JPH0422958B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0422958B2 JPH0422958B2 JP15675187A JP15675187A JPH0422958B2 JP H0422958 B2 JPH0422958 B2 JP H0422958B2 JP 15675187 A JP15675187 A JP 15675187A JP 15675187 A JP15675187 A JP 15675187A JP H0422958 B2 JPH0422958 B2 JP H0422958B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- diffuse reflection
- reflection spectrum
- color tone
- cro
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 19
- 229910052711 selenium Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 claims description 13
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 4
- 229910000313 chalcogen oxide Inorganic materials 0.000 claims description 3
- BKVIYDNLLOSFOA-UHFFFAOYSA-N thallium Chemical compound [Tl] BKVIYDNLLOSFOA-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 229910052716 thallium Inorganic materials 0.000 claims 1
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 22
- 235000019646 color tone Nutrition 0.000 description 19
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 11
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 8
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 7
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000002076 thermal analysis method Methods 0.000 description 4
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 3
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 2
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 229910001511 metal iodide Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002894 organic compounds Chemical class 0.000 description 2
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000001055 reflectance spectroscopy Methods 0.000 description 2
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 2
- 238000001354 calcination Methods 0.000 description 1
- 229910052798 chalcogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003153 chemical reaction reagent Substances 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005496 eutectics Effects 0.000 description 1
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000002411 thermogravimetry Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Description
[発明の技術分野]
本発明は温度変化により色調が異なる温度管理
材の一種である可逆性示温材に関するものであ
る。 [従来技術] 現在知られている可逆性示温材は、温度上昇に
伴い相転移によつて変色をおこす金属ヨウ化物、
分子配向の変化によつて変色をおこす液晶系、電
子の授受によつて変色をおこす有機化合物等があ
る。これらはある一定の温度で劇的に変色をおこ
す材料であり、既に種々の製品に応用されてい
る。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、前述の金属ヨウ化物、液晶、電子授受
性有機化合物等の耐熱性は、高いものでも200℃
程度と低く、工程上比較的高温で処理しなければ
ならない製品や、高温まで温度上昇する製品に適
用しようとした場合、これらの可逆性示温特性は
失われてしまう。このような状況において、発明
者はサーモクロミツク特性を有することはもちろ
んであるが、特に室温での色調の選択性、並びに
耐熱・耐久性に主眼をおいて開発を進めてきた。
これは本材の用途上、室温での色調を任意に選択
でき、かつ実使用上十分な耐久性が要求される商
品分野への応用がなされつつあることに起因す
る。 本発明な以上の点に鑑みてなさたものであり、
既に化可逆性示温材としては知られている
Tl2CrO4(室温での色調:橙色、融点:約618℃)
をベースとし、これと比較して同等以上の耐熱性
を有し、またTl2CrO4の室温での色調である橙色
から、黄色まの間で任意の色調を選択できる可逆
性示温材を提供しようとするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の可逆性示温材は、Tl2CrO4とTl2MO4
(M=S、Se)と焼成することにより得られるタ
リウム−クロム−カルコゲン系酸化物多結晶体よ
りなり、その組成比により、室温での色調が黄色
から橙色の色調の間で任意の色調を選択すること
が可能となる。 [作用] 可逆性示温材としては、Tl2Cr1−xMxO4(M=
S、Se)のタリウム−クロム−カルコゲン系酸
化物多結晶体を供する。これらはTl2CrO4と
Tl2MO4(M=S、Se)を400℃から600℃の範囲
で焼成することにより得られる。Xの値は0<X
<1の範囲任意の値をとることができ、X値が増
加するに従い、つまりTl2MO4が増加するに従
い、室温での色調が橙色から黄色へと変化する。
X線回折の反射データによれば、M=S、Seの
いずれかの場合においても、前記多結晶体は出発
原料であるTl2CrO4とTl2SO4あるいはTl2SeO4と
非常に酷似しており、これら多結晶体(Tl2Cr1
−xMxO4・M=S、Se)の結晶系は、各々出発
原料の結晶系と同様の斜方晶系
(Orthorhombic)であると推測できる。また熱
分析の結果から、これら多結晶体の融点はX値の
増加に伴なつて単調に増加しており、特に混合物
に見られるような共晶点に存在や不純物を含むこ
とによつておこる凝固点降下等、特異な変化を示
す現象は見られなかつた。 以上X線回折並びに熱分析の結果よりTl2Cr1
−xMxO4(M=S、Se:0<X<1)は、全域で
固溶体を形成している可能性が高い。 [実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。 いずれも試薬級のTl2CrO4、Tl2SO4、Tl2SeO4
を出発原料とし、タリウム−クロム−カルコゲン
系酸化物多結晶体を合成する。第1表にそれぞれ
の出発原料のモル比と変色の色調を示す。
材の一種である可逆性示温材に関するものであ
る。 [従来技術] 現在知られている可逆性示温材は、温度上昇に
伴い相転移によつて変色をおこす金属ヨウ化物、
分子配向の変化によつて変色をおこす液晶系、電
子の授受によつて変色をおこす有機化合物等があ
る。これらはある一定の温度で劇的に変色をおこ
す材料であり、既に種々の製品に応用されてい
る。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、前述の金属ヨウ化物、液晶、電子授受
性有機化合物等の耐熱性は、高いものでも200℃
程度と低く、工程上比較的高温で処理しなければ
ならない製品や、高温まで温度上昇する製品に適
用しようとした場合、これらの可逆性示温特性は
失われてしまう。このような状況において、発明
者はサーモクロミツク特性を有することはもちろ
んであるが、特に室温での色調の選択性、並びに
耐熱・耐久性に主眼をおいて開発を進めてきた。
これは本材の用途上、室温での色調を任意に選択
でき、かつ実使用上十分な耐久性が要求される商
品分野への応用がなされつつあることに起因す
る。 本発明な以上の点に鑑みてなさたものであり、
既に化可逆性示温材としては知られている
Tl2CrO4(室温での色調:橙色、融点:約618℃)
をベースとし、これと比較して同等以上の耐熱性
を有し、またTl2CrO4の室温での色調である橙色
から、黄色まの間で任意の色調を選択できる可逆
性示温材を提供しようとするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の可逆性示温材は、Tl2CrO4とTl2MO4
(M=S、Se)と焼成することにより得られるタ
リウム−クロム−カルコゲン系酸化物多結晶体よ
りなり、その組成比により、室温での色調が黄色
から橙色の色調の間で任意の色調を選択すること
が可能となる。 [作用] 可逆性示温材としては、Tl2Cr1−xMxO4(M=
S、Se)のタリウム−クロム−カルコゲン系酸
化物多結晶体を供する。これらはTl2CrO4と
Tl2MO4(M=S、Se)を400℃から600℃の範囲
で焼成することにより得られる。Xの値は0<X
<1の範囲任意の値をとることができ、X値が増
加するに従い、つまりTl2MO4が増加するに従
い、室温での色調が橙色から黄色へと変化する。
X線回折の反射データによれば、M=S、Seの
いずれかの場合においても、前記多結晶体は出発
原料であるTl2CrO4とTl2SO4あるいはTl2SeO4と
非常に酷似しており、これら多結晶体(Tl2Cr1
−xMxO4・M=S、Se)の結晶系は、各々出発
原料の結晶系と同様の斜方晶系
(Orthorhombic)であると推測できる。また熱
分析の結果から、これら多結晶体の融点はX値の
増加に伴なつて単調に増加しており、特に混合物
に見られるような共晶点に存在や不純物を含むこ
とによつておこる凝固点降下等、特異な変化を示
す現象は見られなかつた。 以上X線回折並びに熱分析の結果よりTl2Cr1
−xMxO4(M=S、Se:0<X<1)は、全域で
固溶体を形成している可能性が高い。 [実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。 いずれも試薬級のTl2CrO4、Tl2SO4、Tl2SeO4
を出発原料とし、タリウム−クロム−カルコゲン
系酸化物多結晶体を合成する。第1表にそれぞれ
の出発原料のモル比と変色の色調を示す。
【表】
【表】
それぞれ秤量した試料を乳鉢でよく粉砕混合し
た後、磁製るつぼに入れ、550℃で約12時間加熱
保持した。この後、十分に冷えてから乳鉢で粉砕
し、再び磁製るつぼに入れ600℃で約12時間加熱
保持した。これを徐冷した後再度乳鉢で微粉砕し
た。尚焼成時間および焼成温度は、必ずしもこの
時間および温度を選択する必要はない。ただし、
あまり低い温度や、あるいは短い時間では焼成反
応が進みにくく、第一回目の焼成(仮焼)は400
℃〜600℃で8時間以上、第二回目の焼成(本焼
成)は400℃から各合成物質の融点の範囲の温度
で、同じく8時間以上行うことが妥当た考えられ
る。 以上の製法の工程図を第1図に示す。 以上の操作により得られた試料をX線回折法に
より解析を行つた結果、M=S、Seいずれの場
合においても該多結晶体は出発原料である
Tl2CrO4とTl2SO4あるいはTl2SeO4と反射データ
において非常に酷似しており、これら多結晶体
(Tl2Cr1−xMxO4:M=S、Se:0<X<1)
の結晶系は、各々出発原料の結晶系と同様の斜方
晶系(Orthorhombic)であると推測できる。 また示差熱重量分析装置により熱分析を行つた
結果、これら多結晶体の融点はX値の増加に伴つ
て単調に増加しており、特に混合物に見られるよ
うな共晶点の存在や、不純物を含むことによつて
おこる凝固点降下等、特異な変化を示す現象は見
られなかつた。 以上X線解析並びに熱分析の結果より、本操作
によつて得られた該多結晶体Tl2Cr1−xMxO4(M
=S、Se)は、0<X<1の全域で固溶体を形
成している可能性が高い。 第1表の右欄に各試料の室温および75℃におけ
る視認により色調を示した。これより本材料は、
Tl2MO4(M=S、Se)の含有量によつて、室温
の色調に選択性を有していることがわかる。すな
わち、、Tl2MO4(M=S、Se)の含有量が多くな
ればなるほど室温での色調は、橙色から黄色へと
移る。したがつてこれらの化合物の含有量によつ
て橙色から黄色の範囲で任意に室温での色調を選
択することができる。 さらに詳しく示温特性を調べるため、室温(約
25℃)、75℃、150℃の各温度での可視域拡散反射
光分光分析を行つた。測定に供した試料は、
Tl2Cr1−xSxO4(X=0.2、0.4、0.6、0.8)、
Tl2Cr1−xSexO4(X=0.2、0.4、0.6、0.8)と比
較のため、出発原料であるTl2CrO4の合計9種で
ある。これらの測定結果を第2図から第10図に
示す。即ち、第2図はTl2Cr0.8S0.2O4の拡散反射
光スペクトル、第3図はTl2Cr0.6S0.4O4の拡散反
射光スペクトル、第4図はTl2Cr0.4S0.6O4の拡散
反射光スペクトル、第5図はTl2Cr0.2S0.8O4の拡
散反射光スペクトル、第6図はTl2Cr0.8Se0.2O4の
拡散反射光スペクトル、第7図はTl2Cr0.6Se0.4O4
の拡散反射光スペクトル、第8図はTl2Cr0.4Se0.6
O4の拡散反射光スペクトル、第9図はTl2Cr0.2
Se0.8O4の拡散反射光スペクトル、第10図は
Tl2CrO4の拡散反射光スペクトルである。また色
の比較を行うため、それぞれのスペクトル値から
L*a*b*表色系による色度座標値を計算し、
その結果をTl2Cr1−xSxO4(X=0.2、0.4、0.6、
0.8)は第11図に、またTl2Cr1−xSexO4(X=
0.2、0.4、0.6、0.8)は第12図に示した。尚、
参考のために各L*a*b*表色系による色度座
標図上にTl2CrO4のそれもプロツトした。第2図
から第10図より、いずれの試料も室温から150
℃の範囲で、反射スペクトルが長波長側にシフト
していることがわかる。また第11図および第1
2図より、Tl2MO4(M=S、Se)の含有量によ
つて各温度での色調が異なつていることがわか
る。これらの結果および第1表より、本材料は可
逆的に色変化を呈し、かつ室温での色調を任意に
選択することができ、これにより幅広い用途に応
じた色調を提供することができるように改善され
ていることがわかる。 つぎに耐熱性を調べるため、可視域拡散反射光
分光分析に供したと同じ試料を用いて、示差熱重
量分析による融点測定と熱重量変化を観察した。
その結果X値と融点との関係をTl2Cr1−xSxO4
(X=0.2、0.4、0.6、0.8)については第13図
に、Tl2Cr1−xSexO4(X=0.2、0.4、0.6、0.8)
は第14図にそれぞれ示した。また熱重量変化の
観察においては、融点以上の温度になると徐々に
重量減少が見られたが、融点以下の温度において
は、ほとんど重量変化は見られなかつた。 以上により、本材料は少なくとも融点までは分
解することなく安定であると考えられる。 ここで本発明の可逆性示温材の特徴をまとめる
と以下の通りである。 (1) 示温特性に関する事項 Tl2CrO4とTl2MO4(M=S、Se)の比率
を変えることにより、室温での色調を任意に
選択することができる。 色調変化の視認できる温度が、比較的低温
(70〜80℃)である。 熱追従性がよく熱履歴を持たない。 (2) 安定性に関する事項 耐熱温度は慨ね600℃である。これは
現在実用化されている可逆性示温材よりはる
かに高い。 (3) 製法に関する事項 簡単な方法で合成でき、設備コストも少な
くてすむ。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、橙色か
ら黄色の範囲で任意の色調を選択でき、かつ高い
耐熱性を有した幅広い用途に応用可能な、可逆性
示温材を実現すことができる。
た後、磁製るつぼに入れ、550℃で約12時間加熱
保持した。この後、十分に冷えてから乳鉢で粉砕
し、再び磁製るつぼに入れ600℃で約12時間加熱
保持した。これを徐冷した後再度乳鉢で微粉砕し
た。尚焼成時間および焼成温度は、必ずしもこの
時間および温度を選択する必要はない。ただし、
あまり低い温度や、あるいは短い時間では焼成反
応が進みにくく、第一回目の焼成(仮焼)は400
℃〜600℃で8時間以上、第二回目の焼成(本焼
成)は400℃から各合成物質の融点の範囲の温度
で、同じく8時間以上行うことが妥当た考えられ
る。 以上の製法の工程図を第1図に示す。 以上の操作により得られた試料をX線回折法に
より解析を行つた結果、M=S、Seいずれの場
合においても該多結晶体は出発原料である
Tl2CrO4とTl2SO4あるいはTl2SeO4と反射データ
において非常に酷似しており、これら多結晶体
(Tl2Cr1−xMxO4:M=S、Se:0<X<1)
の結晶系は、各々出発原料の結晶系と同様の斜方
晶系(Orthorhombic)であると推測できる。 また示差熱重量分析装置により熱分析を行つた
結果、これら多結晶体の融点はX値の増加に伴つ
て単調に増加しており、特に混合物に見られるよ
うな共晶点の存在や、不純物を含むことによつて
おこる凝固点降下等、特異な変化を示す現象は見
られなかつた。 以上X線解析並びに熱分析の結果より、本操作
によつて得られた該多結晶体Tl2Cr1−xMxO4(M
=S、Se)は、0<X<1の全域で固溶体を形
成している可能性が高い。 第1表の右欄に各試料の室温および75℃におけ
る視認により色調を示した。これより本材料は、
Tl2MO4(M=S、Se)の含有量によつて、室温
の色調に選択性を有していることがわかる。すな
わち、、Tl2MO4(M=S、Se)の含有量が多くな
ればなるほど室温での色調は、橙色から黄色へと
移る。したがつてこれらの化合物の含有量によつ
て橙色から黄色の範囲で任意に室温での色調を選
択することができる。 さらに詳しく示温特性を調べるため、室温(約
25℃)、75℃、150℃の各温度での可視域拡散反射
光分光分析を行つた。測定に供した試料は、
Tl2Cr1−xSxO4(X=0.2、0.4、0.6、0.8)、
Tl2Cr1−xSexO4(X=0.2、0.4、0.6、0.8)と比
較のため、出発原料であるTl2CrO4の合計9種で
ある。これらの測定結果を第2図から第10図に
示す。即ち、第2図はTl2Cr0.8S0.2O4の拡散反射
光スペクトル、第3図はTl2Cr0.6S0.4O4の拡散反
射光スペクトル、第4図はTl2Cr0.4S0.6O4の拡散
反射光スペクトル、第5図はTl2Cr0.2S0.8O4の拡
散反射光スペクトル、第6図はTl2Cr0.8Se0.2O4の
拡散反射光スペクトル、第7図はTl2Cr0.6Se0.4O4
の拡散反射光スペクトル、第8図はTl2Cr0.4Se0.6
O4の拡散反射光スペクトル、第9図はTl2Cr0.2
Se0.8O4の拡散反射光スペクトル、第10図は
Tl2CrO4の拡散反射光スペクトルである。また色
の比較を行うため、それぞれのスペクトル値から
L*a*b*表色系による色度座標値を計算し、
その結果をTl2Cr1−xSxO4(X=0.2、0.4、0.6、
0.8)は第11図に、またTl2Cr1−xSexO4(X=
0.2、0.4、0.6、0.8)は第12図に示した。尚、
参考のために各L*a*b*表色系による色度座
標図上にTl2CrO4のそれもプロツトした。第2図
から第10図より、いずれの試料も室温から150
℃の範囲で、反射スペクトルが長波長側にシフト
していることがわかる。また第11図および第1
2図より、Tl2MO4(M=S、Se)の含有量によ
つて各温度での色調が異なつていることがわか
る。これらの結果および第1表より、本材料は可
逆的に色変化を呈し、かつ室温での色調を任意に
選択することができ、これにより幅広い用途に応
じた色調を提供することができるように改善され
ていることがわかる。 つぎに耐熱性を調べるため、可視域拡散反射光
分光分析に供したと同じ試料を用いて、示差熱重
量分析による融点測定と熱重量変化を観察した。
その結果X値と融点との関係をTl2Cr1−xSxO4
(X=0.2、0.4、0.6、0.8)については第13図
に、Tl2Cr1−xSexO4(X=0.2、0.4、0.6、0.8)
は第14図にそれぞれ示した。また熱重量変化の
観察においては、融点以上の温度になると徐々に
重量減少が見られたが、融点以下の温度において
は、ほとんど重量変化は見られなかつた。 以上により、本材料は少なくとも融点までは分
解することなく安定であると考えられる。 ここで本発明の可逆性示温材の特徴をまとめる
と以下の通りである。 (1) 示温特性に関する事項 Tl2CrO4とTl2MO4(M=S、Se)の比率
を変えることにより、室温での色調を任意に
選択することができる。 色調変化の視認できる温度が、比較的低温
(70〜80℃)である。 熱追従性がよく熱履歴を持たない。 (2) 安定性に関する事項 耐熱温度は慨ね600℃である。これは
現在実用化されている可逆性示温材よりはる
かに高い。 (3) 製法に関する事項 簡単な方法で合成でき、設備コストも少な
くてすむ。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、橙色か
ら黄色の範囲で任意の色調を選択でき、かつ高い
耐熱性を有した幅広い用途に応用可能な、可逆性
示温材を実現すことができる。
第1図は本発明の可逆性示温材の製造工程図を
説明する図、第2図はTl2Cr0.8S0.2O4の拡散反射
光スペクトル、第3図はTl2Cr0.6S0.4O4の拡散反
射光スペクトル、第4図はTl2Cr0.4S0.6O4の拡散
反射光スペクトル、第5図はTl2Cr0.2S0.8O4の拡
散反射光スペクトル、第6図はTl2Cr0.8Se0.2O4の
拡散反射光スペクトル、第7図はTl2Cr0.6Se0.4O4
の拡散反射光スペクトル、第8図はTl2Cr0.4Se0.6
O4の拡散反射光スペクトル、第9図はTl2Cr0.2
Se0.8O4の拡散反射光スペクトル、第10図は
Tl2CrO4の拡散反射光スペクトル、第11図は
Tl2Cr1−xSxO4(X=0.2、0.4、0.6、0.8)および
Tl2CrO4のL*a*b*表色系による色度座標
図、第12図はTl2Cr1−xSexO4(X=0.2、0.4、
0.6、0.8)およびTl2CrO4のL*a*b*表色系
による色度座標図、第13図はTl2Cr1−xSxO4
(X=0.2、0.4、0.6、0.8)のX値と融点との関係
を説明する図、第14図はTl2Cr1−xSexO4(X
=0.2、0.4、0.6、0.8)のX値と融点との関係を
説明する図である。
説明する図、第2図はTl2Cr0.8S0.2O4の拡散反射
光スペクトル、第3図はTl2Cr0.6S0.4O4の拡散反
射光スペクトル、第4図はTl2Cr0.4S0.6O4の拡散
反射光スペクトル、第5図はTl2Cr0.2S0.8O4の拡
散反射光スペクトル、第6図はTl2Cr0.8Se0.2O4の
拡散反射光スペクトル、第7図はTl2Cr0.6Se0.4O4
の拡散反射光スペクトル、第8図はTl2Cr0.4Se0.6
O4の拡散反射光スペクトル、第9図はTl2Cr0.2
Se0.8O4の拡散反射光スペクトル、第10図は
Tl2CrO4の拡散反射光スペクトル、第11図は
Tl2Cr1−xSxO4(X=0.2、0.4、0.6、0.8)および
Tl2CrO4のL*a*b*表色系による色度座標
図、第12図はTl2Cr1−xSexO4(X=0.2、0.4、
0.6、0.8)およびTl2CrO4のL*a*b*表色系
による色度座標図、第13図はTl2Cr1−xSxO4
(X=0.2、0.4、0.6、0.8)のX値と融点との関係
を説明する図、第14図はTl2Cr1−xSexO4(X
=0.2、0.4、0.6、0.8)のX値と融点との関係を
説明する図である。
Claims (1)
- 1 組成式Tl2Cr1−xMxO4(M=S、Se:式中
のXは0<X<1の実数)で表されるタリウム−
クロム−カルコゲン系酸化物多結晶体よりなる可
逆性示温材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15675187A JPS641788A (en) | 1987-06-23 | 1987-06-23 | Reversible temperature-indicating material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15675187A JPS641788A (en) | 1987-06-23 | 1987-06-23 | Reversible temperature-indicating material |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH011788A JPH011788A (ja) | 1989-01-06 |
| JPS641788A JPS641788A (en) | 1989-01-06 |
| JPH0422958B2 true JPH0422958B2 (ja) | 1992-04-20 |
Family
ID=15634521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15675187A Granted JPS641788A (en) | 1987-06-23 | 1987-06-23 | Reversible temperature-indicating material |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS641788A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7505504B2 (en) * | 2004-10-07 | 2009-03-17 | Sango Co., Ltd. | Laser processing device |
-
1987
- 1987-06-23 JP JP15675187A patent/JPS641788A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS641788A (en) | 1989-01-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Roth et al. | Phase equilibria as related to crystal structure in the system niobium pentoxide-tungsten trioxide | |
| Back et al. | Effective ratiometric luminescent thermal sensor by Cr3+‐doped mullite Bi2Al4O9 with robust and reliable performances | |
| Roth et al. | Phase equilibrium relations in the binary system bismuth sesquioxide-niobium pentoxide | |
| MacLaren et al. | Competition between dye–developer and solvent–developer interactions in a reversible thermochromic system | |
| Price | Temperature calibration of differential scanning calorimeters | |
| Waring et al. | Phase equilibria in the system vanadium oxide-niobium oxide | |
| Guenais et al. | Phase equilibria and curie temperature in the LiNbO3− xTiO2 system, investigated by dta and x-ray diffraction | |
| Suchow et al. | Solid Phases in the System Ag2HgI4—Cu2HgI4 | |
| Cordfunke et al. | Enthalpy increments of barium zirconate, BaZrO3, and an assessment of its thermochemical properties | |
| JPH0422958B2 (ja) | ||
| US5165797A (en) | Thermochromic composite oxide and method for detecting temperature therewith | |
| JPH011788A (ja) | 可逆性示温材 | |
| Kikuchi et al. | Pseudo-binary system Bi2O3-TeO2 in air | |
| Begue et al. | Ionic conductivity of the new oxide family Bi [Bi12− xTexO14] Mo4− xV1+ xO20 | |
| JPH01242684A (ja) | 可逆性示温材 | |
| JPH01122927A (ja) | 可逆性示温材 | |
| JPH0617248B2 (ja) | 可逆性示温材 | |
| JPS63317580A (ja) | 可逆性示温材 | |
| JPS6361078A (ja) | 可逆性示温材 | |
| Péter et al. | Characterization of potassium lithium niobate (KLN) ceramic system | |
| JPH01313586A (ja) | 可逆性示温材 | |
| Shripathi et al. | Gel growth and dielectric studies of K, Rb and Cs perchlorates | |
| Suzuki et al. | Study on the X-ray characteristics of Ca2SiO4 with the single crystals synthesized and isolated frown portland cement clinker | |
| JPH04140622A (ja) | 温度表示材料 | |
| JPS6333489A (ja) | 可逆性示温材 |