JPH04243896A - 環状のhiv主要中和決定基ペプチド - Google Patents

環状のhiv主要中和決定基ペプチド

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JPH04243896A
JPH04243896A JP3179122A JP17912291A JPH04243896A JP H04243896 A JPH04243896 A JP H04243896A JP 3179122 A JP3179122 A JP 3179122A JP 17912291 A JP17912291 A JP 17912291A JP H04243896 A JPH04243896 A JP H04243896A
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peptide
amino acid
amino acids
constituent
seq
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Steven S Bondy
スティーヴン エス.ボンディ
Emilio A Emini
エミリオ エー.エミニ
Stephen Marburg
ステフェン マルブルグ
Richard L Tolman
リチャード エル.トルマン
John Hannah
ジョン ハナー
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Merck and Co Inc
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    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
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    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の主要中
和決定基(principal nentralizi
ngdeterminant, PND)ペプチドは、
哺乳動物の抗HIV免疫応答を生起することができると
されている。AIDSウイルスのエンベロープ糖タンパ
ク質gp120のアミノ酸296と341の間にある高
度可変領域[Patnerら、Nature313,2
77(1985)の番号づけ方法による。]は、これま
でに同定されているほとんどのHIV単離物においてア
ミノ酸4量体−GlyProGlyArg−(配列番号
:2)を含んでいる。加えて、このテトラマーのいずれ
の側からも約20アミノ酸の範囲内にシステイン残基が
一般に見られる。少なくとも1つのよく知られた単離物
(HIVIIIB)において、これらのシステインがジ
スルフィド結合していることが知られている。したがっ
て、この場合の中間アミノ酸(以下、「ループアミノ酸
」と称する。)は、環状構造を余儀無くされ、−GPG
R−はそのループの先端に突き出している[Javah
erianら、PNAS  USA86,6768(1
989)]。
【0002】哺乳類におけるHIV中和免疫応答の誘発
に向けて、ペプチドに基づく研究努力が重ねられたが、
それらは一般に直鎖状またはジスルフィド結合した環状
のペプチドの使用に限られてきた。直鎖状ペプチドには
、局所エネルギーが最小になるように多数の溶液三次元
コンホーメーションをとるエピトープに、受容体(re
cipient) の免疫系がさらされるという難点が
ある。ジスルフィド結合を利用すれば、直鎖状PNDが
とり得るコンホーメーションの数を制限することができ
るが、ジスルフィドはある条件の下においては不安定な
ことがあり、ジスルフィドが切れれば直鎖状ペプチドと
なって上記難点を包含することになってしまうため、常
に完全に満足できるわけではない。とはいえ、このよう
なペプチドはスルフヒドリル含有ペプチドの酸化によっ
て容易に調製できるという利点がある。本発明の好適な
態様は、さらにHIV中和抗体の誘発に驚くほど有効で
ある。
【0003】直鎖状合成ペプチドは溶液中あるいは固体
支持体上にて種々の方法で調製される。それらの原理や
手法を記載するすぐれた書物としては、次のようなもの
がある:Principles of Peptide
 Synthesis, Bodanszky,M.,
Springer−Verlag (1984);So
lid Phase Peptide Synthes
is,Stewart J.M.,Young,J.D
.,Pierce Chemical Company
 (第2版、1984);The Peptides,
Gross,E.,Meienhofer,J.,Ac
ademic Press,Inc.,(1979)。 一般に、環状ペプチドが必要な場合は、少なくとも2つ
のスルフヒドリルを含有する直鎖状合成ペプチド(たと
えば2つのシステインを含有するペプチド)を酸化する
ことによって、ジスルフィド結合環を調製している。本
発明は、新しいジスルフィド結合環状HIVペプチドを
提供する。
【0004】すなわち、本発明は、ジスルフィド結合環
状構造を有する新規なHIVPNDペプチドおよびそれ
らの誘導体、それらを製造する方法、およびそれらを使
用する方法を開示する。これらの環状HIVPNDペプ
チド(cPND)は、ループアミノ酸の両側にあるシス
テインを通じてジスルフィドを形成することにより調製
される。こうして形成されたcPNDは遊離ペプチジル
免疫原あるいはcPNDを含む共有結合体(coval
ent  conjngate)免疫原を調製するため
の試薬として有用である。そのような結合体は哺乳類の
抗ペプチド、抗HIVまたはHIV中和免疫応答を生起
するのに有用である。これらの結合体は、1990年7
月19日付け米国特許出願第555,558号およびそ
の他の同時係属中の出願にも記載されている。そのよう
な結合体を含む組成物はHIVによる病気、たとえば後
天性免疫不全症候群(AIDS)やAIDS関連群(A
RC)を予防するためのワクチンとして、あるいはAI
DSやARCを患らうヒトを治療するための免疫原とし
て用いることができる。加えて、そのような結合体は、
哺乳類のHIV中和免疫応答のペプチド顕在化に係わる
構造と機能の関係を解析するための有用な実験手段を提
供する。
【0005】本発明は、構造(配列番号:1)
【化12
】 を有する新規な環状HIVPNDペプチド、又は製薬上
許容しうるそれらの塩に関する。式中、rは:a)水素
、又はb)
【化13】 [上記式中、Wは好ましくは−(CH2 )2 −又は
−(CH2 )3 −又はR6 であり、R6 は
【化
14】 であり、R7 は低級アルキル、低級アルコキシ、又は
ハロである。]であり;R1 は:a)結合、又はb)
1個乃至5個のアミノ酸からなるペプチド(マーカー(
標識)アミノ酸好ましくはNle、Abuを含んでいて
もよい。)であり;R2 は:3個乃至10個のアミノ
酸から成るペプチドであり;R3 は:3個乃至10個
のアミノ酸から成るペプチドであり;R5 は:a)−
OH、b)1個乃至5個のアミノ酸から成るペプチド(
マーカーアミノ酸を含んでいてもよい。)、又はc)−
NH2 であり;R8 は1個乃至8個の炭素原子から
成る低級アルキルである。
【0006】本発明のペプチドは、保護基化学を組みこ
む固相化学合成により作られた直鎖状ペプチドを環化す
ることにより調製される。環化は直鎖状ペプチドの合成
の間にループアミノ酸のアミノおよびカルボキシ末端に
不安定な保護基を有する反応性部位を組みこむことによ
り達成される。すなわち、本発明の一態様においては、
ループアミノ酸の両側のペプチドに組みこんだシステイ
ンのイオウがジスルフィドに酸化される。この環状ペプ
チドは、その後、ELISA検定における試薬、又は多
糖、タンパク質、多糖とタンパク質の両方、あるいは当
該環状ペプチドの免疫原性を高めるような他の物質から
成る免疫原性担体への結合のための試薬として用いるこ
とができる。このペプチドはまた、直接、非結合状態に
おいて、哺乳類における抗ペプチド、抗HIV、または
HIV中和免疫応答の顕在化のための免疫原として用い
ることができる。
【0007】本発明のペプチドを用いる結合体の製造に
おいては、この分野において知られている多くの手段の
いずれかを用いて、担体タンパク質をペプチドと結合さ
せることができる。本発明の好適な態様においては、N
−マレイミドアルカン酸N−ヒドロキシスクシンイミド
エステル(NHSエステル)又はN−マレイミド−R6
 −カルボン酸N−ヒドロキシスクシンイミドエステル
(N−マレイミドプロピオン酸NHSエステルが好まし
い。)を、水性緩衝液(好ましくは約pH8の重炭酸塩
水溶液)又は約1当量のジエチルイソプロピルアミンを
含むDMF中において遊離ペプチドアミノ基と反応させ
、マレイミド化ペプチドを得る。このマレイミド化ペプ
チドは、次いでチオール化された担体、例えばタンパク
質または多糖、好ましくはナイセリア・メニンギチジス
(Neisseria meningitidis)B
のOMPC(これは主要な免疫高揚タンパク質(MIE
P)である。)と反応させるか、又はポリリボシルリビ
トールホスフェートと反応させた後に担体タンパク質と
結合させる。
【0008】このような結合体は哺乳類の抗ペプチド、
抗HIV、又はHIV中和免疫応答を誘発し、HIV病
たとえばAIDSやARCを予防するためのワクチンの
調製、あるいはAIDSやARCをわずらったヒトの治
療に有用である。
【0009】かくして本発明の目的は、遊離免疫原とし
て、又は結合体免疫原を製造するための試薬として有用
であり、哺乳類の抗ペプチド、抗HIV、又はHIV中
和免疫応答の解明、又は抗HIVワクチンもしくはAI
DSを患ったヒトの治療のための免疫原として用いられ
る組成物の製造に使用される、新規かつ環状のHIVP
NDペプチドを提供することである。別の目的は、ジス
ルフィド結合構造を通じてHIVPNDペプチドを環化
する方法を提供することである。
【0010】定義及び略語AA検定    ペプチド又
はタンパク質を遊離アミノ酸に酸加水分解し次に定量す
るアミノ酸分析Acm      アセタミドメチルチ
オール保護基活性化      続いて望ましい反応を
起こすことができるようにペプチド、タンパク質又はポ
リサッカライド部分とその部分を誘導化することができ
る試薬との反応AIDS    後天性免疫不全症候群
アミノ酸    酸とアミノ官能基の両方を有する分子
;一般構造H2 N−CHR−COOH(R基はアミノ
酸本体を定義する)を有する20種の一般のα−アミノ
酸がある。これらのアミノ酸はD又はL立体化学形を有
することができ、小文字の1文字略語又はアミノ酸名の
前に接頭辞Dによって特にことわらない限りアミノ酸は
天然又はL配置を有する。20種の一般のアミノ酸名及
びR基の構造は本明細書では次の表に従って単一の文字
コードで確認される。アミノ酸名      3文字コ
ード  1文字コード    側鎖(R)アラニン  
         Ala  A          
−CH3アルギニン         Arg    
        R          −(CH2)
3NHCHNH2NH2+アスパラギン       
Asn            N         
 −CH2CONH2アスパラギン酸     Asp
            D          −C
H2COOHシステイン     Cys      
      C      −CH2SH  グルタミ
ン酸       Glu            E
  −(CH2)2COOHグルタミン       
  Gln      Q          −(C
H2)2CONH2グリシン          Gl
y            G          −
Hヒスチジン         His       
    H          −CH2− イミダゾ
ールイソロイシン       Ile       
     I          −CH(CH3)C
H2CH3ロイシン           Leu  
          L          −CH2
CH(CH3)2リシン             L
ys    K          −(CH2)4N
H3+メチオニン         Met     
       M          −(CH2)2
SCH3フェニルアラニン   Phe       
     F          −CH2− フェニ
ルプロリン           Pro      
      P        − α,N−(CH2
)3セリン             Ser    
        S          −CH2OH
トレオニン         Thr        
  T          −CH(OH)CH3トリ
プトファン    Trp            W
          −CH2− インドールチロシン
           Tyr           
 Y          −CH2− フェニル−OH
バリン             Val      
      V          −CH(CH3)
2抗体            特定の抗原を結合する
ことができる哺乳類B細胞によって産生されるタンパク
質ARC          AIDS関連群AZT 
         アジドチミジン、抗−AIDS化合
物2種間          別々に誘導されたパート
ナーの反応から生じる分子鎖;スペースペーサー   
 サーにより生成した結合体の分析用分解はスペーサー
を放出及び定量し、共有結合の程度の尺度を与える。 キャップ形成    低分子との反応による結合体の反
応部位の脱離Cbz          ベンジルオキ
シカルボニル結合体          少なくとも1
つの因子が望ましい抗原(例えばHIVPND)であり
、別の因子が担体である互いに共有結合した不連続の化
学因子の複合体コアアミノ酸    哺乳類に於てHI
V−中和免疫応答を誘発するのに不可欠なHIVPND
のアミノ酸DPPA  ジフェニルホスホリルアジドE
LISA      酵素結合イムノソルバントアッセ
イFmoc        9−フルオレニルメチルオ
キシカルボニルHIV          ヒト免疫不
全ウイルス、多くのレンチウイルス群及びAIDS及び
関連症に包含される主張した病因物質;HIVはまたH
TLV(ヒト細胞リンパ球栄養性ウイルス)LAV(リ
ンパ腺症関連ウイルス)及びARV(AIDS関連ウイ
ルス)免疫原          哺乳類免疫応答の刺
激物質として有用な分子免疫学的に等    哺乳類に
於てHIV中和免疫応答例えば等価なペプチドエピト価
なペプチド  ープを認識することができる抗体を誘発
する機能を共通して有する環状又は線状ペプチド標識ア
ミノ酸    他のペプチド又はタンパク質アミノ酸に
よって生じるシグナルによる妨害がないAA検定に於て
シグナルを有するアミノ酸Mtr      4−メト
キシ−2,3,6−トリメチルフェニルスルホニルNE
M          N−エチルマレイミドOMPC
        免疫エンハンサー及びペプチド担体と
して用いられるナイセリアメニンギチジス(Neiss
eria meningitidis 髄膜炎菌)の外
膜タンパク質複合体(Outer Membrane 
Protein Complex)ペプチド     
   アミド(ペプチド)結合により結合したアミノ酸
の重合体PEP          ペプチドPND 
   主要中和決定基;PNDを含有する免疫原を接種
したときに哺乳類受容体に於てHIV中和抗体に高親和
性結合することができ、HIV中和抗体を高めることが
できるペプチジル配列による名称PnPs6B    
ストレプトコッカスニューモニエ(Streptoco
cus pneumoniae肺炎レンサ球菌)莢膜ポ
リサッカライドPRO          免疫原タン
パク質タンパク質      高分子ペプチドPRP 
         ポリリボシル−リビトールホスフェ
ートPSA    通常重合体の単量体単位に繰り返し
リン酸単位を有するアニオンポリサッカライド樹脂  
          固相ペプチド合成の固形支持体マ
トリックスワング(wang):コポリスチレン−1%
ジビニルベンゼン樹脂への4−(ヒドロキシメチル)フ
ェノキシメチル結合はバッチFmoc固相ペプチド合成
に用いられ最後に樹脂から95%TFA切断し、同時に
酸感受性側鎖保護基を脱保護する。サスリン:コポリス
チレン−1%ジビニルベンゼン樹脂への4−(ヒドロキ
シメチル)−3−メトキシフェノキシメチル結合はバッ
チFmoc固相ペプチド合成に用いられ最後に樹脂から
1%TFA/CH2 Cl2 切断してそのままの酸不
安定側鎖保護基を脱離する。ペプシンKA:ケイソウ土
に吸着したポリアミド樹脂への4−(ヒドロキシメチル
)フェノキシメチル結合は連続流動カラムFmoc固相
ペプチド合成に使用される。ペプチドは上のワング樹脂
で記載した通り樹脂から切断する。ペプシンKH:ケイ
ソウ土に吸着したポリアミド樹脂への4−(ヒドロキシ
メチル)−3−メトキシメチル結合はFmoc固相ペプ
チド合成に使用される。側鎖保護ペプチドは上のサスリ
ン樹脂で記載した通り樹脂から切断する。“骨格”  
      キャリヤー分子を基礎にした複数ペプチド
エピトープを有する免疫原SCMHC      S−
カルボキシメチルホモシステアミン、共有結合体免疫原
の分解によって脱離され、AA検定によって定量化可能
な酸安定な2種間スペーサーZ           
   ベンジルオキシカルボニル
【0011】本発明は
、構造(配列番号:1)
【化15】 を有する新規な環状HIVPNDペプチド又は製薬上許
容し得るその塩に関する。式中、rは:a)水素、又は
b)
【化16】 [上記式中、Wは好ましくは−(CH2 )2 −又は
−(CH2 )3 −又はR6 であり、R6 は
【化
17】 であり、R7 は低級アルキル、低級アルコキシ、又は
ハロである。]であり;R1 は:a)結合、又はb)
1個乃至5個のアミノ酸から成るペプチド(マーカーア
ミノ酸を含んでいてもよい。)であり;R2 は:3個
乃至10個のアミノ酸から成るペプチドであり;R3 
は:3個乃至10個のアミノ酸から成るペプチドであり
;R5 は:a)−OH、b)1個乃至5個のアミノ酸
から成るペプチド(マーカーアミノ酸を含んでいてもよ
い。)、又はc)−NH2 であり;R8は:1個乃至
8個の炭素原子から成る低級アルキルである。
【0012】低級アルキルというは、他様に定義されな
い限り、1個乃至8個の炭素を有する直鎖状又は有枝鎖
状のアルキルである。以下において、アミノ酸−R2 
−GlyProGlyArg−R3 −(配列番号:1
)は環状ペプチドのループを形成することになるため、
ループアミノ酸と称することにする。
【0013】本発明の一態様においては、構造(配列番
号:3)
【化18】 を有する環状ペプチドが、構造(配列番号:3)
【化1
9】 を有する直鎖状ペプチドの環化によって製造される。式
中、X1 は:a)セリン、b)プロリン、c)アルギ
ニン、d)ヒスチジン、e)グルタミン(これが好まし
い。)、又はf)トレオニンから選ばれるR2 の構成
成分であり;X2 は:a)イソロイシン(これが最も
好ましい。)、b)アルギニン(これも好ましい。)、
c)バリン、又はd)メチオニンから選ばれるR2 の
構成成分であり;Xn はR2 の構成成分であって、
アミノ酸または8個以下のアミノ酸から成るペプチドで
あり;X3 は:a)アラニン、b)アルギニン、又は
c)バリンから選ばれるR3 の構成成分であり;X4
 は:a)フェニルアラニン、b)イソロイシン、c)
バリン、又はd)ロイシンから選ばれるR3 の構成成
分であり;Xm はR3 の構成成分であって、アミノ
酸又は8個以下のアミノ酸から成るペプチドである。X
2 は好ましくはイソロイシンである。
【0014】本発明の新規な環状ペプチドは、実質的に
2段階の工程によって製造される:最初に、直鎖状ペプ
チドを、Milligen9050又はABI−431
Aペプチドシンセサイザー上にて9−フルオレニルメチ
ロキシカルボニル(Fmoc)化学および試薬として適
当に側鎖保護したFmoc−アミノ酸ペンタフルオロフ
ェニルエステルを用いるか、又は誘導体化Wang樹脂
、Fmoc化学および試薬としての側鎖保護Fmoc−
アミノ酸対称無水物(工程中に作られる。)を用いて合
成する。
【0015】次に、直鎖状ペプチドを、溶液中又はその
まま固相樹脂につけた状態で、ループを形成することに
なる配列の両端にシステイン残基を組込み、これをジス
ルフィドに酸化することにより環化する。好適な態様で
は、ペプチドを(a)H2 O2 、(b)メタノール
やCH3 CNのような有機溶媒における大気中酸素、
(c)約0.1〜0.5%TFAを含むCH3 CN水
溶液、又は(d)約0.1Mフェリシアン化物にさらす
ことにより、環化を行う。最も好適には、有機溶媒中カ
ラムクロマトグラフィー又はこの分野において知られて
いる他の適当な手段によって酸素スカベンジャーを除去
した後に大気中酸素にさらす。
【0016】得られた生成物は高速原子衝突質量分析[
FAB−MS]、逆相HPLC、アミノ酸分析又は核磁
気共鳴分光分析(NMR)を用いて同定することができ
る。
【0017】かくして、本発明のペプチドが製造される
。以下の(i)および(ii)においてさらに詳しく述
べる:
【0018】i.固相でのペプチドの環化:ループアミ
ノ酸の両側にC1 およびC2 を含む直鎖状ペプチド
(C1 およびC2 はともにシステイン又は側鎖に遊
離スルフヒドリル基を含む他のアミノ酸である。)を既
知の合成法によって製造する(前記参照)。完成した環
状PNDにおいて、スルフヒドリルを含む側鎖(−R8
 −SH)は完成した前記環状HIVPND構造の−R
8 −S−基を形成することになる。組みこむアミノ酸
が反応性側鎖(R基)を有するときは適当にR基が保護
された形で用いる。たとえば、ヒスチジンはトリフェニ
ルメチル(Trt)又はBocで保護し、アルギニンは
4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニルスルホ
ニル(Mtr)で保護する。
【0019】好ましくは、樹脂はAcm保護された形の
C2 がすでについている形、たとえばFmoc−L−
Cys(Acm)−O−Wang樹脂のような形で購入
する。ループアミノ酸のアミノ末端側に組込まれるシス
テインもAcm誘導体であることができる。C1 また
はC2 のいずれか一方は、担体分子との結合体の形成
に用いられたり後に続くアミノ酸分析のためのマーカー
アミノ酸の役目を果たす(たとえばノルロイシン又はオ
ルニチンが用いられるとき)他のアミノ酸(それぞれR
1 又はR5 )と結合してもよい。
【0020】アセトアミドメチル化されたシステインの
イオウは、室温で約15時間、樹脂とコンパチブルな溶
媒たとえば1〜50%濃度の有機酸、好ましくは無水ジ
メチルホルムアミド(DMF)中約10%酢酸中で、各
Acm基について約4倍過剰モルの重金属塩たとえば酢
酸第二水銀[Hg(OAc)2 ]と反応させる。得ら
れる重金属チオエーテルたとえばペプチドの酢酸第二水
銀チオエーテルPEP(S−HgOAc)を次いで洗浄
し乾燥する。DMF中過剰硫化水素を加えると不溶性金
属硫化物たとえば硫化第二水銀(HgS)と遊離スルフ
ヒドリル基を有するペプチドを生ずる。次いで、この遊
離スルフヒドリルを前記の方法の1つを用いて酸化する
。 別法として、Acm保護チオールをメタノール/DMF
溶媒中においてヨウ素で処理することにより直接環状ジ
スルフィドに変換してもよい。
【0021】ii.溶液中でのペプチドの酸化:固相環
化について上記した方法と実質的に同じ方法が行われる
が、2つの変法がある:もしペプチドをペプシンKA樹
脂から切り離すのであれば(95%TFA/4%エタン
ジチオール/1%チオアニソール)、不安定な酸側鎖の
保護基も除去され、Cys(Trt)は必要な遊離−S
H基を与える。しかしながら、もしCys(Acm)保
護を用いる場合には、直鎖状ペプチドが樹脂に結合した
状態または離れている状態のいずれかにおいて、酢酸第
二水銀/硫化水素開裂により遊離−SH基にすることが
独立した工程として必要となる。
【0022】しかしながら、Cys(Acm)保護とサ
スリン又はペプシンKH樹脂を用い、直鎖状の完全に保
護されたペプチドを1%TFA/CH2 Cl2 で樹
脂から切り離す方法もある。次いで、酢酸第二水銀/硫
化水素で選択的にCys(Acm)を遊離−SH基形に
変換し、その他の部分は保護した状態でペプチドを環化
する。このとき、ペプチドをその場でN末端を選択的に
マレイミド化してもよい。不安定な酸側鎖の保護基は9
8%TFA/2%チオアニソールで開裂し、環状ペプチ
ドをHPLCで単離する。ただし、好ましくは、ペプチ
ドを樹脂から切り離し、前記方法の1つで環化する。最
も好ましくは、10乃至40℃で約1乃至50時間空気
酸化を行う。
【0023】以下の実施例は本発明の環状ペプチドをさ
らに説明し、そのようなペプチドをどのように製造し使
用するかをより具体的に示すためのものである。ただし
、それらの実施例を本発明の範囲を限定するものと解釈
すべきでない。
【0024】実施例1               
                 cPND33の調
製(配列番号:4)1.下記配列の合成
【化20】 (C135 H220 N42O33S2 ,式量=3
023.6)上記26量体(26mer)をMilli
gen#9050シンセサイザーを使用し、一部ラセミ
化したFmoc−L−Cys(Trt)−OPKA樹脂
(MilligenバッチB  090426,0.0
81meq /g)2.47g(0.200meq )
を用いて合成した。理論収率は604mgである。 この樹脂を等体積のグラスビーズ(Sigma 150
−212μm )と混合した。混合物を2つの直列に接
続された1×10cmカラムに一杯に充填した。試薬は
Fmoc−Pfpエステル(dHBtであるトレオニン
を除く。)を、N−メチルピロリジン溶媒中4倍過剰モ
ル量用いた。側鎖保護は、Tyr(tert−ブチル)
;Lys(Boc);Arg(Mtr);His(Bo
c);Thr(tert−ブチル);Cys(Trt)
とした。 手法を修正して、Lys7 ;Ile9 ;Ile11
;Gly12;Pro13;Gly14;Arg15;
Phe17;Tyr18;Thr19;Thr20;I
le23;Ile24とはダブルカップリングさせた。 アシル化リサイクル時間は、Gly14およびAla1
6を除くすべてのユニットについて30分から60分に
延長し、Ile9 (2×);Ile11(2×);I
le23(2×)およびIle24(2×)については
90分に延長した。誘導化樹脂をCH2 Cl2 で洗
浄し風乾した遊離末端アミンとして保持した。乾燥誘導
化樹脂とグラスビーズとの混合物を、密閉フラスコ中2
3℃の95%TFA、4%エタンジチオール、1%CH
3 SPh(30mL)中に再懸濁させ、振動トレイ上
で8時間静かに攪拌した。次いで、明黄色混合物を濾過
し、不溶物を100%TFA(3×20mL)で十分に
抽出した。合わせた暗橙色の濾液を蒸発処理し、薄い黄
褐色の油状ガムを得た。この物質をエーテル(20mL
)で摩砕するとただちに無色の固体となり、これをフィ
ルターに移してさらにエーテル(3×20mL)で摩砕
した。乾燥後、粗生成物を微細な無色の粉末として得た
(583mg)。0.46×25.0cm  Vyda
c  C18カラム上分析用逆相HPLC[0.1%T
FA/22%CH3 CN水溶液,λ=215nm,A
=0.05,2.0mL/分]に従って、0.1%TF
A/20%CH3 CN水溶液50μL 中に溶解した
約50μg の試料を分析すると、4μL のインジェ
クションで主成分(36.29分)および後から溶出す
る少量成分の存在を示した。この試料の30mgさらに
50mgのアリコートを、2つの直列に接続した2.2
1×25.0cm分取用Vydac  C18カラムに
インジェクションして[60分間にわたるリニアグラジ
エント:0.1%TFA/23−27%CH3 CN,
λ=215nm,A=3.00,10mL/分]、上記
2成分を別々に捕集した。全体で、先に溶出する物質(
44.45分)35.2mgおよび後から溶出する物質
8.2mgが凍結乾燥により回収された。主成分のFA
B−MSで[M+H]+ =3022.1および[M+
Na]+=3044.2が得られた。これは質量計算値
と一致する。
【0025】2.環状ジスルフィドcPND33の調製
(配列番号:4)
【化21】 a.K3 Fe(CN)6 誘導酸化直鎖状26量体ジ
チオール化合物(35.0mg)を23℃で脱気蒸留水
(38mL)に溶解し、pH2.73の清澄な無色溶液
を得た。 0.1N  NH4 OHでpHを8.5に調節し、溶
液を窒素雰囲気で被った。この物質の少量をただちに分
析用逆相HPLCにかけ、より早いピークの存在により
酸化が進行していることが裏づけられた。磁性攪拌を行
いながら、新しく調製した0.01M  K3 Fe(
CN)6 溶液を窒素下23℃で動力式皮下注射器によ
り加えた。少量をHPLCで分析したところ、出発物質
はすべてより早く溶出する物質に変換していることがわ
かった。この反応混合物(pH8.3)を10%酢酸水
溶液と混合し、攪拌してpHを4.0とした。この溶液
を濾過して不溶物を除去し、微黄色の溶液を蒸発処理し
た後に凍結乾燥して約27.9mgの淡黄色粉末を得た
。この物質を0.1%TFA/20%CH3 CNに溶
解し、分取用HPLCでグラジエント溶出した。大きな
早く溶出するピークと遅れて溶出するピーク(4:1)
を別々に捕集し、凍結乾燥して6.1mgの早く溶出す
る成分と1.5mgの遅れて溶出する成分を得た。早く
溶出する成分のFAB−MS分析:[M+H]+ 30
19.7;[M+Na]+ 3042.5;遅れて溶出
する成分のFAB−MS分析:[M+H]+ 3020
.0;[M+Na]+ 3041.5;これらのすべて
は環化cPND33の質量に正確に対応する。遅れて溶
出する物質はD−システインカルボキシ末端ジアステレ
オマーである。生成物のアミノ酸分析では当該環化生成
物の予想アミノ酸組成が得られ、遅れて溶出する物質が
D−システイン含有ジアステレオマーであることが確認
された。b.空気酸化上記(1)で調製された直鎖26
量体(86mg、28.4μmoles )を0.1%
TFA/20%アセトニトリル水溶液(284mL)に
23℃で溶解し、この溶液を空気に開放して静置した。 環化を逆相HPLCでモニタしたところ、試料はほとん
ど完全に前記早く溶出する物質に変換しており、出発直
鎖状物質はt=24時間までにほぼ完全に消滅したこと
がわかった。無色透明なこの溶液を約8mLまで蒸発濃
縮し、その時点で上記86mgの試料と同様に調製され
た試料10mgをさらに加えた。合わせた試料を約9m
Lまで蒸発濃縮した。くもった無色の溶液を、2つの直
列に接続された2.12×25.0cm  Vydac
  C18カラムで2回に分けてHPLC分離にかけた
。2つの画分すなわち早く溶出するピークと遅れて溶出
するピークを別々に捕集した。各ピークを別々に蒸発し
凍結乾燥して、それぞれ30.1mgおよび9.7mg
の早い物質および遅れる物質を得た。早く溶出した物質
を他に調製された早く溶出する環化物質と合わせ、全体
で47.5mgのわずかに青味がかったふわふわした粉
末を得た。この物質のHPLC分析では単一のピークが
得られた。
【0026】実施例2OMPCのcPND33との結合
1.3−マレイミドプロピオン酸無水物の調製3−マレ
イミドプロピオン酸(226mg)を無水酢酸5mLで
おおい、混合物を130℃で3.75時間加熱した後、
室温で一晩エージングした。溶液を濃縮して油状とした
。このNMRスペクトル(CDCl3 )は、ホモ無水
物と酢酸およびマレイミドプロピオン酸の混合無水物と
の混合物であることを示した。出発物質の酸はカルボニ
ルに隣接するメチレンを2.68ppm に中心をもつ
トリプレットとして示すが、無水物ではこれらの共鳴が
2.81ppm に現れる。分別昇華を、最初70℃、
0.2mm次いで120℃、0.2mmで行って精製し
た。後者の画分をCDCl3 中に溶解することによっ
て装置から除去し、その溶液を蒸発処理して純粋なホモ
無水物34mgを得た。 これをCDCl3 およびシクロヘキサンから再結晶さ
せ、融点143−147℃の物質を得た。計算値(C1
4H12N2 O7 ):C,52.51;H,3.7
8;N,8.75。実測値:C,51.73;H,3.
67;N,8.16。200MHZ NMR(CDCl
3 ):2.83(2H,t),3.84(2H,t)
,6.73(2H,s)。
【0027】2.cPND33の“選択的”アシル化c
PND33(22.5mg;これは70%ペプチドとす
れば15.75mgあるいは5.212マイクロモルに
相当する。)を、0.1M  pH5.25モルホリノ
エタンスルホン酸バッファー12.0mLに溶解し、氷
浴中で冷却した。この溶液の分析および反応の進行を、
25%アセトニトリル水溶液を用いる25cm  OD
Sカラム(溶離剤は0.1%トリフルオロ酢酸)でのH
PLCで追跡した。マレイミドプロピオン酸無水物(2
.0mg,6.25マイクロモル)を乾燥テトラヒドロ
フラン0.600mLに溶解し、この溶液0.5mL(
無水物5.2マイクロモルに相当する。)を上記ペプチ
ド溶液に加えた。30秒後に、7マイクロリットルを採
取してHPLCで調べた。この分析を0.25、0.5
0、1.25、2.25および3.0時間において繰り
返した。3.5時間後に、溶液を凍結乾燥した。凍結乾
燥物を20%アセトニトリル水溶液2.0mLに溶解し
、0.2ミクロンのフィルターで濾過し、21.2mm
×25cm  Zorbax  C−18カラムで0.
700mLずつ3回に分けて分取用クロマトグラフィー
にかけた。次の溶離プログラムを用いた:流速=10m
L/分;25%アセトニトリル水溶液/0.1%TFA
によるイソクラチック(isocratic) 溶離(
12分間);28%アセトニトリルへのグラジエント(
10分間);35%アセトニトリルへのグラジエント(
8分間)。末期画分を濃縮および凍結乾燥により単離し
、回収出発物質(最後から2番目の画分)8.9mgお
よび分子量3172を示すマススペクトル(FAB)を
有する生成物(すなわちcPND33のモノマレイミド
プロピオニル誘導体)9.6mgを得た。この生成物を
さらに配列分析にかけ、リシンの不存在を見い出した(
配列の不存在は末端アミノのアシル化を意味する)。 この結果は、ほとんどの(すべてではないが)マレイミ
ドプロピオニル部分はカルボキシ末端は隣接するリシン
に結合していることを示す。
【0028】3.マレイミド化cPND33のチオール
化OMPCとの共結合(coconjngation)
                         
            A.小規模実験3−マレイミ
ドプロピオン酸(MPA)水溶液(1mg/mL)を調
製した。これを次のように標定した:N−アセチルシス
テイン溶液(0.2マイクロモル/mL,pH8.0 
 PO4 バッファー中)2.98mLに上記マレイミ
ドプロピオン酸溶液0.02mLを加えた。10分間の
エージングの後、Ellman試薬0.100mLを加
えた。これを参照ビーム中に置き、“ブランク”(試料
を水で置きかえて調製)をサンプルビーム中に置いて、
412nmでO.D.を測定した。このEllman“
吸光度”法により、3−マレイミドプロピオン酸の力価
5.0マイクロモル/mLが得られた。前記マレイミド
化ペプチド(MPP)(9.6mg/水0.800mL
)を同様にして標定し、2.7マイクロモル/mLの力
価を得た。N−アセチルホモシステインチオラクトンで
チオール化したOMPCをEllman法で標定し、力
価0.775マイクロモルSH/mLを得た。反応小瓶
(ReactiVial)中のこのチオール化OMPC
  0.5mLに上記MPA溶液0.044mLを加え
、室温で10分間エージング後、上記MPP溶液0.0
44mLを加えた。結合体の沈殿は見られなかった。B
.大規模実験上記チオール化OMPC溶液8.5mL(
6.6マイクロモルのSH)にMPA溶液(4.25マ
イクロモルまたは65%のMPA)を加え、10分間の
エージングの後、MPP溶液0.85mL(2.3マイ
クロモルまたは35%MPP)を加えた。溶液を4℃で
16時間エージングしたところ、その後沈殿が見られた
。5N  NaOH  0.005mLでpHを8.1
3に調整することにより沈殿を再懸濁させた。3時間の
エージングの後、少量の沈殿を低速遠心分離で除去した
。その後、43Krpm 、4℃で2時間の超遠心分離
を2回行うことにより結合体を精製した。ペレットは、
Dounceホモジナイザーで0.03MのpH8ホス
フェートバッファー中に再懸濁させた。この最終結合体
溶液をタンパク質(fd:0.92mg/mL)および
アミノ酸分析にかけた(Nle=60.35ナノモル/
mL,すなわちペプチド;β−アラニン139.6ナノ
モル,=結合体中の全マレイミド化合物)。これはタン
パク質へのペプチド負荷が20.4重量%であることに
相当する。この結合体をラビット中で試験したところ、
HIV中和抗体を有効に増大させることがわかった。
【0029】実施例3ジスルフィド結合したcPND4
の固相合成直鎖状PNDペプチドを、ABI−431A
ペプチドシンセサイザーを用いてWang樹脂上で、F
moc−L−Cys(Acm)−O−Wang樹脂(0
.61meq /グラム)から出発して合成した。Fm
oc化学およびFmoc−アミノ酸が対称的な無水物(
4倍過剰、in situ 製造)を0.25ミリモル
スケールで試薬として用い、745mgのペプチドを生
成させた(配列番号:5):
【化22】 5%メタノール/無水DMF中ヨウ素溶液(1mL)を
上記の乾燥誘導化Wang樹脂に加え、室温で4時間攪
拌した。樹脂を濾過し、無水DMFで洗浄し(5×2m
L)、最後に再びDMF(2mL)中に懸濁させた。0
.1Mチオ硫酸ナトリウム水溶液を2滴加え、数秒間攪
拌した。樹脂を95%DMF水溶液(3×2mL)、無
水DMF(2mL)、メチレンクロリド(3×2mL)
およびエーテル(3×2mL)の順で洗浄し、乾燥した
。DMF中20%ピペリジンで20分間処理してFmo
cや他の保護基を除去し、樹脂を洗浄して乾燥した。9
5%TFA/4%エタンジチオール/1%チオアニソー
ル(1mL)で室温にて6時間処理することにより、ジ
スルフィド結合した環状ペプチドから樹脂をきり離した
。溶液を濾過し、樹脂をさらに100%TFA(3×1
mL)で洗浄し、合わせた濾液を蒸発乾固した。エーテ
ル可溶物を抽出(3×2mL)除去して廃棄した。2.
12×25cm  Vydac  C18逆相カラムを
2本直列に用いた分取用HPLCで、90分間にわたる
CH3 CN20%から24%へのグラジエント溶離に
より、この条件において36.66分で溶出してくる鋭
いピークを単離した。この分取用HPLCで得られた生
成物と既知のジスルフィド結合した環状標準との同時ク
ロマトグラフィーを分析用HPLCで行なったところ、
単一のピークを得た。FAB−MSでは、[M+H]+
 =1171が得られた。これはジスルフィド結合した
環状構造cPND4(配列番号:5)と一致した。
【化23】
【0030】実施例4マレイミドプロピオニル−cPN
D33−OMPC−マレイミドプロピオン酸共結合体の
動物への接種方法                 
     一連の接種においてアラム(alum)をア
ジュバントとして用いた。接種物は上記共結合体(co
conjugate) を生理的食塩水に溶解して、最
終の結合体濃度を300μg /mLとした。予め調製
したアラム(水酸化アルミニウムゲル)をこの溶液に加
え、最終のアルミニウムレベルを500μg /mLと
した。結合体を室温にて2時間かけてこのアラムゲル上
に吸着させた。吸着に続いて、この結合体を有するゲル
を生理的食塩水で2回洗浄し、タンパク質濃度300μ
g /mLで食塩水中に再懸濁させた。アラム上に吸着
した結合体、またはRibiアジュバントと調合した結
合体を、300μg ずつ3回、または100μg ず
つ3回、アフリカミドリザル(African gre
en monkey)に個別に接種した。各投与は筋肉
内注射で行った。投与は1箇月おきに行った(0週、4
週、8週)。これらの動物からは2週間ごとに採血した
。それぞれの採血から血清試料を調製し、以下の実施例
に記載されるように、特定の抗体の生成について評価し
た。
【0031】実施例5抗ペプチドIgG抗体についての
血清の分析各血清試料をエンザイムリンクドイムノアド
ソルベントアッセイ(enzyme−linked i
mmunoadsorbent assay, ELI
SA)で分析した。ポリスチレンのマイクロタイタープ
レートを4℃でリン酸塩緩衝した生理的食塩水(PBS
)中にてウェル当り0.5μg の合成ペプチド(OM
PCに結合していないもの)でコートした。 次いで、各ウェルを0.05%TWEEN−20含有P
BS(PBS−T)で洗浄した。試験血清をその都度P
BS−Tで希釈してペプチド含有ウェルに加え、36℃
で1時間、吸着されているペプチドと反応させた。PB
S−Tで洗浄後、アルカリホスファターゼと結合したヤ
ギの抗ヒトIgGを試験ウェルに加え、36℃で1時間
反応させた。次いでウェルをPBS−Tで十分に洗浄し
た。各ウェルは10%ジエタノールアミン中0.1%p
−ニトロフェニルホスフェート(pH9.8,0.5m
M  MgCl2 ・6H2 Oを含有)を受け入れた
。生ずる反応を室温にて30分間行わせ、その時点で3
.0N  NaOHを加えて反応を停止させた。試験血
清中の抗体とペプチド基質との相互作用が大きいほど、
ウェル上に結合するアルカリホスファターゼの量は大き
い。このホスファターゼ酵素はp−ニトロフェニルホス
フェートが波長405nmの光を吸収する分子状の物質
に分解するのを媒介する。したがって、ELISA反応
の終点における405nmの吸光度とペプチドに結合し
た抗体の量との間には直接的関係が存在するのである。 マレイミドプロピオニル−cPND33−OMPC−マ
レイミドプロピオン酸共結合体を接種したすべてのサル
は、ペプチドに特異的に結合できる抗体を産生した。
【0032】実施例6HIVの伝染力を特異的に中和す
る活性についての血清の分析ウイルス中和活性は、Ro
bertson ら、J.Virol.Methods
 20:195−202(1988)に記載された検定
法で評価する。この検定法は試験血清の特異的HIV中
和活性を測定するものである。この検定法はMT−4細
胞(ヒトTリンパ様細胞系)が容易にHIVに感染し、
ウィルス複製期間の後その感染によって死滅することを
見い出したことに基づく。試験血清を、検定に先だって
56℃で60分間処理する。この処理はHIV複製の非
特異的阻害因子を除去するために必要である。熱処理し
た血清をその都度PRMI−1640細胞培養培地で希
釈し、HIVの標準感染投与量と混合した。投与量は検
定に先だって決定し、検定培養中のすべてのMT−4細
胞を7〜8日後に死滅させるのに必要な最小量のウイル
スを含むものとする。 この血清とウイルスの混合物を37℃にて1時間相互作
用させる。次いでこれを、ウシ胎児血清を10%添加し
たRPMI−1640成長培地中に懸濁した1×105
 のMT−4細胞に加える。この培養を37℃にて5%
CO2 雰囲気中で7日間インキュベートする。インキ
ュベーション期間の終りに、代謝される色素DTTを各
培養に加える。この色素は目視で黄色を呈する。生存細
胞が存在すれば、この色素は代謝されて分子状の種とな
り、目視で青色を呈するようになる。中和されたHIV
はターゲットMT−4細胞中で複製できず、したがって
その細胞を殺すことはない。かくして、代謝性色素を加
えた後の青の発色により、正の中和を検定することがで
きる。アレイミドプロピオニル−cPND33−OMP
C−マレイミドプロピオン酸共結合体で免疫したサルは
、すべてヒト免疫不全ウイルスを上記のように中和でき
る特異的抗体を産生した。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  構造(配列番号:1)【化1】 を有する環状のHIVPNDペプチド[式中、rは:a
    )水素、又はb) 【化2】 (上記式中、Wは好ましくは−CH2 CH2 −、−
    (CH2 )3 −又はR6 であり、R6 は【化3
    】 であり、R7 は低級アルキル、低級アルコキシ、又は
    ハロである。)であり;R1 は:a)結合、又はb)
    1個乃至5個のアミノ酸から成るペプチド(マーカーア
    ミノ酸を含んでいてもよい。)であり;R2 は:3個
    乃至10個のアミノ酸から成るペプチドであり;R3 
    は:3個乃至10個のアミノ酸から成るペプチドであり
    ;R5 は:a)−OH、b)1個乃至5個のアミノ酸
    から成るペプチド(マーカーアミノ酸を含んでいてもよ
    い。)、又はc)−NH2 であり;R8は:1個乃至
    8個の炭素原子から成る低級アルキルである。]、又は
    製薬上許容しうるその塩。
  2. 【請求項2】  構造(配列番号:2)【化4】 を有する請求項1のペプチド[式中、X1 は:a)セ
    リン、b)プロリン、c)アルギニン、d)ヒスチジン
    、e)グルタミン、又はf)トレオニンから選ばれるR
    2 の構成成分であり;X2 は:a)イソロイシン、
    b)アルギニン、c)バリン、又はd)メチオニンから
    選ばれるR2 の構成成分であり;Xn はR2 の構
    成成分であって、アミノ酸又は8個以下のアミノ酸から
    成るペプチドであり;X3 は:a)アラニン、b)ア
    ルギニン、又はc)バリンから選ばれるR3 の構成成
    分であり;X4 は:a)フェニルアラニン、b)イソ
    ロイシン、c)バリン、又はd)ロイシンから選ばれる
    R3 の構成成分であり;Xm はR3 の構成成分で
    あって、アミノ酸又は8個以下のアミノ酸から成るペプ
    チドである。]、又は製薬上許容しうるその塩。
  3. 【請求項3】  構造(配列番号:3)【化5】 を有する請求項2のペプチド[式中、X1 は:a)ヒ
    スチジン、又はb)グルタミンから選ばれるR2 の構
    成成分であり;X2 は:a)イソロイシン、又はb)
    アルギニンから選ばれるR2 の構成成分であり;Xn
     はR2 の構成成分であって、アミノ酸又は8個以下
    のアミノ酸から成るペプチドであり;X3 は:a)ア
    ラニン、b)アルギニン、又はc)バリンから選ばれる
    R3 の構成成分であり;X4 は:a)フェニルアラ
    ニン、b)イソロイシン、c)バリン、又はd)ロイシ
    ンから選ばれるR3 の構成成分であり;Xm はR3
     の構成成分であって、アミノ酸又は8個以下のアミノ
    酸から成るペプチドである。]、又は製薬上許容しうる
    その塩。
  4. 【請求項4】  構造(配列番号:4)【化6】 を有する請求項3のペプチド。
  5. 【請求項5】  構造(配列番号:5)【化7】 を有する請求項3のペプチド。
  6. 【請求項6】  請求項1のペプチドを製造する方法に
    おいて、(a)側鎖保護アミノ酸およびAcm誘導体化
    システインをループアミノ酸−R2 −Gly−Pro
    −Gly−Arg−R3 −の両側に含む直鎖状HIV
    PNDペプチドを合成し;(b)Acm誘導体化システ
    インをヨウ素と反応させ;(c)すべてのアミノ酸保護
    基を除去し;(d)ジスルフィド結合生成物を単離する
    ことから成る方法。
  7. 【請求項7】  構造(配列番号:3)【化8】 を有するペプチド[式中、X1 は:a)セリン、b)
    プロリン、c)アルギニン、d)ヒスチジン、e)グル
    タミン、又はf)トレオニンから選ばれるR2 の構成
    成分であり;X2 は:a)イソロイシン、b)アルギ
    ニン、c)バリン、又はd)メチオニンから選ばれるR
    2 の構成成分であり;Xn はR2 の構成成分であ
    って、アミノ酸又は8個以下のアミノ酸から成るペプチ
    ドであり;X3 は:a)アラニン、b)アルギニン、
    又はc)バリンから選ばれるR3 の構成成分であり;
    X4 は:a)フェニルアラニン、b)イソロイシン、
    c)バリン、又はd)ロイシンから選ばれるR3 の構
    成成分であり;Xm はR3 の構成成分であって、ア
    ミノ酸又は8個以下のアミノ酸から成るペプチドである
    。]、又は製薬上許容しうるその塩の製法において、(
    a)構造【化9】 を有する直鎖状のAcm−チオール保護ペプチドを製造
    し;(b)工程(a)のペプチドをヨウ素と反応させ;
    (c)すべてのアミノ酸保護基を除去し;(d)ジスル
    フィド生成物を単離することから成る請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】  構造 【化10】 を有するペプチドを製造する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】  請求項1のペプチドを製造する方法に
    おいて、(a)側鎖保護アミノ酸を含みシステインをル
    ープアミノ酸−R2 −GlyProGlyArg−R
    3 −の両側に有する直鎖状HIVPNDペプチドを合
    成し;(b)工程(a)の生成物を約0.1%TFA/
    20%CH3 CN溶液中にて、もしくはメタノール中
    液体クロマトグラフィーでペプチドから酸素スカベンジ
    ャーを分離した後に10乃至40℃で約1乃至50時間
    空気にさらすことにより酸化することから成る方法。
  10. 【請求項10】  構造(配列番号:4)【化11】 を有するペプチドを製造する請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】  請求項1の化合物を使用することに
    より、哺乳類中に抗ペプチド、抗HIV、又はHIV中
    和抗体を誘発する方法。
  12. 【請求項12】  請求項1の化合物の免疫学的有効量
    を投与することにより、HIVに感染した哺乳類を治療
    する方法。
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