JPH04243870A - オキサアザビシクロ(3.3.0)オクタン誘導体 - Google Patents

オキサアザビシクロ(3.3.0)オクタン誘導体

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JPH04243870A
JPH04243870A JP816691A JP816691A JPH04243870A JP H04243870 A JPH04243870 A JP H04243870A JP 816691 A JP816691 A JP 816691A JP 816691 A JP816691 A JP 816691A JP H04243870 A JPH04243870 A JP H04243870A
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JP
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mmol
compound
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solvent
chcl3
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JP816691A
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English (en)
Inventor
Sadao Oida
老田 貞夫
Toshiyuki Konosu
俊之 鴻巣
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】光学活性なシス−2−アミノシク
ロペンタン−1−カルボン酸が微生物代謝産物として単
離され、FR−109615[J.Antibioti
cs, 43 , 1(1990) ] またはシスペ
ンタシン[J.Antibiotics, 42 , 
1749 , 1756(1989) ] と命名され
てその高い抗カンジダ活性が報告されている。
【0002】
【従来技術】シス−2−アミノシクロペンタン−1−カ
ルボン酸の合成法は既に知られている(例えばChem
.Ber., 92, 1594(1959), J.
Antibiotics, 42, 1749(198
9)等)。この方法によって得られる最終生成物のdl
体は光学分割することにより、抗カンジダ活性を示す光
学活性な(1R,2S)−シス−2−アミノシクロペン
タン−1−カルボン酸に導かれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者等は、化合物(
1)を中間体とすることにより、光学活性なシス−2−
アミノシクロペンタン−1−カルボン酸を得ることもで
きる合成法を見い出し本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式
【0005
【化2】
【0006】を有するオキサアザビシクロ[3.3.0
]オクタン誘導体およびその塩。
【0007】式中、Arは置換基を有してもよいフェニ
ル基を示し、Rは水素原子、α位に水酸基もしくは保護
された水酸基を有する炭素数1〜5個のアルキル基また
はα位に水酸基もしくは保護された水酸基を有する炭素
数7〜9個のアラルキル基を示す。
【0008】Arの置換基を有してもよいフェニル基の
置換基は、たとえばメトキシ、メチル、エチル、ニトロ
、シアノ、メトキシカルボニル、弗素、塩素または臭素
原子等があげられ、これらの同一または異なる置換基を
1〜2個有してもよい。
【0009】Rのα位に水酸基を有するアルキル基は、
たとえばヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、1
−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシブチル、1−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロピル、1−ヒドロキシ−2,
2−ジメチルプロピルがあげられる。
【0010】Rのα位に水酸基を有するアラルキル基は
、たとえば1−ヒドロキシ−1−フェニルメチル、1−
ヒドロキシ−2−フェニルエチル、1−ヒドロキシ−2
−フェニルプロピルがあげられる。
【0011】Rのα位に保護された水酸基を有するアル
キル基およびアラルキル基における水酸基の保護基は、
特に限定はなく一般的なアルコール性水酸基保護基であ
る。好ましくはトリメチルシリル、tert−ブチルジ
メチルシリル、トリフェニルシリルなどのシリル基、ベ
ンジル、p−メトキシベンジルなどのアラルキル基、ホ
ルミル、アセチル、プロピオニル、ピバリル、ベンゾイ
ルなどのアシル基、アリルオキシカルボニル、ベンジル
オキシカルボニル、トリクロロエトキシカルボニルなど
の置換アルコキシカルボニル基、テトラヒドロピラニル
、メトキシメチル、1−エトキシエチルなどのエーテル
基があげられる。
【0012】好適な化合物(1)として、Arがフェニ
ル、p−トリル、p−メトキシフェニル、p−ニトロフ
ェニルまたはp−シアノフェニルであり、Rが水素原子
、1−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシプロピル、ヒ
ドロキシフェニルメチル、1−ヒドロキシ−2−フェニ
ルエチル、1−アセトキシエチルまたは1−tert−
ブチルジメチルシリルオキシエチルである化合物(1)
があげられる。
【0013】本発明に用いた出発物質である一般式(2
)を有する化合物は、次のようにして得ることが出来る
【0014】すなわち、Rが水素原子である化合物(2
)はアルコール(3)を酸化することによって得られる
【0015】
【化3】
【0016】Rがα位に水酸基もしくは保護された水酸
基を有するアルキル基あるいはアラルキル基である化合
物(2)は以下に示すルートによって作ることが出来る
【0017】
【化4】
【0018】式中R′は、Rからヒドロキシメチル基な
ど( −CH(OH)− , −CH(OR″)−)を
除いた基を示す。R″は水酸基の保護基を示す。
【0019】ジヒドロピラン(4)と1,3−プロパン
ジチオールを酸触媒の存在下に反応させてアルコール(
5)を得る。反応に用いられる溶媒はエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ベンゼン、塩化メチレンなどの非プロト
ン性溶媒が好ましく、酸触媒としては、三弗化ホウ素エ
ーテル錯体、p−トルエンスルホン酸、塩化スズなどを
用いる。反応温度は−20℃ないし室温であり、反応時
間は5分間〜1時間である。
【0020】アルコール(5)からアルデヒド(6)を
得る反応は酸化剤を用いて行うことが出来る。酸化剤と
しては、酸化クロム(VI)−ピリジン錯体や塩化オキ
サリル−ジメチルスルホキシド−トリエチルアミンの組
み合わせなどが用いられ反応溶媒は塩化メチレンが好適
である。反応温度は−78℃ないし室温であり反応時間
は5分間〜2時間である。
【0021】アルデヒド(6)からα,β−不飽和ケト
ン(8)を製造する工程はウィッティヒ反応を用いて行
われる。アルデヒド(6)に対して一般式(7)を有す
るウィッティヒ試薬を加熱下反応させることによってケ
トン(8)を得ることができる。反応に用いられる溶媒
はベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
が好ましく、反応温度は50℃ないし溶媒の沸点であり
、反応時間は1〜5時間である。
【0022】不飽和ケトン(8)から一般式(9)を有
するアルコール化合物を得る反応は、水素化リチウムア
ルミニウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナト
リウム−塩化セリウム(III) 等の還元剤を用いて
行うことが出来る。また不飽和ケトン(8)を不斉還元
試薬を用いて還元を行えば、光学活性なアルコール(9
a)またはその対掌体(9b)を得ることが出来る。さ
らにラセミ体のアルコール(9)は、次式に示すように
酵素反応を利用して光学活性な両対掌体に分割すること
が出来る。すなわち、ラセミ体アルコール(9)をジイ
ソプロピルエーテルのような非プロトン性溶媒中で過剰
の酢酸イソプロペニルの存在下リパーゼと室温付近で攪
拌すれば光学活性なアルコール(9a)とその対掌体に
相当するアセチル体 (10a)を得ることが出来、両
者はカラムクロマトグラフィー等で、容易に分離できる
。アセチル誘導体(10a) は酸あるいはアルカリを
用いて加水分解すれば(9a)の対掌体である光学活性
なアルコール(9b)に誘導できる。また、ラセミ体ア
ルコール(9)を通常の化学反応によりアセチル化して
得られるラセミ体アセテート(10 ′) (R″がア
セチル基である化合物(10))を同じリパーゼを用い
る加水分解反応に付すと、光学活性なアルコール(9b
)とその対掌体に相当するアセテート(10b) を得
ることが出来る。アセチル誘導体(10b) は酸ある
いはアルカリを用いて加水分解すれば先に述べた光学活
性なアルコール(9a)に誘導できる。
【0023】
【化5】
【0024】
【化6】
【0025】上述した方法によって得られるラセミ体ア
ルコール(9)あるいは光学活性なアルコール(9a)
および(9b)の水酸基は一般的なアルコール性水酸基
の保護基で修飾することにより(10)に導くことが出
来る。例えば、トリメチルシリル、tert−ブチルジ
メチルシリル、トリフェニルシリル等のシリル基を保護
基とする(10)を製造する場合は、相当するシリル化
剤をトリエチルアミンのような三級アミンの存在下に反
応させることによって得られる。ベンジルあるいはp−
メトキシベンジルなどのアラルキル基を保護基とする化
合物(10)も通常のエーテル化の方法を用いて得るこ
とができる。水酸基の保護基がホルミル、アセチル、プ
ロピオニル、ピバリル、ベンゾイルなどのアシル基、ア
リルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、ト
リクロロエトキシカルボニルなどの置換アルコキシカル
ボニル基、テトラヒドロピラニル、メトキシメチル、1
−エトキシエチルなどのエーテル基である化合物(10
)も通常の方法によって得ることができる。
【0026】上述のアルコール化合物(9)あるいはそ
の水酸基が保護された化合物(10)は、2価の水銀化
合物例えば塩化第二水銀を作用させて加水分解を行うこ
とにより、本発明の出発物質として用いられるアルデヒ
ド誘導体(2)に導くことが出来る。
【0027】一般式(2)を有する化合物とN−ベンジ
ルヒドロキシルアミン誘導体(ArCH2NOH) を
1当量ずつ、ベンゼン、トルエン、クロロホルム、塩化
メチレン、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
などの溶媒中で混合し、0℃ないし室温で5分間〜2時
間静置することにより容易に一般式(11)を有する化
合物が得られる。化合物(11)を含む反応液から溶媒
を留去して得られる粗製の化合物(11)をあらためて
ベンゼン、トルエン、キシレンなどに溶かし、50℃な
いし溶媒の沸点で2時間ないし10時間加熱することに
より一般式(1)を有する化合物を得ることが出来る。
【0028】ここに得られる化合物(1)は以下に示す
ルートによりシス−2−アミノシクロペンタン−1−カ
ルボン酸(FR − 109615 =シスペンタシン
)に導くことが出来る。すなわち、化合物(1)をパラ
ジウム−炭素を触媒として用いる水素化分解によって、
脱ベンジル化およびイソキサゾリジン環の開環を行うと
、アミノアルコール誘導体(12)が得られる。化合物
(12)のアミノ基をt−ブトキシカルボニル基で保護
して化合物(13)としたのち(置換基R中のα位水酸
基が保護されている場合は脱保護したのち)、ジョーン
ズ試薬あるいは過マンガン酸カリ−メタ過ヨウ素酸ソー
ダなどを用いて酸化するとカルボン酸(14)が得られ
る。化合物(14)のアミノ保護基を除去すればシス−
2−アミノシクロペンタン−1−カルボン酸(15)を
得ることが出来る。
【0029】
【化7】
【0030】以下に化合物(2) および(1) の製
造法を参考例および実施例によって示す。
【0031】実施例1  (±)−シス−2−ベンジル
−3−オキサ−2−アザビシクロ[3.3.0]オクタ
【0032】
【化8】
【0033】ピリジン19g(0.24mol )のジ
クロロメタン溶液(300ml)に、攪拌しながら12
g(0.12mol )の酸化クロム(VI)を15分
かけて少しずつ加えた。さらに室温にて30分攪拌の後
、氷冷下5−ヘキセン−1−オール2.0g(0.02
mol )のジクロロメタン溶液(8ml)を滴下し、
氷冷下50分間攪拌した。その後硫酸水素カリウムの粉
を加えて酸化剤を沈殿させ、上澄みをフロリジルのカラ
ムに通じた。沈殿はエーテルで数回洗い、その洗液もカ
ラムに通じた。流出液(計 1.2  l )には5−
ヘキセナールが含まれていたが、揮発性のため精製せず
、溶液のまま次の反応に付した。精製した5−ヘキセナ
ールのNMR スペクトル(CDCl3)δppm :
0.7−2.5(6H,m),4.8−4.9(1H,
m),5.0−5.2(1H,m),5.4−6.2(
1H,m),9.82(1H,t,J=2Hz)。
【0034】上で得た5−ヘキセナールの溶液にN−ベ
ンジルヒドロキシルアミン2.2g(18mmol)を
加え、室温で2時間放置した。減圧で溶媒を留去して得
られた固形物をベンゼン100mlに溶かし、70℃で
2.5時間攪拌した。減圧で溶媒を留去し、残留物をシ
リカゲル70gを用いるカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(0:20〜3:17)で溶
出し、3.28g(81%収率)の目的化合物を油状物
として得た。IRスペクトル(CHCl3)νmax 
 cm−1 :2970,2890,1605,150
0,1455,1030,1015,700。NMR 
スペクトル(CDCl3)δppm :1.4−1.8
(6H,m),3.02(1H,m),3.365(1
H,m),3.426(1H,dd,J=9,6Hz)
,3.877と3.961(各1H,ABq ,J=1
3.2Hz),4.139(1H,t,J=9Hz),
7.30−7.45(5H,m)。
【0035】参考例1(a)  (±)−シス−2−(
tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)シクロペン
タン−1−メタノール
【0036】
【化9】
【0037】(±)−シス−2−ベンジル−3−オキサ
−2−アザビシクロ[3.3.0]オクタン3.39g
(16.7mmol)の酢酸溶液(110ml)に、1
0%パラジウム炭素触媒1.70gを加え、水素1気圧
下室温にて18時間攪拌した。触媒を濾去し、減圧で溶
媒を留去した。残留物をテトラヒドロフラン50mlに
溶かし、氷冷下トリエチルアミン6.0g(59mmo
l)、ジ炭酸ジtert−ブチル4.5g(21mmo
l)を加え、室温にて30分攪拌した。さらにトリエチ
ルアミン3.0g(30mmol)、ジ炭酸ジtert
−ブチル3.0g(14mmol)を追加し、室温にて
30分攪拌した。反応液を酢酸エチルでうすめ、食塩水
で洗い、減圧で溶媒を留去し、ヘキサンより再結晶して
、融点111−112℃を有する針状晶として2.7g
の標記化合物を得た。母液はシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、更に0.34gの標記化合物(合計
85%収率)を得た。IRスペクトル(CHCl3)ν
max cm−1:3460,2960,1685,1
502,1368,1160。NMR スペクトル(C
DCl3)δppm :1.13(1H,m),1.4
57(9H,s),1.40−1.75(4H,m),
1. 992(1H,m),2.133(1H,m),
3.383(1H,t,J=12Hz),3.576(
1H,dd,J=12,4Hz),4.10(1H,q
−like,J=6Hz),4. 5(1H,br)。
【0038】(b)  (±)−シス−2−(tert
−ブチルオキシカルボニルアミノ)シクロペンタン−1
−カルボン酸
【0039】
【化10】
【0040】(±)−シス−2−(tert−ブチルオ
キシカルボニルアミノ)シクロペンタン−1−メタノー
ル339mg(1.58mmol)のアセトン34ml
溶液に、酸化クロム(VI) 634mg(6.3mm
ol)、水2.4ml、濃硫酸0.55mlより調製し
たジョーンズ試薬を、氷冷下少しずつ滴下した。氷冷に
て50分攪拌後、2−プロパノールを少量加えて過剰の
酸化剤を分解し、酢酸エチル−食塩水で抽出した。有機
層を食塩水で洗い、減圧で溶媒を留去した。残留物をシ
リカゲル5gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し
、酢酸エチル−ベンゼン(0:1〜1:1)で溶出し、
305mgの標記化合物(84%収率)を油状物として
得た。IRスペクトル (CHCl3)νmax cm
−1:3450,3320,2980,1705,15
00,1408,1370,1165。NMR スペク
トル(CDCl3 + D2O)δppm :1.45
0(9H,s),1.40−1.75(2H,m),1
.75−2.20(4H,m),3.0−3.2(1H
,br),4.0−4.3(1H,br)。
【0041】(c)  (±)−シス−2−アミノシク
ロペンタン−1−カルボン酸
【0042】
【化11】
【0043】(±)−シス−2−(tert−ブチルオ
キシカルボニルアミノ)シクロペンタン−1−カルボン
酸150mgに、4N塩化水素ジオキサン溶液を加え、
室温にて20分攪拌した。減圧にて溶媒と塩化水素を蒸
発させ、残分を水に溶かしIR−120B(H+)型の
イオン交換カラムに定着させ水で洗った。次に0.5M
アンモニア水を流して溶出し、減圧にて濃縮して得られ
た固体を水−アセトンから再結晶して、170℃で分解
する結晶として標記化合物40mg(47%収率)を得
た。IRスペクトル(KBr)νmax cm−1:2
975,2872,1629,1521,1463,1
452,1244。NMR スペクトル(D2O , 
外部標準テトラメチルシラン使用)δppm :1.4
5−1.70(4H,m),1.80−1.95(2H
,m),2.569(1H,td ,J=8,6Hz)
,3.515(1H,td  ,J=6,4Hz)。
【0044】実施例2  (1R,4S,5S)−2−
ベンジル−4−[(S)−1−ヒドロキシエチル]−3
−オキサ−2−アザビシクロ[3.3.0]オクタン

0045】
【化12】
【0046】参考例2(f) で得られる(S) − 
(E) −7−ヒドロキシ−5−オクテナール41mg
(0.29mmol)をクロロホルム3mlに溶かした
中へN−ベンジルヒドロキシルアミン37mg(0.3
0mmol)を加え、減圧にて溶媒を留去した。さらに
ベンゼンで3回共沸後、ベンゼン4mlに溶かし油浴上
で6時間加熱還流した。反応液を濃縮後、シリカゲル1
gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ベンゼン(0:4〜1:3)で溶出して68mg(
95%収率)の目的化合物を油状物として得た。この製
品は約6%のジアステレオマーを含んでいた。比旋光度
[α]D25 −50.5°(c=2.29,CHCl
3 )。IRスペクトル(CHCl3)νmax cm
−1:3450,2950,2880,1600,15
00,1455,1030。NMR スペクトル(CD
Cl3)δppm :1.173(3H,d,J=6.
5Hz),1.30−1.70(5H,m),1.70
−1.90(1H,m),2.60−2.70(1H,
m),3.25−3.40(1H,br),3.427
(1H,t,J=6.5Hz),3.750(1H,q
uintet ,J=6.5Hz),3.932と4.
002(各1H,ABq ,J=13Hz),7.2−
7.4(5H,m)。
【0047】参考例2(a)  4−(1,3−ジチア
ン−2−イル)ブタノール
【0048】
【化13】
【0049】1,3−プロパンジチオール8.6g(8
0mmol)、2,3−ジヒドロ(1H)ピラン10.
0g(120mmol)を乾燥ジクロロメタン50ml
に溶かした。氷冷下この中に三フッ化ホウ素エチルエー
テル錯体0.5mlを加え、室温にて50分攪拌した。 再び氷冷し、ジヒドロピラン4.0g(48mmol)
を追加し、室温にて40分攪拌した。次にメタノール3
0mlを加え、室温にて4時間攪拌した。反応液に重曹
水を加え、ジクロロメタンで抽出した。濃縮後残留物を
減圧蒸留し、5Torr,173−183℃の沸点を有
する標記化合物10.3g(1,3−プロパンジチオー
ルよりの収率67%)を得た。IRスペクトル(liq
)νmax cm−1:3400,2934,2902
,2860,1422。NMR スペクトル(CDCl
3)δppm :1.2−2.2(8H,m),2.5
−3.1(4H,m),3.4−3.9(2H ,m)
,4.05(1H ,t,J=7Hz)。
【0050】(b)  4−(1,3−ジチアン−2−
イル)ブタナール
【0051】
【化14】
【0052】塩化オキザリル9.93g(78mmol
) を乾燥ジクロロメタン150mlに溶かし−70℃
に冷却した中へ、ジメチルスルホキシド6.5g(83
mmol)を滴下し、15分攪拌した。その中へ4−(
1,3−ジチアン−2−イル)ブタノール7.52g(
39mmol ,ジクロロメタン30mlに溶かしたも
の)を滴下し、−70℃にて40分攪拌した。さらにト
リエチルアミン17g(168mmol)を加えた後、
−5℃まで2時間かけて昇温した。反応液を食塩水−ジ
クロロメタンで抽出し、有機層より減圧にて溶媒を蒸発
させた。残留物をシリカゲル100gを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付し、ベンゼンで溶出して6.15
g(83%収率)の標記化合物を油状物として得た。I
Rスペクトル(CHCl3)νmax cm−1:17
30。NMR スペクトル(CDCl3)δppm :
1.4−2.2(6H,m),2.2−2.7(2H,
m),2.7−3.0(4H,m),4.04(t−l
ike,J=7Hz),9.82(1H,t,J=2H
z)。
【0053】(c)  (E)−7−(1,3−ジチア
ン−2−イル)−3−ヘプテン−2−オン
【0054】
【化15】
【0055】4−(1,3−ジチアン−2−イル)ブタ
ナール6.15g(32mmol)、トリフェニルホス
ホラニリデン−2−プロパノン13.0g(41mmo
l)、トルエン70mlの混合物を油浴上90℃に加熱
して3時間攪拌した。溶媒を減圧にて留去し、残留物を
熱ベンゼン少量に溶かし、ヘキサンを加えて冷却し、析
出した不溶物を濾去した。濾液を濃縮し、シリカゲル2
00gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、ベン
ゼンで溶出して、4.6g(62%収率)の標記化合物
を油状物として得た。IRスペクトル(CHCl3)ν
max  cm−1 :2960,1680,1630
,1430,1365,1260,980。NMR ス
ペクトル(CDCl3)δppm :1.2−2.3(
8H,m),2.24(3H,s),2.5−3.0(
4H,m),4.02(1H,t−like,J=7H
z),6.05(1H,d−like,J=16Hz)
,6.78(1H,dt,J=16,6Hz)。
【0056】(d)  (±)−(E)−7−(1,3
−ジチアン−2−イル)−3−ヘプテン−2−オール

0057】
【化16】
【0058】(E)−7−(1,3−ジチアン−2−イ
ル)−3−ヘプテン−2−オン4.5g(20mmol
)をエタノール70mlに溶かし、塩化セリウム(II
I)7水和物7.65g(21mmol)を加えた。氷
冷下水素化ホウ素ナトリウム0.95g(28mmol
)を加え、室温にて0.7時間攪拌した。氷冷下塩化ア
ンモニウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出、食塩
水で洗浄した。減圧で濃縮して得られた残留物をシリカ
ゲル60gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ベンゼン(0:100〜7:93)で溶出
し、4.4g(97%収率)の標記化合物を油状物とし
て得た。IRスペクトル(CHCl3)νmax cm
−1:3450,3000,2950,1425,12
80,970。NMR スペクトル(CDCl3)δp
pm :1.24(3H, d, J=6Hz),1.
3−2.3(9H,m),2.7−3.0(4H,m)
,4.05(1H,t,J=7Hz),3.9−4.5
(1H,m),5.5−5.7(2H,m)。
【0059】(e)  (R)−(E)−7−(1,3
−ジチアン−2−イル)−3−ヘプテン−2−イル  
アセタート  および(S)−(E)−7−(1,3−
ジチアン−2−イル)−3−ヘプテン−2−オール
【0
060】
【化17】
【0061】(±)−(E)−7−(1,3−ジチアン
−2−イル)−3−ヘプテン−2−オール815mg(
3.5mmol)、酢酸イソプロペニル1.2ml(1
1mmol)、リパーゼPSアマノ800mg、イソプ
ロピルエーテル8mlの混合物を室温で3.5時間攪拌
した。反応液を濾過し、沈殿をアセトンで洗った。濾液
と洗液をあわせて濃縮し、シリカゲル15gを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付した。ベンゼン溶出分画よ
り405mgの(R)−(E)−7−(1,3−ジチア
ン−2−イル)−3−ヘプテン−2−イル  アセター
ト(42%収率,79%ee)が油状物として得られた
。非旋光度[α]D25 +35.2°(c=1.68
,CHCl3 )。IRスペクトル(CHCl3)νm
axcm−1:2950,1720,1372,125
0,1040。NMR スペクトル(CDCl3)δp
pm :1.27(3H,d,J=6Hz),1.4−
2.4(8H,m),2.01(3H,s),2.6−
3.0(4H,m),4.05(1H,t−like,
J=7Hz),5.1−5.8(3H,m)。さらに酢
酸エチル−ベンゼン(7:93)分画より358mgの
(S)−(E)−7−(1,3−ジチアン−2−イル)
−3−ヘプテン−2−オール(44%回収率,84%e
e)が油状物として回収された。比旋光度[α]D25
 −5.2°(c=1.63,CHCl3 )。上述お
よび後述の光学活性な(E)−7−(1,3−ジチアン
−2−イル)−3−ヘプテン−2−オールは常法により
ピリジン中 (R)−3,3,3−トリフルオロ−2−
メトキシ−2−フェニルプロピオニル=クロリドを室温
で作用させる事によりMTPAエステルとし、液体クロ
マトグラフィー(島津Shim−pack CLC−S
IL(M) 、ヘキサン−酢酸エチル(97:3)、1
ml/分、254nm)によりジアステレオマー比を求
め、ee値を決定した。また、上述および後述の光学活
性な(E)−7−(1,3−ジチアン−2−イル)−3
−ヘプテン−2−イル  アセタートは常法によりメタ
ノール−水混合溶媒中室温で炭酸カリウムを作用させる
事により光学活性な(E)−7−(1,3−ジチアン−
2−イル)−3−ヘプテン−2−オールとし、その比旋
光度よりee値を上記および後記のように決定した。
【0062】(f)  (S)−(E)−7−ヒドロシ
キ−5−オクテナール
【0063】
【化18】
【0064】参考例2(e)で得た(S)−(E)−7
−(1,3−ジチアン−2−イル)−3−ヘプテン−2
−オール133mg(0.57mmol)、塩化水銀(
II) 340mg(1.3mmol)、炭酸カルシウ
ム250mg(2.5mmol)、アセトニトリル4m
l、水1mlの混合物を油浴上5時間加熱還流した。冷
後酢酸エチルを加え濾過した。濾液を飽和食塩水で洗い
、減圧にて溶媒を蒸発させて得られた残留物を、シリカ
ゲル2gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ベンゼン(0:5〜1:4)で溶出し、41
mg(50%収率)の標記化合物と40mgの原料(3
0%回収率)を得た。比旋光度[α]D25 −12.
9°(c=1.65,CHCl3)。IRスペクトル(
CHCl3)νmax cm−1:  3430 , 
2920 , 1720 , 968。NMR スペク
トル(CDCl3)δppm :1.259(3H,d
,J=6Hz),1.733(2H ,quintet
,J=7Hz),2.08(2H, m),2.45(
2H, td,J=7,2Hz),4.267(1H,
quintet,J=6Hz),5.546(1H,d
d,J=15,5Hz),5.613(1H,dd ,
J=15,6Hz),9.771(1H,t,J=2H
z)。
【0065】(g)  (1R,2S)−1−(ter
t−ブチルオキシカルボニルアミノ)−2−[(1S,
2S)−1,2−ジヒドロキシプロピル]シクロペンタ
【0066】
【化19】
【0067】実施例2で得た(1R,4S,5S)−2
−ベンジル−4−[(S) −1−ヒドロキシエチル]
−3−オキサ−2−アザビシクロ[3.3.0]オクタ
ン68mg(0.23mmol)を実施例1(b) と
同様に処理し、シリカゲル2gを用いるカラムクロマト
グラフィーに付し酢酸エチル−ベンゼン(0:1〜1:
1)で溶出し58mg(98%収率)の標記化合物を油
状物として得た。比旋光度[α]D25 +23.8°
(c=1.86,CHCl3 )。IRスペクトル(C
HCl3)νmax cm−1:3450,2970,
1680,1500,1330,1160,990。N
MR スペクトル(CDCl3)δppm :1.25
(1H,m),1.266(3H,d,J=6hz),
1.455(9H,s),1.53−1.65(2H,
m),1.65−1.85(2H,m),1.85−2
.03(1H,m),2.03−2.20(1H,m)
,3.151(1H,dd,J=10,2Hz),3.
673(1H,qd,J=6,2Hz),4.122(
1H,q−like,J=6Hz),4.51(1H,
br d,J=7Hz)。
【0068】(h)  (1S,2R)−2−(ter
t−ブチルオキシカルボニルアミノ)シクロペンタン−
1−カルボン酸
【0069】
【化20】
【0070】参考例2(g) で得た(1R,2S)−
1−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)−2
−[(1S,2S)−1,2−ジヒドロキシプロピル]
シクロペンタン31mg(0.12mmol)をアセト
ン4mlに溶かした中へ参考例1(b) と同様に調製
したジョーンズ試薬を氷冷下2時間かけて適量滴下した
。参考例1(b) と同様に処理精製し14.3mg(
52%収率)の標記化合物を油状物として得た。比旋光
度[α]D +15.7°(c=1.12,CHCl3
 )。(i)  (1S,2R)−(+)−シス−2−
アミノシクロペンタン−1−カルボン酸
【0071】
【化21】
【0072】参考例2(h)で得た(1S,2R)−2
−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)シクロ
ペンタン−1−カルボン酸14.3mg(0.062m
mol)を参考例1(c)と同様に処理し3.8mg(
47%収率)の標記化合物を固形物として得た。比旋光
度[α]D25 +6.1(c=0.38,CHCl3
 )。NMR スペクトルは参考例1(c) で述べた
化合物のそれと一致した。
【0073】実施例3  (1S,4R,5R)−2−
ベンジル−4−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−3
−オキサ−2−アザビシクロ[3.3.0] オクタン
【0074】
【化22】
【0075】参考例3(c) で得られる(R) −(
E) −7−ヒドロキシ−5−オクテナール1.13g
(8.0mmol)をベンゼン20mlに溶かした中へ
、N−ベンジルヒドロキシルアミン970mg(7.9
mmol)を加え、ロータリーエバポレータを用いて3
回ベンゼンにて共沸した。残留物をベンゼン100ml
に溶かし、3時間加熱還流した。減圧で溶媒を留去し、
シリカゲル30gを用いるカラムクロマトグラフィー付
し、酢酸エチル−クロロホルム(0:100〜6:94
)で溶出して1.67g(85%収率)のジアステレオ
マー混合物(15:1)を得た。さらにこの混合物を酢
酸エチル−クロロホルム(1:10)を用いるローバー
カラムに付してジアステレオマーを分離し、各々油状物
として単離した。主ジアステレオマー(1S,4R,5
R)−2−ベンジル−4−[(R)−1−ヒドロキシエ
チル]−3−オキサ−2−アザビシクロ[3.3.0]
 オクタン:比旋光度[α]D25 +60.4°(c
=2.26,CHCl3 )。NMR スペクトルは実
施例2で述べた化合物のそれと一致した。副生ジアステ
レオマー(1R,4S,5S)−2−ベンジル−4−[
(R)−1−ヒドロキシエチル]−3−オキサ−2−ア
ザビシクロ[3.3.0] オクタン:比旋光度[α]
D25 −71.6°(c=2.26,CHCl3 )
。IRスペクトル(CHCl3) νmax cm−1
:3450,2950,2870,1600,1590
,1448,1360,1030。NMR スペクトル
(CDCl3)δppm :1.143(3H,d,J
=7Hz),1.3−1.7(5H,m),1.818
(1H,m),2.943(1H,br q,J=7H
z),3.1−3.3(1H,br ),3.498(
1H,dd,J=7,3Hz),3.957(2H,s
),4.031(1H,qd,J=7,3Hz)。
【0076】参考例3(a)  (±)−(E)−7−
(1,3−ジチアン−2−イル)−3−ヘプテン−2−
イル  アセタート
【0077】
【化23】
【0078】(±) −7−(1,3 −ジチアン−2
−イル)−3−ヘプテン−2−オール5.8g(25m
mol)をピリジン50mlに溶かし、氷冷下12ml
(0.16mol)の無水酢酸を加え、終夜放置した。 氷冷下メタノール20mlを加え、15分攪拌した。反
応液を減圧下濃縮した後、酢酸エチル−食塩水で抽出し
た。有機層を食塩水で洗った後減圧で溶媒を留去し、そ
の残留物をシリカゲル80gを用いるカラムクロマトグ
ラフィーに付しベンゼンで溶出して目的化合物6.5g
(95%収率)を油状物として得た。
【0079】(b)  (R)−(E)−7−(1,3
−ジチアン−2−イル)−3−ヘプテン−2−オール

0080】
【化24】
【0081】(±)−7−(1,3−ジチアン−2−イ
ル)−3−ヘプテン−2−イル  アセタート6.6g
(24mmol)、1M KH2PO4 −1M K2
HPO4 緩衝液50ml(各50mmol)、アセト
ン400ml、リパーゼPSアマノ6.6gの混合物を
室温で12時間攪拌した。さらにリパーゼを6g追加し
、35−40℃で18時間攪拌した。反応混合物を濾過
し、濾液を酢酸エチル−食塩水に分配した。有機層を減
圧で濃縮して得た残留物を参考例2(e)と同様にして
精製し、(S)−(E)−7−(1,3−ジチアン−2
−イル)−3−ヘプテン−2−イル  アセタート([
α]D −22.9°(c=1.76,CHCl3 )
,51%ee)3.9g(59%回収率)および(R)
−(E)−7−(1,3−ジチアン−2−イル)−3−
ヘプテン−2−オール([α]D +6.3°(c=1
.06,CHCl3 ),97%ee)2.0g(36
%収率)を各々油状物として得た。
【0082】(c)  (R)−(E)−7−ヒドロキ
シ−5−オクテナール
【0083】
【化25】
【0084】参考例3(b)で得た(R)−(E)−7
−(1,3−ジチアン−2−イル)−3−ヘプテン−2
−オール1.99g(8.6mmol,97%ee)、
塩化水銀(II)8.0g(29mmol)、炭酸カル
シウム7.5g(75mmol)、アセトニトリル80
ml、水32mlの混合物を7時間加熱還流した。参考
例2(f)と同様に精製し、1.14g(93%収率)
の標記化合物を油状物として得た。比旋光度[α]D2
5 +24.4°(c=1.26,CHCl3 )。(
d)  (1S,2R)−1−(tert−ブチルオキ
シカルボニルアミノ)−2−[(1R,2R)−1,2
−ジヒドロキシプロピル]シクロペンタン
【0085】
【化26】
【0086】実施例3で得た(1S,4R,5R)−2
−ベンジル−4−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−
3−オキサ−2−アザビシクロ[3.3.0]オクタン
1.17g(3.9mmol) を参考例1(a) と
同様に処理し、シリカゲル40gを用いるカラムクロマ
トグラフィーで精製し、0.95g(93%収率)の標
記化合物を油状物として得た。比旋光度[α]D25 
−34.1°(c=1.07,CHCl3 )。IRお
よびNMR スペクトルは参考例2(g) で述べた化
合物のものと一致した。
【0087】(e)  (1R,2S)−2−(ter
t−ブチルオキシカルボニルアミノ)シクロペンタン−
1−カルボン酸
【0088】
【化27】
【0089】参考例3(d)で得た(1S,2R)−1
−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)−2−
[(1R,2R)−1,2−ジヒドロキシプロピル]シ
クロペンタン0.92g(3.6mmol)をアセトン
60mlに溶かした中へ、1M K2HPO4 −1M
 KH2PO4 緩衝液12ml(各12mmol)を
加えた。この中にメタ過ヨウ素酸ナトリウム2.7g(
13mmol)、過マンガン酸カリウム70mg(0.
 44mmol) を溶かした水溶液(30ml)を氷
冷下加え、3時間攪拌しながら室温まで昇温した。過マ
ンガン酸カリウム70mg(0.44mmol)を追加
し、さらに室温にて1.5時間攪拌した。反応液に酢酸
エチルと食塩水を加え、塩酸を加えて酸性とした。油層
を分取し食塩水で洗浄し、溶媒を減圧で留去した。残留
物をシリカゲル20gを用いるカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ベンゼン(0:5−2:3)で
溶出し740mg(61%収率)の標記化合物を固体と
して得た。比旋光度[α]D25 =−29.6°(c
=1.56,CHCl3 )。(f)  (1R,2S
)−(−) −シス−2−アミノシクロペンタン−1−
カルボン酸
【0090】
【化28】
【0091】参考例3(e)で得た(1R,2S)−2
−(tert−ブチルオキシカルボニルアミノ)シクロ
ペンタン−1−カルボン酸419mg(1.83mmo
l)を参考例1(c)と同様に処理し水−アセトンより
再結晶して、227℃より分解する標記化合物の1次結
晶139mgと、220℃より分解する2次結晶49m
g(80%合計収率)とを得た。1次結晶の比旋光度[
α]D25 −9.1°(c=1.23,H2O )I
Rスペクトル(KBr) νmax cm−1:296
0,2191,1648,1545,1412,133
6,1309,1167。NMR スペクトルは参考例
1(c) で述べた化合物のそれと一致した。
【0092】実施例4  (1R,4S,5S)−2−
ベンジル−4−[(R)−1−アセトキシエチル]−3
−オキサ−2−アザビシクロ[3.3.0]オクタンお
よび(1S,4R,5R)−2−ベンジル−4−[(R
)−1−アセトキシエチル]−3−オキサ−2−アザビ
シクロ[3.3.0]オクタン
【0093】
【化29】
【0094】(R)−(E)−7−(1,3−ジチアン
−2−イル)−3−ヘプテン−2−イル  アセタート
34mg(0.12mmol)を順に参考例2(f) 
および実施例2と同様にして反応させシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製して標記化合物27mg
(収率80%)を油状物として得た。これは(1R,4
S,5R)−体[A]を主とする2:1のジアステレオ
マー混合物であった。IRスペクトル(CHCl3)ν
max cm−1:1720。NMR スペクトル(C
DCl3)δppm :1.246(3H×2/3 ,
d,J=6Hz),1.257(3H×1/3 ,d,
J=6Hz),1.2−1.9(6H,m),2.04
0(3H,s),2.6−2.8(1H,m),3.2
−3.3(1H,m),3.5−3.7(1H,m),
3.852および4.082(各1H×1/3 ,AB
q ,J=13Hz),3.883と4.036(各1
H×2/3 ,ABq ,J=13Hz),5.0−5
.1(1H,m),7.2−7.4(5H,m)。
【0095】実施例5  (1S,4R,5R)−2−
ベンジル−4−[(S)−1−(tert−ブチルジメ
チルシリルオキシ)エチル]−3−オキサ−2−アザビ
シクロ[3.3.0]オクタンおよび(1R,4S,5
S)−2−ベンジル−4−[(S)−1−(tert−
ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−3−オキサ−
2−アザビシクロ[3.3.0] オクタン
【0096】
【化30】
【0097】2−[(S)−(E)−6−(tert−
ブチルジメチルシリルオキシ)−4−ヘプテニル]−1
,3−ジチアン75mg(0.22mmol)を順に参
考例2(f) および実施例2と同様にして反応させた
。反応混合物を濃縮後ローバーカラムに付し酢酸エチル
−ヘキサン(19:1)で溶出して標記化合物46mg
(収率59%)を油状物として得た。これは1:1のジ
アステレオマー混合物であった。IRスペクトル(CH
Cl3) νmax cm−1:2960,1255,
835。NMR スペクトル(CDCl3)δppm 
:0.024,0.036.0.061,0.089(
各3H×1/2 ,s),0.848と0.902(各
9H×1/2 ,s),1.125と1.136(各3
H×1/2 ,d,J=6Hz),1.1−2.1(5
H,m),2.5−2.7(1H,m),2.8−3.
0(1H,m),3.1−3.3(1H,m),3.3
73(1/2 H,dd,J=7,5Hz),3.48
6(1/2 H,dd,J=7,6Hz),3.7−4
.1(3H,m),7.2−7.4(5H,m) 参考例4  2−[(S)−(E)−6−(tert−
ブチルジメチルシリルオキシ)−4−ヘプテニル]−1
,3−ジチアン
【0098】
【化31】
【0099】(S)−(E)−7−(1,3−ジチアン
−2−イル)−3−ヘプテン−2−オール61.8mg
(0.27mmol)のジメチルホルムアミド(1.2
mol )溶液に氷冷下tert−ブチルジメチルシリ
ルクロリド60mg(0.40mmol)およびイミダ
ゾール40mg(0.59mmol)を加え、1.2時
間かけて室温まで昇温させながら攪拌した。ベンゼン−
炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出し、有機層を乾燥後シ
リカゲル2gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し
、酢酸エチル−ヘキサン(0:100−4:96)で溶
出し75mg(収率81%)の標記化合物を油状物とし
て得た。IRスペクトル(CHCl3)νmax cm
−1:2940,2800,1730,1460,12
50,970,835。NMR スペクトル (CDC
l3)δppm :0.04(6H,s),0.88(
9H,s),1.16(3H,d,J=6Hz),1.
3−2.3(8H,m),2.6−3.0(4H,m)
,4.03(1H,t),3.9−4.5(1H,m)
,5.4−5.6(2H,m)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 を有するオキサアザビシクロ[3.3.0]オクタン誘
    導体およびその塩。式中、Arは置換基を有してもよい
    フェニル基を示し、Rは水素原子、α位に水酸基もしく
    は保護された水酸基を有する炭素数1〜5個のアルキル
    基またはα位に水酸基もしくは保護された水酸基を有す
    る炭素数7〜9個のアラルキル基を示す。
JP816691A 1991-01-28 1991-01-28 オキサアザビシクロ(3.3.0)オクタン誘導体 Pending JPH04243870A (ja)

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