JPH04249108A - モルタルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤及びこれを用いたモルタルまたはコンクリート遠心力成形体の製造法 - Google Patents
モルタルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤及びこれを用いたモルタルまたはコンクリート遠心力成形体の製造法Info
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- JPH04249108A JPH04249108A JP3499191A JP3499191A JPH04249108A JP H04249108 A JPH04249108 A JP H04249108A JP 3499191 A JP3499191 A JP 3499191A JP 3499191 A JP3499191 A JP 3499191A JP H04249108 A JPH04249108 A JP H04249108A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モルタルまたはコンク
リート遠心力成形用添加剤及びこれを用いたモルタルま
たはコンクリート遠心力成形体の製造法に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】モルタ
ルまたはコンクリートを遠心力成形して、ヒューム管や
パイル等のモルタルまたはコンクリート遠心力成形体を
成形する際には、モルタルまたはコンクリートに含まれ
る水と、比較的比重の小さいセメントペーストや微粒分
とから主としてなる、通常、ノロと呼ばれる廃液が生ず
る。 【0003】このノロの廃棄処理には、多額の処理費用
がかかるため、その発生を抑制したり、低下させたりす
る技術が望まれている。一方、施工性の立場からは、モ
ルタルまたはコンクリートの流動性を維持しつつ、かつ
減水効果を有する添加剤が望まれている。 【0004】このような技術の一つとして、例えば高性
能減水剤を用いる方法が知られている。この方法によれ
ば、モルタルまたはコンクリート中の水分含有量を低減
させることができるものの、ノロの発生を抑制したり、
低下させたりすることはできない。 【0005】そこで高性能減水剤と、凝集剤とを併用す
る方法が提案されている(特開昭61−183158
号公報) 。 この方法によれば、ノロの発生をかなり抑制することが
できるものの、硬化速度が大きくなるので、実際に適用
するためには、凝集剤の練り込み時期や凝集剤の選択な
どにおいて、厳密な成形管理が必要となるという問題が
あった。 【0006】本発明は、このような従来の問題点を解消
し、ノロの発生が少なく、かつ流動性に富んでいて、圧
縮強度の優れたモルタルまたはコンクリート遠心力成形
体を与えうる、モルタルまたはコンクリート遠心力成形
用添加剤及びこれを用いたモルタルまたはコンクリート
遠心力成形体の製造法を提供することを目的とするもの
である。 【0007】 【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、水和
酸化鉄を含有する組成物及び高性能減水剤からなるモル
タルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤を提供する
ものである。 【0008】本発明において用いる水和酸化鉄を含有す
る組成物としては、水和酸化鉄を主成分とするものであ
ればよく、水和酸化鉄を主成分とし、この他にカルシウ
ムなどのアルカリ土類金属の化合物やアルミニウム化合
物を含んでいるものであってもよい。特に、鉄塩溶液の
内部電解処理により製造された水和酸化鉄であって、カ
ルシウム化合物とアルミニウム化合物を含有する水和酸
化鉄が好ましい。 【0009】次に、本発明においては上記の如き水和酸
化鉄を含有する組成物と共に、高性能減水剤を併用する
ことが必要である。ここで水和酸化鉄を含有する組成物
のみを用いた場合、モルタルまたはコンクリートのスラ
ンプ値が極端に低く、遠心力成形を行なうことが困難と
なる。一方、高性能減水剤のみを用いた場合、ノロの発
生を抑制することが困難となる。 【0010】本発明において用いる高性能減水剤として
は、種々のものを用いることができる。具体的には例え
ば、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩,ア
ルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩,
ナフタレンスルホン酸およびアルキルナフタレンスルホ
ン酸のホルマリン縮合物の塩,ナフタレンスルホン酸お
よびリグニンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩,リグ
ニンスルホン酸の塩,メラミンのホルマリン縮合物のス
ルホン化物,マレイン酸やアクリル酸系共重合体塩より
なるポリカルボン酸塩,ポリスチレンスルホン酸塩,ス
ルホン化スチレン−マレイン酸共重合体の塩,クレオソ
ート油のスルホン化物のホルマリン縮合物の塩,重質芳
香族炭化水素油のスルホン化物のホルマリン縮合物の塩
などを挙げることができる。なお、これら物質における
塩としては、ナトリウム塩,カリウム塩,カルシウム塩
,アンモニウム塩等が好ましい。 【0011】これらの中でも、本発明において用いる高
性能減水剤としては、特にナフタレンスルホン酸のホル
マリン縮合物の塩,スルホン化スチレン−マレイン酸共
重合体の塩,ポリスチレンスルホン酸塩等が好適であり
、より好ましいものとしては重量平均分子量が 500
〜100 万のスルホン化スチレン−マレイン酸共重合
体の塩やポリスチレンスルホン酸塩を挙げることができ
る。 【0012】本発明のモルタルまたはコンクリート遠心
力成形用添加剤は、上記の如き水和酸化鉄を含有する組
成物と高性能減水剤とを配合することにより得ることが
できる。 【0013】本発明においては上記の如き水和酸化鉄を
含有する組成物100重量部に対して、上記の如き高性
能減水剤を、通常は10〜1000重量部、好ましくは
30〜200重量部の割合で使用する。ここで高性能減
水剤の配合割合が10重量部未満であると、モルタルま
たはコンクリートのスランプ値が極端に低くなり、遠心
力成形を行なうことが困難となる。一方、高性能減水剤
の配合割合が1000重量部を超えた場合、モルタルま
たはコンクリートのスランプ値が高くなり、ノロ発生量
が増加するため好ましくない。 【0014】以上の如き本発明のモルタルまたはコンク
リート遠心力成形用添加剤は、モルタルまたはコンクリ
ート遠心力成形体を製造するに際し、モルタルまたはコ
ンクリートに添加されて、用いられる。ここでモルタル
とはセメント,砂および水よりなるものであり、コンク
リートとはセメント,砂,砂利および水よりなるもので
ある。 【0015】本発明においては、これらモルタルまたは
コンクリートに、水和酸化鉄を含有する組成物と高性能
減水剤とを配合したものを添加しても良いし、或いは両
者をそれぞれ別々に、モルタルまたはコンクリートに添
加しても良い。 【0016】この場合、本発明のモルタルまたはコンク
リート遠心力成形用添加剤は、セメントに対し、固形分
換算で 0.1〜2.0 重量%、特に 0.25 〜
0.7 重量%の割合で添加するのが好適である。 【0017】ここで本発明の添加剤の添加量が 0.1
重量%未満であるとモルタルまたはコンクリートのスラ
ンプ値が低く遠心力成形が困難となるため好ましくない
。一方、本発明の添加剤の添加量が2.0 重量%を超
えると添加量に見合う効果が得られなくなり、却って過
度な流動性のため、骨材が分離したモルタルまたはコン
クリートとなりやすくなるため好ましくない。 【0018】上記した如きモルタルまたはコンクリート
遠心力成形用添加剤を、モルタルまたはコンクリートに
添加し、これを遠心力成形することにより、モルタルま
たはコンクリート遠心力成形体を製造することができる
。 【0019】本発明においては、上記した如きモルタル
またはコンクリート遠心力成形用添加剤を添加したモル
タルまたはコンクリートを用いて、モルタルまたはコン
クリート遠心力成形体を製造するため、ノロの発生が少
なく、かつ流動性に富んでいて、圧縮強度の優れたモル
タルまたはコンクリート遠心力成形体を製造することが
可能である。 【0020】遠心力成形は常法により行なえばよい。通
常、モルタルまたはコンクリートを型枠に詰め、この型
枠を、遠心機の車輪に乗せて回転させ、回転数を次第に
上げる。モルタルまたはコンクリートは遠心力で型枠面
に押しつけられ、水は内方に絞られ、遠心力成形体が得
られるが、必要に応じてこれをさらに養生することによ
り、目的とする遠心力成形体が得られる。 【0021】なお、遠心力の締め固め効果は、回転数を
上げれば大きくなるものの、あまりに高速回転すると悪
影響が生ずる。したがって、通常、初めは3〜12G程
度で2〜10分間行ない、その後の締め固め時には25
〜35G程度で5〜10分間程度行なうことが好ましい
。 【0022】また、遠心力成形を行なう際、本発明のモ
ルタルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤と共に必
要により、他の既知の添加剤、例えば遅延剤,硬化促進
剤,空気連行剤,空気連行減水剤等や他の補助的成分を
適宜加えることができる。 【0023】 【実施例】次に、本発明を実施例により詳しく説明する
。 【0024】製造例1(減水剤Aの製造)重量平均分子
量 6,500、酸価 350mgKOH/g のスチ
レン−マレイン酸共重合体 100 gを、エチレンジ
クロライド 500gに溶解した。この溶液に、無水硫
酸 45 g をエチレンジクロライド 300 gに
溶解したスルホン化剤を、反応温度 30 ℃に保ちな
がら4時間かけて滴下した。滴下終了後、反応液をろ過
して溶媒を除去した後、 50 ℃で減圧乾燥した。次
いで、このようにして得られたスルホン化スチレン−マ
レイン酸共重合体 100 gに、カセイソーダ 30
g と、水 260 gを加え、80℃で 30 分
間かき混ぜることにより、スルホン化スチレン−マレイ
ン酸共重合体のナトリウム塩の 30 重量%水溶液
390 gを得、これを減水剤Aとした。 【0025】製造例2(減水剤Bの製造)重量平均分子
量 8,500 のスチレンオリゴマー 100 g
を、エチレンジクロライド 500 gに溶解した。こ
の溶液に、無水硫酸80 g をエチレンジクロライド
300gに溶解したスルホン化剤を、反応温度 30
℃に保ちながら4時間かけて滴下した。滴下終了後、
反応液をろ過して溶媒を除去した後、 50 ℃で減圧
乾燥した。次いで、このようにして得られたスルホン化
スチレンオリゴマー 100 gに、カセイソーダ 2
6 g と、水 254 gを加え、80℃で 30
分間かき混ぜることにより、スルホン化スチレンオリゴ
マーのナトリウム塩の 30 重量%水溶液 380
gを得、これを減水剤Bとした。 【0026】実施例1〜4及び比較例1〜450リット
ル容の二軸強制かく拌式ミキサーに、下記の第1表に示
した所定量のセメント,細骨剤(砂),粗骨剤(砂利)
,水および添加剤を加え、2分間かく拌し、コンクリー
ト組成物 20 リットルを調製した。なお、コンクリ
ート組成物の温度は 18 〜 20 ℃に調整した。 このようにして得られたコンクリート組成物のスランプ
値を測定した後、このコンクリート組成物15kgを、
直径 20 cm, 高さ 30 cm, 厚さ 4c
mの中空遠心力供試体に詰め、初速3Gで2分間、次い
で中速10Gで1分間、更に高速25Gで1.5分間の
条件で遠心成形した。なお、遠心成形は、コンクリート
組成物調製直後のものと、調製して20分後のものの2
者について実施した。遠心成形後、排出されたノロ量を
、それぞれの遠心成形につき測定した。また遠心成形後
、3時間置いてから20℃/hrの昇温速度で75℃ま
で上げ、そのまま5時間保持し、養生した。以後、自然
放冷して、翌日脱型し、通常のオートクレーブ養生を実
施した後、それぞれの圧縮強度を測定した。結果を第1
表に示す。なお、粗骨材の最大寸法は20mmであり、
水/セメント比は 32.9 %、細骨材率(細骨材/
細骨材+粗骨材)は 43.1 %とした。 【0027】 【表1】 【0028】 【表2】 【0029】 *1:普通ポルトランドセメント(秩父セメント社製)
*2:茨城県岩瀬産(比重: 2.59)*3:栃木県
粟野産(比重: 2.63)*4:IPC−550(出
光石油化学株式会社製、ナフタリンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物塩系組成物)*5:マイティ200(花王株式
会社製、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物塩系組
成物)*6:製造例1で得られたもの *7:製造例2で得られたもの *8:鉄塩溶液の内部電解処理により製造された水和酸
化鉄(Fe2O3 ・nH2O,n≧3,カルシウム化
合物を含有) *9:鉄塩溶液の内部電解処理により製
造された水和酸化鉄(Fe2O3 ・nH2O,n≧3
,カルシウム化合物とアルミニウム化合物を含有) 【0030】 【発明の効果】本発明のモルタルまたはコンクリート遠
心力成形用添加剤によれば、ノロの発生が少なく、かつ
流動性に富んでいて、圧縮強度の優れたモルタルまたは
コンクリート遠心力成形体を与えることができる。 【0031】また、本発明の方法においては、上記した
如きモルタルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤を
添加したモルタルまたはコンクリートを用いてモルタル
またはコンクリート遠心力成形体を製造するため、ノロ
の発生が少なく、かつ流動性に富んでいて、圧縮強度の
優れたモルタルまたはコンクリート遠心力成形体を製造
することが可能である。 【0032】従って、本発明はモルタルまたはコンクリ
ート二次製品の製造に有効に利用することができる。
リート遠心力成形用添加剤及びこれを用いたモルタルま
たはコンクリート遠心力成形体の製造法に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】モルタ
ルまたはコンクリートを遠心力成形して、ヒューム管や
パイル等のモルタルまたはコンクリート遠心力成形体を
成形する際には、モルタルまたはコンクリートに含まれ
る水と、比較的比重の小さいセメントペーストや微粒分
とから主としてなる、通常、ノロと呼ばれる廃液が生ず
る。 【0003】このノロの廃棄処理には、多額の処理費用
がかかるため、その発生を抑制したり、低下させたりす
る技術が望まれている。一方、施工性の立場からは、モ
ルタルまたはコンクリートの流動性を維持しつつ、かつ
減水効果を有する添加剤が望まれている。 【0004】このような技術の一つとして、例えば高性
能減水剤を用いる方法が知られている。この方法によれ
ば、モルタルまたはコンクリート中の水分含有量を低減
させることができるものの、ノロの発生を抑制したり、
低下させたりすることはできない。 【0005】そこで高性能減水剤と、凝集剤とを併用す
る方法が提案されている(特開昭61−183158
号公報) 。 この方法によれば、ノロの発生をかなり抑制することが
できるものの、硬化速度が大きくなるので、実際に適用
するためには、凝集剤の練り込み時期や凝集剤の選択な
どにおいて、厳密な成形管理が必要となるという問題が
あった。 【0006】本発明は、このような従来の問題点を解消
し、ノロの発生が少なく、かつ流動性に富んでいて、圧
縮強度の優れたモルタルまたはコンクリート遠心力成形
体を与えうる、モルタルまたはコンクリート遠心力成形
用添加剤及びこれを用いたモルタルまたはコンクリート
遠心力成形体の製造法を提供することを目的とするもの
である。 【0007】 【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、水和
酸化鉄を含有する組成物及び高性能減水剤からなるモル
タルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤を提供する
ものである。 【0008】本発明において用いる水和酸化鉄を含有す
る組成物としては、水和酸化鉄を主成分とするものであ
ればよく、水和酸化鉄を主成分とし、この他にカルシウ
ムなどのアルカリ土類金属の化合物やアルミニウム化合
物を含んでいるものであってもよい。特に、鉄塩溶液の
内部電解処理により製造された水和酸化鉄であって、カ
ルシウム化合物とアルミニウム化合物を含有する水和酸
化鉄が好ましい。 【0009】次に、本発明においては上記の如き水和酸
化鉄を含有する組成物と共に、高性能減水剤を併用する
ことが必要である。ここで水和酸化鉄を含有する組成物
のみを用いた場合、モルタルまたはコンクリートのスラ
ンプ値が極端に低く、遠心力成形を行なうことが困難と
なる。一方、高性能減水剤のみを用いた場合、ノロの発
生を抑制することが困難となる。 【0010】本発明において用いる高性能減水剤として
は、種々のものを用いることができる。具体的には例え
ば、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩,ア
ルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩,
ナフタレンスルホン酸およびアルキルナフタレンスルホ
ン酸のホルマリン縮合物の塩,ナフタレンスルホン酸お
よびリグニンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩,リグ
ニンスルホン酸の塩,メラミンのホルマリン縮合物のス
ルホン化物,マレイン酸やアクリル酸系共重合体塩より
なるポリカルボン酸塩,ポリスチレンスルホン酸塩,ス
ルホン化スチレン−マレイン酸共重合体の塩,クレオソ
ート油のスルホン化物のホルマリン縮合物の塩,重質芳
香族炭化水素油のスルホン化物のホルマリン縮合物の塩
などを挙げることができる。なお、これら物質における
塩としては、ナトリウム塩,カリウム塩,カルシウム塩
,アンモニウム塩等が好ましい。 【0011】これらの中でも、本発明において用いる高
性能減水剤としては、特にナフタレンスルホン酸のホル
マリン縮合物の塩,スルホン化スチレン−マレイン酸共
重合体の塩,ポリスチレンスルホン酸塩等が好適であり
、より好ましいものとしては重量平均分子量が 500
〜100 万のスルホン化スチレン−マレイン酸共重合
体の塩やポリスチレンスルホン酸塩を挙げることができ
る。 【0012】本発明のモルタルまたはコンクリート遠心
力成形用添加剤は、上記の如き水和酸化鉄を含有する組
成物と高性能減水剤とを配合することにより得ることが
できる。 【0013】本発明においては上記の如き水和酸化鉄を
含有する組成物100重量部に対して、上記の如き高性
能減水剤を、通常は10〜1000重量部、好ましくは
30〜200重量部の割合で使用する。ここで高性能減
水剤の配合割合が10重量部未満であると、モルタルま
たはコンクリートのスランプ値が極端に低くなり、遠心
力成形を行なうことが困難となる。一方、高性能減水剤
の配合割合が1000重量部を超えた場合、モルタルま
たはコンクリートのスランプ値が高くなり、ノロ発生量
が増加するため好ましくない。 【0014】以上の如き本発明のモルタルまたはコンク
リート遠心力成形用添加剤は、モルタルまたはコンクリ
ート遠心力成形体を製造するに際し、モルタルまたはコ
ンクリートに添加されて、用いられる。ここでモルタル
とはセメント,砂および水よりなるものであり、コンク
リートとはセメント,砂,砂利および水よりなるもので
ある。 【0015】本発明においては、これらモルタルまたは
コンクリートに、水和酸化鉄を含有する組成物と高性能
減水剤とを配合したものを添加しても良いし、或いは両
者をそれぞれ別々に、モルタルまたはコンクリートに添
加しても良い。 【0016】この場合、本発明のモルタルまたはコンク
リート遠心力成形用添加剤は、セメントに対し、固形分
換算で 0.1〜2.0 重量%、特に 0.25 〜
0.7 重量%の割合で添加するのが好適である。 【0017】ここで本発明の添加剤の添加量が 0.1
重量%未満であるとモルタルまたはコンクリートのスラ
ンプ値が低く遠心力成形が困難となるため好ましくない
。一方、本発明の添加剤の添加量が2.0 重量%を超
えると添加量に見合う効果が得られなくなり、却って過
度な流動性のため、骨材が分離したモルタルまたはコン
クリートとなりやすくなるため好ましくない。 【0018】上記した如きモルタルまたはコンクリート
遠心力成形用添加剤を、モルタルまたはコンクリートに
添加し、これを遠心力成形することにより、モルタルま
たはコンクリート遠心力成形体を製造することができる
。 【0019】本発明においては、上記した如きモルタル
またはコンクリート遠心力成形用添加剤を添加したモル
タルまたはコンクリートを用いて、モルタルまたはコン
クリート遠心力成形体を製造するため、ノロの発生が少
なく、かつ流動性に富んでいて、圧縮強度の優れたモル
タルまたはコンクリート遠心力成形体を製造することが
可能である。 【0020】遠心力成形は常法により行なえばよい。通
常、モルタルまたはコンクリートを型枠に詰め、この型
枠を、遠心機の車輪に乗せて回転させ、回転数を次第に
上げる。モルタルまたはコンクリートは遠心力で型枠面
に押しつけられ、水は内方に絞られ、遠心力成形体が得
られるが、必要に応じてこれをさらに養生することによ
り、目的とする遠心力成形体が得られる。 【0021】なお、遠心力の締め固め効果は、回転数を
上げれば大きくなるものの、あまりに高速回転すると悪
影響が生ずる。したがって、通常、初めは3〜12G程
度で2〜10分間行ない、その後の締め固め時には25
〜35G程度で5〜10分間程度行なうことが好ましい
。 【0022】また、遠心力成形を行なう際、本発明のモ
ルタルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤と共に必
要により、他の既知の添加剤、例えば遅延剤,硬化促進
剤,空気連行剤,空気連行減水剤等や他の補助的成分を
適宜加えることができる。 【0023】 【実施例】次に、本発明を実施例により詳しく説明する
。 【0024】製造例1(減水剤Aの製造)重量平均分子
量 6,500、酸価 350mgKOH/g のスチ
レン−マレイン酸共重合体 100 gを、エチレンジ
クロライド 500gに溶解した。この溶液に、無水硫
酸 45 g をエチレンジクロライド 300 gに
溶解したスルホン化剤を、反応温度 30 ℃に保ちな
がら4時間かけて滴下した。滴下終了後、反応液をろ過
して溶媒を除去した後、 50 ℃で減圧乾燥した。次
いで、このようにして得られたスルホン化スチレン−マ
レイン酸共重合体 100 gに、カセイソーダ 30
g と、水 260 gを加え、80℃で 30 分
間かき混ぜることにより、スルホン化スチレン−マレイ
ン酸共重合体のナトリウム塩の 30 重量%水溶液
390 gを得、これを減水剤Aとした。 【0025】製造例2(減水剤Bの製造)重量平均分子
量 8,500 のスチレンオリゴマー 100 g
を、エチレンジクロライド 500 gに溶解した。こ
の溶液に、無水硫酸80 g をエチレンジクロライド
300gに溶解したスルホン化剤を、反応温度 30
℃に保ちながら4時間かけて滴下した。滴下終了後、
反応液をろ過して溶媒を除去した後、 50 ℃で減圧
乾燥した。次いで、このようにして得られたスルホン化
スチレンオリゴマー 100 gに、カセイソーダ 2
6 g と、水 254 gを加え、80℃で 30
分間かき混ぜることにより、スルホン化スチレンオリゴ
マーのナトリウム塩の 30 重量%水溶液 380
gを得、これを減水剤Bとした。 【0026】実施例1〜4及び比較例1〜450リット
ル容の二軸強制かく拌式ミキサーに、下記の第1表に示
した所定量のセメント,細骨剤(砂),粗骨剤(砂利)
,水および添加剤を加え、2分間かく拌し、コンクリー
ト組成物 20 リットルを調製した。なお、コンクリ
ート組成物の温度は 18 〜 20 ℃に調整した。 このようにして得られたコンクリート組成物のスランプ
値を測定した後、このコンクリート組成物15kgを、
直径 20 cm, 高さ 30 cm, 厚さ 4c
mの中空遠心力供試体に詰め、初速3Gで2分間、次い
で中速10Gで1分間、更に高速25Gで1.5分間の
条件で遠心成形した。なお、遠心成形は、コンクリート
組成物調製直後のものと、調製して20分後のものの2
者について実施した。遠心成形後、排出されたノロ量を
、それぞれの遠心成形につき測定した。また遠心成形後
、3時間置いてから20℃/hrの昇温速度で75℃ま
で上げ、そのまま5時間保持し、養生した。以後、自然
放冷して、翌日脱型し、通常のオートクレーブ養生を実
施した後、それぞれの圧縮強度を測定した。結果を第1
表に示す。なお、粗骨材の最大寸法は20mmであり、
水/セメント比は 32.9 %、細骨材率(細骨材/
細骨材+粗骨材)は 43.1 %とした。 【0027】 【表1】 【0028】 【表2】 【0029】 *1:普通ポルトランドセメント(秩父セメント社製)
*2:茨城県岩瀬産(比重: 2.59)*3:栃木県
粟野産(比重: 2.63)*4:IPC−550(出
光石油化学株式会社製、ナフタリンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物塩系組成物)*5:マイティ200(花王株式
会社製、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物塩系組
成物)*6:製造例1で得られたもの *7:製造例2で得られたもの *8:鉄塩溶液の内部電解処理により製造された水和酸
化鉄(Fe2O3 ・nH2O,n≧3,カルシウム化
合物を含有) *9:鉄塩溶液の内部電解処理により製
造された水和酸化鉄(Fe2O3 ・nH2O,n≧3
,カルシウム化合物とアルミニウム化合物を含有) 【0030】 【発明の効果】本発明のモルタルまたはコンクリート遠
心力成形用添加剤によれば、ノロの発生が少なく、かつ
流動性に富んでいて、圧縮強度の優れたモルタルまたは
コンクリート遠心力成形体を与えることができる。 【0031】また、本発明の方法においては、上記した
如きモルタルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤を
添加したモルタルまたはコンクリートを用いてモルタル
またはコンクリート遠心力成形体を製造するため、ノロ
の発生が少なく、かつ流動性に富んでいて、圧縮強度の
優れたモルタルまたはコンクリート遠心力成形体を製造
することが可能である。 【0032】従って、本発明はモルタルまたはコンクリ
ート二次製品の製造に有効に利用することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 水和酸化鉄を含有する組成物及び高性
能減水剤からなるモルタルまたはコンクリート遠心力成
形用添加剤。 - 【請求項2】 モルタルまたはコンクリート遠心力成
形体を製造するにあたり、請求項1記載のモルタルまた
はコンクリート遠心力成形用添加剤を添加してなるモル
タルまたはコンクリートを用いて遠心力成形することを
特徴とする、モルタルまたはコンクリート遠心力成形体
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3499191A JPH04249108A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | モルタルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤及びこれを用いたモルタルまたはコンクリート遠心力成形体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3499191A JPH04249108A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | モルタルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤及びこれを用いたモルタルまたはコンクリート遠心力成形体の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04249108A true JPH04249108A (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=12429615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3499191A Withdrawn JPH04249108A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | モルタルまたはコンクリート遠心力成形用添加剤及びこれを用いたモルタルまたはコンクリート遠心力成形体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04249108A (ja) |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP3499191A patent/JPH04249108A/ja not_active Withdrawn
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