JPH04298595A - 寒材 - Google Patents

寒材

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JPH04298595A
JPH04298595A JP3064882A JP6488291A JPH04298595A JP H04298595 A JPH04298595 A JP H04298595A JP 3064882 A JP3064882 A JP 3064882A JP 6488291 A JP6488291 A JP 6488291A JP H04298595 A JPH04298595 A JP H04298595A
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JP
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cryogen
salt
ice
temperature
fish
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Norio Nomura
教雄 野村
Michio Inoue
井上 通生
Mitsuo Shibata
芝田 光雄
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鮮魚貝類の低温輸送等
に用いられる寒材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鮮魚貝類の低温輸送等において通
常は氷が用いられ、0℃以下又はそれに近い温度で輸送
する必要がある場合は、氷に寒剤として食塩を添加して
用いられている。また、高級な鮮魚貝類の輸送の際のよ
うに一定の温度維持を要求されるような場合、塩類の微
妙な分割供給は難しく、この解決策として塩類を固形化
して用いることも試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近のように
高級魚等の低温輸送が多くなるに従い、鮮度維持の要求
は益々シビアとなり、特に氷点域における温度管理の重
要性が指摘されており、単に冷却するのではなく、冷却
輸送期間中絶えず温度を一定範囲に維持する温度コント
ロールが重要視され始めている。
【0004】一般に氷に食塩等の塩類を寒剤として用い
る場合、食塩と氷との混合によって相互に熱吸収が生じ
温度が漸次低下して塩類と氷との共融点近辺まで下がり
、氷と寒剤がなくなるにつれて次第に温度が上昇する。 鮮魚等に輸送の際には、一度に氷と寒剤とを接触させて
用いることが多く、そのために冷却の初期の段階におけ
る温度降下が大きくなり均一な温度コントロールが難し
い。
【0005】これまでの鮮魚貝類の低温輸送に際しては
、氷に寒剤を添加して、予め必要温度以上に冷却し、そ
の低温持続性によって目的地に到達するまでの低温維持
を計り、鮮魚貝類の鮮度を維持している。従って、目的
地に到達する所要時間が大きいほど、また目的地におけ
る鮮度を重要視するほど、初期の過冷却を大きくする必
要があり、この過冷却の影響により魚の種類によっては
、魚肉の味が低下して商品価値が大幅に下落することと
なる。特に金目鯛等においては、温度が−3℃以下とな
ると眼球に白濁を生じ、外観上商品価値が消滅するなど
の問題も生じている。
【0006】また、寒剤を使用するに際し、容器の側面
に一定間隔で寒剤を貼付しておくことにより、氷が溶解
して水位が上昇するに従い、側面に貼付した寒剤と順次
接触させて容器内を冷却する手法が提案されている(特
開平2−276528号公報)が、この手法によると冷
却に水を介在させる必要があるため、水切りを前提とし
た鮮魚貝類の輸送には適さず、仮に溶解水との共存輸送
が可能であるとしても輸送中の振動等により寒剤と水分
とが接触し易くなり、実用上温度コントロールが困難で
ある。
【0007】水切りを前提とした鮮魚貝類の輸送の場合
には、魚貝類の上に氷を載せ、その上に寒剤を置いて用
いられているが、この場合、寒剤と氷とが直接接触する
と触れた部分の温度低下が急速に生じ、温度降下にむら
を生ずることになり好ましくない。
【0008】本発明は、このような問題がなく、温度コ
ントロールが容易で且つ持続性に優れ、溶解水との共存
輸送が可能となる寒剤を提供することを課題とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を達成
するため本発明は、塩類の周囲が、少なくとも庶糖脂肪
酸エステルによって、被覆状に形成された組成物を用い
てタブレット状に成形された寒剤が、透水性の袋体に封
入されてなる寒材をその要旨とするものである。
【0010】以下、本発明を作用と共に詳細に説明する
【0011】本発明の寒材は、使用する寒剤として、寒
剤の主成分である食塩等塩類の周囲を、常温ないし氷結
点近辺において固体であって、且つ水に溶解し難い物質
によって被覆状に形成固形化することにより、氷と塩類
との接触を緩和し、急激な温度低下を抑制するようにし
たものであり、この条件を満たし且つ食品添加物として
認められた、食品衛生上安全な物質としての庶糖脂肪酸
エステルを主な添加物として選択したものであり、更に
その寒剤を透水性の袋体に封入することによって、より
一層、氷と接触した場合の作用を緩和し得るようになし
たものである。
【0012】本発明において用いられる庶糖脂肪酸エス
テルは、食塩に比べて粒子が極めて小さく寒剤として固
形化される際、庶糖脂肪酸エステルが食塩の周囲に被覆
状に位置し、寒剤の主成分である食塩が庶糖脂肪酸エス
テルを介した状態で一体化されている。
【0013】本発明に係る寒剤の主成分である塩類は、
食塩、塩化カリウム、塩化アンモニューム、塩化亜鉛等
が用いられるが、食品としての安全性やコスト面を考慮
すると食塩が好ましい。
【0014】したがって、食塩と庶糖脂肪酸エステルと
の組合せによる寒剤は、食品衛生上も問題がなく、鮮魚
等を対象とするものとして最も好ましい。
【0015】この際、食塩100重量%に対して庶糖脂
肪酸エステルを0.3〜1.0重量%の範囲で使用する
のが好ましく、0.3重量%未満では食塩と庶糖脂肪酸
エステルとの接触時における緩和効果に乏しく、1.0
重量%を越えると緩和効果が生じ過ぎ寒剤としての機能
が低下する。
【0016】また、寒剤の形態としては、庶糖脂肪酸エ
ステルによる塩類の周囲を被覆状に形成するのを確実と
するには固形化したものが効果的であり、取扱いも容易
となる。更に、寒剤を不織布で製した袋体等に封入して
用いれば更に扱い易くなる。
【0017】この場合、塩類は粘着性に乏しいため固形
化が難しく、仮に固形化し得たとしても、塩類特有の吸
湿性のため長期保存が困難となる等の問題があるが、寒
剤成分に砂糖などの少量の糖分を添加すれば製錠が容易
となりべと付きを防止することができる。塩類に対する
糖分の添加量としては、食塩と砂糖を例にとると10〜
20%程度が好ましい。
【0018】また、一般に製錠等の固形化の際、打錠を
容易とするために滑剤を用いることが多いが、庶糖脂肪
酸エステルはこの滑剤としての性能を併せ有しており、
必要に応じた形状の固形化が可能となる。
【0019】本発明においては、庶糖脂肪酸エステルの
HLB(Hydrophilic−Lipophili
c Balance) の値を6以下とするのが好まし
い。HLB は、界面活性剤等の組成物中における疎水
性物質に対する親水性物質の比率を表す値であり、この
値を6以下の疎水性比率の高いものとして水に溶解し難
くすることが好ましく、HLB の値が大きくなると水
分との親和性が高くなり溶解し易くなり緩和効果に乏し
いものとなる。
【0020】本発明の寒材に用いられる透水性の袋体と
しては、不織布、織物、編物、紙等任意の布帛類を用い
ることが可能であり、タブレットが保持可能な密度に形
成されていればよい。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0022】(実施例1)食塩100重量部と砂糖20
重量部の混合体に対して、庶糖脂肪酸エステル(HLB
値≒3)を0.3%添加し、良く混合した後、通常の加
圧打錠機を用いて5000kg/cm2の荷重下、直径
30mm、厚さ9mm、重さ12gの錠剤型の寒剤を作
成した。 この錠剤型の寒剤をポリエステル45%、レイヨン55
%からなる不織布の袋体に封入して本発明の寒材を作成
した。
【0023】この寒材を用いて次の実験を行った。 〔実験〕断熱性を有する発砲スチロール製容器(材厚2
cmで内径が幅23.5cm、奥行き15.5cm、高
さ15.0cmの箱)の中に5℃に冷却した鮮魚(魚体
重500g)と5℃に冷却した海水0.5lを入れた後
、1kgの氷を入れ、この上に上記の寒材2個を置き箱
の蓋をして密閉状態で魚体の経時的温度変化を測定した
ところ表1に示すような結果が得られた。また、実験終
了後の魚体の状態を調べたが良好な結果であった。
【0024】
【表1】
【0025】(実施例2)食塩100重量部と砂糖20
重量部の混合物に対して庶糖脂肪酸エステル(HLB≒
6)を0.5重量%添加し、良く混合した後、加圧打錠
機を用いて5500kg/cm2の加圧で直径30mm
、厚さ8.9mm、重さ12gの錠剤を作成した。これ
を不織布で包装して寒材を得、実施例1で用いた断熱性
を有する発砲スチロール製容器を使い、予め5℃に調温
した鮮魚(約250g魚体2匹)、1kgの砕氷及び塩
水(3.5%)0.5lと、同時に上記寒材3個(錠剤
12g/個)をセットして魚体温度の変化を測定し、表
2に示す結果が得られた。
【0026】
【表2】
【0027】(比較例)食塩のみを20g、30gを本
件発明の寒剤の錠剤の代替として使用し、実施例1で用
いた発砲スチロール製容器を使い予め5℃に調温した鮮
魚(約250g魚体/匹×2)と1kg砕氷、塩水(3
.5%)0.5lをセットして魚体の温度変化を測定し
、表3に示す結果を得た。なお、食塩は砕氷に一様にふ
りかけた。
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく本発明の
寒材は、寒剤の主成分である食塩等塩類の周囲を、常温
ないし氷結点近辺において固体であって、且つ水に溶解
し難い物質によって被覆されており、これを更に透水性
の袋体に封入しているので、氷に添加した際は氷と寒剤
との接触が緩和され、急激な冷却作用を抑制し、しかも
、寒材を氷の上に置いた場合は、氷と直接接触せず繊維
等の緩衝材を経由して水分と寒剤とが接触するために、
均質な面接触状態で、且つ持続性の高い温度コントロー
ルが可能となり、シビアな温度コントロールと長時間輸
送とが要求される高級鮮魚の輸送に好適なものとなる。 更に、寒剤の主成分として食塩を用いれば、庶糖脂肪酸
エステルと共に食品添加物として認められている安全性
の高いものであり、鮮魚貝類に付着しても全く支障が生
じないが、袋体に封入されているので付着が完全に防止
できるなどその効果は大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塩類の周囲を、庶糖脂肪酸エステルに
    よって、被覆状に形成された組成物を用いて、タブレッ
    ト状に成形された寒剤が、透水製の袋体に封入されてな
    る寒材。
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