JPH04254542A - 耐食・耐摩耗性コバルト基合金 - Google Patents
耐食・耐摩耗性コバルト基合金Info
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- JPH04254542A JPH04254542A JP10220591A JP10220591A JPH04254542A JP H04254542 A JPH04254542 A JP H04254542A JP 10220591 A JP10220591 A JP 10220591A JP 10220591 A JP10220591 A JP 10220591A JP H04254542 A JPH04254542 A JP H04254542A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
混練機の部材構成材料として使用される耐食性、耐摩耗
性等にすぐれたコバルト(Co)基合金に関する。
形に供される原料ペレットの混練機の構成部材、例えば
円筒状シリンダは、耐摩耗性および耐食性を備えていな
ければならない。従来より、そのシリンダとして専ら窒
化鋼製シリンダが使用されたきた。
や高強度化等の要請に応えるために、ハロゲン化合物等
の難燃剤や、複合強化繊維としてセラミック等の硬質繊
維を樹脂中に混練することが行われている。これに伴っ
てシリンダ内面は、難燃剤による腐食および硬質繊維に
よる摩耗等が加重され、更に生産向上のための高圧・高
速度成形により表面損傷が加速される等、その使用条件
の苛酷化が進みつつある。このような使用条件の変化に
対し従来より使用されてきた窒化鋼では適切な対処を期
待することはできない。
有する合金をライニング材料として所謂遠心被覆法、ま
たは粉末冶金の手法を適用し、シリンダ内面を耐食・耐
摩耗合金で被覆保護することが行われ、そのライニング
用合金として、例えばCr:6〜12%,Mo:25〜
30%,Si:2〜3.5%,残部Coと不純物からな
る合金、またはCr:15〜20%,Mo:25〜30
%,Si:3〜4.5%,残部Coと不純物からなる合
金が使用されている。
ニング用合金の材質には一長一短あり、前記2種の合金
についてその材質特性をみると、前者の合金は、各種の
酸に対し良好な腐食抵抗性を有し、かつ靭性にすぐれて
いるものの、硬度が低く、耐摩耗性に難点があり、後者
の合金は、これとは逆に高硬度で摩耗抵抗性にすぐれて
いるが、耐食性に改善の余地があり、また靭性に乏しい
ため、部材の製造工程、特に機械加工時に亀裂や欠損等
を生じ易いという問題がある。
り、プラスチック成形機・混練機の構成部材であるシリ
ンダ、スクリュ、ノズル、その他のこれに関連する部材
の耐久性の向上・安定に有効な改良された耐食性・耐摩
耗性・靭性等を兼ね備えたCo基合金を提供する。
基合金は、Cr:15〜20%,Mo:25〜32%,
Si:0.3〜1.9%,C:0.2%以下、Fe:2
%以下、Ni:2%以下,残部実質的にCoからなる化
学組成を有している。
は、Co,Cr,Mo,Siの4元系合金相、微量のS
iを含有するCo,Cr,Moの3元系合金相等からな
る比較的微細な多相混相組織を有している。本発明合金
は、高度の耐食性と硬さを有し、かつ高硬度でありなが
ら、良好な靭性を兼ね備えている。また本発明合金は、
溶融状態における流動性が良好で、溶湯の噴霧造粉、お
よび鋳造のいずれも可能であり、プラスチック成形機等
の構成部材に適用するに当っては、その粉末を原料とす
る焼結法、または溶湯による遠心被覆法等を部材の形状
、その他の都合に応じて自由に選択することができる。 本発明合金の成分限定理由は次のとおりである。
成し、硬度、耐食性を高める作用を有する。その添加量
を15%以上としたのは、それより少ないと、硬度改善
効果を十分に発現させることができないからである。添
加増量により効果の増加をみるが、反面合金の靭性の低
下をきたすので、20%を上限とした。
性、特に酸化性酸に対する腐食抵抗性を強化するほか、
硬度を高める作用をなす。またMoの添加により合金粉
末の焼結性が良くなる。添加量の下限を25%としたの
は、それに満たないと耐食性および硬度の改善効果が不
足するからである。添加増量により効果を高めることが
できるが、過度の添加は合金の脆化を招くので、32%
までとした。
より、その噴霧・造粉性や鋳造性を良好なものとする。 また、合金粉末の焼結性の改善に奏効する。この効果を
得るために少なくとも0.3%を必要とする。しかし、
多量の添加は合金の脆化を招くので、1.9%をこえて
はならない。
し、かつ高靭性の本発明合金を形成するための基本元素
である。
:2%以下 本発明合金におけるC、FeおよびNiは有用な元素で
なく、CはCr,Mo等と結合してこれらの元素の有効
量の減少と炭化物の生成による合金の脆化を招き、Fe
,Niの存在は耐食性低下の原因となるので、これらの
混在量は少ない程良いが、Cは0.2%まで、Feおよ
びNiはそれぞれ2%までの範囲であれば本発明の趣旨
は損なわない。よってCは0.2%以下、FeおよびN
iはそれぞれ2%以下の範囲内でその混在を許容するこ
ととした。
ック成形機・混練機の構成部材であるシリンダやスクリ
ュ、ノズル、およびその他の部品は、その全肉厚を本発
明合金とする必要はむろんなく、目的とする部材に応じ
た所要形状の構造用鋼等からなる金属ブロックを母材と
し、耐食性・耐摩耗性等を必要とする領域の表面に本発
明合金をライニング材として適用すればよい。本発明合
金は、例えば遠心噴霧法により造粉し、適当な粒度に分
級した粉末を焼結原料として母材表面を被覆する焼結合
金層を形成するようにしてもよく、また目的とする部材
が単軸シリンダ等である場合には、遠心被覆法を適用し
、円筒形状の母材を水平軸心を中心に回転させながら、
その中空孔内に本発明合金の溶湯を注入し、遠心力の作
用下に母材円筒体の内周面に合金層を形成するようにし
てもよい。その被覆層厚さは、例えば1〜10mm程度
であってよい。
噴霧造粉機により粉末化し、分級処理して焼結原料粉末
とする。粒径:53〜250μm。 焼結 鋼製の缶(内寸法:φ52×201,mm)と蓋をキャ
ニング材とし、上記粉末を入れ、真空中で施蓋すると共
に溶接で密封したのち、熱間等方圧加圧焼結に付した。 処理温度:固相線温度、加圧力:1500Kgf/cm
2、時間:2Hr。処理完了後、キャニング材を機械加
工により除去し、円盤形状の焼結合金ブロックを採取し
た。
o.11〜14は発明例、No.101〜108は比較
例であり、比較例のうち、No.101、No.102
は従来材の例、No.103〜No.108は発明例と
類似する組成を有しているが、いずれかの元素の含有量
(表中、下線)が本発明の規定からはずれている例であ
る。同表右欄は、各供試材について得られた下記試験の
結果を示している。
スケールで測定。表中「硬さ」欄の数値は、5個所の平
均値を示している。
計のダイヤモンド圧子で圧痕を付し、顕微鏡観察(倍率
:200)により、圧痕部のクラックの発生の有無を判
定する。圧子荷重(Kgf)は、1,5,10,20,
30,50の6水準とした。表中「靭性指数」の欄の数
値は、クラックを生じない最大荷重(Kgf)を表して
いる。例えば、圧子荷重が1Kgf,5Kgf,および
10Kgfであるときの圧痕にクラックはなく、20K
gfの荷重としたときの圧痕にクラックが発生した場合
は、その靭性指数を10(Kgf)と表示している。同
様に、圧子荷重1Kgfの圧痕にクラックが生じた場合
の靭性指数は0(Kgf)と表示し、同指数が50(K
gf)というのは圧子荷重を50Kgfとしても、クラ
ックの発生がないことを意味している。
として10%塩酸水溶液、酸化性酸として10%硝酸水
溶液(いずれも液温は50℃)をそれぞれ試験液とし、
焼結合金ブロックから切出した角柱状試験片(9×9×
7,mm)を試験液中に懸吊浸漬し、24時間経過後の
腐食減量(mg)を測定した。
、従来材であるNo.101およびNo.102を比較
すると、No.101は、高度な靭性を有し、腐食抵抗
性も良好であるが、硬度が低く、No.102は高い硬
度を有しているものの靭性が著しく低く、また非酸化性
酸に対する腐食抵抗性に乏しいのに対し、発明例No.
11〜14は、酸化性酸および非酸化性酸に対する良好
な耐食性と高硬度とを有し、しかも高硬度でありながら
、靭性も比較的良好であり、上記従来材のNo.101
とNo.102のそれぞれの長所を兼ね備えている。な
お、比較例No.103〜108は、発明例に類似する
組成を有しているが、構成元素の一部に過不足があるた
め、耐食性、硬度、または靭性のいずれかに問題があり
、これらの諸特性を備えた発明例に及ばない。すなわち
、No.103(Si量過剰)は、高硬度を有している
ものの、靭性に乏しく、かつ酸化性酸に対する耐食性に
劣り、No.104(Cr量不足)は、硬度が低く、N
o.105(Cr量過剰)は、高硬度で、耐食性も良好
であるが、靭性に欠けている。更にNo.106(Mo
量不足)は、耐食性、特に酸化性酸に対する腐食抵抗性
に劣り、かつ硬度も低く、No.107(Mo量過剰)
は、良好な耐食性と高硬度を有しているが、靭性に乏し
く、No.108(Si量過剰,Cr量不足)は、高靭
性を有しているものの、硬度が不足し、また酸化性酸に
対する腐食抵抗性も十分でない。これらのことから、耐
食性、硬度および靭性の諸特性のすべてについて十分な
改善効果を得るには本発明の規定する成分構成を満足し
なければならないことがわかる。
r雰囲気中で、鋼製金型(内寸法:50×50,mm。 角型)に鋳込み、凝固完了後、金型から取出し機械加工
を加えて矩形盤状ブロック(肉厚15mm)を得た。
1、No.22は発明例,No.201は比較例(発明
例に類似しているが、Si量が過剰の例)である。各供
試材について実施例1と同様の硬さ測定、靭性評価およ
び腐食試験を行って、同表右欄に示す結果を得た。
No.22は、良好な耐食性を有すると共に、高硬度を
有し、かつ硬質材でありながら靭性も良好である。比較
例No.201は、Si量が過剰のため、靭性に乏しく
、かつ耐食性にも劣っている。
練機に要求される改良された耐食性および耐摩耗性を有
している。本発明合金をこれらの部材に適用することに
より、樹脂中への難燃剤やの強化繊維等の混練、および
高圧・高速成形等の使用条件の苛酷化に対し部材の腐食
・摩耗を軽減・緩和し、また高硬度でありながら良好な
靭性を有しているので、部材の製造工程における機械加
工時のクラックや欠け等を生じにくく製造歩留が改善さ
れると共に、実使用過程でのクラックや欠け等に対する
抵抗性も高く安定な使用が可能であり、耐久性の向上、
メンテナンスの軽減、プラスチックの成形・混練工程の
生産性向上等の効果を得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 Cr:15〜20%,Mo:25〜3
2%,Si:0.3〜1.9%,C:0.2%以下,F
e:2%以下,Ni;2%以下,残部実質的にCoから
なるプラスチック成形機・混練機用耐食・耐摩耗性コバ
ルト基合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102205A JP2800075B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 耐食・耐摩耗性コバルト基合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102205A JP2800075B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 耐食・耐摩耗性コバルト基合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04254542A true JPH04254542A (ja) | 1992-09-09 |
| JP2800075B2 JP2800075B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=14321165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3102205A Expired - Lifetime JP2800075B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 耐食・耐摩耗性コバルト基合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2800075B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2008123418A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | コーティング材料及びその製造方法並びにコーティング方法並びにシュラウド付き動翼 |
| US11155904B2 (en) | 2019-07-11 | 2021-10-26 | L.E. Jones Company | Cobalt-rich wear resistant alloy and method of making and use thereof |
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-
1991
- 1991-02-06 JP JP3102205A patent/JP2800075B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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| US11155904B2 (en) | 2019-07-11 | 2021-10-26 | L.E. Jones Company | Cobalt-rich wear resistant alloy and method of making and use thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2800075B2 (ja) | 1998-09-21 |
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