。また脳および肺映像に
ついての試みは、ウィンチェル(Winchell)ら
の「J.Nucl.Med.」(1980年、21、9
40〜946頁),“脳研究用のI−123−標識アミ
ン類の開発:ラット脳におけるI−123ヨードフエニ
ルアルキルアミン類の局在”並びに「J.Nucl.M
ed.」(1980年、21、947〜952頁),“
N−イソプロピル−[123I]p−ヨードアンフェタ
ミン:1回パス脳吸収および流失(Uptake a
ndWashout);脳シナプトソームへの結合;お
よびイヌおよびサル脳での局在”に開示されており、ウ
ィルチェルらは、特定レセプタと123Iの相互作用に
対して公知の、アンフェタミン類の放射線標識を報告し
ている。“スペクタミン”として公知の放射性ヨウ素で
処理したアンフェタミンは、一般に脳映像用に市販され
ている。
する試みが、多数報告されている。たとえば、ホウラー
らの「Int.J.Appl.Radiat.Isot
.」(1986年、27、663〜668頁),“代謝
研究用の2−デオキシ−2[18F]フルオロ−D−グ
ルコース:最新状況”において、脳の診断映像に用いる
18Fで、代謝基質のデオキシグルコースを放射線標識
することの研究がなされている。また脳および肺映像に
ついての試みは、ウィンチェル(Winchell)ら
の「J.Nucl.Med.」(1980年、21、9
40〜946頁),“脳研究用のI−123−標識アミ
ン類の開発:ラット脳におけるI−123ヨードフエニ
ルアルキルアミン類の局在”並びに「J.Nucl.M
ed.」(1980年、21、947〜952頁),“
N−イソプロピル−[123I]p−ヨードアンフェタ
ミン:1回パス脳吸収および流失(Uptake a
ndWashout);脳シナプトソームへの結合;お
よびイヌおよびサル脳での局在”に開示されており、ウ
ィルチェルらは、特定レセプタと123Iの相互作用に
対して公知の、アンフェタミン類の放射線標識を報告し
ている。“スペクタミン”として公知の放射性ヨウ素で
処理したアンフェタミンは、一般に脳映像用に市販され
ている。
【0004】遊離脂肪酸は普通に潅流される心筋の第1
基質であり、そのものは、β−酸化経路を経由する遊離
脂肪酸代謝の研究に潜在的に有用であると見られている
。従って、ファン・デル・バールらの「Eur.J.N
ucl.Med.」(1986年、12、S11〜S1
5頁),“放射線標識遊離脂肪酸による心筋映像:適用
と限界”において、陽電子放出同位体(たとえば11C
、13Nおよび15O)、並びにガンマ線放出同位体(
123I)で標識した遊離脂肪酸の研究が開示されてい
る。加えて、ジョーンズらの「J.Nucl.Med.
」(1988年、29(5)、935頁),“新規[T
c99m]−ジアミノジチオール−脂肪酸(TcN2S
2FA)錯体の合成およびその心筋映像剤としての評価
”に、テクネチウム−99m(99mTc)を持つ脂肪
酸を用いて正常な心筋を映像する試みが開示されている
。
基質であり、そのものは、β−酸化経路を経由する遊離
脂肪酸代謝の研究に潜在的に有用であると見られている
。従って、ファン・デル・バールらの「Eur.J.N
ucl.Med.」(1986年、12、S11〜S1
5頁),“放射線標識遊離脂肪酸による心筋映像:適用
と限界”において、陽電子放出同位体(たとえば11C
、13Nおよび15O)、並びにガンマ線放出同位体(
123I)で標識した遊離脂肪酸の研究が開示されてい
る。加えて、ジョーンズらの「J.Nucl.Med.
」(1988年、29(5)、935頁),“新規[T
c99m]−ジアミノジチオール−脂肪酸(TcN2S
2FA)錯体の合成およびその心筋映像剤としての評価
”に、テクネチウム−99m(99mTc)を持つ脂肪
酸を用いて正常な心筋を映像する試みが開示されている
。
【0005】乳癌における特定エストロゲンレセプタの
発見は、各種ステロイド類(たとえばエストロゲン類ま
たはエストラジオール類などのその誘導体)の放射線標
識への研究に導く。放射線標識エストロゲンは、レセプ
タ量を表示したり、乳癌療法の種類とレベルの決定を援
助しうると思われる。これに関し、ジャゴダらの「J.
Nucl.Med.」(1984年、25、472−4
77頁),“[125I]−17−ヨードビニル11−
メトキシエストラジオール:高親和力エストロゲン−レ
セプタ放射性薬品のインビボおよびインビトロ特性”に
、上記診断用途用の125I標識メトキシエストラジオ
ールの研究が記載されている。
発見は、各種ステロイド類(たとえばエストロゲン類ま
たはエストラジオール類などのその誘導体)の放射線標
識への研究に導く。放射線標識エストロゲンは、レセプ
タ量を表示したり、乳癌療法の種類とレベルの決定を援
助しうると思われる。これに関し、ジャゴダらの「J.
Nucl.Med.」(1984年、25、472−4
77頁),“[125I]−17−ヨードビニル11−
メトキシエストラジオール:高親和力エストロゲン−レ
セプタ放射性薬品のインビボおよびインビトロ特性”に
、上記診断用途用の125I標識メトキシエストラジオ
ールの研究が記載されている。
【0006】ギブソンらの「Biochem Pha
rm.」(Vol.32、No.12、1851〜18
56頁、1983年)、“脳および心臓レセプタに対す
るムスカリンアセチルコリンレセプタ拮抗剤の親和力の
差異”、並びに「J.Nucl.Med.」(Vol.
25、No.2、214〜222頁、1984年2月)
,“インビボおよびインビトロのI−125 4−I
QNBおよびH−3QNBの特性”に、心臓および脳組
織における125Iおよび3Hで放射線標識した、ムス
カリンレセプタ用基質、たとえば3−キヌクリジニルベ
ンジレート(QNB)およびその誘導体についての研究
が記載されている。
rm.」(Vol.32、No.12、1851〜18
56頁、1983年)、“脳および心臓レセプタに対す
るムスカリンアセチルコリンレセプタ拮抗剤の親和力の
差異”、並びに「J.Nucl.Med.」(Vol.
25、No.2、214〜222頁、1984年2月)
,“インビボおよびインビトロのI−125 4−I
QNBおよびH−3QNBの特性”に、心臓および脳組
織における125Iおよび3Hで放射線標識した、ムス
カリンレセプタ用基質、たとえば3−キヌクリジニルベ
ンジレート(QNB)およびその誘導体についての研究
が記載されている。
【0007】マーチンらの「J.Nucl.Med.」
(Vol.30、No.2、194〜201頁、198
9年),“低酸素性細胞マーカの[3H]フルオロミソ
ニダゾールの結合増大”並びにホフマンらの「Stro
ke」(18、168頁、1987年),“大脳虚血に
おける低酸素性トレーサの[H−3]ミソニダゾールの
結合”に報告されているように、低酸素ニトロ介在(h
ypoxia−mediated nitro)複素
環基(たとえばニトロイミダゾール基およびその誘導体
)は、低酸素性の、すなわち、酸素が欠乏している体の
組織中に保持されることが知られている。脳または心臓
の低酸素性組織は一般的に、たとえ動脈閉塞によるまた
は需要増大と血流不足の組合せによって生じる虚血性エ
ピソードに続く。加えて、コーらの「J.Nucl.M
ed.」(1989年、30、789頁),“[F−1
8]フルオロミソニダゾールを用いる腫瘍の低酸素映像
”に、18Fで放射線標識したニトロイミダゾールを用
いる腫瘍の診断映像の試みが開示されている。
(Vol.30、No.2、194〜201頁、198
9年),“低酸素性細胞マーカの[3H]フルオロミソ
ニダゾールの結合増大”並びにホフマンらの「Stro
ke」(18、168頁、1987年),“大脳虚血に
おける低酸素性トレーサの[H−3]ミソニダゾールの
結合”に報告されているように、低酸素ニトロ介在(h
ypoxia−mediated nitro)複素
環基(たとえばニトロイミダゾール基およびその誘導体
)は、低酸素性の、すなわち、酸素が欠乏している体の
組織中に保持されることが知られている。脳または心臓
の低酸素性組織は一般的に、たとえ動脈閉塞によるまた
は需要増大と血流不足の組合せによって生じる虚血性エ
ピソードに続く。加えて、コーらの「J.Nucl.M
ed.」(1989年、30、789頁),“[F−1
8]フルオロミソニダゾールを用いる腫瘍の低酸素映像
”に、18Fで放射線標識したニトロイミダゾールを用
いる腫瘍の診断映像の試みが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の各種放射線標識
生化学的活性基による診断映像の試みは、その目的に対
し理想的結果に劣るものであった。たとえば、陽電子放
出同位体はサイクロトロンで製造され、広汎には利用で
きない高価な映像装置が必要である。同様に、123I
は13時間の半減期を有し、製造が高価である。さらに
、脂肪酸との99mTc錯体は、心筋吸収における遊離
脂肪酸の特性を明らかにしない。最後に、トリチウム標
識ニトロイミダゾール類はβ線放出核種で、自動放射線
写真の研究にのみ有用で、診断映像には適さない。以上
のことから、生化学行動と生化学的活性基の親和力を保
持し、かつ適当な使用が容易な放射線核種で標識した生
化学的活性基の放射線標識錯体は、当該分野に対し有用
性を付加することになる。
生化学的活性基による診断映像の試みは、その目的に対
し理想的結果に劣るものであった。たとえば、陽電子放
出同位体はサイクロトロンで製造され、広汎には利用で
きない高価な映像装置が必要である。同様に、123I
は13時間の半減期を有し、製造が高価である。さらに
、脂肪酸との99mTc錯体は、心筋吸収における遊離
脂肪酸の特性を明らかにしない。最後に、トリチウム標
識ニトロイミダゾール類はβ線放出核種で、自動放射線
写真の研究にのみ有用で、診断映像には適さない。以上
のことから、生化学行動と生化学的活性基の親和力を保
持し、かつ適当な使用が容易な放射線核種で標識した生
化学的活性基の放射線標識錯体は、当該分野に対し有用
性を付加することになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、レニウ
ムジオキシムおよびテクネチウム−99mジオキシム錯
体のボロン酸アダクトは、生化学的活性基に結合し、た
とえばテクネチウム−99mの場合は診断映像剤として
、またレニウム放射性核種の場合は放射線療法用剤とし
て有用である。これらの新しい錯体化合物(ボロン酸ア
ダクト)は、式:MX(Y3)Z
[I]で示される。ここで、Mはテクネチウム
−99mまたはレニウムである。なお、特に他の指摘が
なければ、レニウムは186Reおよび188Re放射
性核種(これらの混合物を含む)を包含し、またかなり
の量の185Reおよび187Reを含んでいてもよい
。上記式[I]において、および本明細書を通じて、各
種語句の定義は以下の通りである。Xはアニオン;Yは
式: の隣位ジオキシムまたはその医薬的に許容しうる塩;R
1およびR2はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ア
ルキル、アリール、アミノまたは5員もしくは6員窒素
もしくは酸素含有複素環基、またはR1とR2は共に合
して、−(CR8R9)n−; nは3、4、5または6; R8およびR9はそれぞれ独立して、水素またはアルキ
ル; Zは式: B−(A1)p−R3 [II
I]のボロン誘導体;R3はそのものが生化学的活性基
か、あるいは生化学的活性基を含有する基;(A1)p
はpが0のとき存在せず、またはpが1以上の整数のと
きスペーサー基である。
ムジオキシムおよびテクネチウム−99mジオキシム錯
体のボロン酸アダクトは、生化学的活性基に結合し、た
とえばテクネチウム−99mの場合は診断映像剤として
、またレニウム放射性核種の場合は放射線療法用剤とし
て有用である。これらの新しい錯体化合物(ボロン酸ア
ダクト)は、式:MX(Y3)Z
[I]で示される。ここで、Mはテクネチウム
−99mまたはレニウムである。なお、特に他の指摘が
なければ、レニウムは186Reおよび188Re放射
性核種(これらの混合物を含む)を包含し、またかなり
の量の185Reおよび187Reを含んでいてもよい
。上記式[I]において、および本明細書を通じて、各
種語句の定義は以下の通りである。Xはアニオン;Yは
式: の隣位ジオキシムまたはその医薬的に許容しうる塩;R
1およびR2はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ア
ルキル、アリール、アミノまたは5員もしくは6員窒素
もしくは酸素含有複素環基、またはR1とR2は共に合
して、−(CR8R9)n−; nは3、4、5または6; R8およびR9はそれぞれ独立して、水素またはアルキ
ル; Zは式: B−(A1)p−R3 [II
I]のボロン誘導体;R3はそのものが生化学的活性基
か、あるいは生化学的活性基を含有する基;(A1)p
はpが0のとき存在せず、またはpが1以上の整数のと
きスペーサー基である。
【0010】生化学的活性基が錯体化合物の残りの閉近
位によってその作用が抑制される場合は、生化学的活性
基はスペーサー基(または結合基)の(A1)pを介し
て錯体化合物と結合しうる。このスペーサー基は、錯体
化合物[I]の残りからR3の生化学的活性基を物理的
に引き離すか、あるいは他の方法で隔離するのに役立ち
うるものであれば、いずれの化学成分であってもよい。 たとえば、スペーサー基において、pが1である場合の
A1、またはp>1である場合の直鎖または分枝鎖を構
成する各種のA1単位はそれぞれ独立して、−CH2−
、−CHR4−、−CR4R5−、−CH=CH−、−
CH=CR4−、−CR4=CR5−、−C≡C−、シ
クNH−、−HC=N−、−CR4=N−、−NR4−
および−CS−の群から選ばれ、ここでR4およびR5
がそれぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルコキ
シ、アリール、5員もしくは6員窒素もしくは酸素含有
複素環基、ハロゲン、ヒドロキシおよびヒドロキシアル
キルの群から選ばれる。
位によってその作用が抑制される場合は、生化学的活性
基はスペーサー基(または結合基)の(A1)pを介し
て錯体化合物と結合しうる。このスペーサー基は、錯体
化合物[I]の残りからR3の生化学的活性基を物理的
に引き離すか、あるいは他の方法で隔離するのに役立ち
うるものであれば、いずれの化学成分であってもよい。 たとえば、スペーサー基において、pが1である場合の
A1、またはp>1である場合の直鎖または分枝鎖を構
成する各種のA1単位はそれぞれ独立して、−CH2−
、−CHR4−、−CR4R5−、−CH=CH−、−
CH=CR4−、−CR4=CR5−、−C≡C−、シ
クNH−、−HC=N−、−CR4=N−、−NR4−
および−CS−の群から選ばれ、ここでR4およびR5
がそれぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルコキ
シ、アリール、5員もしくは6員窒素もしくは酸素含有
複素環基、ハロゲン、ヒドロキシおよびヒドロキシアル
キルの群から選ばれる。
【0011】当該分野で公知の各種スペーサー基を考慮
すれば、pは所定の目的錯体化合物の選定に応じて適宜
の数値に設定しうることが理解される。好ましくはp≦
100で、最も好ましくはp≦20である。
すれば、pは所定の目的錯体化合物の選定に応じて適宜
の数値に設定しうることが理解される。好ましくはp≦
100で、最も好ましくはp≦20である。
【0012】本発明の錯体化合物を説明するのに用いる
語句の定義を以下に挙げる。これらの定義は、特別な場
合において他に限定される場合を除き、個別的にまたは
より大なる基の一部として、本明細書を通じ用いられる
語句に適用される。「アルキル」、「アルケニル」およ
び「アルコキシ」とは、直鎖および分枝鎖基を指称し、
炭素数1〜10の基が好ましい。「アリール」とは、フ
ェニルおよび置換フェニルを指称する。フェニル、およ
び1,2または3個のアルキル、ハロアルキル、アミノ
アルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノ
アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロゲン
、アミノ、ヒドロキシまたはホルミルで置換された置換
フェニルが好ましい。「ハライド」、「ハロ」および「
ハロゲン」とは、弗素、塩素、臭素および沃素を指称す
る。「5員もしくは6員窒素含有複素環基」とは、少な
くとも1個の窒素原子を有する5員および6員環基の全
てを指称する。脂肪族基の具体例は、式: (式中、mは0または1、およびAはO、−N−R6、
−S−または−CH−R6(ここで、R6は水素、アル
キル、アリールまたはアリールアルキル)である)の化
合物のデヒドロ誘導体である。かかる基としては、ピロ
リジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル
、4−アルキルピペラジニル、4−アルキルピペリジニ
ルおよび3−アルキルピロリジニルが包含される。また
「5員もしくは6員窒素含有複素環基」には、芳香族基
も含まれる。芳香族基の具体例は、ピロリル、イミダゾ
リル、オキサゾリル、ピラゾリル、ピリジニルおよびピ
リミジニルである。これらの基はヘテロ原子また炭素原
子を介して環結合することができる。「5員もしくは6
員窒素もしくは酸素含有複素環基」とは、少なくとも1
個の窒素もしくは酸素原子を有する5員もしくは6員環
基の全てを指称する。具体例としては、「5員もしくは
6員窒素含有複素環基」の定義で記載したものが挙げら
れる。追加の具体例は、1,4−ジオキサニルおよびフ
ラニルである。
語句の定義を以下に挙げる。これらの定義は、特別な場
合において他に限定される場合を除き、個別的にまたは
より大なる基の一部として、本明細書を通じ用いられる
語句に適用される。「アルキル」、「アルケニル」およ
び「アルコキシ」とは、直鎖および分枝鎖基を指称し、
炭素数1〜10の基が好ましい。「アリール」とは、フ
ェニルおよび置換フェニルを指称する。フェニル、およ
び1,2または3個のアルキル、ハロアルキル、アミノ
アルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノ
アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロゲン
、アミノ、ヒドロキシまたはホルミルで置換された置換
フェニルが好ましい。「ハライド」、「ハロ」および「
ハロゲン」とは、弗素、塩素、臭素および沃素を指称す
る。「5員もしくは6員窒素含有複素環基」とは、少な
くとも1個の窒素原子を有する5員および6員環基の全
てを指称する。脂肪族基の具体例は、式: (式中、mは0または1、およびAはO、−N−R6、
−S−または−CH−R6(ここで、R6は水素、アル
キル、アリールまたはアリールアルキル)である)の化
合物のデヒドロ誘導体である。かかる基としては、ピロ
リジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル
、4−アルキルピペラジニル、4−アルキルピペリジニ
ルおよび3−アルキルピロリジニルが包含される。また
「5員もしくは6員窒素含有複素環基」には、芳香族基
も含まれる。芳香族基の具体例は、ピロリル、イミダゾ
リル、オキサゾリル、ピラゾリル、ピリジニルおよびピ
リミジニルである。これらの基はヘテロ原子また炭素原
子を介して環結合することができる。「5員もしくは6
員窒素もしくは酸素含有複素環基」とは、少なくとも1
個の窒素もしくは酸素原子を有する5員もしくは6員環
基の全てを指称する。具体例としては、「5員もしくは
6員窒素含有複素環基」の定義で記載したものが挙げら
れる。追加の具体例は、1,4−ジオキサニルおよびフ
ラニルである。
【0013】Mがレニウムである本発明の錯体化合物の
場合、生化学的活性基はU.S.特許第4871836
号(1989年10月3日特許)に記載の錯体化合物と
結合する。MがTc−99mである錯体化合物[I]の
場合、生化学的活性基はU.S.特許第4705849
号(1987年11月10日特許)に記載の錯体化合物
と結合する。
場合、生化学的活性基はU.S.特許第4871836
号(1989年10月3日特許)に記載の錯体化合物と
結合する。MがTc−99mである錯体化合物[I]の
場合、生化学的活性基はU.S.特許第4705849
号(1987年11月10日特許)に記載の錯体化合物
と結合する。
【0014】本発明は、放射線標識した生化学的活性基
を含有する錯体化合物を提供するものである。本発明で
の使用に好適な生化学的活性基は、任意の代謝基質もし
くはインヒビター、または特定レセプタに対し親和力を
持つ分子である。本発明の目的に対し、特定レセプタ部
位に対し親和力を持つ分子である生化学的活性基のカテ
ゴリーは、本発明の錯体化合物[I]の中に以下に記載
の方法によって導入することができる基に限定されるこ
とが理解される。
を含有する錯体化合物を提供するものである。本発明で
の使用に好適な生化学的活性基は、任意の代謝基質もし
くはインヒビター、または特定レセプタに対し親和力を
持つ分子である。本発明の目的に対し、特定レセプタ部
位に対し親和力を持つ分子である生化学的活性基のカテ
ゴリーは、本発明の錯体化合物[I]の中に以下に記載
の方法によって導入することができる基に限定されるこ
とが理解される。
【0015】適当な生化学的活性基の具体例としては、
これらに限定されるものではないが、低酸素ニトロ介在
複素環基、アンフエタミン類、ステロイド類(たとえば
エストロゲンまたはエストラジオール)、糖類(たとえ
ばグルコース誘導体)、脂肪族、バルビツル酸塩、スル
ホンアミド類、モノアミンオキシダーゼ基質およびイン
ヒビター、抗高血圧剤、ムスカリンレセプタ用基質(た
とえば3−キヌクリジニルベンジレート)およびドーパ
ミンレセプタ用基質(たとえばスピペロン)が挙げられ
る。
これらに限定されるものではないが、低酸素ニトロ介在
複素環基、アンフエタミン類、ステロイド類(たとえば
エストロゲンまたはエストラジオール)、糖類(たとえ
ばグルコース誘導体)、脂肪族、バルビツル酸塩、スル
ホンアミド類、モノアミンオキシダーゼ基質およびイン
ヒビター、抗高血圧剤、ムスカリンレセプタ用基質(た
とえば3−キヌクリジニルベンジレート)およびドーパ
ミンレセプタ用基質(たとえばスピペロン)が挙げられ
る。
【0016】本発明の錯体化合物は以前において開示さ
れたことがなく、個々の生化学的活性基の特性、たとえ
ばレセプタ結合、物質代謝等を利用して、特定部位の映
像または治療を行うのに有用である。本発明のMが99
mTcである錯体化合物は、放射性核種錯体と生化学的
活性基間の共有結合によって特徴づけられる診断映像物
の使用が非常に有効で、かつ比較的容易であり、しかも
遊離の生化学的基の吸収特性を実質的に保有する。本発
明のMが99mTcである錯体化合物の診断用途の具体
例としては、これらに限定されるものではないが、生化
学的活性基がニトロ成分の低酸素介在還元によって捕捉
されるニトロ−複素環基(以下、“低酸素ニトロ介在複
素環基”と称す)のときはたとえば心臓、脳、肺におけ
る低酸素性組織、または腫瘍の映像;生化学的活性基が
親油性アミン含有化合物(たとえばアンフエタミン)の
ときは脳および肺の映像;生化学的活性基が糖(たとえ
ばグルコース誘導体)のときは脳、心臓または腫瘍の映
像;生化学的活性基が脂肪酸のときは心臓の映像;およ
び生化学的活性基がステロイド(たとえば乳癌映像用エ
ストロゲン)のときはステロイドレセプタ部位の映像が
挙げられる。
れたことがなく、個々の生化学的活性基の特性、たとえ
ばレセプタ結合、物質代謝等を利用して、特定部位の映
像または治療を行うのに有用である。本発明のMが99
mTcである錯体化合物は、放射性核種錯体と生化学的
活性基間の共有結合によって特徴づけられる診断映像物
の使用が非常に有効で、かつ比較的容易であり、しかも
遊離の生化学的基の吸収特性を実質的に保有する。本発
明のMが99mTcである錯体化合物の診断用途の具体
例としては、これらに限定されるものではないが、生化
学的活性基がニトロ成分の低酸素介在還元によって捕捉
されるニトロ−複素環基(以下、“低酸素ニトロ介在複
素環基”と称す)のときはたとえば心臓、脳、肺におけ
る低酸素性組織、または腫瘍の映像;生化学的活性基が
親油性アミン含有化合物(たとえばアンフエタミン)の
ときは脳および肺の映像;生化学的活性基が糖(たとえ
ばグルコース誘導体)のときは脳、心臓または腫瘍の映
像;生化学的活性基が脂肪酸のときは心臓の映像;およ
び生化学的活性基がステロイド(たとえば乳癌映像用エ
ストロゲン)のときはステロイドレセプタ部位の映像が
挙げられる。
【0017】さらに、本発明は、MがReのとき、放射
線療法適応の安定に結合した錯体化合物を提供する。た
とえば、上記U.S.特許第4871836号(198
9年10月3日特許)に、放射線療法用のRe錯体が記
載されている。エストラジオール類を含む本発明のRe
錯体化合物は、乳癌の治療に使用することができる。ま
た、低酸素性組織が腫瘍に存在することが公知である限
り、生化学的活性基が低酸素ニトロ介在複素環基である
本発明のRe錯体化合物は放射線療法に好適である。M
がReのとき、放射線療法に用いる本発明の錯体化合物
を、人間に注入して所望部位に集結させることができる
。このことは、特異性の大きい所望部位への放射性核種
の標的を可能ならしめる。しかしながら、十分量の相互
作用部位(すなわち、エストロゲンレセプタまたは低酸
素性組織)が存在して、治療を要する領域へ治療レベル
のレニウムを付与しうる領域でのみしか放射線療法が行
えないことが理解される。
線療法適応の安定に結合した錯体化合物を提供する。た
とえば、上記U.S.特許第4871836号(198
9年10月3日特許)に、放射線療法用のRe錯体が記
載されている。エストラジオール類を含む本発明のRe
錯体化合物は、乳癌の治療に使用することができる。ま
た、低酸素性組織が腫瘍に存在することが公知である限
り、生化学的活性基が低酸素ニトロ介在複素環基である
本発明のRe錯体化合物は放射線療法に好適である。M
がReのとき、放射線療法に用いる本発明の錯体化合物
を、人間に注入して所望部位に集結させることができる
。このことは、特異性の大きい所望部位への放射性核種
の標的を可能ならしめる。しかしながら、十分量の相互
作用部位(すなわち、エストロゲンレセプタまたは低酸
素性組織)が存在して、治療を要する領域へ治療レベル
のレニウムを付与しうる領域でのみしか放射線療法が行
えないことが理解される。
【0018】低酸素ニトロ介在複素環基(すなわち、ニ
トロ成分の低酸素介在還元によって捕捉されるニトロ−
複素環基)の具体例は、上記コーらおよびホフマンらの
文献に加えて、G.L.ケデリスらの「Drug M
etabolism Reviews」(19(1)
、33〜62頁、1988年),“ニトロ−複素環式治
療剤の代謝活性化”;G.E.アダムスらの「Bioc
hem.Pharmacology」(Vol.35、
No.1、71〜76頁、1986年),“癌腫の放射
線および化学療法における低酸素ニトロ介在複素環式薬
物”;D.M.ブラウンらの「Rad.Researc
h」(90、98〜108頁、1982年),“1−置
換2−ニトロイミダゾール類の構造と活性度の関係:イ
ンビトロの放射線感受性に対する分配係数と側鎖ヒドロ
キシル基の効果”;G.E.アダムスらの「Int.J
.Radiat.Biol.」(Vol.35、No.
2、133〜150頁、1979年),“低酸素性細胞
放射線増感剤の発現の構造と活性度の関係”;およびG
.E.アダムスらの「Int.J.Radiat.Bi
ol.」(Vol.38、No.6、613〜626頁
、1980年),“低酸素性細胞放射線増感剤の発現の
構造と活性度の関係”に記載のものを包含する。これら
の文献には、本発明の錯体化合物において使用好適なR
3の各種のニトロ−複素環式化合物が開示されている。 これらの化合物は、側鎖A1を含有しうるニトロ−複素
環基からなり、ニトロ−複素環部をボロン原子および本
発明錯体化合物[I]の残りと結合させるスペーサー基
として役立つことができる。
トロ成分の低酸素介在還元によって捕捉されるニトロ−
複素環基)の具体例は、上記コーらおよびホフマンらの
文献に加えて、G.L.ケデリスらの「Drug M
etabolism Reviews」(19(1)
、33〜62頁、1988年),“ニトロ−複素環式治
療剤の代謝活性化”;G.E.アダムスらの「Bioc
hem.Pharmacology」(Vol.35、
No.1、71〜76頁、1986年),“癌腫の放射
線および化学療法における低酸素ニトロ介在複素環式薬
物”;D.M.ブラウンらの「Rad.Researc
h」(90、98〜108頁、1982年),“1−置
換2−ニトロイミダゾール類の構造と活性度の関係:イ
ンビトロの放射線感受性に対する分配係数と側鎖ヒドロ
キシル基の効果”;G.E.アダムスらの「Int.J
.Radiat.Biol.」(Vol.35、No.
2、133〜150頁、1979年),“低酸素性細胞
放射線増感剤の発現の構造と活性度の関係”;およびG
.E.アダムスらの「Int.J.Radiat.Bi
ol.」(Vol.38、No.6、613〜626頁
、1980年),“低酸素性細胞放射線増感剤の発現の
構造と活性度の関係”に記載のものを包含する。これら
の文献には、本発明の錯体化合物において使用好適なR
3の各種のニトロ−複素環式化合物が開示されている。 これらの化合物は、側鎖A1を含有しうるニトロ−複素
環基からなり、ニトロ−複素環部をボロン原子および本
発明錯体化合物[I]の残りと結合させるスペーサー基
として役立つことができる。
【0019】生化学的活性基が低酸素ニトロ介在複素環
基のとき、本発明錯体化合物のスペーサーR3部は下式
[IV]、[IV’]または[IV”]で示すことがで
きる。
基のとき、本発明錯体化合物のスペーサーR3部は下式
[IV]、[IV’]または[IV”]で示すことがで
きる。
【化7】
なお、環部は5員もしくは6員環または芳香族環であっ
て、nは5員もしくは6員環の有効な置換位置の総数;
上記R基の1つ以上は独立して、水素、ハロゲン、アル
キル、アリール、アルコキシ、オキサ−アルキル、ヒド
ロキシアルコキシ、アルケニル、アリールアルキル、ア
リールアルキルアミド、アルキルアミド、アルキルアミ
ンまたは(アルキルアミン)アルキル;X1は窒素、硫
黄、酸素、−CR=または−CRR−;および(A1)
pは式[IV]、[IV’]または[IV”]のR3基
が本発明錯体化合物の残基と窒素または炭素原子を介し
て結合している場合には存在せず、または(A1)pは
結合基で、また(A1)pは上記と同意義であってよい
。
て、nは5員もしくは6員環の有効な置換位置の総数;
上記R基の1つ以上は独立して、水素、ハロゲン、アル
キル、アリール、アルコキシ、オキサ−アルキル、ヒド
ロキシアルコキシ、アルケニル、アリールアルキル、ア
リールアルキルアミド、アルキルアミド、アルキルアミ
ンまたは(アルキルアミン)アルキル;X1は窒素、硫
黄、酸素、−CR=または−CRR−;および(A1)
pは式[IV]、[IV’]または[IV”]のR3基
が本発明錯体化合物の残基と窒素または炭素原子を介し
て結合している場合には存在せず、または(A1)pは
結合基で、また(A1)pは上記と同意義であってよい
。
【0020】上記低酸素ニトロ介在複素環基に関する文
献は、本発明の技術的考えが、ニトロ−複素環基の潜在
的還元が低酸素性組織におけるその保有に直接影響を及
ぼすことにあることを説明するのに役立つ。従って、ス
ペーサー基(A1)pは(R3が低酸素ニトロ介在複素
環基である場合)、R3を本発明錯体化合物の残基から
引き離す能力に応じるばかりでなく、低酸素ニトロ介在
複素環基の潜在的還元への影響力にも応じて選定するこ
とができる。同様に、本発明の技術的知見は、当業者で
あれば、文献で指摘されている公知の潜在的還元への影
響力に従って、式[IV]、[IV’]および[IV”
]の基のA1,R,X1および−NO2の価および/ま
たは位置を理解して選定しうることを示唆するものであ
る。
献は、本発明の技術的考えが、ニトロ−複素環基の潜在
的還元が低酸素性組織におけるその保有に直接影響を及
ぼすことにあることを説明するのに役立つ。従って、ス
ペーサー基(A1)pは(R3が低酸素ニトロ介在複素
環基である場合)、R3を本発明錯体化合物の残基から
引き離す能力に応じるばかりでなく、低酸素ニトロ介在
複素環基の潜在的還元への影響力にも応じて選定するこ
とができる。同様に、本発明の技術的知見は、当業者で
あれば、文献で指摘されている公知の潜在的還元への影
響力に従って、式[IV]、[IV’]および[IV”
]の基のA1,R,X1および−NO2の価および/ま
たは位置を理解して選定しうることを示唆するものであ
る。
【0021】好ましい低酸素ニトロ介在複素環基は、式
:
:
【化8】
【化9】
および
【化10】
で示される2−,4−および5−ニトロイミダゾール、
並びに式:
並びに式:
【化11】
および
【化12】
などのニトロフランおよびニトロチアゾール誘導体であ
る。具体的な基((A1)pスペーサーを含む)は、こ
れらに限定されるものではないが、
る。具体的な基((A1)pスペーサーを含む)は、こ
れらに限定されるものではないが、
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
および
【化21】
が挙げられる。R3が低酸素ニトロ介在複素環基である
とき、2−ニトロイミダゾールおよびその誘導体が最も
好ましい。
とき、2−ニトロイミダゾールおよびその誘導体が最も
好ましい。
【0022】R3の生化学的活性基がステロイドである
とき、ステロイド、置換ステロイド誘導体または非ステ
ロイド誘導体のいずれかを使用しうるが、選択されるR
3基がステロイドレセプタに対し親和力を有することを
条件とする。たとえば、R3が式:
とき、ステロイド、置換ステロイド誘導体または非ステ
ロイド誘導体のいずれかを使用しうるが、選択されるR
3基がステロイドレセプタに対し親和力を有することを
条件とする。たとえば、R3が式:
【化22】
のエストラジオールであるとき、(A1)p結合基、ま
たはp=0の場合のボロン原子は、分子上のいずれの有
効位置にも存在しうるが、A1はB環の原子またはD環
の原子に結合するのが好ましい。加えて、エストラジオ
ール分子は有効位置が1個以上のR(Rは前記と同意義
)で置換されていてもよい。別法として、ステロイド分
子を、エストロゲンレセプタに対し公知の親和力を持つ
非ステロイドジオール、たとえば式:
たはp=0の場合のボロン原子は、分子上のいずれの有
効位置にも存在しうるが、A1はB環の原子またはD環
の原子に結合するのが好ましい。加えて、エストラジオ
ール分子は有効位置が1個以上のR(Rは前記と同意義
)で置換されていてもよい。別法として、ステロイド分
子を、エストロゲンレセプタに対し公知の親和力を持つ
非ステロイドジオール、たとえば式:
【化23】
[式中、(A1)pおよびRは前記と同意義]と取り換
えることができる。
えることができる。
【0023】生化学的活性基がムスカリンレセプタ用基
質であるとき、錯体化合物のスペーサーR3部を式:
[式中、(A1)pおよびRは前記と同意義、および
R’は第3級または第4級アミン、たとえば3−キヌク
リジノールまたは置換3−キヌクリジノールである]で
示すことができる。
質であるとき、錯体化合物のスペーサーR3部を式:
[式中、(A1)pおよびRは前記と同意義、および
R’は第3級または第4級アミン、たとえば3−キヌク
リジノールまたは置換3−キヌクリジノールである]で
示すことができる。
【0024】Mがレニウムである場合の実施例および以
下に示す方法説明では、他に指摘の場合を除き、“キャ
リヤレニウム”の使用を必要とする。“キャリヤレニウ
ム”とは、使用するレニウム化合物が非放射性レニウム
を10−7〜10−5Mの濃度で含有することを意味す
る。
下に示す方法説明では、他に指摘の場合を除き、“キャ
リヤレニウム”の使用を必要とする。“キャリヤレニウ
ム”とは、使用するレニウム化合物が非放射性レニウム
を10−7〜10−5Mの濃度で含有することを意味す
る。
【0025】本発明のMがレニウムである錯体化合物の
製造は、レニウムを+3、+4、+5または+7の酸化
状態で用いて行うことができる。レニウムが+3の酸化
状態で有効である化合物の具体例は、ReCl3(CH
3CN)(PPh3)2および[Re2Cl8](NB
u4)2[式中、Ph=フェニルおよびBu=ブチル]
である。Re(IV)はK2ReCl6で、またRe(
VII)はNH4ReO4またはKReO4で有効であ
る。Re(V)は[ReOCl4](NBu4)および
[ReOCl4](AsPh4)およびReOCl3(
PPh3)2およびReO2(ピリジン)4+で有効で
ある。また当業者にとって公知の他のRe(III)、
Re(IV)、Re(V)、Re(VII)試薬も使用
することができる。
製造は、レニウムを+3、+4、+5または+7の酸化
状態で用いて行うことができる。レニウムが+3の酸化
状態で有効である化合物の具体例は、ReCl3(CH
3CN)(PPh3)2および[Re2Cl8](NB
u4)2[式中、Ph=フェニルおよびBu=ブチル]
である。Re(IV)はK2ReCl6で、またRe(
VII)はNH4ReO4またはKReO4で有効であ
る。Re(V)は[ReOCl4](NBu4)および
[ReOCl4](AsPh4)およびReOCl3(
PPh3)2およびReO2(ピリジン)4+で有効で
ある。また当業者にとって公知の他のRe(III)、
Re(IV)、Re(V)、Re(VII)試薬も使用
することができる。
【0026】好ましくは、本発明のRe錯体化合物は、
同時係属のU.S.特許出願第398879号(198
9年8月28日出願、名称:レニウムトリスジオキシム
錯体)に記載されている、式: ReX(Y)3
[V](式中、XおよびYは前記
と同意義) のRe中間錯体を用いて製造される。すなわち、Re中
間錯体(V)を式: のボロン酸誘導体と反応させることにより、本発明のレ
ニウム錯体化合物が得られる。Re中間錯体(V)は、
上述のRe(III)、Re(IV)またはRe(VI
I)試薬を用い、これらをアニオン成分(X)の源およ
び隣位ジオキシム[II]と化合させることにより、製
造することができる。この混合物の反応/加熱は、約2
5〜100℃で約5分〜8時間の条件で行うべきである
。Re(IV)、Re(V)またはRe(VII)を使
用する場合、これらの出発物質をRe(III)に還元
するのに十分な還元剤を加える公知の方法を採用すべき
である。
同時係属のU.S.特許出願第398879号(198
9年8月28日出願、名称:レニウムトリスジオキシム
錯体)に記載されている、式: ReX(Y)3
[V](式中、XおよびYは前記
と同意義) のRe中間錯体を用いて製造される。すなわち、Re中
間錯体(V)を式: のボロン酸誘導体と反応させることにより、本発明のレ
ニウム錯体化合物が得られる。Re中間錯体(V)は、
上述のRe(III)、Re(IV)またはRe(VI
I)試薬を用い、これらをアニオン成分(X)の源およ
び隣位ジオキシム[II]と化合させることにより、製
造することができる。この混合物の反応/加熱は、約2
5〜100℃で約5分〜8時間の条件で行うべきである
。Re(IV)、Re(V)またはRe(VII)を使
用する場合、これらの出発物質をRe(III)に還元
するのに十分な還元剤を加える公知の方法を採用すべき
である。
【0027】本発明のMがテクネチウム−99mである
錯体化合物の製造は、パーテクネテートイオンの状態の
テクネチウム−99mを用いることにより、最良に行う
ことができる。パーテクネテートイオンは、市販のテク
ネチウム−99m親娘発生剤から得ることができ、かか
るテクネチウムは+7の酸化状態にある。この種の発生
剤を用いるパーテクネテートイオンの発生は、当該分野
で周知であり、米国特許第3369121および392
0995号により詳しく記載されている。これらの発生
剤は通常、食塩溶液で溶出され、パーテクネテートイオ
ンがナトリウム塩で得られる。
錯体化合物の製造は、パーテクネテートイオンの状態の
テクネチウム−99mを用いることにより、最良に行う
ことができる。パーテクネテートイオンは、市販のテク
ネチウム−99m親娘発生剤から得ることができ、かか
るテクネチウムは+7の酸化状態にある。この種の発生
剤を用いるパーテクネテートイオンの発生は、当該分野
で周知であり、米国特許第3369121および392
0995号により詳しく記載されている。これらの発生
剤は通常、食塩溶液で溶出され、パーテクネテートイオ
ンがナトリウム塩で得られる。
【0028】本発明のRe錯体化合物を製造する別法で
ある、99mTc錯体化合物の製造法としては、Re(
III)、Re(IV)、Re(V)、Re(VII)
またはパーテクネテートイオン(塩形状で)を、アニオ
ン源、ボロン酸誘導体[VI]もしくはその医薬的に許
容しうる塩(ここで、R7およびR7’はそれぞれ独立
して、水素、アルキルまたはアリール、またはR7とR
7’は共に合して−(CR8R9)n−、nは2〜6で
ある)、および式:のジオキシムもしくはその医薬的に
許容しうる塩と化合させる方法が挙げられる。
ある、99mTc錯体化合物の製造法としては、Re(
III)、Re(IV)、Re(V)、Re(VII)
またはパーテクネテートイオン(塩形状で)を、アニオ
ン源、ボロン酸誘導体[VI]もしくはその医薬的に許
容しうる塩(ここで、R7およびR7’はそれぞれ独立
して、水素、アルキルまたはアリール、またはR7とR
7’は共に合して−(CR8R9)n−、nは2〜6で
ある)、および式:のジオキシムもしくはその医薬的に
許容しうる塩と化合させる方法が挙げられる。
【0029】R3が式[IV]、[IV’]または[I
V”]で示される低酸素ニトロ介在複素環基である化合
物[VI]、すなわち、式:
V”]で示される低酸素ニトロ介在複素環基である化合
物[VI]、すなわち、式:
【化24】
の化合物[VII]、[VII’]または[VII”]
は新規な中間体で、本発明の一部と見なされる。これら
の化合物は公知の方法で製造することができる。たとえ
ば、式: (式中、Lはハロゲンなどの脱離可能基で
ある)のボロン酸誘導体を溶媒(たとえばジメチルホル
ムアミド)中、塩基(たとえば炭酸カリウム)の存在下
、式:
は新規な中間体で、本発明の一部と見なされる。これら
の化合物は公知の方法で製造することができる。たとえ
ば、式: (式中、Lはハロゲンなどの脱離可能基で
ある)のボロン酸誘導体を溶媒(たとえばジメチルホル
ムアミド)中、塩基(たとえば炭酸カリウム)の存在下
、式:
【化25】
の化合物とカップリング反応させることができる。この
方法は、新規中間体化合物[VII]を製造する好まし
い方法である。好ましくは、新規中間体化合物[VII
’]および[VII”]は、式: の化合物を溶媒中、塩基の存在下で、式:
方法は、新規中間体化合物[VII]を製造する好まし
い方法である。好ましくは、新規中間体化合物[VII
’]および[VII”]は、式: の化合物を溶媒中、塩基の存在下で、式:
【化26】
の化合物とカップリング反応させることにより、製造す
ることができる。
ることができる。
【0030】アニオン成分(X)源は水であってもよく
、あるいは解離して適当なアニオンを放出する酸もしく
は塩であってもよい。アニオン成分の具体例は、ヒドロ
キシル、ハライド、イソチオシアナート(N=C=S−
)およびチオシアナート(S−C=N−)である。好ま
しいアニオン成分はハライドで、塩素が最も好ましいハ
ライドである。アニオン源が水でない場合、これらの源
は適当濃度で存在して、反応中に存在しうる水と有効に
競合(compete)できるものでなければならない
。アニオン源は反応混合物中約0.1〜2.0モル濃度
で存在すべきことがわかる。
、あるいは解離して適当なアニオンを放出する酸もしく
は塩であってもよい。アニオン成分の具体例は、ヒドロ
キシル、ハライド、イソチオシアナート(N=C=S−
)およびチオシアナート(S−C=N−)である。好ま
しいアニオン成分はハライドで、塩素が最も好ましいハ
ライドである。アニオン源が水でない場合、これらの源
は適当濃度で存在して、反応中に存在しうる水と有効に
競合(compete)できるものでなければならない
。アニオン源は反応混合物中約0.1〜2.0モル濃度
で存在すべきことがわかる。
【0031】ボロン酸誘導体[VI]、[VII]、[
VII’]または[VII”]は好ましくは、約5〜4
00ミリモル濃度で存在させるべきである。ジオキシム
[II]は好ましくは、約9〜250ミリモル濃度で存
在させるべきである。99mTc錯体化合物の形成は、
パーテクネテートイオン、アニオン源、ボロン酸誘導体
およびジオキシムの混合物を約25〜100℃で約5分
〜3時間加熱する場合に、最良に進行する。反応は水性
媒体または水性アルコール混合物中、pH約5またはそ
れ以下で行うことが好ましい。また、出発物質としてR
e(III)、Re(IV)、Re(V)またはRe(
VII)を用いるRe錯体化合物も、この方法で形成す
ることができる。しかしながら、上述の如く、Re錯体
化合物の場合、並びにR3または(A1)p基が上記温
度およびpHパラメータに対し感応しうるTc−99m
錯体化合物の場合にも、MX(Y)3の中間錯体をボロ
ン酸誘導体[VI]、[VII]、[VII’]または
[VII”]と反応させることが好ましい。これは水性
媒体または水性アルコール混合物中p≦5にて、約25
〜100℃で約5分〜8時間の条件で行うことができる
。
VII’]または[VII”]は好ましくは、約5〜4
00ミリモル濃度で存在させるべきである。ジオキシム
[II]は好ましくは、約9〜250ミリモル濃度で存
在させるべきである。99mTc錯体化合物の形成は、
パーテクネテートイオン、アニオン源、ボロン酸誘導体
およびジオキシムの混合物を約25〜100℃で約5分
〜3時間加熱する場合に、最良に進行する。反応は水性
媒体または水性アルコール混合物中、pH約5またはそ
れ以下で行うことが好ましい。また、出発物質としてR
e(III)、Re(IV)、Re(V)またはRe(
VII)を用いるRe錯体化合物も、この方法で形成す
ることができる。しかしながら、上述の如く、Re錯体
化合物の場合、並びにR3または(A1)p基が上記温
度およびpHパラメータに対し感応しうるTc−99m
錯体化合物の場合にも、MX(Y)3の中間錯体をボロ
ン酸誘導体[VI]、[VII]、[VII’]または
[VII”]と反応させることが好ましい。これは水性
媒体または水性アルコール混合物中p≦5にて、約25
〜100℃で約5分〜8時間の条件で行うことができる
。
【0032】パーテクネテートまたはRe(IV)、R
e(V)もしくはRe(VII)含有化合物を用いる場
合、反応混合物は、還元剤も含有すべきである。第一錫
イオンが好ましい還元剤であって、これは第一錫ハライ
ド(たとえば塩化第一錫または弗化第一錫)などの第一
錫塩の形状で添加することができる。還元剤は、約10
〜150ミリモル濃度で存在させるべきである。
e(V)もしくはRe(VII)含有化合物を用いる場
合、反応混合物は、還元剤も含有すべきである。第一錫
イオンが好ましい還元剤であって、これは第一錫ハライ
ド(たとえば塩化第一錫または弗化第一錫)などの第一
錫塩の形状で添加することができる。還元剤は、約10
〜150ミリモル濃度で存在させるべきである。
【0033】キットを調製する場合、錯生成反応の構成
要素として、各種の錯生成剤(当該分野でキレート化剤
としても公知)を含ませることができる。錯生成剤は勿
論、医薬的に許容しうるものでなければならない。錯生
成剤の具体例は、ジエチレントリアミン−ペンタ酢酸(
DTPA)、エチレングリコール−ビス(β−アミノエ
チルエーテル)−N,N’−テトラ酢酸(EGTA)、
エチレンジアミン−テトラ酢酸(EDTA)、クエン酸
、酒石酸、マロン酸等である。また錯生成反応混合物に
は、生成物の放射線化学純度(すなわち、所望の化学形
状にある放射能の%)を改良するのに役立つ促進剤(触
媒)も含ませることができる。促進剤の具体例は、クエ
ン酸、酒石酸およびマロン酸などのα−ヒドロキシカル
ボン酸である。
要素として、各種の錯生成剤(当該分野でキレート化剤
としても公知)を含ませることができる。錯生成剤は勿
論、医薬的に許容しうるものでなければならない。錯生
成剤の具体例は、ジエチレントリアミン−ペンタ酢酸(
DTPA)、エチレングリコール−ビス(β−アミノエ
チルエーテル)−N,N’−テトラ酢酸(EGTA)、
エチレンジアミン−テトラ酢酸(EDTA)、クエン酸
、酒石酸、マロン酸等である。また錯生成反応混合物に
は、生成物の放射線化学純度(すなわち、所望の化学形
状にある放射能の%)を改良するのに役立つ促進剤(触
媒)も含ませることができる。促進剤の具体例は、クエ
ン酸、酒石酸およびマロン酸などのα−ヒドロキシカル
ボン酸である。
【0034】本発明の錯体化合物の構造について、テク
ネチウム−99またはレニウムを用いて調査した所、下
記式で示されると思われる。
ネチウム−99またはレニウムを用いて調査した所、下
記式で示されると思われる。
【化27】
(式中、M=99mTcまたはRe)
【0035】本発明錯体化合物の製造にあって、それら
を使用すべき現場でもしくはその近くで製造することが
便利である。レニウムまたはテクネチウムジオキシム錯
体のボロン酸アダクト[I]の製造に必要な、レニウム
またはテクネチウムイオン以外の成分の全てを有するキ
ットは、本発明の不可欠部である。かかるキットは、ア
ニオン源、ボロン酸誘導体[VI]、[VII]、[V
II’]または[VII”]もしくはその医薬的に許容
しうる塩、ジオキシム[II]もしくはその医薬的に許
容しうる塩、および還元剤を含有する。また必要に応じ
て、錯生成剤を含有してもよい。Mがテクネチウムであ
る本発明キットは水溶液中で配合することができる。化
合物を約100℃にて約10〜30分間加熱する。キッ
トの安定性を最適化し、標識した生成物の放射線化学純
度を最適化するため、医薬的に許容しうる酸または塩基
(たとえば塩酸または水酸化ナトリウム)を用いて、キ
ットのpHを約2.0〜5.5の範囲内となるように調
整すべきである。キットの好ましいpHは約3.0であ
る。またキットは凍結乾燥の形状にあることが好ましい
。成分の一部または全部を溶液で含有するキットを使用
しうるが、それらは対応する凍結乾燥したキットほど有
効でない。所望の錯体化合物を単離するには、当該分野
で周知の分離法を採用する。本発明の錯体化合物は、宿
主に巨丸剤(bolus)の形で静脈注射で投与するこ
とができる。注射量は、当該分野で公知の如く、所望用
途によって、たとえば有用な診断映像を作ったり、ある
いは所望の放射線療法効果を達成できるように決定され
る。
を使用すべき現場でもしくはその近くで製造することが
便利である。レニウムまたはテクネチウムジオキシム錯
体のボロン酸アダクト[I]の製造に必要な、レニウム
またはテクネチウムイオン以外の成分の全てを有するキ
ットは、本発明の不可欠部である。かかるキットは、ア
ニオン源、ボロン酸誘導体[VI]、[VII]、[V
II’]または[VII”]もしくはその医薬的に許容
しうる塩、ジオキシム[II]もしくはその医薬的に許
容しうる塩、および還元剤を含有する。また必要に応じ
て、錯生成剤を含有してもよい。Mがテクネチウムであ
る本発明キットは水溶液中で配合することができる。化
合物を約100℃にて約10〜30分間加熱する。キッ
トの安定性を最適化し、標識した生成物の放射線化学純
度を最適化するため、医薬的に許容しうる酸または塩基
(たとえば塩酸または水酸化ナトリウム)を用いて、キ
ットのpHを約2.0〜5.5の範囲内となるように調
整すべきである。キットの好ましいpHは約3.0であ
る。またキットは凍結乾燥の形状にあることが好ましい
。成分の一部または全部を溶液で含有するキットを使用
しうるが、それらは対応する凍結乾燥したキットほど有
効でない。所望の錯体化合物を単離するには、当該分野
で周知の分離法を採用する。本発明の錯体化合物は、宿
主に巨丸剤(bolus)の形で静脈注射で投与するこ
とができる。注射量は、当該分野で公知の如く、所望用
途によって、たとえば有用な診断映像を作ったり、ある
いは所望の放射線療法効果を達成できるように決定され
る。
【0036】本発明の好ましい錯体化合物は、R3が低
酸素ニトロ介在複素環基、アンフェタミン、ステロイド
、またはムスカリンレセプタ用基質である化合物である
。最も好ましいのは、R3が2−ニトロイミダゾールも
しくはその誘導体、[4−[2−[(1−メチルエチル
)アミノ]プロピルフェニル]、エストラジオールもし
くはその誘導体、または3−キヌクリジニルベンジレー
トである場合である。
酸素ニトロ介在複素環基、アンフェタミン、ステロイド
、またはムスカリンレセプタ用基質である化合物である
。最も好ましいのは、R3が2−ニトロイミダゾールも
しくはその誘導体、[4−[2−[(1−メチルエチル
)アミノ]プロピルフェニル]、エストラジオールもし
くはその誘導体、または3−キヌクリジニルベンジレー
トである場合である。
【0037】本発明の錯体化合物において、(A1)p
の好ましいものは、アルキル、オキサ−アルキル、ヒド
ロキシアルキル、ヒドロキシアルコキシ、アルケニル、
アリールアルキル、アリールアルキルアミド、アルキル
アミド、アルキルアミンおよび(アルキルアミン)アル
キルである。(A1)pの最も好ましいものは、−(C
H2)2〜3−、−CH2−CH=CH−CH
の好ましいものは、アルキル、オキサ−アルキル、ヒド
ロキシアルキル、ヒドロキシアルコキシ、アルケニル、
アリールアルキル、アリールアルキルアミド、アルキル
アミド、アルキルアミンおよび(アルキルアミン)アル
キルである。(A1)pの最も好ましいものは、−(C
H2)2〜3−、−CH2−CH=CH−CH
【化28】
、−(CH2)2O−、−CH2CH(OH)CH2O
CH2−、
CH2−、
【化29】
、−(A3−O−A3’)1〜3−および−(A3−N
H−A3’)1〜3−の群から選ばれる(なお、ここで
A3とA3’は同一もしくは異なるアルキルである)。
H−A3’)1〜3−の群から選ばれる(なお、ここで
A3とA3’は同一もしくは異なるアルキルである)。
【0038】
【実施例】次に挙げる実施例は、本発明の特別な具体例
である。
である。
【0039】実施例1
[99Tc(クロリド)(ジメチルグリオキシム)
3[4−[2−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピ
ル]フェニル]ボロン]PF6 0.20429g(
1.76ミリモル)のジメチルグリオキシムと0.13
508g(0.06ミリモル)の[4−[2−[(1−
メチルエチル)アミノ]プロピル]フェニル]ボロン酸
を20mlのエタノールと5mlの水に溶解する。6m
lの3M塩酸に溶解した0.09035g(0.5ミリ
モル)の過テクネチウム酸アンモニウムを加える。撹拌
しながら、該溶液に5mlの4M塩酸に溶解した0.2
1492g(1.1ミリモル)の塩化第1錫を5分間か
けて滴下する。溶液は濃橙褐色となる。20mlの水を
加え、反応混合液を2時間撹拌還流する。反応液をジク
ロロメタンで徹底的に抽出し、集めたCH2Cl2分画
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで回転蒸発にて濃
縮する。メタノール、4MHClおよびNH4PH6の
メタノール溶液をCH2Cl2濃縮物に加える。所望化
合物が蒸発によりPF6−塩として沈殿する。橙色の沈
殿物を濾過して集め、水洗し次いで真空乾燥する。収量
:0.122g(31%)。元素分析値:TcClC2
4H39N7O6BPF6 1/2CH2Cl2として
計算値:C、34.43;H、4.68;N、11
.48; 実測値:C、34.25;H、4.45;
N、11.66
3[4−[2−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピ
ル]フェニル]ボロン]PF6 0.20429g(
1.76ミリモル)のジメチルグリオキシムと0.13
508g(0.06ミリモル)の[4−[2−[(1−
メチルエチル)アミノ]プロピル]フェニル]ボロン酸
を20mlのエタノールと5mlの水に溶解する。6m
lの3M塩酸に溶解した0.09035g(0.5ミリ
モル)の過テクネチウム酸アンモニウムを加える。撹拌
しながら、該溶液に5mlの4M塩酸に溶解した0.2
1492g(1.1ミリモル)の塩化第1錫を5分間か
けて滴下する。溶液は濃橙褐色となる。20mlの水を
加え、反応混合液を2時間撹拌還流する。反応液をジク
ロロメタンで徹底的に抽出し、集めたCH2Cl2分画
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで回転蒸発にて濃
縮する。メタノール、4MHClおよびNH4PH6の
メタノール溶液をCH2Cl2濃縮物に加える。所望化
合物が蒸発によりPF6−塩として沈殿する。橙色の沈
殿物を濾過して集め、水洗し次いで真空乾燥する。収量
:0.122g(31%)。元素分析値:TcClC2
4H39N7O6BPF6 1/2CH2Cl2として
計算値:C、34.43;H、4.68;N、11
.48; 実測値:C、34.25;H、4.45;
N、11.66
【0040】実施例2
[99mTc(クロリド)(ジメチルグリオキシム
)3[4−[2−[(1−メチルエチル)アミノ]プロ
ピル]フェニル]ボロン]5mlシリコン処理血清バイ
アルにジメチルグリオキシム(1.7mg)と[4−[
2−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル]フェニ
ル]ボロン酸(7.0mg)、クエン酸(20mg)、
DTPA(2mg)、NaCl(100mg)およびS
nCl2(50μg)の4MHCl溶液を総量0.5m
lの生理食塩水に秤量する。99mTcO4−発生溶出
液0.5mlを加え、混合液を100℃で15分間加熱
して、HPLCで測定して76%純度の所望化合物を得
る。該生成物をクロマトグラフィーで精製し、91%純
度の生成物を得る。
)3[4−[2−[(1−メチルエチル)アミノ]プロ
ピル]フェニル]ボロン]5mlシリコン処理血清バイ
アルにジメチルグリオキシム(1.7mg)と[4−[
2−[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル]フェニ
ル]ボロン酸(7.0mg)、クエン酸(20mg)、
DTPA(2mg)、NaCl(100mg)およびS
nCl2(50μg)の4MHCl溶液を総量0.5m
lの生理食塩水に秤量する。99mTcO4−発生溶出
液0.5mlを加え、混合液を100℃で15分間加熱
して、HPLCで測定して76%純度の所望化合物を得
る。該生成物をクロマトグラフィーで精製し、91%純
度の生成物を得る。
【0041】実施例3
アミン置換ボロン複合体、99mTc(クロリド)
(ジメチルグリオキシム)3B−(Rはアミンあるいは
アミン含有基)の生体内分布結果脂肪親和性アミンが特
殊な結合により高肺吸収を示すことはよく知られている
ので、実施例2で述べた複合体を含めた、ボロン酸の頭
(cap)にアミン置換基を含有した一連の(BATO
)複合体の肺吸収をラットで測定した。列記した他の複
合体は実施例2で述べた方法にて調製した。これらの化
合物の静脈内投与5分後と60分後の肺吸収をみた。 下記の表1はアミン含有複合体の肺吸収を示す。
(ジメチルグリオキシム)3B−(Rはアミンあるいは
アミン含有基)の生体内分布結果脂肪親和性アミンが特
殊な結合により高肺吸収を示すことはよく知られている
ので、実施例2で述べた複合体を含めた、ボロン酸の頭
(cap)にアミン置換基を含有した一連の(BATO
)複合体の肺吸収をラットで測定した。列記した他の複
合体は実施例2で述べた方法にて調製した。これらの化
合物の静脈内投与5分後と60分後の肺吸収をみた。 下記の表1はアミン含有複合体の肺吸収を示す。
【0042】
【表1】
アミン−含有
注射5分後と60分後の肺での注射量割合(%)
肺内での%ジオキシム
アミン
5分後 60分後 DMG1 4−[2−[1−メチルエチル)
アミノ]プロピル]フェニルボロン
酸 3.25 2.19 ″
N,N−ジメチル−p−アミノ
メチルフェニルボロン酸
1.05 0.52 ″
N−メチル−N−フェネチル−p−
アミノメチルフェニルボロン酸
10.59 4.02 ″
N−イソプロピル−p−アミノフェ
ニルフェニルボロン酸
1.49 − ″
N,N−ジ−イソプロピル−p−ア
ミノメチルフェニルボロン酸
0.98 0.46 ″
p−(N,N−ジイソプロピル−1−
アミノエチル)フェニルボロン酸
3.37 1.71CDO2
N,N−ジメチル−p−アミノ
メチルフェニルボロン酸
1.15 0.63 ″
N−メチル−N−フェネチル−p−
アミノメチルフェニルボロン酸
4.76 2.77 ″
N−イソプロピル−p−アミノフェ
ニルフェニルボロン酸
3.07 1.37 ″
N,N−ジ−イソプロピル−p−ア
ミノメチルフェニルボロン酸
5.89 3.50 ″
p−(N,N−ジイソプロピル−1−
アミノエチル)フェニルボロン酸
3.12 1.58 ″
N−エチル−N−イソプロピル−p−
アミノメチルフェニルボロン酸
5.59 3.89 DMG1=ジメチルグリオキシム CDO2=1,2−シクロヘキサンジオンジオキシム
アミン−含有
注射5分後と60分後の肺での注射量割合(%)
肺内での%ジオキシム
アミン
5分後 60分後 DMG1 4−[2−[1−メチルエチル)
アミノ]プロピル]フェニルボロン
酸 3.25 2.19 ″
N,N−ジメチル−p−アミノ
メチルフェニルボロン酸
1.05 0.52 ″
N−メチル−N−フェネチル−p−
アミノメチルフェニルボロン酸
10.59 4.02 ″
N−イソプロピル−p−アミノフェ
ニルフェニルボロン酸
1.49 − ″
N,N−ジ−イソプロピル−p−ア
ミノメチルフェニルボロン酸
0.98 0.46 ″
p−(N,N−ジイソプロピル−1−
アミノエチル)フェニルボロン酸
3.37 1.71CDO2
N,N−ジメチル−p−アミノ
メチルフェニルボロン酸
1.15 0.63 ″
N−メチル−N−フェネチル−p−
アミノメチルフェニルボロン酸
4.76 2.77 ″
N−イソプロピル−p−アミノフェ
ニルフェニルボロン酸
3.07 1.37 ″
N,N−ジ−イソプロピル−p−ア
ミノメチルフェニルボロン酸
5.89 3.50 ″
p−(N,N−ジイソプロピル−1−
アミノエチル)フェニルボロン酸
3.12 1.58 ″
N−エチル−N−イソプロピル−p−
アミノメチルフェニルボロン酸
5.59 3.89 DMG1=ジメチルグリオキシム CDO2=1,2−シクロヘキサンジオンジオキシム
【
0043】実施例4 99Tc(クロリド)(ジメチルグリオキシム)3
(エストラジオールボロン)0.02796g(0.0
58ミリモル)の99Tc(クロリド)(ジメチルグリ
オキシム)3をアセトニトリル(10ml)に溶解する
。撹拌しながら、0.02449g(0.072ミリモ
ル)のエストラジオールボロン酸、[17α(E)−3
,17−ジヒドロキシ−1,3,5(10)−エストラ
トリエン−17−イル]エテニルボロン酸を固体で加え
る。2mlの1MHClを加え、反応混合液を穏やかに
加熱しながら1時間から2時間撹拌する。1MHCl(
3から5ml)を加えると生成物が沈殿する。該生成物
をアセトニトリル/1MHClで再結晶する。収量:0
.022g(48%)元素分析:TcClC32H45
N6O8B・1/2H2Oとして 計算値:C、48.27;H、5.78;N、10
.56; 実測値:C、48.26;H、5.70;
N、10.50
0043】実施例4 99Tc(クロリド)(ジメチルグリオキシム)3
(エストラジオールボロン)0.02796g(0.0
58ミリモル)の99Tc(クロリド)(ジメチルグリ
オキシム)3をアセトニトリル(10ml)に溶解する
。撹拌しながら、0.02449g(0.072ミリモ
ル)のエストラジオールボロン酸、[17α(E)−3
,17−ジヒドロキシ−1,3,5(10)−エストラ
トリエン−17−イル]エテニルボロン酸を固体で加え
る。2mlの1MHClを加え、反応混合液を穏やかに
加熱しながら1時間から2時間撹拌する。1MHCl(
3から5ml)を加えると生成物が沈殿する。該生成物
をアセトニトリル/1MHClで再結晶する。収量:0
.022g(48%)元素分析:TcClC32H45
N6O8B・1/2H2Oとして 計算値:C、48.27;H、5.78;N、10
.56; 実測値:C、48.26;H、5.70;
N、10.50
【0044】実施例5
99mTc(クロリド)(ジメチルグリオキシム)
3(エストラジオールボロン)5mlシリコン処理血清
バイアルにジメチルグリオキシム(2.0mg)、エス
トラジオールボロン酸(2.2mg)、クエン酸(20
mg)、NaCl(100mg)およびSnCl2(1
00μg)の4MHCl溶液を総量0.6mlの33%
エタノール/生理食塩水に秤量する。99mTcO4−
発生溶出液0.5mlを加え、混合液を100℃で15
分間加熱してHPLC測定により70%純度の所望化合
物を得る。
3(エストラジオールボロン)5mlシリコン処理血清
バイアルにジメチルグリオキシム(2.0mg)、エス
トラジオールボロン酸(2.2mg)、クエン酸(20
mg)、NaCl(100mg)およびSnCl2(1
00μg)の4MHCl溶液を総量0.6mlの33%
エタノール/生理食塩水に秤量する。99mTcO4−
発生溶出液0.5mlを加え、混合液を100℃で15
分間加熱してHPLC測定により70%純度の所望化合
物を得る。
【0045】実施例6
インビトロでのエストロゲン受容体結合実験のため
の、既知の比活性を持つ99m/99Tc(クロリド)
(ジメチルグリオキシム)3(エストラジオールボロン
)比活性(Ci/ミリモル)を正確に測定するために9
9Tcと99mTcの両方を含有した検体を調製する。 検体は下記の方法で調製する。2mgのエストラジオー
ルボロン酸、0.2mlのジメチルグリオキシム(10
mg/mlエタノール溶液)、0.2mlのクエン酸(
100mg/ml水溶液)、0.2mlの飽和NaCl
水溶液、0.100mlのNH499TcO4(3.6
6x10−4M水溶液)および0.100mlから0.
5mlの99mTcO4−(Mo99/Tc99m発生
器からの溶出液)を所望比活性を与えるために5mlシ
リコン処理バイアル内で集める。10μlのSnCl2
(0.100gを1mlの濃HClに溶解し次いで4m
lの水で希釈して調製)を反応バイアルに加える。検体
を100℃で15分間加熱し、5分間冷却しクロマトグ
ラフィー(PRP−1樹脂)で精製して純度95%以上
の生成物を得る。
の、既知の比活性を持つ99m/99Tc(クロリド)
(ジメチルグリオキシム)3(エストラジオールボロン
)比活性(Ci/ミリモル)を正確に測定するために9
9Tcと99mTcの両方を含有した検体を調製する。 検体は下記の方法で調製する。2mgのエストラジオー
ルボロン酸、0.2mlのジメチルグリオキシム(10
mg/mlエタノール溶液)、0.2mlのクエン酸(
100mg/ml水溶液)、0.2mlの飽和NaCl
水溶液、0.100mlのNH499TcO4(3.6
6x10−4M水溶液)および0.100mlから0.
5mlの99mTcO4−(Mo99/Tc99m発生
器からの溶出液)を所望比活性を与えるために5mlシ
リコン処理バイアル内で集める。10μlのSnCl2
(0.100gを1mlの濃HClに溶解し次いで4m
lの水で希釈して調製)を反応バイアルに加える。検体
を100℃で15分間加熱し、5分間冷却しクロマトグ
ラフィー(PRP−1樹脂)で精製して純度95%以上
の生成物を得る。
【0046】実施例7
99m/99Tc(クロリド)(ジメチルグリオキ
シム)3(エストラジオールボロン)を用いたインビト
ロでのエストロゲン受容体結合実験受容体結合実験に用
いる方法はすでにイー.エム.ヤコダ(E.M.Jac
oda)らによりJ.Nucl.Med.1984,2
5 472−7、”[125I]−17−ヨードビニ
ル−11−メトキシエストラジオール:インビボおよび
インビトロでの高親和性エストロゲン受容体放射性薬理
学的性質”で述べられている。20〜25日齢雌ラット
の抽出ラット子宮の細胞質ゾル調製物を用いた受容体結
合研究はテクネチウム標識エストラジオールのエストロ
ゲン受容体への親和性を測定して行う。化合物の400
から2000Ci/ミリモルの比活性範囲内および比結
合を総結合活性の10〜30%の範囲内になるように調
製する。
シム)3(エストラジオールボロン)を用いたインビト
ロでのエストロゲン受容体結合実験受容体結合実験に用
いる方法はすでにイー.エム.ヤコダ(E.M.Jac
oda)らによりJ.Nucl.Med.1984,2
5 472−7、”[125I]−17−ヨードビニ
ル−11−メトキシエストラジオール:インビボおよび
インビトロでの高親和性エストロゲン受容体放射性薬理
学的性質”で述べられている。20〜25日齢雌ラット
の抽出ラット子宮の細胞質ゾル調製物を用いた受容体結
合研究はテクネチウム標識エストラジオールのエストロ
ゲン受容体への親和性を測定して行う。化合物の400
から2000Ci/ミリモルの比活性範囲内および比結
合を総結合活性の10〜30%の範囲内になるように調
製する。
【0047】実施例8
インビトロでのムスカリン受容体結合実験のための
99m/99TcCl(ジメチルグリオキシム)3(Q
NB−ボロン)比活性(Ci/ミリモル)を正確に測定
するために99Tcと99mTcの両方を含有した検体
を調製する。検体は下記の方法で調製する。2mgの3
−キヌクリジニル−(4−ボロンベンジレート)(ジー
.ダブル.カバルカ(G.W.Kabalka)らのN
ucl.Med.Biol.1989、16(4)、3
59〜360に記載の方法にしたがって調製したQNB
−ボロン酸)、0.2mlのジメチルグリオキシム(1
0mg/mlエタノール溶液)、0.2mlのクエン酸
(100mg/ml水溶液)、0.2mlの飽和NaC
l水溶液、0.1mlのDPTA(20mg/mlの0
.5MNaOH溶液)、0.2mlのガンマ−シクロデ
キストリン(25%w/v水溶液)、0.100mlの
NH499TcO4(3.66x10−4M水溶液)お
よび0.1mlから0.5mlの99mTcO4−(M
o99/Tc99m発生器からの溶出液)を所望比活性
を与えるために5mlシリコン処理バイアル中で混合す
る。10μlのSnCl2(0.100gの1mlの濃
HClに溶解し次いで4mlの水で希釈して調製)を反
応バイアルに加える。検体を100℃で15分間加熱し
、5分間冷却しクロマトグラフィー(PRP−1樹脂)
で精製して純度90〜95%の生成物を得る。
99m/99TcCl(ジメチルグリオキシム)3(Q
NB−ボロン)比活性(Ci/ミリモル)を正確に測定
するために99Tcと99mTcの両方を含有した検体
を調製する。検体は下記の方法で調製する。2mgの3
−キヌクリジニル−(4−ボロンベンジレート)(ジー
.ダブル.カバルカ(G.W.Kabalka)らのN
ucl.Med.Biol.1989、16(4)、3
59〜360に記載の方法にしたがって調製したQNB
−ボロン酸)、0.2mlのジメチルグリオキシム(1
0mg/mlエタノール溶液)、0.2mlのクエン酸
(100mg/ml水溶液)、0.2mlの飽和NaC
l水溶液、0.1mlのDPTA(20mg/mlの0
.5MNaOH溶液)、0.2mlのガンマ−シクロデ
キストリン(25%w/v水溶液)、0.100mlの
NH499TcO4(3.66x10−4M水溶液)お
よび0.1mlから0.5mlの99mTcO4−(M
o99/Tc99m発生器からの溶出液)を所望比活性
を与えるために5mlシリコン処理バイアル中で混合す
る。10μlのSnCl2(0.100gの1mlの濃
HClに溶解し次いで4mlの水で希釈して調製)を反
応バイアルに加える。検体を100℃で15分間加熱し
、5分間冷却しクロマトグラフィー(PRP−1樹脂)
で精製して純度90〜95%の生成物を得る。
【0048】実施例9
99m/99Tc(クロリド)(ジメチルグリオキ
シム)3(QNBボロン)を用いたインビトロでのムス
カリン受容体結合実験 受容体結合実験の方法はR.E.ギブソン(Gibso
n)、W.J.リチェスゾタルスキー(Rzeszot
arski)、W.C.エッケルマン(Eckelma
n)、E.M.ヤゴダ(Jagoda)、D.J.ウェ
ックステイン(Weckstein)、R.C.レーバ
(Reba)のBiochemicalPharmac
ology,1983、32(12)1851〜185
6に記載されている。ラット脳から抽出した尾状果殻を
用いた受容体結合実験はテクネチウム標識QNBのムス
カリン受容体への親和性を測定して行う。化合物は60
0〜1000Ci/ミリモルの比活性範囲内および比結
合を総結合活性の5〜20%の範囲内で調製する。
シム)3(QNBボロン)を用いたインビトロでのムス
カリン受容体結合実験 受容体結合実験の方法はR.E.ギブソン(Gibso
n)、W.J.リチェスゾタルスキー(Rzeszot
arski)、W.C.エッケルマン(Eckelma
n)、E.M.ヤゴダ(Jagoda)、D.J.ウェ
ックステイン(Weckstein)、R.C.レーバ
(Reba)のBiochemicalPharmac
ology,1983、32(12)1851〜185
6に記載されている。ラット脳から抽出した尾状果殻を
用いた受容体結合実験はテクネチウム標識QNBのムス
カリン受容体への親和性を測定して行う。化合物は60
0〜1000Ci/ミリモルの比活性範囲内および比結
合を総結合活性の5〜20%の範囲内で調製する。
【0049】実施例10
1−(2−ニトロイミダゾール)−ベンジルボロン
酸の調製 A.p−トリルボロン酸の調製 p−ブロモトルエン(17.1g、0.1モル)の15
0mlエーテル溶液をマグネシウム(2.5g、0.1
05モル)の30mlエーテル混合液に200ml容量
の反応器内で滴下する。反応混合液を室温で一晩撹拌す
る。得られた暗褐色溶液を窒素圧下、トランスファー針
を通して他のロートに移す。このグリニャール試薬を1
.5時間かけてトリメチルボレート(10.4g、0.
1モル)の200エーテル溶液に−78℃で窒素ガス下
滴下する。周囲温度で一晩撹拌後、得られたオフホワイ
トの反応混合液を200mlの水で加水分解し、次いで
35mlの3N硫酸で酸性にする。水性層をエーテル(
80mlx4)で抽出する。集めた有機層を洗浄し硫酸
ナトリウムで乾燥する。溶媒を除いて白色固体を得、こ
れを水から再結晶する。収量:6.1g(45%)、m
.p.251〜256℃(文献値259℃)。 1H NMR(DMSO)δ2.25(s,3H,−C
H3)、7.12および7.64(d,4H,ArH)
、7.86(s,2H.−BOH)
酸の調製 A.p−トリルボロン酸の調製 p−ブロモトルエン(17.1g、0.1モル)の15
0mlエーテル溶液をマグネシウム(2.5g、0.1
05モル)の30mlエーテル混合液に200ml容量
の反応器内で滴下する。反応混合液を室温で一晩撹拌す
る。得られた暗褐色溶液を窒素圧下、トランスファー針
を通して他のロートに移す。このグリニャール試薬を1
.5時間かけてトリメチルボレート(10.4g、0.
1モル)の200エーテル溶液に−78℃で窒素ガス下
滴下する。周囲温度で一晩撹拌後、得られたオフホワイ
トの反応混合液を200mlの水で加水分解し、次いで
35mlの3N硫酸で酸性にする。水性層をエーテル(
80mlx4)で抽出する。集めた有機層を洗浄し硫酸
ナトリウムで乾燥する。溶媒を除いて白色固体を得、こ
れを水から再結晶する。収量:6.1g(45%)、m
.p.251〜256℃(文献値259℃)。 1H NMR(DMSO)δ2.25(s,3H,−C
H3)、7.12および7.64(d,4H,ArH)
、7.86(s,2H.−BOH)
【0050】B.p−ブロモメチルベンゼンボロン酸の
調製臭素(2.4g、1.5x10−2モル)の四塩化
炭素(20ml)溶液の内5mlをp−トリルボロン酸
(2.0g、1.47x10−2モル)の40mlの四
塩化炭素溶液に加える。反応を150ワット電球で照射
して開始せしめる。臭素色は5分後に消え、残りの臭素
溶液を15分間かけてさらに加える。固体生成物が臭素
添加の間に沈殿する。該固体を濾過しクロロホルムから
結晶化する。収量:1.5g(49%)、m.p.15
4〜156℃。1H NMR(DMSO)δ4.18(
s,2H,−CH3Br)、7.37および7.74(
d,4H,−ArH)
調製臭素(2.4g、1.5x10−2モル)の四塩化
炭素(20ml)溶液の内5mlをp−トリルボロン酸
(2.0g、1.47x10−2モル)の40mlの四
塩化炭素溶液に加える。反応を150ワット電球で照射
して開始せしめる。臭素色は5分後に消え、残りの臭素
溶液を15分間かけてさらに加える。固体生成物が臭素
添加の間に沈殿する。該固体を濾過しクロロホルムから
結晶化する。収量:1.5g(49%)、m.p.15
4〜156℃。1H NMR(DMSO)δ4.18(
s,2H,−CH3Br)、7.37および7.74(
d,4H,−ArH)
【0051】C.1−(2−ニトロイミダゾイル)ベン
ジルボロン酸の調製2−ニトロイミダゾール(100m
g、8.85x10−4モル、あらかじめ昇華により精
製)とp−ブロモメチルベンゼンボロン酸(190mg
、8.85x10−4モル)を20mgの炭酸カリウム
の30mlの無水アセトン溶液と、還流冷却器を付けた
50ml容量の1口丸底フラスコ内で混合する。反応混
合液を窒素ガス下、16時間撹拌しながら加熱還流する
。淡い緑黄色溶液を濾過し濾液を減圧下蒸発乾固して淡
黄色固体を得る。該生成物を水から再結晶する。収量:
150mg(69%)、m.p.212〜214℃。1
H NMR(DMSO)δ5.6(s,2H,CH2A
r)、7.1および7.75(d,4H,ArH)、7
.25および7.75(s,2H,CH=CH)
ジルボロン酸の調製2−ニトロイミダゾール(100m
g、8.85x10−4モル、あらかじめ昇華により精
製)とp−ブロモメチルベンゼンボロン酸(190mg
、8.85x10−4モル)を20mgの炭酸カリウム
の30mlの無水アセトン溶液と、還流冷却器を付けた
50ml容量の1口丸底フラスコ内で混合する。反応混
合液を窒素ガス下、16時間撹拌しながら加熱還流する
。淡い緑黄色溶液を濾過し濾液を減圧下蒸発乾固して淡
黄色固体を得る。該生成物を水から再結晶する。収量:
150mg(69%)、m.p.212〜214℃。1
H NMR(DMSO)δ5.6(s,2H,CH2A
r)、7.1および7.75(d,4H,ArH)、7
.25および7.75(s,2H,CH=CH)
【0052】実施例11
4−(2−ニトロイミダゾリルエチル)フェニルボ
ロン酸の調製 A.2−(4−ブロモフェニル)−1−O−t−ブチル
ジメチルシリルエタンの調製 4−ブロモフェニルエチルアルコール(4.0g、20
ミリモル)およびイミダゾール(3.4g、50ミリモ
ル)を無水ジクロロメタン(100ml)に溶解し、t
−ブチルジメチルシリルクロリド(3.1g、20ミリ
モル)で処理し、次いで室温で窒素下6時間撹拌する。 得られた生成物を水洗し、乾燥し、濃縮して真空下蒸留
した。収量:6.0g(95%)、b.p.115〜1
17℃/0.7mm、M.S.314および316(m
/e)。1H NMR(CDCl3)、0.05(s,
6H)、0.9(s,9H)、2.8(t,2H)、3
.85(t,2H)および7.5(ABq,4H)
ロン酸の調製 A.2−(4−ブロモフェニル)−1−O−t−ブチル
ジメチルシリルエタンの調製 4−ブロモフェニルエチルアルコール(4.0g、20
ミリモル)およびイミダゾール(3.4g、50ミリモ
ル)を無水ジクロロメタン(100ml)に溶解し、t
−ブチルジメチルシリルクロリド(3.1g、20ミリ
モル)で処理し、次いで室温で窒素下6時間撹拌する。 得られた生成物を水洗し、乾燥し、濃縮して真空下蒸留
した。収量:6.0g(95%)、b.p.115〜1
17℃/0.7mm、M.S.314および316(m
/e)。1H NMR(CDCl3)、0.05(s,
6H)、0.9(s,9H)、2.8(t,2H)、3
.85(t,2H)および7.5(ABq,4H)
【0
053】B.4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルボ
ロン酸の調製 マグネシウム(0.264g、11ミリモル)の無水テ
トラヒドロフラン(10ml)懸濁液に窒素下1/2時
間かけて、4−ブロモフェニルエチルアルコールのt−
ブチルジメチルシリルエーテル(3.45g、1.09
ミリモル)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴
下する。マグネシウムを次いでジブロモエタン(0.1
g)を加えて活性化する。該金属はゆっくりと8時間か
けて溶解する。該グリニャール試薬を次いで−78℃に
冷却し、蒸留したばかりのトリメチルボレート(1.1
5g、11ミリモル)を撹拌しながら滴下して処理する
。反応混合液を室温まで加温し一晩撹拌する。次いで2
N塩酸で酸性になるまで処理し、テトラヒドロフラン層
を水性層から分離する。水性部を完全に酢酸チチル(5
0mlx5)で抽出し、集めた有機層を水洗し最後に飽
和塩化ナトリウム溶液で洗浄する。有機相を乾燥し、濃
縮しクロマトグラフィー(フラッシュシリカゲル)にか
ける。酢酸エチル/メタノール(95:5)で展開して
得られた溶出液からボロン酸を得、これを酢酸エチル/
ヘキサンで再結晶する。収量:0.69g(38%)、
m.p.218〜220℃、M.S.184(M+NH
4)、156、140。1H NMR(DMSO−d6
):2.7(t,2H)、4.6(t,2H)、7.1
および7.7(2d,4H)および7.9(s,2H)
053】B.4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルボ
ロン酸の調製 マグネシウム(0.264g、11ミリモル)の無水テ
トラヒドロフラン(10ml)懸濁液に窒素下1/2時
間かけて、4−ブロモフェニルエチルアルコールのt−
ブチルジメチルシリルエーテル(3.45g、1.09
ミリモル)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴
下する。マグネシウムを次いでジブロモエタン(0.1
g)を加えて活性化する。該金属はゆっくりと8時間か
けて溶解する。該グリニャール試薬を次いで−78℃に
冷却し、蒸留したばかりのトリメチルボレート(1.1
5g、11ミリモル)を撹拌しながら滴下して処理する
。反応混合液を室温まで加温し一晩撹拌する。次いで2
N塩酸で酸性になるまで処理し、テトラヒドロフラン層
を水性層から分離する。水性部を完全に酢酸チチル(5
0mlx5)で抽出し、集めた有機層を水洗し最後に飽
和塩化ナトリウム溶液で洗浄する。有機相を乾燥し、濃
縮しクロマトグラフィー(フラッシュシリカゲル)にか
ける。酢酸エチル/メタノール(95:5)で展開して
得られた溶出液からボロン酸を得、これを酢酸エチル/
ヘキサンで再結晶する。収量:0.69g(38%)、
m.p.218〜220℃、M.S.184(M+NH
4)、156、140。1H NMR(DMSO−d6
):2.7(t,2H)、4.6(t,2H)、7.1
および7.7(2d,4H)および7.9(s,2H)
【0054】C.4−(2−ブロモエチル)フェニルボ
ロン酸の調製 4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルボロン酸(1.
66g、10ミリモル)の無水ジメチルホルムアミド(
25ml)の溶液にエチレングリコール(0.62g、
10ミリモル)を加える。混合液を窒素下室温で16時
間撹拌する。ジメチルホルムアミドを減圧除去し、得ら
れた油状物を6時間以上真空下に保存する。該油状物を
再び無水ジメチルホルムアミド(10ml)に溶解し、
氷浴内で冷却し、トリフェニルホスフィン(5.25g
、20ミリモル)とN−ブロモサクシンイミド(3.5
6g、20ミリモル)で処理し、次いで窒素下室温で6
時間撹拌する。溶媒を減圧除去し、得られた残渣をエー
テル(100ml)に溶解する。該溶液を水洗し、乾燥
、次いで濃縮して油状物を得、さらにこれをクロマトグ
ラフィー(フラッシュシリカゲル、酢酸エチル/ヘキサ
ン(1:1)で展開)にかけて無色固体のブロモボロン
酸を得る。該生成物をジクロロメタン/ヘキサンで再結
晶する。収量:1.4g、m.p.146〜148℃。
ロン酸の調製 4−(2−ヒドロキシエチル)フェニルボロン酸(1.
66g、10ミリモル)の無水ジメチルホルムアミド(
25ml)の溶液にエチレングリコール(0.62g、
10ミリモル)を加える。混合液を窒素下室温で16時
間撹拌する。ジメチルホルムアミドを減圧除去し、得ら
れた油状物を6時間以上真空下に保存する。該油状物を
再び無水ジメチルホルムアミド(10ml)に溶解し、
氷浴内で冷却し、トリフェニルホスフィン(5.25g
、20ミリモル)とN−ブロモサクシンイミド(3.5
6g、20ミリモル)で処理し、次いで窒素下室温で6
時間撹拌する。溶媒を減圧除去し、得られた残渣をエー
テル(100ml)に溶解する。該溶液を水洗し、乾燥
、次いで濃縮して油状物を得、さらにこれをクロマトグ
ラフィー(フラッシュシリカゲル、酢酸エチル/ヘキサ
ン(1:1)で展開)にかけて無色固体のブロモボロン
酸を得る。該生成物をジクロロメタン/ヘキサンで再結
晶する。収量:1.4g、m.p.146〜148℃。
【0055】D.4−(2−ニトロイミダゾリルエチル
)フェニルボロン酸の調製 4−(2−ブロモエチル)フェニルボロン酸(0.52
5g、2.72ミリモル)と2−ニトロイミダゾール(
0.3g、2.72ミリモル)を無水ジメチルホルムア
ミド(15ml)中で無水炭酸カリウム(1.38g、
10ミリモル)の存在下、窒素下60〜70℃で48時
間撹拌加熱する。ジメチルホルムアミドを減圧除去し、
得られたガム状物を最小量の水に溶解し次いで2N塩酸
で酸性にする。沈殿した固体を濾別し水洗する。集めた
水性部を再び酢酸エチル(50mlx5)で抽出する。 有機層を乾燥、濃縮次いで先に沈殿した固体と一緒にし
、さらにクロマトグラフィー(フラッシュシリカゲル)
にかける。酢酸エチル/ヘキサン(1:1)で溶出して
いくらかの未反応出発臭素(0.1g)を得、さらに酢
酸エチル/ヘキサン(2:1)で溶出して所望のボロン
酸を淡黄色結晶固体で得る。該生成物をテトラヒドロフ
ラン/ヘキサンで再結晶する。収量:0.25g(36
%)、m.p.229〜231℃、M.S.(M+H)
+262。1H NMR(DMSO−d6):3.1(
t,2H)、4.65(t,2H)、7.11(2d,
2H)、7.14(S,1H)、7.5(s,1H)、
7.69(d,2H)および7.94(s,2H)
)フェニルボロン酸の調製 4−(2−ブロモエチル)フェニルボロン酸(0.52
5g、2.72ミリモル)と2−ニトロイミダゾール(
0.3g、2.72ミリモル)を無水ジメチルホルムア
ミド(15ml)中で無水炭酸カリウム(1.38g、
10ミリモル)の存在下、窒素下60〜70℃で48時
間撹拌加熱する。ジメチルホルムアミドを減圧除去し、
得られたガム状物を最小量の水に溶解し次いで2N塩酸
で酸性にする。沈殿した固体を濾別し水洗する。集めた
水性部を再び酢酸エチル(50mlx5)で抽出する。 有機層を乾燥、濃縮次いで先に沈殿した固体と一緒にし
、さらにクロマトグラフィー(フラッシュシリカゲル)
にかける。酢酸エチル/ヘキサン(1:1)で溶出して
いくらかの未反応出発臭素(0.1g)を得、さらに酢
酸エチル/ヘキサン(2:1)で溶出して所望のボロン
酸を淡黄色結晶固体で得る。該生成物をテトラヒドロフ
ラン/ヘキサンで再結晶する。収量:0.25g(36
%)、m.p.229〜231℃、M.S.(M+H)
+262。1H NMR(DMSO−d6):3.1(
t,2H)、4.65(t,2H)、7.11(2d,
2H)、7.14(S,1H)、7.5(s,1H)、
7.69(d,2H)および7.94(s,2H)
【0056】実施例12
99mTc(クロリン)(1,2−シクロヘキサン
ジオンジオキシム)31−(2−ニトロイミダゾイル)
ベンジルボロンの調製 10mgのクエン酸、100mgの塩化ナトリウム、2
mgの1,2−シクロヘキサンジオンジオキシム、2m
gのジエチレントリアミン−ペンタ−酢酸、50mgの
ガンマシクロデキストリン、50μgの塩化第1錫およ
び3mgの1−(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボ
ロン酸の混合物に過テクネチウム酸(99mTcO4−
)ナトリウムの生理食塩水溶液1mlを加える。混合液
を100℃で15分間加熱する。得られた標記化合物の
収率を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定
すると91.4%となる。下記の方法で調製した真正9
9Tc標準と同じ保持時間でヌクレオシル(Nucle
osil)HPLCカラムで共溶出した該複合体のサン
プルを得る。
ジオンジオキシム)31−(2−ニトロイミダゾイル)
ベンジルボロンの調製 10mgのクエン酸、100mgの塩化ナトリウム、2
mgの1,2−シクロヘキサンジオンジオキシム、2m
gのジエチレントリアミン−ペンタ−酢酸、50mgの
ガンマシクロデキストリン、50μgの塩化第1錫およ
び3mgの1−(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボ
ロン酸の混合物に過テクネチウム酸(99mTcO4−
)ナトリウムの生理食塩水溶液1mlを加える。混合液
を100℃で15分間加熱する。得られた標記化合物の
収率を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定
すると91.4%となる。下記の方法で調製した真正9
9Tc標準と同じ保持時間でヌクレオシル(Nucle
osil)HPLCカラムで共溶出した該複合体のサン
プルを得る。
【0057】実施例13
99Tc(クロリン)(1,2−シクロヘキサンジ
オンジオキシム)31−(2−ニトロイミダゾイル)ベ
ンジルボロンの調製 90.3mg(0.11ミリモル)の99Tc(1,2
−シクロヘキサンジオンジオキシム)3(μ−OH)S
nCl3の10ml温アセトニトリル溶液に1−(2−
ニトロイミダゾイル)ベンジルボロン酸(31mg、0
.125ミリモル)と1.5mlの3N塩酸を加える。 該溶液を撹拌しながら穏やかに加熱する。30分後、1
0mlの1M塩酸を加え、該溶液を室温まで冷却する。 得られた橙色沈殿(61mg、78%収率)を温アセト
ニトリル/1M塩酸で再結晶する。元素分析:C28H
34N9BClO8Tcとして 計算値:C、43.59;H、4.43;N、16
.20; 実測値:C、43.68;H、4.45;
N、16.37強いプロトン分子イオン(M+H)+が
m/z=770で観察される。2.34分の保持時間の
ヌクレチオシルHPLCカラム(80/20 ACN/
0.1Mクエン酸、1.5ml/分)で溶出してこの複
合体のサンプルを得る。
オンジオキシム)31−(2−ニトロイミダゾイル)ベ
ンジルボロンの調製 90.3mg(0.11ミリモル)の99Tc(1,2
−シクロヘキサンジオンジオキシム)3(μ−OH)S
nCl3の10ml温アセトニトリル溶液に1−(2−
ニトロイミダゾイル)ベンジルボロン酸(31mg、0
.125ミリモル)と1.5mlの3N塩酸を加える。 該溶液を撹拌しながら穏やかに加熱する。30分後、1
0mlの1M塩酸を加え、該溶液を室温まで冷却する。 得られた橙色沈殿(61mg、78%収率)を温アセト
ニトリル/1M塩酸で再結晶する。元素分析:C28H
34N9BClO8Tcとして 計算値:C、43.59;H、4.43;N、16
.20; 実測値:C、43.68;H、4.45;
N、16.37強いプロトン分子イオン(M+H)+が
m/z=770で観察される。2.34分の保持時間の
ヌクレチオシルHPLCカラム(80/20 ACN/
0.1Mクエン酸、1.5ml/分)で溶出してこの複
合体のサンプルを得る。
【0058】実施例14
99mTc(クロリン)(ジメチルグリオキシム)
3−1−(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボロンの
調製2mgのジメチルグリオキシム、50mgのクエン
酸、100mgの塩化ナトリウム、1mgのジエチレン
トリアミン−ペンタ−酢酸、50mgのガンマシクロデ
キストラン、50μgの塩化第1錫および3mgの1−
(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボロン酸の凍結乾
燥混合物に過テクネチチウム酸(99mTcO4−)ナ
トリウムの生理食塩水溶液1mlを加える。混合液を1
00℃で15分間加熱する。得られた標記化合物の収率
を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定する
と73.4%となる。下記の方法で調製した真正99T
c標準し同じ保持時間でヌクレオシル(Nucleos
il)HPLCで共溶出して該複合体のサンプルを得る
。
3−1−(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボロンの
調製2mgのジメチルグリオキシム、50mgのクエン
酸、100mgの塩化ナトリウム、1mgのジエチレン
トリアミン−ペンタ−酢酸、50mgのガンマシクロデ
キストラン、50μgの塩化第1錫および3mgの1−
(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボロン酸の凍結乾
燥混合物に過テクネチチウム酸(99mTcO4−)ナ
トリウムの生理食塩水溶液1mlを加える。混合液を1
00℃で15分間加熱する。得られた標記化合物の収率
を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定する
と73.4%となる。下記の方法で調製した真正99T
c標準し同じ保持時間でヌクレオシル(Nucleos
il)HPLCで共溶出して該複合体のサンプルを得る
。
【0059】実施例15
99Tc(クロリン)(ジメチルグリオキシム)3
−1−(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボロンの調
製55mg(0.074ミリモル)の99Tc(ジメチ
ルグリオキシム)3(μ−OH)−SnCl3に25m
g(0.10ミリモル)の1−(2−ニトロイミダゾイ
ル)ベンジルボロン酸を加え10mlのアセトニトリル
に溶解する。3Nの塩酸1mlを加え、該溶液を穏やか
に30分間撹拌する。1M塩酸10mlを加え、室温ま
で冷却する。得られた橙色結晶(32mg、収率62.
3%)を温アセトニトリル/1M塩酸から再結晶して分
析学的に純粋な複合体を0.5水和物として単離して得
る。 元素分析:C22H29N9BClO8.5Tcとして
計算値:C、37.62;H、4.33;N、17
.63; 実測値:C、37.71;H、4.17;
N、19.993.45分の保持時間でヌクレオシルH
PLCカラム(60/40 ACN/0.1Mクエン
酸、1.5ml/分)で溶出して該複合体のサンプルを
得る。
−1−(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボロンの調
製55mg(0.074ミリモル)の99Tc(ジメチ
ルグリオキシム)3(μ−OH)−SnCl3に25m
g(0.10ミリモル)の1−(2−ニトロイミダゾイ
ル)ベンジルボロン酸を加え10mlのアセトニトリル
に溶解する。3Nの塩酸1mlを加え、該溶液を穏やか
に30分間撹拌する。1M塩酸10mlを加え、室温ま
で冷却する。得られた橙色結晶(32mg、収率62.
3%)を温アセトニトリル/1M塩酸から再結晶して分
析学的に純粋な複合体を0.5水和物として単離して得
る。 元素分析:C22H29N9BClO8.5Tcとして
計算値:C、37.62;H、4.33;N、17
.63; 実測値:C、37.71;H、4.17;
N、19.993.45分の保持時間でヌクレオシルH
PLCカラム(60/40 ACN/0.1Mクエン
酸、1.5ml/分)で溶出して該複合体のサンプルを
得る。
【0060】実施例16
99Tc(クロリン)(ジメチルグリオキシム)3
−4−(2−ニトロイミダゾイルエチル)フェニルボロ
ンの調製 18mgのクエン酸、100mgの塩化ナトリウム、2
mgのジメチルグリオキシム、1mgのジエチレントリ
アミン−ペンタ−酢酸、50mgのガンマシクロデキス
トリン、50μgの塩化第1錫および3mgの4−(2
−ニトロイミダゾリルエチル)フェニルボロン酸の混合
物に20mCiの99mTcO4−の生理食塩水溶液1
mlを加える。混合液を100℃で15分間加熱し標記
化合物を93%の収率(HPLCで測定)で得る。
−4−(2−ニトロイミダゾイルエチル)フェニルボロ
ンの調製 18mgのクエン酸、100mgの塩化ナトリウム、2
mgのジメチルグリオキシム、1mgのジエチレントリ
アミン−ペンタ−酢酸、50mgのガンマシクロデキス
トリン、50μgの塩化第1錫および3mgの4−(2
−ニトロイミダゾリルエチル)フェニルボロン酸の混合
物に20mCiの99mTcO4−の生理食塩水溶液1
mlを加える。混合液を100℃で15分間加熱し標記
化合物を93%の収率(HPLCで測定)で得る。
【0061】実施例17
ニトロ複素環式基含有化合物を該基のニトロ部を還
元することにより低酸素性組織に保持する。従ってニト
ロ複素環式基の酸化還元電位はそのような基が低酸素性
組織により保持され得る程度を示す指標としてみなされ
る。DMF溶媒中での環状電位電力測定は標準3−電極
構造(ヘインツ(Heinze)、J.Ang.Che
m.Int.,Ed.Eng.,23,831,198
4)を用いて行う。PAR 303静止水銀滴定電極器
具をインターフェイスしたPAR 174Aポーラログ
ラフ分析器を用いてデータを得、PAR RE0074
X−Yレコーダーに記録する。参考電極はAg/Ag
NO3のアセトニトリル溶液を用い、実施電極は水銀で
ある。被検溶液(典型的には0.3〜1.2ミリモル濃
度)は電解質を保持した0.1Mのテトラブチルアンモ
ニウムテトラフルオロボレートを含有し、測定前に溶媒
−飽和N2で脱ガスする。
元することにより低酸素性組織に保持する。従ってニト
ロ複素環式基の酸化還元電位はそのような基が低酸素性
組織により保持され得る程度を示す指標としてみなされ
る。DMF溶媒中での環状電位電力測定は標準3−電極
構造(ヘインツ(Heinze)、J.Ang.Che
m.Int.,Ed.Eng.,23,831,198
4)を用いて行う。PAR 303静止水銀滴定電極器
具をインターフェイスしたPAR 174Aポーラログ
ラフ分析器を用いてデータを得、PAR RE0074
X−Yレコーダーに記録する。参考電極はAg/Ag
NO3のアセトニトリル溶液を用い、実施電極は水銀で
ある。被検溶液(典型的には0.3〜1.2ミリモル濃
度)は電解質を保持した0.1Mのテトラブチルアンモ
ニウムテトラフルオロボレートを含有し、測定前に溶媒
−飽和N2で脱ガスする。
【0062】
【表2】
DMFの電気化学結果 ピークポテンシャル(EP)
値−(スキャン速度(scan rate)=100
mV/秒)
ニトロベース化合物
カソード アノード単純ニ
トロイミダゾール 1−(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボロン酸
−1.54 −1.43メトロニダゾール
−1.63 −1.55ミソニダゾ
ール
−1.51 −1.43
単純BATO1 TcCl(DMG)3BMe2
−
−BATOニトロイミダゾール 実施例15の化合物の錯体
−1.58 −1.51
実施例13の化合物の錯体
−1.56 −1.50
1BATOはボロン酸テクネチウムオキシムであり、テ
クネチウムのボロントリオキシム錯体をいう。 2テクネチウム(クロライド)(ジメチルグリオキシム
)3(メチルボロン)
DMFの電気化学結果 ピークポテンシャル(EP)
値−(スキャン速度(scan rate)=100
mV/秒)
ニトロベース化合物
カソード アノード単純ニ
トロイミダゾール 1−(2−ニトロイミダゾイル)ベンジルボロン酸
−1.54 −1.43メトロニダゾール
−1.63 −1.55ミソニダゾ
ール
−1.51 −1.43
単純BATO1 TcCl(DMG)3BMe2
−
−BATOニトロイミダゾール 実施例15の化合物の錯体
−1.58 −1.51
実施例13の化合物の錯体
−1.56 −1.50
1BATOはボロン酸テクネチウムオキシムであり、テ
クネチウムのボロントリオキシム錯体をいう。 2テクネチウム(クロライド)(ジメチルグリオキシム
)3(メチルボロン)
【0063】実施例18
ニトロイミダゾール含有化合物を用いた以前のイン
ビトロおよびインビボ研究では、考えられるニトロイミ
ダゾールの分子内結合のメカニズムが、ニトロ基が化学
的に反応性の化学種に酵素的に還元される結果であるこ
とが示されている[たとえば、クラーク(Clarke
)、ウオードマン(Wardman)およびグールディ
ング(Goulding)、Biochem.Phar
macol.(1980)、29、2684〜2687
]。本発明のニトロイミダゾールボロン酸を、酵素のキ
サンチンオキシダーゼを用いたアッセイで調べた。アッ
セイ溶液には下記成分が含まれていた。 ヒポキサンチン 0.01M溶液1
ml=基質10μモルキサンチンオキシダーゼ pH
7.4リン酸Na(500μl)中、0.5単位 リン酸Na緩衝液 1.0ml、0.1
M、pH7.4、10mg/L Na2EDTAニト
ロ化合物 ジメチルホルムアミ
ド(20μl)中に0.25μモル隔膜で密封したキュ
ベット中で他のすべての試薬の溶液に酵素を加えること
により反応を開始させる。試薬はすべて、混合する前に
アルゴンを表面に20分間通すことにより脱気する。3
26nmにセッティングしたUV/可視分光光度計を用
い、ニトロ基の損失(還元の指標である)を5分毎にモ
ニターする。 すべての化合物について時間に対してlog(濃度)ミ
リモル/mlをプロットすることにより、ニトロ化合物
の消失の半減期を決定する。結果を表3に示す。表中、
2つの参照化合物としてミソニダゾールおよびメトロニ
ダゾールのデータも比較として示す。
ビトロおよびインビボ研究では、考えられるニトロイミ
ダゾールの分子内結合のメカニズムが、ニトロ基が化学
的に反応性の化学種に酵素的に還元される結果であるこ
とが示されている[たとえば、クラーク(Clarke
)、ウオードマン(Wardman)およびグールディ
ング(Goulding)、Biochem.Phar
macol.(1980)、29、2684〜2687
]。本発明のニトロイミダゾールボロン酸を、酵素のキ
サンチンオキシダーゼを用いたアッセイで調べた。アッ
セイ溶液には下記成分が含まれていた。 ヒポキサンチン 0.01M溶液1
ml=基質10μモルキサンチンオキシダーゼ pH
7.4リン酸Na(500μl)中、0.5単位 リン酸Na緩衝液 1.0ml、0.1
M、pH7.4、10mg/L Na2EDTAニト
ロ化合物 ジメチルホルムアミ
ド(20μl)中に0.25μモル隔膜で密封したキュ
ベット中で他のすべての試薬の溶液に酵素を加えること
により反応を開始させる。試薬はすべて、混合する前に
アルゴンを表面に20分間通すことにより脱気する。3
26nmにセッティングしたUV/可視分光光度計を用
い、ニトロ基の損失(還元の指標である)を5分毎にモ
ニターする。 すべての化合物について時間に対してlog(濃度)ミ
リモル/mlをプロットすることにより、ニトロ化合物
の消失の半減期を決定する。結果を表3に示す。表中、
2つの参照化合物としてミソニダゾールおよびメトロニ
ダゾールのデータも比較として示す。
【0064】
表3化合物
半減期 Epc(D
MF)* Epc(水)*
(酵素アッセイ)メトロニダゾー
ル >24時間 −1.
62V −0.46V(OH)2BB4NO
2 95分 −1
.80V −0.50Vミソニダゾール
45分 −1
.49V −0.33V(OH)2BPhE
tNO2 42.5分 −1.53
V −0.30V(OH)2Bpropen
eNO2 24分 −1.
56V −0.30V(OH)2BBNO2
11分 −1
.52V −0.32V
表3化合物
半減期 Epc(D
MF)* Epc(水)*
(酵素アッセイ)メトロニダゾー
ル >24時間 −1.
62V −0.46V(OH)2BB4NO
2 95分 −1
.80V −0.50Vミソニダゾール
45分 −1
.49V −0.33V(OH)2BPhE
tNO2 42.5分 −1.53
V −0.30V(OH)2Bpropen
eNO2 24分 −1.
56V −0.30V(OH)2BBNO2
11分 −1
.52V −0.32V
【0065】実施例
19 2−ニトロイミダゾリル−N1−[2−プロペニル]−
3−ボロン酸(BpropeneNO2)の調製:乾燥
ジメチルホルムアミド(15ml)中の2−ニトロイミ
ダゾール(1.0g、8.84ミリモル)を無水炭酸カ
リウム(6.9g、50ミリモル)で処理し、窒素下、
室温にて0.5時間撹拌する。この溶液を0℃に冷却し
、ついで窒素下、0℃にて撹拌しながら、乾燥テトラヒ
ドロフラン(10ml)中の2−ブロモエチル−2−エ
テニル−1,3,2−ベンゾジオキソボロール(4.2
3g、17.7ミリモル)で1時間処理する。ついで、
この反応混合物を窒素下で撹拌しながら60〜70℃に
48時間加熱し、減圧下でジメチルホルムアミドを除き
、残渣をメタノール(100ml)中に溶解する。この
溶液をDowex50X8樹脂(H+)で酸性にし、濾
過する。この樹脂をメタノールで洗浄し、濾液および洗
浄液を集めて濃縮し、クロマトグラフィーにかけて半固
体を得(シリカゲル、230〜400メッシュ、EtO
Ac中の2%メタノール)、これをジクロロメタンから
再結晶して薄黄色の結晶性の固体を得る。 収量:0.3g、m.p.138〜140℃。1HNM
R(DMSO−d6):δ5.2(d、2H)、6.6
(m、1H)、7.15(s、1H)、7.4(s、1
H)および7.7(s、2H) 元素分析値(C6H8BN3O4として):計算値(%
):C36.59、H4.09、N21.34実測値(
%):C36.79、H3.66、N21.41
19 2−ニトロイミダゾリル−N1−[2−プロペニル]−
3−ボロン酸(BpropeneNO2)の調製:乾燥
ジメチルホルムアミド(15ml)中の2−ニトロイミ
ダゾール(1.0g、8.84ミリモル)を無水炭酸カ
リウム(6.9g、50ミリモル)で処理し、窒素下、
室温にて0.5時間撹拌する。この溶液を0℃に冷却し
、ついで窒素下、0℃にて撹拌しながら、乾燥テトラヒ
ドロフラン(10ml)中の2−ブロモエチル−2−エ
テニル−1,3,2−ベンゾジオキソボロール(4.2
3g、17.7ミリモル)で1時間処理する。ついで、
この反応混合物を窒素下で撹拌しながら60〜70℃に
48時間加熱し、減圧下でジメチルホルムアミドを除き
、残渣をメタノール(100ml)中に溶解する。この
溶液をDowex50X8樹脂(H+)で酸性にし、濾
過する。この樹脂をメタノールで洗浄し、濾液および洗
浄液を集めて濃縮し、クロマトグラフィーにかけて半固
体を得(シリカゲル、230〜400メッシュ、EtO
Ac中の2%メタノール)、これをジクロロメタンから
再結晶して薄黄色の結晶性の固体を得る。 収量:0.3g、m.p.138〜140℃。1HNM
R(DMSO−d6):δ5.2(d、2H)、6.6
(m、1H)、7.15(s、1H)、7.4(s、1
H)および7.7(s、2H) 元素分析値(C6H8BN3O4として):計算値(%
):C36.59、H4.09、N21.34実測値(
%):C36.79、H3.66、N21.41
【00
66】実施例20 2−ニトロイミダゾリル−N1−プロピル−3−ボロン
酸(BpropNO2)の調製:エタノール(25ml
)中のヒドロキシルアミン塩酸塩(0.417g、6ミ
リモル)、酢酸ナトリウム(0.492g、6ミリモル
)、酢酸エチル(0.176g、2ミリモル)およびB
propenNO2(実施例19、0.2g、1ミリモ
ル)の混合物をアルゴン下にて30時間撹拌しながら還
流する。冷却後、溶媒を除き、得られた粗製の生成物を
直接フラッシュシリカゲル上に置き、クロマトグラフィ
ーにかける。生成物を単離してさらに2回再クロマトグ
ラフィーを行い、薄黄色の固体を得る。収量:0.02
〜0.025g(20〜50%)、m.p.122〜1
24℃。1HNMR(DMSO−d6):δ0.8(t
、2H、B−CH2)、1.9(m、2H)、4.4(
t、2H、N−CH2)、7.2(s、1H)、7.8
(s、2H、B−OH)および7.85(s、1H)M
S(M+H)+ 200、172、154および10
9元素分析値(C6H10N3BO4として):計算値
(%):C36.22、H5.02、N21.11 実測値(%):C36.87、H4.84、N21.5
6
66】実施例20 2−ニトロイミダゾリル−N1−プロピル−3−ボロン
酸(BpropNO2)の調製:エタノール(25ml
)中のヒドロキシルアミン塩酸塩(0.417g、6ミ
リモル)、酢酸ナトリウム(0.492g、6ミリモル
)、酢酸エチル(0.176g、2ミリモル)およびB
propenNO2(実施例19、0.2g、1ミリモ
ル)の混合物をアルゴン下にて30時間撹拌しながら還
流する。冷却後、溶媒を除き、得られた粗製の生成物を
直接フラッシュシリカゲル上に置き、クロマトグラフィ
ーにかける。生成物を単離してさらに2回再クロマトグ
ラフィーを行い、薄黄色の固体を得る。収量:0.02
〜0.025g(20〜50%)、m.p.122〜1
24℃。1HNMR(DMSO−d6):δ0.8(t
、2H、B−CH2)、1.9(m、2H)、4.4(
t、2H、N−CH2)、7.2(s、1H)、7.8
(s、2H、B−OH)および7.85(s、1H)M
S(M+H)+ 200、172、154および10
9元素分析値(C6H10N3BO4として):計算値
(%):C36.22、H5.02、N21.11 実測値(%):C36.87、H4.84、N21.5
6
【0067】実施例21
1−(4−ニトロイミダゾール)−ベンジルボロン酸(
BB4NO2)の調製:この化合物は、実施例10に記
載の方法により、4−ニトロイミダゾール(1.13g
、10ミリモル)と4−ブロモメチルフェニルボロン酸
(3.25g、15ミリモル)との反応により調製する
。収量:1.7g、m.p.163〜165℃。1H
NMR[DMSO−d6]:δ5.4(s、2H)、
7.4(d、2H)、7.9(d、2H)、8.2(b
s、2H)および8.6(s、1H)13C NMR
[DMSO−d6]:δ50.76、121.59、1
26.86、134.54、134.66、137.4
5、137.89および147.18元素分析値(C1
0H10BN3O4として):計算値(%):C48.
62、H4.08、N17.01実測値(%):C49
.39、H4.21、N16.83MS[M+Gly−
2H2O+H]+304
BB4NO2)の調製:この化合物は、実施例10に記
載の方法により、4−ニトロイミダゾール(1.13g
、10ミリモル)と4−ブロモメチルフェニルボロン酸
(3.25g、15ミリモル)との反応により調製する
。収量:1.7g、m.p.163〜165℃。1H
NMR[DMSO−d6]:δ5.4(s、2H)、
7.4(d、2H)、7.9(d、2H)、8.2(b
s、2H)および8.6(s、1H)13C NMR
[DMSO−d6]:δ50.76、121.59、1
26.86、134.54、134.66、137.4
5、137.89および147.18元素分析値(C1
0H10BN3O4として):計算値(%):C48.
62、H4.08、N17.01実測値(%):C49
.39、H4.21、N16.83MS[M+Gly−
2H2O+H]+304
【0068】実施例22
99TcCl(DMG)3BPhEtNO2の調製:ア
セトニトリル(5ml)中のTc(DMG)3(μ−O
HSnCl3.3H2O(77.1mg、0.104ミ
リモル)に(OH)2BPhEtNO2(実施例11、
28.8mg、0.11ミリモル)を加え、ついで濃H
Cl(2滴)を加える。 この溶液を30分間沸騰加熱すると、オレンジ色の固体
が沈殿する(68mg、93%収率)。この沈殿を濾過
により単離し、アセトニトリルで充分に洗浄し、真空乾
燥させる。この固体をジメチルホルムアミド(1ml)
、アセトニトリル(2ml)および1M塩酸(1ml)
中に溶解し、この溶液を30分間沸騰させる。一夜冷却
すると生成物の結晶(31mg、40%全収率)が生成
する。元素分析値[TcCl(DMG)3BPhEtN
O2.0.5DMF,C24.5H33N9.5BCl
O8.5Tcとして]:実測値(%):C39.80、
H4.60、N17.55計算値(%):C39.64
、H4.81、N17.92
セトニトリル(5ml)中のTc(DMG)3(μ−O
HSnCl3.3H2O(77.1mg、0.104ミ
リモル)に(OH)2BPhEtNO2(実施例11、
28.8mg、0.11ミリモル)を加え、ついで濃H
Cl(2滴)を加える。 この溶液を30分間沸騰加熱すると、オレンジ色の固体
が沈殿する(68mg、93%収率)。この沈殿を濾過
により単離し、アセトニトリルで充分に洗浄し、真空乾
燥させる。この固体をジメチルホルムアミド(1ml)
、アセトニトリル(2ml)および1M塩酸(1ml)
中に溶解し、この溶液を30分間沸騰させる。一夜冷却
すると生成物の結晶(31mg、40%全収率)が生成
する。元素分析値[TcCl(DMG)3BPhEtN
O2.0.5DMF,C24.5H33N9.5BCl
O8.5Tcとして]:実測値(%):C39.80、
H4.60、N17.55計算値(%):C39.64
、H4.81、N17.92
【0069】実施例23
99mTc(クロリン)(ジメチルグリオキシム)3−
1−(n−プロピル−2−ニトロイミダゾリル)ボロン
の調製:1−(2−ニトロイミダゾリル)−ベンジルボ
ロン酸の代わりにBpropNO2(実施例20)(4
mg)を用いる他は実施例14に記載のようにして標記
化合物を調製する。 高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定し
た標記錯体の収率は52%であった。Nucleosi
l HPLCから溶出したこの錯体の試料は52%で
あった。この錯体の試料は、実施例24に記載のように
して調製した真正の99Tc標準と同じ保持時間でNu
cleosil HPLCカラムから溶出された。
1−(n−プロピル−2−ニトロイミダゾリル)ボロン
の調製:1−(2−ニトロイミダゾリル)−ベンジルボ
ロン酸の代わりにBpropNO2(実施例20)(4
mg)を用いる他は実施例14に記載のようにして標記
化合物を調製する。 高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定し
た標記錯体の収率は52%であった。Nucleosi
l HPLCから溶出したこの錯体の試料は52%で
あった。この錯体の試料は、実施例24に記載のように
して調製した真正の99Tc標準と同じ保持時間でNu
cleosil HPLCカラムから溶出された。
【0070】実施例24
99Tc(クロリン)(ジメチルグリオキシム)3−1
−(n−プロピル−2−ニトロイミダゾリル)ボロンの
調製:アセトニトリル(10ml)中のTc(DMG)
3(μ−OH)SnCl3−3H2Oに、(OH)2B
propNO2(実施例20、41.8mg、0.21
ミリモル)を加え、ついで2N HCl(3ml)を
加える。この反応混合物を30分間穏やかに加熱し、1
N塩酸(50ml)を加え、得られた溶液を室温に冷却
する。得られた凝集塊のオレンジ色固体を吸引濾過によ
り単離し、1M塩酸およびH2Oで洗浄し、真空乾燥し
て粗製の生成物(97mg、78%)を得る。これをC
HCl3(1ml)中に溶解し、状態調整した1×10
cmシリカゲルカラムにて、CHCl3で溶出するクロ
マトグラフィーにかける。主要なオレンジ色のバンドを
蒸発乾固し、CH2Cl2(3ml)中に再溶解し、ヘ
キサン(30ml)で処理する。分析的に純粋な固体を
57%の全収率で単離する。元素分析値(C18H28
N9BClO8Tcとして): 実測値(%):C33.66、H4.20、N19.2
8計算値(%):C33.58、H4.38、N19.
58
−(n−プロピル−2−ニトロイミダゾリル)ボロンの
調製:アセトニトリル(10ml)中のTc(DMG)
3(μ−OH)SnCl3−3H2Oに、(OH)2B
propNO2(実施例20、41.8mg、0.21
ミリモル)を加え、ついで2N HCl(3ml)を
加える。この反応混合物を30分間穏やかに加熱し、1
N塩酸(50ml)を加え、得られた溶液を室温に冷却
する。得られた凝集塊のオレンジ色固体を吸引濾過によ
り単離し、1M塩酸およびH2Oで洗浄し、真空乾燥し
て粗製の生成物(97mg、78%)を得る。これをC
HCl3(1ml)中に溶解し、状態調整した1×10
cmシリカゲルカラムにて、CHCl3で溶出するクロ
マトグラフィーにかける。主要なオレンジ色のバンドを
蒸発乾固し、CH2Cl2(3ml)中に再溶解し、ヘ
キサン(30ml)で処理する。分析的に純粋な固体を
57%の全収率で単離する。元素分析値(C18H28
N9BClO8Tcとして): 実測値(%):C33.66、H4.20、N19.2
8計算値(%):C33.58、H4.38、N19.
58
【0071】実施例25
99mTc(クロリン)(ジメチルグリオキシム)3−
1−(n−プロペン−2−ニトロイミダゾリル)ボロン
(KL L498−178)の調製:1−(2−ニト
ロイミダゾリル)−ベンジルボロン酸の代わりにBpr
openNO2(実施例19)(3mg)を用いる他は
実施例14に記載のようにして標記化合物を調製する。 高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定し
た標記錯体の収率は58%であった。
1−(n−プロペン−2−ニトロイミダゾリル)ボロン
(KL L498−178)の調製:1−(2−ニト
ロイミダゾリル)−ベンジルボロン酸の代わりにBpr
openNO2(実施例19)(3mg)を用いる他は
実施例14に記載のようにして標記化合物を調製する。 高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定し
た標記錯体の収率は58%であった。
【0072】実施例26
99mTc(クロリン)(ジメチルグリオキシム)3−
1−(4−ニトロイミダゾリル)ベンジルボロンの調製
:1−(2−ニトロイミダゾリル)−ベンジルボロン酸
の代わりにBB4NO2(実施例21)(3mg)を用
いる他は実施例14に記載のようにして標記化合物を調
製する。高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によ
り測定した標記錯体の収率は82%であった。この錯体
の試料は、実施例27に記載のようにして調製した真正
の99Tc標準と同じ保持時間でPRP−1 HPL
Cカラムから溶出された。
1−(4−ニトロイミダゾリル)ベンジルボロンの調製
:1−(2−ニトロイミダゾリル)−ベンジルボロン酸
の代わりにBB4NO2(実施例21)(3mg)を用
いる他は実施例14に記載のようにして標記化合物を調
製する。高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によ
り測定した標記錯体の収率は82%であった。この錯体
の試料は、実施例27に記載のようにして調製した真正
の99Tc標準と同じ保持時間でPRP−1 HPL
Cカラムから溶出された。
【0073】実施例27
99Tc(クロリン)(ジメチルグリオキシム)3−1
−(4−ニトロイミダゾリル)ベンジルボロンの調製:
アセトニトリル(5ml)および2N HCl(0.
5ml)中のTcCl(DMG)3(32.7mg、0
.068ミリモル)およびBB4NO2(実施例21、
17.7mg、0.073ミリモル)の混合物を15分
間撹拌しながら加熱する。 ついで、溶媒を蒸発により除く。生成物をシリカゲルカ
ラム(40/60 ACN/CH2Cl2で溶出)上
で精製する。主要なオレンジ色のバンドを蒸発乾固し、
エーテルから再結晶する(61%収率)。元素分析値(
TcCl(DMG)3BB4NO2.0.2C4H10
O、C22H8N9O8BCITc.0.2C4H10
Oとして):実測値(%):C38.39、H4.21
、N17.44計算値(%):C38.75、H4.2
8、N17.84FAB−MS(+):m/z692、
[M+H];656、[M−Cl;579、[M−4−
ニトロイミダゾール]1H NMR(270MHz、
CDCl3):δ2.9(m、12H、CDO)、3.
0(m、12H、CDO)、5.2(s,2H、Bz)
、7.2(d、2H、Ph)、7.4(s、1H、イミ
ダゾール)、7.7(s、1H、イミダゾール)、7.
8(d、2H、Ph)、14.8(s、2H、オキシム
)IR(KBr)(cm−1):3505br、163
4、1545、1491、1399、1338、122
8、1206s、1089s、990s、928、90
9、824、808UV−VIS(CH3CN):λm
ax(Logε)288(4.08)、382(3.8
0)、460(3.41)
−(4−ニトロイミダゾリル)ベンジルボロンの調製:
アセトニトリル(5ml)および2N HCl(0.
5ml)中のTcCl(DMG)3(32.7mg、0
.068ミリモル)およびBB4NO2(実施例21、
17.7mg、0.073ミリモル)の混合物を15分
間撹拌しながら加熱する。 ついで、溶媒を蒸発により除く。生成物をシリカゲルカ
ラム(40/60 ACN/CH2Cl2で溶出)上
で精製する。主要なオレンジ色のバンドを蒸発乾固し、
エーテルから再結晶する(61%収率)。元素分析値(
TcCl(DMG)3BB4NO2.0.2C4H10
O、C22H8N9O8BCITc.0.2C4H10
Oとして):実測値(%):C38.39、H4.21
、N17.44計算値(%):C38.75、H4.2
8、N17.84FAB−MS(+):m/z692、
[M+H];656、[M−Cl;579、[M−4−
ニトロイミダゾール]1H NMR(270MHz、
CDCl3):δ2.9(m、12H、CDO)、3.
0(m、12H、CDO)、5.2(s,2H、Bz)
、7.2(d、2H、Ph)、7.4(s、1H、イミ
ダゾール)、7.7(s、1H、イミダゾール)、7.
8(d、2H、Ph)、14.8(s、2H、オキシム
)IR(KBr)(cm−1):3505br、163
4、1545、1491、1399、1338、122
8、1206s、1089s、990s、928、90
9、824、808UV−VIS(CH3CN):λm
ax(Logε)288(4.08)、382(3.8
0)、460(3.41)
【0074】実施例28
99mTc(クロリン)(1,2−シクロヘキサン−ジ
オンジオキシム)3−1−(4−ニトロイミダゾリル)
ベンジルボロンの調製:1−(2−ニトロイミダゾリル
)−ベンジルボロン酸の代わりにBB4NO2(実施例
21)(3mg)を用いる他は実施例12に記載のよう
にして標記化合物を調製する。高圧液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)により測定した標記錯体の収率は86
%であった。この錯体の試料は、下記のようにして調製
した真正の99Tc標準と同じ保持時間でPRP−1
HPLCカラムから溶出された。
オンジオキシム)3−1−(4−ニトロイミダゾリル)
ベンジルボロンの調製:1−(2−ニトロイミダゾリル
)−ベンジルボロン酸の代わりにBB4NO2(実施例
21)(3mg)を用いる他は実施例12に記載のよう
にして標記化合物を調製する。高圧液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)により測定した標記錯体の収率は86
%であった。この錯体の試料は、下記のようにして調製
した真正の99Tc標準と同じ保持時間でPRP−1
HPLCカラムから溶出された。
【0075】実施例29
99mTc(クロリン)(1,2−シクロヘキサン−ジ
オンジオキシム)3−1−(4−ニトロイミダゾリル)
ベンジルボロンの調製:TcCl(CDO)3(25.
7mg、0.046ミリモル)およびBB4NO2(実
施例21、11.6mg、0.48ミリモル)の混合物
をACN(5ml)および3M塩酸(0.5ml)中に
溶解し、30分間撹拌しながら加熱する。1M塩酸(5
ml)を加えるとオレンジ色の固体が沈殿し、これを濾
過により回収する(粗収率83%)。元素分析値(C2
8H34N9O8ClBTc.0.5C4H10Oとし
て) 計算値(%):C44.65、H4.87、N15.6
2実測値(%):C44.81、H4.95、N16.
05FAB−MS(+):m/z769、M;734、
[M−Cl];657、[M−4−ニトロイミダゾール
]1H NMR(270MHz、CDCl3):δ2
.4(m、18H、Me)、5.2(s、2H、Bz)
、7.2(d、2H、Ph)、7.5(s、1H、イミ
ダゾール)、7.7(s、1H、イミダゾール)、7.
8(d、2H、Ph)、14.8(s、2H、オキシム
)IR(KBr)(cm−1):3450br、163
1、1546、1446、1430、1380、133
7、1286、1229、1203s、1061s、9
60s、924、902、866、847UV−VIS
(CH3CN):λmax(Logε)290(4.3
5)、386(4.11)、462(3.76)
オンジオキシム)3−1−(4−ニトロイミダゾリル)
ベンジルボロンの調製:TcCl(CDO)3(25.
7mg、0.046ミリモル)およびBB4NO2(実
施例21、11.6mg、0.48ミリモル)の混合物
をACN(5ml)および3M塩酸(0.5ml)中に
溶解し、30分間撹拌しながら加熱する。1M塩酸(5
ml)を加えるとオレンジ色の固体が沈殿し、これを濾
過により回収する(粗収率83%)。元素分析値(C2
8H34N9O8ClBTc.0.5C4H10Oとし
て) 計算値(%):C44.65、H4.87、N15.6
2実測値(%):C44.81、H4.95、N16.
05FAB−MS(+):m/z769、M;734、
[M−Cl];657、[M−4−ニトロイミダゾール
]1H NMR(270MHz、CDCl3):δ2
.4(m、18H、Me)、5.2(s、2H、Bz)
、7.2(d、2H、Ph)、7.5(s、1H、イミ
ダゾール)、7.7(s、1H、イミダゾール)、7.
8(d、2H、Ph)、14.8(s、2H、オキシム
)IR(KBr)(cm−1):3450br、163
1、1546、1446、1430、1380、133
7、1286、1229、1203s、1061s、9
60s、924、902、866、847UV−VIS
(CH3CN):λmax(Logε)290(4.3
5)、386(4.11)、462(3.76)
【00
76】実施例30 99mTc(ヒドロキシ)(ジメチルグリオキシム)3
−1−(2−ニトロイミダゾリル)ベンジルボロンの調
製:化合物99mTc(クロリン)(ジメチルグリオキ
シム)3−1−(2−ニトロイミダゾリル)ベンジルボ
ロンを実施例14に記載のようにして調製する。ついで
、これをPRP−1逆相樹脂上に吸着させることにより
精製する。この樹脂を食塩水(1ml)および1:1エ
タノール/食塩水(1ml)で洗浄し、ついで95%エ
タノール(0.4ml)で錯体を溶出する。pH8.0
リン酸緩衝液(0.1M)の400μlアリコートを加
え、この混合物を37℃にて30分間加熱する。この時
間の間に軸クロロリガンドは水酸基で置換される(HP
LCにより96%収率と測定)。この錯体の試料を、9
9Tc−クロロ錯体を水酸化ナトリウム水溶液で処理す
ることにより調製した99Tc(OH(ジメチルグリオ
キシム)3−1−(2−ニトロイミダゾリル)ベンジル
ボロンの真正の試料とともに溶出する。
76】実施例30 99mTc(ヒドロキシ)(ジメチルグリオキシム)3
−1−(2−ニトロイミダゾリル)ベンジルボロンの調
製:化合物99mTc(クロリン)(ジメチルグリオキ
シム)3−1−(2−ニトロイミダゾリル)ベンジルボ
ロンを実施例14に記載のようにして調製する。ついで
、これをPRP−1逆相樹脂上に吸着させることにより
精製する。この樹脂を食塩水(1ml)および1:1エ
タノール/食塩水(1ml)で洗浄し、ついで95%エ
タノール(0.4ml)で錯体を溶出する。pH8.0
リン酸緩衝液(0.1M)の400μlアリコートを加
え、この混合物を37℃にて30分間加熱する。この時
間の間に軸クロロリガンドは水酸基で置換される(HP
LCにより96%収率と測定)。この錯体の試料を、9
9Tc−クロロ錯体を水酸化ナトリウム水溶液で処理す
ることにより調製した99Tc(OH(ジメチルグリオ
キシム)3−1−(2−ニトロイミダゾリル)ベンジル
ボロンの真正の試料とともに溶出する。
【0077】実施例31
99mTc(クロリン)(1,2−シクロヘキサンジオ
ンジオキシム)3−1−(プロパン−ニトロイミダゾリ
ル)ボロンの調製:1−(2−ニトロイミダゾリル)−
ベンジルボロン酸の代わりにBpropNO2(実施例
20)(3mg)を用いる他は実施例12に記載のよう
にして標記化合物を調製する。高圧液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)により測定した標記錯体の収率は95
%であった。
ンジオキシム)3−1−(プロパン−ニトロイミダゾリ
ル)ボロンの調製:1−(2−ニトロイミダゾリル)−
ベンジルボロン酸の代わりにBpropNO2(実施例
20)(3mg)を用いる他は実施例12に記載のよう
にして標記化合物を調製する。高圧液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)により測定した標記錯体の収率は95
%であった。
【0078】実施例32
99mTc(クロリン)(1,2−シクロヘキサンジオ
ンジオキシム)3−1−(プロペン−ニトロイミダゾリ
ル)ボロンの調製:1−(2−ニトロイミダゾリル)−
ベンジルボロン酸の代わりにBpropenNO2(実
施例19)(3mg)を用いる他は実施例12に記載の
ようにして標記化合物を調製する。高圧液体クロマトグ
ラフィー(HPLC)により測定した標記錯体の収率は
83%であった。
ンジオキシム)3−1−(プロペン−ニトロイミダゾリ
ル)ボロンの調製:1−(2−ニトロイミダゾリル)−
ベンジルボロン酸の代わりにBpropenNO2(実
施例19)(3mg)を用いる他は実施例12に記載の
ようにして標記化合物を調製する。高圧液体クロマトグ
ラフィー(HPLC)により測定した標記錯体の収率は
83%であった。
【0079】実施例33
(R)−アザビシクロ[2,2,2]オクト−3−イル
−(R)−α−(4)−フェニルボロン酸−α−フェニ
ル酢酸(R,R−QNBボロン酸)の調製:この化合物
は下記反応式により調製する。
−(R)−α−(4)−フェニルボロン酸−α−フェニ
ル酢酸(R,R−QNBボロン酸)の調製:この化合物
は下記反応式により調製する。
【化30】
A.(RS)−3−アセトキシキヌクリジン:ピリジン
(100ml)中の(RS)−3−キヌクリジノール(
25g、0.2ミリモル)の溶液を無水酢酸(100m
l)で処理し、50℃に4時間保持し、室温に15時間
保持する。真空下でピリジンおよび過剰の無水酢酸を除
去した後、透明な薄褐色の油状物を水(25ml)中に
溶解し、飽和炭酸カリウムでわずかにアルカリ性にする
。ついで、このエステルをクロロホルム(5×50ml
)で抽出し、抽出物をK2CO3で乾燥する。真空下で
溶媒を蒸発させた後、残渣を蒸留して(RS)−3−ア
セトキシキヌクリジン(20.6g、62%)を無色液
体として得る。1H NMR(CDCl3)δ1.3
1〜2.01(m、6H)、2.11(s、3H、OC
OCH3)、2.62〜2.95(m、5H)、3.1
8〜3.31(m、1H)、4.80(m、1H、3−
H)
(100ml)中の(RS)−3−キヌクリジノール(
25g、0.2ミリモル)の溶液を無水酢酸(100m
l)で処理し、50℃に4時間保持し、室温に15時間
保持する。真空下でピリジンおよび過剰の無水酢酸を除
去した後、透明な薄褐色の油状物を水(25ml)中に
溶解し、飽和炭酸カリウムでわずかにアルカリ性にする
。ついで、このエステルをクロロホルム(5×50ml
)で抽出し、抽出物をK2CO3で乾燥する。真空下で
溶媒を蒸発させた後、残渣を蒸留して(RS)−3−ア
セトキシキヌクリジン(20.6g、62%)を無色液
体として得る。1H NMR(CDCl3)δ1.3
1〜2.01(m、6H)、2.11(s、3H、OC
OCH3)、2.62〜2.95(m、5H)、3.1
8〜3.31(m、1H)、4.80(m、1H、3−
H)
【0080】B.(R)−(+)−3−アセトキシキヌ
クリジン:エタノール(80%、142ml)中に溶解
したL−(+)−酒石酸(30.13g、0.2ミリモ
ル)の溶液に(RS)−3−アセトキシキヌクリジン(
34g、0.2ミリモル)を加える。この溶液を室温に
て一夜保持する。 得られた無色の結晶性の固体(40g)を濾過し、エタ
ノール(80%、280ml)から2回再結晶して(R
)−(+)−3−アセトキシキヌクリジンの分割酒石酸
塩(25.5g、65%)を得る(融点96〜98℃;
文献値94〜95.5℃)。この(R)−(+)−3−
アセトキシキヌクリジンの分割酒石酸塩(25.0g)
を水(5ml)中に溶解し、この溶液を飽和K2CO3
でわずかにアルカリ性にし、クロロホルム(5×25m
l)で抽出する。CHCl3抽出物を集め、無水Na2
SO4で乾燥し、濾過する。真空下で溶媒を蒸発させた
後、残渣を蒸留して(R)−(+)−3−アセトキシキ
ヌクリジンを無色液体として得る。収量:10.7g(
88%)。[α]D25+25.96°(c2.93、
エタノール)。文献値(コーエン(Cohen)ら、J
.Pharm.Sci.,(1989)、78、833
〜836、[α]D25+29.8°(c3.0、エタ
ノール))。1HNMR(CDCl3)δ1.30〜2
.01(m、6H)、2.13(s、3H、OCOCH
3)、2.62〜2.98(m、5H)、3.18〜3
.30(m、1H)、4.82(m、1H、3−H)
クリジン:エタノール(80%、142ml)中に溶解
したL−(+)−酒石酸(30.13g、0.2ミリモ
ル)の溶液に(RS)−3−アセトキシキヌクリジン(
34g、0.2ミリモル)を加える。この溶液を室温に
て一夜保持する。 得られた無色の結晶性の固体(40g)を濾過し、エタ
ノール(80%、280ml)から2回再結晶して(R
)−(+)−3−アセトキシキヌクリジンの分割酒石酸
塩(25.5g、65%)を得る(融点96〜98℃;
文献値94〜95.5℃)。この(R)−(+)−3−
アセトキシキヌクリジンの分割酒石酸塩(25.0g)
を水(5ml)中に溶解し、この溶液を飽和K2CO3
でわずかにアルカリ性にし、クロロホルム(5×25m
l)で抽出する。CHCl3抽出物を集め、無水Na2
SO4で乾燥し、濾過する。真空下で溶媒を蒸発させた
後、残渣を蒸留して(R)−(+)−3−アセトキシキ
ヌクリジンを無色液体として得る。収量:10.7g(
88%)。[α]D25+25.96°(c2.93、
エタノール)。文献値(コーエン(Cohen)ら、J
.Pharm.Sci.,(1989)、78、833
〜836、[α]D25+29.8°(c3.0、エタ
ノール))。1HNMR(CDCl3)δ1.30〜2
.01(m、6H)、2.13(s、3H、OCOCH
3)、2.62〜2.98(m、5H)、3.18〜3
.30(m、1H)、4.82(m、1H、3−H)
【0081】C.(R)−(+)−4−ニトロベンジル
酸:沸騰酢酸エチル(250ml)中のキニジン(39
.6g、90%、1.1ミリモル)の懸濁液にラセミ体
(RS)−4−ニトロベンジル酸(30.0g、1.1
ミリモル)を加え、室温にて18時間保持する。晶出し
た塩を濾過し、酢酸エチルから4回結晶化した後、12
0〜122℃の一定の融点が得られる。収量19.5g
(59.4%)。TLC[シリカゲル、トルエン−HO
Ac9:1]Rf=0.24ついで、上記キニジン塩(
1g、1.68ミリモル)を過剰の6M塩酸で処理し、
酢酸エチルで抽出する。抽出物を無水MgSO4で乾燥
し、溶媒を減圧下で除去してペーストを得、ついで、こ
れをシリカゲル(8g)カラム上に負荷し、CH2Cl
2−MeOH(95:5)で溶出する。化合物を含有す
るフラクションをプールし、蒸発させて無色のペースト
とし、これはゆっくりと結晶化してクリーム色の固体と
なる。収量:0.35g(77%);融点104〜10
6℃;薄層クロマトグラフィー[シリカゲル、トルエン
−HOAc9:1]Rf=0.3;[α]D25+50
.11°(c1.34、アセトン)。 文献値[レスゾタルスキー(Rzeszotarski
)ら、J.Med.Chem.,(1981)、27、
156〜160、[α]D24+49.4°(c1.3
4、アセトン)]。1H NMR(CDCl3)δ4
.80(br、2H、COOHおよびOH)、7.35
(m、5H、C6H5)、7.7および8.21(2d
、4H、C6H4)
酸:沸騰酢酸エチル(250ml)中のキニジン(39
.6g、90%、1.1ミリモル)の懸濁液にラセミ体
(RS)−4−ニトロベンジル酸(30.0g、1.1
ミリモル)を加え、室温にて18時間保持する。晶出し
た塩を濾過し、酢酸エチルから4回結晶化した後、12
0〜122℃の一定の融点が得られる。収量19.5g
(59.4%)。TLC[シリカゲル、トルエン−HO
Ac9:1]Rf=0.24ついで、上記キニジン塩(
1g、1.68ミリモル)を過剰の6M塩酸で処理し、
酢酸エチルで抽出する。抽出物を無水MgSO4で乾燥
し、溶媒を減圧下で除去してペーストを得、ついで、こ
れをシリカゲル(8g)カラム上に負荷し、CH2Cl
2−MeOH(95:5)で溶出する。化合物を含有す
るフラクションをプールし、蒸発させて無色のペースト
とし、これはゆっくりと結晶化してクリーム色の固体と
なる。収量:0.35g(77%);融点104〜10
6℃;薄層クロマトグラフィー[シリカゲル、トルエン
−HOAc9:1]Rf=0.3;[α]D25+50
.11°(c1.34、アセトン)。 文献値[レスゾタルスキー(Rzeszotarski
)ら、J.Med.Chem.,(1981)、27、
156〜160、[α]D24+49.4°(c1.3
4、アセトン)]。1H NMR(CDCl3)δ4
.80(br、2H、COOHおよびOH)、7.35
(m、5H、C6H5)、7.7および8.21(2d
、4H、C6H4)
【0082】D.(R)−4−アミノベンジル酸:エタ
ノール(25ml)中の(R)−4−ニトロベンジル酸
(2.0g、7.33ミリモル)の溶液をヒドラジン(
1.0ml)およびラニー−Ni(0.8g)で処理し
、窒素雰囲気下、室温にて18時間撹拌する。ラニー−
Ni粉末を濾過により除き、エタノールで洗浄し、エタ
ノール層を濃縮して小容量とし、水(75ml)で希釈
する。水層をエーテル(2×50ml)で抽出し、真空
下で水層を蒸発させて(R)−4−アミノベンジル酸の
薄黄色の固体を82%の収率(1.46g)で得る;融
点139〜140℃(分解);TLC[シリカゲル、ア
セトン]Rf=0.20;1H NMR(D2O)δ
6.75および7.18(2d、4H、C6H4)およ
び7.31(s、5H、C6H5)
ノール(25ml)中の(R)−4−ニトロベンジル酸
(2.0g、7.33ミリモル)の溶液をヒドラジン(
1.0ml)およびラニー−Ni(0.8g)で処理し
、窒素雰囲気下、室温にて18時間撹拌する。ラニー−
Ni粉末を濾過により除き、エタノールで洗浄し、エタ
ノール層を濃縮して小容量とし、水(75ml)で希釈
する。水層をエーテル(2×50ml)で抽出し、真空
下で水層を蒸発させて(R)−4−アミノベンジル酸の
薄黄色の固体を82%の収率(1.46g)で得る;融
点139〜140℃(分解);TLC[シリカゲル、ア
セトン]Rf=0.20;1H NMR(D2O)δ
6.75および7.18(2d、4H、C6H4)およ
び7.31(s、5H、C6H5)
【0083】E.(
R)−4−ヨードベンジル酸:このヨードベンジル酸は
、−5℃の10%塩酸(100ml)中の(R)−4−
アミノベンジル酸(3.0g、12.35ミリモル)の
溶液に水(10ml)中の亜硝酸ナトリウム(1.7g
、24.64ミリモル)の溶液を30分間かけて滴下す
ることにより調製する。−5℃でさらに30分間撹拌を
続け、ついで水(10ml)中のヨウ化カリウム(4.
09g、24.64ミリモル)の溶液をゆっくりと加え
る。ついで、この反応混合物を0℃にて1時間、ついで
周囲温度にて1時間撹拌する。得られた混合物を酢酸エ
チル(3×75ml)で抽出し、抽出物を集めてチオ硫
酸ナトリウム水溶液(10%、2×50ml)、水(2
×50ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶
媒を除去して褐色のペーストを得、これをカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル、エタノール/ジクロロメタ
ンで溶出)により精製して生成物を薄黄色の固体として
得る。収量2.18g(50%);融点80〜81℃;
TLC[シリカゲル、トルエン−酢酸9:1]Rf=0
.40;[α]D25+24.7°(c0.132、ア
セトン);1H NMR(CDCl3)δ5.50(
bs、2H、COOHおよびOH)、7.21および7
.69(2d、4H、C6H4)および7.41(s、
5H、C6H5)
R)−4−ヨードベンジル酸:このヨードベンジル酸は
、−5℃の10%塩酸(100ml)中の(R)−4−
アミノベンジル酸(3.0g、12.35ミリモル)の
溶液に水(10ml)中の亜硝酸ナトリウム(1.7g
、24.64ミリモル)の溶液を30分間かけて滴下す
ることにより調製する。−5℃でさらに30分間撹拌を
続け、ついで水(10ml)中のヨウ化カリウム(4.
09g、24.64ミリモル)の溶液をゆっくりと加え
る。ついで、この反応混合物を0℃にて1時間、ついで
周囲温度にて1時間撹拌する。得られた混合物を酢酸エ
チル(3×75ml)で抽出し、抽出物を集めてチオ硫
酸ナトリウム水溶液(10%、2×50ml)、水(2
×50ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶
媒を除去して褐色のペーストを得、これをカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル、エタノール/ジクロロメタ
ンで溶出)により精製して生成物を薄黄色の固体として
得る。収量2.18g(50%);融点80〜81℃;
TLC[シリカゲル、トルエン−酢酸9:1]Rf=0
.40;[α]D25+24.7°(c0.132、ア
セトン);1H NMR(CDCl3)δ5.50(
bs、2H、COOHおよびOH)、7.21および7
.69(2d、4H、C6H4)および7.41(s、
5H、C6H5)
【0084】F.(R)−3−キヌク
リジニル−(R)−4−ヨードベンジレート:乾燥ジメ
チルホルムアミド(2ml)中の(R)−4−ヨードベ
ンジル酸(0.26g、0.74ミリモル)の溶液を1
,1’−カルボニルイミダゾール(0.12g、0.7
4ミリモル)で少しずつ処理し、窒素雰囲気下、室温に
て1時間撹拌する。この薄黄色の溶液に(R)−3−キ
ヌクリジノール(0.93g、0.73ミリモル)を加
え、室温にて撹拌をさらに15時間続ける。この反応混
合物を真空濃縮し、水(50ml)に加え、エーテル(
3×30ml)で抽出する。エーテル抽出物を集めて飽
和重炭酸ナトリウム(2×20ml)、水(2×20m
l)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。かくし
て得られたペーストにシリカゲル(0.5g)、エーテ
ル(5ml)を加え、乾燥する。この化合物を含有する
乾燥シリカゲル粉末をシリカゲルカラム(10g)上に
負荷し、ジクロロメタン中の5%メタノール溶媒混合物
で溶出する。化合物を含むフラクションをプールし、回
転蒸発器上で蒸発して薄黄色の固体を75%の収率(0
.256g)で得る;融点124〜127℃;TLC[
シリカゲル、MeOH−NH4OH 98:2]Rf
=0.65;1HNMR(CDCl3)δ1.15〜1
.89(m、4H)、2.01(s、1H)、2.42
〜2.81(m、5H)、3.21(m、1H)、4.
52(bs、1H、OH)、5.01(m、1H)、5
.01(m、1H)および7.15〜7.82(m、9
H、Ar−H)。
リジニル−(R)−4−ヨードベンジレート:乾燥ジメ
チルホルムアミド(2ml)中の(R)−4−ヨードベ
ンジル酸(0.26g、0.74ミリモル)の溶液を1
,1’−カルボニルイミダゾール(0.12g、0.7
4ミリモル)で少しずつ処理し、窒素雰囲気下、室温に
て1時間撹拌する。この薄黄色の溶液に(R)−3−キ
ヌクリジノール(0.93g、0.73ミリモル)を加
え、室温にて撹拌をさらに15時間続ける。この反応混
合物を真空濃縮し、水(50ml)に加え、エーテル(
3×30ml)で抽出する。エーテル抽出物を集めて飽
和重炭酸ナトリウム(2×20ml)、水(2×20m
l)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。かくし
て得られたペーストにシリカゲル(0.5g)、エーテ
ル(5ml)を加え、乾燥する。この化合物を含有する
乾燥シリカゲル粉末をシリカゲルカラム(10g)上に
負荷し、ジクロロメタン中の5%メタノール溶媒混合物
で溶出する。化合物を含むフラクションをプールし、回
転蒸発器上で蒸発して薄黄色の固体を75%の収率(0
.256g)で得る;融点124〜127℃;TLC[
シリカゲル、MeOH−NH4OH 98:2]Rf
=0.65;1HNMR(CDCl3)δ1.15〜1
.89(m、4H)、2.01(s、1H)、2.42
〜2.81(m、5H)、3.21(m、1H)、4.
52(bs、1H、OH)、5.01(m、1H)、5
.01(m、1H)および7.15〜7.82(m、9
H、Ar−H)。
【0085】G.(RR)−QNBボロン酸:乾燥10
ml容RBフラスコ中の新たに蒸留したテトラヒドロフ
ラン(2.0ml)中の(R)−3−キヌクリジニル−
(R)−4−ヨードベンジレート(0.60g、1.3
ミリモル)の溶液に、−78℃にてスポイトでn−Bu
Li(0.2g、2.5M、1.25ml、3.13ミ
リモル)をゆっくりと加え、同温度にて20分間撹拌す
る。ついで、この反応混合物に新たに蒸留したトリエチ
ルボレート(0.378g、0.441ml、2.59
ミリモル)を加え、−78℃にてさらに1時間撹拌し、
温度を周囲温度まで上げ、18時間撹拌する。ついで、
この反応混合物を数滴の水で処理し、デカントして半固
体から溶液相を除き、ついで、半固体をエーテルで繰り
返し洗浄し、最後にエーテルでトリチュレートして無色
固体を得る。ついで、この固体を<5%アセトニトリル
を含有する水中に溶解し、濾過し、逆相C18HPLC
カラム(Dynamax C18、4.14×25c
m、8ミクロン)上に負荷し、均等(isocrati
c)条件下、0.1%トリフルオロ酢酸/H2Oを含有
する12.5%アセトニトリルで溶出する。分析的HP
LC(Dynamax C18、0.46×25cm
、8ミクロン、0.1%トリフルオロ酢酸/水中の0.
1%トリフルオロ酢酸を含む18%アセトニトリル)に
よりフラクションをチェックし、標記化合物を>98%
の純度で含むフラクションをプールし、凍結乾燥して(
RR)−QNBボロン酸をトリフルオロ酢酸塩の形態の
無色固体として得る;収量0.025g(4.4%)、
1H NMR(CDCl3)δ1.68(m、2H)
、1.95(m、2H)、2.35(s、1H)、2.
81〜3.35(m、5H)、3.80(m、1H)、
5.31(m、1H)および7.28〜7.71(m、
9H、Ar−H)。MS:C24H29O6NBとして
計算した精確な質量:438.2092;実験値438
.2088。
ml容RBフラスコ中の新たに蒸留したテトラヒドロフ
ラン(2.0ml)中の(R)−3−キヌクリジニル−
(R)−4−ヨードベンジレート(0.60g、1.3
ミリモル)の溶液に、−78℃にてスポイトでn−Bu
Li(0.2g、2.5M、1.25ml、3.13ミ
リモル)をゆっくりと加え、同温度にて20分間撹拌す
る。ついで、この反応混合物に新たに蒸留したトリエチ
ルボレート(0.378g、0.441ml、2.59
ミリモル)を加え、−78℃にてさらに1時間撹拌し、
温度を周囲温度まで上げ、18時間撹拌する。ついで、
この反応混合物を数滴の水で処理し、デカントして半固
体から溶液相を除き、ついで、半固体をエーテルで繰り
返し洗浄し、最後にエーテルでトリチュレートして無色
固体を得る。ついで、この固体を<5%アセトニトリル
を含有する水中に溶解し、濾過し、逆相C18HPLC
カラム(Dynamax C18、4.14×25c
m、8ミクロン)上に負荷し、均等(isocrati
c)条件下、0.1%トリフルオロ酢酸/H2Oを含有
する12.5%アセトニトリルで溶出する。分析的HP
LC(Dynamax C18、0.46×25cm
、8ミクロン、0.1%トリフルオロ酢酸/水中の0.
1%トリフルオロ酢酸を含む18%アセトニトリル)に
よりフラクションをチェックし、標記化合物を>98%
の純度で含むフラクションをプールし、凍結乾燥して(
RR)−QNBボロン酸をトリフルオロ酢酸塩の形態の
無色固体として得る;収量0.025g(4.4%)、
1H NMR(CDCl3)δ1.68(m、2H)
、1.95(m、2H)、2.35(s、1H)、2.
81〜3.35(m、5H)、3.80(m、1H)、
5.31(m、1H)および7.28〜7.71(m、
9H、Ar−H)。MS:C24H29O6NBとして
計算した精確な質量:438.2092;実験値438
.2088。
【0086】実施例34
(S)−1−アザビシクロ[2,2,2]オクト−3−
イル−(R)−α−ヒドロキシ−α−(4)−フェニル
ボロン酸−α−フェニル酢酸(R,S−QNBボロン酸
)の調製:この化合物は、R−キヌクリジノールの代わ
りに(S)−キヌクリジノールを用い、実施例33に示
す反応式により調製する。A.(S)−3−アセトキシ
キヌクリジン:実施例33A((R)−3−アセトキシ
キヌクリジンの調製)からの母液を真空濃縮し、残渣を
炭酸カリウムでアルカリ性にする。このエステルをクロ
ロホルム(3×50ml)で抽出し、硫酸ナトリウムで
乾燥する。溶媒を蒸発させて粗製のエステル(7.5g
)を得る。このエステルを80%エタノール中の(−)
−酒石酸(6.5g)の溶液に加え、生成した塩を実施
例33Aに記載のようにして精製する。融点95〜96
℃。文献値(コーエンら、J.Pharm.Sci.,
(1989)、78、833〜836)融点94〜96
℃。
イル−(R)−α−ヒドロキシ−α−(4)−フェニル
ボロン酸−α−フェニル酢酸(R,S−QNBボロン酸
)の調製:この化合物は、R−キヌクリジノールの代わ
りに(S)−キヌクリジノールを用い、実施例33に示
す反応式により調製する。A.(S)−3−アセトキシ
キヌクリジン:実施例33A((R)−3−アセトキシ
キヌクリジンの調製)からの母液を真空濃縮し、残渣を
炭酸カリウムでアルカリ性にする。このエステルをクロ
ロホルム(3×50ml)で抽出し、硫酸ナトリウムで
乾燥する。溶媒を蒸発させて粗製のエステル(7.5g
)を得る。このエステルを80%エタノール中の(−)
−酒石酸(6.5g)の溶液に加え、生成した塩を実施
例33Aに記載のようにして精製する。融点95〜96
℃。文献値(コーエンら、J.Pharm.Sci.,
(1989)、78、833〜836)融点94〜96
℃。
【0087】B.(S)−3−キヌクリジニル−(R)
−4−ヨードベンジレート:この化合物は、(R)−3
−キヌクリジニル−(R)−4−ヨードベンジレートの
合成(実施例33)で記載したようにして、乾燥ジメチ
ルホルムアミド(2ml)中の(R)−4−ヨードベン
ジル酸(0.26g、0.73ミリモル)、1,1’−
カルボニルジイミダゾール(0.12g、0.74ミリ
モル)および(R)−3−キヌクリジノール(0.93
g、0.73ミリモル)から無色ペーストとして73%
の収率(0.25g)で得る;TLC(シリカゲル、M
eOH−NH4OH 98;2)Rf=0.69;1
H NMR(CDCl3)δ1.15〜1.89(m
、4H)、2.01(s、1H)、2.42〜2.81
(m、5H)、3.21(m、1H)、4.52(bs
、1H、OH)、5.01(m、1H)、5.01(m
、1H)および7.15〜7.82(m、9H、Ar−
H)。
−4−ヨードベンジレート:この化合物は、(R)−3
−キヌクリジニル−(R)−4−ヨードベンジレートの
合成(実施例33)で記載したようにして、乾燥ジメチ
ルホルムアミド(2ml)中の(R)−4−ヨードベン
ジル酸(0.26g、0.73ミリモル)、1,1’−
カルボニルジイミダゾール(0.12g、0.74ミリ
モル)および(R)−3−キヌクリジノール(0.93
g、0.73ミリモル)から無色ペーストとして73%
の収率(0.25g)で得る;TLC(シリカゲル、M
eOH−NH4OH 98;2)Rf=0.69;1
H NMR(CDCl3)δ1.15〜1.89(m
、4H)、2.01(s、1H)、2.42〜2.81
(m、5H)、3.21(m、1H)、4.52(bs
、1H、OH)、5.01(m、1H)、5.01(m
、1H)および7.15〜7.82(m、9H、Ar−
H)。
【0088】C.(S)−1−アザビシクロ[2,2,
2]オクト−3−イル−(R)−α−ヒドロキシ−α−
(4)−フェニルボロン酸−α−フェニル酢酸:上記化
合物は、(RR)−QBNボロン酸の合成(実施例33
)について記載したようにして、−78℃の乾燥テトラ
ヒドロフラン中の(S)−3−キヌクリジニル−(R)
−ヨードベンジレート(0.6g、1.3ミリモル)、
n−BuLi(0.2g、2.5M、1.25ml、3
.13ミリモル)およびトリエチルボレート(0.37
8g、0.441ml、2.59ミリモル)から無色固
体(TFA塩形)として11%の収率で合成される;1
H NMR(CD3OD)δ1.68(m、2H)、
1.95(m、2H)、2.35(s、1H)、2.8
1〜3.35(m、5H)、3.80(m、1H)、5
.31(m、1H)および7.28〜7.71(m、9
H、Ar−H)。MS:C24H29O6NBとして計
算した精確な質量438.2092;実験値438.1
190
2]オクト−3−イル−(R)−α−ヒドロキシ−α−
(4)−フェニルボロン酸−α−フェニル酢酸:上記化
合物は、(RR)−QBNボロン酸の合成(実施例33
)について記載したようにして、−78℃の乾燥テトラ
ヒドロフラン中の(S)−3−キヌクリジニル−(R)
−ヨードベンジレート(0.6g、1.3ミリモル)、
n−BuLi(0.2g、2.5M、1.25ml、3
.13ミリモル)およびトリエチルボレート(0.37
8g、0.441ml、2.59ミリモル)から無色固
体(TFA塩形)として11%の収率で合成される;1
H NMR(CD3OD)δ1.68(m、2H)、
1.95(m、2H)、2.35(s、1H)、2.8
1〜3.35(m、5H)、3.80(m、1H)、5
.31(m、1H)および7.28〜7.71(m、9
H、Ar−H)。MS:C24H29O6NBとして計
算した精確な質量438.2092;実験値438.1
190
【0089】実施例35
(S)−1−アザビシクロ[2,2,2]オクト−3−
イル−(S)−α−ヒドロキシ−α−(4)−フェニル
ボロン酸−α−フェニル酢酸(S,S−QNBボロン酸
)の調製:この化合物は、下記反応式により調製する。
イル−(S)−α−ヒドロキシ−α−(4)−フェニル
ボロン酸−α−フェニル酢酸(S,S−QNBボロン酸
)の調製:この化合物は、下記反応式により調製する。
【化31】
A.(RS)−4−ブロモベンジル酸:乾燥ジクロロメ
タン(500ml)中の4−ブロモベンゾフェノン(5
4.81g、0.21モル)の溶液にヨウ化亜鉛(0.
5g)を加え、N2雰囲気下、室温にて撹拌する。つい
で、添加フラスコからシアン化トリメチルシリル(25
g、0.25モル)を1時間かけて滴下し、室温にて7
2時間撹拌する。ついで、この反応混合物を飽和重炭酸
ナトリウム(200ml)で処理し、1時間撹拌する。 有機層を分離し、水(2×50ml)で洗浄し、濃縮す
る。残渣をH2O:HCl:AcOH(1:3:3;5
00ml)中に懸濁し、油浴により85〜90℃に48
時間加熱する。ついで、この溶液を真空濃縮して約10
0mlとし、飽和重炭酸ナトリウム(400ml)で処
理し、エーテル(3×100ml)で抽出する。ついで
、水層を6N塩酸で酸性にし、分離した固体をエーテル
(300ml)中に溶解する。この有機層を水で洗浄し
、濾過し、濾液を蒸発させて(RS)−4−ブロモベン
ジル酸の無色結晶性固体を19%の収率(12g)で得
る;融点125〜126℃;TLC[シリカゲル、トル
エン−酢酸]Rf=0.32;1H NMR(DMS
O−d6)δ2.38(bs、2H、COOHおよびO
H)および7.38〜7.70(m、9H、Ar−H)
。
タン(500ml)中の4−ブロモベンゾフェノン(5
4.81g、0.21モル)の溶液にヨウ化亜鉛(0.
5g)を加え、N2雰囲気下、室温にて撹拌する。つい
で、添加フラスコからシアン化トリメチルシリル(25
g、0.25モル)を1時間かけて滴下し、室温にて7
2時間撹拌する。ついで、この反応混合物を飽和重炭酸
ナトリウム(200ml)で処理し、1時間撹拌する。 有機層を分離し、水(2×50ml)で洗浄し、濃縮す
る。残渣をH2O:HCl:AcOH(1:3:3;5
00ml)中に懸濁し、油浴により85〜90℃に48
時間加熱する。ついで、この溶液を真空濃縮して約10
0mlとし、飽和重炭酸ナトリウム(400ml)で処
理し、エーテル(3×100ml)で抽出する。ついで
、水層を6N塩酸で酸性にし、分離した固体をエーテル
(300ml)中に溶解する。この有機層を水で洗浄し
、濾過し、濾液を蒸発させて(RS)−4−ブロモベン
ジル酸の無色結晶性固体を19%の収率(12g)で得
る;融点125〜126℃;TLC[シリカゲル、トル
エン−酢酸]Rf=0.32;1H NMR(DMS
O−d6)δ2.38(bs、2H、COOHおよびO
H)および7.38〜7.70(m、9H、Ar−H)
。
【0090】B.3−S−キヌクリジニル4’−ブロモ
ベンジレート:ジメチルホルムアミド(5ml)中のラ
セミ体のp−ブロモベンジル酸(1.53g、0.00
5モル)の溶液に、窒素雰囲気下、N,N’−カルボニ
ルジイミダゾール(0.810g、0.005モル)を
加え、混合物を40℃にて1時間撹拌する。S−キヌク
リジノール(0.8g、0.0063モル)を加え、混
合物を40℃にて24時間撹拌する。処理して3−S−
キヌクリジニル4’−ブロモベンジレート(1.12g
)を得る。融点151〜153℃。1H NMR(D
MSO−d6)δ1.3〜3.3(m、キヌクリジニル
プロトン)、4.9(m、1H、CHO)、7.3〜7
.7(m、9H、Ar−H)。MS:(M2+H)+=
416+および418+。C.(S)−1−アザビシク
ロ[2,2,2]オクト−3−イル−(S)−α−ヒド
ロキシ−α−(4)−フェニルボロン酸−α−フェニル
酢酸:乾燥テトラヒドロフラン(30ml)中の3−S
−キヌクリジニル4’−ブロモベンジレート(417m
g、0.001モル)の冷(−78℃)溶液に、n−B
uLi(ヘキサン中の2.5M溶液、1.0ml、0.
165g、0.0025モル)をスポイトで加える。こ
の混合物を−78℃にて1時間撹拌し、−78℃にてト
リエチルボレート(2ml)を加える。この混合物を−
78℃にてさらに1時間、室温にて4時間撹拌する。テ
トラヒドロフランを除去し、残渣を水で処理し、酢酸エ
チルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を蒸発
させて半固体を得、これをエーテルでトリチュレートし
て(RS)−S−QNB−ボロン酸(100mg)を得
る;融点212〜215℃(分解)。このジアステレオ
マーの混合物からS,S立体異性体を実施例33Gに記
載のようにしてプレパラティブHPLCにより単離する
。S,S立体異性体の1H NMR(D2O):δ1
.40〜1.70(m、2H)、1.17〜3.03(
m、2H)、2.32(s、1H)、2.65〜2.8
5(m、1H)、3.))〜3.22(m、4H)、3
.60(m、1H)、5.28(m、1H)、7.35
(m、7H)、7.72(d、2H)。
ベンジレート:ジメチルホルムアミド(5ml)中のラ
セミ体のp−ブロモベンジル酸(1.53g、0.00
5モル)の溶液に、窒素雰囲気下、N,N’−カルボニ
ルジイミダゾール(0.810g、0.005モル)を
加え、混合物を40℃にて1時間撹拌する。S−キヌク
リジノール(0.8g、0.0063モル)を加え、混
合物を40℃にて24時間撹拌する。処理して3−S−
キヌクリジニル4’−ブロモベンジレート(1.12g
)を得る。融点151〜153℃。1H NMR(D
MSO−d6)δ1.3〜3.3(m、キヌクリジニル
プロトン)、4.9(m、1H、CHO)、7.3〜7
.7(m、9H、Ar−H)。MS:(M2+H)+=
416+および418+。C.(S)−1−アザビシク
ロ[2,2,2]オクト−3−イル−(S)−α−ヒド
ロキシ−α−(4)−フェニルボロン酸−α−フェニル
酢酸:乾燥テトラヒドロフラン(30ml)中の3−S
−キヌクリジニル4’−ブロモベンジレート(417m
g、0.001モル)の冷(−78℃)溶液に、n−B
uLi(ヘキサン中の2.5M溶液、1.0ml、0.
165g、0.0025モル)をスポイトで加える。こ
の混合物を−78℃にて1時間撹拌し、−78℃にてト
リエチルボレート(2ml)を加える。この混合物を−
78℃にてさらに1時間、室温にて4時間撹拌する。テ
トラヒドロフランを除去し、残渣を水で処理し、酢酸エ
チルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を蒸発
させて半固体を得、これをエーテルでトリチュレートし
て(RS)−S−QNB−ボロン酸(100mg)を得
る;融点212〜215℃(分解)。このジアステレオ
マーの混合物からS,S立体異性体を実施例33Gに記
載のようにしてプレパラティブHPLCにより単離する
。S,S立体異性体の1H NMR(D2O):δ1
.40〜1.70(m、2H)、1.17〜3.03(
m、2H)、2.32(s、1H)、2.65〜2.8
5(m、1H)、3.))〜3.22(m、4H)、3
.60(m、1H)、5.28(m、1H)、7.35
(m、7H)、7.72(d、2H)。
【0091】実施例36
(R)−1−アザビシクロ[2,2,2]オクト−3−
イル−(S)−α−ヒドロキシ−α−(4)−フェニル
ボロン酸−α−フェニル酢酸(S,R−QNBボロン酸
):この化合物は、実施例35に示す反応式により調製
する。A.3−R−キヌクリジニル4’−ブロモベンジ
レート:ジメチルホルムアミド(5ml)中のp−ブロ
モベンジル酸(実施例35A、1.53g、0.005
ミリモル)の溶液に、窒素雰囲気下、N,N’−カルボ
ニルジイミダゾール(0.810g、0.005ミリモ
ル)を加え、混合物を40℃にて1時間撹拌する。R−
キヌクリジノール(0.8g、0.0063モル)を加
え、混合物を40℃にて24時間撹拌する。ジメチルホ
ルムアミドを真空除去し、残渣を水中に注ぐ。沈殿した
固体を濾過し、空気乾燥する。収量1.2g(58%)
。1HNMR(DMSO−d6)δ1.3〜3.3(m
、キヌクリジニルプロトン)、4.9(m、1H、CH
O)、7.3〜7.7(m、9H、Ar−H)。MS(
M2−H)+=416+および418+。
イル−(S)−α−ヒドロキシ−α−(4)−フェニル
ボロン酸−α−フェニル酢酸(S,R−QNBボロン酸
):この化合物は、実施例35に示す反応式により調製
する。A.3−R−キヌクリジニル4’−ブロモベンジ
レート:ジメチルホルムアミド(5ml)中のp−ブロ
モベンジル酸(実施例35A、1.53g、0.005
ミリモル)の溶液に、窒素雰囲気下、N,N’−カルボ
ニルジイミダゾール(0.810g、0.005ミリモ
ル)を加え、混合物を40℃にて1時間撹拌する。R−
キヌクリジノール(0.8g、0.0063モル)を加
え、混合物を40℃にて24時間撹拌する。ジメチルホ
ルムアミドを真空除去し、残渣を水中に注ぐ。沈殿した
固体を濾過し、空気乾燥する。収量1.2g(58%)
。1HNMR(DMSO−d6)δ1.3〜3.3(m
、キヌクリジニルプロトン)、4.9(m、1H、CH
O)、7.3〜7.7(m、9H、Ar−H)。MS(
M2−H)+=416+および418+。
【0092】B.(R)−1−アザビシクロ[2,2,
2]オクト−3−イル−(S)−α−ヒドロキシ−α−
(4)−フェニルボロン酸−α−フェニル酢酸:乾燥テ
トラヒドロフラン(30ml)中の3−R−キヌクリジ
ニル4’−ブロモベンジレート(316mg、0.00
076モル)の冷(−78℃)溶液に、n−BuLi(
ヘキサン中の2.5M溶液、0.72ml、0.12g
、0.0018モル)をスポイトで加える。この混合物
を−78℃にて1時間撹拌し、−78℃にてトリエチル
ボレート(1ml)を加える。この混合物を−78℃に
てさらに1時間、室温にて4時間撹拌する。テトラヒド
ロフランを除去し、残渣を水で処理し、酢酸エチルで抽
出し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を蒸発させて半
固体を得、これをエーテルでトリチュレートして固体を
得る。収量50mg。このジアステレオマーの混合物か
らS,R立体異性体を実施例33Gに記載のようにして
プレパラティブHPLCにより単離する。融点213〜
215℃(分解)。1H NMR(D2O):δ1.
41〜1.70(m、2H)、1.71〜2.02(m
、2H)、2.32(s、1H)、2.65〜2.85
(m、1H)、3.00〜3.22(m、4H)、3.
60(m、1H)、5.28(m、1H)、7.35(
m、7H)、7.72(d、2H)。
2]オクト−3−イル−(S)−α−ヒドロキシ−α−
(4)−フェニルボロン酸−α−フェニル酢酸:乾燥テ
トラヒドロフラン(30ml)中の3−R−キヌクリジ
ニル4’−ブロモベンジレート(316mg、0.00
076モル)の冷(−78℃)溶液に、n−BuLi(
ヘキサン中の2.5M溶液、0.72ml、0.12g
、0.0018モル)をスポイトで加える。この混合物
を−78℃にて1時間撹拌し、−78℃にてトリエチル
ボレート(1ml)を加える。この混合物を−78℃に
てさらに1時間、室温にて4時間撹拌する。テトラヒド
ロフランを除去し、残渣を水で処理し、酢酸エチルで抽
出し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を蒸発させて半
固体を得、これをエーテルでトリチュレートして固体を
得る。収量50mg。このジアステレオマーの混合物か
らS,R立体異性体を実施例33Gに記載のようにして
プレパラティブHPLCにより単離する。融点213〜
215℃(分解)。1H NMR(D2O):δ1.
41〜1.70(m、2H)、1.71〜2.02(m
、2H)、2.32(s、1H)、2.65〜2.85
(m、1H)、3.00〜3.22(m、4H)、3.
60(m、1H)、5.28(m、1H)、7.35(
m、7H)、7.72(d、2H)。
【0093】実施例37
99mTcCl(DMG)3[(RRまたはRS)QN
Bボロン]の調製:5ml容のシリコーン処理した血清
バイアル中、全容量0.7mlの28%エタノール/食
塩水中にジメチルグリオキシム(2.0mg)、3−R
−キヌクリジニル−(4−ボロノ−R−ベンジレート)
(RR−QNB−ボロン酸)または3−R−キヌクリジ
ニル−(4−ボロノ−S−ベンジレート)(RS−QN
B−ボロン酸)(1.5mg)、クエン酸(20mg)
、NaCl(100mg)、ジエチレントリアミン五酢
酸(2.0mg)、およびSnCl2(125μg;4
M HCl中)を測定して入れる。99mTcO4−
発生溶出液(0.5ml)を加え、この混合物を70℃
にて15分間加熱して60〜70%(HPLCにより測
定)の所望の化合物を得る。この反応混合物をPRP−
1樹脂上でクロマトグラフィー精製して生成物を>90
%の純度で得る。
Bボロン]の調製:5ml容のシリコーン処理した血清
バイアル中、全容量0.7mlの28%エタノール/食
塩水中にジメチルグリオキシム(2.0mg)、3−R
−キヌクリジニル−(4−ボロノ−R−ベンジレート)
(RR−QNB−ボロン酸)または3−R−キヌクリジ
ニル−(4−ボロノ−S−ベンジレート)(RS−QN
B−ボロン酸)(1.5mg)、クエン酸(20mg)
、NaCl(100mg)、ジエチレントリアミン五酢
酸(2.0mg)、およびSnCl2(125μg;4
M HCl中)を測定して入れる。99mTcO4−
発生溶出液(0.5ml)を加え、この混合物を70℃
にて15分間加熱して60〜70%(HPLCにより測
定)の所望の化合物を得る。この反応混合物をPRP−
1樹脂上でクロマトグラフィー精製して生成物を>90
%の純度で得る。
【0094】実施例38
99mTcCl(CDO)3(QNB−ボロン)の調製
:5ml容のシリコーン処理した血清バイアル中、全容
量0.7mlの28%エタノール/食塩水中に1,2−
シクロヘキサンジオンジオキシム(2.0mg)、3−
キヌクリジニル−(4−ボロノ−ベンジレート)(QN
B−ボロン酸)(1.5mg)、クエン酸(20mg)
、NaCl(100mg)、ジエチレントリアミン五酢
酸(2.0mg)、およびSnCl2(125μg;4
M HCl中)を測定して入れる。99mTcO4−
発生溶出液(0.5ml)を加え、この混合物を70℃
にて15分間加熱して83%(HPLCにより測定)の
所望の化合物を得る。この反応混合物をPRP−1樹脂
上でクロマトグラフィー精製して生成物を>90%の純
度で得る。
:5ml容のシリコーン処理した血清バイアル中、全容
量0.7mlの28%エタノール/食塩水中に1,2−
シクロヘキサンジオンジオキシム(2.0mg)、3−
キヌクリジニル−(4−ボロノ−ベンジレート)(QN
B−ボロン酸)(1.5mg)、クエン酸(20mg)
、NaCl(100mg)、ジエチレントリアミン五酢
酸(2.0mg)、およびSnCl2(125μg;4
M HCl中)を測定して入れる。99mTcO4−
発生溶出液(0.5ml)を加え、この混合物を70℃
にて15分間加熱して83%(HPLCにより測定)の
所望の化合物を得る。この反応混合物をPRP−1樹脂
上でクロマトグラフィー精製して生成物を>90%の純
度で得る。
【0095】
【表3】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 式、 MX(Y3)Z
[I][式中、Mはテクネチウム−99mまたはレ
ニウムの放射性核種; Xはアニオン; Yは式: の隣位ジオキシムまたはその医薬的に許容しうる塩;R
1およびR2はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ア
ルキル、アリール、アミノまたは5員もしくは6員窒素
もしくは酸素含有複素環基、またはR1とR2は共に合
して、−(CR8R9)n−; nは3、4、5または6; R8およびR9はそれぞれ独立して、水素またはアルキ
ル; Zは式: B−(A1)p−R3
[III]のボロン誘導体;R3はそのものが生化学
的活性基か、あるいは生化学的活性基を含有する基;(
A1)pはpが0のとき存在せず、またはpが1以上の
整数のときスペーサー基である] で示される、テクネチウム−99mジオキシムまたはレ
ニウムジオキシム錯体のボロン酸アダクト。 【請求項2】 R3の生化学的活性基が代謝基質もし
くはインヒビター、または特定レセプタに対し親和力を
持つ分子である請求項1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項3】 R3の生化学的活性基が低酸素ニトロ
介在複素環基、親油性アミン含有化合物、ステロイド類
、糖類、脂肪酸、バルビツル酸塩、スルホンアミド類、
モノアミンオキシダーゼ基質およびインヒビター、抗高
血圧剤、ムスカリンレセプタ用基質およびドーパミンレ
セプタ用基質の群から選ばれる請求項1に記載のボロン
酸アダクト。 【請求項4】 pが1以上の整数であるスペーサー基
(A1)pを含有し、各種のA1単位は直鎖または分枝
鎖を構成し、かつそれぞれ独立して、−CH2−、−C
HR4−、−CR4R5−、−CH=CH−、−CH=
CR4−、−CR4=CR5−、−C≡C−、シクロア
ルキル、シクロアルケニル、アリール、複素環基、酸素
、硫黄、−の群から選ばれ、R4およびR5がそれぞれ
独立して、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリー
ル、5員もしくは6員窒素もしくは酸素含有複素環基、
ハロゲン、ヒドロキシおよびヒドロキシアルキルの群か
ら選ばれる請求項1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項5】 (A1)pが存在しないか、またはア
ルキル、オキサ−アルキル、ヒドロキシアルキル、ヒド
ロキシアルコキシ、アルケニルアリールアルキル、アル
ケニル、アリールアルキルアミド、アルキルアミド、ア
ルキルアミンおよび(アルキルアミン)アルキルの群か
ら選ばれる請求項4に記載のボロン酸アダクト。 【請求項6】 (A1)pが存在しないか、または−
(CH2)2〜3−、−CH2−CH=CH−CH2−
、【化1】 、−(CH2)2O−、−CH2CH(OH)CH2O
CH2−、 【化2】 、−(A3−O−A3’)1〜3− および−(A3
−NH−A3’)1〜3−の群から選ばれ、A3および
A3’は同一もしくは異なってアルキルである請求項5
に記載のボロン酸アダクト。 【請求項7】 Xがハライドである請求項1に記載の
ボロン酸アダクト。 【請求項8】 Xがクロリドまたはブロミドである請
求項7に記載のボロン酸アダクト。【請求項9] X
がクロリドである請求項8に記載のボロン酸アダクト。 【請求項10】 Xがヒドロキシである請求項1に記
載のボロン酸アダクト。 【請求項11】 Yがジメチルグリオキシム、1,2
−シクロヘキサンジオンジオキシム、1,2−シクロペ
ンタンジオンジオキシム、または3−メチル−1,2−
シクロペンタンジオンジオキシムである請求項1に記載
のボロン酸アダクト。 【請求項12】 R3がステロイドである請求項3に
記載のボロン酸アダクト。 【請求項13】 R3がエストラジオール、すなわち
、[17α(E)−3,17−ジヒドロキシ−1,3,
5(10)−エストラトリエン−17−イル]エテニル
である請求項12に記載のボロン酸アダクト。 【請求項14】 R3がマイブ(MIVE)、すなわ
ち、[[11−β,17−α(E)]−3,17−ジヒ
ドロキシ−11−メトキシ−1,3,5(10)−エス
トラトリエン−17−イル]エテニルである請求項13
に記載のボロン酸アダクト。 【請求項15】 R3が4−[2−[(1−メチルエ
チル)アミノ]プロピル]フェニルである請求項3に記
載のボロン酸アダクト。 【請求項16】 R3がムスカリンレセプタ用基質で
ある請求項3に記載のボロン酸アダクト。 【請求項17】 R3が3−キヌクリジニルベンジレ
ートである請求項16に記載のボロン酸アダクト。 【請求項18】 R3が低酸素ニトロ介在複素環基で
ある請求項3に記載のボロン酸アダクト。 【請求項19】 R3が低酸素ニトロ介在複素環基で
、錯体のスペーサーR3部が式: 【化3】 で示され、環部が5員もしくは6員環または芳香族環で
、nが5員もしくは6員環の有効な置換位置の総数、上
記R基の1つ以上が独立して、水素、ハロゲン、アルキ
ル、アリール、アルコキシ、オキサ−アルキル、ヒドロ
キシアルコキシ、アルケニル、アリールアルキル、アリ
ールアルキルアミド、アルキルアミド、アルキルアミン
または(アルキルアミン)アルキル;X1が窒素、硫黄
、酸素、−CR=または−CRR−;および(A1)p
はR3基が請求項1のボロン酸アダクトの残基と窒素ま
たは炭素原子を介して結合している場合には存在せず、
または(A1)pはR3と上記請求項1のアダクト残基
間の結合を構成する請求項18に記載のボロン酸アダク
ト。 【請求項20】 低酸素ニトロ介在複素環基が2−、
4−もしくは5−ニトロイミダゾール、ニトロフラン、
ニトロチアゾールおよびそれらの誘導体の群から選ばれ
る請求項19に記載のボロン酸アダクト。 【請求項21】 Tc(クロリド)(ジメチルグリオ
キシム)3(エストラジオールボロン)である請求項1
に記載のボロン酸アダクト。 【請求項22】 TcCl(シクロヘキサンジオンジ
オキシム)3(エストラジオールボロン)である請求項
1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項23】 [TcCl(ジメチルグリオキシム
)3[4−[2−[(1−メチルエチル)アミノ]プロ
ピル]フェニル]ボロンである請求項1に記載のボロン
酸アダクト。 【請求項24】 [TcCl(ジメチルグリオキシム
)3[3−キヌクリジニル−(4−ボロン)ベンジレー
ト)]]である請求項1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項25】 99mTc(クロリン)(1,2−
シクロヘキサンジオンジオキシム)31−(2−ニトロ
イミダゾイル)ベンジルボロンである請求項1に記載の
ボロン酸アダクト。 【請求項26】 99mTc(クロリン)(ジメチル
グリオキシム)31−(2−ニトロイミダゾイル)ベン
ジルボロンである請求項1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項27】 99mTc(クロリン)(ジメチル
グリオキシム)3−4−(2−ニトロイミダゾールエチ
ル)フェニルボロンである請求項1に記載のボロン酸ア
ダクト。 【請求項28】 テクネチウム−99mまたはレニウ
ムの放射性核種を用いて標識するキットであって、(i
)アニオン源; [式中、R7およびR7’はそれぞれ独立して、水
素、アルキルもしくはアリール、またはR7とR7’は
共に合して、(CR8R9)2〜6−、R8およびR9
はそれぞれ独立して、水素またはアルキル;R3はその
ものが生化学的活性基か、あるいは生化学的活性基を含
有する基;および(A1)pは非存在またはスペーサー
基である]で示されるボロン酸誘導体もしくはその場合
で反応して該ボロン酸誘導体を形成しうる化合物または
それらの医薬的に許容しうる塩; (iii)式: [式中、R1およびR2はそれぞれ独立して、水素
、ハロゲン、アルキル、アリール、アミノまたは5員も
しくは6員窒素もしくは酸素含有複素環基、またはR1
とR2は共に合して−(CR8R9)n−、nは3、4
、5または6、R8およびR9はそれぞれ独立して、水
素またはアルキルである]で示されるジオキシムまたは
その医薬的に許容しうる塩;および(iv)還元剤を含
有することを特徴とするキット。 【請求項29】 アニオン源がハライド源である請求
項28に記載のキット。 【請求項30】 アニオン源がクロリドまたはブロミ
ドである請求項28に記載のキット。 【請求項31】 ジオキシムがジメチルグリオキシム
、1,2−シクロヘキサンジオンジオキシム、1,2−
シクロペンタンジオンジオキシム、または3−メチル−
1,2−シクロペンタンジオンジオキシムである請求項
28に記載のキット。 【請求項32】 還元剤が錫塩である請求項28に記
載のキット。 【請求項33】 生化学的活性基が代謝基質もしくは
インヒビター、またはレセプタ部位に対し親和力を持つ
分子である請求項28に記載のキット。 【請求項34】 生化学的活性基が低酸素ニトロ介在
複素環基、親油性アミン含有化合物、ステロイド類、脂
肪酸、バルビツル酸塩、スルホンアミド類、モノアミン
オキシダーゼ基質およびインヒビター、抗高血圧剤、ム
スカリンレセプタ用基質およびドーパミンレセプタ用基
質の群から選ばれる請求項28に記載のキット。 【請求項35】 R3がステロイドである請求項28
に記載のキット。 【請求項36】 R3がエストラジオール、すなわち
、[17α(E)−3,17−ジヒドロキシ−1,3,
5(10)−エストラトリエン−17−イル]エテニル
である請求項28に記載のキット。 【請求項37】 R3がマイブ(MIVE)、すなわ
ち、[[11−β,17−α(E)]−3,17−ジヒ
ドロキシ−11−メトキシ−1,3,5(10)−エス
トラトリエン−17−イル]エテニルである請求項28
に記載のキット。【請求項38] R3が4−[2−
[(1−メチルエチル)アミノ]プロピル]フェニルで
ある請求項28に記載のキット。 【請求項39】 R3がムスカリンレセプタ用基質で
ある請求項28に記載のキット。 【請求項40】 R3が3−キヌクリジニルベンジレ
ートである請求項28に記載のキット。 【請求項41】 式: 【化4】 [式中、環部は5員もしくは6員環または芳香族環;n
は上記5員もしくは6員環の有効な置換位置の総数;上
記R基の1つ以上は独立して、水素、ハロゲン、アルキ
ル、アリール、アルコキシ、オキサ−アルキル、ヒドロ
キシアルコキシ、アルケニル、アリールアルキル、アリ
ールアルキルアミド、アルキルアミド、アルキルアミン
または(アルキルアミン)アルキル;X1は窒素、硫黄
、酸素、−CR=または−CRR−;および(A1)p
は該環がボロン原子と窒素または炭素原子を介して結合
している場合には存在せず、またはpが1以上の整数で
ある(A1)pは該環とボロン原子間の結合を構成し、
ここでA1またはp>1の場合に直鎖または分枝鎖を形
成する各種A1単位は、それぞれ独立して、−CH2−
、−CHR4−、−CR4R5−、−CH=CH−、−
CH=CR4−、−CR4=CR5−、−C≡C−、シ
クロアルキル、シクロアルケニル、アリール、複素環基
、酸素、硫黄、S−の群から選ばれ、R4およびR5は
それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルコキシ
、アリール、5員もしくは6員窒素もしくは酸素含有複
素環基、ハロゲン、ヒドロキシおよびヒドロキシアルキ
ルの群から選ばれる]で示されるニトロ複素環化合物。 【請求項42】 環部が2−、4−もしくは5−ニト
ロイミダゾール、ニトロフランもしくはニトロチアゾー
ルまたはそれらの誘導体である請求項41に記載のニト
ロ複素環化合物。 【請求項43】 (A1)pが存在しないか、または
アルキル、1個以上のエーテル結合を有するアルキル、
ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルコキシ、アルケニ
ル、アリールアルキル、アリールアルキルアミド、アル
キルアミド、アルキルアミンおよび(アルキルアミン)
アルキルの群から選ばれる請求項41に記載のニトロ複
素環化合物。 【請求項44】 環部が2−ニトロイミダゾール;(
A1)pが−(CH2)2〜3−、 【化5】 、−(CH2)2O−、−CH2CH(OH)CH2O
CH2−、 【化6】 、−(A3−O−A3’)1〜3− および−(A3
−NH−A3’)1〜3−の群から選ばれ、A3および
A3’は同一もしくは異なってアルキルである請求項4
1に記載のニトロ複素環化合物。 【請求項45】 1−(2−ニトロイミダゾール)−
ベンジルボロン酸である請求項41に記載のニトロ複素
環化合物。 【請求項46】 4−(2−ニトロイミダゾリルエチ
ル)フェニルボロン酸である請求項41に記載のニトロ
複素環化合物。 【請求項47】 請求項1の式[I]において、Mが
テクネチウム99m、R3がそれ自体低酸素ニトロ介在
複素環基かあるいは該複素環基を含有する基であるボロ
ン酸アダクトから成る哺乳動物の低酸素性組織の診断映
像用組成物。 【請求項48】 請求項1の式[I]において、Mが
レニウムの放射性核種、R3がそれ自体低酸素ニトロ介
在複素環基かあるいは該複素環基を含有する基か、また
はエストロゲン、エストラジオール類およびそれらの誘
導体の群から選ばれるボロン酸アダクトから成る哺乳動
物の放射線療法用組成物。 【請求項49】 請求項1の式[I]において、Mが
テクネチウム99m、R3がそれ自体、脂肪酸、糖類お
よびムスカリンレセプタ用基質の群から選ばれる生化学
的活性基かあるいは該生化学的活性基を含有する基であ
るボロン酸アダクトから成る哺乳動物の心臓の診断映像
用組成物。 【請求項50】 請求項1の式[I]において、Mが
テクネチウム99m、R3がそれ自体、ムスカリンレセ
プタ用基質、糖類およびアンフェタミン類の群から選ば
れる生化学的活性基かあるいは該生化学的活性基を含有
する基であるボロン酸アダクトから成る哺乳動物の脳の
診断映像用組成物。 【請求項51】 請求項1の式[I]において、Mが
テクネチウム99m、R3がそれ自体アミン基またはア
ンフェタミン基かあるいは該アミン基またはアンフェタ
ミン基を含有する基であるボロン酸アダクトから成る哺
乳動物の肺の診断映像用組成物。 【請求項52】 請求項1の式[I]において、Mが
テクネチウム99m、R3がそれ自体、低酸素ニトロ介
在複素環基、糖、アミノ酸、ステロイドまたはステロイ
ドレセプタ部位に対し親和力を持つ分子かあるいはこれ
らの低酸素ニトロ介在複素環基、糖、アミノ酸、ステロ
イドまたはステロイドレセプタ部位に対し親和力を持つ
分子を含有する基であるボロン酸アダクトから成る哺乳
動物の癌腫の診断映像用組成物。 【請求項53】 請求項1の式[I]において、Mが
テクネチウム99m、R3がエストロゲン、エストラジ
オール類およびエストラジオール誘導体の群から選ばれ
るボロン酸アダクトから成る哺乳動物のエストロゲンレ
セプタ部位の診断映像用組成物。 【請求項54】 エストロゲンレセプタ部位が乳癌お
よび子宮癌から選ばれる請求項53に記載の診断映像用
組成物。 【請求項55】 2−ニトロイミダゾリル−N1−[
2−プロペニル]−3−ボロン酸(ブプロペンNO2)
である請求項1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項56】 2−ニトロイミダゾリル−N1−プ
ロピル−3−ボロン酸(ブプロプNO2)である請求項
1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項57】 1−(4−ニトロイミダゾール)−
ベンジルボロン酸(BB4NO2)である請求項1に記
載のボロン酸アダクト。 【請求項58】 99TcCl(DMG)3BPhE
tNO2である請求項1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項59】 99mTc(クロリン)(ジメチル
グリオキシム)3−1−(n−プロピル−2−ニトロイ
ミダゾリル)ボロンである請求項1に記載のボロン酸ア
ダクト。 【請求項60】 99Tc(クロリン)(ジメチルグ
リオキシム)3−1−(n−プロピル−2−ニトロイミ
ダゾリル)ボロンである請求項1に記載のボロン酸アダ
クト。 【請求項61】 99mTc(クロリン)(ジメチル
グリオキシム)3−1−(プロペン−2−ニトロイミダ
ゾリル(ボロン(KL L498−178)である請
求項1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項62】 99mTc(クロリン)(ジメチル
グリオキシム)3−1−(4−ニトロイミダゾリル)ベ
ンジルボロンである請求項1に記載のボロン酸アダクト
。 【請求項63】 99Tc(クロリン)(ジメチルグ
リオキシム)3−1−(4−ニトロイミダゾリル)ベン
ジルボロンである請求項1に記載のボロン酸アダクト。 【請求項64】 99mTc(クロリン)(1,2−
シクロヘキサン−ジオンジオキシム)3−1−(4−ニ
トロイミダゾリル)ベンジルボロンである請求項1に記
載のボロン酸アダクト。 【請求項65】 99Tc(クロリン)(1,2−シ
クロヘキサン−ジオンジオキシム)3−1−(4−ニト
ロイミダゾリル)ベンジルボロンである請求項1に記載
のボロン酸アダクト。 【請求項66】 99mTc(ヒドロキシ)(ジメチ
ルグリオキシム)3−1−(2−ニトロイミダゾリル)
ベンジルボロンである請求項1に記載のボロン酸アダク
ト。 【請求項67】 99mTc(クロリン)(1,2−
シクロヘキサン−ジオンジオキシム)3−1−(プロパ
ン−ニトロイミダゾリル)ボロンである請求項1に記載
のボロン酸アダクト。 【請求項68】 99mTc(クロリン)(1,2−
シクロヘキサン−ジオンジオキシム)3−1−(プロペ
ン−ニトロイミダゾリル)ボロンである請求項1に記載
のボロン酸アダクト。 【請求項69】 (R)−1−アザビシクロ[2,2
,2]オクト−3−イル−(R)−α−ヒドロキシ−α
−(4)−フエニルボロン酸−α−フエニルアセテート
(R,R−QNBボロン酸)である請求項1に記載のボ
ロン酸アダクト。 【請求項70】 (S)−1−アザビシクロ[2,2
,2]オクト−3−イル−(R)−α−ヒドロキシ−α
−(4)−フエニルボロン酸−α−フエニルアセテート
(R,S−QNBボロン酸)である請求項1に記載のボ
ロン酸アダクト。 【請求項71】 (S)−1−アザビシクロ[2,2
,2]オクト−3−イル−(S)−α−ヒドロキシ−α
−(4)−フエニルボロン酸−α−フエニルアセテート
(S,S−QNBボロン酸)である請求項1に記載のボ
ロン酸アダクト。 【請求項72】 (R)−1−アザビシクロ[2,2
,2]オクト−3−イル−(S)−α−ヒドロキシ−α
−(4)−フエニルボロン酸−α−フエニルアセテート
(S,R−QNBボロン酸)である請求項1に記載のボ
ロン酸アダクト。 【請求項73】 99mTcCl(DMG)3[(R
RまたはRS)QNBボロン]である請求項1に記載の
ボロン酸アダクト。 【請求項74】 99mTcCl(CDO)3(QN
B−ボロン)である請求項1に記載のボロン酸アダクト
。
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