JPH042468Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH042468Y2 JPH042468Y2 JP1985138000U JP13800085U JPH042468Y2 JP H042468 Y2 JPH042468 Y2 JP H042468Y2 JP 1985138000 U JP1985138000 U JP 1985138000U JP 13800085 U JP13800085 U JP 13800085U JP H042468 Y2 JPH042468 Y2 JP H042468Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- guard panel
- core
- recess
- recesses
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はビデオ、オーデイオなどのテープカセ
ツトケース、特に磁気テープとヘツドなどとのコ
ンタクトを行なうために設けられた開口部を覆う
ガードパネルに関する。
ツトケース、特に磁気テープとヘツドなどとのコ
ンタクトを行なうために設けられた開口部を覆う
ガードパネルに関する。
従来の技術
従来、ビデオなどのテープカセツトでは、開口
部にガードパネルを設け、不使用時に開口部を覆
つてテープを保護し、開口部よりごみやほこりが
侵入するのを防止したり、取扱い時に誤つてテー
プに手をふれて、傷つけたり、手あかなどを付け
たりしないようにしている。そのようなことが起
こると信号のエラーが発生し、ビデオテープであ
れば画像が乱れ、オーデイオテープであれば音飛
びの原因となる。第2図は、そのようなビデオテ
ープカセツトの外観斜視図である。第3図は、第
2図に示したガードパネルの裏側面を主に示す斜
視図である。第4図は、第3図に示したガードパ
ネルの拡大断面図であり、そのA図は−X線断
面図、B図はY−Y線断面図である。図中、10
は上ハーフ、12は上ハーフの側面板、14,1
4a,14bは上ハーフに設けられた窓部、16
は下ハーフであり、上下ハーフは合体してテープ
など(図示なし)を収納する。18はガードパネ
ルであり、テープとヘツドなど(図示なし)との
コンタクトを行うために設けられた上下ハーフ1
0,16の開口部(図示なし)を覆うものであ
る。ガードパネル18は上ハーフ10などに回動
可能に軸支されており、不使用時には開口部を覆
つて閉じておくが、使用時にデツキなど(図示な
し)にカセツトを装着すると、ロツクが外れてガ
ードパネル18が回動し、開口部を開ける。20
はガードパネル18の細長い正面板、22はその
細長い上面板であり、それらは各々の長辺が結合
し、断面略L字状の細長い板体となつている。2
4,24a,24bは、その細長い板体の両側面
をそれぞれ覆い、それら両板20,22と直交す
る側面板である。その各側面板24の突出端部2
6,26a,26bには、ガードパネル18の支
軸例えば円柱状突起28,28a,28bが突出
している。それら各円柱状突起28は、上ハーフ
10の正面コーナ部付近の側面板12などの軸挿
通穴(図示なし)にそれぞれ嵌合している。30
はゲート(金型のプラスチツク注入口)付近の凹
部であり、正面板20と正面板22との結合部に
設けられている。その凹部30に対応する上面板
22の裏側面の中央部には、やはり方形状の開口
を有する凹部32が設けられている。この凹部3
2は射出成形機用の金型のコアに設けた凸部によ
つて形成されたものである。ゲートから注入され
る溶融プラスチツクは、この凸部の存在によつて
円滑にバランスよく金型内に注入されて行き、ガ
ードパネル18を成形する。
部にガードパネルを設け、不使用時に開口部を覆
つてテープを保護し、開口部よりごみやほこりが
侵入するのを防止したり、取扱い時に誤つてテー
プに手をふれて、傷つけたり、手あかなどを付け
たりしないようにしている。そのようなことが起
こると信号のエラーが発生し、ビデオテープであ
れば画像が乱れ、オーデイオテープであれば音飛
びの原因となる。第2図は、そのようなビデオテ
ープカセツトの外観斜視図である。第3図は、第
2図に示したガードパネルの裏側面を主に示す斜
視図である。第4図は、第3図に示したガードパ
ネルの拡大断面図であり、そのA図は−X線断
面図、B図はY−Y線断面図である。図中、10
は上ハーフ、12は上ハーフの側面板、14,1
4a,14bは上ハーフに設けられた窓部、16
は下ハーフであり、上下ハーフは合体してテープ
など(図示なし)を収納する。18はガードパネ
ルであり、テープとヘツドなど(図示なし)との
コンタクトを行うために設けられた上下ハーフ1
0,16の開口部(図示なし)を覆うものであ
る。ガードパネル18は上ハーフ10などに回動
可能に軸支されており、不使用時には開口部を覆
つて閉じておくが、使用時にデツキなど(図示な
し)にカセツトを装着すると、ロツクが外れてガ
ードパネル18が回動し、開口部を開ける。20
はガードパネル18の細長い正面板、22はその
細長い上面板であり、それらは各々の長辺が結合
し、断面略L字状の細長い板体となつている。2
4,24a,24bは、その細長い板体の両側面
をそれぞれ覆い、それら両板20,22と直交す
る側面板である。その各側面板24の突出端部2
6,26a,26bには、ガードパネル18の支
軸例えば円柱状突起28,28a,28bが突出
している。それら各円柱状突起28は、上ハーフ
10の正面コーナ部付近の側面板12などの軸挿
通穴(図示なし)にそれぞれ嵌合している。30
はゲート(金型のプラスチツク注入口)付近の凹
部であり、正面板20と正面板22との結合部に
設けられている。その凹部30に対応する上面板
22の裏側面の中央部には、やはり方形状の開口
を有する凹部32が設けられている。この凹部3
2は射出成形機用の金型のコアに設けた凸部によ
つて形成されたものである。ゲートから注入され
る溶融プラスチツクは、この凸部の存在によつて
円滑にバランスよく金型内に注入されて行き、ガ
ードパネル18を成形する。
第5図は、射出成形機用の金型付近を示す説明
図であり、ガードパネルの成形過程を示す図であ
る。図中、34は可動プラテン、36は固定プラ
テンである。両プラテン34,36間に金型が取
り付けられている。38,38a,38bはその
取付け板、40,40a,40bはバツクプレー
ト、42はコアプレート、44はキヤビテイプレ
ート、46はコア、48はキヤビテイ、50は成
形品、52はゲートである。このように成形品5
0は、スプル51を経てゲート52より入る溶融
プラスチツクがコア46とキヤビテイ48間の空
間部を充満して形成される。そのためコア46に
は、成形品50の裏側面を形成する凸部が設けら
れており、キヤビテイ48にはその表側面を形成
する凹部が設けられている。成形品50を取り出
すには、そのまま数秒おいて冷却した後、コアプ
レート42とキヤビテイプレート44間を分離す
る。すると、成形品50を密着、保持したままコ
ア46が移動するので、金型が完全に開いた時点
で、エジエクタープレート56を移動し、プレー
ト56に固定されていたエジエクターピン58,
58a,58bで成形品50を突き出して、コア
46から抜き出す。通常金型は成形品50の抜き
を考えて作られ、その内部に形成された成形品5
0はエジエクターピン58の突き出しにより、負
担をかけずに簡単に抜けるように置かれている。
ガードパネル18の突き出しでは、普通その正面
板20の裏面側を数個所押すことになる。なお、
このときガードパネル18の各側面板24から
各々突出する支軸たる円柱状突起28は、突き出
し時に、金型の機構により既に開放されている。
図であり、ガードパネルの成形過程を示す図であ
る。図中、34は可動プラテン、36は固定プラ
テンである。両プラテン34,36間に金型が取
り付けられている。38,38a,38bはその
取付け板、40,40a,40bはバツクプレー
ト、42はコアプレート、44はキヤビテイプレ
ート、46はコア、48はキヤビテイ、50は成
形品、52はゲートである。このように成形品5
0は、スプル51を経てゲート52より入る溶融
プラスチツクがコア46とキヤビテイ48間の空
間部を充満して形成される。そのためコア46に
は、成形品50の裏側面を形成する凸部が設けら
れており、キヤビテイ48にはその表側面を形成
する凹部が設けられている。成形品50を取り出
すには、そのまま数秒おいて冷却した後、コアプ
レート42とキヤビテイプレート44間を分離す
る。すると、成形品50を密着、保持したままコ
ア46が移動するので、金型が完全に開いた時点
で、エジエクタープレート56を移動し、プレー
ト56に固定されていたエジエクターピン58,
58a,58bで成形品50を突き出して、コア
46から抜き出す。通常金型は成形品50の抜き
を考えて作られ、その内部に形成された成形品5
0はエジエクターピン58の突き出しにより、負
担をかけずに簡単に抜けるように置かれている。
ガードパネル18の突き出しでは、普通その正面
板20の裏面側を数個所押すことになる。なお、
このときガードパネル18の各側面板24から
各々突出する支軸たる円柱状突起28は、突き出
し時に、金型の機構により既に開放されている。
考案が解決しようとする問題点
しかしながら、このようなガードパネル18の
正面板20と上面板22とは、それらの長辺同士
が結合し、互いに面が直交しているため、それら
に接触するキヤビテイ48の成形面も直角に曲折
し、抜き勾配がわずかしか存在しない。また、上
面板22の表側面は光沢面であり、そのため、キ
ヤビテイ面との密着度も特に高いものとなつてい
る。このような状態にある金型を開くと、キヤビ
テイ48と正面板20の間が型開き初期に一瞬真
空状態となり、成形品50がキヤビテイ48に吸
い付いて引かれるようになる。その結果、成形品
50がコア46に引かれる力よりキヤビテイ48
に引張られる力が上回るため、上面板22の光沢
面を変形させる力が発生する。特に、側面板24
と結合部付近はその力により開かれる方向に変形
し、クラツクが発生する。このような上面板22
の変形とクラツクの発生は成形品50の外観品位
を悪くし、強度を落とすなどの問題になる。
正面板20と上面板22とは、それらの長辺同士
が結合し、互いに面が直交しているため、それら
に接触するキヤビテイ48の成形面も直角に曲折
し、抜き勾配がわずかしか存在しない。また、上
面板22の表側面は光沢面であり、そのため、キ
ヤビテイ面との密着度も特に高いものとなつてい
る。このような状態にある金型を開くと、キヤビ
テイ48と正面板20の間が型開き初期に一瞬真
空状態となり、成形品50がキヤビテイ48に吸
い付いて引かれるようになる。その結果、成形品
50がコア46に引かれる力よりキヤビテイ48
に引張られる力が上回るため、上面板22の光沢
面を変形させる力が発生する。特に、側面板24
と結合部付近はその力により開かれる方向に変形
し、クラツクが発生する。このような上面板22
の変形とクラツクの発生は成形品50の外観品位
を悪くし、強度を落とすなどの問題になる。
第6図は、金型開放瞬時のガードパネルの変形
状態とクラツク発生位置とを示す1例図である。
図中、60,60a,60bの点線円はクラツク
発生位置付近を示す。この図から明らかなよう
に、上面板22の中央部には変形が生せず、その
両側部には変形が発生していることがわかる。そ
の理由は、中央部にゲート52があり、その裏側
面に形成されている方形状の開口を有する凹部3
2にコア46の方形状の凸部が入り、よく密着す
るため、その個所ではコア46の保持力も増し、
それ以外の場所は、キヤビテイ面にすいついて引
かれるからである。
状態とクラツク発生位置とを示す1例図である。
図中、60,60a,60bの点線円はクラツク
発生位置付近を示す。この図から明らかなよう
に、上面板22の中央部には変形が生せず、その
両側部には変形が発生していることがわかる。そ
の理由は、中央部にゲート52があり、その裏側
面に形成されている方形状の開口を有する凹部3
2にコア46の方形状の凸部が入り、よく密着す
るため、その個所ではコア46の保持力も増し、
それ以外の場所は、キヤビテイ面にすいついて引
かれるからである。
これらの問題を解決するため、本出願人は先に
実願昭59−144772号として、上面板の中央部から
両側にある所要位置に各々少なくとも1個所、他
と厚みの異なる個所例えば凹部を設けることを要
旨とする出願をした。確かに、上面板をこのよう
な構造にすると、従来の問題点は一応解消する。
しかし、そのような構造を採用しても、成形サイ
クルを短縮する程、プラスチツクの性質上成形品
の取出温度が高くなり、形が変わり易いので、成
形品の抜き出し過程で、どうしても上面板が一瞬
弓形となつてキヤビテイ面に引張られコアより浮
き上がり、クラツクが発生し易くなる。このよう
に成形サイクルを短縮した状態では、依然問題が
解決されずに残つていることを見出した。
実願昭59−144772号として、上面板の中央部から
両側にある所要位置に各々少なくとも1個所、他
と厚みの異なる個所例えば凹部を設けることを要
旨とする出願をした。確かに、上面板をこのよう
な構造にすると、従来の問題点は一応解消する。
しかし、そのような構造を採用しても、成形サイ
クルを短縮する程、プラスチツクの性質上成形品
の取出温度が高くなり、形が変わり易いので、成
形品の抜き出し過程で、どうしても上面板が一瞬
弓形となつてキヤビテイ面に引張られコアより浮
き上がり、クラツクが発生し易くなる。このよう
に成形サイクルを短縮した状態では、依然問題が
解決されずに残つていることを見出した。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたものであり、ガードパネルの上面板の構造
を改善することにより、成形サイクルを短縮して
生産性を高めても、クラツクや変形などが発生せ
ず、外観品位を良くし、強度を大きくし得るテー
プカセツト用ガードパネルを提供することを目的
とする。
されたものであり、ガードパネルの上面板の構造
を改善することにより、成形サイクルを短縮して
生産性を高めても、クラツクや変形などが発生せ
ず、外観品位を良くし、強度を大きくし得るテー
プカセツト用ガードパネルを提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段
上記目的を達成するための手段を、以下実施例
に対応する第1図及び第7A図を用いて説明す
る。このテープカセツト用ガードパネルは正面板
62と上面板64とを有する断面略L字状の細長
い板体と、その板体の側面を覆う、それら両板に
直交するガードパネル支軸70を突出した側面板
66とを備えている。そして、その上面板64の
裏側面の所要位置に凹部76aを設け、その凹部
76aを形成する少なくとも一内面78を、基準
面となる正面板62,上面板64,側面板66の
いずれかの表側面に平行又は直角な金型開放時の
コア移動方向に対して傾斜させる傾斜内面とす
る。
に対応する第1図及び第7A図を用いて説明す
る。このテープカセツト用ガードパネルは正面板
62と上面板64とを有する断面略L字状の細長
い板体と、その板体の側面を覆う、それら両板に
直交するガードパネル支軸70を突出した側面板
66とを備えている。そして、その上面板64の
裏側面の所要位置に凹部76aを設け、その凹部
76aを形成する少なくとも一内面78を、基準
面となる正面板62,上面板64,側面板66の
いずれかの表側面に平行又は直角な金型開放時の
コア移動方向に対して傾斜させる傾斜内面とす
る。
作 用
上記のように構成し、凹部76aを形成する少
なくとも一内面78を、基準面となる正面板6
2,上面板64,側面板66のいずれかの表側面
に平行又は直角な金型開放時のコア移動方向に対
して傾斜させると、コアには当然凹部76aに対
応する位置に、その凹部76aに嵌合する形状即
ち傾斜内面78を形成する傾斜外面を有する凸部
を設けることになる。その結果、上面板64は凹
部76aの位置でコアの凸部と密着し、そのコア
の引抜側にある傾斜内面78と傾斜外面とは当接
するため、その個所ではコアの保持力が増加する
ばかりでなく、金型を開く際、両当接面間にキヤ
ビテイの引張力に対抗する抵抗力を発生させるこ
とができる。このような抵抗力の発生により、そ
れだけキヤビテイ面の引きに対抗する力が増える
ため、成形品に対するコアの引く力(保持力と抵
抗力の和)をキヤビテイ面の引張力より上回らせ
ることが可能となる。それ故に成形サイクルを短
縮しても、傾斜内面78の金型開放時のコア移動
方向に対する傾斜角度θ1を選ぶと、金型を開く際
に成形品がキヤビテイ面に引張られて、一瞬弓形
となつてコアより浮き上がるような変形などを防
止することができる。
なくとも一内面78を、基準面となる正面板6
2,上面板64,側面板66のいずれかの表側面
に平行又は直角な金型開放時のコア移動方向に対
して傾斜させると、コアには当然凹部76aに対
応する位置に、その凹部76aに嵌合する形状即
ち傾斜内面78を形成する傾斜外面を有する凸部
を設けることになる。その結果、上面板64は凹
部76aの位置でコアの凸部と密着し、そのコア
の引抜側にある傾斜内面78と傾斜外面とは当接
するため、その個所ではコアの保持力が増加する
ばかりでなく、金型を開く際、両当接面間にキヤ
ビテイの引張力に対抗する抵抗力を発生させるこ
とができる。このような抵抗力の発生により、そ
れだけキヤビテイ面の引きに対抗する力が増える
ため、成形品に対するコアの引く力(保持力と抵
抗力の和)をキヤビテイ面の引張力より上回らせ
ることが可能となる。それ故に成形サイクルを短
縮しても、傾斜内面78の金型開放時のコア移動
方向に対する傾斜角度θ1を選ぶと、金型を開く際
に成形品がキヤビテイ面に引張られて、一瞬弓形
となつてコアより浮き上がるような変形などを防
止することができる。
実施例
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例の
要部を詳細に説明する。
要部を詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例によるテープカセ
ツト用ガードパネルの平面図である。第7図は、
第1図に示したガードパネルの拡大断面図であ
り、そのA図はX−X線断面図、B図はY−Y線
断面図である。第8図は、第1図に示したガード
パネルの裏側面を主として示す斜視図である。本
実施例と従来例(主に実願昭59−144772号に示し
た実施例)とを比較すると、本実施例では上面板
の裏側面に凹部を設け、その凹部の内面を金型開
放時のコア移動方向に対して傾斜させる傾斜内面
とするのに対し、従来例のものは上面板の同様個
所の厚みを他と異ならせるため例えば凹部を設け
るものであるが、後者では傾斜内面の存在を明ら
かにしてはいない。したがつて、両者の構成は傾
斜内面の有無を明確にした点のみが相違し、他の
対応部分はすべてほぼ同一である。それ故に、本
実施例において、それらの同一な対応部分に間す
る説明は、従来例を参照することによつて省略す
る。ただ、本実施例の要部を説明する範囲で触れ
るものとする。図中、62は正面板、64は上面
板、66,66a,66bは側面板、68,68
a,68bはその各側面板66の突出部、70,
70a,70bはガードパネル支軸、72はゲー
ト付近の凹部、74はその凹部72に対応する裏
面側の中央部に設けられた方形状の開口部を有す
る角錐台状凹部である。76,76a,76bは
上面板64の中央部から両側にある所要位置に、
各々設けられた例えば方形状の開口を有するくさ
び状凹部である。それらの各凹部76は、上面板
64の裏側面の中央部から両側にある長手方向の
各端部に向つて、それぞれ距離La,距離Lbの位
置にあり、その開口はいずれも長手方向の長さは
c1、短手方向の幅は正面板62の裏側面より距離
d1だけ離れた位置から始まり、その長さはe1で
ある。また、その深さはいずれもf1である。な
お、距離d1を小さくして、これらの凹部76を
正面板62と至近にすると、成形品の表面上に発
生し易いひけ(プラスチツクの冷却固化時に生じ
る凹み)を防止することができる。78は凹部7
6を形成する上内面であり、基準面となる上面板
64の表側面に対して角度θ1だけ傾斜している傾
斜内面である。なお、他の両側内面はいずれも基
準面となる側面板66の表側面に対して平行であ
る。
ツト用ガードパネルの平面図である。第7図は、
第1図に示したガードパネルの拡大断面図であ
り、そのA図はX−X線断面図、B図はY−Y線
断面図である。第8図は、第1図に示したガード
パネルの裏側面を主として示す斜視図である。本
実施例と従来例(主に実願昭59−144772号に示し
た実施例)とを比較すると、本実施例では上面板
の裏側面に凹部を設け、その凹部の内面を金型開
放時のコア移動方向に対して傾斜させる傾斜内面
とするのに対し、従来例のものは上面板の同様個
所の厚みを他と異ならせるため例えば凹部を設け
るものであるが、後者では傾斜内面の存在を明ら
かにしてはいない。したがつて、両者の構成は傾
斜内面の有無を明確にした点のみが相違し、他の
対応部分はすべてほぼ同一である。それ故に、本
実施例において、それらの同一な対応部分に間す
る説明は、従来例を参照することによつて省略す
る。ただ、本実施例の要部を説明する範囲で触れ
るものとする。図中、62は正面板、64は上面
板、66,66a,66bは側面板、68,68
a,68bはその各側面板66の突出部、70,
70a,70bはガードパネル支軸、72はゲー
ト付近の凹部、74はその凹部72に対応する裏
面側の中央部に設けられた方形状の開口部を有す
る角錐台状凹部である。76,76a,76bは
上面板64の中央部から両側にある所要位置に、
各々設けられた例えば方形状の開口を有するくさ
び状凹部である。それらの各凹部76は、上面板
64の裏側面の中央部から両側にある長手方向の
各端部に向つて、それぞれ距離La,距離Lbの位
置にあり、その開口はいずれも長手方向の長さは
c1、短手方向の幅は正面板62の裏側面より距離
d1だけ離れた位置から始まり、その長さはe1で
ある。また、その深さはいずれもf1である。な
お、距離d1を小さくして、これらの凹部76を
正面板62と至近にすると、成形品の表面上に発
生し易いひけ(プラスチツクの冷却固化時に生じ
る凹み)を防止することができる。78は凹部7
6を形成する上内面であり、基準面となる上面板
64の表側面に対して角度θ1だけ傾斜している傾
斜内面である。なお、他の両側内面はいずれも基
準面となる側面板66の表側面に対して平行であ
る。
このような傾斜内面78を形成するには当然コ
ア上に、その凹部76に対応する個所にそのくさ
び状凹部76に嵌合する形状すなわち傾斜内面7
8えお形成するための傾斜外面を有するくさび状
凸部を設けることになる。その結果、上面板64
はそのくさび状凹部76がコアのくさび状凸部と
密着し、そのコアの引抜側にある傾斜内面78と
傾斜外面とは当接するため、その個所ではコアの
保持力が増加する。しかも、金型開放時に、コア
を基準面となる上面板64の表側面と平行な方向
に移動させると、両当接面間にキヤビテイの引張
力に対抗する抵抗力が発生する。そこで、第9A
図に示すようにコア79はガードパネルたる成形
品81を良好に密着、保持したまま矢印方向に移
動し、キヤビテイ83から分離する。なお、84
はコア79のくさび状凸部である。その後、金型
が完全に開いた時点で、第9B図に示すようにエ
ジエクタピン85で成形品81を矢印方向に突き
出し、コア79から抜き出す。この抵抗力の大き
さを増すには、傾斜角度θ1を大きくしていけばよ
い。なお、成形品に対するコアの引く力(保持力
と抵抗力の和)をキヤビテイ面の引張力より上回
らせて、金型を開く際にもコアに成形品をよく密
着させておくには、傾斜角度θ1を30°付近に選ぶ
と好適なものになる。さらに、成形品の金型より
の抜き出し時に生じる削れに対処するには、傾斜
内面78、傾斜外面共にそれらのコーナ部付近に
アールを設ければよい。また、コアの保持力を確
保するにはそのくさび状凸部84の高さ、即ちく
さび状凹部76の深さf1を選択すればよい。この
ようなくさび状凹部76を上面板64に設ける
と、成形サイクルを短縮して生産性を高めること
ができる。
ア上に、その凹部76に対応する個所にそのくさ
び状凹部76に嵌合する形状すなわち傾斜内面7
8えお形成するための傾斜外面を有するくさび状
凸部を設けることになる。その結果、上面板64
はそのくさび状凹部76がコアのくさび状凸部と
密着し、そのコアの引抜側にある傾斜内面78と
傾斜外面とは当接するため、その個所ではコアの
保持力が増加する。しかも、金型開放時に、コア
を基準面となる上面板64の表側面と平行な方向
に移動させると、両当接面間にキヤビテイの引張
力に対抗する抵抗力が発生する。そこで、第9A
図に示すようにコア79はガードパネルたる成形
品81を良好に密着、保持したまま矢印方向に移
動し、キヤビテイ83から分離する。なお、84
はコア79のくさび状凸部である。その後、金型
が完全に開いた時点で、第9B図に示すようにエ
ジエクタピン85で成形品81を矢印方向に突き
出し、コア79から抜き出す。この抵抗力の大き
さを増すには、傾斜角度θ1を大きくしていけばよ
い。なお、成形品に対するコアの引く力(保持力
と抵抗力の和)をキヤビテイ面の引張力より上回
らせて、金型を開く際にもコアに成形品をよく密
着させておくには、傾斜角度θ1を30°付近に選ぶ
と好適なものになる。さらに、成形品の金型より
の抜き出し時に生じる削れに対処するには、傾斜
内面78、傾斜外面共にそれらのコーナ部付近に
アールを設ければよい。また、コアの保持力を確
保するにはそのくさび状凸部84の高さ、即ちく
さび状凹部76の深さf1を選択すればよい。この
ようなくさび状凹部76を上面板64に設ける
と、成形サイクルを短縮して生産性を高めること
ができる。
しかも、長時間(48時間程)連続的に射出成形
機を作動させると、上面板64に設けられるくさ
び状凹部76が変形して成形品の抜き出しが不安
定になる。これは熱い成形品をコアのくさび状凸
部84に繰り返し保持させるため、そのくさび状
凸部84に無理な負荷が掛り過ぎ、その部分が変
形することに原因がある。そこで、そのようなコ
アのくさび状凸部84に係る負担を減らすため、
上面板64の中央部にある方形状の開口を有する
凹部を利用し、その凹部を形成する上内面の一部
を傾斜内面80として全体を角錐台状凹部74と
するのである。この角錐台状凹部74と上述した
くさび状凹部76とを比較すると、その開口の短
手方向の幅のみが異なりe2<e1であるが、傾斜内
面78,80はいずれもコア79の移動方向に対
して凹部74,76の深さが減少するように同様
に傾斜している等、他の対応部分はすべてほぼ同
一である。なお、当然それらの対応部分の値を両
者で異ならせることもできる。このような各凹部
74,76を上面板64の長手方向に沿つて、順
次その等分割位置に設けると、コアのそれらの凹
部74,76に嵌合する各凸部により保持力と抵
抗力とがほぼ片寄りなく分配されるため、キヤビ
テイ面のすいつきによる引きに好適な状態で対抗
することができる。
機を作動させると、上面板64に設けられるくさ
び状凹部76が変形して成形品の抜き出しが不安
定になる。これは熱い成形品をコアのくさび状凸
部84に繰り返し保持させるため、そのくさび状
凸部84に無理な負荷が掛り過ぎ、その部分が変
形することに原因がある。そこで、そのようなコ
アのくさび状凸部84に係る負担を減らすため、
上面板64の中央部にある方形状の開口を有する
凹部を利用し、その凹部を形成する上内面の一部
を傾斜内面80として全体を角錐台状凹部74と
するのである。この角錐台状凹部74と上述した
くさび状凹部76とを比較すると、その開口の短
手方向の幅のみが異なりe2<e1であるが、傾斜内
面78,80はいずれもコア79の移動方向に対
して凹部74,76の深さが減少するように同様
に傾斜している等、他の対応部分はすべてほぼ同
一である。なお、当然それらの対応部分の値を両
者で異ならせることもできる。このような各凹部
74,76を上面板64の長手方向に沿つて、順
次その等分割位置に設けると、コアのそれらの凹
部74,76に嵌合する各凸部により保持力と抵
抗力とがほぼ片寄りなく分配されるため、キヤビ
テイ面のすいつきによる引きに好適な状態で対抗
することができる。
本実施例では上面板64に設けた凹部74,7
6を成形するコア引抜側にある上内面78,80
を傾斜内面として基準面となる上面板64の表側
面に対して傾斜させ、所要位置まで正面板62に
近付く程凹部74,76の深さを増加したが、第
10図に示すように上面板86に設けた凹部87
を形成する両側内面88,88a,88bを各々
傾斜内面として基準面となる側面板(図示なし)
の表側面に対して傾斜角度θ2で、矢印で示したコ
アの移動方向に対して凹部87の幅が減少するよ
うに各々傾斜させ、対向する傾斜内面間の間隔を
所要位置まで正面板89から離れる程狭くするこ
ともできる。また、正面板の表側面を基準面とし
て凹部を形成する各内面を傾斜内面とすることが
できるし、凹部を形成する複数の内面を同時に傾
斜内面にして用いることもできる。さらに、上面
板の裏側面に設ける傾斜内面を有する凹部の位
置、形状、大きさなどは実施に当たり適宜選択す
ることができる。
6を成形するコア引抜側にある上内面78,80
を傾斜内面として基準面となる上面板64の表側
面に対して傾斜させ、所要位置まで正面板62に
近付く程凹部74,76の深さを増加したが、第
10図に示すように上面板86に設けた凹部87
を形成する両側内面88,88a,88bを各々
傾斜内面として基準面となる側面板(図示なし)
の表側面に対して傾斜角度θ2で、矢印で示したコ
アの移動方向に対して凹部87の幅が減少するよ
うに各々傾斜させ、対向する傾斜内面間の間隔を
所要位置まで正面板89から離れる程狭くするこ
ともできる。また、正面板の表側面を基準面とし
て凹部を形成する各内面を傾斜内面とすることが
できるし、凹部を形成する複数の内面を同時に傾
斜内面にして用いることもできる。さらに、上面
板の裏側面に設ける傾斜内面を有する凹部の位
置、形状、大きさなどは実施に当たり適宜選択す
ることができる。
考案の効果
以上説明した本考案によれば、上面板の裏側面
の所要位置に凹部を設け、その凹部を形成する少
なくとも一内面を、基準面となる正面板、上面
板、側面板のいずれかの表側面に平行又は直角な
金型開放時のコア移動方向に対して傾斜させる傾
斜内面とするため、傾斜内面に当接する個所でコ
アの保持力を増加し、キヤビテイの引張力に対抗
する抵抗力を発生させることができる。従つて、
成形サイクルを短縮して生産性を高めても、ガー
ドパネルにクラツクや変形などが発生せず、外観
品位を良くし、強度を大きくすることができる。
の所要位置に凹部を設け、その凹部を形成する少
なくとも一内面を、基準面となる正面板、上面
板、側面板のいずれかの表側面に平行又は直角な
金型開放時のコア移動方向に対して傾斜させる傾
斜内面とするため、傾斜内面に当接する個所でコ
アの保持力を増加し、キヤビテイの引張力に対抗
する抵抗力を発生させることができる。従つて、
成形サイクルを短縮して生産性を高めても、ガー
ドパネルにクラツクや変形などが発生せず、外観
品位を良くし、強度を大きくすることができる。
第1図は、本考案の一実施例によるテープカセ
ツト用ガードパネルの平面図である。第2図は、
従来のビデオテープカセツトの外観斜視図であ
る。第3図は、第2図に示したガードパネルの裏
側面を主に示す斜視図である。第4図は、第3図
に示したガードパネルの拡大断面図であり、その
A図はX−X線断面図、B図はY−Y線断面図で
ある。第5図は、射出成形機用の金型付近を示す
説明図であり、ガードパネルの成形過程を示す図
である。第6図は、金型開放瞬時のガードパネル
の変形状態とクラツク発生位置を示す1例図であ
る。第7図は、第1図に示したガードパネルの拡
大断面図であり、そのA図はX−X線断面図、B
図はY−Y線断面図である。第8図は、第1図に
示したガードパネルの裏側面を主として示す斜視
図である。第9図は射出成形機用金型から成形品
たるガードパネルを抜き出す過程を示す図であ
り、第5図のZ−Z線拡大断面図である。第10
図は本考案の他の実施例によるテープカセツト用
ガードパネルの裏側面の一部を示す図である。 62,89……正面板、64,86……上面
板、66……側面板、74,76,87……凹
部、78,88……傾斜内面、79……コア。
ツト用ガードパネルの平面図である。第2図は、
従来のビデオテープカセツトの外観斜視図であ
る。第3図は、第2図に示したガードパネルの裏
側面を主に示す斜視図である。第4図は、第3図
に示したガードパネルの拡大断面図であり、その
A図はX−X線断面図、B図はY−Y線断面図で
ある。第5図は、射出成形機用の金型付近を示す
説明図であり、ガードパネルの成形過程を示す図
である。第6図は、金型開放瞬時のガードパネル
の変形状態とクラツク発生位置を示す1例図であ
る。第7図は、第1図に示したガードパネルの拡
大断面図であり、そのA図はX−X線断面図、B
図はY−Y線断面図である。第8図は、第1図に
示したガードパネルの裏側面を主として示す斜視
図である。第9図は射出成形機用金型から成形品
たるガードパネルを抜き出す過程を示す図であ
り、第5図のZ−Z線拡大断面図である。第10
図は本考案の他の実施例によるテープカセツト用
ガードパネルの裏側面の一部を示す図である。 62,89……正面板、64,86……上面
板、66……側面板、74,76,87……凹
部、78,88……傾斜内面、79……コア。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 正面板62,89と上面板64,86とを有
する断面略L字状の細長い板体と、その板体の
側面を覆う、それら両板に直交するガードパネ
ル支軸70を突出した側面板66とを備えたテ
ープカセツト用ガードパネルにおいて、上記上
面板64,86の裏側面の所要位置に凹部7
4,76,87を設け、その凹部74,76,
87を形成する少なくとも一内面78,80,
88を、基準面となる正面板62,89、上面
板64,86、側面板66のいずれかの表側面
に平行または直角な金型開放時のコア移動方向
に対して傾斜させる傾斜内面とすることを特徴
とするテープカセツト用ガードパネル。 (2) 前記凹部74,76を形成する上内面78,
80を傾斜内面として基準面となる上面板64
の表側面に対して傾斜させ、所要位置まで正面
板62に近づく程凹部74,76の深さが増加
することを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載のテープカセツト用ガードパネル。 (3) 前記凹部87を形成する両側内面88を各々
傾斜内面として基準面となる側面板の表側面に
対して傾斜させ、対向する傾斜内面間の間隔を
所要位置まで正面板89から離れる程狭くする
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載のテープカセツト用ガードパネル。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985138000U JPH042468Y2 (ja) | 1985-09-09 | 1985-09-09 | |
| DE19863631882 DE3631882A1 (de) | 1985-09-09 | 1986-09-19 | Magnetbandkassette |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985138000U JPH042468Y2 (ja) | 1985-09-09 | 1985-09-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6245779U JPS6245779U (ja) | 1987-03-19 |
| JPH042468Y2 true JPH042468Y2 (ja) | 1992-01-28 |
Family
ID=31399939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985138000U Expired JPH042468Y2 (ja) | 1985-09-09 | 1985-09-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH042468Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5677958A (en) * | 1979-11-29 | 1981-06-26 | Tdk Corp | Tape cover and its production |
-
1985
- 1985-09-09 JP JP1985138000U patent/JPH042468Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6245779U (ja) | 1987-03-19 |
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