JPH0425979B2 - - Google Patents

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JPH0425979B2
JPH0425979B2 JP59196565A JP19656584A JPH0425979B2 JP H0425979 B2 JPH0425979 B2 JP H0425979B2 JP 59196565 A JP59196565 A JP 59196565A JP 19656584 A JP19656584 A JP 19656584A JP H0425979 B2 JPH0425979 B2 JP H0425979B2
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JP
Japan
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rutin
coloring
present
carbonate
water
Prior art date
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JP59196565A
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English (en)
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JPS6176552A (ja
Inventor
Katsuhiro Nakamura
Saburo Takayanagi
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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  • Medicinal Preparation (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の目的 本発明はルチン含有着色料およびルチンを用い
る着色方法に関する。本発明は医薬および食品の
分野において有用である。
医薬の分野においては誤投与の防止、商品価値
の向上、製造時での識別管理等の目的で着色がお
こなわれ、そのための着色剤として合成タール系
色素が使用されてきた。しかしながら、合成ター
ル系色素には人体への安全性に懸念が持たれる物
や安定性の悪い物があり、医薬の分野における使
用は好ましくないとして制限されつつある。同様
な傾向は食品の分野においてもあり、食品の着色
は合成タール系色素を無制限に使用することには
問題があるとされている。
そこでいわゆる天然色素の利用が試みられ、と
りわけルチンの使用が注目されるに至つている。
すなわち、ルチンはそもそも1日常用量50〜150
mgの投与によつて血管補強作用を示す薬効成分で
あるが、エンジユ,ソバなどの植物から抽出され
る緑黄色の天然物であるので着色料としての利用
が考えられる。かくしてルチンは合成タール系色
素に代り、緑黄色の着色料として人体に対して安
全性に優れており、また品質も良好なものとし
て、医薬品の着色に使用されようとしている。
しかしながらルチンは水に対する溶解度が低い
ために、非常に微細な粉末として与えられない限
り、色むらが起り、一定の色調を示さないという
欠点がある。例えば顆粒剤、錠剤あるいは被覆フ
イルム、糖衣層に粉末のまま混合した場合に粉体
粒子が均一に分散しないために、常に一定の色調
の緑黄色が示されるわけではない。これは食品の
着色の場合にも同様に観察される現象である。
かかる事情にかんがみ、本発明者は常に一定の
色調を持つた鮮やかな緑黄色が得られることを目
的としてルチンを水溶化する方法について検討
し、その結果、炭酸塩または塩基性アミノ酸の存
在下において、ルチンはいちじるしく水溶化さ
れ、鮮やかな緑黄色を呈することを知るに至り本
発明を完成した。
すなわち、本発明の目的はルチンを緑黄色の着
色料として使用するにあたり、ルチンを水溶化し
てその色調を一定にかつ鮮やかにすることであ
り、該目的の達成のために、本発明は炭酸塩また
は塩基性アミノ酸を共存せしめる技術構成を提供
する。
(2) 発明の構成 以下に本発明を詳細に説明する。
本発明におけるルチンはどのような起源のもの
であつてもよく、例えばソバの若い花、葉から抽
出されたもの、あるいは中国産の黄エンジユの花
から供給されたもの等を自由に使用することがで
きる。淡黄色〜淡黄緑色の結晶性粉末で、ピリジ
ンには溶けやすいが、グリセリンにやや溶けにく
く、エタノール、イソプロパノールに溶けにく
く、水、アセトン、石油エーテル、エーテル、ク
ロロホルム、ベンゼン、二硫化炭素にほとんど溶
けない。血管強化の目的では1日常用量50〜150
mgが使用されるが、着色の目的ではそれ程多量に
使用される必要はなく、通常に被着色物に対して
0.5〜3%w/w程度でよい。本発明においては
さらに低い使用量によつても鮮明な緑黄色となる
が、使用量は着色の目的あるいは着色の濃淡に応
じて任意に選択すればよく、本発明は使用量によ
つて特に限定されない。
本発明において使用される炭酸塩は具体的には
炭酸ナトリウムあるいは炭酸カリウムである。ル
チン1gを水100mlに溶解せしめるために前者は
0.4gを、また後者は0.5gを要するにすぎない。本
発明において炭酸塩の使用量は着色の目的および
濃淡に応じて適宜選択すればよいが、例えばルチ
ン1重量部に対して0.3〜1.0重量部が望ましい。
なお、ルチンを特に炭酸塩を選択して、これによ
つて水溶化する先行技術は存しない。また炭酸水
素塩は本発明の目的を達成することができない。
本発明において使用される塩基性アミノ酸は具
体的にはアルギニン、リジン、オルニチン等であ
る。ルチン1gを水100mlに溶解せしめるためにア
ルギニンは0.9gを、またリジンは1.4gを要するに
すぎない。
本発明において塩基性アミノ酸の使用量は着色
の目的および濃淡に応じて適宜選択すればよく、
例えばルチン1重量部に対して0.5〜1.5重量部が
好ましいが、本発明は特にこれに限定されない。
なお、ルチンを塩基性アミノ酸によつて水溶化す
る先行技術はこれまで存しない。
本発明着色料はルチンを含有する以外に必須の
成分として炭酸塩または塩基性アミノ酸を含有す
る。着色の目的あるいは便宜のためにマニトー
ル、グリセリンのごとき多価アルコールや大豆レ
シチン、シヨ糖エステルのごとき界面活性剤ある
いはコーンスターチ、HPC、乳糖のごとき増量
剤等を適宜選択して配合することは自由であり、
本発明はこれら配合物によつて特に限定されるこ
とはない。また本発明着色料は粉末、顆粒、液体
等いかなる剤形形態によつて与えられてもよく、
それらの剤形形態を与えるためには、各剤形を製
造するための通常の方法に従つて製造すればよ
い。
本発明着色方法はルチンを用いて医薬または食
品を着色するにあたり、炭酸塩または塩基性アミ
ノ酸を必ず共存せしめることを特徴とする着色方
法である。着色にあたり、着色の目的あるいは便
宜のために多価アルコール、界面活性剤、接着
剤、結合剤、増量剤等を適宜選択して添加するこ
とは自由であり、本発明はこれらの添加によつて
特に限定されることはない。また着色は粉末を添
加することによつておこなつてもよいし、あるい
は水溶液に浸漬ないしは水溶液によつておこなつ
てもよく、着色のための状態あるいは手順によつ
て限定されることもない。なお、着色にあたつ
て、炭酸塩あるいは塩基性アミノ酸とルチンとの
重量比率は適宜選択すればよいが、ルチン1重量
部に対して炭酸塩あるいは塩基性アミノ酸が0.3
〜1.5重量部となる使用が好ましい態様例として
すすめられる。
なお、本発明着色料および着色方法において炭
酸塩および塩基性アミノ酸を各単独に配合または
添加する以外に両者を併合して配合または添加し
てもよく、当該併合は本発明に含まれる。
次に本発明の着色対象物は主として医薬および
食品である。医薬においては、例えば顆粒剤、錠
剤、フイルム剤皮、糖衣層、カプセルをあげるこ
とができる。各々に対し本発明着色料を水溶液の
状態で添加するかあるいは本発明着色方法による
かして着色し、それぞれの医薬に成形すればよ
い。食品においては漬物類、惣菜類、練製品、果
汁類、菓子類をあげることができる。それぞれに
本発明着色料を使用し、あるいは本発明着色方法
を適用して着色し、視覚による摂食意欲の向上に
役立たせることができる。
以下に記載する実施例によつて本発明を具体的
に説明する。
実施例 1 ビタミンE100g、ビタミンC200gにマニトール、
HPC、ルチンおよびリジンを全重量に対し10%、
5%、0.5%および0.005%となるように加え、さ
らに精製白糖を加えて全重量1300gとし、常法に
より顆粒とした。
実施例 2 ビタミンC250gにマニトール、デンプン、
HPC、ルチンおよび炭酸ナトリウムを全重量に
対し15%、8%、4%、0.5%および0.005%とな
るように加え、さらに精糖白糖を加えて全重量
1500gとして常法により顆粒とし、次にステアリ
ン酸カルシウムを加えて打錠し、錠剤とした。
実施例 3 TC−5 800g,PEG6000 150g、酸化チタン
150g、ルチン10gおよびアルギニン0.1gに精製水
を加えてホモゲナイザーで分散し、全量10Kgとし
た。この液をフイルムコーテイング液として素錠
10Kgにコートし、1錠当たり20mgを増量せしめ
た。
実施例 4 67%シロツプ5Kg,PVPK−30 60g,ルチン
10g,リジン0.1g,精製水90gに配化チタンを全量
の2%となるように加えてホモゲナイザーでよく
分散し、糖衣色素掛液として下掛上りの錠剤に常
法によりコーテイングした。
実施例 5 水7に粉末かん水250g,ルチン1.5g,アルギ
ニン1.5gおよび食塩120gを溶解し、これを小麦粉
25Kgに加えて練合し、常法により中華生麺を製造
した。
実施例 6 栗のしぶ皮を除去した果肉300gを十分量の0.1
%焼きミヨウバン水に加え、軽くゆで、ゆで水を
除いて、さらに水を加えて弱火でゆでる。砂糖
240gを300gの熱湯に溶解し、これに上記ゆで栗
果肉とみりん60mlを加え、弱火で煮て含め煮をつ
くつた。他方、皮を除去したサツマイモ500gを
厚さ約2cmの輪切りにし水でゆで、裏ごしした。
栗の含め煮の煮汁をとり出し、砂糖160g、ルチ
ン0.25g、炭酸ナトリウム0.5gを加え溶解し、さ
らにみりん100mlと裏ごししたサツマイモを加え、
練り上げた後、含め煮した栗を混ぜて栗きんとん
をつくつた。これは食欲をそそる鮮やかな黄色を
呈した。
(3) 発明の効果 実験例 1 実施例1〜4において、それぞれ炭酸塩または
塩基性アミノ酸を除いた試料を用意し、これらを
対照試料として各実施例の製品における緑黄色の
着色を観祭した。その結果、対照に比較していず
れも色の均一性および鮮度においていちじるしく
優れていることが判明した。
実験例 2 実施例5の中華生麺を検体とした。なお、実施
例5においてルチン1.5gおよびアルギニン1.5gの
代わりにクチナシ30gを用いた点を除いて実施例
5と同様にして製造した中華生麺を対照とした。
検体および対照をゆであげて比較評価したとこ
ろ検体は対照に比して色むらがなく、鮮やかな色
調を呈した。
実験例 3 ルチンの溶解度を種々検討し、以下のごとくで
あつた。ルチン1gを水100mlに溶解せしめるのに
要する炭酸ナトリウム(無水)、炭酸カリウム、
アルギニン、リジンの量は各々0.4g,0.5g,0.9g,
1.4gであつた。グリセリン3.0g,プロピレングリ
コール2.0gはルチン1gを熱時溶解したが、冷時経
時的にルチンを析出した。
ルチン1gは室温でエタノール40mlに溶解する。
熱時では6.5mlに溶解する。
ルチン1gは室温でイソプロピルアルコール200
mlに溶解する。熱時では50mlに溶解する。ルチン
1gを水300mlに溶解せしめるのに要する炭酸水素
ナトリウムの量は10gであつたが、炭酸水素ナト
リウルの量を増加しても溶解度は上昇しなかつ
た。
グルタミン酸ナトリウム,酢酸ナトリウム,ア
ルギン酸ナトリウム、サポニン、PVPK−30、ア
ラビヤゴム、ペクチン、シヨ糖脂肪酸エステル、
レシチン、ポリグリセリン脂肪酸エステルはルチ
ンの水に対する溶解度を増加しなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭酸塩または塩基性アミノ酸を成分とするル
    チン含有着色料。 2 炭酸塩または塩基性アミノ酸の存在下におい
    てルチンを用いて医薬または食品を着色する着色
    方法。 3 炭酸塩または塩基性アミノ酸がルチン1重量
    部に対して0.3〜1.5重量部である特許請求の範囲
    第2項記載の着色方法。
JP59196565A 1984-09-21 1984-09-21 ルチン含有着色料 Granted JPS6176552A (ja)

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JP59196565A JPS6176552A (ja) 1984-09-21 1984-09-21 ルチン含有着色料

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JPS6176552A JPS6176552A (ja) 1986-04-19
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JP59196565A Granted JPS6176552A (ja) 1984-09-21 1984-09-21 ルチン含有着色料

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JPS6176552A (ja) 1986-04-19

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