JPH04264144A - 多孔質ポリウレタンシートの製造方法 - Google Patents
多孔質ポリウレタンシートの製造方法Info
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- JPH04264144A JPH04264144A JP4755291A JP4755291A JPH04264144A JP H04264144 A JPH04264144 A JP H04264144A JP 4755291 A JP4755291 A JP 4755291A JP 4755291 A JP4755291 A JP 4755291A JP H04264144 A JPH04264144 A JP H04264144A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多孔質ポリウレタンシー
トの製造方法に関するものである。さらに詳しくは、巨
大孔のない、微細空孔構造をもった、柔軟で、透湿性に
優れ、かつ織物模様の凹凸による立体感を有する表面外
観を付与した多孔質ポリウレタンシートの製造方法に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、ポリウレタン樹脂の有機溶媒溶液
をポリエステルフイルムやポリアミドフイルム、ガラス
板などの非水透過性の離型性基材上に塗布し、湿式処理
した後、離型性基材より剥離することにより、多孔質ポ
リウレタンシートを製造する方法が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし従来の製造方法
では、シートの離型性基材と接触する側と接触しない側
との凝固条件が著しく異なる。従って得られる多孔質ポ
リウレタンシートは不均一となり、柔軟性、透湿性が十
分でなかった。また、離型性基材と接した面はプラスチ
ック表面に似た画一的な表面外観であった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
問題がなく、柔軟で、透湿性に優れ、立体感のある表面
外観を有する多孔質ポリウレタンシートを得るべく鋭意
検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明は、
ポリウレタン樹脂の有機溶媒溶液を離型性基材に塗布し
、湿式処理した後、離型性基材より剥離することにより
、多孔質ポリウレタンシートを製造する方法において、
該離型性基材として、ポリエステル繊維および/または
ポリアミド繊維から選ばれる繊維からの織物を用いるこ
とを特徴とする多孔質ポリウレタンシートの製造方法で
ある。 【0005】本発明において、ポリウレタン樹脂として
は、有機ジイソシアネート(a)と分子量 500〜5
000の高分子ジオール(b)と低分子量の鎖伸長剤(
c)とからのポリウレタン樹脂が挙げられる。 【0006】有機ジイソシアネート(a)としては、例
えば芳香族ジイソシアネート(4,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、2,4−および/または2,6
−トリレンジイソシアネートなど)、脂肪族ジイソシア
ネート(ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイ
ソシアネートなど)、脂環式ジイソシアネート(イソホ
ロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン4,4
’−ジイソシアネートなど)など、並びにこれらの 2
種以上の混合物が挙げられる。 【0007】分子量 500〜5000の高分子ジオー
ル(b)としては、例えばポリエーテルジオール(イ)
、ポリエステルジオール(ロ)、ポリカーボネートジオ
ール(ハ)などおよびこれらの混合物で上記分子量のも
のが挙げられる。 【0008】ポリエーテルジオール(イ)としては低分
子ジオール(例えばエチレングリコール、プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオールなど)とアルキレン
オキシド(炭素数 2〜4 のアルキレンオキシド:エ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレ
ンオキシドなど)、環状エーテル(テトラヒドロフラン
など)を開環重合または開環共重合(ブロックおよび/
またはランダム)させて得られるものが挙げられる。(
イ)の具体例としては、ポリオキシエチレングリコール
、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレ
ン−ポリオキシプロピレン(ブロックまたはランダム)
グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、
ポリテトラメチレンエーテル−ポリオキシエチレン(ブ
ロックまたはランダム)グリコールなどおよびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。 【0009】ポリエステルジオール(ロ)としては、低
分子ジオールおよび/または分子量1000以下のポリ
エーテルジオールとジカルボン酸とを反応させて得られ
る縮合ポリエステルジオールや、ラクトンの開環重合に
より得られるポリカプロラクトンジオールなどが挙げら
れる。上記低分子ジオールとしては(イ)の項で例示し
た低分子ジオールと同じものが挙げられる。分子量10
00以下のポリエーテルジオールとしては、(イ)の項
で例示したポリエーテルジオールのうち、分子量100
0以下のものが挙げられる。ジカルボン酸としては脂肪
族ジカルボン酸(例えばコハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸など)、芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソ
フタル酸など)など、並びにこれらの 2種以上の混合
物が挙げられる。ラクトンとしては、例えばε−カプロ
ラクトンが挙げられる。(ロ)の具体例としては、ポリ
エチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエ
チレンブチレンアジペート、ポリ(テトラメチレンエー
テル)アジペート、ポリカプロラクトンジオールなどお
よびこれらの 2種以上の混合物が挙げられる。 【0010】ポリカーボネートジオール(ハ)としては
、例えばポリブチレンカーボネートジオール、ポリヘキ
サメチレンカーボネートジオールなどが挙げられる。 【0011】低分子量の鎖伸長剤(c)としては、(イ
)の項で例示した低分子ジオール、脂肪族ジアミン(エ
チレンジアミンなど)、脂環式ジアミン(イソホロンジ
アミンなど)、芳香族ジアミン(4,4’−ジアミノジ
フェニルメタンなど)、芳香脂肪族ジアミン(キシレン
ジアミンなど)、アルカノールアミン(エタノールアミ
ンなど)、ヒドラジンなど、並びにこれらの 2種以上
の混合物が挙げられる。 【0012】ポリウレタン樹脂の製造は、通常の方法で
行うことができ、例えば(a)、(b)および(c)を
同時に反応させるワンショット法、(a)と(b)を反
応させてNCO末端プレポリマーを製造し次いでこれを
(c)と反応させるプレポリマー法などが挙げられる。 【0013】ポリウレタン樹脂の製造は溶媒の存在下ま
たは非存在下で行うことができる。このような溶媒とし
てはアミド系(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミドなど)、スルホキシド系溶媒(ジメチルスルホキ
シドなど)、ケトン系溶媒(メチルエチルケトンなど)
、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフランな
ど)などおよびこれらの 2種以上の混合物が挙げられ
る。好ましくはアミド系溶媒、スルホキシド系溶媒であ
る。以上例示した溶媒は該ポリウレタン樹脂の有機溶媒
溶液の有機溶媒成分としても使用できる。 【0014】ポリウレタン樹脂の製造に際し、反応温度
はポリウレタン化反応に通常採用される温度と同じで良
く、溶媒を使用する場合は通常20〜100 ℃、無溶
媒の場合は通常20〜220 ℃である。 【0015】反応を促進させるため、ポリウレタン反応
に通常使用される触媒[例えばアミン系触媒(トリエチ
ルアミン、トリエチレンジアミンなど)、錫系触媒(ジ
ブチルチンジラウレートなど)]を必要により使用する
ことができる。 【0016】また、必要により重合停止剤[例えば 1
価アルコール(エタノール、ブタノールなど)、1 価
アミン(メチルアミン、ブチルアミンなど)]を用いる
こともできる。 【0017】ポリウレタン樹脂の製造は通常当該業界に
おいて採用されている製造装置で行うことができる。ま
た溶媒を使用しない場合はニーダーやエクストルーダー
などの製造装置を用いることができる。 【0018】このようにして製造されたポリウレタン樹
脂は30重量%(固形分)DMF溶液として測定した溶
液粘度が20〜10,000ポイズ/20℃のものが実
用上好ましい。 【0019】該ポリウレタン樹脂の有機溶媒溶液として
は、前記に例示した溶媒の存在下で製造したポリウレタ
ン樹脂溶液そのままでもよく、また溶媒不存在下でポリ
ウレタン樹脂を製造した場合は、更に前記に例示した溶
媒に溶解させ、ポリウレタン溶液としたものでもよい。 【0020】溶液の濃度は通常 5〜40重量%、好ま
しくは10〜30重量%である。 【0021】ポリウレタン樹脂溶液中にはポリウレタン
樹脂以外の樹脂、例えばポリ塩化ビニル、ポリアクリル
酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリスチレン
、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリル−塩化ビニ
リデン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を配
合することもできる。 【0022】また、必要により酸化防止剤[4,4’−
ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフエノ
ール)などのヒンダ−ドフエノール;トリフエニルホス
ファイト、トリクロルエチルホスファイトなどの有機ホ
スファイト]、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系、ベン
ゾトリアゾール系など)、光安定剤(ヒンダードアミン
系など)、安定剤(カルボン酸、リン酸、オキシカルボ
ン酸など)、顔料(酸化チタン、カーボンブラックなど
)、フィラー(炭酸カルシウム、珪藻土など)、有機改
質剤(セルロース粉末など)、可塑剤、帯電防止剤、殺
菌剤および公知の凝固調節剤[高級アルコール(特公昭
42−22719号公報)、疎水性ノニオン系界面活性
剤(特公昭45−39634号および特公昭45−39
635号公報)、ポリオキシアルキレン変性ジメチルポ
リシロキサン(特公昭58−39451号公報)など]
を添加することができる。 【0023】また脱溶剤促進剤としてアニオン、ノニオ
ン、カチオンまたは両性の界面活性剤を使用することも
できる。 【0024】本発明において、該ポリエステル繊維およ
びポリアミド繊維製造用樹脂としては、繊維に成形し得
るポリエステルまたはポリアミドを主体とするものであ
ればよい。このポリエステルとしては、例えばテレフタ
ル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、または
それらのエステル類とエチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
1,4−ジメタノールなどのジオール化合物から合成さ
れるポリエステルが挙げられる。これらのうち好ましい
ものはポリエチレンテレフタレート、またはその反復単
位の少なくとも90%以上がポリエチレンテレフタレー
トであるような共重合ポリエチレンテレフタレート(共
重合成分としては、ポリアルキレングリコール、グリセ
リン、ペンタエリスリトール、メトキシポリアルキレン
グリコール、ビスフェノールA、p−オキシ安息香酸な
どのほかに前記カルボン酸類、グリコール類など)であ
る。 【0025】また上記ポリアミドとしては、例えばヘキ
サメチレンジアミンとアジピン酸から合成されるナイロ
ン6,6、ε−カプロラクタムからのナイロン6、ヘキ
サメチレンジアミンとセバシン酸とから合成されるナイ
ロン6,10などが挙げられる。 【0026】また、上記ポリエステルおよびポリアミド
は、着色顔料、難燃剤、香料、艶消剤などのものを添加
したものでもよい。 【0027】上記に例示したポリエステル、ポリアミド
を各々紡糸して得られる、該ポリエステル繊維および/
またはポリアミド繊維から選ばれる繊維の太さとしては
通常10〜200 デニール、好ましくは30〜150
デニールである。10デニール未満では凹凸が浅く、
立体感に乏しい表面外観になる、200 デニールをこ
えると表面外観が粗雑となる。 【0028】本発明において該織物としては、ポリエス
テル繊維またはポリアミド繊維を平織り、斜文織り、朱
子織りしたものなどが挙げられる。好ましくは平織りで
ある。また、織物の密度は通常経糸30〜300 本/
インチ、緯糸30〜300 本/インチである。好まし
くは経糸50〜250 本/インチ、緯糸50〜250
本/インチである。経糸、緯糸の密度が30本/イン
チ未満では表面外観が粗雑になり、300 本/インチ
をこえると凹凸が浅く、立体感に乏しい表面外観になる
。 【0029】また、該織物は分散染料、あるいは酸性染
料などで染色したもの、予めカレンダーロールで熱処理
したもの、シリコーン系あるいは弗素系はっ水剤で処理
したものなどであってもよい。 【0030】また、該織物は、本発明の効果を損なわな
い範囲内で尿素系樹脂、メラミン系樹脂、アクリル系樹
脂、塩化ビニル樹脂などの樹脂で樹脂加工処理したもの
でもよい。この場合、樹脂付着量は通常10g/m2
以下、好ましくは 5g/m2 以下である。 【0031】該織物からなる離型性基材は、ジメチルホ
ルムアミド水溶液で前処理されたものが好ましい。ジメ
チルホルムアミド水溶液の場合、この水溶液のジメチル
ホルムアミドの濃度は通常 5〜90重量%、好ましく
は40〜80重量%である。この前処理法を例示すると
、ジメチルホルムアミド水溶液の浴に該織物を浸漬し、
ニップロールで絞る方法が挙げられる。 この、ニッ
プロールで絞る際の絞り率はピックアップ率で通常 5
〜200%、好ましくは10〜100 %である。絞り
率が 5%未満であれば、湿式処理後、基材よりの剥離
が困難になる。 200%をこえると、湿式処理中に剥
離することがあり好ましくない。 【0032】ポリウレタン樹脂溶液を該織物からなる離
型性基材へ塗布する方法は通常の方法でよい。例えばナ
イフコーティング、ロールコーティング、ロールオーバ
ーナイフコーティングなどのコーティング方法などが挙
げられる。 【0033】ポリウレタン樹脂溶液の基材への塗布量は
通常10〜3,000 μ、好ましくは30〜2,00
0 μである。 【0034】本発明において、該湿式処理に用いる液体
、ポリウレタン樹脂溶液を凝固させるための凝固浴とし
ては、ポリウレタン樹脂の非溶剤が使用される、例えば
水、メタノール、エチレングリコールおよびこれらの混
合物があげられる。また上記液体と前記に例示した前述
の有機溶媒との混合物(混合割合:通常重量比95:
5〜30:70)も使用できる。これらのうち好ましい
のは水および水と溶媒との混合物である。 【0035】湿式処理の方法は通常の方法、例えばポリ
ウレタン樹脂溶液を塗布した基材を凝固浴へ浸漬する方
法、水蒸気により部分的凝固させ次いで凝固浴中へ浸漬
する方法などが挙げられる。 【0036】湿式処理後は通常の方法で脱溶剤、洗浄(
水、メタノールなどにより)、乾燥し、次いで基材より
剥離することにより、多孔質ポリウレタンシートが得ら
れる。得られたシートはそのまま使用してもよい。また
接着剤を用いて他の基材(不織布、編布、織布など)と
貼合わせて用いてもよい。また表面あるいは裏面をサン
ドペーパなどで研削して用いてもよい。 【0037】 【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。実施例および比
較例中の部は重量部、%は重量%を表す。 【0038】ポリウレタン樹脂溶液製造例1平均分子量
2000のポリブチレンアジペート 200g、1,4
−ブタンジオール24.7gおよび4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート93.8gをジメチルホルム
アミド743 gに加え乾燥窒素雰囲気下で反応させて
樹脂濃度30%、粘度1000ポイズ(20℃)のポリ
ウレタン樹脂溶液(A)を得た。この溶液を使用して表
1のような溶液を調整した。 【0039】 【表1】 【0040】実施例1 ポリエステル織物(平織り、糸番手および密度:経糸7
5dで90本/インチ、緯糸75dで 100本/イン
チ)を50%ジメチルホルムアミド水溶液に浸漬し、ニ
ップロールで絞った、このときの絞り率はピックアップ
率で40%であった。次に表1の調整液を塗布厚み 0
.7mmコーティングし、常温の水/DMF比:70/
30の凝固浴に5 分間浸漬し、次に50〜60℃の温
水浴に20分間、さらに常温水に10分間浸漬し洗浄し
た。次に70〜110 ℃で乾燥した後ポリエステル織
物より剥離し多孔質シートを得た。得られた多孔質シー
トの形状と性質を表3に示す。 【0041】比較例1 表1の調整液をポリエステルフイルム[ルミラー#20
0 東レ(株)製ポリエステルフイルム]に実施例
1と同様にして、コーティング、湿式処理、洗浄、乾燥
の後剥離して多孔質シートを得た。得られた多孔質シー
トの形状と性質を表3に示す。 【0042】ポリウレタン樹脂溶液製造例2平均分子量
2000のポリエチレンブチレンアジペート 200g
、エチレングリコール16.1gおよび4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート90.1gをジメチルホ
ルムアミド 715gに加え乾燥窒素雰囲気下で反応さ
せて樹脂濃度30%、粘度1500ポイズ(20℃)の
ポリウレタン樹脂溶液(B)を得た。この溶液を使用し
て表2のような溶液を調整した。 【0043】 【表2】 【0044】実施例2 ポリエステル織物(平織り、糸番手および密度:経糸6
0dで 100本/インチ、緯糸60dで 110本/
インチ)を30%ジメチルホルムアミド水溶液に浸漬し
、ニップロールで絞った、このときの絞り率はピックア
ップ率で30%であった。次に表2の調整液を塗布厚み
1.0mmコーティングし、常温の水/DMF比:9
0/10の凝固浴に 8分間浸漬し、次に50〜60℃
の温水浴に20分間、さらに60〜70℃の温水浴に1
0分間浸漬し洗浄した。次に70〜110 ℃で乾燥し
た後ポリエステル織物より剥離し多孔質シートを得た。 得られた多孔質シートの形状と性質を表3に示す。 【0045】比較例2 表2の調整液をポリエステルフイルム[ルミラー#25
0 東レ(株)製ポリエステルフイルム]に実施例
2と同様にして、コーティング、湿式処理、洗浄、乾燥
の後剥離して多孔質シートを得た。得られた多孔質シー
トの形状と性質を表3に示す。 【0046】 【表3】 表3から明らかなように、実施例1、2の多孔質シ
ートは微細孔の断面で、風合い、透湿度がともに優れた
多孔質シートが得られた。さらに表面は織物模様の立体
感を有していた。 【0047】 【発明の効果】本発明の製造方法から得られる多孔質ポ
リウレタンシートは巨大孔のない、微細空孔構造をもっ
た、柔軟で、透湿性に優れ、かつ立体感のある表面外観
を有するシートである。上記効果を奏することから本発
明の多孔質ポリウレタンシートは衣料用、医療用、家具
用、装飾用、建築用、産業資材用などとして有用である
。
トの製造方法に関するものである。さらに詳しくは、巨
大孔のない、微細空孔構造をもった、柔軟で、透湿性に
優れ、かつ織物模様の凹凸による立体感を有する表面外
観を付与した多孔質ポリウレタンシートの製造方法に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、ポリウレタン樹脂の有機溶媒溶液
をポリエステルフイルムやポリアミドフイルム、ガラス
板などの非水透過性の離型性基材上に塗布し、湿式処理
した後、離型性基材より剥離することにより、多孔質ポ
リウレタンシートを製造する方法が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし従来の製造方法
では、シートの離型性基材と接触する側と接触しない側
との凝固条件が著しく異なる。従って得られる多孔質ポ
リウレタンシートは不均一となり、柔軟性、透湿性が十
分でなかった。また、離型性基材と接した面はプラスチ
ック表面に似た画一的な表面外観であった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
問題がなく、柔軟で、透湿性に優れ、立体感のある表面
外観を有する多孔質ポリウレタンシートを得るべく鋭意
検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明は、
ポリウレタン樹脂の有機溶媒溶液を離型性基材に塗布し
、湿式処理した後、離型性基材より剥離することにより
、多孔質ポリウレタンシートを製造する方法において、
該離型性基材として、ポリエステル繊維および/または
ポリアミド繊維から選ばれる繊維からの織物を用いるこ
とを特徴とする多孔質ポリウレタンシートの製造方法で
ある。 【0005】本発明において、ポリウレタン樹脂として
は、有機ジイソシアネート(a)と分子量 500〜5
000の高分子ジオール(b)と低分子量の鎖伸長剤(
c)とからのポリウレタン樹脂が挙げられる。 【0006】有機ジイソシアネート(a)としては、例
えば芳香族ジイソシアネート(4,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、2,4−および/または2,6
−トリレンジイソシアネートなど)、脂肪族ジイソシア
ネート(ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイ
ソシアネートなど)、脂環式ジイソシアネート(イソホ
ロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン4,4
’−ジイソシアネートなど)など、並びにこれらの 2
種以上の混合物が挙げられる。 【0007】分子量 500〜5000の高分子ジオー
ル(b)としては、例えばポリエーテルジオール(イ)
、ポリエステルジオール(ロ)、ポリカーボネートジオ
ール(ハ)などおよびこれらの混合物で上記分子量のも
のが挙げられる。 【0008】ポリエーテルジオール(イ)としては低分
子ジオール(例えばエチレングリコール、プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオールなど)とアルキレン
オキシド(炭素数 2〜4 のアルキレンオキシド:エ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレ
ンオキシドなど)、環状エーテル(テトラヒドロフラン
など)を開環重合または開環共重合(ブロックおよび/
またはランダム)させて得られるものが挙げられる。(
イ)の具体例としては、ポリオキシエチレングリコール
、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレ
ン−ポリオキシプロピレン(ブロックまたはランダム)
グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、
ポリテトラメチレンエーテル−ポリオキシエチレン(ブ
ロックまたはランダム)グリコールなどおよびこれらの
2種以上の混合物が挙げられる。 【0009】ポリエステルジオール(ロ)としては、低
分子ジオールおよび/または分子量1000以下のポリ
エーテルジオールとジカルボン酸とを反応させて得られ
る縮合ポリエステルジオールや、ラクトンの開環重合に
より得られるポリカプロラクトンジオールなどが挙げら
れる。上記低分子ジオールとしては(イ)の項で例示し
た低分子ジオールと同じものが挙げられる。分子量10
00以下のポリエーテルジオールとしては、(イ)の項
で例示したポリエーテルジオールのうち、分子量100
0以下のものが挙げられる。ジカルボン酸としては脂肪
族ジカルボン酸(例えばコハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸など)、芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソ
フタル酸など)など、並びにこれらの 2種以上の混合
物が挙げられる。ラクトンとしては、例えばε−カプロ
ラクトンが挙げられる。(ロ)の具体例としては、ポリ
エチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエ
チレンブチレンアジペート、ポリ(テトラメチレンエー
テル)アジペート、ポリカプロラクトンジオールなどお
よびこれらの 2種以上の混合物が挙げられる。 【0010】ポリカーボネートジオール(ハ)としては
、例えばポリブチレンカーボネートジオール、ポリヘキ
サメチレンカーボネートジオールなどが挙げられる。 【0011】低分子量の鎖伸長剤(c)としては、(イ
)の項で例示した低分子ジオール、脂肪族ジアミン(エ
チレンジアミンなど)、脂環式ジアミン(イソホロンジ
アミンなど)、芳香族ジアミン(4,4’−ジアミノジ
フェニルメタンなど)、芳香脂肪族ジアミン(キシレン
ジアミンなど)、アルカノールアミン(エタノールアミ
ンなど)、ヒドラジンなど、並びにこれらの 2種以上
の混合物が挙げられる。 【0012】ポリウレタン樹脂の製造は、通常の方法で
行うことができ、例えば(a)、(b)および(c)を
同時に反応させるワンショット法、(a)と(b)を反
応させてNCO末端プレポリマーを製造し次いでこれを
(c)と反応させるプレポリマー法などが挙げられる。 【0013】ポリウレタン樹脂の製造は溶媒の存在下ま
たは非存在下で行うことができる。このような溶媒とし
てはアミド系(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミドなど)、スルホキシド系溶媒(ジメチルスルホキ
シドなど)、ケトン系溶媒(メチルエチルケトンなど)
、エーテル系溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフランな
ど)などおよびこれらの 2種以上の混合物が挙げられ
る。好ましくはアミド系溶媒、スルホキシド系溶媒であ
る。以上例示した溶媒は該ポリウレタン樹脂の有機溶媒
溶液の有機溶媒成分としても使用できる。 【0014】ポリウレタン樹脂の製造に際し、反応温度
はポリウレタン化反応に通常採用される温度と同じで良
く、溶媒を使用する場合は通常20〜100 ℃、無溶
媒の場合は通常20〜220 ℃である。 【0015】反応を促進させるため、ポリウレタン反応
に通常使用される触媒[例えばアミン系触媒(トリエチ
ルアミン、トリエチレンジアミンなど)、錫系触媒(ジ
ブチルチンジラウレートなど)]を必要により使用する
ことができる。 【0016】また、必要により重合停止剤[例えば 1
価アルコール(エタノール、ブタノールなど)、1 価
アミン(メチルアミン、ブチルアミンなど)]を用いる
こともできる。 【0017】ポリウレタン樹脂の製造は通常当該業界に
おいて採用されている製造装置で行うことができる。ま
た溶媒を使用しない場合はニーダーやエクストルーダー
などの製造装置を用いることができる。 【0018】このようにして製造されたポリウレタン樹
脂は30重量%(固形分)DMF溶液として測定した溶
液粘度が20〜10,000ポイズ/20℃のものが実
用上好ましい。 【0019】該ポリウレタン樹脂の有機溶媒溶液として
は、前記に例示した溶媒の存在下で製造したポリウレタ
ン樹脂溶液そのままでもよく、また溶媒不存在下でポリ
ウレタン樹脂を製造した場合は、更に前記に例示した溶
媒に溶解させ、ポリウレタン溶液としたものでもよい。 【0020】溶液の濃度は通常 5〜40重量%、好ま
しくは10〜30重量%である。 【0021】ポリウレタン樹脂溶液中にはポリウレタン
樹脂以外の樹脂、例えばポリ塩化ビニル、ポリアクリル
酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリスチレン
、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリル−塩化ビニ
リデン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を配
合することもできる。 【0022】また、必要により酸化防止剤[4,4’−
ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフエノ
ール)などのヒンダ−ドフエノール;トリフエニルホス
ファイト、トリクロルエチルホスファイトなどの有機ホ
スファイト]、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系、ベン
ゾトリアゾール系など)、光安定剤(ヒンダードアミン
系など)、安定剤(カルボン酸、リン酸、オキシカルボ
ン酸など)、顔料(酸化チタン、カーボンブラックなど
)、フィラー(炭酸カルシウム、珪藻土など)、有機改
質剤(セルロース粉末など)、可塑剤、帯電防止剤、殺
菌剤および公知の凝固調節剤[高級アルコール(特公昭
42−22719号公報)、疎水性ノニオン系界面活性
剤(特公昭45−39634号および特公昭45−39
635号公報)、ポリオキシアルキレン変性ジメチルポ
リシロキサン(特公昭58−39451号公報)など]
を添加することができる。 【0023】また脱溶剤促進剤としてアニオン、ノニオ
ン、カチオンまたは両性の界面活性剤を使用することも
できる。 【0024】本発明において、該ポリエステル繊維およ
びポリアミド繊維製造用樹脂としては、繊維に成形し得
るポリエステルまたはポリアミドを主体とするものであ
ればよい。このポリエステルとしては、例えばテレフタ
ル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、または
それらのエステル類とエチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
1,4−ジメタノールなどのジオール化合物から合成さ
れるポリエステルが挙げられる。これらのうち好ましい
ものはポリエチレンテレフタレート、またはその反復単
位の少なくとも90%以上がポリエチレンテレフタレー
トであるような共重合ポリエチレンテレフタレート(共
重合成分としては、ポリアルキレングリコール、グリセ
リン、ペンタエリスリトール、メトキシポリアルキレン
グリコール、ビスフェノールA、p−オキシ安息香酸な
どのほかに前記カルボン酸類、グリコール類など)であ
る。 【0025】また上記ポリアミドとしては、例えばヘキ
サメチレンジアミンとアジピン酸から合成されるナイロ
ン6,6、ε−カプロラクタムからのナイロン6、ヘキ
サメチレンジアミンとセバシン酸とから合成されるナイ
ロン6,10などが挙げられる。 【0026】また、上記ポリエステルおよびポリアミド
は、着色顔料、難燃剤、香料、艶消剤などのものを添加
したものでもよい。 【0027】上記に例示したポリエステル、ポリアミド
を各々紡糸して得られる、該ポリエステル繊維および/
またはポリアミド繊維から選ばれる繊維の太さとしては
通常10〜200 デニール、好ましくは30〜150
デニールである。10デニール未満では凹凸が浅く、
立体感に乏しい表面外観になる、200 デニールをこ
えると表面外観が粗雑となる。 【0028】本発明において該織物としては、ポリエス
テル繊維またはポリアミド繊維を平織り、斜文織り、朱
子織りしたものなどが挙げられる。好ましくは平織りで
ある。また、織物の密度は通常経糸30〜300 本/
インチ、緯糸30〜300 本/インチである。好まし
くは経糸50〜250 本/インチ、緯糸50〜250
本/インチである。経糸、緯糸の密度が30本/イン
チ未満では表面外観が粗雑になり、300 本/インチ
をこえると凹凸が浅く、立体感に乏しい表面外観になる
。 【0029】また、該織物は分散染料、あるいは酸性染
料などで染色したもの、予めカレンダーロールで熱処理
したもの、シリコーン系あるいは弗素系はっ水剤で処理
したものなどであってもよい。 【0030】また、該織物は、本発明の効果を損なわな
い範囲内で尿素系樹脂、メラミン系樹脂、アクリル系樹
脂、塩化ビニル樹脂などの樹脂で樹脂加工処理したもの
でもよい。この場合、樹脂付着量は通常10g/m2
以下、好ましくは 5g/m2 以下である。 【0031】該織物からなる離型性基材は、ジメチルホ
ルムアミド水溶液で前処理されたものが好ましい。ジメ
チルホルムアミド水溶液の場合、この水溶液のジメチル
ホルムアミドの濃度は通常 5〜90重量%、好ましく
は40〜80重量%である。この前処理法を例示すると
、ジメチルホルムアミド水溶液の浴に該織物を浸漬し、
ニップロールで絞る方法が挙げられる。 この、ニッ
プロールで絞る際の絞り率はピックアップ率で通常 5
〜200%、好ましくは10〜100 %である。絞り
率が 5%未満であれば、湿式処理後、基材よりの剥離
が困難になる。 200%をこえると、湿式処理中に剥
離することがあり好ましくない。 【0032】ポリウレタン樹脂溶液を該織物からなる離
型性基材へ塗布する方法は通常の方法でよい。例えばナ
イフコーティング、ロールコーティング、ロールオーバ
ーナイフコーティングなどのコーティング方法などが挙
げられる。 【0033】ポリウレタン樹脂溶液の基材への塗布量は
通常10〜3,000 μ、好ましくは30〜2,00
0 μである。 【0034】本発明において、該湿式処理に用いる液体
、ポリウレタン樹脂溶液を凝固させるための凝固浴とし
ては、ポリウレタン樹脂の非溶剤が使用される、例えば
水、メタノール、エチレングリコールおよびこれらの混
合物があげられる。また上記液体と前記に例示した前述
の有機溶媒との混合物(混合割合:通常重量比95:
5〜30:70)も使用できる。これらのうち好ましい
のは水および水と溶媒との混合物である。 【0035】湿式処理の方法は通常の方法、例えばポリ
ウレタン樹脂溶液を塗布した基材を凝固浴へ浸漬する方
法、水蒸気により部分的凝固させ次いで凝固浴中へ浸漬
する方法などが挙げられる。 【0036】湿式処理後は通常の方法で脱溶剤、洗浄(
水、メタノールなどにより)、乾燥し、次いで基材より
剥離することにより、多孔質ポリウレタンシートが得ら
れる。得られたシートはそのまま使用してもよい。また
接着剤を用いて他の基材(不織布、編布、織布など)と
貼合わせて用いてもよい。また表面あるいは裏面をサン
ドペーパなどで研削して用いてもよい。 【0037】 【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。実施例および比
較例中の部は重量部、%は重量%を表す。 【0038】ポリウレタン樹脂溶液製造例1平均分子量
2000のポリブチレンアジペート 200g、1,4
−ブタンジオール24.7gおよび4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート93.8gをジメチルホルム
アミド743 gに加え乾燥窒素雰囲気下で反応させて
樹脂濃度30%、粘度1000ポイズ(20℃)のポリ
ウレタン樹脂溶液(A)を得た。この溶液を使用して表
1のような溶液を調整した。 【0039】 【表1】 【0040】実施例1 ポリエステル織物(平織り、糸番手および密度:経糸7
5dで90本/インチ、緯糸75dで 100本/イン
チ)を50%ジメチルホルムアミド水溶液に浸漬し、ニ
ップロールで絞った、このときの絞り率はピックアップ
率で40%であった。次に表1の調整液を塗布厚み 0
.7mmコーティングし、常温の水/DMF比:70/
30の凝固浴に5 分間浸漬し、次に50〜60℃の温
水浴に20分間、さらに常温水に10分間浸漬し洗浄し
た。次に70〜110 ℃で乾燥した後ポリエステル織
物より剥離し多孔質シートを得た。得られた多孔質シー
トの形状と性質を表3に示す。 【0041】比較例1 表1の調整液をポリエステルフイルム[ルミラー#20
0 東レ(株)製ポリエステルフイルム]に実施例
1と同様にして、コーティング、湿式処理、洗浄、乾燥
の後剥離して多孔質シートを得た。得られた多孔質シー
トの形状と性質を表3に示す。 【0042】ポリウレタン樹脂溶液製造例2平均分子量
2000のポリエチレンブチレンアジペート 200g
、エチレングリコール16.1gおよび4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート90.1gをジメチルホ
ルムアミド 715gに加え乾燥窒素雰囲気下で反応さ
せて樹脂濃度30%、粘度1500ポイズ(20℃)の
ポリウレタン樹脂溶液(B)を得た。この溶液を使用し
て表2のような溶液を調整した。 【0043】 【表2】 【0044】実施例2 ポリエステル織物(平織り、糸番手および密度:経糸6
0dで 100本/インチ、緯糸60dで 110本/
インチ)を30%ジメチルホルムアミド水溶液に浸漬し
、ニップロールで絞った、このときの絞り率はピックア
ップ率で30%であった。次に表2の調整液を塗布厚み
1.0mmコーティングし、常温の水/DMF比:9
0/10の凝固浴に 8分間浸漬し、次に50〜60℃
の温水浴に20分間、さらに60〜70℃の温水浴に1
0分間浸漬し洗浄した。次に70〜110 ℃で乾燥し
た後ポリエステル織物より剥離し多孔質シートを得た。 得られた多孔質シートの形状と性質を表3に示す。 【0045】比較例2 表2の調整液をポリエステルフイルム[ルミラー#25
0 東レ(株)製ポリエステルフイルム]に実施例
2と同様にして、コーティング、湿式処理、洗浄、乾燥
の後剥離して多孔質シートを得た。得られた多孔質シー
トの形状と性質を表3に示す。 【0046】 【表3】 表3から明らかなように、実施例1、2の多孔質シ
ートは微細孔の断面で、風合い、透湿度がともに優れた
多孔質シートが得られた。さらに表面は織物模様の立体
感を有していた。 【0047】 【発明の効果】本発明の製造方法から得られる多孔質ポ
リウレタンシートは巨大孔のない、微細空孔構造をもっ
た、柔軟で、透湿性に優れ、かつ立体感のある表面外観
を有するシートである。上記効果を奏することから本発
明の多孔質ポリウレタンシートは衣料用、医療用、家具
用、装飾用、建築用、産業資材用などとして有用である
。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリウレタン樹脂の有機溶媒溶液を離
型性基材に塗布し、湿式処理した後、離型性基材より剥
離することにより、多孔質ポリウレタンシートを製造す
る方法において、該離型性基材として、ポリエステル繊
維および/またはポリアミド繊維から選ばれる繊維から
の織物を用いることを特徴とする多孔質ポリウレタンシ
ートの製造方法。 - 【請求項2】 該繊維の太さが、10デニール〜20
0デニールであり、該織物の経糸および緯糸の密度が各
々30〜300本/インチである請求項1記載の製造方
法。 - 【請求項3】 該離型性基材を予め5〜90%濃度の
ジメチルホルムアミド水溶液で前処理する請求項1また
は2記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4755291A JPH04264144A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 多孔質ポリウレタンシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4755291A JPH04264144A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 多孔質ポリウレタンシートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04264144A true JPH04264144A (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=12778330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4755291A Pending JPH04264144A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 多孔質ポリウレタンシートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04264144A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007182565A (ja) * | 2005-12-30 | 2007-07-19 | Ind Technol Res Inst | ポリウレタン膜およびその製造方法 |
| JP2007327150A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Komatsu Seiren Co Ltd | 防水シートおよびその製造方法 |
| WO2015098271A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | Dic株式会社 | 多孔体及び研磨パッド |
-
1991
- 1991-02-19 JP JP4755291A patent/JPH04264144A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007182565A (ja) * | 2005-12-30 | 2007-07-19 | Ind Technol Res Inst | ポリウレタン膜およびその製造方法 |
| JP2007327150A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Komatsu Seiren Co Ltd | 防水シートおよびその製造方法 |
| WO2015098271A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | Dic株式会社 | 多孔体及び研磨パッド |
| CN105745261A (zh) * | 2013-12-25 | 2016-07-06 | Dic株式会社 | 多孔体和研磨垫 |
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