JPH04237496A - 環状イヌロオリゴ糖の製造方法 - Google Patents

環状イヌロオリゴ糖の製造方法

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JPH04237496A
JPH04237496A JP3003983A JP398391A JPH04237496A JP H04237496 A JPH04237496 A JP H04237496A JP 3003983 A JP3003983 A JP 3003983A JP 398391 A JP398391 A JP 398391A JP H04237496 A JPH04237496 A JP H04237496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclic
growth
oligosaccharide
production
negative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3003983A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachiko Oba
大庭 祥子
Reiko Sashita
玲子 指田
Haruyuki Ogishi
大岸 治行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp, Mitsubishi Chemical Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP3003983A priority Critical patent/JPH04237496A/ja
Publication of JPH04237496A publication Critical patent/JPH04237496A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は環状イヌロオリゴ糖の製
造方法に関するものである。詳しくは特定の微生物由来
の酵素をβ−2,1−フラクトースオリゴ糖又はイヌリ
ンに作用させて環状イヌロオリゴ糖を製造する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする問題点】従来
、数個の糖から構成される環状オリゴ糖としては、グル
コースがα−1、4−グルコシド結合したサイクロサイ
クロデキストリンが知られている。サイクロサイクロデ
キストリンは、食品用包接化剤として注目されており、
フレーバー成分の保持、特異臭のマスキング、苦みの除
去、酸化の防止等を目的として食品の高付加価値化に貢
献している。しかし、高コストであり、水に対する溶解
度が小さいので、利用が限られているのが現状である。 そこで、溶解度の大きい食品用包接化剤の開発が望まれ
、また食品のみならず幅広い分野においても、新しい包
接化剤の開発が望まれてきた。
【0003】近年、内山らは、フルクトースを主成分と
する多糖類であるイヌリンに、バチルス・サーキュラン
スMZ  No.31由来の酵素を作用させて、環状イ
ヌロオリゴ糖を得ることを報告している(Carboh
ydrate  Research,192,83−9
0,1989及び特開平2−252701号公報)。し
かしながら、環状オリゴ糖の収率は約2.5%或いは2
0%程度と低く、また、微生物学的方法による環状イヌ
ロオリゴ糖の製造方法については、まだ例が少ないのが
現状であり、効率的に環状オリゴ糖を生産し得る方法の
開発が望まれていた。
【0004】
【問題点を解決するための手段】そこで、本発明者らは
イヌリンから環状イヌロオリゴ糖を微生物学的方法によ
り収率良く製造する方法について鋭意研究を進めた結果
、バチルス・サーキュランスMCI−2554(微工研
菌寄第11940号)由来のサイクロイヌロオリゴ  
サッカライド  フラクタノトランスフェラーゼ(cy
cloinulo−oligosaccharide 
 fructanotransferase,以下、「
CFTase」という。)が効率良く環状イヌロオリゴ
糖を生産することを見出し、本発明を完成するに至った
。すなわち、本発明の要旨は、バチルス・サーキュラン
スMCI−2554由来のCFTaseをβ−2,1−
フラクトースオリゴ糖又はイヌリンに作用させることを
特徴とする環状イヌロオリゴ糖の製造方法に存する。
【0005】以下、本発明を説明するに本発明で使用す
るCFTaseは、バチルス・サーキュランスMCI−
2544(微工研菌寄第11940号;以下、本菌株又
はMCI2554号菌と称することもある。)由来のも
のである。MCI2554号菌は、本発明者等により、
天然土壌から分離された細菌であり、その菌学的性状は
次の通りである。
【0006】1.形態的性状 ○普通寒天培地上、40℃、3日めのコロニーの特徴1
)外形      :円形 2)大きさ    :2〜3mm 3)表面の隆起:凸状 4)表面の形状:平滑 5)光沢      :鈍光 6)色調      :黄味白色 7)透明度    :半透明 8)周縁      :全縁 ○Soil  extract寒天培地(R.E.Go
rdon  et.al.The  Genus  B
acillus.P.101,Agriculture
Hand  book  NO.427,1973)上
、40℃、48時間培養中の形態的性質 1)細胞形態  :直径0.4〜0.5μm、長さ1.
5〜3.5μmの棹状 2)運動性    :あり 3)胞子形成  :細胞中央部または端部に楕円形の芽
胞を形成する菌体の膨張が見られる。
【0007】 4)グラム染色:陽性〜不定 5)抗酸性    :陰性 2.生理学的性状   1)嫌気条件下での生育            
      :陰性  2)空気中での生育     
                 :陽性  3)カ
タラーゼ                     
     :陽性  4)オキシダーゼ       
                 :陰性  5)O
−Fテスト                    
    :酸化  6)ゼラチンの加水分解     
             :陽性  (普通寒天+0
.4%ゼラチンプレート上)  7)カゼインの加水分
解                  :陰性  8
)硝酸塩の還元                  
      :陰性  9)メチルレッドテスト   
               :陰性10)VPテス
ト                        
  :陰性11)インドールの生成         
           :陰性12)硫化水素の生成 
                     :陰性1
3)デンプンの加水分解              
    :陽性14)クエン酸の利用        
              :陽性  (クリステン
セン培地上) 15)無機窒素源の利用              
      :陽性(アンモニウム塩)       
                         
            陽性(硝酸塩)16)ウレア
ーゼ                       
   :陰性17)DNaseの生産        
            :陰性18)2%NaCl中
での生育              :生育可能  
    3%NaCl中での生育          
    :    不可19)色素の生成      
                    :陰性20
)生育温度域                   
       :20〜47℃      至適生育温
度                        
  40℃21)生育pH             
               :pH5.6〜822
)Tween80の分解              
  :陽性23)チロシン分解性          
            :陰性24)リゾチーム耐性
                      :陰性
  (10,000unit/ml) 25)炭素源からの酸の生成
【0008】
【表1】
【0009】 3.化学分類学的性状   1)DNA中のGC含量            
  55%  2)細胞壁のジアミノ−アミノ酸   
   meso−ジアミノピメリン酸    (全菌体
水解物)   3)全菌体糖組成               
     グルコース               
                       リボ
ース  4)主要メナキノン            
      MK−7  5)菌体脂肪酸      
                分枝型      
                         
       アンテイソ−C15:0       
                         
            イソ−C16:04.分類学
的考察 ○属レベルの同定 本菌株(MCI2554号菌)は、1)グラム陽性棹菌
である、2)運動性を有する、3)芽胞を形成する、4
)グルコースから酸を生成する、5)細胞壁のジアミノ
−アミノ酸はmeso−ジアミノピメリン酸を有する、
6)主要メナキノンはMK−7を有するなどの特徴を示
す。
【0010】これらの特徴から、本菌株はBergey
’s  Mannual  of  Systemat
ic  Bacteriology第2巻(1986)
に記載されている、グラム陽性内生胞子形成棹菌及び球
菌(Endospore−forming  Gram
−Positive  Rods  and  Coc
ci)群のBacillus属菌に帰属することが判明
した。
【0011】○種レベルの同定 Bacillus属菌には、現在約50種近い菌種が含
まれている。これらの種は、芽胞の形態・形成部位、各
種の生理学的性状及び化学分類学的性状によって識別さ
れている。特にDNA中のGC含量が32〜69%と幅
広い範囲に渡っており、その相違は種の特徴として取り
上げられている。本菌株(MCI2554号菌)のGC
含量は55%であり、Bergey’s  Mannu
al  ofSystematic  Bacteri
ology第2巻に基づいて種の検索を行なったところ
、本菌株に近いGC含量を持つ種として、B.circ
ulans,B.macerans  B.coagu
lans,B.polymyxa,及びB.stear
othermophilusなどが挙げられる。そこで
、これら5種と各種生理学的性状について比較を行なっ
た。表1に示したように本菌株はB.stearoth
ermophilus,B.coagulansとは生
育温度範囲の点で明らかに区別された。また、B.ma
cerans,B.polymyxaとは糖からガスの
生成、硝酸塩の還元能などの生理学的性状において一致
しなかった。従って本菌株は1)GC含量が55%であ
る、2)50〜55℃で生育を示さない、3)VPカテ
スト陰性、4)ガスの発生を伴わずによく糖の発酵を行
なう、5)硝酸塩の還元能なしなどの特徴を持つことか
ら、B.circulansと同定した。
【0012】以下に示すように本菌株は、B.stea
rothermophilus,B.coagulan
sとは生育温度範囲の点で明らかに区別された。なお、
以下、AはMCI2554号菌、BはB.circul
ans、CはB.coagulans、DはB.mac
erans、EはB.polymyxa、FはB.st
earothermophilusを示し(B〜Fは文
献値:Bergey’s  Mannual)、+は陽
性(90%以上)、−は陰性(10%以下)、dは陽性
(11〜89%)、vは培養条件により性状不安定、N
Dはデータなしを示す。
【0013】                          
   A      B      C      D
      E      F───────────
────────────────────────細
胞の直径>1.0μm      −      − 
     −      −      −     
 −球状胞子                   
 −      −      −      −  
    −      −細胞の膨張        
          +      +      v
      +      +      +カタラー
ゼ                  +     
 +      +      +      d  
    +嫌気条件下での生育          −
      d      +      +    
  +      −VPテスト          
        −      −      +  
    −      +      −    pH
<6                −      
+      +      +      d   
   +        >7           
     −      −      −     
 −      −      −         
                   A     
 B      C      D      E  
    F────────────────────
───────────────酸の生成   D−グルコース            +   
   +      +      +      +
      +  L−アラビノース        
  +      +      d      + 
     +      d  D−キシロース   
         +      +      d 
     +      +      d  D−マ
ンニトール          +      +  
    d      +      +      
dグルコースからのガスの生成  −      − 
     −      +      +     
 −カゼインの加水分解          −   
   d      d      −      +
      dゼラチンの液化           
   +      d      −      +
      +      +デンプンの加水分解  
        +      +      +  
    +      +      +クエン酸の利
用              +      d  
    d      d      −      
dチロシンの分解              −  
    −      −      −      
−      −硝酸塩の還元           
     −      d      d     
 +      +      dインドールの生成 
           −      −      
−      −      −      −NaC
l及びKClの要求    −      −    
  −      −      −      −生
育pH  6.8            +    
  +      +      +      + 
     +          5.7      
      +      d      +    
  +      +      −        
  5.0            −      −
      +      −      −    
  −NaClの影響       2%                 
 +    ND      +    ND    
ND    ND      5%         
         −      d      − 
     −      −      d     
 7%                  −   
   d      −      −      −
      −    10%           
       −      −      −   
   −      −      −生育温度       5℃                 
 −      −      −      −  
    d      −    10℃      
            −      d     
 −      d      +      −  
  30℃                  + 
     +      +      +     
 +      −    40℃         
         +      +      + 
     +      +      +     
                       A 
     B      C      D     
 E      F────────────────
───────────────────    50
℃                  −     
 −      +      d      −  
    +    55℃             
     −      −      +     
 −      −      +    65℃  
                −      − 
     −      −      −     
 +リゾチーム耐性              − 
     d      −      −     
 d      −GC含量(%)         
     55    31.6    44.3  
  44.9    41.0    43.5   
                         
     −61.0   −56.0   −51.
0   −51.4   −62.2また、B.mac
erans,B.polymyxaとは糖からのガスの
生成、硝酸塩の還元能などの生理学的性状において一致
しなかった。従って本菌株は1)GC含量が55%であ
る、2)50〜55℃で生育を示さない、3)VPテス
ト陰性、4)ガスの発生を伴わずによく糖の発酵を行な
う、5)硝酸塩の還元能なしなどの特徴を持つことから
、B.circulansと同定した。
【0014】○種以下のレベルの同定 B.circulansは複合種から構成されており、
Nakamura及びSwezeyによって10のグル
ープに分けられている(Int.J.Sys.Bac.
Vol.33,p.703−708,1983)。そこ
で、本菌株とB.circulansの各グループとを
比較した。
【0015】以下に示すように、本菌株はGC含量にお
いてはグループ7〜10の範囲内に含まれることがわか
った。また、各種生理学的性状を比較したところ、嫌気
条件下での生育以外はグループ9の性状とよく一致した
。特に、リゾチーム感受性、クエン酸の利用が可能であ
るなどの特徴をもつことから、グループ9に近縁である
ことが示唆された。以下、Aは本菌株、1〜10はB.
circulansの各グループを示し(1〜10は文
献値:Int.J.Sys.Bac.Vol.33,p
.703−708,1983)、+,−及びdは前記と
同義を示す。
【0016】                          
 A  1  2  3  4  5  6  7  
8  9  10─────────────────
──────────────────NaClの影響         5%              −
  +  −  −  −  d  −  −  + 
 −  d        7%          
    −  −  −  −  −  −  −  
−  −  −  −pH5.6における生育    
+  +  +  +  +  +  d  d  −
  +  +リゾチーム耐性            
−  −  −  +  −  −  −  +  +
  −  +嫌気条件下での生育        − 
 +  +  −  −  +  +  −  +  
+  +デンプンの加水分解        +  +
  −  +  +  +  +  −  +  + 
 +カゼインの加水分解        −  −  
+  −  d  d  −  −  −  −  −
VPテスト                −  −
  −  −  −  −  −  −  −  − 
 −硝酸塩の還元              −  
−  −  −  −  −  −  −  +  −
  +クエン酸の利用            +  
−  d  −  −  −  −  −  −  +
  −酸の生成     グルコース            +  +
  +  +  +  +  +  +  +  + 
 +    アラビノース          +  
+  +  +  +  +  +  −  +  +
  +    キシロース            +
  +  +  +  +  +  +  +  + 
 +  +    マンニトール          
+  +  +  +  +  +  +  +  +
  +  +GC含量(%)            
55  37  45  47  47  47  4
7  50  50  53  50        
                     −39 
−46 −49 −48 −50 −50 −52 −
52 −54 −53さらに、環状イヌロオリゴ糖生産
菌として知られているB.circulansMZ  
No.31(特開平2−255086号公報)の性状と
比較したところ、以下に示すとおり40℃での生育、硝
酸塩の還元、クエン酸の利用などの点で明らかに区別さ
れた。以下、AはMCI2554号菌、GはB.cir
culansMZ  No.31を示し、+,−,ND
は前記と同義を示す。
【0017】                          
         B               
         A───────────────
────────────────────生育温度範
囲                  15〜35℃
              20〜47℃     
             (10℃で微弱、40℃で
生育不可)(至適温度40℃)生育pH範囲     
             pH6〜8       
       pH5.6〜8嫌気条件下での生育  
              −          
                −カタラーゼ   
                     +   
                       +V
Pテスト                     
   −                     
     −メチルレッドテスト          
      +                  
        −硝酸塩の還元          
            +            
              −インドールの生成  
                −        
                  −硫化水素の生
成                    −   
                       −デ
ンプンの加水分解                +
                         
 +クエン酸の利用                
    −                    
      +食塩の影響             
     3%で生育不可            3
%で生育不可酸の生成     グルコース                
    +                    
      +    フラクトース        
          +              
            +    マルトース   
                 +       
                   +    ガ
ラクトース                  + 
                         
+    マンニトール              
    +                    
      +    シュクロース        
          +              
            +    ラクトース   
                 +       
                   +    エ
スクリン                    +
                         
 ND    ソルビトール            
      −                  
        −    アドニトール      
            −            
              ND    イノシトー
ル                  −     
                     −   
 エタノール                   
 −                       
   −GC含量                 
         ND              
        55%本発明で使用する前記のバチル
ス・サーキュランスMCI−2554号菌は、通常の微
生物が利用しうる栄養を含有する培地で培養することに
より容易に増殖させることができる。炭素源としては、
グルコース、水飴、デキストリン、シュークロース、澱
粉、イヌリン、糖蜜、動、植物油等を使用できる。また
窒素源として大豆粉、小麦胚芽、コーンスティープリカ
ー、綿実粕、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、硫酸ア
ンモニウム、硝酸ソーダ、尿素等を使用できる。その他
必要に応じて、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マ
グネシウム、コバルト、塩素、燐酸、硫酸、およびその
他のイオンを生成する無機塩類を添加することは有効で
ある。
【0018】本発明においては、本発明のCFTase
をβ−2,1−フクラトースオリゴ糖に水溶液中で作用
させる。また、本発明のCFTaseはイヌリンに作用
して環状イヌロオリゴ糖を生成するので、CFTase
をキクイモ、ゴボウ、チコリ等のイヌリン含有量の高い
植物の抽出液或いはイヌリンを唯一の炭素源として含む
培養液中で作用させることにより、環状イヌロオリゴ糖
を得ることができる。本発明において、CFTaseの
作用は、本発明の細菌そのものを作用させてもよいし、
または同細菌からCFTaseを抽出し、そのまま、あ
るいは固定化等を行い作用させても良い。
【0019】培養液で培養した培養上清中から環状イヌ
ロオリゴ糖を得る場合、例えば、炭素源としてのイヌリ
ンを約1〜10%含有し、その他、窒素源として、大豆
粉、小麦胚芽、コーンスティープリカー、綿実粕、肉エ
キス、ペプトン、酵母エキス、硫酸アンモニウム、硝酸
ソーダ、尿素等、更に、必要に応じナトリウム、カリウ
ム、マグネシウム、コバルト、塩素、燐酸、硫酸、及び
その他のイオンを生成する事のできる無機塩類等を添加
した培地に本菌を接種し、振とう培養を行う。この際、
培養温度は20〜50℃が、また培養時間は12〜12
0時間が好適である。得られた培養液を遠心分離により
除菌し、その上清中の酵素を加熱処理により失活させる
。その後濃縮を行い、例えばこれを活性炭カラムに吸着
させる。蒸留水でフルクトース、グルコース、その他の
直鎖オリゴ糖を溶出させた後、50%メタノール水溶液
にて溶出を行う。この分画中に環状イヌロオリゴ糖が得
られるので、その分画を濃縮乾固すると所期の環状イヌ
ロオリゴ糖を得ることができる。
【0020】また酵素を作用させる場合、例えば、前記
方法により培養を行った培養液を遠心分離により除菌し
、得られた濾液を作用させてもよいし、或いは該濾液に
さらに硫安(65%飽和)を加え塩析を行い、析出した
沈殿物を遠心分離により取得し、少量の水に懸濁させた
後、透析を行い、得られる粗酵素液を作用させてもよい
。この培養濾液又は粗酵素液を例えば、pH7.0に調
整した0.01−0.1Mのリン酸緩衝液中で約5%以
上の濃度にイヌリンに30〜60℃で30分以上作用さ
せる事等によって所期の環状イヌロオリゴ糖が得られる
。もとより、精製酵素を作用させてもよく、かかる精製
酵素は例えば、DEAE−Toyopearl  65
0M、SP−Toyoearl  650Mカラム(東
ソー社製商品名)によるイオン交換クロマトグラフィー
にて精製を行った後、ToyopearlHW55F(
東ソー社製商品名)でゲル濾過を行うことにより、SD
S−ポリアクリルアミド電気泳動により単一バンドを示
す酵素標本を得ることができる。
【0021】バチルス・サーキュランス−  MCI−
2554号菌由来の酵素標本の至適pHは7.5であり
、また45℃で最大活性を示した。pHは6.0〜10
.0の範囲で安定であり、30分間の熱処理では50℃
まで安定であった。SDS−ポリアクリルアミド電気泳
動による分子量は約20万であった。ゲル濾過クロマト
グラフィーによる分子量は、約60万であった。上述の
方法により、通常、6〜8個のフルクトースがβ−2,
1−フラクシド結合した環状イヌロオリゴ糖が得られる
【0022】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明の方法、さらに
具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り
これらに限定されるものではない。
【0023】(実施例1)イヌリン4%、イーストエキ
ストラクト0.2%、硝酸ナトリウム0.5%、マグネ
シウム0.05%、塩化カリウム0.05%、リン酸−
カリウム0.05%、塩化第二鉄0.001%を含んだ
培地150mlをpH7.0に調整して120℃20分
間蒸気滅菌した。この滅菌した培地にバチルス・サーキ
ュランス  MCI−2554号菌を1白金耳接種し、
160rpm で30℃、30時間培養した。培養液の
660nmでのOD値は約6であった。培養終了後遠心
分離により菌体を除去し、培養濾液を得た。得られた培
養濾液を100℃で10分間加熱処理することにより、
酵素を失活させ、約10mlにまで減圧濃縮した。この
液を活性炭カラム(活性炭50gとセライトNo.53
5  50gの混合物を蒸留水にて充填)に吸着させ蒸
留水1リットルを流したのち50%メタノール水溶液で
溶出した。溶出ピークを集めて減圧濃縮にて乾固して、
環状イヌロオリゴ糖の粉末を得た。0.5Mの硫酸アン
モニウムでイオン型にしたQAE−toyopearl
(東ソー社製商品名)をカラムに詰め、80%メタノー
ルで平衡化した後に得られた環状イヌロオリゴ糖を80
%メタノールに溶かしたものを乗せ、80%メタノール
で溶出させ分取したところ、フラクトースが6〜8、分
子結合した環状イヌロオリゴ糖(CI−6,CI−7,
CI−8)溶液をそれぞれ得た。減圧濃縮にて乾固した
結果、CI−6を1.23g、CI−7を0.44g、
CI−8を0.09g得た。
【0024】(実施例2)実施例1で得られた培養濾液
100mlを限外濾過で10mlまで濃縮して酵素液を
得た後、10%のイヌリンを含む0.05Mリン酸緩衝
液40mlに加えて50℃で2時間反応させた。反応液
を加熱し酵素を失活させた後、活性炭カラムクロマトグ
ラフィーを行い50%メタノールにて溶出させ、溶出液
に環状イヌロオリゴ糖を得た。これを減圧濃縮後、実施
例1と同様にQAE−toyopearl(東ソー社製
商品名)により、環状イヌロオリゴ糖を分離させ、減圧
濃縮にて乾固した結果、CI−6を1.7g、CI−7
を0.9g、CI−8を0.11g得た。
【0025】
【発明の効果】本発明のバチルス・サーキュランスMC
I−2554(微工研菌寄第11940号)由来のCF
Taseはβ−2,1−フラクトースオリゴ糖又はイヌ
リンから環状イヌロオリゴ糖を良好に生産するので、環
状イヌロオリゴ糖を約80%以上の高収率で製造するこ
とができる。環状イヌロオリゴ糖は食品の分野のみなら
ず広い分野での包接化合物としての利用が期待できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バチルス・サーキュランスMCI−2
    554(微工研菌寄第11940号)由来のサイクロイ
    ヌロオリゴ  サッカライド  フラクタノトランスフ
    ェラーゼをβ−2,1−フラクトースオリゴ糖に作用さ
    せることを特徴とする環状イヌロオリゴ糖の製造方法。
  2. 【請求項2】  バチルス・サーキュランスMCI−2
    554(微工研菌寄第11940号)由来のサイクロイ
    ヌロオリゴ  サッカライド  フラクタノトランスフ
    ェラーゼをイヌリンに作用させることを特徴とする環状
    イヌロオリゴ糖の製造方法。
  3. 【請求項3】  環状イヌロオリゴ糖が6〜8個のフル
    クトース分子から成ることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の環状イヌロオリゴ糖の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6423833B1 (en) * 1998-05-05 2002-07-23 Steven J. Catani Functional sugar polymers from inexpensive sugar sources and apparatus for preparing same
JP2015526711A (ja) * 2012-06-26 2015-09-10 セントル ホスピタリエ リージョナル ユニヴェルシテール ドゥ リールCentre Hospitalier Regional Universitaire de Lille Maldi−tof質量分析による侵襲性真菌感染症の体外診断法
US9175006B2 (en) 2009-06-17 2015-11-03 Board Of Regents, The University Of Texas System Compositions and methods for cyclofructans as separation agents

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JP2015526711A (ja) * 2012-06-26 2015-09-10 セントル ホスピタリエ リージョナル ユニヴェルシテール ドゥ リールCentre Hospitalier Regional Universitaire de Lille Maldi−tof質量分析による侵襲性真菌感染症の体外診断法

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