JPH0428067B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0428067B2 JPH0428067B2 JP29953185A JP29953185A JPH0428067B2 JP H0428067 B2 JPH0428067 B2 JP H0428067B2 JP 29953185 A JP29953185 A JP 29953185A JP 29953185 A JP29953185 A JP 29953185A JP H0428067 B2 JPH0428067 B2 JP H0428067B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- concrete
- steel pipes
- steel
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 141
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 141
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 9
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims description 6
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 5
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 229920006328 Styrofoam Polymers 0.000 description 1
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 239000012188 paraffin wax Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 239000008261 styrofoam Substances 0.000 description 1
- BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N tetrafluoroethene Chemical group FC(F)=C(F)F BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229940099259 vaseline Drugs 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、柱や杭等に利用されるアンボンド充
填鋼管構造に関するものである。
填鋼管構造に関するものである。
「従来の技術」
この種の構造としては、充填鋼管コンクリート
構造が知られているが、従来の充填鋼管コンクリ
ート構造は、型枠を兼ねた単純な直円筒状の鋼管
を鉛直に立て、その内部にコンクリートを充填し
ただけのものであり、鋼管とコンクリートとは接
着状態にあり、力学的に一体に挙動する。
構造が知られているが、従来の充填鋼管コンクリ
ート構造は、型枠を兼ねた単純な直円筒状の鋼管
を鉛直に立て、その内部にコンクリートを充填し
ただけのものであり、鋼管とコンクリートとは接
着状態にあり、力学的に一体に挙動する。
「発明が解決しようとする問題点」
ところが、従来のものでは、軸方向の圧縮力が
作用した場合、鋼管とコンクリートとが一体的に
歪み、大きく歪んだ場合、鋼管はミーゼスの降伏
条件を越えたり、局部的な座屈を発生したりす
る。
作用した場合、鋼管とコンクリートとが一体的に
歪み、大きく歪んだ場合、鋼管はミーゼスの降伏
条件を越えたり、局部的な座屈を発生したりす
る。
したがつて、増大した軸方向応力で鋼管がかな
りの応力レベルに達してしまい、コンフアインド
効果を充分発揮できず、必要以上に大きな断面積
の柱または杭とならざるを得ない。
りの応力レベルに達してしまい、コンフアインド
効果を充分発揮できず、必要以上に大きな断面積
の柱または杭とならざるを得ない。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、
鋼管によるコンフアインド効果を充分に生かすこ
とにより、圧縮耐力を著しく向上させて、従来の
ものより柱や杭の断面積を小さくすることので
き、かつ、地震等の構造物全体の転倒モーメント
による軸引張荷重に対して、抵抗することのでき
るアンボンド充填鋼管構造を提供することを目的
とする。
鋼管によるコンフアインド効果を充分に生かすこ
とにより、圧縮耐力を著しく向上させて、従来の
ものより柱や杭の断面積を小さくすることので
き、かつ、地震等の構造物全体の転倒モーメント
による軸引張荷重に対して、抵抗することのでき
るアンボンド充填鋼管構造を提供することを目的
とする。
「問題点を解決するための手段」
本発明は、複数の鋼管を軸線を合致させた状態
で連結して立設し、それら一連の鋼管の内部に、
コンクリート等の構造用充填材を鋼管内面に対し
て非付着状態で充填して構造物の柱や杭として用
いるアンボンド充填鋼管構造であつて、互いに連
結される鋼管どうしの間に、鋼管に加わる軸力を
内部の構造用充填材に伝達するための軸力伝達部
を介在させ、その動力伝達部は、基部がいずれか
一方の鋼管の端部に固定されているとともに先端
部が他方の鋼管の端部に摺動自在に挿入された筒
状体と、その筒状体の先端部に鋼管内を上下に仕
切るように設けられた支圧板と、それら鋼管の間
にリング状の間〓を確保した状態で鋼管どうしを
接続するとともに鋼管どうしが接近する方向の変
位は許容するが離反する方向の変位は拘束する接
続具とからなることを特徴とするものである。
で連結して立設し、それら一連の鋼管の内部に、
コンクリート等の構造用充填材を鋼管内面に対し
て非付着状態で充填して構造物の柱や杭として用
いるアンボンド充填鋼管構造であつて、互いに連
結される鋼管どうしの間に、鋼管に加わる軸力を
内部の構造用充填材に伝達するための軸力伝達部
を介在させ、その動力伝達部は、基部がいずれか
一方の鋼管の端部に固定されているとともに先端
部が他方の鋼管の端部に摺動自在に挿入された筒
状体と、その筒状体の先端部に鋼管内を上下に仕
切るように設けられた支圧板と、それら鋼管の間
にリング状の間〓を確保した状態で鋼管どうしを
接続するとともに鋼管どうしが接近する方向の変
位は許容するが離反する方向の変位は拘束する接
続具とからなることを特徴とするものである。
「実施例」
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。第1図及び第2図は、本発明の第1の実施例
を示すものであり、第1図はアンボンド充填鋼管
構造の柱(以下、単に「柱」と略称する)Hに数
階分の梁K,K,………が接続されているところ
を示す図であり、第2図は第1図の矢視Aの部分
を拡大した図である。
る。第1図及び第2図は、本発明の第1の実施例
を示すものであり、第1図はアンボンド充填鋼管
構造の柱(以下、単に「柱」と略称する)Hに数
階分の梁K,K,………が接続されているところ
を示す図であり、第2図は第1図の矢視Aの部分
を拡大した図である。
これらの図において、符号1は鋼管であり、2
は鋼管1の中に充填されたコンクリートである。
本実施例における鋼管1は3階分の高さに相当す
るものとされ、所定位置には梁Kが接合されてい
るとともに、それら鋼管1どうしは、階層間のほ
ぼ中間位置(すなわち柱Hにかかる曲げモーメン
トの反曲点の位置)において軸力伝達部3を介し
て互いに連結されて立設されている。
は鋼管1の中に充填されたコンクリートである。
本実施例における鋼管1は3階分の高さに相当す
るものとされ、所定位置には梁Kが接合されてい
るとともに、それら鋼管1どうしは、階層間のほ
ぼ中間位置(すなわち柱Hにかかる曲げモーメン
トの反曲点の位置)において軸力伝達部3を介し
て互いに連結されて立設されている。
軸力伝達部3は、第2図に示すように、筒状体
5と、その筒状体5の先端に鋼管1内を上下に仕
切るように設けられた支圧板6と、上下の鋼管
1,1を接続するための接続具7からなる。
5と、その筒状体5の先端に鋼管1内を上下に仕
切るように設けられた支圧板6と、上下の鋼管
1,1を接続するための接続具7からなる。
上記の筒状体5は、さらに、リング状鋼管5a
と筒状鋼管5bからなる。リング状鋼管5aは上
方の鋼管1の下端に溶接されて固定され、筒状鋼
管5bはその基部がリング状鋼管5aの内周面に
溶接されているとともに先端部(下端部)が下方
の鋼管1の上端部内に摺動自在に挿入されてい
る。なお、筒状鋼管5bとそれに嵌め合わされる
鋼管1との間には、それらの摺動を円滑にするた
めの摩擦低減材(例えば四フツ化エチレン樹脂
等)8が設けられており、筒状鋼管5bの上端に
は柔性材(ゴム、発泡スチロール、粘土等)8a
を付属している。また、支圧板6は内部に孔6a
が形成された円板であり、筒状鋼管5bの下端部
にほぼ水平に固定されるとともに、鋼管1の内部
に充填されたコンクリート2に内包されている。
なお、支圧板6に孔6aを形成するかどうかは自
由である。前記接続具7は、下方の鋼管1と上記
リング状鋼管5aとの間にリング状の間〓4を確
保した状態でそれらを接続することにより、上下
の鋼管1,1をリング状鋼管5aを介して接続す
るとともに、鋼管1,1どうしの接近する方向の
変位は許容するが、離反する方向の変位は拘束す
るためのものであつて、リング状鋼管5aの下端
に溶接固定されたフランジ9と、下方の鋼管1の
上端に溶接固定されたフランジ10と、これらフ
ランジ9とフランジ10とを互いに接続するボル
ト11,11,………及びナツト11a,11
a,………とからなつており、フランジ9の上面
には底部をフランジ9に側部を鋼管1に固定され
たリブ9a,9a,………が、またフランジ10
の下面には上部をフランジ10に側部を鋼管1に
固定されたリブ10a,10a,………が設けら
れている。
と筒状鋼管5bからなる。リング状鋼管5aは上
方の鋼管1の下端に溶接されて固定され、筒状鋼
管5bはその基部がリング状鋼管5aの内周面に
溶接されているとともに先端部(下端部)が下方
の鋼管1の上端部内に摺動自在に挿入されてい
る。なお、筒状鋼管5bとそれに嵌め合わされる
鋼管1との間には、それらの摺動を円滑にするた
めの摩擦低減材(例えば四フツ化エチレン樹脂
等)8が設けられており、筒状鋼管5bの上端に
は柔性材(ゴム、発泡スチロール、粘土等)8a
を付属している。また、支圧板6は内部に孔6a
が形成された円板であり、筒状鋼管5bの下端部
にほぼ水平に固定されるとともに、鋼管1の内部
に充填されたコンクリート2に内包されている。
なお、支圧板6に孔6aを形成するかどうかは自
由である。前記接続具7は、下方の鋼管1と上記
リング状鋼管5aとの間にリング状の間〓4を確
保した状態でそれらを接続することにより、上下
の鋼管1,1をリング状鋼管5aを介して接続す
るとともに、鋼管1,1どうしの接近する方向の
変位は許容するが、離反する方向の変位は拘束す
るためのものであつて、リング状鋼管5aの下端
に溶接固定されたフランジ9と、下方の鋼管1の
上端に溶接固定されたフランジ10と、これらフ
ランジ9とフランジ10とを互いに接続するボル
ト11,11,………及びナツト11a,11
a,………とからなつており、フランジ9の上面
には底部をフランジ9に側部を鋼管1に固定され
たリブ9a,9a,………が、またフランジ10
の下面には上部をフランジ10に側部を鋼管1に
固定されたリブ10a,10a,………が設けら
れている。
また、前記のように構成された鋼管1の内面に
は、鋼管1と充填コンクリートとの付着をなくす
ための分離材(アンボンド処理層)12が予め塗
布され、その上で、鋼管1内部にコンクリート2
が打設充填されている。分離材12としては、パ
ラフイン、アスフアルト、オイル、グリス、ワセ
リン等を用い、これを鋼管1の内面に塗布するこ
とによりアンボンド処理層を形成している。
は、鋼管1と充填コンクリートとの付着をなくす
ための分離材(アンボンド処理層)12が予め塗
布され、その上で、鋼管1内部にコンクリート2
が打設充填されている。分離材12としては、パ
ラフイン、アスフアルト、オイル、グリス、ワセ
リン等を用い、これを鋼管1の内面に塗布するこ
とによりアンボンド処理層を形成している。
次に、このような柱Hの施工例について述べ
る。
る。
(1) まず、工場においてリング状鋼管5aの内側
に筒状鋼管5bを溶接しその下端に支圧板6
を、上端に柔性材8aを固定するとともにリン
グ状鋼管5aの下端部にフランジ9とリブ9a
を溶接し、そのリング状鋼管5aの上端を上方
の鋼管1の先端に第2図における符号13の部
分で溶接する。次に、現場にて前記鋼管1を所
定のリング状間〓4が形成されるように、上端
にフランジ10とリブ10aとが溶接された下
方の鋼管1に建込むとともにフランジ9とフラ
ンジ10との間にボルト11及びナツト11a
を装着する。その際、リング状間〓4を保持す
るためにリング状間〓にスペーサ(図示せず)
を介挿させてもよいし、フランジ9,10のそ
れぞれの両面にナツト(図示せず)を設けダブ
ルナツトとしてもよい。最後に、鋼管1内にコ
ンクリート2を打設するとともにコンクリート
2が硬化した後は前記スペーサを除去したりダ
ブルナツトを解除する。これにより、それ以降
は、連結された鋼管1,1どうしの接近する方
向の変位は許容されるが、離反する方向の変位
は接続具7により拘束される。つまり、上側の
鋼管1は下方に変位することは可能であるが上
方に変位することは不能となり、これによつ
て、連結された一連の鋼管1,1は軸方向の引
張力が曲げ力に対しても剛性と耐力とを有する
ものとなる。
に筒状鋼管5bを溶接しその下端に支圧板6
を、上端に柔性材8aを固定するとともにリン
グ状鋼管5aの下端部にフランジ9とリブ9a
を溶接し、そのリング状鋼管5aの上端を上方
の鋼管1の先端に第2図における符号13の部
分で溶接する。次に、現場にて前記鋼管1を所
定のリング状間〓4が形成されるように、上端
にフランジ10とリブ10aとが溶接された下
方の鋼管1に建込むとともにフランジ9とフラ
ンジ10との間にボルト11及びナツト11a
を装着する。その際、リング状間〓4を保持す
るためにリング状間〓にスペーサ(図示せず)
を介挿させてもよいし、フランジ9,10のそ
れぞれの両面にナツト(図示せず)を設けダブ
ルナツトとしてもよい。最後に、鋼管1内にコ
ンクリート2を打設するとともにコンクリート
2が硬化した後は前記スペーサを除去したりダ
ブルナツトを解除する。これにより、それ以降
は、連結された鋼管1,1どうしの接近する方
向の変位は許容されるが、離反する方向の変位
は接続具7により拘束される。つまり、上側の
鋼管1は下方に変位することは可能であるが上
方に変位することは不能となり、これによつ
て、連結された一連の鋼管1,1は軸方向の引
張力が曲げ力に対しても剛性と耐力とを有する
ものとなる。
あるいは、他の施工手順として、リング状鋼管
5aに固定した筒状鋼管5bの下端部を既に立設
した下方の鋼管1の上端部に挿入するとともに、
その下方の鋼管1とリング状鋼管5aとの間に上
記と同様にスペーサやダブルナツトを用いて間〓
4を確保したうえで、リング状鋼管5aの上端に
上方の鋼管1の下端を溶接して立設するようにし
ても良い。この場合も、以降は上記と同様にして
鋼管1内にコンクリート2を充填し、それが硬化
した後にスペーサやダブルナツトを取り外す。
5aに固定した筒状鋼管5bの下端部を既に立設
した下方の鋼管1の上端部に挿入するとともに、
その下方の鋼管1とリング状鋼管5aとの間に上
記と同様にスペーサやダブルナツトを用いて間〓
4を確保したうえで、リング状鋼管5aの上端に
上方の鋼管1の下端を溶接して立設するようにし
ても良い。この場合も、以降は上記と同様にして
鋼管1内にコンクリート2を充填し、それが硬化
した後にスペーサやダブルナツトを取り外す。
なお、コンクリートは先に下方の鋼管に所定の
位置まで打設しておき、その上に軸力伝達部3を
設けるとともに上方の鋼管を建込み、次いで上方
の鋼管にコンクリートを打設してもよい。また、
柱Hが逐次上方へ構築されるに従い、コンクリー
ト2が圧縮されるとともに鋼管1が下方にずれて
移動しリング状間〓4が狭くなつた場合には、フ
ランジ9,10の外側のナツト11aを締めるこ
とによつてボルト11を接続させ上下の鋼管に軸
方向の引張に対する剛性と耐力を与える。
位置まで打設しておき、その上に軸力伝達部3を
設けるとともに上方の鋼管を建込み、次いで上方
の鋼管にコンクリートを打設してもよい。また、
柱Hが逐次上方へ構築されるに従い、コンクリー
ト2が圧縮されるとともに鋼管1が下方にずれて
移動しリング状間〓4が狭くなつた場合には、フ
ランジ9,10の外側のナツト11aを締めるこ
とによつてボルト11を接続させ上下の鋼管に軸
方向の引張に対する剛性と耐力を与える。
次に、前記ような充填鋼管コンクリート構造に
おける作用について説明する。
おける作用について説明する。
まず、3階層分の梁K,K,Kに掛かる剪断力
はそれらが溶接された部分の鋼管1に軸力として
伝達される。ところが、鋼管1と内部のコンクリ
ート2とは、アンボンド処理層12によつて分離
されており、かつ鋼管1は3階層毎に設けられた
リング状間〓によつて力学的に分割されているた
め、鋼管1に加わつた軸力はその内部のコンクリ
ート2や下方に連結されている他の鋼管1には直
接伝わらず、この鋼管1の下端にもうけられた軸
力伝達部3の支圧板6を介して下方のコンクリー
ト2へ伝達される。次に、下方のコンクリート2
に軸方向の力が伝達されると、コンクリート2は
圧縮され、それが所定の強度を越えると軸方向に
歪を生じる。それに従い鋼管1も下方へずれて移
動するが、軸力伝達部3にはリング状間〓4が形
成されているため上方の鋼管1は、下方の鋼管1
と接触することはなく、確実に梁K,K,Kから
の剪断力をコンクリート2に伝達する(ここで、
リング状間〓4は上方の鋼管1が移動しても下方
の鋼管1と接触しない程度の寸法とされている)。
また、下方のコンクリート2は、軸方向に歪むと
ともに径方向の急激な横歪が生じる。ところが、
下方の鋼管1は、上方の鋼管1と同様に3階層分
の荷重しか負担しないため、鋼管1に発生する軸
方向の応力は僅かとなる。特に、この場合は、鋼
管1は充填コンクリート2とアンボンド状態にあ
り、鋼管1は軸方向においてコンクリートに全く
拘束されない。したがつて、コンクリート2には
軸歪が生じるものの、鋼管1には殆ど軸歪が生じ
ない。これらの作用は、上方の鋼管1と内部のコ
ンクリート2との間にも同様に生じる。
はそれらが溶接された部分の鋼管1に軸力として
伝達される。ところが、鋼管1と内部のコンクリ
ート2とは、アンボンド処理層12によつて分離
されており、かつ鋼管1は3階層毎に設けられた
リング状間〓によつて力学的に分割されているた
め、鋼管1に加わつた軸力はその内部のコンクリ
ート2や下方に連結されている他の鋼管1には直
接伝わらず、この鋼管1の下端にもうけられた軸
力伝達部3の支圧板6を介して下方のコンクリー
ト2へ伝達される。次に、下方のコンクリート2
に軸方向の力が伝達されると、コンクリート2は
圧縮され、それが所定の強度を越えると軸方向に
歪を生じる。それに従い鋼管1も下方へずれて移
動するが、軸力伝達部3にはリング状間〓4が形
成されているため上方の鋼管1は、下方の鋼管1
と接触することはなく、確実に梁K,K,Kから
の剪断力をコンクリート2に伝達する(ここで、
リング状間〓4は上方の鋼管1が移動しても下方
の鋼管1と接触しない程度の寸法とされている)。
また、下方のコンクリート2は、軸方向に歪むと
ともに径方向の急激な横歪が生じる。ところが、
下方の鋼管1は、上方の鋼管1と同様に3階層分
の荷重しか負担しないため、鋼管1に発生する軸
方向の応力は僅かとなる。特に、この場合は、鋼
管1は充填コンクリート2とアンボンド状態にあ
り、鋼管1は軸方向においてコンクリートに全く
拘束されない。したがつて、コンクリート2には
軸歪が生じるものの、鋼管1には殆ど軸歪が生じ
ない。これらの作用は、上方の鋼管1と内部のコ
ンクリート2との間にも同様に生じる。
したがつて、ミーゼスの降伏条件を適用すれば
円周方向応力による鋼管1のコンフアインド効果
を充分発揮させることができ、その結果、圧縮荷
重に対する強度の向上を図ることができ、柱Hの
断面積を小さくすることができる。
円周方向応力による鋼管1のコンフアインド効果
を充分発揮させることができ、その結果、圧縮荷
重に対する強度の向上を図ることができ、柱Hの
断面積を小さくすることができる。
さらに、この柱Hに地震等の短期荷重が作用
し、柱Hにモーメントによる引張力が働いた場
合、上下の鋼管は接続具7によつて互いに離反す
る方向の変位は拘束されることから構造的に一体
に挙動し、したがつて、この柱Hは圧縮耐力に優
れるのみならず、引張荷重や曲げ荷重に対しても
優れた剛性と耐力とを有するものとなつている。
し、柱Hにモーメントによる引張力が働いた場
合、上下の鋼管は接続具7によつて互いに離反す
る方向の変位は拘束されることから構造的に一体
に挙動し、したがつて、この柱Hは圧縮耐力に優
れるのみならず、引張荷重や曲げ荷重に対しても
優れた剛性と耐力とを有するものとなつている。
つぎに、第3図を用いて、本発明の第2の実施
例を説明する。第3図は第1図の矢視Aの部分を
拡大した図である。図において、前記第1の実施
例と同一の構成要素については同一の符号を付
し、その説明を省略する。
例を説明する。第3図は第1図の矢視Aの部分を
拡大した図である。図において、前記第1の実施
例と同一の構成要素については同一の符号を付
し、その説明を省略する。
この第2の実施例は、第1の実施例における軸
力伝達部3を次のように構成したものである。筒
状体5は、その下端が下方の鋼管1の上端部に溶
接により固定されたリング状鋼管5aと、一端が
このリング鋼管5aの内周面に固定され、他端が
上方の鋼管1と摺動自在に嵌め合わされた筒状鋼
管5bとからなつている。また、筒状体5の上部
には支圧板6が固定されており、筒状鋼管5bと
それに嵌め合わされる鋼管1との間には、摩擦低
減材8がもうけられるとともに、上端には柔性材
8aが付属されている。その他の構成について
は、第1の実施例と同様である。
力伝達部3を次のように構成したものである。筒
状体5は、その下端が下方の鋼管1の上端部に溶
接により固定されたリング状鋼管5aと、一端が
このリング鋼管5aの内周面に固定され、他端が
上方の鋼管1と摺動自在に嵌め合わされた筒状鋼
管5bとからなつている。また、筒状体5の上部
には支圧板6が固定されており、筒状鋼管5bと
それに嵌め合わされる鋼管1との間には、摩擦低
減材8がもうけられるとともに、上端には柔性材
8aが付属されている。その他の構成について
は、第1の実施例と同様である。
したがつて、本実施例においては、3階層分の
梁K,K,Kに掛かる剪断力は、それらが溶接さ
れた部分の鋼管1に引張力として作用し、さらに
軸力伝達部3の支圧板6を介して内部のコンクリ
ート2に伝達され、前記第1の実施例と同様の効
果を得ることができるとともに、ミーゼスの降伏
条件及び局部座屈に対して、さらに有利なものと
なる。
梁K,K,Kに掛かる剪断力は、それらが溶接さ
れた部分の鋼管1に引張力として作用し、さらに
軸力伝達部3の支圧板6を介して内部のコンクリ
ート2に伝達され、前記第1の実施例と同様の効
果を得ることができるとともに、ミーゼスの降伏
条件及び局部座屈に対して、さらに有利なものと
なる。
なお、上記の実施例においては、鋼管1内にコ
ンクリートを充填したが、モルタル、その他の水
硬性材料、あるいは、土、砂、金属粉粒体、ガラ
ス粉粒体、プラスチツク、粘土等、圧密すれば充
分な圧縮耐力を有する構造用充填材をこれに代え
てもよい。また、コンクリートの中に鉄筋を入れ
たり、プレストレスト鋼材を配して、コンクリー
トの耐力増強を図ることは任意である。
ンクリートを充填したが、モルタル、その他の水
硬性材料、あるいは、土、砂、金属粉粒体、ガラ
ス粉粒体、プラスチツク、粘土等、圧密すれば充
分な圧縮耐力を有する構造用充填材をこれに代え
てもよい。また、コンクリートの中に鉄筋を入れ
たり、プレストレスト鋼材を配して、コンクリー
トの耐力増強を図ることは任意である。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明は、鋼管とその内
部に充填される構造用充填材とを非付着状態とす
るとともに、鋼管どうしの連結部に、筒状体、支
圧板、接続具から構成される軸力伝達部を介在さ
せたので、その軸力伝達部により鋼管に加わる軸
力が鋼管内の構造用充填材にのみ伝達されて他の
鋼管には伝達されることがなく、このため、鋼管
に大きな軸方向応力が生じることが防止され、そ
の結果、鋼管によるコンフアインド効果が確実に
発揮されて所要断面を充分に小さくできる。しか
も、本発明は、接続具によつて鋼管どうしが離反
する方向の変位が拘束される状態で連結されてい
るので、引張荷重や曲げ荷重を受けたときにはそ
れら一連の鋼管が構造的に一体に挙動することに
なり、このため、圧縮耐力のみならず優れた引張
耐力や曲げ耐力をも有する。
部に充填される構造用充填材とを非付着状態とす
るとともに、鋼管どうしの連結部に、筒状体、支
圧板、接続具から構成される軸力伝達部を介在さ
せたので、その軸力伝達部により鋼管に加わる軸
力が鋼管内の構造用充填材にのみ伝達されて他の
鋼管には伝達されることがなく、このため、鋼管
に大きな軸方向応力が生じることが防止され、そ
の結果、鋼管によるコンフアインド効果が確実に
発揮されて所要断面を充分に小さくできる。しか
も、本発明は、接続具によつて鋼管どうしが離反
する方向の変位が拘束される状態で連結されてい
るので、引張荷重や曲げ荷重を受けたときにはそ
れら一連の鋼管が構造的に一体に挙動することに
なり、このため、圧縮耐力のみならず優れた引張
耐力や曲げ耐力をも有する。
第1図及び第2図は、本発明の第1の実施例を
示すもので、第1図は実施例の全体を表す柱の一
部断面をした側面図、第2図は同実施例の要部
(第1図の矢視A部)の拡大断面図、第3図は第
2の実施例を示すものであり、第1図の矢視A部
分の拡大断面図である。 1……鋼管、2……コンクリート、3……軸力
伝達部、4……リング状間〓、5……筒状体、6
……支圧板、7……接続具、12……分離材(ア
ンボンド処理層)。
示すもので、第1図は実施例の全体を表す柱の一
部断面をした側面図、第2図は同実施例の要部
(第1図の矢視A部)の拡大断面図、第3図は第
2の実施例を示すものであり、第1図の矢視A部
分の拡大断面図である。 1……鋼管、2……コンクリート、3……軸力
伝達部、4……リング状間〓、5……筒状体、6
……支圧板、7……接続具、12……分離材(ア
ンボンド処理層)。
Claims (1)
- 1 複数の鋼管を軸線を合致させた状態で連結し
て立設し、それら一連の鋼管の内部に、コンクリ
ート等の構造用充填材を鋼管内面に対して非付着
状態で充填して構造物の柱や杭として用いるアン
ボンド充填鋼管構造であつて、互いに連結される
鋼管どうしの間に、鋼管に加わる軸力を内部の構
造用充填材に伝達するための軸力伝達部を介在さ
せ、その動力伝達部は、基部がいずれか一方の鋼
管の端部に固定されているとともに先端部が他方
の鋼管の端部に摺動自在に挿入された筒状体と、
その筒状体の先端部に鋼管内を上下に仕切るよう
に設けられた支圧板と、それら鋼管の間にリング
状の間〓を確保した状態で鋼管どうしを接続する
とともに鋼管どうしが接近する方向の変位は許容
するが離反する方向の変位は拘束する接続具とか
らなることを特徴とするアンボンド充填鋼管構
造。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29953185A JPS62160337A (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 | アンボンド充填鋼管構造 |
| DE8686306519T DE3676021D1 (de) | 1985-09-02 | 1986-08-22 | Mit fuellstoff gefuellte stahlrohrsaeule. |
| EP19860306519 EP0214800B1 (en) | 1985-09-02 | 1986-08-22 | Filler filled steel tube column |
| CN 86106236 CN1008643B (zh) | 1985-09-02 | 1986-09-02 | 带填充料的钢管柱 |
| US07/503,147 US5012622A (en) | 1985-03-05 | 1990-03-30 | Structural filler filled steel tube column |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29953185A JPS62160337A (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 | アンボンド充填鋼管構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62160337A JPS62160337A (ja) | 1987-07-16 |
| JPH0428067B2 true JPH0428067B2 (ja) | 1992-05-13 |
Family
ID=17873805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29953185A Granted JPS62160337A (ja) | 1985-03-05 | 1985-12-28 | アンボンド充填鋼管構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62160337A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6433343A (en) * | 1987-07-29 | 1989-02-03 | Ohbayashi Corp | Steel pipe packed concrete pillar |
| JPH01142146A (ja) * | 1987-11-27 | 1989-06-05 | Takenaka Komuten Co Ltd | 成型鋼管コンクリート柱の連結構造 |
| ES2809717T3 (es) * | 2016-02-22 | 2021-03-05 | Vega Building Systems Llc | Soportes de pared de acero estructural apilados |
| CN108412128A (zh) * | 2018-04-19 | 2018-08-17 | 重庆大学 | 一种钢管混凝土柱的连接结构 |
-
1985
- 1985-12-28 JP JP29953185A patent/JPS62160337A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62160337A (ja) | 1987-07-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6832048B2 (ja) | 免震装置と鋼管柱との接合構造および免震建物 | |
| JP2009030350A (ja) | プレキャスト横梁およびそれを用いた橋脚 | |
| JP6941492B2 (ja) | 杭頭構造 | |
| JP3780816B2 (ja) | 既存建物の免震構造化方法 | |
| EP0214800B1 (en) | Filler filled steel tube column | |
| JPH0428067B2 (ja) | ||
| JPH02161043A (ja) | 綱管コンクリート柱の継手構造、綱管コンクリート柱及びその施工方法 | |
| JPH0448137B2 (ja) | ||
| JP2716508B2 (ja) | 柱、梁の接合構造 | |
| JPH0674620B2 (ja) | 鋼管で被覆拘束された鉄筋コンクリート柱 | |
| JPH0448139B2 (ja) | ||
| JP3126676B2 (ja) | 共同溝の接合構造及びその接合枠 | |
| WO2006070639A1 (ja) | コンクリート部材のヒンジ誘発構造 | |
| JPH0353420B2 (ja) | ||
| JP7699522B2 (ja) | 杭と上部構造物との接合構造 | |
| JP4522211B2 (ja) | 鉛直部材と水平部材の接合部構造 | |
| JPH0450740Y2 (ja) | ||
| JPH0448138B2 (ja) | ||
| JPS6340043A (ja) | アンボンド型充填鋼管コンクリ−ト柱の構造 | |
| JPH11131591A (ja) | 鉄骨構造物用ジョイント及びこれを用いた鉄骨構造物の接合構造 | |
| JPH0621467B2 (ja) | 柱と梁との接合部構造 | |
| JPH0354727B2 (ja) | ||
| JPH0354726B2 (ja) | ||
| JPS62164927A (ja) | アンボンド鋼管コンクリ−ト柱構造 | |
| JPH0477781B2 (ja) |