JPH0426807B2 - - Google Patents

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JPH0426807B2
JPH0426807B2 JP63198534A JP19853488A JPH0426807B2 JP H0426807 B2 JPH0426807 B2 JP H0426807B2 JP 63198534 A JP63198534 A JP 63198534A JP 19853488 A JP19853488 A JP 19853488A JP H0426807 B2 JPH0426807 B2 JP H0426807B2
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JP
Japan
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water supply
aquaculture
seawater
tank
drainage
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JP63198534A
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Haruyoshi Makita
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、浮遊式養殖装置、更に詳しくは海上
を自由に移動できる大規模な浮遊式養殖装置に関
する。
〔従来の技術〕
北欧などにおいて実施されている大規模な海洋
養殖システムは、第3図に示すように内湾,フイ
ヨルド等に係留される枡目上のはしけ1と、この
枡目部分1aに取り付けた化学繊維,スチール等
から成るネツトケージ2により多数の囲い3を形
成し、この囲い3内で魚,その他の養殖を行なう
ものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような養殖装置は、内湾,フイヨルド等
のように気象,海象条件の穏やかな水域に好適で
あるが、このような水域は日本では小型養殖施設
に占拠され、効率的な大規模養殖は沖合に押し出
されてしまうのが現状である。台風や大きな波あ
るいは強い海潮流等を考慮すると、はしけ,囲い
等の養殖施設に華奢な構造のものは使用できな
い。又、海潮流あるいは水流が速い場合は、ネツ
トケージが吹かれて変形してしまい、養殖に必要
な空間が確保できなくなると共に、ケージ内の魚
に損害を与える問題がある。
又、日本の周辺海域のように顕著な季節変化が
あり、加えて海流の影響が大きいため、固定地点
で常に養殖に最適な水温が得られるとは限らず、
さらに、一般家庭,工場等から排水等により異常
な赤潮,青潮等の現象があり、これらから養殖中
の魚介類を守る必要が生じるが、ネツトケージ内
は海水中と連通し、かつ養殖設備の移動がほとん
ど不能なため、赤潮あるいは青潮によつて魚介類
が死滅し、大きな被害を受けることは免れない。
さらに又、内湾,フイヨルド等の養殖適地は、
ほとんどの場合既存の事業者に利用されているた
め、大規模養殖事業を前提として新規参入する場
合は、内湾,フイヨルドを除く他の水域を利用せ
ざるを得なく、また、内湾等を離れた外海等で第
3図に示すような養殖施設を設置することは、構
造及びリスクの面からもほとんど不可能に等しか
つた。
本発明は、上述のような問題点を解決するため
に為されたもので、養殖施設の海洋上での移動を
容易にし、沖合養殖を可能にすると共に、養殖リ
スクを低減でき、かつ養殖槽の養殖海水を低コス
トで置換できる浮遊式養殖装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る浮遊式養殖装置は、タンカー,バ
ージ等から成り海洋上を移動可能な養殖用浮体
と、この養殖用浮体内に形成され海洋から隔絶さ
れた養殖槽と、この養殖槽と海洋とを連通しかつ
海面と前記養殖槽との間の圧力水頭差によるサイ
ホン効果を利用して養殖槽に対する注水,排水の
一方を行なう給排水経路と、前記養殖槽に対し海
水の注水,排水の他方を行なう給排水手段とを備
え、前記給排水経路及び前記給排水手段は、前記
養殖槽の上部を経由して前記養殖槽と海洋側とを
連通しており、前記養殖用浮体には、制御ユニツ
トが設置され、前記給排水経路には、給水又は排
水用の電磁式バルブ及び海水注入方向に開くチエ
ツキバルブが設けられ、前記給排水手段には、前
記養殖用浮体上部に設けられた給水又は排水用の
ポンプが設置され、前記養殖槽内には、内部の海
水レベルを検出する液面センサが設置され、前記
制御ユニツトは、前記液面センサからの検出信号
又は前記養殖槽内の海水と海洋の海水との置換時
の指令に基づいて、前記給水又は排水用の電磁式
バルブの開閉及び給水又は排水用のポンプの運
転・停止を制御するように構成されているもので
ある。
〔作用〕
本発明においては、養殖槽内に海水を供給する
場合には、給水バルブを閉じた状態で、給水管内
に海水を充満させ、次いで、制御ユニツトに対し
て開指令を与え、給水バルブを開くと、海面レベ
ルと養殖槽内の水面レベルとのレベル差による水
頭差によつて海水がチエツクバルブから給水経路
を通して養殖槽内に順次流れ込む。即ち、海水は
ポンプ等の給水動力を用いることなくサイホン効
果で自動的に養殖槽内に供給される。養殖槽内の
水面レベルが、養殖槽用浮体の所定の浮力を保つ
ための適正レベルを液面センサが検出すると、こ
の液面センサからの信号を受けた制御ユニツトが
給水バルブに閉指令を送出し、給水バルブを閉じ
て養殖槽への海水の供給を停止させる。
一方、養殖槽内の海水と海洋の海水とを置換す
る場合には、制御ユニツトから排水ポンプに運転
指令を与え、排水ポンプを駆動することにより、
養殖槽内の海水を排水経路を通して海中に強制的
に排出する。これにより、養殖槽内の水面レベル
が下限レベルに達すると、これを検出した液面セ
ンサからの信号により制御ユニツトが排水ポンプ
に停止指令を出して排水ポンプを停止させると共
に、給水バルブに開指令を与え、この給水バルブ
を開くことによつて、新しい海水を給水経路を通
して養殖槽内に供給する。そして、養殖槽内の水
面レベルが、養殖槽用浮体の所定の浮力を保つた
めの適正レベルを液面センサが検出すると、この
液面センサからの信号を受けた制御ユニツトが給
水バルブに閉指令を送出し、給水バルブを閉じて
養殖槽への海水の供給を停止させる。
又、給水ポンプによつて養殖槽内に海水を供給
する場合には、制御ユニツトに対して給水ポンプ
の運転指令を送出し、海水を養殖槽内に充満させ
る。そして、養殖槽内の水面レベルが、養殖槽用
浮体の所定の浮力を保ための適正レベルを液面セ
ンサが検出すると、この液面センサからの信号を
受けた制御ユニツトが給水ポンプに運転停止指令
を送出し、養殖槽への海水の供給を停止させる。
一方、養殖槽内の海水と海洋の海水とを置換す
る場合には、チエツキバルブと排水バルブとの間
に海水を充満し、養殖槽内と海面との圧力水頭差
によるサイホン効果により養殖槽内の海水を海中
に排出する。これにより、養殖槽内の水面レベル
が下限レベルに達すると、これを検出した液面セ
ンサからの信号により制御ユニツトが排水バルブ
に閉指令を送出し、排水バルブを閉じて海水の排
出を停止する。その後、制御ユニツトが給水ポン
プに運転指令を与え、この給水ポンプによつて、
新しい海水を給水経路を通して養殖槽内に供給す
る。そして、養殖槽内の水面レベルが、養殖槽用
浮体の所定の浮力を保ための適正レベルを液面セ
ンサが検出すると、この液面センサからの信号を
受けた制御ユニツトが給水ポンプに運転停止指令
を送出し、給水ポンプを閉じて養殖槽への海水の
供給を停止させる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図aは、本発明に係る浮遊式養殖装置の基
本構成を示す断面図である。
図において、浮体10は、魚介類の養殖槽を構
成するもので、上面,側周面及び底面が閉塞され
た所要容積の養殖槽11を有し、この養殖槽11
内には、海面のレベルL1より低いレベルL2に海
水12が充填されている。上記浮体10は、自体
に推進装置を有して自航するものであつても、ま
た、タブボート等により曳航される非自航体であ
つてもよい。
養殖槽11と海中との間は、サイホン効果によ
り取水を可能にする給水管13によつて連通さ
れ、海中に没する給水管13の途中には、海水注
入方向に開くチエツキバルブ14が介在されてい
ると共に、養殖槽11側の給水管13の途中に
は、電磁式の給水バルブ15が介在されている。
又、浮体10の上面板10a上には、養殖槽1
1内の海水を養殖槽11外へ排水する排水ポンプ
16が設置され、排水ポンプ16の吸込側に接続
した排水管17は養殖槽11内にその底面近傍に
達するまで挿入され、そして排水ポンプ16の吐
出側に接続した排水管18は海面上へ延長されて
いる。
19は前記給水バルブ15及び排水ポンプ16
を制御する制御ユニツトであり、この制御ユニツ
ト19には、養殖槽11内の海水レベルを検出す
る液面センサ20が接続され、制御ユニツト19
からは、給水バルブ15及び排水ポンプ16に対
し制御指令信号が出力されるようになつている。
21は浮体10の上面板10aに形成した採光及
び作業口を兼ねた開口部で、この開口部21の近
傍には、養殖槽11内に位置して成魚の取上げ等
を行なう作業用のプラツトホーム22が上面板1
0aから吊下状態に設置されている。
次に、上記のように構成された本実施例の動作
について説明する。
養殖槽11内に海水を供給する場合は、まず、
給水バルブ15を閉じた状態で、図示しない呼び
水ポンプを駆動することにより給水管13内に海
水を注入し、給水管13内を海水により充満させ
る。この時、給水管13内の空気は図示しない逃
し弁を通して排出される。
かかる状態で、制御ユニツト19から給水バル
ブ15に対し開指令を与え、当該給水バルブ15
を開くと、海面レベルL1と養殖槽11内の水面
レベルL2′とのレベル差Hによる水頭差によつて
海水がチエツキバルブ14から給水パイプ13を
通して養殖槽11内に順次流れ込む。即ち、海水
はポンプ等の給水動力を用いることなくサイホン
効果で自動的に養殖槽内に供給されることにな
る。
養殖槽11内の水面レベルが、浮体10の所定
の浮力を保つための適正レベル、即ち水面L2に
達したことを液面センサ20が検出すると、この
液面センサ20からの信号を受けた制御ユニツト
19が給水バルブ15に閉指令を送出し、給水バ
ルブ15を閉じて養殖槽11への海水の供給を停
止させる。
一方、このようにして養殖槽11内に注入され
た海水中で魚介類の養殖を行なつている間、該養
殖槽11内の海水の酸素欠乏を防止するために、
該海水を溶存酸素量の多い海洋の海水と置換(換
水)する場合は、制御ユニツト19から排水ポン
プ16に運転指令を与え、当該排水ポンプ16を
駆動することにより、養殖槽11内の海水を排水
管17,18を通して海中へ強制的に排出する。
これにより、養殖槽11内の水面レベルが下限レ
ベルL2′に達すると、これを検出した液面センサ
20からの信号により制御ユニツト19が排水ポ
ンプ16に停止指令を出して排水ポンプ16を停
止させると共に、給水バルブ15に開指令を与
え、この給水バルブ15を開くことによつて、新
しい海水を給水管13を通して養殖槽11内へ供
給する。そして、水面レベルがL2に達すると、
前記と同様に給水バルブ15を閉成する。
上述のような養殖装置は、浮体10自体が養殖
施設を構成しているため、第1図に示す如き給排
水設備等を含む浮体10を複数平面的に一体結合
してタンカー,バージのような構造体にすれば、
大規模養殖施設とすることができ、しかも浮体が
施設の主体となつているため、施設全体を適水温
を求めて沖合等の希望する場所に移動したり、台
風,赤潮等の被害から施設及び魚介類を守るため
に移動することが容易になる。なお、適水温又は
避難場所での施設の係留はアンカ等によつて容易
になし得る。
又、浮体10内に形成される養殖槽11の内部
は、これを取り巻く海水から完全に隔絶されてい
るため、適水温水域等への移動に際し、養殖槽内
に極端な波動を生じないように注意すれば、移動
速度を早くしても従来のネツトケージのように養
殖槽内の魚介類、特に幼稚魚を斃死させてしまう
等の虞がなく、移動時間を短縮できるほか、移動
コストも低減でき、さらに水温の急変や台風ある
いは赤潮,青潮等の被害を受ける確率は極めて低
く、事業のリスクが低減される。
又、浮体を含む施設全体が船舶のように沖合へ
移動して魚介類の養殖が可能であるため、海洋上
でのスペースの取合いを行なう必要がなく内湾等
の既存養殖事業者と並立が可能になる。又、沖合
での養殖を可能にすることにより、間接的に海域
の汚染防止が可能になるほか、海水の供給がサイ
ホン効果で行なえるため、施設の運転経費も低減
し得ることになる。
第1図bは、第1図aの実施例の変形例であ
り、前記給水管13の代わりに、給水ポンプ1
6′を有する給水管17′,18′を設け、該給水
ポンプ16′を運転して給水管18′,17′から
海水を養殖槽11内に、海洋の海面より上位の水
面L2になるように入れると共に、前記排水ポン
プ16、排水管17,18の代わりに、チエツキ
バルブ14と排水バルブ15′を有する排水管1
3′を設け、該排水バルブ15′の開閉により養殖
槽11内と海面との圧力水頭差によるサイホン効
果により養殖槽11内の海水を海中に排出するよ
うにしたものであり、第1図aの実施例のものと
ほぼ同様に作用する。
第2図は、上記第1図の基本方式を余剰船舶を
利用して大規模な浮遊式養殖装置を構成した場合
の実施例を示す概略図である。
図において、浮体30は、タンカー等の余剰船
舶の船体を利用して構成されたもので、船体内
は、その船首から船尾方向に隔壁31により完全
に隔絶された複数の空間に区画され、このうち船
首側の空間32及び船尾側の空間33を除く他の
空間の一部を魚介類の養殖槽341〜34oとし、
残りの空間は養殖装置全体を管理する管理棟、餌
を貯蔵する倉庫あるいは加工前又は加工後の魚介
類を貯蔵する冷凍庫、魚介類を加工する加工施設
として利用されるようになつている。又、船尾側
の空間33内には、例えば浮体30を自己航行さ
せるためのデイーゼルエンジン,発電設備,その
他の機器(いずれも図示せず)が設備される。
船首側の空間32の船底には、主給水管35及
び予備給水管36の一端が夫々チエツキバルブ3
7,38を介して海中と連通するよう接続され、
これら主給水管35及び予備給水管36の他端部
側は養殖槽の配列方向に沿つて敷設され、そし
て、各養殖槽341〜34oに対応して主給水管3
5及び予備給水管36から夫々分岐された分岐管
391〜39o及び分岐管401〜40oは対応する
養殖槽341〜34o内に導入され、この各分岐管
391〜39o及び分岐管401〜40oの途中に
は、海面レベルL1より下方に位置して電磁開閉
式の給水バルブ411〜41o,421〜42oが介
在されている。
又、各養殖槽341〜34o内には、吸入用主排
水管431〜43o及び吸入用予備排水管441
44oの一端部側が導入され、これら吸入用主排
水管431〜43o及び吸入用予備排水管441
44oのうち、船首側の排水管431,441の入
口は夫々の吸入用電磁排水バルブ451,461
介して、第1養殖槽341に専用の排水ポンプ4
1の吸入側に接続され、排水ポンプ471の吐出
側には、夫々の吐出用電磁排水バルブ481,4
1を介して共通の吐出用主排水管50及び共通
の吐出用予備排水管51が接続され、これら排水
管50,51の出口は船尾側空間33の底部に接
続されている。
同様にして、第2養殖槽342〜第n養殖槽3
oに対応する吸入用主排水管432〜43o及び
吸入用予備排水管441〜44oにおいても、各別
の吸入用電磁排水バルブ452〜45o,462
46oを介して、第2〜第n養殖槽専用の各別の
排水ポンプ472〜47oの吸入側に接続され、さ
らに各排水ポンプ吐出側には、夫々の吐出用電磁
排水バルブ482〜48o,492〜49oを介して
共通の吐出用主排水管50及び吐出用予備排水管
51の入口が接続され、これらの吐出用排水管5
0,51の出口は船尾側空間33の底部に接続さ
れている。
又、第2図において、52は船首側空間32内
の海面レベルL2以下のレベルに設置された呼び
水ポンプで、呼び水ポンプ52の吸入口は電磁元
バルブ53を介して浮体底部から海中に連通さ
れ、そして、呼び水ポンプ52の吐出口に接続し
た配管54は、別々の電磁出口バルブ55,56
を介して前記主給水管35及び予備給水管36に
接続されている。
57は浮体30の甲板上、あるいは船首側空間
32内等に設置される非常用エアーブロワーで、
排水ポンプ471〜47oが故障してサイホン効果
による新しい海水の養殖槽341〜34oへの供給
が不能になつた場合に一次的に養殖槽341〜3
o内の海水中に空気を送り込んで、海水に循環
流を生じさせると同時に海水中に酸素補給するた
めのものであつて、この非常用エアーブロワー5
7の吐出口には、各養殖槽341〜34oに対応し
て敷設されたエアー供給管581〜58oの一端が
各別の電磁エアーバルブ591〜59oを介して接
続され、各エアー供給管581〜58oの他端に
は、夫々の養殖槽341〜34oの底部に配置した
エアーノズル管601〜60oが接続されている。
次に、上述のように構成された実施例の動作に
ついて説明する。
各養殖槽341〜34o内に海水を最初に注入す
る場合、あるいは養殖地を移動して海水の注入を
開始する場合は、海面レベルL1以下に設置して
ある呼び水ポンプ52の吸入側電磁元バルブ53
及び吐出側電磁出口バルブ55,56を開く。こ
れにより、海水は浮体底部から呼び水ポンプ52
内に流入し、呼び水ポンプ52による給水ライン
への呼び水供給を可能な状態にする。その後、各
養殖槽341〜34oへの主給水管35から分岐さ
れた分岐管391〜39oの電磁給水バルブ411
〜41o及び予備給水管36から分岐された分岐
管401〜40oの電磁給水バルブ421〜42o
図示しない制御ユニツトからの閉指令により閉
じ、かつ主及び予備給水ラインの逃げバルブ(図
示せず)を開いた状態で呼び水ポンプ52を駆動
する。これにより主及び予備給水ライン内に海水
で満たされることになる。そして、配管中のエア
ーが完全に抜けた時点で逃げげバルブを閉じる。
この時、主給水管35及び予備給水管36の吸入
側には給水チエツキバルブ37,38があるの
で、配管水の海水が抜け出ることがない。
主及び予備給水ラインが呼び水により満たされ
たならば、呼び水ポンプ52を停止し、その電磁
元バルブ53及び電磁出口バルブ55,56を閉
成し、主給水管35から分岐された各分岐管39
〜39oの電磁給水バルブ411〜41oを図示し
ない制御ユニツトからの開指令により開く。する
と、海面レベルL1と浮体30内の養殖槽341
34oとの圧力水頭差によるサイホン効果によつ
て海水がチエツキバルブ37から主給水管35、
これから分岐された夫々の分岐管391〜39o
び給水バルブ411〜41oを通して夫々の養殖槽
341〜34oに流入される。そして、各養殖槽3
1〜34o内の水面レベルが予め設定されたレベ
ルL2に達すると、これを液面センサ(図示せず)
を介して検知した制御ユニツトが各給水バルブ4
1〜41oに閉指令を与えて閉成し、養殖槽34
〜34oへのサイホン効果による海水の注入を停
止する。この場合の各養殖槽341〜34oの水面
レベルL2は、海面レベルL1から給水ラインの圧
力水頭及び浮体30の揺動による波高値を差し引
いたレベルより下に設定する。
予備給水管36及びこれから分岐された分岐管
401〜40oを含む予備給水ラインは、主給水ラ
インの配管中に付着した生物の除去作業あるいは
主給水ラインの修理,交換時等に使用されるもの
であり、その使用手順は主給水ラインの場合と同
様である。
次に、各養殖槽341〜34o内の海水を海洋海
水と置換する場合について述べる。
主給水ラインからサイホン効果により各養殖槽
341〜34o内に供給された海水は、そのレベル
が、魚介類の養殖中、浮体30の浮力を所要値に
保つに必要な設定レベルL2に保持されているが、
魚介類の酸素欠乏を防止するため、適宜海洋の海
水との置換を行なう。この場合、制御ユニツトが
主排水系の吸入用電磁バルブ451〜45o及び吐
出用の電磁排水バルブ481〜48oを開動作さ
せ、かつ各排水ポンプ471〜47oを起動させ
て、各養殖槽341〜34o内の海水を吸入用主排
水管431〜43o及び吐出用主排水管50を通し
て海洋中へ排出する。又、排水動作により、各養
殖槽341〜34o内の水面レベルがレベルL2より
低い設定レベル(ローレベル)以下になると、こ
れを検知した制御ユニツトが排水ポンプ471
47oに停止指令を与え、かつ排水バルブ451
45o,481〜48oを閉成させる。これと同時
に主給水ラインの給水バルブ411〜41oを開い
てサイホン効果により各養殖槽341〜34oへ海
洋から新しい海水を注入する。
このようにして、所定の時間間隔で各養殖槽内
の海水の置換(換水)を行ない、海洋から完全に
隔離された養殖槽内で魚介類の大規模養殖を可能
にする。
又、各養殖槽341〜34oへの海水の換水率
は、養殖対象である魚介類の種類によつて異なる
が、例えば銀鮭の場合は、1時間当たり1回程度
である。又、各養殖槽内の換水は、上記のような
断続運転でなく、連続運転によつて行なつてもよ
い。
予備排水管441〜44o,51及び排水バルブ
461〜46o,491〜49oを含む予備用排水ラ
インは、主排水ラインの配管中に付着した生物等
の除去作業あるいは主排水ラインの修理,交換時
等に使用される。
次に、非常用エアーブロワ57の動作について
述べる。
各養殖槽341〜34oの海水を置換するための
排水ポンプ471〜47oが故障した場合は、これ
を各排水ポンプ471〜47oの吐出側に設けたフ
ロースイツチ(図示せず)で検出し、故障した排
水ポンプの属する養殖槽に対応したエアー供給系
のエアーバルブ591〜59oを開くと同時に、エ
アーブロワ57を起動する。すると、エアーブロ
ワ57からの圧縮空気は、開成されたエアーバル
ブ591〜59o及びエアー供給管581〜58o
通してノズル管601〜60oに圧送され、ノズル
管の各ノズル口からエアーを噴出することで養殖
槽341〜34o内に循環流を生じさせると同時
に、海水中に酸素を補給し、養殖槽内の魚介類が
斃死するのを防止する。
上述したような実施例にあつては、余剰タンカ
ー等を二次利用するものであるため、船体及び船
倉,油槽を、そのまた養殖用の浮体及び養殖槽と
して利用でき、餌倉庫,魚介類の貯蔵庫及び加工
処理設備を含めた大規模養殖施設を低コストで構
築できると共に、タンカーとしての航行機能を残
すことにより養殖に最適な適温水を求めて自由に
移動できるほか、前記第1図に示す実施例と同様
な効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、タンカー,バ
ージ等から成り海洋上を移動可能な養殖用浮体
と、この養殖用浮体内に形成され海洋から隔絶さ
れた養殖槽と、この養殖槽と海洋とを連通しかつ
海面と前記養殖槽との間の圧力水頭差によるサイ
ホン効果を利用して養殖槽に対する注水,排水の
一方を行なう給排水経路と、前記養殖槽に対し海
水の注水,排水の他方を行なう給排水手段とを備
え、前記給排水経路及び前記給排水手段は、前記
養殖槽の上部を経由して前記養殖槽と海洋側とを
連通しており、前記養殖用浮体には、制御ユニツ
トが設置され、前記給排水経路には、給水又は排
水用の電磁式バルブ及び海水注入方向に開くチエ
ツキバルブが設けられ、前記給排水手段には、前
記養殖用浮体上部に設けられた給水又は排水用の
ポンプが設置され、前記養殖槽内には、内部の海
水レベルを検出する液面センサが設置され、前記
制御ユニツトは、前記液面センサからの検出信号
又は前記養殖槽内の海水と海洋の海水との置換時
の指令に基づいて、前記給水又は排水用の電磁式
バルブの開閉及び給水又は排水用のポンプの運
転・停止を制御するように構成されているので、
養殖槽内への海水注入又は養殖槽から海中への海
水排出時に、制御ユニツトが、液面センサからの
検出信号又は養殖槽内の海水と海洋の海水との置
換時の指令に基づいて、給水又は排水用の電磁式
バルブ及び海水注入方向に開くチエツキバルブと
給水又は排水用のポンプとを確実に制御すること
が可能となり、養殖槽内の海水を低コストで導
入,置換することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは本発明の浮遊式養殖装置の
基本構成を示す概略断面図である。第2図は本発
明の養殖装置をタンカーに適用した場合の例を示
す全体の概略構成図である。第3図は従来の養殖
装置の構成図である。 主要な部分の符号の説明、10,30…浮体、
11,341〜34o…養殖槽、13,35…給水
管、14,37,38…チエツキバルブ、15,
411〜41o…給水バルブ、16,471〜47o
…排水ポンプ、17,18,431〜43o,44
〜44o…排水管、19…制御ユニツト、20…
液面センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タンカー,バージ等から成り海洋上を移動可
    能な養殖用浮体と、 この養殖用浮体内に形成され海洋から隔絶され
    た養殖槽と、 この養殖槽と海洋とを連通しかつ海面と前記養
    殖槽との間の圧力水頭差によるサイホン効果を利
    用して養殖槽に対する注水,排水の一方を行なう
    給排水経路と、 前記養殖槽に対し海水の注水,排水の他方を行
    なう給排水手段とを備え、 前記給排水経路及び前記給排水手段は、前記養
    殖槽の上部を経由して前記養殖槽と海洋側とを連
    通しており、 前記養殖用浮体には、制御ユニツトが設置さ
    れ、 前記給排水経路には、給水又は排水用の電磁式
    バルブ及び海水注入方向に開くチエツキバルブが
    設けられ、 前記給排水手段には、前記養殖用浮体上部に設
    けられた給水又は排水用のポンプが設置され、 前記養殖槽内には、内部の海水レベルを検出す
    る液面センサが設置され、 前記制御ユニツトは、前記液面センサからの検
    出信号又は前記養殖槽内の海水と海洋の海水との
    置換時の指令に基づいて、前記給水又は排水用の
    電磁式バルブの開閉及び給水又は排水用のポンプ
    の運転・停止を制御するように構成されている ことを特徴とする浮遊式養殖装置。
JP63198534A 1988-08-09 1988-08-09 浮遊式養殖装置 Granted JPH0249522A (ja)

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