JPH04287732A - 車両の能動型騒音制御装置 - Google Patents
車両の能動型騒音制御装置Info
- Publication number
- JPH04287732A JPH04287732A JP3048091A JP4809191A JPH04287732A JP H04287732 A JPH04287732 A JP H04287732A JP 3048091 A JP3048091 A JP 3048091A JP 4809191 A JP4809191 A JP 4809191A JP H04287732 A JPH04287732 A JP H04287732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noise
- vehicle
- frequency detector
- sound
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の車室に伝達され
た騒音を、ラウドスピーカ等の制御音源から放射させた
制御音との干渉により低減させる能動型騒音制御装置に
係り、特に、ランダムで広帯域の周波数成分を含むロー
ドノイズ(タイヤノイズ)を低減させるのに好適な能動
型騒音制御装置に関する。
た騒音を、ラウドスピーカ等の制御音源から放射させた
制御音との干渉により低減させる能動型騒音制御装置に
係り、特に、ランダムで広帯域の周波数成分を含むロー
ドノイズ(タイヤノイズ)を低減させるのに好適な能動
型騒音制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の能動型騒音制御装置とし
ては、例えば英国公開特許公報2149614号記載の
ものが知られている。この従来装置は、航空機の客室や
これに類する車室等の閉空間に適用されるもので、閉空
間内に固定設置され該位置での音圧を検出する複数のマ
イクロホンと、閉空間に二次音を放射する複数のラウド
スピーカと、閉空間の外部に位置するエンジン等の単一
の騒音源の周波数f0 〜fn を検出する周波数検出
器と、複数のマイクロホンの検出信号及び周波数検出器
の検出信号に基づき、複数のラウドスピーカを駆動させ
る信号処理器とを備えている。信号処理器は、複数のマ
イクロホンの検出信号Pn (n=1,2,…,m)、
即ち音圧の二乗和P: を評価関数として、この評価関数Pを最小とするように
、最急降下法の一つであるLMS法等を用いて各スピー
カの適応制御を行っている。
ては、例えば英国公開特許公報2149614号記載の
ものが知られている。この従来装置は、航空機の客室や
これに類する車室等の閉空間に適用されるもので、閉空
間内に固定設置され該位置での音圧を検出する複数のマ
イクロホンと、閉空間に二次音を放射する複数のラウド
スピーカと、閉空間の外部に位置するエンジン等の単一
の騒音源の周波数f0 〜fn を検出する周波数検出
器と、複数のマイクロホンの検出信号及び周波数検出器
の検出信号に基づき、複数のラウドスピーカを駆動させ
る信号処理器とを備えている。信号処理器は、複数のマ
イクロホンの検出信号Pn (n=1,2,…,m)、
即ち音圧の二乗和P: を評価関数として、この評価関数Pを最小とするように
、最急降下法の一つであるLMS法等を用いて各スピー
カの適応制御を行っている。
【0003】これにより、ラウドスピーカから放射され
る二次音と騒音源から伝達した一次音とが干渉して各観
測位置における残留騒音を低減するようにしている。こ
のように本従来装置は、その対象とする騒音を同期的騒
音(車両について言えば、例えばエンジン回転に同期し
たこもり音)とし、周波数検出器(車両について言えば
、クランク軸の一回転毎に所定数のパルスを出力するク
ランク角パルス検出器)からの基準入力信号を加工して
スピーカ駆動信号を生成しているから、一個の周波数検
出器を一箇所に設置する構成で済んだ。
る二次音と騒音源から伝達した一次音とが干渉して各観
測位置における残留騒音を低減するようにしている。こ
のように本従来装置は、その対象とする騒音を同期的騒
音(車両について言えば、例えばエンジン回転に同期し
たこもり音)とし、周波数検出器(車両について言えば
、クランク軸の一回転毎に所定数のパルスを出力するク
ランク角パルス検出器)からの基準入力信号を加工して
スピーカ駆動信号を生成しているから、一個の周波数検
出器を一箇所に設置する構成で済んだ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置を、
車両のロードノイズの低減に適用する場合を考える。ロ
ードノイズは、タイヤが路面の起伏に接触することに因
って発生する振動が懸架装置、車体メンバー、そして車
体床面を経て乗員耳位置に不快音として伝搬した音であ
り、不規則で幅広い周波数成分を含むと共に、車速が高
いほど大きくなるという特徴を有している。さらに、各
車輪部が音源になっているため、ロードノイズには相互
に無相関に発生した音が含まれるという特殊性がある。
車両のロードノイズの低減に適用する場合を考える。ロ
ードノイズは、タイヤが路面の起伏に接触することに因
って発生する振動が懸架装置、車体メンバー、そして車
体床面を経て乗員耳位置に不快音として伝搬した音であ
り、不規則で幅広い周波数成分を含むと共に、車速が高
いほど大きくなるという特徴を有している。さらに、各
車輪部が音源になっているため、ロードノイズには相互
に無相関に発生した音が含まれるという特殊性がある。
【0005】このため、このようなロードノイズ低減に
上述した従来装置を適用した場合、一輪位置の振動と車
室内運転席の耳位置での音圧との相関性が低く、その任
意の一輪位置に対する周波数検出器の出力基準信号を用
いただけでは、乗員の耳位置におけるロードノイズの低
減効果が必ずしも充分でないという問題がある。
上述した従来装置を適用した場合、一輪位置の振動と車
室内運転席の耳位置での音圧との相関性が低く、その任
意の一輪位置に対する周波数検出器の出力基準信号を用
いただけでは、乗員の耳位置におけるロードノイズの低
減効果が必ずしも充分でないという問題がある。
【0006】そのため、ロードノイズの低減効果を上げ
ようとすると、通常車両の場合、最低でも各輪毎に周波
数検出器を設け、その4チャンネルの基準入力を用い、
検出精度の向上を図る構成が考えられる。さらに、各検
出位置のX,Y,Z軸方向別々に振動周波数検出器を設
け、合計12チャンネルの検出構成として、夫々につい
て個別の制御を行う構成が考えられる。しかし、それら
の多チャンネルの構成では、システム全体が大形化し、
演算処理の負荷も増え、製造コストが高くなるという問
題が生じる。
ようとすると、通常車両の場合、最低でも各輪毎に周波
数検出器を設け、その4チャンネルの基準入力を用い、
検出精度の向上を図る構成が考えられる。さらに、各検
出位置のX,Y,Z軸方向別々に振動周波数検出器を設
け、合計12チャンネルの検出構成として、夫々につい
て個別の制御を行う構成が考えられる。しかし、それら
の多チャンネルの構成では、システム全体が大形化し、
演算処理の負荷も増え、製造コストが高くなるという問
題が生じる。
【0007】本発明は、従来装置のそのような問題に鑑
みてなされたもので、且つ、車両のロードノイズを良好
に低減させ、且つ、騒音の基準周波数の検出構成を簡単
化して、装置の大形化を回避することを、その目的とす
る。
みてなされたもので、且つ、車両のロードノイズを良好
に低減させ、且つ、騒音の基準周波数の検出構成を簡単
化して、装置の大形化を回避することを、その目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、請求項1記載の発明は、路面及び車輪間の騒音源から
騒音が伝達される車室に制御音を発生可能な制御音源と
、前記騒音源の発生騒音の周波数を検出する周波数検出
器と、前記車室内の所定受音点における音圧を検出する
騒音検出手段と、この騒音検出手段の検出値と前記周波
数検出器の検出値とに基づき、上記騒音検出手段の検出
値が最小となるように前記制御音源を駆動させるコント
ローラとを備え、前記周波数検出器を、車両及びパワー
トレーンを支持する剛性の高いメンバーの、各輪から等
距離の位置又はその近傍に設けている。
、請求項1記載の発明は、路面及び車輪間の騒音源から
騒音が伝達される車室に制御音を発生可能な制御音源と
、前記騒音源の発生騒音の周波数を検出する周波数検出
器と、前記車室内の所定受音点における音圧を検出する
騒音検出手段と、この騒音検出手段の検出値と前記周波
数検出器の検出値とに基づき、上記騒音検出手段の検出
値が最小となるように前記制御音源を駆動させるコント
ローラとを備え、前記周波数検出器を、車両及びパワー
トレーンを支持する剛性の高いメンバーの、各輪から等
距離の位置又はその近傍に設けている。
【0009】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の構成におけるメンバーを、騒音源に連結された複数の
高剛性の棒状部材が各輪からほぼ等距離の一点で結合さ
せた構造を含むものとし、周波数検出器をその結合点の
位置に設ける構成とした。
の構成におけるメンバーを、騒音源に連結された複数の
高剛性の棒状部材が各輪からほぼ等距離の一点で結合さ
せた構造を含むものとし、周波数検出器をその結合点の
位置に設ける構成とした。
【0010】
【作用】本発明では、周波数検出器を設置しているメン
バーの剛性は、その他の例えば床パネル等に比べて高い
ため、各輪で発生したロードノイズの振動は早い速度で
検出器位置まで伝達し、4輪の発生振動が重なり合った
状態で周波数検出器により検知される。これにより、各
輪毎にロードノイズを検出する4チャンネルの構成が不
要になるから、装置を大形化させないで済む。そして、
制御音源から放射した制御音に拠って、振動の伝達速度
の遅い床パネルからの大パワーの放射音(即ち騒音の大
部分を成す音)を良好に低減させることができる。
バーの剛性は、その他の例えば床パネル等に比べて高い
ため、各輪で発生したロードノイズの振動は早い速度で
検出器位置まで伝達し、4輪の発生振動が重なり合った
状態で周波数検出器により検知される。これにより、各
輪毎にロードノイズを検出する4チャンネルの構成が不
要になるから、装置を大形化させないで済む。そして、
制御音源から放射した制御音に拠って、振動の伝達速度
の遅い床パネルからの大パワーの放射音(即ち騒音の大
部分を成す音)を良好に低減させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面の図1乃
至図4に基づき説明する。本実施例は車両として普通乗
用車を用い、ロードノイズ(タイヤノイズ)を低減させ
るものである。
至図4に基づき説明する。本実施例は車両として普通乗
用車を用い、ロードノイズ(タイヤノイズ)を低減させ
るものである。
【0012】図1において、2は車体フロアー、4は車
輪、6は車体2及び車輪4間のサスペンションを夫々示
し、8はこの車両に搭載された能動型騒音制御装置を示
す。ここで、路面及び車輪4間の接触が騒音源となる。
輪、6は車体2及び車輪4間のサスペンションを夫々示
し、8はこの車両に搭載された能動型騒音制御装置を示
す。ここで、路面及び車輪4間の接触が騒音源となる。
【0013】能動型騒音制御装置8は、騒音源からの騒
音の周波数を基準信号として検出する周波数検出器10
と、車室に設置される騒音検出手段としてのマイクロホ
ン12と、車両の所定位置に設置されるコントローラ1
4と、制御音源としてのラウドスピーカ16とを備えて
いる。周波数検出器10は例えば振動センサで構成され
、車体フロアー2のセンターコンソール2aと中央部の
フロント・クロスメンバー20とのほぼ交点位置Aにお
ける、クロスメンバー20上に設置され、その検出信号
xをコントローラ14に出力する。なお、その設置位置
Aは4輪からみてほぼ等距離の位置であり、またフロン
ト・クロスメンバー20は両サイドのサイドメンバー2
1に結合されている。
音の周波数を基準信号として検出する周波数検出器10
と、車室に設置される騒音検出手段としてのマイクロホ
ン12と、車両の所定位置に設置されるコントローラ1
4と、制御音源としてのラウドスピーカ16とを備えて
いる。周波数検出器10は例えば振動センサで構成され
、車体フロアー2のセンターコンソール2aと中央部の
フロント・クロスメンバー20とのほぼ交点位置Aにお
ける、クロスメンバー20上に設置され、その検出信号
xをコントローラ14に出力する。なお、その設置位置
Aは4輪からみてほぼ等距離の位置であり、またフロン
ト・クロスメンバー20は両サイドのサイドメンバー2
1に結合されている。
【0014】マイクロホン12は例えばシートのヘッド
・レスト部近傍に設置され、感知した音圧に応じた信号
Pをコントローラに供給する。さらに、コントローラ1
4は、検出信号x,Pに基づき、例えば、前述した最急
降下法の一つであるLMS法を用いて評価関数を最小と
するスピーカ駆動信号SXを演算し、この信号SXをラ
ウドスピーカ16に出力する。ラウドスピーカ16は、
車室の例えばフロントダッシュ等の位置で車室に開口し
て設置されており、コントローラ16から供給されるス
ピーカ駆動信号SXを受けて制御音(相殺音)を発生さ
せる。図1中,EAは基準となる乗員の耳位置、即ち受
音点である。
・レスト部近傍に設置され、感知した音圧に応じた信号
Pをコントローラに供給する。さらに、コントローラ1
4は、検出信号x,Pに基づき、例えば、前述した最急
降下法の一つであるLMS法を用いて評価関数を最小と
するスピーカ駆動信号SXを演算し、この信号SXをラ
ウドスピーカ16に出力する。ラウドスピーカ16は、
車室の例えばフロントダッシュ等の位置で車室に開口し
て設置されており、コントローラ16から供給されるス
ピーカ駆動信号SXを受けて制御音(相殺音)を発生さ
せる。図1中,EAは基準となる乗員の耳位置、即ち受
音点である。
【0015】なお、図1のフロアー構造は、図2に示す
一般のモノコックボディ22において、図3に示すパワ
ートレーン(動力伝達機構)24を結合したものである
。その際、パワートレーン24は必ず剛性の高い方法で
サイドメンバー21,フロント・クロスメンバー20に
結合される。
一般のモノコックボディ22において、図3に示すパワ
ートレーン(動力伝達機構)24を結合したものである
。その際、パワートレーン24は必ず剛性の高い方法で
サイドメンバー21,フロント・クロスメンバー20に
結合される。
【0016】ここで、アクティブ騒音制御が可能である
ことを説明する。まず、アクティブ騒音制御が可能とな
る前提条件として、騒音源(タイヤ位置)から耳位置E
Aまでの信号伝達時間よりも、騒音源からコントローラ
14,ラウドスピーカ16を経由して耳位置EAに至る
信号伝達時間の方が短いことが必要である。
ことを説明する。まず、アクティブ騒音制御が可能とな
る前提条件として、騒音源(タイヤ位置)から耳位置E
Aまでの信号伝達時間よりも、騒音源からコントローラ
14,ラウドスピーカ16を経由して耳位置EAに至る
信号伝達時間の方が短いことが必要である。
【0017】騒音源から耳位置EAに達する振動音響伝
達時間は下記式により見積もることができる。即ち、振
動音響の縦波の伝達速度Ct及び横波の伝達速度Cyは
、 Ct=E/ρ Cy=(E・I/(A・ρ))1/4 ・ω1/2 で
ほぼ表される。E:縦弾性係数、I:断面二次モーメン
ト、ρ:部材の密度、A:部材の断面積、ω:角速度(
=2πf)である。
達時間は下記式により見積もることができる。即ち、振
動音響の縦波の伝達速度Ct及び横波の伝達速度Cyは
、 Ct=E/ρ Cy=(E・I/(A・ρ))1/4 ・ω1/2 で
ほぼ表される。E:縦弾性係数、I:断面二次モーメン
ト、ρ:部材の密度、A:部材の断面積、ω:角速度(
=2πf)である。
【0018】そこで、部材をスチールとし、車体構造に
使われる代表的な部材について横波の伝達速度を計算す
ると、図4に示したようになる。同図中,曲線aは中空
角柱(50×53mm)、曲線bは丸棒(20mm径)
、曲線cは板(300×300×6mm)のものである
。これらの結果から、剛性の高い部材(ここの例では中
空角柱)の伝達速度は、剛性の低い部材(ここの例では
丸棒,板)に比べ、著しく早くなり、また周波数が高く
なるほど、その速度も早くなることが分かる。なお、縦
波は周波数に拠らず一定値(約5000m/s)となる
が、実験によると、そのエネルギは小さく、ロードノイ
ズとしては殆ど無視できる。
使われる代表的な部材について横波の伝達速度を計算す
ると、図4に示したようになる。同図中,曲線aは中空
角柱(50×53mm)、曲線bは丸棒(20mm径)
、曲線cは板(300×300×6mm)のものである
。これらの結果から、剛性の高い部材(ここの例では中
空角柱)の伝達速度は、剛性の低い部材(ここの例では
丸棒,板)に比べ、著しく早くなり、また周波数が高く
なるほど、その速度も早くなることが分かる。なお、縦
波は周波数に拠らず一定値(約5000m/s)となる
が、実験によると、そのエネルギは小さく、ロードノイ
ズとしては殆ど無視できる。
【0019】今度は、伝達時間を考える。図4のデータ
を基にして、150Hzの音が図1における各点に伝達
する時間を算定してみる。音源の一つである前輪の位置
から1.5m離れた、周波数検出器10の設置位置Aま
での伝達時間は前記式より約5msecであり、これに
対して、音源から1.5m(サイドメンバー21部分が
1.2m、パネル2b部分が0.3m)離れた、床パネ
ル2bの中央位置Bまでの伝達時間は約10msecと
なる。つまり、床パネル2bは剛性が低く、伝達速度が
遅いため、高剛性の構造体であるメンバー21,20だ
けから成る経路を辿った設置位置Aには、B点よりも約
5msec早く伝搬する。なお、大きなエネルギの音を
発するのは、メンバー20,21では無く、広い面を持
ちしかも振動振幅の大きな床パネル2bの方である。
を基にして、150Hzの音が図1における各点に伝達
する時間を算定してみる。音源の一つである前輪の位置
から1.5m離れた、周波数検出器10の設置位置Aま
での伝達時間は前記式より約5msecであり、これに
対して、音源から1.5m(サイドメンバー21部分が
1.2m、パネル2b部分が0.3m)離れた、床パネ
ル2bの中央位置Bまでの伝達時間は約10msecと
なる。つまり、床パネル2bは剛性が低く、伝達速度が
遅いため、高剛性の構造体であるメンバー21,20だ
けから成る経路を辿った設置位置Aには、B点よりも約
5msec早く伝搬する。なお、大きなエネルギの音を
発するのは、メンバー20,21では無く、広い面を持
ちしかも振動振幅の大きな床パネル2bの方である。
【0020】この結果、能動型騒音制御装置8は、フロ
ント・クロスメンバー20の振動をモニタしてからラウ
ドスピーカ16に制御音を出させるまでに約5msec
の時間的余裕があるから、充分、アクティブ騒音制御が
可能になる。
ント・クロスメンバー20の振動をモニタしてからラウ
ドスピーカ16に制御音を出させるまでに約5msec
の時間的余裕があるから、充分、アクティブ騒音制御が
可能になる。
【0021】次に、本実施例の作用効果を説明する。路
面とタイヤとの間で発生したノイズ振動は、サスペンシ
ョン6を介して車体メンバー21,20及び車体フロア
ー2に伝達した後(図1中の矢印参照)、その振動が騒
音(ロードノイズ)となって車室に放射される。
面とタイヤとの間で発生したノイズ振動は、サスペンシ
ョン6を介して車体メンバー21,20及び車体フロア
ー2に伝達した後(図1中の矢印参照)、その振動が騒
音(ロードノイズ)となって車室に放射される。
【0022】この際、ノイズ振動は床パネル2bを伝わ
るよりも、メンバー21,20を伝わる方が早く、この
早く伝達して来た振動が周波数検出器10によって検知
され、その検知信号xがコントローラ14に出力される
。コントローラ14は検知信号xに基づいてスピーカ駆
動信号SXを演算し、これをラウドスピーカ16に出力
するから、ラウドスピーカ16からロードノイズを低減
させ得る制御音が適度な位相タイミングで発せられる。
るよりも、メンバー21,20を伝わる方が早く、この
早く伝達して来た振動が周波数検出器10によって検知
され、その検知信号xがコントローラ14に出力される
。コントローラ14は検知信号xに基づいてスピーカ駆
動信号SXを演算し、これをラウドスピーカ16に出力
するから、ラウドスピーカ16からロードノイズを低減
させ得る制御音が適度な位相タイミングで発せられる。
【0023】これと並行して、遅れて床パネル2bに到
達したノイズ振動は、床パネル2bからパワーの大きな
ロードノイズとして車室に放射される。そこで、乗員の
耳位置EAには、主に、床パネル2bから放射されたロ
ードノイズ(横波)とこれを低減させる制御音とが到達
し、乗員にとって聞こえるロードノイズは減少する。こ
の減少した残留音は、さらにマイクロホン12によって
検知され、この残留音が更に減少するようにコントロー
ラ14がラウドスピーカ16を駆動させる。この結果、
乗員に聞こえるロードノイズは最小となる。
達したノイズ振動は、床パネル2bからパワーの大きな
ロードノイズとして車室に放射される。そこで、乗員の
耳位置EAには、主に、床パネル2bから放射されたロ
ードノイズ(横波)とこれを低減させる制御音とが到達
し、乗員にとって聞こえるロードノイズは減少する。こ
の減少した残留音は、さらにマイクロホン12によって
検知され、この残留音が更に減少するようにコントロー
ラ14がラウドスピーカ16を駆動させる。この結果、
乗員に聞こえるロードノイズは最小となる。
【0024】このように本実施例では、ノイズ振動の伝
達速度の早い高剛性のメンバー位置であって、且つ、4
輪からほぼ等距離の単一の位置Aでノイズ振動の周波数
を検出してアクティブ騒音制御を行っている。このため
、各サスペンション6毎に各輪のロードノイズの周波数
を検出する検出器を設けなくても、各輪のノイズ振動を
合成(総和)した状態で検出できる。したがって、4チ
ャンネルの検出構成としてシステムを大形,複雑化させ
る必要が無く、簡単な構成で済み、それであって効率的
な騒音制御ができる。
達速度の早い高剛性のメンバー位置であって、且つ、4
輪からほぼ等距離の単一の位置Aでノイズ振動の周波数
を検出してアクティブ騒音制御を行っている。このため
、各サスペンション6毎に各輪のロードノイズの周波数
を検出する検出器を設けなくても、各輪のノイズ振動を
合成(総和)した状態で検出できる。したがって、4チ
ャンネルの検出構成としてシステムを大形,複雑化させ
る必要が無く、簡単な構成で済み、それであって効率的
な騒音制御ができる。
【0025】さらに、前記検出点Aは部材の剛性が高い
ため、車体の剛性振動や弾性振動の影響を受けるが、そ
れらの振動によって発生する低周波数の成分も周波数検
出器10によって一緒に検知される。このため、同一の
騒音制御装置8がそのような低周波数の成分に対しても
低減効果を発揮させ、その低周波数振動に起因した不快
音を同時に減少させてしまう利点もある。さらにまた、
大きな車室内空洞共鳴が発生したことにより車体が加振
された場合でも、周波数検出器10が検出点Aにおける
振動を、共鳴による振動を重畳させた状態で検知するか
ら、その共鳴に起因した騒音に対してもアクティブに低
減が成される。
ため、車体の剛性振動や弾性振動の影響を受けるが、そ
れらの振動によって発生する低周波数の成分も周波数検
出器10によって一緒に検知される。このため、同一の
騒音制御装置8がそのような低周波数の成分に対しても
低減効果を発揮させ、その低周波数振動に起因した不快
音を同時に減少させてしまう利点もある。さらにまた、
大きな車室内空洞共鳴が発生したことにより車体が加振
された場合でも、周波数検出器10が検出点Aにおける
振動を、共鳴による振動を重畳させた状態で検知するか
ら、その共鳴に起因した騒音に対してもアクティブに低
減が成される。
【0026】なお、前述した伝達時間の算出により、周
波数検出器10の位置が約0.5m程度違っても、それ
による遅れ又は進みは、約1msec程度で済む。この
ため、乗員の着座位置を考慮して、4輪からの等距離位
置よりは若干、前寄りの位置に周波数検出器10を設置
するとしてもよい。
波数検出器10の位置が約0.5m程度違っても、それ
による遅れ又は進みは、約1msec程度で済む。この
ため、乗員の着座位置を考慮して、4輪からの等距離位
置よりは若干、前寄りの位置に周波数検出器10を設置
するとしてもよい。
【0027】続いて、その他の実施例を図5及び図6を
用いて説明する。図5に示す車体のフレーム構造30は
、周囲形フレームと呼ばれる、クロスメンバーが無い構
造のもので、やはり低周波の不快騒音を発生する。この
ような場合も、X状にメンバーとしての高剛性のバー3
2,32を掛け渡し、そのクロスする点を各輪からほぼ
等距離に位置に設定する。そして、そのクロス点に図6
に示す如く、振動を検出する周波数検出器34を接続し
、各輪からのロードノイズ振動を合成した状態で検出で
きるようにする。その他の構成は前記実施例と同じであ
る。このようにクロスメンバーが無い場合でも、高剛性
のバー32,32の増設によって、フレーム構造30の
周囲の、高い剛性部分の振動を、早い伝達速度のまま検
出器34に伝えることができ、前記実施例と同等の作用
効果を得ることができる。
用いて説明する。図5に示す車体のフレーム構造30は
、周囲形フレームと呼ばれる、クロスメンバーが無い構
造のもので、やはり低周波の不快騒音を発生する。この
ような場合も、X状にメンバーとしての高剛性のバー3
2,32を掛け渡し、そのクロスする点を各輪からほぼ
等距離に位置に設定する。そして、そのクロス点に図6
に示す如く、振動を検出する周波数検出器34を接続し
、各輪からのロードノイズ振動を合成した状態で検出で
きるようにする。その他の構成は前記実施例と同じであ
る。このようにクロスメンバーが無い場合でも、高剛性
のバー32,32の増設によって、フレーム構造30の
周囲の、高い剛性部分の振動を、早い伝達速度のまま検
出器34に伝えることができ、前記実施例と同等の作用
効果を得ることができる。
【0028】なお、本発明における車体メンバーは、上
述したものの他、例えばリヤクロスメンバーやシート据
え付け用のメンバーであってもよい。
述したものの他、例えばリヤクロスメンバーやシート据
え付け用のメンバーであってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、基準信号として
の騒音周波数を検出する周波数検出器一個を、車両及び
パワートレーンを支持する剛性の高いメンバーの、各輪
から等距離の位置又はその近傍に設けるとしたため、ノ
イズ振動が周波数検出器に到達するまでの所要時間は、
メンバーの剛性が高いことに拠って短く、しかも、その
周波数検出器一個で4輪が路面との間で発生するロード
ノイズを合成した状態で検出できるという、ロードノイ
ズにとっては理想的な検出位置となり、1チャンネルの
簡単な検出構成に拠って4輪のロードノイズを効率良く
低減させることができる。これによって、ロードノイズ
を低減させんがため、4輪に対する4チャンネルの検出
機構を設けて装置を大形化,複雑化させるという状態を
回避でき、製造コストの増加を抑えると共に、良好なロ
ードノイズ低減効果を得ることができる。
の騒音周波数を検出する周波数検出器一個を、車両及び
パワートレーンを支持する剛性の高いメンバーの、各輪
から等距離の位置又はその近傍に設けるとしたため、ノ
イズ振動が周波数検出器に到達するまでの所要時間は、
メンバーの剛性が高いことに拠って短く、しかも、その
周波数検出器一個で4輪が路面との間で発生するロード
ノイズを合成した状態で検出できるという、ロードノイ
ズにとっては理想的な検出位置となり、1チャンネルの
簡単な検出構成に拠って4輪のロードノイズを効率良く
低減させることができる。これによって、ロードノイズ
を低減させんがため、4輪に対する4チャンネルの検出
機構を設けて装置を大形化,複雑化させるという状態を
回避でき、製造コストの増加を抑えると共に、良好なロ
ードノイズ低減効果を得ることができる。
【0030】さらに、車体の剛性振動及び弾性振動に起
因した低い周波数の振動、並びに、大きな車室内空洞共
鳴に起因した振動に対しても、合わせて低減効果を発揮
できるという二次的な効果も得られる。
因した低い周波数の振動、並びに、大きな車室内空洞共
鳴に起因した振動に対しても、合わせて低減効果を発揮
できるという二次的な効果も得られる。
【図1】本発明の一実施例を示す一部ブロック化した構
成図である。
成図である。
【図2】乗用車のモノコックボディを示す斜視図である
。
。
【図3】パワートレーンを示す斜視図である。
【図4】横波と振動周波数との関係を、剛性の異なる部
材をパラメータにとって示すグラフである。
材をパラメータにとって示すグラフである。
【図5】本発明のその他の実施例に係るフレーム構造の
斜視図である。
斜視図である。
【図6】図5の実施例における周波数検出器の取付状況
を示す部分拡大図である。
を示す部分拡大図である。
2 車体フロアー
4 車輪
8 能動型騒音制御装置
10 周波数検出器
12 マイクロホン
14 コントローラ
16 ラウドスピーカ
20 クロスメンバー
21 サイドメンバー
32 高剛性バー
34 周波数検出器
Claims (2)
- 【請求項1】 路面及び車輪間の騒音源から騒音が伝
達される車室に制御音を発生可能な制御音源と、前記騒
音源の発生騒音の周波数を検出する周波数検出器と、前
記車室内の所定受音点における音圧を検出する騒音検出
手段と、この騒音検出手段の検出値と前記周波数検出器
の検出値とに基づき、上記騒音検出手段の検出値が最小
となるように前記制御音源を駆動させるコントローラと
を備え、前記周波数検出器を、車両及びパワートレーン
を支持する剛性の高いメンバーの、各輪から等距離の位
置又はその近傍に設けたことを特徴とする車両の能動型
騒音制御装置。 - 【請求項2】 前記メンバーは、騒音源に連結された
複数の高剛性の棒状部材が各輪からほぼ等距離の一点で
結合させた構造を含み、前記周波数検出器はその結合点
の位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の車両の
能動型騒音制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3048091A JPH04287732A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 車両の能動型騒音制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3048091A JPH04287732A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 車両の能動型騒音制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04287732A true JPH04287732A (ja) | 1992-10-13 |
Family
ID=12793648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3048091A Pending JPH04287732A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 車両の能動型騒音制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04287732A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006335136A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Nissan Motor Co Ltd | 能動振動騒音制御装置 |
| WO2015132937A1 (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-11 | 三菱電機株式会社 | 消音装置 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP3048091A patent/JPH04287732A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006335136A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Nissan Motor Co Ltd | 能動振動騒音制御装置 |
| WO2015132937A1 (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-11 | 三菱電機株式会社 | 消音装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP4165626B1 (en) | In-seat active noise cancellation system for moving vehicles | |
| EP2956929B1 (en) | Forward speaker noise cancellation in a vehicle | |
| CN110111764B (zh) | 车辆及其降噪方法和降噪装置 | |
| EP3850618B1 (en) | Silent zone generation | |
| JP2011057000A (ja) | 音響共鳴装置 | |
| JPH04273B2 (ja) | ||
| JP2530779B2 (ja) | 騒音低減装置 | |
| JP2014065375A (ja) | 能動型消音装置 | |
| JPH04287732A (ja) | 車両の能動型騒音制御装置 | |
| JP3435729B2 (ja) | 車両の能動消音装置 | |
| US6150733A (en) | Method and device for influencing an impression which is subjectively perceived by an occupant of a vehicle, in particular of a passenger car, when the vehicle is being operated | |
| JP2016124528A (ja) | 車室内騒音制御装置 | |
| JPH03228097A (ja) | 振動制御装置 | |
| JPH08328570A (ja) | キャブオーバ車のキャブ内の騒音低減装置 | |
| JPH05173581A (ja) | 車両用騒音制御装置 | |
| JP3499574B2 (ja) | 能動型騒音制御装置 | |
| JP2005117588A (ja) | 二輪車用音響システム | |
| JPH08292771A (ja) | 車両用能動騒音制御装置 | |
| JPH07199954A (ja) | 車体パネルの振動抑制装置 | |
| JP3154744B2 (ja) | 車両用騒音制御装置 | |
| JPH04342296A (ja) | 能動型不快波制御装置 | |
| JP2000020073A (ja) | 消音装置 | |
| JPH05281980A (ja) | 低騒音シート装置 | |
| KR102911025B1 (ko) | 차량용 음향 시스템 및 이의 음향 출력 방법 | |
| JPH10333687A (ja) | 車室内騒音低減装置 |