JPH04284826A - 排気ガス浄化方法及びその装置 - Google Patents
排気ガス浄化方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH04284826A JPH04284826A JP3049356A JP4935691A JPH04284826A JP H04284826 A JPH04284826 A JP H04284826A JP 3049356 A JP3049356 A JP 3049356A JP 4935691 A JP4935691 A JP 4935691A JP H04284826 A JPH04284826 A JP H04284826A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- hydrocarbon
- catalyst
- reducing agent
- hydrocarbons
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、酸素過剰雰囲気の下
において、排気ガス中の窒素酸化物を共存する還元剤に
より、N2 とO2 とに接触分解して浄化するための
排気ガス浄化方法及びその装置に関する。
において、排気ガス中の窒素酸化物を共存する還元剤に
より、N2 とO2 とに接触分解して浄化するための
排気ガス浄化方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用エンジンからの排気
ガス中の有害成分である窒素酸化物を除去する技術とし
ては、PtーRh系等の三元触媒を用いる浄化方法、ア
ンモニア・尿素等による選択的還元法を適用する浄化方
法、銅イオン交換ゼオライト触媒を用いる浄化方法等、
種々知られている。
ガス中の有害成分である窒素酸化物を除去する技術とし
ては、PtーRh系等の三元触媒を用いる浄化方法、ア
ンモニア・尿素等による選択的還元法を適用する浄化方
法、銅イオン交換ゼオライト触媒を用いる浄化方法等、
種々知られている。
【0003】しかしながら、PtーRh系等の三元触媒
を用いる浄化方法においては、理論空燃比よりリッチ側
では、窒素酸化物を除去する事は出来るものの、リーン
側(即ち、酸素過剰雰囲気)では、除去が不能となる致
命的な問題点がある。また、アンモニア・尿素等による
選択的還元法を適用する浄化方法においては、窒素酸化
物の浄化率は高いが、装置が大型となり、また、アンモ
ニアの2次排出公害が発生するという新たな公害発生の
問題点がある。更に、銅イオン交換ゼオライト触媒を用
いる浄化方法等においては、上述したPtーRh系等の
三元触媒を用いる浄化方法とは異なり、リーン側でも窒
素酸化物を除去する事が可能であるが、その浄化効率が
低く、また、比較的低温度で浄化性能が劣化する問題点
が指摘されている。
を用いる浄化方法においては、理論空燃比よりリッチ側
では、窒素酸化物を除去する事は出来るものの、リーン
側(即ち、酸素過剰雰囲気)では、除去が不能となる致
命的な問題点がある。また、アンモニア・尿素等による
選択的還元法を適用する浄化方法においては、窒素酸化
物の浄化率は高いが、装置が大型となり、また、アンモ
ニアの2次排出公害が発生するという新たな公害発生の
問題点がある。更に、銅イオン交換ゼオライト触媒を用
いる浄化方法等においては、上述したPtーRh系等の
三元触媒を用いる浄化方法とは異なり、リーン側でも窒
素酸化物を除去する事が可能であるが、その浄化効率が
低く、また、比較的低温度で浄化性能が劣化する問題点
が指摘されている。
【0004】このような従来の排気ガス浄化方法におい
て、近年、デイーゼルエンジンの排気ガスや、希薄燃料
ガソリンエンジンからの排気ガスの様に、酸素が高濃度
で共存する場合であっても、窒素酸化物を安定して分解
除去することが出来る排ガス浄化方法及び触媒として、
特開昭63−100919号公報に示される技術が知ら
れている。この従来公報には、銅を含有する触媒を用意
し、酸化雰囲気中、炭化水素の存在下で上記触媒に窒素
酸化物を含有する排ガスを接触させる事により、排ガス
中の窒素酸化物を除去する事を特徴とする排ガス浄化方
法と、排ガス中の窒素酸化物を酸化雰囲気中で除去する
ための触媒であって、銅をアルミナ、シリカ、ゼオライ
ト等の多孔質担体に担持してなることを特徴とする排ガ
ス浄化触媒とが開示されている。この結果、この従来公
報に開示された技術内容を実施する事により、酸化雰囲
気において、効率よく窒素酸化物を除去する方法及び触
媒が提供される事となる。
て、近年、デイーゼルエンジンの排気ガスや、希薄燃料
ガソリンエンジンからの排気ガスの様に、酸素が高濃度
で共存する場合であっても、窒素酸化物を安定して分解
除去することが出来る排ガス浄化方法及び触媒として、
特開昭63−100919号公報に示される技術が知ら
れている。この従来公報には、銅を含有する触媒を用意
し、酸化雰囲気中、炭化水素の存在下で上記触媒に窒素
酸化物を含有する排ガスを接触させる事により、排ガス
中の窒素酸化物を除去する事を特徴とする排ガス浄化方
法と、排ガス中の窒素酸化物を酸化雰囲気中で除去する
ための触媒であって、銅をアルミナ、シリカ、ゼオライ
ト等の多孔質担体に担持してなることを特徴とする排ガ
ス浄化触媒とが開示されている。この結果、この従来公
報に開示された技術内容を実施する事により、酸化雰囲
気において、効率よく窒素酸化物を除去する方法及び触
媒が提供される事となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術を用いた場合においても、窒素酸化物の分
解を、触媒の高温活性を利用して分解しようとしている
ため、エンジン始動直後の様に、排気ガス温度が十分に
上昇していない低温領域状態においては、触媒が十分に
高温にならずにこの高温活性を利用出来ないものであり
、従つて、浄化性能は極端に悪いものとなる。この結果
、上述した従来公報に開示された技術を利用した場合で
あっても、触媒温度が所定の高温領域まで上昇するまで
の間は、窒素酸化物はほとんど分解されない状態で大気
に放出される事となる問題が残っている。
うな従来技術を用いた場合においても、窒素酸化物の分
解を、触媒の高温活性を利用して分解しようとしている
ため、エンジン始動直後の様に、排気ガス温度が十分に
上昇していない低温領域状態においては、触媒が十分に
高温にならずにこの高温活性を利用出来ないものであり
、従つて、浄化性能は極端に悪いものとなる。この結果
、上述した従来公報に開示された技術を利用した場合で
あっても、触媒温度が所定の高温領域まで上昇するまで
の間は、窒素酸化物はほとんど分解されない状態で大気
に放出される事となる問題が残っている。
【0006】また、上述した様に触媒の高温活性を利用
しているため、触媒自身の高温劣化が激しく、耐久性の
点でも問題が残っている。この発明は上述した課題に鑑
みなされたもので、この発明の目的は、比較的低温側か
ら窒素酸化物の良好な浄化性能を得る事の出来る排気ガ
ス浄化方法及び排気ガス浄化装置を提供することである
。
しているため、触媒自身の高温劣化が激しく、耐久性の
点でも問題が残っている。この発明は上述した課題に鑑
みなされたもので、この発明の目的は、比較的低温側か
ら窒素酸化物の良好な浄化性能を得る事の出来る排気ガ
ス浄化方法及び排気ガス浄化装置を提供することである
。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明に係わる排気ガス浄化方法は、排気ガス
中に還元剤としての炭化水素を導入する還元剤導入工程
と、炭化水素が導入された排気ガスを、酸化物としての
原子価が比較的容易に変化し得る銅、マンガン、コバル
ト、鉄、ニッケル、クロム、パナジュームの少なくとも
1種類を含んだ金属含有ゼオライトからなる触媒に接触
させ、窒素酸化物を分解させる接触分解工程とを具備し
、前記炭化水素は、炭素数を8乃至16に設定されてい
る事を特徴としている。
ため、この発明に係わる排気ガス浄化方法は、排気ガス
中に還元剤としての炭化水素を導入する還元剤導入工程
と、炭化水素が導入された排気ガスを、酸化物としての
原子価が比較的容易に変化し得る銅、マンガン、コバル
ト、鉄、ニッケル、クロム、パナジュームの少なくとも
1種類を含んだ金属含有ゼオライトからなる触媒に接触
させ、窒素酸化物を分解させる接触分解工程とを具備し
、前記炭化水素は、炭素数を8乃至16に設定されてい
る事を特徴としている。
【0008】また、この発明に係わる排気ガス浄化方法
において、前記炭化水素は、直鎖状の正パラフィンであ
る事を特徴としている。また、この発明に係わる排気ガ
ス浄化装置は、排気ガス中に還元剤として炭素数を8乃
至16に設定された炭化水素を導入する還元剤導入手段
と、この還元剤導入手段により炭化水素が共存する排気
ガスを、酸化物としての原子価が比較的容易に変化し得
る銅、マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロム、パ
ナジュームの少なくとも1種類を含んだ金属含有ゼオラ
イトからなる触媒に接触させ、窒素酸化物を分解させる
分解手段とを具備する事を特徴としている。
において、前記炭化水素は、直鎖状の正パラフィンであ
る事を特徴としている。また、この発明に係わる排気ガ
ス浄化装置は、排気ガス中に還元剤として炭素数を8乃
至16に設定された炭化水素を導入する還元剤導入手段
と、この還元剤導入手段により炭化水素が共存する排気
ガスを、酸化物としての原子価が比較的容易に変化し得
る銅、マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロム、パ
ナジュームの少なくとも1種類を含んだ金属含有ゼオラ
イトからなる触媒に接触させ、窒素酸化物を分解させる
分解手段とを具備する事を特徴としている。
【0009】また、この発明に係わる排気ガス浄化装置
において、前記還元剤導入手段は、エンジンに供給され
る燃料を炭素数を8乃至16に設定された炭化水素に改
質させる燃料改質触媒を備えている事を特徴としている
。
において、前記還元剤導入手段は、エンジンに供給され
る燃料を炭素数を8乃至16に設定された炭化水素に改
質させる燃料改質触媒を備えている事を特徴としている
。
【0010】
【作用】以下に、この発明に係わる排気ガス浄化方法の
作用を詳細に説明する。先ず、本願発明で規定する酸化
雰囲気とは、排気ガスに含まれる一酸化炭素、水素、及
び炭化水素や、本願発明において導入される炭化水素等
の還元性物質を完全に酸化して、安定したH2 OとC
O2 とに変換するのに必要な酸素量よりも過剰な状態
で酸素が含まれている状態を意味する。即ち、デイーゼ
ルエンジンからの排気ガスの雰囲気や、空燃比の大きな
(即ち、リーンな)希薄混合気を燃焼させたガソリンエ
ンジンからの排気ガスの雰囲気を指す。
作用を詳細に説明する。先ず、本願発明で規定する酸化
雰囲気とは、排気ガスに含まれる一酸化炭素、水素、及
び炭化水素や、本願発明において導入される炭化水素等
の還元性物質を完全に酸化して、安定したH2 OとC
O2 とに変換するのに必要な酸素量よりも過剰な状態
で酸素が含まれている状態を意味する。即ち、デイーゼ
ルエンジンからの排気ガスの雰囲気や、空燃比の大きな
(即ち、リーンな)希薄混合気を燃焼させたガソリンエ
ンジンからの排気ガスの雰囲気を指す。
【0011】そして、この発明に係わる排気ガス浄化方
法は、上述した酸化雰囲気の排気ガス中に還元剤として
の炭化水素を導入した上で、金属含有ゼオライトからな
る触媒に接触させて、排気ガス中の窒素酸化物を分解さ
せる上で、炭化水素の炭素数を8乃至16の範囲に限定
する事により、比較的低温領域から窒素酸化物の良好な
浄化性能を発揮させる事を見出した事に基づいている。
法は、上述した酸化雰囲気の排気ガス中に還元剤として
の炭化水素を導入した上で、金属含有ゼオライトからな
る触媒に接触させて、排気ガス中の窒素酸化物を分解さ
せる上で、炭化水素の炭素数を8乃至16の範囲に限定
する事により、比較的低温領域から窒素酸化物の良好な
浄化性能を発揮させる事を見出した事に基づいている。
【0012】即ち、酸化雰囲気中及び窒素酸化物の分解
により生じた酸素が、金属含有ゼオライトの活性点に吸
着されると、酸素が脱着しにくく、窒素酸化物が吸着サ
イトを失うため、窒素酸化物の浄化が制限され、連続的
に窒素酸化物の高い浄化性能を保つ事が不可能となる。 ここで、上述した炭素数を有する範囲の特定の炭化水素
を浄化しようとする排気ガス中に共存させると、窒素酸
化物の浄化効率が飛躍的に向上し、特に、比較的低温領
域から浄化性能を発揮する事が出来る事になる。特に、
炭素数が8のオクタンから炭素数が16のセタンまでの
炭化水素を用いる事により、浄化性能が比較的低温領域
まで伸びるのは、以下の理由によると考えられる。
により生じた酸素が、金属含有ゼオライトの活性点に吸
着されると、酸素が脱着しにくく、窒素酸化物が吸着サ
イトを失うため、窒素酸化物の浄化が制限され、連続的
に窒素酸化物の高い浄化性能を保つ事が不可能となる。 ここで、上述した炭素数を有する範囲の特定の炭化水素
を浄化しようとする排気ガス中に共存させると、窒素酸
化物の浄化効率が飛躍的に向上し、特に、比較的低温領
域から浄化性能を発揮する事が出来る事になる。特に、
炭素数が8のオクタンから炭素数が16のセタンまでの
炭化水素を用いる事により、浄化性能が比較的低温領域
まで伸びるのは、以下の理由によると考えられる。
【0013】それは、各炭化水素の燃焼への転化率は、
どの場合も、窒素酸化物の転化率よりも高いが、燃焼の
温度域は、窒素酸化物の転化域とほぼ対応しており、炭
化水素の燃焼がゼオライトに含有された金属表面の酸素
を欠乏させて、その過度の酸化を防ぎ、窒素酸化物の分
解反応の進行を助けたと考えられるからである。特に、
炭化水素として直鎖状の正パラフィンを用いる事により
、これら炭化水素はゼオライトの細孔内に拡散すること
が出来、ゼオライト細孔表面の活性種に吸着し、窒素酸
化物の吸着を抑制していた酸素と、この炭化水素とが酸
化燃焼により化学的結合を起こし、活性種から酸素を爆
発的に奪い取る事となる。このようにして、窒素酸化物
の吸着サイトが増加する事により、窒素酸化物の浄化効
率が飛躍的に向上する事となる。
どの場合も、窒素酸化物の転化率よりも高いが、燃焼の
温度域は、窒素酸化物の転化域とほぼ対応しており、炭
化水素の燃焼がゼオライトに含有された金属表面の酸素
を欠乏させて、その過度の酸化を防ぎ、窒素酸化物の分
解反応の進行を助けたと考えられるからである。特に、
炭化水素として直鎖状の正パラフィンを用いる事により
、これら炭化水素はゼオライトの細孔内に拡散すること
が出来、ゼオライト細孔表面の活性種に吸着し、窒素酸
化物の吸着を抑制していた酸素と、この炭化水素とが酸
化燃焼により化学的結合を起こし、活性種から酸素を爆
発的に奪い取る事となる。このようにして、窒素酸化物
の吸着サイトが増加する事により、窒素酸化物の浄化効
率が飛躍的に向上する事となる。
【0014】ここで、例えば、セタンのような炭素数が
多い炭化水素においては、燃焼時に奪う酸素量が増える
事と、一部のセタンが完全燃焼せず、燃焼中間体(低分
子炭化水素)の形でゼオライト表面近傍に残存する事に
より、連続的に吸着酸素との反応が起こり、窒素酸化物
を連続的に浄化させることが出来る事となる。尚、炭化
水素の炭素数が特定値より多くなり過ぎたり、分子構造
が立体的な環状炭化水素では、窒素酸化物の浄化効率が
向上しなくなる。これは、ゼオライト細孔内へのこれら
炭化水素の拡散が発生し難くなるためである。
多い炭化水素においては、燃焼時に奪う酸素量が増える
事と、一部のセタンが完全燃焼せず、燃焼中間体(低分
子炭化水素)の形でゼオライト表面近傍に残存する事に
より、連続的に吸着酸素との反応が起こり、窒素酸化物
を連続的に浄化させることが出来る事となる。尚、炭化
水素の炭素数が特定値より多くなり過ぎたり、分子構造
が立体的な環状炭化水素では、窒素酸化物の浄化効率が
向上しなくなる。これは、ゼオライト細孔内へのこれら
炭化水素の拡散が発生し難くなるためである。
【0015】ここで、この発明に用いられる触媒は、金
属含有ゼオライトであって、金属イオン交換ゼオライト
ではない。また、ゼオライトに含有される金属は、銅、
マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロム、パナジュ
ーム等の遷移金属の少なくとも1種類であり、その組み
合わせは何ら限定されない。以上の様に、課題を解決す
るための手段を構成する事により、排気ガス中の窒素酸
化物は、酸化雰囲気中でありながら、比較的低温度領域
から良好な浄化性能を発揮し、例えば、エンジン始動直
後の暖気が十分に済んでいない状態にあっても、早くか
ら窒素酸化物を浄化し始め、窒素酸化物が大気中に放出
される事を極力抑制することが出来る事となる。また、
この排気ガス浄化方法では、比較的低温度領域から良好
な浄化性能を発揮するので、例えば、触媒をエンジンか
ら遠く離れた排気管中に配設し、エンジン及び排気ガス
から受ける熱を極力小さくして、触媒自身の温度を比較
的低温領域に維持する事により、触媒の寿命を長引かせ
ることが出来る事になる。
属含有ゼオライトであって、金属イオン交換ゼオライト
ではない。また、ゼオライトに含有される金属は、銅、
マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロム、パナジュ
ーム等の遷移金属の少なくとも1種類であり、その組み
合わせは何ら限定されない。以上の様に、課題を解決す
るための手段を構成する事により、排気ガス中の窒素酸
化物は、酸化雰囲気中でありながら、比較的低温度領域
から良好な浄化性能を発揮し、例えば、エンジン始動直
後の暖気が十分に済んでいない状態にあっても、早くか
ら窒素酸化物を浄化し始め、窒素酸化物が大気中に放出
される事を極力抑制することが出来る事となる。また、
この排気ガス浄化方法では、比較的低温度領域から良好
な浄化性能を発揮するので、例えば、触媒をエンジンか
ら遠く離れた排気管中に配設し、エンジン及び排気ガス
から受ける熱を極力小さくして、触媒自身の温度を比較
的低温領域に維持する事により、触媒の寿命を長引かせ
ることが出来る事になる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係わる
排気ガス浄化方法は、排気ガス中に還元剤としての炭化
水素を導入する還元剤導入工程と、炭化水素が導入され
た排気ガスを、酸化物としての原子価が比較的容易に変
化し得る銅、マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロ
ム、パナジュームの少なくとも1種類を含んだ金属含有
ゼオライトからなる触媒に接触させ、窒素酸化物を分解
させる接触分解工程とを具備し、前記炭化水素は、炭素
数を8乃至16に設定されている事を特徴としている。
排気ガス浄化方法は、排気ガス中に還元剤としての炭化
水素を導入する還元剤導入工程と、炭化水素が導入され
た排気ガスを、酸化物としての原子価が比較的容易に変
化し得る銅、マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロ
ム、パナジュームの少なくとも1種類を含んだ金属含有
ゼオライトからなる触媒に接触させ、窒素酸化物を分解
させる接触分解工程とを具備し、前記炭化水素は、炭素
数を8乃至16に設定されている事を特徴としている。
【0017】また、この発明に係わる排気ガス浄化方法
において、前記炭化水素は、直鎖状の正パラフィンであ
る事を特徴としている。また、この発明に係わる排気ガ
ス浄化装置は、排気ガス中に還元剤として炭素数を8乃
至16に設定された炭化水素を導入する還元剤導入手段
と、この還元剤導入手段により炭化水素が共存する排気
ガスを、酸化物としての原子価が比較的容易に変化し得
る銅、マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロム、パ
ナジュームの少なくとも1種類を含んだ金属含有ゼオラ
イトからなる触媒に接触させ、窒素酸化物を分解させる
分解手段とを具備する事を特徴としている。
において、前記炭化水素は、直鎖状の正パラフィンであ
る事を特徴としている。また、この発明に係わる排気ガ
ス浄化装置は、排気ガス中に還元剤として炭素数を8乃
至16に設定された炭化水素を導入する還元剤導入手段
と、この還元剤導入手段により炭化水素が共存する排気
ガスを、酸化物としての原子価が比較的容易に変化し得
る銅、マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロム、パ
ナジュームの少なくとも1種類を含んだ金属含有ゼオラ
イトからなる触媒に接触させ、窒素酸化物を分解させる
分解手段とを具備する事を特徴としている。
【0018】また、この発明に係わる排気ガス浄化装置
において、前記還元剤導入手段は、エンジンに供給され
る燃料を炭素数を8乃至16に設定された炭化水素に改
質させる燃料改質触媒を備えている事を特徴としている
。従つて、この発明によれば、比較的低温側から窒素酸
化物の良好な浄化性能を得る事の出来る排気ガス浄化方
法及び排気ガス浄化装置が提供される事になる。
において、前記還元剤導入手段は、エンジンに供給され
る燃料を炭素数を8乃至16に設定された炭化水素に改
質させる燃料改質触媒を備えている事を特徴としている
。従つて、この発明によれば、比較的低温側から窒素酸
化物の良好な浄化性能を得る事の出来る排気ガス浄化方
法及び排気ガス浄化装置が提供される事になる。
【0019】また、三元触媒を用いて排気ガスを浄化す
る方法に比較して、酸化雰囲気においても、高効率で窒
素酸化物を浄化することが出来、デイーゼルエンジンや
ガソリンエンジンの排気ガスを無公害化する事が可能に
なり、そして、アンモニア等による選択的還元法に比較
して、装置が極めて小型で安価であると共に、過剰アン
モニアの排出といった2次公害の問題がなくなり、更に
、銅イオン交換ゼオライトと比較して、熱的安定性に優
れ、排気ガス温度が高くなるような条件での使用に対し
ても、長時間安定した浄化性能を維持することが出来る
事になる。
る方法に比較して、酸化雰囲気においても、高効率で窒
素酸化物を浄化することが出来、デイーゼルエンジンや
ガソリンエンジンの排気ガスを無公害化する事が可能に
なり、そして、アンモニア等による選択的還元法に比較
して、装置が極めて小型で安価であると共に、過剰アン
モニアの排出といった2次公害の問題がなくなり、更に
、銅イオン交換ゼオライトと比較して、熱的安定性に優
れ、排気ガス温度が高くなるような条件での使用に対し
ても、長時間安定した浄化性能を維持することが出来る
事になる。
【0020】
【実施例】以下に、この発明に係わる排気ガス浄化方法
及びその装置の一実施例の構成を、図1及び図5を参照
して、詳細に説明する。先ず、以下の様にして、この実
施例において用いられる触媒を構成する銅含有A型ゼオ
ライトを調整した。
及びその装置の一実施例の構成を、図1及び図5を参照
して、詳細に説明する。先ず、以下の様にして、この実
施例において用いられる触媒を構成する銅含有A型ゼオ
ライトを調整した。
【0021】即ち、所定量の硝酸銅、アルミン酸ナトリ
ウム、水ガラス、水酸化ナトリウムを氷浴中で混合し、
撹拌して得たAl/Si=1.0、Cu/Si=0.1
〜2.2(好ましくは0.5)の組成のゲルを、85℃
の恒温状態で6時間水熱合成して、銅含有A型ゼオライ
トを調整した。この銅含有A型ゼオライトを水洗し、乾
燥後、打錠成形し、15〜24meshに破砕して、0
.5gをHe気流中で基準化処理後、反応に用いた。水
素還元処理を行う場合は、100%H2 気流中で、室
温から400℃/1.5hで昇温し、0.5h保った。 このような長青銅さにより、銅がCuOとして15wt
%(Cuとして12wt%)含有された銅含有A型ゼオ
ライトが得られた。
ウム、水ガラス、水酸化ナトリウムを氷浴中で混合し、
撹拌して得たAl/Si=1.0、Cu/Si=0.1
〜2.2(好ましくは0.5)の組成のゲルを、85℃
の恒温状態で6時間水熱合成して、銅含有A型ゼオライ
トを調整した。この銅含有A型ゼオライトを水洗し、乾
燥後、打錠成形し、15〜24meshに破砕して、0
.5gをHe気流中で基準化処理後、反応に用いた。水
素還元処理を行う場合は、100%H2 気流中で、室
温から400℃/1.5hで昇温し、0.5h保った。 このような長青銅さにより、銅がCuOとして15wt
%(Cuとして12wt%)含有された銅含有A型ゼオ
ライトが得られた。
【0022】[実施例1]反応には、常圧流通反応装置
を用い、2.5℃/min で定速昇降温し、GHSV
=2500h−1で、窒素酸化物としての一酸化窒素(
NO)、炭素数が8の正パラフィンのメタン列炭化水素
であるオクタン(C8 H18)、及び、Heの混合ガ
スを流通し、上述した様に調整した銅含有A型ゼオライ
トに接触させた。
を用い、2.5℃/min で定速昇降温し、GHSV
=2500h−1で、窒素酸化物としての一酸化窒素(
NO)、炭素数が8の正パラフィンのメタン列炭化水素
であるオクタン(C8 H18)、及び、Heの混合ガ
スを流通し、上述した様に調整した銅含有A型ゼオライ
トに接触させた。
【0023】この銅含有A型ゼオライトに接触後のガス
は、ガスクロマトグラフィ及び赤外線式ガス分析計によ
り分析し、一酸化窒素から分解されて生成された窒素(
N2)の生成量を測定し、この測定された窒素生成量か
ら一酸化窒素の転化率を算出した。この結果を図1に●
印で示した。ここで、オクタン濃度は6500ppm
であり、酸素濃度は11.0%であり、一酸化窒素濃度
は9600ppm に夫々設定されている。
は、ガスクロマトグラフィ及び赤外線式ガス分析計によ
り分析し、一酸化窒素から分解されて生成された窒素(
N2)の生成量を測定し、この測定された窒素生成量か
ら一酸化窒素の転化率を算出した。この結果を図1に●
印で示した。ここで、オクタン濃度は6500ppm
であり、酸素濃度は11.0%であり、一酸化窒素濃度
は9600ppm に夫々設定されている。
【0024】この結果、図1に●印で示す様に、O2
共存化での一酸化窒素分解において、オクタンを導入す
る事により、触媒の活性温度を比較的低温度領域である
200℃付近まで伸ばす事を示唆する結果を得られた。 即ち、本願発明の炭化水素として、オクタンは適切であ
る事が判明した。
共存化での一酸化窒素分解において、オクタンを導入す
る事により、触媒の活性温度を比較的低温度領域である
200℃付近まで伸ばす事を示唆する結果を得られた。 即ち、本願発明の炭化水素として、オクタンは適切であ
る事が判明した。
【0025】[実施例2]実施例1の場合と同様な条件
で、混合ガス中に導入する炭化水素を、炭素数が10の
デカン(C10H22)に変更して、流通させた。そし
て、同様な方法で、一酸化窒素の転化率を算出した。
で、混合ガス中に導入する炭化水素を、炭素数が10の
デカン(C10H22)に変更して、流通させた。そし
て、同様な方法で、一酸化窒素の転化率を算出した。
【0026】この結果を図1に□印で示した。ここで、
デカン濃度は4100ppm であり、酸素濃度は11
.0%であり、一酸化窒素濃度は9600ppm に夫
々設定されている。この結果、図1に□印で示すように
、デカン導入時の一酸化窒素の転化率の温度依存性は現
れ、オクタンと同様に約200℃から浄化性能が発揮さ
れる事が判明した。
デカン濃度は4100ppm であり、酸素濃度は11
.0%であり、一酸化窒素濃度は9600ppm に夫
々設定されている。この結果、図1に□印で示すように
、デカン導入時の一酸化窒素の転化率の温度依存性は現
れ、オクタンと同様に約200℃から浄化性能が発揮さ
れる事が判明した。
【0027】[実施例3]実施例1の場合と同様な条件
で、混合ガス中に導入する炭化水素を、炭素数が16の
セタン(C16H34)に変更して、流通させた。そし
て、同様な方法で、一酸化窒素の転化率を算出した。
で、混合ガス中に導入する炭化水素を、炭素数が16の
セタン(C16H34)に変更して、流通させた。そし
て、同様な方法で、一酸化窒素の転化率を算出した。
【0028】この結果を図2に■印で示した。ここで、
セタン濃度は2600ppm であり、酸素濃度は11
.0%であり、一酸化窒素濃度は9600ppm に夫
々設定されている。この結果、図1に■印で示すように
セタン導入時の一酸化窒素の転化率の温度依存性は現れ
、上述した実施例1及び実施例2の場合と同様に約20
0℃から浄化性能が発揮される事が判明した。
セタン濃度は2600ppm であり、酸素濃度は11
.0%であり、一酸化窒素濃度は9600ppm に夫
々設定されている。この結果、図1に■印で示すように
セタン導入時の一酸化窒素の転化率の温度依存性は現れ
、上述した実施例1及び実施例2の場合と同様に約20
0℃から浄化性能が発揮される事が判明した。
【0029】尚、この実施例3においては、酸素過剰条
件下における一酸化窒素転化に対する共存セタンの濃度
の依存性を調査した。この調査においては、酸素濃度は
11.0%であり、一酸化窒素濃度は9600ppm
、そしてGHSV=2500h−1に夫々設定されてい
る。この結果を図2に示す。この図2において、●印は
セタン濃度を2600ppm に設定した場合を、○印
はセタン濃度を700ppm に設定した場合を、そし
て、▲印はセタン濃度を190ppm に設定した場合
を夫々示している。
件下における一酸化窒素転化に対する共存セタンの濃度
の依存性を調査した。この調査においては、酸素濃度は
11.0%であり、一酸化窒素濃度は9600ppm
、そしてGHSV=2500h−1に夫々設定されてい
る。この結果を図2に示す。この図2において、●印は
セタン濃度を2600ppm に設定した場合を、○印
はセタン濃度を700ppm に設定した場合を、そし
て、▲印はセタン濃度を190ppm に設定した場合
を夫々示している。
【0030】この結果から、酸素過剰条件下において、
共存するセタン濃度が高くなるにつれて、一酸化窒素の
浄化効率が向上する事が理解される。これは、多数のセ
タンがゼオライトの細孔内により多く拡散する程、ゼオ
ライト細孔表面の活性種により多く吸着し、一酸化窒素
の吸着を抑制していた酸素と、このセタンとが酸化燃焼
により化学的に結合して、活性種から酸素をより多く奪
い取り、この結果、一酸化窒素の吸着サイトがより多く
増加する事により、一酸化窒素の浄化がより効率的に達
成することが出来る事になるからである。
共存するセタン濃度が高くなるにつれて、一酸化窒素の
浄化効率が向上する事が理解される。これは、多数のセ
タンがゼオライトの細孔内により多く拡散する程、ゼオ
ライト細孔表面の活性種により多く吸着し、一酸化窒素
の吸着を抑制していた酸素と、このセタンとが酸化燃焼
により化学的に結合して、活性種から酸素をより多く奪
い取り、この結果、一酸化窒素の吸着サイトがより多く
増加する事により、一酸化窒素の浄化がより効率的に達
成することが出来る事になるからである。
【0031】[実施例4]次に、一酸化窒素の浄化反応
における直鎖及び環状炭化水素の添加効果の差異を調査
するため、実施例1の場合と同様な条件で、混合ガス中
に導入する炭化水素を、直鎖炭化水素であるノルマルヘ
キサン(C6 H14)と、環状炭化水素であるシクロ
ヘキサンとに夫々変更して、流通させた。そして、同様
な方法で、一酸化窒素の転化率を算出した。ここで、G
HSV=2500h−1、酸素濃度は11.0%であり
、一酸化窒素濃度は0.9%に夫々設定されている。ま
た、ノルマルヘキサンの添加濃度は0.64%に、一方
、シクロヘキサンの添加濃度は0.67%に夫々設定さ
れている。
における直鎖及び環状炭化水素の添加効果の差異を調査
するため、実施例1の場合と同様な条件で、混合ガス中
に導入する炭化水素を、直鎖炭化水素であるノルマルヘ
キサン(C6 H14)と、環状炭化水素であるシクロ
ヘキサンとに夫々変更して、流通させた。そして、同様
な方法で、一酸化窒素の転化率を算出した。ここで、G
HSV=2500h−1、酸素濃度は11.0%であり
、一酸化窒素濃度は0.9%に夫々設定されている。ま
た、ノルマルヘキサンの添加濃度は0.64%に、一方
、シクロヘキサンの添加濃度は0.67%に夫々設定さ
れている。
【0032】この結果を図3に示す。この図3において
、●印は直鎖状のノルマルヘキサンの場合を、▲印は環
状のシクロヘキサンを夫々示している。この図3から明
らかな様に、直鎖状のノルマルヘキサンの場合には、比
較的低温度領域での一酸化窒素の浄化性能の発揮を確認
出来たが、環状のシクロヘキサンの場合には、一酸化窒
素の顕著な浄化性能を確認出来なかった。これは、シク
ロヘキサンが環状であるため、その分子構造がゼオライ
トに形成されている細孔内に侵入し難い状態となり、ゼ
オライト細孔表面の活性種に吸着出来ずに、一酸化窒素
の吸着を抑制していた酸素と、このセタンとが酸化燃焼
により化学的に結合することが出来ないからであると考
えられる。
、●印は直鎖状のノルマルヘキサンの場合を、▲印は環
状のシクロヘキサンを夫々示している。この図3から明
らかな様に、直鎖状のノルマルヘキサンの場合には、比
較的低温度領域での一酸化窒素の浄化性能の発揮を確認
出来たが、環状のシクロヘキサンの場合には、一酸化窒
素の顕著な浄化性能を確認出来なかった。これは、シク
ロヘキサンが環状であるため、その分子構造がゼオライ
トに形成されている細孔内に侵入し難い状態となり、ゼ
オライト細孔表面の活性種に吸着出来ずに、一酸化窒素
の吸着を抑制していた酸素と、このセタンとが酸化燃焼
により化学的に結合することが出来ないからであると考
えられる。
【0033】[実施例5]次に、一酸化窒素の浄化反応
におけるn−及びi−炭化水素の添加効果の差異を調査
するため、実施例1の場合と同様な条件で、混合ガス中
に導入する炭化水素を、n−炭化水素であるn−オクタ
ン(C6 H14)と、i−炭化水素であるi−オクタ
ンとに夫々変更して、流通させた。そして、同様な方法
で、一酸化窒素の転化率を算出した。ここで、GHSV
=2500h−1、酸素濃度は12.0%であり、一酸
化窒素濃度は0.9%に夫々設定されている。また、n
−オクタンの添加濃度は0.65%に、一方、i−オク
タンの添加濃度は0.60%に夫々設定されている。
におけるn−及びi−炭化水素の添加効果の差異を調査
するため、実施例1の場合と同様な条件で、混合ガス中
に導入する炭化水素を、n−炭化水素であるn−オクタ
ン(C6 H14)と、i−炭化水素であるi−オクタ
ンとに夫々変更して、流通させた。そして、同様な方法
で、一酸化窒素の転化率を算出した。ここで、GHSV
=2500h−1、酸素濃度は12.0%であり、一酸
化窒素濃度は0.9%に夫々設定されている。また、n
−オクタンの添加濃度は0.65%に、一方、i−オク
タンの添加濃度は0.60%に夫々設定されている。
【0034】この結果を図4に示す。この図4において
、●印はn−オクタンの場合を、▲印i−オクタンの場
合を夫々示している。この図4から明らかな様に、n−
オクタンの場合には、比較的低温度領域での一酸化窒素
の浄化性能の発揮を確認出来たが、i−オクタンの場合
には、一酸化窒素の顕著な浄化性能を確認出来なかった
。これは、i−オクタンが比較的長い分岐腕を持つため
、その全体的な分子構造がゼオライトに形成されている
細孔内に侵入し難い状態となり、ゼオライト細孔表面の
活性種に吸着出来ずに、一酸化窒素の吸着を抑制してい
た酸素と、このセタンとが酸化燃焼により化学的に結合
することが出来ないからであると考えられる。
、●印はn−オクタンの場合を、▲印i−オクタンの場
合を夫々示している。この図4から明らかな様に、n−
オクタンの場合には、比較的低温度領域での一酸化窒素
の浄化性能の発揮を確認出来たが、i−オクタンの場合
には、一酸化窒素の顕著な浄化性能を確認出来なかった
。これは、i−オクタンが比較的長い分岐腕を持つため
、その全体的な分子構造がゼオライトに形成されている
細孔内に侵入し難い状態となり、ゼオライト細孔表面の
活性種に吸着出来ずに、一酸化窒素の吸着を抑制してい
た酸素と、このセタンとが酸化燃焼により化学的に結合
することが出来ないからであると考えられる。
【0035】以上詳述した実施例1乃至実施例5から明
らかな様に、排気ガス中に還元剤としての炭素数を8乃
至16に設定された直鎖状炭化水素を導入し、このよう
に炭化水素が導入された排気ガスを、酸化物としての原
子価が比較的容易に変化し得る銅、マンガン、コバルト
、鉄、ニッケル、クロム、パナジュームの少なくとも1
種類を含んだ金属含有ゼオライトからなる触媒に接触さ
せることにより、窒素酸化物を比較的低い温度範囲で効
率的に分解させる事が出来る事になる。
らかな様に、排気ガス中に還元剤としての炭素数を8乃
至16に設定された直鎖状炭化水素を導入し、このよう
に炭化水素が導入された排気ガスを、酸化物としての原
子価が比較的容易に変化し得る銅、マンガン、コバルト
、鉄、ニッケル、クロム、パナジュームの少なくとも1
種類を含んだ金属含有ゼオライトからなる触媒に接触さ
せることにより、窒素酸化物を比較的低い温度範囲で効
率的に分解させる事が出来る事になる。
【0036】[一実施例]次に図5を参照して、この発
明に係わる排気ガス浄化装置の一実施例の構成を詳細に
説明する。
明に係わる排気ガス浄化装置の一実施例の構成を詳細に
説明する。
【0037】この一実施例の排気ガス浄化装置10にお
いては、ガソリンエンジン12からの排気管14の中途
部に、上述した実施例1乃至実施例3で適用した銅含有
A型ゼオライトを触媒16として備えた第1の触媒装置
18が介設されている。この第1の触媒装置18の排気
ガス流通方向に関しての下流側には、過渡時に排出され
る余剰炭化水素を浄化するために、小容量の酸化触媒2
0を備えた第2の触媒装置22が介設されている。
いては、ガソリンエンジン12からの排気管14の中途
部に、上述した実施例1乃至実施例3で適用した銅含有
A型ゼオライトを触媒16として備えた第1の触媒装置
18が介設されている。この第1の触媒装置18の排気
ガス流通方向に関しての下流側には、過渡時に排出され
る余剰炭化水素を浄化するために、小容量の酸化触媒2
0を備えた第2の触媒装置22が介設されている。
【0038】一方、第1の触媒装置18に導入される排
気ガス中に、特定の炭化水素を導入させるため、エンジ
ン12と第1の触媒装置18との間の排気管14には、
エンジン12と燃料タンク24とを互いに接続する燃料
供給管26に一端を接続された燃料バイパス通路28の
他端が接続されている。この燃料バイパス通路28の中
途部には、ここを流通する燃料において、例えば、ガソ
リン中の低分子炭化水素を重合し高分子炭化水素に変換
するための燃料改質触媒30を備えた第3の触媒装置3
2が介設されている。この一実施例においては、この燃
料改質触媒30は、例えば周知の鉄−シリケ−ト触媒(
Fe/SiO2 )から構成され、具体的には、炭素数
2〜4の低級オレフィンを、炭素数4〜11の高級オレ
フィン(高オクタン価ガソリン)に改質する様に設定さ
れている。
気ガス中に、特定の炭化水素を導入させるため、エンジ
ン12と第1の触媒装置18との間の排気管14には、
エンジン12と燃料タンク24とを互いに接続する燃料
供給管26に一端を接続された燃料バイパス通路28の
他端が接続されている。この燃料バイパス通路28の中
途部には、ここを流通する燃料において、例えば、ガソ
リン中の低分子炭化水素を重合し高分子炭化水素に変換
するための燃料改質触媒30を備えた第3の触媒装置3
2が介設されている。この一実施例においては、この燃
料改質触媒30は、例えば周知の鉄−シリケ−ト触媒(
Fe/SiO2 )から構成され、具体的には、炭素数
2〜4の低級オレフィンを、炭素数4〜11の高級オレ
フィン(高オクタン価ガソリン)に改質する様に設定さ
れている。
【0039】このように第3の触媒装置32を備える事
により、第1の触媒装置18に導入される排気ガス中に
は、炭素数4〜11の炭化水素が共存する事となり、こ
の結果、第1の触媒装置18内では、上述した実施例1
乃至実施例3で示した様に、炭素数が8以上の炭化水素
が共存する事に基づく所の、排気ガス中に存在する窒素
酸化物の浄化効率の向上を比較的低温度領域まで伸ばし
た状態で達成される事となる。
により、第1の触媒装置18に導入される排気ガス中に
は、炭素数4〜11の炭化水素が共存する事となり、こ
の結果、第1の触媒装置18内では、上述した実施例1
乃至実施例3で示した様に、炭素数が8以上の炭化水素
が共存する事に基づく所の、排気ガス中に存在する窒素
酸化物の浄化効率の向上を比較的低温度領域まで伸ばし
た状態で達成される事となる。
【0040】このように、この一実施例の排気ガス浄化
装置10においては、第1乃至第3の触媒装置18,2
2,32を備える事により、炭化水素、一酸化炭素、窒
素酸化物の全ての排出を抑制するより効果的なシステム
を提供することが出来る事となる。
装置10においては、第1乃至第3の触媒装置18,2
2,32を備える事により、炭化水素、一酸化炭素、窒
素酸化物の全ての排出を抑制するより効果的なシステム
を提供することが出来る事となる。
【0041】尚、上述した一実施例においては、この排
気ガス浄化装置をガソリンエンジンに適用する様に説明
したが、この発明は、このような構成に限定されること
なく、デイーゼルエンジンに適用する事も可能である。
気ガス浄化装置をガソリンエンジンに適用する様に説明
したが、この発明は、このような構成に限定されること
なく、デイーゼルエンジンに適用する事も可能である。
【図1】この発明に係る排気ガス浄化方法を適用した場
合の、O2 共存化での一酸化窒素分解における共存炭
化水素の影響を示す線図である。
合の、O2 共存化での一酸化窒素分解における共存炭
化水素の影響を示す線図である。
【図2】酸素過剰条件下での一酸化窒素に対する共存セ
タンの濃度依存性を示す線図である。
タンの濃度依存性を示す線図である。
【図3】一酸化窒素分解反応における直鎖及び環状炭化
水素の添加効果の差異を示す線図である。
水素の添加効果の差異を示す線図である。
【図4】一酸化窒素分解反応におけるn−及びi−炭化
水素の添加効果の差異を示す線図である。
水素の添加効果の差異を示す線図である。
【図5】この発明に係わる排気ガス浄化装置の一実施例
の構成を概略的に示す図である。
の構成を概略的に示す図である。
10 排気ガス浄化装置、
12 ガソリンエンジン、
14 排気管、
16 銅含有A型ゼオライト触媒、18
第1の触媒装置、 20 酸化触媒、 22 第2の触媒装置、 24 燃料タンク、 26 燃料供給管、 28 燃料バイパス通路、 30 燃料改質触媒、 32 第3の触媒装置である。
第1の触媒装置、 20 酸化触媒、 22 第2の触媒装置、 24 燃料タンク、 26 燃料供給管、 28 燃料バイパス通路、 30 燃料改質触媒、 32 第3の触媒装置である。
Claims (4)
- 【請求項1】 排気ガス中に還元剤としての炭化水素
を導入する還元剤導入工程と、炭化水素が導入された排
気ガスを、酸化物としての原子価が比較的容易に変化し
得る銅、マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロム、
パナジュームの少なくとも1種類を含んだ金属含有ゼオ
ライトからなる触媒に接触させ、窒素酸化物を分解させ
る接触分解工程とを具備し、前記炭化水素は、炭素数を
8乃至16に設定されている事を特徴とする排気ガス浄
化方法。 - 【請求項2】 前記炭化水素は、直鎖状の正パラフィ
ンである事を特徴とする請求項1記載の排気ガス浄化方
法。 - 【請求項3】 排気ガス中に還元剤として炭素数を8
乃至16に設定された炭化水素を導入する還元剤導入手
段と、この還元剤導入手段により炭化水素が共存する排
気ガスを、酸化物としての原子価が比較的容易に変化し
得る銅、マンガン、コバルト、鉄、ニッケル、クロム、
パナジュームの少なくとも1種類を含んだ金属含有ゼオ
ライトからなる触媒に接触させ、窒素酸化物を分解させ
る分解手段とを具備する事を特徴とする排気ガス浄化装
置。 - 【請求項4】 前記還元剤導入手段は、エンジンに供
給される燃料を炭素数を8乃至16に設定された炭化水
素に改質させる燃料改質触媒を備えている事を特徴とす
る請求項第3項に記載の排気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049356A JPH04284826A (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 排気ガス浄化方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049356A JPH04284826A (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 排気ガス浄化方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04284826A true JPH04284826A (ja) | 1992-10-09 |
Family
ID=12828740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3049356A Pending JPH04284826A (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 排気ガス浄化方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04284826A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5514355A (en) * | 1990-07-19 | 1996-05-07 | Tosoh Corporation | Method for purifying an oxygen-rich exhaust gas |
| JP2007031386A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Shiro Ishiwatari | 化粧料 |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP3049356A patent/JPH04284826A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5514355A (en) * | 1990-07-19 | 1996-05-07 | Tosoh Corporation | Method for purifying an oxygen-rich exhaust gas |
| JP2007031386A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Shiro Ishiwatari | 化粧料 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5526410B2 (ja) | 排ガス中の窒素酸化物除去方法 | |
| RU2108140C1 (ru) | Способ очистки отработавших газов | |
| JPH0810575A (ja) | 窒素酸化物還元方法 | |
| US7678734B2 (en) | Oxidation catalysts | |
| KR102390017B1 (ko) | 저온 메탄 산화 반응용 촉매 | |
| CA2374647A1 (en) | Method for removing nitrogen oxides from an oxygen-containing gas stream | |
| JPH04284826A (ja) | 排気ガス浄化方法及びその装置 | |
| JP4764609B2 (ja) | 窒素酸化物除去触媒 | |
| US11208928B2 (en) | Passive NOx adsorption and decomposition | |
| JP4290391B2 (ja) | 窒素酸化物を接触的に除去するための方法とそのための装置 | |
| JPH04284825A (ja) | 排気ガス浄化方法 | |
| JPH0663359A (ja) | 窒素酸化物浄化法および排ガス浄化装置 | |
| JPH09220440A (ja) | 排ガス浄化方法 | |
| JPH05184934A (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
| JP3257686B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒及びこれを使用した排ガスの浄化方法 | |
| JP2006026635A (ja) | 排ガス中の窒素酸化物除去方法 | |
| JP2002349248A (ja) | ディーゼルエンジン排ガス中の窒素酸化物除去方法及び装置 | |
| KR20210014510A (ko) | 메탄 산화 촉매 재생 시스템 및 이를 포함하는 메탄 산화 반응 장치 | |
| JP2004068717A (ja) | 窒素酸化物を接触的に除去するための方法とそのための装置 | |
| JP2601018B2 (ja) | 排気ガス浄化触媒 | |
| JP3242946B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒及びこれを使用した排ガスの浄化方法 | |
| JPH06190245A (ja) | 排気ガス浄化用触媒構造 | |
| JP2004223376A (ja) | 窒素酸化物除去触媒 | |
| Searles | Automotive Catalytic Pollution Control | |
| JP3508066B2 (ja) | 窒素酸化物除去材及び窒素酸化物除去方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011005 |