JPH04285631A - 熱可塑性ポリエステルエラストマー - Google Patents
熱可塑性ポリエステルエラストマーInfo
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- JPH04285631A JPH04285631A JP4833891A JP4833891A JPH04285631A JP H04285631 A JPH04285631 A JP H04285631A JP 4833891 A JP4833891 A JP 4833891A JP 4833891 A JP4833891 A JP 4833891A JP H04285631 A JPH04285631 A JP H04285631A
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- thermoplastic polyester
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、熱可塑性を有する
ポリエステルエラストマーに関し、さらに詳しくはポリ
エステルハードセグメントとポリオキシアルキレングリ
コールソフトセグメントよりなる伸長回復率に優れた熱
可塑性ポリエステルエラストマーに関するものである。
ポリエステルエラストマーに関し、さらに詳しくはポリ
エステルハードセグメントとポリオキシアルキレングリ
コールソフトセグメントよりなる伸長回復率に優れた熱
可塑性ポリエステルエラストマーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般に、熱可塑性ポリエステルエラ
ストマーは、ポリエチレンテレフタレート単位やポリブ
チレンテレフタレート単位を剛性を発現させるハードセ
グメントとし、ポリエーテルグリコールを弾性を発現さ
せるソフトセグメントとして共重合させたブロックポリ
エーテルポリエステルである。
ストマーは、ポリエチレンテレフタレート単位やポリブ
チレンテレフタレート単位を剛性を発現させるハードセ
グメントとし、ポリエーテルグリコールを弾性を発現さ
せるソフトセグメントとして共重合させたブロックポリ
エーテルポリエステルである。
【0003】この熱可塑性ポリエステルエラストマーは
、ハードセグメントとソフトセグメントとの配合の割合
を自由に変化させることによって、軟質のゴム状樹脂か
らエンジニアリングプラスッチク等に使用される硬質の
樹脂までの広い範囲で使用することが可能である。また
、熱可塑性ポリエステルエラストマーは、機械的特性や
耐薬品性において通常のポリエステル樹脂に匹敵する特
性を有し、ソフトセグメントの割合が増えた場合でも、
比較的融点が高く、反発弾性率の高いという優れた特性
を有する樹脂である。
、ハードセグメントとソフトセグメントとの配合の割合
を自由に変化させることによって、軟質のゴム状樹脂か
らエンジニアリングプラスッチク等に使用される硬質の
樹脂までの広い範囲で使用することが可能である。また
、熱可塑性ポリエステルエラストマーは、機械的特性や
耐薬品性において通常のポリエステル樹脂に匹敵する特
性を有し、ソフトセグメントの割合が増えた場合でも、
比較的融点が高く、反発弾性率の高いという優れた特性
を有する樹脂である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の熱可塑
性性ポリエステルエラストマーは、ソフトセグメントの
割合の増加に伴って、その伸長回復率の低下を招き成形
材料用エラストマーとしての弾性面での機械的特性の低
下を招く等の問題点を有していた。
性性ポリエステルエラストマーは、ソフトセグメントの
割合の増加に伴って、その伸長回復率の低下を招き成形
材料用エラストマーとしての弾性面での機械的特性の低
下を招く等の問題点を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み、熱可塑性ポリエステルエラストマーにつ
いて鋭意検討した結果、ポリエステルハードセグメント
を構成するジオール成分として、特定のジオールを共重
合させることによって、熱可塑性ポリエステルエラスト
マーの伸長回復率が著しく改善させることを見出し、本
発明に到達したものである。
な状況に鑑み、熱可塑性ポリエステルエラストマーにつ
いて鋭意検討した結果、ポリエステルハードセグメント
を構成するジオール成分として、特定のジオールを共重
合させることによって、熱可塑性ポリエステルエラスト
マーの伸長回復率が著しく改善させることを見出し、本
発明に到達したものである。
【0006】すなわち、本発明の熱可塑性性ポリエステ
ルエラストマーは、ジカルボン酸またはそのエステル形
成誘導体と、エチレングリコールまたはブタンジオール
を全ジオール成分中30〜94モル%と、化2で示され
る構造のジオールを全ジオール成分中1〜50モル%と
、ポリオキシアルキレングリコールを全ジオール成分中
5〜50モル%からなるとこを特徴とするものである。
ルエラストマーは、ジカルボン酸またはそのエステル形
成誘導体と、エチレングリコールまたはブタンジオール
を全ジオール成分中30〜94モル%と、化2で示され
る構造のジオールを全ジオール成分中1〜50モル%と
、ポリオキシアルキレングリコールを全ジオール成分中
5〜50モル%からなるとこを特徴とするものである。
【0007】
【化2】
【0008】(式中、Rはエチレン基であり、Xおよび
Yは2≦X+Y≦6を満足する整数である。)本発明の
熱可塑性ポリエステルエラストマーの分子鎖は、実質的
にはポリエステル単位とポリエーテル単位から構成され
、ポリエステル単位がハードセグメントとして剛性を発
現し、ポリエーテル単位がソフトセグメントとして弾性
を発現している。
Yは2≦X+Y≦6を満足する整数である。)本発明の
熱可塑性ポリエステルエラストマーの分子鎖は、実質的
にはポリエステル単位とポリエーテル単位から構成され
、ポリエステル単位がハードセグメントとして剛性を発
現し、ポリエーテル単位がソフトセグメントとして弾性
を発現している。
【0009】本発明において、ハードセグメントを構成
するポリエステル単位は、ジカルボン酸あるいはそのエ
ステル形成誘導体を主成分とする酸成分と、エチレング
リコールあるいはブタンジオールと化1で示される構造
のジオールを主成分とするジオール成分を、縮重合させ
ることによって得られるものである。
するポリエステル単位は、ジカルボン酸あるいはそのエ
ステル形成誘導体を主成分とする酸成分と、エチレング
リコールあるいはブタンジオールと化1で示される構造
のジオールを主成分とするジオール成分を、縮重合させ
ることによって得られるものである。
【0010】本発明において使用されるジカルボン酸あ
るいはそのエステル形成誘導体としては、テレフタル酸
、イソフタル酸、ナフタレン−1,4−もしくは−2,
6−ジカルボン酸等のカルボン酸、これらのジアルキル
エステル、ジアリールエステル等のエステル形成誘導体
が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではなく
他のジカルボン酸、例えばグルタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、シュウ酸、コハク酸またはこれらのジアルキ
ルエステル、ジアリールエステル等の誘導体等も、熱可
塑性ポリエステルエラストマーの使用目的に合わせて使
用することができる。本発明においては、テレフタル酸
、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸あるいはこれらの
エステル形成誘導体が特に好ましく、全酸成分中に50
モル%以上含有されることが好ましい。これは、全酸成
分中にテレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン
酸あるいはこれらのエステル形成誘導体が50モル%未
満である場合には、耐熱性の低下を招く恐れがあるため
である。
るいはそのエステル形成誘導体としては、テレフタル酸
、イソフタル酸、ナフタレン−1,4−もしくは−2,
6−ジカルボン酸等のカルボン酸、これらのジアルキル
エステル、ジアリールエステル等のエステル形成誘導体
が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではなく
他のジカルボン酸、例えばグルタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、シュウ酸、コハク酸またはこれらのジアルキ
ルエステル、ジアリールエステル等の誘導体等も、熱可
塑性ポリエステルエラストマーの使用目的に合わせて使
用することができる。本発明においては、テレフタル酸
、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸あるいはこれらの
エステル形成誘導体が特に好ましく、全酸成分中に50
モル%以上含有されることが好ましい。これは、全酸成
分中にテレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン
酸あるいはこれらのエステル形成誘導体が50モル%未
満である場合には、耐熱性の低下を招く恐れがあるため
である。
【0011】また、本発明のポリエステル単位を構成す
るジオール成分として使用される、エチレングリコール
あるいは1,4−ブタンジオールは、全ジオール成分中
30〜94モル%の範囲で含有させることが好まし。こ
れは、これらジオールが30モル%未満であると、重合
時の反応性が低下するとともに弾性が低下し、逆に94
モル%を超えると、ソフトセグメントの割合が少なくな
り柔軟性が低下するためである。
るジオール成分として使用される、エチレングリコール
あるいは1,4−ブタンジオールは、全ジオール成分中
30〜94モル%の範囲で含有させることが好まし。こ
れは、これらジオールが30モル%未満であると、重合
時の反応性が低下するとともに弾性が低下し、逆に94
モル%を超えると、ソフトセグメントの割合が少なくな
り柔軟性が低下するためである。
【0012】さらに、本発明においてはポリエステル単
位を構成するジオール成分として、化1で示される構造
を有する特定のジオールを含有することが必要である。 使用されるジオールの具体例としては、ビスフェノール
Aエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。これらジ
オールは、全ジオール成分中に1〜50モル%含有させ
ることが好ましく、さらに好ましくは2〜30モル%で
ある。これは、これらジオールの含有量が1モル%未満
ではハードセグメントによる剛性の発現が低下し、反発
弾性率および伸長回復率が低下し、逆に50モル%を超
えると機械的特性が低下するためである。また、これら
のジオールとポリオキシアルキレングリコールとのモル
比が、5:1〜1:5の範囲であることが、エラストマ
ーとしての柔軟性と伸長回復率とのバランスの点で好ま
しい。
位を構成するジオール成分として、化1で示される構造
を有する特定のジオールを含有することが必要である。 使用されるジオールの具体例としては、ビスフェノール
Aエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。これらジ
オールは、全ジオール成分中に1〜50モル%含有させ
ることが好ましく、さらに好ましくは2〜30モル%で
ある。これは、これらジオールの含有量が1モル%未満
ではハードセグメントによる剛性の発現が低下し、反発
弾性率および伸長回復率が低下し、逆に50モル%を超
えると機械的特性が低下するためである。また、これら
のジオールとポリオキシアルキレングリコールとのモル
比が、5:1〜1:5の範囲であることが、エラストマ
ーとしての柔軟性と伸長回復率とのバランスの点で好ま
しい。
【0013】本発明の熱可塑性ポリエステルエラストマ
ーを構成するソフトセグメントであるポリオキシアルキ
レングリコールとしては、ポリオキシテトラメチレング
リコールやポリエチレングリコール等が挙げられ、これ
らを単独で使用しても混合して使用してもよい。本発明
においては、ポリオキシアルキレングリコールは、全ジ
オール成分中5〜50モル%の範囲で含有され、好まし
くは8〜30モル%の範囲で含有される。これは、ポリ
オキシアルキレングリコールが全ジオール成分中5モル
%未満であるとソフトセグメントによる弾性の発現がな
く、逆に50モル%を超えると得られた熱可塑性ポリエ
ステルエラストマーが極端に柔軟な樹脂となり、実用に
適さないためである。
ーを構成するソフトセグメントであるポリオキシアルキ
レングリコールとしては、ポリオキシテトラメチレング
リコールやポリエチレングリコール等が挙げられ、これ
らを単独で使用しても混合して使用してもよい。本発明
においては、ポリオキシアルキレングリコールは、全ジ
オール成分中5〜50モル%の範囲で含有され、好まし
くは8〜30モル%の範囲で含有される。これは、ポリ
オキシアルキレングリコールが全ジオール成分中5モル
%未満であるとソフトセグメントによる弾性の発現がな
く、逆に50モル%を超えると得られた熱可塑性ポリエ
ステルエラストマーが極端に柔軟な樹脂となり、実用に
適さないためである。
【0014】また、本発明で使用されるポリオキシアル
キルグリコールとしては、数平均分子量が300〜20
000の範囲のものが好ましい。これは、数平均分子量
が300未満のポリオキシアルキレングリコールを使用
すると耐熱性および弾性率が低下し、数平均分子量が2
0000を超えるものではハードセグメントとの相溶性
が悪くなるためである。本発明において、ポリオキシア
ルキレングリコールとしてポリオキシテトラメチレング
リコールを使用する場合には、その数平均分子量が60
0〜3000のものが好ましく、ポリエチレングリコー
ルを使用する場合には、800〜20000の数平均分
子量のものが好ましい。
キルグリコールとしては、数平均分子量が300〜20
000の範囲のものが好ましい。これは、数平均分子量
が300未満のポリオキシアルキレングリコールを使用
すると耐熱性および弾性率が低下し、数平均分子量が2
0000を超えるものではハードセグメントとの相溶性
が悪くなるためである。本発明において、ポリオキシア
ルキレングリコールとしてポリオキシテトラメチレング
リコールを使用する場合には、その数平均分子量が60
0〜3000のものが好ましく、ポリエチレングリコー
ルを使用する場合には、800〜20000の数平均分
子量のものが好ましい。
【0015】本発明においては、これらジオール成分は
酸成分に対して110〜220モル%の範囲となるよう
に仕込時に添加されるが、他のジオール成分、例えばネ
オペンチルグリコール、1,6−シクロヘキサンジメタ
ノール等をジオール成分として適量添加してもよい。
酸成分に対して110〜220モル%の範囲となるよう
に仕込時に添加されるが、他のジオール成分、例えばネ
オペンチルグリコール、1,6−シクロヘキサンジメタ
ノール等をジオール成分として適量添加してもよい。
【0016】さらに、本発明においては、重合時の反応
速度を速めたり、最終重合物の溶融粘度を増加させる目
的で、3価以上の多価カルボン酸あるいは3価以上の多
価アルコールを、酸成分に対して0.01〜5モル%添
加してもよい。使用される3価以上の多価カルボン酸あ
るいは3価以上の多価アルコールとしては、トリメリッ
ト酸、無水トリメリット酸、トリメチロールプロパン、
グリセリン等が挙げられる。
速度を速めたり、最終重合物の溶融粘度を増加させる目
的で、3価以上の多価カルボン酸あるいは3価以上の多
価アルコールを、酸成分に対して0.01〜5モル%添
加してもよい。使用される3価以上の多価カルボン酸あ
るいは3価以上の多価アルコールとしては、トリメリッ
ト酸、無水トリメリット酸、トリメチロールプロパン、
グリセリン等が挙げられる。
【0017】本発明の熱可塑性ポリエステルエラストマ
ーは、ジカルボン酸とジオールを直接反応させる直接重
合法、ジカルボン酸低級アルキルエステルとジオールを
反応させるエステル交換法等、公知のポリエステルの製
造方法によって製造することができる。本発明の熱可塑
性ポリエステルエラストマーの製造で使用される触媒と
しては、チタンテトラブトオキシド等の有機チタン化合
物、酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム、酢酸コバルト、二酸
化ゲルマニウム、三酸化アンチモン等が挙げられ、酸成
分に対して100〜1000ppmの範囲で添加される
。ジオール成分として1,4−ブタンジオールを使用す
る場合には有機チタン化合物、エチレングリコールを使
用する場合には酢酸マグネシウム、酢酸亜鉛、酢酸マン
ガン、酢酸コバルト、三酸化アンチモンを使用すること
が好ましい。また、熱可塑性ポリエステルエラストマー
の品質の安定、性能向上の目的で、適量のトリメチルフ
ォスフェート等の安定化剤を製造時に添加してもよい。
ーは、ジカルボン酸とジオールを直接反応させる直接重
合法、ジカルボン酸低級アルキルエステルとジオールを
反応させるエステル交換法等、公知のポリエステルの製
造方法によって製造することができる。本発明の熱可塑
性ポリエステルエラストマーの製造で使用される触媒と
しては、チタンテトラブトオキシド等の有機チタン化合
物、酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム、酢酸コバルト、二酸
化ゲルマニウム、三酸化アンチモン等が挙げられ、酸成
分に対して100〜1000ppmの範囲で添加される
。ジオール成分として1,4−ブタンジオールを使用す
る場合には有機チタン化合物、エチレングリコールを使
用する場合には酢酸マグネシウム、酢酸亜鉛、酢酸マン
ガン、酢酸コバルト、三酸化アンチモンを使用すること
が好ましい。また、熱可塑性ポリエステルエラストマー
の品質の安定、性能向上の目的で、適量のトリメチルフ
ォスフェート等の安定化剤を製造時に添加してもよい。
【0018】
【作用】 本発明の熱可塑性性ポリエステルエラスト
マーは、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物等
の特定の構造を有するジオールを所定の含有量で含有さ
せることによって、高い伸長回復率を有する熱可塑性ポ
リエステルエラストマーを得ることができる。
マーは、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物等
の特定の構造を有するジオールを所定の含有量で含有さ
せることによって、高い伸長回復率を有する熱可塑性ポ
リエステルエラストマーを得ることができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
する。実施例における固有粘度は、フェノールと1,1
,2,2,−テトラクロルエタンを重量比で1:1に混
合した溶媒に溶解させ、ウベローデ型粘度計で25℃に
て測定した。ガラス転移点(Tg)および融点(Tm)
は、示差走査熱量計(島津製作所製DS40)で、28
0℃にてメルトクエンチした試料を昇温速度5℃/分と
して測定し、Tgはショルダー値を、Tmはピーク値を
とった。伸長回復率は、直径1mm、長さ200mmの
試験片を、温度25℃で荷重をかけて200%まで伸長
させた後、荷重を解除して回復した試験片の長さを測定
して、次の化3に基づいて求めた。
する。実施例における固有粘度は、フェノールと1,1
,2,2,−テトラクロルエタンを重量比で1:1に混
合した溶媒に溶解させ、ウベローデ型粘度計で25℃に
て測定した。ガラス転移点(Tg)および融点(Tm)
は、示差走査熱量計(島津製作所製DS40)で、28
0℃にてメルトクエンチした試料を昇温速度5℃/分と
して測定し、Tgはショルダー値を、Tmはピーク値を
とった。伸長回復率は、直径1mm、長さ200mmの
試験片を、温度25℃で荷重をかけて200%まで伸長
させた後、荷重を解除して回復した試験片の長さを測定
して、次の化3に基づいて求めた。
【0020】
【化3】
【0021】実施例1
テレフタル酸206重量部、エチレングリコール88.
4重量部、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物
4.2重量部と数平均分子量1000のポリオキシテト
ラメチレングリコール62重量部を反応容器に入れ、加
熱溶融させ、発生する水分を除去してエステル化を行い
、反応開始から約4時間かけて240℃まで昇温した。 次いで、トリメチルフォスフェート0.08重量部を添
加し、10分後に三酸化アンチモン0.11重量部を添
加し、280℃まで昇温しながら760mmHgから3
mmHg以下となるまで減圧し、280℃で約4時間重
縮合を行った。得られた熱可塑性ポリエステルエラスト
マーの組成および物性値を第2表に示した。なお、反応
容器に入れた際の仕込み組成を第1表に示した。
4重量部、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物
4.2重量部と数平均分子量1000のポリオキシテト
ラメチレングリコール62重量部を反応容器に入れ、加
熱溶融させ、発生する水分を除去してエステル化を行い
、反応開始から約4時間かけて240℃まで昇温した。 次いで、トリメチルフォスフェート0.08重量部を添
加し、10分後に三酸化アンチモン0.11重量部を添
加し、280℃まで昇温しながら760mmHgから3
mmHg以下となるまで減圧し、280℃で約4時間重
縮合を行った。得られた熱可塑性ポリエステルエラスト
マーの組成および物性値を第2表に示した。なお、反応
容器に入れた際の仕込み組成を第1表に示した。
【0022】実施例2
ジメチルテレフタレート136.7重量部、1,4−ブ
タンジオール69.7重量部、ビスフェノールAエチレ
ンオキサイド付加物23.4重量部、数平均分子量10
00のポリオキシテトラメチレングリコール140.8
重量部とチタンテトラブトオキシド0.13重量部を反
応容器に入れ、加熱溶融させた後、メタノールを除去し
てエステル交換を行い、反応開始から約4時間かけて2
40℃まで昇温し、メタノールの留出が完了した後、2
45℃まで昇温しながら760mmHgから3mmHg
以下となるまで減圧して約4時間重縮合を行った。得ら
れた熱可塑性ポリエステルエラストマーの組成および物
性値を第2表に示した。なお、反応容器に入れた際の仕
込み組成を第1表に示した。
タンジオール69.7重量部、ビスフェノールAエチレ
ンオキサイド付加物23.4重量部、数平均分子量10
00のポリオキシテトラメチレングリコール140.8
重量部とチタンテトラブトオキシド0.13重量部を反
応容器に入れ、加熱溶融させた後、メタノールを除去し
てエステル交換を行い、反応開始から約4時間かけて2
40℃まで昇温し、メタノールの留出が完了した後、2
45℃まで昇温しながら760mmHgから3mmHg
以下となるまで減圧して約4時間重縮合を行った。得ら
れた熱可塑性ポリエステルエラストマーの組成および物
性値を第2表に示した。なお、反応容器に入れた際の仕
込み組成を第1表に示した。
【0023】実施例3
ナフタレンジカルボン酸ジメチル167.4重量部、1
,4−ブタンジオール64.2重量部、ビスフェノール
Aエチレンオキサイド付加物13.7重量部、数平均分
子量600のポリエチレングリコール123.4重量部
とチタンテトラブトオキシド0.05重量部を反応容器
に入れ、加熱溶融させた後、メタノールを除去してエス
テル交換を行い、反応開始から約3時間かけて220℃
まで昇温し、メタノールの留出が完了した後、265℃
まで昇温しながら760mmHgから3mmHg以下と
なるまで減圧し約3時間重縮合を行った。得られた熱可
塑性ポリエステルエラストマーの組成および物性値を第
2表に示した。なお、反応容器に入れた際の仕込み組成
を第1表に示した。
,4−ブタンジオール64.2重量部、ビスフェノール
Aエチレンオキサイド付加物13.7重量部、数平均分
子量600のポリエチレングリコール123.4重量部
とチタンテトラブトオキシド0.05重量部を反応容器
に入れ、加熱溶融させた後、メタノールを除去してエス
テル交換を行い、反応開始から約3時間かけて220℃
まで昇温し、メタノールの留出が完了した後、265℃
まで昇温しながら760mmHgから3mmHg以下と
なるまで減圧し約3時間重縮合を行った。得られた熱可
塑性ポリエステルエラストマーの組成および物性値を第
2表に示した。なお、反応容器に入れた際の仕込み組成
を第1表に示した。
【0024】実施例4
ナフタレンジカルボン酸ジメチル152.7重量部、1
,4−ブタンジオール56.4重量部、数平均分子量1
000のポリオキシテトラメチレングリコール62.6
重量部、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物1
03.8重量部とチタンテトラブトオキシド0.04重
量部を反応容器に入れ、加熱溶融させた後、メタノール
を除去してエステル交換を行い、反応開始から約4時間
かけて220℃まで昇温し、メタノールの留出が完了し
た後、245℃まで昇温しながら760mmHgから3
mmHg以下となるまで減圧し約4時間重縮合を行った
。得られた熱可塑性ポリエステルエラストマーの組成お
よび物性値を第2表に示した。なお、反応容器に入れた
際の仕込み組成を第1表に示した。
,4−ブタンジオール56.4重量部、数平均分子量1
000のポリオキシテトラメチレングリコール62.6
重量部、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物1
03.8重量部とチタンテトラブトオキシド0.04重
量部を反応容器に入れ、加熱溶融させた後、メタノール
を除去してエステル交換を行い、反応開始から約4時間
かけて220℃まで昇温し、メタノールの留出が完了し
た後、245℃まで昇温しながら760mmHgから3
mmHg以下となるまで減圧し約4時間重縮合を行った
。得られた熱可塑性ポリエステルエラストマーの組成お
よび物性値を第2表に示した。なお、反応容器に入れた
際の仕込み組成を第1表に示した。
【0025】実施例5
ジメチルテレフタレート83.3重量部、1,4−ブタ
ンジオール38.7重量部、ビスフェノールAエチレン
オキサイド付加物14.2重量部、数平均分子量100
0のポリオキシテトラメチレングリコール214.6重
量部、無水トリメリット酸0.16重量部とチタンテト
ラブトオキシド0.08重量部を反応容器に入れ、加熱
溶融させた後、メタノールを除去してエステル交換を行
い、反応開始から約4時間かけて220℃まで昇温し、
メタノールの留出が完了した後、245℃まで昇温しな
がら760mmHgから3mmHg以下となるまで減圧
し約4時間重縮合を行った。得られた熱可塑性ポリエス
テルエラストマーの組成および物性値を第2表に示した
。なお、反応容器に入れた際の仕込み組成を第1表に示
した。
ンジオール38.7重量部、ビスフェノールAエチレン
オキサイド付加物14.2重量部、数平均分子量100
0のポリオキシテトラメチレングリコール214.6重
量部、無水トリメリット酸0.16重量部とチタンテト
ラブトオキシド0.08重量部を反応容器に入れ、加熱
溶融させた後、メタノールを除去してエステル交換を行
い、反応開始から約4時間かけて220℃まで昇温し、
メタノールの留出が完了した後、245℃まで昇温しな
がら760mmHgから3mmHg以下となるまで減圧
し約4時間重縮合を行った。得られた熱可塑性ポリエス
テルエラストマーの組成および物性値を第2表に示した
。なお、反応容器に入れた際の仕込み組成を第1表に示
した。
【0026】比較例1
ジメチルテレフタレート61.4重量部、1,4−ブタ
ンジオール17.1重量部、数平均分子量1000のポ
リオキシテトラメチレングリコール253.1重量部と
チタンテトラブトオキシド0.06重量部を反応容器に
入れ、加熱溶融させた後、メタノールを除去してエステ
ル交換を行い、反応開始から約4時間かけて220℃ま
で昇温し、メタノールの留出が完了した後、245℃ま
で昇温しながら760mmHgから3mmHg以下とな
るまで減圧し約4時間重縮合を行った。得られた熱可塑
性ポリエステルエラストマーの組成および物性値を第2
表に示した。なお、反応容器に入れた際の仕込み組成を
第1表に示した。
ンジオール17.1重量部、数平均分子量1000のポ
リオキシテトラメチレングリコール253.1重量部と
チタンテトラブトオキシド0.06重量部を反応容器に
入れ、加熱溶融させた後、メタノールを除去してエステ
ル交換を行い、反応開始から約4時間かけて220℃ま
で昇温し、メタノールの留出が完了した後、245℃ま
で昇温しながら760mmHgから3mmHg以下とな
るまで減圧し約4時間重縮合を行った。得られた熱可塑
性ポリエステルエラストマーの組成および物性値を第2
表に示した。なお、反応容器に入れた際の仕込み組成を
第1表に示した。
【0027】比較例2
ナフタレンジカルボン酸ジメチル158.1重量部、1
,4−ブタンジオール39重量部、ビスフェノールAエ
チレンオキサイド付加物150.5重量部、数平均分子
量1000のポリオキシテトラメチレングリコール19
.4重量部、とチタンテトラブトオキシド0.05重量
部を反応容器に入れ、加熱溶融させ、メタノールを除去
してエステル交換を行い、反応開始から約4時間かけて
220℃まで昇温し、メタノールの留出が完了した後、
245℃まで昇温しながら760mmHgから3mmH
g以下となるまで減圧し約4時間重縮合を行った。 得られた熱可塑性ポリエステルエラストマーの組成およ
び物性値を第2表に示した。なお、反応容器に入れた際
の仕込み組成を第1表に示した。
,4−ブタンジオール39重量部、ビスフェノールAエ
チレンオキサイド付加物150.5重量部、数平均分子
量1000のポリオキシテトラメチレングリコール19
.4重量部、とチタンテトラブトオキシド0.05重量
部を反応容器に入れ、加熱溶融させ、メタノールを除去
してエステル交換を行い、反応開始から約4時間かけて
220℃まで昇温し、メタノールの留出が完了した後、
245℃まで昇温しながら760mmHgから3mmH
g以下となるまで減圧し約4時間重縮合を行った。 得られた熱可塑性ポリエステルエラストマーの組成およ
び物性値を第2表に示した。なお、反応容器に入れた際
の仕込み組成を第1表に示した。
【0028】比較例3
ジメチルテレフタレート20.9重量部、ジメチルイソ
フタレート83.8重量部、エチレングリコール17重
量部、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物15
2重量部、数平均分子量1000のポリオキシテトラメ
チレングリコール80.9重量部と酢酸マンガン0.0
5重量部を反応容器に入れ、加熱溶融させた後、発生す
る水分を除去してエステル化を行い、反応開始から約4
時間かけて240℃まで昇温した。次いで、トリメチル
フォスフェート0.03重量部を添加し、10分後に三
酸化アンチモン0.05重量部を添加し、280℃まで
昇温しながら760mmHgから3mmHg以下となる
まで減圧し、280℃で約4時間重縮合を行ったが、反
応の途中から重合度が上がらなくなりエラストマーを得
ることができなかった。なお、反応容器に入れた際の仕
込み組成を第1表に示した。
フタレート83.8重量部、エチレングリコール17重
量部、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物15
2重量部、数平均分子量1000のポリオキシテトラメ
チレングリコール80.9重量部と酢酸マンガン0.0
5重量部を反応容器に入れ、加熱溶融させた後、発生す
る水分を除去してエステル化を行い、反応開始から約4
時間かけて240℃まで昇温した。次いで、トリメチル
フォスフェート0.03重量部を添加し、10分後に三
酸化アンチモン0.05重量部を添加し、280℃まで
昇温しながら760mmHgから3mmHg以下となる
まで減圧し、280℃で約4時間重縮合を行ったが、反
応の途中から重合度が上がらなくなりエラストマーを得
ることができなかった。なお、反応容器に入れた際の仕
込み組成を第1表に示した。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】本発明である実施例1〜5の熱可塑性ポリ
エステルエラストマーは、第2表に示した通り高い伸長
回復率を示し、特に実施例1〜3の熱可塑性ポリエステ
ルエラストマーでは、95%を超える優れた伸長回復率
を示している。また、実施例1〜5の熱可塑性ポリエス
テルエラストマーは、反発弾性率、低温安定性、機械的
強度ならびに透明性にも優れている。これに対して、比
較例1〜3の熱可塑性ポリエステルエラストマーは、い
ずれも60%に満たない伸長回復率しか示さなかった。
エステルエラストマーは、第2表に示した通り高い伸長
回復率を示し、特に実施例1〜3の熱可塑性ポリエステ
ルエラストマーでは、95%を超える優れた伸長回復率
を示している。また、実施例1〜5の熱可塑性ポリエス
テルエラストマーは、反発弾性率、低温安定性、機械的
強度ならびに透明性にも優れている。これに対して、比
較例1〜3の熱可塑性ポリエステルエラストマーは、い
ずれも60%に満たない伸長回復率しか示さなかった。
【0032】
【発明の効果】 本発明の熱可塑性ポリエステルエラ
ストマーは、高い伸長回復率を有するとともに、反発弾
性率、低温安定性、機械的強度ならびに透明性にも優れ
、工業用、食品用、医療用、繊維用等、成形材料や包装
材料あるいは接着剤材料等の広範囲の用途に使用するこ
とができるものである。
ストマーは、高い伸長回復率を有するとともに、反発弾
性率、低温安定性、機械的強度ならびに透明性にも優れ
、工業用、食品用、医療用、繊維用等、成形材料や包装
材料あるいは接着剤材料等の広範囲の用途に使用するこ
とができるものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ジカルボン酸またはそのエステル形成
誘導体と、エチレングリコールまたはブタンジオールを
全ジオール成分中30〜94モル%と、化1で示される
構造のジオールを全ジオール成分中1〜50モル%と、
ポリオキシアルキレングリコールを全ジオール成分中5
〜50モル%からなるとこを特徴とする熱可塑性ポリエ
ステルエラストマー。 【化1】 (式中、Rはエチレン基であり、XおよびYは2≦X+
Y≦6を満足する整数である。) - 【請求項2】 ポリオキシアルキレングリコールの数
平均分子量が300〜20000であることを特徴とす
る請求項1の熱可塑性ポリエステルエラストマー。 - 【請求項3】 化1で示される構造のジオールがビス
フェノールAエチレンオキサイド付加物であることを特
徴とする請求項1の熱可塑性ポリエステルエラストマー
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4833891A JPH04285631A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 熱可塑性ポリエステルエラストマー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4833891A JPH04285631A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 熱可塑性ポリエステルエラストマー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04285631A true JPH04285631A (ja) | 1992-10-09 |
Family
ID=12800621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4833891A Pending JPH04285631A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 熱可塑性ポリエステルエラストマー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04285631A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004058891A1 (en) * | 2002-12-30 | 2004-07-15 | Samyang Corporation | Thermoplastic elastomer resin |
| KR100795169B1 (ko) * | 2004-06-29 | 2008-01-16 | 주식회사 삼양사 | 열가소성 엘라스토머 수지 |
| JP7843337B1 (ja) * | 2024-12-18 | 2026-04-09 | 日華化学株式会社 | 溶融紡糸用ポリエステル系樹脂組成物、ポリエステル系繊維の製造方法、及びポリエステル系繊維 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP4833891A patent/JPH04285631A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004058891A1 (en) * | 2002-12-30 | 2004-07-15 | Samyang Corporation | Thermoplastic elastomer resin |
| US7157525B2 (en) | 2002-12-30 | 2007-01-02 | Samyang Corporation | Thermoplastic elastomer resin |
| KR100795169B1 (ko) * | 2004-06-29 | 2008-01-16 | 주식회사 삼양사 | 열가소성 엘라스토머 수지 |
| JP7843337B1 (ja) * | 2024-12-18 | 2026-04-09 | 日華化学株式会社 | 溶融紡糸用ポリエステル系樹脂組成物、ポリエステル系繊維の製造方法、及びポリエステル系繊維 |
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