JPH04246483A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JPH04246483A
JPH04246483A JP3098369A JP9836991A JPH04246483A JP H04246483 A JPH04246483 A JP H04246483A JP 3098369 A JP3098369 A JP 3098369A JP 9836991 A JP9836991 A JP 9836991A JP H04246483 A JPH04246483 A JP H04246483A
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JP
Japan
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resin
acid
coating
paint
hydroxyl group
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JP3098369A
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English (en)
Inventor
Nobuhisa Sudou
須藤 伸久
Tadashi Tanaka
正 田中
Goro Nagao
五郎 長尾
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属用塗料、特に自動車
の上塗り塗料組成物に関する。特に、経済性と作業性な
どの点で優れている一般的な樹脂を用いながら、酸性雨
,擦傷に対する耐性の高い塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車の上塗り塗料を劣化させる
条件として酸性雨があり、従来上塗り塗料として最も一
般的に用いられているアクリル樹脂系塗料、ポリエステ
ル樹脂系塗料の外観がシミ,変色などの不良状態を発生
し、更に塗膜の破壊へと進行する場合がある。一方、酸
性雨への耐性が高いシリコン樹脂系,フッ素樹脂系,ポ
リウレタン樹脂系塗料などは高価であり、また塗装作業
性などが難しい等の欠陥を持っている。
【0003】特開昭61−143472では、Tgが0
℃以下で水酸基価20〜130,酸価6〜40の熱硬化
性アクリル樹脂に対して、ブチル化メラミン樹脂を架橋
剤とし、これにイソシアネートを単に少量併用しても良
いことが、また特開平1−158079では、着色剤を
配合したベースコート用塗料に塗り重ねるクリヤーコー
ト用塗料として、特定構造式のアクリル系共重合体とア
ルキルエーテル化メラミン樹脂に、ブロックトポリイソ
シアネートを併用できることが記載されているのみで、
併用することに伴う作用効果を記載するものではない。
【0004】特開昭60−67515では、ε−カプロ
ラクトン変性ビニルモノマーを含有する水酸基価が20
〜200のアクリル共重合体、ポリエステル樹脂の架橋
剤としてアミノアデヒド樹脂及び/又はイソシアネート
で加熱硬化させることが記載されているが、メラミン樹
脂とイソシアネートを併用することに伴う作用効果の記
載もない上に、ポリエステル樹脂併用樹脂系での技術で
ある。
【0005】特開昭59−36112では、Tg50℃
以下のアクリル共重合体が活性ヒドロキシル基,活性ア
ミド基を含む場合は、多官能性イソシアネート,アミノ
アデヒド樹脂等、及びこれらの混合物からなる架橋剤を
用いられるとしているが、架橋剤を併用することに伴う
作用効果を記載するものではない。そして、前記従来技
術の耐酸性レベルは、本発明が目的とするレベルには十
分な状態ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の欠点を克服した
組成物として、特開平2−242867では、水酸基含
有樹脂,アミノ樹脂及びブロック化ポリイソシアネート
化合物を主成分とし、水酸基含有樹脂と各架橋剤の反応
開始温度を特定し、作用効果として水酸基含有樹脂とア
ミノ樹脂とを反応させ、補助架橋剤としてブロック化ポ
リイソシアネート化合物を用いると記載されている。こ
の組成物では、水酸基含有樹脂と架橋剤の反応で、水酸
基やメラミンの未反応物によって耐酸性がまだ十分とは
いい難い。また、通常のメラミンの反応より高い開始温
度のブロックイソシアネートを反応させるためには、従
来より高温の焼付が必要である。従って本発明では、ブ
ロックイソシアネートを補助架橋剤ではなく、メラミン
樹脂とともに主架橋剤として、ほぼ同時に反応させて架
橋の複合化により、優れた耐酸性及び耐擦傷性を有する
、バランスの良い塗料を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、水酸基含有ア
クリル樹脂及び/又は水酸基含有ポリエステル樹脂に、
アルキルエーテル化ミラミン樹脂と非黄変性多官能ブロ
ックイソシアネートからなる架橋剤と有機錫系化合物を
添加することにより、上記特性をバランスよく満たす塗
料組成物によって、悪化しつつある酸性雨並びに擦傷対
策を行うことにある。
【0008】本発明を以下詳細に説明する。 (A)水酸基含有アクリル樹脂及び/又は水酸基含有ポ
リエステル樹脂 本発明に用いる水酸基含有アクリル樹脂及び/又はポリ
エステル樹脂は、分子中に2個以上の水酸基を有してい
ればよい。本発明に用いる水酸基含有アクリル樹脂とし
ては、数平均分子量1,800〜10,000,水酸基
価60〜150,酸価5〜20が好ましい。例えば、以
下のようなモノマーから通常の方法により重合すること
ができる。
【0009】(1)(メタ)アクリル酸ヒドロキシルメ
チル,(メタ)アクリル酸ヒドロキシルエチル,(メタ
)アクリル酸ヒドロキシルプロピル,(メタ)アクリル
酸ヒドロキシルブチル,N−メチロールアクリルアミン
等のヒドロキシル基を有するエチレン性モノマー、(2
)(メタ)アクリル酸,クロトン酸,イタコン酸,フマ
ール酸,マレイン酸等のカルボキシル基を有するエチレ
ン性モノマー、(3)(メタ)アクリル酸メチル,(メ
タ)アクリル酸エチル,(メタ)アクリル酸プロピル,
アクリル酸ブチル,アクリル酸n−プロピル,アクリル
酸n−ブチル,アクリル酸イソブチル,アクリル酸2−
エチルヘキシル,アクリル酸n−オクチル,アクリル酸
n−ドデシル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル
等の前記モノマー(1)及び(2)と共重合可能なエチ
レン性モノマー、並びに(メタ)アクリロニトリル,ス
チレン等が用いられる。
【0010】数平均分子量が1,800未満であると、
架橋が不足して十分な塗膜品質が得られず、10,00
0を越えると粘性が上がり、平滑性などに優れた外観が
得られなくなる傾向がある。より好ましい範囲は2,0
00〜8,000である。水酸基価が60未満であると
、密着性と同時に硬化性が低下する傾向があり、150
を越えると残存する水酸基によって耐水性,耐酸性が低
下する傾向となる。より好ましい範囲は80〜120で
ある。酸価が5未満であると十分に硬化せず、20を越
えると塗料貯蔵中の安定性が悪くなったり、硬化が早す
ぎて塗膜の外観が平滑性を欠く傾向がある。より好まし
い範囲は8〜15である。
【0011】本発明に用いる水酸基含有ポリエステル樹
脂としては、数平均分子量300〜5,000,水酸基
価50〜300,酸価3〜50が好ましい。多価アルコ
ールと多塩基酸又はその無水物とのエステル反応生成物
で、分子内に水酸基を有するものである。本発明のポリ
エステル樹脂を製造するのに用いることのできる多価ア
ルコールとしては、エチレングリコール,プロピレング
リコール,ブチレングリコール,1,6−ヘキサンジオ
ール,ジエチレングリコール,ジプロピレングリコール
,ネオペンチルグリコール,トリエチレングリコール,
グリセリン,トリメチロールエタン,トリメチロールプ
ロパン,ペンタエリトリット,ジペンタエリトリットな
どが挙げられる。多塩基酸又はその無水物としては、フ
タル酸,無水フタル酸,イソフタル酸,テレフタル酸,
コハク酸,無水コハク酸,アジピン酸,アゼライン酸,
セバシン酸,テトラヒドロ無水フタル酸,ヘキサヒドロ
無水フタル酸,無水マレイン酸,フマル酸,イタコン酸
,無水トリメリット酸などを用いることができる。
【0012】本発明に用いるポリエステル樹脂は、上記
多価アルコールの水酸基と上記多塩基酸又はその無水物
のカルボキシル基とが、モル比で1.2〜1.8となる
ように反応させることによって得られるもので、分子内
に残留水酸基を有する。数平均分子量が300未満であ
ると、塗膜中の架橋が不足して十分な塗膜品質が得られ
ず、一方5,000を越えると塗料の粘性が上がり、平
滑性などに優れた外観が得られない傾向がある。より好
ましい数平均分子量の範囲は500〜4,000である
。水酸基価については、それが50未満であると塗膜の
密着性が低下するとともに、塗料の硬化性も低下する傾
向がある。一方300を越えると、残存する水酸基によ
って耐水性,耐酸性が低下する傾向がある。より好まし
い水酸基価の範囲は70〜280である。ポリエステル
樹脂の酸価が3未満であると塗膜が十分に硬化せず、ま
た50を越えると塗料貯蔵中の安定性が悪くなったり、
硬化が早すぎたりして塗膜の外観(平滑性)が悪くなる
傾向がある。より好ましい範囲は5〜20である。 また、ウレタン等で変性したものを用いると洗車機等に
よる耐擦傷性が向上する。
【0013】 (B)アルキルエーテル化メラミン樹脂本発明で用いら
れるアルキルエーテル化メラミン樹脂は、例えばメチル
化メラミン樹脂,n−ブチル化メラミン樹脂,イソブチ
ル化メラミン樹脂等のアルコキシ基がメトキシ基,エト
キシ基,n−ブトキシ基,i−ブトキシ基などであるア
ルコキシメチルメラミン樹脂などが挙げられる。これら
の樹脂は、通常メラミンにホルムアルデヒド,パラホル
ムアルデヒド等のアルデヒドを付加反応又は付加縮合反
応させて得られたものに、炭素数1〜4の1価アルコー
ルで少なくとも部分的にエーテル化して得られる。
【0014】これらのアルキルエーテル化メラミン樹脂
は、通常の方法により合成されたものであって、数平均
分子量が400〜1,200程度のものが好ましく用い
られる。数平均分子量が400未満であると、低分子量
の樹脂比率が多くなるため揮発分が増加し、1,200
を越えると塗装時の固形分が低下するし、外観も低下す
る傾向がある。より好ましい範囲は600〜1,000
である。水酸基含有樹脂をアルキルエーテル化メラミン
樹脂だけで硬化せしめた従来型の硬化塗膜では、本発明
の目的とする耐酸性,耐擦傷性のレベルを確保できない
【0015】 (C)非黄変性多官能ブロックイソシアネート本発明で
用いる非黄変性多官能ブロックイソシアネートは、非黄
変性のヘキサメチレンジイソシアネート(以下HDIと
いう)等の脂肪族多官能イソシアネート,イソホロンジ
イソシアネート(以下IPDIという)等の脂環族官能
イソシアネート及びその他のイソシアネートとしてMD
I,H12MDI(水添MDI)等を一部用いることが
でき、これらを熱解離するように部分ブロック,(完全
)ブロックしたものが用いられる。ブロック剤は、アセ
トンオキシム,シクロヘキサノンオキシム,アセトフェ
ノンオキシム,ベンゾフェノンオキシム等である。前記
の中でも、MEKオキシムでブロックしたIPDIが最
も好ましい。
【0016】(D)有機錫系化合物 本発明で用いる有機錫系化合物は、有機錫とモノカルボ
ン酸との塩である。有機錫としては、メチル,ブチル,
オクチル等のアルキル錫が好ましく、更にジ−アルキル
錫がより好ましい。最も好ましい有機錫としては、ジ−
n−ブチル錫が挙げられる。従って、好ましい有機錫モ
ノカルボン酸としては、ジ−n−ブチル錫ジ脂肪族モノ
カルボン酸であり、脂肪族モノカルボン酸としては、好
ましくはラウリレート,マレエート,フタレート等であ
り、より好ましくはラウリレート,マレエートである。 最も好ましい有機錫系化合物としては、ジ−n−ブチル
錫ジラウリレートである。更に、ジ−n−ブチル錫ジラ
ウリレートとジ−n−ブチル錫ジマレエートを併用する
ことで、反応性をジ−n−ブチル錫ラウリレートよりも
抑えることもできる。
【0017】水酸基含有樹脂をイソシアネートだけで硬
化せしめた従来型の硬化塗膜は、耐酸性が良好であるけ
れども、低温硬化性,経済性,塗装作業性などの点で本
発明の目的を達成できない。なお、水酸基含有樹脂とブ
ロックイソシアネートをあらかじめ混合しておくことも
塗料の安定性に有効である。
【0018】水酸基含有樹脂を前記架橋剤で硬化せしめ
る場合、好ましい比率は、水酸基含有樹脂50〜80重
量部に対して、アルキルエーテル化メラミン樹脂及びブ
ロックイソシアネートの架橋剤が50〜20重量部であ
る。架橋剤が10重量部未満であると十分な硬化塗膜が
得られず、50重量部を越えるとアルキルエーテル化メ
ラミン樹脂が多い場合は耐酸性が低下し、また非黄変性
多官能ブロックイソシアネートが多い場合は、塗膜強度
が不足する傾向がある。より好ましい範囲は45〜25
重量部である。本発明は、架橋剤としてアルキルエーテ
ル化メラミン樹脂(B)と非黄変性多官能ブロックイソ
シアネート(C)を併用し、更に有機錫系化合物を併用
する点に特徴があり、特に(B)/(C)の比率が50
/50〜95/5であることが好ましく、アルキルエー
テル化メラミン樹脂が50/50未満であると硬化不足
でガスホール性が悪く、95/5を越えると耐酸性が十
分に向上しない傾向がある。アルキルエーテル化メラミ
ン樹脂/非黄変性多官能ブロックイソシアネートの、よ
り好ましい範囲は70/30〜90/10である。
【0019】本発明での有機錫系化合物の好ましい添加
量は、水酸基含有アクリル及び/又はポリエステル樹脂
と架橋剤の固形分に対して0.1〜0.5%であり、0
.1%未満では硬化度,耐酸性が不十分、0.5%を越
えると塗膜の耐水性が不十分となる傾向である。
【0020】(E)その他加えることのできる成分この
他に、本発明の塗料組成物に配合することが可能な原料
は、以下のような塗料として常用される原料である。粒
径が10〜45μのアルミニウム箔,ブロンズ箔,錫箔
,金箔,銀箔,銅箔,金属チタン箔,ステンレススチー
ル箔,ニッケル箔,クロム,硫化コバルト,硫化マンガ
ン,硫化チタニウム,これらの合金箔,プラスチックで
被覆された金属箔,箔状フタロシアニンブルーから選ば
れた金属箔状顔料。無機系の透明顔料としては、酸化鉄
で、例えばシコトランスレッドL2915D,シコトラ
ンスイエローL1915,1916(いずれもBASF
製)や、有機系の透明顔料としては、クロモフタールレ
ッドA2B(チバガイギー製)であり、染料としては赤
,青,紫,黒,茶色等の濃色で、例えばオラゾールブラ
ックRL,オラゾールレッドB,オラゾールエロー3R
(いずれもチバガイギー製)がある。その他顔料として
、二酸化チタン,シャニンブルー,シャニンブリーン,
キナクリドン,インダンスロン,イソインドリノン,ペ
リレン,アンスラビリミジン,カーボンブラック,ベン
ズイミダゾロン,黄色酸化鉄,赤色酸化鉄等の着色顔料
がある。更に、炭酸カルシウム系,炭酸マグネシウム系
,硫酸バリウム系,珪酸系,珪酸塩系,アルミニウム水
和物系,硫酸カルシウム系等の体質顔料がある。
【0021】エチレングリコールモノブチルエーテル,
エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート等の
アルコール系溶剤、ソルベッソ100,ソルベッソ15
0等の炭化水素系溶剤,酢酸カービトール,ブチルカー
ビトール等のエーテル系溶剤、イソホロン等のケトン系
溶剤等の高沸点溶剤、例えば酢酸エチル,酢酸ブチル等
のエステル系溶剤、トルエン,キシレン等の芳香族系溶
剤、メチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,ア
セトン等のケトン系溶剤、メタノール,ブタノール,イ
ソプロパノール,エチレングリコールモノメチルエーテ
ル等のアルコール系溶剤等の低沸点溶剤を適宜調整して
用いることができる。
【0022】その他の添加剤成分としては、酸触媒,ベ
ンゾフェノール系等の紫外線吸収剤,フェノール系スル
ファイド系の酸化防止剤,シリコーンや有機高分子等の
表面調整剤,タレ止め剤,増粘剤等を塗料中に0.1〜
5%程度使用することができる。これらの併用は、塗料
性能,塗膜性能の改善に効果的であり好ましい。
【0023】本発明の塗料組成物は、通常の自動車の塗
装と同様に金属部に対して電着塗料,中塗り塗料を1〜
3回塗装し、次いで本発明の塗料組成物である樹脂成分
をビヒクルとする塗料を上塗りとして、又は通常のソリ
ッド塗料あるいはメタリック3料を上塗り塗装した後に
、上塗りを保護するためのクリヤー塗料として本発明の
塗料組成物を用いることができる。この場合の塗付膜厚
,塗装機,塗装条件などは、従来の自動車の仕上げ塗装
仕様と同様である。本発明の塗料組成物をソリッド上塗
り、又は上塗りの上にクリヤー塗料として適用する場合
は、エアースプレー又は静電塗装を用いることが好適で
あり、粘度は20〜30秒/No.4フォードカップ(
20℃)が作業性がよく、乾燥膜厚30〜50μmに塗
装される。また焼付け硬化条件は、メラミン樹脂,イソ
シアネートをそれぞれ単独で用いる場合と大差はなく、
120〜150℃,10〜40分間程度である。
【0024】
【作用】本発明の塗料組成物は、架橋剤としてアルキル
エーテル化メラミン樹脂と非黄変性多官能ブロックイソ
シアネートに有機錫化合物を併用しているため、有機錫
化合物によりブロックイソシアネートの解離がメラミン
樹脂と水酸基含有アクリル及び/又はポリエステル樹脂
との反応と同時進行するために、水酸基,NCO基,ア
ルキルエーテル化メラミン樹脂中の水酸基,イミノ基の
複合架橋が行われ、フリーのメラミンやフリーの水酸基
が架橋に取り込まれ、耐酸性が格段と向上し、更に硬度
の向上に伴い耐擦傷性も向上する。更に、有機錫化合物
中のジブチル錫ジ脂肪族モノカルボン酸を特定すること
で、上記反応性を更に制御することが可能となった。
【0025】
【実施例】本発明を以下の具体的実施例により、更に詳
細に説明する。リン酸亜鉛処理を施した厚さ0.8mm
のダル鋼板に、カチオン電着塗料[日本ペイント(株)
製パワートップPU−50]を乾燥塗膜の厚さが約25
μmとなるように電着塗装した。次に、得られた電着塗
装塗膜上に中塗り塗料[日本ペイント(株)製オルガP
−41シーラー]を乾燥塗膜の厚さが約40μmとなる
ようにエアースプレー塗装し、140℃で30分焼付け
た。その後、アクリル樹脂系上塗りベースコート塗料[
日本ペイント(株)製スーパーラック]を乾燥塗膜約2
0μmとなるように塗装し、3分間セッテイングを行っ
た。ついで、固形分の配合が表1に示すような塗料をN
o.4フォードカップで25秒に粘度調整し、静電塗装
機AutoREA(ランズバーグゲマ製)により、霧化
圧5kg/cm2で乾燥膜厚が約40μmとなるように
塗装し、約7分間セッティング後130℃で10分及び
20分間焼付けた。なお、実施例7及び比較例3は、上
記の中塗り塗膜の上に表1に示す上塗り塗料を乾燥膜厚
約40μmとなるように塗装し、他の実施例と同様に焼
付けを行った。表1に示す数字は重量部を表す。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示す各原料は、以下のものを用いた
。 *1  三菱レーヨン(株)製  アクリル樹脂ソリッ
ド60% 数平均分子量    4,000 水酸基価              95酸価5〜2
0          12*2  日本ペイント(株
)製  アクリル樹脂ソリッド50% 数平均分子量    8,000 水酸基価              70酸価5〜2
0          20*3  ネオペンチルグリ
コール,トリメチロール及びヒドロキシピバレイック酸
ネオペンチルグリコールエステルからなる多価アルコー
ルと、ヘキサヒドロフタル酸/イソフタル酸を6/4に
配合した多塩基酸とを縮合反応させたものであって、酸
価9,水酸基価110,数平均分子量1,500のワニ
ス(ポリエステル樹脂)を用いた。 *4  三井東圧化学(株)製  ブチルエーテル化メ
ラミン樹脂ソリッド60% *5  大日本インキ化学工業(株)製  ブチルエー
テル化メラミン樹脂ソリッド60% *6  住友バイエル(株)製  ブロックイソシアネ
ート(HDI) *7  住友バイエル(株)製  ブロックイソシアネ
ート(IPDI) *8  住友バイエル(株)製  イソシアネート(H
DI) *9  三共有機合成(株)製(ジ−n−ブチルスズジ
脂肪族モノカルボン酸塩のキシレン50%溶液)*10
  三共有機合成(株)製  ジ−n−ブチルスズジラ
ウレート なお、塗料化溶剤はエクソン化学(株)製のソルベッソ
150を用いた。
【0028】評価及び評価基準 (1)耐酸性 スポットテストは、40%の硫酸溶液を約0.5ml試
験片上に滴下し、60℃,15分間放置後に溶液による
塗膜の浸蝕の深さを東京精密(株)製SURFC0M(
二次元表面粗度計)で測定した。数値は0に近いほど良
好。単位Rmax.(μm) (2)鉛筆硬度 JISK5400  8.4.2に準拠して行った。 (3)耐擦傷性 カネヨ(株)製クレンザーを二重に重ねたネルに約1c
c塗布し、学振式摩擦堅牢度試験器の摺動ヘッドに固定
した。700gの負荷をかけ、摺動ヘッドを10往復さ
せた後テスト部の20゜グロスを測定し、グロスリテン
ションを算出した。 (4)耐水性 試験片を40℃の水道水に浸漬し、10日間置いた。そ
の後、試験片の塗膜状態を観察した。評価は以下の基準
で行った。 ○‥‥‥異常のないもの ×‥‥‥塗膜外観(肌,艶,変色,ワレ等)の塗膜異常
が認められるもの (5)一液型 ○‥‥‥50℃,120時間でゲル化したり、ブツを発
生しないこと。 ×‥‥‥前記条件で異常を発生する。 (6)作業性 ○‥‥‥良好(タレ,ワキの発生なし)△‥‥‥タレ,
ワキの発生する場合がある。 ×‥‥‥タレ,ワキが発生しやすい。 (7)低温硬化性 ○‥‥‥標準に比べて20℃低温(120℃)で焼付け
ても塗膜性能は優れている。 △‥‥‥標準に比べて20℃低温(120℃)で焼付け
ても塗膜性能はほぼ良好 ×‥‥‥標準の140℃で30分間で硬化した場合に塗
膜性能が良好となる。 (8)経済性 ○‥‥‥塗料,塗装設備費ともに少ない。 △‥‥‥塗料,塗装設備費ともに中。 ×‥‥‥塗料,塗装設備費ともに大。
【0029】
【発明の効果】本発明は、高品質のポリウレタン塗料が
有する作業性の欠点を回避するとともに、従来のアクリ
ル樹脂/メラミン樹脂と同等の扱い易さを確保しながら
、主樹脂と架橋剤の反応性を制御することにより、耐酸
性と耐擦傷性さらに低温硬化性を向上せしめたものであ
り、経済性にも優れた塗料組成物を完成したものである

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記(A)〜(D)を主成分とするこ
    とを特徴とする塗料組成物。 (A)水酸基含有アクリル樹脂及び/又は水酸基含有ポ
    リエステル樹脂 (B)アルキルエーテル化メラミン樹脂(C)非黄変性
    多官能ブロックイソシアネート(D)有機錫系化合物
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09125000A (ja) * 1995-11-01 1997-05-13 Asahi Chem Ind Co Ltd 上塗り塗料及び塗装方法
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CN107418414A (zh) * 2017-07-06 2017-12-01 浩力森涂料(上海)有限公司 用于大巴车身高外观效果的水性面漆涂料组合物及其制备方法

Cited By (6)

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