JPH0424388B2 - - Google Patents
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- JPH0424388B2 JPH0424388B2 JP63136288A JP13628888A JPH0424388B2 JP H0424388 B2 JPH0424388 B2 JP H0424388B2 JP 63136288 A JP63136288 A JP 63136288A JP 13628888 A JP13628888 A JP 13628888A JP H0424388 B2 JPH0424388 B2 JP H0424388B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08L81/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L81/04—Polysulfides
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- C08L81/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L81/02—Polythioethers; Polythioether-ethers
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- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
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- C08L53/00—Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L53/02—Compositions of block copolymers containing at least one sequence of a polymer obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers of vinyl-aromatic monomers and conjugated dienes
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- Epoxy Resins (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は、溶融流動性が良好で、衝撃特性の改
良されたポリフエニレンスルフイド樹脂組成物に
関するものであり、さらに詳しくはポリフエニレ
ンスルフイド樹脂にエラストマおよびエポキシ基
含有オレフイン系重合体を配合した、溶融流動性
が良好で、衝撃特性の改良されたポリフエニレン
スルフイド樹脂組成物に関するものである。 <従来の技術> 衝撃特性の改良されたポリフエニレンスルフイ
ド樹脂としては、特開昭58−154757号公報にエポ
キシ基含有オレフイン系重合体としてα−オレフ
インとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルか
らなるオレフイン系共重合体を配合せしめてなる
組成物が、特開昭62−153343号公報、特開昭62−
153344号公報、特開昭62−153345号公報に特定の
処理を施したポリフエニレンスルフイドにα−オ
レフインとα,β−不飽和酸のグリシジルエステ
ルからなるオレフイン系共重合体を配合せしめて
なる組成物が開示されている。 また、PPSに各種のエラストマ類を配合した組
成物も特開昭60−120753号公報、特開昭59−
113055号公報、特開昭58−27740号公報、特開昭
56−118456号公報、特開昭56−118449号公報など
に開示されている。 <発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記公報記載の組成物のうち、
各種のエラストマ類を配合した組成物はいずれも
衝撃特性の改善効果は不十分である。従来知られ
ているようにポリフエニレンスルフイドの分子鎖
は比較的不活性であるため、通常のエラストマ類
を単に配合しただけではポリフエニレンスルフイ
ドとの親和性が不十分であるため十分な衝撃特性
は得られない。 一方、α−オレフインとα,β−不飽和酸のグ
リシジルエステルからなるオレフイン系共重合体
を配合した組成物は衝撃特性が改善され、特に特
定の処理を施したポリフエニレンスルフイドに配
合した場合は大幅に衝撃特性が改善される。しか
しながらこのα−オレフインとα,β−不飽和酸
のグリシジルエステルからなるオレフイン共重合
体を配合すると、溶融粘度が上昇し、ポリフエニ
レンスルフイドが本来持つている成形性が損なわ
れてしまうという重大な問題点があつた。 そこで本発明は衝撃特性がすぐれ、かつ良動性
に代表される成形性にも優れるPPS樹脂組成物を
得ることを課題とする。 <課題を解決するための手段> すなわち本発明は、(1)(A)ポリフエニレンスルフ
イド、(B)エポキシ基含有オレフイン系重合体およ
び、(C)エポキシ基および酸無水物基を含有しない
エラストマを必須成分として成るポリフエニレン
スルフイド組成物、(2)上記(1)において(A)ポリフエ
ニレンスルフイドが脱イオン処理を施されたポリ
フエニレンスルフイドである上記(1)のポリフエニ
レンスルフイド組成物、(3)前記(1)において(A)ポリ
フエニレンスルフイドが酸処理した後、水で洗浄
したものである前記(1)または上記(2)のポリフエニ
レンスルフイド組成物、(4)前記(1)において(A)ポリ
フエニレンスルフイドが熱水処理した後、水で洗
浄したものである前記(1)または前記(2)のポリフエ
ニレンスルフイド組成物、(5)前記(1)において(A)ポ
リフエニレンスルフイドが含有溶媒で洗浄した
後、水で洗浄したものである前記(1)または(2)のポ
リフエニレンスルフイド組成物、(6)前記(1)におい
て(B)エポキシ基含有オレフイン系重合体が、α−
オレフイン60〜99.5重量%およびα,β−不飽和
酸のグリシジルエステル40〜0.5重量%を必須成
分とするオレフイン系重合体である前記(1)のポリ
フエニレンスルフイド組成物および(7)前記(1)にお
いて(C)エポキシ基および酸無水物基を含有しない
エラストマが、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−ブテン共重合体、エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合
体から選ばれたエラストマである前記(1)のポリフ
エニレンスルフイド組成物である。 本発明で使用するポリフエニレンスルフイド
(以下PPSと称する)とは構造式
良されたポリフエニレンスルフイド樹脂組成物に
関するものであり、さらに詳しくはポリフエニレ
ンスルフイド樹脂にエラストマおよびエポキシ基
含有オレフイン系重合体を配合した、溶融流動性
が良好で、衝撃特性の改良されたポリフエニレン
スルフイド樹脂組成物に関するものである。 <従来の技術> 衝撃特性の改良されたポリフエニレンスルフイ
ド樹脂としては、特開昭58−154757号公報にエポ
キシ基含有オレフイン系重合体としてα−オレフ
インとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルか
らなるオレフイン系共重合体を配合せしめてなる
組成物が、特開昭62−153343号公報、特開昭62−
153344号公報、特開昭62−153345号公報に特定の
処理を施したポリフエニレンスルフイドにα−オ
レフインとα,β−不飽和酸のグリシジルエステ
ルからなるオレフイン系共重合体を配合せしめて
なる組成物が開示されている。 また、PPSに各種のエラストマ類を配合した組
成物も特開昭60−120753号公報、特開昭59−
113055号公報、特開昭58−27740号公報、特開昭
56−118456号公報、特開昭56−118449号公報など
に開示されている。 <発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記公報記載の組成物のうち、
各種のエラストマ類を配合した組成物はいずれも
衝撃特性の改善効果は不十分である。従来知られ
ているようにポリフエニレンスルフイドの分子鎖
は比較的不活性であるため、通常のエラストマ類
を単に配合しただけではポリフエニレンスルフイ
ドとの親和性が不十分であるため十分な衝撃特性
は得られない。 一方、α−オレフインとα,β−不飽和酸のグ
リシジルエステルからなるオレフイン系共重合体
を配合した組成物は衝撃特性が改善され、特に特
定の処理を施したポリフエニレンスルフイドに配
合した場合は大幅に衝撃特性が改善される。しか
しながらこのα−オレフインとα,β−不飽和酸
のグリシジルエステルからなるオレフイン共重合
体を配合すると、溶融粘度が上昇し、ポリフエニ
レンスルフイドが本来持つている成形性が損なわ
れてしまうという重大な問題点があつた。 そこで本発明は衝撃特性がすぐれ、かつ良動性
に代表される成形性にも優れるPPS樹脂組成物を
得ることを課題とする。 <課題を解決するための手段> すなわち本発明は、(1)(A)ポリフエニレンスルフ
イド、(B)エポキシ基含有オレフイン系重合体およ
び、(C)エポキシ基および酸無水物基を含有しない
エラストマを必須成分として成るポリフエニレン
スルフイド組成物、(2)上記(1)において(A)ポリフエ
ニレンスルフイドが脱イオン処理を施されたポリ
フエニレンスルフイドである上記(1)のポリフエニ
レンスルフイド組成物、(3)前記(1)において(A)ポリ
フエニレンスルフイドが酸処理した後、水で洗浄
したものである前記(1)または上記(2)のポリフエニ
レンスルフイド組成物、(4)前記(1)において(A)ポリ
フエニレンスルフイドが熱水処理した後、水で洗
浄したものである前記(1)または前記(2)のポリフエ
ニレンスルフイド組成物、(5)前記(1)において(A)ポ
リフエニレンスルフイドが含有溶媒で洗浄した
後、水で洗浄したものである前記(1)または(2)のポ
リフエニレンスルフイド組成物、(6)前記(1)におい
て(B)エポキシ基含有オレフイン系重合体が、α−
オレフイン60〜99.5重量%およびα,β−不飽和
酸のグリシジルエステル40〜0.5重量%を必須成
分とするオレフイン系重合体である前記(1)のポリ
フエニレンスルフイド組成物および(7)前記(1)にお
いて(C)エポキシ基および酸無水物基を含有しない
エラストマが、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−ブテン共重合体、エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合
体から選ばれたエラストマである前記(1)のポリフ
エニレンスルフイド組成物である。 本発明で使用するポリフエニレンスルフイド
(以下PPSと称する)とは構造式
【式】で示される繰返し単位を70
モル%以上、より好ましくは90モル%以上を含む
重合体であり、上記繰返し単位が70モル%未満で
は耐熱性が損なわれるため好ましくない。 PPSは一般に、特公昭45−3368号公報で代表さ
れる製造法により得られる比較的分子量の小さい
重合体と、特公昭52−12240号公報で代表される
製造法により得られる本質的に線状で比較的高分
子量の重合体等があり、前記特公昭45−3368号公
報記載の方法で得られた重合体においては、重合
後、酸素雰囲気下において加熱することにより、
あるいは過酸化物等の架橋剤を添加して加熱する
ことにより高重合度化して用いることも可能であ
り、本発明においてはいかなる方法により得られ
たPPSを用いることも可能であるが、本発明の効
果が顕著であること、および、PPS自体の靱性が
優れるという理由で、前記特公昭52−12240号公
報で代表される製造法により得られる本質的に線
状で比較的高分子量の重合体が、より好ましく用
いられ得る。 また、PPSはその繰返し単位の30モル%未満を
下記の構造式を有する繰返し単位等で構成するこ
とが可能である。 本発明で使用するPPSは、前述のようにいかな
るPPSも使用可能であるが、脱イオン処理を施さ
れたものが好ましい。また脱イオン処理された
PPSのイオン含有量は、ナトリウムの含有量とし
て、通常、900ppm以下、好ましくは500ppm以下
で本発明の効果を十分に発現させることができ
る。ナトリウム含有量を低減させる有効な手段と
して、(a)酸処理、(b)熱水処理、(c)有機溶媒洗浄等
の方法が挙げられる。 以下、これらの好ましいPPSの処理について述
べる。 酸処理を行なう場合は次の通りである。 酸処理の方法は、酸または酸の水溶液にPPSを
浸漬せしめるなどの方法があり、必要により適宜
攪拌または加熱することも可能である。例えば、
酢酸を用いる場合、PH4の水溶液を80〜90℃に加
熱した中にPPS粉末を浸漬し、30分間攪拌するこ
とにより十分な効果が得られる。酸処理を施され
たPPSは残留している酸または塩などを物理的に
除去するため、水または温水で数回洗浄すること
が必要である。 洗浄に用いる水は、酸処理によるPPSの好まし
い化学的変性の効果を損なわない意味で、蒸溜
水、脱イオン水であることが好ましい。 熱水で処理する場合は次の通りである。すなわ
ちPPSを熱水処理するにあたり、化学的変性効果
を得るために、熱水の温度を通常100℃以上、よ
り好ましくは120℃以上、さらに好ましくは150℃
以上、特に好ましくは170℃以上にすることが好
ましい。 本発明の熱水洗浄によるPPSの好ましい化学的
変性の効果を発現するため、使用する水は蒸溜水
あるいは脱イオン水であることが好ましい。熱水
処理の操作は、通常、所定量の水に所定量のPPS
を投入し、圧力容器内で加熱、攪拌することによ
り行われる。PPSと水との割合は、水の多い方が
好ましいが、通常、水1に対し、PPS200g以
下の浴比が選択される。 また、処理の雰囲気は、末端基の分解は好まし
くないので、これを回避するため不活性雰囲気下
とするのが好ましい。さらに、この熱水処理操作
を終えたPPSは、残留している成分を物理的に除
去するため温水で数回洗浄するのが好ましい。 有機溶媒で洗浄する場合は次の通りである。 PPSの洗浄に用いる有機溶媒は、PPSを分解す
る作用などを有しないものであれば特に制限はな
く、例えばN−メチルピロリドン、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメ
チルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホラス
アミド、ピペラジノン類などの含窒素極性溶媒、
ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、スル
ホランなどのスルホキシド・スルホン系溶媒、ア
セトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、
アセトフエノンなどのケトン系溶媒、ジメチルエ
ーテル、ジプロピルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフランなどのエーテル系溶媒、クロロホ
ルム、塩化メチレン、トリクロロエチレン、二塩
化エチレン、パークロルエチレン、モノクロルエ
タン、ジクロルエタン、テトラクロルエタン、パ
ークロルエタン、クロルベンゼンなどのハロゲン
系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、ペンタノール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、フエノール、クレ
ゾール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなどのアルコール・フエノール系溶
媒、ベンゼン、トルエン、キレシンなどの芳香族
炭化水素系溶媒などが挙げられる。これらの有機
溶媒のうちでも、N−メチルピロリドン、アセト
ン、ジメチルホルムアミド、クロロホルムなどの
使用が特に好ましい。また、これらの有機溶媒
は、一種類または二種以上の混合で使用される。 有機溶媒による洗浄の方法としては、有機溶媒
中にPPSを浸漬せしめるなどの方法があり、必要
により適宜攪拌または加熱することも可能であ
る。 有機溶媒でPPSを洗浄する際の洗浄温度につい
ては特に制限はなく、常温〜300℃程度の任意の
温度が選択できる。洗浄温度が高くなるほど洗浄
効率が高くなる傾向があるが、通常は常温〜150
℃の洗浄温度で十分効果が得られる。 圧力容器中で、有機溶媒の沸点以上の温度で加
圧下に洗浄することも可能である。また、洗浄時
間についても特に制限はない。洗浄条件にもよる
が、バツチ式洗浄の場合、通常5分間以上洗浄す
ることにより、十分な効果が得られる。また、連
続式で洗浄することも可能である。 重合により生成したPPSを有機溶媒で洗浄する
のみで十分であるが、本発明の効果をさらに発揮
させるために、水洗浄、または温水洗浄と組み合
わせるのが好ましい。また、N−メチルピロリド
ンなどの高沸点水溶性有機溶媒を用いた場合は、
有機溶媒洗浄後、水または温水で洗浄することに
より、残存有機溶媒の除去が容易に行なえて好ま
しい。これらの洗浄に用いる水は蒸留水、脱イオ
ン水であることが好ましい。 また、本発明で用いるPPSには、本発明の効果
を損なわない範囲で、酸化防止剤、熱安定剤、滑
剤、結晶核剤、紫外線防止剤、着色剤などの通常
の添加剤、および少量の他種ポリマを添加するこ
とができ、さらにPPSの架橋度を制御する目的
で、通常の過酸化剤および、特開昭59−131650号
公報に記載されているチオホスフイン酸金属塩な
どの架橋促進剤または特開昭58−204045号公報、
特開昭58−204046号公報などに記載されているジ
アルキル錫ジカルボキシレート、アミノトリアゾ
ールなどの架橋防止剤を配合することも可能であ
る。 本発明で用いるエポキシ基含有オレフイン系重
合体とは、側鎖または主鎖にエポキシ基を有する
オレフイン系重合体であり、通常のエポキシ樹脂
は含まれない。エポキシ基含有オレフイン系重合
体として、側鎖にグリシジルエステル、グリシジ
ルエーテル、グリシジルアミンなどのグリシジル
基を有するオレフイン系重合体、二重結合含有オ
レフイン系重合体の二重結合をエポキシ酸化した
ものなどが挙げられる。本発明ではこれらエポキ
シ基含有オレフイン系重合体のうち、α−オレフ
インとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルか
らなる共重合体が好ましく用いられる。ここでい
うα−オレフインとしてはエチレン、プロピレ
ン、ブテン−1などが挙げられる。また、α,β
−不飽和酸のグリシジルエステルとは一般式 (Rは水素原子または低級アルキル基を示す)で
示される化合物であり、具体的にはアクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル
酸グリシジルなどが挙げられる。エポキシ基含有
オレフイン系重合体におけるエポキシ基の含有量
は0.1〜30重量%、特に0.2〜10重量%が好まし
く、0.1重量%未満では目的とする効果が得られ
ず、30重量%を越えるとPPSとの溶融混練時にゲ
ル化を生じ、押出安定性、成形性および機械特性
が低下するため好ましくない。 エポキシ基含有オレフイン系重合体には、本発
明の効果を損なわない範囲で、他のオレフイン系
モノマ、例えばアクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニ
ル、ビニルエーテルなどを共重合せしめてもよ
い。 本発明で用いられるエポキシ基および酸無水物
基を含有しないエラストマとはエポキシ基および
酸無水物基を含有せず、曲げ弾性率が10000Kg
f/cm2以下のものである。酸無水物基を含有する
エラストマの使用は溶融粘度を上昇させ、成形性
を損なうため好ましくない。 この様なエポキシ基および酸無水物基を含有し
ないエラストマ(以下エラストマと略称する)と
しては、例えば、ポリオレフイン系エラストマ、
ジエン系エラストマ、アクリル系エラストマ、ポ
リアミドエラストマ、ポリエステルエラストマ、
シリコーンエラストマ、フツ素エラストマ、多硫
化物エラストマなどが挙げられる。ポリオレフイ
ン系エラストマの具体例としては、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、
ポリブテン、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙げ
られる。ジエン系エラストマとしてはスチレン−
ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、ブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレ
ン、ブテン−イソプレン共重合体およびスチレン
−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体のよ
うなこれらの水添物などが挙げられる。 アクリル系エラストマの具体例として、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸プロピル共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体などの
オレフイン−アクリル酸エステル共重合体、(メ
タ)アクリル酸メチル−アクリロニトリル共重合
体、(メタ)アクリル酸プロピル−アクリロニト
リル共重合体、(メタ)アクリル酸ブチル−アク
リロニトリル共重合体などの(メタ)アクリル酸
エステル−アクリロニトリル共重合体、エチレン
−(メタ)アクリル酸共重合体およびそれのNa、
Zn、K、Ca、Mgなどの金属塩、上述のブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体などが挙げられ
る。 ポリアミド系エラストマとは、ポリアミド成分
のハードセグメントとポリエーテル成分および/
またはポリエステル成分のソフトセグメントを有
するブロツク共重合体のエラストマである。ポリ
アミド成分の例としては −(NH−R〓−CO−)nまたは −(NH−R〓−NHCO−R〓−CO−)n(ここで
R〓、R〓およびR〓は炭素数2〜15のアルキレン基
またはその置換体を示す)が挙げられる。ポリエ
ーテル成分の例としては−)OR−)n(Rは炭素数
2〜15のアルキレン基またはその置換体を示す)
が挙げられ、ポリエステル成分の例としては−(
OR〓−CO−)nまたは −(O−R〓−OCO−R〓−CO−)n(ここでR〓、R〓
およびR〓は炭素数2〜15のアルキレン基または
その置換体を示す)が挙げられる。またポリアミ
ド系エラストマとしてはナイロン6、ナイロン
66、ナイロン610、ナイロン11およびナイロン12
のランダム共重合体も含まれる。 シリコーンエラストマは
重合体であり、上記繰返し単位が70モル%未満で
は耐熱性が損なわれるため好ましくない。 PPSは一般に、特公昭45−3368号公報で代表さ
れる製造法により得られる比較的分子量の小さい
重合体と、特公昭52−12240号公報で代表される
製造法により得られる本質的に線状で比較的高分
子量の重合体等があり、前記特公昭45−3368号公
報記載の方法で得られた重合体においては、重合
後、酸素雰囲気下において加熱することにより、
あるいは過酸化物等の架橋剤を添加して加熱する
ことにより高重合度化して用いることも可能であ
り、本発明においてはいかなる方法により得られ
たPPSを用いることも可能であるが、本発明の効
果が顕著であること、および、PPS自体の靱性が
優れるという理由で、前記特公昭52−12240号公
報で代表される製造法により得られる本質的に線
状で比較的高分子量の重合体が、より好ましく用
いられ得る。 また、PPSはその繰返し単位の30モル%未満を
下記の構造式を有する繰返し単位等で構成するこ
とが可能である。 本発明で使用するPPSは、前述のようにいかな
るPPSも使用可能であるが、脱イオン処理を施さ
れたものが好ましい。また脱イオン処理された
PPSのイオン含有量は、ナトリウムの含有量とし
て、通常、900ppm以下、好ましくは500ppm以下
で本発明の効果を十分に発現させることができ
る。ナトリウム含有量を低減させる有効な手段と
して、(a)酸処理、(b)熱水処理、(c)有機溶媒洗浄等
の方法が挙げられる。 以下、これらの好ましいPPSの処理について述
べる。 酸処理を行なう場合は次の通りである。 酸処理の方法は、酸または酸の水溶液にPPSを
浸漬せしめるなどの方法があり、必要により適宜
攪拌または加熱することも可能である。例えば、
酢酸を用いる場合、PH4の水溶液を80〜90℃に加
熱した中にPPS粉末を浸漬し、30分間攪拌するこ
とにより十分な効果が得られる。酸処理を施され
たPPSは残留している酸または塩などを物理的に
除去するため、水または温水で数回洗浄すること
が必要である。 洗浄に用いる水は、酸処理によるPPSの好まし
い化学的変性の効果を損なわない意味で、蒸溜
水、脱イオン水であることが好ましい。 熱水で処理する場合は次の通りである。すなわ
ちPPSを熱水処理するにあたり、化学的変性効果
を得るために、熱水の温度を通常100℃以上、よ
り好ましくは120℃以上、さらに好ましくは150℃
以上、特に好ましくは170℃以上にすることが好
ましい。 本発明の熱水洗浄によるPPSの好ましい化学的
変性の効果を発現するため、使用する水は蒸溜水
あるいは脱イオン水であることが好ましい。熱水
処理の操作は、通常、所定量の水に所定量のPPS
を投入し、圧力容器内で加熱、攪拌することによ
り行われる。PPSと水との割合は、水の多い方が
好ましいが、通常、水1に対し、PPS200g以
下の浴比が選択される。 また、処理の雰囲気は、末端基の分解は好まし
くないので、これを回避するため不活性雰囲気下
とするのが好ましい。さらに、この熱水処理操作
を終えたPPSは、残留している成分を物理的に除
去するため温水で数回洗浄するのが好ましい。 有機溶媒で洗浄する場合は次の通りである。 PPSの洗浄に用いる有機溶媒は、PPSを分解す
る作用などを有しないものであれば特に制限はな
く、例えばN−メチルピロリドン、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメ
チルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホラス
アミド、ピペラジノン類などの含窒素極性溶媒、
ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、スル
ホランなどのスルホキシド・スルホン系溶媒、ア
セトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、
アセトフエノンなどのケトン系溶媒、ジメチルエ
ーテル、ジプロピルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフランなどのエーテル系溶媒、クロロホ
ルム、塩化メチレン、トリクロロエチレン、二塩
化エチレン、パークロルエチレン、モノクロルエ
タン、ジクロルエタン、テトラクロルエタン、パ
ークロルエタン、クロルベンゼンなどのハロゲン
系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、ペンタノール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、フエノール、クレ
ゾール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなどのアルコール・フエノール系溶
媒、ベンゼン、トルエン、キレシンなどの芳香族
炭化水素系溶媒などが挙げられる。これらの有機
溶媒のうちでも、N−メチルピロリドン、アセト
ン、ジメチルホルムアミド、クロロホルムなどの
使用が特に好ましい。また、これらの有機溶媒
は、一種類または二種以上の混合で使用される。 有機溶媒による洗浄の方法としては、有機溶媒
中にPPSを浸漬せしめるなどの方法があり、必要
により適宜攪拌または加熱することも可能であ
る。 有機溶媒でPPSを洗浄する際の洗浄温度につい
ては特に制限はなく、常温〜300℃程度の任意の
温度が選択できる。洗浄温度が高くなるほど洗浄
効率が高くなる傾向があるが、通常は常温〜150
℃の洗浄温度で十分効果が得られる。 圧力容器中で、有機溶媒の沸点以上の温度で加
圧下に洗浄することも可能である。また、洗浄時
間についても特に制限はない。洗浄条件にもよる
が、バツチ式洗浄の場合、通常5分間以上洗浄す
ることにより、十分な効果が得られる。また、連
続式で洗浄することも可能である。 重合により生成したPPSを有機溶媒で洗浄する
のみで十分であるが、本発明の効果をさらに発揮
させるために、水洗浄、または温水洗浄と組み合
わせるのが好ましい。また、N−メチルピロリド
ンなどの高沸点水溶性有機溶媒を用いた場合は、
有機溶媒洗浄後、水または温水で洗浄することに
より、残存有機溶媒の除去が容易に行なえて好ま
しい。これらの洗浄に用いる水は蒸留水、脱イオ
ン水であることが好ましい。 また、本発明で用いるPPSには、本発明の効果
を損なわない範囲で、酸化防止剤、熱安定剤、滑
剤、結晶核剤、紫外線防止剤、着色剤などの通常
の添加剤、および少量の他種ポリマを添加するこ
とができ、さらにPPSの架橋度を制御する目的
で、通常の過酸化剤および、特開昭59−131650号
公報に記載されているチオホスフイン酸金属塩な
どの架橋促進剤または特開昭58−204045号公報、
特開昭58−204046号公報などに記載されているジ
アルキル錫ジカルボキシレート、アミノトリアゾ
ールなどの架橋防止剤を配合することも可能であ
る。 本発明で用いるエポキシ基含有オレフイン系重
合体とは、側鎖または主鎖にエポキシ基を有する
オレフイン系重合体であり、通常のエポキシ樹脂
は含まれない。エポキシ基含有オレフイン系重合
体として、側鎖にグリシジルエステル、グリシジ
ルエーテル、グリシジルアミンなどのグリシジル
基を有するオレフイン系重合体、二重結合含有オ
レフイン系重合体の二重結合をエポキシ酸化した
ものなどが挙げられる。本発明ではこれらエポキ
シ基含有オレフイン系重合体のうち、α−オレフ
インとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルか
らなる共重合体が好ましく用いられる。ここでい
うα−オレフインとしてはエチレン、プロピレ
ン、ブテン−1などが挙げられる。また、α,β
−不飽和酸のグリシジルエステルとは一般式 (Rは水素原子または低級アルキル基を示す)で
示される化合物であり、具体的にはアクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル
酸グリシジルなどが挙げられる。エポキシ基含有
オレフイン系重合体におけるエポキシ基の含有量
は0.1〜30重量%、特に0.2〜10重量%が好まし
く、0.1重量%未満では目的とする効果が得られ
ず、30重量%を越えるとPPSとの溶融混練時にゲ
ル化を生じ、押出安定性、成形性および機械特性
が低下するため好ましくない。 エポキシ基含有オレフイン系重合体には、本発
明の効果を損なわない範囲で、他のオレフイン系
モノマ、例えばアクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニ
ル、ビニルエーテルなどを共重合せしめてもよ
い。 本発明で用いられるエポキシ基および酸無水物
基を含有しないエラストマとはエポキシ基および
酸無水物基を含有せず、曲げ弾性率が10000Kg
f/cm2以下のものである。酸無水物基を含有する
エラストマの使用は溶融粘度を上昇させ、成形性
を損なうため好ましくない。 この様なエポキシ基および酸無水物基を含有し
ないエラストマ(以下エラストマと略称する)と
しては、例えば、ポリオレフイン系エラストマ、
ジエン系エラストマ、アクリル系エラストマ、ポ
リアミドエラストマ、ポリエステルエラストマ、
シリコーンエラストマ、フツ素エラストマ、多硫
化物エラストマなどが挙げられる。ポリオレフイ
ン系エラストマの具体例としては、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、
ポリブテン、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙げ
られる。ジエン系エラストマとしてはスチレン−
ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、ブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレ
ン、ブテン−イソプレン共重合体およびスチレン
−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体のよ
うなこれらの水添物などが挙げられる。 アクリル系エラストマの具体例として、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸プロピル共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体などの
オレフイン−アクリル酸エステル共重合体、(メ
タ)アクリル酸メチル−アクリロニトリル共重合
体、(メタ)アクリル酸プロピル−アクリロニト
リル共重合体、(メタ)アクリル酸ブチル−アク
リロニトリル共重合体などの(メタ)アクリル酸
エステル−アクリロニトリル共重合体、エチレン
−(メタ)アクリル酸共重合体およびそれのNa、
Zn、K、Ca、Mgなどの金属塩、上述のブタジエ
ン−アクリロニトリル共重合体などが挙げられ
る。 ポリアミド系エラストマとは、ポリアミド成分
のハードセグメントとポリエーテル成分および/
またはポリエステル成分のソフトセグメントを有
するブロツク共重合体のエラストマである。ポリ
アミド成分の例としては −(NH−R〓−CO−)nまたは −(NH−R〓−NHCO−R〓−CO−)n(ここで
R〓、R〓およびR〓は炭素数2〜15のアルキレン基
またはその置換体を示す)が挙げられる。ポリエ
ーテル成分の例としては−)OR−)n(Rは炭素数
2〜15のアルキレン基またはその置換体を示す)
が挙げられ、ポリエステル成分の例としては−(
OR〓−CO−)nまたは −(O−R〓−OCO−R〓−CO−)n(ここでR〓、R〓
およびR〓は炭素数2〜15のアルキレン基または
その置換体を示す)が挙げられる。またポリアミ
ド系エラストマとしてはナイロン6、ナイロン
66、ナイロン610、ナイロン11およびナイロン12
のランダム共重合体も含まれる。 シリコーンエラストマは
【式】で表わ
されるポリシロキサンであり、Rとしてはメチル
基の他、エチル基、プロピル基、フエニル基、ビ
ニル基、フツ化アルキル基、−(CH2−)mCN基等
が挙げられる。フツ素系エラストマとしては例え
ば、フツ化ビニリデン−パーフルオロプロパン共
重合体、フツ化ビニリデン−三フツ化塩化エチレ
ン共重合体、四フツ化エチレン−プロピレン共重
合体、四フツ化エチレン−C2F3OCF3共重合体な
どの他、ジヒドロパーフルオロブチルアクリレー
ト重合体、トリフルオロメトキシジヒドロパ−フ
ルオロアクリレート共重合体などの含フツ素アク
リレート重合体、
基の他、エチル基、プロピル基、フエニル基、ビ
ニル基、フツ化アルキル基、−(CH2−)mCN基等
が挙げられる。フツ素系エラストマとしては例え
ば、フツ化ビニリデン−パーフルオロプロパン共
重合体、フツ化ビニリデン−三フツ化塩化エチレ
ン共重合体、四フツ化エチレン−プロピレン共重
合体、四フツ化エチレン−C2F3OCF3共重合体な
どの他、ジヒドロパーフルオロブチルアクリレー
ト重合体、トリフルオロメトキシジヒドロパ−フ
ルオロアクリレート共重合体などの含フツ素アク
リレート重合体、
【式】などのフルオ
ロシリコーン系エラストマ、
【式】などのフオスフアゼン系エ
ラストマ等が挙げられる。
多硫化物エラストマとは、式−(R−Sm−)nで
表わされるポリマであり、Rの例としては−CH2
−、−C2H4−、−C3H6−、−C4H8−、−C6H12−、
−C10H20−、
表わされるポリマであり、Rの例としては−CH2
−、−C2H4−、−C3H6−、−C4H8−、−C6H12−、
−C10H20−、
【式】−C2H4OC2H4−、−C2H4
OCH2OC2H4−、−C2H4OC2H4OC2H4−、
【式】(R′は
炭素数1〜4のアルキル基)、
【式】などが挙げられ、m
は1〜4である。これらのエラストマは1種また
は2種以上の混合物で使用される。 PPSとエポキシ基含有オレフイン系重合体およ
びエラストマとの配合割合にとくに制限はない
が、本発明の効果を十分得るためには、エポキシ
基含有オレフイン系重合体とエラストマとの合計
量が1重量%以上、またPPSの強度、耐熱性の点
から50重量%以下、すなわちPPS50〜99重量%に
対し、エポキシ基含有オレフイン系重合体とエラ
ストマの合計量が50〜1重量%が好ましく、特に
強度、剛性が必要な用途に対してはPPS70〜99重
量%に対し、エポキシ基含有オレフイン系重合体
およびエラストマ30〜1重量%が好ましい。 また、エポキシ基含有オレフイン系重合体とエ
ラストマとの使用割合についても特に制限はない
が、PPSとエラストマとの相溶性の点からエポキ
シ基含有オレフイン系重合体とエラストマの合計
量に占めるエポキシ基含有オレフイン系重合体の
量が5%以上、溶融粘度の点からエポキシ基含有
オレフイン系重合体の量が95重量%以下、すなわ
ちエポキシ基含有オレフイン系重合体/エラスト
マ=95/5〜5/95(重量比)の範囲が好ましい。 本発明において、繊維状および/または粒状の
強化材は必須成分ではないが、必要に応じて
PPS、エポキシ基含有オレフイン系重合体および
エラストマの合計100重量部に対して400重量部を
越えない範囲で配合することが可能であり、通常
10〜300重量部の範囲で配合することにより強度、
剛性、耐熱性、寸法安定性などの向上を図ること
が可能である。 かかる繊維状強化材としては、ガラス繊維、ア
ルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミツク繊維、ア
スベスト繊維、石コウ繊維、金属繊維などの無機
繊維および炭素繊維などが挙げられる。 また粒状の強化材としては、ワラステナイト、
セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、ベント
ナイト、アスベスト、タルク、アルミナシリケー
トなどの珪酸塩、アルミナ、塩化珪素、塩化マグ
ネシウム、塩化ジルコニウム、酸化チタンなどの
金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、
硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラス・ビーズ、窒
素ホウ素、炭化珪素、シリカなどが挙げられ、こ
れらは中空であつてもよい。これら強化材は2種
以上を併用することが可能であり、必要によりシ
ラン系およびチタン系などのカツプリング剤で予
備処理して使用することができる。 本発明の組成物の調製手段は特に制限はない
が、PPS、エポキシ基含有オレフイン系重合体お
よびエラストマと必要に応じて強化材とをPPSの
融点以上の温度で、押出機内で溶融混練後、ペレ
タイズする方法が代表的である。 なお、溶融混練温度は組成物の溶融を十分に行
なうため、通常、280℃以上、オレフイン系共重
合体の熱劣化およびゲル化防止の点から、通常、
340℃以下、すなわち、280〜340℃が好ましい。 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。 <実施例> 参考例1 (PPSの重合) オートクレーブに硫化ナトリウム3.26Kg(25モ
ル、結晶水40%を含む)、水酸化ナトリウム4g、
酢酸ナトリウム三水和物1.36Kg(約10モル)およ
びN−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略
称する)7.9Kgを仕込み、攪拌しながら徐々に205
℃まで昇温し、水1.36Kgを含む留出水約1.5を
除去した。残留混合物に1.4−ジクロルベンゼン
3.75Kg(25.5モル)およびNMP2Kgを加え、265
℃で4時間加熱した。反応生成物を70℃の温水で
5回洗浄し、80℃で24時間減圧乾燥して、溶融粘
度約2500ポアズ(320℃、剪断速度1000秒-1)の
粉末状PPS約2Kgを得た。 同様の操作を繰返し、以下に記載の実施例に供
した。 実施例 1 参考例1で得られたPPS粉末約2Kgを90℃に加
熱されたPH4の酢酸水溶液20中に投入し、約30
分間攪拌し続けたのち、過し、液のPHが7に
なるまで約90℃の脱イオン水で洗浄し、120℃で
24時間減圧乾燥して粉末状とした。 この粉末と、エチレン−メタクリル酸グリシジ
ル(88/12重量比)共重合体およびエチレン−プ
ロピレン共重合体(三井石油化学(株)製“タフマー
P−180”)とを80/10/10の重量比でドライブレ
ンドし、290〜310℃に設定したスクリユー押出機
により溶融混合ペレタイズした。得られたペレツ
トの溶融粘度を測定し、第1表記載の結果を得た
(320℃、剪断速度1000秒-1)。原料PPSと比較し
て溶融粘度の上昇は少ないものであつた。 次にペレツトを290〜300℃に設定した射出成形
機に供給し、金型温度150℃の条件で機械特性評
価用試験片を成形した。 得られた試験片について測定したアイゾツト衝
撃強度(ASTM D−256)、熱変形温度
(ASTM D−648)は第1表記載の通りであり、
衝撃強度が極めて大きく、PPS単独と比べて熱変
形温度の低下は小さかつた。 またペレツトについてメルトインデクサー中で
30分間滞留させた後のメルトフロー値(以下
MFRと略称する)の保持率についても測定し、
第1表記載の結果を得た(MFRはASTM D−
1238に準じ、温度のみ316℃に変更して測定し
た)。 比較例 1 実施例1で用いたPPS粉末を用い、エチレン−
メタクリル酸グリシジル共重合体およびエチレン
−プロピレン共重合体を配合することなく、ペレ
タイズ、射出成形を行つた試験片について評価し
たアイゾツト衝撃強度、熱変形温度は第1表に示
す通りであつた。本発明の実施例1と比べて衝撃
強度が大幅に劣るものであつた。 比較例 2 実施例1においてPPS粉末とエチレン−メタク
リル酸グリシジル(88/12重量比)共重合体およ
びエチレン−プロピレン共重合体を80/10/10の
重量比で使用するのに代えて、PPS粉末とエチレ
ン−メタクリル酸グリシジル(88/12重量比)と
を80/20の重量比で使用する以外は実施例1と全
く同様にペレタイズ、射出成形および評価を行な
つて第1表記載の結果を得た。衝撃強度について
は本発明の実施例1と同等の効果があるものの、
溶融粘度の増加が著しい。 実施例 2 実施例1で使用したPPS粉末、エチレン−メタ
クリル酸グリシジル(88/12重量比)共重合体お
よびエチレン−ブテン共重合体(三井石油化学(株)
製“タフマーA−4085”)を60/20/20の重量比
でドライブレンドし、以下、実施例1と全く同様
に溶融混合ペレタイス、射出成形および評価を行
なつて第1表記載の結果を得た。またメルトイン
デクサー中で30分間滞留させた後のMFRの保持
率を測定し、第1表記載の結果を得た(MFRの
測定はASTM D−1238に準じて温度のみ316℃
に変更して行なつた。荷重5Kg)。本発明の組成
物は滞留による増粘が少なく、熱安定性に優れて
いる。 比較例 3 実施例2において、PPS粉末とエチレン−メタ
クリル酸グリシジル(88/12重量比)共重合体お
よびエチレン−ブテン共重合体を60/20/20の重
量比で使用するのに代えて、PPS粉末とエチレン
−メタクリル酸グリシジル(88/12重量比)共重
合体とを60/40の重量比で使用する以外は実施例
2と全く同様にペレタイズ、射出成形および評価
を行なつて第1表記載の結果を得た。実施例2の
本発明の組成物と比べて、衝撃強度は同等である
ものの、溶融粘度が高くなり、しかも滞留による
増粘が著しいものである。 実施例 3〜5 参考例1で得られた粉末約2Kgを100℃に加熱
したNMP20中に投入し、約30分間攪拌した
後、過し、続いて約90℃のイオン交換水で洗浄
し、120℃で24時間真空乾燥して粉末状生成物を
得た。この操作を繰り返して実施例3〜5に供し
た。 このようにして得られたPPS粉末と、エチレ
ン/メタクリル酸グリシジル(88/12重量比)共
重合体およびエチレン−アクリル酸エチル共重合
体(日本ユニカー(株)製DPDJ−6182)(実施例
3)、またはエチレン−プロピレン−ジエン共重
合体(三井石油化学(株)製EPDM−3045)(実施例
4)、またはエチレン−メタクリル酸共重合体の
Na塩(三井ポリケミカル(株)製“ハイラミン−
1707”)(実施例5)とを第1表記載の割合で実施
例1と同様の方法でドライブレンド、溶融混合ペ
レタイズ、射出成形を行ない試験片を得た。得ら
れた試験片およびペレツトについて評価した結果
を第1表に示した。いずれも優れた衝撃強度を示
し、滞留による増粘はわずかである。
は2種以上の混合物で使用される。 PPSとエポキシ基含有オレフイン系重合体およ
びエラストマとの配合割合にとくに制限はない
が、本発明の効果を十分得るためには、エポキシ
基含有オレフイン系重合体とエラストマとの合計
量が1重量%以上、またPPSの強度、耐熱性の点
から50重量%以下、すなわちPPS50〜99重量%に
対し、エポキシ基含有オレフイン系重合体とエラ
ストマの合計量が50〜1重量%が好ましく、特に
強度、剛性が必要な用途に対してはPPS70〜99重
量%に対し、エポキシ基含有オレフイン系重合体
およびエラストマ30〜1重量%が好ましい。 また、エポキシ基含有オレフイン系重合体とエ
ラストマとの使用割合についても特に制限はない
が、PPSとエラストマとの相溶性の点からエポキ
シ基含有オレフイン系重合体とエラストマの合計
量に占めるエポキシ基含有オレフイン系重合体の
量が5%以上、溶融粘度の点からエポキシ基含有
オレフイン系重合体の量が95重量%以下、すなわ
ちエポキシ基含有オレフイン系重合体/エラスト
マ=95/5〜5/95(重量比)の範囲が好ましい。 本発明において、繊維状および/または粒状の
強化材は必須成分ではないが、必要に応じて
PPS、エポキシ基含有オレフイン系重合体および
エラストマの合計100重量部に対して400重量部を
越えない範囲で配合することが可能であり、通常
10〜300重量部の範囲で配合することにより強度、
剛性、耐熱性、寸法安定性などの向上を図ること
が可能である。 かかる繊維状強化材としては、ガラス繊維、ア
ルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミツク繊維、ア
スベスト繊維、石コウ繊維、金属繊維などの無機
繊維および炭素繊維などが挙げられる。 また粒状の強化材としては、ワラステナイト、
セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、ベント
ナイト、アスベスト、タルク、アルミナシリケー
トなどの珪酸塩、アルミナ、塩化珪素、塩化マグ
ネシウム、塩化ジルコニウム、酸化チタンなどの
金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、
硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラス・ビーズ、窒
素ホウ素、炭化珪素、シリカなどが挙げられ、こ
れらは中空であつてもよい。これら強化材は2種
以上を併用することが可能であり、必要によりシ
ラン系およびチタン系などのカツプリング剤で予
備処理して使用することができる。 本発明の組成物の調製手段は特に制限はない
が、PPS、エポキシ基含有オレフイン系重合体お
よびエラストマと必要に応じて強化材とをPPSの
融点以上の温度で、押出機内で溶融混練後、ペレ
タイズする方法が代表的である。 なお、溶融混練温度は組成物の溶融を十分に行
なうため、通常、280℃以上、オレフイン系共重
合体の熱劣化およびゲル化防止の点から、通常、
340℃以下、すなわち、280〜340℃が好ましい。 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。 <実施例> 参考例1 (PPSの重合) オートクレーブに硫化ナトリウム3.26Kg(25モ
ル、結晶水40%を含む)、水酸化ナトリウム4g、
酢酸ナトリウム三水和物1.36Kg(約10モル)およ
びN−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略
称する)7.9Kgを仕込み、攪拌しながら徐々に205
℃まで昇温し、水1.36Kgを含む留出水約1.5を
除去した。残留混合物に1.4−ジクロルベンゼン
3.75Kg(25.5モル)およびNMP2Kgを加え、265
℃で4時間加熱した。反応生成物を70℃の温水で
5回洗浄し、80℃で24時間減圧乾燥して、溶融粘
度約2500ポアズ(320℃、剪断速度1000秒-1)の
粉末状PPS約2Kgを得た。 同様の操作を繰返し、以下に記載の実施例に供
した。 実施例 1 参考例1で得られたPPS粉末約2Kgを90℃に加
熱されたPH4の酢酸水溶液20中に投入し、約30
分間攪拌し続けたのち、過し、液のPHが7に
なるまで約90℃の脱イオン水で洗浄し、120℃で
24時間減圧乾燥して粉末状とした。 この粉末と、エチレン−メタクリル酸グリシジ
ル(88/12重量比)共重合体およびエチレン−プ
ロピレン共重合体(三井石油化学(株)製“タフマー
P−180”)とを80/10/10の重量比でドライブレ
ンドし、290〜310℃に設定したスクリユー押出機
により溶融混合ペレタイズした。得られたペレツ
トの溶融粘度を測定し、第1表記載の結果を得た
(320℃、剪断速度1000秒-1)。原料PPSと比較し
て溶融粘度の上昇は少ないものであつた。 次にペレツトを290〜300℃に設定した射出成形
機に供給し、金型温度150℃の条件で機械特性評
価用試験片を成形した。 得られた試験片について測定したアイゾツト衝
撃強度(ASTM D−256)、熱変形温度
(ASTM D−648)は第1表記載の通りであり、
衝撃強度が極めて大きく、PPS単独と比べて熱変
形温度の低下は小さかつた。 またペレツトについてメルトインデクサー中で
30分間滞留させた後のメルトフロー値(以下
MFRと略称する)の保持率についても測定し、
第1表記載の結果を得た(MFRはASTM D−
1238に準じ、温度のみ316℃に変更して測定し
た)。 比較例 1 実施例1で用いたPPS粉末を用い、エチレン−
メタクリル酸グリシジル共重合体およびエチレン
−プロピレン共重合体を配合することなく、ペレ
タイズ、射出成形を行つた試験片について評価し
たアイゾツト衝撃強度、熱変形温度は第1表に示
す通りであつた。本発明の実施例1と比べて衝撃
強度が大幅に劣るものであつた。 比較例 2 実施例1においてPPS粉末とエチレン−メタク
リル酸グリシジル(88/12重量比)共重合体およ
びエチレン−プロピレン共重合体を80/10/10の
重量比で使用するのに代えて、PPS粉末とエチレ
ン−メタクリル酸グリシジル(88/12重量比)と
を80/20の重量比で使用する以外は実施例1と全
く同様にペレタイズ、射出成形および評価を行な
つて第1表記載の結果を得た。衝撃強度について
は本発明の実施例1と同等の効果があるものの、
溶融粘度の増加が著しい。 実施例 2 実施例1で使用したPPS粉末、エチレン−メタ
クリル酸グリシジル(88/12重量比)共重合体お
よびエチレン−ブテン共重合体(三井石油化学(株)
製“タフマーA−4085”)を60/20/20の重量比
でドライブレンドし、以下、実施例1と全く同様
に溶融混合ペレタイス、射出成形および評価を行
なつて第1表記載の結果を得た。またメルトイン
デクサー中で30分間滞留させた後のMFRの保持
率を測定し、第1表記載の結果を得た(MFRの
測定はASTM D−1238に準じて温度のみ316℃
に変更して行なつた。荷重5Kg)。本発明の組成
物は滞留による増粘が少なく、熱安定性に優れて
いる。 比較例 3 実施例2において、PPS粉末とエチレン−メタ
クリル酸グリシジル(88/12重量比)共重合体お
よびエチレン−ブテン共重合体を60/20/20の重
量比で使用するのに代えて、PPS粉末とエチレン
−メタクリル酸グリシジル(88/12重量比)共重
合体とを60/40の重量比で使用する以外は実施例
2と全く同様にペレタイズ、射出成形および評価
を行なつて第1表記載の結果を得た。実施例2の
本発明の組成物と比べて、衝撃強度は同等である
ものの、溶融粘度が高くなり、しかも滞留による
増粘が著しいものである。 実施例 3〜5 参考例1で得られた粉末約2Kgを100℃に加熱
したNMP20中に投入し、約30分間攪拌した
後、過し、続いて約90℃のイオン交換水で洗浄
し、120℃で24時間真空乾燥して粉末状生成物を
得た。この操作を繰り返して実施例3〜5に供し
た。 このようにして得られたPPS粉末と、エチレ
ン/メタクリル酸グリシジル(88/12重量比)共
重合体およびエチレン−アクリル酸エチル共重合
体(日本ユニカー(株)製DPDJ−6182)(実施例
3)、またはエチレン−プロピレン−ジエン共重
合体(三井石油化学(株)製EPDM−3045)(実施例
4)、またはエチレン−メタクリル酸共重合体の
Na塩(三井ポリケミカル(株)製“ハイラミン−
1707”)(実施例5)とを第1表記載の割合で実施
例1と同様の方法でドライブレンド、溶融混合ペ
レタイズ、射出成形を行ない試験片を得た。得ら
れた試験片およびペレツトについて評価した結果
を第1表に示した。いずれも優れた衝撃強度を示
し、滞留による増粘はわずかである。
【表】
【表】
実施例 6
実施例1で使用したのと同様のPPS粉末、エチ
レン/メタクリル酸グリシジル(88/12重量比)
共重合体、エチレン−ブテン共重合体およびガラ
ス繊維(3mm長チヨツプドフアイバー)を48/
6/6/40の重量比でドライブレンドし、以下実
施例1と全く同様に溶融混合ペレタイズ、射出成
形を行なつて試験片を得た。得られた試験片につ
いて物性評価した結果を第2表に示した。また得
られたペレツトの溶融粘度(320℃、剪断速度
1000秒-1)は10300ポアズであり、実施例1と同
様に測定した30分間滞留させた後のMFRの保持
率は91%であつた。 比較例 4 実施例6において、エチレン−メタクリル酸グ
リシジル共重合体およびエチレン−ブテン共重合
体を配合することなく、PPS粉末とガラス繊維と
を60/40の重量比で使用する以外は実施例6と同
様に溶融混合ペレタイズ、射出成形を行ない試験
片を得た。得られた試験片について物性評価を行
なつた結果を第2表に示した。エチレン/メタク
リル酸グリシジル共重合体およびエチレン−ブテ
ン共重合体を配合した本発明の実施例6と比べて
大幅に衝撃強度が劣るものであつた。 比較例 5 実施例6において、PPS粉末、エチレン/メタ
クリル酸グリシジル共重合体、エチレン−ブテン
共重合体およびガラス繊維を48/6/6/40の重
量比で使用するのに代えて、PPS粉末、エチレ
ン/メタクリル酸グリシジル共重合体およびガラ
ス繊維を48/12/40の重量比で使用する以外は実
施例6と全く同様に溶融混合ペレタイズ、射出成
形および評価を行なつて第2表記載の結果を得
た。 得られたペレツトの溶融粘度は23000ポアズで
あり、30分間滞留させた後の保持率は33%であつ
た。本発明の実施例6と比べて滞留により大幅に
増粘し、熱安定性に劣るものであつた。 実施例 7 エチレン/メタクリル酸グリシジル(88/12重
量比)共重合体に代えて、エチレン/メタクリル
酸グリシジル(94/6重量比)共重合体を使用す
る以外は実施例6と同様に溶融混合ペレタイズ、
射出成形を行ない試験片を得た。得られた試験片
について物性評価した結果は第2表記載の通りで
あつた。 実施例 8〜10 実施例1と同様のPPS粉末、エチレン/メタク
リル酸グリシジル(88/12重量比)共重合体、ガ
ラス繊維およびエチレン−プロピレン共重合体
(実施例8)、またはエチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体(実施例9)、またはエチレン−アク
リル酸エチル共重合体(実施例10)とを第2表記
載の割合で実施例1と同様の方法で溶融混合ペレ
タイズ、射出成形を行ない試験片を得た。得られ
た試験片について評価した結果を第2表に示し
た。 実施例 11〜13 フイリツプス・ペトローリアム社製PPS“ライ
トンPR−06”、エチレン/メタクリル酸グリシジ
ル(88/12重量比)共重合体、ガラス繊維および
スチレン−エチレン−ブタジエンブロツク共重合
体(SEBS)(実施例11)、またはエチレン−酢酸
ビニル共重合体(実施例12)、または四フツ化エ
チレン−プロピレン共重合体(実施例13)とを第
2表記載の割合で実施例1と同様の方法で溶融混
合ペレタイズ、射出成形を行ない試験片を得た。
得られた試験片について評価した結果を第2表に
示した。
レン/メタクリル酸グリシジル(88/12重量比)
共重合体、エチレン−ブテン共重合体およびガラ
ス繊維(3mm長チヨツプドフアイバー)を48/
6/6/40の重量比でドライブレンドし、以下実
施例1と全く同様に溶融混合ペレタイズ、射出成
形を行なつて試験片を得た。得られた試験片につ
いて物性評価した結果を第2表に示した。また得
られたペレツトの溶融粘度(320℃、剪断速度
1000秒-1)は10300ポアズであり、実施例1と同
様に測定した30分間滞留させた後のMFRの保持
率は91%であつた。 比較例 4 実施例6において、エチレン−メタクリル酸グ
リシジル共重合体およびエチレン−ブテン共重合
体を配合することなく、PPS粉末とガラス繊維と
を60/40の重量比で使用する以外は実施例6と同
様に溶融混合ペレタイズ、射出成形を行ない試験
片を得た。得られた試験片について物性評価を行
なつた結果を第2表に示した。エチレン/メタク
リル酸グリシジル共重合体およびエチレン−ブテ
ン共重合体を配合した本発明の実施例6と比べて
大幅に衝撃強度が劣るものであつた。 比較例 5 実施例6において、PPS粉末、エチレン/メタ
クリル酸グリシジル共重合体、エチレン−ブテン
共重合体およびガラス繊維を48/6/6/40の重
量比で使用するのに代えて、PPS粉末、エチレ
ン/メタクリル酸グリシジル共重合体およびガラ
ス繊維を48/12/40の重量比で使用する以外は実
施例6と全く同様に溶融混合ペレタイズ、射出成
形および評価を行なつて第2表記載の結果を得
た。 得られたペレツトの溶融粘度は23000ポアズで
あり、30分間滞留させた後の保持率は33%であつ
た。本発明の実施例6と比べて滞留により大幅に
増粘し、熱安定性に劣るものであつた。 実施例 7 エチレン/メタクリル酸グリシジル(88/12重
量比)共重合体に代えて、エチレン/メタクリル
酸グリシジル(94/6重量比)共重合体を使用す
る以外は実施例6と同様に溶融混合ペレタイズ、
射出成形を行ない試験片を得た。得られた試験片
について物性評価した結果は第2表記載の通りで
あつた。 実施例 8〜10 実施例1と同様のPPS粉末、エチレン/メタク
リル酸グリシジル(88/12重量比)共重合体、ガ
ラス繊維およびエチレン−プロピレン共重合体
(実施例8)、またはエチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体(実施例9)、またはエチレン−アク
リル酸エチル共重合体(実施例10)とを第2表記
載の割合で実施例1と同様の方法で溶融混合ペレ
タイズ、射出成形を行ない試験片を得た。得られ
た試験片について評価した結果を第2表に示し
た。 実施例 11〜13 フイリツプス・ペトローリアム社製PPS“ライ
トンPR−06”、エチレン/メタクリル酸グリシジ
ル(88/12重量比)共重合体、ガラス繊維および
スチレン−エチレン−ブタジエンブロツク共重合
体(SEBS)(実施例11)、またはエチレン−酢酸
ビニル共重合体(実施例12)、または四フツ化エ
チレン−プロピレン共重合体(実施例13)とを第
2表記載の割合で実施例1と同様の方法で溶融混
合ペレタイズ、射出成形を行ない試験片を得た。
得られた試験片について評価した結果を第2表に
示した。
【表】
【表】
実施例 14〜19
参考例1と全く同様に重合操作を行い、得られ
た反応混合物を100℃まで冷却し、攪拌下に水に
投入後過し生成物を回収した。得られた生成物
を70℃の温水で5回洗浄後、イオン交換水10と
ともにオートクレーブに仕込み、密閉して攪拌下
170℃まで昇温し、この温度に30分間保持した後
冷却した。オートクレーブから内容物を取り出し
て過した後、室温のイオン交換水で洗浄し、
120℃で24時間減圧乾燥して粉末状PPSを約2Kg
得た。同様の操作を繰返して以下に記載の実施例
14〜19に供した。 上記のPPS、エチレン/メタクリル酸グリシジ
ル(88/12重量比)共重合体およびエチレン−ア
クリル酸ブチル共重合体(実施例14)、またはエ
チレン−プロピレン共重合体(実施例15)、また
はエチレン−ブテン共重合体(実施例16)、およ
びこれらにさらにガラス繊維(実施例17〜19)と
を第3表記載の割合で配合し、実施例1と同様の
方法で溶融混合ペレタイズ、射出成形を行い試験
片を得た。得られた試験片について評価した結果
を第3表に示した。
た反応混合物を100℃まで冷却し、攪拌下に水に
投入後過し生成物を回収した。得られた生成物
を70℃の温水で5回洗浄後、イオン交換水10と
ともにオートクレーブに仕込み、密閉して攪拌下
170℃まで昇温し、この温度に30分間保持した後
冷却した。オートクレーブから内容物を取り出し
て過した後、室温のイオン交換水で洗浄し、
120℃で24時間減圧乾燥して粉末状PPSを約2Kg
得た。同様の操作を繰返して以下に記載の実施例
14〜19に供した。 上記のPPS、エチレン/メタクリル酸グリシジ
ル(88/12重量比)共重合体およびエチレン−ア
クリル酸ブチル共重合体(実施例14)、またはエ
チレン−プロピレン共重合体(実施例15)、また
はエチレン−ブテン共重合体(実施例16)、およ
びこれらにさらにガラス繊維(実施例17〜19)と
を第3表記載の割合で配合し、実施例1と同様の
方法で溶融混合ペレタイズ、射出成形を行い試験
片を得た。得られた試験片について評価した結果
を第3表に示した。
【表】
<発明の効果>
本発明のポリフエニレンスルフイド組成物は、
PPSが本来有する耐熱性をほとんど損なうことな
く耐衝撃性を大幅に向上させ、溶融滞留による増
粘も小さい。 そして本発明のポリフエニレンスルフイド組成
物は、その優れた特性を利用して、電気・電子製
品、自動車部品、事務機器部品、航空・宇宙機器
部品などの分野に広く活用され得る。
PPSが本来有する耐熱性をほとんど損なうことな
く耐衝撃性を大幅に向上させ、溶融滞留による増
粘も小さい。 そして本発明のポリフエニレンスルフイド組成
物は、その優れた特性を利用して、電気・電子製
品、自動車部品、事務機器部品、航空・宇宙機器
部品などの分野に広く活用され得る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A)ポリフエニレンスルフイド、(B)エポキシ基
含有オレフイン系重合体および、(C)エポキシ基お
よび酸無水物基を含有しないエラストマを必須成
分として成るポリフエニレンスルフイド組成物。 2 (A)ポリフエニレンスルフイドが脱イオン処理
を施されたポリフエニレンスルフイドである請求
項1記載のポリフエニレンスルフイド組成物。 3 (A)ポリフエニレンスルフイドが酸処理した
後、水で洗浄したものである請求項1または2記
載のポリフエニレンスルフイド組成物。 4 (A)ポリフエニレンスルフイドが熱水処理した
後、水で洗浄したものである請求項1または2記
載のポリフエニレンスルフイド組成物。 5 (A)ポリフエニレンスルフイドが有機溶媒で洗
浄した後、水で洗浄したものである請求項1また
は2記載のポリフエニレンスルフイド組成物。 6 (B)エポキシ基含有オレフイン系重合体が、α
−オレフイン60〜99.5重量%およびα,β−不飽
和酸のグリシジルエステル40〜0.5重量%を必須
成分とするオレフイン系重合体である請求項1記
載のポリフエニレンスルフイド組成物。 7 (C)エポキシ基および酸無水物基を含有しない
エラストマが、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−ブテン共重合体、エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合
体から選ばれたエラストマである請求項1記載の
ポリフエニレンスルフイド組成物。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63136288A JPH01306467A (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | ポリフェニレンスルフィド組成物 |
| DE68923583T DE68923583T2 (de) | 1988-06-02 | 1989-06-02 | Polyphenylensulfidzusammensetzung. |
| EP89305611A EP0345094B1 (en) | 1988-06-02 | 1989-06-02 | Polyphenylene sulfide composition |
| KR1019890007578A KR960012460B1 (ko) | 1988-06-02 | 1989-06-02 | 폴리페닐렌 설파이드 조성물 |
| US08/410,938 US5625002A (en) | 1988-06-02 | 1995-03-27 | Polyphenylene sulfide composition and shaped articles made therefrom |
| US08/475,793 US5654358A (en) | 1988-06-02 | 1995-06-07 | Polyphenylene sulfide composition and shaped articles made therefrom |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63136288A JPH01306467A (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | ポリフェニレンスルフィド組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01306467A JPH01306467A (ja) | 1989-12-11 |
| JPH0424388B2 true JPH0424388B2 (ja) | 1992-04-24 |
Family
ID=15171668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63136288A Granted JPH01306467A (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | ポリフェニレンスルフィド組成物 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0345094B1 (ja) |
| JP (1) | JPH01306467A (ja) |
| KR (1) | KR960012460B1 (ja) |
| DE (1) | DE68923583T2 (ja) |
Families Citing this family (34)
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|---|---|---|---|---|
| US5625002A (en) * | 1988-06-02 | 1997-04-29 | Toray Industries, Inc. | Polyphenylene sulfide composition and shaped articles made therefrom |
| EP0360544A3 (en) * | 1988-09-20 | 1991-09-04 | Ube Industries, Ltd. | Thermoplastic resinous composition |
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| DE4106694A1 (de) * | 1991-03-02 | 1992-09-03 | Bayer Ag | Pas, melaminharze und kautschuke |
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