JPH04288504A - 偏光フィルムの製造方法 - Google Patents
偏光フィルムの製造方法Info
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- JPH04288504A JPH04288504A JP5257791A JP5257791A JPH04288504A JP H04288504 A JPH04288504 A JP H04288504A JP 5257791 A JP5257791 A JP 5257791A JP 5257791 A JP5257791 A JP 5257791A JP H04288504 A JPH04288504 A JP H04288504A
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Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶表示装置等に用
いられる、耐久性に優れ、寸法安定性の高い偏光フィル
ムの製造方法に関する。
いられる、耐久性に優れ、寸法安定性の高い偏光フィル
ムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種OA機器類、自動車及び機械
計器類、家電機器等に多量の液晶表示装置が用いられ、
これに伴い液晶表示装置の液晶セルに積層して用いられ
る偏光フィルムの需要がますます増加すると共に、温度
や湿度についてより苛酷な環境条件に耐える耐久性の高
い偏光フィルムが望まれている。
計器類、家電機器等に多量の液晶表示装置が用いられ、
これに伴い液晶表示装置の液晶セルに積層して用いられ
る偏光フィルムの需要がますます増加すると共に、温度
や湿度についてより苛酷な環境条件に耐える耐久性の高
い偏光フィルムが望まれている。
【0003】従来、代表的な偏光フィルムとして、ポリ
ビニルアルコール系樹脂フィルムを主材とするものが知
られており、これは通常、ポリビニルアルコール系樹脂
フィルムを、4倍程度の延伸倍率で延伸し、ヨウ素染色
し、ついで定着剤で処理したのち、さらにその両面に透
明保護層を貼着して製造されている。
ビニルアルコール系樹脂フィルムを主材とするものが知
られており、これは通常、ポリビニルアルコール系樹脂
フィルムを、4倍程度の延伸倍率で延伸し、ヨウ素染色
し、ついで定着剤で処理したのち、さらにその両面に透
明保護層を貼着して製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の偏
光フィルムは、その製造方法に起因して、液晶表示装置
が高い温度や高い湿度にさらされると、収縮を起こし、
液晶セルとの積層界面で剥離したり、発泡を生じたりす
るという欠点がある。特に、使用面積の大きい用途にお
いては、この欠点は著しく、自ずとその適用範囲は制限
されるという問題があった。
光フィルムは、その製造方法に起因して、液晶表示装置
が高い温度や高い湿度にさらされると、収縮を起こし、
液晶セルとの積層界面で剥離したり、発泡を生じたりす
るという欠点がある。特に、使用面積の大きい用途にお
いては、この欠点は著しく、自ずとその適用範囲は制限
されるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明者らは、上記従
来の問題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリ
ビニルアルコール系樹脂フィルムを、一旦所望の延伸倍
率より高い延伸倍率に一軸延伸し、その後収縮緩和させ
て所望の延伸倍率に戻したのち、一定温度で加熱処理す
れば、上記欠点を除去できることを見いだし、この発明
を完成した。
来の問題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリ
ビニルアルコール系樹脂フィルムを、一旦所望の延伸倍
率より高い延伸倍率に一軸延伸し、その後収縮緩和させ
て所望の延伸倍率に戻したのち、一定温度で加熱処理す
れば、上記欠点を除去できることを見いだし、この発明
を完成した。
【0006】すなわち、この発明の偏光フィルムの製造
方法は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを5〜6
倍の延伸倍率で一軸延伸すると共にヨウ素染色する第1
工程と、この染色後のフィルムを第1工程の延伸倍率未
満に収縮緩和させると共に定着剤で処理する第2工程と
、この処理後のフィルムの両面に透明保護フィルムを貼
着して偏光フィルム基材とする第3工程と、該偏光フィ
ルム基材を温度80〜100℃で加熱処理する第4工程
とからなる。
方法は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを5〜6
倍の延伸倍率で一軸延伸すると共にヨウ素染色する第1
工程と、この染色後のフィルムを第1工程の延伸倍率未
満に収縮緩和させると共に定着剤で処理する第2工程と
、この処理後のフィルムの両面に透明保護フィルムを貼
着して偏光フィルム基材とする第3工程と、該偏光フィ
ルム基材を温度80〜100℃で加熱処理する第4工程
とからなる。
【0007】
【発明の細部構成と作用】この発明の偏光フィルムに用
いられるポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、酢酸
ビニル単独重合体、もしくは酢酸ビニルとこれと共重合
可能な少量の不飽和カルボン幕板(3)、オレフィン、
ビニルエーテル等の成分との共重合体をケン化(加水分
解)して得られるポリビニルアルコールを流延法または
ゲル製膜法等によって製膜した、原反厚さが50〜15
0μのフィルムである。
いられるポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、酢酸
ビニル単独重合体、もしくは酢酸ビニルとこれと共重合
可能な少量の不飽和カルボン幕板(3)、オレフィン、
ビニルエーテル等の成分との共重合体をケン化(加水分
解)して得られるポリビニルアルコールを流延法または
ゲル製膜法等によって製膜した、原反厚さが50〜15
0μのフィルムである。
【0008】まず、第1工程では、ポリビニルアルコー
ル系樹脂フィルムを、ヨウ素で染色し、一軸延伸する。 このとき、延伸は、ヨウ素染色の前後及び染色中のいず
れの段階で行ってもよい。
ル系樹脂フィルムを、ヨウ素で染色し、一軸延伸する。 このとき、延伸は、ヨウ素染色の前後及び染色中のいず
れの段階で行ってもよい。
【0009】上記のヨウ素染色は、ポリビニルアルコー
ル系樹脂フィルムを、ヨウ素・ヨウ化カリウム等のヨウ
素化合物の水溶液に接触させることによるが、その方法
は、浸漬法、流下法、スプレー法等のいずれであっても
よい。また、接触時間は2〜5分である。
ル系樹脂フィルムを、ヨウ素・ヨウ化カリウム等のヨウ
素化合物の水溶液に接触させることによるが、その方法
は、浸漬法、流下法、スプレー法等のいずれであっても
よい。また、接触時間は2〜5分である。
【0010】また、延伸は、一般に行われている延伸倍
率が約4倍程度であるのに対し、この発明においてはこ
れを5〜6倍とし、いわゆる過剰の延伸をするものとす
る。延伸倍率が5倍未満であると、偏光フィルムとして
の偏光特性を高めることができないばかりか、後工程に
おける有効な収縮緩和を行えず、また6倍を超えると基
材フィルムの延伸限界を超えて破れを生じ易く実用に供
することができなくなる。従って、好ましくは5.2〜
5.8倍である。延伸方法としては、ロール式延伸法、
テンター式延伸法等が採用できる。なお、延伸の際の温
度は、通常50〜70℃の範囲である。
率が約4倍程度であるのに対し、この発明においてはこ
れを5〜6倍とし、いわゆる過剰の延伸をするものとす
る。延伸倍率が5倍未満であると、偏光フィルムとして
の偏光特性を高めることができないばかりか、後工程に
おける有効な収縮緩和を行えず、また6倍を超えると基
材フィルムの延伸限界を超えて破れを生じ易く実用に供
することができなくなる。従って、好ましくは5.2〜
5.8倍である。延伸方法としては、ロール式延伸法、
テンター式延伸法等が採用できる。なお、延伸の際の温
度は、通常50〜70℃の範囲である。
【0011】つぎに第2工程では、ヨウ素染色されたポ
リビニルアルコール系樹脂フィルムを第1工程の延伸倍
率未満に収縮緩和させると共に定着剤で処理する。この
定着剤の処理は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルム
の耐水性を高め、ポリビニルアルコール系樹脂フィルム
に対するヨウ素の結合を強化して、偏光フィルムの耐久
性を向上させるものである。
リビニルアルコール系樹脂フィルムを第1工程の延伸倍
率未満に収縮緩和させると共に定着剤で処理する。この
定着剤の処理は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルム
の耐水性を高め、ポリビニルアルコール系樹脂フィルム
に対するヨウ素の結合を強化して、偏光フィルムの耐久
性を向上させるものである。
【0012】定着剤としては、ホウ酸、ホウ砂等のホウ
素化合物の水溶液または水−有機溶媒混合液が用いられ
る。この定着剤には、第1工程で用いられるヨウ素化合
物が少量添加されていてもよい。定着剤の処理は、ポリ
ビニルアルコール系樹脂フィルムを定着剤に浸漬する方
法が最も一般的であるが、流下法、スプレー法も採用可
能である。なお、処理の際の温度は通常50〜70℃で
あり、時間は5〜20分である。
素化合物の水溶液または水−有機溶媒混合液が用いられ
る。この定着剤には、第1工程で用いられるヨウ素化合
物が少量添加されていてもよい。定着剤の処理は、ポリ
ビニルアルコール系樹脂フィルムを定着剤に浸漬する方
法が最も一般的であるが、流下法、スプレー法も採用可
能である。なお、処理の際の温度は通常50〜70℃で
あり、時間は5〜20分である。
【0013】そして、この処理において、第1工程で延
伸されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムの緊張を
緩和させて、該フィルムを自己収縮させる。この収縮に
より、第1工程の延伸の反力としてフィルムに生じた内
部応力、ならびに処理中のフィルム膨潤に伴って新たに
発生する内部応力のかなりの部分が解放されることにな
る。なお、この第2工程の収縮緩和による延伸倍率は、
第1工程の延伸倍率つまり5〜6倍未満であるが、好ま
しくは4.5〜5.5倍に設定するのがよい。第3工程
では、第2工程で得られたポリビニルアルコール系樹脂
フィルムの両面に、透明保護フィルムを貼着して、偏光
フィルム基材を得る。この透明保護フィルムには、例え
ばセルロースアセテート系フィルム、ポリエステル系フ
ィルム、アクリル系フィルム、ポリカーボネート系フィ
ルム等の光学的に等方性のフィルムが用いられる。貼着
に用いる接着剤は、例えばケン化されたセルロースアセ
テート系フィルムではポリビニルアルコール等の水溶性
接着剤が、その他のフィルムではウレタン系またはアク
リル系等の接着剤が用いられる。
伸されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムの緊張を
緩和させて、該フィルムを自己収縮させる。この収縮に
より、第1工程の延伸の反力としてフィルムに生じた内
部応力、ならびに処理中のフィルム膨潤に伴って新たに
発生する内部応力のかなりの部分が解放されることにな
る。なお、この第2工程の収縮緩和による延伸倍率は、
第1工程の延伸倍率つまり5〜6倍未満であるが、好ま
しくは4.5〜5.5倍に設定するのがよい。第3工程
では、第2工程で得られたポリビニルアルコール系樹脂
フィルムの両面に、透明保護フィルムを貼着して、偏光
フィルム基材を得る。この透明保護フィルムには、例え
ばセルロースアセテート系フィルム、ポリエステル系フ
ィルム、アクリル系フィルム、ポリカーボネート系フィ
ルム等の光学的に等方性のフィルムが用いられる。貼着
に用いる接着剤は、例えばケン化されたセルロースアセ
テート系フィルムではポリビニルアルコール等の水溶性
接着剤が、その他のフィルムではウレタン系またはアク
リル系等の接着剤が用いられる。
【0014】なお、後の工程における表面の保護をより
確実にするために、粘着剤の塗布されたポリエチレンフ
ィルム等の保護フィルムを、上記の透明保護フィルムの
表面にさらに被覆することは差し支えない。
確実にするために、粘着剤の塗布されたポリエチレンフ
ィルム等の保護フィルムを、上記の透明保護フィルムの
表面にさらに被覆することは差し支えない。
【0015】つぎに、第4工程として、透明保護層を貼
着したポリビニルアルコール系樹脂フィルムを、一定の
温度条件で加熱処理する。この処理は、ポリビニルアル
コール系樹脂フィルムの一軸延伸と収縮緩和による残留
歪を除去して、偏光フィルムの寸法安定性と耐久性を高
めるものである。
着したポリビニルアルコール系樹脂フィルムを、一定の
温度条件で加熱処理する。この処理は、ポリビニルアル
コール系樹脂フィルムの一軸延伸と収縮緩和による残留
歪を除去して、偏光フィルムの寸法安定性と耐久性を高
めるものである。
【0016】加熱処理の温度条件は、前記の如く80〜
100℃であり、80℃未満では加熱処理の効果がなく
、逆に100℃を超えるとポリビニルアルコール系樹脂
フィルムの熱劣化によって変色や変形等の品質低下を招
く。なお、特に好ましい加熱処理温度は85〜95℃の
範囲である。また、加熱時間については厳密に制限され
るものではないが、一般的には20〜180分の範囲が
適当であり、短かすぎては加熱処理の効果が低く、逆に
長すぎてはむしろ変色や変形等の品質低下をまねく傾向
がある。
100℃であり、80℃未満では加熱処理の効果がなく
、逆に100℃を超えるとポリビニルアルコール系樹脂
フィルムの熱劣化によって変色や変形等の品質低下を招
く。なお、特に好ましい加熱処理温度は85〜95℃の
範囲である。また、加熱時間については厳密に制限され
るものではないが、一般的には20〜180分の範囲が
適当であり、短かすぎては加熱処理の効果が低く、逆に
長すぎてはむしろ変色や変形等の品質低下をまねく傾向
がある。
【0017】なお、この加熱処理においては、偏光フィ
ルムの外観品質をより向上させる上で、第3工程より得
られた偏光フィルム基材を予め所定の寸法に切り揃え、
これを平坦かつ平滑な定板上に複数板積み重ね、好まし
くは5kg/cm2 程度の荷重をかけながら加熱する
ことが推奨される。
ルムの外観品質をより向上させる上で、第3工程より得
られた偏光フィルム基材を予め所定の寸法に切り揃え、
これを平坦かつ平滑な定板上に複数板積み重ね、好まし
くは5kg/cm2 程度の荷重をかけながら加熱する
ことが推奨される。
【0018】この発明では、前記の第1〜第3工程では
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの原反を多数のロ
ールを介して走行させつつ連続的に行えるが、各工程を
区切ったバッジ方式も採用可能である。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの原反を多数のロ
ールを介して走行させつつ連続的に行えるが、各工程を
区切ったバッジ方式も採用可能である。
【0019】
【実施例】つぎに、本発明をの実施例を比較例とともに
説明する。
説明する。
【0020】実施例1
平均重合度1500のポリビニルアルコールよりなる厚
さ75μm、巾1100mmの原反フィルムを用い、次
の第1〜第4工程を順次経て偏光フィルムを製造した。
さ75μm、巾1100mmの原反フィルムを用い、次
の第1〜第4工程を順次経て偏光フィルムを製造した。
【0021】<第1工程>原反フィルムを水洗したのち
、ヨウ素0.5重量%、ヨウ化カリウム8重量%からな
る温度68℃の水溶液中に約4分間浸漬し、その間にロ
ール式延伸法により、長手方向に5.2倍の一軸延伸を
行った。
、ヨウ素0.5重量%、ヨウ化カリウム8重量%からな
る温度68℃の水溶液中に約4分間浸漬し、その間にロ
ール式延伸法により、長手方向に5.2倍の一軸延伸を
行った。
【0022】<第2工程>一軸延伸機のフィルムを定着
剤であるホウ酸10重量%からなる温度68℃の水溶液
中に約15分間浸漬し、その間に延伸緩和させ、原反フ
ィルムに対して4.8倍の延伸倍率となるようにしたの
ち、これを乾燥した。
剤であるホウ酸10重量%からなる温度68℃の水溶液
中に約15分間浸漬し、その間に延伸緩和させ、原反フ
ィルムに対して4.8倍の延伸倍率となるようにしたの
ち、これを乾燥した。
【0023】<第3工程>上記定着剤による処理後のフ
ィルムの両面に透明保護層として厚さ80μmのトリア
セチルセルロール製フィルムをポリビニルアルコール系
接着剤にて貼着し、偏光フィルム基材とした。
ィルムの両面に透明保護層として厚さ80μmのトリア
セチルセルロール製フィルムをポリビニルアルコール系
接着剤にて貼着し、偏光フィルム基材とした。
【0024】<第4工程>偏光フィルム基材を、寸法2
00×300mmの長方形に切断したのち、この20枚
を揃えて積み重ねて、平坦かつ平滑な定板上に置き、5
kg/cm2 の荷重を均一にかけながら80℃の加熱
乾燥炉中で120分間加熱処理し、偏光フィルムを得た
。
00×300mmの長方形に切断したのち、この20枚
を揃えて積み重ねて、平坦かつ平滑な定板上に置き、5
kg/cm2 の荷重を均一にかけながら80℃の加熱
乾燥炉中で120分間加熱処理し、偏光フィルムを得た
。
【0025】実施例2〜5、比較例1〜5第1工程にお
けるポリビニルアルコール系樹脂フィルムの延伸倍率、
第2工程終了時の同フィルムの原反フィルムに対する延
伸倍率、第4工程の加熱処理温度、をそれぞれ表1に記
載する数値に設定した以外は、実施例1と同様にして偏
光フィルムを作製した。なお、比較例2については第4
工程の加熱処理を省略した。また比較例5では、第1工
程の延伸時にフィルムが破断したため、以降の第2〜第
4工程に供し得ず、偏光フィルムを作製できなかった。
けるポリビニルアルコール系樹脂フィルムの延伸倍率、
第2工程終了時の同フィルムの原反フィルムに対する延
伸倍率、第4工程の加熱処理温度、をそれぞれ表1に記
載する数値に設定した以外は、実施例1と同様にして偏
光フィルムを作製した。なお、比較例2については第4
工程の加熱処理を省略した。また比較例5では、第1工
程の延伸時にフィルムが破断したため、以降の第2〜第
4工程に供し得ず、偏光フィルムを作製できなかった。
【0026】実施例1〜5及び比較例1〜4で得られた
各偏光フィルムにつき、それぞれフィルム面の平坦性と
偏光性能について調べた。また、これら偏光フィルムを
それより寸法の大きいガラス板面にアクリル系粘着剤を
介して貼り付け、85℃、90%RH(60℃での相対
湿度)の条件下で500時間放置したのち、収縮率と外
観の各項目について評価した。これらの結果を表1に示
す。なお、これら各項目の測定・評価は次のとおりであ
る。
各偏光フィルムにつき、それぞれフィルム面の平坦性と
偏光性能について調べた。また、これら偏光フィルムを
それより寸法の大きいガラス板面にアクリル系粘着剤を
介して貼り付け、85℃、90%RH(60℃での相対
湿度)の条件下で500時間放置したのち、収縮率と外
観の各項目について評価した。これらの結果を表1に示
す。なお、これら各項目の測定・評価は次のとおりであ
る。
【0027】収縮率(%):偏光フィルムの機械方向に
おける評価テスト前後の寸法変化率平坦性:平坦なもの
を○、ややうねりのあるものを×とした。
おける評価テスト前後の寸法変化率平坦性:平坦なもの
を○、ややうねりのあるものを×とした。
【0028】剥がれ:主としてコーナー部分でガラスか
ら剥がれを生じていないものを○、生じているものを×
とした。
ら剥がれを生じていないものを○、生じているものを×
とした。
【0029】発 泡:偏光フィルムとガラスとの接着
剤層に気泡が発生していないものをない○、発生してい
るものを×とした。
剤層に気泡が発生していないものをない○、発生してい
るものを×とした。
【0030】変 色:原反フィルムの色に比べ、変色
していないものを○、変色しているものを×とした。
していないものを○、変色しているものを×とした。
【0031】偏光性能:偏光フィルム2枚を、偏光軸を
互いに平行または直交するように重ねたときの光線透過
度を下記の式で算出したもの。
互いに平行または直交するように重ねたときの光線透過
度を下記の式で算出したもの。
【0032】[(平行透過度−直交透過度)/(平行透
過度+直交透過度)]平行根の百分率
過度+直交透過度)]平行根の百分率
【0033】
【表1】
【0034】表から明らかなように、この発明の実施例
の偏光フィルムはいずれも収縮率が小さく、平坦性に優
れ、外観が良好であり、偏光性能も極めて高いものであ
った。これに対し、比較例1〜3の偏光フィルムは収縮
率が大きく、外観が劣り、また比較例4のものは偏光性
能が劣るものであった。
の偏光フィルムはいずれも収縮率が小さく、平坦性に優
れ、外観が良好であり、偏光性能も極めて高いものであ
った。これに対し、比較例1〜3の偏光フィルムは収縮
率が大きく、外観が劣り、また比較例4のものは偏光性
能が劣るものであった。
【0035】
【発明の効果】この発明方法によれば、ポリビニルアル
コール系樹脂フィルムをヨウ素で染色する第1工程にお
いて一旦所望より高い延伸倍率に一軸延伸し、次いで定
着剤で処理する第2工程において収縮緩和させて所望の
延伸倍率に戻し、さらに最終の第4工程において特定温
度で加熱処理することから、上記フィルムの延伸及び各
処理に伴う残留歪がほぼ完全に除去され、温度や湿度の
高い苛酷な条件下で使用される液晶表示装置等に使用し
ても収縮が極めて小さく、液晶セルとの積層界面での剥
離や発泡を生じず、耐久性及び寸法安定性に著しく優れ
、もって使用面積の大きい用途にも良好に適用でき、ま
た偏光性能の劣化がなく光学的に高い信頼性を具備する
偏光フィルムを提供できる。
コール系樹脂フィルムをヨウ素で染色する第1工程にお
いて一旦所望より高い延伸倍率に一軸延伸し、次いで定
着剤で処理する第2工程において収縮緩和させて所望の
延伸倍率に戻し、さらに最終の第4工程において特定温
度で加熱処理することから、上記フィルムの延伸及び各
処理に伴う残留歪がほぼ完全に除去され、温度や湿度の
高い苛酷な条件下で使用される液晶表示装置等に使用し
ても収縮が極めて小さく、液晶セルとの積層界面での剥
離や発泡を生じず、耐久性及び寸法安定性に著しく優れ
、もって使用面積の大きい用途にも良好に適用でき、ま
た偏光性能の劣化がなく光学的に高い信頼性を具備する
偏光フィルムを提供できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリビニルアルコール系樹脂フィルム
を5〜6倍の延伸倍率で一軸延伸すると共にヨウ素染色
する第1工程と、この染色後のフィルムを第1工程の延
伸倍率未満に収縮緩和させると共に定着剤で処理する第
2工程と、この処理後のフィルムの両面に透明保護フィ
ルムを貼着して偏光フィルム基材とする第3工程と、該
偏光フィルム基材を温度80〜100℃で加熱処理する
第4工程とからなる偏光フィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5257791A JPH04288504A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 偏光フィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5257791A JPH04288504A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 偏光フィルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04288504A true JPH04288504A (ja) | 1992-10-13 |
Family
ID=12918658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5257791A Pending JPH04288504A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 偏光フィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04288504A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0894834A (ja) * | 1994-09-26 | 1996-04-12 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 偏光子 |
| JP2005084506A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 偏光フィルムとその製造方法、偏光板および光学積層体 |
| EP1997624A3 (en) * | 2007-04-13 | 2009-06-03 | MGC Filsheet Co., Ltd. | A multi-layered polarizing sheet, and a non-glaring product and a polarizing sheet for a liquid-crystal display comprising the polarizing sheet |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP5257791A patent/JPH04288504A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0894834A (ja) * | 1994-09-26 | 1996-04-12 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 偏光子 |
| JP2005084506A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 偏光フィルムとその製造方法、偏光板および光学積層体 |
| EP1997624A3 (en) * | 2007-04-13 | 2009-06-03 | MGC Filsheet Co., Ltd. | A multi-layered polarizing sheet, and a non-glaring product and a polarizing sheet for a liquid-crystal display comprising the polarizing sheet |
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