JPH0429376A - n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極 - Google Patents
n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極Info
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- JPH0429376A JPH0429376A JP2134721A JP13472190A JPH0429376A JP H0429376 A JPH0429376 A JP H0429376A JP 2134721 A JP2134721 A JP 2134721A JP 13472190 A JP13472190 A JP 13472190A JP H0429376 A JPH0429376 A JP H0429376A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明はn型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミック接続
電極に関する。
電極に関する。
半導体立方晶窒化ホウ素はダイオード、トランジスタ、
センサなどの半導体デバイスの新しい材料として注目さ
れている。立方晶窒化ホウ素は絶縁体のものが広く知ら
れているが、ここで対象にするのは比抵抗の低い半導体
立方晶窒化ホウ素である。 立方晶窒化ホウ素は広い禁制帯幅(7,0eV)を持ち
、耐熱温度が高< (1300°C)、化学的にも安定
である。このため半導体立方晶窒化ホウ素は優れた耐環
境、パワー用デバイス、或は青色発光素子の材料として
強い期待が寄せられている。 立方晶窒化ホウ素は天然には存在せず、高圧合成によっ
て形成することが出来る。また、近年気相合成による薄
膜の形成も報告されている。 p型立方品窒化ホウ素は、べIJ IJウム(Be)を
ドープすることによって得られる。一方、n型立方品窒
化ホウ素はイオウ(S)、ソリコン(Si)をドープす
ることによって得られる。 現在のところ、高圧合成法を用いて、p型立方品窒化ホ
ウ素を種結晶としてさらにn型立方品窒化ホウ素を連続
成長させることにより、pn接合ダイオ〜ドが試作され
ている。このpn接合ダイオードは650°Cまでダイ
オード特性を示す。さらに電流注入により340nmを
中心に紫外〜青色光の発光を示すことが報告されている
。 半導体デバイスを作る場合、オーミック接続できる電極
の形成は極めて重要である。オーミック接続電極という
のは、ここを通る電流、電圧特性がオームの法則に従い
順逆方向に対称であるものを意味する。またできるだけ
接触抵抗が小さいほうがよい。接触抵抗というのは単位
接触面を単位電流が流れるために印加すべき電圧として
定義される。単位はΩ・Cm2である。 金属と半導体の接続は、オーミック接続であるかショッ
トキー接続であるかである。半導体と金属を接合すると
バンドが上方へ歪みバリヤを形成するので多くの場合シ
ョットキーとなりオーミックにはなり難い。 n型立方品窒化ホウ素の電極として未だ優れたものが無
い。従来は、銀(Ag)電極、銀ペーストなどが用いら
れているが(■R,H,Wentorf、Jr、:J、
ofCheIl、 Phys、 Vol、3G(196
2)+990■O,MIshlma、etc、:5cl
ence Vol、238(1987)181)、現在
のところオーミック接続が得られたという報告はない。
センサなどの半導体デバイスの新しい材料として注目さ
れている。立方晶窒化ホウ素は絶縁体のものが広く知ら
れているが、ここで対象にするのは比抵抗の低い半導体
立方晶窒化ホウ素である。 立方晶窒化ホウ素は広い禁制帯幅(7,0eV)を持ち
、耐熱温度が高< (1300°C)、化学的にも安定
である。このため半導体立方晶窒化ホウ素は優れた耐環
境、パワー用デバイス、或は青色発光素子の材料として
強い期待が寄せられている。 立方晶窒化ホウ素は天然には存在せず、高圧合成によっ
て形成することが出来る。また、近年気相合成による薄
膜の形成も報告されている。 p型立方品窒化ホウ素は、べIJ IJウム(Be)を
ドープすることによって得られる。一方、n型立方品窒
化ホウ素はイオウ(S)、ソリコン(Si)をドープす
ることによって得られる。 現在のところ、高圧合成法を用いて、p型立方品窒化ホ
ウ素を種結晶としてさらにn型立方品窒化ホウ素を連続
成長させることにより、pn接合ダイオ〜ドが試作され
ている。このpn接合ダイオードは650°Cまでダイ
オード特性を示す。さらに電流注入により340nmを
中心に紫外〜青色光の発光を示すことが報告されている
。 半導体デバイスを作る場合、オーミック接続できる電極
の形成は極めて重要である。オーミック接続電極という
のは、ここを通る電流、電圧特性がオームの法則に従い
順逆方向に対称であるものを意味する。またできるだけ
接触抵抗が小さいほうがよい。接触抵抗というのは単位
接触面を単位電流が流れるために印加すべき電圧として
定義される。単位はΩ・Cm2である。 金属と半導体の接続は、オーミック接続であるかショッ
トキー接続であるかである。半導体と金属を接合すると
バンドが上方へ歪みバリヤを形成するので多くの場合シ
ョットキーとなりオーミックにはなり難い。 n型立方品窒化ホウ素の電極として未だ優れたものが無
い。従来は、銀(Ag)電極、銀ペーストなどが用いら
れているが(■R,H,Wentorf、Jr、:J、
ofCheIl、 Phys、 Vol、3G(196
2)+990■O,MIshlma、etc、:5cl
ence Vol、238(1987)181)、現在
のところオーミック接続が得られたという報告はない。
オーミック接続形成技術は半導体デバイスを製作する上
で、必要不可欠の重要な技術である。さらにオーミック
接続が得られたならば、できるだけオーミック接続部の
接触抵抗が小さいことが望ましい。通常の電子デバイス
の接触抵抗としてはlo−2Ω・0m2以下が用いられ
ており、高速、高周波デバイスではさらに小さい10−
4Ω・Cm2以下の接触抵抗が要求されている。 作成した接続がオーミック的ではなくシl?7)キー的
ならば、作製したデバイスに電流を流そうとしても、接
続電極部のショットキー障壁のため有効に電流が注入で
きず、デバイスへの電流注入効率が低い。また、接続電
極部での抵抗も大きいため電圧降下が著しく、デバイス
にかかる実効印加電圧が小さくなる。これらのためデバ
イスとして充分な特性が得られない。さらに、接触電極
部での発熱の問題も大きな難点となる。 従って、半導体立方晶窒化ホウ素を半導体デバイスの材
料として活用できるためには、オーミック接続電極の形
成が必要不可欠である。 本発明の課題はオーミック接続電極をn型半導体立方晶
窒化ホウ素上に形成する事である。
で、必要不可欠の重要な技術である。さらにオーミック
接続が得られたならば、できるだけオーミック接続部の
接触抵抗が小さいことが望ましい。通常の電子デバイス
の接触抵抗としてはlo−2Ω・0m2以下が用いられ
ており、高速、高周波デバイスではさらに小さい10−
4Ω・Cm2以下の接触抵抗が要求されている。 作成した接続がオーミック的ではなくシl?7)キー的
ならば、作製したデバイスに電流を流そうとしても、接
続電極部のショットキー障壁のため有効に電流が注入で
きず、デバイスへの電流注入効率が低い。また、接続電
極部での抵抗も大きいため電圧降下が著しく、デバイス
にかかる実効印加電圧が小さくなる。これらのためデバ
イスとして充分な特性が得られない。さらに、接触電極
部での発熱の問題も大きな難点となる。 従って、半導体立方晶窒化ホウ素を半導体デバイスの材
料として活用できるためには、オーミック接続電極の形
成が必要不可欠である。 本発明の課題はオーミック接続電極をn型半導体立方晶
窒化ホウ素上に形成する事である。
本発明のn型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミック電極
は、n型半導体立方晶窒化ホウ素上にSlもしくはSを
含む金属或は合金によって電極を形成したものである。 SlもしくはSを含む母体としての電極材料はOr、w
lMn、 Co、Nl、PtN AglZnlWClM
nZn1NIQB、PtPdlAgAjなど任意である
。
は、n型半導体立方晶窒化ホウ素上にSlもしくはSを
含む金属或は合金によって電極を形成したものである。 SlもしくはSを含む母体としての電極材料はOr、w
lMn、 Co、Nl、PtN AglZnlWClM
nZn1NIQB、PtPdlAgAjなど任意である
。
本発明においては、SlもしくはSを含む金属或は合金
をn型立方品窒化ホウ素上に電極として形成するので、
オーミック接続電極が得られる。 これは本発明者が実験を重ねて見いだしたものである。 なぜSl、Sを含む金属或は合金を用いるとオーミック
になるのかということは未だ明らかではないが、次のよ
うに推論される。 SlもしくはSを含む金属或は合金を電極としてn型立
方品窒化ホウ素上に形成する。この場合電極形成時の基
板加熱、電極蒸着時の輻射熱、或は電極形成後のアニー
ルなどによって電極中のSlもしくはSが活性化する。 そして隣接する立方晶窒化ホウ素中に拡散してゆく、と
考えられる。 SlやSは立方晶窒化ホウ素中で有効なドナーとして作
用する。これは良く知られている。ゆえに、SlやSが
拡散した領域には、高濃度にドーピングされたn層(n
層層)が形成される。もともとこの立方晶窒化ホウ素は
n型であるが、この平均ドープ濃度よりもかなり高ドー
プ濃度のn型となる。高濃度ドーピングにより障壁層の
厚さが薄くなり、トンネル電流によりオーミックとなる
、と推論される。 理想的な場合、金属・半導体の接合がオーミックになる
かショットキーになるかは金属の仕事関数(峠)と半導
体の電子親和力(X−によって決まるここで金属の仕事
関数というのはフェルミレベルにある電子を無限遠に引
き出すに要するエネルギーである。半導体の電子親和力
というのは伝導帯の底にある電子を無限遠に引き出すの
に要するエネルギーである。n型半導体の場合、金属、
半導体接合の障壁高さφ8は φ8=φ、−X、 (1)で表され φ 8 〈 0 : オ − ミ
ッ りφ 6 〉 O: シ ョ ッ
ト キ −となる。φ8は障壁の高さであるので、これ
が正なら電子はこれにせき止められるのでショットキー
となり、これが負であれば障壁がないのでオーミックと
なる。この式から仕事関数の低い金属を電極に選べばオ
ーミック接続が得られるように見える。 しかし、現実の金属、半導体接合では金属・半導体接合
界面に欠陥が存在し、バンドギャップ中の中央付近に局
在準位(φ。:表面準位とも呼ぶ)を形成する。欠陥が
多いと半導体のフェルミ準位はこのφ。にピン止めされ
る。その結果、障壁高さφ8は、半導体のバンドギャッ
プをEgとするとφB=Eg−φ0 ■ で表され、金属の種類にほとんど依存しなくなるただし
φ。は価電子帯の上端から測っている。 これは局在準位に金属からの電子が自由に流入しこのレ
ベルを占めることができるので局在準位の上端が金属の
フェルミ面に一致し、半導体のフェルミ準位もこれに一
致するからである。 当然φ6〉0であるから金属・半導体接合はショットキ
ーとなる。この現象はピン止め効果として知られており
、とくに■−v族化合物半導体では顕著である。また、
通常φ。はE6の1/3〜172程度である。 立方晶窒化ホウ素の場合も、単元素物質ではないため多
種類の表面欠陥が存在しうる。また、現状の立方晶窒化
ホウ素結晶は完全とはいいがたく欠陥も多い、などの理
由から、表面欠陥が多くピン止め効果が起きていると考
えられる。 ショットキー型の金属LIn型半導体接合のバンド図を
第1図に示す。外側の金属のフェルミ準位1に半導体の
フェルミ準位2が連続する。半導体の中には伝導帯と価
電子帯があり、3は伝導帯の下端、4は価電子帯の上端
である。n型であるので伝導帯の下端3とフェルミ準位
2が近い。境界5でフェルミ準位は局在準位φ。にピン
止めされ、高さφ8の障壁ができる。境界5の近くでは
、ドナー密度が高いのでバンドが上向きに強く曲がる。 電子は伝導帯の下向きの湾曲部6に溜っているが、これ
らがトンネル効果により金属中へ飛び出すことができる
。金属・半導体の境界の全てのドナーは電子を放出して
いるので、eの正電荷である。これは境界近傍にほぼ一
様に分布しているのでこの部分は電子のない空乏層とな
る。この厚みは次のように計算できる。電場、電荷に関
するガウスの式を積分して、次式が成立する。 d=〔2・−・to・(φn V ) / (e−N
d):) ”” (3)d :空乏層幅 ε6 :半導体の比誘電率 ε0 =真空中の誘電率 V :印加電圧 e :電荷素置 Nd :半導体のドナー密度 これまでφ8はポテンシャルでエネルギーの次元を持つ
が以後これを電荷素置eで割った電圧の値として扱う。 この式から分かるように、半導体中のドナー密度が高く
なると、空乏層幅dが小さくなる。電子が薄い空乏層を
通過するのは容易であるので、この接触は低抵抗になる
のである。 より詳しく説明する。単位面積当たりの電流Iはトンネ
ル電流であるので、 ■ : A T 2exp (−2f (8r2me
U、/h2)”’ dx) (4)と書くことがで
きる、但しUは伝導帯の底から測った伝導電子のポテン
シャルである。ガウスの式%式%(5) によって与えられる。 A=4πeilek2/h3 (6)ただ
しmeは半導体中の電子有効質毒、hはブランク定数、
kはボルツマン定数である。自由電子の場合、Aは+2
OA/cm2K”である。Xについて積分すると、 I =AT2expl −(φa V) /Voo
) (7)ただし、 Voo” h Nd”’ / 4 π(to!gme
)”” (8)である、Nd= 10”cm−3
とし、1は自由電子質量、!1=1とすると、VOOは
0.5GVとなる。先にφ8の定義を述べたが、高濃度
にn型不純物がドーピングされるとφ8自体が下がると
考えられる。局材準位が増えて、φ0が上がるからであ
る。Egは7eVであるがφ8は6〜3V程度にさがる
。勿論これはドーピングの濃度が境界近傍で極めて大き
いということを仮定している。VOOが0.5 Vだと
すれば(6)からこれはほぼオーミックと見なすことが
できる。ただし電圧は半導体側から金属電極に向かう方
向を正にとっている。 抵抗R,は電流を電圧で偏微分し、■=0として得られ
る。 このときのR6は次式で表せる。 Rc=(Voo/AT2)exp(φn/Voo)
(9)もしもNd:= 10”cm−’と
し、自由電子の質量を1とし、Co ” 1、T :
300にとすると、Vo。=0.56Vで、前の係数も
expの中にいれると、Rc=expl(φB10.5
G)−111i、77) (10)
φ8を6vとして、Rcは1O−3ΩC1!127vト
シテl0−2ΩCm2となる。 もしもNd== 1020cm−3と仮定すると、vo
oは0.!8Vとなり、 Rc=expl(φn10.18) 17.91)
(+1)例えばφ8が3vとするとR6
は1O−1ΩCTfI2程度になる。φ8が2.5Vと
するとRoは1O−2Ωcm2程度になる。 このようにn型不純物を高濃度にドーピングすると、空
乏層の厚みdが減少する。また高濃度ドーピングにより
表面の局在準位が増えφ。が上がり、φ8が下がるとい
う効果もある。先にこれはバンドギャップ(7eV)の
1/2〜273程度と書いたがこれがもっと小さくなる
可能性もあるものと考えられる。 このように高濃度ドーピングを行い、ドナーの密度が高
くなればなるほど空乏層の厚みが減り、φBが低下して
トンネル電流が流れ易くなって、Roが低くなり、オー
ミックとなる事が期待できる。しかしはっきりした事は
未だ分からない。局在準位を電子がホッピング伝導して
いるのかもしれない。不純物を高濃度にドーピングすれ
ばこのような効果が期待できるが、不純物の密度が多く
なると電極の抵抗が増えるのでかえって望ましくない。 適当な濃度範囲があるのであろう。 本発明により、このような機構を利用して、n型立方品
窒化ホウ素上にオーミック接続を形成できる。
をn型立方品窒化ホウ素上に電極として形成するので、
オーミック接続電極が得られる。 これは本発明者が実験を重ねて見いだしたものである。 なぜSl、Sを含む金属或は合金を用いるとオーミック
になるのかということは未だ明らかではないが、次のよ
うに推論される。 SlもしくはSを含む金属或は合金を電極としてn型立
方品窒化ホウ素上に形成する。この場合電極形成時の基
板加熱、電極蒸着時の輻射熱、或は電極形成後のアニー
ルなどによって電極中のSlもしくはSが活性化する。 そして隣接する立方晶窒化ホウ素中に拡散してゆく、と
考えられる。 SlやSは立方晶窒化ホウ素中で有効なドナーとして作
用する。これは良く知られている。ゆえに、SlやSが
拡散した領域には、高濃度にドーピングされたn層(n
層層)が形成される。もともとこの立方晶窒化ホウ素は
n型であるが、この平均ドープ濃度よりもかなり高ドー
プ濃度のn型となる。高濃度ドーピングにより障壁層の
厚さが薄くなり、トンネル電流によりオーミックとなる
、と推論される。 理想的な場合、金属・半導体の接合がオーミックになる
かショットキーになるかは金属の仕事関数(峠)と半導
体の電子親和力(X−によって決まるここで金属の仕事
関数というのはフェルミレベルにある電子を無限遠に引
き出すに要するエネルギーである。半導体の電子親和力
というのは伝導帯の底にある電子を無限遠に引き出すの
に要するエネルギーである。n型半導体の場合、金属、
半導体接合の障壁高さφ8は φ8=φ、−X、 (1)で表され φ 8 〈 0 : オ − ミ
ッ りφ 6 〉 O: シ ョ ッ
ト キ −となる。φ8は障壁の高さであるので、これ
が正なら電子はこれにせき止められるのでショットキー
となり、これが負であれば障壁がないのでオーミックと
なる。この式から仕事関数の低い金属を電極に選べばオ
ーミック接続が得られるように見える。 しかし、現実の金属、半導体接合では金属・半導体接合
界面に欠陥が存在し、バンドギャップ中の中央付近に局
在準位(φ。:表面準位とも呼ぶ)を形成する。欠陥が
多いと半導体のフェルミ準位はこのφ。にピン止めされ
る。その結果、障壁高さφ8は、半導体のバンドギャッ
プをEgとするとφB=Eg−φ0 ■ で表され、金属の種類にほとんど依存しなくなるただし
φ。は価電子帯の上端から測っている。 これは局在準位に金属からの電子が自由に流入しこのレ
ベルを占めることができるので局在準位の上端が金属の
フェルミ面に一致し、半導体のフェルミ準位もこれに一
致するからである。 当然φ6〉0であるから金属・半導体接合はショットキ
ーとなる。この現象はピン止め効果として知られており
、とくに■−v族化合物半導体では顕著である。また、
通常φ。はE6の1/3〜172程度である。 立方晶窒化ホウ素の場合も、単元素物質ではないため多
種類の表面欠陥が存在しうる。また、現状の立方晶窒化
ホウ素結晶は完全とはいいがたく欠陥も多い、などの理
由から、表面欠陥が多くピン止め効果が起きていると考
えられる。 ショットキー型の金属LIn型半導体接合のバンド図を
第1図に示す。外側の金属のフェルミ準位1に半導体の
フェルミ準位2が連続する。半導体の中には伝導帯と価
電子帯があり、3は伝導帯の下端、4は価電子帯の上端
である。n型であるので伝導帯の下端3とフェルミ準位
2が近い。境界5でフェルミ準位は局在準位φ。にピン
止めされ、高さφ8の障壁ができる。境界5の近くでは
、ドナー密度が高いのでバンドが上向きに強く曲がる。 電子は伝導帯の下向きの湾曲部6に溜っているが、これ
らがトンネル効果により金属中へ飛び出すことができる
。金属・半導体の境界の全てのドナーは電子を放出して
いるので、eの正電荷である。これは境界近傍にほぼ一
様に分布しているのでこの部分は電子のない空乏層とな
る。この厚みは次のように計算できる。電場、電荷に関
するガウスの式を積分して、次式が成立する。 d=〔2・−・to・(φn V ) / (e−N
d):) ”” (3)d :空乏層幅 ε6 :半導体の比誘電率 ε0 =真空中の誘電率 V :印加電圧 e :電荷素置 Nd :半導体のドナー密度 これまでφ8はポテンシャルでエネルギーの次元を持つ
が以後これを電荷素置eで割った電圧の値として扱う。 この式から分かるように、半導体中のドナー密度が高く
なると、空乏層幅dが小さくなる。電子が薄い空乏層を
通過するのは容易であるので、この接触は低抵抗になる
のである。 より詳しく説明する。単位面積当たりの電流Iはトンネ
ル電流であるので、 ■ : A T 2exp (−2f (8r2me
U、/h2)”’ dx) (4)と書くことがで
きる、但しUは伝導帯の底から測った伝導電子のポテン
シャルである。ガウスの式%式%(5) によって与えられる。 A=4πeilek2/h3 (6)ただ
しmeは半導体中の電子有効質毒、hはブランク定数、
kはボルツマン定数である。自由電子の場合、Aは+2
OA/cm2K”である。Xについて積分すると、 I =AT2expl −(φa V) /Voo
) (7)ただし、 Voo” h Nd”’ / 4 π(to!gme
)”” (8)である、Nd= 10”cm−3
とし、1は自由電子質量、!1=1とすると、VOOは
0.5GVとなる。先にφ8の定義を述べたが、高濃度
にn型不純物がドーピングされるとφ8自体が下がると
考えられる。局材準位が増えて、φ0が上がるからであ
る。Egは7eVであるがφ8は6〜3V程度にさがる
。勿論これはドーピングの濃度が境界近傍で極めて大き
いということを仮定している。VOOが0.5 Vだと
すれば(6)からこれはほぼオーミックと見なすことが
できる。ただし電圧は半導体側から金属電極に向かう方
向を正にとっている。 抵抗R,は電流を電圧で偏微分し、■=0として得られ
る。 このときのR6は次式で表せる。 Rc=(Voo/AT2)exp(φn/Voo)
(9)もしもNd:= 10”cm−’と
し、自由電子の質量を1とし、Co ” 1、T :
300にとすると、Vo。=0.56Vで、前の係数も
expの中にいれると、Rc=expl(φB10.5
G)−111i、77) (10)
φ8を6vとして、Rcは1O−3ΩC1!127vト
シテl0−2ΩCm2となる。 もしもNd== 1020cm−3と仮定すると、vo
oは0.!8Vとなり、 Rc=expl(φn10.18) 17.91)
(+1)例えばφ8が3vとするとR6
は1O−1ΩCTfI2程度になる。φ8が2.5Vと
するとRoは1O−2Ωcm2程度になる。 このようにn型不純物を高濃度にドーピングすると、空
乏層の厚みdが減少する。また高濃度ドーピングにより
表面の局在準位が増えφ。が上がり、φ8が下がるとい
う効果もある。先にこれはバンドギャップ(7eV)の
1/2〜273程度と書いたがこれがもっと小さくなる
可能性もあるものと考えられる。 このように高濃度ドーピングを行い、ドナーの密度が高
くなればなるほど空乏層の厚みが減り、φBが低下して
トンネル電流が流れ易くなって、Roが低くなり、オー
ミックとなる事が期待できる。しかしはっきりした事は
未だ分からない。局在準位を電子がホッピング伝導して
いるのかもしれない。不純物を高濃度にドーピングすれ
ばこのような効果が期待できるが、不純物の密度が多く
なると電極の抵抗が増えるのでかえって望ましくない。 適当な濃度範囲があるのであろう。 本発明により、このような機構を利用して、n型立方品
窒化ホウ素上にオーミック接続を形成できる。
【 実 施 例 1】
実施例によって本発明のオーミック電極をさらに詳しく
説明する。 本発明の電極構造がどのような電極材料に適しているの
かをみるために、材料を変えて電極を作り、オーミック
性、接触抵抗を評価した。 電極の主成分は、金属や金属化合物である。具体的には
、Cr1W、Mn N Co1旧、pt、 Ag1Zn
1We、MnZn1N12B、 PtPd、 kgkl
にSlもしくはSを添加する。 立方晶窒化ホウ素は高圧合成のものを使用した。電極は
、基材の温度を400°Cとし、材料によって真空蒸着
、或はスパッタ法を用いて形成した。 また、電極材料中のSl濃度、S濃度は0.1%〜05
%のものを使用した。 この時メタルマスクを用いて第2図に示す電極パターン
を立方晶窒化ホウ素上に形成した。電極の厚みは、0.
2〜0.3μm程度である。M極は4本ある。それぞれ
長さが0.8mm %幅が0 、 Lmmである。 平行に並んでおり、間隔は(1,1mm 10.2mm
、 0.3mmである。電極のオーミック性はこれら
の任意の電極間の電流−電圧特性を、電圧−10V〜+
IOVの範囲で測定して判定した。オーミック特性が得
られた電極については、第2図に示す電極パターンの2
電極間の抵抗と電極距離から伝送線路モデルを用いて接
触抵抗を求めた。 Slを添加した場合の結果を表1に、Sを添加した場合
の結果を表2にそれぞれまとめる。 表 Slを含む電極の電流電圧特性、 接触抵抗 表2 Sを含む電極の電流電圧特性、 接触抵抗 種々の金属材料、 金属化合物について実施した が、表1、表2から分かるように全ての材料に対して、
接触抵抗は10−2〜lO−′Ωcm2台ではあるがオ
ーミック特性を得ることができた。 これは先程述べた、金属・半導体の境界での高濃度のド
ナー生成による電子のトンネル効果という推定を根拠づ
けるものである。 この時、電極形成後に適度なアニールを行うことはを効
である。金属電極に含まれるSi20を活性化し半導体
中に拡散しなければならないからである。 アニールの温度と時間は用いる電極材料によって最適値
が異なるが、300°C−1800°C程度の温度が好
ましい。但し、電極材料によってはアニール時に電極の
酸化などが進行するので、不活性ガス、N2、N2或は
真空中でのアニールが望まれる。また1000°C以上
に昇温する場合には、0□が存在すると立方晶窒化ホウ
素の酸化や大方品窒化ホウ素化が進行するので、やはり
不活性ガス、N11lH2或は真空中でのアニールが好
ましい。 また、このアニールの代わりに、電極形成時に適度に昇
温しでおく事も有効である。この温度としては、電極材
料にもよるが300°C−1800°Cが望ましい。
説明する。 本発明の電極構造がどのような電極材料に適しているの
かをみるために、材料を変えて電極を作り、オーミック
性、接触抵抗を評価した。 電極の主成分は、金属や金属化合物である。具体的には
、Cr1W、Mn N Co1旧、pt、 Ag1Zn
1We、MnZn1N12B、 PtPd、 kgkl
にSlもしくはSを添加する。 立方晶窒化ホウ素は高圧合成のものを使用した。電極は
、基材の温度を400°Cとし、材料によって真空蒸着
、或はスパッタ法を用いて形成した。 また、電極材料中のSl濃度、S濃度は0.1%〜05
%のものを使用した。 この時メタルマスクを用いて第2図に示す電極パターン
を立方晶窒化ホウ素上に形成した。電極の厚みは、0.
2〜0.3μm程度である。M極は4本ある。それぞれ
長さが0.8mm %幅が0 、 Lmmである。 平行に並んでおり、間隔は(1,1mm 10.2mm
、 0.3mmである。電極のオーミック性はこれら
の任意の電極間の電流−電圧特性を、電圧−10V〜+
IOVの範囲で測定して判定した。オーミック特性が得
られた電極については、第2図に示す電極パターンの2
電極間の抵抗と電極距離から伝送線路モデルを用いて接
触抵抗を求めた。 Slを添加した場合の結果を表1に、Sを添加した場合
の結果を表2にそれぞれまとめる。 表 Slを含む電極の電流電圧特性、 接触抵抗 表2 Sを含む電極の電流電圧特性、 接触抵抗 種々の金属材料、 金属化合物について実施した が、表1、表2から分かるように全ての材料に対して、
接触抵抗は10−2〜lO−′Ωcm2台ではあるがオ
ーミック特性を得ることができた。 これは先程述べた、金属・半導体の境界での高濃度のド
ナー生成による電子のトンネル効果という推定を根拠づ
けるものである。 この時、電極形成後に適度なアニールを行うことはを効
である。金属電極に含まれるSi20を活性化し半導体
中に拡散しなければならないからである。 アニールの温度と時間は用いる電極材料によって最適値
が異なるが、300°C−1800°C程度の温度が好
ましい。但し、電極材料によってはアニール時に電極の
酸化などが進行するので、不活性ガス、N2、N2或は
真空中でのアニールが望まれる。また1000°C以上
に昇温する場合には、0□が存在すると立方晶窒化ホウ
素の酸化や大方品窒化ホウ素化が進行するので、やはり
不活性ガス、N11lH2或は真空中でのアニールが好
ましい。 また、このアニールの代わりに、電極形成時に適度に昇
温しでおく事も有効である。この温度としては、電極材
料にもよるが300°C−1800°Cが望ましい。
【実施例2】
本発明は電極にSlもしくはSを含む金属、金属化合物
を用いる事に特徴がある。SlやSの濃度はどれくらい
が適当であるのかを調べた。 電極はPt5l (Ptの中にSlを幾らか含ませたも
の、原子比で1:1を意味しない) 、PtS (P
tの中にSを幾らか含ませたもの、原子比で1:1を意
味しない)であるが、Sl、Sの濃度を変えて、オーミ
ック性、接触抵抗を評価した。表3、表4にその結果を
示す。 立方晶窒化ホウ素は実施例1と同じく冨圧合成のものを
用いた。電極は真空蒸着法により、基板加熱なしで形成
し、N2+ N2(N2: 10%)雰囲気で8QO’
C11(1分のアニールを行った。 表3、表4から、今回のS I m度、5tlA度領域
では全てオーミックが得られている。また、srtM度
、S濃度と共に接触抵抗は減少するが、sns度、S濃
度が数%程度で最小値に達し、以降かえって増大するこ
とが分かる。また、過剰にSlあるいはS i/、1度
を高くすると、電極自身の抵抗が高くなるので望ましく
ない。実用的には電極材料の81濃度、S濃度は0.1
%程度で充分である。
を用いる事に特徴がある。SlやSの濃度はどれくらい
が適当であるのかを調べた。 電極はPt5l (Ptの中にSlを幾らか含ませたも
の、原子比で1:1を意味しない) 、PtS (P
tの中にSを幾らか含ませたもの、原子比で1:1を意
味しない)であるが、Sl、Sの濃度を変えて、オーミ
ック性、接触抵抗を評価した。表3、表4にその結果を
示す。 立方晶窒化ホウ素は実施例1と同じく冨圧合成のものを
用いた。電極は真空蒸着法により、基板加熱なしで形成
し、N2+ N2(N2: 10%)雰囲気で8QO’
C11(1分のアニールを行った。 表3、表4から、今回のS I m度、5tlA度領域
では全てオーミックが得られている。また、srtM度
、S濃度と共に接触抵抗は減少するが、sns度、S濃
度が数%程度で最小値に達し、以降かえって増大するこ
とが分かる。また、過剰にSlあるいはS i/、1度
を高くすると、電極自身の抵抗が高くなるので望ましく
ない。実用的には電極材料の81濃度、S濃度は0.1
%程度で充分である。
以上説明したように、n型半導体立方晶窒化ホウ素上に
51もしくはSを含む金属あるいは合金を電極として形
成することによって、n型半導体窒化ホウ素に対してオ
ーミック接続を得ることができる。 この技術は半導体立方晶窒化ホウ素デバイスを作製する
上で必要不可欠であるから、あらゆるデバイス形成にお
いて有効である。
51もしくはSを含む金属あるいは合金を電極として形
成することによって、n型半導体窒化ホウ素に対してオ
ーミック接続を得ることができる。 この技術は半導体立方晶窒化ホウ素デバイスを作製する
上で必要不可欠であるから、あらゆるデバイス形成にお
いて有効である。
第1図はn型半導体立方晶窒化ホウ素にSlもしくはS
を含む金属あるいは合金を電極として形成した時、金属
Φ半導体界面近傍に高濃度ドープ層が形成された場合の
バンド図。 第2図は半導体立方晶窒化ホウ素と電極の接触抵抗を測
定する時に用いた電極パターンの平面図である。斜線部
が電極である。 l am・・電極のフェルミ準位 2・・・・半導体のフェルミ準位 3・・・・半導体の伝導帯の下端 4φ・・・半導体の価電子帯の上端 5・・・・電極・半導体接合界面 発 明 者 富 川 唯 用
水 本 恒 暢 藤 1) 順 彦 第 図 第 図
を含む金属あるいは合金を電極として形成した時、金属
Φ半導体界面近傍に高濃度ドープ層が形成された場合の
バンド図。 第2図は半導体立方晶窒化ホウ素と電極の接触抵抗を測
定する時に用いた電極パターンの平面図である。斜線部
が電極である。 l am・・電極のフェルミ準位 2・・・・半導体のフェルミ準位 3・・・・半導体の伝導帯の下端 4φ・・・半導体の価電子帯の上端 5・・・・電極・半導体接合界面 発 明 者 富 川 唯 用
水 本 恒 暢 藤 1) 順 彦 第 図 第 図
Claims (1)
- n型半導体立方晶窒化ホウ素上にシリコン(Si)も
しくはイオウ(S)を含む金属或は合金によって電極を
形成したことを特徴とするn型半導体立方晶窒化ホウ素
のオーミック電極。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2134721A JPH0429376A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極 |
| US07/705,594 US5285109A (en) | 1990-05-24 | 1991-05-24 | Ohmic contact electrodes for n-type semiconductor cubic boron nitride |
| DE69122171T DE69122171T2 (de) | 1990-05-24 | 1991-05-24 | Ohmische Kontaktelektroden für N-Typ halbleitendes kubisches Bor-Nitrat |
| EP91108451A EP0458353B1 (en) | 1990-05-24 | 1991-05-24 | Ohmic contact electrodes for n-type semiconductor cubic boron nitride |
| US07/734,561 US5298461A (en) | 1990-05-24 | 1991-07-23 | Method of forming ohmic contact electrodes for n-type semiconductor cubic boron nitride |
| US08/060,530 US5422500A (en) | 1990-05-24 | 1993-05-13 | Ohmic contact electrodes for N-type semiconductor cubic boron nitride |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2134721A JPH0429376A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0429376A true JPH0429376A (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=15135048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2134721A Pending JPH0429376A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | n型半導体立方晶窒化ホウ素のオーミツク電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0429376A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5527735A (en) * | 1993-10-21 | 1996-06-18 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Ohmic electrode of n-type semiconductor cubic boron nitride and method of producing same |
| JP2015225860A (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-14 | 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. | 導電性材料およびこれを含む電子素子 |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP2134721A patent/JPH0429376A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5527735A (en) * | 1993-10-21 | 1996-06-18 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Ohmic electrode of n-type semiconductor cubic boron nitride and method of producing same |
| JP2015225860A (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-14 | 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. | 導電性材料およびこれを含む電子素子 |
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