JPH04230905A - 銅被覆アルミニウム複合線及びその製造方法 - Google Patents
銅被覆アルミニウム複合線及びその製造方法Info
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- JPH04230905A JPH04230905A JP12889491A JP12889491A JPH04230905A JP H04230905 A JPH04230905 A JP H04230905A JP 12889491 A JP12889491 A JP 12889491A JP 12889491 A JP12889491 A JP 12889491A JP H04230905 A JPH04230905 A JP H04230905A
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Landscapes
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- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同軸ケーブルの内部導体
、同軸ケーブルの電磁シールド編組、航空機、自動車、
携帯用VTR、TV等の配線及びスピーカーのボイスコ
ード、マグネットワイヤ等に使用される銅被覆アルミニ
ウム複合線(以下Cu/Al複合線と称す)と、その製
造方法に関するものである。
、同軸ケーブルの電磁シールド編組、航空機、自動車、
携帯用VTR、TV等の配線及びスピーカーのボイスコ
ード、マグネットワイヤ等に使用される銅被覆アルミニ
ウム複合線(以下Cu/Al複合線と称す)と、その製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1はCu/Al複合線の横断面図で、
1はアルミニウム芯、2はその周上に設けられた銅被覆
層である。このようなCu/Al複合線の構成は、従来
一般的に銅被覆層の面積比は5〜20%であった。そし
て用いられるアルミニウム芯材は、純度99.0%以上
の純アルミ系か、Al−0.9〜2.5%Fe合金であ
った(特開昭53−110082号公報参照)。このよ
うなCu/Al複合線の導電率は60〜70IACS%
、比重が3.0〜3.95、引張り強さが軟質で10〜
20kgf/mm2、硬質で20〜35kgf/mm2
であった(ASTM B 566−88)。
1はアルミニウム芯、2はその周上に設けられた銅被覆
層である。このようなCu/Al複合線の構成は、従来
一般的に銅被覆層の面積比は5〜20%であった。そし
て用いられるアルミニウム芯材は、純度99.0%以上
の純アルミ系か、Al−0.9〜2.5%Fe合金であ
った(特開昭53−110082号公報参照)。このよ
うなCu/Al複合線の導電率は60〜70IACS%
、比重が3.0〜3.95、引張り強さが軟質で10〜
20kgf/mm2、硬質で20〜35kgf/mm2
であった(ASTM B 566−88)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のCu/Al複合線は銅の面積比が5〜20%であるた
め、プリント回路や基板への半田付け時に銅被覆層が破
れてアルミニウム芯が露出し、接続不良になることが多
かった。又細径での途中段取り作業や撚線作業、ハンド
リングにより銅被覆層に疵が入り、アルミニウム芯が露
出して局部腐食を生じ、断線等を生じていた。一方、銅
の面積比を20%以上にすると、芯材が純アルミ系の場
合、銅被覆層に対する強度が低下し、伸線時にアルミニ
ウム芯が断線し易くなり、細線化が困難であった。又芯
材に純アルミ系を用いた場合、銅被覆層の面積比が20
%以下でも引張り強度が小さく(35kgf/mm2以
下)、0.15mmφ以下の線径に伸線時に破断や配線
導体として根本的な強度不足等の問題が生じた。さらに
従来のCu/Al複合線は端面において、一般的な銅線
よりも塩水に対する耐食性が著しく劣るという問題点が
あった。
のCu/Al複合線は銅の面積比が5〜20%であるた
め、プリント回路や基板への半田付け時に銅被覆層が破
れてアルミニウム芯が露出し、接続不良になることが多
かった。又細径での途中段取り作業や撚線作業、ハンド
リングにより銅被覆層に疵が入り、アルミニウム芯が露
出して局部腐食を生じ、断線等を生じていた。一方、銅
の面積比を20%以上にすると、芯材が純アルミ系の場
合、銅被覆層に対する強度が低下し、伸線時にアルミニ
ウム芯が断線し易くなり、細線化が困難であった。又芯
材に純アルミ系を用いた場合、銅被覆層の面積比が20
%以下でも引張り強度が小さく(35kgf/mm2以
下)、0.15mmφ以下の線径に伸線時に破断や配線
導体として根本的な強度不足等の問題が生じた。さらに
従来のCu/Al複合線は端面において、一般的な銅線
よりも塩水に対する耐食性が著しく劣るという問題点が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消した銅被覆アルミニウム複合線とその製造方法を提
供するもので、その第1の特徴はMg1.5〜10重量
%、一部添加物Cr,Mn、通常の不純物及び残部がア
ルミニウムからなるAl−Mg系アルミニウム合金を芯
材とし、この周囲に純度99.9%以上の銅を面積被覆
率20%以上、40%以下で被覆してなる銅被覆アルミ
ニウム複合線にある。そして、本発明の第2の特徴は、
前記の構成比で冷間クラッド後、減面率20%以上の冷
間加工を行ない、ついで200℃〜400℃の温度範囲
で1分〜24時間の焼鈍を施し、しかる後再度減面率5
0%以上の冷間加工を少なくとも1回以上繰り返し行な
う銅被覆アルミニウム複合線の製造方法にある。
解消した銅被覆アルミニウム複合線とその製造方法を提
供するもので、その第1の特徴はMg1.5〜10重量
%、一部添加物Cr,Mn、通常の不純物及び残部がア
ルミニウムからなるAl−Mg系アルミニウム合金を芯
材とし、この周囲に純度99.9%以上の銅を面積被覆
率20%以上、40%以下で被覆してなる銅被覆アルミ
ニウム複合線にある。そして、本発明の第2の特徴は、
前記の構成比で冷間クラッド後、減面率20%以上の冷
間加工を行ない、ついで200℃〜400℃の温度範囲
で1分〜24時間の焼鈍を施し、しかる後再度減面率5
0%以上の冷間加工を少なくとも1回以上繰り返し行な
う銅被覆アルミニウム複合線の製造方法にある。
【0005】
【作用】本発明の銅被覆アルミニウム複合線は、第1図
においてアルミニウム芯(1)としてMg1.5〜10
重量%、一部添加物Cr,Mn、通常の不純物及び残部
がアルミニウムからなるAl−Mg系アルミニウム合金
を用い、その上の銅被覆層(2)としては純度99.9
%以上の銅を面積被覆率20%以上、40%以下で被覆
した。まず、本願発明者はCu/Al複合線のアルミニ
ウム芯材について種々研究を重ねた。その結果次の事柄
を見出した。
においてアルミニウム芯(1)としてMg1.5〜10
重量%、一部添加物Cr,Mn、通常の不純物及び残部
がアルミニウムからなるAl−Mg系アルミニウム合金
を用い、その上の銅被覆層(2)としては純度99.9
%以上の銅を面積被覆率20%以上、40%以下で被覆
した。まず、本願発明者はCu/Al複合線のアルミニ
ウム芯材について種々研究を重ねた。その結果次の事柄
を見出した。
【0006】■前述のように純アルミ系(JIS100
0番台もしくは99.9%以上の高純度)を用いると、
銅被覆層の強度に対して強度が著しく低いため、細線加
工時に芯材から断線が多発し、屈曲値が小さく、又塩水
に対する耐食性も悪い。■Al−Cu系合金(JIS2
000番台)は、250〜400℃に加熱し、冷却する
という通常の軟化処理とその後の伸線加工を施しても、
芯材強度が弱く、やはり細線伸線時に断線が多発し、屈
曲値が小さい。一般的にAl−Cu系合金の強度向上の
ためにはT6処理といった溶体化及び時効処理を施すが
、その溶体化の温度は400℃以上になるため、Cuと
Alの界面部にCuとAlの脆い金属間化合物が発生し
、断線の原因になり不適当である。さらに、塩水に対す
る耐食性は著しく劣化し不適当である。■Al−Mn系
合金(JIS3000番台)は、Mnの添加量により強
度が大きくなるが、不充分である。しかも、Mnの添加
量により軟化温度が上昇し、1.2%Mn添加品では4
00℃以上必要になり、前記同様CuとAlの界面に脆
い金属間化合物を生成する。しかし、塩水に対する耐食
性はかなり改善される。■Al−Si系合金(JIS4
000番台)は、細線への伸線性が悪く不適当である。 又塩水に対する耐食性も著しく悪い。■Al−Mg系合
金(JIS5000番台)は、本発明のCu/Al複合
線の芯材に用いるのに適した合金であることがわかった
。しかし、Mgの添加量が1.5重量%未満であると、
強度的に不充分で銅被覆層の強度よりも低くなるため、
やはり断線しやすくなる。又10重量%を超えると強度
は高くなるものの、展延性が低下し300μm以下の伸
線性が悪くなり、不適当である。1.5〜10重量%の
Mgを添加することにより、外周の銅被覆層の強度より
も高くなり、しかも伸線加工途中の軟化温度も200℃
〜400℃で充分軟化されることから、300μm以下
の伸線性が著しく改善される。■Al−Mg−Si系合
金(JIS6000番台)は、一般的な熱処理、伸線で
は強度が弱く不適当である。強度向上のために450℃
以上の溶体化処理を施すと強度は向上するが、前述同様
銅被覆層との界面に脆い金属間化合物を生じ不適当であ
る。以上のような検討結果から、アルミニウム芯の芯材
としては、Al−1.5〜10重量%Mg合金(Cr,
Mnの添加を含む)が適しており、特にMg4〜6重量
%が最適である。
0番台もしくは99.9%以上の高純度)を用いると、
銅被覆層の強度に対して強度が著しく低いため、細線加
工時に芯材から断線が多発し、屈曲値が小さく、又塩水
に対する耐食性も悪い。■Al−Cu系合金(JIS2
000番台)は、250〜400℃に加熱し、冷却する
という通常の軟化処理とその後の伸線加工を施しても、
芯材強度が弱く、やはり細線伸線時に断線が多発し、屈
曲値が小さい。一般的にAl−Cu系合金の強度向上の
ためにはT6処理といった溶体化及び時効処理を施すが
、その溶体化の温度は400℃以上になるため、Cuと
Alの界面部にCuとAlの脆い金属間化合物が発生し
、断線の原因になり不適当である。さらに、塩水に対す
る耐食性は著しく劣化し不適当である。■Al−Mn系
合金(JIS3000番台)は、Mnの添加量により強
度が大きくなるが、不充分である。しかも、Mnの添加
量により軟化温度が上昇し、1.2%Mn添加品では4
00℃以上必要になり、前記同様CuとAlの界面に脆
い金属間化合物を生成する。しかし、塩水に対する耐食
性はかなり改善される。■Al−Si系合金(JIS4
000番台)は、細線への伸線性が悪く不適当である。 又塩水に対する耐食性も著しく悪い。■Al−Mg系合
金(JIS5000番台)は、本発明のCu/Al複合
線の芯材に用いるのに適した合金であることがわかった
。しかし、Mgの添加量が1.5重量%未満であると、
強度的に不充分で銅被覆層の強度よりも低くなるため、
やはり断線しやすくなる。又10重量%を超えると強度
は高くなるものの、展延性が低下し300μm以下の伸
線性が悪くなり、不適当である。1.5〜10重量%の
Mgを添加することにより、外周の銅被覆層の強度より
も高くなり、しかも伸線加工途中の軟化温度も200℃
〜400℃で充分軟化されることから、300μm以下
の伸線性が著しく改善される。■Al−Mg−Si系合
金(JIS6000番台)は、一般的な熱処理、伸線で
は強度が弱く不適当である。強度向上のために450℃
以上の溶体化処理を施すと強度は向上するが、前述同様
銅被覆層との界面に脆い金属間化合物を生じ不適当であ
る。以上のような検討結果から、アルミニウム芯の芯材
としては、Al−1.5〜10重量%Mg合金(Cr,
Mnの添加を含む)が適しており、特にMg4〜6重量
%が最適である。
【0007】次にCu/Al複合線の構成面積比につい
て、銅被覆層の面積比が20%未満だと、前述の従来技
術の課題で述べたように、銅被覆層が破れてアルミニウ
ム芯が露出し、断線や接続不良の原因となる。さらに、
本発明のCu/Al複合線では、芯材として導電率の低
いAl−Mg系合金を用いるため、銅被覆層の面積比が
20%以下だと、Cu/Al複合線の導電率が低下し、
40%IACSを下回ることもあるため、導電材料とし
て不適当である。逆に、銅被覆層の面積比が40%を超
えると、比重が5.2以上となって軽量効果が低下し、
不適当である。従って、銅被覆層の面積比を20%以上
、40%以下にすることにより、前述の問題点が解消さ
れ、比重も5.2未満になり軽量効果がある。さらに、
銅被覆層の銅の純度が99.9%未満であると、Cu/
Al複合線の導電率が低下し、不適当である。
て、銅被覆層の面積比が20%未満だと、前述の従来技
術の課題で述べたように、銅被覆層が破れてアルミニウ
ム芯が露出し、断線や接続不良の原因となる。さらに、
本発明のCu/Al複合線では、芯材として導電率の低
いAl−Mg系合金を用いるため、銅被覆層の面積比が
20%以下だと、Cu/Al複合線の導電率が低下し、
40%IACSを下回ることもあるため、導電材料とし
て不適当である。逆に、銅被覆層の面積比が40%を超
えると、比重が5.2以上となって軽量効果が低下し、
不適当である。従って、銅被覆層の面積比を20%以上
、40%以下にすることにより、前述の問題点が解消さ
れ、比重も5.2未満になり軽量効果がある。さらに、
銅被覆層の銅の純度が99.9%未満であると、Cu/
Al複合線の導電率が低下し、不適当である。
【0008】上述の構成で冷間クラッドされたCu/A
l複合線に、減面率20%以上の冷間加工を行ない、2
00℃〜400℃の温度範囲で焼鈍処理を施すことによ
ってCu/Al界面の接合度が向上する。焼鈍処理の温
度が200℃未満だと、芯材のAl−Mg系合金も、銅
被覆層の軟化が不充分であり、後の伸線性が悪化し、不
適当である。又400℃を超えると、前述のようにCu
/Alの界面にCu/Alの脆い金属間化合物を生じ不
適当である。この焼鈍処理後、再度減面率50%以上の
冷間加工を少なくとも1回以上行なうことにより、Cu
/Al複合線の強度及び屈曲性が向上する。このような
加工方法により、Cu/Al複合線の引張り強さは30
kgf/mm2以上、60kgf/mm2にもなる。又
この材料を200℃以上、400℃以下の温度で軟化し
ても引張り強さは20kgf/mm2以上、35kgf
/mm2以下である。
l複合線に、減面率20%以上の冷間加工を行ない、2
00℃〜400℃の温度範囲で焼鈍処理を施すことによ
ってCu/Al界面の接合度が向上する。焼鈍処理の温
度が200℃未満だと、芯材のAl−Mg系合金も、銅
被覆層の軟化が不充分であり、後の伸線性が悪化し、不
適当である。又400℃を超えると、前述のようにCu
/Alの界面にCu/Alの脆い金属間化合物を生じ不
適当である。この焼鈍処理後、再度減面率50%以上の
冷間加工を少なくとも1回以上行なうことにより、Cu
/Al複合線の強度及び屈曲性が向上する。このような
加工方法により、Cu/Al複合線の引張り強さは30
kgf/mm2以上、60kgf/mm2にもなる。又
この材料を200℃以上、400℃以下の温度で軟化し
ても引張り強さは20kgf/mm2以上、35kgf
/mm2以下である。
【0009】
【実施例】図2はCu/Al複合線の製造装置の線図的
説明図である。アルミニウム芯材(11)は芯材供給装
置(13)から繰り出され、ストレーナー(14)で伸
直化され、表面清浄化装置(15)で清浄化された後、
成型装置(18)に導入される。一方、銅テープ供給装
置(16)より繰り出された銅テープ(12)は同様に
表面清浄化装置(17)で清浄化された後、成型装置(
18)に導入され、上記芯材(11)に縦添えされる。 そして成型装置(18)において芯材(11)に縦添え
された銅テープ(12)は順次芯材(11)上に同心的
に成形被覆され、銅テープ(12)の側縁の突合せ部を
TIG溶接機(20)で溶接した後、嵌合ダイス(21
)で嵌合伸線を行ない、アルミニウム芯材(11)と銅
テープ(12)の界面を機械的に密着させて巻取り機に
巻取る。なお、図面において、(19)はスクイズロー
ル、(22)は非酸化雰囲気を形成するためのシールド
容器、(23)は引取りキャプスタンである。
説明図である。アルミニウム芯材(11)は芯材供給装
置(13)から繰り出され、ストレーナー(14)で伸
直化され、表面清浄化装置(15)で清浄化された後、
成型装置(18)に導入される。一方、銅テープ供給装
置(16)より繰り出された銅テープ(12)は同様に
表面清浄化装置(17)で清浄化された後、成型装置(
18)に導入され、上記芯材(11)に縦添えされる。 そして成型装置(18)において芯材(11)に縦添え
された銅テープ(12)は順次芯材(11)上に同心的
に成形被覆され、銅テープ(12)の側縁の突合せ部を
TIG溶接機(20)で溶接した後、嵌合ダイス(21
)で嵌合伸線を行ない、アルミニウム芯材(11)と銅
テープ(12)の界面を機械的に密着させて巻取り機に
巻取る。なお、図面において、(19)はスクイズロー
ル、(22)は非酸化雰囲気を形成するためのシールド
容器、(23)は引取りキャプスタンである。
【0010】図2に示すCu/Al複合線製造装置によ
り、芯材として、8.5mmφの(イ)純アルミ(JI
S1050)、(ロ)Al−Cu系合金(JIS201
1)、(ハ)Al−Mn系合金(JIS3003)、(
ニ)Al−Si系合金(JIS4047)、(ホ)Al
−Mg−Si系合金(JIS6061)、そして本発明
における芯材(へ)Al−Mg系合金(JIS5056
)及び(ト)Al−Mg系合金でMgが0.9重量%(
JIS5005)の各アルミ合金線を用い、被覆材とし
て無酸素銅の厚さ1.0mm×幅55mmの銅テープを
用い、さらに嵌合ダイスとして10.2mmφ、ダイス
角(2α)60°を用いて嵌合伸線を施すことによって
、銅被覆層の面積比30%のCu/Al複合線を得た。 又(チ)Al−Mg系合金(JIS5056)の芯材タ
イプのみ無酸素銅の厚さ1.4mm×幅55mmの銅テ
ープを用い、嵌合ダイスとして11.2mmφ、ダイス
角(2α)60°を用い嵌合伸線を施すことによって、
銅被覆層の面積比42%の複合線を得た。さらに無酸素
銅の厚さ0.5mm×幅40mmの銅テープを用い、嵌
合ダイスとして9.3mmφ、ダイス角(2α)60°
を用い嵌合伸線を施すことによって、銅被覆層の面積比
16.5%の複合線を得た。
り、芯材として、8.5mmφの(イ)純アルミ(JI
S1050)、(ロ)Al−Cu系合金(JIS201
1)、(ハ)Al−Mn系合金(JIS3003)、(
ニ)Al−Si系合金(JIS4047)、(ホ)Al
−Mg−Si系合金(JIS6061)、そして本発明
における芯材(へ)Al−Mg系合金(JIS5056
)及び(ト)Al−Mg系合金でMgが0.9重量%(
JIS5005)の各アルミ合金線を用い、被覆材とし
て無酸素銅の厚さ1.0mm×幅55mmの銅テープを
用い、さらに嵌合ダイスとして10.2mmφ、ダイス
角(2α)60°を用いて嵌合伸線を施すことによって
、銅被覆層の面積比30%のCu/Al複合線を得た。 又(チ)Al−Mg系合金(JIS5056)の芯材タ
イプのみ無酸素銅の厚さ1.4mm×幅55mmの銅テ
ープを用い、嵌合ダイスとして11.2mmφ、ダイス
角(2α)60°を用い嵌合伸線を施すことによって、
銅被覆層の面積比42%の複合線を得た。さらに無酸素
銅の厚さ0.5mm×幅40mmの銅テープを用い、嵌
合ダイスとして9.3mmφ、ダイス角(2α)60°
を用い嵌合伸線を施すことによって、銅被覆層の面積比
16.5%の複合線を得た。
【0011】これらのCu/Al複合線を4.0mmφ
まで冷間加工し、300℃、1hrの焼鈍処理後1.0
mmφまで冷間加工し、再度300℃、1hrの焼鈍処
理後0.15mmφまで冷間加工を施した。又Al−C
u系合金とAl−Mg−Si系合金を芯材とするCu/
Al複合線は、強度アップのため1.0mmφの追加熱
処理として520℃の溶体化処理を施してみたが、界面
にCu−Alの脆い金属間化合物が生成し、断線したた
め、そこで中断した。そこで、0.15mmφまで断線
なく到達したCu/Al複合線について、機械的特性値
として引張り強度(kgf/mm2)と図3に示す屈曲
試験及び半田付けテストを実施した。さらに、5%濃度
の食塩水(pH6.5〜7.2)、温度35±1℃、噴
霧量0.5〜3.0cc/hrの条件の雰囲気中で、塩
水噴霧テストを実施した。
まで冷間加工し、300℃、1hrの焼鈍処理後1.0
mmφまで冷間加工し、再度300℃、1hrの焼鈍処
理後0.15mmφまで冷間加工を施した。又Al−C
u系合金とAl−Mg−Si系合金を芯材とするCu/
Al複合線は、強度アップのため1.0mmφの追加熱
処理として520℃の溶体化処理を施してみたが、界面
にCu−Alの脆い金属間化合物が生成し、断線したた
め、そこで中断した。そこで、0.15mmφまで断線
なく到達したCu/Al複合線について、機械的特性値
として引張り強度(kgf/mm2)と図3に示す屈曲
試験及び半田付けテストを実施した。さらに、5%濃度
の食塩水(pH6.5〜7.2)、温度35±1℃、噴
霧量0.5〜3.0cc/hrの条件の雰囲気中で、塩
水噴霧テストを実施した。
【0012】図3は屈曲試験の説明図で、屈曲コーナ(
R)が0.5mmである鋼製ブロック(31)に試料の
Cu/Al複合線(32)の一端を挟み込み、その他端
に50gの重錘(33)を吊した(同図イ)。そして上
記鋼製ブロック(31)を同図(ロ)のように右側に9
0°倒して複合線(32)に屈曲を与えてこれを1回と
数えた。そして同図(ハ)のように鋼製ブロック(31
)を旧に復し、さらに同図(ニ)のように鋼製ブロック
(31)を左側に倒して複合線(32)に2回目の屈曲
を与えた。これを繰り返し、断線までの回数を求めた。
R)が0.5mmである鋼製ブロック(31)に試料の
Cu/Al複合線(32)の一端を挟み込み、その他端
に50gの重錘(33)を吊した(同図イ)。そして上
記鋼製ブロック(31)を同図(ロ)のように右側に9
0°倒して複合線(32)に屈曲を与えてこれを1回と
数えた。そして同図(ハ)のように鋼製ブロック(31
)を旧に復し、さらに同図(ニ)のように鋼製ブロック
(31)を左側に倒して複合線(32)に2回目の屈曲
を与えた。これを繰り返し、断線までの回数を求めた。
【0013】上記Cu/Al複合線の芯材成分と加工状
況及び機械的性能を表1に示す。なお、参考までに、チ
タン単線、ジュラルミン単線及びタフピッチ単線の0.
15mmφ線材での比較も実施した。
況及び機械的性能を表1に示す。なお、参考までに、チ
タン単線、ジュラルミン単線及びタフピッチ単線の0.
15mmφ線材での比較も実施した。
【0014】
【表1】
【0015】さらに、本発明品であるNo.8とNo.
9、比較材としてNo.10とNo.12のCu/Al
複合線、及びNo.15のタフピッチ銅線の各素線導体
を19本撚線として、図4のような総断面線0.34〜
0.5mm2の一般的電線用導体とした。これら電線の
諸特性を表2に示す。引張り破断荷重(kgf)、半田
付けテストは前述の単線の場合と同様であるが、屈曲試
験については荷重の重錘を1kgとして断線までの回数
を求め、塩水の噴霧テストでは端部に防水キャップを被
せた他は同条件で実施した。
9、比較材としてNo.10とNo.12のCu/Al
複合線、及びNo.15のタフピッチ銅線の各素線導体
を19本撚線として、図4のような総断面線0.34〜
0.5mm2の一般的電線用導体とした。これら電線の
諸特性を表2に示す。引張り破断荷重(kgf)、半田
付けテストは前述の単線の場合と同様であるが、屈曲試
験については荷重の重錘を1kgとして断線までの回数
を求め、塩水の噴霧テストでは端部に防水キャップを被
せた他は同条件で実施した。
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】本発明のCu/Al複合線によれば、表
1の結果からも明らかなように、比重についてはチタン
並みで、銅単線の約1/2まで軽量効果があり、導電率
はチタンやジュラルミンの単線よりも大きく充分である
。又400℃以下の簡単な熱処理と伸線加工により、銅
被覆層の強度よりも芯材強度が向上するため、0.15
mmφまでの伸線加工性も良好な上、引張り強さも適度
に大きくなっており、屈曲性能も良好である。このこと
は、折り曲げや曲げ振動が付加されるヶ所の導体として
も効果的である。さらに、半田付け時の熱を逃がすに充
分な銅被覆層の面積比を有するため、半田付け性も良好
である。
1の結果からも明らかなように、比重についてはチタン
並みで、銅単線の約1/2まで軽量効果があり、導電率
はチタンやジュラルミンの単線よりも大きく充分である
。又400℃以下の簡単な熱処理と伸線加工により、銅
被覆層の強度よりも芯材強度が向上するため、0.15
mmφまでの伸線加工性も良好な上、引張り強さも適度
に大きくなっており、屈曲性能も良好である。このこと
は、折り曲げや曲げ振動が付加されるヶ所の導体として
も効果的である。さらに、半田付け時の熱を逃がすに充
分な銅被覆層の面積比を有するため、半田付け性も良好
である。
【0018】又表2からは次のような効果があることが
わかる。即ち現在の通常の電線材としてのタフピッチ銅
線(No.15)撚線に比べ、本発明品は引張り強度、
屈曲性にすぐれ、軽量効果も大きく、半田付け性、塩水
噴霧特性でも同等である。No.10のCu/Al複合
線の撚線は、導電率が著しく低く、Cu層比率が小さく
薄いため、撚線時もしくはハンドリング時にCu層に疵
がつき、その部分が塩水噴霧により局部腐食したり、破
れたりして不適であった。又No.12のCu/Al複
合線の撚線はCu層比率が逆に高いため、引張り荷重で
現行のタフピッチ銅より劣り、軽量効果も小さい。
わかる。即ち現在の通常の電線材としてのタフピッチ銅
線(No.15)撚線に比べ、本発明品は引張り強度、
屈曲性にすぐれ、軽量効果も大きく、半田付け性、塩水
噴霧特性でも同等である。No.10のCu/Al複合
線の撚線は、導電率が著しく低く、Cu層比率が小さく
薄いため、撚線時もしくはハンドリング時にCu層に疵
がつき、その部分が塩水噴霧により局部腐食したり、破
れたりして不適であった。又No.12のCu/Al複
合線の撚線はCu層比率が逆に高いため、引張り荷重で
現行のタフピッチ銅より劣り、軽量効果も小さい。
【0019】従って、細径で、かつある程度の引張り強
さが要求され、しかも銅線よりも可成り軽量であり、端
部の半田付け性も要求されるような分野、例えば同軸ケ
ーブルの内部導体、電磁シールド用編組線や高音スピー
カー用ボイスコード、航空機、自動車用の配線導体や携
帯VTR、TV等の家電製品の配線導体、モーター等の
マグネットワイヤ等に利用するとき、極めて効果的であ
る。
さが要求され、しかも銅線よりも可成り軽量であり、端
部の半田付け性も要求されるような分野、例えば同軸ケ
ーブルの内部導体、電磁シールド用編組線や高音スピー
カー用ボイスコード、航空機、自動車用の配線導体や携
帯VTR、TV等の家電製品の配線導体、モーター等の
マグネットワイヤ等に利用するとき、極めて効果的であ
る。
【図1】Cu/Al複合線の横断面図である。
【図2】Cu/Al複合線の製造装置の線図的説明図で
ある。
ある。
【図3】屈曲試験の説明図である。
【図4】実施例におけるCu/Al複合線の撚線の横断
面図である。
面図である。
1 アルミニウム芯 2 銅被覆層
11 芯材 12 銅テープ 13芯材供
給装置 14 銅テープ供給装置 18
成型機 20 TIG溶接機 21
嵌合ダイス
11 芯材 12 銅テープ 13芯材供
給装置 14 銅テープ供給装置 18
成型機 20 TIG溶接機 21
嵌合ダイス
Claims (2)
- 【請求項1】 Mg1.5〜10重量%、一部添加物
Cr,Mn、通常の不純物及び残部がアルミニウムから
なるAl−Mg系アルミニウム合金を芯材とし、この周
囲に純度99.9%以上の銅を面積被覆率20%以上、
40%以下で被覆してなることを特徴とする銅被覆アル
ミニウム複合線。 - 【請求項2】 Mg1.5〜10重量%、一部添加物
Cr,Mn、通常の不純物及び残部がアルミニウムから
なるAl−Mg系アルミニウム合金を芯材とし、この周
囲に純度99.9%以上の銅を面積被覆率20%以上、
40%以下で冷間クラッド後、減面率20%以上の冷間
加工を行ない、ついで200℃〜400℃の温度範囲で
1分〜24時間の焼鈍を施し、しかる後再度減面率50
%以上の冷間加工を少なくとも1回以上繰り返し行なう
ことを特徴とする銅被覆アルミニウム複合線の製造方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12889491A JPH04230905A (ja) | 1990-08-31 | 1991-03-15 | 銅被覆アルミニウム複合線及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23132390 | 1990-08-31 | ||
| JP2-231323 | 1990-08-31 | ||
| JP12889491A JPH04230905A (ja) | 1990-08-31 | 1991-03-15 | 銅被覆アルミニウム複合線及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04230905A true JPH04230905A (ja) | 1992-08-19 |
Family
ID=26464460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12889491A Pending JPH04230905A (ja) | 1990-08-31 | 1991-03-15 | 銅被覆アルミニウム複合線及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04230905A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006190575A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Hitachi Cable Ltd | 平角導体及びその製造方法 |
| CN100379888C (zh) * | 2006-06-06 | 2008-04-09 | 洛阳张鑫合金材料厂 | 一种铝镁铬合金丝的制备方法 |
| JP2008262808A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Daiden Co Ltd | 電線・ケーブル |
| JP2009280917A (ja) * | 2004-02-06 | 2009-12-03 | Kansai Engineering:Kk | 線材 |
| WO2011118054A1 (ja) * | 2010-03-23 | 2011-09-29 | 株式会社フジクラ | 高周波電線及び高周波コイル |
| JP2011194439A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Fujikura Ltd | 銅被覆アルミニウム線の製造方法 |
| CN103358099A (zh) * | 2013-07-19 | 2013-10-23 | 烟台孚信达双金属股份有限公司 | 一种铜包铝排的孔型轧制工艺 |
| CN104439923A (zh) * | 2011-08-26 | 2015-03-25 | 孙华桥 | 一种电阻率较低且塑性和韧性较好的铜包铝排的生产方法 |
| CN105097131A (zh) * | 2015-07-10 | 2015-11-25 | 浙江百川导体技术股份有限公司 | 线径0.4mm以下软态铜包铝的生产工艺 |
| CN105642698A (zh) * | 2016-01-08 | 2016-06-08 | 长沙理工大学 | 一种银包铝复合微丝制备方法 |
| CN105810361A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-07-27 | 罗奕兵 | 一种铜包铝复合丝材制备方法 |
| CN105869771A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-08-17 | 罗奕兵 | 一种银包铝复合细丝材的制备方法 |
| CN105869716A (zh) * | 2016-04-02 | 2016-08-17 | 罗奕兵 | 一种铜包铝复合扁微丝及其制备方法 |
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| JP2017047448A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 古河電気工業株式会社 | 銅被覆アルミニウム複合押出材の製造方法、ならびに銅被覆アルミニウム導体線材およびその製造方法 |
| WO2018181399A1 (ja) | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 古河電気工業株式会社 | めっき線棒材及びその製造方法、並びにこれを用いて形成されたケーブル、電線、コイル及びばね部材 |
| WO2019193960A1 (ja) | 2018-04-06 | 2019-10-10 | 古河電気工業株式会社 | めっき線棒 |
| JP2022002191A (ja) * | 2020-06-22 | 2022-01-06 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 電力ケーブル用導体及び中間層を有する電力ケーブル用導体の製造方法 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP12889491A patent/JPH04230905A/ja active Pending
Cited By (26)
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| CN102822907A (zh) * | 2010-03-23 | 2012-12-12 | 株式会社藤仓 | 高频电线及高频线圈 |
| JPWO2011118054A1 (ja) * | 2010-03-23 | 2013-07-04 | 株式会社フジクラ | 高周波電線及び高周波コイル |
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| WO2018181399A1 (ja) | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 古河電気工業株式会社 | めっき線棒材及びその製造方法、並びにこれを用いて形成されたケーブル、電線、コイル及びばね部材 |
| KR20190129843A (ko) | 2017-03-31 | 2019-11-20 | 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 | 도금 선봉재 및 그 제조 방법, 그리고 이것을 사용하여 형성된 케이블, 전선, 코일 및 스프링 부재 |
| WO2019193960A1 (ja) | 2018-04-06 | 2019-10-10 | 古河電気工業株式会社 | めっき線棒 |
| KR20200139662A (ko) | 2018-04-06 | 2020-12-14 | 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 | 도금 선봉 |
| JP2022002191A (ja) * | 2020-06-22 | 2022-01-06 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 電力ケーブル用導体及び中間層を有する電力ケーブル用導体の製造方法 |
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