JPH04282395A - 新規生理活性物質ta−3037a及びその製造法 - Google Patents
新規生理活性物質ta−3037a及びその製造法Info
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- JPH04282395A JPH04282395A JP4338591A JP4338591A JPH04282395A JP H04282395 A JPH04282395 A JP H04282395A JP 4338591 A JP4338591 A JP 4338591A JP 4338591 A JP4338591 A JP 4338591A JP H04282395 A JPH04282395 A JP H04282395A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グルタチオントランス
フェラーゼ阻害活性を有する新規生理活性物質TA−3
037A、その製造法及びそれを含有する薬剤に関する
。
フェラーゼ阻害活性を有する新規生理活性物質TA−3
037A、その製造法及びそれを含有する薬剤に関する
。
【0002】
【従来の技術】抗癌剤を用いた癌化学療法では抗癌剤耐
性細胞の出現が治療上の大きな障壁となってきている。
性細胞の出現が治療上の大きな障壁となってきている。
【0003】なかでも、シスプラチンやアルキル化剤に
耐性となった癌細胞では、細胞内グルタチン濃度の増大
とグルタチオントランスフェラーゼ活性の亢進が観察さ
れている〔Cancer Chemother.Ph
armacol.,第17巻,第223〜第226頁(
1986);Biochem.Pharmacol.,
第34巻,第2583〜2586頁(1985)〕。
耐性となった癌細胞では、細胞内グルタチン濃度の増大
とグルタチオントランスフェラーゼ活性の亢進が観察さ
れている〔Cancer Chemother.Ph
armacol.,第17巻,第223〜第226頁(
1986);Biochem.Pharmacol.,
第34巻,第2583〜2586頁(1985)〕。
【0004】従来は、カルシウム拮抗剤を用いて抗癌剤
の細胞内濃度を高めたり、グルタチオン生合成阻害剤を
用いて抗癌剤の不活化機構を阻害するという試みがなさ
れていたが、どれも副作用と効果の点で満足できるもの
ではなく、癌の抗癌剤耐性機構を打ち砕く手段はなかっ
た。
の細胞内濃度を高めたり、グルタチオン生合成阻害剤を
用いて抗癌剤の不活化機構を阻害するという試みがなさ
れていたが、どれも副作用と効果の点で満足できるもの
ではなく、癌の抗癌剤耐性機構を打ち砕く手段はなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、抗癌剤の不
活化に関わるグルタチオントランスフェラーゼの阻害物
質、その製造法及びそれを含有する薬剤を提供すること
を目的とするものである。
活化に関わるグルタチオントランスフェラーゼの阻害物
質、その製造法及びそれを含有する薬剤を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明の第1の発明は、下記理化学的性質を有する新規生
理活性物質TA−3037A(以下TA−3037A物
質という)及びその塩に関するものである。 (1)分子量 281
(2)分子式 C16
H11O4 N1 (3)融点
248〜250℃(分解) (4)旋光度 〔α〕
D 23=0°(C0.5,DMF)
発明の第1の発明は、下記理化学的性質を有する新規生
理活性物質TA−3037A(以下TA−3037A物
質という)及びその塩に関するものである。 (1)分子量 281
(2)分子式 C16
H11O4 N1 (3)融点
248〜250℃(分解) (4)旋光度 〔α〕
D 23=0°(C0.5,DMF)
【0007】(5)紫外吸収スペクトルλmax nm
(ε) 204(26816),242(15674
),282(9385),383(14561),(E
tOH)
(ε) 204(26816),242(15674
),282(9385),383(14561),(E
tOH)
【0008】λmax nm(ε) 205(219
97),241(18307),282(9043),
350sh(8615),382(14345)(0.
1N HCl 90% EtOH)λmax n
m(ε) 324(9152)(0.1N NaO
H 90% EtOH)(6)赤外線吸収スペクト
ル(KBr Disk)(cm−1) 3440(br),2930,1752,1663,1
275,1258,758
97),241(18307),282(9043),
350sh(8615),382(14345)(0.
1N HCl 90% EtOH)λmax n
m(ε) 324(9152)(0.1N NaO
H 90% EtOH)(6)赤外線吸収スペクト
ル(KBr Disk)(cm−1) 3440(br),2930,1752,1663,1
275,1258,758
【0009】(7) 1H−NMRスペクトル(重DM
SO中、400MHz)(ppm,多重度)6.65(
1H,s),6.90(1H,t),7.32(1H,
dd),7.34(1H,t),7.46(2H,t)
,7.60(2H,d),7.66(1H,dd),1
1.1(1H,s)
SO中、400MHz)(ppm,多重度)6.65(
1H,s),6.90(1H,t),7.32(1H,
dd),7.34(1H,t),7.46(2H,t)
,7.60(2H,d),7.66(1H,dd),1
1.1(1H,s)
【0010】(8)13C−NMRスペクトル(重DM
SO中、100MHz)(ppm,多重度)109.4
d,112.0s,118.7d,120.4d,12
3.3s,126.7d,127.8d,128.0d
×2,129.0d×2,129.9s,134.0s
,140.3s,157.3s,169.3s
SO中、100MHz)(ppm,多重度)109.4
d,112.0s,118.7d,120.4d,12
3.3s,126.7d,127.8d,128.0d
×2,129.0d×2,129.9s,134.0s
,140.3s,157.3s,169.3s
【0011】本発明の第2の発明はTA−3037A物
質の製造法に関する発明であって、ストレプトミセス属
に属するTA−3037A物質生産菌を培養し、その培
養物からTA−3037A物質を採取することを特徴と
するTA−3037A物質の製造法に関するものである
。本発明の第3の発明は、TA−3037A物質又はそ
の塩を有効成分とするグルタチオントランスフェラーゼ
阻害剤に関するものである。
質の製造法に関する発明であって、ストレプトミセス属
に属するTA−3037A物質生産菌を培養し、その培
養物からTA−3037A物質を採取することを特徴と
するTA−3037A物質の製造法に関するものである
。本発明の第3の発明は、TA−3037A物質又はそ
の塩を有効成分とするグルタチオントランスフェラーゼ
阻害剤に関するものである。
【0012】本発明者らは、グルタチオントランスフェ
ラーゼ阻害物質を広く自然界から検索し、アドリアマイ
シン耐性マウス白血病細胞のグルタチオントランスフェ
ラーゼ阻害活性を顕著に示す物質、TA−3037A物
質を得て本発明を完成した。
ラーゼ阻害物質を広く自然界から検索し、アドリアマイ
シン耐性マウス白血病細胞のグルタチオントランスフェ
ラーゼ阻害活性を顕著に示す物質、TA−3037A物
質を得て本発明を完成した。
【0013】本発明で使用するTA−3037A物質生
産菌はストレプトミセス属に属し、TA−3037A物
質を生産するものであれば特に制限はないが、その1例
は1988年11月12日、群馬県日光市茶木平で採取
した土壌より分離されたストレプトミセス(Strep
tomyces)属に属する菌株TA−3037があげ
られる。その菌学的特徴は次の通りである。尚、この菌
株は工業技術院微生物工業技術研究所に1991年(平
成3年)2月7日に寄託され、受託番号として微工研菌
寄第11991号(FERM P−11991)が付
与されている。
産菌はストレプトミセス属に属し、TA−3037A物
質を生産するものであれば特に制限はないが、その1例
は1988年11月12日、群馬県日光市茶木平で採取
した土壌より分離されたストレプトミセス(Strep
tomyces)属に属する菌株TA−3037があげ
られる。その菌学的特徴は次の通りである。尚、この菌
株は工業技術院微生物工業技術研究所に1991年(平
成3年)2月7日に寄託され、受託番号として微工研菌
寄第11991号(FERM P−11991)が付
与されている。
【0014】TA−3037A物質生産菌TA−303
7株は、菌糸巾1ミクロン内外の放線菌であり、光学顕
微鏡下では放線菌の気菌糸上の胞子鎖はRectusf
lexibilisである。電子顕微鏡では桿状の胞子
が観察され、胞子表面は平滑である。細胞壁の構成成分
としては、L,L−ジアミノピメリン酸が検出され、電
顕でも胞子のうやその他の特徴的な構造は認められない
。以上より本菌はストレプトマイセス属に属する。
7株は、菌糸巾1ミクロン内外の放線菌であり、光学顕
微鏡下では放線菌の気菌糸上の胞子鎖はRectusf
lexibilisである。電子顕微鏡では桿状の胞子
が観察され、胞子表面は平滑である。細胞壁の構成成分
としては、L,L−ジアミノピメリン酸が検出され、電
顕でも胞子のうやその他の特徴的な構造は認められない
。以上より本菌はストレプトマイセス属に属する。
【0015】本菌の培養性状、生理学的性状ならびに糖
の資化性能の有無を以下の表に示す。尚、各種培地にお
ける色の記載について( )内に示す標準はコンティ
ナー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラーハー
モニーマニアルを用いた。すべての性状試験は27℃に
おいて2週間培養後判定した。
の資化性能の有無を以下の表に示す。尚、各種培地にお
ける色の記載について( )内に示す標準はコンティ
ナー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラーハー
モニーマニアルを用いた。すべての性状試験は27℃に
おいて2週間培養後判定した。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】以上の性状は本菌が放線菌ストレプトミセ
ス属に属することを示す。従って、本発明で用いるTA
−3037A生産菌は菌株TA−3037と同等または
類縁のストレプトミセス属の放線菌を包含する。
ス属に属することを示す。従って、本発明で用いるTA
−3037A生産菌は菌株TA−3037と同等または
類縁のストレプトミセス属の放線菌を包含する。
【0020】TA−3037A物質は、以下に示す理化
学的性状および生物学的性質により特徴づけられる。 (A)TA−3037A物質の理化学的性状(1)分子
量 281(2)分子
式 C16H11O4
N1 (3)融点
248〜250℃(分解) (4)旋光度 〔α〕
D 23=0°(C0.5,DMF)
学的性状および生物学的性質により特徴づけられる。 (A)TA−3037A物質の理化学的性状(1)分子
量 281(2)分子
式 C16H11O4
N1 (3)融点
248〜250℃(分解) (4)旋光度 〔α〕
D 23=0°(C0.5,DMF)
【0021】(5)紫外吸収スペクトルλmax nm
(ε) 204(26816),242(15674
),282(9385),383(14561)(Et
OH)
(ε) 204(26816),242(15674
),282(9385),383(14561)(Et
OH)
【0022】λmax nm(ε) 205(219
97),241(18307),282(9043),
350sh(8615),382(14345)(0.
1N HCl 90% EtOH)λmax n
m(ε) 324(9152)(0.1N NaO
H 90% EtOH)
97),241(18307),282(9043),
350sh(8615),382(14345)(0.
1N HCl 90% EtOH)λmax n
m(ε) 324(9152)(0.1N NaO
H 90% EtOH)
【0023】(6)赤外線
吸収スペクトル(KBr Disk)(cm−1) 3440(br),2930,1752,1663,1
275,1258,758
吸収スペクトル(KBr Disk)(cm−1) 3440(br),2930,1752,1663,1
275,1258,758
【0024】(7) 1H−NMRスペクトル(重DM
SO中、400MHz)(ppm,多重度)6.65(
1H,s),6.90(1H,t),7.32(1H,
dd),7.34(1H,t),7.46(2H,t)
,7.60(2H,d),7.66(1H,dd),1
1.1(1H,s)
SO中、400MHz)(ppm,多重度)6.65(
1H,s),6.90(1H,t),7.32(1H,
dd),7.34(1H,t),7.46(2H,t)
,7.60(2H,d),7.66(1H,dd),1
1.1(1H,s)
【0025】(8)13C−NMRスペクトル(重DM
SO中、100MHz)(ppm,多重度)109.4
d,112.0s,118.7d,120.4d,12
3.3s,126.7d,127.8d,128.0d
×2,129.0d×2,129.9s,134.0s
,140.3s,157.3s,169.3s (9)外観 黄色針状結晶。
SO中、100MHz)(ppm,多重度)109.4
d,112.0s,118.7d,120.4d,12
3.3s,126.7d,127.8d,128.0d
×2,129.0d×2,129.9s,134.0s
,140.3s,157.3s,169.3s (9)外観 黄色針状結晶。
【0026】(B)TA−3037A物質の生物学的性
状 (1)抗菌活性 寒天希釈法において、TA−3037A物質は、各種細
菌、かびなどに対し50μg/mlでそれらの増殖を阻
止しなかった。
状 (1)抗菌活性 寒天希釈法において、TA−3037A物質は、各種細
菌、かびなどに対し50μg/mlでそれらの増殖を阻
止しなかった。
【0027】(2)急性毒性
TA−3037A物質のマウスに対する急性毒性を試験
した結果、マウス腹腔内投与の場合100mg/kgで
毒性を示さなかった。
した結果、マウス腹腔内投与の場合100mg/kgで
毒性を示さなかった。
【0028】(3)生理活性
TA−3037A物質のグルタチオントランスフェラー
ゼ阻害活性の測定はHabigらの方法〔J.Biol
.Chem.,第249巻,第7130〜7139頁(
1974)〕に準じて行なった。すなわち、100mM
リン酸カリウム緩衝液(pH6.5)に1mMグルタチ
オンと1mMクロロジニトロベンゼンを含む反応液に、
検体と酵素液を添加した際の、30℃における340n
mの吸光度の増加を測定した。酵素液はアドリアマイシ
ン耐性マウス白血病細胞の細胞破砕液を用いた。その結
果、TA−3037A物質のアドリアマイシン耐性マウ
ス白血病細胞のグルタチオントランスフェラーゼに対す
る50%阻害濃度は、2.5μg/mlであった。
ゼ阻害活性の測定はHabigらの方法〔J.Biol
.Chem.,第249巻,第7130〜7139頁(
1974)〕に準じて行なった。すなわち、100mM
リン酸カリウム緩衝液(pH6.5)に1mMグルタチ
オンと1mMクロロジニトロベンゼンを含む反応液に、
検体と酵素液を添加した際の、30℃における340n
mの吸光度の増加を測定した。酵素液はアドリアマイシ
ン耐性マウス白血病細胞の細胞破砕液を用いた。その結
果、TA−3037A物質のアドリアマイシン耐性マウ
ス白血病細胞のグルタチオントランスフェラーゼに対す
る50%阻害濃度は、2.5μg/mlであった。
【0029】以上のごとく、本発明のTA−3037A
物質は、低濃度でアドリアマイシン耐性マウス白血病細
胞のグルタチオントランスフェラーゼを阻害し、抗菌活
性も毒性も極めて弱いことから、癌の薬剤耐性克服剤と
して期待される。TA−3037A物質の塩としては、
例えば通常使用される酸との酸付加塩、あるいはアルカ
リ金属、アルカリ土類金属との塩等の通常汎用されてい
る薬理学的に許容し得る塩が挙げられる。
物質は、低濃度でアドリアマイシン耐性マウス白血病細
胞のグルタチオントランスフェラーゼを阻害し、抗菌活
性も毒性も極めて弱いことから、癌の薬剤耐性克服剤と
して期待される。TA−3037A物質の塩としては、
例えば通常使用される酸との酸付加塩、あるいはアルカ
リ金属、アルカリ土類金属との塩等の通常汎用されてい
る薬理学的に許容し得る塩が挙げられる。
【0030】本発明のTA−3037A物質はTA−3
037A物質生産菌を培養しその培養物から採取するこ
とによって製造することができる。TA−3037A物
質生産菌を培養する際に使用する培地は、TA−303
7A物質生産菌が利用できる任意の栄養源を含有するも
のであれば良い。例えば、炭素源としてグリセリン、グ
ルコース、マルトース、シュクロース、デキストリン、
でんぷん、油脂類などが使用できる。窒素源として大豆
粉、綿実粕、肉エキス、ペプトン、乾燥酵母、酵母エキ
ス、コーンスティープリカーなどの有機物、並びに硝酸
アンモニウム、硝酸ナトリウム、炭酸カルシウム、塩化
アンモニウムなどの無機物が使用できる。
037A物質生産菌を培養しその培養物から採取するこ
とによって製造することができる。TA−3037A物
質生産菌を培養する際に使用する培地は、TA−303
7A物質生産菌が利用できる任意の栄養源を含有するも
のであれば良い。例えば、炭素源としてグリセリン、グ
ルコース、マルトース、シュクロース、デキストリン、
でんぷん、油脂類などが使用できる。窒素源として大豆
粉、綿実粕、肉エキス、ペプトン、乾燥酵母、酵母エキ
ス、コーンスティープリカーなどの有機物、並びに硝酸
アンモニウム、硝酸ナトリウム、炭酸カルシウム、塩化
アンモニウムなどの無機物が使用できる。
【0031】また、必要に応じて食塩、塩化カリウム、
りんご酸塩、重金属塩などの無機塩類を添加することも
できる。発酵中の発泡を抑制するために、常法に従って
適当な消泡剤、例えばシリコーン、大豆油などを適宜添
加することもできる。
りんご酸塩、重金属塩などの無機塩類を添加することも
できる。発酵中の発泡を抑制するために、常法に従って
適当な消泡剤、例えばシリコーン、大豆油などを適宜添
加することもできる。
【0032】培養法としては、一般に行われている抗生
物質の生産の方法と同様に、好気的液体深部培養法が最
も適している。使用しうる培養温度はTA−3037A
物質生産菌の発育が実質的に阻害されず、TA−303
7A物質を生産しうる範囲であれば、特に制約されるも
のではないが、特に好ましいのは25〜30℃の範囲内
の温度を挙げることができる。
物質の生産の方法と同様に、好気的液体深部培養法が最
も適している。使用しうる培養温度はTA−3037A
物質生産菌の発育が実質的に阻害されず、TA−303
7A物質を生産しうる範囲であれば、特に制約されるも
のではないが、特に好ましいのは25〜30℃の範囲内
の温度を挙げることができる。
【0033】培養時間は、通常、TA−3037A物質
が十分に蓄積するまで継続することができ、培地組成、
培養温度により異なるが、通常48〜96時間の培養で
目的のTA−3037A物質を得ることができる。
が十分に蓄積するまで継続することができ、培地組成、
培養温度により異なるが、通常48〜96時間の培養で
目的のTA−3037A物質を得ることができる。
【0034】かくして得られる培養物から、TA−30
37A物質を単離するには、合目的的な任意の方法が利
用可能である。例えば、培養物を濾過し、遠心分離など
のそれ自体公知の分離方法によって菌体を除去し、その
濾液上清から適当な有機溶媒を用いた溶媒抽出法や、吸
着やイオン交換能を利用したクロマトグラフィーを単独
で、または組み合わせて使用することにより単離精製し
て採取することができる。
37A物質を単離するには、合目的的な任意の方法が利
用可能である。例えば、培養物を濾過し、遠心分離など
のそれ自体公知の分離方法によって菌体を除去し、その
濾液上清から適当な有機溶媒を用いた溶媒抽出法や、吸
着やイオン交換能を利用したクロマトグラフィーを単独
で、または組み合わせて使用することにより単離精製し
て採取することができる。
【0035】本発明のTA−3037A物質はグルタチ
オントランスフェラーゼを強く阻害する作用を有する。 従って本発明ではTA−3037A物質又はその塩を有
効成分とするグルタチオントランスフェラーゼ阻害剤が
提供される。グルタチオントランスフェラーゼ阻害剤は
酵素阻害剤等の試薬又は癌の薬剤耐性克服剤などの医薬
として有用である。本発明のグルタチオントランスフェ
ラーゼ阻害剤を癌の薬剤耐性の克服のために使用するに
は、人を含む担癌温血動物にTA−3037A物質の有
効量を投与すればよい。投与方法は注射などの他、経口
投与及び注射以外の非経口投与などの方法で行うことが
できる。投与量は投与する対象、投与ルートなどによっ
て変動するが通常0.1mg〜100mg/kg/日、
好ましくは0.5〜50mg/kg/日程度である。
オントランスフェラーゼを強く阻害する作用を有する。 従って本発明ではTA−3037A物質又はその塩を有
効成分とするグルタチオントランスフェラーゼ阻害剤が
提供される。グルタチオントランスフェラーゼ阻害剤は
酵素阻害剤等の試薬又は癌の薬剤耐性克服剤などの医薬
として有用である。本発明のグルタチオントランスフェ
ラーゼ阻害剤を癌の薬剤耐性の克服のために使用するに
は、人を含む担癌温血動物にTA−3037A物質の有
効量を投与すればよい。投与方法は注射などの他、経口
投与及び注射以外の非経口投与などの方法で行うことが
できる。投与量は投与する対象、投与ルートなどによっ
て変動するが通常0.1mg〜100mg/kg/日、
好ましくは0.5〜50mg/kg/日程度である。
【0036】投与する際の製剤としては特に制限はなく
、TA−3037A物質は通常使用される医薬用添加剤
、例えば担体や補助剤などとともに液剤、固型製剤(カ
プセル、錠剤、凍結乾燥製剤など)等として製剤化され
、投与される。以下に、実施例により本発明のTA−3
037A物質の製造例を示し、更に本発明を詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
、TA−3037A物質は通常使用される医薬用添加剤
、例えば担体や補助剤などとともに液剤、固型製剤(カ
プセル、錠剤、凍結乾燥製剤など)等として製剤化され
、投与される。以下に、実施例により本発明のTA−3
037A物質の製造例を示し、更に本発明を詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0037】
【実施例】寒天斜面培地に培養した放線菌(微工研菌寄
第11991号)をグリセロール2.5%、肉エキス(
極東)0.5%、ポリペプトン(日本製薬)0.5%、
酵母エキス(Difco)1.0%、硫酸マグネシウム
0.05%、炭酸カルシウム0.32%を含む液体培地
(pH7.4に調整)を三角フラスコ(500ml容)
に100mlずつ分注して、常法により120℃で20
分間あらかじめ滅菌しておいたものに接種し、27℃で
72時間回転振盪培養(毎分180回転)した。この種
母培養液を同様に三角フラスコに分注、滅菌した上記の
培地10リットルに2%接種し、27℃で72時間回転
振盪培養した。
第11991号)をグリセロール2.5%、肉エキス(
極東)0.5%、ポリペプトン(日本製薬)0.5%、
酵母エキス(Difco)1.0%、硫酸マグネシウム
0.05%、炭酸カルシウム0.32%を含む液体培地
(pH7.4に調整)を三角フラスコ(500ml容)
に100mlずつ分注して、常法により120℃で20
分間あらかじめ滅菌しておいたものに接種し、27℃で
72時間回転振盪培養(毎分180回転)した。この種
母培養液を同様に三角フラスコに分注、滅菌した上記の
培地10リットルに2%接種し、27℃で72時間回転
振盪培養した。
【0038】このようにして得られた培養液を遠心分離
器にかけて菌体を分離した上清9リットルをpH2にし
て等量の酢酸ブチルで抽出した。この抽出液を減圧下に
濃縮し、得られた残渣6.6gをセファデックスLH−
20カラムにかけてメタノールで展開した。この活性画
分を集め減圧下に濃縮して得られた粗粉末206mgを
シリカゲルカラムにかけて、クロロホルム−メタノール
(50:1)で溶出展開した。この活性画分を集め減圧
下に濃縮し、メタノール:クロロホルム=1:1に加温
して溶かして静置すると、結晶化した。こうして、TA
−3037A物質の黄色結晶125mgを得た。
器にかけて菌体を分離した上清9リットルをpH2にし
て等量の酢酸ブチルで抽出した。この抽出液を減圧下に
濃縮し、得られた残渣6.6gをセファデックスLH−
20カラムにかけてメタノールで展開した。この活性画
分を集め減圧下に濃縮して得られた粗粉末206mgを
シリカゲルカラムにかけて、クロロホルム−メタノール
(50:1)で溶出展開した。この活性画分を集め減圧
下に濃縮し、メタノール:クロロホルム=1:1に加温
して溶かして静置すると、結晶化した。こうして、TA
−3037A物質の黄色結晶125mgを得た。
【0039】
【発明の効果】本発明のTA−3037A物質は、アド
リアマイシン耐性マウス白血病細胞のグルタチオントラ
ンスフェラーゼを強く阻害し、抗菌活性がほとんどなく
、低毒性の抗癌剤耐性克服剤として、癌の治療に期待さ
れる優れた新規物質である。また、本発明によるTA−
3037A物質は、グルタチオントランスフェラーゼ阻
害活性によって、ロイコトリエンの生合成を阻害するア
レルギー疾患治療剤として、使用できる可能性をも有し
ている。本発明はこれら有用な性質を有する新規物質を
提供する極めて有用な発明である。
リアマイシン耐性マウス白血病細胞のグルタチオントラ
ンスフェラーゼを強く阻害し、抗菌活性がほとんどなく
、低毒性の抗癌剤耐性克服剤として、癌の治療に期待さ
れる優れた新規物質である。また、本発明によるTA−
3037A物質は、グルタチオントランスフェラーゼ阻
害活性によって、ロイコトリエンの生合成を阻害するア
レルギー疾患治療剤として、使用できる可能性をも有し
ている。本発明はこれら有用な性質を有する新規物質を
提供する極めて有用な発明である。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記理化学的性質を有することを特徴
とする新規生理活性物質TA−3037A及びその塩:
(1)分子量 281
(2)分子式 C16
H11O4 N1 (3)融点
248〜250℃(分解) (4)旋光度 〔α〕
D 23=0°(C0.5,DMF) (5)紫外吸収スペクトル λmax nm(ε) 204(26816),24
2(15674),282(9385),383(14
561),(EtOH) λmax nm(ε) 205(21997),24
1(18307),282(9043),350sh(
8615),382(14345) (0.1N HCl 90% EtOH)λma
x nm(ε) 324(9152)(0.1N
NaOH 90% EtOH)。 - 【請求項2】 ストレプトミセス属に属する新規生理
活性物質TA−3037A生産菌を培養しその培養物か
ら新規生理活性物質TA−3037Aを採取することを
特徴とする新規生理活性物質TA−3037Aの製造法
。 - 【請求項3】 新規生理活性物質TA−3037A又
はその塩を有効成分とするグルタチオントランスフェラ
ーゼ阻害剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4338591A JPH04282395A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 新規生理活性物質ta−3037a及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4338591A JPH04282395A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 新規生理活性物質ta−3037a及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04282395A true JPH04282395A (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=12662344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4338591A Pending JPH04282395A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 新規生理活性物質ta−3037a及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04282395A (ja) |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP4338591A patent/JPH04282395A/ja active Pending
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