JPH04280271A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04280271A
JPH04280271A JP3043797A JP4379791A JPH04280271A JP H04280271 A JPH04280271 A JP H04280271A JP 3043797 A JP3043797 A JP 3043797A JP 4379791 A JP4379791 A JP 4379791A JP H04280271 A JPH04280271 A JP H04280271A
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electric charge
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voltage
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Yukio Sasaki
幸雄 佐々木
Toshio Toda
遠田 俊雄
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光体の一方の面より
画像露光を行うと同時に、他方の面で現像を行い、該感
光体上にトナー像を得る画像形成装置に関する。
【0002】複写機あるいは高速・高印字品質のプリン
タとしては、電子写真型記録方法を用いた画像形成装置
が一般的である。
【0003】電子写真型記録方法は、感光体を記録媒体
として使用し、一様帯電→画像露光→現像→転写→定着
→除電→クリーニングの各工程から記録を行う方法であ
り、所謂カールソンプロセスである。
【0004】ところで、カールソンプロセスでは、一様
帯電および転写、除電にコロナ放電器を用いている。
【0005】しかし、コロナ放電器は、数kVもの高電
圧をコロナワイヤに印加する構成である為、高圧電源が
必要であるとともに、湿度や粉塵等の影響を受け易く、
信頼性が低いという欠点がある。
【0006】また、コロナ放電器で発生するオゾンが臭
気を発生するとともに、オゾンの人体への有害性が問題
となっている。
【0007】一方、カールソンプロセスにおいては、前
記した7つの工程が画像形成に必要であり、その為、画
像形成装置が複雑になるとともに、装置が大型化する欠
点がある。
【0008】他方、これらの問題を検討し、コロナ放電
器を用いずに、装置の小型化に着目した画像形成方法お
よび画像形成装置が提案されている。
【0009】具体的には、感光体を挟んでトナー現像機
と画像露光手段を対抗配置し、画像露光と現像を同時に
行う画像形成方法および画像形成装置である。本発明は
、その画像形成装置に関するものであり、画像濃度の向
上を図る為に成した発明である。
【0010】
【従来の技術】感光体を挟んでトナー現像機と画像露光
手段を対抗配置し、画像露光と現像を同時に行う画像形
成装置としては、現像機を2段併設した装置と1段だけ
の装置とがある。しかし、どちらの画像形成装置も、そ
の原理は同一である。ここでは、両装置について別々に
説明する。
【0011】(1)現像機を2段併設した画像形成装置
図6は、画像形成装置とその原理(1) を説明するモ
デル図で、(a) は構成を示す図、(b)(c)は原
理を説明する図、である。尚、同図においては現像機が
ローラ状の形状を有していて、同図はその軸方向から見
た図である。
【0012】1)構成 感光体1は透明基体1aおよび透明導電層1b、光導電
層1cから構成し、該透明導電層1bをアースに接続し
ている。
【0013】一方、感光体1の光導電層1c側に設けた
第1の磁気ブラシ現像機2は、マグネットローラ2aと
スリーブ2bとから成り、マグネットローラ2aとスリ
ーブ2bの両方を回転自在に構成している。
【0014】また、第1の磁気ブラシ現像機2には、光
導電層1c中を移動する電荷の極性(同図では正極性)
とは逆極性の電圧3を印加する。ここでは、この電圧を
第1の記録電圧3と呼ぶことにする。
【0015】そして、この第1の磁気ブラシ現像機2に
、一成分または二成分の現像剤4を充填し、マグネット
ローラ2aとスリーブ2bの回転によって現像剤4を搬
送する。
【0016】他方、前記感光体1の透明基体1a側で、
かつ前記第1の磁気ブラシ現像機2と対向する位置に画
像露光手段5を設ける。ちなみに、画像露光手段5とし
ては、LEDアレイ光学系やレーザ光学系、EL光学系
、液晶シャッター光学系等を使用することができる。
【0017】次いで、第2の磁気ブラシ現像機8を、第
1の磁気ブラシ現像機2の感光体1の移動方向下流側に
設ける。この第2の磁気ブラシ現像機8は、第1の磁気
ブラシ現像機2と同様にマグネットローラ8aとスリー
ブ8bとから成り、マグネットローラ8aとスリーブ8
bの両方を回転自在に構成している。
【0018】また、第2の磁気ブラシ現像機8には、第
1の磁気ブラシ現像機2の記録電圧3とは逆極性の電圧
9を印加する。ここでは、この電圧を第2の記録電圧9
と呼ぶことにする。
【0019】そして、この第2の磁気ブラシ現像機8に
、一成分または二成分の現像剤4を充填し、マグネット
ローラ8aとスリーブ8bの回転によって現像剤4を搬
送する。
【0020】尚、前記した現像機には、磁性現像剤を使
用した磁気ブラシ現像機2,8 を例示したが、非磁性
現像剤を用いる現像機を使用しても差支えない。
【0021】2)画像形成原理 ■画像露光および第1現像 画像露光手段5から感光体1へ光11を照射して画像露
光を行うと、該感光体1の光導電層1c内に電子正孔対
が発生する。
【0022】他方、第1の磁気ブラシ現像機2には負の
第1の記録電圧3を印加している為、電子正孔対のうち
正電荷を有する正孔が感光体1の光導電層1c表面近傍
に移動し、潜像電荷6を形成する。
【0023】したがって、感光体1の露光部では、光導
電層1cの静電容量が見掛け上増加し、付着トナー量が
多くなる。尚、感光体1の非露光部にもトナーは付着す
る。
【0024】すなわち、露光部と非露光部とで、ある程
度のコントラストを有するトナー像7が形成される。こ
こでは、この工程を第1現像と呼ぶことにする。
【0025】■第2現像 次に、第1現像を終えた感光体1は図上の上方向、すな
わち第2の磁気ブラシ現像機8へ移動する。
【0026】ところで、第2の磁気ブラシ現像機8のス
リーブ8bには、第1の記録電圧3とは逆極性の記録電
圧9を印加している。
【0027】そのため、第1の磁気ブラシ現像機2にお
いて付着したトナーのうち、非露光部の余分なトナーを
静電力によって回収することができる。
【0028】この際、露光部のトナーも僅かに回収され
るが、潜像電荷6とトナー電荷の静電拘束力によって大
部分のトナーが感光体1上に残り、トナー像10を形成
できる。ここでは、この工程を第2現像と呼ぶことにす
る。
【0029】(2)現像機が1段の画像形成装置図7は
、画像形成装置とその原理(2) を説明するモデル図
で、(a) は構成を示す図、(b)(c)は原理を説
明する図、である。尚、同図においては現像機がローラ
状の形状を有していて、同図はその軸方向から見た図で
ある。
【0030】1)構成 感光体1の構成および露光手段5の構成は、前記(1)
と同様である。そして、該感光体1を挟んで現像機12
を露光手段5の反対位置に配置している。
【0031】感光体1の光導電層1c側に設けた現像機
12は、マグネットローラ12a とスリーブ12b 
とから成り、マグネットローラ12a を回転自在に構
成している。
【0032】さらに、スリーブ12b の表面には、絶
縁フィルム13で該スリーブ12b から絶縁した帯状
の記録電極14を設けている。
【0033】そして、記録電極14には、感光体1の光
導電層1c中を移動する電荷の極性(同図では正極性)
とは逆極性の電圧16を印加する。すなわち、第1の記
録電圧16である。
【0034】他方、スリーブ12b には記録電極14
とは逆極性の電圧17を印加する。すなわち、第2の記
録電圧17である。
【0035】また、現像機12に導電性キャリアと絶縁
性トナーを混合した現像剤または導電性磁性トナー4を
充填し、図中矢印方向へ搬送する。
【0036】2)画像形成原理 ■画像露光および第1現像 記録電極14と感光体1の対向部すなわち図7(a) 
のA部において、画像露光手段5から感光体1へ光11
を照射して画像露光を行うと、該感光体1の光導電層1
c内に電子正孔対が発生する。
【0037】他方、記録電極14には負の第1の記録電
圧16(−100 〜−600 V)を印加している為
、電子正孔対のうち正電荷を有する正孔が感光体1の光
導電層1c表面近傍に移動し、潜像電荷6を形成する。
【0038】したがって、感光体1の露光部では、光導
電層1cの静電容量が見掛け上増加し、付着トナー量が
多くなる。尚、感光体1の非露光部にもトナーは付着す
る。
【0039】すなわち、露光部と非露光部とで、ある程
度のコントラストを有するトナー像7が形成され、第1
現像が完了する。
【0040】■第2現像 記録電極14の感光体1移動方向の下流側すなわち図7
(b) のB部においては、現像剤4の搬送方向と感光
体1の移動方向とが逆方向である為、現像剤4のたまり
部18を生じる。
【0041】ところで、スリーブ12b には、第1の
記録電圧16とは逆極性の記録電圧17(0〜+100
 V)を印加している。
【0042】そのため、A部において付着したトナーの
うち、非露光部の余分なトナーをB部において静電力で
回収することができる。
【0043】この際、露光部のトナーも僅かに回収され
るが、潜像電荷6とトナー電荷の静電拘束力によって大
部分のトナーが感光体1上に残り、トナー像10を形成
できる。すなわち第2現像が完了する。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記(1)
および(2)の画像形成装置の第2現像工程において、
第1現像工程で潜像電荷6に付着したトナーが回収され
過ぎ、現像濃度(画像濃度)が低下する場合がある。次
に、その詳細を説明する。
【0045】(1)現像機を2段併設した画像形成装置
の場合(図6(b)(c)参照) 図6(b)(c)は、感光体として機能分離型感光体1
を想定した記録プロセスを示している。
【0046】機能分離型感光体1は、すなくとも透明基
体1aおよび透明導電層1b、画像露光によって電子正
孔対を発生する電荷発生層1d、電荷発生層1dで発生
した電荷を輸送する電荷輸送層1e、を順次積層して構
成される。 すなわち、光導電層1cを電荷発生層1dと電荷輸送層
1eとで構成した感光体である。
【0047】このような感光体1を使用すると、図6(
b) に示すように、画像露光にともなって電荷発生層
1d内に発生した電子正孔対は、記録電圧3が形成する
電界によって移動する。すなわち、正電荷を有する正孔
は、電荷輸送層1eを通り感光体1表面方向に移動して
潜像電荷6を形成し、負電荷を有する電子はアースに流
れ込む。
【0048】この場合、記録電圧3の極性を反対にして
、第1の現像機2に正電圧を印加しても電子が電荷輸送
層へ移動することはない。
【0049】すなわち、電荷輸送層1eと電荷発生層1
dとの境界面がブロック層(障壁)を形成している為、
該界面を正電荷は通過できるが負電荷は通過できないの
である。
【0050】次に、非露光部分すなわち背景部のトナー
を回収する第2の現像機8では、第6図(c) に示す
ように、電荷輸送層1eに記録電圧9によってトナー回
収電界が加わる。
【0051】その為、場合によっては正電荷の潜像電荷
6が移動する。すなわち、感光体1表面の潜像電荷6は
再び感光体1の導電層1b側に移動し、感光体1表面の
トナーの付着力を弱めることになる。
【0052】その結果、感光体1上の潜像に付着するト
ナー量が減り、画像の濃度が低下するのである。
【0053】(2)現像機が1段の画像形成装置(図7
(b)(c)参照) 本装置の場合も、前記(1)と同じ理由によって、画像
濃度が低下する。
【0054】すなわち、図7(b) に示すように、画
像露光および記録電極14に印加した記録電圧16によ
って形成したA部の正電荷の潜像電荷6は、第7図(c
) に示すように、B部において導電層1b側に移動し
、感光体1表面のトナーの付着力を弱める。
【0055】そしてその結果、感光体1上の潜像に付着
するトナー量が減り、画像の濃度が低下する。
【0056】(3)課題 本発明の技術的課題は、画像形成装置における以上のよ
うな問題を解消し、第2現像工程において潜像電荷が移
動しないか若しくは移動し難くすることによって、現像
濃度(画像濃度)が高く、鮮明な画像が得られる画像形
成装置を実現することにある。
【0057】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の基本原
理(1) を説明する図で、それぞれ(a) は現像装
置の構成を示す図、(b) は感光体の構成を示す図、
(c)(d)は作動原理を示す図、である。
【0058】また、図2は、本発明の基本原理(2) 
を説明する図で、それぞれ(a) は現像装置の構成を
示す図、(b) は感光体の構成を示す図、(c)(d
)は作動原理を示す図、である。
【0059】本発明は、電荷発生層19d と電荷輸送
層19c の積層順序を、従来とは逆に積層したところ
に特徴がある。
【0060】(1)現像機を2段併設した場合の画像形
成装置(図1参照) 次の■〜■の構成要件を有する画像形成装置を前提とす
る。
【0061】■透明基体1aおよび透明または半透明の
導電層1b、光導電層1cを積層して成る感光体1
【0
062】■感光体1の光導電層1c側に配置し、現像剤
4を充填した第1の現像手段2A
【0063】■第1の現像手段2Aに電圧を印加する第
1の電圧印加手段3a
【0064】■感光体1の透明基体1a側で、かつ前記
第1の現像手段2Aと対向する位置に設け、画像データ
に基づき画像露光を行う画像露光手段5
【0065】■第1の現像手段2Aの、前記感光体1の
移動方向下流側に配置した第2の現像手段8A
【006
6】■第1の電圧印加手段3とは逆極性の電圧を、前記
第2の現像手段8Aに印加する第2の電圧印加手段9a
【0067】そして、以上の■〜■の構成から成る画像
形成装置において、前記した感光体1として、少なくと
も、透明基体19a 、透明または半透明の導電層19
b 、電荷輸送層19c 、電荷発生層19d を、順
次積層した感光体19を用いた画像形成装置である。
【0068】(2)現像機を1段設けた場合の画像形成
装置(図2参照) 次の■〜■の構成要件を有する画像形成装置を前提とす
る。
【0069】■透明基体1aおよび透明または半透明の
導電層1b、光導電層1cを積層して成る感光体1
【0
070】■感光体1の光導電層1c側に配置し、現像剤
4を充填した磁気ブラシ現像機12
【0071】■磁気ブラシ現像機12のスリーブ12b
 上に、該スリーブ12b と絶縁して設けた記録電極
14
【0072】■記録電極14と接近し、かつ前記感
光体1の移動方向下流側に設けた現像剤4のたまり部1
【0073】■記録電極14に電圧を印加する第1の
電圧印加手段16a
【0074】■第1の電圧印加手段16a とは逆極性
の電圧を、前記スリーブ12b に印加する第2の電圧
印加手段17a
【0075】■感光体1の透明基体1a側で、かつ前記
記録電極(14)と対向する位置に設け、画像データに
基づき画像露光を行う画像露光手段5
【0076】そして、以上の■〜■の構成から成る画像
形成装置において、前記した感光体1として、少なくと
も、透明基体19a 、透明または半透明の導電層19
b 、電荷輸送層19c 、電荷発生層19d を、順
次積層した感光体19を用いた画像形成装置である。
【0077】(3)感光体に保護層を設けた画像記録装
置 すなわち、前記(1)および(2)の画像形成装置にお
いて、電荷発生層19dを保護する表面保護層を、該電
荷発生層19d 上に設けた感光体を用いた画像形成装
置である。
【0078】
【作用】前記解決手段の(1)および(2)は、その前
提とする画像形成装置の構成に相違はあるが、その画像
形成原理は同一である。また、該画像形成装置に使用す
る感光体19の構成も同一である。
【0079】(1)現像機を2段併設した場合の画像形
成装置(図1(c)(d)参照) 本発明の画像形成装置に使用した感光体19は、図6(
b)(c)および図7(b)(c)に示した従来の感光
体1と比較して、電荷発生層19d と電荷輸送層19
c の積層順序を逆にしたところに特徴がある。
【0080】また、第1の現像手段2Aに記録電圧を印
加する電圧印加手段3a、および第2の現像手段8Aに
記録電圧を印加する電圧印加手段9aの極性が、図6お
よび図7に示した従来の画像形成装置とは逆である。
【0081】その結果、第1現像で形成された潜像電荷
6aが、第2現像で移動することがなくなり、印字濃度
の高い画像が得られる。その詳細を、次に説明する。
【0082】すなわち第1現像では、第1図(c) に
示すように、画像露光手段5から感光体19へ光11を
照射して画像露光を行うと、該感光体19の電荷発生層
19d 内に電子正孔対が発生する。
【0083】他方、第1の現像手段2Aには正の記録電
圧3aを印加している為、電子正孔対のうち正電荷を有
する正孔は、該記録電圧3aによる強電界によって電荷
輸送層19cを通り、透明導電層19b へ流れ込む。 また、負電荷を有する電子は電荷発生層21d 内に留
まり潜像電荷6aとなる。
【0084】次に第2現像では、第1図(d) に示す
ように、第2の現像手段8Aに負の記録電圧9aを印加
している為、該記録電圧9aによる弱電界が加わること
によって非露光部すなわち背景部のトナーを回収する。
【0085】ところで、第2現像において、電荷発生層
19d に留まっている負電荷の電子すなわち潜像電荷
6aは、電荷発生層19d と電荷輸送層19c の界
面がブロック層とな通過することができない。
【0086】したがって、潜像電荷6aとトナー電荷の
静電的な拘束力が強く保持できるため、該潜像電荷6a
部分に付着したトナーが第2の現像手段で回収され難く
なり、現像濃度を高く維持することができる。
【0087】つまり、本発明において重要な点は、電荷
発生層19d と電荷輸送層19c の界面を、正また
は負の何れか一方の電荷は通過できるが他方の電荷は通
過できないように構成している点である。
【0088】ちなみに、一般的に有機感光体では、正電
荷(正孔)は界面を通過できるが負電荷(電子)は通過
できない。しかし、有機・無機光導電材料の何れにおい
ても材料選択によって、前記とは反対に作用するブロッ
ク層すなわち障壁を形成することも可能である。
【0089】(2)現像機を1段設けた場合の画像形成
装置(図2(c)(d)参照) 本発明においても、その作用は前記(1)と同一である
。すなわち、前記(1)と同一の感光体19を使用し、
記録電極14およびスリーブ12d に印加する記録電
圧、すなわち第1の電圧印加手段16a の極性および
第2の電圧印加手段17a の極性も同一である。
【0090】そして、図2(c) に示す第1現像およ
び図2(d)に示す第2現像における作用も同一である
【0091】すなわち、第1現像で形成された潜像電荷
6aが、第2現像で移動することがなくなり、現像濃度
の高い画像が得られる。
【0092】(3)感光体に保護層を設けた画像記録装
置 電荷発生層19d を保護する表面保護層を設けること
によって、トナー像が該表面保護層の上に形成されるの
で電荷発生層19a の劣化を防ぐことが可能となり、
感光体19を長寿命化することができる。
【0093】
【実施例】次に、本発明による画像形成装置を、実際上
どのように具体化できるかを実施例で説明する。
【0094】(1)実施例−1 図3は、実施例−1を説明する図で、(a) は画像形
成装置のモデル図、(b) は感光体の構成を示す図、
である。 尚、(a) は感光ドラムをその回転軸方向から見た図
である。
【0095】1)構成 ■感光ドラム 感光ドラム20は、図3(b) に示すように、ガラス
の透明基体20a 上にITO(酸化インジウム錫)蒸
着膜の透明導電層20b を設け、光導電層は電荷輸送
層20cと電荷発生層20d とから成る。すなわち、
機能分離型の有機感光体である。
【0096】そして、機械的に弱い電荷発生層20d 
を保護する目的で表面保護層20e を積層している。 尚、感光体の厚さは約20μmである。
【0097】ちなみに、電荷発生層20d にはフタロ
シアニン系の材料を、電荷輸送層20c にはヒドラゾ
ン系の材料を使用した。また、表面保護層20e には
ポリエチレンテレフタレートを使用した。
【0098】また、画像形成装置においては、感光体ド
ラム20の透明導電層20b をアースに接続し、感光
体ドラム20は図に示さない駆動用の動力系によって図
中矢印方向に回転・搬送する。
【0099】■第1の磁気ブラシ現像機第1の磁気ブラ
シ現像機2Bは、内部のマグネットローラと外側のスリ
ーブから成り、スリーブを回転自在に構成している。
【0100】そして、該現像機2Bには、光導電層すな
わち電荷発生層20d および電荷輸送層20c に発
生する潜像電荷と逆極性の記録電圧、すなわち第1の記
録電圧3bを印加する。
【0101】ちなみに、本実施例の光導電層31c,3
1d には正孔移動型を用いた。そのため、第1の磁気
ブラシ現像機2Bには正極性の記録電圧3bを印加して
いる。尚、記録電圧3bとしては+100 〜+600
 Vが適当である。
【0102】そして、この第1の磁気ブラシ現像機2B
に、導電性キャリアと絶縁性トナーを混合した現像剤4
を充填し、スリーブの回転によって搬送する。
【0103】■画像露光手段 感光ドラム20を挟み、第1の磁気ブラシ現像機2Bと
対向する位置に画像露光手段5aを配置する。
【0104】ちなみに、画像露光手段5aは、画像信号
に従って発光するLEDアレイと、LEDアレイの画像
光を集光するセルフォックレンズアレイから構成してい
る。
【0105】尚、感光ドラム20上のトナー像7bは、
非露光部すなわち背景部にもトナーが付着している状態
である。
【0106】■第2の磁気ブラシ現像機第2の磁気ブラ
シ現像機8Bは、第1の磁気ブラシ現像機2Bから見て
、感光ドラム20の回転方向下流側に設ける。
【0107】また、第2の磁気ブラシ現像機8Bは、第
1の磁気ブラシ現像機2Bと同様にマグネットローラと
スリーブとから成り、スリーブを回転自在に構成してい
る。
【0108】そして、第2の磁気ブラシ現像機8Bには
、第1の記録電圧3bとは逆極性の記録電圧すなわち第
2の記録電圧9bを印加する。ちなみに、該記録電圧9
bは0V〜−100 Vが適当である。
【0109】また、第2の磁気ブラシ現像機8Bには、
第1の磁気ブラシ現像機2Bに充填した現像剤と同様の
現像剤4を充填し、スリーブの回転によって搬送する。
【0110】■転写ローラ 転写ローラ22は導電性のゴムローラで形成してあり、
−200 〜−600 Vの電圧を電源23から該転写
ローラ22へ印加している。
【0111】尚、転写ローラ22は感光ドラム20側へ
圧接してあり、該転写ローラ22と感光ドラム20との
間に記録用紙21を搬送する際、感光ドラム20上のト
ナー像を該記録用紙21へ転写する。
【0112】■熱定着機 熱定着機25は、加熱したローラ間に記録用紙21を搬
送し、トナー像24を記録用紙21へ定着させて半永久
的な記録画像26を得る装置である。
【0113】■除電光源 除電光源28は、感光ドラム20に一様な露光を行うこ
とによって、該感光ドラム20の電荷輸送層20c お
よび電荷発生層20d 内の潜像電荷を除去する装置で
ある。尚、この時、感光ドラム20に付着している残留
トナー27a の電荷も同時に除去できる。
【0114】2)感光ドラムの光導電材料感光ドラム2
0の光導電材料としては、有機材料のフタロシアニン系
材料, PVK−TNF,アゾ系染料, チアピリリウ
ム染料等を、また、無機材料のセレン系感光体, a−
Si, CdS , 酸化亜鉛等を使用することができ
る。
【0115】尚、前記の有機材料および無機材料は、共
に電荷発生層20d および電荷輸送層20c のどち
らにも使用可能である。但し、何れか一方の極性の電荷
だけが通過できる境界面(障壁) を形成することが必
要である。 ちなみに、本実施例においては、正電荷のみが通過でき
るように形成した。
【0116】3)作動(画像形成および画像記録手順)
次の■〜■の手順で画像を形成し記録する。
【0117】■画像露光段階 感光ドラム20を図上矢印方向に回転・搬送させる。他
方、第1および第2の磁気ブラシ現像機2B,8B を
回転させ、それぞれの現像剤4を図上矢印方向に搬送す
る。
【0118】そして、第1および第2の記録電圧3b,
9b を印加した状態で、画像露光手段5aにより感光
ドラム20を画像露光する。
【0119】■現像段階 画像露光を行うと、感光ドラム20の電荷発生層20d
 では電子正孔対が発生し、電子は電荷輸送層20c 
を通って透明導電層20b へ流れ込み、他方、正孔は
電荷発生層20d に留まって潜像電荷を形成する。
【0120】したがって、露光部では光導電層すなわち
電荷発生層20d および電荷輸送層20c の静電容
量が見掛け上増加し、非露光部に比較して付着トナー量
が多くなる。すなわち、露光部と非露光部とである程度
コントラストのあるトナー像7bが形成される(第1現
像)。
【0121】そして、感光体ドラム20が順次回転し、
前記トナー像7bの非露光部に付着した余分なトナーを
、第2の磁気ブラシ現像機8Bの静電力によって回収す
る(第2現像)。
【0122】尚、本実施例の感光ドラム20においては
、該感光ドラム20上の静電潜像が第2の磁気ブラシ現
像機8Bで弱まることが無い。したがって、静電潜像に
付着したトナーが第2の磁気ブラシ現像機8Bで回収さ
れる量は極僅かであり、鮮明なトナー像10b が得ら
れる。
【0123】■転写段階 現像したトナー像10b は、転写ローラ22の電界に
よって記録用紙21へ静電転写され、該記録用紙21へ
転写したトナー像24が得られる。
【0124】■定着段階 記録用紙21に転写したトナー像24は、熱定着機25
で記録用紙21に定着されて半永久的な記録画像26が
得られる。
【0125】■除電・クリーニング段階他方、トナー像
転写後に感光体ドラム20上に残った静電潜像および残
留トナー27a の電荷は、除電光源28を用いて除電
される。
【0126】そして、除電された残留トナー27b は
、磁気ブラシ現像機2B,8B の磁力および現像剤4
の掻き取り、記録電圧3b及び9bによる静電力によっ
て回収され、現像に再使用する。
【0127】すなわち、残留トナー27b の回収は、
次の画像形成と同時に行う。尚、残留トナー27b の
回収と次の画像形成を同時に行っても、感光ドラム20
を挟んで画像露光手段5aと2台の磁気ブラシ現像機2
B,8B が対向する位置にあるため、何ら支障無く行
うことができる。
【0128】4)実施結果 本実施例においては、人体に有害なオゾンを発生し、数
kVという高電圧を必要とするコロナ放電器は一切使用
していない。そして、カールソンプロセスに比べ工程数
も少なく簡潔な記録プロセスである為、画像形成装置を
小型化することができた。
【0129】また、感光ドラム20の電荷発生層20c
 と電荷輸送層20d を、従来の感光ドラムとは逆に
積層した構成であるので、記録用紙21上に形成された
記録画像26は、印字濃度が大きく鮮明であった。
【0130】5)構成上のバリエーション前記2)に説
明した画像形成・記録プロセスにおいては、トナー像1
0b 転写後に感光ドラム20上に残った残留トナー2
7a,27b を磁気ブラシ現像機2B,8B で回収
した。
【0131】しかし、感光ドラム20上の残留トナー2
7a,27bを、ブラシクリーナーやブレードクリーナ
ー等で除去する構成およびプロセスも可能である。
【0132】また、トナー像10b の記録用紙21へ
の転写を、ローラ転写法に依らずにコロナ転写法を用い
ることもできる。
【0133】尚、本実施例は、プリンタ等の画像記録装
置以外にも、例えば転写工程を設けず感光体上のトナー
画像を直接に見るディスプレイ装置に応用しても、良好
な結果を得ることができる。
【0134】さらに、本実施例では二成分現像剤4を使
用した磁気ブラシ現像機2B,8B を用いた場合につ
いて説明したが、導電性磁性トナーを現像剤として用い
ることもできる。また、非磁性絶縁トナーや磁性絶縁ト
ナーを用いる現像機を使用することも可能である。
【0135】(2)実施例−2 図4は、実施例−2を説明する図で、(a) は画像形
成装置のモデル図、(b) は現像機の斜視図、である
。尚、(a) は感光ドラムをその回転軸方向から見た
図である。
【0136】1)構成 本実施例の構成は、基本的に実施例−1と同じである。 異なる点は、現像機12の構成だけである。すなわち、
マグネットローラ12a を1段構成とした現像機12
を使用している。
【0137】現像機12は、スリーブ12b の内部に
マグネットローラ12a を回転自在に設けてある。ま
た、該スリーブ12b の表面には、ポリイミドフィル
ム13で絶縁した銅箔製で帯状の記録電極14を貼り付
けている。
【0138】そして、導電性キャリアと絶縁性トナーと
を混合した現像剤4を充填し、マグネットローラ12a
 を図上矢印方向に回転させることによって、現像剤4
を図上矢印方向へ搬送する仕組みである。
【0139】尚、実施例−1と同様に、感光ドラム20
の光導電層には正孔移動型を用いている。そのため、記
録電極14には正の記録電圧16b を、スリーブ12
b には負の記録電圧17b を印加している。
【0140】ちなみに、記録電圧16b としては+1
00 〜+600 V、記録電圧17b としては0〜
−100 Vが適している。
【0141】2)作動(画像形成および画像記録手順)
画像形成・記録手順も実施例−1と同一である。異なる
点は、第1現像を記録電極14と感光ドラム20との対
向部において行い、第2現像をスリーブ12b と感光
ドラム20との対向部すなわち現像剤4のたまり部18
において行う点である。したがって、実施結果としても
同等の結果が得られる。
【0142】(3)実施例−3 図5は、実施例−3を説明するモデル図である。尚、同
図は現像機をその回転軸方向から見た図である。
【0143】本実施例の構成は、基本的に実施例−2と
同じである。異なる点は、感光ドラム20の代わりに感
光体フィルム29を使用している点だけである。
【0144】すなわち、画像露光手段5bと現像機12
A を、感光体フィルム29を挟んで対向配置し、プロ
セス順に転写ローラ22a および熱定着機25a 、
除電光源28a を配置している。
【0145】尚、画像露光手段5bの画像光が感光体フ
ィルム29に照射される位置に、ガラスで形成したガイ
ド板31を配置し、画像光の焦点位置が変化しないよう
にしている。
【0146】また、第1の記録電圧16c および第2
の記録電圧17c 、転写電圧(電源)23aも実施例
−2と同じである。
【0147】尚、駆動ローラ30は図に示さない動力系
によって図中矢印方向に回転している。その為、該駆動
ローラ30と転写ローラ22a とで挟んだ感光体フィ
ルム29は、図上矢印方向へ搬送され、各ガイドローラ
によって一巡回転する。
【0148】ところで、感光体フィルム29は、厚さ 
100μm のポリエチレンテレフタレートの透明基体
上に、実施例−1と同様の感光層を形成して成る。
【0149】すなわち、ポリエチレンテレフタレート上
にITO(酸化インジウム錫)蒸着膜の透明導電層を設
け、光導電層として電荷輸送層と電荷発生層を積層する
。そして、機械的に弱い電荷発生層を保護する目的で表
面保護層を積層する。ちなみに、前記した機能分離型有
機感光体の厚さは約20μm である。
【0150】尚、本実施例においても、実施例−1およ
び実施例−2と同等の、現像濃度が高くて鮮明な優れた
記録画像26a が得られている。
【0151】
【発明の効果】以上のように本発明の画像形成装置によ
れば、電荷発生層と電荷輸送層とを従来の感光体と比較
して逆積層構成にした感光体を用いることによって、第
2現像工程において潜像電荷が移動しなくなる。
【0152】したがって、現像濃度(画像濃度)が高く
鮮明な画像を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理(1) を説明する図で、そ
れぞれ(a) は現像装置の構成を示す図、(b) は
感光体の構成を示す図、(c)(d)は作動原理を示す
図、である。
【図2】本発明の基本原理(2) を説明する図で、そ
れぞれ(a) は現像装置の構成を示す図、(b) は
感光体の構成を示す図、(c)(d)は作動原理を示す
図、である。
【図3】実施例−1を説明する図で、(a) は画像形
成装置のモデル図、(b) は感光体の構成を示す図、
である。 尚、(a) は感光ドラムをその回転軸方向から見た図
である。
【図4】実施例−2を説明する図で、(a) は画像形
成装置のモデル図、(b) は現像機の斜視図、である
。尚、(a) は感光ドラムをその回転軸方向から見た
図である。
【図5】実施例−3を説明するモデル図である。尚、同
図は現像機をその回転軸方向から見た図である。
【図6】画像形成装置とその原理(1) を説明するモ
デル図で、(a)は構成を示す図、(b)(c)は原理
を説明する図、である。尚、同図においては現像機がロ
ーラ状の形状を有していて、同図はその軸方向から見た
図である。
【図7】画像形成装置とその原理(2) を説明するモ
デル図で、(a)は構成を示す図、(b)(c)は原理
を説明する図、である。尚、同図においては現像機がロ
ーラ状の形状を有していて、同図はその軸方向から見た
図である。
【符号の説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  透明基体(1a)および透明または半
    透明の導電層(1b)、光導電層(1c)を積層して成
    る感光体(1) と、前記感光体(1) の光導電層(
    1c)側に配置し、現像剤(4) を充填した第1の現
    像手段(2A)と、前記第1の現像手段(2A)に電圧
    を印加する第1の電圧印加手段(3a)と、前記感光体
    (1) の透明基体(1a)側で、かつ前記第1の現像
    手段(2A)と対向する位置に設け、画像データに基づ
    き画像露光を行う画像露光手段(5) と、前記第1の
    現像手段(2A)の、前記感光体(1) の移動方向下
    流側に配置した第2の現像手段(8A)と、前記第1の
    電圧印加手段(3) とは逆極性の電圧を、前記第2の
    現像手段(8A)に印加する第2の電圧印加手段(9a
    )と、から成る画像形成装置において、前記感光体(1
    ) として、少なくとも、透明基体(19a) 、透明
    または半透明の導電層(19b) 、電荷輸送層(19
    c) 、電荷発生層(19d) を、順次積層した感光
    体(19)を用いること、を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】  透明基体(1a)および透明または半
    透明の導電層(1b)、光導電層(1c)を積層して成
    る感光体(1) と、前記感光体(1) の光導電層(
    1c)側に配置し、現像剤(4) を充填した磁気ブラ
    シ現像機(12)と、前記磁気ブラシ現像機(12)の
    スリーブ(12b) 上に、該スリーブ(12b) と
    絶縁して設けた記録電極(14)と、前記記録電極(1
    4)と接近し、かつ前記感光体(1) の移動方向下流
    側に設けた現像剤(4) のたまり部(18)と、前記
    記録電極(14)に電圧を印加する第1の電圧印加手段
    (16a) と、前記第1の電圧印加手段(16a) 
    とは逆極性の電圧を、前記スリーブ(12b) に印加
    する第2の電圧印加手段(17a) と、前記感光体(
    1) の透明基体(1a)側で、かつ前記記録電極(1
    4)と対向する位置に設け、画像データに基づき画像露
    光を行う画像露光手段(5) と、から成る画像形成装
    置において、前記感光体(1) として、少なくとも、
    透明基体(19a) 、透明または半透明の導電層(1
    9b) 、電荷輸送層(19c) 、電荷発生層(19
    d) を、順次積層した感光体(19)を用いること、
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】  請求項1および請求項2記載の画像形
    成装置において、電荷発生層(19d) を保護する表
    面保護層を、該電荷発生層(19d) 上に設けた感光
    体を用いること、を特徴とする画像形成装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51343A (ja) * 1974-06-19 1976-01-06 Mitsubishi Electric Corp Denshishashinkankotai
JPS6259972A (ja) * 1985-09-10 1987-03-16 Fujitsu Ltd 画像記録装置
JPS62220969A (ja) * 1986-03-20 1987-09-29 Fujitsu Ltd 画像形成装置

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