JPH0425534Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0425534Y2 JPH0425534Y2 JP1985149694U JP14969485U JPH0425534Y2 JP H0425534 Y2 JPH0425534 Y2 JP H0425534Y2 JP 1985149694 U JP1985149694 U JP 1985149694U JP 14969485 U JP14969485 U JP 14969485U JP H0425534 Y2 JPH0425534 Y2 JP H0425534Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- large end
- woven fabrics
- bolt
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は軽量で強度が高い内燃機関の連接棒に
関するものである。
関するものである。
内燃機関は連接棒の往復運動部分を軽量化すれ
ば、慣性重量を低減し、ひいては動弁機構の軽量
化、摺動部摩擦の低減、振動騒音の低減などに役
立つ。このため、例えば特開昭57−97911号公報
などに開示されるように、大端部を含むステムと
軸受キヤツプを、合成樹脂または合金をガラス、
カーボン、炭化硅素などの長繊維で強化した繊維
強化複合材料により一体的に成形したものが提案
されている。
ば、慣性重量を低減し、ひいては動弁機構の軽量
化、摺動部摩擦の低減、振動騒音の低減などに役
立つ。このため、例えば特開昭57−97911号公報
などに開示されるように、大端部を含むステムと
軸受キヤツプを、合成樹脂または合金をガラス、
カーボン、炭化硅素などの長繊維で強化した繊維
強化複合材料により一体的に成形したものが提案
されている。
すなわち、第3図に示すように、小端部3にピ
ストンピン穴2を、大端部7に半円形のクランク
ピン穴8を、肩部6にボルト5の挿通穴をそれぞ
れ備えるステム4は、所定形状に裁断された多数
の織布を厚さ方向(クランクピン穴8の軸方向)
に重ね合せ、織布に合成樹脂または合金を含浸し
て一体に成形される。
ストンピン穴2を、大端部7に半円形のクランク
ピン穴8を、肩部6にボルト5の挿通穴をそれぞ
れ備えるステム4は、所定形状に裁断された多数
の織布を厚さ方向(クランクピン穴8の軸方向)
に重ね合せ、織布に合成樹脂または合金を含浸し
て一体に成形される。
大端部7との突合せ面9に半円形のクランクピ
ン穴8aを有するキヤツプ10も同様に構成さ
れ、1対のボルト5とナツト5aにより大端部7
に結合される。ボルト5の頭部が当る肩部6は金
属製当て板15を、ナツト5aが当る軸受キヤツ
プ10の端面は金属製当て板15aをそれぞれ重
ね合される。
ン穴8aを有するキヤツプ10も同様に構成さ
れ、1対のボルト5とナツト5aにより大端部7
に結合される。ボルト5の頭部が当る肩部6は金
属製当て板15を、ナツト5aが当る軸受キヤツ
プ10の端面は金属製当て板15aをそれぞれ重
ね合される。
しかし、連接棒のステム4は主として爆発力と
慣性力による単純な圧縮・引張荷重を受けるのに
対し、大端部7はクランク軸の回転ごとに繰り返
し曲げ荷重を受けるので、上述のように織布を単
に厚さ方向に重ね合せるだけでは、織布間の結合
強度に問題がある。
慣性力による単純な圧縮・引張荷重を受けるのに
対し、大端部7はクランク軸の回転ごとに繰り返
し曲げ荷重を受けるので、上述のように織布を単
に厚さ方向に重ね合せるだけでは、織布間の結合
強度に問題がある。
第4図に示すように、上述の理由から、ボルト
5が挿通されるボルト挿通穴12の付近で、織布
の相互の間が大端部7に作用する曲げ荷重により
剥離され、亀裂13を生じやすい。
5が挿通されるボルト挿通穴12の付近で、織布
の相互の間が大端部7に作用する曲げ荷重により
剥離され、亀裂13を生じやすい。
第5図に示すように、ボルト5により結合され
る大端部7と軸受キヤツプ10との結合部分は、
肉厚a,b,cを制限され、ボルト挿通穴12の
周囲の肉厚が薄くなつていることからも、大端部
7と軸受キヤツプ10との結合部分で織布の層間
剥離が生じやすい。
る大端部7と軸受キヤツプ10との結合部分は、
肉厚a,b,cを制限され、ボルト挿通穴12の
周囲の肉厚が薄くなつていることからも、大端部
7と軸受キヤツプ10との結合部分で織布の層間
剥離が生じやすい。
そこで、例えば実開昭57−126620号公報に開示
されるように、ステムの大端部で強化繊維織布の
重合せ方向をボルトと直角な方向にしたものも提
案されているが、これはステムと大端部の結合部
の構成が複雑であり、成形にかなりの手数が掛
り、ステムに作用する引張荷重により、大端部と
ステムとの間に内部割れが惹起される恐れがあ
る。
されるように、ステムの大端部で強化繊維織布の
重合せ方向をボルトと直角な方向にしたものも提
案されているが、これはステムと大端部の結合部
の構成が複雑であり、成形にかなりの手数が掛
り、ステムに作用する引張荷重により、大端部と
ステムとの間に内部割れが惹起される恐れがあ
る。
本考案の目的は上述の問題に鑑み、成形が比較
的容易であり、大端部のボルト挿通穴を有する部
分について、織布の重合せ方向を変えて内部割れ
に対する強度を高めた、内燃機関の連接棒を提供
することにある。
的容易であり、大端部のボルト挿通穴を有する部
分について、織布の重合せ方向を変えて内部割れ
に対する強度を高めた、内燃機関の連接棒を提供
することにある。
上記目的を達成するために、本考案の構成はス
テムの厚さ方向に多数の織布を重ね合せかつ合成
樹脂または合金を含浸し、ステムの大端部の両側
壁に長手方向の溝を設け、ステムの厚さ方向と直
角な方向に多数の織布を重ね合せかつ合成樹脂ま
たは合金を含浸してなるブロツクを前記溝へ一体
的に結合し、ブロツクに軸受キヤツプを結合する
ためのボルト挿通穴を設けたものである。
テムの厚さ方向に多数の織布を重ね合せかつ合成
樹脂または合金を含浸し、ステムの大端部の両側
壁に長手方向の溝を設け、ステムの厚さ方向と直
角な方向に多数の織布を重ね合せかつ合成樹脂ま
たは合金を含浸してなるブロツクを前記溝へ一体
的に結合し、ブロツクに軸受キヤツプを結合する
ためのボルト挿通穴を設けたものである。
大端部へ埋め込まれたブロツクは、織布を厚さ
の方向と直角な方向、例えばボルトの軸方向へ重
ね合される。ブロツクの織布は穴を囲むように縦
横の繊維で編成されるので、高い強度を発揮し、
ボルト挿通穴から放射状に亀裂が生じるのを防止
する。
の方向と直角な方向、例えばボルトの軸方向へ重
ね合される。ブロツクの織布は穴を囲むように縦
横の繊維で編成されるので、高い強度を発揮し、
ボルト挿通穴から放射状に亀裂が生じるのを防止
する。
第1図に示すように、ステム4の大端部7は軸
受キヤツプ10との突合せ面9(第3図参照)
に、半円形のクランクピン穴8を設けられ、両側
にボルト挿通穴12へ挿通されるボルトの頭部を
支持する肩部6を形成される。ステム4は所定形
状に打ち抜いた多数の織布をステム4の厚さ方向
に重ね合せ、織布に合成樹脂または合金を含浸し
て成形される。織布はガラス、カーボン、炭化硅
素など長繊維を編成して構成される。含浸される
合成樹脂はエポキシ樹脂、イミド樹脂、アミド樹
脂など耐熱性と耐摩耗性に優れたものがよい。
受キヤツプ10との突合せ面9(第3図参照)
に、半円形のクランクピン穴8を設けられ、両側
にボルト挿通穴12へ挿通されるボルトの頭部を
支持する肩部6を形成される。ステム4は所定形
状に打ち抜いた多数の織布をステム4の厚さ方向
に重ね合せ、織布に合成樹脂または合金を含浸し
て成形される。織布はガラス、カーボン、炭化硅
素など長繊維を編成して構成される。含浸される
合成樹脂はエポキシ樹脂、イミド樹脂、アミド樹
脂など耐熱性と耐摩耗性に優れたものがよい。
本考案によれば、大端部7のボルト挿通穴12
を備える部分に、織布の重合せ方向(換言すれば
繊維の配列方向)を異にするブロツク23を一体
に埋め込まれる。すなわち、織布はステム4では
厚さ方向に重ね合されるが、大端部7では側壁2
4にステム4の長手方向に延びる断面方形(断面
U字形でもよい)の溝22を設け、長方形の織布
をステム4の長手方向に重ね合せてブロツク23
を形成し、ブロツク23を溝22へ結合して一体
に成形される。ボルト挿通穴12は成形後に機械
加工される。
を備える部分に、織布の重合せ方向(換言すれば
繊維の配列方向)を異にするブロツク23を一体
に埋め込まれる。すなわち、織布はステム4では
厚さ方向に重ね合されるが、大端部7では側壁2
4にステム4の長手方向に延びる断面方形(断面
U字形でもよい)の溝22を設け、長方形の織布
をステム4の長手方向に重ね合せてブロツク23
を形成し、ブロツク23を溝22へ結合して一体
に成形される。ボルト挿通穴12は成形後に機械
加工される。
本考案は上述の構成により、ブロツク23を構
成する織布が、ボルト挿通穴12へ挿通されるボ
ルト5の圧縮荷重方向に重ね合されるから、織布
の繊維はボルト挿通穴12を囲むように縦横に編
成されることになり、ボルト挿通穴12から放射
状に亀裂が生じるのを防止できる。
成する織布が、ボルト挿通穴12へ挿通されるボ
ルト5の圧縮荷重方向に重ね合されるから、織布
の繊維はボルト挿通穴12を囲むように縦横に編
成されることになり、ボルト挿通穴12から放射
状に亀裂が生じるのを防止できる。
第2図に示す実施例では、ブロツク23Aは大
端部7の側壁24の面と平行に織布を重ね合せて
構成される。織布はブロツク23Aの内部で矢印
x方向に重ね合されているので、矢印x方向の亀
裂に対して高い強度を発揮する。ブロツク23A
の上下両面で織布はステム4と一体的に矢印y方
向に重ね合されているので、矢印y方向の亀裂に
対しても高い強度を発揮する。
端部7の側壁24の面と平行に織布を重ね合せて
構成される。織布はブロツク23Aの内部で矢印
x方向に重ね合されているので、矢印x方向の亀
裂に対して高い強度を発揮する。ブロツク23A
の上下両面で織布はステム4と一体的に矢印y方
向に重ね合されているので、矢印y方向の亀裂に
対しても高い強度を発揮する。
本考案は上述のように、長繊維を編成してなる
織布を素材とし、連接棒の主要部は織布を厚さ方
向に重ね合せ、合成樹脂または合金を含浸して成
形し、連接棒の大端部は織布を異なる方向に重ね
合せて合成樹脂または合金を含浸して成形したブ
ロツクを組み合せ、ブロツクにボルト挿通穴を設
けているので、成形が非常に容易で、均一なもの
を量産できる。
織布を素材とし、連接棒の主要部は織布を厚さ方
向に重ね合せ、合成樹脂または合金を含浸して成
形し、連接棒の大端部は織布を異なる方向に重ね
合せて合成樹脂または合金を含浸して成形したブ
ロツクを組み合せ、ブロツクにボルト挿通穴を設
けているので、成形が非常に容易で、均一なもの
を量産できる。
大端部のボルト挿通穴の周囲では、織布を構成
する長繊維がボルトと直角方向に向けられている
ので、大端部に作用するボルトの締付荷重とクラ
ンク軸の回転に伴う曲げ荷重とに対し高い強度を
発揮し、ボルト挿通穴から放射方向の亀裂が生じ
るのを防止でき、信頼性と耐久性に優れた連接棒
が得られる。
する長繊維がボルトと直角方向に向けられている
ので、大端部に作用するボルトの締付荷重とクラ
ンク軸の回転に伴う曲げ荷重とに対し高い強度を
発揮し、ボルト挿通穴から放射方向の亀裂が生じ
るのを防止でき、信頼性と耐久性に優れた連接棒
が得られる。
連接棒全体が軽量であるから、高速機関での連
接棒の慣性重量が軽減され、摺動部における摩擦
の低減や振動騒音の低減に貢献できる。
接棒の慣性重量が軽減され、摺動部における摩擦
の低減や振動騒音の低減に貢献できる。
第1図は本考案の第1実施例に係る連接棒の要
部を示す斜視図、第2図は本考案の第2実施例に
係る連接棒の要部を示す斜視図、第3図は従来の
連接棒の斜視図、第4図は同要部を示す斜視図、
第5図は同正面図である。 3……小端部、4……ステム、7……大端部、
10……軸受キヤツプ、12……ボルト挿通穴、
22……溝、23,23A……ブロツク、24…
…側壁。
部を示す斜視図、第2図は本考案の第2実施例に
係る連接棒の要部を示す斜視図、第3図は従来の
連接棒の斜視図、第4図は同要部を示す斜視図、
第5図は同正面図である。 3……小端部、4……ステム、7……大端部、
10……軸受キヤツプ、12……ボルト挿通穴、
22……溝、23,23A……ブロツク、24…
…側壁。
Claims (1)
- ステムの厚さ方向に多数の織布を重ね合せかつ
合成樹脂または合金を含浸し、ステムの大端部の
両側壁に長手方向の溝を設け、ステムの厚さ方向
と直角な方向に多数の織布を重ね合せかつ合成樹
脂または合金を含浸してなるブロツクを前記溝へ
一体的に結合し、ブロツクに軸受キヤツプを結合
するためのボルト挿通穴を設けたことを特徴とす
る、内燃機関の連接棒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985149694U JPH0425534Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985149694U JPH0425534Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6256818U JPS6256818U (ja) | 1987-04-08 |
| JPH0425534Y2 true JPH0425534Y2 (ja) | 1992-06-18 |
Family
ID=31065145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985149694U Expired JPH0425534Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0425534Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022250003A1 (ja) | 2021-05-27 | 2022-12-01 | 東レ株式会社 | 樹脂粉末混合物およびその製造方法、ならびに三次元造形物の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6049115A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-18 | Toyota Motor Corp | 軽金属製内燃機関用コネクティングロッド |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP1985149694U patent/JPH0425534Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6256818U (ja) | 1987-04-08 |
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