JPH04247066A - 新規なチオエーテル化合物及びそれを用いたハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

新規なチオエーテル化合物及びそれを用いたハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH04247066A
JPH04247066A JP3542191A JP3542191A JPH04247066A JP H04247066 A JPH04247066 A JP H04247066A JP 3542191 A JP3542191 A JP 3542191A JP 3542191 A JP3542191 A JP 3542191A JP H04247066 A JPH04247066 A JP H04247066A
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はハロゲン化銀写真感光材料の現像
処理方法に関するものであり、特に軟調で直線性に優れ
た写真特性が得られるハロゲン化銀写真感光材料の現像
処理方法及びそれに用いる新規なチオエーテル化合物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料の写真特性と
しては、目的に応じて、種々の階調が要求される。例え
ば、X線感光材料では、患部の位置により要求される階
調が異なる。そのため、従来は種々の階調の感光材料を
整備するかまたは処理温度を上下させて微調整をするこ
とが一般的であった。しかし、種々の階調を持つ感光材
料を整備することは多種類の感光材料を用意することが
必要になり、更に、これに感度レベルの異なる感光材料
を整備するとなると、品種が非常に多くなり、製造に重
大な負担がかかる。又、現像処理温度を変えることで階
調を調節できれば非常に便利であるが、この方法で階調
の変更が可能な感光材料は、一方では他の現像処理要因
(例えば処理時間、攪拌条件)の変動によって写真特性
が変化しやすいという欠点を有する。従って、一つの感
光材料に対して軟調な写真特性を与える処理液組成を開
発することが望まれている。
【0003】米国特許第4,434,226号、同4,
439,520号、同4,414,310号、同4,4
35,435号、同4,399,215号、同4,43
5,501号、同4,386,156号、同4,400
,463号、同4,414,306号、同4,425,
326号、欧州特許第84637A2号、特開昭59−
99433号、リサーチデイスクロージャーNo225
34(1983年1月)、特願昭62−141112号
、同63−92805号等に記載されている平板状ハロ
ゲン化銀粒子を含む感光材料は現像処理温度を変化させ
ても階調が変わりにくいので、感度を維持しながら現像
処理で階調を変化させるには別の手段が必要である。又
、特開平2−216146号に記載されているハロゲン
化銀溶剤を含む現像液組成で現像した感光材料は、軟調
で直線性に優れた写真特性が得られるが、未だ不十分で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハロ
ゲン化銀写真感光材料の現像処理方法に関するものであ
り、第一にハロゲン化銀溶剤として新規なチオエーテル
化合物を提供すること、第二に現像処理液によってハロ
ゲン化銀感光材料の階調を軟調化する方法を提供するこ
と、第三に感度を犠牲にすることなく、直線性に優れた
軟調の特性曲線を得ることができる現像処理方法を提供
することにある。第四に、平版状ハロゲン化銀粒子を含
む乳剤を用いた感光材料の階調を軟調化する現像処理方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、像様露光した
ハロゲン化銀写真感光材料を少なくともハイドロキノン
系現像主薬、アミノフェノール系現像主薬、現像液1l
に対して0.1モル以上の水溶性臭化塩と化2のチオエ
ーテル化合物を含む現像液で処理することを特徴とする
ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法により達成された
【化2】 式中X1 はカルボキシ基を表わし、X2 は水素原子
又はカルボキシ基を表わし、Rはアルキレン基(例えば
、エチレン、プロピレン、テトラメチレン)を表わし、
nは2〜4を表わす。
【0006】本発明に用いる現像液の特徴は化2のハロ
ゲン化銀溶剤を含み、かつ高濃度の水溶性臭化塩を含む
点にある。現像液中に水溶性臭化塩を含有させることは
従来の現像液でも行われているが、その添加量は通常0
.05モル/l以下であり、本発明のように多量の臭化
塩を現像の最初から用いることは極めて希である。本発
明は、水溶性臭化塩を0.1モル/l以上用いることに
より、中濃度部から高濃度部にかけての特性曲線の軟調
化が達成されること、そして化2のハロゲン化銀溶剤を
用いることによって、感度を犠牲にすることが少なくて
階調を低下させられることを見い出した。
【0007】本発明で用いる水溶性臭化塩は、アルカリ
金属あるいはアンモニウムの臭化塩であることが好まし
い。その例としては臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭
化アンモニウムなどがある。本発明では、これらの水溶
性臭化塩を1種又は2種以上使用することができる。水
溶性臭化塩の好ましい添加量は0.1〜0.25モル/
l、特に0.11〜0.2モル/lである。
【0008】本発明に用いられるチオエーテル誘導体の
代表的な化合物を以下に示す。
【0009】
【化3】
【0009】
【化4】
【0010】
【化5】
【0011】
【化6】
【0012】
【化7】
【0013】
【化8】
【0014】本発明のチオエーテル誘導体の合成は基本
的には、相当するチオールのアルキル化により行なった
。アルキル化剤は例えばジャーナル・オブ・オルガニッ
ク・ケミストリー(J・O・C・)26,4987(1
961)の方法で容易に合成できる。以下に合成例を用
いて、合成方法の詳細を述べる。
【0015】合成例1 (化3の化合物の合成)チオサリチル酸1.5gをエチ
ルアルコ−ル30mlに溶解し、トリエチルアミン1.
1gを加え、続いて2−クロルジエチルチオエタノール
2.0gを加えた。加熱還流2時間後、反応混合物を水
に注ぎ、酢酸エチルで抽出後、酢酸エチル層を水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧留去
後、残渣をカラムクロマトグラフィ(クロロホルム/メ
タノール=3/1)で分離した。溶媒を濃縮し、得られ
た固体を酢酸エチル/n−ヘキサンの混合溶媒で再結晶
し、1.5gの白色結晶を得た。m.p.99.5〜1
00.5℃。CMR(DMSO)δ165.6,137
.7,130.0,128.9,127.1,123.
8,122.1,59.4,32.0,29.9,29
.6,28.1。
【0016】本発明のハロゲン化銀溶剤の添加量は好ま
しくは0.1〜5ミリモル/lである。本発明に用いら
れるハイドロキノン系現像主薬としては、ハイドロキノ
ン、クロルハイドロキノン、メチルハイドロキノン等が
使われるが、特に好ましいのはハイドロキノンである。 その添加量は現像液1l当たり1〜50g、好ましくは
5〜35gである。
【0017】本発明に用いるp−アミノフェノール系現
像主薬としてはN−メチル−p−アミノフェノール、p
−アミノフェノール、N−(β−ヒドロキシエチル)−
p−アミノフェノール、N−(4−ヒドロキシフェニル
)グリシン、2−メチル−p−アミノフェノール、p−
ベンジルアミノフェノール等があるが、なかでもN−メ
チル−p−アミノフェノールが好ましい。これらのp−
アミノフェノール系現像主薬は、現像液1l当たり、0
.1〜30g、好ましくは0.5〜10gの範囲で用い
られる。本発明の現像液には、更に3−ピラゾリドン系
現像主薬も用いることができる。例えば、1−フェニル
−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−3−
ピラゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチル−3−
ピラゾリドン、1−フェニル−4−エチル−3−ピラゾ
リドン、1−フェニル−5−フェニル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾ
リドン、1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−
3−ピラゾリドンなどが挙げられる。これらの3−ピラ
ゾリドン系現像主薬は現像液1l当たり、0.1〜10
g、好ましくは0.4〜3gの範囲で用いられる。本発
明の現像液のpHは好ましくは9.2〜11.0であり
、特に9.4〜10.7、更には9.5〜10.5であ
る。
【0018】本発明の現像液には、現像液成分として公
知の化合物を添加することができる。例えば、本発明の
現像液にはかぶり防止剤を用いることができる。かぶり
防止剤としては、インダゾール系、ベンズイミダゾール
系、ベンゾトリアゾール系またはメルカプトアゾール系
のかぶり防止剤のいずれも使用できる。具体的には5−
ニトロインダゾール、5−p−ニトロベンゾイルアミノ
インダゾール、1−メチル−ニトロインダゾール、6−
ニトロインダゾール、3−メチル−5−ニトロインダゾ
ール、5−ニトロベンズイミダゾール、2−イソプロピ
ル−5−ニトロベンズイミダゾール、5−ニトロベンゾ
トリアゾール、4−(2−メルカプト−1,3,4チア
ジアゾール−2−イル−チオ)ブタンスルホン酸ナトリ
ウム、5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−
チオール、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール
などが挙げられる。本発明ではニトロ基を有したかぶり
防止剤が特に好ましい。また上記のかぶり防止剤の中で
は、5−ニトロインダゾール、5−ニトロベンズイミダ
ゾール、5−ニトロベンゾトリアゾールが好ましく、特
に安全性の観点からも5−ニトロインダゾールが好まし
い。かぶり防止剤の使用量は通常現像液1l当たり0.
01〜3ミリモルであり、好ましくは0.1〜2ミリモ
ルである。
【0019】本発明では現像液に保恒剤を添加すること
が好ましい。保恒剤としては、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、
メタ重亜硫酸塩等があり、具体的には亜硫酸ナトリウム
、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫
酸カリウム、重亜硫酸カリウム、メタ重亜硫酸カリウム
、亜硫酸アンモニウムなどが用いられる。
【0020】本発明では現像液に各種の有機または無機
のキレート剤を使用することができる。無機キレート剤
としては、テトラメタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリ
ン酸ナトリウム等を用いることができる。有機のキレー
ト剤としては、主に有機カルボン酸、アミノポリカルボ
ン酸、有機ホスホン酸、アミノホスホン酸を用いること
ができる。これらのキレート剤はアルカリ金属塩やアン
モニウム塩の形で使用してもよい。キレート剤は現像液
1l当たり好ましくは1×10−3〜1×10−1モル
、特に1×10−3〜2×10−2モルの範囲で使用さ
れる。
【0021】本発明の現像液には、必要により緩衝剤(
例えば炭酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩)、、アルカリ剤(例
えば水酸化物、炭酸塩)、溶解助剤(例えばポリエチレ
ングリコール類、そのエステル類)、pH調整剤(例え
ば酢酸のような有機酸)、現像促進剤(例えば米国特許
第2,648,604号、同3,171,247号、特
公昭44−9503号に記載されている各種のピリミジ
ウム化合物やその他のカチオニック化合物、フェノサフ
ラニンのようなカチオン性色素、ホウ酸カリウムや硝酸
カリウムのような中性塩、特公昭44−9304号、米
国特許第2,533,990号、同第2,531,83
2号、同第2,950,970号、同第2,,577,
127号に記載のポリエチレングリコールやその誘導体
、ポリチオエーテルのようなノニオン性化合物、特公昭
44−9509号、ベルギー特許第682862号に記
載の有機溶剤など)、上記以外の補助現像主薬(例えば
p−アミノフェノール類)、界面活性剤、溶出する銀コ
ロイドの分散剤(例えばメルカプト化合物)などを含有
させることができる。
【0022】現像処理温度および時間は相互に関係し、
かつ全処理時間との関係で決定されるが、通常は20℃
〜50℃で10秒〜3分である。本発明の現像液で現像
処理された感光材料は、通常次いで定着処理される。定
着液はチオ硫酸塩と必要に応じて硬膜剤(水溶性アルミ
ニウム塩など)や酸(酒石酸、クエン酸、グルコン酸、
ホウ酸またはこれらの塩など)を含む水溶液であり、望
ましくはpH約3.8〜7.0(20℃)を有する。本
発明では現像と定着の間に停止工程を設けることもでき
るが、一般に自動現像機には停止工程が省略されている
。そのため現像液が定着液に持ち込まれて定着液のpH
が上昇することがある。従って、定着液にアルミニウム
化合物を用いる場合にはその反応性を高く維持するため
に、定着液のpHを約3.8〜5.0(20℃)に調整
しておくことが望ましい。
【0023】定着剤はチオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸
ナトリウムなどのチオ硫酸イオンを必須成分とするもの
であり、定着速度の点からチオ硫酸アンモニウムが特に
好ましい。定着剤の量は適宜変更できるが、一般には約
0.1〜5モル/lである。定着液中で主として硬膜剤
として作用する水溶性アルミニウム塩は一般に酸性硬膜
定着液の硬膜剤として知られている化合物であり、例え
ば塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんな
どがある。この化合物の使用量は通常10−2〜2×1
0−1モル/l(アルミニウム換算)である。定着液中
には、酒石酸あるいはその誘導体、クエン酸あるいはそ
の誘導体、グルコン酸あるいはその誘導体などの酸また
はその塩を単独で、あるいは二種以上を併用することが
でき、これらの酸またはその塩の使用量は通常0.00
5モル/l〜0.05モル/lである。定着液には必要
に応じて、保恒剤(例えば亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、p
H緩衝剤(例えばホウ酸、ホウ酸塩)、キレート剤(前
述のもの)などを含ませることができる。定着温度と時
間は適宜変更できるが、通常約20℃〜50℃で10秒
〜3分が好ましい。
【0024】本発明の現像液は特に自動現像機を用いて
処理する場合に有効である。本発明の現像液を適用する
のに好ましい感光材料は、X線感光材料(直接X線感光
材料、間接X線感光材料、CRT感光材料、X線シネマ
撮影用感光材料など)の他に通常の黒白感光材料(例え
ば撮影用ネガフィルム、印画紙、マイクロフィルム)お
よびカラー反転感光材料などがある。本発明の現像液は
特にX線感光材料に用いるのに適している。本発明に使
用されるハロゲン化銀は、塩化銀、臭化銀、沃臭化銀、
塩臭化銀、塩沃化銀、塩沃臭化銀のいずれでもよいが、
特に沃臭化銀が好ましい。
【0025】本発明に使用されるハロゲン化銀乳剤は、
表面潜像型乳剤であっても、内部潜像型乳剤であっても
よい。内部潜像型乳剤は造核剤や光カブラセとを組み合
わせて直接反転乳剤として使用される。また、特公昭4
1−2068号に記載されているように表面潜像型乳剤
と内部潜像型乳剤を組み合わせで使用してもよい。また
、粒子内部と粒子表層が異なる相を持ったいわゆるコア
シェル乳剤であってもよい。ハロゲン化銀乳剤は単分散
でも多分散でもよく、単分散乳剤を混合してもよい。 粒子サイズは0.1〜2μ、特に0.2〜1.5μが好
ましい。ハロゲン化銀粒子の晶癖は立方体、8面体、1
4面体、高アスペクト比の平板状その他のいずれでもよ
い。
【0026】本発明の現像処理法は、米国特許第4,4
34,226号、同第4,439,520号、同第4,
414,310号、同第4,435,435号、同第4
,399,215号、同第4,435,501号、同第
4,386,156号、同第4,400,463号、同
第4,414,306号、同第4,425,426号、
欧州特許第84637A2号、特開昭59−99433
号、リサーチデイスクロージャーNO.22534(1
983年1月)、特願昭62−141112号、同63
−92805号等に記載されている高アスペクト比(特
にアスペクト比3以上の)平板状ハロゲン化銀粒子を含
む感光材料の階調を軟調化するのに効果がある。微粒子
乳剤は、全乳剤の10〜30重量%(銀量換算)の割合
で使用することが好ましい。
【0027】ハロゲン化銀乳剤は未後熟のまま使用して
もよいが通常は硫黄増感法、還元増感法、貴金属増感法
などの化学増感を単独又は組み合わせて使用する。これ
らの化学増感を含窒素複素環化合物の存在下で行うこと
もできる。ハロゲン化銀乳剤には、その製造工程中又は
塗布直前に、分光増感色素(例えばシアニン色素、メロ
シアニン色素又はその混合物)、安定剤(例えば、4−
ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザ
インデン)、増感剤(例えば、米国特許第3,619,
198号に記載の化合物)、カブリ防止剤(例えば、ベ
ンゾトリアゾール、5−ニトロベンツイミダゾール)、
硬膜剤(例えば、ホルマリン、グリオキザール、ムコク
ロル酸、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−s−トリ
アジン)、塗布助剤(例えば、サポニン、ソジウムラウ
リルサルフェ−ト、ドデシルフェノールポリエチレンオ
キサイドエーテル、ヘキサデシルトリエチルアンモニウ
ムブロマイド)などを添加することができる。この様に
して製造されたハロゲン化銀乳剤はセルロースアセテー
トフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルムなど
の支持体にデイップ法、エアーナイフ法、ビード法、エ
クストルージョンドクタ−法、両面塗布法などによって
塗布乾燥される。
【0028】
【実施例】以下に実施例を挙げ本発明を詳細に説明する
【0029】実施例1 (イ)微粒子乳剤の調整 0.4gのKBr、20gのNH4 NO3 を含有す
る0.3wt%のゼラチン水溶液1lに、激しく攪拌し
ながら、AgNO3 130gを含む水溶液500cc
と2モル%のKIを含むKBrとKIの混合溶液を40
分かけてダブルジェット法で添加した。この間反応溶液
の内温は65℃に一定に保ち、pBrは3.0に保った
。添加後沈降法で乳剤を水洗し、ゼラチンを追加しpH
7.0、pAg8.5になるようKBr溶液およびNa
OH溶液で調節し、金増感剤および硫黄増感剤を加えて
60℃、50分化学増感を行った。平均粒子サイズ0.
28μ、変動係数12%の単分散立方体粒子からなる乳
剤Aを得た。
【0030】(ロ)丸みを持った平板状粒子乳剤の調製
6gのKBr、0.3gのKIおよび0.1gのチオエ
ーテル化合物HO(CH2 )2 S(CH2 )2 
S(CH2 )OHを含有する1.5wt%のゼラチン
水溶液1lに、激しく攪拌しながら,AgNO3 8.
3gを含む水溶液45ccと6.2gのKBrと0.4
gのKIを含む水溶液45ccを60秒かけてダブルジ
ェット法で添加した。この間反応溶液の内温は40℃に
保った。添加後53℃に昇温した。その後60分に15
0gのAgNO3 を含む水溶液が加速された流量(終
了時の流量が開始時の5倍)で添加された。この間pB
rが1.8に保たれるように2モル%のKIを含むKB
rとKIの混合溶液をダブルジェット法で添加した。ま
た110gのAgNO3 が添加された時点で上記と同
じチオエーテル化合物5gを含む水溶液を添加した。A
gNO3 添加終了後0.5gのKIを含む水溶液を添
加した。乳剤を沈降法で水洗し、ゼラチンを追加し、p
Hを6.0に、pAgを8.0に調節し、再分散した。 ついで化9の増感色素を560mg/モルAg加えた後
、チオ硫酸ナトリウム10mg/モルAg、テトラクロ
ロ金酸カリウム9mg/モルAg、チオシアン酸カリウ
ム140mg/モルAgを加えて56℃で20分間化学
増感した。
【0031】
【化9】
【0032】この様にして、ヨード含有率2.2モル%
、平均円相当径0.8μ、平均厚み0.13μ、平均ア
スペクト比6.2、変動係数22%、特願昭63−92
805号に定義されたα値が1/3≦α≦1の範囲に入
る粒子の比率が80%の単分散円形平板粒子からなる乳
剤Bを得た。
【0033】(ハ)塗布試料の作製 (イ)(ロ)で調製された乳剤A、Bを用いて、下記の
処方に従って乳剤層塗布液、表面保護層塗布液を調製し
、100μ厚の青色に染色したポリエチレンテレフタレ
ート支持体上に塗布した。塗布銀量は1.8g/m2 
、表面保護層ゼラチン塗布量は1.3g/m2 であっ
た。また、支持体の乳剤塗布面の裏側にλmax=54
0nmのマゼンタ染料を含むゼラチン層を光学濃度が1
.1になるように設けた。
【0034】   <乳剤層塗布液処方>   乳剤Aと乳剤Bの混合物            
                      50g
  (A:B=20:80)      (銀4.06
g、ゼラチン4.3g)  水           
                         
                65cc  KI水
溶液(0.5%)                 
             0.5cc  ポリスチレ
ン−p−スルホン酸カリウム            
                         
         (平均重合度3000)2%水溶液
              3cc  2,6−ビス
(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ     
               −1,3,5−トリア
ジン  0.1%                 
   5cc  4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3
,3a,7                    
        −テトラザインデン2%      
                         
   4cc  下記の硬膜剤1と2の3:1(モル比
)の混合物1%        4cc  1)(CH
2 =CHSO2 CH2 CONHCH2 −)2 
  2)(CH2 =CHSO2 CH2 CONHC
H2 −)2 −CH2   CH3 CH2 C(C
H2 OH)3   10%            
      5cc
【0035】   <表面保護層塗布液処方>   不活性ゼラチン                
                        1
00g  水                   
                         
    1174cc  メタノール        
                         
         103cc  p−ノニルフェノキ
シブタンスルホン酸ナトルウム2%    37cc 
 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ3
μ)    60g  C16H33O(CH2 CH
2 O)10H  10%          31.
5cc
【0036】(ニ)像様露光 上記のようにして作製した感光材料に1/100秒緑色
のウエッジ露光を与えた。
【0037】(ホ)現像液の調製 下記の処方で現像液Aを調製した。
【0038】   (現像液A)   ジエチレントリアミン五酢酸          
                      2g 
 ホウ酸                     
                         
      3g  亜硫酸カリウム        
                         
         75g  水酸化ナトリウム   
                         
            11g  炭酸カリウム  
                         
                 10g  臭化ナ
トリウム                     
                       5g
  5−メチルベンゾトリアゾール         
               0.05g  N−メ
チル−p−アミノフェノール−1/2硫酸塩     
       5g  ハイドロキノン       
                         
          20g  ジエチレングリコール
                         
           10g水で1lとする。この溶
液のpHを10.15に調整した。
【0039】上記の現像液Aに第1表に示す化合物を加
えて現像液B、C、Dを調製し三菱製紙株式会社製の定
着液(MRA−CF601)を使用し、自動現像機で2
0ft/minの速度で現像処理した。結果を第1表に
示す。第1表において、「感度」はかぶり上1.0の光
学濃度における露光量の逆数であり、現像液Aを用い、
27℃で現像した時を100として相対値で表した。 「階調」は特性曲線のかぶり上0.25の点とかぶり上
1.25の点を結んだ直線の傾きから求めた。また、現
像液Cを、下記の組成の液を用意し、これを現像液A、
1lに、20cc加えることによって調製した場合にも
、同様の結果が得られた。この様に追加分を別溶液とし
て準備し、添加量を変えて加えることによって本発明の
現像液を調製すれば、その添加量に応じて必要な階調を
調節することもできる。
【0040】   臭化ナトリウム                
                        1
00g  化3の化合物              
                         
       2g  水で            
                         
           200cc
【0041】
【0042】現像液Aでは、現像温度を下げても感度の
低下ばかり大きくて階調を充分に下げることは出来ない
。現像液Bでも感度を若干犠牲にしても望む階調は得ら
れない。現像液Dでは望む階調は得られるが、感度の低
下があり、これに対して本発明の現像液Cでは高温処理
しても望ましい階調が殆ど感度低下なしに得られる。 なお感度レベルは現像温度で調節が可能な範囲にある。
【0043】実施例2 実施例1での現像液Cの化3化合物の代わりに化4,化
5,化6,化7,化8を添加した現像液E,F,G,H
,Iでも実施例1と同様望む階調が得られる。
【0044】
【発明の効果】実施例からわかるように本発明の現像液
は高温処理しても望ましい階調が殆ど感度低下なしに得
られる。又従来用いられているチオエーテル物質とは比
較にならないほど良好な結果が得られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記式で示される新規なチオエーテル
    化合物。 【化1】 式中X1 はカルボキシ基を表わし、X2 は水素原子
    又はカルボキシ基を表わし、Rはアルキレン基を表わし
    、nは2〜4を表わす。
  2. 【請求項2】  像様露光されたハロゲン化銀写真感光
    材料を、少なくとも下記の成分a、b、及びcと請求項
    1で示される化1のチオエーテル化合物を含有する現像
    液で処理することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料の処理方法。 a:ハイドロキノン系現像主薬 b:アミノフェノール系現像主薬 c:現像液1lに対して0.1モル以上の水溶性臭化塩
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