JPH04297315A - 車両のサスペンシヨン装置 - Google Patents

車両のサスペンシヨン装置

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JPH04297315A
JPH04297315A JP6153991A JP6153991A JPH04297315A JP H04297315 A JPH04297315 A JP H04297315A JP 6153991 A JP6153991 A JP 6153991A JP 6153991 A JP6153991 A JP 6153991A JP H04297315 A JPH04297315 A JP H04297315A
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JP
Japan
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vehicle
suspension device
air spring
air
spring type
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Application number
JP6153991A
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English (en)
Inventor
Toru Takatsu
高津 徹
Isao Toda
功 任田
Naomune Moriyama
森山 尚宗
Tomohiro Hori
掘 智博
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、緩衝装置を介して車
体を弾性的に支持する様にした車両のサスペンシヨン装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通常走行、例えば、高速道路
を高速走行する場合の走行安定性と、悪路走行、例えば
、河川敷や山道等の多数の岩が露出した道を低速走行す
る場合の操作性能とでは、サスペンシヨンのロール剛性
に着目した場合、互いに反対の特性が要求される事は良
く知られている。即ち、高速走行時の走行安定性を確保
するためには、ロール剛性を高くして、車体姿勢を強く
保持し、横風を受けたり、カーブを曲がる際の横力に対
して、高いレベルで踏ん張る事が出来る様にしなければ
ならないものである。一方、悪路走行の走破性を確保す
るためには、ロール剛性を低くして、車体の横ゆれを防
止したり、サスペンシヨンストロークを有効に引き出し
たり、両輪における接地荷重を安定させることが出来る
様にしなければならないものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サスペンシヨン装置においては、例えば、実開昭63−
189705号公報に示される様に、リジツド式のサス
ペンシヨン装置が採用された状態で、高速走行時の走行
安定性を確保する様にすると、悪路の走破性が悪くなり
、一方、悪路の走破性を向上させようとすると、高速走
行時の走行安定性が悪化する事になる。
【0004】この発明は上述した課題に鑑みなされたも
ので、この発明の目的は、悪路走行時において、接地荷
重の変動を防止する事が出来る車両のサスペンシヨン装
置を提供することである。また、この発明の他の目的は
、高い次元で高速走行の安定性と悪路の走破性とを両立
させた状態で向上させる事の出来る車両のサスペンシヨ
ン装置を提供する事である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明に係わる車両のサスペンシヨン装置は、
車体の左右部分における上下動を緩衝させる緩衝手段と
、悪路走行時には前記緩衝手段によるロール剛性を弱め
、通常走行時には前記緩衝手段によるロール剛性を高め
るロール剛性変更手段とを具備する事を特徴としている
【0006】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置は、左右の車輪を互いに連結する軸が内蔵され
たアクスルハウジングを更に具備し、前記緩衝手段は、
このアクスルハウジングの両側部に設けられ、車体の車
幅方向両側部を夫々弾性的に支持する第1及び第2の緩
衝手段と、前記アクスルハウジングの中央部に設けられ
、前記車体の車幅方向中央部を弾性的に支持する第3の
緩衝手段とを具備する事を特徴としている。
【0007】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記第3の緩衝手段は、空気圧を可
変の第3のエアーばね式ダンパを備え、この第3のエア
ーばね式ダンパの空気圧は、制御手段により可変制御さ
れる事を特徴としている。また、この発明に係わる車両
のサスペンシヨン装置において、前記制御手段は、前記
第3のエアーばね式ダンパの空気圧を、通常走行モード
で実質的に零に設定し、悪路走行モードで所定値に維持
するように制御する事を特徴としている。
【0008】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記第1及び第2の緩衝手段は、夫
々、空気圧を可変の第1及び第2のエアーばね式ダンパ
を備え、これら第1及び第2のエアーばね式ダンパは、
前記制御手段により夫々の空気圧を制御される事を特徴
としている。また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記制御手段は、通常走行モードで
前記第3のエアーばね式ダンパの空気圧を実質的に零に
設定すると共に、前記第1及び第2のエアー式ダンパの
空気圧を第1の所定値に設定し、悪路走行モードで前記
第3のエアーばね式ダンパの空気圧を第2の所定値に維
持すると共に、前記第1及び第2のエアーばね式ダンパ
の空気圧を減少するように制御する事を特徴としている
【0009】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記制御手段は、前記第1の所定値
を、車速に応じて変更する事を特徴としている。また、
この発明に係わる車両のサスペンシヨン装置において、
前記制御手段は、前記第2の所定値を、前記第1の所定
値により規定される車高より高くなる様に設定する事を
特徴としている。
【0010】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記第1及び第2の緩衝手段は、車
体姿勢を安定させるための第1及び第2のスタビライザ
手段を夫々備えている事を特徴としている。また、この
発明に係わる車両のサスペンシヨン装置は、前記第1及
び第2のスタビライザ手段を、車体姿勢を安定させるス
タビライザオン状態と、安定させないスタビライザオフ
状態との間で、切り換え制御する制御手段を更に具備す
る事を特徴としている。
【0011】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記制御手段は、通常走行モードで
、前記第1及び第2のスタビライザ手段をスタビライザ
オン状態に設定し、悪路走行モードで、スタビライザオ
フ状態に設定する事を特徴としている。また、この発明
に係わる車両のサスペンシヨン装置において、前記第1
乃至第3の緩衝手段は、各々エアーばね式ダンパを備え
、各々のエアー圧は一定に保持されている事を特徴とし
ている。
【0012】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置は、左右の車輪を軸支する車輪支持部材に夫々
の外方端を連結された第1及び第2のアームを更に具備
し、前記緩衝手段は、これら第1及び第2のアームに夫
々設けられ、車体の車幅方向両側部を夫々弾性的に支持
する第1及び第2の緩衝手段と、前記第1及び第2のア
ームの夫々の内方端を互いに弾性的に連結する第3の緩
衝手段とを具備する事を特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記第1乃至第3の緩衝手段は、各
々エアーばね式ダンパを備えている事を特徴としている
【0014】
【作用】以上のように構成される車両のサスペンシヨン
装置においては、高速走行時等の通常走行状態において
は、両端に設けた第1及び第2の緩衝手段のみを作動さ
せ、第3の緩衝手段の緩衝作用を殺す様に用いる事によ
り、高いロール剛性を得て、走行安定性を確保すること
が出来る事になる。一方、悪路走行時においては、中央
に設けた第3の緩衝手段を作動させ、主としてこれによ
り車体を支持すると共に、両端に位置する第1及び第2
の緩衝手段の緩衝機能を弱める事により、低いロール剛
性を得て、接地荷重を安定させる事により、悪路の走破
性を確保することが出来る事になる。
【0015】
【実施例】以下に、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置の第1の実施例の構成を、添付図面の図1乃至
図7を参照して詳細に説明する。先ず、この第1の実施
例のサスペンシヨン装置10は、図1に概略的に示す様
に、前後・左右の合計4つの車輪に車体12を懸架させ
るための装置であり、左右の前輪FL,FRに車体12
の前方部分を懸架させるフロント側サスペンシヨン装置
10Aと、左右の後輪RL,RRに車体12の後方部分
を懸架させるためのリヤ側サスペンシヨン装置10Bと
から構成されている。
【0016】これらサスペンシヨン装置10A,10B
は、その構成を後に詳細に説明するが、複数のエアーば
ね式ダンパを有する緩衝装置14A,14Bを備えてお
り、このエアーばね式ダンパに圧縮空気を導入、換言す
れば、所定圧のエアを導入するために、サスペンシヨン
装置10は、エアー供給機構16を車体12内に備えて
いる。このエアー供給機構16は、図示しないエンジン
により駆動されるエアーポンプ18と、このエアーポン
プ18から吐出された圧縮空気を一時貯留するためのア
キユムレータ20と、このアキユムレータ20で蓄圧さ
れた圧縮空気を適宜フロント側及びリヤ側のサスペンシ
ヨン装置10A,10Bに供給するための弁機構22A
,22Bとから構成されている。
【0017】尚、エアーポンプ18と弁機構22A,2
2Bとには、制御ユニツト24が接続されており、この
制御ユニツト24の制御の下で、夫々駆動制御される様
になされている。ここで、この制御ユニツト24には、
現在車速を検出する車速センサ26と、前後の車高を夫
々検知する車高センサ28A,28Bとが接続されてお
り、車速センサ26からの検出車速情報(V)と、車高
センサ28A,28Bからの検出車高情報(H)とに基
づき、弁機構22A,22Bを駆動制御して、サスペン
シヨン装置10の懸架状態を制御する様に構成されてい
る。
【0018】ここで、図示しない運転席に着座したドラ
イバから届く範囲に、サスペンシヨン装置10A,10
Bを悪路走行モードと、これ以外の通常走行モードとに
ドライバによる手動で切り換えるためのマニユアルスイ
ツチ30が配設されている。このマニユアルスイツチ3
0は、オンされる事により悪路走行モードがまた、オフ
される事により通常走行モードが、夫々手動により設定
される様になされている。このマニユアルスイツチ30
は、制御ユニツト24に接続されており、これにマニユ
アルスイツチ30におけるモード設定情報を出力する様
に構成されている。一方、図示しないエンジンのトラン
スミツションには、現在設定されている変速段を示すイ
ンヒビタスイツチが取り付けられている。また、この車
両はこの第1の実施例においては四輪駆動車として構成
されており、図示していないが、後輪駆動モードと四輪
駆動モードとを切り換え設定する副変速機が設けられて
いる。そして、この副変速機には、現在設定された駆動
モードを示す副変速機用インヒビタスイツチ32が設け
られており、この副変速機用インヒビタスイツチ32も
制御ユニツト24に接続されており、これに駆動モード
情報を出力する様に構成されている。尚、この副変速機
用インヒビタスイツチ32からは、副変速機における後
輪駆動モードの設定状態を示す2D信号と、高速側四輪
駆動モードの設定状態を示す4H信号と、低速側四輪駆
動モードの設定状態を示す4L信号とが選択的に出力さ
れる様に構成されている。
【0019】以下に、図2及び図3を参照して、この発
明の特徴となるフロント側及びリヤ側サスペンシヨン装
置10A,10Bの構成を詳細に説明する。ここで、上
述した様に、この第1の実施例においては車両は四輪駆
動車であるので、フロント側及びリヤ側のサスペンシヨ
ン装置10A,10Bは、この発明の特徴に関して実質
的に同様に構成されている。このため、以下の説明にお
いては、フロント側サスペンシヨン装置10Aを代表し
て説明し、リヤ側サスペンシヨン装置10Bの説明を省
略すると共に、単に、サスペンシヨン装置10Aと略称
するものとする。
【0020】先ず、図2に示す様に、このサスペンシヨ
ン装置10Aは、両輪FL,FRの間で車幅方向に沿つ
て延出するアクスルハウジング34を備え、このアクス
ルハウジング34内には、図示していないが最終段ギヤ
やデイフアレンシヤルギヤ及びリヤアクスルシヤフトが
内蔵されており、これらが一体的に組み付けられて周知
のリジツトアクスル式(即ち、固定車軸式)のサスペン
シヨン構造が採用されている。尚、周知の様に、リヤア
クスルシヤフトの両端に、図示しないホイールサポート
を介して、左右の両輪FL,FRが接続され、リヤアク
スルシヤフトの回転に応じて駆動される様になされてい
る。
【0021】一方、上述したフロント側緩衝装置14A
は、このアクスルハウジング34の両端に位置した状態
で、車体12の前部の左右を夫々固定した弾性係数で弾
性的に支持するための第1及び第2のコイルスプリング
36,38と、これら第1及び第2のコイルスプリング
36,38に並設され、変更可能な弾性係数で弾性的に
支持するための第1及び第2の緩衝機構40,42を備
え、これら第1及び第2の緩衝機構40,42は、この
第1の実施例においては、エアーばね式ダンパから夫々
構成されている。また、このフロント側緩衝装置14A
は、アクスルハウジング34の中央部に位置した状態で
、車体12の前部の中央部の上下動を緩衝させるため第
3の緩衝機構44を備え、この第3の緩衝機構44は、
この第1の実施例においては、第1及び第2のエアーば
ね式ダンパ40,42と同一構成のエアーばね式ダンパ
から構成されている。ここで、これら第1乃至第3のエ
アーばね式ダンパ40,42,44は、夫々に供給され
るエアー圧に応じて、夫々の弾性係数を任意の値に設定
することが出来る様に同一に構成されているが、夫々の
構成は周知であるため、ここでの説明を省略する。
【0022】また、上述したエアー供給機構16を構成
する弁機構22Aは、このフロント側緩衝装置14Aに
備えられた第1乃至第3のエアーばね式ダンパ40,4
2,44に対応して夫々設けられた第1乃至第3の制御
弁46,48,50を備えている。これら第1乃至第3
の制御弁46,48,50は、上述した制御ユニツト2
4に接続され、これにより駆動制御される様になされて
いる。ここで、各制御弁46,48,50は、対応する
エアーばね式ダンパ40,42,44のエアーシリンダ
室をアキユムレータ20に接続させて、内部圧を高めさ
せる接続位置と、対応するエアーばね式ダンパ40,4
2,44のエアーシリンダ室を閉塞させて、内部空気圧
を保持させる閉塞位置と、対応するエアーばね式ダンパ
40,42,44のエアーシリンダ室を大気に開放させ
て、内部圧を低めさせる開放位置との間で移動可能に構
成されており、制御ユニツト24からの制御信号に基づ
き、所定の位置に移動駆動されてその位置に保持される
様になされている。尚、この制御ユニツト24は、車体
12の左右のバランスを保つために、第1及び第2の制
御弁46,48の制御量を同一となる様に制御するよう
設定されている。
【0023】このフロント側緩衝14Aの概略動作を説
明すれば、次の様になる。即ち、悪路を低速で走行する
悪路走行モード以外の通常走行モードにおいては、第1
及び第2のエアーばね式ダンパ40,42に対応する制
御弁46,48は共に閉塞位置にもたらされ、所定のエ
アー圧に維持された状態で、所定の弾性機能を果たす事
となると共に、中央に位置する第3のエアーばね式ダン
パ44に対応する制御弁50は開放位置にもたらされ、
この結果、この第3のエアーばね式ダンパ44のエアー
シリンダ室は大気に開放されて、その弾性機能を殺され
た状態、即ち、弾性支持しない状態となる。この結果、
この通常走行モードにおいては、車体12の前部は、両
端に夫々位置する第1及び第2のコイルスプリング36
,38と、第1及び第2のエアーばね式ダンパ40,4
2とにより上下動を緩衝させられる事となる。換言すれ
ば、この通常走行モードにおいては、車体12のロール
剛性は高く維持される事となる。
【0024】尚、この第1の実施例においては、詳細は
後述するが、通常走行モードが設定された状態において
、第1及び第2のエアーばね式ダンパ40,42に作用
するエアー圧を制御する事により、車高調整を行う様に
なされており、低速走行時には、目標車高(H1)を高
めの車高(H1H)となる様に設定し、高速走行時には
低めの車高(H1L)となる様に設定されている。
【0025】一方、上述した悪路走行モードにおいては
、第1及び第2のエアーばね式ダンパ40,42に対応
する制御弁46,48は共に一旦開放位置にもたらされ
、第1及び第2のエアーばね式ダンパ40,42の弾性
係数を低めた後に閉塞位置にもたらされ、所定の低めの
エアー圧に維持された状態で、弱めの弾性機能を果たす
事となると共に、中央に位置する第3のエアーばね式ダ
ンパ44に対応する制御弁50は接続位置にもたらされ
、所定のエアー圧に設定された後に閉塞位置にもたらさ
れ、所定の高めのエアー圧に維持された状態で、強めの
弾性機能を果たす状態となる。この結果、この悪路走行
モードにおいては、車体12の前部は、主として中央の
第3のエアーばね式ダンパ44により支持される事とな
り、左右へのロールが大きく許容される事となる。換言
すれば、この悪路走行モードにおいては、車体12のロ
ール剛性は低く設定される事となる。
【0026】尚、この第1の実施例においては、詳細は
後述するが、悪路走行モードが設定された状態において
、通常走行モードが設定された状態よりも高めの目標車
高(H2)が設定され、この目標車高(H2)となるよ
うに、第1乃至第3のエアーばね式ダンパ40,42,
44のエアー圧が設定される事となる。次に、図4乃至
図6のフローチヤート及び図7の線図を参照して、上述
した制御ユニツト24におけるフロント側緩衝装置14
Aを制御する制御手順を説明する。
【0027】先ず、図4に示す様に、図示しないイグニ
ツシヨンスイツチがオンされる事により、この制御手順
が開始される。そして、ステツプS10において、先ず
全てのデータ及び記憶内容が初期化される。この初期化
動作において、全てのフラグは「0」にリセツトされる
。この後、ステツプS12において、車速センサ26か
らの車速情報(V)に基づき、現在の走行車速を読み込
み、これを図示しないメモリに一旦記憶する。また、引
き続くステツプS14において、車高センサ28A,2
8Bからの車高情報(H)に基づき、現在の車体12の
車高を読み込み、これを図示しないメモリに一旦記憶す
る。更に、ステツプS16において、インヒビタスイツ
チ32からの駆動モード設定信号に基づき、副変速機で
現在設定されている駆動モードを読み込み、これを図示
しないメモリに一旦記憶する。
【0028】この後、ステツプS18において、上述し
たマニユアルスイツチ30がオンされているか否かを判
断する。このステツプS18においてNOと判断される
場合、即ち、マニユアルスイツチ30において通常走行
モードが手動により設定されていると判断される場合に
は、ステツプS20において、副変速機用インヒビタス
イツチ32から4L信号が出力されているか否かを判断
する。このステツプS20においてNOと判断される場
合、即ち、副変速機において低速側の四輪駆動モードが
設定されていないと判断される場合には、上述したステ
ツプS18でのNOとの判断と相まつて、通常走行モー
ドが設定されていると判断し、図5に示されるステツプ
S22以下に進み、通常走行制御手順が実行される。
【0029】この通常走行制御手順の実行が開始される
と、図5に示す様に、先ず、ステツプS22において、
第3の制御弁50を開放位置に駆動制御する。この結果
、第3のエアーばね式ダンパ44は、そのエアーシリン
ダ室内のエアーを大気に開放され、実質的に弾性機能を
発揮しえない状態となる。この結果、車体12は両端に
位置する第1及び第2のエアーばね式ダンパ40,42
で支持される事となり、ロールが少なくなり、走行安定
性が確保される事となる。
【0030】この後、ステツプS24において、検出車
速に応じた目標車高(H1)を読み込む。尚、この第1
の実施例においては、図7に示す様に、車速の上昇状態
においては、70km/hを境として、それ以下を低速
領域、それより上を高速領域を設定し、車速の下降状態
においては、60km/hを境として、それ以下を低速
領域、それより上を高速領域を設定している。そして、
通常走行モード用の目標車高(H1)として、検出車速
(V)が低速領域にあると判断された場合には、高めの
車高(H1H)を設定し、一方、検出車速(V)が高速
領域にあると判断される場合には、低めの車高(H1L
)を設定する様になされている。このように高速領域で
の車高を低く押さえる事により、高速走行時における走
行安定性が更に担保される事となる。
【0031】この後、ステツプS26において、通常走
行モード用の目標車高(H1)に検出車高(H)が到達
しているか否かを判断する。このステツプS26におい
てNOと判断される場合、即ち、検出車高(H)が未だ
目標車高(H1)に到達していないと判断される場合に
は、引き続くステツプS28において、第1のタイマA
の起動状態を示すフラグF(TA)に「1」がセツトさ
れているかを判断する。このステツプS28においてN
Oと判断される場合、即ち、第1のタイマAが未だ起動
されていないと判断される場合には、ステツプS30に
おいて、第1のタイマAを起動する。尚、この第1の実
施例においては、第1のタイマAはカウントダウンタイ
マとして構成されており、これの起動に伴い、初期設定
された時間から順次カウントダウン動作を開始する事と
なる。そして、ステツプS32において、フラグF(T
A)に「1」をセツトし、第1のタイマAが起動されて
いる事を示し、引き続くステツプS34を実行する。
【0032】一方、上述したステツプS28においてY
ESと判断される場合、即ち、フラグF(TA)に「1
」がセツトされており、第1のタイマAが既に起動され
て現在カウントダウンを実行中であると判断される場合
には、ステツプS30及びステツプS32を実行するこ
となく、ステツプS34に直接進む事となる。このステ
ツプS34においては、第1のタイマAのカウント値が
「0」になつたか否かを判断し、NOと判断された場合
、即ち、第1のタイマAが未だ「0」になつていないと
判断される場合には、ステツプS24に戻り、これ以下
の制御手順を実行する。一方、ステツプS34において
YESと判断される場合、即ち、第1のタイマAで設定
された時間が経過しても、尚、検出車高(H)が目標車
高(H1)に至つていないと判断される場合には、以下
の制御動作で、第1及び第2の制御弁46,48を駆動
して、第1及び第2のエアーばね式ダンパ40,42の
エアー圧を変化させて、車高調整動作を実行する事とす
る。即ち、ステツプS34においてYESと判断される
と、ステツプS36において、フラグF(TA)を「0
」にリセツトし、引き続くステツプS38において、検
出車高(H)が目標車高(H1)に近づく様に、第1及
び第2の制御弁46,48を駆動制御する。
【0033】即ち、このステツプS38においては、詳
細は図示していないが、H<H1である場合には、第1
及び第2の制御弁46,48を所定時間だけ接続位置に
もたらし、アキユムレータ20から第1及び第2のエア
ーばね式ダンパ40,42のエアーシリンダ室に圧縮エ
アーを導入して、車高を上昇させる様にし、この後、第
1及び第2の制御弁46,48を閉塞位置に移動して、
そのエアー圧を維持する。一方、H>H1である場合に
は、第1及び第2の制御弁46,48を所定時間だけ開
放位置にもたらし、第1及び第2のエアーばね式ダンパ
40,42のエアーシリンダ室からエアーを抜き、車高
を下降させる様にし、この後、第1及び第2の制御弁4
6,48を閉塞位置に移動して、そのエアー圧を維持す
る。
【0034】このように、第1及び第2の制御弁46,
48を駆動制御した後、上述した図4に示すステツプS
12に戻り、これ以降の制御手順を再び実行する。一方
、上述したステツプS26においてYESと判断される
場合、即ち、検出車高(H)が目標車高(H1)と実質
的に一致したと判断される場合には、第1のタイマAの
カウントダウン動作中においても、ステツプS40に進
み、ここでフラグF(TA)を「0」にリセツトし、ス
テツプS12に戻ることとなる。このようにして、一連
の通常走行制御手順を終了して、初期化動作の直後に制
御手順をリターンする。
【0035】一方、上述したステツプS18においてY
ESと判断される場合、即ち、マニユアルスイツチ30
がオンしていて、悪路走行モードが手動により設定され
ていると判断される場合には、ステツプS42に進み、
ここで、検出車速(V)が所定の最低車速(V0 )以
上であるか否かを判断する。そして、このステツプS4
2においてYESと判断される場合、即ち、現在、車両
が最低速度(V0 )以上で走行していると判断される
場合には、例え、マニユアルスイツチ30により悪路走
行モードが設定されていても、実質的に悪路走行状態で
は無く、逆に、この悪路走行モードが設定される事によ
り、高速走行状態が安全に保たれない事となるので、強
制的に制御手順を通常走行側に戻すべく、上述したステ
ツプS20に飛ぶ。
【0036】また、このステツプS42においてNOと
判断される場合、即ち、現在、車両が最低速度(V0 
)よりも遅く速度で走行していると判断される場合には
、ステツプS44に進み、ここで、前回のステツプS1
8における判定手順でマニユアルスイツチ30がオフし
ていたか否かを判断する。このステツプS44において
YESと判断される場合、即ち、マニユアルスイツチ3
0がオフからオンに切り換えられた直後であると判断さ
れる場合には、ステツプS46に進み、ここで第3の制
御弁50を駆動制御して、この第3の制御弁50が車体
12の前部の緩衝動作を支配的に実行する事が出来る様
にする。このステツプS46においては、詳細には、所
定時間だけ、第3の制御弁50を接続位置に移動させ、
アキユムレータ20から圧縮エアーの供給を受け、第3
のエアーばね式ダンパ44のエアーシリンダ室の圧力を
所定値に設定し、この後、第3の制御弁50を閉塞位置
に移動させ、このエアーシリンダ室のエアー圧を維持さ
せる。このようにして、第3のエアーばね式ダンパ44
は所定の弾性係数で緩衝動作を実行し得る状態となる。 このようにステツプS46において第3の制御弁50を
駆動制御した後、引き続くステツプS48に進む。
【0037】また、上述したステツプS44においてN
Oと判断される場合、即ち、マニユアルスイツチ30が
オン状態に設定され続けられていると判断される場合に
は、既にステツプS46が実行されて、第3の制御弁5
0の駆動制御が終了しているものであるので、ステツプ
S46をスキツプして、直接ステツプS50に飛ぶ。一
方、上述したステツプS20においてYESと判断され
る場合、即ち、副変速機用インヒビタスイツチ32から
低速側四輪駆動モードが設定された事を示す4L信号が
出力されていると判断される場合には、ステツプS48
に進み、ここで、前回のステツプS20における判定手
順において、4L信号が出力されていたか否かを判断す
る。このステツプS48においてNOと判断される場合
、即ち、低速側四輪駆動モードが設定された直後である
と判断される場合には、上述したステツプS46に飛び
、第3の制御弁50の駆動制御を実行する。また、この
ステツプS48においてYESと判断された場合、即ち
、低速側四輪駆動モードが設定され続けられていると判
断される場合には、既にステツプS46が実行されて、
第3の制御弁50の駆動制御が終了していると判断され
るので、ステツプS46をスキツプして、直接ステツプ
S50に飛ぶ。
【0038】即ち、この第1の実施例においては、マニ
ユアルスイツチ32を介して手動により悪路走行モード
が設定された状態で、低速走行されていると判断される
場合と、副変速機において、低速側四輪駆動モードが設
定されている場合との何れかが成立した場合であつて、
夫々の成立時点においてのみ、第3のエアーばね式ダン
パ44に圧縮エアーの導入が許容される事となる。そし
て、このように第3のエアーばね式ダンパ44に圧縮エ
アーが導入され、所定の弾性係数で緩衝動作を実行し得
る状態となり、後述する様に、両端に位置する第1及び
第2のエアーばね式ダンパ40,42の弾性係数を小さ
く設定する事により、車体12は主としてこの中央の第
3のエアーばね式ダンパ44により支持される事となり
、ロール剛性は極めて小さなものとなる。この結果、車
体12の横ゆれは防止され、サスペンシヨンストローク
が有効に引き出される事となると共に、両輪FL,FR
の夫々の接地荷重の安定化が図られることとなる。
【0039】尚、上述した様にステツプS46において
第3の制御弁50を駆動制御する事により、車体12の
前部を主として第3のエアーばね式ダンパ44により支
持する事により、このまま第1及び第2のエアーばね式
ダンパ40,44のエアー圧を調節しなければ、車高が
無用に高くなされてしまう事となる。このような車高の
無用な上昇を防止するため、ステツプS50以下の制御
手順において、第3のエアーばね式ダンパ44の作動に
伴う車高調整動作を実行する。
【0040】この車高調整動作においては、先ず、ステ
ツプS50において、悪路走行モード用の目標車高(H
2)に検出車高(H)が到達しているか否かを判断する
。尚、この悪路走行モードの目標車高(H2)は、上述
した通常走行モードにおける目標車高(H1)よりも高
く、換言すれば、低速領域における高めの目標車高(H
1H)よりも高く設定され、悪路走破性を確保する様に
なされている。
【0041】このステツプS50においてNOと判断さ
れる場合、即ち、検出車高(H)が未だ目標車高(H2
)に到達していないと判断される場合には、引き続くス
テツプS52において、第2のタイマBの起動状態を示
すフラグF(TB)に「1」がセツトされているかを判
断する。このステツプS52においてNOと判断される
場合、即ち、第2のタイマBが未だ起動されていないと
判断される場合には、ステツプS54において、第2の
タイマBを起動する。尚、この第1の実施例においては
、第2のタイマBはカウントダウンタイマとして構成さ
れており、これの起動に伴い、初期設定された時間から
順次カウントダウン動作を開始する事となる。そして、
ステツプS56において、フラグF(TB)に「1」を
セツトし、第2のタイマBが起動されている事を示し、
引き続くステツプS58を実行する。
【0042】一方、上述したステツプS52においてY
ESと判断される場合、即ち、フラグF(TB)に「1
」がセツトされており、第2のタイマBが既に起動され
て現在カウントダウンを実行中であると判断される場合
には、ステツプS54及びステツプS56を実行するこ
となく、ステツプS58に直接進む事となる。このステ
ツプS58においては、第2のタイマBのカウント値が
「0」になつたか否かを判断し、NOと判断された場合
、即ち、第2のタイマBが未だ「0」になつていないと
判断される場合には、ステツプS50に戻り、これ以下
の制御手順を実行する。一方、ステツプS58において
YESと判断される場合、即ち、第2のタイマBで設定
された時間が経過しても、尚、検出車高(H)が目標車
高(H2)に至つていないと判断される場合には、以下
の制御動作で、第1及び第2の制御弁46,48を駆動
して、第1及び第2のエアーばね式ダンパ40,42の
エアー圧を変化させて、車高調整動作を実行する事とす
る。即ち、ステツプS58においてYESと判断される
と、ステツプS60において、フラグF(TB)を「0
」にリセツトし、引き続くステツプS62において、検
出車高(H)が目標車高(H2)に近づく様に、第1及
び第2の制御弁46,48を駆動制御する。
【0043】即ち、このステツプS62においては、詳
細は図示していないが、H<H2である場合には、第1
及び第2の制御弁46,48を所定時間だけ接続位置に
もたらし、アキユムレータ20から第1及び第2のエア
ーばね式ダンパ40,42のエアーシリンダ室に圧縮エ
アーを導入して、車高を上昇させる様にし、この後、第
1及び第2の制御弁46,48を閉塞位置に移動して、
そのエアー圧を維持する。一方、H>H2である場合に
は、第1及び第2の制御弁46,48を所定時間だけ開
放位置にもたらし、第1及び第2のエアーばね式ダンパ
40,42のエアーシリンダ室からエアーを抜き、車高
を下降させる様にし、この後、第1及び第2の制御弁4
6,48を閉塞位置に移動して、そのエアー圧を維持す
る。
【0044】このように、第1及び第2の制御弁46,
48を駆動制御した後、上述した図4に示すステツプS
12に戻り、これ以降の制御手順を再び実行する。一方
、上述したステツプS50においてYESと判断される
場合、即ち、検出車高(H)が目標車高(H2)と実質
的に一致したと判断される場合には、第2のタイマBの
カウントダウン動作中においても、ステツプS64に進
み、ここでフラグF(TB)を「0」にリセツトし、ス
テツプS12に戻ることとなる。このようにして、一連
の悪路走行制御手順を終了して、初期化動作の直後に制
御手順をリターンする。
【0045】以上詳述した様に、この第1の実施例にお
けるサスペンシヨン装置10A,10Bを構成する事に
より、即ち、車体の中央部を支持するエアーばね式ダン
パ44を単に設けるという極めて簡単な構成を採用する
事により、安価でありながら、悪路走行時における左右
両輪の接地荷重の変動を極力抑制することが出来、悪路
の走破性を向上させることが出来る事になる。この発明
は、上述した第1の実施例の構成に限定されることなく
、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であ
る事は言うまでもない。
【0046】例えば、上述した第1の実施例においては
、四輪駆動車にこの発明のサスペンシヨン装置を適用す
る様に説明したが、この発明は、このような構成に限定
されることなく、後輪駆動車や前進駆動車等の二輪駆動
車にも適用され得るものである。この場合、この発明の
サスペンシヨン装置は、駆動側に適用される事は言うま
でも無い。
【0047】また、上述した第1の実施例においては、
第1乃至第3のエアーばね式ダンパ40,42,44を
夫々のシリンダ室のエアー圧を可変となる様に、換言す
れば、夫々の弾性係数を可変とすることが出来る様に説
明したが、この発明は、このような構成に限定されるこ
となく、図8に第2の実施例として示す様に、第1乃至
第3のエアーばね式ダンパ40,42,44の夫々の弾
性係数を固定とするように構成しても良い。
【0048】以下に、図8及び図9を参照して、この発
明に係わるサスペンシヨン装置の第2の実施例の構成を
説明する。尚、以下の説明において、上述した第1の実
施例と同一部分には、同一符号を付して、その説明を省
略する。即ち、この第2の実施例のサスペンシヨン装置
52は、図8に示す様に、第1乃至第3のエアーばね式
ダンパ40,42,44の夫々の弾性係数は固定した状
態に設定され、従つて、これらには、エアー供給機構1
6が接続されていない。一方、図8から明らかな様に、
このサスペンシヨン装置52には、左右の前輪FL,F
Rが上下同相で動く場合には、ばねとしての機能を全く
持たずに、上下逆相で動く時、即ちローリングする際に
のみばね機能を強化する性能を持つスタビライザ機構5
4が取り付けられている。この実施例において、このス
タビライザ機構54は、その中央部分が、アクスルハウ
ジング34の中央部分に係止されたスタビライザロツド
56と、このスタビライザロツド56の左右両端を、夫
々車体12の前部の左右両端部の下面に連結する連結ロ
ツド58,60と、各連結ロツド58,60の中途部に
介設され、スタビライザロツド56の左右両端と車体1
2日面とを断続可能に接続するクラツチ機構62,64
とを備えている。
【0049】ここで、これらクラツチ機構62,64は
、夫々締結された状態で、スタビライザロツド56の両
端部と車体12の下面とを夫々固定的に連結し、スタビ
ライザ機構54におけるばね機能を発揮させることとな
り、一方、夫々切断された状態で、スタビライザロツド
56の両端部と車体12の下面とを夫々相対移動可能に
接続し、スタビライザ機構54におけるばね機能を殺す
事となる様に構成されている。そして、これらクラツチ
機構62,64には、制御ユニツト66が接続されてお
り、この制御ユニツト66の制御の下で、夫々の接断動
作が行われる様になされている。
【0050】即ち、この第2の実施例においては、第1
乃至第3のエアーばね式ダンパ40,42,44におけ
る弾性係数は、各々同一に設定されている。このため、
スタビライザ機構54がばね機能を発揮した状態におい
て、車体12のロール剛性は、このスタビライザ機構5
4におけるばね機能に基づく弾性係数と、両端に位置す
る第1及び第2のエアーばね式ダンパ40,42の弾性
係数とが合体された状態で規定される事となり、この結
果、そのロール剛性は高く設定される事となる。一方、
スタビライザ機構54のばね機能が殺された状態におい
て、車体12のロール剛性は、中央に位置する第3のエ
アーばね式ダンパ44が支配的に作用する事となり、こ
の結果、そのロール剛性は低く設定される事となる。
【0051】次に、図9に示すフローチヤートを参照し
て、この制御ユニツト66における制御手順を説明する
。先ず、図示しないイグニツシヨンスイツチがオンされ
る事により、この制御手順が開始される。そして、ステ
ツプS70において、先ず全てのデータ及び記憶内容が
初期化される。この初期化動作において、全てのフラグ
は「0」にリセツトされる。この後、ステツプS72に
おいて、車速センサ26からの検出車速信号に基づき、
現在走行中の車速情報を読み込み、これを図示しないメ
モリに一旦記憶すると共に、ステツプS74において、
インヒビタスイツチ32からの駆動モード設定信号に基
づき、副変速機で現在設定されている駆動モードを読み
込み、これを図示しないメモリに一旦記憶する。
【0052】この後、ステツプS76において、上述し
たマニユアルスイツチ30がオンされているか否かを判
断する。このステツプS76においてNOと判断される
場合、即ち、マニユアルスイツチ30において通常走行
モードが手動により設定されていると判断される場合に
は、ステツプS78において、副変速機用インヒビタス
イツチ32から4L信号が出力されているか否かを判断
する。このステツプS78においてNOと判断される場
合、即ち、副変速機において低速側の四輪駆動モードが
設定されていないと判断される場合には、上述したステ
ツプS76でのNOとの判断と相まつて、通常走行モー
ドが実質的に設定されていると判断し、ステツプS80
において、両クラツチ機構62,64を締結駆動し、ス
タビライザ機構54においてばね機能を発揮させる事と
なる。この結果、上述した様に、車体12のロール剛性
は高く設定される事となり、従つて、走行安定性が確保
される事となる。
【0053】このようにして、通常走行モードに応じた
高いロール剛性が設定され、制御手順は、上述したステ
ツプS72に戻り、これ以下の制御手順を実行する。一
方、上述したステツプS76においてYESと判断され
る場合、即ち、マニユアルスイツチ30がオンしていて
、悪路走行モードが手動により設定されていると判断さ
れる場合には、ステツプS82に進み、ここで、検出車
速(V)が所定の最低車速(V0 )以上であるか否か
を判断する。そして、このステツプS82においてYE
Sと判断される場合、即ち、現在、車両が最低速度(V
0 )以上で走行していると判断される場合には、例え
、マニユアルスイツチ30により悪路走行モードが設定
されていても、実質的に悪路走行状態では無く、逆に、
この悪路走行モードが設定される事により、高速走行状
態が安全に保たれない事となるので、強制的に制御手順
を通常走行側に戻すべく、上述したステツプS78に飛
ぶ。
【0054】また、このステツプS82においてNOと
判断される場合、即ち、現在、車両が最低速度(V0 
)よりも遅く速度で走行していると判断される場合には
、ステツプS84に進み、ここで両クラツチ機構62,
64を切断駆動し、スタビライザ機構54において、ば
ね機能を発揮させない状態とする。この結果、上述した
様に、ロール剛性は低く押さえられることとなり、従つ
て、悪路の走破性が向上する事となる。
【0055】このようにして、悪路走行モードに応じた
低いロール剛性が設定され、制御手順は、上述したステ
ツプS72に戻り、これ以下の制御手順を実行する。こ
のように第2の実施例を構成する事により、第1及び第
2のエアーばね式ダンパ40,42,44のエアー圧を
可変としなくとも、スタビライザ機構54を設け、これ
のばね機能を制御する事により、通常走行状態において
は、ロール剛性を高くし、悪路走行状態においては、ロ
ール剛性を低く設定することが出来る事となる。
【0056】また、上述した第1の実施例においては、
この発明に係わるサスペンシヨン装置をリジツトタイプ
のサスペンシヨンに適用する様に説明したが、この発明
は、このような構成に限定されることなく、図10に第
3の実施例として示す様に、ダブルウイツシユボーンタ
イプのサスペンシヨンに適用する事も出来るものである
【0057】以下に、図10を参照して、この発明に係
わる車両のサスペンシヨン装置の第3の実施例の構成を
説明する。尚、以下の説明において、上述した第1の実
施例と同一部分には、同一符号を付して、その説明を省
略する。図10に示す様に、第3の実施例のサスペンシ
ヨン装置68は、ダブルウイツシユボーン式に構成され
ており、その構成は周知であるため、ここでの詳細な説
明は省略するが、左右の車輪FL,FRはホイールサポ
ート70,72に回転自在に取り付けられ、各々略L字
状に形成され、各ホイールサポート70,72の下端に
は、各々が略L字状に形成されたロアアーム74,76
の外方端が枢動自在に枢着され、各ロアアーム74,7
6の内方の折曲部は、車体12の一部を構成するクロス
メンバ78の左右両端に各々回動自在に軸支されている
。また、各ホイールサポート70,72の上端には、各
々がI字状に形成されたアツパアーム80,82の外方
端が枢動自在に枢着され、各アツパアーム80,82の
内方端は、車体12に回動自在に軸支されている。
【0058】ここで、左右のロアアーム74,76には
、上述した第1及び第2のエアーばね式ダンパ40,4
2の下端が夫々連結され、これらダンパ40,42の上
端は、車体12の左右両端の下面に夫々連結されている
。一方、両ロアアーム74,76の夫々の内方端部は上
方に起立しており、これら起立した内方端部には、横倒
しされた第3のエアーばね式ダンパ44の左右両端が夫
々接続されている。尚、この第3の実施例においては、
左右に位置する第1及び第2のエアーばね式ダンパ40
,42には、共通の制御弁84を介してアキユムレータ
20に接続される構成が採用されているが、これは、上
述した第1の実施例における第1及び第2の制御弁46
,48を単に機能的に合体したものであり、その作用は
変わらないものである。
【0059】尚、これら制御弁50,84の駆動状態を
制御する制御ユニツト24は、上述した第1の実施例に
おける構成と実質的に同様であり、僅かに異なるのは、
第1の実施例においては、制御対象が第1乃至第3の制
御弁46,48,50であつたのが、制御弁50,84
となつた点であり、この場合、第1の実施例における第
1及び第2の制御弁46,48との表現を単に制御弁8
4と置き換える事により、第3の実施例における第1及
び第2のエアーばね式ダンパ40,42の制御手順が同
様に実行されるものである。
【0060】一方、この第3の実施例においては、通常
走行モードが設定されると、第1の実施例とは異なり、
第3のエアーばね式ダンパ44に高いエアー圧が導入さ
れ、両ロアアーム74,76のクロスメンバ78に対す
る回動が制限されることとなる。この結果、車体12の
上下動が両エアーばね式ダンパ40,42により減衰さ
れて、ロール剛性が高められる様になされている。一方
、この第3の実施例において、悪路走行モードが設定さ
れると、第3のエアーばね式ダンパ44のエアー圧は抜
かれ、両ロアアーム74,76のクロスメンバ78に対
する回動の制限が解除され、全く自由に許容される事と
なり、ロール剛性が低められる事となる。
【0061】尚、この第3の実施例においては、中央に
位置する第3のエアーばね式ダンパ44は、両ロアアー
ム74,76の間に介設される様に説明したが、この発
明は、このような構成に限定されることなく、上述した
第1の実施例の様に、クロスメンバ78と車体中央部の
下面との間に開設される様に構成しても良い。この場合
の第3のエアーばね式ダンパ44の制御手順は、上述し
た第1の実施例の場合と全く同様となる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した様に、この発明に係わる車
両のサスペンシヨン装置は、車体の左右部分における上
下動を緩衝させる緩衝手段と、悪路走行時には前記緩衝
手段によるロール剛性を弱め、通常走行時には前記緩衝
手段によるロール剛性を高めるロール剛性変更手段とを
具備する事を特徴としている。
【0063】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置は、左右の車輪を互いに連結する軸が内蔵され
たアクスルハウジングを具備し、前記緩衝手段は、この
アクスルハウジングの両側部に設けられ、車体の車幅方
向両側部を夫々弾性的に支持する第1及び第2の緩衝手
段と、前記アクスルハウジングの中央部に設けられ、前
記車体の車幅方向中央部を弾性的に支持する第3の緩衝
手段とを具備する事を特徴としている。
【0064】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記第3の緩衝手段は、空気圧を可
変の第3のエアーばね式ダンパを備え、この第3のエア
ーばね式ダンパの空気圧は、制御手段により可変制御さ
れる事を特徴としている。また、この発明に係わる車両
のサスペンシヨン装置において、前記制御手段は、前記
第3のエアーばね式ダンパの空気圧を、通常走行モード
で実質的に零に設定し、悪路走行モードで所定値に維持
するように制御する事を特徴としている。
【0065】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記第1及び第2の緩衝手段は、夫
々、空気圧を可変の第1及び第2のエアーばね式ダンパ
を備え、これら第1及び第2のエアーばね式ダンパは、
前記制御手段により夫々の空気圧を制御される事を特徴
としている。また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記制御手段は、通常走行モードで
前記第3のエアーばね式ダンパの空気圧を実質的に零に
設定すると共に、前記第1及び第2のエアー式ダンパの
空気圧を第1の所定値に設定し、悪路走行モードで前記
第3のエアーばね式ダンパの空気圧を第2の所定値に維
持すると共に、前記第1及び第2のエアーばね式ダンパ
の空気圧を減少するように制御する事を特徴としている
【0066】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記制御手段は、前記第1の所定値
を、車速に応じて変更する事を特徴としている。また、
この発明に係わる車両のサスペンシヨン装置において、
前記制御手段は、前記第2の所定値を、前記第1の所定
値により規定される車高より高くなる様に設定する事を
特徴としている。
【0067】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記第1及び第2の緩衝手段は、車
体姿勢を安定させるための第1及び第2のスタビライザ
手段を夫々備えている事を特徴としている。また、この
発明に係わる車両のサスペンシヨン装置は、前記第1及
び第2のスタビライザ手段を、車体姿勢を安定させるス
タビライザオン状態と、安定させないスタビライザオフ
状態との間で、切り換え制御する制御手段を更に具備す
る事を特徴としている。
【0068】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記制御手段は、通常走行モードで
、前記第1及び第2のスタビライザ手段をスタビライザ
オン状態に設定し、悪路走行モードで、スタビライザオ
フ状態に設定する事を特徴としている。また、この発明
に係わる車両のサスペンシヨン装置において、前記第1
乃至第3の緩衝手段は、各々エアーばね式ダンパを備え
、各々のエアー圧は一定に保持されている事を特徴とし
ている。
【0069】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置は、左右の車輪を軸支する車輪支持部材に夫々
の外方端を連結された第1及び第2のアームを更に具備
し、前記緩衝手段は、これら第1及び第2のアームに夫
々設けられ、車体の車幅方向両側部を夫々弾性的に支持
する第1及び第2の緩衝手段と、前記第1及び第2のア
ームの夫々の内方端を互いに弾性的に連結する第3の緩
衝手段とを具備する事を特徴としている。
【0070】また、この発明に係わる車両のサスペンシ
ヨン装置において、前記第1乃至第3の緩衝手段は、各
々エアーばね式ダンパを備えている事を特徴としている
。従つて、この発明によれば、悪路走行時において、接
地荷重の変動を防止する事が出来る車両のサスペンシヨ
ン装置が提供される事になる。また、この発明によれば
、高い次元で高速走行の安定性と悪路の走破性とを両立
させた状態で向上させる事の出来る車両のサスペンシヨ
ン装置が提供される事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる車両のサスペンシヨン装置の
第1の実施例の構成を概略的に示す側面図である。
【図2】リヤ側サスペンシヨン装置の構成を詳細に示す
斜視図である。
【図3】リヤ側サスペンシヨン装置の構成を概略的に示
す正面図である。
【図4】、
【図5】、
【図6】第1の実施例に係わる制御ユニツトにおけるサ
スペンシヨン装置の制御手順を示すフローチヤートであ
る。
【図7】通常走行モードにおける検出速度と目標車高と
の関係を示す線図である。
【図8】この発明に係わる車両のサスペンシヨン装置の
第2の実施例の構成を概略的に示す正面図である。
【図9】第2の実施例に係わる制御ユニツトにおけるサ
スペンシヨン装置の制御手順を示すフローチヤートであ
る。
【図10】この発明に係わる車両のサスペンシヨン装置
の第3の実施例の構成を概略的に示す正面図である。
【符号の説明】
10    サスペンシヨン装置(第1の実施例)、1
0A  フロント側サスペンシヨン装置、10B  リ
ヤ側サスペンシヨン装置、12    車体、 14A  フロント側緩衝装置、 14B  リヤ側緩衝装置、 16    エアー供給機構、 18    エアーポンプ、 20    アキユムレータ、 22A  フロント側弁機構、 22B  リヤ側弁機構、 24    制御ユニツト、 26    車速センサ、 28A  フロント側車高センサ、 28B  リヤ側車高センサ、 30    マニユアルスイツチ、 32    インヒビタスイツチ、 34    アクスルハウジング、 36;38  コイルスプリング、 40    第1の緩衝機構(第1のエアーばね式ダン
パ)、 42    第2の緩衝機構(第2のエアーばね式ダン
パ)、 44    第3の緩衝機構(第3のエアーばね式ダン
パ)、 46    第1の制御弁、 48    第2の制御弁、 50    第3の制御弁、 52    サスペンシヨン装置(第2の実施例)、5
4    スタビライザ機構、 56    スタビライザロツド、 58;60  連結ロツド、 62;64  クラツチ機構、 66    制御ユニツト、 68    サスペンシヨン装置(第3の実施例)、7
0;72  ホイールサポート、 74;76  ロアアーム、 78    クロスメンバ、 80;82  アツパアーム、そして 84    制御弁である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    車体の左右部分における上下動を
    緩衝させる緩衝手段と、悪路走行時には前記緩衝手段に
    よるロール剛性を弱め、通常走行時には前記緩衝手段に
    よるロール剛性を高めるロール剛性変更手段とを具備す
    る事を特徴とする車両のサスペンシヨン装置。
  2. 【請求項2】  左右の車輪を互いに連結する軸が内蔵
    されたアクスルハウジングを更に具備し、前記緩衝手段
    は、このアクスルハウジングの両側部に設けられ、車体
    の車幅方向両側部を夫々弾性的に支持する第1及び第2
    の緩衝手段と、前記アクスルハウジングの中央部に設け
    られ、前記車体の車幅方向中央部を弾性的に支持する第
    3の緩衝手段とを備える事を特徴とする請求項1に記載
    の車両のサスペンシヨン装置。
  3. 【請求項3】  前記第3の緩衝手段は、空気圧を可変
    の第3のエアーばね式ダンパを備え、この第3のエアー
    ばね式ダンパの空気圧は、制御手段により可変制御され
    る事を特徴とする請求項2に記載の車両のサスペンシヨ
    ン装置。
  4. 【請求項4】  前記制御手段は、前記第3のエアーば
    ね式ダンパの空気圧を、通常走行モードで実質的に零に
    設定し、悪路走行モードで所定値に維持するように制御
    する事を特徴とする請求項3に記載の車両のサスペンシ
    ヨン装置。
  5. 【請求項5】  前記第1及び第2の緩衝手段は、夫々
    、空気圧を可変の第1及び第2のエアーばね式ダンパを
    備え、これら第1及び第2のエアーばね式ダンパは、前
    記制御手段により夫々の空気圧を制御される事を特徴と
    する請求項3に記載の車両のサスペンシヨン装置。
  6. 【請求項6】  前記制御手段は、通常走行モードで前
    記第3のエアーばね式ダンパの空気圧を実質的に零に設
    定すると共に、前記第1及び第2のエアー式ダンパの空
    気圧を第1の所定値に設定し、悪路走行モードで前記第
    3のエアーばね式ダンパの空気圧を第2の所定値に維持
    すると共に、前記第1及び第2のエアーばね式ダンパの
    空気圧を減少するように制御する事を特徴とする請求項
    5に記載の車両のサスペンシヨン装置。
  7. 【請求項7】  前記制御手段は、前記第1の所定値を
    、車速に応じて変更する事を特徴とする請求項6に記載
    の車両のサスペンシヨン装置。
  8. 【請求項8】  前記制御手段は、前記第2の所定値を
    、前記第1の所定値により規定される車高より高くなる
    様に設定する事を特徴とする請求項7に記載の車両のサ
    スペンシヨン装置。
  9. 【請求項9】  前記第1及び第2の緩衝手段は、車体
    姿勢を安定させるための第1及び第2のスタビライザ手
    段を夫々備えている事を特徴とする請求項2に記載の車
    両のサスペンシヨン装置。
  10. 【請求項10】  前記第1及び第2のスタビライザ手
    段を、車体姿勢を安定させるスタビライザオン状態と、
    安定させないスタビライザオフ状態との間で、切り換え
    制御する制御手段を更に具備する事を特徴とする請求項
    9に記載の車両のサスペンシヨン装置。
  11. 【請求項11】  前記制御手段は、通常走行モードで
    、前記第1及び第2のスタビライザ手段をスタビライザ
    オン状態に設定し、悪路走行モードで、スタビライザオ
    フ状態に設定する事を特徴とする請求項10に記載の車
    両のサスペンシヨン装置。
  12. 【請求項12】  前記第1乃至第3の緩衝手段は、各
    々エアーばね式ダンパを備え、各々のエアー圧は一定に
    保持されている事を特徴とする請求項11に記載の車両
    のサスペンシヨン装置。
  13. 【請求項13】  左右の車輪を軸支する車輪支持部材
    に夫々の外方端を連結された第1及び第2のアームを更
    に具備し、前記緩衝手段は、これら第1及び第2のアー
    ムに夫々設けられ、車体の車幅方向両側部を夫々弾性的
    に支持する第1及び第2の緩衝手段と、前記第1及び第
    2のアームの夫々の内方端を互いに弾性的に連結する第
    3の緩衝手段とを具備する事を特徴とする請求項1に記
    載の車両のサスペンシヨン装置。
  14. 【請求項14】  前記第1乃至第3の緩衝手段は、各
    々エアーばね式ダンパを備えている事を特徴とする請求
    項13に記載の車両のサスペンシヨン装置。
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