JPH04214722A - ポリエーテル類の製造方法 - Google Patents

ポリエーテル類の製造方法

Info

Publication number
JPH04214722A
JPH04214722A JP41066390A JP41066390A JPH04214722A JP H04214722 A JPH04214722 A JP H04214722A JP 41066390 A JP41066390 A JP 41066390A JP 41066390 A JP41066390 A JP 41066390A JP H04214722 A JPH04214722 A JP H04214722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyethers
catalyst
alkali metal
water
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP41066390A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Matsumoto
幸夫 松本
Nobuyoshi Shoji
信義 正司
Nariyuki Ozawa
小沢 成幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP41066390A priority Critical patent/JPH04214722A/ja
Publication of JPH04214722A publication Critical patent/JPH04214722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエーテル類の製造方
法に関するものであり、特にポリエーテルポリオールの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イニシエーターにアルキレンオキサイド
などのモノエポキサイドを開環反応させて得られるポリ
エーテル類はポリウレタンなどの合成樹脂の原料、界面
活性剤、潤滑剤、その他の用途に広く用いられている。 イニシエーターはA−(H)n、(A;水酸基含有化合
物の水酸基の水素原子を除いた残基、n;1以上の整数
)で表わされる水酸基含有化合物である。イニシエータ
ーとしては、例えば1価アルコール、多価アルコール、
1価フェノール、多価フェノールなどがある。また、ヒ
ドロキシアルキルアミノ基を有する化合物(アルカノー
ルアミン類やアミン類−アルキレンオキサイド付加物な
ど)もイニシエーターとして用いられる。さらに上記イ
ニシエーターにモノエポキサイドを反応させて得られる
ポリエーテル類もまたイニシエーターとして用いられる
【0003】ポリエーテル類は上記イニシエーターにモ
ノエポキサイドを多数開環付加反応させて得られる下記
のような化合物である。 A−[−(−R−O−)m −H]n ただし、(−R−O−)はモノエポキサイドの開環反応
した単位、mは整数を表わす。
【0004】従来、ポリエーテル類を製造する方法とし
てアルカリ触媒存在下にモノエポキサイドを反応させる
方法が広く用いられている。アルカリ触媒としては水酸
化カリウムや水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属化合
物が使用されていた。しかしアルカリ触媒を使用して得
られるポリエーテル類は、次のような問題点があった。 すなわちモノエポキサイド、特にプロピレンオキサイド
の異性化により生成した不飽和モノオールが開始剤とな
り、これにモノエポキサイドが開環付加した不飽和ポリ
エーテルモノオール(以下、これも不飽和モノオールと
いう)が生成する。
【0005】ポリエーテル類の分子量が高くなるにつれ
て異性化の割合は増え、この傾向は、分子量6500以
上(3官能の場合)で顕著になるためモノエポキサイド
にプロピレンオキサイドを用いた場合、分子量6500
以上のポリエーテル類の合成は事実上不可能であった。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】一方、触媒として複合
金属シアン化物錯体を用いてポリエーテル類を製造する
ことは知られている(例えば、次の米国特許明細書参照
、US 3278457,US 3278458,US
 3278459,US 3427256,US 34
27334,US 3427335)。この触媒は上記
不飽和モノオールの生成が少なく、また極めて高分子量
のポリエーテル類を製造することも可能である。
【0007】しかし上記複合金属シアン化物錯体触媒は
以下のような2つの問題点を有している。第1に、複合
金属シアン化物錯体を触媒に用いてイニシエーターに炭
素数3以上のモノエポサイドを開環反応して得られるポ
リエーテル類は、触媒の除去が困難であった。触媒を瀘
過によって分離することも、活性炭のような吸着剤で吸
着分離することも不可能である。
【0008】従って、金属シアン化物錯体を用いたポリ
エーテル類から、この触媒を除去するためには、単に瀘
過や、吸着剤等で処理するだけでなく、触媒をアルカリ
もしくは酸で分解してイオン化し、その後これら分解物
や残留アルカリ、残留酸を吸着、瀘過によって除去する
ことが必要である。
【0009】第2に複合金属シアン化物錯体を触媒に用
いて、水酸基へエチレンオキサイドを反応させることは
困難であった。複合金属シアン化物錯体を触媒に用い、
イニシエーターに炭素数3以上のモノエポキサイドを開
環反応して得られるポリエーテル類に引き続きエチレン
オキサイドをフィードすると、エチレンオキサイドの単
独重合体であるポリエチレングリコールが生成し、ポリ
エーテル類末端水酸基へのエチレンオキサイドの均一な
付加は起こらない。
【0010】複合金属シアン化物錯体触媒をアルカリで
処理して触媒を失活させ触媒残渣を除去する方法や、ア
ルカリ処理後エチレンオキサイドを付加させ、その後触
媒残渣を除去する方法が知られている。アルカリで処理
する方法としては、アルカリ金属やアルカリ金属ハイド
ロオキサイド(US 4355188)、アルカリ金属
のハイドライド(US 4721818)を使用する方
法が知られている。また、これら処理後に吸着剤で処理
することも知られている。 しかしながら、この方法で複合金属シアン化物錯体の分
解物やアルカリ成分を十分に除去するためには多量の吸
着剤を必要とし、より少ない量の吸着剤でより完全にこ
れらを除去する技術の開発が望まれていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされた下記の発明を提供するものである
【0012】複合金属シアン化物錯体触媒の存在下少な
くとも1個の水酸基を有するイニシエーターに炭素数3
以上のモノエポキサイドを開環付加反応させて得られた
上記触媒を含むポリエーテル類をアルカリ金属あるいは
その化合物からなる処理剤で処理して上記触媒を失活さ
せ、次いで水と吸着剤を加えて水存在下で吸着処理した
後濾過して吸着剤を除去し、その後脱水処理することを
特徴とするポリエーテル類の製造方法。
【0013】複合金属シアン化物錯体触媒の存在下少な
くとも1個の水酸基を有するイニシエーターに炭素数3
以上のモノエポキサイドを開環付加反応させて得られた
上記触媒を含むポリエーテル類をアルカリ金属あるいは
その化合物からなる処理剤で処理して上記触媒を失活さ
せ、次に上記ポリエーテル類をイニシエーターとしてそ
れにエチレンオキサイドを反応させ、次いで水と吸着剤
を加えて水存在下で吸着処理した後濾過して吸着剤を除
去し、その後脱水処理することを特徴とするポリエーテ
ル類の製造方法。
【0014】本発明における複金属シアン化物錯体は、
前記公知例に示されているように下記一般式(1) の
構造を有すると考えられる。 M1a[M2x(CN)y]b(H2O)c(R)d 
 …  (1) ただし、M1は Zn(II)、Fe
(II)、Fe(III)、Co(II)、Ni(II
)、Al(III)、Sr(II)、Mn(II)、C
r(III)、Cu(II)、Sn(II)、Pb(I
I)、Mo(IV)、Mo(VI)、W(IV)、W(
VI) などであり、M2はFe(II)、Fe(II
I)、Co(II)、Co(III)、Cr(II)、
Cr(III)、Mn(II)、Mn(III)、Ni
(II)、V(IV)、V(V) などであり、Rは有
機配位子であり、a,b,xおよびyは、金属の原子価
と配位数により変わる正の整数であり、cおよびdは金
属の配位数により変わる正の数である。
【0015】一般式(1) におけるM1はZn(II
)が好ましく、M2はFe(II)、Fe(III)、
Co(II)、Co(III) などが好ましい。有機
配位子としては、たとえばケトン、エーテル、アルデヒ
ド、エステル、アルコール、アミドなどがある。
【0016】上述のごとく一般式(1) で表わされる
複金属シアン化物錯体は、金属塩 M1Xa( M1、
 aは上述と同様、X はM1と塩を形成するアニオン
) とポリシアノメタレート(塩)Ze[ M2x(C
N)y]f(M2,x,yは上述と同様。Z は水素、
アルカリ金属、アルカリ土類金属など、e,fは Z,
M2の原子価と配位数により決まる正の整数)のそれぞ
れの水溶液または水と有機溶剤の混合溶媒の溶液を混ぜ
合わせ、得られた複金属シアン化物に有機配位子Rを接
触させた後、余分な溶媒および有機化合物Rを除去する
ことにより製造される。
【0017】ポリシアノメタレート(塩)Ze[ M2
x(CN)y]fは、Z には水素やアルカリ金属をは
じめとする種々の金属を使用しうるが、リチウム塩、ナ
トリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム
塩が好ましい。特に好ましくは通常のアルカリ金属塩、
即ちナトリウム塩とカリウム塩である。
【0018】ポリエーテル類は通常モノエポキサイドと
イニシエーターとの混合物に触媒を存在させて反応させ
ることにより製造される。また、反応系にモノエポキサ
イドを徐々に加えながら反応を行うこともできる。反応
は常温下でも起きるが、必要により、反応系を加熱ある
いは冷却することもできる。触媒の使用量は特に限定さ
れるものではないが、使用するイニシエーターに対して
1〜5000ppm 程度が適当であり、30〜100
0ppm がより好ましい。触媒の反応系への導入は、
初めに一括して導入してもよいし、順次分割して導入し
てもよい。
【0019】この複金属シアン化物触媒を用いると、不
飽和モノオールの含有量の少ない、あるいは不飽和モノ
オールの含有量が少なくかつ極めて高分子量の、ポリエ
ーテル類を合成することが可能である。
【0020】本発明におけるアルカリ金属あるいはその
化合物としては、前記公知のアルカリ金属単体、アルカ
リ金属水素化物、アルカリ金属水酸化物等の強アルカリ
の他、アルカリ金属アルコラートを用いることができる
。これらのアルカリ金属やその化合物のアルカリ金属と
してはナトリウムあるいはカリウムが好ましい。アルコ
ラートとしては、1価あるいは多価のアルコールのアル
コラートが適当である。アルコールとしては、低沸点の
アルコールが好ましい。なぜなら、ポリエーテル類とア
ルコラートを反応させた後、副生するアルコールを除去
することがきわめて容易であるからである。従って、ア
ルコールとしては低級モノオール、特にメタノールある
いはエタノールが好ましい。これら金属のメチラートや
エチラートは、取扱い、処理とも容易で、処理剤として
工業的に用い易い。
【0021】ここで用いるナトリウムやカリウムのアル
コラートは、アルコール溶液として希釈してあるもの、
もしくは、粉末の単体を用いることができる。複合金属
シアン化物錯体を含むポリエーテル類の処理方法として
は、アルカリ金属あるいはその化合物(以下、アルカリ
金属等という)を加え、好ましくは80〜180 ℃、
特に100 〜150 ℃に加熱し、必要により減圧処
理を行なった後、次いで精製を行う方法が好ましい。
【0022】エチレンオキサイドを反応させる場合は、
アルカリ金属等を加え同様に加熱した後減圧処理を行な
って副生するアルコールを除去し、その後エチレンオキ
サイドを反応させ、次いで精製を行う方法が好ましい。
【0023】精製工程ではまず第1段として水と吸着剤
を加え、水存在下で吸着処理を行なう。吸着処理は、通
常所定温度、所定時間撹拌することにより行なわれる。 吸着処理温度は、約40℃〜水の沸点が使用され、処理
時間は処理量によるが30分以上が適当である。
【0024】吸着剤としてはたとえば合成ケイ酸マグネ
シウム、アルミノシリケート、シリカ、ゼオライトなど
の金属酸化物が好ましく、特に合成ケイ酸マグネシウム
が好ましい。水の量はポリエーテル類に対して0.1 
〜20重量%が適当であり、特に0.5 〜10重量%
が好ましい。 水の量が少なすぎるとポリエーテル類に結合しているア
ルカリ金属(アルコキサイドとなっていると考えられる
)の脱離が不十分となり、精製が不十分となりやすい。 また、水の量が多すぎると後記の脱水において時間やエ
ネルギーを多く要するなど経済性が低下しやすい。
【0025】吸着剤の量は、存在する触媒やその分解物
あるいはアルカリの量によって変化するものであるが、
通常はポリエーテル類に対して0.5 〜20重量%が
適当であり、特に1〜10重量%が好ましい。水存在下
での吸着処理は、触媒やその分解物あるいはアルカリの
吸着性を高め、しかも次の工程における濾過性能を高め
る効果がある。即ち、濾過速度が高く、濾過収率も高ま
る。
【0026】吸着処理後濾過を行なってポリエーテル類
から吸着剤を除去し、その後脱水を行なって水を除去す
る。上記のように脱水を先に行なうと濾過効率が低下す
る。濾過は種々のフィルターを有する濾過器を用いて行
なうことができる。脱水は通常減圧下に加熱することに
よって行なわれる。
【0027】本発明において、吸着処理の前にアルカリ
成分の中和やそれによって生成した中和塩の除去を行な
ってもよい。中和や中和塩の除去は従来アルカリ触媒を
用いてポリエーテル類を製造した後の精製において用い
られていた方法を採用することができる。中和は酸や酸
水溶液を用いて行なわれ、精製した中和塩は濾過で除去
することができる。前記吸着濾過は、これにより除去で
きなかった微細な塩や溶解している塩や金属イオン等の
不純物を除去する。このとき使用された水は一旦除去し
てもよく、そのまま次の吸着処理における水として用い
てもよい。酸としては、無機酸すなわち塩酸、硫酸、亜
硫酸、リン酸、硝酸および/またはこれらの酸性塩類な
どが、有機酸としては、カルボン酸、ポリカルボン酸、
スルホン酸等が用いられる。酸の使用量は、アルカリ金
属に対し1.0 〜 3.0好ましくは 1.0〜 2
.0当量が適当である。
【0028】本発明の方法によって得られるポリエーテ
ル類としてはポリオキシアルキレンポリオールが好まし
い。ポリオキシアルキレンポリオールは少くとも2個の
水酸基を有するイニシエーターにアルキレンオキサイド
などのモノエポキサイドを順次開環付加反応させたもの
である。
【0029】イニシエーターとしては特に2〜8個の水
酸基を有するポリヒドロキシ化合物が好ましい。ポリヒ
ドロキシ化合物としては、たとえばエチレングリコール
、プロピレングリコールなどの2価アルコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールな
どの3価アルコール、ペンタエリスリトール、ジグリセ
リン、デキストロース、ソルビトール、シュークロース
などの4価以上のアルコール、およびこれらのアルコー
ルにアルキレンオキサイドなどのモノエポキサイドを反
応させて得られる目的物よりも低分子量のポリエーテル
類がある。
【0030】また、ビスフェノールA、レゾール、ノボ
ラックなどのフェノール性水酸基やメチロール基を有す
る化合物、エタノールアミン、ジエタノールアミンなど
の水酸基と他の活性水素を有する化合物、およびこれら
にアルキレンオキサイドなどのモノエポキサイドを反応
させて得られる目的物よりも低分子量のポリエーテル類
がある。
【0031】さらに、窒素原子に結合した水素原子を少
なくとも2個有するモノアミンやポリアミンにアルキレ
ンオキサイドなどのモノエポキサイドを反応させて得ら
れる目的物よりも低分子量のポリエーテル類がある。そ
の他、リン酸やその誘導体、その他のポリヒドロキシ化
合物も使用できる。これらポリヒドロキシ化合物は2種
以上を併用することもできる。
【0032】本発明は、また、1価のイニシエーターに
モノエポキサイドを開環反応せしめてポリエーテルモノ
オールを製造する方法にも適用できる。1価のイニシエ
ーターとしては、たとえばメタノール、エタノール、ブ
タノール、ヘキサノール、その他のモノオール、フェノ
ール、アルキル置換フェノールなどのフェノール誘導体
、およびこれらにアルキレンオキサイドなどのモノエポ
キサイドを反応させて得られる目的物よりも低分子量の
ポリエーテル類がある。さらに、窒素原子に結合した水
素原子を1個有するモノアミンやポリアミンにアルキレ
ンオキサイドなどのモノエポキサイドを反応させて得ら
れる目的物よりも低分子量のポリエーテル類がある。
【0033】本発明におけるモノエポキサイドは、炭素
数3以上のモノエポキサイドであり、特に炭素数3以上
のアルキレンオキサイドが好ましい。さらに好ましくは
、プロピレンオキサイド、1,2 −ブチレンオキサイ
ド、2,3−ブチレンオキサイド、エピクロルヒドリン
などの炭素数3〜4のアルキレンオキサイドが好ましく
、最も好ましくはプロピレンオキサイドである。それら
単独あるいはそれらの2種以上またはそれらとスチレン
オキサイド、グリシジルエーテル、グリシジルエステル
などの他のモノエポキサイドを併用して使用することが
できる。2種以上のアルキレンオキサイドの使用あるい
はアルキレンオキサイドと他のモノエポキサイドの使用
の場合は、それらを混合して付加しあるいは順次付加し
、ランダム重合鎖やブロック重合鎖を形成することがで
きる。
【0034】しかし、複合金属シアン化物を触媒に用い
てイニシエーターやポリエーテル類に直接エチレンオキ
サイドを反応させようとしても、エチレンオキサイドの
ホモポリマーであるポリエチレングリコールが生成する
。このため、たとえばこの触媒を用いてエチレンオキサ
イドと他のモノエポキサイドを共重合させることや、複
合金属シアン化物を触媒に用いて得られたポリエーテル
類に引き続きエチレンオキサイドを反応させて1級水酸
基の割合の高いポリエーテル類を得ることは困難である
。ただし、イニシエーターとしてオキシエチレン基を有
するヒドロシシ化合物、たとえばオキシエチレン基を有
するポリオキシアルキレンポリオール、を用いることは
できる。
【0035】本発明の方法により、アルカリ金属等で処
理することによってポリエーテル類の水酸基をアルコラ
ート化し、次にエチレンオキサイドを反応させて分子末
端にオキシエチレン基を導入し、さらに触媒成分を分離
して1級水酸基の割合の高いポリエーテル類を得ること
が可能となる。
【0036】得られるポリエーテル類の分子量は特に限
定されるものではない。しかし、常温で液状である製品
がその用途の面から好ましい。イニシエーター1モルに
対するモノエポキサイドの反応量は少なくとも約10モ
ルが好ましく、少なくとも約50モルがより好ましい。 さらに好ましくは、イニシエーターの水酸基当たり平均
少なくとも約10分子、特に少なくとも約30分子反応
させて得られるポリエーテル類が好ましい。また水酸基
価で表わせば、200 以下、特に100 以下が適当
である。たとえば、ポリウレタンの原料としては、水酸
基価で表して約5〜200、特に5〜60の液状ポリエ
ーテルポリオールが好ましい。他の用途、 例えば作動
油等の油の原料なども上記範囲のポリエーテルポリ(あ
るいはモノ)オールが好ましい。
【0037】本発明により得られるポリエーテルポリオ
ールは、それ単独であるいは他のポリオール類と併用し
て用いられるポリウレタン原料用のポリオールとして最
も有用である。また、本発明により得られるポリエーテ
ルポリ(あるいはモノ)オールは、ポリウレタン以外の
合成樹脂の原料や添加剤の用途にも用いられる。さらに
、潤滑油、絶縁油、作動油、その他の油として、あるい
はその原料として用いることができる。さらに、本発明
により得られたポリエーテル類はアルキルエーテル化物
やアシル化物などの他の化合物に変換して種々の用途に
使用しうる。
【0038】以下に本発明を実施例および比較例により
具体的に説明するが、本発明は、これら実施例にのみ限
定されるものではない。
【0039】
【実施例】実施例等に用いた下記のポリオキシプロピレ
ンポリオールは、分子量約500 のポリオキシプロピ
レンポリオールをイニシエーターとし、これに亜鉛ヘキ
サシアノコバルテート錯体触媒を添加し、プロピレンオ
キサイドを供給して約120 ℃で所定分子量になるま
で反応させて得られたポリオキシプロピレンポリオール
である。 製造されたこのポリオキシプロピレンポリオールは、触
媒として下記の量の金属成分を含有していた。
【0040】ポリオールA;亜鉛ヘキサシアノコバルテ
ート錯体触媒を含有する(Zn 40ppm,Co 2
1ppm) 、分子量4000のポリオキシプロピレン
ジオールポリオールB;亜鉛ヘキサシアノ鉄錯体触媒を
含有する(Zn 60ppm,Fe 32ppm) 、
分子量6000のポリオキシプロピレントリオール ポリオールC;亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒
を含有する(Zn 80ppm,Co 38ppm) 
、分子量10000 のポリオキシプロピレントリオー
【0041】[実施例1] ポリオールA1000gにカリウムメチラート(30%
メタノール溶液)22.2gを添加し、脱メタノール反
応を90℃、20Torrで2時間行った。次いで、水
30gと合成ケイ酸マグネシウム50gを加え、90℃
、常圧で2時間撹拌して吸着処理し、その後濾紙を用い
て濾過を行なった。濾過後、120 ℃、20Torr
で2時間減圧脱水を行なって精製されたポリオールを得
た。その性状と濾過速度を表1に示す。
【0042】[比較例1] ポリオールA1000gにカリウムメチラートを用いて
実施例1と同様の条件で脱メタノール反応を行ない、次
いで、合成ケイ酸マグネシウム50gを加え、90℃、
常圧で2時間撹拌して吸着処理し、その後濾紙を用いて
濾過を行なった。濾過途中で濾紙の目詰まりが生じ、全
ポリオールの40重量%しか濾過ができなかった。得ら
れたポリオールの性状と濾過速度を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】[実施例2] ポリオールB1000gにナトリウムメチラート(95
%粉体)5.26gを添加し、脱メタノール反応を90
℃、 15Torrで 1.5時間行った後、エチレン
オキサイド 200gを導入し、90℃で2時間反応を
行なった。次いで、水12gと合成ケイ酸マグネシウム
36gを加え、90℃、常圧で2時間撹拌して吸着処理
し、その後濾紙を用いて濾過を行なった。濾過後、12
0 ℃、20Torrで2時間減圧脱水を行なって精製
されたポリオールを得た。その性状と濾過速度を表2に
示す。
【0045】[比較例2] ポリオールB1000gを用いて実施例2と同様いエチ
レンオキサイドを反応させ、次いで、合成ケイ酸マグネ
シウム36gを加え、90℃、常圧で2時間撹拌して吸
着処理した。その後濾紙を用いて濾過を行なったが濾過
性は著しく低いものであった。得られたポリオールの性
状と濾過速度を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】[実施例3] ポリオールC2000gにナトリウムメチラート(95
%粉体) 8.4gを添加し、脱メタノール反応を11
0 ℃、 10Torrで2時間行った後、エチレンオ
キサイド 300gを導入し、110 ℃で2時間反応
を行なった。次に、水23gと酸性ピロリン酸ソーダ1
9.6g(ナトリウムに対し1.2 当量)を添加し、
110 ℃、 常圧で1時間中和処理を行なった後、同
温度下10Torrで2時間脱水処理を行なった。その
後、水 115gと合成ケイ酸マグネシウム 115g
を加え、90℃、常圧で2時間撹拌して吸着処理した後
濾紙を用いて濾過を行なった。濾過後、120 ℃、2
0Torrで2時間減圧脱水を行なって精製されたポリ
オールを得た。その性状と濾過速度を表3に示す。
【0048】[比較例3] ポリオールC2000gを用いて実施例3と同様にエチ
レンオキサイドを反応させ、次いで実施例3と同一の条
件で中和処理と脱水処理を行なった。その後、水を用い
ず合成ケイ酸マグネシウムのみで実施例3と同様に吸着
処理と濾過を行なって精製されたポリオールを得た。そ
の性状と濾過速度を表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】
【発明の効果】本発明により複合金属シアン化物錯体触
媒を用いて合成されたポリエーテル類からより触媒分解
物等の不純物の少ないポリエーテル類が得られる。しか
も濾過性が高い方法であるので、精製効率が高く、また
製品収率も良好である。この方法は、末端にオキシエチ
レン基を有するポリエーテル類の製造に特に適した方法
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合金属シアン化物錯体触媒の存在下少な
    くとも1個の水酸基を有するイニシエーターに炭素数3
    以上のモノエポキサイドを開環付加反応させて得られた
    上記触媒を含むポリエーテル類をアルカリ金属あるいは
    その化合物からなる処理剤で処理して上記触媒を失活さ
    せ、次いで水と吸着剤を加えて水存在下で吸着処理した
    後濾過して吸着剤を除去し、その後脱水処理することを
    特徴とするポリエーテル類の製造方法。
  2. 【請求項2】アルカリ金属あるいはその化合物が、アル
    カリ金属単体、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属ア
    ルコラート、およびアルカリ金属水酸化物から選ばれる
    少なくとも1種の化合物である、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】複合金属シアン化物錯体触媒の存在下少な
    くとも1個の水酸基を有するイニシエーターに炭素数3
    以上のモノエポキサイドを開環付加反応させて得られた
    上記触媒を含むポリエーテル類をアルカリ金属あるいは
    その化合物からなる処理剤で処理して上記触媒を失活さ
    せ、次に上記ポリエーテル類をイニシエーターとしてそ
    れにエチレンオキサイドを反応させ、次いで水と吸着剤
    を加えて水存在下で吸着処理した後濾過して吸着剤を除
    去し、その後脱水処理することを特徴とするポリエーテ
    ル類の製造方法。
  4. 【請求項4】アルカリ金属あるいはその化合物が、アル
    カリ金属単体、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属ア
    ルコラート、およびアルカリ金属水酸化物から選ばれる
    少なくとも 1種の化合物である、請求項3の方法。
JP41066390A 1990-12-14 1990-12-14 ポリエーテル類の製造方法 Pending JPH04214722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41066390A JPH04214722A (ja) 1990-12-14 1990-12-14 ポリエーテル類の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41066390A JPH04214722A (ja) 1990-12-14 1990-12-14 ポリエーテル類の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04214722A true JPH04214722A (ja) 1992-08-05

Family

ID=18519784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41066390A Pending JPH04214722A (ja) 1990-12-14 1990-12-14 ポリエーテル類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04214722A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5416241A (en) * 1994-01-27 1995-05-16 Arco Chemical Technology, L.P. Method for purifying polyether polyols made with double metal cyanide catalysts
JPH08283389A (ja) * 1995-04-13 1996-10-29 Asahi Glass Co Ltd 硬化性組成物
US6455639B1 (en) 1998-03-24 2002-09-24 Nof Corporation Oxirane derivative and process for the preparation thereof
JP2007533809A (ja) * 2004-04-21 2007-11-22 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト エチレンオキサイド末端ブロックを有する反応性ポリエーテルポリオールの製造方法
JP2019523313A (ja) * 2016-07-21 2019-08-22 ナノス,ジョン,アイ. バイオベース親水性ポリウレタンプレポリマー及びこれから作製される発泡体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5416241A (en) * 1994-01-27 1995-05-16 Arco Chemical Technology, L.P. Method for purifying polyether polyols made with double metal cyanide catalysts
EP0665254B1 (en) * 1994-01-27 2003-04-16 Bayer Antwerpen N.V. Method for purifying polyether polyols made with double metal cyanide catalysts
JPH08283389A (ja) * 1995-04-13 1996-10-29 Asahi Glass Co Ltd 硬化性組成物
US6455639B1 (en) 1998-03-24 2002-09-24 Nof Corporation Oxirane derivative and process for the preparation thereof
JP2007533809A (ja) * 2004-04-21 2007-11-22 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト エチレンオキサイド末端ブロックを有する反応性ポリエーテルポリオールの製造方法
JP2019523313A (ja) * 2016-07-21 2019-08-22 ナノス,ジョン,アイ. バイオベース親水性ポリウレタンプレポリマー及びこれから作製される発泡体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2653236B2 (ja) ポリエーテル化合物の製造方法
US4987271A (en) Method for purifying a polyoxyalkylene alcohol
EP0406440A1 (en) Production of polyether
JP2989625B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JPH04214722A (ja) ポリエーテル類の製造方法
JP2999798B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JP3068890B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JP2946580B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JPH04197407A (ja) ポリエーテル類の精製法
JP2999789B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JP3025312B2 (ja) ポリエーテル類の製造法
JPH05331278A (ja) 高分子量ポリエーテル類の製造方法
JP2870927B2 (ja) ポリオキシアルキレンアルコールの精製方法
JP2743454B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JP2960460B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JPH04314728A (ja) ポリエーテル類の製造方法
JPH04300920A (ja) ポリエーテル類の製造方法
JP3226334B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JP2870926B2 (ja) ポリオキシアルキレンアルコールの精製法
JP2855705B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JPH03281529A (ja) ポリエーテル化合物の製造方法
JPH04268329A (ja) ポリエーテル類の製造方法
JPH02265923A (ja) ポリエーテル類の製造方法
JP2830171B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法
JP2841525B2 (ja) ポリエーテル類の製造方法