JPH04286911A - パッシブ型オートフォーカス装置用測距装置 - Google Patents

パッシブ型オートフォーカス装置用測距装置

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JPH04286911A
JPH04286911A JP7576291A JP7576291A JPH04286911A JP H04286911 A JPH04286911 A JP H04286911A JP 7576291 A JP7576291 A JP 7576291A JP 7576291 A JP7576291 A JP 7576291A JP H04286911 A JPH04286911 A JP H04286911A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被写体からの光を受
けて該被写体までの距離を測定し、該測定結果に基づい
て撮影レンズが合焦するように焦点を調節するパッシブ
型オートフォーカス装置の、被写体までの距離を測定す
るための測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オートフォーカス装置は、カメラなどの
撮影距離を自動的に測定し、その測距結果に基づいて撮
影レンズを調節してピントを合わせる装置で、このオー
トフォーカス装置によって誰もが写真撮影をより手軽に
楽しめるようになった。このオートフォーカス装置には
種々の形式のものが開発されているが、主なものとして
三角測量法による測距法がある。この三角測量法による
ものに、カメラに設けられた受光センサで被写体からの
光を受けて撮影距離を測定するパッシブ型のものがある
【0003】この種のパッシブ型測距装置のうちには2
個の受光センサを配設したものがある。この2個の受光
センサからなる測距装置では、2つの被写体が存在する
場合の測定結果からは被写体の存在態様が2通りに考え
られることになってしまい、確実な測距を行なえずピン
トのずれた画像となってしまうおそれがある。
【0004】このため、確実な測距を行なって鮮明な画
像を得ることができるように、本願出願人は3個の受光
素子列からなる測距機構を既に提案した(特願平1−1
77382号)。この測距機構による測距原理を図17
と図18に基づいて説明する。測距機構は基準受光セン
サ1と第1受光センサ2、第2受光センサ3とからなり
、これら受光センサ1、2、3は、それぞれ結像レンズ
1a、2a、3aと受光素子列1b、2b、3bとから
構成され、被写体像が結像レンズ1a、2a、3aを透
過して受光素子列1b、2b、3b上に結像するように
してある。また、図17は1つの被写体Pが存在する場
合を示している。そして、基準となる受光素子列1bに
よって検出された被写体Pの輝度分布に関する出力信号
P0 の、基準受光センサ1の光軸T0 からの変位量
をx0 、第1受光素子列2bによって検出された被写
体Pの輝度分布に関する出力信号P1 の、第1受光セ
ンサ2の光軸T1 からの変位量をx1 、第2受光素
子列3bによって検出された被写体Pの輝度分布に関す
る出力信号P2 の、第2受光センサ3の光軸T2 か
らの変位量をx2 とする。これらの変位量x0、x1
、x2 は、受光素子列1b、2b、3bによって検出
された被写体像の輝度分布に関する位相差を表わす。そ
して、光軸T0、T1、T2 のそれぞれの間隔をB、
結像レンズ1a、2a、3aと受光素子列1b、2b、
3bの受光面との間隔をA、結像レンズ1a、2a、3
aから被写体Pまでの距離をLp、光軸T0から被写体
Pまでの距離をXとすると、三角測量の原理から、
【数1】X=x0*Lp/A となる。また、光軸T0 を基準にして出力信号の像が
現われた方向の符号を含めて、
【数2】−x1={(B−X)/Lp}*A
【数3】x
2={(B+X)/Lp}*Aとなる。これら数2式、
数3式のそれぞれに、数1式を代入すれば、
【数4】x1=−{(B/Lp)*A}+x0
【数5】
x2=(B/Lp)*A+x0となる。
【0005】数4式と数5式とを比較すると、x1、x
2はそれぞれx0 を基準として、
【数6】(B/Lp)*A=Xp だけずれていることが分る。したがって、このXp を
求めることにより、
【数7】Lp=A*B/Xp を算出することができる。
【0006】そして、上記Xp を求める操作を図18
に基づいて説明する。(a)は2つの被写体P、Qから
の光を受けた受光素子列1b、2b、3bの被写体像の
輝度分布に関する出力信号を、基準となる出力信号P0
、Q0と比較したもので、(a)に示す状態から(b)
に示すように、出力信号P0、P1、P2が一致するま
で出力信号P1、P2の波形をずらせば、そのずらし量
が上記Xpとなる。すなわちこのときP1とP2 のず
らし量は等しくなるのであるから、受光素子列2bの出
力信号と受光素子列3bの出力信号とを等しい距離だけ
ずらして、3つの信号の波形が一致したとき、これら3
つの信号の波形が同じ被写体Pに関する情報となるので
ある。次に(C)に示すように、出力信号Q1、Q2が
出力信号Q0 と一致する状態までずらせば、該ずらし
量がXqとなる。
【0007】上述のようにして求められた上記Xp、X
qから前記数7式により、被写体P、Qまでの距離Lp
、Lqが求められることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の測距操作を原理に従って実行すると、基準受光
素子列1bの出力信号と第1受光素子列2bの出力信号
との相関関係を演算し、次いで基準受光素子列1bの出
力信号と第2受光素子列3bの出力信号との相関関係を
演算して、これら基準受光素子列1b、第1受光素子列
2b、第2受光素子列3bの波形の一致を検出すること
になるから、相関演算が多くなって信号処理時間が長く
なってしまう。そのため、測距に要する時間が長くなり
、被写体が動的なものである場合にはピントがずれて撮
影され、画像が不鮮明なものとなってしまうおそれが生
じる。
【0009】そこで、この発明は、3つの受光センサを
有し、信号処理を短時間で行なうことができ、極力鮮明
な画像を得ることができるようにした測距装置を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的のため、この
発明に係るパッシブ型オートフォーカス装置用測距装置
は、被写体の輝度分布を捕捉する3つの受光センサと、
上記それぞれの受光センサの出力信号の2次差分を算出
する2次差分演算回路と、上記それぞれの2次差分演算
回路の出力信号のゼロクロス点を検出するゼロクロス検
出回路と、上記それぞれのゼロクロス検出回路によって
得られたゼロクロス挙動信号をアドレスが指定されて記
憶するゼロクロスメモリ回路と、上記それぞれのゼロク
ロスメモリ回路に記憶されたゼロクロス挙動信号を比較
してこれらの一致を検出する一致検出回路と、該一致検
出回路によって一致検出された距離データをアドレスが
指定されてメモリするデータメモリ回路とからなり、上
記3つの受光センサのうちの1つを基準とし該基準の受
光センサから得られたゼロクロス挙動信号に対して、他
の2つの受光センサから得られたゼロクロス挙動信号を
順次スライドさせてこれらのゼロクロス挙動信号の一致
を上記一致検出回路により検出するとともに、上記ゼロ
クロスメモリ回路のアドレスを適宜数の測距領域に分割
し、該測距領域における上記一致検出回路によって一致
検出されたデータのうちの1つのデータを選択し、該1
つのデータを上記データメモリ回路の一の距離データの
アドレスデータとすることを特徴としている。
【0011】
【作用】上記受光センサを構成する受光素子列によって
被写体輝度分布に応じた出力電圧が得られ、この出力電
圧の2次差分分布はゼロレベルを境に挙動する。この挙
動のゼロクロス点は、被写体の同一部分に関する輝度分
布に対しては上記3つの受光センサについて所定の基準
部分から適宜ずれた状態で等しくなる。
【0012】このずれた量は、上記一致検出回路でゼロ
クロス挙動の信号波形をスライドさせて検出すればスラ
イド量として得られることになる。
【0013】そして、このスライド量から三角測量法に
よって被写体までの距離を算出することができる。
【0014】また、測距領域から選択される距離データ
を近距離にある被写体のデータとすれば、近距離優先の
オートフォーカス装置とすることができる。
【0015】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて、この発明
に係るオートフォーカス装置用測距装置を具体的に説明
する。
【0016】受光センサ10、20、30は適宜数の画
素を並設した受光素子列からなるラインセンサと結像レ
ンズとが組合わされて構成されており、図2に示すよう
にカメラの前面には3つの結像レンズ10a、20a、
30a が配設され、被写体から発せられた光はこれら
の結像レンズ10a、20a、30a を透過して後方
に配設されたラインセンサ10b、20b、30b に
結像する。これら受光センサ10、20、30はそれぞ
れ中央部センサ10、右側センサ20、左側センサ30
とされており、右側センサ20と左側センサ30のそれ
ぞれの光軸20c、30cは中央部センサ10の光軸1
0cを中心として対称の位置にある。また、上記ライン
センサ10b、20b、30b はそれぞれ中央部ライ
ンセンサ10b、右側ラインセンサ20b、左側ライン
センサ30b としてある。
【0017】上記ラインセンサ10b、20b、30b
 には、図1に示すように、各別にセンサドライバ11
、21、31からの駆動信号が入力され、ラインセンサ
10b、20b、30b は該駆動信号に基づいて被写
体からの光の捕捉を開始する。また、これらセンサドラ
イバ11、21、31は駆動制御信号線40a によっ
て制御回路40に接続され、制御回路40から出力され
る駆動制御信号によって制御される。
【0018】他方上記ラインセンサ10b、20b、3
0b の出力端子には、図1に示すように、それぞれ2
次差分演算回路12、22、32が接続されており、該
2次差分演算回路12、22、32によってそれぞれの
ラインセンサ10b、20b、30b で得られた被写
体の輝度分布信号の2次差分を演算する。これら2次差
分演算回路12、22、32は図3に示すようにライン
センサ10b、20b、30b のそれぞれの画素の出
力信号Vinを、サンプルホールド回路12a、12b
、12c、12d、12e によってシフトしながら順
次サンプルホールドし、適宜な値の抵抗を介してオペア
ンプ12f により、
【数8】   Vout =(R2/R1)*(Vin(n−2)
−2*Vin(n−1)+Vin(n))を演算するこ
とにより、2次差分を求める。なお、この2次差分演算
回路12、22、32におけるタイムチャートを図4に
示してある。また、図7に示すように、被写体輝度は同
図(a)に示す分布波形をしており、その1次差分波形
と2次差分波形とをそれぞれ(b)、(c)に示してあ
る。
【0019】上記2次差分演算回路12、22、32の
出力信号は、図1に示すように、それぞれゼロクロス検
出回路13、23、33に入力されており、2次差分演
算回路12、22、32で得られた2次差分のゼロクロ
ス点を検出する。 図5に示すように、このゼロクロス検出回路13(23
、33)のコンパレータ13a の入力端子に2次差分
演算回路12(22、32)の出力信号Vinが入力さ
れ、基準端子は接地されている。コンパレータ13a 
の出力側にはフリップフロップ13b、13cが接続さ
れ、これらの出力信号がAND回路13d、13eに入
力され、さらにこれらの出力信号がOR回路13f に
入力されている。そして、図6のタイムチャートに示す
ように2次差分演算回路12の出力信号Vinがパルス
φ1に同期して入力され、該出力信号Vinがゼロレベ
ルと交差して符号が変化した状態にある場合に、フリッ
プフロップ13b、13cのクロックパルスφ2に同期
してゼロクロス信号がZEROパルスとして出力される
【0020】上記ゼロクロス検出回路13、23、33
によって得られたゼロクロス挙動の信号波形が、それぞ
れゼロクロスメモリ回路14、24、34に入力されて
記憶される。 このとき、ゼロクロス挙動はそれぞれのラインセンサ1
0b、20b、30b の画素位置に対応してアドレス
演算回路15、25、35から出力されるアドレスと対
応して記憶される。すなわち、アドレス演算回路15、
25、35には第1カウンタ50のカウント信号(CO
UNTER1)が入力され順次インクリメントしながら
、中央部メモリ回路14では、
【数9】ADDRESS=COUNTER1−S右側メ
モリ回路24では、
【数10】ADDRESS=COUNTER1−S左側
メモリ回路34では、
【数11】ADDRESS=COUNTER1に従って
各画素に応じてそれぞれのアドレスに記憶される。なお
、数9式と数10式中のSは定数である。
【0021】また、上記アドレス演算回路25、35に
は第2カウンタ60のカウント信号(COUNTER2
)が入力されており、該第2カウンタ60および前記第
1カウンタ50は制御回路40の出力信号に基づいてカ
ウントアップとリセットとが行なわれる。この第2カウ
ンタ60は、後述するように、ゼロクロスメモリ回路2
4、34からデータの読み出しを行なう場合にアドレス
をインクリメントする。また、アドレス演算回路15、
25、35には制御回路40からアドレス処理情報が入
力され、該アドレス処理情報に基づいてアドレス演算回
路15、25、35からゼロクロスメモリ回路14、2
4、34に対して所定の書込み信号と読み出し信号とが
出力される。
【0022】そして、上記ゼロクロスメモリ回路14、
24、34の出力側には一致検出回路70が接続されて
おり、該一致検出回路70の出力側は制御回路40に接
続されている。
【0023】また、第1カウンタ50のカウント信号は
データメモリ回路80のアドレスポート81に入力され
、第2カウンタ60のカウント信号は該データメモリ回
路80の距離データポート82に入力されている。さら
に第1カウンタ50と第2カウンタ60のカウント信号
は、いずれも制御回路40に入力されている。また、制
御回路40からデータメモリ回路80に対してデータメ
モリ信号が出力され、該信号に基づいてアドレスデータ
と距離データとがデータメモリ回路80に記憶される。
【0024】次に図8および図9に基づいて、被写体の
輝度情報のメモリの書き込みと読み出しの手順を説明す
る。
【0025】測距が開始されるとラインセンサ10b、
20b、30b に電荷が蓄積され(ステップ801)
、第2カウンタ60がリセットされる(ステップ802
)とともに第1カウンタ50がリセットされる(ステッ
プ803)。そして、各ラインセンサ10b、20b、
30bの1画素に対応したデータを読み出して(ステッ
プ804 )、読み出されたデータをゼロクロスメモリ
回路14、24、34に書き込む(ステップ805 )
。なお、ステップ804とステップ805との間でゼロ
クロス検出が実行される。次いでステップ806 に進
んで全画素について読み出しが完了したか否かを第1カ
ウンタ50の値により判断し、読み出されていない場合
にはステップ807 に進んで第1カウンタ50をカウ
ントアップしたのちステップ804 に戻って1画素読
み出しとゼロクロスメモリ回路14、24、34への書
き込みが行なわれる(ステップ805 )。そしてゼロ
クロスメモリ回路14、24、34にデータが書き込ま
れる際には、第1カウンタ50のカウント信号に基づい
てアドレス演算回路15、25、35からアドレスを指
定されてメモリされる。このとき、メモリされるアドレ
スは、前記数9式、数10式、数11式に従って指定さ
れる。なお、アドレスが負の場合には書き込みは行なわ
れない。
【0026】全画素について読み出しが終了して前記ス
テップ806 の判定がYESとなれば、ステップ90
1 (図9)に進んで第1カウンタ50をリセットする
。そして、ゼロクロスメモリ回路14、24、34から
メモリを読み出し(ステップ902 )、一致検出回路
70にて中央部ゼロクロスメモリ回路14と右側ゼロク
ロスメモリ回路24、左側ゼロクロスメモリ回路34の
データが一致するか否かを判断する(ステップ903 
)。データが一致している場合にはステップ904 に
進んで、当該時における、第1カウンタ50のカウント
信号(COUNTER1)の数値をアドレスデータとし
て、第2カウンタ60のカウンタ信号(COUNTER
2)の数値を距離データとして、それぞれデータメモリ
回路80に書き込む。このとき距離データが書き込まれ
るアドレスには、後述するようにゼロクロスメモリ回路
14、24、34の適宜数のアドレスに対して1つのア
ドレスが割り当てられる。ステップ903 の判定がN
Oである場合にはステップ905に進んで、中央部ライ
ンセンサ10bの有効な全画素に対応したメモリデータ
(基準データ)の読み出しが完了したか否かを第1カウ
ンタ50の値により判断し、完了していない場合にはス
テップ906 に進んで第1カウンタ50をカウントア
ップしたのちステップ902に戻ってステップ905ま
でを実行する。
【0027】基準データの読み出しが完了したならばス
テップ905からステップ907に進んで、中央部ゼロ
クロスメモリ回路14のデータに対して右側と左側のゼ
ロクロスメモリ回路24、34のデータが規定量シフト
されて上記ステップ901からステップ905までが実
行(シフト読み出し)されたか否かを第2カウンタ60
の値により判断する(ステップ907 )。シフト読み
出しが完了していない場合には、第2カウンタ60をカ
ウントアップしてステップ901に戻り、ステップ90
2からステップ905 を繰り返す。 そして、シフト読み出しが完了した場合にはステップ9
09 に進む。
【0028】このステップ901からステップ908ま
でにおけるメモリデータの読み出しは、アドレス演算回
路15、25、35によって、前記数9式、数10式、
数11式に対応して、中央部ゼロクロスメモリ回路14
からは、
【数12】ADDRESS=COUNTER1
右側ゼロクロスメモリ回路24からは、
【数13】 ADDRESS=COUNTER1+COUNTER2
左側ゼロクロスメモリ回路34からは、
【数14】   ADDRESS=COUNTER1+S−COUN
TER2に従って読み出される。このときの書き込みア
ドレスと読み出しアドレスとの関係を図10および図1
1を参照して説明する。
【0029】図10(a)は第2カウンタ60のカウン
ト信号が0(COUNTER2=0)のときを示し、こ
のとき第1カウンタ50を0から(W−1)までインク
リメントしながら(ステップ906)、ラインセンサ1
0b、20b、30bの各画素に対応したアドレスにメ
モリされたデータを比較してそれらのデータの一致を検
出する。したがって、COUNTER2=0のときには
、中央部ラインセンサ10b と右側ラインセンサ20
b の画素ではアドレスが0から(W−1)までインク
リメントされ、左側ラインセンサ30b の画素ではア
ドレスがSから(S+W−1)までインクリメントされ
る。次いで第2カウンタ60をインクリメントし(ステ
ップ908 )、第2カウンタ60のカウンタ信号を1
(COUNTER2=1)とした状態で、第1カウンタ
50を0から(W−1)までインクリメントしながら(
ステップ906 )、ラインセンサ10b、20b、3
0b の各画素に対応したアドレスにメモリされたデー
タを比較してそれらのデータの一致を検出する。したが
って、COUNTER2=1のときには、中央部ライン
センサ10b に対してはアドレスが0から(W−1)
まで、右側ラインセンサ20bに対しては1からWまで
、左側ラインセンサ30bに対しては(S−1)から(
S+W−2)までインクリメントされる。すなわち、右
側ゼロクロスメモリ回路24と左側ゼロクロスメモリ回
路34のメモリデータが、中央部ゼロクロスメモリ回路
14のメモリデータに対して1画素ずつずれて一致検出
が行なわれることになる。
【0030】そして、第2カウンタ60をインクリメン
トしながら(ステップ908 )、第2カウンタ60の
カウント信号がCOUNTER2=Sとなるまで、一致
検出が繰り返される。なお、図11(a)はCOUNT
ER=S−1のときを示し、図11(b)はCOUNT
ER2=Sのときを示している。
【0031】すなわち、ゼロクロスメモリ回路14、2
4、34のメモリデータがゼロクロス点に関して一致し
たときの第2カウンタ60の値が、前記数6式における
ずれ量Xp に相当する。そして、このずれ量がステッ
プ904 においてデータメモリ回路80に距離データ
としてメモリされることになる。
【0032】メモリされる距離データのアドレスデータ
(第1カウンタ50の数値)とゼロクロスデータのアド
レスとの関係を図12ないし図14に従って説明する。 図12(b)に示すように、ラインセンサ10b、20
b、30b の各画素、0から(W−1)に対してゼロ
クロスデータが書込まれるアドレスは0から(W−1)
が対応し、このゼロクロスデータのアドレスに対して、
距離データのアドレスは0から(W/4−1)が対応し
ている。すなわち、ゼロクロスデータのアドレスのうち
連続した4つのアドレスに対して、距離データのアドレ
スにおいては1つのアドレスが割当てられている。した
がって、第1カウンタ50の出力では、図13(b)に
示すように、ゼロクロスデータのアドレス指定のビット
数よりも2つ少ないビット数で距離データのアドレスが
指定されることになり、しかも下位側の2つのビットを
省いて上位ビット側から出力されてアドレスが指定され
ることになる。
【0033】これに対して、図12(a)に示すように
ゼロクロスデータのアドレスと距離データのアドレスと
が1対1に対応している場合には、第1カウンタ50の
出力ビット数も、図13(a)に示すようにゼロクロス
データのアドレス指定のためのビット数と距離データの
アドレス指定のためのビット数とが同数となる。すなわ
ち、複数のアドレスに係るゼロクロスデータを1つの測
距領域とし、これに1つのアドレスからなる距離データ
を割当てることによりメモリ容量を少なくすることがで
きる。
【0034】そして、ゼロクロスデータの一致検出が行
なわれると、距離データのメモリにおけるアドレスデー
タが最新の情報に書換えられることになり、4つのアド
レスからなる一の測距領域において、距離データとして
1つのアドレスデータが得られる。この場合に、前述し
たように、第2カウンタ60が0からSまでカウントア
ップされるため、距離データは無限遠から近距離に移行
しながら取得されることになり、アドレスデータに関す
る上記最新の情報は近距離側のデータが取得されること
になる。したがって、一の測距領域に関して近距離優先
のオートフォーカス装置となる。
【0035】すなわち、被写体の輝度分布に関しては、
図14(a)に示すように、ラインセンサ10b、20
b、30b の各画素についてデータが取得される。こ
れに対し、被写体までの距離の演算のためには、図14
(b)に示すように、画素数よりも少ない数の距離デー
タで処理されることになる。
【0036】前記ステップ907 で所定のシフト読み
出しの完了が判定されたならばステップ909に進み、
ステップ904でデータメモリ回路80に書き込まれた
距離データが図示しない撮影レンズ駆動装置に出力され
て、撮影レンズが所定の位置まで移動して被写体に合焦
することになる。
【0037】次に、図15および図16に示す実施例に
ついて説明する。なお、図1および図2に示す実施例と
同じ部分については同じ符号を付してある。
【0038】受光センサ10、20、30は適宜数の画
素を並設した受光素子列からなる1本のラインセンサと
3つの結像レンズとが組合わされて構成されており、図
16に示すようにカメラの前面には3つの結像レンズ1
0a、20a、30a が配設され、被写体から発せら
れた光はこれらの結像レンズ10a、20a、30a 
を透過して後方に配設されたラインセンサ8の対応する
部分に結像する。したがって、ラインセンサ8は3つの
部分に分割されて構成され、それぞれラインセンサ中央
部10b 、ラインセンサ右部20b、ラインセンサ左
部30bとしてある。またこれら受光センサ10、20
、30はそれぞれ中央部センサ10、右側センサ20、
左側センサ30とされており、右側センサ20と左側セ
ンサ30のそれぞれの光軸20c、30cは中央部セン
サ10の光軸10c を中心として対称の位置にある。
【0039】上記ラインセンサ8には、図15に示すよ
うに、センサドライバ11からの駆動信号が入力され、
ラインセンサ8は該駆動信号に基づいて被写体からの光
の捕捉を開始する。また、センサドライバ11は駆動制
御信号線40a によって制御回路40に接続され、制
御回路40から出力される駆動制御信号によって制御さ
れる。
【0040】他方上記ラインセンサ8の出力端子には、
図15に示すように、2次差分演算回路12が接続され
ており、該2次差分演算回路12によってラインセンサ
8で得られた被写体の輝度分布信号の2次差分を演算す
る。この2次差分演算回路12は前述した図3に示すも
のと同様である。
【0041】上記2次差分演算回路12の出力信号は、
ゼロクロス検出回路13に入力されており、2次差分演
算回路12で得られた2次差分のゼロクロス点を検出す
る。このゼロクロス検出回路13の構成は、前述した図
5および図6のものと同様である。
【0042】上記ゼロクロス検出回路13によって得ら
れたゼロクロス挙動の信号波形が、ラインセンサ中央部
10bに対応した部分とラインセンサ右部20bに対応
した部分、ラインセンサ30b に対応した部分とに分
割されて、各別にそれぞれゼロクロスメモリ回路14、
24、34に入力されて記憶される。このときゼロクロ
ス挙動は、ラインセンサ8の右部20bと左部30bで
は画素位置に対応してアドレス演算回路25、35から
出力されるアドレスと対応して記憶され、ラインセンサ
中央部10b では第1カウンタ50のカウント信号(
COUNTER1)に応じて記憶される。すなわち、ア
ドレス演算回路25、35には第1カウンタ50のカウ
ント信号(COUNTER1)が入力され、中央部メモ
リ回路14にはカウント信号(COUNTER1)が入
力されて順次インクリメントしながら、中央部メモリ回
路14では、
【数15】ADDRESS=COUNTER1右側メモ
リ回路24では、
【数16】ADDRESS=COUNTER1左側メモ
リ回路34では、
【数17】ADDRESS=COUNTER1に従って
各画素に応じてそれぞれのアドレスに記憶される。
【0043】また、上記アドレス演算回路25、35に
は第2カウンタ60のカウント信号(COUNTER2
)が入力されており、該第2カウンタ60および前記第
1カウンタ50は制御回路40の出力信号に基づいてカ
ウントアップとリセットとが行なわれる。この第2カウ
ンタ60は、前述と同様に、ゼロクロスメモリ回路24
、34からデータの読み出しを行なう場合にアドレスを
インクリメントする。また、アドレス演算回路25、3
5には制御回路40からアドレス処理情報が入力され、
該アドレス処理情報に基づいてアドレス演算回路25、
35からゼロクロスメモリ回路24、34に対して所定
の書込み信号と読み出し信号とが出力される。
【0044】そして、上記ゼロクロスメモリ回路14、
24、34の出力側には一致検出回路70が接続されて
おり、該一致検出回路70の出力側は制御回路40に接
続されている。
【0045】また、第1カウンタ50のカウント信号は
データメモリ回路80のアドレスポート81に入力され
、第2カウンタ60のカウント信号は該データメモリ回
路80の距離データポート82に入力されている。さら
に第1カウンタ50と第2カウンタ60のカウント信号
は、いずれも制御回路40に入力されている。また、制
御回路40からデータメモリ回路80に対してデータメ
モリ信号が出力され、該信号に基づいてアドレスデータ
と距離データとがデータメモリ回路80に記憶される。
【0046】すなわち、この図15および図16に示す
実施例では、3つの受光センサ10、20、30が1本
のラインセンサ8を3つに分割して構成されており、こ
れに応じて被写体輝度分布の2次差分演算回路12とゼ
ロクロス検出回路13も1組備えているものである。こ
のため、部品点数が減じられる。
【0047】そして、ゼロクロスメモリ回路14、24
、34から、それぞれ前記数12式、数13式、数14
式に従ってデータが読み出され、図9のフローチャート
に示す手順が実行されて、データが比較されて一致が検
出される。
【0048】そして、距離データとしてデータメモリ回
路80に記憶される場合には、前述の図12(b)、図
13(b)、図14(b)に示すように、メモリデータ
の複数のアドレスに対して距離データの1つのアドレス
が割り当てられる。したがって、一の測距領域内で所定
の距離データが選択されてメモリされることになる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るパッ
シブ型オートフォーカス装置用測距装置によれば、3つ
のラインセンサで被写体輝度を捕捉しそのデータから2
次差分を演算し、該2次差分のゼロクロス点を特徴点と
してそのゼロクロスデータを記憶し、3つのうちの1つ
を基準のゼロクロスデータとして他の2つのゼロクロス
データを順次1画素ずつずらしながら3つのデータがゼ
ロクロス点に関して一致するか否かを比較して、一致し
たときのずらし量を距離データとして被写体までの距離
を演算するようにしたから、相関演算して距離データを
求めるものに比べて演算処理速度が速くなる。このため
、動的な被写体を確実に捕捉して素早いピント合わせを
行なうことができる。
【0050】また、ゼロクロスデータのアドレスを適宜
に分割した測距領域に関して、該測距領域の1つのデー
タを距離データに割り当てるため、距離データのメモリ
容量を少なくすることができる。
【0051】加えて、2次差分のゼロクロスデータを比
較するものであるため、ラインセンサ上の被写体輝度分
布のパターンに依存することがないから、高精度に距離
データを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】このパッシブ型オートフォーカス装置用測距装
置の回路ブロック図である。
【図2】受光センサの概略の構造を示す側面図である。
【図3】ラインセンサの出力から2次差分を演算する2
次差分演算回路の回路図である。
【図4】図3の回路におけるタイムチャートである。
【図5】2次差分演算回路によって求められた2次差分
信号からゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路の
回路図である。
【図6】図5の回路におけるタイムチャートである。
【図7】被写体輝度分布とそれに対する1次差分と2次
差分を示す図である。
【図8】ラインセンサから得られたデータをゼロクロス
メモリ回路に書き込む手順を示すフローチャートである
【図9】ゼロクロスメモリ回路に記憶されたデータの一
致を検出するために、該ゼロクロスメモリ回路から所定
のデータを読み出す手順を示すフローチャートである。
【図10】ゼロクロスメモリ回路に記憶されたデータを
読み出して比較する際の操作手順を説明する図である。
【図11】ゼロクロスメモリ回路に記憶されたデータを
読み出して比較する際の操作手順を説明する図である。
【図12】ラインセンサの画素とゼロクロスデータのア
ドレスと距離データのアドレスとの関係を示す説明図で
あり、(a)はゼロクロスデータの1つのアドレスに対
して距離データの1つのアドレスを割り当てた場合、(
b)はゼロクロスデータの4つのアドレスに対して距離
データの1つのアドレスを割り当てた場合をそれぞれ示
している。
【図13】ゼロクロスデータのメモリのアドレスに利用
されるビット数と距離データのメモリのアドレスに利用
されるビット数との関係を示すもので、(a)はゼロク
ロスデータの1つのアドレスに対して距離データの1つ
のアドレスを割り当てた場合、(b)はゼロクロスデー
タの4つのアドレスに対して距離データの1つのアドレ
スを割り当てた場合をそれぞれ示している。
【図14】カメラを被写体に向けて距離データを取得す
る際の距離データのメモリ状態を示すもので、(a)は
ラインセンサ上の画素の配列を示し、(b)はゼロクロ
スデータの適宜数のアドレスに対して距離データの1つ
のアドレスを割り当てた場合をそれぞれ示している。
【図15】この発明の他の実施例に係るパッシブ型オー
トフォーカス装置用測距装置の回路ブロック図である。
【図16】他の実施例に係る受光センサの概略の構造を
示す側面図である。
【図17】測距原理を示す光路図である。
【図18】測距原理に基づいて測定手順を説明するため
の図で、受光素子列で検出される被写体像の輝度分布に
関する信号図である。
【符号の説明】
10  受光センサ 20  受光センサ 30  受光センサ 10a  結像レンズ 20a  結像レンズ 30a  結像レンズ 10b  中央部ラインセンサ 20b  右側ラインセンサ 30b  左側ラインセンサ 11、21、31  センサドライバ 12、22、32  2次差分演算回路13、23、3
3  ゼロクロス検出回路14、24、34  ゼロク
ロスメモリ回路15、25、35  アドレス演算回路
40  制御回路 50  第1カウンタ 60  第2カウンタ 70  一致検出回路 80  データメモリ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被写体の輝度分布を捕捉する3つの受
    光センサと、上記それぞれの受光センサの出力信号の2
    次差分を算出する2次差分演算回路と、上記それぞれの
    2次差分演算回路の出力信号のゼロクロス点を検出する
    ゼロクロス検出回路と、上記それぞれのゼロクロス検出
    回路によって得られたゼロクロス挙動信号をアドレスが
    指定されて記憶するゼロクロスメモリ回路と、上記それ
    ぞれのゼロクロスメモリ回路に記憶されたゼロクロス挙
    動信号を比較してこれらの一致を検出する一致検出回路
    と、該一致検出回路によって一致検出された距離データ
    をアドレスが指定されてメモリするデータメモリ回路と
    からなり、上記3つの受光センサのうちの1つを基準と
    し該基準の受光センサから得られたゼロクロス挙動信号
    に対して、他の2つの受光センサから得られたゼロクロ
    ス挙動信号を順次スライドさせてこれらのゼロクロス挙
    動信号の一致を上記一致検出回路により検出するととも
    に、上記ゼロクロスメモリ回路のアドレスを適宜数の測
    距領域に分割し、該測距領域における上記一致検出回路
    によって一致検出されたデータのうちの1つのデータを
    選択し、該1つのデータを上記データメモリ回路の一の
    距離データのアドレスデータとすることを特徴とするパ
    ッシブ型オートフォーカス装置用測距装置。
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