JPH0570470A - 生理活性物質カンレマイシンc、その製造法及びその薬学的用途 - Google Patents
生理活性物質カンレマイシンc、その製造法及びその薬学的用途Info
- Publication number
- JPH0570470A JPH0570470A JP4037966A JP3796692A JPH0570470A JP H0570470 A JPH0570470 A JP H0570470A JP 4037966 A JP4037966 A JP 4037966A JP 3796692 A JP3796692 A JP 3796692A JP H0570470 A JPH0570470 A JP H0570470A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canremycin
- physiologically active
- substance
- active substance
- bioactive substance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P7/00—Preparation of oxygen-containing organic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P1/00—Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes
- C12P1/06—Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes by using actinomycetales
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/06—Immunosuppressants, e.g. drugs for graft rejection
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N1/00—Microorganisms; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
- C12N1/20—Bacteria; Culture media therefor
- C12N1/205—Bacterial isolates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12R—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
- C12R2001/00—Microorganisms ; Processes using microorganisms
- C12R2001/01—Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
- C12R2001/365—Nocardia
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Microbiology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Immunology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
- Mycology (AREA)
- Virology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Transplantation (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規生理活性物質カンレマイシンC、その製
造法、カンレマイシンC生産菌及びカンレマイシンCの
薬学的用途が提供される。 【構成】 ノカルディア属に属するNocardia
mediterranivar. kanglensi
s 1747−64株の培養液から、分子量326、分
子式C19H18O5 を有する新規生理活性物質カンレマイ
シンCが単離される。カンレマイシンCは免疫抑制作用
を有し、且つ腫瘍細胞の増殖を抑制する。
造法、カンレマイシンC生産菌及びカンレマイシンCの
薬学的用途が提供される。 【構成】 ノカルディア属に属するNocardia
mediterranivar. kanglensi
s 1747−64株の培養液から、分子量326、分
子式C19H18O5 を有する新規生理活性物質カンレマイ
シンCが単離される。カンレマイシンCは免疫抑制作用
を有し、且つ腫瘍細胞の増殖を抑制する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生理活性物質カンレマイ
シンC、その製造法及びその薬学的用途に関する。更に
詳細には、本発明は臓器移植による拒絶反応などに適用
できる新しい免疫抑制物質であるカンレマイシンC(K
anglemycln C)、その製造法及びその薬学
的用途に関するものである。
シンC、その製造法及びその薬学的用途に関する。更に
詳細には、本発明は臓器移植による拒絶反応などに適用
できる新しい免疫抑制物質であるカンレマイシンC(K
anglemycln C)、その製造法及びその薬学
的用途に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近において、選択性の高い薬物として
開発された免疫抑制物質は特異的にある種の免疫細胞の
サブグループを調節する作用を有する。このような代表
的薬物であるサイクロスポリンA(Agents an
d Actions,1976,Vol.6,468−
475)はヘルパーTセルクローンの増殖を選択的に阻
害するため、臓器移植の分野で著しい成果を収めたと同
時に、臨床的に広く用いられている。しかし、この薬物
を投与すると、場合により急性(又は慢性)腎中毒、軽
度の震動症、神経病変、歯肉肥厚および脱毛などの副作
用が生じる欠点がある。最近発見されたFK−506
(Journal of Antibiotics,V
ol.40,1249(1987))はマクロライド抗
生物質(C44H69NO22)であり、実験段階では好まし
い結果が得られたが、生産プロセスは複雑であるため、
臨床での応用が制限される可能性がある。
開発された免疫抑制物質は特異的にある種の免疫細胞の
サブグループを調節する作用を有する。このような代表
的薬物であるサイクロスポリンA(Agents an
d Actions,1976,Vol.6,468−
475)はヘルパーTセルクローンの増殖を選択的に阻
害するため、臓器移植の分野で著しい成果を収めたと同
時に、臨床的に広く用いられている。しかし、この薬物
を投与すると、場合により急性(又は慢性)腎中毒、軽
度の震動症、神経病変、歯肉肥厚および脱毛などの副作
用が生じる欠点がある。最近発見されたFK−506
(Journal of Antibiotics,V
ol.40,1249(1987))はマクロライド抗
生物質(C44H69NO22)であり、実験段階では好まし
い結果が得られたが、生産プロセスは複雑であるため、
臨床での応用が制限される可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
までの免疫抑制物質の種々の欠点を克服し得る、より理
想的な免疫抑制物質を提供することである。本発明の他
の目的は、免疫抑制物質の工業的に有利な製造法を提供
することである。本発明の更に他の目的は、新規免疫抑
制物質を製造するための微生物を提供することである。
本発明の更に他の目的は、新規免疫抑制物質の薬学的用
途を提供することである。
までの免疫抑制物質の種々の欠点を克服し得る、より理
想的な免疫抑制物質を提供することである。本発明の他
の目的は、免疫抑制物質の工業的に有利な製造法を提供
することである。本発明の更に他の目的は、新規免疫抑
制物質を製造するための微生物を提供することである。
本発明の更に他の目的は、新規免疫抑制物質の薬学的用
途を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の免
疫抑制物質が有する欠点を解決し得る新たな免疫抑制物
質を得ることを目的として研究した結果、ノカルディア
属に属する菌株の培養液から分子量が極めて小さい新た
な免疫抑制物質カンレマイシンCが得られ、カンレマイ
シンCはよりよい特性を持つ次世代の免疫抑制物質にな
り得る可能性があることを見出し本発明を完成させた。
疫抑制物質が有する欠点を解決し得る新たな免疫抑制物
質を得ることを目的として研究した結果、ノカルディア
属に属する菌株の培養液から分子量が極めて小さい新た
な免疫抑制物質カンレマイシンCが得られ、カンレマイ
シンCはよりよい特性を持つ次世代の免疫抑制物質にな
り得る可能性があることを見出し本発明を完成させた。
【0005】本発明の第1の発明は、下記理化学的性質
を有することを特徴とする生理活性物質カンレマイシン
C及びその塩である。 (1)分子量(EI−MS): m/z 326
(M+ ) (2)分子式 : C19H18O5 (3)融点 : 170℃(分解) (4)旋光度 : 〔α〕D 25=+150°(C 0.
57MeOH) (5)紫外吸収スペクトル :λmax nm(logε)
232(4.61),356(3.93) (6)赤外線吸収スペクトル(KBr)(cm-1):3
400,1690,1650,1640 (7)13C−NMR(100 MHz,DMSO−
d6 ):204.02(s)、160.58(s)、7
0.92(s)、20.47(t)、195.0
(s)、159.50(s)、136.66(d)、1
34.58(s)、43.62(d)、23.75
(q)、123.95(d)、46.52(t)、3
1.47(t)、44.89(d)、117.69
(s)、122.68(d)、118.21(d)、1
96.90(s)、54.93(d) (8) 1H−NMR(400 MHz,DMSO−
d6 ):5.78(1H,brs)、1.98(3H,
s)、2.79(1H,d,J=18.54)、2.3
5(1H,d,J=18.54)、1.47(2H,
m)、1.98(1H,m)、1.79(1H,m)、
1.98(1H,t)、7.30(1H,d)、7.7
5(1H,t)、7.55(1H,d)、2.91(1
H,d)、3.37(1H,d)。 本発明の第2の発明は、ノカルディア属に属する生理活
性物質カンレマイシンC生産菌を栄養培地中で培養し、
その培養物から生理活性物質カンレマイシンCを採取す
ることを特徴とする生理活性物質カンレマイシンC又は
その塩の製造法である。本発明の第3の発明は、ノカル
ディア属に属する、生理活性物質カンレマイシンC生産
菌である。本発明の第4の発明は、生理活性物質カンレ
マイシンC又はその薬学的に許容しうる塩を有効成分と
する免疫抑制剤である。
を有することを特徴とする生理活性物質カンレマイシン
C及びその塩である。 (1)分子量(EI−MS): m/z 326
(M+ ) (2)分子式 : C19H18O5 (3)融点 : 170℃(分解) (4)旋光度 : 〔α〕D 25=+150°(C 0.
57MeOH) (5)紫外吸収スペクトル :λmax nm(logε)
232(4.61),356(3.93) (6)赤外線吸収スペクトル(KBr)(cm-1):3
400,1690,1650,1640 (7)13C−NMR(100 MHz,DMSO−
d6 ):204.02(s)、160.58(s)、7
0.92(s)、20.47(t)、195.0
(s)、159.50(s)、136.66(d)、1
34.58(s)、43.62(d)、23.75
(q)、123.95(d)、46.52(t)、3
1.47(t)、44.89(d)、117.69
(s)、122.68(d)、118.21(d)、1
96.90(s)、54.93(d) (8) 1H−NMR(400 MHz,DMSO−
d6 ):5.78(1H,brs)、1.98(3H,
s)、2.79(1H,d,J=18.54)、2.3
5(1H,d,J=18.54)、1.47(2H,
m)、1.98(1H,m)、1.79(1H,m)、
1.98(1H,t)、7.30(1H,d)、7.7
5(1H,t)、7.55(1H,d)、2.91(1
H,d)、3.37(1H,d)。 本発明の第2の発明は、ノカルディア属に属する生理活
性物質カンレマイシンC生産菌を栄養培地中で培養し、
その培養物から生理活性物質カンレマイシンCを採取す
ることを特徴とする生理活性物質カンレマイシンC又は
その塩の製造法である。本発明の第3の発明は、ノカル
ディア属に属する、生理活性物質カンレマイシンC生産
菌である。本発明の第4の発明は、生理活性物質カンレ
マイシンC又はその薬学的に許容しうる塩を有効成分と
する免疫抑制剤である。
【0006】本発明のカンレマイシンCは上記した理化
学的性質から明らかなように、分子量が326であって
従来の免疫抑制物質の分子量に比べて著しく小さい。旋
光度は、〔α〕D 25+150°(C0.57,MeO
H)であり、紫外線吸収スペクトルでは232nm、3
56nmでの吸収が最大で、赤外線吸収スペクトルでは
3400cm-1、1690cm-1、1650cm-1、1
640cm-1、750cm-1などで吸収を示す。元素分
析値からの分子式はC19H18O5 であり、この化合物は
極性有機溶媒に溶解し、水と非極性有機溶媒には溶解し
ない。その精製品は黄色針状結晶であり、170℃で分
解し黄色から黒色に変化する。
学的性質から明らかなように、分子量が326であって
従来の免疫抑制物質の分子量に比べて著しく小さい。旋
光度は、〔α〕D 25+150°(C0.57,MeO
H)であり、紫外線吸収スペクトルでは232nm、3
56nmでの吸収が最大で、赤外線吸収スペクトルでは
3400cm-1、1690cm-1、1650cm-1、1
640cm-1、750cm-1などで吸収を示す。元素分
析値からの分子式はC19H18O5 であり、この化合物は
極性有機溶媒に溶解し、水と非極性有機溶媒には溶解し
ない。その精製品は黄色針状結晶であり、170℃で分
解し黄色から黒色に変化する。
【0007】本発明の生理活性物質カンレマイシンC
は、ノカルディア属に属するカンレマイシンC生産菌を
栄養培地中で培養して、カンレマイシンCを生成蓄積せ
しめ、得られる培養物よりカンレマイシンCを採取する
ことによって得ることができる。カンレマイシンC生産
菌の代表的な1例は、中華人民共和国で採取されたノカ
ルディア属に属する菌株、Nocardia medi
terranei var. kanglensis
1747−64株が挙げられる。この菌株の菌学的性質
及び生理学的性質などを以下に示す。
は、ノカルディア属に属するカンレマイシンC生産菌を
栄養培地中で培養して、カンレマイシンCを生成蓄積せ
しめ、得られる培養物よりカンレマイシンCを採取する
ことによって得ることができる。カンレマイシンC生産
菌の代表的な1例は、中華人民共和国で採取されたノカ
ルディア属に属する菌株、Nocardia medi
terranei var. kanglensis
1747−64株が挙げられる。この菌株の菌学的性質
及び生理学的性質などを以下に示す。
【0008】1.形態的性質 28℃で2週間後に観察した結果、気菌糸は単純分岐
し、その先端は波状あるいはループ状である。基生菌糸
の分断が認められる。胞子のう及び輪生糸の形成は認め
られない。胞子表面は平滑または粗面、ときにとげ状
で、胞子はシリンダー型で、大きさが0.6〜0.8×
0.8〜1.3μmである。また10個内外の連鎖をな
して胞子が形成される。 2.各種培地における生育 各種培地上、28℃、2週間後の生育状態を下記表1に
示す。
し、その先端は波状あるいはループ状である。基生菌糸
の分断が認められる。胞子のう及び輪生糸の形成は認め
られない。胞子表面は平滑または粗面、ときにとげ状
で、胞子はシリンダー型で、大きさが0.6〜0.8×
0.8〜1.3μmである。また10個内外の連鎖をな
して胞子が形成される。 2.各種培地における生育 各種培地上、28℃、2週間後の生育状態を下記表1に
示す。
【0009】
【表1】
【0010】3.生理学的性質 生育適度範囲 : 27〜37℃ 硝酸塩の還元 : 陰性 ゼラチンの液化(グルコース・ペプトン・ゼラチン培地
上、20℃): 陰性 スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地):
陰性 脱脂牛乳の凝固 : 陽性 脱脂牛乳のペプトン化 : 陽性 メラニン様色素の生成 : 陰性 4.炭素源の利用性(プリドハム・ゴドリーブ寒天培地
上) L−アラビノース + D−キシロース + D−グルコース + D−フラクトース + シュクロース + イノシトール + L−ラムノース + ラフィノース − D−マニトール + 5.細胞壁中のジアミノピメリン酸 meso−ジアミノピメリン酸である。
上、20℃): 陰性 スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地):
陰性 脱脂牛乳の凝固 : 陽性 脱脂牛乳のペプトン化 : 陽性 メラニン様色素の生成 : 陰性 4.炭素源の利用性(プリドハム・ゴドリーブ寒天培地
上) L−アラビノース + D−キシロース + D−グルコース + D−フラクトース + シュクロース + イノシトール + L−ラムノース + ラフィノース − D−マニトール + 5.細胞壁中のジアミノピメリン酸 meso−ジアミノピメリン酸である。
【0011】以上を要約すると、本菌株は細胞壁がme
so−ジアミノピメリン酸であり、インターナショナル
・ストレプトミセス属・プロジェクト(略称ISP)の
方法によれば、胞子形成菌糸の形態は、セクションレク
チフレキシビルズ(Rectiflexibiles)
またはレクチナキュリアパーティ(Recticuli
aperti)に属し、胞子表面は平滑または粗面で、
成熟した菌糸の色は白色系統(White color
series)で、メラニン様色素及び培地中に色素は
生産しない。基生菌糸の色は淡褐色あるいは淡黄色を呈
し、分断が認められる。炭素源としてはL−アラビノー
ス、D−グルコース、D−フラフトース、シュクロー
ス、イノシトール、L−ラムノース、D−キシロース、
D−マンノース、D−マニトールを利用するが、ラフィ
ノースを利用しない。
so−ジアミノピメリン酸であり、インターナショナル
・ストレプトミセス属・プロジェクト(略称ISP)の
方法によれば、胞子形成菌糸の形態は、セクションレク
チフレキシビルズ(Rectiflexibiles)
またはレクチナキュリアパーティ(Recticuli
aperti)に属し、胞子表面は平滑または粗面で、
成熟した菌糸の色は白色系統(White color
series)で、メラニン様色素及び培地中に色素は
生産しない。基生菌糸の色は淡褐色あるいは淡黄色を呈
し、分断が認められる。炭素源としてはL−アラビノー
ス、D−グルコース、D−フラフトース、シュクロー
ス、イノシトール、L−ラムノース、D−キシロース、
D−マンノース、D−マニトールを利用するが、ラフィ
ノースを利用しない。
【0012】以上の性質をもとにアール・イー・ブッフ
ァナン・アンド・エヌ・イー・ギボンズ編、バージーズ
・マニュアル・オブ・デタミネーティブ・バクテリオロ
ジー(Bergey’s Manual of Det
erminative Bacteriology)第
8版、1974年及びバージーズ・マニュアル・オブ・
システマティク・バクテリオロジー(Bergey’s
Manual ofSystematic Bact
eriology Volume 4,1989)に従
って検索を行った結果、上記菌株は、ノカルディア属に
属することが判明したので本菌株をNocardia
mediterranei var.kanglens
is 1747−64株(以下1747−64株とい
う)と命名した。該菌株は、1991年2月20日に中
華人民共和国の中国微生物菌種保存管理委員会に寄託さ
れ、受託番号CGMCC No:0163が付与されて
いる。また該菌株は、1992年1月28日に工業技術
院微生物工業技術研究所にブタベスト条約に基づく国際
寄託がされており、受託番号として微工研条第3718
号(FERM BP−3718)が付与されている。
ァナン・アンド・エヌ・イー・ギボンズ編、バージーズ
・マニュアル・オブ・デタミネーティブ・バクテリオロ
ジー(Bergey’s Manual of Det
erminative Bacteriology)第
8版、1974年及びバージーズ・マニュアル・オブ・
システマティク・バクテリオロジー(Bergey’s
Manual ofSystematic Bact
eriology Volume 4,1989)に従
って検索を行った結果、上記菌株は、ノカルディア属に
属することが判明したので本菌株をNocardia
mediterranei var.kanglens
is 1747−64株(以下1747−64株とい
う)と命名した。該菌株は、1991年2月20日に中
華人民共和国の中国微生物菌種保存管理委員会に寄託さ
れ、受託番号CGMCC No:0163が付与されて
いる。また該菌株は、1992年1月28日に工業技術
院微生物工業技術研究所にブタベスト条約に基づく国際
寄託がされており、受託番号として微工研条第3718
号(FERM BP−3718)が付与されている。
【0013】本発明のカンレマイシンCはカンレマイシ
ンC生産菌を培養しその培養物から採取することによっ
て製造することができる。カンレマイシンC生産菌を培
養する際に使用する栄養培地は、カンレマイシンC生産
菌が利用できる任意の栄養源を含有するものであれば良
く、通常、炭素源、窒素源を含む。例えば、炭素源とし
てグリセリン、グルコース、マルトース、シュクロー
ス、デキストリン、でんぷん、油脂類などが使用でき
る。窒素源として大豆粉、綿実粕、肉エキス、ペプト
ン、乾燥酵母、酵母エキス、コーンスティープリカーな
どの有機物、並びに硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム、硝酸ナトリウム、炭酸カルシウム、塩化アンモニウ
ムなどの無機物が使用できる。必要に応じて食塩、塩化
カリウム、りんご酸塩、重金属塩などの無機塩類および
アミノ酸、ビタミン類等を添加することもできる。発酵
中の発泡を抑制するために、常法に従って適当な消泡
剤、例えばシリコーン、大豆油などを適宜添加すること
もできる。
ンC生産菌を培養しその培養物から採取することによっ
て製造することができる。カンレマイシンC生産菌を培
養する際に使用する栄養培地は、カンレマイシンC生産
菌が利用できる任意の栄養源を含有するものであれば良
く、通常、炭素源、窒素源を含む。例えば、炭素源とし
てグリセリン、グルコース、マルトース、シュクロー
ス、デキストリン、でんぷん、油脂類などが使用でき
る。窒素源として大豆粉、綿実粕、肉エキス、ペプト
ン、乾燥酵母、酵母エキス、コーンスティープリカーな
どの有機物、並びに硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム、硝酸ナトリウム、炭酸カルシウム、塩化アンモニウ
ムなどの無機物が使用できる。必要に応じて食塩、塩化
カリウム、りんご酸塩、重金属塩などの無機塩類および
アミノ酸、ビタミン類等を添加することもできる。発酵
中の発泡を抑制するために、常法に従って適当な消泡
剤、例えばシリコーン、大豆油などを適宜添加すること
もできる。
【0014】培養法としては、一般に行われている抗生
物質の生産の方法と同様に、好気的液体深部培養法が最
も適している。培養温度はカンレマイシンC生産菌の発
育が実質的に阻害されず、カンレマイシンCを生産しう
る範囲であれば、特に制約されるものではなく、例えば
25℃〜37℃の範囲が好ましい。特に好ましいのは2
7℃〜32℃の範囲内の温度を挙げることができる。培
養時間は、通常、カンレマイシンCが十分に蓄積するま
で継続することができ、培地組成、培養温度により異な
るが、通常20−60時間の培養で目的のカンレマイシ
ンCを得ることができる。
物質の生産の方法と同様に、好気的液体深部培養法が最
も適している。培養温度はカンレマイシンC生産菌の発
育が実質的に阻害されず、カンレマイシンCを生産しう
る範囲であれば、特に制約されるものではなく、例えば
25℃〜37℃の範囲が好ましい。特に好ましいのは2
7℃〜32℃の範囲内の温度を挙げることができる。培
養時間は、通常、カンレマイシンCが十分に蓄積するま
で継続することができ、培地組成、培養温度により異な
るが、通常20−60時間の培養で目的のカンレマイシ
ンCを得ることができる。
【0015】より具体的には、例えば以下の実施例1で
示すような培養を行うことができる。即ち、デンプン、
食塩、硝酸カリウム、寒天などからなる斜面培養培地に
て1747−64株を斜面培養する。次いで、斜面培養
培地から種菌の塊を採取しこれを種培養培地に接種す
る。種培養培地はグルコース、酵母エキス、大豆かす、
リン酸水素カリウム、硫酸アンモニウムなどから構成さ
れる。種培養培地中で25℃〜32℃で24〜55時間
培養する。次いで得られる種培養液を、発酵培地に移植
し25℃〜32℃で68〜96時間培養する。発酵培地
はグルコース、酵母エキス、大豆かす、ペプトン、炭酸
カルシウムなどからなる。このようにして得られる培養
液からカンレマイシンCを採取することができる。
示すような培養を行うことができる。即ち、デンプン、
食塩、硝酸カリウム、寒天などからなる斜面培養培地に
て1747−64株を斜面培養する。次いで、斜面培養
培地から種菌の塊を採取しこれを種培養培地に接種す
る。種培養培地はグルコース、酵母エキス、大豆かす、
リン酸水素カリウム、硫酸アンモニウムなどから構成さ
れる。種培養培地中で25℃〜32℃で24〜55時間
培養する。次いで得られる種培養液を、発酵培地に移植
し25℃〜32℃で68〜96時間培養する。発酵培地
はグルコース、酵母エキス、大豆かす、ペプトン、炭酸
カルシウムなどからなる。このようにして得られる培養
液からカンレマイシンCを採取することができる。
【0016】かくして得られる培養物から、カンレマイ
シンCを単離するには、合目的な任意の方法が利用可能
である。例えば、培養物を濾過し、遠心分離などのそれ
自体公知の分離方法によって菌体を除去し、その濾液上
清から適当な有機溶媒を用いた溶媒抽出法や、吸着やイ
オン交換能を利用したクロマトグラフィーを単独で、ま
たは組み合わせて使用することにより単離精製して採取
することができる。
シンCを単離するには、合目的な任意の方法が利用可能
である。例えば、培養物を濾過し、遠心分離などのそれ
自体公知の分離方法によって菌体を除去し、その濾液上
清から適当な有機溶媒を用いた溶媒抽出法や、吸着やイ
オン交換能を利用したクロマトグラフィーを単独で、ま
たは組み合わせて使用することにより単離精製して採取
することができる。
【0017】本発明のカンレマイシンC物質は免疫細
胞、特に脾細胞の転換を強く阻害する作用を有する。従
って本発明ではカンレマイシンC又はその薬学的に許容
し得る塩を有効成分とする免疫抑制が提供される。本発
明の免疫抑制剤を適用するには、人を含む温血動物にカ
ンレマイシンCの有効量を投与すればよい。投与方法は
注射などの他、経口投与及び注射以外の非経口投与など
の方法で行うことができる。カンレマイシンCの投与量
は投与する対象、投与ルートなどによって変動するが通
常0.1mg〜100mg/kg/日、好ましくは0.
5〜50mg/kg/日程度である。投与する際の製剤
としては特に制限はなく、カンレマイシンCは通常使用
される医薬用添加剤、例えば製剤全体に対して0.01
重量%〜50重量%のカンレマイシンCを担体や補助剤
などとともに液剤、固型製剤等として製剤化され、経
口、注射、その他の方法で投与される。
胞、特に脾細胞の転換を強く阻害する作用を有する。従
って本発明ではカンレマイシンC又はその薬学的に許容
し得る塩を有効成分とする免疫抑制が提供される。本発
明の免疫抑制剤を適用するには、人を含む温血動物にカ
ンレマイシンCの有効量を投与すればよい。投与方法は
注射などの他、経口投与及び注射以外の非経口投与など
の方法で行うことができる。カンレマイシンCの投与量
は投与する対象、投与ルートなどによって変動するが通
常0.1mg〜100mg/kg/日、好ましくは0.
5〜50mg/kg/日程度である。投与する際の製剤
としては特に制限はなく、カンレマイシンCは通常使用
される医薬用添加剤、例えば製剤全体に対して0.01
重量%〜50重量%のカンレマイシンCを担体や補助剤
などとともに液剤、固型製剤等として製剤化され、経
口、注射、その他の方法で投与される。
【0018】
【発明の効果】以上に詳細に説明した所から明らかなよ
うに、ノカルディア属に属する1747−64株の培養
物から新規生理活性物質カンレマイシンCが得られる。
カンレマイシンCは免疫細胞、特に脾細胞の転換を強く
抑制し、また腫瘍細胞の増殖を強く抑制する。またカン
レマイシンCは従来の免疫抑制物質に比べて分子量が著
しく小さく、工業的に有利に製造することが可能であ
る。従って、カンレマイシンCは、従来の免疫抑制物質
が持つ各種の欠点を解決し得る次世代の免疫抑制物質と
して期待できるものである。
うに、ノカルディア属に属する1747−64株の培養
物から新規生理活性物質カンレマイシンCが得られる。
カンレマイシンCは免疫細胞、特に脾細胞の転換を強く
抑制し、また腫瘍細胞の増殖を強く抑制する。またカン
レマイシンCは従来の免疫抑制物質に比べて分子量が著
しく小さく、工業的に有利に製造することが可能であ
る。従って、カンレマイシンCは、従来の免疫抑制物質
が持つ各種の欠点を解決し得る次世代の免疫抑制物質と
して期待できるものである。
【0019】
【実施例】以下に、実施例及び試験例により、本発明を
更に詳細に説明する。 実施例1カンレマイシンCの製造 1747−64株を用い、培養、発酵をおこなってか
ら、得られる培養液を有機溶媒で抽出し、カラムクロマ
トグラフィーにより、カンレマイシンCを単離、精製し
た。その詳細な条件を次に示す。 (1)斜面培養培地組成(%):KNO3 0.1、N
aCl 0.5、K2 HPO4 0.05、FeSO4
0.01、デンプン 2、寒天 1.7、湯ざましで
調製し、pH7.0、28℃で5−7日間培養する。 (2)種培養培地組成(%):グルコース 2.5、粉
末酵母エキス 0.5、KCl 0.25、粉末大豆か
す 0.5、K2 HPO4 0.02、(NH 4 )2 SO
4 0.5、MgSO4 0.02、CaCO3 0.
5、水道水100ml、(pH無修正)。 (3)発酵培地組成(%):グルコース 3、粉末酵母
エキス 1、粉末大豆かす 0.5、ペプトン 0.
2、CaCO3 0.1、水道水100ml、(pH無
修正)。
更に詳細に説明する。 実施例1カンレマイシンCの製造 1747−64株を用い、培養、発酵をおこなってか
ら、得られる培養液を有機溶媒で抽出し、カラムクロマ
トグラフィーにより、カンレマイシンCを単離、精製し
た。その詳細な条件を次に示す。 (1)斜面培養培地組成(%):KNO3 0.1、N
aCl 0.5、K2 HPO4 0.05、FeSO4
0.01、デンプン 2、寒天 1.7、湯ざましで
調製し、pH7.0、28℃で5−7日間培養する。 (2)種培養培地組成(%):グルコース 2.5、粉
末酵母エキス 0.5、KCl 0.25、粉末大豆か
す 0.5、K2 HPO4 0.02、(NH 4 )2 SO
4 0.5、MgSO4 0.02、CaCO3 0.
5、水道水100ml、(pH無修正)。 (3)発酵培地組成(%):グルコース 3、粉末酵母
エキス 1、粉末大豆かす 0.5、ペプトン 0.
2、CaCO3 0.1、水道水100ml、(pH無
修正)。
【0020】上記の培地をいずれも121℃、30分間
オートクレープ殺菌しておいて、採用に備えた。種培養
培地50mlを含む250ml容の振とうフラスコに、
斜面培養培地から採取した1747−64株の種菌の塊
を接種してから、ロータリーシェーカー(180−20
0rpm)で、28℃で、48時間培養した。得られた
種培養液を10%(容量)の割合で50ml発酵培地を
含む500ml容の振とうフラスコに移植し、ロータリ
ーシェーカー(180−200rpm)で、28℃で7
2時間培養した後、抽出するための発酵液が得られた。
この発酵液をろ過し、ろ液のpH値を4に無機酸で調節
して、酢酸ブチルで抽出し、その抽出液を濃縮したの
ち、シリカゲルクロマトをベンゼンとメタノール(3
0:1)の混合液で行い、溶出液の活性画分を集め、濃
縮し、さらにLH−20カラムで精製し、エタノールで
溶出した活性画分を集め、濃縮して、エタノールで再結
晶すると、カンレマイシンCの精製品が得られた。カン
レマイシンCは黄色針状結晶であり、170℃になると
分解し、黄色から黒色に変化した。この物質の分子量が
326で、旋光度が〔α〕D 25+150°(C 0.5
7、MeOH)で、紫外線吸収スペクトル(図1参照)
では232nm、256nmで吸収が最大で、赤外線吸
収スペクトル(図2参照)では3400cm-1、169
0cm-1、1650cm-1、1640cm-1、750c
m-1などで吸収を示す。この化合物は極性有機溶媒に溶
解し、水と非極性有機溶媒に溶解することができない。
オートクレープ殺菌しておいて、採用に備えた。種培養
培地50mlを含む250ml容の振とうフラスコに、
斜面培養培地から採取した1747−64株の種菌の塊
を接種してから、ロータリーシェーカー(180−20
0rpm)で、28℃で、48時間培養した。得られた
種培養液を10%(容量)の割合で50ml発酵培地を
含む500ml容の振とうフラスコに移植し、ロータリ
ーシェーカー(180−200rpm)で、28℃で7
2時間培養した後、抽出するための発酵液が得られた。
この発酵液をろ過し、ろ液のpH値を4に無機酸で調節
して、酢酸ブチルで抽出し、その抽出液を濃縮したの
ち、シリカゲルクロマトをベンゼンとメタノール(3
0:1)の混合液で行い、溶出液の活性画分を集め、濃
縮し、さらにLH−20カラムで精製し、エタノールで
溶出した活性画分を集め、濃縮して、エタノールで再結
晶すると、カンレマイシンCの精製品が得られた。カン
レマイシンCは黄色針状結晶であり、170℃になると
分解し、黄色から黒色に変化した。この物質の分子量が
326で、旋光度が〔α〕D 25+150°(C 0.5
7、MeOH)で、紫外線吸収スペクトル(図1参照)
では232nm、256nmで吸収が最大で、赤外線吸
収スペクトル(図2参照)では3400cm-1、169
0cm-1、1650cm-1、1640cm-1、750c
m-1などで吸収を示す。この化合物は極性有機溶媒に溶
解し、水と非極性有機溶媒に溶解することができない。
【0021】実施例2カンレマイシンCの単離精製 上記実施例1と同様にして得られた培養濾液33リット
ルに酢酸ブチル20リットルを加え、3規定塩酸にてp
H4.0に調製し攪拌後、分液した。有機層を減圧濃縮
乾固し、残渣3.12gを得た。残渣をメタノール30
mlに溶解し、シリカゲル(青島海洋化工工場製)30
gを加え減圧濃縮乾固した。これを、クロロホルムで充
填したシリカゲル800mlのカラムに積層し、ベンゼ
ン ベンゼン−メタノール(30:1)で展開し、目的
画分を集め褐色の粉末25.3mgを得た。この粉末を
エタノールに溶解後エタノールで充填したSephad
exTM LH−20(ファルマシアーファインケミカル
社製)300mlのカラムに付し、エタノールにて展開
し目的画分を集め減圧濃縮乾固し、残渣を少量のエタノ
ールより再結晶し黄色針状結晶のカンレマイシンC9.
5mgを得た。 m.p.: 170℃(dec.) EI−MS(m/z): 326(M+1) 元素分析 :(C19H18O5 ) 計算値 : C 69.93,H 5.55 測定値 : C 69.58,H 5.6013 C−NMR(100MHz ,DMSO−d6 )(図3
参照):204.02(s)、160.58(s)、7
0.92(s)、20.47(t)、195.0
(s)、159.50(s)、136.66(d)、1
34.58(s)、43.62(d)、23.75
(q)、123.95(d)、46.52(t)、3
1.47(t)、44.89(d)、117.69
(s)、122.68(d)、118.21(d)、1
96.90(s)、54.93(d) 1 H−NMR(400 MHz,DMSO−d6 ):
5.78(1H,brs)、1.98(3H,s)、
2.79(1H,d,J=18.54)、2.35(1
H,d,J=18.54)、1.47(2H,m)、
1.98(1H,m)、1.79(1H,m)、1.9
8(1H,t)、7.30(1H,d)、7.75(1
H,t)、7.55(1H,d)、2.91(1H,
d)、3.37(1H,d)。 HPLC : カラム;Senshu Pak ODS
−2151−A 6φ×150mm 温度;35℃ 流速;1.5ml/min 検出;UV(232nm) 展開液;CH3 CN:0.1M リン酸バッファー (pH6.0)=4:6 保持時間;7.41分(カンレマイシンC)
ルに酢酸ブチル20リットルを加え、3規定塩酸にてp
H4.0に調製し攪拌後、分液した。有機層を減圧濃縮
乾固し、残渣3.12gを得た。残渣をメタノール30
mlに溶解し、シリカゲル(青島海洋化工工場製)30
gを加え減圧濃縮乾固した。これを、クロロホルムで充
填したシリカゲル800mlのカラムに積層し、ベンゼ
ン ベンゼン−メタノール(30:1)で展開し、目的
画分を集め褐色の粉末25.3mgを得た。この粉末を
エタノールに溶解後エタノールで充填したSephad
exTM LH−20(ファルマシアーファインケミカル
社製)300mlのカラムに付し、エタノールにて展開
し目的画分を集め減圧濃縮乾固し、残渣を少量のエタノ
ールより再結晶し黄色針状結晶のカンレマイシンC9.
5mgを得た。 m.p.: 170℃(dec.) EI−MS(m/z): 326(M+1) 元素分析 :(C19H18O5 ) 計算値 : C 69.93,H 5.55 測定値 : C 69.58,H 5.6013 C−NMR(100MHz ,DMSO−d6 )(図3
参照):204.02(s)、160.58(s)、7
0.92(s)、20.47(t)、195.0
(s)、159.50(s)、136.66(d)、1
34.58(s)、43.62(d)、23.75
(q)、123.95(d)、46.52(t)、3
1.47(t)、44.89(d)、117.69
(s)、122.68(d)、118.21(d)、1
96.90(s)、54.93(d) 1 H−NMR(400 MHz,DMSO−d6 ):
5.78(1H,brs)、1.98(3H,s)、
2.79(1H,d,J=18.54)、2.35(1
H,d,J=18.54)、1.47(2H,m)、
1.98(1H,m)、1.79(1H,m)、1.9
8(1H,t)、7.30(1H,d)、7.75(1
H,t)、7.55(1H,d)、2.91(1H,
d)、3.37(1H,d)。 HPLC : カラム;Senshu Pak ODS
−2151−A 6φ×150mm 温度;35℃ 流速;1.5ml/min 検出;UV(232nm) 展開液;CH3 CN:0.1M リン酸バッファー (pH6.0)=4:6 保持時間;7.41分(カンレマイシンC)
【0022】試験例カンレマイシンCの免疫抑制作用、腫瘍細胞増殖抑制作
用及び毒性の測定 0.5μg/ml投与量でのカンレマイシンCはマウス
の脾リンパ細胞の転換に対する阻害率が96.9%に達
した。マウスの脾細胞を培養する時に、カンレマイシン
C(40μg/ml)は毒性を示さず、1mg/mlの
濃度では精原細胞に対する毒性作用はないことが見出さ
れた。カンレマイシンCを投与量2mg/kgでマウス
に静脈注射してもマウスが死ぬことがなかったので、そ
の毒性が低いことが確認された。カンレマイシンCは濃
度0.1μg/ml以下でK562白血病細胞の増殖を
阻害し、濃度1μg/mlでHela S3 細胞の増殖
を阻害した。 実施例3錠剤の製造 カンレマイシンC30重量部、結晶乳糖120重量部、
結晶セルロース147重量部及びステアリン酸マグネシ
ウム3重量部をV型混合機で打錠し、1錠300mgの
錠剤を得た。
用及び毒性の測定 0.5μg/ml投与量でのカンレマイシンCはマウス
の脾リンパ細胞の転換に対する阻害率が96.9%に達
した。マウスの脾細胞を培養する時に、カンレマイシン
C(40μg/ml)は毒性を示さず、1mg/mlの
濃度では精原細胞に対する毒性作用はないことが見出さ
れた。カンレマイシンCを投与量2mg/kgでマウス
に静脈注射してもマウスが死ぬことがなかったので、そ
の毒性が低いことが確認された。カンレマイシンCは濃
度0.1μg/ml以下でK562白血病細胞の増殖を
阻害し、濃度1μg/mlでHela S3 細胞の増殖
を阻害した。 実施例3錠剤の製造 カンレマイシンC30重量部、結晶乳糖120重量部、
結晶セルロース147重量部及びステアリン酸マグネシ
ウム3重量部をV型混合機で打錠し、1錠300mgの
錠剤を得た。
【図1】図1にカンレマイシンCの紫外線吸収スペクト
ルを示す。
ルを示す。
【図2】図2にカンレマイシンCの赤外線吸収スペクト
ルを示す。
ルを示す。
【図3】図3にカンレマイシンCの13C−NMRスペク
トルを示す。
トルを示す。
【図4】図4にカンレマイシンCの 1H−NMRスペク
トルを示す。
トルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:365)
Claims (5)
- 【請求項1】 下記理化学的性質を有することを特徴と
する生理活性物質カンレマイシンC及びその塩 : (1)分子量(EI−MS): m/z 326
(M+ ) (2)分子式 : C19H18O5 (3)融点 : 170℃(分解) (4)旋光度 : 〔α〕D 25=+150°(C 0.
57MeOH) (5)紫外吸収スペクトル :λmax nm(logε)
232(4.61),356(3.93) (6)赤外線吸収スペクトル(KBr)(cm-1):3
400,1690,1650,1640 (7)13C−NMR(100 MHz,DMSO−
d6 ):204.02(s)、160.58(s)、7
0.92(s)、20.47(t)、195.0
(s)、159.50(s)、136.66(d)、1
34.58(s)、43.62(d)、23.75
(q)、123.95(d)、46.52(t)、3
1.47(t)、44.89(d)、117.69
(s)、122.68(d)、118.21(d)、1
96.90(s)、54.93(d) (8) 1H−NMR(400 MHz,DMSO−
d6 ):5.78(1H,brs)、1.98(3H,
s)、2.79(1H,d,J=18.54)、2.3
5(1H,d,J=18.54)、1.47(2H,
m)、1.98(1H,m)、1.79(1H,m)、
1.98(1H,t)、7.30(1H,d)、7.7
5(1H,t)、7.55(1H,d)、2.91(1
H,d)、3.37(1H,d)。 - 【請求項2】 ノカルディア属に属する生理活性物質カ
ンレマイシンC生産菌を培養し、その培養物から生理活
性物質カンレマイシンCを採取することを特徴とする生
理活性物質カンレマイシンC又はその塩の製造法。 - 【請求項3】 生理活性物質カンレマイシンC又はその
薬学的に許容しうる塩を有効成分とする免疫抑制剤。 - 【請求項4】 ノカルディア属に属する、生理活性物質
カンレマイシンC生産菌。 - 【請求項5】 生産菌がNocardia medit
erranei var. kanglensis 17
47−64株(微工研条寄第3718号:FERM B
P−3718)である請求項4の生理活性物質カンレマ
イシンC生産菌。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CN91101127A CN1037526C (zh) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 康乐霉素c的生产方法 |
| CN911011277 | 1991-03-01 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570470A true JPH0570470A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=4904964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4037966A Pending JPH0570470A (ja) | 1991-03-01 | 1992-02-25 | 生理活性物質カンレマイシンc、その製造法及びその薬学的用途 |
Country Status (10)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5275817A (ja) |
| EP (1) | EP0501399A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0570470A (ja) |
| KR (1) | KR920018226A (ja) |
| CN (1) | CN1037526C (ja) |
| AU (1) | AU1119892A (ja) |
| CA (1) | CA2061642A1 (ja) |
| CS (1) | CS59492A3 (ja) |
| HU (1) | HUT63883A (ja) |
| IL (1) | IL101103A0 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9603716B2 (en) | 2003-03-06 | 2017-03-28 | Spinecore, Inc. | Intervertebral disc replacement |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005531391A (ja) * | 2002-06-27 | 2005-10-20 | 微創医療器械(上海)有限公司 | 薬剤放出ステント |
-
1991
- 1991-03-01 CN CN91101127A patent/CN1037526C/zh not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-02-21 US US07/839,614 patent/US5275817A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-02-21 CA CA002061642A patent/CA2061642A1/en not_active Abandoned
- 1992-02-24 AU AU11198/92A patent/AU1119892A/en not_active Abandoned
- 1992-02-25 JP JP4037966A patent/JPH0570470A/ja active Pending
- 1992-02-25 KR KR1019920002846A patent/KR920018226A/ko not_active Withdrawn
- 1992-02-25 EP EP92103139A patent/EP0501399A1/en not_active Withdrawn
- 1992-02-28 HU HU9200677A patent/HUT63883A/hu unknown
- 1992-02-28 IL IL101103A patent/IL101103A0/xx unknown
- 1992-02-28 CS CS92594A patent/CS59492A3/cs unknown
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9603716B2 (en) | 2003-03-06 | 2017-03-28 | Spinecore, Inc. | Intervertebral disc replacement |
| US10159578B2 (en) | 2003-03-06 | 2018-12-25 | Spinecore, Inc. | Instrumentation and methods for use in implanting a cervical disc replacement device |
| US10835385B2 (en) | 2003-03-06 | 2020-11-17 | Howmedica Osteonics Corp. | Instrumentation and methods for use in implanting a cervical disc replacement device |
| US11382762B2 (en) | 2003-03-06 | 2022-07-12 | Howmedica Osteonics Corp. | Instrumentation and methods for use in implanting a cervical disc replacement device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1064504A (zh) | 1992-09-16 |
| KR920018226A (ko) | 1992-10-21 |
| HUT63883A (en) | 1993-10-28 |
| US5275817A (en) | 1994-01-04 |
| CA2061642A1 (en) | 1992-09-02 |
| IL101103A0 (en) | 1992-11-15 |
| EP0501399A1 (en) | 1992-09-02 |
| CN1037526C (zh) | 1998-02-25 |
| CS59492A3 (en) | 1992-09-16 |
| AU1119892A (en) | 1992-09-03 |
| HU9200677D0 (en) | 1992-05-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0271581A1 (en) | Novel compounds dc-88a and dc-89a1 and process for their preparation | |
| KR960013432B1 (ko) | 항균제 fr109615 및 이의 제조방법 | |
| EP1211259B1 (en) | Antibiotic caprazamycins and process for producing the same | |
| US5527820A (en) | Antibiotics having immunosuppressive activity, delaminomycins and processes for the production of the same | |
| FR2568892A1 (fr) | Nouvel antibiotique sandramycine, procede de preparation de celui-ci, culture biologiquement pure du micro-organisme nocardioides sp, atcc no 39419, et composition pharmaceutique contenant la sandramycine | |
| AU752169B2 (en) | Macrolides with antitumor activity | |
| CA2377147C (en) | New indolocarbazole alkaloids from a marine actinomycete | |
| JPH0570470A (ja) | 生理活性物質カンレマイシンc、その製造法及びその薬学的用途 | |
| JPH0641067A (ja) | 新規カルパイン阻害物質kp−1241及びその製造法 | |
| EP0702691B1 (en) | New thiodepsipeptide isolated from a marine actinomycete | |
| CA1263621A (en) | Fr-900848 substance and preparation thereof | |
| GB2159150A (en) | Antibiotics do-248-a and b and their preparation | |
| US5283183A (en) | Cyclic FR-900520 microbial biotransformation agent | |
| JP2989674B2 (ja) | 制癌性物質サイトブラスチンおよびその製造法 | |
| JP2001046092A (ja) | 新規生理活性物質nk34944、その製造法及びその用途 | |
| JPH04633B2 (ja) | ||
| JPH05310726A (ja) | 免疫抑制物質 | |
| JPS63101336A (ja) | 新規物質dc―102 | |
| JPH06343480A (ja) | Sf2315aの製造法及びその薬学的用途 | |
| JPH03255082A (ja) | 新規抗生物質rk―441s、その製造法、抗腫瘍剤並びに免疫抑制剤 | |
| JPH05155885A (ja) | 新規hp530c2 物質及びその製造法 | |
| JPH08176116A (ja) | 新規抗生物質スパロキソマイシン | |
| JPH03220192A (ja) | 新規抗生物質rk―1441a及びrk―1441b、その製造法並びに抗ウイルス剤 | |
| JPH0673055A (ja) | 新規抗腫瘍性物質及びその製造法 | |
| JPH07215989A (ja) | 新規な抗生物質mi481−42f4−a関連物質および製造法 |