JPH04261136A - ペンテン酸類のヒドロカルボキシル化によるアジピン酸の製造法 - Google Patents

ペンテン酸類のヒドロカルボキシル化によるアジピン酸の製造法

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JPH04261136A
JPH04261136A JP3236556A JP23655691A JPH04261136A JP H04261136 A JPH04261136 A JP H04261136A JP 3236556 A JP3236556 A JP 3236556A JP 23655691 A JP23655691 A JP 23655691A JP H04261136 A JPH04261136 A JP H04261136A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロジウムに基づく触媒及
び少なくとも1種のヨウ素含有促進剤の存在下における
ペンテン酸類のヒドロカルボキシル化、即ち水及び酸化
炭素と少なくとも1種のペンテン酸との、反応によるア
ジピン酸の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許出願第188,209号明細書
において、不飽和モノカルボン酸、特に3−ペンテン酸
、酸化炭素及び水の、ロジウムに基づく触媒及びヨウ素
含有促進剤の存在下における反応による線状ジカルボン
酸、特にアジピン酸の製造法が提案されている。この反
応は塩化メチレンのような溶剤中、100〜240℃の
温度及び14〜240気圧の全圧において行われる。 150〜180℃の温度及び24〜40気圧の全圧が好
ましいと考えられている。酸化炭素の分圧は通常10〜
35気圧、好ましくは10〜17気圧である。上記の溶
剤を選択することが問題にしている方法の範囲内では臨
界的であることが示されており、酢酸のような溶剤はそ
れら溶剤の存在下で達成される直線性が低度であるため
に望ましくないと考えられさえしている。
【0003】同様に、シクロヘキサン及びトルエンのよ
うな非極性溶剤も直接的に分枝した生成物の形成を、ま
た間接的には不飽和モノカルボン酸の形成を促進するそ
れら溶剤の性質のためにそれら溶剤自体望ましくないと
記載されている。
【0004】欧州特許出願第0,274,076号明細
書では、不飽和エステル又は4〜16個の炭素原子を含
有する末端に不飽和を有するアルケンの、ロジウムに基
づく触媒及びヨウ素含有促進剤の存在下におけるヒドロ
カルボキシル化による線状カルボン酸の製造法が提案さ
れている。この反応は塩化メチレン、1,2−ジクロロ
エタン及び芳香族溶剤から選択される溶剤中で行われ(
ただし、これら溶剤を選択したことに特に重要性はない
)、かつpKa4.2〜5.2の脂肪酸又は芳香族酸が
反応促進剤として存在する。酸化炭素の分圧は10〜2
00気圧、好ましくは13〜20気圧である。
【0005】しかし、ペンテン酸エステルを用いて反応
を始める場合、メチルモノアジペートの形成が本質的に
観察される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、分枝生成物や
不飽和モノカルボン酸の形成を抑制しつつ、高度の直線
性を持つ線状ジカルボン酸、特にアジピン酸を高選択率
で製造する方法の開発が望まれる。
【0007】
【課題を解決するための手段】ペンテン酸類の、カルボ
ン酸類から選択される溶剤中における、ロジウムに基づ
く触媒及びヨウ素含有促進剤の存在下でのヒドロカルボ
キシル化によってアジピン酸を選択的に得ることが可能
であることがここに見いだされた。
【0008】本発明の主題は、従って、ロジウムに基づ
く触媒及び少なくとも1種のヨウ素含有促進剤の存在下
における100〜240℃の温度及び大気圧より高い圧
力での水及び酸化炭素と少なくとも1種のペンテン酸と
の反応によるアジピン酸の製造法において、(a)反応
を20個またはそれ以下の炭素原子を含有する飽和脂肪
族カルボン酸又は同芳香族カルボン酸の中で行うこと;
及び (b)酸化炭素の分圧が25℃で測定して20バールま
たはそれ以下であること;ことを特徴とする前記方法で
ある。
【0009】本発明の範囲内のペンテン酸は2−ペンテ
ン酸、3−ペンテン酸、4−ペンテン酸及びそれらの混
合物を意味する。
【0010】4−ペンテン酸が良好な結果を与えるが、
依然十分には入手できない状態である。
【0011】単離状態で採取した又は異性体と混合され
た3−ペンテン酸が、その入手可能性、また本発明方法
の範囲内で3−ペンテン酸が生み出す満足できる結果か
らみて特に適当である。
【0012】本発明による方法はロジウムに基づく触媒
の存在を必要とする。いかなるロジウム源も使用するこ
とができる。
【0013】下記に本発明の方法を実施するのに適して
いるロジウム源の例を挙げる:
【0014】Rh金属;Rh2 O3 ;RhCl3 
;RhCl3 .3H2 O;RhBr3 ;RhBr
3 .3H2 O;RhI3 ;Rh(NO3 )3 
;Rh(NO3 )3 .2H2O;Rh2 (CO)
4 Cl2 ;Rh2 (CO)4 Br2 ;Rh2
 (CO)4 I2 ;Rh(CO)Cl〔P(C6 
H5 )3 〕2 Rh〔P(C6 H5 )3 〕2
 (CO)IRh〔P(C6 H5 )3 〕3 Br
Rh4 (CO)12;Rh6 (CO)16;Rh(
CO)2 (acac);Rh(Cod)(acac)
2 ;Rh(acac)3 ;Rh2 (Cod)2 
Cl2 .Rh2 (CO2 CH3 )4 ;HRh
(CO)〔P(C6 H5 )3 〕3 ;(Cod=
1,5−シクロオクタジエン;acac=アセチルアセ
トネート)
【0015】下記のものは本発明方法の実施
に特に適したものである:
【0016】HRh(CO)〔P(C6 H5 )3 
〕3 ;Rh(CO)Cl〔P(C6 H5 )3 〕
2 ;Rh2 (Cod)2 Cl2 ;Rh2 (C
O)4 Cl2 ;RhI3 ;RhCl3 .3H2
 O;Rh(acac)3 Rh(Cod)(acac
)2 ;Rh2 (CO2 CH3 )4 ;Rh4 
(CO)12;及びRh6 (CO)16。
【0017】ロジウムの使用量は広い範囲内で変えるこ
とができる。
【0018】一般に、反応混合物のリットル(L)当た
りの金属ロジウムのモル数で表して10−3〜10−1
モルの量が満足できる結果を生む。それより少ない量も
使用できるが、しかし反応速度が遅いことが見いだされ
ている。前記量より多い場合の唯一の不利点は経済的な
面である。
【0019】ロジウム濃度は5×10−3〜10−2モ
ル/L(5×10−3モル/L及び10−2モル/Lを
含む)であるのが好ましい。
【0020】本発明の範囲内のヨウ素含有促進剤はHI
及び反応条件下でHIを生成させることができる有機ヨ
ウ素化合物、特にヨウ化C1 〜C10アルキルを意味
し、そしてヨウ化メチルが特に推奨される。
【0021】ヨウ素含有促進剤の使用量は一般にI/R
hのモル比が0.1またはそれ以上となるような量であ
る。この比が20を越えるのは望ましくない。I/Rh
のモル比は1〜4(1及び4を含む)であるのが好まし
い。
【0022】本発明による方法の実施には水の存在が不
可欠である。水の使用量は一般に水/ペンタン酸(1種
又は複数種)のモル比が1〜10(1及び10を含む)
となるような量である。
【0023】それより少量では転化が制限されると言う
不利がある。それより多い量は触媒活性の低下が認めら
れるので望ましくない。
【0024】本発明の本質的特徴の1つによれば、反応
は20個またはそれ以下の炭素原子を含有する飽和脂肪
族カルボン酸又は同芳香族カルボン酸の中で行われる。
【0025】カルボン酸の正確な性質は、この酸が反応
条件下で液体状態を取ると言う条件で、本発明の範囲内
では重要でない。
【0026】本発明による方法の実施に適しているカル
ボン酸の例として次のものを挙げることができる:酢酸
、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、アジピン酸、安息香酸
及びフェニル酢酸。
【0027】C1 〜C4 の脂肪族カルボン酸を使用
するのが好ましい。酢酸が本発明の実施に特に適してい
る。
【0028】反応混合物中に存在するカルボン酸の量は
広い範囲内で、例えば反応混合物に対して10〜99容
量%(10容量%及び99容量%を含む)の範囲内で変
化することができる。この量は30〜90容量%(30
容量%及び90容量%を含む)であるのが好ましい。
【0029】本発明方法のもう1つの本質的特徴によれ
ば、酸化炭素の分圧は25℃で測定して20バールまた
はそれ以下である。
【0030】酸化炭素の分圧が25℃で測定してこの価
より高い場合、線状二酸及び/又は分枝二酸に対する選
択性が非常に低くなり、望ましくない化合物である4−
メチルブチロラクトンが多量に形成されることが観察さ
れる。
【0031】0.5バールと言う酸化炭素の最低分圧(
25℃で測定)が推奨される。
【0032】酸化炭素の分圧は25℃で測定して10バ
ールまたはそれ以下が好ましい。
【0033】酸化炭素は市販されている実質的に純粋な
もの又は工業等級のものが使用できる。
【0034】本明細書の冒頭に示した通り、反応温度は
100〜240℃である。本発明の良好な実施にとって
は、温度は160〜190℃(160℃及び190℃を
含む)である。
【0035】反応は大気圧より高い圧力で、そして一般
に液相中で行われる。
【0036】全圧は採用される操作法、酸化炭素の分圧
、反応混合物の諸成分の選択された反応温度での分圧及
び、適切と考えられるならば、存在するペンテン酸(1
種又は複数種)の自生圧に依存するある特定の範囲内で
変化することができる。
【0037】反応混合物は飽和脂肪族カルボン酸又は同
芳香族カルボン酸、水、1種又は2種以上のロジウム源
、1種又は2種以上のヨウ素含有促進剤及び、適切と考
えられるならば、導入されるペンテン酸類の1部又は全
部並びに反応生成物を含有する。
【0038】反応の終点又はその反応に配分された時間
の終点でアジピン酸を任意の適当な手段で、例えばその
カルボン酸の結晶化及び/又は蒸留によって分離、取り
出す。
【0039】
【実施例】以下の実施例は本発明を例証するものである
【0040】<実施例1>以下の成分をアルゴンで前以
てパージした125cm3 のステンレス鋼〔ハステロ
イ(Hastelloy)B2〕製オートクレーブに導
入する:
【0041】〔RhCl(COD)〕2 の形を取るロ
ジウム: 325mg(1.32ミリモル) CH3 I:                  0
.64g(4.5ミリモル) 水:                       
 2g(110ミリモル)3−ペンテン酸:     
       5g(50ミリモル)、及び 酢酸:                      
50cm3 。
【0042】オートクレーブを気密密封し、振盪オーブ
ンに入れ、加圧ガスの供給装置に接続する。2バールの
COを冷間導入し、そのオートクレーブを20分で17
5℃に加熱する。この温度に達したとき、圧力を8バー
ルでコントロールする。
【0043】20分の反応時間後にCOの吸収が止まっ
た。次いで、オートクレーブを冷却し、そして脱気する
【0044】反応溶液を気相クロマトグラフィー及び高
性能液相クロマトグラフィーにより分析する。
【0045】形成された生成物の量(仕込み3−ペンテ
ン酸に対するモル収率)は次の通りである:
【0046
【式1】
【0047】直線性度(L)は67%である。
【0048】3−ペンテン酸の転化度(DC)は87%
である。
【0049】<実施例2;対照試験(a)〜(c)>第
1試験シリーズをオートクレーブ中で、実施例1に記載
の操作法に従って、酸化炭素の分圧だけを変えて実施す
る。この圧力(75℃における)は全圧(Pt)と4バ
ールのオーダーの自生圧との差に等しい。
【0050】個々の条件及び得られた結果を以下の表1
にまとめて示す。ただし、他の全ての条件は言及されな
ければ同じである。表1において、使用された約束事項
は実施例1の約束事項と同じであるが、ただしtは所定
温度における反応時間である。
【0051】
【表1】
【0052】これらの結果は低分圧のCOの直線性度(
L)及びラクトン生成量(4ML)に対する決定的な影
響を明らかにしている。
【0053】<実施例3〜5;対照試験(d)〜(f)
>前記試験シリーズと同様の第2試験シリーズをオート
クレーブ中で、上記の操作法に従って実施する。ただし
、仕込み物は3−ペンテン酸の代わりに50ミリモルの
4−ペンテン酸を含有するものである。
【0054】個々の条件及び得られた結果は以下の表2
に示す通りである。ただし、他の全ての条件は言及され
なければ同じである。
【0055】
【表2】
【0056】<実施例6;対照試験(g)及び(h)>
第1試験シリーズと同様の第3試験シリーズをオートク
レーブ中で、上記の操作法に従って実施する。ただし、
仕込み物は3−ペンテン酸の代わりに50ミリモルの4
−ペンテン酸及び半量のヨウ化メチルを含有するもので
ある。
【0057】個々の条件及び得られた結果は以下の表3
に示す通りである。ただし、他の全ての条件は言及され
なければ同じである。
【0058】
【表3】
【0059】<実施例7及び8;対照試験(i)及び(
j)>第4試験シリーズをオートクレーブ中で、実施例
1及び2に記載の操作法に従って実施する。ただし、3
−ペンテン酸の代わりに50ミリモルの2−ペンテン酸
を使用する。
【0060】個々の条件及び得られた結果は以下の表4
に示す通りである。ただし、他の全ての条件は言及され
なければ同じである。
【0061】
【表4】
【0062】この試験シリーズでは大量(≒35〜45
%)の吉草酸が存在することが認められる。前記の全て
の試験ではこの飽和酸は、存在する場合、≒0.5〜2
%に相当するに過ぎない。
【0063】<実施例9>上記の操作法に従って次の成
分よりなる仕込み物についてオートクレーブ中で試験を
行う:
【0064】 3−ペンテン酸:              25ミ
リモル水:                    
      110ミリモル〔RhCl(COD)〕2
 の形を取るロジウム:1.32ミリモル ヨウ化メチル:                2.
6ミリモル、及び酢酸:              
          50cm3 。
【0065】175℃、8バールにおける30分の反応
後に得られた結果は次のとおりである:
【0066】 −DC=100% −Al=58% −L  =67% −4ML=6%
【0067】<実施例10>仕込み物が100ミリモル
の3−ペンテン酸を含有していることを除き、上記の実
施例を再現する。
【0068】80分の反応後に得られた結果は次の通り
である。他の全ての条件は言及されなければ同じである
【0069】 −DC=99% −Al=58% −L  =68% −4ML=6%
【0070】<実施例11〜15>上記の操作法に従っ
て次の成分を含有する仕込み物についてオートクレーブ
中で第5試験シリーズを行う:
【0071】〔RhCl(COD)〕2 の形を取るロ
ジウム: 1.32ミリモル CH3 I:                   
   2.5ミリモル水:             
               110ミリモル3−ペ
ンテン酸:                50ミリ
モル、及び酢酸:                 
         50cm3 。
【0072】個々の条件及び得られた結果は次の表5に
示す通りである:
【0073】
【表5】
【0074】実施例11では、吸収前に40分のオーダ
ーの誘導期間が観察される。
【0075】実施例12では、吸収前に20分のオーダ
ーの誘導期間が観察される。
【0076】<実施例16〜23>〔RhCl(COD
)〕2 及び/又はCH3 Iの仕込み量を変えて実施
例13の条件下で第6試験シリーズを行う。
【0077】個々の条件及び得られた結果は次の表5に
示す通りである。(* 実施例18において、水の仕込
み量は10ミリモルだけである。)
【0078】
【表6】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ロジウムに基づく触媒及び少なくとも
    1種のヨウ素含有促進剤の存在下での、100〜240
    ℃の温度及び大気圧より高い圧力における、水及び酸化
    炭素と少なくとも1種のペンテン酸との反応によるアジ
    ピン酸の製造法において、(a)反応を20個またはそ
    れ以下の炭素原子を含有する飽和脂肪族カルボン酸又は
    同芳香族カルボン酸の中で行うこと;及び(b)酸化炭
    素の分圧が25℃で測定して20バールまたはそれ以下
    であること;を特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】  カルボン酸が酢酸であることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】  カルボン酸が液体混合物に対して少な
    くとも10容量%に相当することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】  カルボン酸が液体混合物に対して30
    〜90容量%(30容量%及び90容量%を含む)に相
    当することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】  反応混合物中のロジウム濃度が10−
    3〜10−1モル/L(10−3モル/L及び10−1
    モル/Lを含む)であることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】  I/Rhのモル比が0.1またはそれ
    以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の方法。
  7. 【請求項7】  I/Rhのモル比が20またはそれ以
    下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の方法。
  8. 【請求項8】  水/ペンテン酸(1種又は複数種)の
    モル比が1〜10(1及び10を含む)であることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】  反応温度が160〜190℃であるこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】  酸化炭素の分圧が25℃で測定して
    10バールまたはそれ以下であることを特徴とする請求
    項1〜9のいずれかに記載の方法。
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JPS61161237A (ja) * 1985-01-07 1986-07-21 イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 不飽和カルボン酸の線状ジカルボン酸へのハイドロカルボキシル化方法

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