JPH04230210A - 被覆された動物用植込み物 - Google Patents
被覆された動物用植込み物Info
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- JPH04230210A JPH04230210A JP3147196A JP14719691A JPH04230210A JP H04230210 A JPH04230210 A JP H04230210A JP 3147196 A JP3147196 A JP 3147196A JP 14719691 A JP14719691 A JP 14719691A JP H04230210 A JPH04230210 A JP H04230210A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
【0001】本発明は生物活性物質を含んで成る動物用
植込み物(veterinaryimplant)、更
に詳しくは植込んだときソマトトロピンの放出を引き延
ばす、ポリマーコーティングで包まれた植込み可能のソ
マトトロピンペレットに関する。 【0002】 【従来の技術】薬剤、ホルモン及び同様のものを含めて
生物活性物質は液体処方物の注射又は固体組成物の植込
みで動物に投与される。注射は毎日行うことができるが
、持続放出性処方物は通常、その活性物質の放出を適度
なものとなし、体中濃度の初期スパイク(initia
l spiking)を低下させそしてその物質を投
与しなければならない頻度を少なくするために生物活性
物質の非経口投与の方が好まれる。これは数週間又は数
カ月の期間にわたって相対的に一定の速度で動物に投与
するのが好ましいホルモンの場合に特にそうである。 【0003】組換えDNA技術で確実、安価に大量生産
することが可能な成長ホルモンであるソマトトロピンは
乳牛の牛乳生産性を高める際及び肉牛及び豚の肉生産性
を改良する際に有効であることが知られている。長期放
出特性を有するソマトトロピン処方物は、例えばEP1
77,478号明細書に記載される通り、ソマトトロピ
ンを注射用の植物油キャリアーに分散させることによっ
て製造されてきた。植込み浸透圧ポンプ送出ディバイス
により長期間にわたり投与するために意図されたソマト
トロピンの水性処方物は米国特許第4,855,141
号明細書に記載される。 【0004】植込みにより非経口投与に合うようにされ
た、少なくとも1つの非被覆放出表面を有するソマトト
ロピンの固体ペレットは米国特許第4,863,736
号明細書に記載される。この米国特許明細書を本明細書
で引用、参照するものとする。この特許によると、組換
えDNA技術で製造されたソマトトロピンの、バインダ
ーポリマー又はマトリックスポリマーを本質的に含まな
い固体ペレットは乾式圧縮によって形成される。これら
ペレットはバリヤータイプのポリマーで部分的に被覆さ
れて被覆表面からのソマトトロピンの放出を実質的に抑
制することができる。ソマトトロピンペレットに部分的
なコーティングを施こすのに用いることができる適当な
物質の例にセラック、密ろう、酢酸酪酸セルロース、ポ
リ乳酸、エチルセルロース、シリコーン、エチレン/酢
酸ビニルコポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、
ポリカーボネート、ポリカプロラクトン、酢酸セルロー
ス、ポリメチルメタクリレート及びバリヤーコーティン
グとしての使用が知られている他のポリマーがあると開
示される。 【0005】上記米国特許明細書に更に開示されるよう
に、ソマトトロピンの一次放出表面とするためにペレッ
トの少なくとも1つの表面は未被覆のまま残される。ペ
レットが円柱形状に形成されている場合、円柱の1端面
又は両端面を未被覆のままとしながら円柱表面を被覆す
るのが一般に好ましい。バリヤータイプのポリマーで部
分的に被覆されたペレットからのソマトトロピンの放出
速度は非被覆部分の表面積と共に増加する。 【0006】上記米国特許明細書の第9欄、第32〜6
3行に更に開示されるように、被覆ペレットは“それら
ペレットの物品を貯蔵及び取扱い中に保護し、そして多
分その物品の動物への投与に際して助けとなるものとな
る”一時的保護カバー”、即ち軽いポリマーカバーを更
に備えていることができる。このような一時的保護カバ
ーはペレットの植込み前に取り除かれるか、又は植込み
後にまわりの組織液によってペレットから速やかに除去
される。いずれの場合も、一時的保護カバーはソマトト
ロピンの放出速度に対してほとんど又は全く影響がなく
、このことによってこの米国特許明細書に記載される、
長期放出、送出性を与えるために用いられる“コーティ
ング”とは区別されることが明らかにされている。 植込み後に溶解及び/又は溶融するそのような一時的保
護カバーとして有用な適当な物質にポリビニルアルコー
ル、糖類及びPEG8000等のポリエチレングリコー
ルがあると報告されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的は
ソマトトロピン、その他の生物活性物質を動物に非経口
投与するための新規な送出系を提供することである。本
発明の他の目的はソマトトロピン、その他の生物活性物
質の、持続放出性の送出特性を有する固体ペレットを提
供することである。本発明の更に他の目的は植込んだと
きに持続放出性を付与するようにペレットの全表面に均
一に施こすことができる、ソマトトロピン、その他の生
物活性物質の固体ペレットのためのコーティングを提供
することである。本発明の更に他の目的はペレットに非
経口投与中ずっと長期放出特性を付与するポリマーコー
ティングによって完全に包まれている、ソマトトロピン
又は他の生物活性物質の固体ペレットを提供することで
ある。本発明のこれらの目的及び他の目的は後続の説明
及び実施例から明らかになるだろう。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明はポリビニルアル
コール(PVA)を含んで成る組成物で被覆された生物
活性物質の固体ペレットの植込みによって非経口投与中
ずっとソマトトロピン、その他の生物活性物質を持続放
出性となすものである。ポリマーはペレットの全表面に
噴霧塗被又は他の適当な手段で適用して連続、均一な被
覆を形成するようにするのが好ましい。ポリビニルアル
コールは、好ましくは、分子量が少なくとも約10,0
00、加水分解度が約95%以上であり、そして約2〜
10重量%のポリマーを含む水性溶液からペレットに適
用される。ペレットに約0.5〜5重量%の水準で適用
されるとき、そのポリマーコーティングは植込み後の活
性物質の放出を効果的にコントロールして非被覆ペレッ
トと比較してより長期間にわたりより均一な送出速度を
与える。この被覆法は経済的で、かつ製剤工業で常用さ
れるペレット被覆技術を用いて容易に達成される。 【0009】本明細書で使用される次の用語は以下に記
載される意味を有する。 【0010】“非経口投与”とは、局所投与又は経口投
与と対比されるもので、注射、植込み又は体腔内への挿
入による生物活性物質の動物への直接投与を意味する。 固体組成物の植込みによる非傾向投与は筋肉内又は皮下
投与であることができ、また外科的に若しくはその目的
のために設計された器械を用いて小ペレットを針を通し
て注入することによって達成することができる。本発明
の場合、被覆ペレットの皮下注入が好ましい投与法であ
る。 【0011】“速放出”とは、非経口投与したときにそ
の活性物質の大半を速やかに放出する投与剤形を意味し
、血清濃度がピーク値まで急速に立上がり、続いて一様
に低下してゼロに近ずく、という特徴がある。速放出性
組成物の投与は、長期間の治療が必要とされる場合、一
般に一日毎のスケジュールで行われる。 【0012】“持続放出”(sustained r
elease)又は“長期放出(prolonged
release)”とは、特定の日数期間又は週期間
にわたっての、全活性剤がその組成物から実質的に抽出
されるまでの定常的な長期効果によって示されるように
、非経口投与したときに徐々に放出する投与剤形を意味
する。ある種の持続放出性組成物には血清濃度に初期ピ
ークが出るのが認められる。 【0013】“成長ホルモン”とは、特定のホルモン活
性をはっきり示す天然産の蛋白質又はその変異体を意味
する。この用語は完全なホルモン及び、例えば除かれた
ホルムモンのアミノ末端の色々な部分を有していてもよ
いそのようなホルムモンの生物活性断片、並びにその蛋
白質連鎖の中にその蛋白質の生物活性を壊わさない1つ
又は2つ以上の置換部分又は変性部分を有するそのよう
なホルモンの生物活性類似体を包含する。 【0014】“ウシ成長ホルモン”、即ちbGHはウシ
成長ホルモン活性を有する任意の蛋白質を意味すると理
解されるものであり、他方“ブタ成長ホルモン”、即ち
pGHは同様にブタ成長ホルモン活性を有する任意の蛋
白質を意味すると理解されるものである。天然ホルモン
のアミノ末端の色々な部分を欠くbGH及びpGHのポ
リペプチドはそれらの生物活性を保持していることが示
されている。 【0015】“ソマトトロピン”とは、動物の下垂体に
おいて産生されるソマトトロピンと同様の生物活性と化
学構造を有する任意のポリペプチドを意味する。このよ
うなソマトトロピンには下垂体ソマトトロピン細胞によ
って産生される天然ソマトトロピン、またソマトトロピ
ンが遺伝子的に形質転換されたバクテリアの細胞によっ
て表現される組換えDNA技術によって作成されるソマ
トトロピンがある。このような組換えDNA産生ソマト
トロピンは天然産ソマトトロピンと同一のアミノ酸配列
を有していてもよいし、あるいはアミノ酸残基が天然産
物質のアミノ酸配列に付加し、又はそのアミノ酸配列か
ら引き抜かれ、あるいはそのアミノ酸配列とは異なって
いる変異体から成っていてもよい。ただし、アミノ酸配
列におけるそのような付加、削除又は変化はそのソマト
トロピンの生物活性を損うものであってはならない。ま
た、アニオン又はカチオンと会合したソマトトロピン、
特にソマトトロピンと金属イオンとの塩、錯体又は結合
体も包含される。適当な一価金属イオンの例にナトリウ
ム及びカリウムがあり、他方適当な多価金属イオンの例
としては亜鉛、鉄、カルシウム、ビスマス、バリウム、
マグネシウム、マンガン、アルミニウム、銅、コバルト
、ニッケル及びカドミウムがある。適当なアニオンには
重炭酸塩、アセテート、グリシン及びホウ酸塩の各アニ
オンがある。 【0016】本発明において有用なソマトトロピンの例
にニワトリ、シチメンチョウ等を治療するための鳥類の
ソマトトロピン、ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ等を治療す
るための哺乳動物のソマトトロピン及び魚等を治療する
ための水性動物のソマトトロピンがある。ウシソマトト
ロピン及びブタソマトトロピンが特に有用であり、家畜
の食糧増産に有効であることが知られている。前記米国
特許第4,863,736号明細書に具体的に記載され
る、組換えDNA技術で製造された特定のウシソマトト
ロピン及びブタソマトトロピン並びにそれらの金属錯体
に次のものがある。 【0017】MBS−メチオニル−ウシソマトトロピン
ABS−Ala−val−ウシソマトトロピンAPS−
アラニル−ブタソマトトロピンMPS−メチオニル−ブ
タソマトトロピンZnMBS−亜鉛会合MBS CuAPS−銅会合APS 【0018】ソマトトロピンは標準的な打錠技術を用い
て乾式圧縮することによってペレットに成形することが
できる。所望によっては、打錠プロセスを促進するため
にバインダー、潤滑剤、充填剤等を配合してもよく、他
方治療効果のために制菌剤、酸化防止剤、抗炎症剤、抗
生物質等を配合してもよい。 【0019】ソマトトロピンのペレットは適当な寸法と
形状を持つダイを使用する常用の打錠機で通常範囲内の
圧力で製造することができる。通常の取扱い手順及び打
錠手順を実施することができる。例えば、ソマトトロピ
ンはこれを予備圧縮し、そして微粉砕して取扱い特性及
び流動性を改良することができる。錠剤の形状は円柱状
であるのが好ましいが、球形、卵形又はその他の形状を
用いてもよい。直径が約0.5〜3.5mmで、長さが
直径の約1〜3倍である円柱状ペレットが特に好ましい
。 この寸法と形状が適度の寸法を持つ針による注射で植込
み可能であるからである。このようなペレットは単独で
注射してもよいし、あるいはもっと高次の投与剤形が望
まれる場合は2〜10個又はそれ以上の積み重ねられた
配置で注射することもできる。 【0020】ポリビニルアルコールのコーティングは医
用錠剤を被覆するための製剤工業において一般的に用い
られる常用の被覆法のいずれを用いてもペレットに適用
することができる。1つのこのような方法はペレットを
円筒室の中に空気の上方移動流によって懸濁させる空気
懸濁法又は流動床法である。被覆溶液は霧化され、懸濁
粒子に噴霧され、その懸濁粒子はコーティングが乾燥す
るまで懸濁状態に維持される。ペレットの一定の運動が
コーティングの均一な適用を保証する。この方法の噴霧
適用及び乾燥の時間はポリマーの溶液中濃度、霧化速度
、支持用空気流の温度と流量及びコーティングの所望重
量又は厚さに依存性である。 【0021】流動床被覆法の欠点としては、相当程度の
錠剤の摩耗と被覆用物質の損失や、また流動化用空気が
大容量で高エネルギーの使用を必要とすること、及び大
容量の汚染制御装置が必要なことが挙げられる。製剤工
業において一般に使用される別の錠剤被覆法は、錠剤に
被覆物質の溶液を内部じゃま板を備えた回転ドラムの中
で緩やかにタンブルしながら噴霧するパン被覆法(pa
n coatingprocess)である。ドラム
には被覆溶液の適用中にペレットに乾燥用空気が流通で
きるようにするために穴をあけておいてもよい。この方
法にはエネルギー必要量が少なくかつ効率が高いコンパ
クトな装置を使用するという利点があるが、乾燥効率は
流動床法の乾燥効率より低い。コーティングは蒸気の廃
棄問題を最少限に抑えるために水性溶液から適用するの
が好ましい。 【0022】ポリビニルアルコールのコーティングはポ
リマーを約2〜約10%含有する水性溶液から本発明に
よるソマトトロピンペレットに適用することができる。 コーティングは被覆された錠剤に対して約0.5〜5重
量%、好ましくは1〜3%を占めることができ、そして
好ましくは約3〜25ug/mm2 、最も好ましくは
約5〜15ug/mm2 の重量を有する連続、均一な
カバーとして存在する。PVAポリマーは好ましくは約
10,000〜150,000又はそれ以上、最も好ま
しくは約20,000〜100,000の呼称分子量(
粘度に基づく)及び95%より高い、最も好ましくは9
8%より高い加水分解度を有する。 【0023】PVAの物性は主として分子量と加水分解
度に依存する。市販製品は一般に次の、粘度グレードに
よる4つの呼称分子量(Mn)と樹脂中の残留アセテー
ト基のモルパーセントによる3つの加水分解度のものに
分類される〔出典:カークオスマー(Kirk−Oth
mer)の“エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・
テクノロジー(Encyclopedia of
Chemical Technology)”第3版
、第23巻、第848−865頁〕。 【0024】 【表1】 粘度のグレード Mn
4%溶液の粘度*
低 25,000
5−7 中の
低 40,000
13−16 中の高
60,000 28−32
高 100,0
00 55−65【0025】* 20
℃におけるブルックフィール粘度、mPa 【0026】 【表2】 残留アセテート基、モル
% 加水分解度
1〜2
完全に加水分解
3〜9
中 間
10〜15
一部加水分解【0027】PVCの感
水性、即ちPVCが溶解してゆく速度は主として加水分
解度によりコントロールされる。完全に加水分解された
ポリマーは高度の耐水性を持ち、約60℃以下の温度で
は非常にゆっくり溶解する。 本発明の目的には、低レベルの感水性が所望とされ、従
って完全加水分解ポリマーが好ましい。PVCの感水性
はまたより低度であるが分子量によっても影響され、よ
り高い分子量を持つポリマーほど増加した耐水性を持つ
。 【0028】本発明を例証するために次の実施例を示す
が、これらの実施例は本発明を限定するものではない。 実施例において、部及び百分率は、特に明記されないか
ぎり、総て重量によるものである。 【0029】 【実施例1】米国特許第4,863,736号明細書に
記載される通りに製造した、Cu:APSモル比が2:
1である銅会合ブタソマトトロピン(CuAPS)から
圧縮ペレットを調整した。これらのペレットは直径2.
4mm、2.8mm及び3.2mm、並びに10〜56
mgの範囲の重量で作った。ペレットに流動床中でエル
バノールTM(ElvanolTM)PVAの10%水
溶液を用いて約2.5重量%のPVAを噴霧塗被した。 エルバノールTMPVAはDE,ウィルミントン(Wi
lmington)のイー・アイ・デュポン社(E.I
.DuPont de Nemours)から市販
される、呼称分子量Mn=50,000の完全加水分解
ポリマーである。被覆ペレットの生物活性は、治療の結
果からくる体重増の応答を測定するもので、豚における
活性の良好な予測手段であることが既に示されているラ
ット検定で測定した。このラット試験においては、体重
200〜225gの、10匹の雌のスプレーグ−ダウレ
ー(Spraque−Dawley)ラットの各グルー
プにペレットをラットの背中の皮下に横方向に切開して
入れることによって目的用量を与えるのに十分なペレッ
トを外科的に植込む。非被覆ペレットが植込まれたラッ
トをコーティングの効果を証明するために対照として含
め、また非治療ラットを基準性能として定めるために含
める。 【0030】ラットを1匹ずつ餌と水が随意に与えられ
るようにして巣箱に入れ、12時間の明/暗サイクルに
付す。ラットの体重を約25日の試験期間にわたって毎
日秤り、そしてグループの性能を見るために各試験グル
ープの平均累積体重増をプロットする。ペレットが植込
まれたラットと非治療ラットとの間の平均体重増の速度
と程度における差をペレットに対する生物活性応答性の
指標として取る。ピーク体重増、即ち各試験グループに
おける治療ラットの非治療ラットを越える最大体重増の
優勢分とこのピーク体重増が実現されるその試験の達成
日が当該試験グループについての生物活性の程度と期間
を示す2つの主要な指標である。 【0031】本実施例においては、CuAPSの目的用
量は100mgで、各々の寸法と重量の十分なペレット
を有効ペレット重量(例えば、10×10mg、2×4
0mg、2×56mg、3×30mg、5×20mg等
)に依存して80〜112mgの実用量レベルとするよ
うに植込んだ。 【0032】重量10〜56mg、直径2.4mm、2
.8mm及び3.2mmの第2系列のCuAPSペレッ
トをペレットの表面積mm2 当り約11ugの均一な
平均コーティングを与えるように噴霧塗被した。 【0033】上記の研究においてラット検定で得られた
結果を以下の表3及び表4に示されるデーターで説明す
る。 【0034】 【表3】
ピーク体重増 PV
A2.5重量%で被覆されたCuAPSペレット───
─────────────────────────
───────直径/重量 10mg 12m
g 20mg 30mg 40mg 50mg
56mg───────────────────
──────────────── 2.4 m
m 78g 53g
65g 57g −− −
− −− (ug/mm2 ) *
(10.7) (11.3) (13.5) (
14.0) −− −−
−− 2.8 mm 81g
−− 67g 53g
−− −− −− (
ug/mm2 ) (11.0)
(14.0) (14.7) 3.2mm
−− −−
74g 61g 53g 4
8g 54g (ug/mm2 )
(13.4)
(15.4) (15.5) (16.3) (
17.6) 非被覆対照−58g(平均)【
0035】* PVA2.5重量%における計算で求め
たコーティング量 【0036】 【表4】
ピーク体重増 PVA1
1.3ug/mm2 で被覆されたCuAPSペレット
─────────────────────────
─────────── 直径/重量 10m
g 12mg 20mg 30mg 40mg
50mg 56mg─────────────
───────────────────────
2.4 mm 75g 5
3g 72g 66g −−
−− −− 2.8 m
m 81g −−
77g 64g −− −
− −− 3.2 mm
−− −− 80g
78g 62g 76g
79g 非被覆対照−58g(平均)
【0037】試験ラットについての被覆ペレットによる
ピーク体重増は平均で植込み後20日目に達成されたの
に対して、対照グループについての非被覆ペレットによ
るピーク体重増は11日目に起った。これらのデーター
は本発明によるPVAコーティングによって放出が引き
延ばされ、向上した性能が得られたことを証明している
。上記研究の結果は更に同様の厚さを持つPVAコーテ
ィングは直径と重量が異なるペレットについて同様の生
物活性をもたらすことを証明している。逆に、異なる重
量を持つペレットをPVA2.5重量%で被覆した場合
、ラットに関する研究は小さく、軽いペレットより厚い
コーティングを有するより大きく、重いペレットについ
て低下した活性をもたらすことを証明した。従って、最
適の性能はペレットに最適PVAコーティング厚さを与
えることによって得られる。本研究のCuAPSペレッ
トとPVAポリマーの場合、最適PVAコーティングの
適用は5〜15ug/mm2 −表面積の範囲にあるよ
うである。この値は、しかし、ソマトトロピン製品が違
えば、また異なる加水分解度、分子量又は他の性質をも
つPVAポリマーにより変わるだろう。 【0038】 【実施例2】実施例1の方法を実施して3.2mm/3
0mgのCuAPSペレットをこの特定のペレットにつ
いて最適のコーティング水準を決めるために1.2〜2
.3重量%の範囲の色々な量のPVAで被覆した。ラッ
ト検定の結果は7.4〜9.3ug/mm2 の均一な
コーティング適用量に相当する1.2〜1.5重量%の
PVAにおいて最大の生物活性を示した。2.4mm/
12mgCuAPSペレットについての同様の研究は8
.6〜13.6ug/mm2 の均一なコーティング適
用量に相当する1.9〜3.0重量%のPVAにおいて
最大の生物活性を示した。 【0039】 【実施例3】生物活性に対するPVA溶液の濃度にコー
ティング厚さの影響を調べるために行ったCuAPSペ
レット(2.4mm/12mg)についての他の研究は
2.5〜10%ポリマーのPVA溶液について以下の表
5に示される通りの最適コーティング水準を示した。S
EM顕微鏡写真は10%溶液から適用したコーティング
にはより大きな孔がより方々にでき、また2.5%溶液
から適用したコーティングには孔が本質的にできないこ
とを明らかにした。理論で縛られたいとは思わないが、
被覆ペレットの生物活性はコーティングの厚さと一体性
の両方に依存し、かつ一般により稀薄なPVA溶液から
得られるより低多孔質のコーティングがより効果的なバ
リヤーであって、同じ結果を得るにはより多孔質のコー
ティングより薄い厚さで適用されなければならないよう
である。しかして、生物活性物質の被覆された基質から
の放出に対するPVAコーティングの効果はPVAが適
用される溶液の濃度及び適用法、並びにPVA及びその
下にある基質の個々の特性に依存し、そしてコーティン
グの最適化は状況の特定の各組みについて経験的に最も
よく決定されることは明白である。 【0040】 【表5】 PVA
コーティングの最適水準 2.5〜
10%PVA溶液で被覆されたCuAPSペレット
最適コーティング水準
PVA溶液、% 重量%
重量/面積 2
.5 1.6−2.0
7.2−9.0ug/mm2
5.0 0.8−1.9
3.6−8.6 10.0
2.0−2.3 9.
0−10.4【0041】PVA被覆CuAPSペレッ
トの生物活性に対する圧縮条件の影響についての研究は
、より低度の圧縮がより短期間、より大なる生物活性を
もたらすことを示した。圧縮ペレットを分析すると、圧
縮力の結果もたらされるCuAPSの分子構造への変化
が溶解性を減少させ、意図されたより遅い放出速度をも
たらすことが示された。従って、PVAコーティングの
可変因子は、植込みをしたときに最適のペレット性能を
得るためには、ペレットの物理的特性及びその製造法と
相関させて調整しなければならない。 【0042】 【実施例4】米国特許第4,863,736号明細書に
記載されるようにして製造したala−val−ウシソ
マトトロピンから製造されたABSの圧縮ペレット(2
.4mm/20mg)に分子量16K、25K及び40
KのPVAをPVA添加量約1.5〜3重量%で被覆し
た。これらPVA被覆ペレットを生物活性について評価
した。結果を表6に示す。 【0043】 【表6】 P
VA被覆ABSペレット
コ
ーティング No. ポリマーの分
子量 重量% 重量/面積
結 果 1 40,00
0 1.7 9.2ug
/mm2 0 2 40,0
00 3.3 17.8
−− 3 25
,000 1.7 9.
2 − 4
25,000 3.3 17
.8 − 5
16,000 1.4
7.6 + 6
16,000 2.7
14.6 − 7
非被覆対照
0
【0044】このラット検定においては、MW16Kの
PVA1.4%で被覆されたペレット(No. 5)は
一般に非被覆対照より優れていたが、MW40KのPV
A3.3%で被覆されたペレット(No. 2)は対照
より生物活性がかなり低かった。残りのペレットは生物
活性が対照(0)と実質的に同等であるか、又は対照よ
りわずかに低かった(−)。上記の研究では試験に使用
したペレットの特定のロットについてコーティングを最
適化する努力はされなかった。この研究結果は、従って
、試験条件下での相対的生物活性の評価に限られ、MW
16KのPVAが均一な平均コーティング量7.6ug
/mm2に対応する付着量1.4%でコーティング物質
として有効であることを証明するものである。 【0045】 【実施例5】ABSの圧縮ペレット(2.4mm/20
mg)にエルバノールPVA(Mn50,000)の1
0%溶液を量をだんだん多くして被覆して、そして前記
ラット検定で生物活性の評価を行った。結果を以下の表
7に示す。 【0046】 【表7】
ピーク重量増
PVAで被覆されたABSペレット
PVAコーティング
ピーク ピーク重量
重量% 重量/面積
重量増、g 達成日
1.2 6.5ug/
mm2 80
13 1.4 7
.6 80
13 2.0
10.8 84
14 2
.2 11.9
97 15
2.4 13.0
92 1
5 0 対
照 63
10【0047】上記のデータはAB
Sペレットの生物活性を高める際に有効である全被覆水
準を示す。その場合最適結果は均一コーティング適用量
11.9ug/mm2 に対応するPVA約2.2重量
%で得られる。データーはまたPVAコーティングによ
って放出効果が引き延ばされることを証明している。 【0048】 【実施例6】ABS及びPSTの圧縮ペレットに呼称分
子量値が10K、35K、115K及び126Kである
アルドリッチ(Aldrich)PVA〔WI、ミルウ
ォーキー(Milwaukee)のアルドリッチ・ケミ
カル社(Aldrich Chemical Co
mpany,Inc.)〕の10%溶液を実験室用流動
床装置中で噴霧塗被した。ペレット100個の各バッチ
に約25mlのポリマー溶液の噴霧容量を3.5分にわ
たって適用した。PVAコーティングの重量と厚さは測
定しなかった。これら被覆ペレットの生物活性をラット
検定で測定した。結果を表8に示す。 【0049】 【表8】
ピーク重量増
PVA被覆ABSペレット及び同PSTペレット
AB
S PS
T
ピーク重量 ピーク重量 ピーク
重量 ピーク重量 PVAの分子量 増
、g 達成日 増、g
達成日 10,000*
62.1 10 56
.8 10 35,000
81.0 16 78
.5 20 115,000
68.4 13 79.
9 21 126,000 7
3.6 11 74.8
20 対 照
67.2 10
60.9 12 【0050】 * 加水分解度 88% 【0051】上記のデーターは、MW10Kのポリマー
を除き、総てのPVAコーティングがソマトトロピンペ
レットの生物活性効果を引き延ばし、向上させるのに有
効であることを証明している。低加水分解度と組み合せ
て10Kポリマーのこのより低い分子量は明らかにこの
ポリマーをペレットを植込んだとき生物活性に有意な影
響を及ぼすことなく速やかに溶解させた。この研究で使
用した他のポリマーは完全に加水分解されたものであっ
た。 【0052】以上の実施例はウシ及びブタのソマトトロ
ピンの圧縮ペレットに対する本発明の適用を例証するも
のである。本発明に従って被覆されたソマトトロピンペ
レットは、総て当業者にはよく知られている潤滑剤、バ
インダー、その他の不活性な又は生理活性のある物質を
含有していてもよい。加えて、生物活性物質の固体投与
剤形に、動物に非経口投与したとき活性物質の放出をコ
ントロールする手段としてポリビニルアルコールのコー
ティングを適用する本発明の方法は成長ホルモン以外の
生物活性物質にも適用可能である。更に、ポリビニルア
ルコールにはその性質を改変し及び/又は封入されたコ
アからの生物活性物質の放出速度を変えるためにゲル化
剤、可塑剤、架橋剤、殺生剤、その他種々の相容性ポリ
マーを加えてもよい。本発明のこれらの及び他の変更態
様は当業者には明白であり、これらも本発明の範囲に含
まれるものである。
植込み物(veterinaryimplant)、更
に詳しくは植込んだときソマトトロピンの放出を引き延
ばす、ポリマーコーティングで包まれた植込み可能のソ
マトトロピンペレットに関する。 【0002】 【従来の技術】薬剤、ホルモン及び同様のものを含めて
生物活性物質は液体処方物の注射又は固体組成物の植込
みで動物に投与される。注射は毎日行うことができるが
、持続放出性処方物は通常、その活性物質の放出を適度
なものとなし、体中濃度の初期スパイク(initia
l spiking)を低下させそしてその物質を投
与しなければならない頻度を少なくするために生物活性
物質の非経口投与の方が好まれる。これは数週間又は数
カ月の期間にわたって相対的に一定の速度で動物に投与
するのが好ましいホルモンの場合に特にそうである。 【0003】組換えDNA技術で確実、安価に大量生産
することが可能な成長ホルモンであるソマトトロピンは
乳牛の牛乳生産性を高める際及び肉牛及び豚の肉生産性
を改良する際に有効であることが知られている。長期放
出特性を有するソマトトロピン処方物は、例えばEP1
77,478号明細書に記載される通り、ソマトトロピ
ンを注射用の植物油キャリアーに分散させることによっ
て製造されてきた。植込み浸透圧ポンプ送出ディバイス
により長期間にわたり投与するために意図されたソマト
トロピンの水性処方物は米国特許第4,855,141
号明細書に記載される。 【0004】植込みにより非経口投与に合うようにされ
た、少なくとも1つの非被覆放出表面を有するソマトト
ロピンの固体ペレットは米国特許第4,863,736
号明細書に記載される。この米国特許明細書を本明細書
で引用、参照するものとする。この特許によると、組換
えDNA技術で製造されたソマトトロピンの、バインダ
ーポリマー又はマトリックスポリマーを本質的に含まな
い固体ペレットは乾式圧縮によって形成される。これら
ペレットはバリヤータイプのポリマーで部分的に被覆さ
れて被覆表面からのソマトトロピンの放出を実質的に抑
制することができる。ソマトトロピンペレットに部分的
なコーティングを施こすのに用いることができる適当な
物質の例にセラック、密ろう、酢酸酪酸セルロース、ポ
リ乳酸、エチルセルロース、シリコーン、エチレン/酢
酸ビニルコポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、
ポリカーボネート、ポリカプロラクトン、酢酸セルロー
ス、ポリメチルメタクリレート及びバリヤーコーティン
グとしての使用が知られている他のポリマーがあると開
示される。 【0005】上記米国特許明細書に更に開示されるよう
に、ソマトトロピンの一次放出表面とするためにペレッ
トの少なくとも1つの表面は未被覆のまま残される。ペ
レットが円柱形状に形成されている場合、円柱の1端面
又は両端面を未被覆のままとしながら円柱表面を被覆す
るのが一般に好ましい。バリヤータイプのポリマーで部
分的に被覆されたペレットからのソマトトロピンの放出
速度は非被覆部分の表面積と共に増加する。 【0006】上記米国特許明細書の第9欄、第32〜6
3行に更に開示されるように、被覆ペレットは“それら
ペレットの物品を貯蔵及び取扱い中に保護し、そして多
分その物品の動物への投与に際して助けとなるものとな
る”一時的保護カバー”、即ち軽いポリマーカバーを更
に備えていることができる。このような一時的保護カバ
ーはペレットの植込み前に取り除かれるか、又は植込み
後にまわりの組織液によってペレットから速やかに除去
される。いずれの場合も、一時的保護カバーはソマトト
ロピンの放出速度に対してほとんど又は全く影響がなく
、このことによってこの米国特許明細書に記載される、
長期放出、送出性を与えるために用いられる“コーティ
ング”とは区別されることが明らかにされている。 植込み後に溶解及び/又は溶融するそのような一時的保
護カバーとして有用な適当な物質にポリビニルアルコー
ル、糖類及びPEG8000等のポリエチレングリコー
ルがあると報告されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的は
ソマトトロピン、その他の生物活性物質を動物に非経口
投与するための新規な送出系を提供することである。本
発明の他の目的はソマトトロピン、その他の生物活性物
質の、持続放出性の送出特性を有する固体ペレットを提
供することである。本発明の更に他の目的は植込んだと
きに持続放出性を付与するようにペレットの全表面に均
一に施こすことができる、ソマトトロピン、その他の生
物活性物質の固体ペレットのためのコーティングを提供
することである。本発明の更に他の目的はペレットに非
経口投与中ずっと長期放出特性を付与するポリマーコー
ティングによって完全に包まれている、ソマトトロピン
又は他の生物活性物質の固体ペレットを提供することで
ある。本発明のこれらの目的及び他の目的は後続の説明
及び実施例から明らかになるだろう。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明はポリビニルアル
コール(PVA)を含んで成る組成物で被覆された生物
活性物質の固体ペレットの植込みによって非経口投与中
ずっとソマトトロピン、その他の生物活性物質を持続放
出性となすものである。ポリマーはペレットの全表面に
噴霧塗被又は他の適当な手段で適用して連続、均一な被
覆を形成するようにするのが好ましい。ポリビニルアル
コールは、好ましくは、分子量が少なくとも約10,0
00、加水分解度が約95%以上であり、そして約2〜
10重量%のポリマーを含む水性溶液からペレットに適
用される。ペレットに約0.5〜5重量%の水準で適用
されるとき、そのポリマーコーティングは植込み後の活
性物質の放出を効果的にコントロールして非被覆ペレッ
トと比較してより長期間にわたりより均一な送出速度を
与える。この被覆法は経済的で、かつ製剤工業で常用さ
れるペレット被覆技術を用いて容易に達成される。 【0009】本明細書で使用される次の用語は以下に記
載される意味を有する。 【0010】“非経口投与”とは、局所投与又は経口投
与と対比されるもので、注射、植込み又は体腔内への挿
入による生物活性物質の動物への直接投与を意味する。 固体組成物の植込みによる非傾向投与は筋肉内又は皮下
投与であることができ、また外科的に若しくはその目的
のために設計された器械を用いて小ペレットを針を通し
て注入することによって達成することができる。本発明
の場合、被覆ペレットの皮下注入が好ましい投与法であ
る。 【0011】“速放出”とは、非経口投与したときにそ
の活性物質の大半を速やかに放出する投与剤形を意味し
、血清濃度がピーク値まで急速に立上がり、続いて一様
に低下してゼロに近ずく、という特徴がある。速放出性
組成物の投与は、長期間の治療が必要とされる場合、一
般に一日毎のスケジュールで行われる。 【0012】“持続放出”(sustained r
elease)又は“長期放出(prolonged
release)”とは、特定の日数期間又は週期間
にわたっての、全活性剤がその組成物から実質的に抽出
されるまでの定常的な長期効果によって示されるように
、非経口投与したときに徐々に放出する投与剤形を意味
する。ある種の持続放出性組成物には血清濃度に初期ピ
ークが出るのが認められる。 【0013】“成長ホルモン”とは、特定のホルモン活
性をはっきり示す天然産の蛋白質又はその変異体を意味
する。この用語は完全なホルモン及び、例えば除かれた
ホルムモンのアミノ末端の色々な部分を有していてもよ
いそのようなホルムモンの生物活性断片、並びにその蛋
白質連鎖の中にその蛋白質の生物活性を壊わさない1つ
又は2つ以上の置換部分又は変性部分を有するそのよう
なホルモンの生物活性類似体を包含する。 【0014】“ウシ成長ホルモン”、即ちbGHはウシ
成長ホルモン活性を有する任意の蛋白質を意味すると理
解されるものであり、他方“ブタ成長ホルモン”、即ち
pGHは同様にブタ成長ホルモン活性を有する任意の蛋
白質を意味すると理解されるものである。天然ホルモン
のアミノ末端の色々な部分を欠くbGH及びpGHのポ
リペプチドはそれらの生物活性を保持していることが示
されている。 【0015】“ソマトトロピン”とは、動物の下垂体に
おいて産生されるソマトトロピンと同様の生物活性と化
学構造を有する任意のポリペプチドを意味する。このよ
うなソマトトロピンには下垂体ソマトトロピン細胞によ
って産生される天然ソマトトロピン、またソマトトロピ
ンが遺伝子的に形質転換されたバクテリアの細胞によっ
て表現される組換えDNA技術によって作成されるソマ
トトロピンがある。このような組換えDNA産生ソマト
トロピンは天然産ソマトトロピンと同一のアミノ酸配列
を有していてもよいし、あるいはアミノ酸残基が天然産
物質のアミノ酸配列に付加し、又はそのアミノ酸配列か
ら引き抜かれ、あるいはそのアミノ酸配列とは異なって
いる変異体から成っていてもよい。ただし、アミノ酸配
列におけるそのような付加、削除又は変化はそのソマト
トロピンの生物活性を損うものであってはならない。ま
た、アニオン又はカチオンと会合したソマトトロピン、
特にソマトトロピンと金属イオンとの塩、錯体又は結合
体も包含される。適当な一価金属イオンの例にナトリウ
ム及びカリウムがあり、他方適当な多価金属イオンの例
としては亜鉛、鉄、カルシウム、ビスマス、バリウム、
マグネシウム、マンガン、アルミニウム、銅、コバルト
、ニッケル及びカドミウムがある。適当なアニオンには
重炭酸塩、アセテート、グリシン及びホウ酸塩の各アニ
オンがある。 【0016】本発明において有用なソマトトロピンの例
にニワトリ、シチメンチョウ等を治療するための鳥類の
ソマトトロピン、ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ等を治療す
るための哺乳動物のソマトトロピン及び魚等を治療する
ための水性動物のソマトトロピンがある。ウシソマトト
ロピン及びブタソマトトロピンが特に有用であり、家畜
の食糧増産に有効であることが知られている。前記米国
特許第4,863,736号明細書に具体的に記載され
る、組換えDNA技術で製造された特定のウシソマトト
ロピン及びブタソマトトロピン並びにそれらの金属錯体
に次のものがある。 【0017】MBS−メチオニル−ウシソマトトロピン
ABS−Ala−val−ウシソマトトロピンAPS−
アラニル−ブタソマトトロピンMPS−メチオニル−ブ
タソマトトロピンZnMBS−亜鉛会合MBS CuAPS−銅会合APS 【0018】ソマトトロピンは標準的な打錠技術を用い
て乾式圧縮することによってペレットに成形することが
できる。所望によっては、打錠プロセスを促進するため
にバインダー、潤滑剤、充填剤等を配合してもよく、他
方治療効果のために制菌剤、酸化防止剤、抗炎症剤、抗
生物質等を配合してもよい。 【0019】ソマトトロピンのペレットは適当な寸法と
形状を持つダイを使用する常用の打錠機で通常範囲内の
圧力で製造することができる。通常の取扱い手順及び打
錠手順を実施することができる。例えば、ソマトトロピ
ンはこれを予備圧縮し、そして微粉砕して取扱い特性及
び流動性を改良することができる。錠剤の形状は円柱状
であるのが好ましいが、球形、卵形又はその他の形状を
用いてもよい。直径が約0.5〜3.5mmで、長さが
直径の約1〜3倍である円柱状ペレットが特に好ましい
。 この寸法と形状が適度の寸法を持つ針による注射で植込
み可能であるからである。このようなペレットは単独で
注射してもよいし、あるいはもっと高次の投与剤形が望
まれる場合は2〜10個又はそれ以上の積み重ねられた
配置で注射することもできる。 【0020】ポリビニルアルコールのコーティングは医
用錠剤を被覆するための製剤工業において一般的に用い
られる常用の被覆法のいずれを用いてもペレットに適用
することができる。1つのこのような方法はペレットを
円筒室の中に空気の上方移動流によって懸濁させる空気
懸濁法又は流動床法である。被覆溶液は霧化され、懸濁
粒子に噴霧され、その懸濁粒子はコーティングが乾燥す
るまで懸濁状態に維持される。ペレットの一定の運動が
コーティングの均一な適用を保証する。この方法の噴霧
適用及び乾燥の時間はポリマーの溶液中濃度、霧化速度
、支持用空気流の温度と流量及びコーティングの所望重
量又は厚さに依存性である。 【0021】流動床被覆法の欠点としては、相当程度の
錠剤の摩耗と被覆用物質の損失や、また流動化用空気が
大容量で高エネルギーの使用を必要とすること、及び大
容量の汚染制御装置が必要なことが挙げられる。製剤工
業において一般に使用される別の錠剤被覆法は、錠剤に
被覆物質の溶液を内部じゃま板を備えた回転ドラムの中
で緩やかにタンブルしながら噴霧するパン被覆法(pa
n coatingprocess)である。ドラム
には被覆溶液の適用中にペレットに乾燥用空気が流通で
きるようにするために穴をあけておいてもよい。この方
法にはエネルギー必要量が少なくかつ効率が高いコンパ
クトな装置を使用するという利点があるが、乾燥効率は
流動床法の乾燥効率より低い。コーティングは蒸気の廃
棄問題を最少限に抑えるために水性溶液から適用するの
が好ましい。 【0022】ポリビニルアルコールのコーティングはポ
リマーを約2〜約10%含有する水性溶液から本発明に
よるソマトトロピンペレットに適用することができる。 コーティングは被覆された錠剤に対して約0.5〜5重
量%、好ましくは1〜3%を占めることができ、そして
好ましくは約3〜25ug/mm2 、最も好ましくは
約5〜15ug/mm2 の重量を有する連続、均一な
カバーとして存在する。PVAポリマーは好ましくは約
10,000〜150,000又はそれ以上、最も好ま
しくは約20,000〜100,000の呼称分子量(
粘度に基づく)及び95%より高い、最も好ましくは9
8%より高い加水分解度を有する。 【0023】PVAの物性は主として分子量と加水分解
度に依存する。市販製品は一般に次の、粘度グレードに
よる4つの呼称分子量(Mn)と樹脂中の残留アセテー
ト基のモルパーセントによる3つの加水分解度のものに
分類される〔出典:カークオスマー(Kirk−Oth
mer)の“エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・
テクノロジー(Encyclopedia of
Chemical Technology)”第3版
、第23巻、第848−865頁〕。 【0024】 【表1】 粘度のグレード Mn
4%溶液の粘度*
低 25,000
5−7 中の
低 40,000
13−16 中の高
60,000 28−32
高 100,0
00 55−65【0025】* 20
℃におけるブルックフィール粘度、mPa 【0026】 【表2】 残留アセテート基、モル
% 加水分解度
1〜2
完全に加水分解
3〜9
中 間
10〜15
一部加水分解【0027】PVCの感
水性、即ちPVCが溶解してゆく速度は主として加水分
解度によりコントロールされる。完全に加水分解された
ポリマーは高度の耐水性を持ち、約60℃以下の温度で
は非常にゆっくり溶解する。 本発明の目的には、低レベルの感水性が所望とされ、従
って完全加水分解ポリマーが好ましい。PVCの感水性
はまたより低度であるが分子量によっても影響され、よ
り高い分子量を持つポリマーほど増加した耐水性を持つ
。 【0028】本発明を例証するために次の実施例を示す
が、これらの実施例は本発明を限定するものではない。 実施例において、部及び百分率は、特に明記されないか
ぎり、総て重量によるものである。 【0029】 【実施例1】米国特許第4,863,736号明細書に
記載される通りに製造した、Cu:APSモル比が2:
1である銅会合ブタソマトトロピン(CuAPS)から
圧縮ペレットを調整した。これらのペレットは直径2.
4mm、2.8mm及び3.2mm、並びに10〜56
mgの範囲の重量で作った。ペレットに流動床中でエル
バノールTM(ElvanolTM)PVAの10%水
溶液を用いて約2.5重量%のPVAを噴霧塗被した。 エルバノールTMPVAはDE,ウィルミントン(Wi
lmington)のイー・アイ・デュポン社(E.I
.DuPont de Nemours)から市販
される、呼称分子量Mn=50,000の完全加水分解
ポリマーである。被覆ペレットの生物活性は、治療の結
果からくる体重増の応答を測定するもので、豚における
活性の良好な予測手段であることが既に示されているラ
ット検定で測定した。このラット試験においては、体重
200〜225gの、10匹の雌のスプレーグ−ダウレ
ー(Spraque−Dawley)ラットの各グルー
プにペレットをラットの背中の皮下に横方向に切開して
入れることによって目的用量を与えるのに十分なペレッ
トを外科的に植込む。非被覆ペレットが植込まれたラッ
トをコーティングの効果を証明するために対照として含
め、また非治療ラットを基準性能として定めるために含
める。 【0030】ラットを1匹ずつ餌と水が随意に与えられ
るようにして巣箱に入れ、12時間の明/暗サイクルに
付す。ラットの体重を約25日の試験期間にわたって毎
日秤り、そしてグループの性能を見るために各試験グル
ープの平均累積体重増をプロットする。ペレットが植込
まれたラットと非治療ラットとの間の平均体重増の速度
と程度における差をペレットに対する生物活性応答性の
指標として取る。ピーク体重増、即ち各試験グループに
おける治療ラットの非治療ラットを越える最大体重増の
優勢分とこのピーク体重増が実現されるその試験の達成
日が当該試験グループについての生物活性の程度と期間
を示す2つの主要な指標である。 【0031】本実施例においては、CuAPSの目的用
量は100mgで、各々の寸法と重量の十分なペレット
を有効ペレット重量(例えば、10×10mg、2×4
0mg、2×56mg、3×30mg、5×20mg等
)に依存して80〜112mgの実用量レベルとするよ
うに植込んだ。 【0032】重量10〜56mg、直径2.4mm、2
.8mm及び3.2mmの第2系列のCuAPSペレッ
トをペレットの表面積mm2 当り約11ugの均一な
平均コーティングを与えるように噴霧塗被した。 【0033】上記の研究においてラット検定で得られた
結果を以下の表3及び表4に示されるデーターで説明す
る。 【0034】 【表3】
ピーク体重増 PV
A2.5重量%で被覆されたCuAPSペレット───
─────────────────────────
───────直径/重量 10mg 12m
g 20mg 30mg 40mg 50mg
56mg───────────────────
──────────────── 2.4 m
m 78g 53g
65g 57g −− −
− −− (ug/mm2 ) *
(10.7) (11.3) (13.5) (
14.0) −− −−
−− 2.8 mm 81g
−− 67g 53g
−− −− −− (
ug/mm2 ) (11.0)
(14.0) (14.7) 3.2mm
−− −−
74g 61g 53g 4
8g 54g (ug/mm2 )
(13.4)
(15.4) (15.5) (16.3) (
17.6) 非被覆対照−58g(平均)【
0035】* PVA2.5重量%における計算で求め
たコーティング量 【0036】 【表4】
ピーク体重増 PVA1
1.3ug/mm2 で被覆されたCuAPSペレット
─────────────────────────
─────────── 直径/重量 10m
g 12mg 20mg 30mg 40mg
50mg 56mg─────────────
───────────────────────
2.4 mm 75g 5
3g 72g 66g −−
−− −− 2.8 m
m 81g −−
77g 64g −− −
− −− 3.2 mm
−− −− 80g
78g 62g 76g
79g 非被覆対照−58g(平均)
【0037】試験ラットについての被覆ペレットによる
ピーク体重増は平均で植込み後20日目に達成されたの
に対して、対照グループについての非被覆ペレットによ
るピーク体重増は11日目に起った。これらのデーター
は本発明によるPVAコーティングによって放出が引き
延ばされ、向上した性能が得られたことを証明している
。上記研究の結果は更に同様の厚さを持つPVAコーテ
ィングは直径と重量が異なるペレットについて同様の生
物活性をもたらすことを証明している。逆に、異なる重
量を持つペレットをPVA2.5重量%で被覆した場合
、ラットに関する研究は小さく、軽いペレットより厚い
コーティングを有するより大きく、重いペレットについ
て低下した活性をもたらすことを証明した。従って、最
適の性能はペレットに最適PVAコーティング厚さを与
えることによって得られる。本研究のCuAPSペレッ
トとPVAポリマーの場合、最適PVAコーティングの
適用は5〜15ug/mm2 −表面積の範囲にあるよ
うである。この値は、しかし、ソマトトロピン製品が違
えば、また異なる加水分解度、分子量又は他の性質をも
つPVAポリマーにより変わるだろう。 【0038】 【実施例2】実施例1の方法を実施して3.2mm/3
0mgのCuAPSペレットをこの特定のペレットにつ
いて最適のコーティング水準を決めるために1.2〜2
.3重量%の範囲の色々な量のPVAで被覆した。ラッ
ト検定の結果は7.4〜9.3ug/mm2 の均一な
コーティング適用量に相当する1.2〜1.5重量%の
PVAにおいて最大の生物活性を示した。2.4mm/
12mgCuAPSペレットについての同様の研究は8
.6〜13.6ug/mm2 の均一なコーティング適
用量に相当する1.9〜3.0重量%のPVAにおいて
最大の生物活性を示した。 【0039】 【実施例3】生物活性に対するPVA溶液の濃度にコー
ティング厚さの影響を調べるために行ったCuAPSペ
レット(2.4mm/12mg)についての他の研究は
2.5〜10%ポリマーのPVA溶液について以下の表
5に示される通りの最適コーティング水準を示した。S
EM顕微鏡写真は10%溶液から適用したコーティング
にはより大きな孔がより方々にでき、また2.5%溶液
から適用したコーティングには孔が本質的にできないこ
とを明らかにした。理論で縛られたいとは思わないが、
被覆ペレットの生物活性はコーティングの厚さと一体性
の両方に依存し、かつ一般により稀薄なPVA溶液から
得られるより低多孔質のコーティングがより効果的なバ
リヤーであって、同じ結果を得るにはより多孔質のコー
ティングより薄い厚さで適用されなければならないよう
である。しかして、生物活性物質の被覆された基質から
の放出に対するPVAコーティングの効果はPVAが適
用される溶液の濃度及び適用法、並びにPVA及びその
下にある基質の個々の特性に依存し、そしてコーティン
グの最適化は状況の特定の各組みについて経験的に最も
よく決定されることは明白である。 【0040】 【表5】 PVA
コーティングの最適水準 2.5〜
10%PVA溶液で被覆されたCuAPSペレット
最適コーティング水準
PVA溶液、% 重量%
重量/面積 2
.5 1.6−2.0
7.2−9.0ug/mm2
5.0 0.8−1.9
3.6−8.6 10.0
2.0−2.3 9.
0−10.4【0041】PVA被覆CuAPSペレッ
トの生物活性に対する圧縮条件の影響についての研究は
、より低度の圧縮がより短期間、より大なる生物活性を
もたらすことを示した。圧縮ペレットを分析すると、圧
縮力の結果もたらされるCuAPSの分子構造への変化
が溶解性を減少させ、意図されたより遅い放出速度をも
たらすことが示された。従って、PVAコーティングの
可変因子は、植込みをしたときに最適のペレット性能を
得るためには、ペレットの物理的特性及びその製造法と
相関させて調整しなければならない。 【0042】 【実施例4】米国特許第4,863,736号明細書に
記載されるようにして製造したala−val−ウシソ
マトトロピンから製造されたABSの圧縮ペレット(2
.4mm/20mg)に分子量16K、25K及び40
KのPVAをPVA添加量約1.5〜3重量%で被覆し
た。これらPVA被覆ペレットを生物活性について評価
した。結果を表6に示す。 【0043】 【表6】 P
VA被覆ABSペレット
コ
ーティング No. ポリマーの分
子量 重量% 重量/面積
結 果 1 40,00
0 1.7 9.2ug
/mm2 0 2 40,0
00 3.3 17.8
−− 3 25
,000 1.7 9.
2 − 4
25,000 3.3 17
.8 − 5
16,000 1.4
7.6 + 6
16,000 2.7
14.6 − 7
非被覆対照
0
【0044】このラット検定においては、MW16Kの
PVA1.4%で被覆されたペレット(No. 5)は
一般に非被覆対照より優れていたが、MW40KのPV
A3.3%で被覆されたペレット(No. 2)は対照
より生物活性がかなり低かった。残りのペレットは生物
活性が対照(0)と実質的に同等であるか、又は対照よ
りわずかに低かった(−)。上記の研究では試験に使用
したペレットの特定のロットについてコーティングを最
適化する努力はされなかった。この研究結果は、従って
、試験条件下での相対的生物活性の評価に限られ、MW
16KのPVAが均一な平均コーティング量7.6ug
/mm2に対応する付着量1.4%でコーティング物質
として有効であることを証明するものである。 【0045】 【実施例5】ABSの圧縮ペレット(2.4mm/20
mg)にエルバノールPVA(Mn50,000)の1
0%溶液を量をだんだん多くして被覆して、そして前記
ラット検定で生物活性の評価を行った。結果を以下の表
7に示す。 【0046】 【表7】
ピーク重量増
PVAで被覆されたABSペレット
PVAコーティング
ピーク ピーク重量
重量% 重量/面積
重量増、g 達成日
1.2 6.5ug/
mm2 80
13 1.4 7
.6 80
13 2.0
10.8 84
14 2
.2 11.9
97 15
2.4 13.0
92 1
5 0 対
照 63
10【0047】上記のデータはAB
Sペレットの生物活性を高める際に有効である全被覆水
準を示す。その場合最適結果は均一コーティング適用量
11.9ug/mm2 に対応するPVA約2.2重量
%で得られる。データーはまたPVAコーティングによ
って放出効果が引き延ばされることを証明している。 【0048】 【実施例6】ABS及びPSTの圧縮ペレットに呼称分
子量値が10K、35K、115K及び126Kである
アルドリッチ(Aldrich)PVA〔WI、ミルウ
ォーキー(Milwaukee)のアルドリッチ・ケミ
カル社(Aldrich Chemical Co
mpany,Inc.)〕の10%溶液を実験室用流動
床装置中で噴霧塗被した。ペレット100個の各バッチ
に約25mlのポリマー溶液の噴霧容量を3.5分にわ
たって適用した。PVAコーティングの重量と厚さは測
定しなかった。これら被覆ペレットの生物活性をラット
検定で測定した。結果を表8に示す。 【0049】 【表8】
ピーク重量増
PVA被覆ABSペレット及び同PSTペレット
AB
S PS
T
ピーク重量 ピーク重量 ピーク
重量 ピーク重量 PVAの分子量 増
、g 達成日 増、g
達成日 10,000*
62.1 10 56
.8 10 35,000
81.0 16 78
.5 20 115,000
68.4 13 79.
9 21 126,000 7
3.6 11 74.8
20 対 照
67.2 10
60.9 12 【0050】 * 加水分解度 88% 【0051】上記のデーターは、MW10Kのポリマー
を除き、総てのPVAコーティングがソマトトロピンペ
レットの生物活性効果を引き延ばし、向上させるのに有
効であることを証明している。低加水分解度と組み合せ
て10Kポリマーのこのより低い分子量は明らかにこの
ポリマーをペレットを植込んだとき生物活性に有意な影
響を及ぼすことなく速やかに溶解させた。この研究で使
用した他のポリマーは完全に加水分解されたものであっ
た。 【0052】以上の実施例はウシ及びブタのソマトトロ
ピンの圧縮ペレットに対する本発明の適用を例証するも
のである。本発明に従って被覆されたソマトトロピンペ
レットは、総て当業者にはよく知られている潤滑剤、バ
インダー、その他の不活性な又は生理活性のある物質を
含有していてもよい。加えて、生物活性物質の固体投与
剤形に、動物に非経口投与したとき活性物質の放出をコ
ントロールする手段としてポリビニルアルコールのコー
ティングを適用する本発明の方法は成長ホルモン以外の
生物活性物質にも適用可能である。更に、ポリビニルア
ルコールにはその性質を改変し及び/又は封入されたコ
アからの生物活性物質の放出速度を変えるためにゲル化
剤、可塑剤、架橋剤、殺生剤、その他種々の相容性ポリ
マーを加えてもよい。本発明のこれらの及び他の変更態
様は当業者には明白であり、これらも本発明の範囲に含
まれるものである。
Claims (29)
- 【請求項1】 長期の送出期間にわたって有効用量を
与えるのに十分な量の生物活性物質より成る固体コア、
及び分子量が少なくとも約10,000でかつ加水分解
度が少なくとも約95%であるポリビニルアルコールの
、該コアを包む放出抑制用コーティングを含んで成る持
続放出性の送出特性を有する、生物活性物質の被覆され
た動物用植込み物。 - 【請求項2】 ポリビニルアルコールのコーティング
が約0.5〜5重量%の量で存在する、請求項1に記載
の植込み物。 - 【請求項3】 ポリビニルアルコールのコーティング
が約3〜25ug/mm2 の量で存在する、請求項1
に記載の植込み物。 - 【請求項4】 ポリビニルアルコールのコーティング
が生物活性物質のコアの表面を覆って実質的に均一かつ
連続である、請求項1に記載の植込み物。 - 【請求項5】 生物活性物質が成長ホルモンである、
請求項1に記載の植込み物。 - 【請求項6】 成長ホルモンがウシソマトトロピン又
はブタソマトトロピンである、請求項5に記載の植込み
物。 - 【請求項7】 ソマトトロピンが金属イオンと会合さ
れたものである、請求項6に記載の植込み物。 - 【請求項8】 ソマトトロピンがブタソマトトロピン
であり、金属イオンが銅である、請求項7に記載の植込
み物。 - 【請求項9】 ソマトトロピンがウシソマトトロピン
であり、金属イオンが亜鉛である、請求項7に記載の植
込み物。 - 【請求項10】 円柱形、卵形又は球形のペレットの
形態をなしている、請求項1に記載の植込み物。 - 【請求項11】 ポリビニルアルコールの分子量が約
20,000〜100,000である、請求項1に記載
の植込み物。 - 【請求項12】 ポリビニルアルコールの加水分解度
が少なくとも約98%である、請求項11に記載の植込
み物。 - 【請求項13】 動物に非経口投与される生物活性物
質の植込み可能な固体投与剤形を分子量が少なくとも約
10,000でかつ加水分解度が少なくとも約95%で
あるポリビニルアルコールの層で被覆することを含んで
成る、生物活性物質の植込み可能な固体投与剤形の放出
特性を延ばす方法。 - 【請求項14】 コーティングを約0.5〜5重量%
の量で適用する、請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】 ポリビニルアルコールのコーティン
グを約3〜25ug/mm2 の量で適用する、請求項
13に記載の方法。 - 【請求項16】 ポリビニルアルコールのコーティン
グが固体投与剤形の表面を覆って実質的に均一かつ連続
である、請求項13に記載の方法。 - 【請求項17】 生物活性物質が成長ホルモンである
、請求項13に記載の方法。 - 【請求項18】 成長ホルモンがウシソマトトロピン
又はブタソマトトロピンである、請求項17に記載の方
法。 - 【請求項19】 ポリビニルアルコールのコーティン
グを水性溶液から固体投与剤形の表面に適用する、請求
項13に記載の方法。 - 【請求項20】 水性溶液が約2〜約10%のポリビ
ニルアルコールを含有している、請求項19に記載の方
法。 - 【請求項21】 生物活性物質が圧縮されたペレット
の形態をなしている、請求項13に記載の方法。 - 【請求項22】 ポリビニルアルコールのコーティン
グを流動床中での噴霧塗被でペレットに適用する、請求
項21に記載の方法。 - 【請求項23】 ポリビニルアルコールをパンドライ
ヤー中での噴霧塗被でペレットに適用する、請求項21
に記載の方法。 - 【請求項24】 ペレットが円柱形、球形又は卵形を
有する、請求項21に記載の方法。 - 【請求項25】 請求項1に記載の被覆された動物用
植込み物を動物に非経口投与することを含んで成る、生
物活性物質を動物に長期間にわたって供給する方法。 - 【請求項26】 生物活性物質が成長ホルモンである
、請求項25に記載の方法。 - 【請求項27】 成長ホルモンがウシソマトトロピン
であり、動物が乳牛又は肉牛である、請求項26に記載
の方法。 - 【請求項28】 成長ホルモンがブタソマトトロピン
であり、動物が豚である、請求項26に記載の方法。 - 【請求項29】 非経口投与を皮下植込みで行う、請
求項25に記載の方法。
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