JPH06104773B2 - ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 - Google Patents

ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物

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JPH06104773B2
JPH06104773B2 JP62226783A JP22678387A JPH06104773B2 JP H06104773 B2 JPH06104773 B2 JP H06104773B2 JP 62226783 A JP62226783 A JP 62226783A JP 22678387 A JP22678387 A JP 22678387A JP H06104773 B2 JPH06104773 B2 JP H06104773B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、接着性の改善されたポリフエニレンスルフイ
ド樹脂組成物に関するものであり、更に詳しくは、特定
のポリフエニレンスルフイド樹脂に熱硬化性エポキシ樹
脂を含有せしめることにより接着性の改善されたポリフ
エニレンスルフイド樹脂組成物に関するものである。
<従来の技術> ポリフエニレンスルフイド(以下、PPSと称する)は優
れた耐薬品性、耐熱性、電気絶縁性などエンジニアリン
グプラスチツクとして優れた性質を有しており、射出成
形用を中心として各種用途に使用されている。
従来、エポキシ樹脂を含有せしめたPPS樹脂組成物とし
ては、特公昭54−39856号、特開昭59−51944号および59
−51945号公報に開示されている。
また、接着性改善を目的として、PPSにシラン化合物を
添加することが特開昭57−158256号および59−31503号
公報等に開示されている。
<発明が解決しようとする問題点> PPSが上記の如く優れた性質を有するため、各種用途に
使用されているが、他材料との接着性に劣るという欠点
を有していることから、用途によつては問題となること
があり、より高い接着性が求められている。例えば、PP
Sをその特性を生かして電子部品の封止用途に使用する
場合、金属との接着性に劣るため、リードフレームとの
界面から浸透する水分により、電子部品の性能が低下す
ることが問題になつている。また、PPSを銅張回路基板
として使用する場合には、銅箔との接着力が低いことが
問題になつている。
これらの接着性改善の要求に対して、上記の如くシラン
化合物の添加による方法が提案されているが、いまだに
満足を得るレベルに達していない。
また、上記記載のエポキシ樹脂の配合はPPSの溶融粘度
の増大を目的としており、通常のPPSにエポキシ樹脂を
配合しても接着性の向上は認められない。
そこで本発明者らは、上記の如き状況に鑑み、接着性の
改善されたPPS樹脂を得るべく鋭意検討した結果、特定
の処理を行つたPPS樹脂に熱硬化性エポキシ樹脂を配合
することにより、この問題が解決されることを見出し、
本発明に至つた。
<問題点を解決するための手段> すなわち本発明は、 (1)脱イオン処理を施されたPPS樹脂60〜99.95重量%
にビスフェノール類のグリシジルエーテル、フタル酸ま
たはその水添物のグリシジルエステル、ノボラック型エ
ポキシ樹脂および環状系非グリシジルエポキシ樹脂の中
から選ばれた少くとも一種の、エポキシ基を2個以上含
む熱硬化性エポキシ樹脂0.05〜40重量%を配合したこと
を特徴とするPPS樹脂組成物。
(2)脱イオン処理が酸処理した後、水で洗浄すること
である特許請求の範囲第(1)項記載のPPS樹脂組成
物。
(3)脱イオン処理が熱水処理した後、水で洗浄するこ
とである特許請求の範囲第(1)項記載のPPS樹脂組成
物。
(4)脱イオン処理が有機溶媒で洗浄した後、水で洗浄
することである特許請求の範囲第(1)項記載のPPS樹
脂組成物。
本発明で使用するPPSとは、構造式 で示される繰返し単位を70モル%以上、より好ましくは
90モル%以上を含む重合体であり、上記繰返し単位が70
モル%未満では耐熱性が損われるため好ましくない。
PPSは一般に、特公昭45−3368号公報で代表される製造
法により得られる比較的分子量の小さい重合体と、特公
昭52−12240号公報で代表される製造法により得られる
本質的に線状で比較的高分子量の重合体等があり、前記
特公昭45−3368号公報記載の方法で得られた重合体にお
いては、重合後酸素雰囲気下において加熱することによ
り、あるいは過酸化物等の架橋剤を添加して加熱するこ
とにより高重合度化して用いることも可能であり、本発
明においてはいかなる方法により得られたPPSを用いる
ことも可能である。
また、PPSはその繰返し単位の30モル%未満を下記の構
造式を有する繰返し単位等で構成することが可能であ
る。
本発明で用いるPPSは酸処理、熱水処理または有機溶媒
による洗浄を施されたものであることが必須である。
酸処理を行う場合は次の通りである。本発明でPPSの酸
処理に用いる酸は、PPSを分解する作用を有しないもの
であれば特に制限はなく、酢酸、塩酸、硫酸、リン酸、
珪酸、炭酸、プロピル酸等が挙げられ、なかでも、酢
酸、塩酸がより好ましく用いられ得るが、硝酸のような
PPSを分解、劣化させるものは好ましくない。
本発明においては、PPSを酸で処理することが必要であ
り、塩、アルカリ等では、PPSの好ましい化学的変性が
行われないので好ましくない。
酸処理の方法は、酸または酸の水溶液にPPSを浸漬せし
める等の方法があり、必要により適宜攪拌または加熱す
ることも可能である。例えば、酢酸を用いる場合、pH4
の水溶液を80〜90℃に加熱した中にPPS粉末を浸漬し、3
0分間攪拌することにより充分な効果が得られる。酸処
理を施されたPPSは残留している酸または塩等を物理的
に除去するため、水または温水で数回洗浄することが必
要である。
洗浄に用いる水は、酸処理によるPPSの好ましい化学的
変性の効果を損わない意味で、蒸留水、脱イオン水であ
ることが好ましい。
熱水処理を行う場合は次の通りである。
本発明において使用するPPSを熱水処理するにあたり、
熱水の温度を100℃以上、より好ましくは120℃以上、さ
らに好ましくは150℃以上、特に好ましくは170℃以上と
することが重要であり、100℃未満ではPPSの好ましい化
学的変性の効果が小さいため好ましくない。
本発明の熱水洗浄によるPPSの好ましい化学的変性の効
果を発現するため、使用する水は蒸溜水あるいは脱イオ
ン水であることが好ましい。熱水処理の操作は、通常、
所定量の水に所定量のPPSを投入し、圧力容器内で加
熱、攪拌することにより行われる。PPSと水との割合
は、水の多い方が好ましいが、通常、水1に対し、PP
S200g以下の浴比が選択される。
また、処理の雰囲気は、末端基の分解は好ましくないの
で、これを回避するため不活性雰囲気下とすることが好
ましい。更に、この熱水処理操作を終えたPPSは、残留
している成分を物理的に除去するため温水で数回洗浄す
るのが好ましい。
有機溶媒で洗浄する場合は次の通りである。
本発明でPPSの洗浄に用いる有機溶媒は、PPSを分解する
作用等を有しないものであれば特に制限はなく、例えば
N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ヘ
キサメチルホスホラスアミド、ピペラジノン類等の含窒
素極性溶媒、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホ
ン、スルホラン等のスルホキシド・スルホン系溶媒、ア
セトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、アセト
フエノン等のケトン系溶媒、ジメチルエーテル、ジプロ
ピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、トリクロ
ロエチレン、2塩化エチレン、パークロルエチレン、モ
ノクロルエタン、ジクロルエタン、テトラクロルエタ
ン、パークロルエタン、クロルベンゼン等のハロゲン系
溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、ペンタノール、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、フェノール、クレゾール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール等のアルコール・
フェノール系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素系溶媒等が挙げられる。これらの有機溶
媒のうちでも、N−メチルピロリドン、アセトン、ジメ
チルホルムアミド、クロロホルム等の使用が特に好まし
い。また、これらの有機溶媒は、1種類または2種類以
上の混合で使用される。
有機溶媒による洗浄の方法としては、有機溶媒中にPPS
を浸漬せしめる等の方法があり、必要により適宜攪拌ま
たは加熱することも可能である。
有機溶媒でPPSを洗浄する際の洗浄温度については特に
制限はなく、常温〜300℃程度の任意の温度が選択でき
る。洗浄温度が高くなる程洗浄効率が高くなる傾向があ
るが、通常は常温〜150℃の洗浄温度で十分効果が得ら
れる。
圧力容器中で、有機溶媒の沸点以上の温度で加圧下に洗
浄することも可能である。また、洗浄時間についても特
に制限はない。洗浄条件にもよるが、バツチ式洗浄の場
合、通常5分間以上洗浄することにより、十分な効果が
得られる。また連続式で洗浄することも可能である。
重合により生成したPPSを有機溶媒で洗浄するのみで十
分であるが、本発明の効果をさらに発揮させるために、
水洗浄または温水洗浄と組合わせるのが好ましい。ま
た、N−メチルピロリドン等の高沸点水溶性有機溶媒を
用いた場合は、有機溶媒洗浄後、水または温水で洗浄す
ることにより、残存有機溶媒の除去が容易に行なえて好
ましい。これらの洗浄に用いる水は蒸溜水、脱イオン水
であることが好ましい。
本発明において、PPSを酸処理、熱水処理あるいは有機
溶媒による洗浄をすることが必須であるが、これらの処
理を2種以上組み合わせることも可能であり、その順序
には特に制限はない。
本発明で酸処理、熱水処理あるいは有機溶媒による洗浄
に供するPPSは粉粒体であることが処理・洗浄の効率上
好ましい。通常公知の方法で製造されるPPSは粉粒体の
形で得られるため、これらをペレタイズすることなく用
いて処理・洗浄するのが好ましく、必要によつては、分
級あるいは粉砕して用いることも可能である。
また、ナトリウム含有量が900ppm以下のPPSは本発明に
使用することができる。Na含有量は、より好ましくは70
0ppm以下、さらに好ましくは500ppm以下、特に好ましく
は300ppm以下のものが用いられる。ナトリウム含有量が
900ppmを越えるPPSを使用すると、エポキシ樹脂による
顕著な接着性改善効果が得られないので好ましくない。
公知の方法に従つて得られるPPSは1000〜1500ppm以上の
ナトリウムが含有されている。
かかるPPSのナトリウム含有量を900ppm以下に落す有効
な手段として、上記記載の酸処理あるいは熱水処理ある
いは有機溶媒による洗浄等の処理を用いることができ
る。
また、本発明で用いるPPSには、本発明の効果を損なわ
ない範囲で、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、結晶核剤、
紫外線防止剤、着色剤などの通常の添加剤および少量の
多種ポリマを添加することができ、更に、PPSの架橋度
を制御する目的で、通常の過酸化剤および、特開昭59−
131650号公報に記載されているチオホスフイン酸金属塩
等の架橋促進剤または特開昭58−204045号公報、特開昭
58−204046号公報等に記載されているジアルキル錫ジカ
ルボキシレート、アミノトリアゾール等の架橋防止剤を
配合することも可能である。
本発明で用いるエポキシ樹脂としてはエポキシ基を2個
以上含む液体または固体状のものが使用できる。例え
ば、ビスフエノールA、レゾルシノール、ハイドロキノ
ン、ピロカテコール、ビスフエノールF、サリゲニン、
1,3,5−トリヒドロキシベンゼン、ビスフエノールS、
トリヒドロキシ−ジフエニルジメチルメタン、4,4′−
ジヒドロキシビフエニル、1,5−ジヒドロキシナフタレ
ン、カシユーフエノール、ジヒドロキシ−ジフエニルス
ルホン、2,2,5,5−テトラキス(4−ヒドロキシフエニ
ル)ヘキサン、ハロゲン化ビスフェノールなどのビスフ
ェノール類のグリシジルエーテル、フタル酸またはその
水添物のグリシジルエステル、ノボラック型エポキシ樹
脂及びビニルシクロヘキセンジオキサイド、ジシクロペ
ンタジエンオキサイド等の環状系の非グリシジルエポキ
シ樹脂が例示される。しかしグリシジルメタクリレート
重合体のような熱可塑性のエポキシ含有ポリオレフイン
は、本発明の効果が得られないので、本発明の範囲から
除かれる。これら熱硬化性エポキシ樹脂は単独及び又は
2種以上の混合物として使用してもよい。
PPS熱硬化性とエポキシ樹脂を配合する割合に特に制限
はないが、熱硬化性エポキシ樹脂が0.05重量%未満では
目的とする効果が得にくく、また、40重量%を越えると
PPSの強度、剛性、耐熱性が損なわれる恐れが生ずるば
かりでなく、溶融混練時にゲル化を生じ、押出安定性、
成形性が損われることがあるので好ましくない。
熱可硬化エポキシ樹脂は一般にはアミン類、酸無水物、
多流化物、フエノール樹脂などの硬化剤を配合して成形
されるが、本発明においては硬化剤を全く使用しないか
あるいは使用するにしてもその活性水素基がエポキシ基
成分の半分以下のモル比であることが望ましい。通常量
の硬化剤を併用した場合には、熱硬化性エポキシ樹脂と
PPSとの反応が阻害されるからである。
硬化剤併用の効果としては熱硬化性エポキシ樹脂添加に
よるブリード性や熱的性質の低下を防止すること等が期
待できる。
本発明において、繊維状および/または粒状の強化剤は
必須成分ではないが、必要に応じてPPSと熱硬化性エポ
キシ樹脂の合計100重量部に対して300重量部を越えない
範囲で配合することが可能であり、通常10〜300重量部
の範囲で配合することにより強度、剛性、耐熱性、寸法
安定性等の向上を図ることが可能である。
かかる繊維状強化剤としては、ガラス繊維、シラスガラ
ス繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミツク繊
維、アスベスト繊維、右コウ繊維、金属繊維等の無機繊
維および炭素繊維等が挙げられる。
また粒状の強化剤としては、ワラステナイト、セリサイ
ト、カオリン、マイカ、クレー、ベントナイト、アスベ
スト、タルク、アルミナシリケートなどの珪酸塩、アル
ミナ、塩化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウ
ム、酸化チタンなどの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシ
ウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラス・ビーズ、窒
化ホウ素、炭化珪素、サロヤン、シリカなどが挙げら
れ、これらは中空であつてもよい。これら強化剤は2種
以上を併用することが可能であり、必要によりシラン系
およびチタン系などのカツプリング剤で予備処理して使
用することができる。
本発明の組成物の調製手段は特に制限はないが、PPSと
熱硬化性エポキシ樹脂と強化剤とをPPSの融点以上の温
度で、押出機内で溶融混練後、ペレタイズする方法が代
表的である。
なお、溶融混練温度は280〜340℃が好ましく、280℃未
満ではPPSの溶融が不充分になることがあり、340℃を越
えるとエポキシ樹脂の熱劣化およびゲル化することがあ
るので注意を要する。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
<実施例> 参考例1(PPSの重合) オートクレーブに硫化ナトリウム3.26kg(25モル、結晶
水40%を含む)、水酸化ナトリウム4g、酢酸ナトリウム
三水和物1.36kg(約10モル)およびN−メチル−2−ピ
ロリドン(以下NMPと略称する)7.9kgを仕込み、攪拌し
ながら徐々に205℃まで昇温し、水1.36kgを含む留出水
約1.5lを除去した。残留混合物に1,4−ジクロルベンゼ
ン3.75kg(25.5モル)およびNMP2kgを加え、265℃で4
時間加熱した。反応生成物を70℃の温水で5回洗浄し、
80℃で24時間減圧乾燥して、溶融粘度約2500ポアズ(32
0℃、剪断速度1000秒−1)の粉末状PPS約2kgを得た。
このPPS粉末中の全ナトリウム含有量は1,180ppmであつ
た。
同様の操作を繰返し、以下に記載の実施例に供した。
実施例1 参考例1で得られたPPS粉末約2kgを、90℃に加熱された
pH4の酢酸水溶液20l中に投入し、約30分間攪拌し続けた
のち過し、液のpHが7になるまで約90℃の脱イオン
水で洗浄し、120℃で24時間減圧乾燥して粉末状とし
た。
このPPS中の全マトリウム含有量は274ppmであつた。
この粉末と、住友化学工業社(製)ノボラツク型エポキ
シ樹脂ESCN220−HHを第1表に示す割合でドライブレン
ドした後、290〜310℃に設定したブラベンダープラスト
グラフで融解混練した。得られた塊状試料を粉砕した
後、JIS K6854の方法に準じて、42アロイ(Fe−Ni合
金)との接着強度をT形はく離試験で測定した。
第1表より明らかに、本発明組成物は42アロイとの接着
強度が極めて大きかつた。
実施例2 参考例1で得られたPPS粉末約2kgと脱イオン水10lとを
オートクレーブに仕込み、常圧で密閉したのち、175℃
まで昇温し、攪拌しながら約30分間保温したのち冷却し
た。内容物を取りだし過し、更に、70℃の脱イオン水
約10lの中にPPSを浸漬、攪拌し、過する操作を5回繰
返した。
このPPS中の全ナトリウム含有量は288ppmであつた。
得られたPPS粉末について、実施例1と全く同様な方法
でエポキシ樹脂を配合、融解混練、粉砕した。
得られた粉末について、実施例1と同様の方法で評価し
た42アロイとの接着強度は第1表に記載のとおりであつ
た。
実施例3 参考例1で得られた粉末約2kgを100℃に加熱したNMP20l
中に投入し、約30分間攪拌した後、過し、続いて約90
℃のイオン交換水で洗浄した。
このPPS中の全ナトリウム含有量は315ppmであつた。
得られたPPS粉末について、実施例1と全く同様な方法
でエポキシ樹脂を配合、融解混練、粉砕した。
得られた粉末について、実施例1と同様に評価した42ア
ロイとの接着強度は第1表に記載のとおりであつた。
比較例1,2 参考例1で得られたPPSをそのまま(比較例1)およ
び、実施例1と同様の方法で酢酸処理し、洗浄、乾燥し
たもの(比較例2)を用い、エポキシ樹脂を配合するこ
となく、融解混練、粉砕を行つた粉末について、実施例
1と同様に評価した42アロイとの接着強度は第1表に記
載のとおりであつた。
比較例3,4 参考例1で得られたPPSを実施例2と同様の方法で熱水
処理し、洗浄、乾燥したもの(比較例3)および、実施
例3と同様の方法でNMP処理し、洗浄、乾燥したもの
(比較例4)を用い、エポキシ樹脂を配合することな
く、融解混練、粉砕を行つた粉末について、実施例1と
同様に評価した42アロイとの接着強度は第1表に記載の
とおりであつた。
実施例4,5 参考例1で得られたPPSを実施例1と同様の方法で酢酸
処理を行い、ノボラツク型エポキシ樹脂およびガラスフ
アイバー(3mmチヨツプドフアイバー)とを第1表記載
の割合で配合し、実施例1と全く同様の方法で溶融混
練、粉砕した(実施例4)。また同じ酢酸処理PPSを用
いて、ノボラツク型エポキシ樹脂、溶融シリカおよびガ
ラスフアイバー(3mmチヨツプドフアイバー)とを第1
表記載の割合で配合し、実施例1と全く同様の方法で溶
融混練、粉砕した(実施例5)。
得られた各々の粉末について、実施例1と同様に評価し
た42アロイとの接着強度は第1表記載のとおりであつ
た。
比較例5,6 実施例1で参考例1で得られたPPS粉末を酢酸処理して
用いた代わりに、参考例1で得られたPPS粉末をそのま
ま用いたことのほかは実施例1と全く同様の方法で、エ
ポキシ樹脂(比較例5)およびガラスフアイバー(比較
例6)を第1表に示す割合で配合、融解混練、粉砕し
た。
得られた粉末について、実施例1と同様に評価した42ア
ロイとの接着強度は第1表に記載のとおりであつた。
このように酢酸処理、熱水処理あるいはNMP処理したPPS
を使用する本発明の実施例1〜5と比べて、水洗浄のみ
のPPSを使用した本比較例の42アロイとの接着強度は大
巾に劣るものであり、エポキシ樹脂を配合したことによ
る接着強度の向上も極くわずかである。
実施例6,比較例7 参考例1で得られたPPSをそのまま(比較例7)およ
び、実施例1と同様の方法で酢酸処理し、洗浄、乾燥し
たもの(実施例6)を用い、エポキシ樹脂をノボラツク
型エポキシ樹脂の代わりに、ビスフエノールAジグリシ
ジルエーテル系エポキシ樹脂であるシエル社(製)エピ
コート872を使用する以外、実施例1と全く同様な方法
でエポキシ樹脂を配合、融解混練、粉砕した。
得られた粉末について、実施例1と同様に評価した42ア
ロイとの接着強度は第1表に記載のとおりであつた。
実施例7,比較例8 参考例1で得られたPPSをそのまま(比較例8)およ
び、実施例1と同様の方法で酢酸処理し、洗浄、乾燥し
たもの(実施例7)を用い、エポキシ樹脂をノボラツク
型エポキシ樹脂の代わりに、ビスフエノールSジグリシ
ジルエーテル系エポキシ樹脂であるナガセ化成工業社
(製)デナコールEX−251Aを使用する以外、実施例1と
全く同様な方法でエポキシ樹脂を配合、融解混練、粉砕
した。
得られた粉末について、実施例1と同様に評価した42ア
ロイとの接着強度は第1表に記載のとおりであつた。
実施例8 実施例2で、参考例1で得られたPPS粉末を熱水処理す
る際の温度を175℃とした代わりに第1表に記載の温度
としたことのほかは、実施例2と全く同様の方法で洗
浄、乾燥した。
このPPS中の全ナトリウム含有量は450ppmであつた。
得られたPPS粉末について、実施例1と全く同様な方法
でエポキシ樹脂を配合、融解混練、粉砕した。
得られた粉末について、実施例1と同様に評価した42ア
ロイとの接着強度は第1表に記載のとおりであつた。
実施例9 実施例3で参考例1で得られたPPS粉末の有機溶媒洗浄
にNMPを使用した代わりに、ジメチルホルムアミドを用
いたことのほかは実施例3と全く同様の操作を行い、粉
末を得た。
得られた粉末について、実施例1と同様に評価した42ア
ロイとの接着強度は第1表に記載のとおりであつた。
実施例10 実施例1で、参考例1で得られたPPS粉末を酸処理する
際に酢酸を用いる代りにpH4の塩酸を用いたことのほか
は、実施例1と全く同様の操作を行い粉末を得た。
得られた粉末について、実施例1と同様に評価した42ア
ロイとの接着強度は第1表に記載のとおりであつた。
<発明の効果> 本発明により、接着性が極めて優れたポリフエニレンス
ルフイド樹脂組成物が得られるようになつた。この樹脂
組成物は射出成形用途、特に電子部品封止用途に好適で
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−153343(JP,A) 特開 昭62−153344(JP,A) 特開 昭62−153345(JP,A) 特開 昭61−228023(JP,A) 特開 昭62−36425(JP,A) 特開 昭59−51944(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱イオン処理を施されたポリフェニレンス
    ルフィド樹脂60〜99.95重量%にビスフェノール類のグ
    リシジルエーテル、フタル酸またはその水添物のグリシ
    ジルエステル、ノボラック型エポキシ樹脂および環状系
    非グリシジルエポキシ樹脂の中から選ばれた少くとも一
    種の、エポキシ基を2個以上含む熱硬化性エポキシ樹脂
    0.05〜40重量%を配合したことを特徴とするポリフェニ
    レンスルフィド樹脂組成物。
  2. 【請求項2】脱イオン処理が酸処理した後、水で洗浄す
    ることである特許請求の範囲第(1)項記載のポリフェ
    ニレンスルフィド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】脱イオン処理が熱水処理した後、水で洗浄
    することである特許請求の範囲第(1)項記載のポリフ
    ェニレンスルフィド樹脂組成物。
  4. 【請求項4】脱イオン処理が有機溶媒で洗浄した後、水
    で洗浄することである特許請求の範囲第(1)項記載の
    ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
JP62226783A 1987-09-08 1987-09-08 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH06104773B2 (ja)

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