JPH0429377A - n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極 - Google Patents
n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極Info
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- JPH0429377A JPH0429377A JP2134722A JP13472290A JPH0429377A JP H0429377 A JPH0429377 A JP H0429377A JP 2134722 A JP2134722 A JP 2134722A JP 13472290 A JP13472290 A JP 13472290A JP H0429377 A JPH0429377 A JP H0429377A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明はn型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミック電極
に関する。
に関する。
半導体立方晶窒化ホウ素はダイオード、トランジスタ、
センサなどの半導体デバイスの新しい材料として注目さ
れている。立方晶窒化ホウ素は絶縁体のものが広く知ら
れているが、ここで対象にするのは比抵抗の低い半導体
立方晶窒化ホウ素である。 立方晶窒化ホウ素は広い禁制帯幅(7,0eV)を持ち
、耐熱温度が高< (1300°C)、化学的にも安定
である。このため半導体立方晶窒化ホウ素は優れた耐環
境、パワー用デバイス、或は青色発光素子の材料として
強い期待が寄せられている。 立方晶窒化ホウ素は天然には存在せず、高圧合成によっ
て形成することが出来る。また、近年気相合成による薄
膜の形成も報告されている。 p型立方品窒化ホウ素は、ベリリウム(Be)をドープ
することによって得られる。 一方、n型立方品窒化ホウ素はイオウ(S)、シリコン
(Sl)をドープすることによって得られる。現在のと
ころ、高圧合成法を用いて、p型室方晶窒化ホウ素を種
結晶としてさらにn型立方品窒化ホウ素を連続成長させ
ることにより、pn接合ダイオードが試作されている。 このpn接合ダイオードは650°Cまでダイオード特
性を示す。さらに電流注入により340nmを中心に紫
外〜青色光の発光を示すことが報告されている。 金属と半導体の接合面はショットキー接合であるかオー
ミック接合であるかである。ショットキー接合は整流性
があって、逆方向に電流が流れない。 半導体デバイスを作る場合、オーミック接続できる電極
の形成は極めて重要である。オーミック電極というのは
、ここを通る電流、電圧特性がオームの法則に従い順逆
方向に対称であるものを意味する。またできるだけ接触
抵抗が小さいほうがよい。接触抵抗というのは単位接触
面を単位電流が流れるために印加すべき電圧として定義
される。単位はΩ・cIe2である。 n型立方品窒化ホウ素の電極としては、銀(Ag)電極
、銀ペーストなどが用いられているが(■R1H,We
ntorf、Jr、:J、of Chew、 Phys
、 Vol、3B(1911i2)+390■O,MI
shlma、etc、:5clence Vol、23
8(1987)+81)、現在のところオーミック接続
が得られたという報告はない。
センサなどの半導体デバイスの新しい材料として注目さ
れている。立方晶窒化ホウ素は絶縁体のものが広く知ら
れているが、ここで対象にするのは比抵抗の低い半導体
立方晶窒化ホウ素である。 立方晶窒化ホウ素は広い禁制帯幅(7,0eV)を持ち
、耐熱温度が高< (1300°C)、化学的にも安定
である。このため半導体立方晶窒化ホウ素は優れた耐環
境、パワー用デバイス、或は青色発光素子の材料として
強い期待が寄せられている。 立方晶窒化ホウ素は天然には存在せず、高圧合成によっ
て形成することが出来る。また、近年気相合成による薄
膜の形成も報告されている。 p型立方品窒化ホウ素は、ベリリウム(Be)をドープ
することによって得られる。 一方、n型立方品窒化ホウ素はイオウ(S)、シリコン
(Sl)をドープすることによって得られる。現在のと
ころ、高圧合成法を用いて、p型室方晶窒化ホウ素を種
結晶としてさらにn型立方品窒化ホウ素を連続成長させ
ることにより、pn接合ダイオードが試作されている。 このpn接合ダイオードは650°Cまでダイオード特
性を示す。さらに電流注入により340nmを中心に紫
外〜青色光の発光を示すことが報告されている。 金属と半導体の接合面はショットキー接合であるかオー
ミック接合であるかである。ショットキー接合は整流性
があって、逆方向に電流が流れない。 半導体デバイスを作る場合、オーミック接続できる電極
の形成は極めて重要である。オーミック電極というのは
、ここを通る電流、電圧特性がオームの法則に従い順逆
方向に対称であるものを意味する。またできるだけ接触
抵抗が小さいほうがよい。接触抵抗というのは単位接触
面を単位電流が流れるために印加すべき電圧として定義
される。単位はΩ・cIe2である。 n型立方品窒化ホウ素の電極としては、銀(Ag)電極
、銀ペーストなどが用いられているが(■R1H,We
ntorf、Jr、:J、of Chew、 Phys
、 Vol、3B(1911i2)+390■O,MI
shlma、etc、:5clence Vol、23
8(1987)+81)、現在のところオーミック接続
が得られたという報告はない。
オーミック接続形成技術は半導体デバイスを製作する上
で、必要不可欠の重要な技術である。さらにオーミック
接続が得られたならば、できるだけオーミック接続部の
接触抵抗が小さいことが望ましい。通常の電子デバイス
の接触抵抗としては1O−2Ω・Cm2以下が用いられ
ており、高速、高周波デバイスではさらに小さい10−
4Ω・Cm2以下の接触抵抗が要求されている。 作成した接続がオーミック的ではなくショットキー的な
らば、作製したデバイスに電流を流そうとしても、接続
電極部のショットキー障壁のため有効に電流が注入でき
ず、デバイスへの電流注入効率が低い。また、接続電極
部での抵抗も大きいため電圧降下が著しく、デバイスに
かかる実効印加電圧が小さくなる。これらのためデバイ
スとして充分な特性が得られない。さらに、接触電極部
での発熱の問題も大きな難点となる。 従って、半導体立方晶窒化ホウ素を半導体デバイスの材
料として活用できるためには、オーミック電極の形成が
必要不可欠である。 本発明の課題はオーミック接続電極をn型半導体立方晶
窒化ホウ素上に形成する事である。
で、必要不可欠の重要な技術である。さらにオーミック
接続が得られたならば、できるだけオーミック接続部の
接触抵抗が小さいことが望ましい。通常の電子デバイス
の接触抵抗としては1O−2Ω・Cm2以下が用いられ
ており、高速、高周波デバイスではさらに小さい10−
4Ω・Cm2以下の接触抵抗が要求されている。 作成した接続がオーミック的ではなくショットキー的な
らば、作製したデバイスに電流を流そうとしても、接続
電極部のショットキー障壁のため有効に電流が注入でき
ず、デバイスへの電流注入効率が低い。また、接続電極
部での抵抗も大きいため電圧降下が著しく、デバイスに
かかる実効印加電圧が小さくなる。これらのためデバイ
スとして充分な特性が得られない。さらに、接触電極部
での発熱の問題も大きな難点となる。 従って、半導体立方晶窒化ホウ素を半導体デバイスの材
料として活用できるためには、オーミック電極の形成が
必要不可欠である。 本発明の課題はオーミック接続電極をn型半導体立方晶
窒化ホウ素上に形成する事である。
本発明のn型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミック電極
は、n型半導体立方晶窒化ホウ素上にB、AJl(a、
Inのうち少なくともひとつの元素からなる金属によ
って電極を形成したものである。
は、n型半導体立方晶窒化ホウ素上にB、AJl(a、
Inのうち少なくともひとつの元素からなる金属によ
って電極を形成したものである。
【 作 用 ]
本発明においては、BN^11Ga11nのうち少なく
ともひとつの元素からなる金属をn型立方品窒化ホウ素
上に電極として形成するので、オーミック電極が得られ
る。 これは本発明者が実験を重ねて見いだしたものであり、
なぜBlAf、Ga11nのうち少なくともひとつの元
素からなる金属を用いるとオーミックになるのかという
ことは未だ明らかではないが、いくつかの可能性が考え
られる。 B 、’ 11、Ga11nのうち少なくともひとつの
元素からなる金属を電極としてn型立方品窒化ホウ素上
に形成する。この場合電極形成時の基板加熱、電極蒸着
時の輻射熱、或は電極形成後のアニールなどによって電
極構成元素、並びにホウ素、窒素が活性化し、電極/半
導体界面で相互拡散が生じる。 AI、Ga11nなどの元素は、窒素と反応しやすく容
易に窒化物(ナイトライド: AIN XGaN 11
nNetc、)を形成する。当然ながら電極がBからな
る場合も窒素はB中へ拡散する。また、AIはホウ化物
(ポライド: AIB2etc、)も形成し易い。これ
は良く知られている。ゆえに、電極構成元素、ならびに
ホウ素、窒素の相互拡散はより一層加速される。また、
相互拡散が生じる電極/半導体間に金属化合物層が形成
され、実質的な電極/半導体界面は半導体層中にシフト
し清浄な界面となる。 このとき、電極中への拡散により窒素がぬけた後の空孔
や欠陥が、立方晶窒化ホウ素に対するドナーとしてはた
らく可能性がある。事実、窒化ホウ素と同種類のm−■
族化合物であるGaNでは、ノンドープで極端なn型半
導体特性を示しておりその原因は窒素の抜けた空孔がド
ナーとなっているためと考えられる。 従って、相互拡散の結果、立方晶窒化ホウ素の電極との
界面付近の領域には、高濃度のドナーが存在するn層(
n層層)が形成される。もともとこの立方晶窒化ホウ素
はn型であるが、この平均ドナー濃度よりもかなり高ド
ナー濃度のn型となる。高濃度ドナーにより障壁層の厚
さが薄くなり、トンネル電流によりオーミックとなる。 理想的な場合、金属・半導体の接合がオーミックになる
かシミツトキーになるかは金属の仕事関数(峠)と半導
体の電子親和力(X8)によって決まるn型半導体の場
合、金属、半導体接合の障壁高さφ8は φ8 =φゆ −X 、 (
1)で表され となる。 しかし、現実の金属、半導体接合では金属・半導体接合
界面に欠陥が存在し、バンドギャップ中の中央付近に局
在準位(φ0=表面準位とも呼ぶ)を形成する。欠陥が
多いと半導体のフェルミ準位はこのφ。にピン止めされ
る。その結果、φ8は、半導体のバンドギャップをE8
とすると φ8=E8−φ0 ■ で表され、金属の種類にほとんど依存しなくなる当然φ
、>Oであるから金属・半導体接合はショットキーとな
る。この現象はピン止め効果として知られており、とく
に■−■族化合物半導体では顕著である。また、φ0は
Egの1/3〜1/2程度である。立方晶窒化ホウ素の
場合も、単元素物質ではないため多種類の表面欠陥が存
在しろる。また、現状の立方晶窒化ホウ素結晶は完全と
はいいがたく欠陥も多い、などの理由から、表面欠陥が
多くピン止め効果が起きていると考えられる。 ショットキー型の金属・n型半導体接合のバンド図を第
1図に示す。外側の金属のフェルミ準位1に半導体のフ
ェルミ準位2が連続する。半導体の中には伝導帯と価電
子帯があり、3は伝導帯の下端、4は価電子帯の上端で
ある。n型であるので伝導帯の下端3とフェルミ準位2
が近い。境界5でフェルミ準位は局在準位φ。にピン止
めされ、高さφ8の障壁ができる。境界5の近くでは、
ドナー密度が高いのでバンドが上向きに強く曲がる。電
子は伝導帯の下向きの湾曲部6に溜っているが、これら
がトンネル効果により金属中へ飛び出すことができる。 金属・半導体の境界の全てのドナーは電子を放出してい
るので、eの正電荷である。これは境界近傍にほぼ一様
に分布しているので、電場、電荷に関するガウスの式を
積分して次式が成立する。 d=〔2・L、・to・(φB −V ) / (e−
Nd)) ”” (3)d :空乏層幅 ε、 二手導体の比誘電率 ε。 :真空中の誘電率 ■ :印加電圧 e :電荷素置 Nd :半導体のドナー密度 これまでφ8はポテンシャルでエネルギーの次元を持つ
が以後これを電荷素置eで割った電圧の値として扱う。 この式から分かるように、半導体中のドナー密度が高く
なると、空乏層幅dが小さくなる。電子が薄い空乏層を
通過するのは容易であるので、この接触は低抵抗になる
のである。 より詳しく説明する。単位面積当たりの電流■はトンネ
ル電流であるので、 I =AT2exp (−2J’ (8r2me
U/h2)”” dx) (4)と書くことがで
きる、但しUは伝導帯の底から測った伝導電子のポテン
シャルである。ガウスの式を積分してUをXの関数とし
て、 U=e(φa−V)(1−(x/d)) 2 (5)の
ように求められる。 A=4πemek2/h3 (e)ただし
1は半導体中の電子有効質量、hはブランク定数、kは
ボルツマン定数Tは絶対温度である。自由電子の場合、
Aは+2OA/cm2に2である。 Xについて積分すると嘱 I =AT2expf −(φa V) /Voo
) (7)ただし、 Woo ” h Nd”” / 47r (401m1
De)”” (8)である、Nd== 10”cm
−3とし、1は自由電子質量、t、= lとすると、V
OOは0.5GVとなる。先にφ8の定義を述べたが、
高濃度にn型不純物がドーピングされるとφ8自体が下
がると考えられる。局材準位が増えて、φ0が上がるか
らである。Egは7eVであるがφ8は6〜3v程度に
さがる。勿論これはドーピングの濃度が境界近傍で極め
て大きいということを仮定している。vooが0.5
Vだとすれば(6)からこれはほぼオーミックと見なす
ことができる。ただし電圧は半導体側から金属電極に向
かう方向を正にとっている。 抵抗R0は電流を電圧で偏微分し、■=0として得られ
る。 このときのRcは次式で表せる。 Rc= (Voo/AT2)exp(φa/Voo)
(9)もしもNd= 10”cm−’とし
、自由電子の質量をm8とし、εo ” 1 、T =
300にとすると、Vo。=0.5GVで、前の係数
もexpの中にいれると、Rc=expf(φn10.
511i) IB、77) (1
0)φ8を6vとして、Rcは10−′]ΩCll12
7■として1O−2ΩCff12となる。 もしもNd= 1020c+n−3と仮定すると、vo
oは0.18Vとなり、 Rc= exp I(φB10.18)−17,91)
(11)例えばφ8が3vとすると
R8は1O−1Ωam2程度になる。φ8が2.5Vと
するとRcは1O−2Ωcm2程度になる。 このようにn型不純物を高濃度にドーピングすると、空
乏層の厚みdが減少する。また高濃度ドーピングにより
表面の局在準位が増えφ0が上がり、φ8が下がるとい
う効果もある。先にこれはバンドギャップ(7eV)の
1/2〜273程度と書いたがこれがもっと小さくなる
可能性もあるものと考えられる。 このように高濃度ドーピングを行い、ドナーの密度が高
くなればなるほど空乏層の厚みが減り、φBが低下して
トンネル電流が流れ易くなって、Rcが低くなり、オー
ミックとなる事が期待できる。しかしはっきりした事は
未だ分からない。不純物を高濃度にドーピングすればこ
のような効果が期待できるが、不純物の密度が多くなる
と電極の抵抗が増えるのでかえって望ましくない。適当
な濃度範囲があるのであろう。 さらに次のような可能性も考えられる。金属半導体界面
にホウ化物層、窒化物層が形成されたことにより、界面
および界面近傍に欠陥が大量に導入された可能性も考え
られる。第2図に示すように、境界5近傍に高密度の局
在準位7が存在すると、この準位を介して金属・半導体
間で電子の移動が可能となり電流が流れうる。局在準位
密度が高ければ高いほど電子の移動は容易になるので、
この接触は低抵抗となるのである。しかも遷移は双方向
に行われるからオーミックとなる。 この他にも、オーミックが得られるメカニズムとして様
々なものが考えられる。現在のところ、まだメカニズム
を特定するに至っていない。しかし本発明による電極と
することによりn型立方品窒化ホウ素上にオーミック接
続を形成することができる。 【 実 施 例 】 実施例によって本発明のオーミック電極をさらに詳しく
説明する。 高圧合成Siドープn型立方品窒化ホウ素上に、本発明
による電極としてB1A7E12、CrB2、SIR。 、WB、 AI、AjCulAISI、Ga1Galn
1GaSn1GaZn。 In、 lnMg11nSnを形成し、オーミック性を
評価した。Ga、In1Gainなどの低融点金属、低
融点合金の場合、電極材料を立方晶窒化ホウ素上の2カ
所にセットした後 N2雰囲気で400’C、5分の合
金化処理を行って形成した。電極のオーミック性はこの
電極間の電流−電圧特性を、電圧−10V〜+ IOV
の範囲で測定して判定した。 その他の電極は、基板温度を室温とし、材料によって真
空蒸着或はスパッタ法を用いて形成したさらに電極形成
後N2雰囲気で400°Cl2O分のアニールを行った
。なお、電極形成時に、メタマスクを用いて第3図に示
す電極パターンを立方晶窒化ホウ素上に形成した。電極
の厚みは、0.2〜0゜3j11程度である。電極は4
本ある。それぞれ長さが0.8mm 1幅が0 、1m
mである。平行に並んでおり間隔は0.1mm 10.
2mm 、 0.3mmである。電極のオーミック性は
これらの任意の電極間の電流−電圧特性を、電圧−10
V〜+IOVの範囲で測定して判定した。さらに、オー
ミック特性が得られた電極については、第3図に示す電
極パターンの2電極間の抵抗と電極距離から伝送線路モ
デルを用いて接触抵抗を求めた。 注)原子比は表示通り 表1から分かるように、n型立方品窒化ホウ素にたいし
て、BN Al、Ga、 11のうち少なくともひとつ
の元素からなる金属を電極とすることによりオーミック
特性を得ることができた。また、真空蒸着あるいはスパ
ッタで形成した電極の接触抵抗は10−2〜10−’Ω
cm”台であった。 この時、電極形成後に適度なアニールを行うことは有効
である。アニールの温度と時間は用いる電極材料によっ
て最適値が異なるが、100℃〜1800℃程度の温度
が好ましい。 但し、電極材料によってはアニール時に電極の酸化など
が進行するので、不活性ガス、N11l)+2或は真空
中でのアニールが望まれる。また、1000℃以上に昇
温する場合には、0゜が存在すると立方晶窒化ホウ素の
酸化や六方晶窒化ホウ素化が進行するので、やはり不活
性ガス、N2、N2或は真空中でのアニールが好ましい
。 また、真空蒸着やスパッタ法の場合、このアニールの代
わりに、電極形成時に適度に昇温しておく事も有効であ
る。この温度としては、電極材料にもよるが100℃〜
1800℃が望ましい。さらにn型半導体立方晶窒化ホ
ウ素に対して公知のドーパン) (Si+S etc
、)との合金を電極とすれば、より一層有効である。ま
た、本発明の電極とAu+ Agなどの抵抗の小さな電
極との多層構造とすればさらに効果がある。
ともひとつの元素からなる金属をn型立方品窒化ホウ素
上に電極として形成するので、オーミック電極が得られ
る。 これは本発明者が実験を重ねて見いだしたものであり、
なぜBlAf、Ga11nのうち少なくともひとつの元
素からなる金属を用いるとオーミックになるのかという
ことは未だ明らかではないが、いくつかの可能性が考え
られる。 B 、’ 11、Ga11nのうち少なくともひとつの
元素からなる金属を電極としてn型立方品窒化ホウ素上
に形成する。この場合電極形成時の基板加熱、電極蒸着
時の輻射熱、或は電極形成後のアニールなどによって電
極構成元素、並びにホウ素、窒素が活性化し、電極/半
導体界面で相互拡散が生じる。 AI、Ga11nなどの元素は、窒素と反応しやすく容
易に窒化物(ナイトライド: AIN XGaN 11
nNetc、)を形成する。当然ながら電極がBからな
る場合も窒素はB中へ拡散する。また、AIはホウ化物
(ポライド: AIB2etc、)も形成し易い。これ
は良く知られている。ゆえに、電極構成元素、ならびに
ホウ素、窒素の相互拡散はより一層加速される。また、
相互拡散が生じる電極/半導体間に金属化合物層が形成
され、実質的な電極/半導体界面は半導体層中にシフト
し清浄な界面となる。 このとき、電極中への拡散により窒素がぬけた後の空孔
や欠陥が、立方晶窒化ホウ素に対するドナーとしてはた
らく可能性がある。事実、窒化ホウ素と同種類のm−■
族化合物であるGaNでは、ノンドープで極端なn型半
導体特性を示しておりその原因は窒素の抜けた空孔がド
ナーとなっているためと考えられる。 従って、相互拡散の結果、立方晶窒化ホウ素の電極との
界面付近の領域には、高濃度のドナーが存在するn層(
n層層)が形成される。もともとこの立方晶窒化ホウ素
はn型であるが、この平均ドナー濃度よりもかなり高ド
ナー濃度のn型となる。高濃度ドナーにより障壁層の厚
さが薄くなり、トンネル電流によりオーミックとなる。 理想的な場合、金属・半導体の接合がオーミックになる
かシミツトキーになるかは金属の仕事関数(峠)と半導
体の電子親和力(X8)によって決まるn型半導体の場
合、金属、半導体接合の障壁高さφ8は φ8 =φゆ −X 、 (
1)で表され となる。 しかし、現実の金属、半導体接合では金属・半導体接合
界面に欠陥が存在し、バンドギャップ中の中央付近に局
在準位(φ0=表面準位とも呼ぶ)を形成する。欠陥が
多いと半導体のフェルミ準位はこのφ。にピン止めされ
る。その結果、φ8は、半導体のバンドギャップをE8
とすると φ8=E8−φ0 ■ で表され、金属の種類にほとんど依存しなくなる当然φ
、>Oであるから金属・半導体接合はショットキーとな
る。この現象はピン止め効果として知られており、とく
に■−■族化合物半導体では顕著である。また、φ0は
Egの1/3〜1/2程度である。立方晶窒化ホウ素の
場合も、単元素物質ではないため多種類の表面欠陥が存
在しろる。また、現状の立方晶窒化ホウ素結晶は完全と
はいいがたく欠陥も多い、などの理由から、表面欠陥が
多くピン止め効果が起きていると考えられる。 ショットキー型の金属・n型半導体接合のバンド図を第
1図に示す。外側の金属のフェルミ準位1に半導体のフ
ェルミ準位2が連続する。半導体の中には伝導帯と価電
子帯があり、3は伝導帯の下端、4は価電子帯の上端で
ある。n型であるので伝導帯の下端3とフェルミ準位2
が近い。境界5でフェルミ準位は局在準位φ。にピン止
めされ、高さφ8の障壁ができる。境界5の近くでは、
ドナー密度が高いのでバンドが上向きに強く曲がる。電
子は伝導帯の下向きの湾曲部6に溜っているが、これら
がトンネル効果により金属中へ飛び出すことができる。 金属・半導体の境界の全てのドナーは電子を放出してい
るので、eの正電荷である。これは境界近傍にほぼ一様
に分布しているので、電場、電荷に関するガウスの式を
積分して次式が成立する。 d=〔2・L、・to・(φB −V ) / (e−
Nd)) ”” (3)d :空乏層幅 ε、 二手導体の比誘電率 ε。 :真空中の誘電率 ■ :印加電圧 e :電荷素置 Nd :半導体のドナー密度 これまでφ8はポテンシャルでエネルギーの次元を持つ
が以後これを電荷素置eで割った電圧の値として扱う。 この式から分かるように、半導体中のドナー密度が高く
なると、空乏層幅dが小さくなる。電子が薄い空乏層を
通過するのは容易であるので、この接触は低抵抗になる
のである。 より詳しく説明する。単位面積当たりの電流■はトンネ
ル電流であるので、 I =AT2exp (−2J’ (8r2me
U/h2)”” dx) (4)と書くことがで
きる、但しUは伝導帯の底から測った伝導電子のポテン
シャルである。ガウスの式を積分してUをXの関数とし
て、 U=e(φa−V)(1−(x/d)) 2 (5)の
ように求められる。 A=4πemek2/h3 (e)ただし
1は半導体中の電子有効質量、hはブランク定数、kは
ボルツマン定数Tは絶対温度である。自由電子の場合、
Aは+2OA/cm2に2である。 Xについて積分すると嘱 I =AT2expf −(φa V) /Voo
) (7)ただし、 Woo ” h Nd”” / 47r (401m1
De)”” (8)である、Nd== 10”cm
−3とし、1は自由電子質量、t、= lとすると、V
OOは0.5GVとなる。先にφ8の定義を述べたが、
高濃度にn型不純物がドーピングされるとφ8自体が下
がると考えられる。局材準位が増えて、φ0が上がるか
らである。Egは7eVであるがφ8は6〜3v程度に
さがる。勿論これはドーピングの濃度が境界近傍で極め
て大きいということを仮定している。vooが0.5
Vだとすれば(6)からこれはほぼオーミックと見なす
ことができる。ただし電圧は半導体側から金属電極に向
かう方向を正にとっている。 抵抗R0は電流を電圧で偏微分し、■=0として得られ
る。 このときのRcは次式で表せる。 Rc= (Voo/AT2)exp(φa/Voo)
(9)もしもNd= 10”cm−’とし
、自由電子の質量をm8とし、εo ” 1 、T =
300にとすると、Vo。=0.5GVで、前の係数
もexpの中にいれると、Rc=expf(φn10.
511i) IB、77) (1
0)φ8を6vとして、Rcは10−′]ΩCll12
7■として1O−2ΩCff12となる。 もしもNd= 1020c+n−3と仮定すると、vo
oは0.18Vとなり、 Rc= exp I(φB10.18)−17,91)
(11)例えばφ8が3vとすると
R8は1O−1Ωam2程度になる。φ8が2.5Vと
するとRcは1O−2Ωcm2程度になる。 このようにn型不純物を高濃度にドーピングすると、空
乏層の厚みdが減少する。また高濃度ドーピングにより
表面の局在準位が増えφ0が上がり、φ8が下がるとい
う効果もある。先にこれはバンドギャップ(7eV)の
1/2〜273程度と書いたがこれがもっと小さくなる
可能性もあるものと考えられる。 このように高濃度ドーピングを行い、ドナーの密度が高
くなればなるほど空乏層の厚みが減り、φBが低下して
トンネル電流が流れ易くなって、Rcが低くなり、オー
ミックとなる事が期待できる。しかしはっきりした事は
未だ分からない。不純物を高濃度にドーピングすればこ
のような効果が期待できるが、不純物の密度が多くなる
と電極の抵抗が増えるのでかえって望ましくない。適当
な濃度範囲があるのであろう。 さらに次のような可能性も考えられる。金属半導体界面
にホウ化物層、窒化物層が形成されたことにより、界面
および界面近傍に欠陥が大量に導入された可能性も考え
られる。第2図に示すように、境界5近傍に高密度の局
在準位7が存在すると、この準位を介して金属・半導体
間で電子の移動が可能となり電流が流れうる。局在準位
密度が高ければ高いほど電子の移動は容易になるので、
この接触は低抵抗となるのである。しかも遷移は双方向
に行われるからオーミックとなる。 この他にも、オーミックが得られるメカニズムとして様
々なものが考えられる。現在のところ、まだメカニズム
を特定するに至っていない。しかし本発明による電極と
することによりn型立方品窒化ホウ素上にオーミック接
続を形成することができる。 【 実 施 例 】 実施例によって本発明のオーミック電極をさらに詳しく
説明する。 高圧合成Siドープn型立方品窒化ホウ素上に、本発明
による電極としてB1A7E12、CrB2、SIR。 、WB、 AI、AjCulAISI、Ga1Galn
1GaSn1GaZn。 In、 lnMg11nSnを形成し、オーミック性を
評価した。Ga、In1Gainなどの低融点金属、低
融点合金の場合、電極材料を立方晶窒化ホウ素上の2カ
所にセットした後 N2雰囲気で400’C、5分の合
金化処理を行って形成した。電極のオーミック性はこの
電極間の電流−電圧特性を、電圧−10V〜+ IOV
の範囲で測定して判定した。 その他の電極は、基板温度を室温とし、材料によって真
空蒸着或はスパッタ法を用いて形成したさらに電極形成
後N2雰囲気で400°Cl2O分のアニールを行った
。なお、電極形成時に、メタマスクを用いて第3図に示
す電極パターンを立方晶窒化ホウ素上に形成した。電極
の厚みは、0.2〜0゜3j11程度である。電極は4
本ある。それぞれ長さが0.8mm 1幅が0 、1m
mである。平行に並んでおり間隔は0.1mm 10.
2mm 、 0.3mmである。電極のオーミック性は
これらの任意の電極間の電流−電圧特性を、電圧−10
V〜+IOVの範囲で測定して判定した。さらに、オー
ミック特性が得られた電極については、第3図に示す電
極パターンの2電極間の抵抗と電極距離から伝送線路モ
デルを用いて接触抵抗を求めた。 注)原子比は表示通り 表1から分かるように、n型立方品窒化ホウ素にたいし
て、BN Al、Ga、 11のうち少なくともひとつ
の元素からなる金属を電極とすることによりオーミック
特性を得ることができた。また、真空蒸着あるいはスパ
ッタで形成した電極の接触抵抗は10−2〜10−’Ω
cm”台であった。 この時、電極形成後に適度なアニールを行うことは有効
である。アニールの温度と時間は用いる電極材料によっ
て最適値が異なるが、100℃〜1800℃程度の温度
が好ましい。 但し、電極材料によってはアニール時に電極の酸化など
が進行するので、不活性ガス、N11l)+2或は真空
中でのアニールが望まれる。また、1000℃以上に昇
温する場合には、0゜が存在すると立方晶窒化ホウ素の
酸化や六方晶窒化ホウ素化が進行するので、やはり不活
性ガス、N2、N2或は真空中でのアニールが好ましい
。 また、真空蒸着やスパッタ法の場合、このアニールの代
わりに、電極形成時に適度に昇温しておく事も有効であ
る。この温度としては、電極材料にもよるが100℃〜
1800℃が望ましい。さらにn型半導体立方晶窒化ホ
ウ素に対して公知のドーパン) (Si+S etc
、)との合金を電極とすれば、より一層有効である。ま
た、本発明の電極とAu+ Agなどの抵抗の小さな電
極との多層構造とすればさらに効果がある。
以上説明したように、n型半導体立方晶窒化ホウ素上に
B1に!、Ga11nのうち少なくともひとつの元素か
らなる金属を電極として形成することによって、n型半
導体窒化ホウ素に対してオーミック接続を得ることがで
きる。 この技術は半導体立方晶窒化ホウ素デバイスを作製する
上で必要不可欠であるから、あらゆるデバイス形成にお
いて有効である。
B1に!、Ga11nのうち少なくともひとつの元素か
らなる金属を電極として形成することによって、n型半
導体窒化ホウ素に対してオーミック接続を得ることがで
きる。 この技術は半導体立方晶窒化ホウ素デバイスを作製する
上で必要不可欠であるから、あらゆるデバイス形成にお
いて有効である。
第1図はn型半導体立方晶窒化ホウ素にB1A7、Ga
、 Inのうち少なくともひとつの元素からなる金属を
電極として形成した時、金属・半導体界面近傍に高濃度
ドナー層が形成された場合のバンド図。 第2図はn型半導体立方晶窒化ホウ素にB、A7、Ga
、 Inのうち少なくともひとつの元素からなる金属を
電極として形成した時、金属・半導体界面近傍に扁密度
な局在準位が形成された場合のバンド図。 第3図は真空蒸着やスパッタ法を用いた際に、半導体立
方晶窒化ホウ素と電極の接触抵抗を測定するときに用い
た電極パターンの平面図である。 斜線部が電極である。 I ・・・・電極のフェルミ準位 2・・・・半導体のフェルミ準位 3・・・・半導体の伝導帯の下端 4・拳・・半導体の価電子帯の上端 5・・・曇電極・半導体接合界面 発 明 者 富 川 唯 用
水 本 恒 暢 藤 1) 順 彦 第 図 培
、 Inのうち少なくともひとつの元素からなる金属を
電極として形成した時、金属・半導体界面近傍に高濃度
ドナー層が形成された場合のバンド図。 第2図はn型半導体立方晶窒化ホウ素にB、A7、Ga
、 Inのうち少なくともひとつの元素からなる金属を
電極として形成した時、金属・半導体界面近傍に扁密度
な局在準位が形成された場合のバンド図。 第3図は真空蒸着やスパッタ法を用いた際に、半導体立
方晶窒化ホウ素と電極の接触抵抗を測定するときに用い
た電極パターンの平面図である。 斜線部が電極である。 I ・・・・電極のフェルミ準位 2・・・・半導体のフェルミ準位 3・・・・半導体の伝導帯の下端 4・拳・・半導体の価電子帯の上端 5・・・曇電極・半導体接合界面 発 明 者 富 川 唯 用
水 本 恒 暢 藤 1) 順 彦 第 図 培
Claims (1)
- n型半導体立方晶窒化ホウ素上にボロン(B)、アル
ミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(I
n)の内少なくともひとつの金属によって、或はボロン
(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、イ
ンジウム(In)の内少なくともひとつを含む合金によ
って電極を形成した事を特徴とするn型半導体立方晶窒
化ホウ素のオーミック電極。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2134722A JPH0429377A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極 |
| US07/705,594 US5285109A (en) | 1990-05-24 | 1991-05-24 | Ohmic contact electrodes for n-type semiconductor cubic boron nitride |
| DE69122171T DE69122171T2 (de) | 1990-05-24 | 1991-05-24 | Ohmische Kontaktelektroden für N-Typ halbleitendes kubisches Bor-Nitrat |
| EP91108451A EP0458353B1 (en) | 1990-05-24 | 1991-05-24 | Ohmic contact electrodes for n-type semiconductor cubic boron nitride |
| US07/734,561 US5298461A (en) | 1990-05-24 | 1991-07-23 | Method of forming ohmic contact electrodes for n-type semiconductor cubic boron nitride |
| US08/060,530 US5422500A (en) | 1990-05-24 | 1993-05-13 | Ohmic contact electrodes for N-type semiconductor cubic boron nitride |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2134722A JPH0429377A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0429377A true JPH0429377A (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=15135072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2134722A Pending JPH0429377A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0429377A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5527735A (en) * | 1993-10-21 | 1996-06-18 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Ohmic electrode of n-type semiconductor cubic boron nitride and method of producing same |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP2134722A patent/JPH0429377A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5527735A (en) * | 1993-10-21 | 1996-06-18 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Ohmic electrode of n-type semiconductor cubic boron nitride and method of producing same |
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