JPH04279647A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH04279647A JPH04279647A JP6892691A JP6892691A JPH04279647A JP H04279647 A JPH04279647 A JP H04279647A JP 6892691 A JP6892691 A JP 6892691A JP 6892691 A JP6892691 A JP 6892691A JP H04279647 A JPH04279647 A JP H04279647A
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- thermoplastic resin
- resin
- resin composition
- alkyl
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- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂組成物に関
し、更に詳しくは、耐衝撃性、耐表層剥離性、流動性に
優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。最近、異種の特性
を持つポリマー同士をアロイ化して樹脂を改質すること
が盛んに検討されている。例えば、オレフィン系樹脂と
スチレン系樹脂あるいは塩化ビニル系樹脂とのアロイに
ついて、次の様な報告がされている。すなわち、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体によりアロイ化すること(特公
昭60−36178)、ポリエチレン−EPDM変性物
によりアロイ化すること(特開昭63−304039、
特開平1−165640)、ポリプロピレンとスチレン
系樹脂のブロック体によりアロイ化すること(特開平2
−199127、2−199128、2−199129
)等である。しかしながら、これら従来の方法では、耐
衝撃性の低下をひきおこしたり、また射出成形等の高剪
断下での成形後に成形品の表層が成形品と僅かな力で分
離するという表層剥離現象が起こり、実用に適さない等
の問題があった。
し、更に詳しくは、耐衝撃性、耐表層剥離性、流動性に
優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。最近、異種の特性
を持つポリマー同士をアロイ化して樹脂を改質すること
が盛んに検討されている。例えば、オレフィン系樹脂と
スチレン系樹脂あるいは塩化ビニル系樹脂とのアロイに
ついて、次の様な報告がされている。すなわち、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体によりアロイ化すること(特公
昭60−36178)、ポリエチレン−EPDM変性物
によりアロイ化すること(特開昭63−304039、
特開平1−165640)、ポリプロピレンとスチレン
系樹脂のブロック体によりアロイ化すること(特開平2
−199127、2−199128、2−199129
)等である。しかしながら、これら従来の方法では、耐
衝撃性の低下をひきおこしたり、また射出成形等の高剪
断下での成形後に成形品の表層が成形品と僅かな力で分
離するという表層剥離現象が起こり、実用に適さない等
の問題があった。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決し、耐衝撃性、耐表層剥離性、流動性に優れた熱可塑
性樹脂組成物を提供することを目的とする。
決し、耐衝撃性、耐表層剥離性、流動性に優れた熱可塑
性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の課
題を解決するため鋭意検討した結果、スチレン系樹脂及
び又は塩化ビニル系樹脂又はこれらとオレフィン系樹脂
に対し、オレフィン系重合体のブロックとアルキル(メ
タ)アクリレート系重合体のブロックからなるブロック
共重合体変性剤を使用すると、驚くべきことに、耐衝撃
性が低下せず、かつ高剪断下での表層剥離が起こらない
ことを見出し、本発明を完成した。
題を解決するため鋭意検討した結果、スチレン系樹脂及
び又は塩化ビニル系樹脂又はこれらとオレフィン系樹脂
に対し、オレフィン系重合体のブロックとアルキル(メ
タ)アクリレート系重合体のブロックからなるブロック
共重合体変性剤を使用すると、驚くべきことに、耐衝撃
性が低下せず、かつ高剪断下での表層剥離が起こらない
ことを見出し、本発明を完成した。
【0004】すなわち、本発明はスチレン系樹脂(A)
及び又は塩化ビニル系樹脂(B)10〜100重量部と
オレフィン系樹脂(C)90〜0重量部からなる(A)
、(B)、(C)の合計100重量部に対し、オレフィ
ン系重合体のブロック(d1 )とアルキル(メタ)ア
クリレート系重合体のブロック(d2 )からなるブロ
ック共重合体変性剤(D)3〜50重量部をブレンドし
てなる熱可塑性樹脂組成物を内容とするものである。
及び又は塩化ビニル系樹脂(B)10〜100重量部と
オレフィン系樹脂(C)90〜0重量部からなる(A)
、(B)、(C)の合計100重量部に対し、オレフィ
ン系重合体のブロック(d1 )とアルキル(メタ)ア
クリレート系重合体のブロック(d2 )からなるブロ
ック共重合体変性剤(D)3〜50重量部をブレンドし
てなる熱可塑性樹脂組成物を内容とするものである。
【0005】本発明に用いられるスチレン系樹脂(A)
としては、ABS樹脂、AS樹脂、MABS樹脂、MB
S樹脂、AAS樹脂、AES樹脂、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン−α−メチルスチレン共重合体、
アクリロニトリル−メチルメタクリレート−ブタジエン
−スチレン−α−メチルスチレン共重合体、スチレン−
無水マレイン酸共重合体、スチレン−マレイミド共重合
体、スチレン−N−置換マレイミド共重合体、アクリロ
ニトリル−スチレン−N−置換マレイミド共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン−β−イソプロ
ペニルナフタレン、アクリロニトリル−メチルメタクリ
レート−ブタジエン−スチレン−α−メチルスチレン−
マレイミド共重合体等が例示され、これらは単独又は2
種以上組み合わせて用いられる。耐表層剥離性を低下さ
せないため、好ましくは、塩化ビニル系樹脂と相溶性の
あるものが良い。
としては、ABS樹脂、AS樹脂、MABS樹脂、MB
S樹脂、AAS樹脂、AES樹脂、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン−α−メチルスチレン共重合体、
アクリロニトリル−メチルメタクリレート−ブタジエン
−スチレン−α−メチルスチレン共重合体、スチレン−
無水マレイン酸共重合体、スチレン−マレイミド共重合
体、スチレン−N−置換マレイミド共重合体、アクリロ
ニトリル−スチレン−N−置換マレイミド共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン−β−イソプロ
ペニルナフタレン、アクリロニトリル−メチルメタクリ
レート−ブタジエン−スチレン−α−メチルスチレン−
マレイミド共重合体等が例示され、これらは単独又は2
種以上組み合わせて用いられる。耐表層剥離性を低下さ
せないため、好ましくは、塩化ビニル系樹脂と相溶性の
あるものが良い。
【0006】耐衝撃性を必要とする場合には、スチレン
系樹脂(A)として、ゴム状重合体40〜90重量%に
シアン化ビニル化合物、芳香族ビニル化合物、アルキル
メタクリレートから選ばれる1種以上の化合物及びこれ
らと共重合可能な単量体の混合物60〜10重量%を重
合してなるグラフト共重合体を0〜70重量部含有する
スチレン系樹脂を好適に用いることができる。ゴム状重
合体としては、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ム(NBR)、ブチルアクリレート−ブタジエンゴムな
どが例示される。シアン化ビニル化合物としては、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル等が例示され、芳香
族ビニル化合物としては、スチレン、メチルスチレン、
クロロスチレン、α−メチルスチレンなどが例示され、
またアルキルメタクリレートとしては、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート等が例示される。上記ゴ
ム状重合体及び化合物は、いずれも単独又は2種以上組
み合わせて用いられる。
系樹脂(A)として、ゴム状重合体40〜90重量%に
シアン化ビニル化合物、芳香族ビニル化合物、アルキル
メタクリレートから選ばれる1種以上の化合物及びこれ
らと共重合可能な単量体の混合物60〜10重量%を重
合してなるグラフト共重合体を0〜70重量部含有する
スチレン系樹脂を好適に用いることができる。ゴム状重
合体としては、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ム(NBR)、ブチルアクリレート−ブタジエンゴムな
どが例示される。シアン化ビニル化合物としては、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル等が例示され、芳香
族ビニル化合物としては、スチレン、メチルスチレン、
クロロスチレン、α−メチルスチレンなどが例示され、
またアルキルメタクリレートとしては、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート等が例示される。上記ゴ
ム状重合体及び化合物は、いずれも単独又は2種以上組
み合わせて用いられる。
【0007】また、スチレン系樹脂(A)としては、次
の組成のものが特に好ましい。すなわち、メチルエチル
ケトン可溶部の組成が、シアン化ビニル化合物及び又は
アルキルメタクリレート化合物を共重合成分として10
〜60重量%、より好ましくは15重量%以上含有し、
還元粘度が0.2〜0.9dl/g(ジメチルホルムア
ミド溶液、30℃、濃度0.3g/dl)、より好まし
くは0.25〜0.80dl/gである。シアン化ビニ
ル化合物及び又はアルキルメタクリレート化合物が共重
合成分として10重量%未満では耐表層剥離性が低下し
、60重量%を越えると流動性が低下し、また還元粘度
が0.2dl/g未満では衝撃強度が低下し、0.9d
l/gを越えると流動性が低下し、成形時の熱安定性が
悪くなる傾向にある。また、耐熱性を必要とする場合は
、メチルエチルケトン可溶部の組成が、α−メチルスチ
レン含量30重量%以上のスチレン系樹脂であることが
好ましい。
の組成のものが特に好ましい。すなわち、メチルエチル
ケトン可溶部の組成が、シアン化ビニル化合物及び又は
アルキルメタクリレート化合物を共重合成分として10
〜60重量%、より好ましくは15重量%以上含有し、
還元粘度が0.2〜0.9dl/g(ジメチルホルムア
ミド溶液、30℃、濃度0.3g/dl)、より好まし
くは0.25〜0.80dl/gである。シアン化ビニ
ル化合物及び又はアルキルメタクリレート化合物が共重
合成分として10重量%未満では耐表層剥離性が低下し
、60重量%を越えると流動性が低下し、また還元粘度
が0.2dl/g未満では衝撃強度が低下し、0.9d
l/gを越えると流動性が低下し、成形時の熱安定性が
悪くなる傾向にある。また、耐熱性を必要とする場合は
、メチルエチルケトン可溶部の組成が、α−メチルスチ
レン含量30重量%以上のスチレン系樹脂であることが
好ましい。
【0008】本発明に用いられる塩化ビニル系樹脂(B
)は、平均重合度が400〜1500のものが好ましく
、更に450〜1000のものがより好ましい。平均重
合度が400未満になると衝撃強度が低下し、1500
を越えると流動性が著しく低下する傾向がある。塩化ビ
ニル系樹脂(B)は、80重量%以上が塩化ビニルであ
る単独重合体、共重合体、後塩化ポリ塩化ビニルが含ま
れ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用いられる
。共重合体にはエチレン、酢酸ビニル、メチルメタクリ
レート、ブチルアクリレート等のモノビニリデン化合物
20重量%以下が含まれていてもよい。
)は、平均重合度が400〜1500のものが好ましく
、更に450〜1000のものがより好ましい。平均重
合度が400未満になると衝撃強度が低下し、1500
を越えると流動性が著しく低下する傾向がある。塩化ビ
ニル系樹脂(B)は、80重量%以上が塩化ビニルであ
る単独重合体、共重合体、後塩化ポリ塩化ビニルが含ま
れ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用いられる
。共重合体にはエチレン、酢酸ビニル、メチルメタクリ
レート、ブチルアクリレート等のモノビニリデン化合物
20重量%以下が含まれていてもよい。
【0009】本発明に用いられるオレフィン系樹脂(C
)としては、ポリプロピレン、プロピレンとその他のα
−オレフィンとの共重合体、高密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレンとその
他のα−オレフィンとの共重合体、ポリブテン、ポリ−
4−メチルペンテン−1等のポリオレフィン類又はその
オリゴマー類、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−
プロピレン−ジエンゴム、エチレン−酢ビ共重合体、ブ
チルゴム、ブタジエンゴム、プロピレン−ブテン共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等のポリオ
レフィン系エラストマー類が挙げられ、これらは単独又
は2種以上組み合わせて用いられる。これらのうちで耐
衝撃性、耐熱性の点から、ポリプロピレン、プロピレン
とその他のα−オレフィンとの共重合体、低密度ポリエ
チレン及びそれらのオリゴマー類が好ましく、特に好ま
しくは、ポリプロピレン、プロピレンとその他のα−オ
レフィンとの共重合体及びそれらのオリゴマー類である
。
)としては、ポリプロピレン、プロピレンとその他のα
−オレフィンとの共重合体、高密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレンとその
他のα−オレフィンとの共重合体、ポリブテン、ポリ−
4−メチルペンテン−1等のポリオレフィン類又はその
オリゴマー類、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−
プロピレン−ジエンゴム、エチレン−酢ビ共重合体、ブ
チルゴム、ブタジエンゴム、プロピレン−ブテン共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等のポリオ
レフィン系エラストマー類が挙げられ、これらは単独又
は2種以上組み合わせて用いられる。これらのうちで耐
衝撃性、耐熱性の点から、ポリプロピレン、プロピレン
とその他のα−オレフィンとの共重合体、低密度ポリエ
チレン及びそれらのオリゴマー類が好ましく、特に好ま
しくは、ポリプロピレン、プロピレンとその他のα−オ
レフィンとの共重合体及びそれらのオリゴマー類である
。
【0010】このオレフィン系樹脂(C)の立体構造は
特に制限はないが、耐熱性の点からアイソタクチック含
量が好ましくは60重量%以上、より好ましくは70重
量%以上である。またオレフィン系樹脂(C)の分子量
は特に制限はないが、耐衝撃性、流動性の点から、数平
均で好ましくは500〜60000、より好ましくは1
000〜50000である。
特に制限はないが、耐熱性の点からアイソタクチック含
量が好ましくは60重量%以上、より好ましくは70重
量%以上である。またオレフィン系樹脂(C)の分子量
は特に制限はないが、耐衝撃性、流動性の点から、数平
均で好ましくは500〜60000、より好ましくは1
000〜50000である。
【0011】本発明に用いられる変性剤(D)は、オレ
フィン系重合体のブロック(d1 )とアルキル(メタ
)アリレート系重合体のブロック(d2 )からなるブ
ロック共重合体変性剤であり、本発明の樹脂組成物が耐
衝撃性、耐表層剥離性を発揮するためには必須の成分で
ある。オレフィン系重合体のブロック(d1 )として
は、ポリプロピレン、プロピレンとその他のα−オレフ
ィンとの共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、エチレンとその他のα−
オレフィンとの共重合体、ポリブテン、ポリ−4−メチ
ルペンテン−1等のポリオレフィン類又はそのオリゴマ
ー類、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレ
ン−ジエンゴム、エチレン−酢ビ共重合体、ブチルゴム
、ブタジエンゴム、プロピレン−ブテン共重合体、エチ
レン−アクリル酸エステル共重合体等のポリオレフィン
系エラストマー類が挙げられ、これらは単独又は2種以
上の組み合わせて用いられる。これらのうちで、ポリプ
ロピレン、プロピレンとその他のα−オレフィンとの共
重合体、低密度ポリエチレン及びそれらのオリゴマー類
が耐熱性を保持する上で好ましく、特に好ましくは、ポ
リプロピレン、プロピレンとその他のα−オレフィンの
共重合体及びそれらのオリゴマー類である。このオレフ
ィン系重合体のブロック(d1 )の立体構造は特に制
限はないが、耐熱性を低下させないためにはアイソタク
チック含量が好ましくは60重量%以上、より好ましく
は70重量%以上である。またオレフィン系重合体のブ
ロック(d1 )の分子量は特に制限はないが、耐衝撃
性の点から、数平均で好ましくは500〜60000、
より好ましくは1000〜50000である。オレフィ
ン系重合体ブロック(d1 )の数平均分子量は、GP
C(ゲルパーメーションクロマトグラフィー)にて測定
することができる。
フィン系重合体のブロック(d1 )とアルキル(メタ
)アリレート系重合体のブロック(d2 )からなるブ
ロック共重合体変性剤であり、本発明の樹脂組成物が耐
衝撃性、耐表層剥離性を発揮するためには必須の成分で
ある。オレフィン系重合体のブロック(d1 )として
は、ポリプロピレン、プロピレンとその他のα−オレフ
ィンとの共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、エチレンとその他のα−
オレフィンとの共重合体、ポリブテン、ポリ−4−メチ
ルペンテン−1等のポリオレフィン類又はそのオリゴマ
ー類、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレ
ン−ジエンゴム、エチレン−酢ビ共重合体、ブチルゴム
、ブタジエンゴム、プロピレン−ブテン共重合体、エチ
レン−アクリル酸エステル共重合体等のポリオレフィン
系エラストマー類が挙げられ、これらは単独又は2種以
上の組み合わせて用いられる。これらのうちで、ポリプ
ロピレン、プロピレンとその他のα−オレフィンとの共
重合体、低密度ポリエチレン及びそれらのオリゴマー類
が耐熱性を保持する上で好ましく、特に好ましくは、ポ
リプロピレン、プロピレンとその他のα−オレフィンの
共重合体及びそれらのオリゴマー類である。このオレフ
ィン系重合体のブロック(d1 )の立体構造は特に制
限はないが、耐熱性を低下させないためにはアイソタク
チック含量が好ましくは60重量%以上、より好ましく
は70重量%以上である。またオレフィン系重合体のブ
ロック(d1 )の分子量は特に制限はないが、耐衝撃
性の点から、数平均で好ましくは500〜60000、
より好ましくは1000〜50000である。オレフィ
ン系重合体ブロック(d1 )の数平均分子量は、GP
C(ゲルパーメーションクロマトグラフィー)にて測定
することができる。
【0012】アルキル(メタ)アクリレート系重合体の
ブロック(d2 )は、アルキル(メタ)アクリレート
の重合体又はこれと共重合可能な他のビニル化合物との
共重合体である。アルキルメタクリレートとしては、メ
チルメタクリレート、エチルメタアクリレート、ブチル
メタアクリレート、2−エチルヘキシルメタアクリレー
ト等が、アルキルアクリレートとしては、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等が挙げられ、これらは単独又は2種以上組み
合わせて用いられる。特に好ましくは、耐表層剥離性、
耐衝撃性の点からメチルメタクリレートが用いられる。
ブロック(d2 )は、アルキル(メタ)アクリレート
の重合体又はこれと共重合可能な他のビニル化合物との
共重合体である。アルキルメタクリレートとしては、メ
チルメタクリレート、エチルメタアクリレート、ブチル
メタアクリレート、2−エチルヘキシルメタアクリレー
ト等が、アルキルアクリレートとしては、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等が挙げられ、これらは単独又は2種以上組み
合わせて用いられる。特に好ましくは、耐表層剥離性、
耐衝撃性の点からメチルメタクリレートが用いられる。
【0013】共重合可能な他のビニル化合物としては、
スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物
、(メタ)アクリルニトリル等のシアン化ビニル化合物
、(メタ)アクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレート
、グリシジルメタクリレート等の反応性基を持つ化合物
が挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用
いられる。これらの共重合可能な他のビニル化合物は、
耐表層剥離性を低下させないために、好ましくは40重
量%以下、より好ましくは30重量%以下が用いられる
。とりわけ、耐表層剥離性の点からメチルメタクリレー
ト含量15〜80重量%〔ブロック(d2 )全体を1
00重量%として〕のブロックが好ましい。アルキル(
メタ)アクリレートのブロック(d2 )の分子量は特
に制限はないが、耐衝撃性、流動性の点から数平均で好
ましくは500〜100000、より好ましくは100
0〜60000である。アルキル(メタ)アクリレート
のブロックの数平均分子量は、GPC(ゲルパーメーシ
ョンクロマトグラフィー)にて多孔質ポリスチレンゲル
カラムを用いてTHFを溶媒とし、単分散のポリスチレ
ンを標準試料として測定することができる。
スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物
、(メタ)アクリルニトリル等のシアン化ビニル化合物
、(メタ)アクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレート
、グリシジルメタクリレート等の反応性基を持つ化合物
が挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用
いられる。これらの共重合可能な他のビニル化合物は、
耐表層剥離性を低下させないために、好ましくは40重
量%以下、より好ましくは30重量%以下が用いられる
。とりわけ、耐表層剥離性の点からメチルメタクリレー
ト含量15〜80重量%〔ブロック(d2 )全体を1
00重量%として〕のブロックが好ましい。アルキル(
メタ)アクリレートのブロック(d2 )の分子量は特
に制限はないが、耐衝撃性、流動性の点から数平均で好
ましくは500〜100000、より好ましくは100
0〜60000である。アルキル(メタ)アクリレート
のブロックの数平均分子量は、GPC(ゲルパーメーシ
ョンクロマトグラフィー)にて多孔質ポリスチレンゲル
カラムを用いてTHFを溶媒とし、単分散のポリスチレ
ンを標準試料として測定することができる。
【0014】変性剤(D)におけるオレフィン系重合体
のブロック(d1 )とアルキル(メタ)アクリレート
系重合体のブロック(d2 )の比率は特に制限はない
が、耐表層剥離性の点から1:9〜9:1が好ましい。 本発明の変性剤(D)は、スチレン系樹脂(A)及び又
は塩化ビニル系樹脂(B)10〜100重量部とオレフ
ィン系樹脂(C)90〜0重量部からなる(A)、(B
)、(C)の合計100重量部に対し、3〜50重量部
であり、更に3〜40重量部がより好ましい。3重量部
未満では耐衝撃性と耐表面剥離性の改良効果が発揮され
ず、50重量部を越えるとスチレン系樹脂あるいは塩化
ビニル系樹脂の特性が失われる。スチレン系樹脂(A)
と塩化ビニル系樹脂(B)との配合割合は15〜85重
量%に対し85〜15重量%、スチレン系樹脂(A)と
オレフィン系樹脂(C)との配合割合は10〜100重
量%に対して90〜0重量%、また塩化ビニル樹脂(B
)とオレフィン系樹脂(C)との配合割合は10〜10
0重量%に対して90〜0重量%が、塩化ビニル系樹脂
、スチレン系樹脂の性質を保持す上で好ましい。
のブロック(d1 )とアルキル(メタ)アクリレート
系重合体のブロック(d2 )の比率は特に制限はない
が、耐表層剥離性の点から1:9〜9:1が好ましい。 本発明の変性剤(D)は、スチレン系樹脂(A)及び又
は塩化ビニル系樹脂(B)10〜100重量部とオレフ
ィン系樹脂(C)90〜0重量部からなる(A)、(B
)、(C)の合計100重量部に対し、3〜50重量部
であり、更に3〜40重量部がより好ましい。3重量部
未満では耐衝撃性と耐表面剥離性の改良効果が発揮され
ず、50重量部を越えるとスチレン系樹脂あるいは塩化
ビニル系樹脂の特性が失われる。スチレン系樹脂(A)
と塩化ビニル系樹脂(B)との配合割合は15〜85重
量%に対し85〜15重量%、スチレン系樹脂(A)と
オレフィン系樹脂(C)との配合割合は10〜100重
量%に対して90〜0重量%、また塩化ビニル樹脂(B
)とオレフィン系樹脂(C)との配合割合は10〜10
0重量%に対して90〜0重量%が、塩化ビニル系樹脂
、スチレン系樹脂の性質を保持す上で好ましい。
【0015】スチレン系樹脂(A)、塩化ビニル系樹脂
(B)、オレフィン系樹脂(C)の重合については、そ
れぞれ公知の重合方法を使用することができ、その種類
、操作については特に制限はない。重合終了後は、既知
の方法により目的のパウダーを得る。変性剤(D)の重
合については、公知の重合方法を使用することができ、
その種類、操作については特に制限はない。例えば、リ
ビング重合によりポリオレフィン系重合体ブロック(d
1 )を合成し、続いてアルキル(メタ)アクリレート
系重合体ブロック(d2 )を合成して、変性剤(D)
を得る方法がある。また、リビング重合、放射線変性、
酸無水物変性によりポリオレフィン末端に、ヒドロキシ
ル基、カルボン酸基を導入し、一方、連鎖移動剤として
、β−メルカプトプロピオン酸、2−メルカプトエタノ
ールを使用し、アルキル(メタ)アクリレート重合体末
端にカルボン酸基、ヒドロキシル基を導入し、非水系溶
剤中で脱水反応し、変性剤(D)を得る方法等がある。
(B)、オレフィン系樹脂(C)の重合については、そ
れぞれ公知の重合方法を使用することができ、その種類
、操作については特に制限はない。重合終了後は、既知
の方法により目的のパウダーを得る。変性剤(D)の重
合については、公知の重合方法を使用することができ、
その種類、操作については特に制限はない。例えば、リ
ビング重合によりポリオレフィン系重合体ブロック(d
1 )を合成し、続いてアルキル(メタ)アクリレート
系重合体ブロック(d2 )を合成して、変性剤(D)
を得る方法がある。また、リビング重合、放射線変性、
酸無水物変性によりポリオレフィン末端に、ヒドロキシ
ル基、カルボン酸基を導入し、一方、連鎖移動剤として
、β−メルカプトプロピオン酸、2−メルカプトエタノ
ールを使用し、アルキル(メタ)アクリレート重合体末
端にカルボン酸基、ヒドロキシル基を導入し、非水系溶
剤中で脱水反応し、変性剤(D)を得る方法等がある。
【0016】以上述べてきた様に、本発明はスチレン系
樹脂(A)及び又は塩化ビニル系樹脂(B)と、場合に
よってポリオレフィン系樹脂(C)からなる樹脂に対し
て、特殊な構造の変性剤(C)を必須成分として含有す
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物である。本発明
の熱可塑性樹脂組成物は、通常よく知られた酸化防止剤
、熱安定剤、滑剤はもとより、必要に応じて適宜UV吸
収剤、顔料、帯電防止剤、難燃剤及び難燃助剤等を併せ
て使用することもできる。特にスチレン系樹脂、オレフ
ィン系樹脂に用いられるフェノール系抗酸化剤、ホスフ
ァイト系安定剤、塩化ビニル系樹脂に配合される錫系安
定剤及び各種脂肪酸エステル、金属石鹸、ワックス類等
の内外滑剤等は本発明の熱可塑性樹脂組成物を成形用樹
脂として、より高性能なものとするために用いることが
できる。
樹脂(A)及び又は塩化ビニル系樹脂(B)と、場合に
よってポリオレフィン系樹脂(C)からなる樹脂に対し
て、特殊な構造の変性剤(C)を必須成分として含有す
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物である。本発明
の熱可塑性樹脂組成物は、通常よく知られた酸化防止剤
、熱安定剤、滑剤はもとより、必要に応じて適宜UV吸
収剤、顔料、帯電防止剤、難燃剤及び難燃助剤等を併せ
て使用することもできる。特にスチレン系樹脂、オレフ
ィン系樹脂に用いられるフェノール系抗酸化剤、ホスフ
ァイト系安定剤、塩化ビニル系樹脂に配合される錫系安
定剤及び各種脂肪酸エステル、金属石鹸、ワックス類等
の内外滑剤等は本発明の熱可塑性樹脂組成物を成形用樹
脂として、より高性能なものとするために用いることが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例により更に詳
細に説明するが、これら実施例は本発明を限定するもの
ではない。実施例中の「部」は重量部を、「%」は重量
%を示す。実施例1 (1)変性剤(D1)の製造 キシレン中、60℃で、開始剤としてベンジルパーオキ
サイドを、連鎖移動剤として2−メルカプトエタノール
を使用し、メチルメタクリレートを公知の溶液重合法に
より、末端にカルボキシル基を持つアルキルメタクリレ
ート重合体を得た。この重合体と市販の末端カルボン酸
変性プロピレン重合体(三洋化成株式会社製MPX−1
001)をキシレンに加熱溶解後、150℃で5時間反
応させて変性剤(D1)を得た。 (2)熱可塑性樹脂の製造 公知の乳化重合法で重合した表1に示した組成のスチレ
ン系樹脂(A1)100部と変性剤(D1)10部を1
0リットルのヘンシェルミキサーでブレンドし、2軸押
出し機にてペレット化して本発明の熱可塑性樹脂組成物
のペレットを得た。
細に説明するが、これら実施例は本発明を限定するもの
ではない。実施例中の「部」は重量部を、「%」は重量
%を示す。実施例1 (1)変性剤(D1)の製造 キシレン中、60℃で、開始剤としてベンジルパーオキ
サイドを、連鎖移動剤として2−メルカプトエタノール
を使用し、メチルメタクリレートを公知の溶液重合法に
より、末端にカルボキシル基を持つアルキルメタクリレ
ート重合体を得た。この重合体と市販の末端カルボン酸
変性プロピレン重合体(三洋化成株式会社製MPX−1
001)をキシレンに加熱溶解後、150℃で5時間反
応させて変性剤(D1)を得た。 (2)熱可塑性樹脂の製造 公知の乳化重合法で重合した表1に示した組成のスチレ
ン系樹脂(A1)100部と変性剤(D1)10部を1
0リットルのヘンシェルミキサーでブレンドし、2軸押
出し機にてペレット化して本発明の熱可塑性樹脂組成物
のペレットを得た。
【0018】実施例2〜8、比較例1〜6表3に示す市
販のオレフィン系樹脂(C1)又は(C2)と実施例1
と同様の方法で合成した表1に示す組成のスチレン系樹
脂(A1)又は(A2)及び表4に示す組成の変性剤(
D1)、(D2)、(D3)又は(D4)を、表5及び
表6に示す組成比で実施例1と同様の方法により、ペレ
ットを作製した。
販のオレフィン系樹脂(C1)又は(C2)と実施例1
と同様の方法で合成した表1に示す組成のスチレン系樹
脂(A1)又は(A2)及び表4に示す組成の変性剤(
D1)、(D2)、(D3)又は(D4)を、表5及び
表6に示す組成比で実施例1と同様の方法により、ペレ
ットを作製した。
【0019】実施例9
公知の懸濁重合法で重合した表2に示した組成の塩化ビ
ニル系樹脂(B1)60部とオレフィン系樹脂(C1)
40部と変性剤(D1)10部及び安定剤2部、滑剤2
部と共に10リットルのヘンシェルミキサーでブレンド
し、2軸押出し機にてペレット化して本発明の熱可塑性
樹脂組成物のペレットを得た。安定剤はジブチルスズマ
レート、滑剤はトリグリセライドを使用した。
ニル系樹脂(B1)60部とオレフィン系樹脂(C1)
40部と変性剤(D1)10部及び安定剤2部、滑剤2
部と共に10リットルのヘンシェルミキサーでブレンド
し、2軸押出し機にてペレット化して本発明の熱可塑性
樹脂組成物のペレットを得た。安定剤はジブチルスズマ
レート、滑剤はトリグリセライドを使用した。
【0020】実施例10〜16、比較例7〜12、15
表3に示す市販のオレフィン系樹脂(C1)と実施例1
と同様の方法で合成した表1に示す組成のスチレン系樹
脂(A3)及び又は表2に示す塩化ビニル系樹脂(B1
)又は(B2)、表4に示す組成の変性剤(D1)又は
(D4)を使用し、あるいは変性剤を使用しないで、表
5及び表6に示す組成比で実施例9と同様の方法で、ブ
レンド、ペレット化し、本発明の熱可塑性樹脂のペレッ
トを得た。
表3に示す市販のオレフィン系樹脂(C1)と実施例1
と同様の方法で合成した表1に示す組成のスチレン系樹
脂(A3)及び又は表2に示す塩化ビニル系樹脂(B1
)又は(B2)、表4に示す組成の変性剤(D1)又は
(D4)を使用し、あるいは変性剤を使用しないで、表
5及び表6に示す組成比で実施例9と同様の方法で、ブ
レンド、ペレット化し、本発明の熱可塑性樹脂のペレッ
トを得た。
【0021】比較例13
実施例1と同様の方法で、表3に示す市販のオレフィン
系樹脂(C1)だけのペレットを得た。
系樹脂(C1)だけのペレットを得た。
【0022】比較例14
表3に示す市販のオレフィン系樹脂(C1)100部と
実施例1と同様の方法で合成した表4に示す組成の変性
剤(D1)10部を、10リットルのヘンシェルミキサ
ーでブレンドし、2軸押出し機にてペレット化して本発
明の熱可塑性樹脂のペレットを得た。尚、還元粘度は、
以下の方法によって、測定した。 (還元粘度)スチレン系樹脂をN,N−ジメチルホルム
アミドに濃度が0.3g/dlとなる様に溶解して高分
子溶液とし、JIS−K6721に従って、30℃でウ
ベローデ型粘度計(柴山化学機器製作所株式会社製の毛
細管粘度自動計測装置)を用い、通過時間(t)を測定
した。一方、溶媒のN,N−ジメチルホルムアミドにつ
いて同装置を用い、30℃で通過時間(t0 )を測定
し、次式により、還元粘度(ηred )を算出した。 ηred =(t/t0 −1)/C 但し、式中、Cは高分子溶液の濃度(g/dl)を意味
する。次に、前記の方法でそれぞれ作製したペレットを
用い、5オンス射出成形機により、ノズル温度を実施例
1〜8、比較例1〜6では、250℃、実施例9〜15
、比較例7〜14では、190℃に設定し、試験片を成
形した。かかる試験片の各種物性を以下に示す方法に従
って測定した。その結果を表6に併せて示す。成形品の
表層剥離性は、厚さ1.2mmの平板成形品のゲート部
からの剥離性を評価した。評価は目視による5点法とし
、最高を5点、最低を1点とした。すなわち、評価は数
字が大きいほど耐表面剥離性に優れていることを示す。 衝撃強度は、ASTM D−256規格に基づくアイ
ゾット衝撃試験で評価した。流動性は、上述の成形機を
使用し、厚み3mm×幅10mmの蚊取線香状の金型に
おける流動距離で評価した。表7及び表8に示した結果
から、本発明の組成物は、耐衝撃性、耐表層剥離性、流
動性のいずれの点においても優れていることがわかる。
実施例1と同様の方法で合成した表4に示す組成の変性
剤(D1)10部を、10リットルのヘンシェルミキサ
ーでブレンドし、2軸押出し機にてペレット化して本発
明の熱可塑性樹脂のペレットを得た。尚、還元粘度は、
以下の方法によって、測定した。 (還元粘度)スチレン系樹脂をN,N−ジメチルホルム
アミドに濃度が0.3g/dlとなる様に溶解して高分
子溶液とし、JIS−K6721に従って、30℃でウ
ベローデ型粘度計(柴山化学機器製作所株式会社製の毛
細管粘度自動計測装置)を用い、通過時間(t)を測定
した。一方、溶媒のN,N−ジメチルホルムアミドにつ
いて同装置を用い、30℃で通過時間(t0 )を測定
し、次式により、還元粘度(ηred )を算出した。 ηred =(t/t0 −1)/C 但し、式中、Cは高分子溶液の濃度(g/dl)を意味
する。次に、前記の方法でそれぞれ作製したペレットを
用い、5オンス射出成形機により、ノズル温度を実施例
1〜8、比較例1〜6では、250℃、実施例9〜15
、比較例7〜14では、190℃に設定し、試験片を成
形した。かかる試験片の各種物性を以下に示す方法に従
って測定した。その結果を表6に併せて示す。成形品の
表層剥離性は、厚さ1.2mmの平板成形品のゲート部
からの剥離性を評価した。評価は目視による5点法とし
、最高を5点、最低を1点とした。すなわち、評価は数
字が大きいほど耐表面剥離性に優れていることを示す。 衝撃強度は、ASTM D−256規格に基づくアイ
ゾット衝撃試験で評価した。流動性は、上述の成形機を
使用し、厚み3mm×幅10mmの蚊取線香状の金型に
おける流動距離で評価した。表7及び表8に示した結果
から、本発明の組成物は、耐衝撃性、耐表層剥離性、流
動性のいずれの点においても優れていることがわかる。
【0023】
【表1】 スチレン系樹脂(A)*
*ゴム量20%のABS(M)系樹脂
AN:アクリロニトリル
MMA:メチルメタクリレート
αS:α−メチルスチレン
【0024】
【表2】 塩化ビニル系樹脂(B)
【0025】
【表3】 オレフィン系樹脂(C)
【0026】
【表4】 変性剤(C)
PP:ポリプロピレン
PE:ポリエチレン
MMA:メチルメタクリレート
St:スチレン
【0027】
【表5】 熱可塑性樹脂の組成
【0028】
【表6】 熱可塑性樹脂の組成
【0029】
【表7】 熱可塑性樹脂の特性
【0030】
【表8】 熱可塑性樹脂の特性
【0031】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、耐衝撃
性、耐表層剥離性、流動性に優れているので、射出成形
品等の表層剥離を起こしやすい成形品に好適に使用しう
る。
性、耐表層剥離性、流動性に優れているので、射出成形
品等の表層剥離を起こしやすい成形品に好適に使用しう
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 スチレン系樹脂(A)及び又は塩化ビ
ニル系樹脂(B)10〜100重量部とオレフィン系樹
脂(C)90〜0重量部からなる(A)、(B)、(C
)の合計100重量部に対し、オレフィン系重合体のブ
ロック(d1)とアルキル(メタ)アクリレート系重合
体のブロック(d2 )からなるブロック共重合体変性
剤(D)3〜50重量部をブレンドしてなる熱可塑性樹
脂組成物。 - 【請求項2】 スチレン系樹脂(A)のメチルエチル
ケトン可溶部の組成が、シアン化ビニル化合物及び又は
アルキルメタクリレート化合物を共重合成分として10
〜60重量%含有し、還元粘度が0.2〜0.9dl/
g(ジメチルホルムアミド溶液、30℃、濃度0.3g
/dl)である請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 スチレン系樹脂(A)が、ゴム状重合
体40〜90重量%にシアン化ビニル化合物、芳香族ビ
ニル化合物、アルキルメタクリレートから選ばれる1種
以上の化合物及びこれらと共重合可能な単量体の混合物
60〜10重量%を重合してなるグラフト共重合体を0
〜70重量部含有するスチレン系樹脂である請求項2記
載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】 スチレン系樹脂(A)のメチルエチル
ケトン可溶部の組成が、α−メチルスチレン含量30重
量%以上のスチレン系樹脂である請求項2記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項5】 塩化ビニル系樹脂(B)の平均重合度
が、400〜1500である請求項1記載の熱可塑性樹
脂組成物。 - 【請求項6】 オレフィン系樹脂(C)が、プロピレ
ン系重合体である請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項7】 変性剤(D)中のオレフィン系重合体
のブロック(d1 )の数平均分子量が、1000〜5
0000である請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項8】 変性剤(D)中のアルキル(メタ)ア
クリレート系重合体のブロック(d2 )の数平均分子
量が、1000〜60000である請求項1記載の熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項9】 変性剤(D)中のアルキル(メタ)ア
クリレート系重合体のブロック(d2 )が、メチルメ
タクリレート含量15〜80重量%〔ブロック(d2
)全体を100重量%として〕の重合体である請求項1
記載の熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6892691A JPH04279647A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6892691A JPH04279647A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04279647A true JPH04279647A (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=13387750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6892691A Withdrawn JPH04279647A (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04279647A (ja) |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP6892691A patent/JPH04279647A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |