JPH04242324A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH04242324A
JPH04242324A JP3003434A JP343491A JPH04242324A JP H04242324 A JPH04242324 A JP H04242324A JP 3003434 A JP3003434 A JP 3003434A JP 343491 A JP343491 A JP 343491A JP H04242324 A JPH04242324 A JP H04242324A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話装置や携帯
電話装置、コードレス電話装置等の無線通信装置に係わ
り、特に無線チャネルの受信キャリア周波数を検出して
この検出された受信キャリア周波数に基づいて送信キャ
リア周波数を制御する自動周波数制御手段を有した無線
通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線電話システムの一つとして、
ディジタル変復調方式を採用したシステムが提唱されて
いる。この種のシステムは、基地局と移動局との間で制
御信号だけでなく通話音声等の通信内容もディジタル化
して伝送するもので、秘話性の確保、データとの親和性
の向上、無線周波数の有効利用等が可能となる。
【0003】ところで、この種のシステムの移動局に使
用される無線通信装置では、基地局から送られた受信キ
ャリア周波数に応じて自装置の送信キャリア周波数を制
御する自動周波数制御方式が多く採用されている。この
方式は、例えば受信回路により得られた受信中間周波信
号を周波数カウンタに入力し、この周波数カウンタで予
め設定された所定時間(タイムベース)毎に上記受信中
間周波信号の周波数を計数してその計数値を制御回路に
入力する。そして、制御回路により上記計数値に対応す
るレベルのディジタル信号を発生し、このディジタル信
号をD/A変換器でアナログの直流電圧に変換したのち
低域通過フィルタを介して電圧制御発振器に供給し、こ
の電圧制御発振器から上記直流電圧値に応じた周波数を
発振する。そして、受信PLL回路でこの発振周波数に
応じた局部発振周波数を発生して、上記受信回路に供給
する。また送信PLL回路により、上記電圧制御発振器
の発振出力周波数に応じた送信用キャリア周波数を発生
し、この周波数を送信回路に供給する。かくして、受信
周波数に応じた送信キャリア周波数の制御がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様な方
式を実施するためには、次のような改善すべき課題があ
った。すなわち、移動無線システムでは移動局が移動し
ながら通信を行なう場合が多いため、受信キャリア周波
数がフェージング等の影響を受けて一時的に変化するこ
とがある。このように受信チャネル周波数が変化すると
、この変化が送信チャネル周波数に即時反映してしまい
、送信チャネル周波数が規定の周波数から大きく外れて
しまう。そこで、従来では例えば周波数制御ループの時
定数を大きく設定し、これによりフェージング等による
影響を低減する方式が考えられている。しかし、このよ
うに時定数を大きく設定すると、無線回線設定時に上記
時定数により送信チャネル周波数が徐々に変化すること
になるため、無線回線の設定を迅速に行なえなくなると
いう別の問題点が発生していた。
【0005】本発明は上記事情に着目し、無線回線設定
時に送信周波数を迅速かつ正確に規定値に設定できるよ
うにし、これにより応答性の優れた無線通信装置を提供
することを目的とする。
【0006】また本発明の別の目的は、無線回線設定時
に送信周波数を迅速かつ正確に規定値に設定できるよう
にするとともに、無線回線設定後の定常状態ではフェー
ジング等の影響により受信周波数が一時的に変化しても
この変化が送信周波数に即時反映されないようにし、こ
れにより送信周波数の応答性および安定性を両方備えた
無線通信装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、自動周波数制御手段に、無線回線の受信周
波数またはこの周波数に対応する周波数を複数のタイム
ベースに従って計数する計数手段と、制御手段とを備え
、この制御手段により、無線回線設定時には、先ず上記
複数のタイムベースのうち短いタイムベースを少なくと
も一つ選択して送信周波数の粗調整を行なうとともに、
この粗調整終了後にこの粗調整で選択したタイムベース
よりも長いタイムベースを選択して送信周波数の微調整
を行なうようにしたものである。
【0008】また、上記別の目的を達成するために他の
本発明は、自動周波数制御手段に、無線回線の受信周波
数またはこの周波数に対応する周波数を複数のタイムベ
ースに従って計数する計数手段と、制御手段とを備える
。そして、この制御手段により、無線回線設定時には先
ず上記複数のタイムベースのうち短いタイムベースを少
なくとも一つ選択して送信周波数の粗調整を行なうとと
もに、この粗調整終了後にこの粗調整で選択したタイム
ベースよりも長いタイムベースを選択して送信周波数の
微調整を行ない、無線回線設定後の定常状態では、上記
複数のタイムベースのうち上記長いタイムベースを選択
して送信周波数の制御を行ない、かつ上記短いタイムベ
ースによる計数結果から受信周波数の変化を検出し、こ
の検出結果に応じて上記長いタイムベースによる計数値
を補正するようにしたものである。
【0009】
【作用】この結果本発明によれば、無線回線設定時には
、先ず短いタイムベースで計数された受信周波数の計数
値に従って送信周波数の粗調整が行なわれ、送信周波数
が一定の範囲内になった後に長いタイムベースで計数さ
れた受信周波数の計数値に従って送信周波数の微調整が
行なわれる。このため、送信周波数は短時間のうちに一
定の範囲内に調整され、かつ正確に規定値に収束される
【0010】また他の本発明によれば、無線回線設定後
の定常状態において、長いタイムベースで計数された受
信周波数の計数値に従って送信周波数の制御が行なわれ
るため、フェージング等の影響により受信周波数が一時
的に変化しても、この変化が即時送信周波数の変化に反
映されることはなく、送信周波数は比較的安定に保持さ
れることになる。また、受信周波数が一時的に変化した
場合に、この変化が短いタイムベースの計数値から検出
されて、この検出結果に応じて長いタイムベースの計数
値が補正される。このため、長いタイムベースによる計
数値は、フェージング等による受信周波数の一時的な変
化分が除去されたものとなり、従って送信周波数は上記
フェージング等の影響をほとんど受けずに極めて安定に
保持される。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における移動局装
置の構成を示すものである。
【0012】同図において、図示しない基地局から設定
中の無線チャネルの所定のタイムスロットにより送られ
た無線通信信号は、アンテナ1および共用器(DUP)
2を介して受信回路(RX)3に入力され、ここで周波
数シンセサイザ(SYN)4から出力される局部発振信
号と合成されて中間周波信号に変換される。そして、こ
の受信中間周波信号は、ディジタル符号復号回路(MO
D)6によりフレーム同期およびビット同期が確立され
た上でディジタル復調される。尚、上記フレーム同期お
よびビット同期により得られた同期信号は制御回路(C
ONT)20に供給される。上記ディジタル符号復号回
路6から出力されたディジタル復調信号には、ディジタ
ル通話信号とディジタル制御信号とがあり、このうちデ
ィジタル制御信号は制御回路20に供給されて識別され
る。一方ディジタル通話信号は、等化器(EQL)7に
供給され、ここで復調波形の信号等化が行なわれたのち
、誤り訂正符号復号回路(CH−COD)8で誤り訂正
復号化される。そして、音声符号復号回路(SP−CO
D)9で復号化処理されてアナログ通話信号に戻された
のち、音声スイッチ10を介して受話器11に供給され
、この受話器11から音声出力される。
【0013】一方、送話器12から出力された送話信号
は、音声スイッチ13を介して音声符号復号回路9に入
力され、ここで符号化される。この符号化により得られ
たディジタル送話信号は、制御回路20から出力される
ディジタル制御信号と共に誤り訂正符号復号回路8で誤
り訂正符号化されたのち、ディジタル符号復号回路6に
入力される。このディジタル符号復号回路6では、上記
誤り訂正符号復号回路8から供給されたディジタル送信
信号に応じた中間周波数の変調信号が発生され、送信回
路(TX)5に入力される。送信回路5では、上記変調
信号が周波数シンセサイザ4から出力される局部発振信
号と合成されて高周波信号に変換され、この高周波信号
は高周波増幅されたのち共用器2を介してアンテナ1か
ら基地局へ向けて送信される。
【0014】また本実施例の移動局装置は、ディジタル
方式と現行のアナログ方式とを共存させたシステム、つ
まりデュアルモードの無線電話システムに適用可能な構
成を有している。すなわち、ディジタル方式ではなくア
ナログ方式で無線通話を行なう場合には、制御回路20
の制御により音声スイッチ10,13が音声符号復号回
路9側からアナログ音声処理回路(A−AUD)14側
に切換わる。そして受信回路3から出力された復調信号
は、アナログ音声処理回路14で音声信号に変換された
のち音声スイッチ10を介して受話器11に供給され、
この受話器11から音声出力される。これに対し、送話
器12から出力された送話信号は、音声スイッチ13を
介してアナログ音声処理回路14に入力され、ここで中
間周波信号に変換されたのち送信回路5により高周波信
号に変換されてアンテナ1から送信される。尚、15は
ダイヤルキーや発信スイッチ等のスイッチ類および表示
器を有した入力表示部、16は電源回路である。
【0015】図2は、図1に示した移動局装置の受信回
路3、周波数シンセサイザ4および送信回路5の構成を
示したものである。同図において、受信高周波信号は受
信回路3に入力されると、先ず高周波増幅器31で高周
波増幅されたのち第1の受信ミキサ回路32で第1中間
周波信号に変換され、さらに第2の受信ミキサ回路33
により第2中間周波信号に変換される。そして、この第
2中間周波信号は、中間周波増幅器34で増幅されたの
ちディジタル符号復号回路6に供給されるとともに、ア
ナログ音声処理回路14内のディスクリミネータ18に
供給される。
【0016】一方、ディジタル符号復号回路6から出力
されたディジタル送話信号は、送信回路5に入力される
と、先ず第1の送信ミキサ回路51で周波数シンセサイ
ザ4から出力される送信局部発振信号と合成されて中間
周波信号に変換され、しかるのちバッファ増幅器52を
介して第2の送信ミキサ回路53により送信高周波信号
に変換される。そして、この送信高周波信号は電力増幅
器(PA)54で増幅されたのち送信される。
【0017】また、周波数シンセサイザ4および制御回
路20は、基地局からの受信周波数に応じて送信周波数
を制御するための自動周波数制御(AFC)機能を有し
ている。すなわち、制御回路20の制御回路本体21か
らは、後述する周波数カウンタの計数値に応じた制御電
圧(ディジタル値)が出力され、この制御電圧はD/A
変換器41でアナログ値に変換されたのち、低域通過フ
ィルタ42を介して電圧制御水晶発振回路(VCXO)
43に供給される。そうすると、VCXO43からは上
記制御電圧のアナログ値に対応する周波数が発振出力さ
れ、この周波数は基準周波数として受信PLL回路(R
XPLL)44に入力される。受信PLL回路44は、
上記基準周波数を基に第1局部発振周波数を発生するも
ので、この第1局部発振周波数はバッファ増幅器45を
介して第1の受信ミキサ回路32に供給される。また、
上記VCXO43から発生された基準信号は、逓倍回路
(×N)46で逓倍されたのちバッファ増幅器47を介
して第2の受信ミキサ回路33に供給される。
【0018】さらに、上記VCXO43から発生された
基準信号は送信PLL回路(TXPLL)48に入力さ
れる。送信PLL回路48は、上記基準信号を基に所定
の送信局部発振周波数を発生するもので、この送信局部
発振周波数はバッファ増幅器49を介して第2の送信ミ
キサ回路53に供給される。また、上記VCXO43か
ら出力された基準信号は変調PLL回路(MODPLL
)40に供給される。この変調PLL回路40は、上記
基準信号に基づいて送信中間周波数を発生するもので、
この送信中間周波数はバッファ増幅器50を介して第1
の送信ミキサ回路51に供給される。したがって、送信
回路5からは上記受信回路3における受信周波数に応じ
た送信周波数が発生される。
【0019】ところで制御回路20は、制御回路本体(
CONT)21に加えて、第1の周波数カウンタ22a
(COUNT1)および第2の周波数カウンタ(COU
NT2)22bと、第1の時間発生回路(TB1)23
aおよび第2の時間発生回路(TB2)23bとを有し
ている。第1および第2の時間発生回路23a,23b
は、VCXO43から発生された基準信号を基に、それ
ぞれ第1のタイムベース(例えば10msec)を表わ
す時間信号およびこの第1のタイムベースよりも長い第
2のタイムベース(例えば100msec )を表わす
時間信号を作成するもので、これらの時間信号はそれぞ
れ第1の周波数カウンタ22aおよび第2の周波数カウ
ンタ22bに供給される。
【0020】第1の周波数カウンタ22aは、第2中間
周波信号の周波数を上記第1のタイムベースに従って計
数し、その計数値を制御回路本体21へ出力する。つま
り、10msec毎に第2中間周波信号の周波数を検出
する。 一方、第2の周波数カウンタ22bは、第2中間周波信
号の周波数を上記第2のタイムベースに従って計数し、
その計数値を制御回路本体21へ出力する。つまり、1
00msec 毎に第2中間周波信号の周波数を検出す
る。
【0021】制御回路本体21は、例えばマイクロコン
ピュータを主制御部として有したもので、無線チャネル
の接続制御手段等の通常の制御手段に加えて、送信周波
数制御手段24を備えている。この送信周波数制御手段
24は、装置の動作状態、つまり無線回線設定時である
かまたは定常状態であるかに応じて、上記第1および第
2の周波数カウンタ22a,22bの計数値を選択的に
使用するとともに所定の演算を行ない、これにより送信
周波数の制御を行なうものである。
【0022】次に、以上のように構成された装置の動作
を制御回路本体21の制御手順に従って説明する。待受
状態において、いま例えば使用者が発信をするために、
入力表示部15中の発信スイッチを押したとする。そう
すると制御回路本体21は、図3に示す如く先ずステッ
プ3aでこれから設定しようとする無線回線の周波数に
対応する制御電圧(ディジタル値)を出力する。このた
め、VCXO43からは上記制御電圧に応じた周波数が
発振出力され、この周波数を基に受信PLL回路44お
よび逓倍回路46からはそれぞれ第1局部発振周波数お
よび第2局部発振周波数が発生される。したがって、受
信回路3では図示しない基地局から送信された無線通信
信号の受信動作が開始される。また、変調PLL回路4
0および送信PLL回路48からは、上記VCXO43
の発振出力を基にそれぞれ第1中間周波信号および第2
中間周波信号が発生され、これらの信号により送信回路
5では送信動作が開始される。
【0023】一方、第1の時間発生回路23aおよび第
2の時間発生回路23bでは、上記VCXO43の発振
周波数を基にそれぞれ第1のタイムベースおよび第2の
タイムベースに対応する時間信号が作成され、第1およ
び第2の周波数カウンタ22a,22bに供給される。 したがって、周波数カウンタ22a,22bでは、それ
ぞれ上記第1および第2のタイムベースに従って受信中
間周波数の計数が開始される。
【0024】さて、そうして回路が起動されると制御回
路本体21は、先ず短いタイムベース(10msec)
を用いた第1の周波数カウンタ22aの計数値を使用し
て周波数の制御を開始する。すなわち、ステップ3bで
VCXO43が安定するに要する時間だけ待った後、ス
テップ3cにより第1の周波数カウンタ22aから計数
値を取込む。そして、先ずステップ3gでこの計数値か
ら受信中間周波周波数の所定周波数からのずれ方向を、
つまり+方向へのずれかまたは−方向へのずれかを判定
し、次にステップ3eで周波数のずれ量が予め設定した
範囲Δf1(例えば±200Hz )内に収まっている
か否かを判定する。この判定の結果、受信周波数のずれ
量がΔf1よりも大きければ、このずれ量を減少するべ
く制御電圧の値を修正し、この修正された制御電圧をス
テップ3fで出力する。したがって、VCXO43の発
振周波数は上記制御電圧値に応じて修正され、それに従
い受信用の各局部発振周波数および送信用の各局部発振
周波数もそれぞれ修正される。また、第1および第2の
時間発生回路23a,23bから発生されるタイムベー
スの信号も修正される。
【0025】そうしてVCXO43の発振周波数の1回
目の修正が終了すると、制御回路本体21はステップ3
gで第1の周波数カウンタ22aからの次の入力タイミ
ングになったか否かを、つまり第1のタイムベース(1
0msec)が経過したか否かを判定し、この10ms
ecが経過するとステップ3cに戻って第1の周波数カ
ウンタ22aから計数値を取込む。そして、この計数値
から周波数のずれ方向と周波数のずれ量を判定し、周波
数ずれ量がΔf1以内に入っていなければステップ3f
で制御電圧を修正して出力する。以後同様に、周波数の
ずれ量がΔf1内に入るまで、以上述べたステップ3c
からステップ3gまでの制御を繰り返す。
【0026】さて、上記制御により受信周波数のずれ量
がΔf1以内に入ったとする。そうすると制御回路本体
21は、次に長いタイムベース(100msec )を
用いた第2の周波数カウンタ22bの計数値を使用して
周波数制御を行なう。すなわち、制御回路本体21は図
4に示す如く、先ずステップ4aで上記ステップ3d,
3eの判定結果に応じて制御電圧を修正し、この修正さ
れた制御電圧を出力する。そして、ステップ4bで第2
の周波数カウンタ22bからの入力タイミングになった
か否かを、つまり第2のタイムベース(100msec
 )が経過したか否かを判定し、この100msec 
が経過するとステップ4cに移行して第2の周波数カウ
ンタ22bから計数値を取込む。そして、ステップ4d
,4eによりこの計数値から周波数のずれ方向と周波数
のずれ量とをそれぞれ判定し、周波数ずれ量がΔf2(
例えば±50Hz)以内に入っていなければ、ステップ
4aに戻ってここで上記計数値に応じて制御電圧を修正
し出力する。以後同様に、周波数のずれ量がΔf2内に
入るまで、以上述べたステップ4aからステップ4eま
での制御を繰り返す。
【0027】図6は、以上述べた無線回線設定時におけ
る周波数の変化例を示したもので、初期位置P1からP
2,P3までの変化はタイムベースの短い第1の周波数
カウンタ22aの計数値を用いた制御により行なわれ、
P3からP4,P5への変化はタイムベースの長い第2
の周波数カウンタ22bの計数値を用いた制御により行
なわれる。
【0028】尚、上記第2の周波数カウンタ22bの計
数値を用いた制御により、周波数のずれ量がΔf2以内
に入ると、制御回路本体21はステップ4eからステッ
プ4fに移行してここで先ず受信データに対し同期が確
立されたか否かを判定し、同期が確立されるとステップ
4gによりショーテンドバーストを送出する。ショーテ
ンドバーストとは、基地局との間の伝搬遅延を測定する
ためのもので、数種のフレームパターンと“0”ビット
パターンとを組み合わせたパターンからなっている。基
地局は、上記ショーテンドバーストの受信結果から伝搬
遅延時間を測定し、タイムアライメント情報を応答信号
に挿入して返送する。移動局装置の制御回路本体21は
、基地局から上記応答信号が返送されたことをステップ
4hで検出すると、ステップ4iにより上記タイムアラ
イメント情報に応じて送信タイムスロットの送信タイミ
ングを設定する。そして、ステップ4jでこの送信タイ
ムスロットを使用してスピーチデータを送信し、以後通
話制御状態(定常状態)となる。
【0029】一方、定常状態になると制御回路本体21
は、例えば次のように定常状態の制御を実行する。すな
わち、制御回路本体21は図5に示す如く、ステップ5
dで第2の周波数カウンタ22bからの計数値の入力タ
イミングになったか否かを、つまり第2のタイムベース
(100msec )が経過したか否かを監視している
。そして、100msec が経過する毎にステップ5
eに移行して、第1の周波数カウンタ22bから計数値
を取込んでいる。また制御回路本体21は、上記各監視
期間中(100msec )に、ステップ5a〜5cに
より第1の周波数カウンタ22aの計数値を第1のタイ
ムベース(10msec)の間隔で順次取込み、これら
の計数値を制御回路本体21内のRAM領域に保持して
いる。すなわち、制御回路本体21には、第2の周波数
カウンタ22bの計数値が1回取込まれる毎に、第1の
周波数カウンタ22aの計数値が10回取り込まれる。
【0030】さて、上記第1の周波数カウンタ22bか
ら計数値が1回取込まれると、制御回路本体21は先ず
ステップ5fにより、RAM領域に保持してある第1の
周波数カウンタ22aの各計数値の中に所定量以上変化
したものがあるか否かを判定する。そして変化したもの
があった場合には、100msec の期間中にフェー
ジング等により受信周波数が一時的に大きく変化したも
のと判断し、ステップ5gに移行する。このステップ5
gでは、第2の周波数カウンタ22bから取込んだ計数
値から、上記所定量以上の変化が検出された第1の周波
数カウンタ22aの計数値を引き算し、かつ変化がない
場合の第1の周波数カウンタ22aの計数値を加算する
。すなわち、上記フェージングによる周波数の変化を含
んだ第2の周波数カウンタ22bの計数値からその変化
分を除去するための処理が行なわれる。
【0031】そして、この第2の周波数カウンタ22b
の計数値の補正を終了すると、制御回路本体21はステ
ップ5hに移行する。そして、このステップ5hで、上
記補正後の第2の周波数カウンタ22bの計数値から受
信周波数のずれが許容値であるΔf2以内であるか否か
を判定し、この判定の結果受信周波数のずれ量がΔf2
以内であれば、制御電圧の修正を行なわずにそれまで出
力していた制御電圧をステップ5iでそのまま出力する
。これに対しΔf2を越える周波数ずれが生じた場合に
は、ステップ5jに移行してここで上記周波数ずれがΔ
f2以内になるように制御電圧の値を修正し出力する。 一方、上記ステップ5fにおいて所定量以上変化したも
のがなかった場合には、上記100msec の期間中
にはフェージング等による受信周波数の一時的な大きな
変化はなかったものと判断して、そのままステップ5h
に移行する。
【0032】したがって、例えば図7(a)に示す如く
、受信周波数がフェージング等により一時的に大きく変
化した場合には、この変化はタイムベースの短い第1の
周波数カウンタ22aの計数値Dにより検出される。 そして、この変化を含む計数値Dに対応する値D′が第
2の周波数カウンタ22bの計数値の中から除去され、
代わりに1タイムベース分の計数値Eが加えられる。こ
のため、VCXO43の発振周波数、延いては受信用の
各局部発振周波数および送信用の各局部発振周波数は、
上記フェージング等による受信周波数の一時的な変化の
影響を受けることなく安定に保持される。尚、図7(a
)はフェージング等による受信周波数の一時的な大きな
変化が発生しなかった場合の、第1および第2の各周波
数カウンタ22a,22bの計数値の状態を示したもの
で、このときのVCXO43の発振周波数は第2の周波
数カウンタ22bの計数値に応じて制御される。
【0033】以上述べたように本実施例であれば、短い
第1のタイムベース(10msec)で受信周波数をカ
ウントする第1の周波数カウンタ22aと、長い第2の
タイムベース(100msec )で受信周波数をカウ
ントする第2の周波数カウンタ22bとを設け、無線回
線設定時には先ず第1の周波数カウンタ22aの計数値
に従ってVCXO43の発振周波数を制御し、周波数が
所定範囲内になった後は第2の周波数カウンタ22bの
計数値に従ってVCXO43の発振周波数を制御するよ
うにしたので、無線回線の設定を短時間にかつ正確に設
定することができる。
【0034】また、無線回線設定後の呈上状態において
は、第2の周波数カウンタ22bの計数値に従ってVC
XO43の発振周波数を制御するようにし、しかも第1
の周波数カウンタ22aの計数値によりフェージング等
による受信周波数の一時的な変化を検出して、この検出
結果を用いて第2の周波数カウンタ22bの計数値から
上記変化に対応する値を除去するようにしたので、フェ
ージング等による受信周波数の一時的な変化の影響を効
果的に除去し、これにより極めて安定な周波数を得るこ
とができる。
【0035】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、定常状態における第2の周波数カウ
ンタ22bの計数値の補正は、第2のタイムベースの長
さを変更せずに行なってもよい。すなわち、図8に示す
如く第1の周波数カウンタ22aにより得られた各タイ
ムベースの計数値の中にフェージング等による大きな変
化を含んだものが検出された場合に、第2の周波数カウ
ンタ22bの計数値中の上記変化を含んだタイムベース
に対応する部分を、第1の周波数カウンタ22aの各タ
イムベースのうち変化を含まない他のタイムベースの計
数値に入替えるようにしてもよい。この場合、入替える
タイムベースの位置は計数値の変化が検出されたタイム
ベースの位置から時間的に離間したものを選択するとよ
い。また、以上の例ではフェージング等による周波数の
変化が1つのタイムベースのみに生じた場合を例にとっ
て説明したが、周波数の変化が隣接する複数のタイムベ
ースに波及している場合には、これらのすべてのタイム
ベースにおける計数値を計数値が変化していない他のタ
イムベースの計数値に入替えるようにしてもよい。
【0036】また、前記実施例では短い第1のタイムベ
ースで計数する第1の周波数カウンタ22aと、長い第
2のタイムベースで計数する第2の周波数カウンタ22
bとをそれぞれ設けたが、これらの周波数カウンタは1
個で共用することもできる。すなわち、第1の周波数カ
ウンタ22aと第2の周波数カウンタ22bは無線回線
設定動作中には時間的にずれて使用されるので、タイム
ベースを外部から切替るようにすれば1個の周波数カウ
ンタでも何ら不具合を生じることなく使用することがで
き、また定常動作状態では1個の周波数カウンタを短い
タイムベースで動作させ、この周波数カウンタにより得
られる各タイムベースの計数値を例えば10タイムベー
ス分加算して長いタイムベースに相当する計数値を求め
るようにすればよい。
【0037】さらに、第2の周波数カウンタ22bによ
り得られる長いタイムベースの計数値を、図9に示す如
く短いタイムベースの間隔で制御回路本体21で取り込
むようにしてもよい。この様にすれば、定常状態におけ
る周波数の制御をフェージング等による一時的な周波数
変動の影響を軽減した状態で短時間で速く行なうことが
できる。
【0038】また、前記実施例では2種類のタイムベー
スを使用した場合について説明したが、3種類以上のタ
イムベースを使用して制御するようにしてもよく、可能
ならばタイムベースを時間経過に従って段階的または連
続的に可変するように構成してもよい。また、各タイム
ベースの値やタイムベースの作成手段等についても適宜
設定または構成することができる。
【0039】その他、受信周波数を検出するための計数
手段の構成や自動周波数制御回路の回路構成、制御回路
の制御手順および制御内容等についても、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、自
動周波数制御手段に、無線回線の受信周波数またはこの
周波数に対応する周波数を複数のタイムベースに従って
計数する計数手段と、制御手段とを備え、この制御手段
により、無線回線設定時には、先ず上記複数のタイムベ
ースのうち短いタイムベースを少なくとも一つ選択して
送信周波数の粗調整を行なうとともに、この粗調整終了
後にこの粗調整で選択したタイムベースよりも長いタイ
ムベースを選択して送信周波数の微調整を行なうように
したことによって、無線回線設定時に送信周波数を迅速
かつ正確に規定値に設定することができ、これにより応
答性の優れた無線通信装置を提供することができる。
【0041】また他の本発明によれば、自動周波数制御
手段に、無線回線の受信周波数またはこの周波数に対応
する周波数を複数のタイムベースに従って計数する計数
手段と、制御手段とを備え、この制御手段により、無線
回線設定時には先ず上記複数のタイムベースのうち短い
タイムベースを少なくとも一つ選択して送信周波数の粗
調整を行なうとともに、この粗調整終了後にこの粗調整
で選択したタイムベースよりも長いタイムベースを選択
して送信周波数の微調整を行ない、無線回線設定後の定
常状態では、上記複数のタイムベースのうち上記長いタ
イムベースを選択して送信周波数の制御を行ない、かつ
上記短いタイムベースによる計数結果から受信周波数の
変化を検出し、この検出結果に応じて上記長いタイムベ
ースによる計数値を補正するようにしたことによって、
無線回線設定時に送信周波数を迅速かつ正確に規定値に
設定することができ、かつ無線回線設定後の定常状態で
はフェージング等の影響により受信周波数が一時的に変
化してもこの変化が送信周波数に即時反映されないよう
にすることができ、これにより送信周波数の応答性およ
び安定性を両方備えた無線通信装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における無線通信装置の全体
の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した装置の要部構成を示す回路ブロッ
ク図。
【図3】図2に示した装置の無線回線設定時における制
御手順および制御内容の前半部分を示すフローチャート
【図4】図2に示した装置の無線回線設定時における制
御手順および制御内容の後半部分を示すフローチャート
【図5】図2に示した装置の定常状態における制御手順
および制御内容を示すフローチャート。
【図6】図2に示した装置の無線回線設定時における周
波数の制御動作を説明するための図。
【図7】図2に示した装置の定常状態における計数値の
補正動作を説明するためのタイムチャート。
【図8】本発明の他の実施例における装置の定常状態に
おける計数値の補正動作を説明するためのタイムチャー
ト。
【図9】本発明の別の実施例における装置の定常状態に
おける計数値の取込み動作を説明するためのタイムチャ
ート。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…共用器(DUP)、3…受信回路(
RX)、4…周波数シンセサイザ(SYN)、5…送信
回路(TX)、6…ディジタル符号復号回路(MOD)
、7…等化器(EQL)、8…誤り訂正符号復号回路(
CH−COD)、9…音声符号復号回路(SP−COD
)、10,13…音声スイッチ、11…受話器、12…
送話器、14…アナログ信号処理回路(A−AUD)、
15…入力操作部、16…電源回路、18…ディスクリ
ミネータ、20…制御回路、21…制御回路本体、22
a…第1の周波数カウンタ(COUNT1)、22b…
第2の周波数カウンタ(COUNT2)、23a…第1
の時間発生回路(TB1)、23b…第2の時間発生回
路(TB2)、31…高周波増幅器、32,51…第1
ミキサ回路、33,53…第2ミキサ回路、34,52
…中間周波増幅器、40…変調PLL回路(MODPL
L)、41…ディジタル・アナログ変換器、42…低域
通過フィルタ(LPF)、43…電圧制御水晶発振器(
VCXO)、44…受信PLL回路(RXPLL)、4
5,47,49,50…バッファ増幅器、46…逓倍回
路、48…送信PLLL回路(TXPLL)、54…電
力増幅器(PA)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  無線チャネルの受信周波数を検出して
    この検出された受信キャリア周波数に基づいて送信キャ
    リア周波数を制御する自動周波数制御手段を備えた無線
    通信装置において、前記自動周波数制御手段は、前記無
    線回線の受信周波数またはこの周波数に対応する周波数
    を複数のタイムベースに従って計数する計数手段と、無
    線回線設定時には、先ず前記複数のタイムベースのうち
    短いタイムベースを少なくとも一つ選択して送信周波数
    の粗調整を行なうとともに、この粗調整終了後にこの粗
    調整で選択したタイムベースよりも長いタイムベースを
    選択して送信周波数の微調整を行なう制御手段とを具備
    したことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】  無線回線の受信周波数を検出してこの
    検出された受信周波数に基づいて送信周波数を制御する
    自動周波数制御手段を備えた無線通信装置において、前
    記自動周波数制御手段は、前記無線回線の受信周波数ま
    たはこの周波数に対応する周波数を複数のタイムベース
    に従って計数する計数手段と、無線回線設定時には、先
    ず前記複数のタイムベースのうち短いタイムベースを少
    なくとも一つ選択して送信周波数の粗調整を行なうとと
    もに、この粗調整終了後にこの粗調整で選択したタイム
    ベースよりも長いタイムベースを選択して送信周波数の
    微調整を行ない、無線回線設定後の定常動作中には、前
    記複数のタイムベースのうち前記長いタイムベースを選
    択して送信周波数の制御を行ない、かつ前記短いタイム
    ベースによる計数結果から受信周波数の変化を検出し、
    この検出結果に応じて前記長いタイムベースによる計数
    値を補正する制御手段とを具備したことを特徴とする無
    線通信装置。
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