JPH04254112A - 着火具 - Google Patents

着火具

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JPH04254112A
JPH04254112A JP23822791A JP23822791A JPH04254112A JP H04254112 A JPH04254112 A JP H04254112A JP 23822791 A JP23822791 A JP 23822791A JP 23822791 A JP23822791 A JP 23822791A JP H04254112 A JPH04254112 A JP H04254112A
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Tsugio Noda
野田 次雄
Hisayoshi Ashizawa
芦澤 尚義
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NiGK Corp
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Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば簡易加熱型の飲
食品や加熱蒸散型の殺虫・殺菌用薫煙剤を加熱する発熱
剤に着火するための着火具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、煙霧質発生剤を加熱して燃焼さ
せる発煙具や、薬剤を分解して発煙させる加熱蒸散型の
殺虫・殺菌用薫煙器には発熱機構を内蔵したものが使用
されている。最近では容器内の飲食物を加熱する使い捨
ての発熱機構を内蔵した簡易加熱型の飲食品容器も普及
してきた。
【0003】発熱機構には、例えば電気ヒータにより加
熱する方法をはじめ、酸化カルシウムやアルミニウム等
の水和反応による発熱を利用する方法など、様々な方法
が用いられている。最近では熱効率を上げるために、金
属粉末と金属酸化物との燃焼による発熱を利用した発熱
剤を用いたものが多く利用されるようになった。
【0004】発熱剤を用いた発熱機構は、器具内部の発
熱室に収容された発熱剤を発熱室外部からの操作により
発熱させる構造になっている。発熱剤への着火具として
は、例えば、発火石の摩擦、発熱抵抗線への通電および
導火線による伝火を利用したものがある。
【0005】しかし、金属粉と金属酸化物とを混合した
発熱剤に着火する場合、発火石や発熱抵抗線を用いた着
火具は構造が複雑であることに加え、着火の信頼性が劣
る。コストも高いため、使い捨てのものには適さない。 単に導火線のみを用いた着火具は構造が単純で低コスト
であるが、導火線の火薬は燃焼するとガス化して放散す
るために、その初期形状に添って穴が形成され、発熱室
と外部とが連通してしまう。この場合、発熱剤の燃焼に
よる高温の炎やガスが穴を通って噴出する恐れがあり危
険である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の課題を
解決するためなされたもので、発熱剤に確実に着火出来
るとともに、燃焼後も自己の形状を維持して発熱室の閉
塞状態を保ち、発熱剤の燃焼炎や燃焼ガスが外部に噴出
することがなく安全性が高い着火具を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の着火具を、実施例に対応する図面
を用いて説明する。
【0008】図1に示すように、本発明の第1発明の着
火具1は、硝酸塩および水ガラスを含浸させた植物性繊
維質可燃材からなる導火体2の両端にマッチ頭薬3およ
び4を設けたものである。
【0009】第2発明の着火具1は、硝酸塩および水ガ
ラスを含浸させた植物性繊維質可燃材からなる導火体2
の一端にマッチ頭薬3、もう一端に金属酸化物およびホ
ウ素からなる着火剤4を設けたものである。
【0010】第3発明の着火具1は、硝酸塩および水ガ
ラスを含浸させた植物性繊維質可燃材からなる導火体2
の一端にマッチ頭薬3、もう一端に金属酸化物およびフ
ェロシリコンからなる着火剤4を設けたものである。
【0011】第4発明の着火具1は、導火線2の一端に
マッチ頭薬3、もう一端に金属酸化物およびフェロシリ
コンからなる着火剤4を設けたものである。
【0012】導火体2は、水100重量部に対して10
〜50重量部の硝酸塩と、5〜30重量部の水ガラスと
を溶解した水溶液に、植物性繊維質可燃材を浸漬して乾
燥させて作成する。
【0013】導火体2の基材である植物性繊維質可燃材
は、硝酸塩によって安定に燃焼するものを使用する。例
えば、紙、木綿、麻および再生繊維が好適である。その
形態は特に限定されないが、紙の場合は板状または棒状
の物が良い。木綿、麻および再生繊維の場合は入手性の
良いロープ状のものが適当である。
【0014】硝酸塩は、例えば、硝酸カリウム、硝酸ナ
トリウム、硝酸アンモニウム、硝酸ストロンチウムおよ
び硝酸鉛が使用可能である。
【0015】硝酸塩の水溶液濃度は、水100重量部に
対して10〜50重量部が好ましい。10重量部未満の
時は燃焼性が低く、50重量部を越えても燃焼性は変わ
らない。
【0016】水ガラスの水溶液濃度は水100重量部に
対して5〜30重量部であることが望ましい。5重量部
未満のときは水ガラスの燃焼抑制作用が低下し、30重
量部を越えた場合は、水ガラスの燃焼抑制作用が大きく
なり、植物性繊維質可燃材が燃焼の途中で消火してしま
う。
【0017】着火剤4に用いる金属酸化物は、例えば酸
化鉄、酸化銅および酸化鉛から一種または複数種選んで
使用する。これらの金属酸化物は、例えば、ホウ素、フ
ェロシリコンや金属粉末と混合して使用される。
【0018】第4発明において、導火線2としては、例
えば、紙に黒色火薬を内包した汎用のものが使用可能で
ある。導火線2を使用する場合は、着火剤4として、燃
焼後の残漬が燃焼前の形状を維持する金属酸化物とフェ
ロシリコンの混合物を使用することが望ましい。
【0019】
【作用】マッチの擦り板でマッチ頭薬3を擦り発火させ
る。すると導火体2が燃焼伝幡し、もう一端のマッチ頭
薬や着火剤4が燃焼し、隣接する発熱剤5(図2参照)
に着火される。
【0020】第1発明、第2発明および第3発明の着火
具1に使用した、硝酸塩および水ガラスを含浸させた植
物性繊維質可燃材からなる導火体2は、燃焼によって気
化したり残渣が収縮することがなく燃焼前の形状を維持
するため、発熱室14の閉塞状態が保たれ、発熱剤5の
燃焼による炎や高温ガスが噴出することはない。
【0021】第4発明の着火具1の場合、燃焼によって
導火線2の形状が失われるが、金属酸化物およびフェロ
シリコンからなる着火剤4の燃焼残漬が燃焼前の形状を
維持するために発熱室14の閉塞状態が保たれ、発熱剤
5の燃焼による炎や高温ガスの噴出が防止される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の着火具1の一実施例の側面図である。この着火具
1は、植物性繊維質可燃材に硝酸カリウムと水ガラスを
含浸させた導火体2の両端にマッチ頭薬3および4を設
けたものである。
【0023】本発明の着火具1は、例えば図2に示す加
熱機能付容器10に装着して使用する。この加熱機能付
容器10は、金属製の筒11を仕切板12で分割し、上
部の空間を被加熱物の収容部13にしたものである。仕
切板12の中央部分は収容部13側に膨出しており、留
め板15とともに発熱剤5を収納する発熱室14が形成
されている。留め板15の下方にはセラミックス繊維か
らなる断熱層16が設けられ、固定板17で支えられて
いる。
【0024】着火具1は固定板17、断熱層16および
留め板15を貫通して装着される。発熱剤5直下の留め
板15には貫通孔が形成されており、着火具1はマッチ
頭薬4が貫通孔に侵入して発熱剤5に近接して配置され
、マッチ頭薬3は固定板17の貫通孔を経て下方に突き
出ている。発熱室14は着火具1自体と断熱層16とで
閉塞される。
【0025】マッチ頭薬3をマッチの擦り板で摩擦発火
させると、導火体2が燃焼伝幡してもう一端の着火剤4
が燃焼し、発熱剤5が着火燃焼を始める。発熱剤5の燃
焼により仕切板12を介して収容部13の被加熱物が加
熱される。発熱剤5の燃焼温度は800〜1200℃も
の高温になるが、導火体2や着火剤4が燃焼後も収縮や
気化することなく初期形状を維持するため、断熱層16
との間に隙間が発生することがなく、発熱室14の閉塞
状態が保たれ、発熱剤5の燃焼による炎や高温ガスが外
部へ噴出することはない。
【0026】実施例1 水100重量部に対し、硝酸カリウム40重量部および
水ガラス10重量部を溶解した水溶液に、棒状に形成し
た和紙を20分間浸漬した後、60℃で1時間乾燥させ
て導火体2を作成し、その両端にマッチ頭薬3・4を設
け、図1に示す着火具1を作成した。得られた着火具1
を図3に示す加熱機能付容器10に装着する。加熱機能
付容器10には、直径50mm、厚さ15mmの円柱状
にプレス成形された酸化鉄80重量%とフェロシリコン
20重量%とからなる約60gの発熱剤5が収納されて
いる。発熱剤5の底部には着火性を増すために酸化鉄8
0重量%とホウ素20重量%とからなる着火剤6が一体
成形されている。収容部13には200gの水を入れて
おく。
【0027】マッチ頭薬3をマッチの擦り板で摩擦発火
させたところ、導火体2が燃焼伝幡してもう一端のマッ
チ頭薬4が燃焼し、着火剤6および発熱剤5が着火燃焼
した。収容部13の水は発熱剤5の燃焼開始から1分後
に100℃になり、約3分間沸騰し続けた。この試験を
10回繰返したところ、全ての試験において発熱剤5に
確実に着火することが出来た。また、着火具1の初期形
状は燃焼後も維持され、空隙の発生がなく、発熱剤5の
燃焼による炎やガスの噴出は認められなかった。
【0028】実施例2 直径4mmの麻のロープに実施例1と同様にして硝酸カ
リウムと水ガラスとを含浸させて導火体2を作成した後
、一端にマッチ頭薬3、もう一端に酸化銅70重量%と
ホウ素30重量%とからなる着火剤4を設け、着火具1
を作成した。
【0029】加熱機能付容器10は図2に示すものを使
用する。この加熱機能付容器10は、発熱室14に直径
50mm、厚さ15mmの円柱状にプレス成形された酸
化鉄75重量%とフェロシリコン25重量%とからなる
約60gの発熱剤5のみを収納したものである。着火具
1は着火剤4側を発熱剤5に近接させて装着しておく。
【0030】マッチ頭薬3をマッチの擦り板で摩擦発火
させたところ、導火体2が燃焼伝幡してもう一端のマッ
チ頭薬4が燃焼し、発熱剤5が着火燃焼した。収容部1
3の水は発熱剤5の燃焼開始から1分後に100℃にな
り、2〜3分間沸騰状態を保った。この試験を10回繰
返したところ、全ての試験において発熱剤5に確実に着
火することが出来た。また、着火具1の初期形状は燃焼
後も維持され、空隙の発生がなく、発熱剤5の燃焼によ
る炎やガスの噴出は認められなかった。
【0031】実施例3 実施例1と同一の容器10に、直径20mm、厚さ15
mmの円柱状に成型された酸化鉛30重量%、酸化銅2
5重量%、フェロシリコン25重量%およびアルミニウ
ム粉末20重量%からなる約10gの発熱剤5を装着し
、4mm径の導火線2の一端にマッチ頭薬3、もう一端
に酸化鉛50重量%、フェロシリコン35重量%および
酸化銅15重量%からなる着火剤4を設けた着火具1を
用いる以外は実施例1と同様にして着火試験を行った。 容器10の収容部13には、乳糖16重量%、塩素酸カ
リウム31重量%、オーラミン53重量%および外割と
してゴム液5重量%からなる発煙剤を収納し、発煙用噴
出孔を有する蓋(不図示)を取付けておく。
【0032】マッチ頭薬3をマッチの擦り板で摩擦発火
させ、発煙状態を観察する試験を10回繰返したところ
、全ての試験において発熱剤5に確実に着火することが
出来、良好な発煙が得られた。また、導火線2の形状が
失われても、発熱剤5の燃焼による炎やガスの噴出は認
められなかった。
【0033】比較例1 棒状に形成した和紙の両端にマッチ頭薬3および4を設
けて着火具1とする以外は実施例1と同様にして10回
の着火試験を行なった。マッチ頭薬3をマッチの擦り板
で摩擦発火させたところ、10回の試験ともマッチ頭薬
3が燃焼しただけであった。
【0034】比較例2 棒状に形成した和紙を40%の硝酸カリウム水溶液に浸
漬し、60℃で1時間乾燥させた後、その両端にマッチ
頭薬3を設けて着火具1とする以外は実施例1と同様に
して着火試験を行なった。マッチ頭薬3をマッチの擦り
板で摩擦発火させたところ、導火体2が燃焼伝幡しても
う一端のマッチ頭薬4が燃焼し、着火剤6および発熱剤
5が着火燃焼したが、導火体2の残渣が収縮して燃焼室
14が容器外部と連通してしまい、発熱剤5に着火した
時点で炎が噴き出した。燃焼室14からは発熱剤5の燃
焼が終了するまで高温のガスが噴出した。
【0035】以下は導火体2の植物性繊維質可燃材種や
、含浸させる硝酸塩や水ガラスの組成比を変更した着火
具1単独の実験結果である。
【0036】表1に示す配合の水溶液に導火体2の基材
である植物性繊維質可燃材を20分間浸漬して硝酸塩や
水ガラスを含浸させた後、60℃で1時間以上乾燥して
導火体2を作成する。植物性繊維質可燃材としては、厚
さ1mm、幅10mm、長さ40mmのボール紙と、外
径6mm、内径3mm、長さ40mmの円筒状に巻いた
新聞用紙を使用した。
【0037】各実施例および比較例で得た導火体2の一
端にマッチを用いて着火し、各実施例および比較例につ
いて夫々10回の燃焼試験を行ない、着火具1のみの燃
焼時間と燃焼状況を観察した。表1に硝酸塩濃度、水ガ
ラス濃度、燃焼時間および燃焼状況を示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1の結果によれば、硝酸塩のみを含浸し
た着火具1は、途中消火を起こしたり、燃焼残渣が初期
形状を残さずにくずれてしまった。これに対して所定配
合成分範囲内の硝酸塩と水ガラスとを含浸させた着火具
1は、硝酸塩や水ガラスの濃度が少々変化しても燃焼性
に大きな変化がなく、炎の発生もなく、燃焼残渣も初期
形状を維持しており、安定した燃焼伝幡性能を有してい
ることがわかる。
【0040】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の着
火具は、発熱剤に確実に着火出来、燃焼後も自己の形状
を維持して燃焼室を閉塞するため、発熱剤の炎や燃焼ガ
スが外部に噴出することがなく安全性が高い。そのため
、発熱剤、中でも金属粉と金属酸化物とを混合した発熱
剤への着火具として最適である。また、構造が単純で製
造コストが小さいため、使い捨ての用途に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する着火具の一実施例の正面図で
ある。
【図2】本発明の着火具を装着する加熱機能付容器の縦
断面図である。
【図3】本発明の着火具を装着する加熱機能付容器の縦
断面図である。
【符号の説明】
1は着火具、2は導火体、3・4はマッチ頭薬、5は発
熱剤、6は着火剤、10は加熱機能付容器、11は筒、
12は仕切板、13は収容部、14は発熱室、15は留
め板、16は断熱層、17は固定板である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  硝酸塩および水ガラスを含浸させた植
    物性繊維質可燃材からなる導火体の両端にマッチ頭薬が
    設けられていることを特徴とする着火具。
  2. 【請求項2】  硝酸塩および水ガラスを含浸させた植
    物性繊維質可燃材からなる導火体の一端にマッチ頭薬、
    もう一端に金属酸化物およびホウ素からなる着火剤が設
    けられていることを特徴とする着火具。
  3. 【請求項3】  硝酸塩および水ガラスを含浸させた植
    物性繊維質可燃材からなる導火体の一端にマッチ頭薬、
    もう一端に金属酸化物およびフェロシリコンからなる着
    火剤が設けられていることを特徴とする着火具。
  4. 【請求項4】  導火線の一端にマッチ頭薬、もう一端
    に金属酸化物およびフェロシリコンからなる着火剤が設
    けられていることを特徴とする着火具。
  5. 【請求項5】  前記導火体は、水100重量部に対し
    て10〜50重量部の硝酸塩と、5〜30重量部の水ガ
    ラスとを溶解した水溶液に、植物性繊維質可燃材を浸漬
    して乾燥させたものであることを特徴とする請求項1、
    請求項2または請求項3に記載の着火具。
  6. 【請求項6】  前記金属酸化物は酸化鉄、酸化銅およ
    び酸化鉛から選ばれる一種または複数種の化合物である
    ことを特徴とする請求項2、請求項3または請求項4に
    記載の着火具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06193876A (ja) * 1992-12-22 1994-07-15 Fuaiaaransu Kogyo Kk ランスパイプの着火方法及び着火用燃焼材並びに着火用燃焼材を備えたランスパイプ
JP2002029878A (ja) * 2000-07-21 2002-01-29 Chugai Pharmaceut Co Ltd 燻煙剤加熱具
US12139685B1 (en) * 2022-05-03 2024-11-12 Isaiah W. Price Fire-starting material

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US12139685B1 (en) * 2022-05-03 2024-11-12 Isaiah W. Price Fire-starting material

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