JPH04271007A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH04271007A
JPH04271007A JP5400691A JP5400691A JPH04271007A JP H04271007 A JPH04271007 A JP H04271007A JP 5400691 A JP5400691 A JP 5400691A JP 5400691 A JP5400691 A JP 5400691A JP H04271007 A JPH04271007 A JP H04271007A
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JP
Japan
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tape
head
drum
playback
track
Prior art date
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JP5400691A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Koga
裕久 古賀
Kenji Kobayashi
健治 小林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH04271007A publication Critical patent/JPH04271007A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ヘッドで信号の記
録/再生を行う磁気記録再生装置に関し、特に、ディジ
タルVTRに適用して好ましいものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、映像信号を記録する傾斜トラ
ックがテープの幅方向の一方に偏って形成される当該テ
ープを、第1,第2の1対のドラムに巻き付けると共に
、これら第1,第2のドラムの間で回転して上記テープ
を走査する再生ヘッドによって上記映像信号を再生する
磁気記録再生装置としては、例えば、国際無線通信諮問
委員会(CCIR)のいわゆる4:2:2ディジタルV
TRフォーマット(D−1フォーマット)で、映像信号
(及び音声信号)の記録/再生を行う磁気記録再生装置
がある。
【0003】この磁気記録再生装置においては、例えば
、2対の再生用の磁気ヘッドを180度対向する位置に
配置した回転ヘッドが、第1のドラムとしての上ドラム
と第2のドラムとしての下ドラムとの間に配されており
、この回転ヘッドの上記再生ヘッドでテープ上の傾斜ト
ラックを走査することで、当該傾斜トラックに記録され
ている映像信号等を読み取るようにしている。
【0004】上記4:2:2ディジタルVTRフォーマ
ットにおけるテープフォーマットは、図8に示すような
ものである。この図8のテープフォーマットにおいて、
テープには、ディジタル画像データ及びディジタルオー
ディオデータが記録される傾斜トラック(プログラムト
ラック)STと、編集用キュー音声トラックATと、コ
ントロールトラックCTと、タイムコードトラックTC
Tとが形成される。上記傾斜トラックSTは、テープ基
準縁ETに対して1.8mmの位置から記録が開始され
るようになっていると共に、そのトラック角θは、テー
プ基準縁ETに対して5°24′02″となっている。 上記タイムコードトラックTCTは、テープ長手方向に
形成されるトラックであって、このトラック幅の一方の
端がテープ基準縁ETから0.2mmの距離に配され、
他方の端が0.7mmの距離に配されるものである。ま
た、上記コントロールトラックCTもテープ長手方向に
形成されるものであって、テープ基準縁ETから1.0
mmの距離に一方の端が配され、1.5mmの距離に他
方の端が配されるものである。更に、上記編集用キュー
音声トラックATもテープ長手方向に形成され、テープ
基準縁ETから18.1mmの距離に一方の端が配され
、18.8mmの距離に他方の端が配されるものである
。このような各トラックを有するテープが上記上ドラム
及び下ドラムに巻き付けられて図中矢印TR方向に走行
するようになされると共に、上記両ドラム間に配される
上記回転ヘッドの再生ヘッドがこのテープ上を図中矢印
HR方向に走査して上記傾斜トラックSTに記録された
信号を読み取るようにしている。なお、このフォーマッ
トのテープにおいては、上述のように、テープの幅方向
の一方に1本の編集用キュー音声トラックATが配され
ているのに対し、他方はコントロールトラックCTとタ
イムコードトラックTCTの2本のトラックが配されて
いるため、上記傾斜トラックSTがテープの幅方向の上
記一方に偏って形成されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記磁気記録
再生装置において、例えば−1倍〜+2倍速等の可変速
再生を行う場合、当該装置の回転ヘッドの1対の再生ヘ
ッドは、1回の走査でテープ上の複数の傾斜トラックS
Tを走査するようになる。この場合の再生映像には、い
わゆるディジタルノイズが生ずることになる。なお、ア
ナログVTRの場合は、再生画面に複数の帯状ノイズが
生ずることになる。
【0006】このようなノイズの無いノイズレスの可変
速度再生を行うためには、上記1対の再生ヘッドをバイ
モルフ等の可動素子に取り付けて当該再生ヘッドを上記
傾斜トラックSTの幅方向に変位可能となし、この可動
素子を駆動する(いわゆるダイナミックトラッキング)
ことによって、当該再生ヘッドが上記傾斜トラックST
を確実にトレースできるようにすることが必要である。
【0007】上記可変速再生として例えば−1倍速再生
を行う場合の上記可動素子は、例えば図9に示すように
駆動されることになる。この図9において、可動素子の
無変移時の中立位置Cは上記傾斜トラックの中心線位置
に対応している。上記可動素子は、上記再生ヘッドが傾
斜トラックをトレースし始めるトレース開始部では上記
中立位置Cに対して上(傾斜トラックの中心線に対して
上)に変移させられ、再生ヘッドが傾斜トラックをトレ
ースし終わるトレース終了部では下(上記傾斜トラック
の中心線に対して下)に変移させられることになる。な
お、図中区間SDは再生ヘッドがトレースしている区間
を示し、図中区間JDはヘッドジャンプの区間を、図中
Hは可動素子の変移量を示している。また、上記D−1
フォーマットにおいて、上記変移量Hが例えば262μ
mであるとすると、該D−1フォーマットのトラックピ
ッチは45μmであるので、略6トラックピッチ分に相
当する。
【0008】ところで、上述したような可変速再生を行
う場合には、上ドラム及び下ドラムへのテープのラップ
角を、通常よりも多くすることで、再生ヘッドが変位し
ても上記傾斜トラックを欠けることなく再生できるよう
になされている。しかし、このように可変速再生時にラ
ップ角を多くすると、上記再生ヘッドは、通常速度の再
生時よりも上記テープのエッジ付近をトレースするよう
になる。この場合、上記テープを支えているドラム(上
ドラム)の円筒面にこのテープの当たる量が少なくなっ
て、当該テープのエッジが上ドラムから逃げる方向に変
形してしまい、テープヘッドコンタクトが悪化するよう
になる。特に、トレース終了部付近のテープヘッドコン
タクトが変化し、このため、当該トレース終了部付近の
信号が良好に再生できなくなる。
【0009】上述のようなことから、従来は、図10に
示すように、ドラムのテープガイド部の円筒面の一部(
上ドラムDuの下端の一部)に、図10に示すような突
起部Bを設けておいて、上記テープヘッドコンタクトの
問題を解決しようとしている。すなわち、いわゆるバル
ジ加工を行って上記突起部Bを形成し、この突起部Bに
よってテープエッジ部のテープテンションを上げて上記
テープヘッドコンタクトを増加させるようにしている。 なお、この図10は、テープTを透過した状態で上ドラ
ムDuと下ドラムDd及び再生ヘッドHDを見た図であ
り、テープTは図中矢印TRで示す方向に走行し、再生
ヘッドHDは図中矢印HRに示す方向に回転する。
【0010】しかし、このバルジ加工は、ドラム(テー
プガイド)を加工する際に特殊な加工機を必要とし、ま
た、この加工精度(寸法精度)の管理も難しい。このた
め、コストアップや品質管理上の問題を生じる。また、
上記突起部Bによりテープの片伸び等が発生する虞れも
あり、上記テープヘッドコンタクトを改善するための対
策としては良好なものとは言い難い。
【0011】また、上記テープヘッドコンタクトの改善
のための他の方法としては、上記トレース終了部分に、
例えば高圧の空気を吹きつけたり、或いは不織布等で形
成されたローラを押し当てる等の方法も考えられる。
【0012】しかし、この場合、テープを円筒状のドラ
ム(テープガイド)に巻き付けた後に上記空気を吹きつ
けるための装置或いはローラを押し当てるための装置を
、所定の位置に移動しなければならないため、複雑な機
構が必要となってしまう。また、例えば空気を吹きつけ
る位置がずれたりすると、他の良好なテープヘッドコン
タクト部のコンタクトに悪影響を及ぼす虞れがある。 更に、上記ローラでテープを押しつけることで、ヘッド
クロッグを生ずる危険性もある。
【0013】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、特殊な加工や、複雑な機構を必
要とせずに、テープのトレース終了部分でのテープヘッ
ドコンタクトを改善して、この部分での信号再生を良好
にすることができる磁気記録再生装置を提供することを
目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、上述の目的を達成するために提案されたものであ
り、映像信号を記録する傾斜トラックがテープの幅方向
の一方に偏って形成される当該テープを、第1のドラム
及び第2のドラムからなる1対のドラムに巻き付けると
共に上記一方側のテープエッジが上記第1のドラムと接
触するようにし、これら第1,第2のドラムの間で回転
して上記テープを走査する再生ヘッドによって上記映像
信号を再生する磁気記録再生装置であって、上記第1及
び第2のドラムに対して、上記テープを上記一方のテー
プエッジ側に移動させた状態で巻き付けると共に、上記
再生ヘッドは、上記一方側のテープエッジが接触する上
記第1のドラムよりに偏って設けられてなるものである
。ここで、上記再生ヘッドの各ヘッドチップは、後行ヘ
ッドが先行ヘッドよりも常に下側(トレース方向に対し
て垂直方向の下側)になるように配列されると共に、後
行ヘッドがホームトラックとなるように配置されている
【0015】
【作用】本発明の磁気記録再生装置によれば、テープは
、第1及び第2のドラムに対して一方のテープエッジ側
に移動させた状態で巻き付けられているため、この一方
側のテープエッジと第1のドラムとの当たる量が増して
、テープエッジの変形が少なくなり、テープヘッドコン
タクトが改善されるようになる。また、再生ヘッドを、
一方側のテープエッジが接触する第1のドラムよりに偏
って設けているため、傾斜トラックのトレースが正確に
行える。
【0016】
【実施例】以下、本発明の磁気記録再生装置の実施例を
、図面を参照しながら説明する。図1には、本発明実施
例の磁気記録再生装置の要部である回転ヘッドの概略構
成を示す。なお、本実施例は、前述した4:2:2ディ
ジタルVTRフォーマット(D−1フォーマット)で、
映像信号(及び音声信号)の記録/再生を行う磁気記録
再生装置としている。
【0017】この図1の回転ヘッドDRは、第1のドラ
ムである上ドラムと第2のドラムである下ドラムとから
なる1対のドラムの、両ドラムの間で回転してテープを
走査する2対の再生ヘッドP(C2 ),P(D2 )
,P(A1 ),P(B1 )及びP(A2 ),P(
B2 ),P(C1 ),P(D1 )が配されてなる
ものである。ここで、上記上ドラム及び下ドラムには、
ディジタル映像データ(及びディジタルオーディオデー
タ)の記録される傾斜トラックが前述の図8で示したよ
うにテープの幅方向の一方に偏って形成される当該テー
プを巻き付ける。 また、このテープは、図8に示したようなトラック角θ
に応じた角度で上記上ドラム及び下ドラムに巻き付けら
れる。上記回転ヘッドDRを図中矢印rで示す方向に回
転させることで、上記再生ヘッドは、上記テープの傾斜
トラックを走査し、当該傾斜トラックに記録された上記
ディジタル映像データ等を再生するようになる。
【0018】また、本実施例では、上記D−1フォーマ
ットのテープを用いているため、上記一方側のテープエ
ッジ(以下、上エッジとする)は上ドラム側となり、し
たがって、上記テープは、当該上ドラム側に上記上エッ
ジが接触するように巻き付けられている。
【0019】更に、上記テープは、上記上ドラム及び下
ドラムに対して、上記上エッジ側に移動させた状態で巻
き付けられるようになっている。換言すれば、上記テー
プは、当該テープが上記上ドラムと接触を開始する位置
(或いは接触終了位置)での上記上エッジと上記上ドラ
ムの上記再生ヘッド側の端部(下端部)との距離を増す
ようにして、上記上ドラム及び下ドラムに巻き付けられ
るようになっている。具体的には、テープの上記上ドラ
ム及び下ドラムに対するラップ角を、上記接触開始位置
側(上記回転方向rと反対方向側)に増やすことで、こ
の距離を増加させるようにしている。すなわち、上記D
−1のテープフォーマットを維持しつつ上記ラップ角を
上記回転方向rと反対方向側に増やすことにより、上記
トレース角θに応じた角度でドラムに巻き付けられたテ
ープと当該ドラムとの接触終了位置が後退(回転方向r
と反対方向に移動)して、上記テープの上エッジと上ド
ラムの下端部との上記距離が増加するようになる。
【0020】このように、本実施例においては、テープ
と上ドラムとの当たる量が増して、テープエッジの変形
が少なくなり、テープヘッドコンタクトが改善されるよ
うになる。
【0021】また、本実施例において、上記再生ヘッド
は、上述したように、P(C2 ),P(D2 ),P
(A1 ),P(B1 )及びP(A2 ),P(B2
 ),P(C1),P(D1 )の順で配列されると共
に、上記傾斜トラックが偏っている上記一方側のテープ
エッジ(上エッジ)が接触する方の上記上ドラムよりに
偏って設けられている。すなわち、本実施例では、上記
再生ヘッドの各ヘッドチップは、後行ヘッドが先行ヘッ
ドよりも常に下側(トレース方向に対して垂直方向の下
側)になるような配列とすると共に、後行ヘッドがホー
ムトラックとなるように配置されている。
【0022】以下、本発明実施例において、上述したよ
うな再生ヘッド配置及びラップ角とした理由について述
べる。上述した本発明実施例の回転ヘッドは、本件出願
人が先に提案した特開平2−108382号公報に示す
装置に用いられる回転ヘッドと同様に、1つの可動素子
に4つの再生ヘッドを搭載すると共に、この可動素子を
上記回転ヘッド上の180°対向する位置に配置するこ
とで、2対(8個)の再生ヘッドを有している。すなわ
ち、この公報記載の装置は、映像信号がセグメント方式
の傾斜トラックを形成する如く記録された記録媒体を、
記録時とは異なる走行速度で走行させ、変移装置によっ
て、再生ヘッドを記録媒体の傾斜トラックを横切る方向
に変移させ、その再生ヘッドによって、映像信号を再生
するようにした映像信号再生装置において、再生ヘッド
が1回の走査で再生し得る傾斜トラックの数が、記録媒
体の記録時に記録ヘッドの1回の走査で形成される傾斜
トラックの数より多くなるように、再生ヘッドのチャン
ネル数を選定するようにしたものであり、これにより、
構成簡単にして変移装置の変移量をあまり大きくせずに
、比較的広範囲の変速再生速度を以て、記録媒体の映像
信号を変速再生することができるようにしたものである
【0023】ここで、上記公報記載の回転ヘッド(初期
検討時のヘッド)は、図2に示すように、1つの可動素
子(バイモルフ)に4つの再生ヘッドが搭載されており
、バイモルフBM1 には再生ヘッドP(A1 ),P
(B1 ),P(C2 ),P(D2 )が搭載され、
バイモルフBM2 には再生ヘッドP(C1 ),P(
D1 ),P(A2 ),P(B2 )が搭載されてい
る。このバイモルフBM1 とBM2 が回転ヘッドD
R上の180°対向する位置に配されている。また、こ
の回転ヘッドDRには、記録ヘッドR(A),R(B)
と、R(C),R(D)が配されている。この時、該回
転ヘッドDRが図中矢印rで示す方向に回転することで
、テープ上には図3に示すようなA,B,C,Dの順で
傾斜トラックが形成されるようになる。
【0024】ところで、当該回転ヘッドにおいては、上
記記録ヘッドからの漏洩磁束(漏洩フラックス)が再生
ヘッドに飛び込むという問題が有り、これを解決するた
めに、上記各記録ヘッド間には電磁シールドを施してい
る。このため、記録ヘッドのR(A)とR(B)との間
或いはR(C)とR(D)の間の間隔は、ある一定の間
隔が必要となる。これに対し、再生ヘッドが配される可
動素子においては、先端部の質量を軽くして駆動の応答
特性を上げることが必要であるため、該可動素子上に搭
載される各再生ヘッドのサイズ(ヘッドチップサイズ)
を可能な限り小さくすると共に各再生ヘッドの間隔を短
くする必要がある。このようなことから、上記記録ヘッ
ドにおける各ヘッド間の間隔と、再生ヘッドにおける各
ヘッド間の間隔が異なるようになる。しかし、信号処理
の観点からは、例えばEEモードと再生モードとで、上
記AトラックとBトラックから得られるデータのタイミ
ングが等しい方が、処理が簡単であり、望ましい。
【0025】上述のようなことから、図4に示すように
、図2の再生ヘッドP(B1 )とP(C2 )及びP
(A2 )とP(D1 )の配置位置を交換することで
、上記信号処理上の問題を解決してAトラックとBトラ
ックから得られるデータのタイミングが等しくなるよう
にした。ここで、上記図4のヘッド配置で、前記図3に
示すようなA,B,C,Dの傾斜トラックをトレースす
るには、例えば図5に示すような再生ヘッド配置とする
必要がある。なお、この図5はテープを透過して見た再
生ヘッドの配置を示すものである。すなわち、この図5
において、各再生ヘッドは、図中矢印HR方向に移動す
ると共に、再生ヘッドP(C2 ),P(D2 )は、
それぞれ図3のトラックC,Dをトレースするので、こ
れら4つの再生ヘッドの高さ関係は、上から順にP(A
1 ),P(B1 ),P(C2 ),P(D2 )の
順になる。なお、この図5も、テープTを透過して各ヘ
ッドを見た様子を示している。
【0026】ところが、この図4,図5のヘッド配置及
び高さ関係で、例えば−1〜+2倍速再生等の可変速再
生を行うと、後行の再生ヘッドP(B1 )及びP(D
1 )のトレース終了部分でのテープヘッドコンタクト
が悪化し、当たり波形にいわゆる「くびれ」といわれる
スペーシングが生ずるようになる。
【0027】すなわち、各再生ヘッドのチップは、前述
の上ドラム及び下ドラムのテープガイド部よりも、40
μm〜50μm程度突き出しており、このため、テープ
は、この再生ヘッドの突き出しによって、該再生ヘッド
と接触している部分がいわゆる「テント」を張ったよう
な状態に変形することになる。この変形を支配している
のは、テープテンションとテープの剛度(スティフネス
)及び空気圧の3つのパラメータである。上記トレース
終了部では、この3つのパラメータが全てテープの上エ
ッジ部で変化し易くなる。この変化し易さは、上エッジ
に近づく程大きくなる。このことは、再生ヘッドが当該
上エッジ付近をトレースしている時に、当該再生ヘッド
の上部(すなわちテープの上エッジ側)のテープが変形
し易く、テープガイド部から離れる方向に変形すること
を示している。この変形が、テープと再生ヘッドとのヘ
ッドコンタクトの悪化に結びついている。
【0028】このことを図6を用いて説明すると、再生
ヘッドP(B1 )とP(C2 )との関係において、
再生ヘッドP(C2 )がテープの走査を終了してテー
プエッジ(上エッジEu)に位置した時、上記再生ヘッ
ドP(B1 )は未だ再生途中となっている。この時、
当該再生ヘッドP(B1 )は、再生ヘッドP(C2 
)よりも高い位置(上)に配置されているため、前述の
ように、テープの上エッジEuに近く、したがって、テ
ープの変形が起こりやすくなり、上記スペーシングが生
じやすくなる。
【0029】このような場合、従来では、前述したよう
に、上ドラムにバルジ加工を施してテープテンションを
上げるようにしたり、高圧空気を吹きつけたりローラで
押さえたりしてテープヘッドコンタクトを改善すること
になるが、このバルジ加工等には前述した加工の困難性
や機構の複雑化等の欠点がある。また、例えば、ヘッド
の突き出し量や、首振り等のパラメータを変えるだけで
は、上記テープヘッドコンタクトやスペーシングの問題
は解決できず、エラーレートの不良を招くことになる。
【0030】ここで、上記後行する再生ヘッドP(B1
 )及びP(D1 )における上記「くびれ」は、先行
する再生ヘッドによって引き起こされるものであると考
えられる。また、図4の回転ヘッドDRにおいて、再生
ヘッドP(A1 ),P(C2 ),P(D2 )にお
けるテープヘッドコンタクトと、再生ヘッドP(B1 
)におけるテープヘッドコンタクトとの大きな違いは、
先行する再生ヘッドとの高さ関係が違うことである。換
言すれば、再生ヘッドP(B1 )に先行する再生ヘッ
ドP(C2 )の高さが、当該再生ヘッドP(B1 )
の配置高さよりも下に位置していることのみが他の再生
ヘッド間での高さ関係と異なっていることである。
【0031】このようなことから、上記再生ヘッドP(
B1 )を、上記再生ヘッドP(C2 )よりも下(低
)に配置するようにする。これにより、先行する再生ヘ
ッドP(C2 )によってテープが変形しても、後行す
る再生ヘッドP(B1 )が当該テープの変形に影響さ
れ難くなる。すなわち、後行するヘッドは、先行するヘ
ッドよりも下に配置する方が、テープヘッドコンタクト
を確保し易くなる。
【0032】なお、再生ヘッドのトレース開始部に関し
ては、上記トレース終了部とは逆に、先行するヘッドは
後行するヘッドよりも下に配置される方がコンタクトが
良くなる。しかし、上述のD−1フォーマットでは、前
述した図8に示したように、テープの幅方向の一方に1
本の編集用キュー音声トラックATが配されているのに
対し、他方はコントロールトラックCTとタイムコード
トラックTCTの2本のトラックが配されているため、
上記傾斜トラックSTがテープの幅方向の一方に偏って
形成されている。上記トレース開始部(傾斜トラックの
トレース開始端)のテープの下エッジからの距離は、1
.8mm有り、テープの上エッジからトレース終了部(
傾斜トラックのトレース終了端)までの距離の1.2m
mよりも距離が長い。したがって、その分だけ上記トレ
ース開始部の方は、テープが変形し難くなり、トレース
終了部を重要視したヘッド配列が望ましい。
【0033】また、上記バイモルフBM1 ,BM2 
には4つの再生ヘッドが配置されるため、例えば前述し
た−1倍速再生を行う場合のトータルラップ角は、図7
に示すように、10トラックピッチ分通常のラップ角よ
りも増やす必要がある。すなわち、−1倍速再生を行う
場合、可動素子は、上記トレース開始部で3トラック分
上に変移され、トレース終了部で3トラック分下に変移
されるため、トータルラップ角は、上記4つの再生ヘッ
ドの4トラック分と合わせて10トラックピッチ分必要
となる。この時、前述の様に、テープエッジ(上エッジ
)にヘッドが近づく程テープヘッドコンタクトが悪化す
るため、上記ラップ角は、トレース終了部側よりもトレ
ース開始部側に増やす方が良い。更に、再生ヘッドのト
レース終了部のヘッドコンタクトを確保するためには、
4トラックの内の下の2トラックを、ホームトラックh
tのレコード  コンフィデンス時のヘッド位置とする
方がよい。
【0034】なお、前述の図2の再生ヘッドで可変速再
生を行う場合には、トレース終了部分で必要なトラック
ピッチは6トラックピッチ分となるのに対し、本実施例
の図1の再生ヘッドの場合のトレース終了部分で必要な
トラックピッチは、4トラックピッチとなる。このため
、トレース終了部分において可動素子の変移量を2トラ
ックピッチ分少なくすることができ、したがって、テー
プ上エッジと再生ヘッドとの前期距離も長くなり、テー
プヘッドコンタクトが改善されるようになる。なお、ト
レース開始部分で必要なトラックピッチについては、図
2の再生ヘッドが3トラックピッチ、図1の再生ヘッド
が5トラックピッチとなるが、前述したようにD−1フ
ォーマットのテープはトレース開始部分に当たる位置が
、テープ基準縁ETから1.8mmあるため、充分なテ
ープヘッドコンタクトが確保できている。
【0035】上述のようなことから、本実施例では、再
生ヘッドのヘッド配置を、図1に示すようなヘッド配置
とすることによって、可変速再生時、例えば−1〜+2
倍速再生時のトレース終了部分の良好なテープヘッドコ
ンタクトが確保できるようにしている。また、バルジ加
工等の特殊な加工や、複雑な機構が不要となると共に、
例えば中ドラム等を挿入することなく、良好なテープヘ
ッドコンタクトを得ることができるので、コストダウン
、減磁問題の解消、テンション増加の軽減等のメリット
がある。更に、例えば同時録再時に2倍の再生ヘッド全
てが再生でき、ランダム性のエラーに対してはエラーレ
ートの向上が望める。
【0036】また、上記図1に示すようなヘッド配列以
外のヘッド配列の場合は、良好なテープヘッドコンタク
トが得られず、また、バルジ加工等の特殊加工を施す必
要が生じ、更に、コストアップや品質管理上の問題も生
ずるようになる。本実施例では、上述のような高価な加
工が不要で、ヘッド位置を上記配置とするだけで、良好
なテープヘッドコンタクトが得られるようになる。なお
、上記テープにおいて、傾斜トラックの偏る上記一方が
、前述したD−1フォーマットのテープと逆の場合は、
これら再生ヘッドの配列は逆の配列となる。すなわち、
例えば、再生ヘッドの配列は、P(A1 ),P(B1
 ),P(C2 ),P(D2 )及びP(C1 ),
P(D1 ),P(A2 ),P(B2 )となる。
【0037】
【発明の効果】上述のように、本発明の磁気記録再生装
置においては、テープを、第1のドラム及び第2のドラ
ムに対して、一方のテープエッジ側に移動させた状態で
巻き付けると共に、再生ヘッドを、一方側のテープエッ
ジが接触する第1のドラムよりに偏って設けているため
、例えばバルジ加工等の特殊な加工や、複雑な機構を必
要とせず低コストで、良好なテープヘッドコンタクトを
得ることができる。したがって、信号再生を良好にする
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の磁気記録再生装置の要部の回転
ヘッドの概略構成を示す図である。
【図2】初期検討時の再生ヘッドの配列を示す配置図で
ある。
【図3】テープ上の傾斜トラックを示す図である。
【図4】途中段階での検討時の再生ヘッドの配列を示す
配置図である。
【図5】再生ヘッドチップの高さと配列とを示す配置図
である。
【図6】再生ヘッドの先行,後行を説明するための図で
ある。
【図7】ラップ角を説明するための図である。
【図8】4:2:2ディジタルVTRフォーマットにお
けるテープフォーマットを説明するための図である。
【図9】−1倍速再生時の可動素子の変移量を示す図で
ある。
【図10】バルジ加工を説明するための図である。
【符号の説明】
BM1 ,BM2 ・・・・・バイモルフP(A1 )
,P(B1 ),P(C2 ),P(D2 ),P(A
2 ),P(B2 ),P(C1 ),P(D1 )・
・・・再生ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  映像信号を記録する傾斜トラックがテ
    ープの幅方向の一方に偏って形成される当該テープを、
    第1のドラム及び第2のドラムからなる1対のドラムに
    巻き付けると共に上記一方側のテープエッジが上記第1
    のドラムと接触するようになし、これら第1,第2のド
    ラムの間で回転して上記テープを走査する再生ヘッドに
    よって上記映像信号を再生する磁気記録再生装置におい
    て、上記第1及び第2のドラムに対して、上記テープを
    上記一方のテープエッジ側に移動させた状態で巻き付け
    ると共に、上記再生ヘッドは、上記一方側のテープエッ
    ジが接触する上記第1のドラムよりに偏って設けられる
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP5400691A 1991-02-26 1991-02-26 磁気記録再生装置 Pending JPH04271007A (ja)

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